43企画・取材、制作、放送編集・制作解 説申立人は審理の公正を期すため、取材テープそのものを申立人もしくは委員会に提出すべきだと主張した。関 連委員会審理と映像素材(159ページ)参 照民放連 報道指針5 透明性・公開性 (3) 報道活動によって得られた放送素材は原則として放送目的以外には使用しない。しかし、視聴者・聴取者の正当な視聴請求などには、誠意をもって対応することが必要である。編集過程での重要な変更は取材先に連絡編集過程で全面的なカットや重要な変更がなされた場合には、それを速やかに取材対象者に伝えることが望ましい。第5号 幼稚園報道(1998.10.26)(3)インタビュー編集インタビュー編集の自由一般には、事前の承諾を得て行った正当なインタビュー取材であれば、そこで撮影した素材のどの部分を利用するかは、原則として編集の裁量(放送局の編集の自由の範囲内)と考えられ、取材対象者の期待は法的には保護されないと考えられる。第48号 肺がん治療薬イレッサ報道への申立て(2013.3.28)解 説申立人は弛緩した表情での発言などインタビューに答えた発言が不正確、不公平に使用されたと主張したが、委員会は放送倫理上の問題があるとまではいえないとした。関 連第20号 女性国際戦犯法廷・番組出演者の申立て直撃インタビュー映像の使用答弁書および再答弁書において、被申立人は、本件「直撃」取材は真実
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