放送人権委員会 判断ガイド 2024
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170放送人権委員会 判断ガイド2024運営規則と委員会の任務審理入り後の審理対象・手続るか否かについては意見の一致を見ることはできなかったものの、その正確性を欠いたことにより深刻な結果を招いたことを重視し、名誉毀損をきたしかねない重大な放送倫理違反があったと認定する。第25号 産婦人科医院・行政指導報道(2005.7.28)解 説産婦人科医院の院長が、県や保健所から行政指導を受けた時期が明示されずに現在も違法行為を行っているかのように報道されたため、名誉、信用を毀損されたと申し立てた事案。委員会は、一般視聴者は最近の出来事と受け取るのが通常で真実性に問題があるという立場と、報道された事実に誤りがあったとは認められず真実性を満たしているという立場に分かれた。関 連「いつ」の明示は報道の基本(38ページ)

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