123人権侵害プライバシーの部分にはボカシがかかっており、声は基本的に加工されているものの、編集上のミスで、途中10秒余り加工されないままの肉声が流れ、これに続いて申立人の音声が加工されたかたちで同じ場面が繰り返し放送された。委員会は、プライバシー、肖像権の侵害はなく、放送倫理上の問題もないと判断したが、局に対して、ボカシの濃さや音声加工についての技術的な処理の問題、放送までの段取りの問題、プライバシー保護に対する関係者の意識の問題など、種々の観点から再発防止に向けた取り組みを強めることを要望した。
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