2008年8月に視聴者から寄せられた意見

2008年8月に視聴者から寄せられた意見

北京五輪が開催されたが、「競技知識のないゲスト・アナウンサーによる放送の質の低下」や「五輪中継への不適格なタレントの起用」についての批判・抗議をはじめ、「メダル、メダルと日本人選手への過度な期待の放送内容」や「日本人選手のタレント扱い」などへ批判が集中した。

2008年8月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は891件で、7月と比較し239件減少した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール56%、電話38%、ファクシミリ2%、郵送ほか4%。 男女別は男性70%、女性25%、不明5%で、世代別では30歳代23%、20歳代と40歳代各19%、50歳代と60歳以上各10%、10歳代5% の順となっている。

2008年8月に視聴者から寄せられた意見 891件

BPOに寄せられた意見内訳

意見分類 2008年8月件数 年度累計
人権等に関する意見 3 件 31 件
放送と青少年に関する意見 115 件 [ 意見内容 ] 819 件
放送番組全般にわたる意見 437 件 [ 意見内容 ] 3,083 件
BPOに関する意見・問い合わせ 29 件 374 件
その他(放送関連以外) 307 件 1,897 件
意見件数 計 891 件 6,204 件

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。8月通知数は339件(34放送局)であった。
またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し34件を全加盟社・局に送信している

意見概要

人権等に関する苦情

8月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 3件
    (個人又は直接の関係人からの要請)
  • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 65件
    (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

番組全般にわたる意見

【情報ワイド・バラエティー番組】関連913件(全体の102%)前月比234件の減少
意見の傾向 “指摘事項”(件数、全体の比率)

“不適切な内容、不適格な出演者”(522件:59%)
“低俗・下品な番組” (280件:31%)
“倫理観欠如、局の責任”など(111件:12%)

【報道・情報番組】関連381件(全体の43%)前月比189件の減少

“取材・報道のあり方・批判”(239件:27%)
“放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など(104件:12%)
“報道の公平・公正性と内容批判”(38件:4%)

*【情報ワイド・バラエティー番組】の意見合計数が意見総数を超えているが、これは1件の意見に複数の指摘項目が含まれているためである。

8月は北京五輪開催にともない、五輪に関した意見が月末までに92件寄せられた。意見の傾向は「放送内容批判」と「五輪放送における出演者批判」が68%に上り、「競技知識のないゲスト・アナウンサーによる放送の質の低下」や「五輪中継への不適格なタレントの起用」についての批判・抗議をはじめ、「メダル、メダルと日本人選手への過度な期待の放送内容」や「日本人選手のタレント扱い」などの指摘が集中した。更に「五輪放送のあり方・編成」に対する苦情・批判は意見全体の17%で、ほとんどがオリンピック放送時間の多さを批判し、「日本は今、様々な問題を抱えているがどこの放送局もオリンピック一色となっている」など放送局の使命や役割に対する指摘の他、同じ競技を複数の局が同時に放送することへの批判や、メダル獲得をした日本人選手の映像の繰返しなど、編成に関するものであった。
また、「五輪中継による通常番組中止措置」や「五輪中継に関する放送局への意見の際の局の対応」への批判・苦情は全体の15%となっている。
五輪放送以外では、「産科医無罪判決報道」に関して7件の意見が寄せられた他、夏休み期間中における
“性を扱った番組”や”番組中の出演者の暴力”などに、「不適切な内容」「不適格な出演者」「青少年への影響」を指摘する意見が目立った。また、ホラー映画などの番組宣伝(CM)に対する批判も寄せられた。
【放送局の電話応対や局の姿勢】に関する苦情・抗議141件(前月比30件の減少)
【CM関係】「不適切な表現・内容」などの指摘 49件(前月と同数)

青少年に関する意見

8月にBPOに寄せられた意見のうち、放送と青少年に関するものは115件と先月より76件減った。
今月は「夏休み期間中なのだから放送時間に配慮すべきだ」という意見が17件あり、目だった。
内容別では先月に引き続き、未成年を主役にした、性をテーマにした複数のドラマに対しての批判が多かった。

BPOに関する意見

29件の意見・問い合せのうち、BPOへの意見3件、問い合せ26件であった。

番組全般

【特記事項(北京五輪関連)】

  • 今年の北京オリンピック開催中は民放各局の各ニュース番組・ワイドショーともオリンピックがトップ項目になり、オリンピックを扱う割合が大きくなった。しかも、日本がメダルを獲得したり試合に勝利したときは特に放送時間が長くなる。その一方で毎日さまざまな事件が起き、国内外には深刻な問題が山積しているというのに、これらは無視ないし軽視、後回しである。特に8月15日の終戦記念日は、戦争にまつわる問題を考えなければならないのに、どの局も終戦関連のニュースは後回しにして、この日もオリンピック優先だった。はっきり言ってオリンピック期間中は、一般のニュースはないがしろにされてしまうといってよい。たしかにオリンピックは国民の関心も高く一大イベントであるが、テレビのオリンピック一辺倒、オリンピック偏重報道というのもいかがなものか。
  • テレビ放送は連日、北京五輪やプロ野球の放送をしているが、このような状況下では8月15日の「終戦記念日」の特集も放送されないのではないかと危惧している。広島・長崎への非人道的な核爆弾の投下により終戦を迎えたが、戦後、母が大切にしていた着物を食べ物と交換している様子を見て、私も空腹に耐え一生懸命生きてきた。その世代が現在「要介護」の環境にある。政治に対し、耐乏生活を生き抜いた高齢者を思いやる環境の実現を望むような報道や番組はできないものか。
  • どの局も終日北京オリンピックの放送ばかりで飽きるし呆れる。サブプライム問題や景気悪化、グルジア紛争やパキスタン大統領の辞任等、掘り下げてほしいニュースは沢山あるのに「オリンピックで○○が何位」というニュースを金太郎飴のようにだらだら流していて、腹が立つのを通り越して呆れるしかない。しかも民放とNHKが同じものを中継している。民放はアナウンサーやゲストのタレントがやかましく品がない。高い中継料を払っているのだろうが無駄ではないのか。
  • 私の職業は運転手なので仕事中ラジオを聞く機会が多く、お気に入りの番組もいくつかある。しかし今はどこの局も北京五輪一色に染まり、好きな番組が休止することも多くラジオがつまらない。何もここまで五輪だらけにしなくとも良いだろう。テレビと違い映像のないラジオはもともと競技種目によっては不向きな媒体だ。試合の中継はテレビに任せ、ラジオは最新の試合結果のみを随時伝えれば十分だと思う。私自身、オリンピックに関してはラジオで放送していても聞く気にならず、帰宅してからテレビで見ている。
  • 北京オリンピックの報道で、競技中は元五輪代表の解説者が試合を解り易く解説していてよかったが、選手が好成績をとってマイクがスタジオに戻ると、競技とは関係ないタレントや女子アナウンサーたちが甲高い声でバカ騒ぎしていた。この品位のない映像で、折角の選手の活躍も興醒めになってしまった。また、女子アナウンサーの滑舌の悪さや番組の進行の下手さに気分が悪くなりました。また、場の空気が読めないでただうるさく騒ぎ、素人でも言えるようなコメントしかできないタレントは必要ありません。どこの局にも言えることだが、そういった素人感覚しか持ち合わせていないタレントが、有名選手ばかりの名前をバカの一つ覚えのように挙げて必要以上に持ち上げているのを見ると、本当に五輪で選手を応援する気があるのかと疑問に思ってしまう。オリンピックの中継にアナウンサーやタレントの応援なんていりません。競技の放送だけで十分です。
  • 毎度のことだが、お笑い芸人やアイドル、ただ煽るだけの元三流スポーツ選手などを擁して、北京オリンピック中継をバラエティー化するのをやめてほしい。民放のスポーツ中継全体に言えるが、スポーツはスポーツとして放送してほしい。中身のない応援団的なスタンスや、「メダル、メダル」「勝った、負けた」と結果だけに目を向けた民放のキャスターに興ざめし、NHKとBSを中心に見るようになった。民放の中で唯一ある東京キー局のテレビは、元アナウンサーの男性キャスターとトリノ五輪メダリストの女性アスリート、競技のスペシャリストが実にわかりやすく解説し、局アナもうまくまとめ、内容の濃い放送をしていたと思う。無駄を省いたNHKよりも堪能できた。
  • 北京オリンピックの模様を視聴して思うのだが、各局とも日本人選手の活躍を過度に期待し、「メダル、メダル」と試合前に騒ぎ過ぎている。殆どは大した根拠もなく囃し立てているだけなので、実際の試合では各選手とも実力どおりの結果に終わっている。悪いのは「選手」ではなく、当てにならないことを流す「報道」だ。事前の楽観的な予想を空騒ぎに終わらせないために、試合前は極力冷静に報道し、良い結果が見えてきた時に初めて華々しく取り上げてはどうか。
  • レスリング男子グレコローマンスタイル84キロ級の表彰式で、スウェーデンのアラ・アブラハミアン選手が銅メダルを投げつけたとして各局のワイドショーで取り扱っているが、実際は投げつけてはいない。マットにそっと置いただけなのに、どこから日本の報道は「投げつけた」になったのか。テレビでこれを投げつけたと伝えるのは誇大報道・虚偽報道ではないのか。
  • 北京オリンピック報道に違和感を覚える。定時の昼のニュースや19時のニュースを変更してまで伝える価値があるのか?「たかが」と言っては失礼だが、毎日起こる重大なニュースに比べれば、その後のスポーツニュースの枠を拡大して伝える程度で良いのではないだろうか?特に8月は日本にとっても世界にとっても平和を考える大事な月である。オリンピックに興じている間に「見えない」ところで大事な事が起こっているのではないかと危惧する。特にNHKは常に冷静に報道を優先すべき使命がある。
  • 北京オリンピック中継は年々派手さと時間の長さがエスカレートしてるように思う。ニュース番組の大半もオリンピック関係で普通のニュースを圧迫している。新聞も同様だがやりすぎだ。他に流すべきニュースは沢山あるはずで、国民総白痴化したいのかとさえ思う。興味のない人にもマスコミの都合で無理やり押し付けるのは傲慢だ。テレビの競技中継で気になることは、NHKも含めてアナウンサーの絶叫調中継が下品で不快。言葉のプロと思えない。試合が負けていても勝っているかの様な中継は客観性を欠く。解説者も然り。特に女子ソフトの解説者が優勝の後絶叫ばかりしてたが、あれは解説でない。特に民放は競技間のインターバルは軽薄なタレントと女性アナウンサーが内容のないコメントを言って場つなぎではしゃぐだけで内容がない。中国人観客が日本人選手にひどい野次を浴びせても中継で誰も言及しないのは開催国に遠慮しすぎ。選手に不適切な質問をするアナウンサーがいた。善処をお願いする。
  • 男子ハンマー投げの放送において「室伏選手の5投目」が、実際の競技から1~2分遅れて放送されていたにも拘らず、テレビ画面では【LIVE】の文字が入り、全体としてあたかも【LIVE】であるかのような雰囲気で放送していた。意図的に【LIVE】の文字を入れたとすれば悪質であり、放送に対する信頼が損なわれると思う。【LIVE】でないのなら文字を外すべきで、NHKのように【VTR】の文字を入れて明確に区別すべきだと思う。
  • 新聞等のラテ欄に「体操・吊り輪、体操・段違い平行棒」と記載し、内容にもソフトボール等の記述しか書いていないのに、2時間半の放送枠で1時間半も野球放送をしているのはどういう事か?一種の詐称であり、こういう事が許されるのか?ラテ欄の担当者の処罰は少なからず必要であると思われる。
  • 北京オリンピック中継で、雨の為トラックが濡れていたことを、日本テレビのリポーターは「床が濡れている」と言っていたが床って何だ?「競技場のトラック」や「フィールド」と言えないのか?屋外なのに「ゆか」とはどういう表現をしているんだ?あまりにも稚拙で、アイドルと称される若いタレントはバカすぎる。また「ゆか」といった表現に対し誰も訂正しないことで、在京キー局のバカさがわかる。こんな放送で良いのか?
  • 北京五輪の報道で、全ての競技を終えた北島康介選手へのインタビューの際、インタビュアーが「引退の噂が囁かれていますが」と問いかけたところ、北島選手は「競技だけに精神を集中してきて今それが終わったばかり。ほかの事を何も考えていない現時点でいきなり引退するかどうかに言及されるとは心外だ」とやや不快そうに答えていた。怒るのも当たり前だ。今聞くべき事ではないだろう。日本の報道関係者のセンスを疑う。
  • 北京オリンピック・柔道メダリストの塚田選手がゲストで出演していたが、彼女を迎える番組の態度に非常に悪意を感じた。女性キャスターが花束を渡し、その後に大きなバスケットに入った大量の唐揚げを渡した。「塚田選手が唐揚げが大好物だということでご用意しました。本当はここにビールとマヨネーズをかけて食べるそうですが。副賞としてお持ち帰りください」等と、とてもメダリストに対する労いとはとれず、まるで単なる大食いタレントに対するような扱いをしていた。メダリスト・柔道の選手である以前に女性であるという事に対する思いやりや気遣い、帰国したばかりで疲れた日本代表選手に対する感謝等が一切見られず、ただ残念で腹立たしいばかりだ。
  • 男性キャスターが北京オリンピックの選手を”ちゃん”付けや呼び捨てにしていて、いかにも選手個人と親しいといったような発言をし、逆にそれをあざとく売り物にしているのが見苦しい。メダリストやアスリートなどの選手達には社会人としての距離を置き、敬意を払って語ってほしい。あれではマスコミという名のストーカーだ。

【取材・報道のあり方】

  • 産科医無罪判決に関する報道は遺族側からの目線に偏向した内容ばかりでうんざりした。刑事事件の裁判であり、争点がどういうところであるかを考えると遺族側の感情的な意見は関係ないし、訴訟になった経緯とは全く関係がない。また、裁判において明らかになった部分のうち、検察側の捜査の不正確さを指摘する内容については報道が著しく少ないため、正確に理解することができなかった。私自身は最初にTV番組を見て、他の医療過誤訴訟と異なる(民事ではなく刑事である)ことの重大性などを知ることもできなかった。ネット等で調べてやっと分かった。医療関係者側からの反発が著しく大きい事件であるのだから、何故反発が大きいのかという点や、この事件が産科医減少と関わりがある点もきちんと報道してほしい。出演者の私見として様々なことを述べるのはよいが、事実経過を説明する際には偏った報道はしないでほしい。
  • 福島県の産科医無罪判決報道について。ニュース番組の偏った報道にうんざりだ。この亡くなった方は上のお子様を出産された際「2人目は諦めて下さい」と言われていた。設備の整った病院への転院を勧められていたが、なぜかどうしても事故の起こった病院での出産を希望していた。「もう1人ほしい」という事を医師に告げていた。だから医師は始めは子宮摘出を避けた。前置胎盤と癒着胎盤が一緒に起こるのは稀なこと。こういう事を理解しての報道なのだろうか?報道する側は妊娠を経験した方が少ないだろうから出産のリスクが分からない方が多いと思うが、出産経験のある者からしたら一方的に医師を叩きたいだけの報道にしか思えない。他の医療事故とは全く別だと思う。「産婦人科医不足」を声高に報道するのを見るが、それに拍車をかけているのはこのような偏見報道であり、ただ当事者を叩きたいだけの報道だという事をしっかり認識して下さい。こういう事を踏まえた上で遺族叩きや医師叩きにならない客観的な報道をして頂きたい。
  • 産科医無罪判決に関して、番組の解説員は刑事事件に問われて無罪判決を受けた被告人の責任を論評し、「病院側は遺族側に一切説明をしなかった」「その後も納得のいく説明がなかった」と伝えている。そして「医師側が真摯に理解を求める努力を怠っていては、検察を批判しても理解が得られないのではないのでしょうか」と続けている。この発言の後、解説員は遺族に直接面談していることを番組の中で告白している。この解説員は、被告人である大野病院に取材して「事実を確認した」とは言っていない。これは訴訟という双方の当事者がいるなかで、一方の主張だけを報道し、利害関係の異なるもう一方の当事者の権利や主張を無視した公正を欠く報道であると批判したい。遺族側が理解・納得できなかったから真摯な説明でないと言うなら、理解力の乏しい遺族には真摯な説明などあり得ない。もともと、この事例のように過失責任がないのであれば、それに続く医療行為への非難は全く根拠がない。NHKであればこそ、公正・中立な報道をお願いしたいと思う。
  • 番組制作者サイドは視聴者からの批判に真剣に向き合う意思があるのか。情報、報道番組内での司会者による被害者への人権無視甚だしい暴言(過去にも幾つもある)、生放送中のムダなCM挿入、事件や事故などを伝える際に時々スタジオから聞こえる笑い声。数字さえ取れれば、例え人権を無視した報道であろうが、一向にお構いなしという姿勢が年々あからさまだ。それでいて日頃「被害者の人権を守れ」「報道・表現活動の自由」などと唱えているが、視聴者から見れば完全に矛盾しているではないか。自分たちの都合の良い案件は積極的に受け入れ、対照的に都合の悪い案件は完全無視。BPOのHPの存在も無意味ではないか。
  • 未成年の犯罪報道等で容疑者の卒業写真等をモザイクなどで加工、あるいは幼少期の顔写真をそのまま放送する場面が多々ある。犯行当時の顔を使用しなければ良いという発想
  • 訴訟事件のニュースで、訴えを起こされた側への報道陣の取材の際、「訴状をまだ見ていないのでコメントできない」の一言で片付けられそれきりになることが多い。「では訴状を読み終えるのはいつか?その時に再度取材に来ます」と食い下がり、相手の逃げ道を塞ぐべきだ。そこまで追及して初めて取材と言えるのではないか?
  • 最近、通り魔事件のニュースがある度に、その直後に必ずといっていいほど同様の事件が連鎖して起きるのでとても怖いです。よく、通り魔事件の加害者が「誰でもよかった」という供述をしていると報道されます。「誰でもよかった」だけが犯行の動機であるわけがないのですが、ニュースで「誰でもよかった」ばかりが強調されるので、「誰でもよかった」を理由にすれば人を殺してもよいというメッセージになり、同様の事件を誘発しているような気がします。
  • 「緊急地震速報」に関してですが、普通の「地震速報」と間違わないように、文字を赤くするとか工夫をしてみたらいかがでしょうか?
  • 海運会社が管理するパナマ船籍のケミカルタンカーが海賊に乗っ取られたというニュースを見た。その際にアナウンサーが「被害者に日本人は含まれていない」と発言したが、あの一言は腹立たしい。日本人でなければ被害に遭っても関係ない、そんな風に聞こえた。このあまりにも冷めた表現は他民族蔑視と批判されてもおかしくない。国際化が進み、小学校でさえ「世界は友達」と教えているのに、その流れに逆行するかのような表現だと思う。在日外国人は勿論、旅行で日本を訪れた人がもしこのような報道を知ったら、一体どう思うことか。せめて「日本人は含まれていないが、○○人○人が被害に遭われています」などの表現に変えられないものか。ちなみに私は日本人だ。
  • 私は医療機関に従事する者です。各局のニュースで「医療機関での採血器具の使い回しにより、C型肝炎に感染する恐れがある」と伝えているが、実際には感染の可能性は極めて低く、「器具の使い回しが原因」と実証された感染例は世界で数例しか報告がない。それなのに器具の使い回しでC型肝炎になる可能性が極めて高いかのような報道をしているため、いたずらに不安を煽り、心当たりのある人達をパニックに追い込んでいる。テレビ等のマスコミは医療に関する十分な知識もないまま報道しており、誤解と不必要な不安を撒き散らしている。報道が社会に与え影響を予測してもっと慎重に伝えると共に、冷静に対処するよう被採血者に呼びかけるべきだ。
  • 首都高タンクローリー横転事故のニュースの中で、事故現場の血痕にズームインする映像が放送された。怪我をした運転手の血を殊更に強調する不快なシーンだった。この場合、怪我人の血を画面に出す必要があったのか。血痕の映像がなくても事故現場の様子は十分伝えることができたはずだ。視聴者に不快感を与える映像を流すことは、放送倫理に反することだと思う。ニュース担当者の倫理観を疑う。

【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

  • 大相撲の現役幕内力士・若ノ鵬が大麻を隠し持っていたとして逮捕、協会から解雇されたが、スポーツ界に限らず芸能界でも大麻所持だけではなく、覚醒剤など薬物使用で検挙された事のある芸能人はかなりいたが服役して「解雇」された芸能人は一人も居らず、むしろ「謹慎期間」を経て現職に復帰している芸能人が多いように見える。薬物使用に限らず、最近も某落語家がストーカー行為で逮捕、先頃、罰金刑の略式命令を受けたが各界での処分が統一されていないのではないかと感じる。
  • タレントグループのリーダーの”大麻吸引疑惑”が週刊誌で報じられ、記事には大麻を吸ってトロンとした目で女性の身体を触っているタレントの写真も載っていた。ところが、このような法に違反する行為をした彼がその後も番組に出ているではないか。これはおかしい。これでは放送局の倫理観が疑われる。放送局は直ちに彼を番組からはずすなど迅速な対応をすべきだ。
  • NHK大阪局の制作する番組のタイトル「あほやねん!」の響きが実に不快。自分のように学歴のない者にとって「あほ」を番組タイトルとし、また番組内でも「あほな話」「ぼくら出演者もあほ」などと「あほ」を連呼されるのはとても嫌なものである。しかも民放ならともかくNHKが堂々とそのようなことをするとはあんまりだ。
  • 番組の次回予告で、制服姿の男女高校生がラブホテルに入り、受付カウンターで「一般人だ」と云って入館するシーンがあった。視聴率を取るためセンセーショナルなカットを取り上げたのであろう。しかし、テレビの影響力は大きいので、一般の高校生たちにこのシーンにあるようなことが世間では日常茶飯事のことであると思わせ、また「高校生ではありませんと嘘を言って入館すればよい」ということを教えていることになる。学校は夏休中でもあるのでこのシーンはカットして貰いたい。私は高等学校の校長をしているが、局に電話をしたら「お伝えします」と言うだけであった。おそらく何も変らないだろう。
  • 在阪民放の火曜日のスペシャル番組を何度も見ているが、内容があまりにも低俗だと思う。出演しているタレントは平仮名が書けなかったり、また他のタレントは問題を解けない事をおもしろく言い訳をしていた。しかも小学1年生の問題を全員正解すれば100万円という条件があった。義務教育での学習内容で全問正解すると賞金がもらえるという考え方は正してほしい。
  • とかく番組内での暴力が批判されているお笑いコンビの片割れのタレントが、番組中に女性芸人の胸をわしづかみにして揉むことが恒例の儀式のようになっているが、同じ女性として非常に不愉快だ。彼女にとってはこの男の事務所の先輩に当たるわけで、一般視聴者にとってもセクシャルハラスメント行為であると同時に、パワーハラスメントも感じられる。このような内容を「面白い」ことにように垂れ流している東京のキー局の姿勢は倫理・道徳に反しており、非常に低俗だと思う。一体どのような考えでこのような行為を許可しているのか。プロデューサーの責任と資質を問いたい。
  • 「そういうキャラクターだから」と言ってしまえばそれまでだが、司会の女性歌手はとにかく他人に関して悪口雑言がすさまじい。自分のことは棚に上げて芸能人・スポーツ選手・政治家とあらゆる方面の有名人の批判ばかりしており、聞いていて不快になる。このような人物に番組を仕切る資格はないと思う。たまには謙虚に己の姿を省みてはどうか?
  • 平日午前中のワイドショーで司会をする関西大手芸能プロダクションのお笑いタレントの某は司会者として相応しくない。番組で女性タレントに対し「うるせえ、ババア!」と暴言を吐いていた。罵られた女性の表情はさすがに一瞬凍りついた。年上の女性に対する思いやりや敬意のかけらすらなかった。このような者に、他者への気配りが求められる司会役が務まるわけがない。
  • 東京キー局の長時間テレビを見たが、レベルの低さにあきれた。ガソリン代、ガス代、電気代の値上げが迫っている中で、このような長時間番組はいかにも資源やエネルギーの無駄遣いだ。庶民はいまや生活防衛に懸命なのだから、放送局も省エネを考えて深夜放送の自粛などに取り組むべきだ。
  • 消防士に扮したお笑い芸人が燃えている小屋の火を消す事を面白おかしく放送していたが、消防団に入団して本当の火災を経験している者としてバラエティー番組であんなことをする意図が理解できない。火災は人命や財産を全て奪いかねない。あの番組を見て火災の恐ろしさや危険性は伝わらなかった。また、誰でも消火活動が出来る様に放送され、しっかり訓練をしている人をバカにしている様に見えた。最近、地震や災害が続く中でこのようなバラエティー番組を放送する放送局の倫理観はどうなっているのか?ただ面白おかしく放送するだけがバラエティー番組なのか?
  • 民放2局のアナウンサーの不倫が週刊誌で報じられ、その都度彼らが担当する番組で謝罪しているが、一般企業の不祥事は通常記者会見などのプレス発表で行われている。放送関係者は個人的な問題を公共の電波で伝えていることをどのように考えているのか。このような状態が繰り返されると民放の情報は信頼出来なくなる。
  • 東京キー局の米大統領の名を冠した番組でセクハラまがいの場面があったので、このようなシーンを放送していいのか疑問に思い局に電話をしたが、応対者は「キー局からの配信なのでわかりません」と全く聞き入れない。例え制作局ではなくても放送した責任はあるのではないか?どんな内容かも確認せずに放送するとは、放送局としての責任を放棄している。問い詰めたところBPOを紹介された。
  • 刑事ドラマの番組宣伝で、包丁で人を刺す場面が放送された。番組の内容まで規制することはないにしても、番宣では殺人などの場面は使わないようにしてほしい。
  • 大手新聞社系列の民放局は公務員や企業の不祥事に対して相当な時間を割いて報道を放送しているが、自社番組の制作を外部委託している社員の不祥事を放送しないのはどういうことなのか。公務員や企業不祥事の隠し事に対して「都合の悪いことに対してなぜ黙るのですか」等とキャスターがインタビューをしたりコメントを発しているが、自社番組制作会社が起こした不祥事に対して何も発言しないのは、都合の悪いことに対して誰も指摘しないようにしているように報道統制をしているとしか思えない。最近、マスコミ業界でも不祥事が出ている。この局だけではないが、どの局もそのことをまったく報道しないのはいかがなものか。これでは報道の公平性を欠くものであり、この局には公務員や企業不祥事を報道する資格はないと思う。
  • 取材の依頼を受けた滋賀県の中華料理店によると、「『当店の天津飯は”紅焼(醤油煮込みの意)”のあんかけなのでいわゆる関東風ですよ』と言った。取材者が『色を確認したい』ということなので、写真を先方に送ったところ『色が濃くて関東との違いがわかりにくい』と言われ、『取材の時だけ色を薄くしてほしい』と言われた」と、ヤラセ・捏造の依頼を受けたとブログで公開している。これはヤラセ・捏造番組以外の何ものでもない。県民性がテーマでありながら、検証を捏造しようとした事実は大きい。未遂とはいえ、このままでは他の取材対象、番組内容にヤラセや捏造がないとは言えなくなる。今までの番組を見ている限りおかしいことが多いが、「大阪人は○○」といった内容は捏造ではないか。決め付けや科学的事実に基づかないことが多過ぎる。他にも「**県民は全員がその習慣を持っている」などのあり得ないものも多い。県民性という、血液型分類よりも不確かで科学的ではないものを扱うことに無理があり、その無理をヤラセや捏造で事実にしようとすることは許されるべきではない。バラエティー番組だからという言い訳は通じない。この番組はヤラセ・捏造番組だ。即刻、打ち切るべきだ。
  • ケータイ小説をドラマ化した東京キー局のホームページのサイトに、「2500万人が涙した真実のラブストーリー」という宣伝文句が載っている。駅に貼られていた番組ポスターにも同じ文句が書かれていた。この”2500万人”の根拠をキー局に訊いたところ、ケータイ小説へのアクセス件数だという。でも、これはおかしい。同じ人間が複数回アクセスしたケースも当然あるはずだから”2500万人”という数字は正しくない。”2500万人”といえば日本人の5人に1人が涙したということで、そんなことはあり得ない。事実無根も甚だしい。つまり、この宣伝文句は視聴者を騙す誇大広告、詐欺広告であり、倫理に反したものなのだ。BPOは当該局にこのことを指摘すべきだ。
  • 12日に放送された番組で、「加賀藩3代目当主利常は嗣子光高の嫁に徳川家の養女大姫を迎えたが、10人もの子どもを生まされたために乳母がこのままでは大姫が危ないと感じ進言した。この事に憎しみを抱いた当主は乳母に1000匹の蛇を入れた桶で拷問を受けさせた。昔はこのような方法で罪人を裁いた」とノンフィクション仕立てで伝えていたが、蛇を思い出すだけで情緒不安定になり、眠れない夜が2~3日も続いた。もう少し映像に配慮するべきではないのか。
  • 某新聞社が英字新聞や英文サイトに不適切な記事(日本を貶めるような変態記事)を掲載し続けたことに対する報道は一部雑誌、番組以外で取り上げられていない。新聞社は紙面、インターネットHPに謝罪・検証を載せたが、これらは英字サイトに対してのみのものであり英字新聞のことには触れていない。しかも英文サイト自体は閉鎖してしまいその記事を読んだ海外の読者がその謝罪・訂正を読むことはもうできなくなっている。ポーズだけで何の効果もない謝罪といえる。この問題を報道番組で一切取り扱わないのは異様なことだ。他業種の不祥事ではどうでもいいようなことにまで批判をして会社がつぶれるまで報道するにも拘らず、同業者の不祥事は不自然なほど報道をさける。このような姿勢は著しく公平性を欠いており放送界への信頼を裏切る行為だ。

【番組全般、その他】

  • 最近の民放の番組は何でこんなに悪くなったのか。ドラマはマンガ系の原作が多く、似たようなものばかりで大人が楽しめる本格的なものがない。女性が韓国ドラマに流れるのはよくわかる。クイズ番組にしてもやたらタレントが目立ちバラエティーとほとんど違わない。ニュースのワイドショー化が目立ちこれも本格的なものがない。ドキュメンタリー枠はなくなっている。昔の民放はもっと良かった。高齢化社会が進むと民放はますます見られなくなるのではないか。放送界は正念場を迎えているように思う。頑張ってほしいのだが。
  • 米軍による広島・長崎への原爆投下について、これまで知らなかった史実やエピソードが紹介されていた。その中で、広島・長崎に次ぐ第三の原爆投下予定があったことが紹介されていた。福島県郡山市へ長崎と同型の原子爆弾を投下することが計画され、投下に備えた予行訓練が1945年7月20日に行われたが天候不良のため郡山への投下が出来ず、代替地点として東京が選ばれ皇居を目標として投下された。ところがその爆弾は皇居をそれて東京駅周辺の呉服橋のあたりに落下し、結果として死者1名という記録だけが残っているという。投下された爆弾には「パンプキン」という名前が付けられていたが、リハーサル用の模擬爆弾だったのか、それとも爆撃用爆弾だったのか番組では説明がない。「死者1名」という被害についても説明不足だ。予行訓練と言いながら、爆弾投下したB-29のパイロットの「戦争は、俺が終わらせてやる」などという投下前のコメントを紹介している。まるで、本物の原爆が皇居目がけて投下されたかのような表現になっていた。これは番組として如何なものか。記録映画のように見える再現ドラマもいいが、話を面白くするために誇張され、結果として史実から離れ作り話になってしまったのではないか。一つのわざとらしさが2時間の番組の全てを嘘っぽくしてしまった。同じ問題を扱ったNHKの歴史検証番組とは大きな違いだ。
  • 毎日11時前から1時まで放送している番組の今日の話題は、「北京五輪に強力な応援」というふれ込みで、各種競技会や大相撲などでよく見かけるパフォーマンス男を紹介していたが、何のことはない、全国的に顰蹙をかっている老人男性を持ち上げただけではないか。いい歳をした80男の道楽を放送で取り上げたりするから本人を調子に乗せるのだ。この人物は、日頃から民放のスポーツ競技やNHKの大相撲の向う正面で、金色ハットに日の丸の扇、派手な衣装で応援し、その実、単に目立つことをアピールし会場の観客のみならず中継画面の邪魔者として目障りなだけの爺さんだ。それを放送局が話題にするから調子に乗り、あちらこちらに出没するのだ。どこぞの会社の社長か会長の酔狂な行為であって、一昔前なら「いい歳をしたお調子者」と一蹴される存在だ。ネットでは、テレビの犯罪事件報道の影響が云々されているが、このような輩を持ち上げるマスコミの姿勢も非難されるべきだ。民放・NHKともども、世の中の変なものを電波で紹介するという無駄なことは止めるべきだ。もとより、この爺さんにこそ「もっと世の中のためになることをやれよ!」と言うべきだ。また番組には、1年前の石川遼選手への盗聴マイク事件やゴルフ場上空での無断ヘリ中継報道に際し、「責任をとる」と言った司会が相変わらず出演しているが、あの発言は何だったのだ。この民放局は相変わらずのいい加減さだ。
  • 番組内でのテロップについてですが、どうも最近、常用漢字の使用の減少が目立ちます。子供たちの学力低下の緩和のためにも、常用漢字や簡単な漢字は必ず使うべきです。番組では、漢字で「嗜好」と書くべきところが「し好」という中途半端な書き方になっていました。また、「驚愕」も「驚がく」と中途半端になっていました。最低でも、漢字で書いて読み仮名を付けるのが妥当でしょう。工夫次第で、子供たちの学力低下を緩和できる事を分かって頂けるよう望んでおります。
  • 各局の番組審議会の審議は、テレビ局が予め用意したVTRを見て審議するようだが、生温く感じる。そんなことで放送が守れるとは思えない。審議委員による抜き打ち審議を行うべきだ。少なくとも審議委員は、テレビ局の意向や用意されたものとは全く関係なく番組を見て、見た番組の問題点を指摘し問題提起すべきである。抜き打ち審議がないと、放送は守れないと思う。
  • 最近は各局とも通常番組内での新番組の宣伝がやたらに目につく。しかもそのやり方が、朝から夕方までの全生番組にその夜から始まる新番組の出演者が出て宣伝を繰り返すなど、実にしつこくなっている。ここまであざとくやられると、見せられる方はうんざりし、いい加減にしてくれという気分になる。これは公共の電波なんだぞと文句を言いたくなる。番組宣伝もやり過ぎは逆効果になるということをテレビ局は認識すべきだ。
  • 最近のテレビは公平性を欠くものが多くあると感じる。ある程度は黙認するにせよ、最近は不公平を露骨に感じるし、それが悪い方向に進んでいるように思う。例えば東国原知事に対する報道だが、東京の局にも拘らず、宮崎県以外の問題であっても本来ならその対象の都道府県知事がコメントするべき問題をわざわざ東国原知事がコメントしている。また、先日はガソリンや物価の高騰で大変な時期にも拘らず、東国原知事の旭山動物園視察に関するニュースを報じていて、他都道府県知事では考えられない報道が多々ある。まるでスター扱いだ。他の知事と違う扱いは逆差別にもなるのではないか?もっと平等に扱うべきだ。
  • 警察の24時間を追うなどの番組では運転手だけが悪いように放送されているが、実際は信号無視や横断歩道のない場所での横断、駐車している自動車の陰から飛び出すなど危険な行為をする歩行者もいる。自動車の運転手がどんなに気をつけていても歩行者のマナー違反で迷惑している事も取り上げなければ交通事故は減らないと思う。そのことを公平に放送すべきだと思う。
  • 放送局自体が目に見える状態で地球温暖化対策をしていて地球温暖化対策啓発のCMを流すのならわかるが、番組出演者は季節はずれの衣装で登場したり(特にバラエティー)、24時間休むことなく放送をしているのは「温暖化防止対策」と言いながら他人任せにしているとしか思えない。
  • 司会が甲子園大会出場校の野球部員不祥事問題について「連帯責任」の論理を持ち出して、大会出場辞退を主張していた。この番組自体、何回か不祥事を起しているが、自らの連帯責任など一切触れられなかった。自らの責任の取り方は頬かむりしておきながら、他人のことになるともっともらしい論を展開するが、自らを律することができていないのだから話に全く説得力がない。
  • 探偵物の映画を見ていたのですが、映画本編とCMとの音声レベルの差が大きすぎます。従来よりこの放送局では、CMの音声レベルを上げる事により注目を集めるという方法を取ってきていますが、今日は特にひどすぎます。CMのたびにミュートしていました。だいたい映画本編とCMとの音声レベルを変える事自体に反対です!デジタル放送に切り替わり、音声レベルの調整にも基準を設けて、各局がその基準内におさめる事は技術的には容易になっていると思います。この際、音声レベルの明確な基準を設けてみてはいかがでしょうか。
  • 地デジ放送周知CM(草�亟剛出演)への苦情。アナログ放送のときは画面に”アナログ”という文字が表示されると言っているが、古い型のテレビでは表示されない。高齢者に分かるような説明をしていない。何より問題なのは、地デジ対応には受像機など新しい設備が必要で、それを自腹で揃えなければならないということをひと言もいっていない点。公共広告としては不充分、不親切、不徹底で問題が大きい。
  • 映画の宣伝が昼夜問わず放送されている。しかし、この作品はホラーであり、子供はなおさらであるが、大人でも苦手な人はいる。番宣では恐いシーンをそのまま放送しており、まるでいやがらせのようだ。今すぐこの映画の配給元と製作委員会にテレビでの宣伝を中止させて欲しい。またこの映画はR-15の指定を受けているが、R-15及びR-18指定映画のCMは、タバコのCMと同様、終日、放送禁止にして欲しい。
  • 生命保険会社のCMでは「誰でも入れる」と謳っているので早速電話をしたが、自分の病気のことを話すと「あなたは入れません」と言われた。「誰でも入れる」なんて嘘じゃないか!
  • パチンコのCMが昼夜を問わず放送されている。パチンコは以前から指摘されているように「依存症」や若い夫婦による「児童の車内放置」など問題が多い遊戯であり、18才未満の立ち入り規制も殆ど取り締まられていない。また、最近ではネオンサインや、電光掲示板で派手に外装している店が多く、周囲の環境も悪化している。拝金主義の民放といえども、自主規制すべきCMではないのか。
  • 大手自動車メーカーのCMは「エコ替え」と銘打って、「まだ使えるけど燃費のいい車に乗り換える」ことを「エコ」だと言い切っているが、使い捨ての風潮を助長するだけであり、エコロジーとは程遠い内容だ。業界トップがこのような見解をあらゆる時間帯に放送すると、分別のつかない若者に悪影響がないだろうか?

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • ドラマ番組(A)。夕方4時前から「親子のための完全総集編」が放送された。小学校高学年の子供が「お母さん、ひとりエッチってなあに」「経験が少ないって何の経験なの」と聞かれて初めて知った。このドラマの前宣伝を見て、子供には見せないと決めていたが、番組は夜の10時からの放送なので、子供が見ることはないと安心していた。それなのに、夏休みのこの時間に総集編を放送するとは何事ですか。それも「親子のための総集編」とはどういう意味ですか。テレビ局もドラマを放送する時には、放送時間帯と内容を考えていると思っています。このドラマだって夜遅くの放送だから、この内容なのではありませんか。それを「総集編」として小学生でも見られる時間に放送することの良し悪しを考えないのでしょうか。
  • ドラマ番組(A)。新聞のラ・テ欄で「好きなの?ヤリたいの?」と不適切な表現で番組を紹介している。青少年を視聴対象にした番組にも拘らず性にまつわる過激な表現が余りにも多い。ラブホテルの部屋のシーンから始まり「私とやりたいだけなの」等のセリフが随所に出てくる。決して公共の電波で放送する内容ではない。
  • ドラマ番組(B)。映画でも話題になったケータイ小説が原作のドラマだが、ゴールデンの時間帯で”レイプ”と”人口中絶”を推奨するようなドラマを放送して欲しくない。多くの子ども達も見ている。あの内容を流すのならせめて深夜枠にする等の配慮ができるはずだ。映画が放映された時も年齢制限を設定しなかったことが問題になった。あのような内容は子供に間違った性知識を与える。最近は未成年による性犯罪も増えているし、それを助長するような内容は好ましくないと思う。放送を自粛、せめて時間帯を遅くする等の対応をお願いしたい。
  • バラエティー番組。司会のひとりが女性芸人の胸をわしづかみにして揉んでいた。見ていてこれは明らかにセクハラ・パワハラだと感じた。彼女はその手を払う事はしなかったが嫌な表情をしていた。おそらく上下関係があるため、この行為に反発することが出来なかったのではないかと思った。夏休み中であり子供も一緒に見ていて非常に良くないと思った。このようなシーンを放送してもいいのか疑問を感じる。
  • バラエティー番組。中年男性向けということで敢えてそうしているのだろうが、ビキニ姿の若い女性を大勢登場させ、いやらしいトークを繰り広げる内容。22時と言えば夏休みの子ども達にとってまだ宵の口。子どもも見ている時間に放送する内容とは思えない。このような番組は放送しないのが望ましいが、どうしてもというならせめて深夜の時間帯に放送すべきだ。
  • ラジオ番組。毎週放送される午前9時台の企画コーナーは、リスナーから寄せられた”お色気内容”の手紙をパーソナリティーが卑猥な声でお色気ムードたっぷりに読み、相手の女性が下品な笑いで応答するというもので、その内容は時には大人でもドキッとするような嫌らしさである。今は学校の夏休みでもある。これを子供達が聴いたら悪影響を受けることは間違いない。せめて夏休み期間中だけでも、このコーナーを休止してもらいたい。
  • クイズ番組。このスペシャル番組は内容があまりに低俗だと思う。出演しているタレントは平仮名を書けなかったり、また他のタレントは問題を解けない事をおもしろく言い訳をしていた。しかも小学1年生の問題を全員正解すれば100万円という条件があった。義務教育での学習内容で全問正解すると賞金がもらえるという考え方を正してほしい。
  • 情報番組。朝から低俗すぎる内容に怒りを覚えた。大磯ロングビーチからグラビアアイドルの運動会なる企画が生中継された。男性タレントがグラビアアイドルの胸元にカメラを押し付けたり、女性達が胸で解答ボタンを押したり、朝から下劣な番組を放送した局に怒りを感じた。深夜番組ならともかく、朝から放送する内容ではない。今は夏休みで、周りには小中学生も多くいた。また親子連れにはとても気まずそうだった。出演していた女性タレントは本気で怒って「生放送です!まだ朝です!」と言いながら、男性タレントの頭を叩いていた。当然だと思う。

【CM・番組宣伝に関する意見】

  • パチンコ店のCM。人気アニメの声優2人を起用しているが、アニメ内ではこの2人は未成年、高校生として登場している。CMではアニメキャラクターであることは一切言っていないが、この二人を起用することはアニメキャラクターということを暗に言っているようなものだ。未成年を想起させるキャラクターをパチンコ店のCMに起用することは望ましくない。即刻やめるべきだ。
  • いま各局で放送されている日本のホラー映画のCMに、赤ちゃんが投げ捨てられるシーンが出てくる。極めて不快だ。赤ちゃんの虐待を助長する危険性もあり、テレビで放送するのは不適切な映像だ。放送を中止すべきだ。

【いじめや虐待を助長する】

  • バラエティー番組。この番組は毎週一人の司会者だけに人権侵害にもなるような嫌がらせをしている。今回もまたこの司会者を便器扱いして、馬鹿にして喜んでいた。番組の出演者全員で一人だけを執拗に貶めるのはただのいじめだ。本当に見ていて不愉快になる。子供がテレビを見て面白がり、それを真似していじめをする子が現実にいる。便器扱いされるいじめを受けた子がどれほど傷つき悲しい思いをするのかも理解できないなんて最低だ。こんな番組を平気で流す放送局が許せない。
  • バラエティー番組。二人組芸人の一人が世のため人のために走りまわるというコーナーで、子供の世話を頼まれたその芸人が、年端のいかない子供をヤクザまがいの人相風体で脅していじめ、泣かせていた。お笑いタレントによるバラエティー番組とはいえ、あんなことをやっていいのか。あれはまさに児童虐待、脅迫だ。
  • バラエティー番組。「○○ランキング」と銘打ったコーナーで、色々なジャンルの上位にランクされるものを紹介しているが、この日は「芸人のブサイクランキング」なるものを発表していた。人の容姿をあげつらい、ワーストの順位をつけるとは酷い。似たような企画は他局の番組にも見られるが、僕の友人はそれを真似たいじめに遭った。テレビがこうした低次元の企画を止めない限り、今後もテレビを真似たいじめや嫌がらせは減らないだろう。

【報道・情報に関する意見】

  • 桐生第一高校野球部員のわいせつ事件に伴って甲子園大会の出場の是非が問われているが、この事件の報道に同校の選手の様子の映像などを利用するのは不適切ではないか。事件を起こした生徒は少年法で守られ顔も氏名も明かされないが、選手たちはまるで関係者の様に報道され、顔も名前もさらされている。選手たちに事件について発言を求めるなどもってのほかだ。報道側は配慮するべきだ。

【委員会に対する意見】

  • 青少年委員会の男児の裸についての提言を読みました。初めてBPOを評価したいという気持ちになりましたし、BPOの存在意義、マスコミの自浄能力があるということを痛感しました。男児ポルノは、日本人が思っている以上に深刻です。特に欧米では、男児が誘拐されポルノの被写体にされた後殺害されるという事件が多数起きており、男児ポルノは非常に悪質な性犯罪であると認識されています。マスコミは、その点をもっともっと認識するべきであると思います。

【性表現について】

  • BS(再放送)。小学生の子供と一緒に見ていたが、クレイアニメで人形がセックスをするシーンがあり慌ててテレビを消した。子供に「何故消したのか」と聞かれたが、低学年の子供には性についての説明はまだ出来ない。この番組は本来は大人向けで夜中に放送されている。昼間に放送するのはいかがなものか。新たな視聴者を増やしたいからなのか。昼間は多世代がテレビを見ている。放送局の都合ではなく、視聴者のことを考えて放送することを願う。

【放送局に対する意見】

  • ラジオ局。番組ではセックスについての卑猥な言葉が露骨に出てくるので局に注意を喚起した。2週間後の番組の冒頭で、「この番組は18歳未満の聴取者に不適切な表現が使われますので、18歳未満の方は9時28分まで聴取を控えてください」という放送があった。これでは18歳未満の人にかえって興味をそそらせる事になり、大変不快な気持になった。

【要望・提案】

  • 北京オリンピックで女子ソフトボール日本代表が金メダルを獲得したが、西山麗選手が先天性の心臓病を乗り越えて仲間たちと共に頑張っていく姿に心を打たれた。これは実話だが、病気を乗り越えてスポーツに打ち込むこと、金メダルを目指して頑張ること、あきらめないことの素晴らしさを子ども達に伝えるため、ドラマやアニメにしてもいいのではないか?

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「月曜日から金曜日の早朝に放映されているアニメ番組が子供に悪影響」という意見が掲載されていたが、全く見当違いの意見としか言いようがない。ペット禁止マンションで動物を飼うのはマナー違反だとしても、この番組のテーマは「子猫(動物)を通した家族の暖かいふれ合い」のはずだ。それに「作者の倫理観を疑う」云々は作者に対する誹謗中傷以外の何者でもない。子供に番組の善悪の判断をさせず、ただ自分の好き嫌いだけで乱暴な判断をすることこそ「子供に悪影響」だと思う。

2008年7月に視聴者から寄せられた意見

2008年7月に視聴者から寄せられた意見

続発した殺傷事件・通り魔事件報道に関し、”取材・報道のあり方”と”放送の影響を危惧する”との意見が多く寄せられた。遺族や容疑者の家族をはじめ、生徒周辺など、関係者への取材について「過剰な取材」とする批判が多かった。また、容疑者の過去の作文の紹介や動機を報道することへの批判などがあった。

2008年7月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,130件で、6月と比較し306件減少した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール53%、電話40%、ファクシミリ4%、郵送ほか4%。 男女別は男性71%、女性25%、不明4%で、世代別では30歳代24%、20歳代19%、40歳代17%、50歳代12%、60歳以上9%、10歳代4% の順となっている。

2008年7月に視聴者から寄せられた意見 1,130件

BPOに寄せられた意見内訳

意見分類 2008年7月件数 年度累計
人権等に関する意見 9 件 28 件
放送と青少年に関する意見 191 件 [ 意見内容 ] 704 件
放送番組全般にわたる意見 523 件 [ 意見内容 ] 2646 件
BPOに関する意見・問い合わせ 55 件 345 件
その他(放送関連以外) 352 件 1590 件
意見件数 計 1,130 件 5,313 件

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。7月通知数は502件(46放送局)であった。

意見概要

人権等に関する苦情

7月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 9件
    (個人又は直接の関係人からの要請)
  • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 158件
    (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

番組全般にわたる意見

【情報ワイド・バラエティー番組】関連1,147件(全体の102%)前月比77件の減少
意見の傾向 “指摘事項”(件数、全体の比率)

“不適切な内容、不適格な出演者”(721件:64%)
“低俗・下品な番組” (239件:21%)
“倫理観欠如、局の責任”など(187件:17%)

【報道・情報番組】関連570件(全体の50%)前月比245件の減少

“取材・報道のあり方・批判”(377件:33%)
“放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など(145件:13%)
“報道の公平・公正性と内容批判”(48件:4%)

*【情報ワイド・バラエティー番組】と【報道・情報番組】 の意見合計数が意見総数を超えているが、これは1件の意見に複数の指摘項目が含まれているためである。

7月の意見の特徴は、続発した殺傷事件・通り魔事件報道に関し、”取材・報道のあり方”と”放送の影響を危惧する”との意見が多く寄せられた。 “取材・報道のあり方”では、遺族や容疑者の家族をはじめ、生徒周辺など、関係者への取材について「過剰な取材」とする批判が多い。また、容疑者の過去の作文の紹介や動機を報道することへの批判、被害者が記録されている防犯カメラの映像の使用についての抗議が目立った。
“放送の影響”に関する意見では、繰返される報道による連鎖で模倣犯を生むのではないかとの指摘や、青少年への影響を危惧するものが多い。
この他、月の後半では個々の番組内容について出演者の言動を批判する意見は124件と多く、中でも番組内でのイジメや乱暴な行為および不適切な発言を非難する意見が107件に上った。次いで「放送局の姿勢や責任を問う」意見(90件)、『ヤラセ、捏造ではないか』との指摘(42件)となっている。
また、地球温暖化防止にむけて放送局の深夜放送休止を求める声や、今日の物価高騰や食糧事情を無視した「大食い番組」批判が引き続き寄せられている。
【放送局の電話応対や局の姿勢】に関する苦情・抗議171件(前月比4件の増加)
【CM関係】「不適切な表現・内容」などの指摘49件(前月比12件の減少)
次いで【報道・情報番組】に関した意見が509件(全体の38%)で、”取材・報道のあり方、放送のあり方”(252件:19%)、”放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など(190件:14%)、”公平・公正な報道への要望、偏った内容批判”など(67件:5%)で、いずれも前月の430件から増加した。

青少年に関する意見

7月にBPOに寄せられた意見のうち、放送と青少年に関するものは191件と先月より30件増えた。
内容別では未成年を主役にし、性をテーマにした複数のドラマに対しての批判が目立った。容疑者が未成年の事件報道に対して「”同級生のへのインタビュー”や過去の文集の紹介”まで報道する必要があるのか」「報道が詳細すぎる」という意見も多く寄せられている。
また今月は、ホラー映画のCMに対し「時間帯などを考えるべきだ」という意見が8件あった。

BPOに関する意見

55件の意見・問い合せのうち、BPOへの意見21件、問い合せ34件であった。

番組全般

【特記事項】

  • 「八王子通り魔事件」の報道で、24日と25日、東京キー局の2局が被害者の顔写真を生存している別人と取り違えた。事実を伝える報道番組として、正確さに欠けた稚拙な人為的ミスと言わざるを得ない。今までにマスコミ全体で何度も同様の過ちを繰り返しており、後で訂正さえすれば許されるといった甘えがあるのではないか。間違えられた生存している別人の女性もさぞ迷惑だろうし、家族や親戚、友人も肝を冷やしたことだろう。そこまでして被害者の顔を放送で出さなければならない意味があるのか?最近の報道は早い展開と話題性が重視され、ワイドショー的演出によって視聴率の数字しか追い求めていないように感じる。最近の報道はショー化し、被害者家族や加害者の家族に取材陣が大勢で詰め掛けて、遺族感情を考えない非常識な取材が多く、取材陣の現地での態度が悪いと評判である。”マスコミと言えば何でも許される”と思い違いをしている。被害者のプライバシーを慎重に扱うという真面目な姿勢が全く感じられない。写真を紹介したり、人生の軌跡を報道することについて、被害者や遺族の許可を得ているのか?被害者の写真や情報を使う場合は、提供元を提示し、同時に誰の許可を貰って報道しているのかを伝えるべきだ。このような報道姿勢が日本全体のモラルや常識、政治、教育などのレベル低下の一因になっていると考える。
  • 「八王子通り魔事件」の殺人事件報道では、これまでの事件報道と同様に、「凶器の購入先」「隠し場所」「殺人の手口」などを1日に何度も繰り返して放送していた。私はボランティアで若い人と接しているが、若者からは「このようなニュースを何度も見ていると実行犯と同様な気持になってしまう」と訴えられたことがある。報道の仕方が若者に何らかの影響を与えていると思うので、手口などの詳細な報道は止めて貰いたい。社会からの疎外感を持っている子供達は、なんとか有名になろう、注目されたいと衝動的に行動しかねない。このような社会を作ってしまった大人の責任でもあるのだから、むしろテレビ局は社会の現状を分析した番組を作って貰いたい。
  • 「岩手北部地震」の地震速報で、震源地などはテロップやCGで場所が表示されていたが、画面に映っている被災地や、リポーターがコメントしている取材場所についてはそこがどこなのか場所が表示されておらず分かりにくかった。過去に台風の被害を受けた豊岡市で聴覚障害者に避難勧告が届かず、浸水した自宅に取り残されたケースが複数あった。聴覚障害者や視覚障害者は健常者よりも避難に時間がかかるため、放送局は技術的なバリアフリーに取り組み、中継場所についての情報は映像と音声の両方で伝えるようにしてほしい。
  • 東京キー局の朝の情報ワイドで、痴漢被害をでっち上げ虚偽告訴を行った女性被告の公判の報道に関して、スタジオでわざわざ役者を起用し、痴漢が行われたと虚偽申告したときの状況を再現していた。この報道に限らず、最近のテレビでの事件報道は非常にエキセントリックで過熱していると感じる。また、”自由”と”身勝手”との区別も出来ず、報道されたことを真似たりする視聴者もいるので、報道する側は必要以上に詳細な報道をしないで欲しい。いつどこで模倣犯が現れるか分からないので、日常生活の中で非常に恐怖を感じている。

【取材・報道のあり方】

  • 民放各局の「岩手・宮城内陸地震」の報道では、地元の岩手で感じた揺れの実感とテレビでの震度報道とのずれが大きかった。岩手南部は比較的平野部が多く、この地震による被害は山間部のごく一部に限られていたが、報道では、最も大きな被害を受けた宮城県栗原市に関する報道で重要な視点が抜けていた。栗原市は3年前に10町村が合併して誕生した市であるが、そのために初期の被害情報が共有出来ず、それが避難所対策や、その後に起きた土砂による堰止湖対策の遅れに繋がったことを伝えるべきであった。
  • 「岩手17歳少女殺人事件」の報道で、リポーターが「父親は栗原市の郵便局に勤めている」と、事件とは全く関係のない父親の職業を伝えていた。何故被害者の親族の人権を無視した報道をするのか。父親の職業を伝えることによって、事件が解決するとでも思っているのか。「秋葉原通り魔殺人事件」でも、容疑者の両親が自ら謝罪会見を行ったが、記者の容赦ない攻撃に泣き崩れ、まるで土下座した状態の母親の姿をそのまま放送していた。これは行き過ぎた取材による報道被害である。こういうことでは、殺人事件などはワイドショーで取り上げるべきではない。
  • 「八王子通り魔事件」の報道で、被害者が被害に遭う9日前の飲食店での防犯ビデオ映像が放送された。しかし、この映像は事件とは全く関係がなく公開されるべきではないと考える。被害者の知人から以前に行った飲食店名や日時を聞き、飲食店でその日時の防犯ビデオを入手したのではないか?マスコミが事件とは関係のない日時の防犯ビデオを入手し放送する行為は、国民のプライバシーを侵害するものであって脅威を感じる。今回のビデオの入手に関して調査と説明を求めたい。
  • 「八王子通り魔事件」の容疑者について、「誰でもよかった」という、警察が発表した犯人の供述がそのまま伝えられている。だが、そこらの野良犬が殺されたのと訳が違う。どうして被害者家族の心情に配慮した報道をしないのだろうか。「誰でもよかった」などという犯行理由を受け入れることなど出来る訳がないではないか。また、番組によっては、今年に入ってから起きた8件の無差別殺傷事件の犯行動機について、一様に「誰でもよかった」と書かれた供述の一覧をフリップで示しながら「秋葉原通り魔殺人事件」などとの関連について話していたが、このような報道姿勢こそが摸倣犯を生み出す連鎖を呼び起こしているのではないかと思う。
  • 東京キー局の朝の情報番組で、重油価格高騰の影響により全国の漁船が一斉休業したニュースを伝えた折り、出演者で関西のテレビ局報道部の要職をつとめる某氏が「日本の食を支えるためにも対策を考えなくてはいけないが、軽油の値上げ幅は10%程度なので、トラックなんかはさほど問題ではない」と不適切な発言をした。私は父親の後を引き継ぎ、14年前からトラック・ダンプカーを数台購入して営業しているが、軽油価格は当時1リットル当たり62~63円だったものが、現在の価格は155~160円で約2.5倍に高騰している。営業すればするだけ赤字になるが、運転手の手当てを支払うために食うや食わずでコスト削減に努めているのだ。彼は某テレビの報道局の要職なのだから、自身の職責を自覚した発言をしてほしい。
  • 朝のワイドショーで大分県の教員不正採用問題について、視聴者からの「どこの県でも行われている」「教員一家は絶対不正をしている」「私の知人もやっている」等のFAXを紹介していたが、きちんと事実確認をしてから放送しているのか?憶測や噂を、いかにも本当のように報道しているように感じた。連日の報道により教育現場で先生も子ども達もとても戸惑っている。信頼関係で成り立つ教育現場に波風がたっているのも事実だ。テレビでの報道をすべて信じきって激怒する方もいる。放送がどれだけ視聴者に影響を与えるか、それがどのような混乱を引き起こすのかを少し立ち止まって考えてほしい。
  • 岐阜の女子短大の6人の学生、京都の男子大学生3人に続いて、私立高校の硬式野球部監督がフィレンツェの世界遺産「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」の壁に落書きしたことが発覚し、それぞれ処分されている。また昨日は、JR上越新幹線の車体側面に「Hack」と落書きされていたことも報道されている。世界遺産への落書きの約1割は日本人だと非難されているが、報道機関はこれら落書き行為について「モラル」や「倫理」だけではなく、「落書きは器物損壊であり犯罪行為である」ということを、罰則金などの社会的な制裁も含めて報道するべきである。現在のような報道のあり方では負の連鎖を呼ぶだけである。
  • 重大な事件や事故を伝える際、死者と負傷者をまとめて「死傷者○○名」と表現することが多い。しかし死亡と負傷では被害の度合いの差は大きく、一緒に数えること自体、死者の尊厳を軽視するもので、亡くなった方に失礼だと思う。やはりその時点での「死者○○名、重軽傷者○○名」とそれぞれを分けて伝えるべきだと思う。

【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

  • 乗馬型フィットネス器具の通信販売について、公正取引委員会から警告処分を受けながら未だに「法律違反を犯したわけではない」と言い切っているこの放送局の姿勢はおかしい。「あるある大事典」では、納豆ダイエットが社会問題となり、番組は打ち切られ、社長は辞任し、関西テレビは民放連を除名された。一体、この局の問題と関西テレビの問題はどこが違うのか?視聴者から見れば同じ問題であるように思う。こんなときこそ、第三者機関であるBPOにしっかりしてもらいたい。
  • エネルギー危機が叫ばれているこの時代に、一晩中テレビ番組を放送する意味が一体どこにあるのか問いたい。観賞に耐えるものならともかく、芸とは名ばかりのお粗末な芸を見せるだけのつまらない内容のものばかりだ。このような番組をその夜の楽しみにしている人は殆どおらず、視聴率も限りなくゼロに近いだろう。それならば思い切って深夜番組を打ち切り、放送時間を短縮すべきではないだろうか。地球環境に配慮した対応を各放送局に望む。
  • 長時間番組の中で芸人の所有するクルマをペンキで滅茶苦茶にし、更にぶつけて駄目にするというとんでもない企画があった。幾らなんでも酷過ぎるのですぐにテレビ局に抗議し、不適切な内容について番組の中で謝罪するよう要望した。しかし謝罪はなく、後日再度電話をして番組担当者と話をした。その際「企画で使われたクルマは本当に芸人達の私物なのか」と尋ねたところ、「あくまでも演出上彼らの所有物ということにしただけであり、実際は違う」と言われ唖然とした。それでは視聴者を欺くヤラセということになる。そのことも合わせて謝罪するようテレビ局に抗議したい。BPOからも強く言ってほしい。
  • 20時45分頃に放映された長時間番組の中での、お笑いタレントによる他人の自家用車に対する塗装のいたずらは車の所有者本人には全く了解を得ずにいたずらの有様を垂れ流し放映しておりました。20年以上前に放映した「ひょうきん族」の回顧は、四十代になった私も懐かしんで見ておりましたが、さすがに当世、本人の了解もなしに自家用車が見るも無残にペンキでいたずらされ、破壊される様子には思わずチャンネルを変えました。やりすぎです。当時とは時代が変わっています。お笑いで済ませるレベルではありません。刃物でさえ模倣犯がふえているのですから、この番組を見てひょうきん族のシュールなお笑いをお笑いで済ませずに、器物破損という犯罪に転嫁する若者が出るかもしれません。テレビ局は自身の影響力をもっと考える必要があると思います。垂れ流しの27時間でした。
  • 世界の食糧難についての話題で、貧しい地域では大切な食糧である「トウモロコシの粉」をスタジオの出演者が試食する場面があった。「まずい」という意思表示であろうが各人とも一口食べて顔をしかめ、それ以上は口にしなかった。そのため用意したトウモロコシ粉の殆どが無駄になったようだ。食糧危機を伝える番組なのに大量の食糧を無駄にする番組を放送する意図が分からない。放送局の常識を疑う。
  • 週刊誌にタレントグループのリーダーの”大麻吸引疑惑”が載っている。ところがテレビのワイドショーなどはどこの局もこの”疑惑”を取り上げなかった。女性アナ不倫騒動のときもそうだったが、普段は新聞や週刊誌などの記事を紹介するのにである。これは、タレントがテレビ局に巨大な影響力を持つプロダクション事務所のタレントであるため、テレビ局が同事務所に気を使って自粛したか、あるいは同事務所がテレビ各局に圧力をかけて報道をストップさせたとしか思えない。そうだとすれば報道のあり方として問題だ。
  • 写真家が出演して彼の作品を紹介していたが、女性のヌード写真が放送された。子供も見る可能性のある午前中にこのような人物を出演させることは公共放送のNHKとして問題ではないか?インターネットでその写真家を検索すると、縄で縛られた女性の写真などが出てくる。このような一部の人が趣味としているような写真、またそれに結びつくような人物をNHKの番組に出演させるべきではない。視聴者センターに電話をしたが「子供が学校に行っている時間の放送だから問題はない。リクエストが多いので再放送した」と言われた。
  • 深夜番組でホラー映画の宣伝が流れたが、画面に急に恐ろしい顔が現れしばらく映っていた。あまりにも衝撃的で恐ろしく、心臓がドキドキしたのでチャンネルを替えた。私は今妊娠中なのだが、眠れずに気分転換にテレビをつけた時にちょうどこの映像が流れた。そのせいで動悸が止まらず、目を閉じるとその顔を思い出し吐き気がして眠れない。いくら深夜番組とはいえ、公共の電波なのだからもっと配慮すべきだと思う。しかも何の前触れもなく急に流すのはひど過ぎる。卑猥な映像や言葉にはコードがかかるのと同じに、恐怖映像にも同じ措置をとるべきだ。見たくないものを急に見せられて腹が立つ。これでは安心してテレビが見られない。実際そのチャンネルはそれ以降、怖くて見られない。今でもショックでお腹が痛い。
  • 月末の金曜日からスタートするドラマの番組宣伝を偶然見ていたら暴力・犯罪を扱ったとんでもない内容だった。この番組に携わった方々、特に番組制作を決定した方々の品位や感性のなさにあきれ果てる。このような世の中になるように煽っているように思える。タイトルに「この正義が罪だとしても」とあるが、悪いことをした者をかばい立てしているようで、本当に情けなく苛立ちを覚える。「思想や哲学を持って」とは言わないが、せめて「創造力」と「倫理観」くらい持った者に制作にあたらせるような局になってほしい。
  • 13日にドラマ番組の宣伝が約1時間にわたり放送された。その中で、男子高校生役の俳優数人の裸が頻繁に登場し、女子高生役の大勢の女性を前に全裸で学校内を走り回るシーンが繰り返し放送された。男子生徒役の俳優が18歳未満か否かに拘らず、22時台の放送でこれら若者の性を面白おかしく商品化することに疑問を感じた。ここまでやるのは制作者の単なる趣味とセクハラだと感じた。下着姿でなら学校を走り回されるシーンは演出として譲歩できるが、公共の電波で、生徒役の大勢の女性の前を全裸で走らせる必然性が全く理解できない。この宣伝番組では冒頭で全裸シーンをウリにしているかのようなナレーションも入り、「視聴率をとるためには放送倫理など関係ない」という制作者の気持ちを感じた。この番組の放送時間帯を考えると、今後制作者の姿勢が更にエスカレートするのであれば、青少年に与える悪影響が懸念されるため意見させていただいた。
  • 企画の第2弾として、夫の歯ブラシでトイレの掃除をしているという”鬼嫁”が紹介された。朝の食事中にこんな話しを聞かされ、気持ちが悪くなり吐き気を催して食事が喉を通らなくなった。こんなくだらないことを放送しないで、もっと視聴者の役に立つ情報を伝えてもらいたい。このコーナーでは、先週も「夫の歯ブラシで排水溝を掃除する”鬼嫁”」を紹介していた。
  • キー局の午前から昼過ぎのラジオ番組のレギュラーコーナーとして”お色気大賞”というものがあるが、文字通り卑猥な内容が白昼堂々と放送され、なおかつその度合いが過激だ。コーナー自体の話題がそもそも性行為に特化したものに限られており、性行為に関わるあらゆる卑猥な「言動」及び「アクション」やその行為で発せられる「音声」について具体的で強烈な表現が満載されている。是非やめていただきたい。
  • 日曜の夜の遅い時間に放送する番組で、テレビショッピングのような演出で”勃起王”なる架空の商品を紹介していた。出演者に男性の勃起を思わせるようなズボンを履かせ、性行為を思わせるような行動までさせていた。深夜とはいえこのような内容を放送するのはいけないと思う。そもそも放送局は「報道をする」という条件の放送免許を持っているのだから、視聴率のためだけのあくどい演出は控えていただきたい。
  • 土曜日の夜、”新しい笑いを追求”と謡ったバラエティー番組で、女性タレントの写真をプリントしたウチワを作り、その写真の女性の股の部分に穴を開けて、その穴に男性タレントが指を突っ込んで執拗に笑いを取ろうとしていたが、正視に堪えない異常なシーンで不愉快だった。こういうものを夜8時という時間帯に全国に放送しているということが信じられない。品性下劣で猥褻の度を越えており、出演者やスタッフの下卑た笑いで気分が悪くなった。こういうものを民放連は容認しているのか?こういう番組は即刻放送中止にすべきだと思うが、この内容でも問題にならないのだろうか?これが許されるのであれば、放送倫理とは一体なんなのか?公序良俗に反した内容を世の中に垂れ流すのが放送の果たす役割か?
  • 関西の局の10分番組で、番組時間の約9分中、8分がグラビアアイドルの水着ばかり。あとの1分がスポンサーであるパチンコ店の情報。アイドルのお色気で釣って自分の店の宣伝をするとはどういった番組か?番組内容も胸に万歩計を装着してジャンプし、胸の揺れを撮影するというもの。いい加減、水着などのお色気はやめていただきたい。深夜だからといって、誰でもが見られるテレビでやる事ではない。この局は土曜深夜の番組でもアダルトDVDを紹介したりしているが、くだらない低俗番組をいつまで放送するつもりなのか?アダルト番組が見たいのならパソコン・DVD・ビデオで見ればいい。地上波で放送するべきでない。
  • 関西の局の制作する全国向け番組の司会者が「米粉」という言葉を言う時に、関西での女性性器を意味する言葉を想像させるべく、「関西では・・・こ、め、こ」等、必要以上に強調・連呼していた。この行為は放送倫理上好ましくないばかりか、視聴者を不快にさせるものだ。
  • 高速道路のサービスエリアで、男性タレントが財布をなくしたといって探し回る状況が放送されていたが、実は共演タレントが隠し持っていて、後でなくした本人に気づかせるという構成になっていた。財布が発見されるまでにサービスエリアの従業員を巻き込み財布探しをしたり、サービスエリア内の防犯カメラの映像を確認させるなどしていたが、善意で探してくれた人に対して非常に失礼な表現だった。いくらイタズラ企画だとしても、このような表現は問題があるのではないか?
  • 同姓コンビのタレントによる番組で、出演者とスタッフによる番組司会の相方に対する”からかい倒し”が最近ますます目に余るようになってきました。今週火曜日の収録では、観覧者に対して「収録中にあったことの一切口外禁止」という命令が出されたとのことです。収録中に何があったかは分かりませんが、外部には知られてはならないような事があったのだと推測できます。今までの事例から考えて、恐らく番組での”からかい倒し”がひど過ぎたか、もしくは出演者の発言に差別的なものがあったのだと思います。外に出せないようなことが起こる番組の倫理とは何なのでしょうか?全員で一人の人間を貶めるということは、イジメとなんら代わりません。人をからかうことによる「笑い」は、一歩間違えると「イジメ」になります。
  • 関西の局の番組司会者はタバコを吸い、酒を飲み、横にキャバクラのお姉さんのような人を置きながら番組を進行していた。この件でテレビ局に「たばこを吸いながら番組を進行してもいいのか?」と電話をすると、「路上喫煙とは違うので問題ないです」と横柄に言われた。でも、常識で考えたらおかしいだろう!!
  • 火曜日の午後、江ノ島ビーチで水着姿の若い3人組の女性にインタビューしている様子が放送されていたが、傍らに、明らかに彼女たちのものと思われるアルコール飲料の壜が置いてあった。彼女たちがサバを読んで「19歳」と年齢詐称していることも考えられるが、いずれにしろ放送すべき映像とは思えない。放送は生中継ではなくて録画のようだったが、それならば編集して彼女たちの場面をカットできた筈である。他局のことではあるが、ひと月ほど前、早朝のワイド番組で電気自動車特集をした際に、公道を走る電気自動車の隣に制服姿の高校生がタバコを吸いながら片手運転で自転車を走らせている姿が大写しで映ったことがある。放送局の制作担当者は、画面の隅々にまで気を配って編集すべきである。
  • 早朝からの情報ワイドでは「話題の転換」「タイトル提示」「字幕の表示」などの際に入る”効果音”が大きくて、うるさくて耐えられず、音を消して見ている。無意味でナンセンス極まりなく”逆効果”だということに番組担当者は気がつかないのだろうか。同局の別番組についても全く同じことが言える。
  • 「お客様は王様かよっ!?」で、お昼の時間を「午後12時」と表現していたが、午後0時の間違いだ。午後12時は夜中の午前0時のことだ。お昼12時なら正しい。実際は12時間表示の場合、11時の次は0時になる。午前か午後かは、午(うま、うしではない、うしは2番目、丑みつ時)の前か後ろかであって、その真ん中を正午と言う。他局でもこういった間違いが非常に多い。放送局たるもの、もっとレベルを上げてください。
  • ボクシング世界選手権でチャンピオンへのインタビュー中に亀田興毅がリングに乱入した。中継した放送局にこのことで苦情を伝えると「(乱入は)演出ではなくハプニング」との回答だった。しかし、ジムの会長の証言では「事前に乱入することが決まっていた」とのこと。このことが事実ならば放送局は視聴者に対して極めて不誠実かつ公共性を重んじる放送機関として、あるまじき態度だと考える。ただでさえ一部で偏向報道や捏造が多いなどと言われているのに、放送局の体質を疑わざるをえない。場合によっては放送免許剥奪でもよいのではないかと考えるほどだ。

【その他、番組全般】

  • 推奨意見/我々が知り得ない裁判所の現状を東海テレビがドキュメンタリーで伝えていた。地方のテレビ局が現職の裁判官の日常生活をはじめ、裁判所の制度や内部を長期にわたり取材したことは評価に値し、番組の視聴を推奨する。そこで要望だが、来年から始まる「裁判員制度」について、制度導入の理由や裁判員の仕事と役割、制度の対象となる事件等を紹介する番組を今後制作して欲しい。
  • 推奨意見/「岩手北部地震」の報道特番が放送されたが、フジテレビだけが番組中のCMを全て公共広告機構に差し替えて放送していた。この方針はとても良いと思う。他の局は平気でCMを放送していた。スポンサーとの契約があるのかも知れないが、被災者の気持ちを考えた時、報道特番を組んでいる以上はCMにも気を使っていただきたい。そういう点で、この局の方針には感心した。
  • テレビでの誤報は一回謝罪すれば許されるのか?視聴者はテレビを24時間見ているわけではない。その時そのチャンネルで見た情報を信用する。ずっと同じチャンネルを見ているとは限らない。もう少し責任感を持ってほしい。これが他の業界なら責任問題だし、食品業界なら産地偽装・産地取り違えでクビになってもおかしくない問題である。それなのに、テレビ業界は謝罪すれば許される。自分達は甘い業界にいることを自覚してほしい。もうすこしペナルティーを厳しくすべきだ。
  • 是非とも報道して欲しい事がある。大手新聞社が数年間にわたり英文サイトで日本人女性を侮辱するような記事を書いていた。この新聞社は一応は対応したが、その処分は甘すぎる。しかしメディアはこの事件をあまり重視しておらず、ほとんど報道されていない。新聞社の行為は決して許されるべきではなく、厳しく追及すべきだと思う。不二家や船場吉兆の事件ではメディアが糾弾し、企業も多大な損害を被っている。何故一般企業の不正は訴追までされるのに、この新聞社は軽い追及で済むのかが不思議だ。メディアはこの問題を広く国民に伝えるべきだと思う。
  • 「原爆 “封印”された昭和史最大のミステリー」と謳った番組が8月2日午後9時から放送される予定だが、何が封印されているというのか。大東亜戦争当時に日本にも核爆弾製造計画があったことは周知の事実だろう?確かに知らない人は多いかもしれないが、「封印」されてはいない。いかにも軍部や一部政治家がこれまで隠し続けてきたような印象を与えて視聴者をつかむための「誤解を生む過大な表現」としか言いようがない。それに”福島県石川町に住む15歳の中学生たち160人が動員された。その一人の証言を軸に物語は進む”とあるが証言者はたった一人か?60年以上も前のことだから記憶があいまいな部分も多いだろうし、思い違いをしていることもたくさんあるだろう。例えていえば「私はアガリスクを飲んで癌が消えました!」と同じで、その人は嘘をついていなくても、言っていることに普遍性があるとは限らない。一人の証言だけでドキュメンタリー番組を制作するのはいかがなものか。日本における核爆弾製造計画という理化学研究所の仁科芳雄博士が指揮したウランの分離・濃縮に関する研究というのはそれなりに知られた話だと思うし、何より湯川秀樹博士も理化学研究所の一員であり、その時の所謂”F研究(素粒子研究)”が後のノーベル賞受賞の対象研究へと繋がっていったというのはあまりにも有名な話だ。それを「封印されたミステリーだ」と言われてもどうかと思う。
  • 先月以降、10代から30代の犯行や凶行が続発している背景には、テレビ、新聞、雑誌など、従来からのメディアに加え、インターネットも含めた過剰なまでの事件報道や、その周辺情報の氾濫状態を抜きには考えられない。特にテレビとネットが若い世代に及ぼしているその影響は、今や誰も否定できないのではないか。続発する類似事件の原因が事件報道にあると言うのではない。むしろ放送に課せられた使命感や放送上の倫理観をはじめ、番組自体が社会への責任を放棄し無責任な一部のタレントを起用した低俗な情報番組の氾濫に問題の根源がある。更にそれらの情報番組やバラエティー番組と同様、或いはそれ以上に影響を与えているのが、公序良俗などのかけらもない多くのドラマやアニメ番組であり、そこには「生命」「倫理観」「人権」「社会常識」など、社会の規範を無視した番組作りをする放送界の基本姿勢と経営方針に問題がある。特に大手民放局の経営には自律や自浄などの意識はないのではないか。放送局に訴えても視聴者の声など聞こうとしない各局の対応ぶりがいい例で、だからBPOに伝えるのだが、BPOが各局に対し指導・監督権がないというなら、せめて「放送の影響」について真剣に検証していただきたい。ヤラセや捏造問題の追及よりも、もっと大きな課題だと思う。BPOにも視聴者からの意見が多く寄せられるのだろう。それらの意見の中には「放送の及ぼす影響」についてのデータや「放送を良くする」ヒントがあるのではないかと思う。視聴者の声をBPOがうまく活かすことで放送界と周辺関係者に警鐘を鳴らすことができるのではないかと期待したい。本来ならば、各局が現在放送している自らの番組を検証し、社会への貢献や悪影響の有無を振返るべきだと思うが、今のような番組しか作れないような各社にはとても期待できない。NHKも含め各社の役員・社員は自社番組を視聴しているのだろうか。「見ている」と言うなら、「我々は実に多くの恥ずかしい番組づくりをしている」との自省はないのか。このような放送メディアのあり様では早晩、インターネットを含めた通信と放送への規制の動きが加速するだろう。ネットによる社会への影響とともに、放送の果たす社会への役割や、まともな番組とは何かを放送界自らが真面目に考えるべきぎりぎりの時だと思うがいかがか。
  • 鮮血が飛び散るサスペンスやミステリーなどの殺人ドラマを放送している放送局が、「秋葉原通り魔殺人事」件以降、全国各地で無差別殺人事件や家庭内での殺人事件が相次いでいることに対して無責任な発言を繰り返している。番組コメンテーターは「何故このような殺伐とした事件が起こるのでしょうか」や「なんという国になってしまったのでしょうか」などとコメントしているが、問題を作り出したのは自分達テレビではないか。ドラマの殺人シーンで火をつけ、情報番組のコメンテーターがそ知らぬ顔で水をかけるという”マッチポンプ”をしているのではないか。映画界には映倫という自主的に検閲規制する機関があり、社会的・倫理的に好ましくない表現について削除や変更を勧告しているが、放送界にも同様の削除や変更を勧告できる機関を立ち上げるべきである。何故ならば、民放連の放送基準の1章「人権」には「人命を軽視するような取り扱いはしない」と定められているが、ドラマでの殺人シーンの多さを見ればこれが守られていないのは明白であるからだ。放送界は完全に自浄能力を失っている。
  • 私は役所で後期高齢者医療制度の担当課に勤務している。先日、市民の方から早朝のワイドショーで放送された内容について質問の電話がかかってきた。私は仕事中でその番組は見ていないが、保険料の支払いが口座振替でも可能になったことについて放送されていたそうだ。その中で「口座振替にすると保険料(つまり税金)が控除される」と言っていたとのことであった。しかし、年金天引きは2ヶ月に一度で、口座振替は毎月の支払いとなるだけで、保険料の金額自体は変更されない。どのように放送されたかは分からないが、何名かの市民の方から同じように質問があったので、かなりの方が誤解をしているようだ。放送するならば、もっとお年寄りの方に分かりやすい説明で伝えてください。
  • 昼のワイドショーで「秋葉原通り魔殺人事件」のその後を取り上げていた。殺害された男性の父親がインタビューに答えて「出来るなら犯人を(息子がされたのと)同じ目に合わせてやりたい」と胸の内を語った直後に画面がテレビ直販のCMにかわり、包丁の映像が目に飛び込んで来た。紹介された商品は包丁研ぎ器で、ピカピカに研ぎ上がり、切れ味がよみがえった包丁で鶏肉を切ってみせ、その切れ味に驚くという内容だった。しかし、このタイミングで刃物関係のCMを入れるとはどういう神経なのか?意図的なものとは思わないが、配慮のなさに愕然とする。最近インターネット上では、容疑者を崇めるような書き込みが後を絶たないと聞く。このような者がテレビ番組を含め何かのきっかけで第二、第三の秋葉原事件を起す可能性も否定できない。番組を放送する側はそうした社会の動きを敏感に読み取りつつCMに至るまで細心の注意を払い、放送して差し支えないかどうかを常に厳しくチェックすべきだ。
  • “秘境の名宿”を紹介する番組は2006年に東京の民放局で放送された番組の再放送だったが、「岩手・宮城内陸地震」以前の情報で、地震以降に放送するに当たっての配慮が欠けていた。紹介の高原温泉については震災によるアクセス等の新情報を伝えるべきだが、番組中にはスーパーによる処理もされていない。そればかりか、ある温泉旅館に至っては既に水没している宿なので、放送する事自体が不適切だと思われる。被災地域に対する配慮が全く見られず、2年前の状況の内容をそのまま放送する編成責任者の見識を疑う。
  • 医師が主人公のドラマだが、20歳位の若い女優や俳優が出演するのはおかしい。20歳なら大学2年生位なので、そんな年齢の医師は現実にいない。また医学部を卒業するのは24歳で、研修医の期間を含めると26歳でやっと医師としての活動が始まるのだ。また、「名医」と言われる医師は、一般的には50歳代くらいの年齢の人たちだ。人気優先で俳優を選ぶのかも知れないが、もう少し現実的なドラマを作ってほしい。
  • 環境問題をテーマにCO2削減を取り上げ、「コンビニの24時間営業の是非」についてアンケートをとっていた。CO2を削減するためには、「こんな小さなことまでするの?」というくらい些細な事の積み重ねが必要だと思っているが、番組ではコンビニの問題だけを取り上げるだけで、お膝元のテレビ局の問題を取り上げていなかった。コンビニに負けず劣らず、テレビもほぼ毎日「24時間営業」をしているが、たとえば深夜1時以降の放送を中止した場合のCO2削減のシミュレーションなどしているのだろうか。次回は是非「テレビの深夜放送の是非」についてアンケートをとってもらいたい。
  • 大分の地元紙の幹部が学校教育部長と同席した会合で「娘が教員採用試験を受けている。助けられるものならお願いします」と依頼し娘が合格した大分教員採用汚職事件について、みのもんたが「『ふざけんな!』と言いたくなる。不正入試で採用された子どもは、名乗り出るのが当たり前だ」と発言をしていたが、小学校に勤務していた彼女は17日付で辞職届を提出し、すでに辞職している。そこまで非難する必要があるのかと感じた。
  • 関西のテレビ局のトーク番組で食の安全性について討論が行われていたが、ゲストコメンテーターが「市販されている野菜は農薬が大量にかかっていて食べられないし、農家は自家用と出荷用で農薬の散布をわけ、出荷用は恐ろしいので自分の子供には食べさせない」などと発言していたが、特に根拠となるデータは出ていなかった。もし、市販されている野菜に大量の農薬が付着しているのであれば、現在は罰則の重い罪だ。事実であれば信用問題にもなるので、無作為にスーパー等の野菜を調査する必要がある。もし何の調査もせず根拠もなしにこのような発言をしたのであれば、一農家としてとても許せない。第三者の立場から調査を行い、早急に事実関係をはっきりさせるべきだ。よろしくお願いします。
  • 土用丑の日に因んでウナギの話題を取り上げていた。中国産の食品に対する不信感は消えず、特にウナギに関しては産地偽装事件の直後だけに消費者の純国産志向は非常に強いという。その上で番組では輸入組合が作成した「JAPAN]というポスターを純国産鰻であることを保証する表示として紹介し、「このポスターを目印に選べばまず大丈夫」と説明していた。しかし私が組織に確かめたところ、「ポスターはオリンピックの開催年を記念して作成したものであり”国産”を示すものではない。農水省からの指導を受けて”国産”と呼ぶことを止めた”里帰り鰻”の売り場にもこのポスターは使われている」とのことだった。番組で紹介された内容は誤っており、消費者に新たな誤解と混乱を与えるものだ。すぐに訂正放送をすべきだ。
  • 8/6(日)にBS1で放送される予定のBS特集で女性歌手による四川の大地震報告の番組宣伝を公共放送のウェブサイト等でよく見る。その際、彼女の呼称を”日本ユニセフ親善大使”としているが、正しくは”日本ユニセフ協会親善大使”である。彼女が親善大使を務める(財)日本ユニセフ協会”とは、国連の下部機関である国連児童基金(UNICEF)と協力協定を結んでいるものの、別の財団法人である。従って、UNICEFの正式な日本支部”ユニセフ東京事務所”とも異なる。ダイレクトメールで寄付の振込みを呼び掛ける日本ユニセフ協会をUNICEFの支部であると誤解して、寄付に応じてしまう人は多い。NHKが”日本ユニセフ親善大使”という実に紛らわしい呼称を使うことで、こういった誤解が又増えると思う。きちんと”日本ユニセフ協会親善大使”と明示すべきだ。
  • “じゃんけん”で勝つとスーパーで品物が安く買える番組に家族で参加した。”じゃんけん”で勝って、家族構成を聞かれたので「夫婦と子ども6人の8人構成です」と答えた。ところが、放送では「爺ちゃん、婆ちゃん、夫婦と子ども4人の8人家族」と表示されていた。後日、祖父母が亡くなった時に香典を頂いた取引関係の会社から「テレビを見ていたが、爺ちゃん、婆ちゃんは元気ではないか」と連絡があるなど、ひんしゅくをかっている。番組責任者に「取引関係の会社に説明するために、謝罪文を家に持ってきて謝って欲しいと」要求しているが、電話で謝罪するばかりで解決に至っていない。現在は制作責任者から紹介された制作会社の人間と交渉しているが、人権問題だと捉えているので、取り敢えずBPOに連絡した。

【CM】

  • 教育産業のCMで、話をしている男の人の顔にヒゲや大きな鼻などを落書きしていくものが放送されている。いたずら書きが良いことではないことは社会の常識であると思う。最近ではイタリアの世界遺産の聖堂への落書きや、新幹線への落書きが事件としてニュースとなっているが、このような時期にいたずら書きのCMを流す企業の気持ちが理解できない。ましてや家庭教師派遣の会社ではないか。即刻、放送を止めることを希望する。
  • 携帯電話のマナーを守らない人の事故や事件の報道をよく聞くが、携帯電話各社のCMではそれに対する呼びかけは少ない。逆に、歩きながらの使用など、危険な使い方をしているCMが多い。利用者以上に、対応しない携帯電話会社に問題があると思う。
  • マンションに居住しているが、CMの音量が番組本編より大きく聞こえる。特に夜間は近隣住民の迷惑を考えて、CMに入った途端に音量を低くし、本編に戻ったら元の音量に戻すことを繰り返しているが、どうにか出来ないのか。

【BPOへの意見】

  • 7月17日号の週刊誌の記事で、報道番組に出演して内部告発していた外食産業の元店長代理の女性は、同番組キャスターの経営するプロダクションの社員として採用されていたと報道されている。採用内定が決まった後の11月27日に外食産業の旧制服を着て証言したことはヤラセと見なされても仕方がないのではないか。すでにBPOとして結論を出していても、新証拠が出たことで再度検討すべき事項だと思われる。明らかな嘘でスポンサー企業を貶める行為はジャーナリストとしては絶対にいけないことだと思う。
  • 私は新聞を2紙とっているが、某新聞は民放と資本関係があるためか番組批判の記事は極めて少ない。その点、比較的自由なのか、別の新聞には遠慮のない読者からの批判がよく掲載される。ところがBPOに寄せられている番組批判はそれどころではないことを知った。私は番組そのものを見たことがないが、改めて劣悪番組の多さ、低俗性の蔓延化を知った。更に驚いたのは【ある局の女性キャスターがBPOの存在を知らなかった】との記述だった。BPOはNHKと民放で番組向上のために作られた組織のはずだが、視聴者からの不満のガス抜き機能としてしか働いていないのではないか。視聴者からの指摘は必ず当該局に届けられ、局はそれに答えるという双方性を持たせるべきではないか。
  • 映画監督でもあるタレントが長時間番組で出演者の高級外車にペンキを塗りたくったことについて、テレビ局に問題を指摘したところ、番組制作担当のスタッフが「過剰演出なのかどうかなどは制作サイドが判断するもので、視聴者の質問にいちいち答える必要はない。仮にBPOから問題指摘がされたとしても、それにどう対応するかはあくまで局の判断に任せられる」と言っていた。BPOから指摘された場合、それに反する対応を局側がするとなると、第三者機関としてのBPOの存在意義がなくなると思う。BPO判断に対し、制作現場が「局が最終的にどう対応するかは局に任せられる」と答えるのは問題があるのではないか。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • ドラマ番組(A)。この新番組の宣伝が約1時間にわたり放送された。その中で、男子高校生役の男優数人の裸が頻繁に登場し、その中で、女子高校生役の女優大勢を前に全裸で学校内を走り回るシーンが繰り返し放送された。22時台の放送できわめて若い俳優の性を面白おかしく商品化することに疑問を感じる。ここまでやらせるのは制作者の単なる趣味とセクハラだと感じた。下着姿で学校を走り回されるシーンは演出として譲歩できるが、公共の電波で生徒役の女子大勢の前を全裸で走らせる必然性が全く理解できない。この宣伝番組では冒頭で全裸シーンをウリにしているかのようなナレーションも入り、視聴率をとるためには放送倫理など無関係だという制作者の気持ちを感じる。この番組の放送時間帯を考えると、今後制作側の姿勢が更にエスカレートすることなどあれば、青少年に与える悪影響も懸念されるため意見させていただいた。
  • ドラマ番組(A)。今回の放送では男子の自慰シーンが放送された。また、次回予告では、男子生徒達が女子生徒の前で全裸になっているシーンが放送された。「性」をテーマにしたドラマだからこういう表現が出るのは分からないではないが、それならば、どうして女子の裸、女子の性だけを規制するのか。片方の性だけを規制するのではなく、男女平等に扱ってもらいたい。
  • ドラマ番組(A)。「表現の自由」は制限するべきではないと認識している。しかし、この番組を見た限り青少年を対象にした性的表現を公共の電波で放送する場合は、なんらかの制限を設けるべきではないのかと感じた。男子学生がTバック姿を見ようと女性専門のランジェリーショップで下着を買ったり、アイコラを使ったオナニーのやり方など、友人同士の会話や書物での表現は許されても、テレビで放送する内容ではない。学生達が夏休みを目前にしたこの時期を意識してここまで卑猥な内容にしたのか。局の倫理観が欠如している。
  • ドラマ番組(A)。この番組は何を目的で放送しているのか?サブタイトルからしておかしいのではないか?どう考えてもこんな時間帯から放送する内容ではないと思う。前回も忠告したが、一向に改善されない。子どもが見る時間帯ではないが、中学生等は見ることが出来るのではないか?「できちゃったら、どうするの?」という台詞は、あからさまではないか。現実、妊娠などが低年齢化している世の中でこんな番組が放送されるのはおかしい。数字が取れればいいという番組の構成にも問題があるのではないか?こんな番組は中止するべきだ。
  • ドラマ番組(B)。ケータイ小説を原作として脚本化し8月に放送する予定となっているが、原作を読む限りでは、このドラマの内容が20時台という、全ての年齢層が視聴する事が出来る時間帯に放送するドラマとしてふさわしくない内容だと思う。レイプや流産、不治の病等という重いテーマを軽々しく扱い、美化している。気に入らない相手を退学にまで追い込むように濡れ衣を着せたりする悪質な嫌がらせが横行する。避妊をしない性行為、妊娠、援助交際未遂などという、露骨な性描写と性行為を連想させるものばかりだ。しかも、これらを”純愛”と謳っているのだ。また、主人公の男子高校生がシンナー吸引や身体を滅ぼす薬物摂取している場面を扱っている。さらには未成年の喫煙、飲酒の場面も多くでてくる。これだけ卑猥かつ無法な内容である可能性の高い番組を、映画と違ってR指定もなく、家族全員で視聴する可能性が高い時間帯に放送するという。思春期の青少年に間違った性知識を与える悪影響を心配する。完全に清廉潔白に生きている人などいないことは承知の上だが、それでもこの原作を基にしたドラマを放送することに異議を申し立てたいと思う。
  • ドラマ番組(C)。主人公の女の子が通り魔に首をしめられるというシーンがあるが、最近似たような事件が発生しているのに何でドラマでそれを再現するようなことをするのか。また、高校生の女の子の会話で、男子高校生が女子高校生を妊娠させて退学させられることを「やり捨て」と表現していた。こんな言葉が平気でやりとりされるところに最近のドラマの異常さがある。放送の健全さを取り戻すためにBPOとして検証してほしい。
  • バラエティー番組(A)。ある男性芸人がパイプ椅子に座り、椅子ごとこけて見せるギャグを演じていた。学校で使うようなタイプの椅子なので、児童がこれを真似て怪我をするのではないかと心配になる。申し訳程度に「真似はしないように」というコメントがあったが、子どもはこのくらいの言い方では聞かないものだ。もっと強い口調で注意を促すべきだ。
  • バラエティー番組(B)。女性出演者の水着姿の写真を紙製のうちわにし、その人のちょうど股の部分に穴を開け指を入れてあおぐような形に作り、一般客に配布するというものが放送された。時間帯や出演者の人気度からいって子供も見る番組でありながら、そのような内容を放送するのは信じられない。女性の体を蔑視したものであり、このような考えが女性を対象とした凶悪事件につながる可能性の一端を担っているのではないかと思えた。
  • バラエティー番組(C)。出演者が女性に対して「初体験はいつ?」「今まで何人の男性経験がある?」等のセクハラ的質問をして、答えられなければ罰として暴力を振るっていた。このような内容はあまりにも女性に対して失礼だと思う。こんな企画をする放送局の神経を疑う。
  • バラエティー番組(D)。番組出演者の経験を語る時、芸人の口から「女性がいきなり私の洋服をはぎ取って、股間にむしゃぶりついて、チュパチュパ音を立ててすごい勢いで・・・」という、聞くに耐えない言葉が出た。子供も大勢見ている時間帯だ。テレビでは最近、聞くに耐えない言葉が飛び交っている。

【報道・情報系番組に関する意見】

  • 報道番組。「14歳少年バスジャック事件」の報道で、なぜ、同級生のインタビューが必要なのか。顔を隠しているとはいえ、そこまでして少年の背景を知る必要があるのか非常に疑問に思う。スクープ性が必要なのかも知れないが、事件当日に少年が在校する中学校付近に赴き、在校生を対象に行われたインタビュー取材が、事件背景を知るために必要な取材だとはとても思えない。日頃「青少年の保護を」などと謳っておきながら、こうした取材や放送を行うこの局の倫理観のなさに呆れるばかりだ。
  • 報道番組。今回の大分県の教員不正採用の件には大変怒りを感じている。この件に関して幅広い意見が必要なことは分かるが、児童にインタビューをするのはいいことなのだろうか?まだこれから倫理というものを学んでいく児童に、変な経験をさせないで頂きたい。事件と同様に怒りを感じた。
  • 情報番組。「14歳少年バスジャック事件」の報道だが、番組内で少年の書いた文集等を紹介していた。番組制作者は何を考えているのか?事件と関係のないプライバシーを公表することを誰も疑問に思わなかったのか?
  • 「14歳少年バスジャック事件」の容疑者が「テレビを見ていて犯行を思いついた」と言っていたという。以前から言われていたことだと思うが、殺人を教唆するような事件報道や推理ドラマなどのあり方を、抜本的に再検討する時期にきているのではないか。
  • 報道番組。「秋葉原通り魔殺人事件」以降、ネット掲示板に殺害予告が掲載され、8日には9歳の女児が児童相談所に通告されるという事態が起きたが、各局の報道がこのようなことを助長しているのではないかと思う。書き込んだ本人は「世の中を騒がせたかった」と言っている様子で、これでは当人の思う壺なのに、結局はテレビが取り上げてしまうので「書き込めば注目してもらえる」ということを喧伝しているのと同じになる。一件一件を取り上げるのではなく、「その他のニュース」として注目度を下げた取り扱いが妥当ではないか。世界遺産の落書きも同様で、山口県の錦帯橋に黒スプレーで吹き付けられた文字の映像をそのまま放送していたが、その修復後に石組に書かれた同じ落書きを数日後にまたしても放送していた。「落書きしたことが放送されたこと自体を喜んでネットや仲間に自慢しているのではないか」という心配はしなかったのだろうか。
  • 無差別殺人等の凶悪事件が後を絶たないが、それらの報道では「むしゃくしゃした」「誰でも良かった」等の容疑者の言葉をまるでキーワードのように繰り返し、CGや効果音を駆使した演出で視覚・聴覚に訴え、更に犯行の様子を微に入り細に入り解説している。それらを繰り返し頭に刷り込まれることにより、影響を受けやすい若者は犯罪に対して妙な親近感を持つようになるのではないか。更に容疑者の境遇を自分のそれと重ね合わせ、自らの不満を責任転嫁し社会への憎しみを募らせることになる。そうして犯罪が次の犯罪を呼ぶことになる。報道する側は未熟な若者への影響をもっと意識して、どのような事件であれ極力冷静な伝え方をするよう徹底して欲しい。又、大分県の教員採用汚職事件に関しても余りに詳しくセンセーショナルに報道しすぎていないか?教員全体への信頼を失わせるような報道を見聞きする度に、子供達への影響を考えてもっと簡潔に伝えられないものかと苛々する。

【いじめや虐待を助長する】

  • バラエティー番組(A)。出演者の私物のサックスを勝手にシャワーの蛇口に改造する企画があった。このサックスは非常に希少価値の高いもので値も張るものだ。偽者か本物かの判断は視聴者には分からないが、あのような行為はどちらにせよ、楽器を演奏する人や作る人を冒涜している。更に所有者をいじめているようにも見え、とても気分が悪くなった。青少年へのいじめの助長等の影響も考えるべきだと思う。
  • バラエティー番組(B)。レギュラー出演者の一人を便器に例えて、それに向かって放尿するかのような仕草が放送されたが、いじめを見ているようで不快だった。時間帯が遅いとはいえ、出演するゲストによっては若い年代の視聴者も多いと思われる中、いじめにつながるようなシーンを放送するのは不適切だと思う。
  • クイズ番組。あるお笑い芸人に対する態度が前々から気になっている。演出とはいえ「ピーマンの顔をしろ」と言ったり、だまして途中から相方を出演させる等、なにが「子どもに見せたい番組」だ。いい加減にしろ。これからもこんな風だと子どものいじめのようで見たくない。

【CM・番組宣伝に関する意見】

  • 好きな番組の途中でホラー映画のCMが放送された。とても気持ちが悪く、またCMが放送されるかと思うと怖くて番組を見ることが出来なかった。ホラー映画のCMの放送は中止できないのか?中止しなくとも、ホラー映画のCMの放送の前に注意書きを流すなどの処置は出来ないか?大好きな番組なのに安心して見ることが出来ない。
  • 苦情を二つ言いたい。「競馬」「競輪」「競艇」は賭博行為なのだから、テレビもラジオも番組放送を止めるべきだ。また、電動式のパチンコ台は射幸心を煽り悪影響が大きい。とくに青少年への影響が問題だと思うので、テレビもラジオもパチンコ台のCMの放送は中止すべきだ。
  • 最近のテレビのCMを見ているとパチンコのCMがあまりにも多い。明らかに教育上良くない。日曜日の昼間からCMが流れている状況は異常だと思う。子供から「これ何なの?」と聞かれ「これはギャンブルだからしては駄目だよ」と言うが、アニメのキャラクター等を使用している為、ゲームセンターと変わらない認識しか持っていない。未成年でありながら遊戯したがる子供も出てくると思う。せめて子供の見る時間帯の放送はやめて、夜10時以降にCMを放送するようにして頂きたい。儲かれば何でも良い世の中を進めていけば必ず社会は崩壊します。放送局も収入が苦しいかもしれないが、ここで規制をかけるべきだ。是非、お願いします。
  • 先生の顔にいたずら書きをする家庭教師のCMだが、子供への悪影響が大きいと思う。あれを見て、顔への落書きは当たり前だと思って、真似をする子供が出てきたらどうするのだ。フィレンツェの大聖堂にいたずら書きをしたバカな日本人がニュースになったが、ああいう非常識ないたずら書き人間を増やす原因にもなりかねないから、あのCMは放送中止にすべきだ。

【暴力・殺人シーンについて】

  • ドラマ番組。「弱者が突然強力な力を得て悪者を叩きのめす」という、ありがちな漫画のストーリーだが、映像と内容はどこにでもある幸せな家庭を何の理由もなく突然不良少年達が襲撃するという一般的にありえないようなショッキングな内容で、暴力を容認すると感じた。これを見た子ども達が「不良少年達をカッコイイ」と感じるような内容に仕立てているように感じた。深夜帯だとしてもテレビで流すべき内容でないと思うし非常に不愉快な内容だった。
  • 情報番組。海外で起きた、妹が姉を殺害し遺体を切断遺棄したという凄惨な殺人事件のことが、事実を基に再現放送されていた。出演していた司会者やゲストがその事件をネタに笑い顔で会話しているのを見て、この人達はこんな恐ろしい事件を目の当たりにして一体何を考えているのかとひどく落ち込んだ。同時に、こんな放送をしている放送界も利益第一・視聴率第一主義で、人間の理性が失われているのではないかと疑問に感じた。この放送を見た子供が、就寝間もなく「怖い」といって起きてきた。おそらく番組のことが頭に残っていたのではと思う。そんな衝撃的な事件について面白おかしく出演者に演じさせ、視聴者の興味だけをそそらせる構成は到底許せない。
  • この番組枠では連日「サスペンスドラマ」を再放送しているが、学校が夏休みの間は若者達も見ていると思う。殺人事件を誘発するなど青少年への悪影響が心配だから、この時期にこの種のドラマを放送するのは不適切だ。

【犯罪を助長する】

  • バラエティー番組。出演者の女性が痴漢のでっちあげを自ら告白したが、これはれっきとした犯罪だ。痴漢は、警察に拘留され検察から告訴された後、原告の証言のみで有罪確定し刑務所へ連行される。取り調べ中のビデオ撮影は導入されていないし、99%が有罪になるのが日本の司法だ。そんな日本の司法制度の中でこの発言である。ただでさえ日本のテレビ番組は女尊男卑が横行している。何も知らない子ども達は男性が低俗な獣にしか見えないのではないかと危惧する。

【動物に関する意見】

  • アニメ番組。ペット飼育禁止のマンションに住む家族が、捨て猫を拾ってきて育てる過程を描いたアニメである。内容からみて、幼稚園から小学校低学年程度の子供を対象としているように見受けられる。原作HPによれば、管理人に見つかって止むなく引っ越すというストーリーとなっているようだ。この番組を見て作者の倫理観を疑わざるを得ない。動物愛護の名の下に、共同生活であるマンションの規約を破って動物を飼うことが美化されており、「可愛ければ、見つからなければ飼っても良い」と子供に訴えているようにしか思えない。ペット禁止のマンションであれば、動物嫌いの人や動物アレルギーの人等が住んでいることもありえると思うが、その人たちに対して迷惑を掛けているかも知れないという観点は全く描かれていないようだ。子供への悪影響も無視できない。

【表現・演出に関する意見】

  • 教養番組。通学中の児童数名の映像で、一人の子の顔にボカシがかかっていて異様な光景だった。何か事情があって映せないのなら、その子の映っている映像を使わないようにすべきだろう。顔だけボカシをかけていても、その子の背格好や服装から、また、顔の映っている一緒に通学している他の児童から、近所の人には誰だか分かってしまう。これでは余計な詮索を招き、その子や家族に対して不信な目が向けられることになると思う。

2008年6月に視聴者から寄せられた意見

2008年6月に視聴者から寄せられた意見

「秋葉原 通り魔殺人事件」に関し多くの意見が寄せられた。意見の傾向としては、事件発生直後から3日程は「取材・報道のあり方」 が多く、遺族への過熱取材批判や、「ニュース・情報番組での頻繁な報道は模倣犯の続発を招く」と指摘する、放送の影響に関する意見が目立った。

2008年6月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,436件で、5月と比較し196件増加した。意見のアクセス内訳はEメール56% 電話40% ファクシミリ2% 郵送ほか2%。

男女別では男性75% 女性23% 不明2%。

世代別では30歳代27%、 40歳代18%、 20歳代17%、50歳代12%、 60歳以上10%、 10歳代4%。

2008年6月に視聴者から寄せられた意見 1,436件

BPOに寄せられた意見内訳

意見分類 2008年6月件数 年度累計
人権等に関する意見 10 件 19 件
放送と青少年に関する意見 161 件 [ 意見内容 ] 513 件
放送番組全般にわたる意見 785 件 [ 意見内容 ] 2,123 件
BPOに関する意見・問い合わせ 67 件 290 件
その他(放送関連以外) 413 件 1,238 件
意見件数 計 1,436 件 4,183 件

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。6月通知数は530件( 45局 )であった。

意見概要

人権等に関する苦情

6月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 10件
    (個人又は直接の関係人からの要請)
  • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 250件
    (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

番組全般にわたる意見

【情報ワイド・バラエティー番組】関連 1,224件(全体の85%)前月比437件の増加 意見の傾向/”指摘事項”(件数、全体の比率) “不適切な内容、不適格な出演者”(609件:42%) “低俗・下品な番組”(410件:29%) “倫理観欠如、局の責任”など(205件:14%)

【報道・情報番組】関連 815件(全体の57%)前月比191件の増加 “取材・報道のあり方・批判”(497件:35%) “放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など(242件:17%) “報道の公平・公正性と内容批判”(76件:5%)

6月の意見の特徴としては、8日に発生した「秋葉原 通り魔殺人事件」に関し271件の意見が寄せられた。 これは昨年度に多く寄せられた「亀田関連意見」(390件)や、「不二家報道」(315件)の1年間の意見数に次ぐものとなった。

「秋葉原通り魔殺人事件」に関する意見の傾向としては、事件発生直後から3日程は”取材・報道のあり方” が多く、遺族への過熱取材批判や、『ニュース・情報番組での頻繁な報道は模倣犯の続発を招く』と指摘する”放送の影響”に関する意見が目立った。その後、容疑者の両親の謝罪会見以降は遺族への取材方法に対する批判とともに、遺族や容疑者の両親の基本的人権を無視したかのような取材姿勢への批判・抗議が急増した。また「アニメ・ゲーム・オタク原因説への反論」も多く寄せられた。

なお、【情報ワイド・バラエティー番組】と【報道・情報番組】への意見数が意見総数を超えているが、これは1件の意見に複数の指摘項目が含まれているためである。

【秋葉原通り魔殺人事件関連意見のデータ】
「取材・報道のあり方(批判)」120件(44%)、遺族・容疑者両親への取材方法(批判)」74件(27%)、「アニメ・ゲーム・オタク説への反論」55件(20%)、「放送の影響(事件報道の及ぼす影響)」22件(8%)
男性218件(80%) 女性51件(19%) 不明2件(1%)
30歳代32% 40歳代21% 20歳代18%など
Eメール173件(64%) 電話94件(35%)など
この他に「生活関連意見」(後期高齢者・医療・税・少子化・食糧問題など)が159件、「自殺報道」46件をはじめ、「岩手・宮城内陸地震にともなう取材・報道」「ニュース番組での後期高齢者問題に関わるキャスター発言」への批判・抗議が多い。 また、お笑い芸人の不適切な言動や「大食い番組」 「パチンコCM」への批判が引続き寄せられている。

【放送局の電話応対や局の姿勢】に関する苦情・抗議
前月と同数の167件

【CM関係】「不適切な表現・内容」などの指摘
61件(前月比2件の減少)

青少年に関する意見

6月にBPOに寄せられた意見のうち、放送と青少年に関するものは161件と先月とほぼ同数だった。内容別では、秋葉原通り魔事件に関して青少年委員会にも、「詳細すぎる報道は子ども達に悪影響だ」「ドラマやアニメの殺傷シーンの影響だ」といった意見が12件寄せられた。また、放送前のドラマに関して「低俗すぎるので放送しないでほしい」と言う意見が2番組で18件あった。

BPOに関する意見

BPOへの意見22件  問い合せ45件

番組全般

【特記事項】

  • またもや残忍な、やりきれない「秋葉原通り魔殺人事件」が起きた。各局は相変わらず事件をセンセーショナルに取り上げ、容疑者の過去のすべてを暴くかのような報道をしている。また遺族への無神経な取材も相変わらず行われている。しかし、容疑者の詳細な情報をたれ流すことに何の価値があるのか?派遣社員、ゲーム好きなどなど、様々なキーワードで容疑者を特徴づけることに躍起になっている。しかし、この容疑者と似た様な境遇やライフスタイル、趣向の人もいるはずで、そのような人を情報の垂れ流しによって追い込むことにならないだろうか。メディア全体として「流せばいい」「書けばいい」という姿勢を捨て、真に社会に警鐘を鳴らす報道を願いたい。また直接事件と関係のない被疑者の家族や関係者も、過熱報道によって社会的に抹殺されるなどの報道被害が起こる可能性さえあり看過できない。そのような権利はメディアにはないのだ。
  • 「秋葉原通り魔殺人事件」のような凶悪事件の起きる社会になってしまった要因としてテレビ番組の存在は否定できない。テレビの危険性はその手軽さにあるのではないか。映画のように劇場に足を運ぶことなく、お茶の間で殺人ドラマや暴力的なアニメが見られたり、深夜ともなると子どもでも自室でAVまがいの映像を見ることが出来る。こうしたテレビとの惰性的な付き合いによって犯罪に対する感覚が麻痺し、映像の世界と現実との境が分からないような犯罪者予備軍を作り出しているのではないか。テレビの功罪を今一度当事者は検証し、タガが外れたような「何でもあり」の垂れ流し放送を戒めるべきだ。
  • 「秋葉原通り魔殺人事件」の報道で、容疑者の両親に記者会見をさせる意味があるのか?未成年の犯罪なら親の監督責任が問われるだろうが、25歳の成人男性が起した事件にどうして両親がメディアから「社会的責任」を糾弾されなければならないのか。犯罪を一族の連帯責任とした封建社会のようだ。また、殊更に容疑者の家庭を「異常」や「歪んだ」といった形容で描写しているが、夫婦仲の良くない家庭や躾けに厳しい家庭などいくらでもある。この容疑者の家庭が特別におかしいとはとても思えない。逆にメディアは何をもって「正常」な家庭と言うつもりなのか。これでは容疑者家族は人権を無視され、報道被害を受けていると言える。また、葬式も済まないうちから遺族に向かって「どんなお気持ちですか」とマイクを突きつける局こそ余程「異常」で「歪んで」いるのではないか?遺族に対しても報道被害を及ぼしている。
  • 「秋葉原通り魔殺人事件」の各局の報道で、容疑者が犯罪に走った原因をあたかもゲームや漫画といったサブカルチャーにあるかのように報道しコメントする報道が多々見受けられた。しかし、ゲームやアニメといったものと犯罪との因果関係は証明されておらず、さらに容疑者自身、職場に対する不満を口にしたり社会に対して自暴自棄になっていた点からみて、むしろ労働環境や社会構造に問題があったのではないだろうか。各局の報道を見ていると「サブカルチャー好きは犯罪予備軍」であるかのような印象を世間に与えるが、これは一種の人権侵害にあたると思う。強く改善を希望する。

【取材・報道のあり方】

  • 「岩手・宮城内陸地震」の報道で、工事作業中に土砂崩れに巻き込まれた作業員の救出の模様が放送された。その中で、作業員が発見され死亡確認をする時の家族の反応や遺体の映像が出ていたが、これを放送する必要があったのだろうか。家族がショックで腰を抜かして倒れこむ様子をマスコミが入り乱れて必死にカメラで撮影していたが、救急車への搬送を邪魔しながらの取材・報道ぶりには不信感を持った。マスコミに報道の自由・編集の自由という表現の自由があることは当然承知しているが、本件のような場合には、何よりも先ず被害者とその家族の心情、人権を最優先すべきである。本件に限らずマスメディアは、まるで「被害者にプライバシーなし」と言わんばかりの被害者情報を報道しているが、このテレビ局だけでなく各局も改めていただきたい。
  • 6月14日に発生した「岩手・宮城内陸地震」の際、地元岩手のラジオ局は一部の内容を差し替えただけで地震関連の特番に切り替えなかったため、ラジオで地震情報が聞けなかった。地元局として不適切ではなかったか。通常編成のため、番組からはいつもどおりに笑い声が聞こえたりして、地震の中で大変違和感を覚えた。
  • 宮崎元死刑囚をはじめとした死刑執行について、どの局でも「現法務大臣の死刑執行は何人目」などと放送している。まるで現法務大臣が殺しているかのような放送はやめるべきだ。死刑確定後、何十年も税金で生きている犯罪人を日本国が法治国家として執行しているのだから問題はないと思う。死刑廃止論はあるとしても、それと法務大臣が刑の執行を認めたことを関連付けるような報道は全くずれているし、止めてほしい。もし、自分の愛する人や子どもがとんでもない変態に無残な殺され方をしたとしても、その人は死刑廃止を言えるのか。自分自身の立場になって考えることも、人として倫理として重要なことではないか?
  • 刑事事件での容疑者や犯人の名前を伝える際に「正社員の○○」とは表現しないのに、何故「派遣社員の○○」と表現する必要があるのか。派遣社員に対するマイナスイメージを助長するばかりではなく、派遣社員や契約社員の名誉を毀損する可能性もあり、社会での差別感を醸成するだけだ。
  • 3日の放送で、後期高齢者問題の映像で自由民主党議員が談笑している場面について、キャスターが「良く笑っていられますね!」とコメントをした。それに対して自由民主党から局に抗議があった由。それを受けて昨夜キャスターが「その様に受け取られるとは思わなかった」という趣旨のコメントをしたが、映像とコメントを別に考えるのは難しいと思う。私は自民党の党員ではないが、3日の放送の映像とコメントは奇異に感じた。適切な映像との組み合わせならば問題はなかったと思うが、私には議員の談笑場面を使う理由が分からなかった。責任はキャスター一人にはないと思う。現場制作担当者にも責任はあるだろうし、局自体も経営トップにも最終的に番組を持っているのだから責任がある筈だ。

【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

  • 「秋葉原通り魔殺人事件」報道はあまりにもプライバシーの部分にまで入り過ぎではないか?容疑者だけでなく被害者報道も同様だ。そこまでテレビで放送する意味があるのかと感じる。更にネット上では、秋葉原の献花台へ行った人のブログなどで、マスコミの態度の悪さが多数報告されている。献花台に近づいただけで「あなたは被害者の関係者ですか?」とテレビカメラを向けて聞いてくる。道端にタバコの吸殻をポイ捨てするマスコミ関係者のことも指摘されていた。マスコミのモラルをもう少し改善してほしい。
  • 放送全般について言えることだが、朝から深夜まで倫理感を持たないお笑いタレントが出演している。最近は民放とNHKの見分けがつかない程頻繁に彼らが出演している。現状のような番組内容が続くと、やがて総務省が規制をかけるのではないかと危惧している。戦前・戦中に「言論の自由」が抑圧され、国民の「知る権利」が国家統制された歴史を二度と繰り返すべきではない。公共の電波なのだから、厳正に有効に使用するべきである。
  • アダルトビデオのサンプルの垂れ流しのような放送は止めて欲しい。有料チャンネルならともかく、誰もが見ることのできる一般のテレビでいくら深夜とはいえ、このような内容を放送して恥ずかしくないのか。いくらスポンサーがついていても即刻止めるべきだ。関西の地元放送局であることを恥ずかしく思う。
  • 楽しみに見ていた情報ワイド番組が変わった。ところがこの番組司会者の男性アナウンサーは、それまでのキャスターと比べて全くレベルが低く、品性がなく、洗練されていない呆れたバカな男で、そんな男が偉そうに仕切る低レベルの番組を見せられ頭にきている。こんな番組はすぐにも止めてほしい。チャンネル数が少なく、選べる番組が限られている地方だからこそ、良質の番組を放送してほしいという思いは人一倍強いのだ。
  • 初めて見た昼前のワイド番組だが、アナウンサーの能力の低さに驚いた。夕刊紙を読み上げるコーナーで、初見のような拙い読み方で感情をあらわにして読み上げ、書いてある内容を理解できなかったのか繰り返し読み返し最後にため息をついた。印象操作をしているようにも思え不快に感じる。自分の意見を言いたければ自ら発言の場を求め自己の責任で発言すべきであり、記事の読み方に抑揚をつけ中立を装いながら自己表現をするやり方は卑怯だし、何より印象操作をするやり方には憤りを感じる。夕刊紙は全国紙などと比べると裏を取らず過激な表現をすることで部数を伸ばすというのが一般的だ。だから「夕刊紙に書いているから」ではなく中身を精査すべきだし、推測記事に推測で応える評論家の対応もどうかと思う。ワイドショーだから何を言っても許される訳ではないことを自覚して欲しい。
  • 法律問題を扱う番組で、いつ見ても関西出身の毒舌司会のお笑い芸人は品性下劣な、人を傷つける発言ばかり繰り返している。昨日も、若い後輩と再婚したと言う民放のOBアナウンサーに、「あんたから結婚案内をもらっても誰も結婚とは思わない。葬式のお知らせだと思うよ」「やりたい、あんたはそればっかり考えてるんでしょう」と言ったり、女性タレントを「○○ちゃんは2年以上チュ―していないだろう」と言ってからかったり、「トイレでオシッコを飛ばすと妻に怒られる」と言う男性芸人の話を受けて、”男性自身”を持つ真似をしながら「男は朝は元気になる。だから飛ばしたほうがいいんだ」などと、まさに口からでまかせの言いたい放題である。余りにもひどいから厳しくお灸をすえてくれ。
  • テレビについて言いたい。出演者の言葉が汚い。「すげえ」「うめえ」など言葉にならない言葉を平気で使っていて、品格も何もあったものじゃない。番組出演者にはきれいな言葉遣いを心がけてほしいし、放送関係者にはそのように指導してもらいたい。また、芸人が自分の”芸”で勝負するような番組がない。もっとも、本物の”芸”を持つ芸人が少なくなったのかも知れないが。
  • 最近のテレビ番組で非常に耳障りな言葉がある。「する・行う」の代わりに「やる」という言葉が頻繁に使われており、特に「~をやられる」などと敬語表現として用いるのは実に不自然であり聞き苦しい。本来「やる」は「する」に比べて非常にくだけた表現であり、テレビも含めて公の場で使うべき言葉ではない。ましてや、そのようにぞんざいな言葉を受動態にしたからといって敬語として通用する訳はない。通常は「する」を使い、敬語は「~なさる」「~される」という正しい日本語を使うよう徹底してほしい。
  • 関西のテレビの水曜日にレギュラー出演しているカナダ出身のジャーナリストが日本の自衛隊について「自衛隊は人を殺す集団だ」と不適切な発言をした。私は自衛隊は日本の独立と平和、及び、国の安全を守る組織だと認識している。今回の地震でも国民の生命を守るために、陸上自衛隊や海上自衛隊のヘリコプターが被災者の救出に当たっているではないか。局に意見を伝えたが「担当者の判断」と応対された。
  • 今朝のワイド番組を見て今までこんなに憎悪を感じたことはなかった。「夫の弁当に生ゴミを入れる」「弁当の食材にツバをかける」「夫の洗濯物を汚れ物と一緒に洗う」「夫をゴキブリ呼ばわりする」「夫を飼い殺しにする」等、寄生虫のような妻のふざけた言い分を一方的に垂れ流し、夫の味噌汁にぞうきんの絞り汁を入れるという話ではコメンテーターが「コクがあっておいしいと思っているんじゃないか」とほざく等、特集全体から男性の尊厳を冒涜する意図が漂ってくる。男性が外で働いている間、家でテレビを見ている暇人に媚びて金儲けをする。そんな放送局はいらない。
  • 在京キー局で放送している火曜日深夜のアニメは、「人間の死体から脳を取り出し記憶を読み出す」という内容だった。寝る前にチャンネルを回していたところ偶然に目にしたのだが、その内容に唖然とした。脳を取り出す為に首をノコギリで切り離すという醜悪な所業を正義のように演出しているシーンがあり強い嫌気を感じた。先日、女性の切断殺人という残忍な事件が起きたばかりだ。真夜中という時間帯を考慮したとしても、不謹慎な番組内容に憤りを覚える。
  • 女子アナにクイズを出題して回答してもらう東京民放局の番組だが、いつも全員が正しく回答できない。中でもひどかったのが「世界的に有名な喜劇王は誰か?」という問題で「チャールズ皇太子」と回答した女子アナがいたことだ。下手をすればイギリス大使館から抗議されてもおかしくない。
  • 東京キー局の真夜中の番組で、ADの男性を全裸にし、「両手にお湯の入ったカップ麺を持った状態の時に、いきなり憧れの女性が現れたら股間を隠すのか?」という企画を行っていました。上からの指示に逆らえない立場のADを無理やり裸にし、このような行為をさせるのは明らかにパワーハラスメントでありセクシャルハラスメントです。現在、社会問題となっているパワハラ・セクハラという犯罪行為がテレビの世界では許されるのですか?厳しく追及して頂きたい。
  • 日曜日のラジオ番組で結婚式での”スピーチ大賞”という投稿コーナーがあるが、その中に極めて猥褻なものがあった。白昼堂々と緩衝表現抜きで露骨に、そして大袈裟に「性行為の体位」「成人玩具の使用法」並びに「女性器の下品な別名及びその刺激法」等を取り上げていた。結婚式にスピーチして受けを狙ったことや、更にその話し手の店の宣伝を番組を通じて行っていた。大変悪質で絶対に許せない内容だった。因みにその時、子供も聴いていた。
  • 番組の宣伝で「童貞男が…」「右手を…」等、男性性器を連想させる言葉を土曜日の昼食時に放送していた。公共の電波を使った性的ハラスメントは週末の家族団らんを破壊するのにとても効果的だ。時間的にも放送倫理を逸脱する行為である。
  • 日曜日午前中のワイド番組で男性司会者が、太田房江前大阪府知事の立て看板をいきなり倒し、名札を投げつけるという乱暴な行為をした。同じことを石原東京都知事にできるのであれば容認もするが、もし、大阪人であること、女性であることで行ったのであれば、明らかに名誉毀損・人権侵害である。この男の謝罪を求める。
  • 午前のラジオワイド番組で毒舌レギュラーの担当するコーナーは公開生放送だが、彼の言葉遣いが非常に悪く青少年への悪影響を危惧する。例えば年配者に向かって「ひどい顔」「死に損ない」「くたばればばあ」等の暴言を吐く。公開放送を見に現場に来ている人は、その男を好きで見ているのでそれらの言葉を聴いても笑っているようだが、家で一人でラジオを聴いている人や入院中の方たちが聴いていたら非常に悲しくなるだろう。また、祝日や夏休みなど学校が休みの日は、子ども達が聴いてもおかしくない時間帯なのだから、発言には気をつけていただきたい。
  • 木曜深夜のこの番組は、夫婦交換された男女が一つの布団に入り消灯するところまで放送される。以前、私の知り合いが「倫理上よくないのでは!?」と苦情を申し立てたところ、番組担当者は「それ以上の事は全くない」と言ったという。しかし、まだ精神の成長を遂げてない出演者の幼い子ども達が自分の父や母が知らない人と一つ布団に入るのを見たらどう思うか?やがて反抗期を迎え、その記憶が曖昧なまま蘇り間違った方向へ向き、何かのきっかけで事件を起こすことにならないかと心配だ。
  • 火曜日のゴールデンタイムで “50回記念スペシャル”というバラエティー番組の放送中、厠で用を足している武士達に上から小麦粉や水や落ち葉が落ちてくるという場面があった。真ん中の人物には水が落ちてきたのだが、狭い中でしゃがんでいるため立つ事も出来ず「死ぬ、死ぬ!」という叫び声を上げていた。本当に溺れたらどうするつもりだったのだろうか。こんな危険な内容を放送しても良いのか。しかも、過去にバラエティーで死亡事故を起こしているテレビ局であれば、怪我をしたり死ぬかもしれないという危機管理を持って収録に臨み、収録した内容は放送すべきかどうかを真剣に検証するべきではないのか。
  • 朝のラジオ番組で、民間療法でエイズが治るような発言があったと番組サイトで宣伝されている。もしエイズの末期に見られる日和見感染の症状が良くなったように見えたとしても、こんな民間療法ではHIVは治癒できない。タンザニアのエイズ患者にニセ治療を広めて、それを日本で宣伝に使うのは悪質な詐欺行為だ。
  • タバコの自販機で、タスポがなくても顔の認識だけで購入出来ることを紹介した。大人の顔写真のポスターで認識させてタバコを購入できることを、わざわざ未成年者に教えていた。この方法でタバコを買う未成年者がいたら局はどう責任を取るのか?あのリポーターの笑顔を見ると、検証ではなく悪ふざけにしか見えなかった。日本の社会構造を根本的に悪い方向へ導いているのはテレビであることを裏付けた番組だ。即刻、謝罪の放送を求める。

【番組全般、その他】

  • 最近のテレビ番組は「言論の自由」「表現の自由」を極限まで広げ、人間が人間を殺める言葉「死ね!」「殺すゾ」という言葉までが様々な番組で使用され、負の連鎖を起こしている。報道ニュースだけではなく、テレビドラマや映画でも殺人事件が連日放送されている。WHOはマスメディアの自主的な取り組みとして「自殺手段の詳細な報道」「短期集中的な報道」や「有名人の自殺のセンセーショナルな報道」は、他の自殺を誘発する危険性があるとしている。また、マスメディアの手引きで「報道に際して是非すべきこと」「報道に際してしてはならないこと」の項目を挙げているが、現在の各局の報道姿勢は「してはならないこと」の殆どの項目に当てはまっている。
  • 最近、NHKの民放化が激しくなってきている。公共放送でありながら、テロップの濫用やお笑い芸人の起用など、民放のテレビ局と同じようなことをしている。若者に見てもらいたい番組を作るといっても、民放のテレビ番組を真似などすべきでない。特に、岩手・宮城内陸地震発生の翌日の夜に、サラリーマンを対象としたお笑い番組を編成したことは腹ただしい。あんな番組を放送するなど、地震の被災者のことを全く考えていない上に不謹慎だし、公共放送NHK自体を何だと思っているのだ。払った受信料を返してほしい気分だ。
  • 何かと迷惑な野良猫を「地域猫」として住民有志で世話することにより、問題を解決し近所同士の絆も深まるという、一挙両得とも取れる策を紹介していた。しかし「地域猫」を認めることで新たな問題が発生していることには触れていなかった。私の家の敷地をテリトリーとする野良猫がいるのだが、近所のおばあさんが「この猫はあなたの土地を根城とする地域猫だ」と主張して我が家の敷地に餌を投げ入れるので大変な迷惑を被っている。「地域猫」という解決策は決して良いこと尽くめではなく、このような問題をも孕んでいるということを番組で触れ、地域住民の意識向上を呼びかけてほしかった。
  • 心臓移植のコーナーで、海外での心臓移植を推奨しているように感じた。「日本では3年ぐらい待たないといけないが、海外へ行くとすぐに移植を受けられていい」という内容だった。しかし、海外でなぜ移植がすぐ受けられるかの説明が全くされておらず、「海外では臓器が有り余るほどあって、いつでも移植できる」というように受け取られそうだ。本当は順番待ちしている正規の患者を押しのけてお金で臓器(順番)を買っているのにも拘らずである。しかも紹介されたドイツのあの病院の副院長が日本人医師だということを説明していない。まるで日本人医師がその病院に依頼されて手術しているように編集していた。また、募金の件を含めて、医師や関連団体も問題視されている。
  • スタジオで廃プラスチックから燃料を作る実験をしていた時、その場で作った燃料をトラックの燃料タンクに入れてエンジンを掛けていた。しかし、ディーゼルエンジンは燃料が空の状態からは、エア抜き作業をしないとエンジンは掛からない。放送では燃料を入れてからすぐにエンジンが掛かっていた。「今できた燃料で掛かりました」と受け取れる演出だったが、もともとタンクに別の燃料が入っていたとしか思えない。
  • 地球温暖化に警鐘を鳴らすような番組についてだが、逆に放送したテレビ局が温暖化防止にどういう取り組みをしているかを見せてほしかった。6月6日から8日までの日程で行った特別番組は、3日間通じて何一つ番組として地球温暖化に警鐘を鳴らすような内容ではなかった。飛行船を飛ばしたり、アーティストによる音楽番組。これが公共放送として地球温暖化の取り組みを視聴者に呼びかけるという内容なのか理解できなかった。
  • 番組で紹介した「ティッシュ箱飛ばしによる健康チェック」を妻が試したところ、転倒して手首を骨折し、全治2ヶ月と診断された。同様の事故が数件起きたことを新聞で知り、番組自体に問題があったのではないかとの思いを強くしている。念のため5/27に放送局に妻の怪我の報告をしたところ、5/30にプロデューサーから電話があり、その時点で怪我人は21人だと知らされ驚いた。又、若いスタッフによる事前の実験では特に問題がなかったというが、年配者による実験も必要だったのではないか?その点も含め、制作・放送する上で何が問題だったのかを徹底的に調べ、今後このような事態を引き起こすことのないよう強く求める。
  • 私は大阪府民ですが、木曜夜の番組の大阪の秘密というコーナーでは道頓堀・新世界・通天閣など大阪のごく一部の地区ばかりを取り上げ、話題・情報を意図的に誇張し、あたかもそれらが大阪全体の習慣であるかのように情報操作を行っています。また、大阪代表と称して大手プロダクションのタレントを大量に出演させ、大阪府民の私でもテレビを見て初めて知ったような事まで「大阪では常識」と語らせています。これら大阪の誤った情報を全国放送で流す事に対し、大阪に住む一般府民は大変憤慨しています。報道被害を被っているとも言えましょう。BPOには毅然とした態度で大阪のテレビ局に改善を求めて頂きたいと思います。
  • 東京キー局の昼の健康情報を扱う番組で「朝バナナを食べることによるダイエット」を紹介していた。関西のテレビの「あるある」の納豆事件を他山の石としていない。この番組は「ココアが体にいい」や「りんごダイエット」など、医学界が問題視している「フード・ファディズム(同じ食品を食べ続けること)」をまだやっている。「あるある」は数字データが嘘だったために問題視されたが、「朝バナナ」で痩せるという科学的根拠は何ひとつ示されていない。「体重が減った」というのは本当かもしれないが、他の果物や食品で試したのか? バナナが痩せるために効果があるというデータはどこにあるのか?この番組は支持者も多いが悪評もかなり多い。「あるある」は納豆だけだが、ココアやバナナなど数々の珍説をプッシュしているところは「あるある」よりタチが悪い。早期の番組打ち切りを強く望む。
  • 後期高齢者問題報道の際、キャスターの不適切な発言に対する自民党の抗議を受けてキャスターが釈明したが、「そのように受け取った視聴者がいるとすれば私の本意ではない」というのは、「そのように受け取った議員を含めた視聴者が悪い」と言わんばかりであり、謝罪ではなく単なる開き直りというべきものだ。間違った情報を基にして間違った発言を公共の電波に乗せたのなら、その原因をあきらかにし、素直に「申し訳ございませんでした」と謝罪すべきではないでしょうか?「ごめんなさい」が言えないなら、今後の放送において批判的な発言は慎むべきだ。
  • バラエティーとワイドショーの区別が無くなり、視聴率稼ぎのためにバラエティーさえも事件報道に偏り過ぎているのではないか。従軍慰安婦番組を巡る裁判報道に関するBRCの見解は納得できるし、BRC見解へのNHKの対応も評価できる。しかし、このNHKの対応に比べると、民放の事件報道に対する無節操な対応は問題があり過ぎる。バラエティー番組とワイドショーが、それぞれの番組ジャンルの分をわきまえることこそが番組の質の向上につながると思う。BPOとしてもそうした観点から民放に対する指導を強めるべきだ。

【CM】

  • 民放のCM放送時間には基準が定められていることは承知しているが、放送時間が基準よりも長いと感じている。また、最近のBS放送では地上波以上に「テレビショッピング」が放送されている。局にも苦情を伝えたが「テレビショッピングは番組である」「タダで見させているのに文句をいうな」という態度だった。しかし、画面に申し込みの電話番号を表示している以上はCMとして扱うべきである。また、民放連放送基準に定める「広告の時間基準」は何処で監視しているのだろうか。

【BPOへの意見】

  • 最近の民放はいくら捏造報道をしようが結局はたいした処罰がないのが分かってるためか、全く反省や改善を行う気配がないように感じる。「とりあえず頭を下げればいい」という態度が不愉快で仕方がない。他の業界ならクビや倒産でもおかしくないのに、謝罪だけで後は何も処分がないテレビ局は異常だ。もう少しBPOの権限を強化するなり罰則を決めるなりしてほしい。テレビ局は完全に今の状態を舐めている。

青少年に関する意見

【秋葉原通り魔事件に関する意見】

  • 各局の報道番組でリアルで生々しい映像を流している。3名をはねてフロントガラスが割れたトラックの映像と目撃者の生々しいインタビュー、凶器であるミリタリーナイフの映像と犯行をリアルに再現したCG、流血の跡が残っている映像、出血多量でみるみる血の気がなくなっていく様子を語る目撃者インタビューなどなど、事件の悲惨な状況を伝えようとしているのは分かるが、子ども達への影響を配慮して欲しい。報道を見て、ふざけ半分で人が大量に血を流している様を絵に描いて笑っている小学生を見た。思わず「人の命をなんだと思っているのか」と怒鳴りつけたが、連日の報道に影響を受けて描いたようだ。また、遺族の方々は、生々しく報道されることに対し決していい感情は抱かないと思う。そんなに生々しい映像を放映することが本当に必要か?模倣犯を誘発することにはならないか。視聴率ばかり気にしていないで、社会的影響を良く考え、倫理観を持った節度のある報道をして欲しい。
  • 事件の報道はNHKを含めた各局で、犯行前の携帯サイトの書き込み等について事細かに紹介している。なぜ放送局は同じ事を繰り返すのだろうか?以前の硫化水素自殺にしろ、他の殺人事件にしろそうであったが、殺人の動機である「誰でもよかった」等を詳しく報道しすぎる。それも音楽を付け抑揚のあるナレーションでおどろおどろしく報道する。まだ判断力のない若者達が見たら「そんな理由で人殺しをしてもいいんだ」と考えても仕方がないのではないか?今回の事件に限らず、以前からの積み重ねが現状を作っているように思う。テレビの影響力を考え、報道を見直していただきたい。
  • 「秋葉原通り魔殺人事件」が起きたのは、テレビの影響が大きいと思う。特に、昼間再放送されている民放のサスペンスドラマでは、毎回これでもかと言わんばかりに殺人事件が出るが、これらを学校から帰った子ども達が毎日見ているとどうなるか?「殺人」に対する感覚が麻痺したまま大人になり、そこから凶悪な犯罪者が出ることに繋がるのではと心配になる。昼間の時間帯は子どもが見ても差し支えない番組以外は全て厳しく排除すべきだ。
  • 特撮ドラマ。この番組は子供に悪影響を与える。例えば、悪者が何もしていない一般人をいきなり襲ったり、悪者が人間に変身し身体の具合の悪い素振りをし、一般人が「大丈夫か?」と声をかけるとその人を殺すなどする。秋葉原通り魔殺人事件や土浦無差別殺人のような昨今の事件の原因ともなっているのではないかと思う。このような内容はすぐに改めるべきだ。
  • 特撮ドラマ。6月から登場した新しいキャラクターの使用武器の名称が変更された。「秋葉原通り魔殺人事件」を受け、殺傷武器を連想したり不愉快に思う人もいる等の理由からだそうだが、テレビ局の迅速な対応を評価する。

【低俗、モラルに反する】

  • ドラマ番組。不良高校生の避妊なしでのセックス・いじめ・シンナー・乱交・妊娠・公園や図書館でのセックス・レイプ・報復暴行行為を”純愛”と称して、「”付き合う=セックス”レイプされても彼氏が”セックスで消毒=純愛”」などと青少年に有害な携帯小説を、綺麗な女優と映像でテレビドラマ化しようとしている。影響を受けやすい年代が対象のドラマだけに放送前に審議を希望する。
  • ドラマ番組。ケータイ小説で中高生に人気を得た物語のドラマ化で”純愛”と謳い文句があるが、純愛にはほど遠いもので性行為が強調された内容だ。学校の図書室で避妊もせずにセックスするなんてふざけすぎている。そもそも作者は「事実に基づいたノンフィクション」と言っているが、矛盾点が多く知識の少ない子供には誤解を招く恐れがある。ドラマではある程度脚色されるだろうが、こんないい加減に書いた作品をテレビで堂々と放送するのは間違っている。中止を希望する。最近、視聴率稼ぎのために内容を考えずに安易にドラマ化するテレビ局のモラルを疑う。
  • ドラマ番組。12月にテレビドラマとして放送が予定され、映画と絡めたクロスメディア形式の番組として制作されている旨を仄聞した。その内容は、携帯小説のドラマ化と思われるが、原作を見る限り中学2年生の飲酒や喫煙、性行為と妊娠、薬物使用、暴力などが反復的に且つ過激に描かれている。特に性行為の描写はあまりにも過激であり、青少年に限らず公序良俗一般に背くものと思われる。ドラマ・映画においては、原作における性表現や暴力・薬物などの表現が大幅に割愛されない限り、放送に適さないものと判断する。自分の意思で購入する図書とは違うので、テレビという媒体で放映すべき内容でないと判断する。放送前の異例のことと思うが、適宜な判断・処理をお願いしたい。
  • ドラマ番組。中学生の子供と一緒に見ていて、やくざを容認するような内容だと感じた。ドラマの中の台詞も愚連隊やチンピラなどが使うような言葉が多く、日本語が乱れることを助長しているようにも思う。青少年に悪影響を及ぼす内容だ。殺伐としたこの時代にふさわしくないドラマである。何とかならないものか。
  • ラジオ番組。番組全体が性にまつわる下ネタの話題である。投稿による性の悩みについてはまだ許す余地はあるが、下ネタは聞いている方が恥ずかしくなる。土曜深夜の放送は青少年のリスナーも多く、彼らに配慮した内容に変更するべきである。
  • バラエティー番組。”熱湯”をネタにしたコーナーだが、見て不快に感じた。自分から熱湯に入る、またはゲームに失敗して落ちてしまうケースと比べ、ここでは熱湯に入る人はその事を入るまで知らない。心臓の弱い方が落ちた場合の事を考えているのか?入院や最悪、死亡したらどう対処するのか?また、ケンカして人を熱湯に落として周りが笑う等、悪質極まりない。子ども達がそれを真似して池やプールに人を突き落とす事も考えられる。子ども達もテレビを見ている時間帯だ。笑いを追求するのは結構だが、悪影響を及ぼしかねない事を企画するのは如何なものかと思う。コーナーの中止を強く希望する。
  • バラエティー番組。ありもしない塗り薬を取り上げ、股間に塗布すると効能があるなどと馬鹿騒ぎしたテレビショッピングのパロディーがあったが、内容が下劣で青少年には刺激が強く不快であった。

【報道・情報系番組に関する意見】

  • BS放送。児童ポルノ法改変についての特集で、規制強化する事による弊害を全く放送せず、問題を多く含む与党案を評価する内容になっていた。児童ポルノ法改変については、諸外国における冤罪の事例があること、別件逮捕の問題、そして表現の自由に反する問題などたくさんの弊害が懸念されている。それなのに児童保護という美辞麗句ばかりを並べて、法案の危険性・弊害に全く触れていない。児童を守る事は大切だが、児童保護という大義名分をふりかざし国民に危険性を知らせない法改変には反対だ。
  • 情報番組。コメンテーターが「児童ポルノの単純所持規制は諸外国では一般的である」と主張している。G8では確かに日本とロシア以外は単純所持規制を行っているが、G8以外の国家では必ずしも単純所持規制が一般的な訳ではない。また、日本は児童ポルノの対象を他国よりも圧倒的に大きく捉え、そのうえで普及を禁止する政策をとっている。一方、他国は対象を狭め単純所持規制を行っており運用の仕方が異なる。これは事実上の虚偽報道であり、重大な放送法違反である。
  • 凶悪犯罪が頻発しているが、犯罪報道もその手口を詳しく報道して模倣犯を増やすよりも、容疑者のその後を紹介するなどして、罪を後悔したり、苦しむ姿を紹介する方に重点を移してはどうか。昔の子どもは年長者の言うことは素直に聞いたものだが、最近は食って掛かられることも多い。大人がシッカリしないといけないとは思うが、やはりテレビの子供に対する影響力は大きい。報道内容をもっと工夫して欲しい。

【差別や偏見を助長する】

  • 視聴者からの意見としてこんな意見が掲載されていた。「3の倍数と3のつく数字だけアホになる」という芸が、「障害者(おそらく知的障害者)や顔面神経麻痺の人を傷つけている」というのだ。これについて意見させていただく。”ああいう顔をする=障害者をバカにしている”という考え方の方が失礼な気がする。私はあの顔を見て障害者の人と一緒とは思わなかった。差別しているからこそ、そんな考えが頭をよぎるのではないかと思った。むりやり障害者につなげようとしている気がする。「3の時だけ障害者になります」と言っているならともかく「アホになる」と言っているではないか。批判した方々は”障害者=アホ”と言っているのと同じだ。世間はそんなこと気にもせず普通に見ているだけだ。
  • あるお笑い芸人の「3のつく倍数の時にアホ顔になる」という芸は、知的障害者を侮辱する内容だ。障害者をネタに笑いをとるなど、低俗以外のなにものでもない。私は教育関係の仕事をしていて、生徒の中には知的障害者もいるので他人事とは思えない。このような人物はテレビに出るべきではないし、出演を許可する放送局にも問題を感じる。
  • 殺人や通り魔などの事件が起きるたびにその原因をゲームや漫画・アニメのせいにするのは、それらを愛好している人間に対する人権侵害ではないでしょうか。現に私は漫画・ゲーム・アニメを愛好しているというだけで、別に犯罪を犯した訳でもないのにマスメディアから犯罪者予備軍として扱われずいぶんと肩身の狭い思いをしています。漫画・ゲーム・アニメを愛好するという事は犯罪者予備軍扱いをされなければいけないほどダメな事なのでしょうか?これらのいわゆる「オタク」的趣味に関する最近の報道は、明らかに差別的だと思います。改善をお願いしたいです。

【いじめや虐待を助長する】

  • バラエティー番組。いじめっ子が替え歌を披露するコーナーがあったが、すごく不快だった。いじめ体験談を歌っていたが、いじめでの自殺が多い世の中でそれをネタにして笑うという感覚が分からない。ましてや学生の視聴者が多い番組で司会者が笑って見守るなんて信じられない。いじめを止めるべきなのに助長させていると思う。放送をやめてほしい。
  • バラエティー番組。ゲストを十字架のような物に固定し、顔等に洗濯バサミを付けていた。拘束されている人が「痛い痛い」と叫んでいる様子を見て皆で笑っていた。これは「いじめ」ではないのか?子ども達が見て真似をしたら・・と考えると恐ろしい。このような内容は放送するべきではない。

【CMに関する意見】

  • 度々寄せられるパチンコ台のCMについて、放送と青少年に関する委員会で2008年4月にも「パチンコCMの現状と課題」について議論がされたようだが、その後も相変わらず時間帯関係なしに放送されている。しかも以前よりもパチンコ機種、CM本数も増えているように感じる。視聴者の問題提起や批判、苦情も聞く耳持たずといった所だろうか。他の意見にもあったようにパチンコはギャンブルである。そのようなCMを見境なくたれ流し続けてもよいのだろうか。 ・子ども達がテレビを見る時間帯にパチンコのCMが多い。ドラマやアニメのキャラを使ったパチンコ台は子ども達が興味を持つので止めていただきたい。

【暴力・殺傷シーンについて】

  • アニメ番組。子ども達が見ている時間帯に残虐シーンが連続するアニメが放送されていた。偶然見た番組だが、長い刃物で女の子を切りつけて、最後にはその子の首が切られて鮮血が飛び散る猟奇的な描写があった。公共の電波で放送する内容ではない。罪の意識を持たない青少年の犯罪の増加を報道する放送局が「民放連放送基準第3章:児童及び青少年への配慮」に抵触していると思われる番組を放送することに倫理的な問題を感じないのか。

【言葉に関する意見】

  • 最近のワイドショー、ドラマ、バラエティーを見ていると言葉遣いが乱れている。番組を面白おかしくして視聴率を取るためとしか思えない。登下校時の子供に言葉遣いを注意したら、口を尖らして「テレビで教えられた」という返事が返ってきた。テレビの影響は大きいのだから、子供には十分に配慮して貰いたい。

【動物に関する意見】

  • 報道番組。YOUTUBEの特集でアメリカ兵が子犬を投げて惨殺する映像が流れた。とても残酷な映像をテレビという一方的に発信するメディアで流すというのはありえない。動物を飼っている人はもちろん、一般的に普通の感情を持っている人にもとてもショッキングな映像だ。テレビをつけていたので、この映像が流れた時にとっさに目を覆ったが子犬の鳴き声が耳から離れない。もし、小さな子供が見ていたらどうか?今回の映像は私にとって本当にショックで、報道やテレビで伝えるという仕事についてもう一度考えていただきたいと思った。報道番組だからこそ、分別のある内容であってほしい。あの映像を見たのは本当にショックだった。子犬の姿や声が頭から離れない。

【その他の意見】

  • テレビ番組全般に云えることだが、バラエティー番組でのオーバーな”作り笑い”や、わざわざ現場に行く必要もないと思われる事件報道など、オーバーで目立てばよいという考えの番組が多く見受けられる。このような番組作りは子供の優しさであるとか控えめという感性に影響を与えていると思うので、謙虚で冷静な番組を放送して貰いたい。

2008年5月に視聴者から寄せられた意見

2008年5月に視聴者から寄せられた意見

「高齢者・医療問題」「暫定税率・ガソリン税等」などの意見が多く、「テレビはもっと問題点を早く、正確に報じるべきだ」という批判があった。今の日本の置かれた厳しい状況をよそに「あまりにも不適切でふざけた番組が多い」とする意見もあった。

2008年5月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,240件で、4月と比較し267件減少した。意見のアクセス内訳はEメール57%、電話36%、ファクシミリ3%、郵送ほか3%。

男女別では男性72%、女性25%、不明3%。

世代別では30歳代26%、40歳代18%、20歳代16%、50歳代11%、60歳以上9%、10歳代7%。

2008年5月に視聴者から寄せられた意見 1,507件

BPOに寄せられた意見内訳

意見分類 2008年5月件数 年度累計
人権等に関する意見 1 件 9 件
放送と青少年に関する意見 166 件 [ 意見内容 ] 352 件
放送番組全般にわたる意見 590 件 [ 意見内容 ] 1,338 件
BPOに関する意見・問い合わせ 57 件 223 件
その他(放送関連以外) 426 件 825 件
意見件数 計 1,240 件 2,747 件

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。5月通知数は462件( 36局 )であった。

意見概要

人権等に関する苦情

5月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、BRC関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 1件
    (個人又は直接の関係人からの要請)
  • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 133件
    (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

番組全般にわたる意見

【情報ワイド・バラエティー番組】関連は787件( 全体の63% )。前月比130件の減少。 意見の傾向/”不適切な内容、不適格な出演者”( 545件:44% ) “倫理観欠如、局の責任”など( 137件:11% ) “低俗・下品な番組”( 105件:8% )。

【報道・情報番組】関連は624件( 全体の50% )。前月比215件の減少。

“取材・報道や放送のあり方”( 423件:34% )、”放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など( 121件:10% )、”報道の公平・公正性と内容批判”( 80件:6% )。

なお、【情報ワイド・バラエティー番組】と【報道・情報番組】への意見数が意見総数を超えているが、これは1件の意見に複数の指摘項目が含まれているためである。

5月の意見の特徴としては、【放送全般】では「くらし・生活に関連した意見」( 「高齢者・医療問題」「暫定税率・ガソリン税等」 )が多く、その論点は、『テレビはもっと問題点を”早く””正確に”報じるべきだ』『( 省庁の )法案や( 政党の )施策を深く掘り下げる姿勢が不足している』など、現状の放送・報道に満足できないとするものである。これは、今の日本の置かれた厳しい状況をよそに『あまりにも不適切でふざけた番組が多い』とする意見とつながっている。

【特定の番組や情報に対する意見】では、「高齢者・医療・年金・税」への意見が109件、「硫化水素自殺と自殺報道および続発する殺害事件報道」86件、「放送局の姿勢や責任を問う」74件、「中国・四川大地震及びミャンマー・ハリケーン被災報道と支援」50件、「食糧問題と大食い番組批判」30件、などの意見が多く寄せられた。また、「パチンコCM」やお笑い芸人の不適切な言動への批判も続いている。

【放送局の電話応対や局の姿勢】に関する苦情・抗議、167件( 前月比10件の減少 )。

【CM関係】「不適切な表現・内容」などの指摘、63件( 前月比13件の減少 )。

青少年に関する意見

5月にBPOに寄せられた意見のうち、放送と青少年に関するものは166件と、先月に比べ20件減った。内容的には今月も4月11日に公表した『注意喚起~「児童の裸、特に男児の性器を写すことについて」』に対する意見が10件あり、報道番組で特集した”児童ポルノ規制”に関して12件の反論があるなど児童ポルノ関連の意見が多かった。また、「女子高生殺害事件などの報道が詳細すぎる」といった報道・情報系番組への批判が20件あった。

BPOに関する意見

5月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,240件で、4月と比較し267件減少した。

番組全般

【特記事項】

  • 愛知県女子高生殺害事件に関して、マスコミによるインタビュー及び、高等学校の教頭を始め、多くの先生方の人権を損ねているのではないかと疑問に思う。5月3日の事件当日、マスコミ側は校舎内に入ることは禁止されたにも拘らず、勝手に入り執拗に被害者家族の構成や年齢などを学校側に尋ねた。3日の午前中、一時的に行われたインタビューでは教頭に質問を繰り返し、2回目の教頭の回答のみが放送される結果となり、その放送によって教頭は特定のインターネットサイトを始め、多くの場所で非難されています。実際に、学校側には教頭への誹謗中傷電話が数多くかかってきており、本日7日の教頭による授業では、教頭がそのことについて語る場面で涙を見せた。今回の事件で、学校側はどうもマスコミの対応ばかりに追われ、事件に対して向き合えていないように思える。なぜ、学校側が本日、校門に教員を配置する必要があったのか。もう少しマスコミ側の倫理が向上することを願うとともに、3日午前の教頭に対するインタビューの映像の放送停止を求める。
  • 3月18日放送の早朝ワイドで、硫化水素自殺について2度にわたって報道していたが、その際、トイレ用洗剤と入浴剤の容器の映像を映し、「これらを混ぜ合わせて硫化水素ガスを作った。情報はインターネットから入手した。自殺現場には洗剤と入浴剤の空き容器があった」と説明していた。これでは自殺方法のヒントを百パーセント提供しているようなもので、ネットで検索すればすぐに硫化水素の作り方が分かってしまう。この時期は、まだ硫化水素のことは一般には知られていなかったが、WHOの自殺連鎖を防ぐガイドラインとはかけ離れた報道だった。この番組は4月28日と5月2日にも硫化水素自殺を大々的にセンセーショナルに報じていた。特に5月2日は「硫化水素を使った初めての殺人事件!」( 実際には未遂で被害はなかった )と大々的に報じていたが、硫化水素を使っていなければニュースにならないような事件だった。こういう報道が模倣犯を誘発する危険があることもよく知られたことだ。この番組の「命を軽視したセンセーショナリズム」は異常だと思う。過去には「いじめ自殺」や「介護心中」を煽るような報道もあった。是非、BPOで審理して欲しい。
  • 後期高齢者医療制度のことで老人側の意見ばかりをクローズアップしているが、実際に彼らよりもっと負担が増えているのは現役世代だ。その私達が文句も言わず耐えているのに、年金から天引きされることを( 実は銀行引き落としや窓口払い込みより、引かれる方にとっても手間の省けるシステムだが )、特に低所得者層だけを取り上げて放送するのは偏向報道ではないか。元々高齢者の中に高所得者の割合が多いから負担をお願いしたのだろうが、そういう放送をしている番組は一度も見たことがない。高所得者だって保険料を引かれるのは嫌だから、意見を聞けばネガティブな答えしか返ってこないだろう。マスコミは無責任だ。ますます増加する高齢者層の問題と、それに伴う医療費の拡大をどうするのかも言わず、そもそもそんなに問題があるのなら運用前に取り上げておけばいいのに、制度が始まってから年金から引かれて良い感情を持っていない年寄りを煽って感情的な報道をしている。これで制度を廃止にして医療制度が崩壊したり、現役世代がもっと苦しんだりすればいいとでも思っているのか。
  • 民放・NHKの中国・四川大地震報道が臨場感を欠いている。四川省は日本全体の面積と同じ広さで住民9千万人のうち1千万人が罹災したと伝えられている。地震の際問題になるのは食糧、水、輸送の3つで、明日はわが身なのだから日本で発生したらどう対応するかの視点で放送してほしい。これまでの放送では一過性・他人事の報道で全く想像力が働いていない。1千万罹災者の場合、1日3千万食の食糧確保が必要になるわけで、それだけ考えてもその規模の凄さがわかる。東京で発生した場合は、罹災者は2.3千万人にのぼるとみられている。

【取材・報道のあり方】

  • 民放キー局の昼前のニュース番組において、愛知県女子高生殺害事件で殺害された生徒が在学している高等学校の生徒にインタビューしているニュースを見た。学校の生徒の心情を考えて報道を控えるのが一般常識だと思うが、何も考えていないかのようなインタビューの仕方に憤りを覚えた。近頃のこのテレビの報道の仕方は常軌を逸したかのようなやり方で、報道の自由を逸脱しているように思える。知る権利も大事だが、それ以上に子ども達の気持ちを考えてほしい。少し考えて行動をすれば、同校の生徒にインタビューをするなどの行動は慎むべきだと分かるのではないか。凶悪事件を報道する場合は事件の真相に迫ることも大事だが、それ以上に被害者の心情も考えてほしいと思う。
  • 愛知県女子高生殺害事件の報道で、被害者女性ではなく生存されている全くの別人を被害者として報道していた。夕方のニュースで一応謝ってはいたが、この謝罪のみで許されるのか?一般社会ではありえない。免許をもらってテレビを放送している局が被害者の顔も確認しないなんて信じられない。局側としたら「謝罪しただろう」という態度かもしれないが、視聴者は一日中、このテレビ局を見ているわけではない。国民の一部の人間は被害者の顔を間違って認識しているだろう。これは人権上の大問題だと思う。再発防止の指示をお願いしたい。
  • 最近「インターネット上に”硫化水素による具体的な自殺方法”が掲載されている」という情報とともに、その方法を用いた自殺の件数や発生箇所、現場の状況などの具体的な報道がされている。報道が過熱するに従い、実際にその手段( 硫化水素 )を用いた自殺が増えているように思える。この増え方は異常で、明らかに報道がきっかけとなり、自殺志願者がその自殺手段を探し出したかのようだ。WHOが「自殺予防に関するメディア関係者のための手引き」という文書で禁じているように、自殺の報道で具体的な手段を報じるのはマスコミが行うべき行為ではない。さらに「ネットにそういった情報が掲載されているのが悪い、ネットを規制すべきだ」と自らの責任をネットに押し付けるような報道まで行われている。一刻も早く自殺報道についてのガイドラインを作成し、すべてのマスコミにそれを守らせるべきではないだろうか。
  • 後期高齢者医療制度について、番組では政府を非難した意見が大半だった。確かに実施迄2年以上の期間があったのだから、各地方自治体は実際に負担額がどうなるか調査準備をしておくべきだったと思う。番組では必ず担当大臣を責めるような意見に終始するが 制度を具現化し実行するのは官僚であるのだから、担当官庁の事務次官、局長を責めるべきだ。今回の制度が円滑に行かないのは、厚労省の役人の責任が50%、各市町村自治体が50%ではないかと思う。番組では、もう少し現実的に問題点を直視した意見を放送するべきだ。事実を正しく放送できない局はその役割を果たしていないとも思う。自局で調査せず、新聞記事を安易に羅列する。自局の担当記者に意見を言わせず、経験のない若い芸能人に意見を言わせる。こういう体質の改善を求める。
  • “新たなワナ・広がる薬物中毒”で、リタリンの依存症をとり上げていた。不適切な処方をする精神科医を非難するなど正しいことも言っていたが、リタリンという”依存しやすく取り扱いは難しいが、必要な人には適切に使われている薬”を「悪い薬」と断言していた。また、患者が大量の薬を処方されていることを、いかにも悪いことのように報じていた。確かに無駄な薬漬けは非難されるべきだが、精神科では目的によって違う薬が必要であって、数種類の薬を併用して使用していることが多い。厚生省の規制でリタリンが処方できなくなり、代用として出されたベタナミンを「副作用が強く飲み続けると重い肝機能障害を起こす可能性がある」と悪い面だけを伝えていたが、番組では終始悪い面と依存性に関してだけを話し、患者に不安を与える内容だった。これでは薬を服用している患者はただ不安を覚えるだけだ。薬の危険性や一部の悪徳医者について報じることは悪いことではないが、患者が安心できる方法も紹介するべきだと思う。
  • 核燃料施設の警備体制を暴露するような映像を放送し、「特集の内容も科学的根拠がない。偏向している。いたずらに不安を煽る」などとして、報道被害を受けた核燃料施設から厳重な抗議を受けているにも拘らず、番組ウェブサイトにはこの特集を絶賛するような「視聴者の声」を平然と掲載しており、問題に真剣に取り組む姿勢がない。この番組は以前にもファストフード店の店員をでっちあげる捏造報道をやっている。こんな番組が「報道」などと名乗って存続できるような環境が許されて良いのか。
  • 先日の光市母子殺害事件の裁判報道の際もそうだったが、どのような判決が下されるかが話題になっている裁判の報道で、裁判所の前から速報を中継することがよくある。その際、報道記者が法廷から飛び出してきて、マイクに向かって「こういう判決が出ました!」と叫ぶように話すのは本当に見苦しい。外に飛び出してくる様子から想像すると、判決が出た瞬間に、本来神聖で静かな法廷の空気が一変しているのではないかと思う。どうして各局が一秒一刻を争うような報道の仕方をするのだろうか。他局との時間競争など止めたほうがよい。他局より1秒早く判決を報道したということに、どれほどの価値があるのか考えてほしい。1秒早い、息せき切った叫び声よりも、30秒遅れた冷静なコメントの方が報道としての価値があると思う。テレビ局同士の競争を止めるのは難しいかと思うが、法廷内部の事も考えて取材は各局でしても速報は代表1社による共同発表にすればよいと思う。
  • 江東区女性殺害事件で、隣室の男に殺害され遺体が遺棄されたことを連日報道している。その内容は「遺体を切り刻み…」「骨を切断…」「肉片をトイレに…」などとあるが、そこまで表現しなくてもよいではないか。気分が悪くなる。ましてご遺族は耳を覆いたくなるだろう。何とか止めさせてほしい。また、逮捕された男性容疑者の母親に取材の際、「息子さんがこのような事件を起こしてどのような気分ですか」と母親にインタビューしていた。母親の顔は放送されなかったものの母親にも人権はある筈で、何故このような残酷な質問をするのか。報道機関としての認識を持つべきである。
  • 来日中の中国・胡錦濤国家主席と安倍元首相たちとの昼食会が日比谷のレストランで行われた時の様子を不適切な表現で伝えていた。リポーターが笑いながら、安倍元首相の「日本人は中国当局のチベット人に対する人権問題を憂慮している」とのコメントを紹介したが、ボードに”KY”と書かれた切り出しを貼り付けていた。私は決して安倍氏の支持者ではないが、これは余りにも元首相を侮辱した行為である。放送中に局に苦情を伝え、担当者に「上の方に伝えます」と応対されたが番組の最後まで謝罪の言葉はなかった。
  • 中国・四川大地震の被災地で救助隊が活動しているようだが、毒物餃子の捜査はどうなったのか?犯人はわかったのか?ミャンマー・サイクロン被害の地域はどうなったか?こちらの動きはあるのか?領海侵犯等の問題はどうなったか?海底資源を守るための行動は何かしたのか?どのテレビも新聞も、ここ数日は地震関係のニュースしか報じず、うやむやのうちに色々なことが流されていってしまうような不安がある。最新のインパクト・話題性のある事柄だけでなく、過去の話題の続報も報じることを期待する。
  • 「チベットに極秘潜入」なる趣旨の特集があった。番組内では検問所で「日本人であることがバレないように」等のナレーションがされながらチベット内に潜入したという内容が堂々と報道されていた。耐震偽装、食品偽装などが頻発し、企業に昨今これだけコンプライアンス等の法令等遵守が求められている中で、マスメディアのみ「知る権利」や「報道の自由」を盾に好き勝手に報道するのはいかがなものかと思う。中国が国際的に非難されているとはいえ、中国内では中国の決まりに従って行動するのが筋だと思うし、取材だからバレなきゃ何をしても良いという考え方は間違っている。またこのテレビ局は他の報道番組において「マナーが悪い○○」というタイトルで若者や観光客などのモラル低下の現場を取材し特集を組んでいることがあるが、そのようなマナーの悪い人間も法令を守らない報道機関も五十歩百歩だと思う。
  • 早朝ワイドで中国からパンダのつがいが貸与されることが決まったニュースで、貸与ではなく「提供」と言っていた。借りるのに年間1億円もかかり、どの新聞もテレビも「貸与」と言っているのに、まるで無料でくれるかのような表現をしていた。5/4(日)の同局別番組でも、香港でチベットを支援する女子学生が警察に連行されたことを、「警察が保護した」と中国寄りの報道をしていたが、キー局の報道姿勢からは中国に対して好意的な印象を与えようという意図を感じる。
  • ガソリンの暫定税率復活で、国民の負担が増えるなど不安を煽るだけの放送の仕方で本当に良いのだろうか?どのニュース番組でも「国民が困る」などと言っているが、道路工事に携わっている人も国民ではないのだろうか?道路工事の仕事がなくなり困っている人もいるはずだ。一方の意見しか放送しないニュースは問題である。国民にちゃんとした情報を公平に知らせるのがニュース番組である。きちんと対応してほしい。
  • 台風の中継について。多くの番組でリポーターが暴風雨の中に立って実況中継を行っているが大変危険に思う。建物の中から伝えればよいのではないか?今までこのような中継が続いてきたのは、事故が発生しないと危機感を感じないからではないか。また、暴風雨の中ではリポーターの方もきちんと話すことができず、「情報を正確に伝える」という「報道」の点からも見直していただきたい。毎回、台風情報を見るたびに見苦しく思っていたが、今朝のニュースでお天気お姉さんが傘に振り回されながらようやく立っているのを見ていて辛くなった。また、言葉もよく聞き取れなかったので、中継の必要があるのかと思った。特に海岸や岬で中継しているのを目にするが、事故が起きる前に止めてほしい。
  • 女性が男性を刺して逮捕されたというニュースを報道していたが、そのニュースの字幕や発言が「同棲していた”男”を・・」と、まるで男性が犯罪者であるかのような言い方をしていた。本来、「男性」と表現すべきところを、男性が悪いかのように「男」と表現する偏向報道に強く抗議する。
  • 日曜6時台の報道番組の特集で「出会い喫茶」が取り上げられた。ある「出会い喫茶」を取材し、短い時間に多くの女子高生らが入店する様子をリポーターが大げさに伝えていた。番組では、表向きはこうした若い女性の無防備な行動に警鐘を鳴らすふりをしていたが、実際には視聴者の好奇心を煽るのが目的だったように思う。この映像に誘発され、おかしな期待を持って「出会い喫茶」に行ってみる若者がますます増えることだろう。興味本位の報道はやめるべきだと思う。
  • 5月17日( 土 )に行われたJリーグ第13節・浦和レッズ対ガンバ大阪の試合で小競り合いが起きた。私はスタジアムで観戦していてこの事件を見ていたが、帰宅後に自宅でテレビのニュースを見ると、どのメディアも誤認報道をしていて激しく憤りを感じた。一番影響が大きいと思われるテレビ報道も、大概が誤認報道だった。数名の取材記者が、5万人強の目撃者の知る事実を捏造して良いのか。テレビの報道だと「被害者」が「加害者」になっている。事の詳細は全ての関係者から事実関係を取材確認すれば自ずと見えてくるだろう。「被害者」を「加害者」にするのが報道なのか?
  • 外国人犯罪者の名前を日本名だけでなく本名でも報道すべきである。本名を伏せる理由もわかるが、それでも公平性、真実、および人権を優先してこそ放送の役割である。ちなみに日本人の犯罪者は本名を報道されるが、外国人犯罪者は本名を報道されない現状を、人権で逃げるような些末な言い訳をしないでもらいたい。
  • 高級料亭廃業の報道はどうして民放各局とも女社長のいじめになるのか。見ていて気分が悪くなったので、NHKを見てホッとした。「罪を憎んで人を憎まず」の全く逆をいくやり方で、日頃孫に言っていることと逆のやり方なので、孫から何か言われたらどうしようかと考え込んでしまった。世の中が乱れているが、テレビも乱れている。テレビは影響力が大きいのだからちゃんとしてほしい。

【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

  • 中国・四川大地震の被災地へ自衛隊輸送機が派遣されるというニュースの中で、第二次大戦中の日本軍による被災地付近での爆撃が映像付きで紹介されたが、今回の自衛隊輸送機の派遣といったい何の関係があるのか?何かにつけて大戦中の話を持ち出すこの放送局の意図が理解できない。全く関係ない話を紹介するのは非常に不愉快だ。
  • 4月から全国放送となった関西キー局の情報番組の司会者はせいぜい低俗な芸能ネタを語るレベルのものだ。最近は番組のはじめの30分程度の時間に政治等の話題を取り上げるようになったが、もともと芸能専門の元関西のテレビ局のアナウンサーであるため、政治・経済に関して不勉強であることをさらけ出す結果となり、見る側も不満が募って仕方がない。又、他の番組ではいつも的を射たコメントを連発する女性評論家もこの番組では司会者の程度の低さのせいで、冴えないコメントばかりしている。即刻このような番組は止めてほしい。
  • 連休中に聴いていたのですが、芸能のスキャンダル、人の陰口、いやらしい話など、聞き苦しい箇所が多々ありました。午前中の放送には相応しくないと思います。河内音頭家元・タレントのDJとアシスタントの話し言葉がなっておらず、掛け合いも不快です。いつまでこのような番組を続けるのか疑問です。ラジオは日常生活に凄く近い存在のメディアです。車の中などで家族揃って聴いている場合もあります。かつて同時間帯に放送されていたDJのように、毎日、リスナーの心に何かしら印象に残る内容、聴いて良かったなと思える番組を放送して下さい。もっと誰もが楽しく時間が過ごせる番組作りを心掛けてもらいたいです。
  • 今朝方、偶然目にした番組はいくら何でもひどいと感じた。制作者は「自由」と「身勝手」をはき違えて考えているのではないか?またこのような番組のスポンサー企業も社会的責任を問われると考える。まず、出演者が初めから終わりまでずっと喫煙していたこと。それが格好良いスタイルであることを番組の中で述べていたこと。更に、朝方の番組にもかかわらず、ビールを飲んでいること。この3点は非常に問題だと考える。ドラマの中の演技ならまだ理解できるが、トーク番組でプカプカと臆面もなく喫煙しビールをあおり、それが自分たちの格好良いスタイルであるかのような発言をすることは、公共の電波にそぐわない。青少年が見ているであろう時間帯に放送するべき内容ではない。飲酒のシーンも朝方の番組であることを少しは考慮すべきだ。若い歌舞伎役者の汚い言葉遣いと喫煙を見せつけられたが、歌舞伎役者としての矜持がないのかとがっかりした。
  • 午後2時のワイドショーで新聞の子宮頸がんについての記事を紹介していた。新聞は『若者が検診に行かない為、死亡率が2倍になっている』という記事だったが、スタジオ内では専門家でもない出演者が「80%が性交渉で感染する。避妊をしていないからだ」「多くの男性と性交渉をするからだ」等、好き勝手なことを発言していた。私は子宮頸がんの前がん状態なので病気に関してはきちんとした知識を持っているが、この病気は性交渉だけで発病するものではなく、生理不順や他にも多くの原因がある。私の病気を知っている友人ですら、この番組を見て私に対して非難の目を向けた。この放送によりとても傷ついた。テレビの影響力は非常に大きく、病気に関して知識を持たない人にはテレビの情報がすべてとして伝わる。医療に関する事柄については、コメンテーターや司会者が気軽に発言することは今後一切しないでいただきたい。局にも抗議文を送ったが、おそらく目に留まらないと思いBPOにも電話をした。
  • 忍者の格好をしたタレント達が小麦粉を一杯に貯めたプールをはさんで綱引きをし、負けたほうがプールに落ちて粉まみれになりそれを見て笑う・・・そんなシーンが放送された。小麦をはじめとする食糧の価格高騰や食糧不足が世界的な問題になっている中で、食糧を粗末にするこのような番組を放送するテレビ局の倫理観の欠如、常識のなさに呆れた。人間として悲しかった。こんな局には公共の電波を使用する資格はない。
  • ドラマや映画で犯罪や社会問題に焦点をあてるのは良いことだが、その番組告知をする映像には直接的な表現をできるだけ避けていただきたい。私はドメスティックバイオレンスの被害者で、再現VTRなどを見るとパニック障害を起こす。関連する番組や映画については、なるべく見ないように避けて暮らしているが、ランダムに、しかも大量に流れる番組の宣伝については避けられない。「見なければいい」ということができないのだ。「ランダムに流れる」「見ることが避けられない」という番宣の特質があるのだから、人に直接暴力を振るう映像などはできるだけ控えていただければ、今後もテレビを見ることができると思う。報道被害とまではいえないが、放送による被害だと思っている。
  • 関西の落語家でもある司会者が、中国主席が来日中にも拘らず「上野のパンダは殺された」などと、日中両国の友好を傷つけるような発言をしていた。言論・報道の自由はあるのかもしれないが、それも視聴者の信頼を得た上での話だ。公の電波を使った発言には気をつけてもらいたい。
  • 水曜日のクイズ番組の毒舌司会者によるお馬鹿キャラの出演者を囃す言葉が、一部の障害者を誹謗中傷する結果となっている。知能が遅れていないのに文字が読めなかったり、成績はよいけれど遊びやスポーツのルールが理解できないなど、普通の子どもに比べて知能の発達にアンバランスがある「LD( 学習障害 )」と呼ばれる機能障害があるが、この人たちに配慮のない発言で笑いをとっている。「LD」は、聞く、話す、読む、書く、計算する等の習得と使用に著しい困難を示すが、平成11年には厚生労働省も障害の一つとして定義している。世の中には多様な障害があり、苦しんでいる人がいることを知ってほしい。
  • バラエティー全般に出演している女性「お馬鹿キャラタレント」の言動に辟易している。現在、日本人の「女性の品格」が問われているが、女性にもかかわらず年上のタレントに対して”ため口”をきいているタレントが多い。特にひどいのは若い女性タレントの発言で、元ヤンキーであることや、普通自動車免許の筆記試験を26回受験し全て落ちていたことを番組で打ち明け、別の番組では仮免許も取れなかったと話して笑いを取っていたが呆れ果てた。
  • 近年、成人式というと沖縄の様子を映しているテレビ局が急増しました。私の兄は沖縄に住んでいるのですが、兄が現地の人に聞いた話によると「本州の取材が来るようになってから、暴れ方がエスカレートした」「テレビに映ることができるからと、本州からわざわざ暴れに沖縄まで来る奴もいる」ということで、本州からカメラ取材に来ることをとても迷惑だと言っていたそうです。実際にその年の様子をみると、皆カメラの前でカメラ目線で警察官と揉みあいの行動をしていました。成人祝いというよりも「暴れたらテレビに映るぞ!こんなチャンスはないぞ!」という感じで暴れているとしか見えません。沖縄の人は本州のカメラが来るだけで大騒ぎになるので、映像は沖縄のローカルの局にまかせ、本州からの成人式の取材はしばら止めてもらえないでしょうか。県民は「このままでは沖縄へのイメージが落ちる」ことをとても困っています。
  • 報道番組では「医師不足」を訴えておきながら、バラエティー番組では、勝手気ままなキャラを全面に出し「女医」を肩書きにした人物を出演させ放送している矛盾に怒りを感じます。地方では、担当科は関係なく、医師は医師本来の仕事をするが当然の様に思っている。「医師不足」を報道した次の番組が、肩書き「女医」のわがまま放題の放送では、民放各社は本当に「医師不足」をどう捉えているのか疑問を通り越して怒りを感じます。
  • 早朝ワイド番組の司会者が高級料理店の料理の使いまわし問題で、利用した客に対し「馬鹿な客」と愚弄する発言をした。使いまわしは店内部の人しか分からないことで客は知らないこと。非難されるのは料理店であって客ではない。その客に対して「馬鹿な客」と愚弄していいのか?司会者の発言として認められるものとは思えないし謝罪すべきである。彼は不二家問題で「廃業しろ」と暴言を吐いたが、その後も反省をせず今日に至っている。なぜ、BPO、放送局、番組のスポンサーは、彼の数々の暴言を許しているのか?仮に、彼が利用している店で同じようなことがあったとき、「馬鹿な客」と報道するのか?偉そうなことばかり言っているが、聞いていて不愉快そのものの暴言発言ばかりだ。
  • 一体いつになれば、いわゆる「アナウンサーのタレント化」は終焉を迎えるのか?とても腹立たしい。そんなタレント気取りのアナウンサーこそニュースを正しく読めないのだ。アナウンサー達は一企業の一社員だろう。会社員の中でこれほど「楽しがってる」会社員はいないのではないか。少なくとも私にはそう映る。これこそが職権乱用ではないかと思う。今一度自分がアナウンサーとして最優先にやるべき仕事を考えてもらいたい。
  • 最近の放送を批判する。?面切り喰いや口箸、食べ物に対する表現など、女性アナウンサーの食事のマナーが好ましくない。?タレントを含むテレビ出演者の鉛筆の持ち方、箸の持ち方が間違えている。?自然災害の報道で「不自由な非難生活が強いられる」と表現されることが多いが、これは「余儀なくされる」と伝えるべきではないか??火災現場の報道で「酸素ボンベを背負って・・」と言っているが、火の中に酸素ボンベを持って入ることは非常に危険である。正確には空気ボンベまたはアクアラングと伝えるべきだ。?交通事故の報道で「ブレーキ跡が・・」と伝えるが、今のほとんどの車はABSを装着しているので余程横滑りや特殊な動きをしない限り、ブレーキ跡はつかない。
  • この局は一年中、昼下がりの時間帯に殺人シーン満載の事件物のドラマを再放送している。通り魔等の凶悪事件が現実に起こり、誰もが日常生活に不安を感じている昨今、何故そのような血にまみれた殺戮の場面を娯楽の一つとして流すのか?この時間、他の民放局はもっと平和な内容を放送している。昔は教育と名乗った局が、今はこの有様か。
  • 食品の多くを輸入に頼る日本にあって、放送局は何故食べ物を粗末に扱う番組を作り続けるのか?5月7日放送のこの番組では、激辛のカレーをどれだけ食べられるかを競っていたが、故意に辛く調理されたものを我慢して食べるのだから食べる量には限界がある。当然のことながら、用意されたカレーの殆どは廃棄された模様である。いつまでたってもこのような企画がなくならないのは、放送局の人間が社会常識を軽んじ、視聴率第一という考えで仕事をしているからだろう。
  • 裸芸人とカメラマンが女子アナの控え室に潜入。勝手に彼女らのバッグを開けて取り出した携帯電話を、なんとその芸人は自分のパンツの中に入れた。その時、着信を示すブルブル震動が起こり、芸人は「あ~震えてる~」と下半身をくねらしていた。許可なく他人の極めてプライベートな所有物に触れ、これを下品に扱って見せるとはひどすぎる。もしこれが、前もって女子アナ達の承諾の上での演出であれば、「やらせ」か「うそ」の放送に当たるのではないか。
  • ビーチバレーのニュースで選手のお尻の部分をアップにした映像が放送されたが、これはスポーツを伝えるアングルではないと思う。試合会場での盗撮が問題になっているが、盗撮を煽っているのはテレビではないだろうか?この番組はバラエティーではなく、あくまでも報道番組のはずだ。スポーツを報道するのにふさわしいカメラワークを望みます。
  • 民放各局のワイドショーで放送された秋葉原の歩行者天国の問題について。どの局も自称アイドルの尻出しポーズの映像を繰り返し使っていた。どこか一局だけの報道なら、さほど気にならないが、何故こんな映像にこだわったのか?スカートの下などを煽って撮る人のことを「ローアングラー」というそうだが、テレビカメラマンも同じように刺激的な映像を撮ろうと必死になっている姿が想像される。仕事と言いつつスタッフ達の覗き趣味が入っているようで嫌悪感を覚えた。接近して撮らなくとも、どんなパフォーマンスなのか分かれば十分な筈。この女性は後で逮捕されたが、テレビメディアが自称アイドルの売名に利用された感もある。こうした批判は容易に想定出来る筈だが・・・。
  • 数字の”0″の読み方についてだが、”0″は「レイ」と読むのが正しく、「ゼロ」という日本語はない。NHKの場合は完璧に「レイ」で統一されているが、民放の場合は話す人によって、番組によって、また、流れるCMによって「レイ」だったり「ゼロ」だったりと、その言い方はバラバラだ。ちなみに某有名キャスターが当たり前のように「ゼロ」と言い続けているのには驚いている。民放各局は早期に、正しい日本語としての「レイ」に読み方を統一してほしい。その方が視聴者の耳にも心地よいだろうと思う。
  • NHKのラジオ放送に比べて、民放の深夜番組は聞くに堪えない番組が多く特に某東京キー局が酷い。NHKの深夜のラジオ番組は評価出来るが、民放ラジオの夜10時以降の番組は、余りにも下ネタや楽屋の裏話が多すぎる。しかも、後から加えたのではないのかと思われるような笑い声が放送されている。昼間は政治・経済について我々リスナーに分かりやすく伝えているので楽しく聞いているが、深夜帯になった途端に内容が180度変わる。友人との会合でも「局の上層部は聞いたことがあるのか」と話題になっている。
  • 毎日夕方放送のNHK大阪の新番組だが、アナウンサー、コメンテーターをはじめ、出演者は皆若い人で、内容は下品でくだらなく見るに耐えない。東京の同時刻の番組とは雲泥の差だ。
  • あれほど「血液型と性格は無関係だ」と注意されたにも拘らず、スポーツ新聞の「O型同士なので相性もピッタリ」などという部分を、わざわざ赤線を引っ張って読み上げていた。こういう非科学的な事柄に問題意識のない連中が番組で事件を扱うのだから、日本国民はバカにされたものだ。
  • お笑いタレントお得意の”人をいじる”行為は、人を馬鹿にするにもほどがある。彼の出演する番組は、不快感のみ残る番組が多すぎる。また、関西最大手の芸能プロダクションが主催のお笑い番組だが、テロップを読まないと笑えない番組など不要である。ラジオで充分だ。
  • 昼の長寿番組で”外国語講師の本音と珍エピソード”のコーナーに出演していた外国語講師が日本人を馬鹿にするような発言を繰り返していたが、彼らは他局の番組の再現ビデオ等に出演している外国人タレントであり、外国語講師ではない。例えバラエティー番組であったとしても許されない演出であり、視聴者を馬鹿にした”やらせ”番組である。

【番組全般、その他】

  • 番組内で不適切な発言があった際の「お詫びの仕方と内容」に問題があります。現状では、被害者の人権救済にはなりません。「番組内で 不適切な発言がありました」の一言の謝罪では、何が不適切だったのか、謝罪の内容が不明です。謝罪の理由と、何が誤っていたのかを放送機関の使命にかけて説明すべきです。また、 各評論家の誤った発言は、番組司会者の謝罪ではなく、その発言者が謝罪すべきです。別のアナウンサーの謝罪では、謝罪の誠意が不明となります。放送局としての謝罪が無いことは、評論家の偏見や無責任な発言を放送局が容認していることと同様であり、放送機関としての資質が問われます。
  • 後期高齢者医療制度を取り上げる際、コメンテーター達のほとんどは「制度が不完全である」とか「高齢者の負担が増える」等と言って、その制度や厚生省を批判するだけだ。しかし、それ以上踏み込んだコメントがないのは、彼らの知識が足りないからであろう。この制度は、大枠は厚生省が決めたものだが、実際の細かい部分は各自治体によってかなり異なるものとなっている。従って、もっと勉強して現状を把握した上で、適切なコメントをしてもらいたいと思う。
  • 中国への被災地募金活動が悪いとは言わないが、まず日本国が被災支援として血税5億円を拠出し世界で最大の支援金を用意した事を報道してから募金活動の放送をすべきではないか?日本は自殺率が世界NO.1であり、産科医不足、病院たらい回し等の問題、後期高齢者医療費問題、年金問題など社会基盤崩壊の兆しもあり、国民は今後の生活を不安に思っている。それなのに、今回の中国支援金として5億円支払うことを殆どの国民が知らないのが現状ではないか?世界にODAと称して何十兆というお金が流れ、その他、中国の恫喝に対し、言われるままに支払ってきた何兆円もの国税に対しての説明もない。国民にはそんな余裕などないのが現実だ。テレビ出演している高額所得者ばかりではないのだ。テレビが騙しているとは言わないが、きちんと血税5億円を拠出した事実を報道した後で国民に判断させるべきだ。
  • ミャンマー・サイクロン被害と、中国・四川大地震被災者募金についてどこの局も募金活動をしているが、外国人の入国を拒んでいるような国への募金は、本当に被災者のために使われるのか疑問だ。どちらも役人の汚職腐敗がいわれ、その監視機能のない国だ。各局は募金の行き先を、NPOや赤十字社というのではなく、本当に被災者に届くかどうかを監視してほしい。被災国の官僚などに着服されないか不安で募金する気にもならない。
  • 野党の国会議員が「役人の無駄遣いを追及する」と称して国の行政機関を訪れ、まるで脅すような態度で直接役人に迫る場面が各局で報道されていた。役人の出鱈目な金の使い方を追及することには賛成だが、役人とはいえ一般人を国会議員が追及し、それを晒者のように報道することは許されるのか。事前にカメラが用意されたということは、この党からの要請があったのか。野党とはいえ、プロパガンダにメディアが利用されるという悪しき例をつくる。このようなことは厳に慎むべきだ。今は情報公開法など様々な制度手続きをとれば、ある程度ことは足りるはず。それに従わなければ糾弾されるべきだが、日常の業務中にまであのような追及をされてはかえって役人が萎縮し仕事もやりづらいし、必要な情報を隠蔽する可能性もある。何より役人であっても一般人であり、嫌疑が固まったわけでもないのだから晒者にされるいわれはない。メディアと政党にも強く自制を求める。
  • 「役所を24時間営業に」というテーマで討論していましたが、その提案者であるタレントが「忙しかったので、子供の出生届を母親に頼んだが午後5時を1分過ぎたので受付けしてもらえなかった」と発言していました。しかし、死亡・婚姻・出生届は時間外でも手続きができるはずですので、事実を確認してから発言してください。また他のタレントも、「自分も1分過ぎたら受付してもらえなかった」と発言していましたが、今の市役所では考えられません。その事実があるのであれば、何処の市役所なのか名前を出して発言してください。討論に抗議するつもりはありませんが、事実内容は充分に確認して放送してください。テレビでそのような発言をすると、すべての市役所が同等にみられますので憤りを感じます。また、「奥のほうで暇そうにお茶を飲んでいるお年寄りの職員がいた」との発言がありましたが、市の職員と確認したのですか。市役所には市民が面会に来ることがあり、その時にはお茶も出します。事実をきちんと確認して発言してください。
  • イジメにあっている女子高校生の悩みに参議院議員で教育評論家の出演者が答えるという内容だったが、その相談内容があまりにも悲惨だった。以前から、何回かこの番組に相談していた彼女は、彼の言う通りにやってきたが、最近そのイジメられている男子にレイプされたと泣きながらまた相談してきた。彼女が「死にたい」と言いながら泣きじゃくっている状態なのに、彼は「どんな事をされたんだ」と聞き、心がボロボロな状態であろう彼女に「闘え!」と言い放つ。とても聞いていられるものではなかった。彼が自分の考えを伝えたいのは分かるが、もう少し彼女の気持ちに配慮してあげられないのだろうか。彼のアドバイスに従ってきた結果、このような悲惨な結末になったという可能性も少なからずあるのではないかと思うのだが。
  • 乳癌で余命1ヶ月と宣告された若い女性を取材したドキュメンタリー番組であった。しかし、重病で苦しむ人の本当の辛さを伝えず、彼女の健気さを先行させ、愛する人がいて本人は一生幸せだったという報道の仕方をするのはいかがなものかと感じた。生きる希望を正面から伝えるのではなく、お涙頂戴のドラマ仕立てにするのは、重病で苦しむ者に対する冒涜のようにも見えた。実際には、孤独や不幸と向き合いながら闘病する患者さんもおり、この番組は見るに耐えないものであった。闘病を美談にしないで頂きたい。世の中には重病と闘う人がいるという現実を知るには良いかもしれないが、決して優良な番組とは言えないと思った。
  • カンボジアに学校を作るために、タレントなど著名人の絵をオークションにかけて、その売り上げで学校建設をするという内容だったがヤラセではないか?ある人の絵を180万円で落札した人がいたが、一般の会社員が一日で自由に使える金額だとは思えない。事務所に所属する売れない俳優ではないかと疑った。本来のオークションの落札価格は絵の価値で決まると思うが、今回は、450万円で落札されたり2千円で落札されたりと、テレビ局側で初めから値段を決めていて、後は「サクラ」にやらせたのではないかと思う。スタジオにいる観覧者だけでオークションしていたが、全国の視聴者に絵を見せて競売にかけないのはなぜなのか?
  • 放送局がドキュメンタリーの取材相手を募集する会社がある。告知を出し、条件に合う一般人が応募して取材を受けることについて、大半は謝礼を提示して協力者を募っている。「詐欺被害者」「暫定税率の影響を受けるドライバー」「生活保護受給者」など様々な募集が行われている。こうしたネットを利用した取材は放送の信頼性が著しく低下する。現場を歩き信頼に足る対象者を見つける取材と違い、ネットで不特定多数に呼びかけると冷やかしや謝礼目的で虚偽の応募をする人が多く出ると予想される。「顔を隠し音声を変える」と条件を提示している募集も多く、身分を偽った応募者による嘘のインタビューが簡単に放送される。また、制作者の取材力が低下し、地道に取材対象を探す努力が怠られる。告知には「地震対策をしている家庭募集」など、行政機関に紹介を依頼すれば済むような独自の取材を放棄しているものもある。こうした制作者の番組は自ずと質も落ちる。放送局はどのように考えているのか。
  • 土曜日夜のドラマシリーズの一つである法医学をテーマとした番組には、遺体の解剖シーンが毎回のように出てくる。解剖の対象は殆ど若い女性であり、当然のことながら裸体である。しかもドラマの見せ場であるかのように、きわどい露出が目立つ。ドラマであっても「遺体」という設定である以上は尊厳を損なわないよう慎重に扱い、性の対象として見世物になるように扱うことはやめるべきだ。
  • 朝8時台のワイド番組のコーナーで、リポーターが通学時間帯に車の通行が禁止になっている道路に立って、進入する車を警察官さながらに次々と制止し、無法ドライバーを叱責したり、嫌がるドライバーにもカメラを向けて撮影したりしていた( 顔と車のナンバーにモザイクをかけて放送 )。制止させられた車の中には急発進して戻っていく車もあり、現場は衝突事故が発生しかねない危険な状況にもなっていた。このような取材・リポートのしかたは、報道を”権力”や”武器”のようにかざした横暴な行為のように思え、報道倫理的にも問題があるのではないかと疑問を持った。
  • スポーツ番組で顕著に見られる傾向として、有名選手や話題の選手を中心に報道される傾向があります。判りやすいのがビーチバレーの女子選手です。有力ペアが負けた場合、相手のチームを称えるような報道を見たことがありません。相手選手たちも長年にわたり辛い練習を乗り越えて今がある訳で、本来なら称えられるべきなのに、「○○チームを破ったら敵なのか?」と思えるような報道の仕方が多く見られます。優勝した選手が顔も映されないで、負けた相手だけが話題にされるのはおかしくありませんか。フィギァスケートなどもそうですが、女子スポーツにその傾向があると思います。スポーツニュースのバラエティー化はやめましょう。
  • 語学番組の講師が日本語の訳文を言うばかりで肝心の英語を教えない。講師としての資質を疑う。番組はこの講師を据え置いて3年以上も続いており、その間何度も苦情を言った。ある時は番組担当者にも共感してもらい溜飲の下がる思いもしたが、その担当者も異動となり、内容は相変わらずだ。こんな番組を長年放送するとは公共放送として怠慢だ。
  • お笑いタレントの片割れが司会をする”未来科学を学ぶ”番組で、子ども達へ新エネルギーや夢の技術を伝えていた企画は良いと思う。しかし、スタジオで出演している人達がお笑いタレントばかりで、子供の前で派手なリアクションやバカ騒ぎをする演出で無理やり子供を笑わせていた。まるで民放のバラエティーと同じ展開で、子供へ正しい知識を伝える企画なのに極めて言語道断な事だ。これが民放のバラエティーであっても問題なのに、ましてやNHKの教育系番組でその様な企画をするとは何事か!?ここ数ヶ月、NHKは民放に成り下がったかのような、お笑いタレントを起用した非常に堕落した内容の番組が多くなっている。何が原因でこういう番組が増えたのかを反省し、今後は特に子ども向け番組では落ち着いた雰囲気で礼儀正しい、情報に誤りがなく品位の高い番組制作を要望する。
  • NHK大阪で制作されている番組だが、タイトルに”あほやねん”という言葉を使うのはいかがなものか。大阪局に電話をすると「”あほやねん”は大阪の文化を象徴する言葉と認識しているので問題はない」と言われた。確かに日常会話で「あほやねん」と言うことは多いが、音で聞くのと文字にするのでは影響力が違う。若者を対象としたという番組のタイトルにはふさわしくない。活字は深層心理に働きかける効果が大きいし、若者の感性や行動にも悪影響を与える。民放の深夜番組ならまだしも、NHKで放送する番組タイトルではない。
  • 大阪の料亭の件はたしかに料亭にも問題はありますが、一連の報道の女将に対する集中砲火はもはや常軌を逸しています。女将を自殺に追い込む気ですか?日本の報道機関は暴力団ですか?それならば、公道で陰部を露出したテレビ局員のことも同じくらい報道したらいいと思います。
  • 民放の24時間テレビなどの長時間番組を真似て、NHKもBSテレビやFMラジオなどでしばしば「今日は1日○○ざんまい」などいう長時間番組を放送するが、これは視聴者を無視しているのではないか? たとえ見聞きしたい内容でも、そんなに長時間付き合える人は殆どいないだろうし、見聞きしたくない内容だと「今日は1日放送休止」と同義になってしまう。番組の企画などは手抜きできるだろうが、視聴者にとっては迷惑なだけである。いろいろな嗜好に応じた多彩な番組を公平に放送するのが公共放送の使命だと思う。また、長時間番組は制作スタッフは交代でやれるかも知れないが、出演者はずっと拘束されるのだから、その意味からも問題があると思う。
  • この歳になってラジオを聴く機会が増えたが、何処の放送局でも「詳しくはHPで」というコメントしている。しかし、我々の世代でパソコンを持っている人は極わずかであり、ましてや番組HPを検索して情報を得ることなど出来る訳がない。番組の中で詳しく伝えるべきである。
  • 最近、地上デジタル放送についての告知が増えているが、視聴者が本当に知りたい情報が伝わってこない。現在、全国の都道府県所在地で地上デジタル放送が行われているが、アナログ放送は2011年7月24日までに終了すると告知されている。その一方で、一般家庭でのデジタル対応テレビの普及率は現在44%とも伝えられている。この普及率を上げる為には、デジタル化に要する費用( デジタルチューナー、UHFアンテナ、又は、ケーブルテレビに加入等 )を詳細に伝えるべきであると思う。また、「現在のアナログテレビは使用できなくなる」と称して、老人を対象にした詐欺セールス事件が全国で相次いでいる事も紹介すべきである。

【CM】

  • いつも思うことだが、情報内容は正確でかつ科学的であるべき放送局が、例えばダイエットのCMで「個人の感想で効能ではありません」と小さく出す。このような放送をしても良いのか?放送は事実を報道するものではないのか?感想ではなく科学的に論拠を求めるのが正しいのではないか?特に通販に関して感じている。

【BPOへの意見】

  • 光市母子殺害事件に関するBPOの深く掘り下げた意見を読み心強く思った。しかし、BPOの意見を曲解するテレビ局もある。関西のテレビ局の解説委員でキャスターの某氏が以下の発言をした。キャスター:「被害者遺族の男性は、『BPOの意見は言論の自由を制限するものだ』と言っている。私は、彼のこの指摘は重いと思います。被害者の意見を報道すると、加害者の人権を侵害するから『被害者の声を聞き過ぎるな』という人々がいますが、被害者の一言ひとことに耳を傾けることから…」と発言した。この発言がもしこのテレビ局の見解とすれば、BPOの意見は同局に理解されなかったということだ。同テレビは言論の自由の名の下に「これからも人権侵害報道と視聴率優先の感情報道をする」と宣言したように見える。しかしBPOは、戦時中のような、皆が同じ方向を向いている社会にならないための防波堤の役割を担っているのだと思う。テレビ局から批判されても、打たれ強く良い仕事をして下さい。
  • メディアリテラシーの授業を教育現場で行っている。BPOの活動に期待をしているが、CMを対象とされていないことを残念に思う。いろいろな事情があるとは思うが、CMは社会的な影響力が大きく、テレビにとっても欠かせないものであるだけに、ぜひ苦情の対象として検討の題材に入れていただきたい。

青少年に関する意見

【「注意喚起」に対する意見】

  • 「男児の性器を放送することでインターネットに投稿されたらどうするのか」といった意見があり、委員会でもそのような被害を懸念するような内容があった。しかし、投稿されることで被害を受けるということであれば放送した時点で被害を受けるということではないか。今時、ほとんどの家庭に1台以上のテレビと録画機がある。「電波でばらまくのは問題ないがインターネットに投稿されたら被害が出る」というのであれば、それは甚だズレた感覚としかいいようがない。問題をインターネットに押し付けているように感じる。
  • 男児の裸を放送することに対し「男の子の裸はおおらかに扱うべき」という意見があったが、強い違和感を覚えた。女に対しては、子供から大人までその裸を放送しない方向へと意識が働いている現在、何故男に対しては逆方向へ意識が働くのか。性別によって「こう扱うべき。こうあるべき」という固定観念を持つこと、それを他人や社会にまで押し付けることが性差別の根源だと思う。個人的には、性交渉を表すような猥褻な内容でなければ男児女児とも同程度に寛容であるのが自然であり、女児だけの裸を殊更猥褻なものと意識するような風潮が不自然だと思う。

【報道・情報に関する意見】

  • 報道番組。”氾濫する児童ポルノ規制をどうする”に出演した弁護士が「児童ポルノの単純所持が性犯罪の引き金となる科学的根拠はない」と言いながら、奈良女児殺害事件を引用し「因果関係はある」としたり、「冤罪にはちゃんと対応するべきだ」と言いながら具体的な提案をせずに「単純所持規制がとにかく必要」と念押しするなどしたが、この弁護士の発言は非常に問題があるように思えた。とにかく、危険性の高い法改正で、所持について調べられただけで人生は終わり。社会的には事実上の死刑と言ってもいいものだ。痴漢の冤罪事件を考えて下さい。ひどい事態になるのは目に見えているのに、番組側の配慮が足りなさ過ぎる。性犯罪を減らす効果がない事はアメリカなどの事情を調べてみれば解ることではないか。児童ポルノの定義が曖昧過ぎることや、反対意見が多いことにも触れるべきではないか。
  • 報道番組。”氾濫する児童ポルノ規制をどうする”はひどかった。一部の団体や政党の「規制ありき」の主張を垂れ流しただけで、公平性に欠け国民への正確な情報提供ができていない。公共放送がこんな偏向をするようでは日本の報道は終わりだ。
  • 報道番組。”氾濫する児童ポルノ規制をどうする”は最初に結論ありきで世論を誘導する偏向的な内容だった。テーマである「児童ポルノ」についての定義を一切明らかにしていない。「被害がある」というだけで具体的なデータがない( 現実には極めて稀 )。ゲストが規制賛成派だけで意見が偏っている。単純所持にまつわる諸問題のうち冤罪しか取り上げていない。30分番組であることを考慮しても番組として非常に不適切と言わざるを得ない。まして公共の放送を名乗る局がこのような偏った報道をすることは絶対に許せない。
  • 硫化水素自殺の報道について、自殺の内容や毒ガス発生の方法など、また自殺の背景などについて詳細に報道をし過ぎている。これでは、硫化水素の作成方法や情報源などをテレビが無差別に伝播していることになる。自殺者を増やしているのがインターネットだと断定的に報道するのではなく、きちんと検証して報道をすべきではないか?高知県の女子中学生の遺書に「テレビで知った」とあったからには、今までの報道内容について再点検すべきではないか?また各局がWHOの自殺報道に関するガイドラインを遵守しているか、BPOは報道各社を指導すべきではないか?
  • ニュース番組。愛知県豊田市で起きた女子高校生殺人事件の報道で、被害者が利用していたと見られる、自分をアピールするためのプロフィールサイトの内容が放送されていた。放送では具体的なサイトの名称こそ出なかったものの、被害者と同年代の者であれば容易に特定ができる内容だった。結局この報道が発端となり、放送直後からサイトにはアクセスが集中し、頻繁に投稿が行われていた。大部分は被害者やご遺族の冥福を祈る内容だが、中には心ない投稿や意味をなさない投稿、挙句の果てには営利目的の投稿まであった。この報道以外にも2ちゃんねる等の掲示板で情報が流れていたようだが、この報道がこのような事態に拍車をかけたのは間違いない。表現の自由だからといって何でもありと言うのは違うと思う。被害者のご遺族やご友人の心を傷つけた責任は極めて重大であると思う。
  • ニュース番組。愛知県女子高生殺害事件で、殺害された生徒が在学している高等学校の生徒にインタビューしているニュースを見た。学校の生徒の心情を考えて報道を控えるのが一般常識だと思うが、何も考えていないかのようなインタビューの仕方に憤りを覚えた。近頃この局の報道の仕方は常軌を逸したかのようなやり方で、報道の自由を逸脱しているように思える。知る権利も大事だが、それ以上に子ども達の気持ちを考えてほしい。少し考えて行動をすれば、同校の生徒にインタビューをするなどの行動は慎むべきだと分かるのではないか。凶悪事件を報道する場合は事件の真相に迫ることも大事だが、それ以上に被害者の心情も考えてほしいと思った。
  • ニュース番組。京都府女子高生殺害事件について、未成年が被害を受けた性犯罪の醜さを伝える内容ではなく、遺体の状況が全裸である旨を報道するなど、視聴率獲得を狙いとした意図を感じた。この局は、以前に起きた性犯罪報道についても、視聴者が必要とする情報を超えた被害状況を報道していると感じていて深い憤りを感じる。このような報道は被害者や遺族にとって報道被害にならないか。
  • 民放各局のワイドショーや報道番組で「京都府女子高生殺害事件」を伝える際の、未成年である被害者のプライバシーを暴くような興味本位の内容に強く反感を覚える。各局が生活態度や友人関係、過去の体験に至るまで競って伝えている。遺族にとっては、大切な娘を理不尽かつ残忍極まりない手口で奪われた上に、追い討ちをかけるかのように「最期」に至る過程をテレビで晒しものにされ、悲しみと憤りに耐え難い思いであろう。同じ未成年であっても、加害者の場合はプライバシーが相当に守られている。亡くなった未成年の被害者に対してはより細かく配慮があって当然だと思う。

【低俗、モラルに反する】

  • バラエティー番組。女性の共演者に、罰ゲームとしてノーブラやノーパン姿にさせる等のセクハラとも取れる行為をしていたが、不愉快な気持ちになった。深夜番組ということを考慮に入れても少し行き過ぎではないか?女性なら不快な思いをする方も多いだろうし、青少年への教育面の影響を考えても決して良くないと思う。これから改善して頂くことを希望する。
  • 教育番組。先日、たまたまこの番組を見たのだが、最初はバラエティー番組だと思った。なぜ教育番組にタレントを起用しているのか?タレントの起用が全部いけないとは言わないが、茶髪や服装など外見が派手で騒がしいと感じた。若者の関心を引くための演出かと思うが、遊び( バラエティー番組 )と勉強( 教育番組 )の区別はきちんとつけるべきだと思う。
  • BS。子ども対象の英語教育番組。”How many~?”というフレーズを歌に乗せて聞かせる際、赤ふん姿の成人男性がこちらに向けたお尻を振りながら曲に合わせて踊って見せる。子どもの英語学習に効果があるとは到底思えず、ただ卑猥で不快なだけなので即刻やめさせてほしい。
  • ドラマの番組予告で、男性が女性をベッドに無理やり押し付けるシーンがあり、暴行やレイプを連想した。青少年が視聴する時間帯に放送する番組予告に、あえてこのようなシーンを入れるのは不適切だと思う。ドラマを楽しんで見ている一視聴者としては非常に残念。この番組に限らず、番組予告の中に青少年に悪影響の与えるシーンが入っていることが多い。全局で見直してもらいたい。
  • ラジオ番組。聴取者からの投稿を読むコーナーで、放送を禁止すべき用語を発言したり、男女の交わりの擬音だと思えるような発言もあり、内容が過激過ぎる。大人が聞く分にはまだいいが、朝の9時という時間帯は子ども達が聞く可能性も十分にある。これは子ども達に聞かせる内容ではない。
  • ドラマ番組。このドラマには高校生が金髪や茶髪で出てくるが、それを教師が一切注意しようとはしない。ヤクザの親分が勧善懲悪を語り、主人公の教師が、法に任せずに暴力で物事を解決する。エンターテイメントのドラマとはいえ、これを見ている青少年への影響が心配である。

【CM・番組宣伝に関する意見】

  • パチンコは賭博であることは常識だ。最近「遊パチ」というパチンコが健全な遊戯であるかのような誤解を青少年やお年寄りに与えているCMが放送されはじめた。絶対に止めるべき。パチンコほど醜いギャンブルはない。幼児の母親でさえも我が子を車中に置き去りにしていることすら忘れるほどの賭博性、パチンコが引き金といえる事件も多く、犯罪の助長を推奨しているようなものだ。この違法賭博を韓国等は法律で禁止した。日本のメディアもパチンコを廃止・禁止させるよう働きかける立場である。パチンコが原因で起きた事件等の報道をする立場であるはずだ。
  • 映画の宣伝が番組と番組の間に流されるが、小中学生が見ている時間帯であっても生々しい性描写の場面が放送される。短い時間とはいえ、一緒に見るに耐えない思いをする。また教育上も良くないので考慮するようお願いします。

【差別や偏見を助長する】

  • バラエティー番組。司会がおばかキャラの出演者を囃す言葉が、一部の障害者を誹謗中傷する結果となっている。知能が遅れていないのに文字が読めなかったり、成績はよいけれど遊びやスポーツのルールが理解できないなど、普通の子どもに比べて知能の発達にアンバランスがある「LD( 学習障害 )」と呼ばれる機能障害があるが、この人たちに配慮のない発言で笑いをとっている。「LD」は、聞く、話す、読む、書く、計算する等の習得と使用に著しい困難を示すが、平成11年には厚生労働省も障害の一つとして定義している。世の中には多様な障害があり、苦しんでいる人がいることを知ってほしい。
  • お笑い番組に出ている芸人の「3の倍数になるとアホになる」という芸は許せない。というより、これを「芸」と言ってはいけないと思う。スタジオではゲストも客席も「アホ」になった顔を見て笑っているが、これで笑うということは倫理的におかしいと思う。障害者の方々、顔面神経麻痺の方々の気持ちを考えたら、このような程度の低い笑いをテレビで放送することが適切か不適切かはすぐに分かると思う。放送局は、テレビを見ている青少年への影響も真剣に考えるべきだ。
  • 最近、おとなしくて真面目と言われる人物がとんでもない事件を起こすたびに世間で「発達障害者の犯罪だ」と憶測が飛び交うようになった。発達障害への偏った見方ばかり世間に広まり、発達障害の子を持つ者として悲しい思いだ。NHKでは発達障害をとり上げた番組がよく放送されているが、民放でも発達障害をとり上げた番組を放送して、多くの人に発達障害を持つ人たちをもっとよく知ってもらいたい。
  • 爆笑ネタのひとつとして、出演タレントの「ハゲ」を皆で馬鹿にし徹底的にあざ笑っていた。このような番組を見た子ども達は「ハゲは恥ずかしいこと」と思い込む。そして身近な大人、特に先生達の中に該当者を見つけると「ハゲ」とあだ名で呼び捨てをするようになる。自然現象である「毛髪の退化」を嘲笑の的にして何の意味があるのか?子ども達に誤った観念を植え付けるようなことはもうやめるべきだ。

【言葉に関する意見】

  • お笑い芸人のコントの中で、相方に「死んで」を連呼するものがあるが、特に子供への影響を考えると問題だと思われる。制作者は番組の面白さのみを求め、やっていい事と悪い事の判別がつかないのではないか。

【暴力・殺人シーンについて】

  • 子ども達が見る時間帯のアニメは戦い物が非常に多いが、これらのアニメは子供の深層心理に深くすり込まれ、いずれ大きくなった時に、人を傷付けることを何とも思わなくなるのではないかと危惧する。
  • ドラマ番組。このドラマは教師に対する暴力シーンが多いドラマだが、今、学校で教師に対する暴力やいじめが問題になっている中で、こういうドラマを放送するのはとてもよくないと思う。もし、真似をする人がいたら大変な事になるので暴力シーンをなくすようにしていただきたい。

【喫煙に関する意見】

  • ドラマ番組。荒れた学校が舞台だからかも知れないが、生徒や教師の喫煙シーンが多く、しかもほとんどが廊下や教室など校内でのことなので驚いた。いくらドラマでも、未成年者や教師の喫煙を肯定するような演出には共感できない。視聴する若い人への悪影響が心配だ。

【放送局について】

  • 報道番組。”報道”を謳った番組で自社のドラマを特集していた。公共の電波を使い自社の番組を宣伝すること自体もルール違反であるはずなのに、まして報道番組がこのような内容の放送をすることは、ジャーナリズムへの冒涜だと考えている。しかし、これはこの局に限ったことではない。どの局も品性や倫理が理解できていない。

【食べ物に関する意見】

  • フードファイターが登場する「大食い」番組の放送が民放で日常化しているが、最近の日本や国際情勢を考えると止めるべきではないか。日本の食糧自給率が5割をきっていること、健康面への配慮、世界各国をみると飢餓に苦しんでいる国が多いことなどに配慮して、食糧を粗末に扱うような番組は止めるべきだ。子どもへの影響も無視できない。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 民放の「大食い」番組について「もったいない」や「数多くの飢餓に苦しむ人」を引き合いに出して批判する意見を時折見かけるが、視聴者はそんな立派なのか。今、日本で廃棄されている食べ残しは外国に食糧援助される量の3倍もあるそうだ。そのような歪んだ、いわば私達が作り出した現状を無視して、出された食べ物を残さず平らげる人達や番組を非難するのはおかしいと思う。テレビではそのような現状もしっかり伝えるべきだ。
  • 「男の人が裸同然でテレビに出ている。パンツ1枚の格好だったり異常に腰を振ってわいせつな感じを与えたりしているが、見るのが嫌な者にとってはセクハラ以外の何ものでもない」「見ていてヘドが出るぐらい気分が悪い」という批判があったが、別に視聴が義務付けられているわけでもないので、そんなに見るのが嫌なら見なければいいだけの話ではないか。言いたいことは分からなくもないが、自分が不快に感じたものは何でも排除しようとする風潮があるのはどうかと思う。

2008年4月に視聴者から寄せられた意見

2008年4月に視聴者から寄せられた意見

番組に対して「ねつ造・虚偽・やらせ」の指摘が寄せられ、それに関連した「放送局の責任を問う」との抗議などがあった。「北京五輪と聖火リレー」および「チベット関連」の意見、「硫化水素自殺と自殺報道」への意見、「後期高齢者医療など」や「ガソリン価格、道路特定財源・暫定税率など」に意見が寄せられた。

2008年4月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,507件で、3月と比較し417件の増加であった。

意見のアクセス方法の割合は、Eメール54%、電話37%、ファクシミリ7%、郵送ほか2%で、前月との比較ではEメールが4%減少し、電話は1%増加した。(*Eメール数には同一人の多数意見を含む)

男女別では男性70%(前月比2%減)、女性27%(1%増)、不明4%となった。

世代別では30歳代(26%)、20歳代(27%)、40歳代(16%)、50歳代(11%)、60歳以上(8%)、10歳代(7%)の順となっている。

2008年4月に視聴者から寄せられた意見 1,352件

BPOに寄せられた意見内訳

意見分類 2008年4月件数 年度累計
人権等に関する意見 8 件 8 件
放送と青少年に関する意見 186 件 [ 意見内容 ] 186 件
放送番組全般にわたる意見 748 件 [ 意見内容 ] 748 件
BPOに関する意見・問い合わせ 166 件 166 件
その他(放送関連以外) 399 件 399 件
意見件数 計 1,507 件 1,507 件

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。4月の通知数は584件(41局)であった。

意見概要

人権等に関する苦情

4月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

人権関連の苦情[8件]

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 11件
    (個人又は直接の関係人からの要請)
  • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 11件
    (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

番組全般にわたる意見

4月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(1,507件)のうち【情報ワイド番組・バラエティー番組】を中心とした意見が917件(全体の61%)で、前月の792件から125件の増となった。内容としては”不適切な内容や発言・表現、不適格な出演者”(589件:全体の39%)、”モラル・倫理観の欠如や局の責任・処分”など(185件:12%)、”低俗・下品な番組”(143件:9%)である。

次いで【報道・情報番組】に関した意見が839件(全体の56%)で、前月(413件)から426件の増加である。その内訳は”取材・報道のあり方、放送のあり方”(379件:25%)、”放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など(272件:18%)、”公平・公正な報道への要望、偏った内容批判”など(188件:12%)となっており、【情報ワイド番組・バラエティー番組】【報道・情報番組】のいずれも前月から増加した。

4月の意見の特徴は、【放送全般】では個々の番組に対して「ねつ造・虚偽・やらせ」の指摘が63件寄せられ、それに関連した「放送局の責任を問う」との抗議などが79件、「放送基準・放送法に抵触」との指摘が50件に上った。

【特定の番組や情報に対する意見】では、「北京五輪と聖火リレー」および「チベット関連」意見として113件。「硫化水素自殺と自殺報道」への意見が95件、「後期高齢者医療など」に59件、「ガソリン価格、道路特定財源・暫定税率など」に24件が寄せられた。その他に”浄水器販売関連報道”に関して販売店関係者や利用者と思える集中的な報道批判(92件)があった。さらに「パチンコ(台)CM」や「大食い番組」をはじめ、お笑い芸人の出演する番組での不適切な言動への批判が続いている。

【放送局の電話対応や応対の姿勢】に関する苦情や抗議は177件で前月から37件増加した。
【CM関係】「不適切な表現・内容」などの指摘を中心に76件の意見があった。

青少年に関する意見

4月にBPOに寄せられた意見のうち、放送と青少年に関するものは186件と、先月に比べ65件増えた。内容的に最も多かったのは、4月11日に公表した「注意喚起 児童の裸、特に男児の性器を写すことについて」に対するもので、30件のさまざまな意見が寄せられた。番組別では、”児童ポルノの撲滅”をテーマにした報道番組に11件の批判意見が寄せられた。また、今月もパチンコのCMに関する批判が10件寄せられている。

BPOに関する意見

166件の意見・問い合せのうち、BPOへの意見26件、問い合せ33件、「見解」「制限の反響104件、その他3件であった。

なお、このうち青少年委員会が4月11日に発表した「注意喚起 児童の裸、特に男児の性器を写すことについて」および、4月15日放送倫理検証委員会決定の「光市母子殺害事件の差戻控訴審に関する放送についての意見」に関する批評・感想は、それぞれ36件と104件となっている。

番組全般

【特記事項】

  • 各局の報道番組において連日放送される「硫化水素を用いた群発自殺」についての取り上げ方に倫理的問題を感じる。放送を見る度に、自殺の予防や抑制を目的とした勧告「世界保健機関(WHO)の自殺報道に関するガイドライン」に反する報道姿勢を目の当たりにする。群発自殺という社会問題に対して、煽情作用のある報道を避け、具体的な自殺防止方法の追加を行うなど、早急な過剰報道の沈静化を願う。
  • 硫化水素自殺のニュースで、その手法について「何と何を混ぜてガスを発生させる」と詳しく言いすぎである。「インターネットで知って」と言っているが、インターネットを見る人よりもテレビを見る人のほうが断然多い。視聴者の中には自殺願望がある人も大勢いる。そのような方々もいることを考慮し「こういう方法で死にました(=死ねます)」という内容は放送しないで欲しい。「硫化水素自殺が相次いでいる」というのも「こういった報道を見て実行した」と同じだと思う。放送基準・第8章の「自殺は慎重に扱う」はどこに行ってしまったのか。
  • 硫化水素による自殺が相次いでいることについて、テレビで報道することで自殺が頻発するとわかった上でとり上げるだけならまだしも、出演者の「市販の物を調合して簡単にできるんですよ」、芸人の「楽で死ねるらしい」等とまでの発言はいかがなものか。これはネットを批判しながら「作り方はネットで調べてくれ」と言っているに等しい。BPOに頭の悪い報道をどうにかしてほしい。
  • 子どもたちの硫化水素自殺が連日放送されている。昨日、また6件の自殺があったと報道されているが、大人が自殺の方法を教えているとしか思えない。勿論、ニュースも大切だが、子ども達が真似することも考慮しなくてはいけない時期にきていると思う。片方でパンツ一丁の裸同然の芸人が幅を利かせ、もう片方で自殺の詳細な方法を伝えるテレビは何なのだろうか。少しは子どものためになる番組を放送してはどうか。
  • 家庭用洗剤などを使って有毒な硫化水素を発生させる自殺が相次いでいることを受け、医師や臨床心理士などでつくる日本自殺予防学会は18日、他の自殺を誘発しないよう報道に配慮を求める緊急アピールを出した。硫化水素による自殺はインターネットなどを通じて広まり、今年に入って全国で相次ぎ、家族や近所の人が巻き添えになるケースも出ている」と、日本自殺予防学会が報道の配慮を呼びかけている。BPOとしても緊急に声明を出すべきである。硫化水素自殺と硫化水素という言葉を報道で使うべきではない。

【取材・報道のあり方】

  • 年金問題や後期高齢者医療についての報道で、年金特別便について報道番組のキャスターが「こんなものは全く意味がありません」と発言していたが、あまりにもふざけている。年金記録は本人にも確認してもらわないとどうしても不明なところがある。誤って他人の記録を統合してしまったらどうするのかと言いたい。実際に誤統合は発生している。また、会社が標準報酬額の数字を書き換えたという事案も、本当なら不正をした会社を叩くべきではないか?公文書偽造で犯罪行為だ。厚生年金法にも抵触する。何で社会保険事務所が一方的に悪いのか?また、後期高齢者医療報道についても何を今更・・・という思いだ。問題点などについては結構前から分かっていたではないか。市区町村や広域連合等も回数などは不十分ながらも説明会などを開催していたが、まるで何もやっていないかのような報道は即刻やめて欲しい。
  • 後期高齢者医療制度について報道していたが正式な名称ではなく「高齢者のための医療制度」と伝えていた。なぜ正式な名称で伝えないのか不審に思い局に連絡したが「新しい医療制度が馴染んでいないので当面このような伝え方をしている」と応対された。新聞のラ・テ欄も「保険料年金から天引き始まる新医療制度」と告知している。しかし、この制度が年金からの天引きなどで混乱を招いている要因は、厚生労働省をはじめとして報道機関が周知徹底してこなかったことにあるのではないか。
  • 政府与党はガソリン税の延長法案を今月末に衆議院で再議決するという。これに関して各放送局は、官房長官の「混乱は起きない」との見通しをそろって報道しているが、ガソリンスタンドが混乱するかしないかとか、自家用車で出掛ける人がどうとかなどという問題はあまり大きな問題ではないはずである。一番大きな問題は、今世界的に原油が値上がりして、それが日本でも輸送費の増大、発電コストの増大、その他諸物価値上がりなどの現象を引き起こしており、それにより国民生活が圧迫されていることだ。中小企業関係者の無理心中などが多発しているのはその影響であろう。それでもなお、今ガソリンの暫定税率を10年にわたって維持しなければならないのか、国の税制全体、予算の無駄遣いなどを検証・修正しないまま衆議院の再議決を強行しなければならないのか、国民の生活はどうなるのか、そういった所までを視点に入れて報道すべきではないか。ガソリンスタンドで混乱が起きるかどうかの報道だけでは、これまでの報道機関のもめ事を好む報道の仕方のままであって、報道機関への不信感を醸成するだけであろう。
  • 昼のワイド番組の司会が「中国政府から報道規制しろという指示が来ている」という発言をした。これが本当であれば中国政府が日本のマスメディアに介入しているという忌々しき事態である。チベット問題にしても日本のマスメディアは「暴動」としているが、海外メディアでは「虐殺」という表現がされている。毒入り餃子も中国政府の発表を流すだけで、中国国内での混入の疑いが高いにも係わらず、それを認めようとしない中国政府の姿勢に警鐘を鳴らす番組は少なかった。これでは中国政府の指示に従っていると言われても仕方がない。
  • 東京某キー局の報道番組の政治報道からは、強い民意誘導の意思を感じる。政策に対しては冷静かつ多角的に分析・評価することが必要であるはずなのに、問題点の一面のみを論じて無意味に視聴者の感情を煽りたて、「とにかく問題があって悪いんだ」というイメージのみを視聴者の頭の中に置き去りにしていく。これは、非常に問題視すべき手法だ。報道番組のキャスターともあろう者が、感情的にコメントするのはいただけない。判断する主体はあくまで視聴者であるからだ。そこにキャスターの主観・感情を込めることは、視聴者の判断を惑わす要因になる。キャスターは淡々と、多角的かつ分析的なコメントを述べれば良いのだ。政治は我々の生活を左右するものであるが、これをキャスターが感情的に論じるとはもってのほかであり、そんなものは単なる駄弁の域を出ないものだ。番組には、放送法の「政治的公平性」に抵触する部分も見受けられる。厳重注意が必要と考える。
  • 4月13日に、各局で千葉の県立高校の入学式に当日までに入学金を納めていない生徒を入学式に参加させなかったとして学校側の対応に問題があるとの報道をした。しかし学校側は入学式までに納入するようにと通知していたし、しかも校長室に未納の生徒を待機させていたのだから、何も問題はないはずだ。近年、行政の怠慢姿勢や心ない対応が多いのも事実ではあるが、支払い能力がありながら給食費を払わず平然としている父兄が多いのも問題となっている。今回の場合、事実確認もせず、「公は心ない行為を・・かわいそうに」の先入観を持ち学校側を悪くする報道をしたと思うが、テレビの影響は大きく、報道された学校は一瞬で悪者にされる。
  • 高知の大学では、女子学生に対して教授や准教授によるセクハラ行為が絶えないが、何故かローカルニュースでしか伝えられていない。大学には問題となった教育学部の教授だけでなく、他の学部にも指導していた大学院生の女性をホテルに誘う等の行為をしたセクハラ教授が複数いる。大学では「ハラスメント防止委員会」を設けるなどしているが、全国ニュースで伝えられていないためか、セクハラ行為をした教授達に対する処分も「厳重注意」に止まっている。過去に懲戒解雇された教授は万引きをした男性教授だけである。
  • 事件・事故報道で現場に残った「血のり」を放送することにどんな意味があるのか。「血のり」はかつてはボカシをかけて放送されていたが、最近ではわずかに残された血のりをアップにして放送している。被害者感情に配慮した報道が何故できないのか。相次ぐ硫化水素による自殺やチューリップの被害もなども、効果音やナレーションを付けての放送など、当初からの扇情的な報道姿勢に問題があったと思われる。真実・事実を伝えることが報道機関としての使命ではないのか。

【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

  • 本日4月25日はJR宝塚線(福知山線)の脱線事故の三回忌にも拘らず、番組中で芸人達が福知山線脱線事故をパロディー化し、「脱線・脱線」と楽しんでいた。誰が見てもあの脱線事故を連想させる映像で遺憾だ。
  • 取り調べをネタにしたコントがあった。鹿児島県志布志市の冤罪事件が問題になっているのに、何故それを笑いにするのか。内容もその事件と全く同じで、冤罪を受けた人を殺すかのような感じだった。最近の刑事物のドラマでもこういう場面は見かけなくなったというのに、企画者は志布志事件をどう思っているのか。私が制作者の親なら「誰がこんな番組を作れと言った」と注意し、同じく息子なら「もっと面白い番組作って」と言うだろう。このコントを容認した制作者に怒りを感じる。
  • 秋葉原の歩行者天国で衆人環視の中、開脚しTバックの下半身を晒した女性が警察に逮捕されたと伝えていた。逮捕前の映像と思われるが、その女性がテレビのインタビューに答え、スタッフに向かって「開脚」をして見せる様子を映していた。「公然わいせつ」に該当する行為を番組のために実演させ、それを逮捕後テレビで放送するなど、もってのほかだ。この局の感覚はタガが外れており、良識ある市民のそれとはかけ離れている。
  • 戊辰戦争での会津藩を扱ったクイズ番組の問題で誤解を生む不適切な正解があり、会津若松市に迷惑をかけたとして明日の昼に謝罪放送がされるという。クイズで歴史的事実を誤って放送した場合は謝罪放送するのに、事件報道の場合は、司会者の発言によって被害者の人権が無視されるという報道がなされたにも拘らず、番組や司会者から何の謝罪もないのはどうしてか。事件発生から、或いは事件解決から時間が経っているがこれまで一切触れられていないのはおかしいではないか。
  • この番組はクイズ番組ですが、出演者の正解の個数が基準に達しない場合にプールに落下させるということを売りにしている。不正解者に電流を流してショックを与えるということもあった。テレビ局が公然とこのような行為を放送することにより、「何かの能力が劣っていれば苦痛を与えてもよい」という雰囲気が作り出され、また、このような番組が日常的に放送されることが「いじめ」を助長することにつながる。この番組に限らず、「罰として苦痛を与える」ような内容は止めさせるべきだ。
  • 番組内で体に電流を流すような体罰的罰ゲームを未だにやっていた。バラエティー番組で行われている罰ゲームなどの暴力表現について「青少年の人間観、価値観を形成する上で看過できない」として、テレビ各局に自粛を求めたBPOに対する挑戦状であると思われる。即刻、中止要請を出すべきだ。
  • やっぱりケガ人が出たかという思いだ。最近この番組で恒例となっているタレントの身体にローションを塗って滑る土俵の上で相撲をとる企画で、タレントが骨折をした。以前から危ないと思っていたし、タレントだけが楽しんで視聴者は置いてきぼりのような気がしていた。まともに転んでどこかを打ちつけたような場面が映ると、見ているこちらまで気分が悪くなる。マラソン以外は企画倒れだ。若手のお笑い芸人だからといって、死ななければケガをさせてもいいのだろうか?クイズ番組なんだからもっとクイズに時間を割いたらどうなのか。
  • 民放でよく「大食い」番組を放送しているが、世界中には数多くの飢餓に苦しむ人がいることを考えると止めるべきではないのか。自分は飲食店をやっているが、「食育」と言われるように、食べ物のことを考えるということは、生産者の苦労を知り、感謝の気持ちを持つことでもあり、大変大事なことだ。「大食い」番組は「面白おかしい」だけで、そうした苦労・感謝の気持ちなどは微塵も感じさせない。周囲の誰に聞いても同じ感想だ。テレビ局は言っていることとやっていることが違い過ぎる。影響力の大きさを自覚してほしい。BPOとしてもこの「大食い」番組に何らかの物言いをすべき段階にきているのではないか。
  • ひと月ほど前の放送で、出演者たちが、”昔はこんなに悪だった”を競うような企画をやっていた。その中で、元暴走族のお笑い芸人が、スタジオに持ち込まれたオートバイの改造車を強烈に吹かしながら、かっての武勇伝を自慢げに話していた。面白おかしく笑わせながらの話だったが、逆にそれが”暴走行為”を勧め、助長するような雰囲気を生み出す結果となり、好ましくないと思った。だから、非常識、不道徳な行為や話でも笑いで誤魔化しちゃえばいい、というものではないのだ。このことを番組制作者には知ってほしい。
  • 23日の未明、4時前に見た「天気予報」の背景に露骨なセックス・シーンの映像が流れていた。いくら早朝の時間帯とはいえ、このような映像は不適切ではないか。
  • ラジオ番組の金曜日のコーナー「お色気大賞」や、土曜日の「○○行進曲」は下ネタの話ばかりで聞くに堪えない。このラジオ局には私の氏名も明らかにして直接ハガキで中止を申し入れたが、何の音沙汰もない。BPOからも中止を申し入れてほしい。
  • 名古屋地区の午前中のラジオ番組で出演者とアナウンサーの掛け合いで進行するが、内容は聞くに堪えない下ネタの話ばかり。その中でBPOの告知スポットも流されるので皮肉な対比になる。
  • 毒舌司会者が外国人出演者に「(お前は)死んだらいい!」と発言。会場は爆笑し、おまけに大きく「死んだらいい」とテロップが出た。死刑裁判や自殺などが頻発する昨今、「死」を笑いのネタにし、しかもそれをカットもせず平気で放送するディレクター、制作者、局幹部(当然、司会と出演者も)は人権感覚がなく、人心を荒廃させるものだ。
  • お笑い番組で、出演者とは関係のない他人の苗字や名前を連呼する芸人が複数いる。特に酷いのがピン芸人の女性芸人で、卑猥な踊りをしながら「ミチコ」「マサ子」と叫んで笑いを取っている。日本中のその名前の人たちに大変失礼だと思う。私の妻の名前も「マサ子」だが、本人だけではなく、私まで不愉快になる。人の名前をお笑いのネタにするべきではない。

【番組全般、その他】

  • 価値観に違いがあるので、私としてはどの番組が「最低」「最高」と評価は出来ないが、視聴者に見せる番組ではなく、出演者が番組の中で楽しんで「うるさく」「目に余る」番組があまりにも多過ぎるような気がする。一般的な会社では、新商品を出す前に必ず社長以下役員が評価して社会に受け入られる商品と判断して初めて世の中に出される物と思っている。その後は品質保証のため、「何日」「何ヶ月」に一回の割合で品質評価をし結果を確認しているはずだ。放送界においても、せめて放送されている番組は一か月に一回でもいいから、社長以下役員が見て、どの位、見るに耐えない放送が多いか、放送は公共の物であることを肝に銘じてもらいたい。
  • ラジオで死刑について議論する中で、50年前に録音された死刑囚の肉声が流された。いくら死刑や裁判員制度について考える真面目なテーマだったとはいえ、このテープの使用は議論にとって必要不可欠だったとは思えず、とても奇異な感じがした。所詮は興味本位によるもので、倫理的にも不適切だと思った。このテープの使用の是非についてはBPOで検証していただきたい。また放送では、「この死刑囚の声は番組のスクープだ」と力説していたが、今朝の新聞によると、このテープは過去に2度放送でされているという。スクープというのは偽りではないか。
  • 核燃料再処理工場に関する放送は事実と異なる内容で看過できない。職員の発言を編集によってあたかも再処理技術自体が未完成であるかのような内容に変更。「放出される放射性物質による周辺環境への影響がどの程度あるのか」という最も重要な箇所には触れず、大量に放出されることのみを強調。プルトニウムの同位元素の存在やウランとの混合抽出には触れず「プルトニウム原爆何発分」とした表現。他にも同番組の問題点は多くあるが、これらの曲解や編集された報道により、青森県産品への風評被害(報道被害)が懸念される。また、核物質防護上極めて重要である防護区域内において核施設や監視者たるIAEAの許可を得ずに勝手に撮影・放送を行ったことは、「報道の自由」の名の下に我国を危険に晒す行為であり、倫理上からも、国益の観点からも大きな問題だと思う。同放送は内容の信頼性、倫理、そして国益の3点からみて大きな問題を孕んでいるものと考える。各部門の専門家による調査をお願いしたい。
  • 日弁連が主催した映画「靖国」試写会・シンポジウムの模様を昨日の民放局の朝のワイド番組や夕方のニュースおよび公共放送の夕方7時のニュースで放送していたが、いずれも「表現の自由」の問題に偏りすぎていた。私が直接、映画に出演した高知在住の刀匠の方に電話したら「映画に登場させられるのは不本意だ」と言っていたし、靖国神社も「撮影を許可した覚えはないと監督に文書を出したが返事はない」と語った。「表現の自由」も大事とは思うが、刀匠や靖国神社のような個別の権利者の人権や権利を守ることも大事ではないか。ニュースで取り上げる際、この問題も取り上げるべきではなかったか。
  • 真相を追究するという番組で「偽装視覚障害」の放送中、女性解説者が「偽装視覚障害者を防止するには、障害認定を複数の医者で行う」や「認定に更新を設けるけるべきだ」などと発言していたが、大変無責任かつ非常識な発言である。偽装障害者が問題なのであって、障害手帳の承認制度云々を語るべきものではない。障害者がどんな想いで身障者手帳を持つか解っているのか。障害者に対する知識も見識もなく無責任な発言を全国放送でして許されるのか。これではまるで障害者全員が偽装を疑われたのと同じである。障害者を侮辱し国の承認制度を疑い、障害者に負担を強いる制度見直しなどという軽率な発言は断じて許せない。無責任で軽はずみな発言をする人間をテレビに出すべきではない。当事者並びに番組の正式な謝罪を要求する。
  • 日曜午後に放送の関西のテレビで暴力団に対する大手銀行の不正融資事件を受けて”暴力団は必要悪か”を話し合ったが、コメンテーターやゲスト解説者(元警察の公安担当者)はこぞって、特定暴力団の名前をあげて持ち上げ、褒めちぎり、その存在を認めるような発言を繰り広げた。この番組では暴力団をめぐり以前にも同じようなことがあったが、その時は政治評論家のコメンテーターは、ぴしゃり「悪いことは悪い」のひと言で番組が終わったからまだよかったが、今回は「暴力団は日本の文化だ」という司会者の締めの言葉があって”褒めっぱなし”で番組が終了した。公共の電波でこんな反社会的な団体を認めるような内容は放送倫理にもとり、極めて不適切で厳重に注意すべきだ。
  • 影響力のあるという司会者が「後期高齢者医療制度は100人中100人が異を唱えている」と発言したが、 これは事実なのか?その100人とは司会者が直接聞いたものか?それとも番組が調査したのか?通常、世論調査などしたのなら調査の概要が発表されるが、放送ではそれも一切なかった。本当に100人全員が反対しているのなら、その根拠を示すべきだ。出来ないのであれば世論誘導であり、誤報の恐れもある。司会者の思いつきや、大げさに表現する感覚で言ったとすれば看過できない。
  • 県民性で性格診断はできない。血液型診断と同じでいじめや差別に繋がる。めげない県や貧しい県、きれい好きな県、親孝行な県に関しても統計データからこれらを科学的に結論づけることは不可能である。はじめから結論ありきのねつ造ではないのか。「あるある~」と同じ結論づけだと思われる。他にも県民性を扱う番組があるが、県民性という科学的でないものをさも科学的な分析で県民性があるとするのはおかしいと思う。BPOとしても県民性という非科学的なものには注視し勧告してほしい。
  • いろんな番組でランキングを放送しているが”番組独自調査”や”街角で調査”など、調査元が不明なものを平気で公共の電波で流すことに疑問を持つ。オリコンやビデオ・リサーチ社など調査方法やサンプル数などを公開しているランキングならいいが明らかに信用度の低いもの、偏った調査方法などを全国放送で平気で流していいのかと疑問に思うものが最近多い。このようなランキングは、正直、ねつ造放送と何ら違いがないと思っているが、番組制作者の個人的な趣味や贔屓でランキングが操作されているとしたら恐ろしい。テレビは常に真実を放送するべきだと思う。とにかくランキングには信用できる調査方法情報元を公開するべきだ。特にバラエティー番組で軽い気持ちで放送されているねつ造ランキングをなくしてもらいたい。
  • この番組で、「ニートの心情を知る!若者の心は今! 」という企画の放送を予定しているそうです。社会学的な観点ではなく、若者のメンタルの問題を持ち出すのは非論理的・非合理的であり、高い公共性が求められるテレビ局にあるまじき放送内容です。このような放送が行われることは断じて容認できません。またこの局には、ある会社(インターネット上でエキストラなどを募集する会社)を通じて出演者を募集していますが、これは明らかにアルバイトの募集であり報道機関の取材活動とは到底思えません。出演料目当ての学生や劇団員が応募してくることは目に見えており、やらせ・ねつ造行為を制作側が容認しているのと同様です。またやらせ・ねつ造が行われなくても、統計学的根拠もなしに一部の若者の発言を放送することは印象操作報道であり、誤解・偏見を招くことは明らかで極めて不適切です。
  • 4月26日に長野で聖火リレーが行われた。先のチベット暴動が火付け役となり、マスコミがこぞってニュースや情報番組で放送している。そもそもオリンピックがスポーツの祭典でなくなったことによるもので、アスリートが国家を代表して技を競うから政治的カラーが出てくる。また、オリンピックの商業主義が経済発展や世界的広告効果をもくろむ開催国の政治家に「北京オリンピックを成功させる」という発言を許す。主催者であるべきはずの国際オリンピック委員会(IOC)も最大のスポンサーである開催国には頭が上がらないと見る。すなわち、オリンピックは政治的意図を持たずスポーツマン精神を持って競い合うアスリートを、政治的に商業的に利用して行われるものなのだ。チベット開放を訴える活動家も聖火リレーを利用して自己の主張を訴える。この時とばかりに開催国の中国や各国首CM脳や文化人もこぞって民族独立運動に意見を述べる。もちろんマスコミはそれに便乗して放送し、それを煽る。ただダラダラと長野聖火リレーを放送で見せられる側への配慮はないものだろうか。
  • 中国製冷凍餃子による健康被害の問題が一切報道されなくなったが、問題はどのように対策して解決したのか。食卓を預かる者として、とても不安である。政府調査団の中国での調査姿勢の甘さについて「現実の調査の際に作業状況を確認していなかった」などと伝えられていたが、その後の調査状況が知らされていない。国民の食の安全に関わる問題との認識がないのか。

【CM】

  • いつもラジオを聞いているが、サラ金とパチンコのCMがあまりに多い。私の家族にも「サラ金・パチンコ依存症」の者が一人おり、小さな子どもがいるのに家事・育児を放棄している。公共の電波でパチンコの魅力を伝えたり、サラ金が「初めてでも安心」などと優しい声で借金をそそのかしたりするのは止めるべきだ。これ以上人生を台無しにする人を増やさないでほしい。

【BPOへの意見】

  • 光市母子殺害事件関連の放送への意見書を興味深く、また概ね強い共感を持って読ませていただいた。BPOの役割と使命を果たした力強い内容と考えている。一方で、BPOの手を離れた後、受け手である放送局やスポンサー(企業)および視聴者がどこまで真摯にこの提言を受け止めるかには暗澹たる感もある。新聞の記事では【「(意見書は)被告弁護団対被害者遺族という対立構図を描き、前者の異様さに反発し、後者に共感する内容だった」とし・・】と要約している。これは意見書の20ページの表現に沿った要約であるが、全体の文脈を離れ、この箇所だけを抜き出し「異様」という形容をあたかも既成事実のように用いることは意見書の批判する決め付けをそのまま無反省に繰り返す、意見書の意図を理解していない、むしろ敢て無視した報道ではないかと考える。つまり「意見書が『異様な弁護団』を前提にしているかのように要約されてしまう隙」を与えたという意味では、意見書のこの箇所の表現はやや配慮に欠けたかと思う。しかし、受け手の問題は全く別としてBPOが冷静・良心的な意見書を発表したことに敬意を表す。
  • 光市母子殺害事件で被告に死刑判決が出たが、事件後長期間にわたり、遺族の被害感情を異常なほど強調・演出し、国民の処罰感情を煽ってきたテレビ報道の影響がでた結果ではないかと思った。一見「正義の味方」とも取れる伝え方だが、このように感情に溺れ、論理的思考の欠落した報道は裁判員制度発足後の裁判に悪影響を及ぼすと思う。全ての事案について、報道する者は襟を正し、姿勢を改めるよう望む。
  • 光市母子殺害事件の裁判報道に関するBPOの発表を読んだ。各局の報道が感情的で、「弁護団対被害者遺族」の対比を狙ったものであったという。確かに報道番組を見る限り、弁護団のお粗末で荒唐無稽な話と、感情と理性のバランスも絶妙な、男性遺族の説得力のある話がくっきりと対照をなし、視聴者の殆どが同氏の姿勢に感情をゆり動かされたのではないかと思う。しかしこれは結果であり、報道側が狙って出来るものではなく、ひとえに同氏の類まれなる資質によるものと思う。これまでに、被害者側の立場にあってこれほど精力的で才気ある人物を見たことはない。今回のBPOの発表は理解は出来る。しかし、このような特別なケースは今後はまず起こることはないだろう。
  • 死刑へのハードルが低くなった。「今日の光市母子殺害事件の判決で心は癒されたか?亡くなった奥様と子供さんに何と声をかけたか?」等、耳を覆いたくなるような言葉の数々、報道各局のインタビュアーは自局名と自分の氏名を名乗り節操を持つべきだ。あたかも自分の言葉が編集でカットされないよう特異な言葉をなげかけている。9年間も地獄のような環境で裁判を続けてきた遺族に別の言葉はかけられないのか。視聴者として非常に情けなく思う。
  • 光市母子殺害事件の差し戻し控訴審で、広島高裁が被告の元少年に死刑判決を言い渡したが、この判決に対するリスナーからの便りを読んでいた。いくつか読み上げている便りの中で、「○○被告」と個人名を名指しで伝えていた。便りを読み上げる前には必ず目を通しているはずで、何故、被告の個人名を読み上げたのか理解出来ない。これは人権問題ではないか。今回の控訴審で被告の個人名を伝えたメディアはこの番組以外は皆無である。放送に関わる人間として、裁判制度に対する認識が欠如している。
  • 今回のBPOの発表をテレビや新聞で知った。BPOは相当多くの番組を丹念に調べたようだが、各放送局はその労力に報いるだけの努力を今後きちんと実行するのだろうか?今回のことに限らず、BPOの権限をもっと強めて、「見解」や「意見」を出す時は発表と同時に当該局の社長を呼び、その場で伝えた模様を自局のニュースで流すように指導するくらいの存在であって欲しい。
  • 昨年、「あるある大事典」問題で民放連を除名された関西のテレビ局が民放連復帰の運びとなった。その理由が、民放連に加盟されてないとオリンピックが放送できないという理由だが、ちょっと待ってもらいたい。そもそもこの局が除名されたのは、健康に関する問題を軽々しく垂れ流したからではないのか。かつてCM飛ばしで民放連を除名された静岡の民放局が復帰したのも系列のオリンピック放送が理由だったが、一時的なオリンピックのために制裁的処置が歪められていいのか。これでは除名ではなく一時的な「会員休止」である。これでは、民放連除名なんて甘いものなのかと思ってしまう。そもそも放送倫理とルールを逸脱した局にオリンピックを放送する資格などないと思う。また、「あるある問題」において、キー局が関西のテレビ局に何の処分も行わなかったこともおかしい。また、放送界はこのような不祥事があっても、放送休止などの重い処分がまったくなされないのだから、まったくもって甘い世界である。BPOも民放連復帰の問題に対して積極的に動いて然るべきである。

青少年に関する意見

【「注意喚起」に対する意見】

  • BPOの指摘されるように児童ポルノの氾濫については憂慮するものがあり、社会的に糾弾すべきものであるという認識は共有します。しかし、テレビにおける児童の全裸映像が当該ポルノにどれほど利用されているかとういう定量的な分析を行なうことなく、表現として普遍的な裸の児童の描写を排除せよという強い勧告は、「表現の自由」を保証する憲法の理念を持ち出すまでもなく、表現者への極めて重大な抑圧行為と断ぜざるを得ません。たとえば父子の微笑ましい入浴シーンも排除すべきでしょうか?最貧国では服もまともに着られない子供が多いでしょうが、ドキュメンタリーを撮る時は彼らにモザイクをつけるべきでしょうか?貴社の社会的影響はテレビを飛び越えてさまざまなメディアに及ぶものと思われます。はたして今回の提言が自由な表現活動を圧殺してまで行なうべきものかどうか、再考を願います。
  • 児童ポルノ規制法改正の動きと直接の関係はないとのことですけれども、この時期にBPOのような団体がこういった行動を起こされるのは、うがった見方をすれば世論操作のように思えてしまいます。そもそも、男児の裸体を映すような番組が、苦情を寄せなければならない程に多く見受けられるようには感じられないのですが…。デリケートな問題だけに過敏になるのは分からなくもありませんが、もう少し慎重に行動していただきたかったです。
  • 男児の性器の映像について注意喚起がされましたが、女児の性器は既に禁止になっているのに、なぜ男児の映像はまだ「注意喚起」のままなのでしょうか。これは男女差別です。以前、ある番組で、男児、女児が海岸で裸で遊んでいる映像がありましたが、女児の性器だけにモザイクがかかっていました。同じ人間なのに、男女の扱いに違いがあるのを非常に不快に感じています。早く平等の扱いとなるよう、放送各社に強制してほしいです。
  • 今回の「児童の裸の映像を流さないようにしろ」という発表だが異常だと思う。児童ポルノとして悪用されたら悪用した人を逮捕すればいいだけで、悪用されたらいけないから存在そのものをなくそうというのは、殺人に使われたらいけないから刃物をなくそうというのと一緒で浅はかで短絡的だとしか言いようがない。裸を流さないようにすると、大家族の生活を撮った番組で皆でお風呂に入っている場面や誕生したばかりの赤ちゃんの姿を放送することさえ出来なくなるのではないか?小さな子供の裸は、いやらしい物ではなく無垢で純真な物だ。もし、性器が映っているからということで裸を流すことを規制したら、本当に子供の裸がいやらしい物だと感じる人が増えることになると思う。子供の性教育にも良くないと思う。第一、子供の裸をいやらしい物だと感じることこそ異常なことではなかったのか?児童の裸を規制するとその異常者の言い分を認めることになる。
  • いくらなんでもやりすぎではないですか?どこまで放送を規制しても、出回るものは出回りますし、規制することがすべてということでもないと思います。現在児童ポルノが蔓延しているため規制するということが言われていますが、これも規制していいものなのでしょうか?他の国での実績を踏まえてから検討をされてはどうでしょうか?一説によると、規制するとさらにひどくなるという報告もあるようです。

【低俗、モラルに反する】

  • 数多くのクイズ番組が民放で放送されているが、そのほとんどが賞金を出している。10万円、100万円さらには1000万円と額はさまざまだが、お金を粗末に扱う風潮を助長させないか、特に子供への影響が心配だ。せめて賞金ではなく賞品にできないのか。「お金は労働に対する報酬」で、1万円の報酬を得るのは大変なことだ。最近の民放の番組は一頃よりだいぶ悪くなっているように感じている。何を放送してもよいということではないと思う。
  • バラエティー番組。ヤンママの子供の扱いに対して出演者が説教するという内容であったが、5歳の子供を一人で置いて朝まで飲むなど、母親の行動、言動そのものが「幼児虐待」と言えるものであり、そういう母親を番組で面白く取り上げること自体が非常に腹立たしかった。番組制作者の倫理感を疑う。
  • 最近のバラエティーは下品さがエスカレートして、尻にバナナを挟んでむくということまでやっている。中学1年の孫などは喜んで見ているが、その影響が心配だ。日本の児童の学力が低下し社会が悪くなっているのはテレビの影響が大きい。
  • 最近、男の人が裸同然でテレビに出ている。パンツ1枚の格好だったり、異常に腰を振ってわいせつな感じを与えたりしているが、見るのが嫌な者にとってはセクハラ以外の何ものでもない。道路やその他、公の場所では間違いなく警察に連れて行かれる。それなのにもっと人の目に触れる子ども達も見るであろうテレビという公共の場所で、なぜあのような格好が認められているのか。見ていてヘドが出るぐらい気分が悪い。なぜいつまでも放っているのか。
  • ドラマ番組。番組宣伝では”さわやか系”の番組に思えたので、初回の2時間スペシャルを小学生の子供と見て驚いた。なんと冒頭から激しい乱闘シーンが展開され、続く野球部の部室のシーンでは、上半身裸(後姿)の女の子が男の子の膝に乗ってあらぬ行為をしている、そして場面が変わって男の子がズボンのベルトを締めている・・・こんなシーンが続いたのであわててチャンネルを切り替えてしまった。どこの家庭でも子供が見ている時間帯に、このような過激なシーンを放送してもいいのか。放送倫理上、許されないことだと思う。
  • ラジオ番組。パーソナリティーと女性ゲストのトークで進む番組で、パーソナリティーが「親がセックスをしている場面をみた。それを歌にしてください」といい、女性ゲストが歌っていた。言う方も言う方だが、歌う方も歌う方だ。子どもも聞いている時間だ。それ以来この番組がいやになり聞いていない。
  • 情報番組。秋葉原で若い女性が股間を開いて下着を見せている報道があり、コメンテーターがこのようなことを「いいじゃないか」と問題発言をした。全く不快であった。子供がいる時間なのでこのような放送はしないで貰いたい。

【CMに関する意見】

  • 全国から同じような意見が寄せられていると思いますが、パチンコメーカー、パチンコ店のCMの放送をやめてほしい。一見すると楽しそうな興味をそそられるようなCMですが、パチンコはギャンブルの一種です。テレビを見ている人には、小学生から高校生もいる。パチンコが健全な遊びと思わせるようなCMは、彼らに間違った考えを与えてしまう。すべてのCMをやめるようにしてほしい。子どもに悪いだけでなく、大人でも一歩間違えれば借金をして自己破産になる人もいる。そんなギャンブル性のある危険なCMは日本からなくしてほしい。
  • 北海道ではパチンコ店のCMは時間帯が規制されているが、メーカーのCMは昼夜問わず放送されている。メーカーのCMも規制すべき。特に最近はアニメや韓国ドラマのタイアップ機種が多く、青少年や主婦層への悪影響が懸念される。
  • 関東のあるFM局は他の在京ラジオ局と比較すると、パチンコ店のCMが多量に放送されている。しかも朝なども含め、青少年も聞いているときにも時間帯問わず放送されており好ましくない。朝や夕方など青少年が聞く時間帯は放送を自粛してほしい。
  • ゲーム機のソフトのCMで、 血のしたたる円形の刃物で、残酷に人型の相手を刺すシーンをアップで映し出している。刺す側があたかも唯一の正義であるような台詞。未成年の殺傷事件が社会問題となっている今、こんなCMを流すなんて許されることではない。
  • 携帯電話のCMで携帯メールを使ってカンニングをしていると思われるシーンがあるが問題ではないか?子供のクラスでは話題になっている。このCMはカンニングを推奨しているのか。また、放送局に考査部門があると思うが、このようなCMを止めることはできないか。機能していないとしか思えない。

【報道・情報系番組に関する意見】

  • 報道番組。児童ポルノの実態に関して、明らかな情報をねつ造した悪質な報道があった。「日本が児童ポルノ輸出国となっている」というのは現在の実態とはかけ離れた過去の情報であり、現在においては解消されている。しかし、今でも酷い状態が続いているかのような虚偽情報が放送された。先進国の中で単純所持が禁止されている国は少ないにもかかわらず、多いと放送した。また、アニメやゲームを規制すれば子供が守られる効果があると虚偽情報を放送した。科学的には規制と子供を狙った犯罪に因果関係はなく、また統計的には規制により子供を狙った犯罪が増える可能性があるにもかかわらず、規制が子供のためになるという内容だった。以上の点より、訂正放送が必要だと思う。
  • 報道番組。”児童ポルノの根絶を”の前半では子供たちへの「虐待行為」と「虐待記録の流布」という問題を紹介していた。後半では「虐待記録」ではなく「”ポルノ”とみなされるもの」を対象として法的な「単純保持規制」を訴えていた。つまり、番組途中で問題対象が大きく変質されている。本来、何よりも課題であるのは虐待それ自体の抑制と被害者保護であり、これは番組出演者の言う「ポルノのダウンロード数が非常に多い人の逮捕」などで解決する問題ではない。そして、架空のマンガを対象にするなど、もはや全くの見当違いだ。米国は過去にマンガの内容を健全化する Comics Code と呼ばれる大規模規制を行ったが犯罪抑制に何の効果もなかった。ポルノの単純保持についても、米国を始めとする単純保持禁止国の方が日本よりも圧倒的に児童虐待や性犯罪発生率が高いのが現実だが、今回の放送内容ではそうした実態も紹介されておらず、まるで日本に非があり、規制すれば安易に状況を改善できるという誤解を視聴者に与えかねない内容であった。「児童虐待の正確な実態はどうであるのか?」「児童虐待を減らすことのできる本当に適切な方法は何か?」「流出した虐待記録を回収する本当に適切な方法は何か?」、これら、子供の人権を守るための議論が真摯に行なわれることを願う身としては、今回の放送が問題の本質からずれた内容であったことに強い懸念を抱いた。
  • 国の自殺総合対策が始まり、行政・民間ともに、現場担当者は自殺予防対策のために日々苦労している。しかし自殺報道に関して、WHO(世界保健機関)の勧告に準じた報道をせず、自殺を幇助するニュースが公共放送、民間放送各局で行われている。自殺大国の現状を直視せず、国民を動揺させるような自殺報道は報道機関としての責任を問わざるを得ない。自殺は周囲のみならず地域社会に与える衝撃は計り知れないのである。青少年が最も影響を受けやすく自殺連鎖が起きている。

【性的表現について】

  • ドキュメンタリー番組。BPOが注意喚起した直後にまた男児の全裸シーンが複数放送された。最初に男の子3人がお風呂に入っているところで後ろの2人が立っていてマークで隠されていた。マークで隠すと、それはいかにも「全裸を撮ってます」というような感じで逆にいやらしく児童ポルノっぽくなるのでやめて欲しい。どうして男の子だけいつも撮られてしまうのか。カメラマンが撮らなければ問題はないのだから、カメラマンが責任を持って男の子の裸にカメラを向けないで欲しい。女の子だったらカメラを逸らしたり遠ざけたりカットしたりしているのだから同じようにできないのか。ほほえましさの表現でもない。子供の裸をとること自体が児童ポルノに価すると思う。
  • バラエティー番組。男性の全裸での入浴シーンが流れた。お尻も丸出しだった。そしてお互いの性器が大きいとか何とか卑猥な会話をしていた。また女性の前でわざとパンツを見せる男も登場。最近は女性の裸に関して規制が厳しくなっているのに男性の裸は野放し。何とかしてほしい。

【暴力・殺人シーンについて】

  • 青少年の暴力的行為が増えてきていると感じる。このことについて、メディアでは「社会が悪い」「家庭教育が悪い」と言うが、一番悪影響を与えているのはメディアの過剰な演出や暴力的表現ではないのか?今のテレビの映像は判断のできる大人が見る分には問題がないが、判断の出来ない子ども達には刺激が強すぎる。子ども達が成長とともに変化する要因は、家庭からではなく外部からの刺激によるものだと考える。学校の友達や先輩、そしてテレビの影響。番組制作側は、子供が見ているかもしれない可能性を考えずに、自分達の都合の良いようにしか番組を作らない。スイッチを入れると見ることが出来る地上波で「深夜ならOK」という理由は通らない。制作側が悪影響を与えていることを認識しない限り、放送は変わることはないだろう。
  • ドラマ番組。女性・子供を絞殺していくシーンがたくさん流れた。無差別殺人事件が多い中、このような番組を放送するのはよくないのではないか?テーマはともかく、子供・女性を殺害するシーンはよくない。

【罰ゲームに関する意見】

  • バラエティー番組。番組内で体に電流を流すような体罰的罰ゲームを未だにやっていた。バラエティー番組で行われている罰ゲームなどの暴力表現について「青少年の人間観、価値観を形成する上で看過できない」として、テレビ各局に自粛を求めたBPOに対する挑戦状であると思われる。即刻、中止要請を出すべきだ。
  • バラエティー番組。罰ゲームで無理矢理キスをするシーンがあったがセクハラだと思う。青少年に人気のある番組なので、こういうことをしてもいいのだと思わせるのではないかと心配である。いじめの原因になる危険があるので番組内で謝罪をし、以後このようなことがないようにしてほしい。

【喫煙に関する意見】

  • ドラマ番組。必要以上にタバコを吸うシーンが多いと感じた。不良高校生という設定らしいが、見ていて喫煙シーンの必要性は感じなかった。また、教師達の職員室での喫煙シーンもあった。受動喫煙が問題とされているこの時代に、ふさわしくないドラマの内容だと思う。局に電話をしても「演出」として片付けられると思い、BPOに電話をした。

【非科学的なことがらに対する意見】

  • バラエティー番組。「人の言葉によって水の結晶が変化する」という情報を紹介していたが、このような、いわゆる疑似科学と言われるような情報を、まだそのような判断できない小・中学生が見る日曜のお昼という時間帯に放送するのはいかがなものか。以前、教材等で使用され科学的な根拠をめぐって問題にもなった内容なので不適切だと思われる。

【視聴者意見への反論・同意】

  • よく「ドラマやアニメでの暴力表現・性的表現が子供に良くない」という意見を目にするが、自分はまったく逆の意見だ。人間の死や性を目にして学ぶことも多いはずだ。過剰な規制をすれば、映像芸術が衰退する危険もあるし、子供自身が問題について意識する場面を奪ってしまうのではないか。何より、これらはフィクションであり、それを区別しないで犯罪を起こす人間がおかしいのであって、人間は様々な表現に影響を受け適応する能力があるはずだ。単なる嘲笑や侮蔑的な意識が制作者にあるのなら話は別だが、表現者の萎縮も好ましくはない。この点に関してはもっと寛容になるべきだと考えている。慎重になるべきは報道番組だけで良い。アニメやお笑い番組はもっと規制を緩和して自由になって良い。緩和することが悪であるかのような風潮こそが異常であり癌だ。ただし、繰り返すがそこに悪意がないことが必須条件である。
  • 2008年3月に視聴者から寄せられた意見

    2008年3月に視聴者から寄せられた意見

    2008年3月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,090件で、2月と比較し281件の減少であった。これにより2007年度の視聴者意見の総数は16,993件(対前年度比5,961件、54%増)と過去最高となった。

    意見のアクセス方法の割合は、Eメール58%、電話36%、ファクシミリ3%、郵送ほか3%で、前月とほぼ同じ傾向である。(*Eメール数には同一人の多数意見を含む)

    男女別は男性72%(前月比4%増)、女性26%(4%減)、不明3%となっている。

    世代別では30歳代(20%)、40歳代(13%)、20歳代(11%)、50歳代(8%)、60歳以上(8%)、10歳代(4%)の順となっている。

    2008年3月に視聴者から寄せられた意見 1,090件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2008年3月件数 年度累計
    人権等に関する意見 9 件 145 件
    放送と青少年に関する意見 121 件 [ 意見内容 ] 2,214 件
    放送番組全般にわたる意見 577 件 [ 意見内容 ] 7,554 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 30 件 983 件
    その他(放送関連以外) 353 件 6,097 件
    意見件数 計 1,090 件 16,993 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。3月の通知数は428件(35局)で、前月からおよそ200件の減少となった。前年度累計6,380件、延べ452局(対前年度比2,164件、51%増)。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    3月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    人権関連の苦情[9件]

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 9件
      (個人又は直接の関係人からの要請)
    • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 0件
      (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

    番組全般にわたる意見

    3月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(1,090件)のうち【情報ワイド番組・バラエティー番組】を中心とした意見が792件(全体の73%)で、前月の1,117件から325件の減少となった。内容としては”不適切な内容や発言・表現、不適格な出演者”(515件:全体の47%)、”低俗・下品な番組”(162件:15%)、”モラル・倫理観の欠如や局の責任・処分”など(115件:11%)である。

    次いで【報道・情報番組】に関した意見が413件(全体の38%)で、”取材・報道のあり方、放送のあり方”(214件:20%)、”放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など(144件:13%)、”公平・公正な報道への要望、偏った内容批判”など(55件:5%)となっており、【情報ワイド・バラエティー番組】【報道・情報番組】のいずれも前月から減少している。年度累計:【情報ワイド・バラエティー番組】への意見は11,401件(全体の67%)、【報道・情報番組】に関する意見は10,372(全体の61%)。

    3月の意見の特徴としては、新たに発生したものでは、女性歌手のラジオ番組における『名古屋国際マラソンに出場した有力選手や主催者に対する侮辱的発言』などを中心とした歌手批判が54件、『チベット報道と中国批判』および『暫定税率・ガソリン価格関連意見』がそれぞれ27件、情報ワイド番組の『医療問題・病院のコンビニ化を容認』した司会者発言への批判が16件、動画サイトに投稿された「子犬を崖下に投げて殺す米兵」の映像を放送したことへの批判や抗議が13件寄せられた。

    また、継続して寄せられる意見としてはワイドショー番組批判(報道のワイドショー化を含む)が112件、バラエティー番組や出演者(お笑い芸人)批判が61件、『捏造、やらせ、情報操作をしている番組』との批判35件、『ゲームによる影響を伝える番組への批判』が23件となっている。

    なお、「放送と人権等権利に関する委員会(放送人権委員会)」への苦情(9件)とは別に、放送番組全般の意見の中で「人権問題や報道被害ではないか」との提起や批判が121件寄せられている。年度累計:2,314件(全体の14%)。

    【放送局の電話対応や応対の姿勢】に関する苦情・抗議は140件で前月から54件の減少となった。年度累計:2,398件(全体の14%)。
    【CM関係】「不適切な表現・内容」などの指摘を中心に112件の意見(前月比8件減:パチンコ台CM批判やヤマ場のCM、不快な番組の予告CMに対する苦情など)があった。年度累計:1,034件(全体の6%)。

    青少年に関する意見

    3月にBPOに寄せられた意見のうち、放送と青少年に関するものは121件と先月に比べ50件以上減った。今月も「低俗だ、下品だ、モラルに反する」という意見が30件と目立つ。また、パチンコCMに対する批判が今月も9件あり、報道番組で、インターネットで非難を浴びている”子犬を投げる映像”を流したことに対し、青少年委員会にも6件の批判意見が寄せられた。

    BPOに関する意見

    30件の意見・問い合せのうち、BPOへの意見は5件、問い合せは25件であった。年度累計:983件(全体の6%)。

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • 中国のチベット自治区の事件はマスコミの伝え方が非常に表層的な感じがする。元々チベットは山岳地帯の厳しい環境の中、インドで始まった仏教が独自に発達しそれがチベット民族の文化の根幹になっていて独立国であっても不思議でない国だ。それを中国が前王朝清に版図が最大限に広がった時の領土を自分達の都合が良いからと採用し、軍事力にものを言わせて侵略し中国の領土に組み込み、同化政策と言いチベットの文化などを否定してきた。こういう状況で独立を訴える側と、それを死刑なども含めた刑罰で罰し押さえつける側とではどちらが正しいかなど火を見るより明らかだ。それなのにテレビの報道は「チベットのラサで暴動が起きました」「中国が軍隊を使って弾圧しました」「それによる死者の数が双方違ってます」等、そんな表面で起きていることしか報道しない。その上で毒入り餃子の時のように、報道に割く時間を短縮して国民が忘れることを望んでいるのだろうか。
    • 痴漢冤罪事件について、女性が実行犯なのに犯罪者として実名などが公表されないのはいかがなものか。このようなことがまかり通るならば、女性はいつでも事件をでっち上げることができるではないか。犯罪者は犯罪者としてしっかりと社会的責任を負わせるべきだと思う。
    • マスコミは石原都知事の新銀行東京への400億円追加出資案のみにスポットを当て報道している。報道に深みがない。新銀行東京の今までの事業を検証し、400億円を追加出資後の計画を検証する能力はないのか?石原都知事は定例会見をずっと行ってきたにも拘らず、マスコミの記者たちは新銀行東京の事業について質問することがなかったのか。記者会見の発表報道しかしないマスコミの姿勢にはあきれる。記者たちは結局、都民の税金の使われ方に興味がないのだろう。会見で発表された内容を記事にするだけなら東京都に記者会見原稿をデータでもらえば良い。400億円追加出資案の後に新銀行東京の焦げ付き金額の報道が続くとは情けない。マスコミは自戒すべきだ。
    • 沖縄少女暴行事件は少女側の告訴取り下げにより不起訴処分とされた。法律上は不起訴でも、沖縄県青少年保護育成条例には接触するはずだ。取材した記者達は警察発表でその事に対してなぜ何の質問もしないのか?不起訴処分になる前のテレビ報道は、米兵に対して人権侵害とも思えるような報道を行っていたように思える。
    • 最近のテレビ報道で、気になっている事が二つある。一つはイージス艦と漁船の衝突事故で、海上での捜索が打ち切られたタイミングについて、各局ともその時期が適正であるかどうかの検証を行わなかった点である。漁協が捜索を継続するにはいろいろと制約もあっただろうが、海上保安庁、自衛隊が海上での捜索を打ち切ったのは時期尚早ではなかったか。漁船の行動の正当性を検証せず、あれほどイージス艦の責任を一方的に報道していたテレビ各社が、捜索打ち切りに疑問を呈しなかったのが不思議である。もう一点は、殺人容疑で米国に起訴された元社長がサイパンで逮捕され、アメリカ本土への移送が論じられているのに、それを日本のメディアとして批判しないことである。カリフォルニアにはそれを決めた州法があるのかも知れないが、邦人が他国の領土内で法的な不利益を被っているのに、安易にそれを認めてしまって批判追及しようとする報道姿勢が見られないのはおかしいと思う。まるで「一事不再理」の原則などどうでもよくて、元社長の逮捕の今後を期待しているように感じられる。
    • 大阪地検特捜部が、相続税法違反で大阪市生野区の姉妹2人を逮捕したニュースを不適切な表現で伝えていた。長女の会社役員と四女の会社役員が亡父の遺産を隠し、相続税では過去最高の28億6千万円を脱税した事件で、民放各局は韓国名で報道していたが、NHKは日本での通名で伝えていた。このような伝え方は、日本人姉妹の犯罪との誤解を与えかねない。報道機関は外国人の犯罪の場合、通常は本名で伝えているが、今回は余りにも在日韓国人に配慮した報道姿勢だ。局に意見を伝えたが「局のガイドラインに沿って総合的に判断した」との応対だけで具体的な根拠についての説明はなかった。
    • 茨城の連続殺傷事件の報道で、「ゲームに影響を受けた」と解説しながら殺傷事件の現場をまるでシューティングゲームのような映像を使いゲーム感覚で紹介していた。画面を見ていると非常にリアルな感じを受ける。この事件に限らず、過去にもひとつの事件報道後に類似した事件が起こっている。これはマスコミが事件の詳細までを伝えるせいではないかと思う。事件の報道に効果音やシミュレーション的なものはいらない。淡々と伝えていただきたい。
    • 土浦の8人殺傷事件や岡山の突き落とし事件などの報道に関して、ゲームやマンガが原因であるかのような報道が繰り返されている点に問題を感じている。土浦事件は「家庭内での会話すらほとんどなかった」、岡山事件は「経済的な事情で大学進学を諦めた」「就職活動が難航していた」という背景も報道されたが、ワイドショーなどでは「ゲームやマンガの影響」ばかりがクローズアップされていた。このような偏った報道はゲーム愛好者やマンガ読者などを心理的に圧迫し、またそれらの人々に対する偏見を助長して社会的排除状況を生み、さらに状況を悪化させてしまうのではないか?また、ゲームなどが犯罪の主因でなかった場合、本当の主因が見過ごされ社会的に改善されることなく放置され、第二、第三の事件が起きるのではないか?公平なニュース報道がされることを期待する。
    • 「悪徳リフォーム」について間違った認識の番組が数多く放送されている。先日も「本来は釘を打ってはいけない所に釘を打ったためにヒビが入った」と伝えていたが、指摘された場所は大きなヒビ割れを防ぐために釘で「背割れ」を入れる所である。また、同行していた建築家が「床下の換気扇は必要だ」といったにも拘らず、その後のナレーションで「不要な換気扇を付けられた」と伝えていた。家庭訪問で勧誘する悪徳リフォーム業者が多いのは事実だが、このように誤解を与える報道が、我々リフォーム業界に深刻な影響を与えている。
    • “春の企画”で宮崎の大手のタクシー会社の乗務員がインタビューされていたが、「今の会社は潰れるかもしれない」と発言し、会社名も放送された。この会社は今、民事再生中であり再建している状態で、このような発言が放送されることにより風評被害を受ける危険がある。実際、この会社に電話をしたが、「問合せがあり返答に困っている」とのことだった。この番組は録画であり、編集の段階で調整できたはずだ。社名を出す必要があったのか疑問に思う。
    • 3月12日、主婦である私の娘が江東区で買い物中にテレビ局の取材を受けた。番組名は聞かなかったが、「食の安全」に関する消費者の動きを探るのが狙いらしい。担当者は娘の自転車のかごの中の品物に気付くや、「ああ、これは○○ですね」「おや、△△も買ったのですね」等と言いながら娘が制止する間もなく、品物をどんどん買い物袋から取り出した。非常識な態度に呆れた娘はそれ以上取材を受け続ける気も失せ、話の途中で逃げるように帰って来た。他人の買った商品を勝手に取り出し、カメラに向かってそれらを見せるとはどういう神経の持ち主なのか?まともな社会人のすることとは到底思えない。テレビ局に電話で抗議したところ、応対者は丁重に謝ってくれたが、「番組名が分からなければ担当者を特定することは不可能」と言われた。悔しいが仕方がない。今回のような取材を二度と繰り返さないよう強く求める。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 新聞のラ・テ欄の番組紹介に「恐怖のアポなし訪問者(女性歌手)の今晩泊めろよコノヤロー!」とのタイトルが告知されていた。この礼儀を失した表現の酷さに番組を見る気も失せ局に苦情を伝えたが、驚いたことに「担当の者は今日はいません」「制作会社に苦情を伝えてください」と制作会社の電話番号を教えられた。つまり、局は制作会社から番組を買って放送しただけで、道義的責任は制作会社にあるという応対だった。各放送局には放送基準が定められていると聞いている。どのような番組であれ、そのタイトルや内容については、最終的にはその番組を放送した放送局の問題だと認識すべきである。
    • 世界卓球選手権大会の放送で、ライブ放送ではないのにライブ放送と思わせる字幕を画面に表示していた。試合の区切りや合間に、日本にいるキャスターと女性アナがつなぎのおしゃべりをして放送を煽っていた。その時の画面右上に、実際の試合は既に終了しているのに【LIVE】という字幕表示を出している。試合のビデオが始まると、【LIVE】という字幕表示は消している。実に巧妙なダマシである。インターネットやニュースで試合結果が発表されていたので分かった。数日間は自分も騙されていた。厳重に警告してほしい。
    • 土曜日夜の”新たなお笑いスターを生み出す”ことを売りにしている番組の出演者の芸がひどかった。皇后さまと同じ「みちこ」を名乗り、巫女さんの扮装をして神道を徹底的に侮辱するものだった。その異常な振る舞いにはユーモア精神は全く感じられず、芸とは呼べないものだった。信教を茶化すコントは昔からあったが、それでも信教に対する畏敬の念がどこかに感じられたからこそ笑えたのであり、彼女の芸のように、皇室を含め日本人の心の拠りどころを踏みにじるような内容では誰も笑ってくれない。
    • 回転寿司の皿は何枚あるかを100人の芸人達が店の寿司を食べ尽くして調べるというバカな大食い企画をまたまたやっていた。貴重な食料を意味もなくむだに消費する大食い番組は止めろとこれまで再三抗議してきたが、一体いつになったら分かるんだ。テレビ局の人間にはプライドがないのか。こんなバカ企画ばかりを繰り返さず、もっと頭を使って優れた企画を立案し、世のためになるような番組を放送してくれ。それからもう1点、最近は、こんな下らない番組を提供しているスポンサーはどこかと興味を持ってチェックしている。視聴者の番組批判はいずれスポンサー批判につながることを番組を提供する企業は認識すべきだ。
    • タレント出身の2知事は47人の都道府県知事の一人となったのだから、テレビを始めとするメディアはタレント同様の扱いをして騒ぐのをやめるべきだ。他の知事達は全国放送の番組に出ることもなく地道に職務に専念している。その一方で元々有名人である二人の知事だけを特別扱いするのは公平ではない。これでは「我が県の知事も何が何でも有名人を!」と考える県民が増え、日本中タレント知事ばかりになっても不思議ではない。
    • 「どうして潰れないのか不思議な店」シリーズについて、これは侮辱罪が成立すると思われる。その商売にかかわる何の罪もない人々を侮辱したタイトルと内容。人を侮辱し、しかも公共の電波を使って面白おかしくみんなで笑い者にしているこの状況は、現在、社会問題となっている「いじめ」と何ら変わりない。この番組は倫理的に問題はないのか。
    • “カラダの謎を科学で解明”などともっともらしい謳い文句の番組で、体の不思議と言いつつ女性の身体部位をやたらと映しているが、今回は特に不健全だった。ブーツの話で女の子が白いビキニ姿になる必要があるのか。ルームサイクルを白いビキニとブーツ姿で漕がせたり、ブーツのニオイを嗅ぐ男性ソムリエに「ワインに例えると?」というコメントを求める。受信料を使った公共放送で一体何をやっているのか。この番組だけでなく、水曜日夜8時の暮らしの健康法を追求する番組も豆腐のテーマでビキニの女の子数人にお湯に浸からせる。金曜夜10時30分のバラエティーは下ネタばかり。セクハラだらけの”サラリーマンをターゲット(?)”としたバラエティー番組。NHKは根本的に改革が必要だ。
    • 毎週日曜日の昼間に放送されているいわゆる闇金、違法金融業者の話は犯罪者を英雄的に扱っている内容である。日本民間放送連盟放送基準及び同社放送基準には、「第10章 犯罪表現(66) 犯罪を肯定したり犯罪者を英雄扱いしたりしてはならない。(67)犯罪の手口を表現する時は、模倣の気持ちを起こさせないように注意する。」とある。関西のテレビ局が制作しているわけではないが、この映画、Vシネマを放送することを決定したのは関西のテレビ局である。放送基準の「犯罪者を英雄扱いしたりしてはならない」などの犯罪についての放送基準に大いに抵触しているので即刻、放送をやめるべきである。番組審議会でも闇金業者の英雄的映画を放送すべきかどうか検討してもらいたい。
    • 「大統領は私が撃った!!JFK事件45年目の衝撃」と謳った番組で”世界未公開映像”と紹介していたことについて週刊誌で批判されている。米現代史研究家が「告白VTRはDVD化されて販売され、日本からネット販売でも買えます。何が、世界未公開映像なのでしょう」と痛烈に批判している。当初この映像に強い興味を示しその信頼性について言及したジャーナリストでかつてキャスターも務めたゲストは最終的に「映像自体や表現は視聴者へのミスリードになる」と困惑していたが、この番組は過去にも問題になった経緯がある。
    • 「ふざけるな!ばかやろう」という台詞の”企画コラム”のラジオ番組の宣伝を数多く流している。番組は時間が決まっているので聞かなければいいが、番宣はいつどこで流れるかわからない。この件で局に電話をしたが、「番宣が始まったらラジオを消すか耳をふさげばいいだろう。東京キー局がプッシュしている番組だから番宣も多く流す」と言われた。ラジオが好きで40年近く聴取しているのだが、選択の余地のない番組宣伝で聞くに堪えない言葉遣いは止めて頂きたい。
    • 法律を扱う番組のレギュラーの弁護士は、「コラ」「バカ」などと言葉遣いが乱暴で態度も悪い。不愉快だ。こんな男は出演させるべきではない。また司会のタレントのバカな無駄話が多すぎる。
    • 関西のテレビ局の日曜午後の番組で、元教師の出演者が特定の職種(派遣)に対し「派遣はいつでも休める」と差別的な発言をした。私もつい最近まで派遣で働いていたが、公休日しか休めず公休日に社員が休む為に派遣が代わりに出て代休はなかった。自由に休めるのはろくに仕事をせず派遣に仕事を押付ける正社員のほうだ。企業の姿勢に問題があるし、社会全体も差別意識がまだまだ強い。
    • 3月27日(木)午後7時からの番組は余りにも人間を馬鹿にしている。こんな簡単に数百万円も貰えれば、誰もまじめに日々働かなくなるぞ。この番組プロデューサーの品格・人間的資質と、メディアで働く上での適性・才能を疑う。ネット難民、派遣社員などが溢れている昨今、もう少し番組制作に責任を持てと言いたい ! 見ていて腹立たしい。
    • お笑い芸人や芸能人が馬鹿騒ぎする番組は要らないし、マンネリ番組も要らない。過剰な報道や放送で注目を集めようと奔走する局、視聴率の為に手段を選ばない局も要らない。
    • 「平成のゴッドハンド~」として紹介していた柔道整復師は、あたかも患者に自分を医師だと思ってもらいたいかのように自らを「医院長」と呼んでいる。また、整骨院での施術内容は通常の柔道整復の範囲を超えた医師法違反すれすれと思われる行為である。この整骨院のウェブサイトをみると、本来医業の補助的行為を行うべき柔道整復師が「セカンドオピニオン」と称し、医療機関に通院する患者に対して意見を述べたりしており、違法行為である可能性が濃厚だ。このような柔道整復師を番組で「ゴッドハンド」などと持ち上げるのは、全く常軌を逸している。
    • 各地のテレビ局で放送されているアニメ番組で人間同士が岩などで殴りあい、最終的に人間をバラバラにして食べているというシーンがあった。本編では「○○ボケ」になっている人に暴力をふるい、突っ込みを入れるという、正常な人間が見るとは思えない内容で理解不能。凶悪犯罪に発展しかねないと思う。たまたま見てしまい、大変、傷ついた。すぐに放送をやめて欲しい。
    • 報道番組やバラエティー番組でよく見られるが、根拠もなく人間の性質を出身地で分けようとしている。関西地方や大阪府在住の人間を特別視するかのような番組がある。こういった放送は単なる遊びを超え差別を助長している。きちんとした資料や統計を示した上で各地方の取材を行なって欲しい。私の住む大阪府で例えて言えば、食い倒れ人形、万博公園、阪神タイガース、たこ焼き、道頓堀などが取り沙汰されるが、こんなものが大阪府の特徴にされると堪らない気持ちになる。他の都道府県と同様に素晴らしい文化があるのに、関西地方だけ「汚い」や「下品だ」という発言をお笑いタレントやアナウンサーがしている。

    【番組全般】

    • 東京大空襲をテーマにしたドラマが3月10日、17日、18日に2つの東京キー局で放送された。このような、戦争がいかに悲惨で無意味で愚かなことであることを伝える真摯な番組が民放で放送されたことをとてもありがたいと思う。これからは戦争について学べる番組が増えることを期待する。各局がやらせや捏造など放送倫理を無視して視聴率至上主義の番組作りをしている今のテレビ界を批判的に見ている。一般視聴者を無視した芸能人の内輪話や共演者の罵倒、大食いなどのバラエティー番組や未成年の母、性同一性障害、できちゃった婚など過激な設定のドラマ番組が多い中でこのような良質な番組も制作されている。これからは各局が放送倫理を遵守し良心的番組を制作してくれることを期待する。
    • 3月9日(日)午後の番組で救急医療を取り上げた際、静観できない発言があった。救急医療は、不採算・多忙・控訴等から医師が燃え尽き、救急車受け入れが不能など社会問題となり、多面的討論が必要な問題だ。しかし、司会者が「社会の変化に対応できていない病院が悪い。コンビニ化すべし」と発言。今の政府の医療費削減政策の中では不可能だ。「医者不足は開業する医師が増えたからだ。楽に儲ける開業を制限すべき」に関しては、開業医も充足されていない地域は日本には非常にたくさんある。「結局、医師のモラルの問題だ」に至っては、医師のみならず劣悪な環境下で医療に従事する医療従事者全員に対する冒涜だ。また、彼は”町医者”という不適切な言葉を使っている。
    • 平日午前中のワイド番組の司会が「中国の一部である台湾は云々」と発言した。本心からそう言ったのであれば中国側に立った考え方であり「台湾と中国は別の国」という世界共通の認識に反する。日本人のコメンテーターとしてそのような発言は不適切かつ無責任だと思いテレビ局に訂正を求めた。すると「司会者は『台湾は中国文化圏の一部』との意味であのように発言したのではないか?」と苦しい言い訳をされた。近代史に疎い若者の中には、番組を見て「台湾は中国の一地方」と誤解した人もいるのではないだろうか?その点も心配だ。
    • 裁判員制度ありきの議論は困る。公共放送のラジオで裁判員制度の話題の放送をしていたが、裁判員制度はいかに良いかを語っていた。リスナーからの意見も肯定ばかりで「一部の反対派には腹がたつ」とのひどい意見まで紹介していた。裁判員制度について、反対派の意見はメディアでは展開されないのは何故か不思議だ。本では多く見るが、テレビやラジオは積極的に制度の欠陥や賛否をもっと議論すべきだ。これは多くいる反対派を封殺するだけだ。
    • 先日行われた名古屋国際女子マラソンについて、女性歌手の担当するラジオ番組で「高橋尚子選手を勝たせるために有力な選手をあまり招待しなかった」「無理をして出場したのは大金を受け取ったからだろう」と発言。この大会はオリンピックの選考試合であり注目し応援していたので耳を疑った。事実ならスポーツマンシップに反する行為だと思い、日本陸上競技連盟とラジオ局に事実確認の電話をした。ラジオ局は「担当者がいないので分かりかねる」とのことだが、日本陸連では「全くそんな事実はない」との事。どうやら女性歌手による単なる誹謗中傷らしい。公共の電波を何だと思っているのか?何の根拠も証拠もないのに「金銭疑惑」や「不正」があったかのように発言するなど、大会当事者や全ての関係者に対して失礼だし名誉毀損ともいえる。ラジオ局はつい最近も「羊水発言」で失言を放送したばかりだ。今回の発言は故意の悪口のようなので、失言より悪質ではないか?
    • 最近の民放のテレビは「報道」と「ショー」の区別が曖昧になっている。報道番組においてあるニュースを伝えるか否かのポイントは、その話題の持つ「重要性」「普遍性」「緊急性」等だと思うが、実際はむしろ面白さが重視されがちだ。例えば、「福井県の小浜市が米大統領候補者選びの最中にあるオバマ氏を応援している」というナンセンスな話題をニュースとして大々的に取り上げているが、これはおかしい。この程度のことはワイドショーの最後あたりで軽く触れれば十分である。報道番組と名乗る以上は取り上げるニュースをもっと厳選し、単に「面白いから」という理由だけで下らないことを大袈裟に騒いで伝えるようなことは慎んで欲しい。
    • 「全然」という言葉は、「全然~ない」というように「否定」に使う言葉だが、最近では放送でも「全然大丈夫」というような「肯定」の意味での使い方をよく聞き、何か違和感を覚える。また、「すごい頑張っている」もよく聞くが、「すごく頑張っている」が正しい使い方ではないのか?
    • ラジオのファンでいつも聴いているが、最近、どの局も「時刻告知」が少なくなって不便している。視覚障害を持つ方々にとってはラジオでの時刻告知はありがたいものだが、健常者でも時計を見られない状況と言うのは結構あるので、頻繁に時刻告知をして欲しい。生放送だけでなく録音番組であっても工夫次第で時刻告知が出来るのではないかと思う。また最近、ラジオで間違ったことを放送をした後で、訂正や謝罪がないことが多く気になっている。テレビでは直ぐに訂正や謝罪が入るのに、ラジオではそれがないのは何故だろうか。
    • 私は視覚障害者。ラジオだけでなくテレビも音声で楽しんでいる。ところが番組に対する「お便り」や「テーマ別の投稿」を呼びかける際、ほぼ全てと言って良いほどFAXかEメールでの送信を指定している。視覚障害者にとってそれは他人の介助を要する高いハードルであり、その時点でテレビ・ラジオから疎外されたような気持ちになってしまう。何とか我々が気楽に番組に参加する方法を工夫してもらいたいものだ。
    • 我々高齢者が見る番組がない。この歳になると足腰が弱くなり、会合や毎日の散歩も辛くついついテレビにかじり付くことになるが、民放は朝から晩まで馬鹿なお笑い芸人や、殺人ドラマを放送している。以前はNHKを中心に見ていたが、最近はNHKも民放と同じ馬鹿芸人が出演するようになり困惑している。ニュース以外見るものがなくなってしまった。
    • 月曜夜の放送で「薬剤師は病名を知らないので間違った服薬指導をする」と、薬剤師の仕事に対する不適切な発言がありました。調剤薬局の薬剤師は確かにカルテを見ることはできず病名を知ることができませんが、その分患者さまとコミュニケーションを図りながら、間違った服薬指導のないよう心がけています。それを番組では一医師の意見で全てを否定されてしまいました。そのような番組を制作し、放送前に事前のチェックもしないテレビ局の制作者に、自分の番組が薬剤師にどれだけの被害を与えたかを実感して欲しいと思います。そしてきちんと裏付けを取ったうえで訂正と謝罪を求めます。
    • 日曜日午前中の討論番組で「グレーゾーン金利撤廃は是か非か?」というコーナーが、あからさまなサラ金業者側を擁護する番組構成になっていた。特に放送時間終了間際に、多重債務者救済側の弁護士に対して「儲けすぎ」などの悪印象を植え付ける攻撃をし、反論の時間を与えることなく番組を終了したのは問題だ。この番組構成はあらかじめ周到にサラ金業者側の代弁を意図したものに違いない。サラ金業者はテレビのスポンサーでもあるが、社会的害悪の大きい多重債務問題については公正な番組作りを強く望みたい。
    • 民放各局が視聴率最優先で番組を作っていることは知られているが、視聴者は冷めた目で番組を見ている。距離を置き冷静にテレビを見ると、取るに足らない話題をアナウンサーたちが騒ぎ立てたりしているのが滑稽に見えるし、制作者の狙いも手に取るように分かるので面白い。昔ならすごいと思えたテレビだが、視点を変えると何だか馬鹿馬鹿しく映る。
    • 放送局のネット記事やテレビの字幕スーパーを見ると誤字が多く見受けられる。幾つか例を挙げると「北の湖理事長」が「北の海理事長」となっていたり、「痴漢で逮捕」が「ちかんで逮捕」と表示されていたり、時津風部屋事件で部屋の若い衆を「○○関(本来十両以上の関取のみに許される尊称)」と表示したりとムチャクチャになっている。いずれも準備段階で気がついて訂正は可能であったはずだが訂正された形跡すらない。メディアはもう少し緊張感を持つべきではないのか。

    【CM】

    • 最近パチンコメーカーのCMが目立つ。パチンコがいかにも健全な遊びであるような印象を与える。パチンコがギャンブルであり、パチンコのせいで悲惨な暮らしを送っている人たちがたくさんいることは周知の事実だ。しかも、この業界にはいかがわしい面が数多くあることも事実。どうか、こうしたことを考慮して、パチンコメーカーのCMを流す事をやめればどんなに多くの人たちが救われることか考えていただきたい。民放は資金を確保しなければならないことは理解出来る。しかし、有望な若い人たち、そして、年金暮らしの老人たちのために、パチンコがいかにも健全な娯楽であるような印象を与えるCMは社会にとっては害毒。パチンコで人生を台無しにするのは自己責任の問題だが、やはり、そのような環境がなければ、悲惨な境遇に落ち込まずにすんだ人もいるはず。パチンコのCMを流さない放送局を応援する。
    • 民放がCMを流すのは当然のことであり、中には番組よりも優れたCMがあることも承知している。しかし、最近のテレビを見ていると、いわゆる「山場CM」のあまりの多さに呆れてしまう。その都度番組を中断され、CM後の本編は前の部分の繰り返し。山場CMの度に、「こんな商品絶対買ってやらないぞ!」と画面に向かって罵る毎日である。又、意図的なものであろうが、番組出演者がスポンサーのCMに出ている場合も珍しくなく、どこでCMに切り替わったのか気付かないこともある。このような紛らわしいCMの入れ方も避けて欲しい。
    • 怖い映画などのCMが放送されるが、制限をお願いしたい。今でも夜や夜中限定でCMが流れているかと思う。しかし、映像が過激すぎて大人の私でも気持ちが悪い。映画雑誌のみで宣伝しても、見たい人は見に行くと思う。宣伝だからという理由だけではなく、CMは何回も見るものなので視聴者が不愉快にならない程度に制限をお願いする。
    • 美肌効果のあるサプリメントのCMで「この放送後30分以内にお申し込みの方に限り○○円で」と言うが、30分過ぎて電話を掛けても受け付けてくれる。某社はコラーゲンの無料サンプル先着300名も受け付ける。他社の無料サンプルも「限定」と言いながら実際は無限だ。こんな放送をしていて良いのか。20歳を100として40歳だと何%、60歳だと何%と言われて、例えば60歳の人がそのサプリメントを飲んだら100%になるのかどうか、何%が良いのか何%になるのか検証してあるのかどうか。30分番組で同じ事を何回も繰り返し放送することですり込みや購買審理を煽る行為にならないのか。サプリメントと放送のあり方に疑問を感じる。
    • 「毒セリ」による中毒事故があったが、この遠因として「人工のものは危険で、天然のものは全て安全」という誤った認識の蔓延が考えられる。例えば「石鹸」や「化粧品」のテレビCMで「植物成分100%」「添加物ゼロ」と宣伝すると、多くの消費者は「それなら安心」と思ってしまう。しかし、天然の成分が全て無害であるという科学的な根拠はなく、イメージによる錯覚に過ぎない。「毒セリ中毒」も「自然のものは安全である」との誤解から起きたと思う。今後、こうした誤りを広めるような内容をCMから排除すべきである。

    【BPOへの意見】

    • BPOの毎月の集計で、この種の意見が多かったと統計数字を示し、めぼしい意見をHPに掲載したりしていますが、毎月のように多く意見が寄せられる事柄についてメディアはそれを改善する様子が全く見られない。例えば霊能者や占い師と称する者の科学的根拠のない発言、大食い番組、またバラエティー番組における芸人の非常識な芸など全く変わっていない。これではBPOの存在意義は何もない。かつての主婦連の不適切番組に対する指摘や行動の方がずっとましだ。不適切な番組はメディアの責任ばかりではなく、そんな番組のスポンサーになっている企業にも問題があると思う。主婦連にもう一度立ち上がって欲しい。

    青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • バラエティー番組。片足とびで跳び箱を何段まで跳ぶことができるかということをやっていたが、すごく危険な行為だと思う。子供が真似をするのも心配だし、番組でやっている芸人の人たちも失敗して怪我をする場合もある。いくら芸人だからといって、このような危険なことをやらせるのはいけないと思う。
    • バラエティー番組。スタジオにいる子ども達を笑わせるためにいろいろな芸を披露していたが、非常に下品な内容だった。スタジオ内の子ども達に悪影響を与える。
    • アニメ番組。知り合いの家にいったら、学校にいく前の幼児が番組の真似をしてパンツもはかずに丸裸でふざけていた。明らかに番組の影響だ。いい加減この番組は止めて欲しい。
    • 最近の歌謡曲の歌詞は性描写が露骨で過激である。孫の教育上問題だと思っている。放送局はこの点を十分注意して放送して貰いたい。
    • 情報番組。”告白私のターニングポイント”という視聴者からの投稿を紹介するコーナーがあった。「私の夫」というタイトルでの告白は、その女性が3人の男性と同時に付き合っていて、ある日子供を身ごもった。そこまではよくある告白内容だと思ったが、子供の親を決めるのにあみだくじで決めたという内容だった。その様子を再現VTRで放送した。番組側もその事に関して注意するわけでなく、ただ笑って見ているだけ。あまりにも軽はずみな内容だと思う。再現VTRまで作って放送する局の神経を疑う。まして年頃の少年少女が見る時間帯に放送すべきではない内容だ。
    • バラエティー全般。テレビで自分の馬鹿さを露呈したり、喜んで馬鹿を演じているタレントが多くなり、馬鹿なキャラクターが面白いというような風潮が広がり、子ども達への影響が心配だ。タレントはやらせで発言しているのかもしれないが、全国へ敢えて恥をさらしているなんて本当の馬鹿であると思う。
    • バラエティー番組。自動販売機に関するクイズがあったが、そこで米国の「マリファナの自動販売機」の紹介があった。しかし、この番組は小中学生向けの番組でもあるのだから、マリファナなどを放送するのは教育上良くないのではないか?もう少し違う内容のクイズを考えたほうが良かったと思う。

    【報道・情報に関する意見】

    • 報道番組。青少年の自殺報道のあり方に懸念を抱いている。秋田県の中学校の女子トイレで1年の女子学生が首を吊って死亡していた事件を、センセーショナルに報道していた。WHOは「メディアによる自殺報道のインパクト」について、テレビも自殺行動に影響し、テレビによる自殺報道の10日後までは自殺連鎖が発生するとしている。青少年に係わる自殺報道は、同世代の子供達に心理的に与える影響を配慮すべきである。
    • 報道番組。無差別殺傷事件の報道で執拗に「百本以上のゲームと共に血の付いた刃物が」「ゲーム的に人殺し」という表現をしていた。家宅捜索では他にも重要な事実が見つかったはずだが、何故「刃物が見つかった」という事実に「ゲームが見つかった」という事実だけを付随させたのか。 意図的に他の事実を隠匿せしめ、ゲームだけ誇張することでゲームによる影響を助長している報道ではないか?ゲームと一口にいっても、様々なジャンルがあり、ひとくくりにしてレッテル貼りを助長するような報道は避けるべきだ。またゲームだけが原因ではない。宮崎事件も奈良の放火殺人もその生い立ちは看過できないものだった。私もDSなど数十本のゲームを所持しているが犯罪者にはなっていない。ゲーム所持本数ではなく本人の生い立ちが主因だ。
    • 少年による線路突き落とし殺人事件は、茨城無差別殺傷事件の報道を見て、犯人は何らかの共感を得て殺害衝動に走ったに違いない。茨城殺人では「容疑者はゲームが好き」や「無職」などと報道された。共通性があると容疑者に共感し、同様の殺人衝動にかられる人間も出てくる。容疑者と同じ状態だから自分も殺していい、自分も同じことをしていいと思わせてしまう。ゲーム好きや無職などと一般性を言えば言うほど、共感を得る人間が多くなる。テレビが殺人衝動の一因になっている。
    • 地方で発生した青少年の犯罪は余程大きな事件や、犯人が逃亡中の場合を除き全国放送ではなく、ローカルニュースで伝えるべきだ。相次ぐ犯罪報道で春休みに一般に開放されていた校庭も、今年から関係者(クラブ活動)以外は立ち入り禁止の措置が取られ地域住民も困惑している。

    【CM・番組宣伝に関する意見】

    • 頻繁に流れているパチンコ台のCMに怒っている。パチンコをしている人は大人だ。18歳以下の立ち入りを禁止している。金銭感覚を麻痺させる大人のゲームだ。一日にして大金を得たり財産が消えたりする、非常に危険な遊びだということを大人はわかっていても子供はわからない。何のCMかと興味を持たせる楽しいゲーム感覚で放送することが問題だし、パチンコ台のCM自体流してはいけないと思う。昔はパチンコ台のCMはなかったのに、なぜこんなに流れているのか?
    • テレビ業界全般に当てはまる事ですが、パチンコ及び消費者金融のCMが近年急増しています。何れも青少年を含め社会的な悪影響が大きいことはご存知かと思います。問題の背景にはインターネット普及に伴ったテレビメディアの広告収入の低減が原因となっていると察します。パチンコ及び消費者金融の問題は、近年の治安悪化、自殺率・自己破産の増加にも大きく影響が出ているのが実情です。しかしながら、パチンコ営業の違法性、グレーゾーン金融における人権を無視した過剰な取立て等に関するテレビメディアの報道姿勢は、多くの暗部を覆い隠し、倫理的にも大きく問題があると思います。メディアの公益性、中立性が損なわれることの無いよう、何卒ご検討下さい。

    【動物に関する意見】

    • 報道番組。番組内で取り上げられたニュース映像に大変不愉快な思いをしました。そのニュースはユーチューブに投稿された「アメリカ海兵隊員が子犬を投げる映像が問題になっている」というものでした。ネット上のニュースでは「投げ殺す米兵」という見出しのニュースですが、それは、抵抗できない子犬に猫なで声で話しかけ、思いっきり投げ捨て、投げ捨てられた子犬は空中を飛び、地面にたたきつけられてキャンと鳴くといった実に残酷なものです。私は、このニュースを知った時に、辛くてとても見られないと思い、あえてネットにアクセスして見ることをしませんでした。それを、万人がスイッチをつければ見られるテレビで、子供や家族が夕食の準備などしながら見る可能性のある時間帯に流すなんて本当に良識のなさに驚きました。もしかしたら、真似をする人も出るかもしれません。テレビで、見るに耐えない映像を流すのは暴力です。今後、このような無神経なことは謹んで欲しいです。

    【編成に関する意見】

    • ある番組の次にニュース番組が放送される場合、その番組の終了直後にニュース番組の予告が流れる事があるが、これは番組の余韻を台無しにしている。ニュース番組を次に控えた大抵の番組に言えるが、特に子供番組への悪影響が大きい。アニメ番組が終了した直後、間髪入れずにニュースの「速報です!○○で殺人事件!容疑者逮捕!」という扇情的でおどろおどろしい予告が流れる。先の番組の温かい空気が台無しになるし、視聴者の多くは幼児であるからニュース番組の予告を流しても視聴率は上がらないと思う。番組終了直後に陰惨・過激なニュースの予告を流すのは止め、せめて1分程は平和なCMを流して欲しい。
    • 子供達が学校から帰ってくる時間帯に、殺人ドラマを放送している。ゲーム感覚で殺人を犯すサスペンスやミステリーの殺人ドラマを公共の電波で放送している。しかし、青少年による殺害事件に関して報道番組に出演しているコメンターターは必ず、テレビゲームの影響と発言している。放送関係者は「表現の自由」が失われると開き直る前に、青少年の人格形成に悪影響を及ぼす「殺人ドラマ」を自主規制するべきである。

    【いじめや虐待を助長する】

    • バラエティー番組。手取りの給料を子供の前で公開し、優劣を付ける品性のない内容。子供の間でお父さんの給料公開ごっこなどが学校で蔓延したら、所得の低い家庭の子供がいじめの対象になってしまう懸念すらある。お父さんの価値を給料の多い少ないで判断しているような印象があり、非常に不愉快。番組の作り方もイライラさせられる。順位を公開するフリップの紙を1位ずつはがす度にCMが入り、じらされる。まるで視聴者をバカにした作り方である。

    【委員会に関する意見】

    • 男児ポルノに関する議事録を見た。表現の自由との関連性を訴えていたが、簡単な話で、女児の裸と男児の裸を同格に扱う。これだけでいい。「女児の裸はポルノ」「男児の裸は自然な姿」等と勝手な価値観で露出度に格差を設けるのがよくない。テレビで性器などを晒された男児は心の傷になると思うので、そういった被害に関しても訴えるべきだ。
    • 「男児の裸」について、映像で流すことに対する批判や、規制を強めるべきだという意見を読んだが、自分はそうは思わない。本人の自尊心を損なわず、不自然・不健康な感じにならない限り、男の子の裸はおおらかに扱うべきものであり、現在各番組で見られる程度の露出は容認されるべきだと思う。

    【性表現について】

    • 情報番組。小学生男子が温泉に入るシーンで撮影の為に手ぬぐいを腰に巻いていたが、女性出演者が「いいよ~、ボクたちは隠さなくても」と言っていた。小学生女子だったらとしても同じ事が言えるのだろうか。子供の男性器はよくて女性器は駄目なのだとしたら男性差別である。猛烈に腹が立つ発言だった。

    【非科学的なことに関する意見】

    • 情報番組。世界の恐怖映像として、心霊や霊現象なるものを十分な検証もせずに本当の事として放送している。放送基準第3章の 「児童および青少年への配慮には(20)催眠術、心霊術などを取り扱う場合は、児童および青少年に安易な模倣をさせないよう特に注意する」という条文に違反しているのではないか。また、霊感商法被害を煽るもので倫理的に許されないのではないか。

    【言葉に関する意見】

    • 子ども達の言葉遣いの悪さに呆れている。例えば「美味しい」を「まいう~」と言う。その言葉遣いを注意しようものなら、「うるさい」「テレビでやっているから」と反抗的な態度を取る。お笑い番組が悪いとは言わないが、子ども達に与える影響を考えていただきたい。大人でもまともな言葉遣いが出来ない人を多く見ているので、このままではこの先の日本が不安だ。

    【視聴者意見への反論・同意】

    • 知的障害を抱えながらも子育てに励み、少しでも進歩させるドラマをもっと放送してほしいという意見に大賛成。自分は毎回見ているが、感動を与えてくれるドラマだ。サスペンスや不倫を扱ったものよりも断然いい。こういった感動を与えるようなドラマをもっと作ってほしいと思う。

    【その他】

    • 情報番組。小児がんで亡くなった男児の闘病記を見たが、つらくて見るに忍びない内容だった。家族が了承したのだろうが、小さな子供の臨終の場面まで放送しなくてもよいのではないか。同年代の子を持つ者としてあまりにも辛過ぎるシーンだった。朝から重い気持ちが一日中続いた。本編がゴールデンタイムに放送されたようだが見る気になれなかった。

    2008年2月に視聴者から寄せられた意見

    2008年2月に視聴者から寄せられた意見

    2008年2月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,371件で、1月と比較し19件の増加であった。

    意見のアクセス方法の割合は、Eメール60%、電話35%、ファクシミリ2%、郵送ほか3%で、前月との比較ではEメールが4%減少し、電話は4%増加した。(*Eメール数には同一人の多数意見を含む)

    男女別は男性68%(前月比4%減)、女性30%(4%増)、不明2%となったが、これは深夜ラジオ番組での女性歌手の『羊水発言』によるものである。

    世代別では30歳代(28%)、20歳代(22%)、40歳代(15%)、50歳代(10%)、60歳以上(9%)、10歳代(6%)の順となっている。

    2008年2月に視聴者から寄せられた意見 1,371件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2008年2月件数 年度累計
    人権等に関する意見 10 件 136 件
    放送と青少年に関する意見 176 件 [ 意見内容 ] 2,093 件
    放送番組全般にわたる意見 753 件 [ 意見内容 ] 6,977 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 50 件 953 件
    その他(放送関連以外) 382 件 5,744 件
    意見件数 計 1,371 件 15,903 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は632件(45局)であった。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    2月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    人権関連の苦情[10件]

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 9件
      (個人又は直接の関係人からの要請)

    • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 1件
    • (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

    番組全般にわたる意見

    2月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(1,371件)のうち【情報ワイド番組・バラエティー番組】を中心とした意見が1,117件(全体の81%)で、前月の918件から199件の増となった。内容としては”不適切な内容や発言・表現、不適格な出演者”(731件:全体の53%)、”モラル・倫理観の欠如や局の責任・処分”など(216件:16%)、”低俗・下品な番組”(170件:12%)である。

    次いで【報道・情報番組】に関した意見が743件(全体の54%)で、”取材・報道のあり方、放送のあり方”(488件:36%)、”放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など(189件:14%)、”公平・公正な報道への要望、偏った内容批判”など(66件:5%)となっており、【情報ワイド番組・バラエティー番組】【報道・情報番組】のいずれも前月から増加した。

    2月の意見の特徴としては、女性歌手の深夜ラジオ番組における高齢出産の『羊水発言』と情報ワイド番組での『お詫びのための出演』や別番組での『生産農家侮辱発言』批判(放送局批判を含む)が150件、バラエティー番組や出演者(お笑い芸人)批判が141件、『捏造、やらせ、情報操作をしている番組』との批判79件、中国製餃子事件58件(前月から延べ95件)、スピリチュアル・占い番組批判として40件、自衛隊・イージス艦事故関連31件、ロス疑惑関連報道と『容疑者』表記への意見28件、沖縄米兵による少女暴行事件関連23件などが目立った。

    なお、「放送と人権等権利に関する委員会(放送人権委員会)」への苦情(10件)とは別に、放送番組全般の意見の中で「人権問題や報道被害ではないか」との提起や批判が190件寄せられている。

    【放送局の電話対応や応対の姿勢】に関する苦情・抗議は194件で前月と比較し18件増加した。
    【CM関係】「不適切な表現・内容」などの指摘を中心に120件の意見(前月比53件増:パチンコ台CM批判など)があった。

    青少年に関する意見

    2月にBPOに寄せられた意見のうち、放送と青少年に関するものは176件と先月に比べ14件増えた。ラジオ番組での「羊水が腐る」発言に関して青少年委員会にも30件の意見が寄せられた。また男児ポルノ関連で、委員会の議事のあらましに関して14件の意見があり、番組で男児の裸を映すことに対する意見が11件あった。

    BPOに関する意見

    50件の意見・問い合せのうち、BPOへの意見は20件、問い合せは30件であった。

    番組全般

    【特記事項】

    • 中国産毒入り餃子の報道について。家計をやりくりするために働いて、それでも子供に食べさせるおかずを1品でも増やしたい母親が冷凍食品を買うような生活が「浮かれている」のだろうか?ニュースを見る視聴者は正確な情報を知りたいだけだ。キャスター個人の憶測や思想に偏った報道は慎んでいただきたい。
    • 「女性は35歳を過ぎると羊水が腐るから私は35を過ぎたら出産しない」という女性歌手の発言に、36歳で出産した私は侮辱されたような気がした。許せない発言だ。そして問題点がもうひとつ、後にこの番組は録音による放送だと知ったのだが、むしろこちらの方が問題だ。録音だとすれば、番組スタッフはこの不適切な発言をカットして放送できたはず。それをしなかった、つまり発言の問題性に気付かなかった番組担当者の倫理観のなさに驚いた。そんな人間が番組制作をしているのかとあぜんとした。

    【取材・報道のあり方】

    • 暫定税率のニュースに関して印象操作になっているという感じがする。ニュースでは、(1)地方や国の道路財源がいくら減るか。(2)1台の車の使用にかかる税金の金額。(3)暫定税率が下がると地方経済が立ち行かなくなるという政治家の声。特に多いのは車利用者の暫定税率に関する感想の声。道路特定財源を知らなかった人が、ニュースを見ていると「暫定税率が下がると大幅に道路に使えるお金が減る」という印象を与えるのではないか?特別会計5兆7千億・一般会計3兆円・財投融資2兆円、合計で現在10兆7千億円を道路に使える。暫定税率撤廃で減るのは2兆6千億だ。撤廃後でも8兆1千億円を道路に使える。こういったことなどを報道しないと偏向報道をしているのではないかと思う。地方や国の政治家の話や車利用者の声を流すだけでは、心理学的に何度も流される政治家の声が視聴者に刷り込まれる。総道路予算額・暫定税率撤廃後の予算額なども報道しなければ、客観的な報道とはいえないのではないか?
    • 冷凍食品餃子殺虫剤混入による事件。以前に中国産食品の残留農薬問題が報道されたことから、憶測による中国産食品批判の偏見ともいえるマスコミ報道が始まった。問題の冷凍餃子製造工場が特定されると、入手した数枚の工場内写真から「素手で食品を扱っている」と不衛生さを批判する。また、最近では「問題の冷凍餃子販売元の株式を空売りしたトレーダーが犯人ではないか」という、裏付けもされていない中国インターネットの書き込みまでもテレビニュースで取り上げている。マスコミは、いつから裏付けもないいい加減な情報を垂れ流すようになったのか。インターネットには根拠のない誹謗中傷が星の数ほど存在する。偏見とネット情報、その危うさをマスコミは理解できているのだろうか。国民に誤解を与える報道は慎むべきだ。
    • 中国産餃子の中毒事件で、原因究明に向けた当局の動きを伝える各テレビ局は、全般に中国に遠慮したトーンになっており、歯がゆさを禁じえない。新聞報道のほうがその点、事実関係を冷静に述べ伝えてくれるのでまだ信用できる。以前から中国、韓国、北朝鮮に対する日本のテレビの異常なほど弱腰な姿勢が、日本国民にとって不利益を生じてきた。そこへもってきて餃子事件である。中国側に原因があるのははっきりしているにも関わらず、相変わらず奥歯にものの挟まったような論調が多く、見ている方もいい加減うんざりする。なぜテレビははっきりものの言えないメディアなのか。
    • 中国製冷凍餃子による中毒事件で、中国の現地紙の記事を誤訳して伝えていた。1日に放送されたニュースで「中国の一部のメディアが、毒餃子事件は日本のメディアの捏造だと報道している」と報道したが、正しい日本語訳は「日本のメディアが、毒餃子事件を騒ぎ立てている」であり、このニュースを見た自民党議員が外務省に中国側に抗議するよう要請した。一部の報道によると、2日に自民党本部で行われた「輸入食品の安全性に関する緊急対策本部」でも取り上げられたが、5日の同会で外務省の担当者は「報道のような事実はなかった。テレビの翻訳の誤り」と説明したと伝えられている。BPO検証委員会は、昨年11月27日に東京キー局で放送されたマクドナルド報道に対し4日に「安易な映像至上主義」と批判する意見書を出したが、完全に無視されているのではないか。BPOは自浄能力が認められない放送局に対し、厳しい勧告を出すべきである。
    • 女性歌手の発言に関する各番組のキャスターやコメンテーターの発言に、正直苛立ちを覚えた。「言葉狩りだ」とか「揚げ足取りだ」などと言っていたが、そもそもテレビが普段からそういう「言葉狩り」報道をやってきた結果、一般人の間でもそれが広まって今回のようなことになったのではないか。大臣の発言を都合よく切り取ってバッシングして辞任に追い込んだり、企業の謝罪会見の一部分だけを編集して面白おかしく放送する。そういう低俗な報道をやってきた結果が今回の騒動に繋がったのではないのか。何かがあるたびに全部ネットに責任を押し付けて、テレビは何も悪くないかのような報道をするのは正直不愉快です。
    • 女性歌手の録画インタビューについて、東京キー局では大きく「謝罪会見」と銘打ち、放送していました。内容を視聴しましたが、彼女はただの一度も頭を下げることも、視聴者に向かって謝罪することもなく、編集でのつぎはぎだらけの内容でした。私は彼女の暴言で特定された世代であり、謝るのであれば見てみようと思ったのですが、逆に気分が悪くなり、昨日は体調を崩してしまいました。「ごめんなさい」という言葉も、言葉に詰まってインタビュアーに向かって言ったのを、今朝の同系列のスポーツ紙では「謝罪」と報じています。番組を見なかった人は、あたかも謝罪したような印象操作を受けていることになります。報道は事実を伝えるものであって、企業の戦略に使われるべきではありません。厳罰をお願いいたします。
    • 税金の無駄遣いの特集が組まれており、「途中で工事がストップしたトンネル」が例に挙げられていた。このトンネルは地震対策上緊急に開通させなければならないと見切り発車したものの、用地買収が進まず頓挫しているとのこと。確かに役所の不手際で中途半端なトンネル工事が発生していることは否めないが、工事が必要であるということも否定できないと思う。仮に地震が起きた時には、「何故工事をしないんだ!!」と、役所を叩くことになるのであろう。地震対策としてこのトンネルの必要性も吟味した上で、この中途半端な工事を問題として取り上げるべきだと思う。報道番組は問題提起をするのが使命だと思うが、扇動すべきではない。今回だけではないが、何でもよいから役所や公務員を叩こうとしている様にしか思えない。
    • 外国では軍艦に敬意を表して、他の船が進路を譲るのが常識だ。大型船に飛び込むのは、自転車でダンプの前に飛び出すのと同じ。海の上では自分の命は自分で守るのが世界の常識。法律を振りかざしても、「板子一枚下は地獄」というように海は危険であり死ぬのは自分なのだから。”なだしお”の事故報道といい今回といい、日本の報道はおかしい。目新しい悪役を見つけ、中国の不祥事を報道しないために飛びついたのかと思う。これでは子供に「もっとニュースを見なさい」とは言えない。むしろ「そんなニュース番組なんて見るんじゃありません」と言ってしまいそうだ。正しい事実に基づいた報道をして欲しいものだ。
    • 1月27日に行われた大阪府知事選挙において、開票作業がほとんど始まっていない状況でタレント弁護士の当確報道がされたが、これは行き過ぎているような気がする。各報道機関が、視聴者及び当該選挙有権者が選挙結果を早く知りたいということを理由に出口調査の結果のみで当確を出すのは、投票の秘密を守るという公職選挙法に抵触するのではないか。また、報道機関がそのような行為をすることは、開票作業をする大阪府選挙管理委員会をはじめ、各市町村選挙管理委員会が不要ということにもなりかねない。また各報道機関は、このタレント弁護士の当確報道を流した後に、開票状況によっては他の候補者が当選確実になる危険性もある。一昨日の岩国市長選でのNHKのニュース速報でも、開票時に同数の4,000票で当確が出たが最終結果は1,800票にも満たない票差であった。各報道機関は、選挙報道において出口調査のみでの早期当選確実報道をするのは即刻やめるべきである。
    • 米国ロサンゼルスで過去に話題の人物の妻が銃撃を受けて約一年後に死亡した事件の報道について。かつて元容疑者を東京地検が銃撃殺人事件の殺人罪で起訴したが、03年に最高裁が検察側の上告を棄却し無罪が確定している。一連の報道について、NHKは「元社長」と伝えているが、民放は最高裁で無罪になった同氏を「容疑者」と、ロス市警の発表をそのままの表現で伝えている。報道機関は「元被告」と、統一すべきである。連日の報道で知り得たことは、カリフォルニア州は保険金殺人などの「1級殺人」には時効がないということくらいだ。
    • 精神疾患を患った男性が地裁で不起訴処分になったとの報道がありました。今回の報道は私たち精神障害者全員が犯罪を起こす危険性があるようにもとれる報道でした。問題は「精神科通院歴報道」です。精神障害者は病院に通院しなければ夜も眠れず、買い物などに出かける意欲をなくしたりします。また思い込みで自殺さえ考えることもある大変な病気です。しかしこのような患者であってもきちんとした薬の服用で症状は治る可能性のある病気なのです。それを安易に「精神科通院歴あり」とする報道は、精神障害者を侮辱し、また殺人を犯すようなイメージを世間に与えかねません。本来は罪を犯した人間も、もっと早く病院へ行っていれば予防されていたのです。このようなことをもっと理解して報道してください。もっと真剣に慎重に報道しなくてはいけないのではないでしょうか?
    • ホームレスによる資源ゴミの持ち去りに苦慮した熊本市が「ゴミ持ち去り禁止条例」を4月から施行することを伝えていた。見ていてあきれたのは、ゴミを収入源とするホームレスを擁護する論調に終始し、画面には「もう生きていけない」とのテロップを出し、熊本市を「弱者を排除する血も涙もない市」という捉え方をしていることだった。ホームレスがゴミ集積所を散らかしたり、学校の備品購入に充てるべくPTAが集めた資源ゴミを横取りするなど、市民の迷惑を思えば条例の施行は当然のことだ。某局の変な人権擁護論に基づいた報道には「待った」をかけたい。
    • ある住宅建設メーカーが建てた建物が壁量不足(強度不足)で国土交通省の指導を受けたというニュースを報道した。その中で建物を買った人のインタビューが流れ「・・・これは測量会社のミスだ」という怒りのコメントが放送された。しかし、この壁量については設計上の問題であって、この発言は「壁量は測量上の問題である」との誤解を生む結果になったと思われる。自分は測量会社の測量担当者だが、この放送の影響で測量作業に支障が出始めている。近隣の人の協力が得られず、仕事がストップすることもある。ゆくゆくは会社の業績面に影響が及ぶ可能性も無きにしもあらずだ。誤解を解くための訂正放送を求めたいと思っているのだが、どうすればよいか。
    • 天候の荒れ・強風に関するニュース内で、女性のミニスカートから太もも部分にかけてのアップが数秒間流れました。偶然映りこんでしまったという状態ではなく完全に女性のミニスカート姿を狙って撮影していました。強風のニュースで女性のミニスカートがめくれ上がる場面を取り上げること自体が報道として適切ではありませんし、その女性は撮られていたことを知らないまま全国に放送されたのではないかと思います。テレビでは毎年台風のニュースの際にも女子高生のミニスカート姿やスカートをはいた女性の足元を映すことがあり、大変不愉快に思っていました。今後は、二度とこのような報道と称した盗撮まがいの映像の撮影や放送をしないよう強く望みます。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 最近のNHKはお笑いタレントやオネエ系タレントをどんどん起用しており、番組全体が民放の番組と見間違うほど落ち着きのないものになっている。27日午後のゲストはとんでもない声の持ち主、28日は女言葉のタレントだった。NHKにはNHKならではの役割があり、それを期待して受信料を払っているのに、これでは視聴率最優先の民放と違わない内容ではないか。もっと出演者を厳選し民放とは一線を画す放送番組を作るべきだ。
    • 先日、子供の夜泣きをとめようと夫とドライブをしていたら、10代女性に人気の歌手が「羊水は35歳から腐ってくる」と発言したのでビックリした。35歳からは高齢出産に入るためそれに伴うリスクはあるが、羊水が腐るなどということは間違った知識だ。彼女は22~3歳だと思うが、それくらいの若いお母さんは沢山いる。私は34での初産だ。5年もすればそういった若い方のお子さん達と同じようにわが子も幼稚園に入園する。そんな中でこういった間違った知識のお母さんがいればとても恐ろしいと思う。私の年齢が原因で子供がいじめに遭いかねないと思った。もちろん時期が来て妊娠を経験し学べば、それまでの知識は改まるかとは思うが、10代のファンが真に受けてしまわないかが心配だ。なかなか敷居の高い性教育だが、親しみやすいメディアというラジオ媒体でこのような間違った知識を得るくらいなら、きちんとした性教育も各メディアで取り上げていただきたい。そしてもし間違った知識を放送した場合には、直ちに訂正していただきたい。
    • ラジオでの「35歳過ぎると羊水が腐る」発言で物議を醸している女性歌手ですが、先日バラエティー番組内でまた不適切な発言をしていました。スーパーで売っている、生産者の顔写真が貼ってある野菜のことを話していて「誰やねん」と野菜農家を侮辱するような発言でした。あたかも、”有名人気どりだけど、あんた一体誰なの?”と言わんばかりの侮蔑的な態度でした。国内外問わず食の危険性が取り沙汰されている昨今、消費者が安心して食品を購入できる素晴らしいシステムだと思いますが、それをテレビに出て発言する人があからさまにバカにしてよいのでしょうか。だいたい常識のない芸能人や歌手がはびこる世の中にした放送界の常識度が問題です。彼女をはじめ若い人に影響力のある人(は多くが常識をわきまえず、オツムが弱い)ですから、これを真似して小中高生がスーパーでトレーサビリティー野菜を指して「誰やねん!?」と嘲笑するようになったら…想像に難くありません。連日の失言、女性や農業従事者など次々と侮蔑する発言をする人が今後も自由にメディアに出続ける(出し続ける)のは大変危険だと思います。放送局の良識はないのでしょうか。
    • 私が食事に行った店で撮影があった。番組スタッフから店内のお客全員に「お願いします」としか言わず、あたかも全員が撮影を喜んでいるかのごとく、すぐに撮影を始めるとはいかがなものかと憤慨した。私はテレビに少しも映りたくはなく、単に食事を楽しみにきただけだ。私は開店時間前から並んでいたのだが、他にも多くの方が並んでいた。開店してすぐに撮影をするのなら、番組側も開店前に並んでいる人たちに撮影があることを伝えるべきではないのか。入店前に聞いていればその店に入ることはしなかった。今回のように開店した後で撮影を説明するのなら、映りたくない人が退出する時間を与えるべきではないのか。配慮の欠けた番組スタッフへの憤りと、テレビに映っていないかという不安でおかしくなりそうだ。世間にはテレビに映りたくない人だって多くいるはずだ。番組を作る時点で視聴者より番組優先という姿勢でいるとしか思えず、人権を軽視しているとしか思えない。
    • 漫才師が総理大臣となったらという設定の番組で「病院のモラルが下がっている」など、現実と全く逆のコメントを堂々と発言されていました。これだけ新聞やTVで医師や看護師の労働環境が過酷で日本の医療崩壊の危機が叫ばれていて、日本の医療は医療従事者の気持ちだけで持ちこたえてる状況だと広く報道されている時に「この内容はないだろ…」と思いました。あの番組スタッフは医療現場をきちんと取材をしているのか、単なるプロパガンダ番組ではないのか等の疑問が頭をよぎります。さらにこの局の報道姿勢に疑問を感じます。今、同局系の企画の中で「医療崩壊を食い止める」ことを取り上げています。同じテレビ局で一方では医療崩壊を食い止めるとし、もう一方では崩壊に拍車をかける。この状況は良くないと思います。
    • 「四国に3本も無駄な橋を造った」という強烈な非難を受け深く傷ついた。国土の均衡発展のために全国から税を徴収し、全国の発展のために国が整備している事業に対し、漫才師が総理大臣と称し、勝手に「これは無駄」と発言していることに非常に不快感を覚える。それでは、東京の人間は便利で、田舎の人間は不便でいろというのか。同じように税金を納めているのに田舎に住む人間を下級市民扱いしているとしか思えない発言である。BPOとして番組に対する指導をお願いしたい。
    • 福岡県民vs熊本県民というテーマで、お互いの県民が罵りあうようなコーナーがありました。いたずらにお互いの県民感情を逆撫でして、しなくていいケンカをふっかけられたようで、いい気分ではありませんでした。血液型占いのように、差別や偏見を助長するのではと思います。また、あきらかにヤラセだとは思いますが、北海道の人が真冬に暖房を30℃にし、半袖でアイスを食べる様子が放送されていましたが、北海道の人がみんなそうであるかのように放送されていたのが気になりました。ただでさえ原油高騰や地球環境問題でデリケートなことなのに、間違った県民像が放送され、その県の人みんなが批判される原因を作る番組は、いじめと争いを生みます。恐ろしい。
    • 「電源を入れたアイロンをお風呂に入れて沸くか」という実験をしていましたが、実際に人間もお風呂に入って実験しており、感電死しかねないとても危険な実験だと思いました。こういうことを公共の電波を使って放送してはいけません。また、同番組で「栄養ドリンクでご飯を炊く」実験をしていましたが、食物を粗末にするだけの、普段は有り得ない実験だと思います。実際にご飯を食べたADも吐いていましたから。
    • お笑い番組に出演するお笑いコンビの片割れはいつも若手芸人や後輩の芸人の頭や腹を叩く、殴る等のやりたい放題の乱暴狼藉が絶えない。かなり本気でやっているらしく、やられた芸人は苦痛に顔をゆがめることもよくある。このような行為は見ていて不快以外の何ものでもなく、テレビを敬遠させる大きな要素になっている。お笑いに欠かせない「毒」はユーモアから生まれるものであり暴力やいじめとは全く違うものだ。
    • 悪徳詐欺商法シリーズの第3弾で「今回は、過去2回の緊急報告会で紹介した悪質事例を再検証しつつ・・・(番組HPより)」とのことであるが、番組内容の80%ほどは昨年夏と年末に放送されたVTRがそのまま使用されており、司会者からそのような案内やテロップの表示もなかったため「再放送か?」と錯覚するものであった。番組が終了したあと「ヤラレタな」と悪徳商法に遭遇したような感覚になり、番組制作倫理に疑問を感じた。番組の内容が悪質な詐欺の手口を紹介することにより、視聴者に注意を喚起するものであるだけに残念である。
    • 東京の放送局の夜の番組で、老年女性と交際歴のある芸人がその女性との性交渉を人形を使い再現していた。その表現は品のなさとともに、女性の尊厳を損なう内容であった。そのため放送局に意見の電話を掛けたが、担当者より「見ていただかなくて結構です」と言われるだけで電話を切られた。番組内容だけでなく、一般視聴者の意見を聞き入れることのないマスメディアとしての姿勢に疑問を持った。
    • 東京マラソンの特集があり、以前走ったアナウンサーが今回走るアナウンサーに対してアドバイスをしていた。その時「ゼッケンを見せれば地下鉄に乗って、ただで東京ビックサイトまで行ける」と放送した。私は「そうなんだ・・・」と思っていたが、本日、東京マラソンHPで上記番組での誤報道のお知らせが掲載されていた。そこで主催局のHPを見たところ、謝罪は全くされておらず「きのう、当社の番組で『東京マラソンのナンバーカード(ゼッケン)を見せれば地下鉄に乗れる』とのコメントをお伝えしましたが無料では乗ることが出来ません。一般の方と同様、公共の交通機関を利用する際は有料となりますのでご注意下さい」というお知らせを出しただけだった。参加者はもとより観客や視聴者などに多大な迷惑をかけているにも拘らず、謝罪がないというのはいかがなものか。番組プロデューサーが画面に出て、この件について謝罪すべきだ。HPのコメントだけでは許されない問題である。マスコミの取材方法はひどいものなので、BPOにもしっかりと注視していただきたい。
    • 午前中放送の情報ワイド番組は司会者をはじめ、出演者が何かにつけて「バカ」を連発するのが非常に不快。例えば女性アナウンサーがちょっとした失敗をした時など、待ってましたとばかりに「バカ!」と笑う。このような良くない言葉を放送番組で毎日言うとは。又、そんな番組を制作する人の品性を疑う。以前このテレビ局にその旨を電話で申し入れたのに改善されないため、今朝再度電話した。すると電話応対者は「前回のご意見はちゃんと担当者に伝えています!言葉の選び方もタレントの芸のうちなんです」と明らかにキレる寸前でこちらがオロオロする始末。何も無理なことを要求した訳ではなく「伝えてくれたかどうか」を尋ねただけなのに。

    【その他、番組全般】

    • 国や地方の抱える天文学的な数字の借金の問題を真っ向から捉え、国民に警鐘を鳴らすような番組がほとんどない。憂うべき自体どころか、いまや崖淵に立たされている日本の今後を、政治家も官僚たちも楽観視、または見てみぬふりをしているテレビ各局には、国民だけでなく能天気な政治家たちの目を覚まさせるためにも、事実を伝えるという報道の大切な役目を果たして欲しい。
    • 現在日本では、外科医が20年後には0になると危惧されている。現在の医療崩壊、減医地域、閉鎖病院が増えている現状で変質的な元外科医が殺人を犯すドラマを放送することについての局の常識を疑う。また医師は高級車に乗る設定で国民に誤解を与える内容となっており、不適切だとは考えないのか。医療では、医師・患者間の信頼関係が一番大切で、特に日本の様な低医療費で最大限の効率を上げようという国ではそう言える。フィクションだからでは済まない。
    • 「生態調査中・・好評美人女医50人続編衝撃問診挑戦中」と称して、先々週から多数の女医を集めてその実態を聞くという放送をやっている。番組内では彼女達の年収や、今まで購入した最も高いものなどの質問があり、非常に高額なものばかりが取り上げられていた。私の身内には30代で大学病院に医師として勤務している者がいるが、大学病院で勤務医として働いている医師の給料は月に30万円強だ。そのため、バイトをしながら収入の確保をはかっている。職業柄、強いストレスで体調を崩したり精神的にまいっていることも多い。現在、勤務医の勤務環境の悪さや医師不足、給料の低さなどが問題となりニュースなどでも取り上げられているが、このような番組が流れるとそれらの問題が現実味を帯びなくなってしまう。我々は、それらの医療問題が一刻も早く解決して欲しいと思っているが、一般の方々が医師の生活を誤解したままの状態では、例え制度が変わったとしても私達の心は重いままだ。是非とも一般の視聴者が、番組出演の女医さんの生活を医師の大多数と勘違いをして捉えてしまわないよう注意書きを入れたり、司会者が説明をするなどの配慮をしてほしいものだと思う。
    • 家族に知的障害者を持つ者です。保育園のシーンで、同じクラスの保護者達が知的障害者の主人公を差別するシーンが何度も繰り返され非常に辛い思いをした。保護者役の女優に対して怒りさえ覚えた。知的障害をもつ母を題材にしたドラマとのことで楽しみに拝見していましたが、非常に残念でかつ腹立たしいです。人権問題になるのではないでしょうか。同じ思いを抱いた方も多いと思います。可能であれば番組内容の変更若しくは打ち切りを強く願います。
    • 「広汎性発達障害」の関わる少年事件などの報道で、この障害自体が問題であるかのような誤解を視聴者に招かないために、以下のことを前提として報道していただきたいと思います。過去の少年事件の加害少年達が「広汎性発達障害」を持っていることを見逃されていたことや、彼らが周りの人々からこの障害の特性を理解されなかったことなどが各事件の背景となっているのは間違っていないと思うのですが、この障害を持つ人達が皆、彼らと同じ状況になると事件を起こすというわけでは決してありません。この障害を持つ人達は一般の人達と同じように善悪の判断がつくので、人の気持ちがわかりにくい、感情や興味が抑えにくいなどの特性があっても、普通は事件を起こすことはあり得ません。この障害を持つ加害少年達は非常に稀で極端な悪い例であり、この障害を持つ人達の代表では決してありません。この障害を持つ加害少年達は自分の意思で事件を起こしたのであり、「障害があったので事件を起こしたのは仕方がなかった」わけでは決してありません。また、この障害があると事件を起こす事を発想しやすいわけでも決してありません。
    • 土曜日の早朝番組で広島のスノーボーダー遭難を特集していたが、ゲレンデスキーとバックカントリースキーを混同しゲレンデでも遭難の危険が多分にあるかのような報道だった。さらに「非常用携帯食料にはかりんとう」と結論していたが、もし本当にそんなものを持っていても凍結して口にすることは非常に難しい。一番驚いたのは実際に遭難現場の恐羅漢山頂に取材に行っていたが、何も装備を持っていなく彼らが遭難しても生還が非常に難しい状態での取材に見えた。スキー場の許可は取ったと言っていたが本当に取っていたのか?アンケートも100人に聞いてそれで統計が取れたかのような報道。有効数をサンプルにしているとは思えない。事実に基づかない結論の設定からの独りよがりの取材。この局は「あるある事件」から何を学んだのか?多くのバックカントリースキーガイド、ゲレンデ経営関係者、スポーツ用品販売者、そして愛好家を頭から否定し知識のない人に対して間違った認識を植え付けるような報道に強い憤りを感じた。
    • 猿が入る温泉について放送していた。猿の被害に悩まされ「猿捕獲」でその被害を食い止めている者としては、猿温泉の餌付けの担当者が「自分のところの猿は餌をちゃんとやっているから人間に危害を与えないが、それ以外の猿は危害を与える恐れがある」とコメントしていたのが気になった。オス猿の場合は色気づくと群れから離れる習性があり、群れのつくりが大変流動的になる。しかも人間から餌をもらっている猿は自分で餌を探すことをしなくなり、人間の持ち物をあさって餌を獲得するため人間に危害を加える恐れが出てくる。こうした猿の習性を丁寧に放送する必要があると思う。私自身、ワナによる猿捕獲を行って各家で数十万円にもなる猿被害を防いでいる立場で考えると、温泉猿の餌やり担当者のコメントは大変危険に思う。自然界で猿が人間と共存するのは大変なことだ。丁寧に取材して正確な報道を心掛けてほしい。
    • 原油高騰などのニュースを報じるアナウンサーが半袖の服装をしていると何か矛盾を感じる。寒い地域に住む者は灯油の値上がりのため、節約して寒い思いをしているのに、放送局内は半袖でも十分なほどの室温なのかと思う。
    • 提案だが、最近、薄暗い時間帯にも関わらずライトを点灯しない車をよく見かける。そこで、薄暗くなる時間帯や、悪天候により点灯した方がいいということを、車に乗る人なら聞いている可能性が高いラジオ放送で流してみてはどうだろうかと考えた。ラジオから流れるによって、「点灯しきゃ」という意識が生まれるのではないかと思う。また、聞いていないドライバーでも「周りが点け始めたから点けよう」という人が多いと思う。夕方少し薄暗くなってきた時間帯から数回、「ドライバーの皆さん、外が少し薄暗くなってきました。そろそろライトを点けませんか?早めの点灯で事故防止」のようなものをパーソナリティーが言ったり、そういった内容のCMを流すことも効果的かと思う。ラジオも放送の一部だと思うし、ラジオ全局の呼びかけにより、早め点灯する車が少しでも増えれば、放送が事故防止に役立ったということにもなるかと思う。よろしくお願いします。
    • タレントが他国の貧しい子供達に会いに行く番組。他国の現状を伝えるのは大変素晴らしいことだと思いますが、タレントを使う意味が分かりません。他国のドキュメンタリーではタレントを使わないで現状を伝えるのに対して、この番組ではタレントの感情移入もあり、ただのタレントのイメージアップの様に思え不愉快に感じました。しかも、親に捨てられた子供に対して「親に会いたいか」という無神経な質問をする、会いたいに決まっているではないですか。聞いたら余計に思い出してしまうではないですか。あまりに無神経過ぎる。これ以上、日本のイメージを悪くするような真似は止めてもらいたい。
    • “英語でしゃべる”という番組中、宮城県の松島で外国人観光客を英語で案内するシーンは「外国からの観光客」と紹介されていたのは嘘。出演していた外国人は仙台市在住の英会話教師で日本語も堪能だ。
    • サッカー東アジア選手権で中国人選手の日本人選手への暴行が行われた後に、中国人サポーター、中国人観客から日本人選手、日本人サポーターに対して大量の罵声が浴びせられた。しかし、中継アナウンサーは「今の(中国側)観客の声援の意味は中国監督の批判だそうです」とおかしな説明をした。私は中国語が理解できるのですぐに分かったが、中国人サポーターは「加油(ジャーヨー=がんばれ)」ではなく、「殺狗(シャーゴー=犬『日本人』を殺せ)」と日本人に対して叫んでいた。放送には日本人への罵声が収録されているからすぐ調べられるはずだ。アナウンサーは中国擁護の発言もしていたが、中国人サポーターの罵声を意図的に内容を変えて放送するのは亀田事件同様、捏造である。BPOとして東京の放送局の捏造に対して勧告するべきである。
    • 東国原知事や橋下新知事のようにテレビに頻繁に出る人は、県民・府民のみならず日本中に自らをアピール出来るのに比べ、国内の大多数の知事や市長などはその機会もなく、従ってその県や市がスポットライトを浴びることはまずない。地方の活性化が叫ばれている現在、平等であるべきメディアにおいてこのような機会の不均等があってはいけないのではないか。知事のメディア露出の度合いにより地方の活性化の成否が分かれるようなことだけは避けるべきだ。
    • 最近の民放テレビ各局が視聴率最優先で番組を作っていることは一般に知られるところとなっており、私を含め視聴者は冷めた目で番組を見ている。距離を置き冷静にテレビを見ると、取るに足らない話題をアナウンサーたちが騒ぎ立てたりしているのが滑稽に見るし、制作者の狙いも手に取るように分かるので面白い。昔ならすごいと思えたテレビだが、視点を変えると何だか馬鹿馬鹿しく映る。

    【CM】

    • 本当に不愉快なのが民放で頻繁に仕掛けるCMまたぎの手法。このやり方で視聴者を繋ぎ止めようとするのは逆効果なので早急に民放各局に通達をして実施を止めさせるべき。理由としては、CMまたぎを頻発する番組は次から録画で視聴しCMを飛ばして視聴するようになる。スポンサーがどの企業かわからない。つまりCMまたぎをする意味がなくなる。万が一CMまたぎの間に流れたCMを見てもそんなやり方でしか宣伝ができない企業の商品やサービスは購入したくない。またその企業の姿勢に反感を感じる。何もいいことがないCMまたぎはその番組とスポンサーへの不信を招くから、それを規制する基準を設けて頂きたい。卑怯なやり方で視聴率稼ぎをするテレビ局は必要ない。そんな局や番組がなくなっても何も困らない。自浄作用がないメディアは存在意義がない。
    • パチンコ台のCMの規制について。韓国や台湾ではパチンコは社会的害悪が大きいということで規制の対象となり、いまや違法行為にまで及んでいるということを知った。日本も働き盛りの人々の社会現象となっている多重債務やギャンブル依存のほとんどがパチンコに関連していることは明白だ。このような麻薬に匹敵する恐ろしいパチンコなのに、CMなどの規制も非常に甘く「気持ちいい」「合体したい」というセックスを連想させる内容をお茶の間に流すことも何かがおかしい。これ以上日本にパチンコ中毒者を出さないてために正しい倫理の判断をしていただきたい。
    • 発毛・育毛のCMで、同社の社長らしき人が「(髪は)絶対生えてくる」と言っているが、これは一種の詐欺ではないか。400万円もかけた人でも生えてきたのはチョボチョボだけだったという。このため裁判に訴え200万円返ってきたと聞いているが、全国で被害者が大勢いるのではないか。何でこんなCMを局は放送するのか。
    • 現在放送されている車メーカーのCMを中止すべきである。何故なら、内容が非常にふざけ過ぎているからである。買い物用カートで店内を走るシーンは、非常に無礼極まりない。このCMを真似て、店内で怪我人が出ることも有り得るではないか。それだけでなく、テパートやスーパーマーケット店で働いている人に対する侮辱行為同然の内容でもある。また、CM冒頭の会社用キャッチコピーを音声化することもよくない。
    • 現在テレビで放映されているビデオソフトレンタル・販売店のCMで、女が男の頬をビンタしているのは見ていてすごく不愉快です。ドメスティックバイオレンスが問題になっているのにこんなCMを流す神経が理解出来ません。もし逆に、男が女をビンタしていればDVだと苦情が殺到する筈なのに、なぜ女が男をビンタするのは問題ないのでしょうか。これ以外にも、ドラマ等で女が男性の股間を蹴ったり、頭を物で叩いたりするのを頻繁に見かけます。最近のテレビは、女から男への暴力は肯定されるように演出されていてすごく腹が立ちます。これは男性に対する視覚的、精神的暴力であり、性差別でもあると思います。

    【BPOへの意見】(「放送と青少年に関する委員会」関連を除く)

    • BPOで、光市事件裁判報道を検証するのはとても良いことだと思う。この問題は司法制度への無理解やバッシング報道、過剰演出などの刑事報道の問題が凝縮されている。ぜひ、個々の問題に背景まで深く検証してほしい。そして、提言だけにとどまらずにシンポジウムや研修会などを企画し改善してほしい。このような刑事事件報道の問題は裁判員制度が始まればもっと問題になる。刑事事件報道監視委員会や番組検証委員会の専門チームを作り、監視・指導を強化してほしい。
    • BPOのホームページで委員会議事録等を読んだが、これらは各放送局のその後の番組作りにきちんと生かされているのか?「のど元過ぎれば何とやら」とばかりにせっかくの苦い経験は彼方に忘れ去られ、次々と同じような失敗を繰り返しているのではないだろうか。失敗から学び取ることを徹底するために、各テレビ局の番組審議会はBPOから伝えられたことを漏らさずしっかりと確認するべきだ。

    青少年に関する意見

    【”羊水が腐る”発言に関する意見】

    • ラジオ番組。「35歳以上の羊水は腐っている。ガハハ(笑)」と、歌手が発言した。放送を聴く限り、35歳の羊水が腐っていることについての医学的理由もない発言だった。事実として、35歳以上の高齢出産についてリスクはあるとしても「羊水が腐っている」は、不妊治療をされている方やこれから高齢出産される方、またその家族の皆さん、全ての方の人権を無視した発言だと思う。また、この歌手のファンは若い世代が多く与える影響力も大きい。そのような方が、事実無根の内容を公共の電波で述べ、若い世代に間違った認識を与え、35歳以上の妊婦に対して偏見意識を持たせた可能性は十分にある。厳正な対処をお願いします。
    • ラジオ番組。「羊水は腐る」の発言で、放送局と歌手のHP上では謝罪の言葉があったが、録音番組なのに、そのまま放送されていることに納得がいかない。テレビでそのことの話題になっても、「そんなに騒ぎ立てることなのか?」といったコメンテーターもいる。この発言により、35才以上で生まれた子ども達の中には、「腐った子供」と言われて傷ついている人もいる。それなのに、未だにこの歌手をテレビ・ラジオ等に出すのは非常に遺憾だ。
    • バラエティー番組。先日ラジオでの「35歳過ぎると羊水が腐る」発言で物議を醸している歌手ですが、先日バラエティー番組内でまた不適切な発言をしていました。スーパーで売っている、生産者の顔写真が貼ってある野菜のことを話していて「誰やねん」と野菜農家を侮辱するような発言でした。あたかも、”有名人気どりだけど、あんた一体誰なの?”と言わんばかりの侮蔑的な態度でした。これを真似して小中高生がスーパーでトレーサビリティー野菜を指して「誰やねん!?」と嘲笑するようになったら…想像に難くありません。連日の失言、女性や農業従事者など次々と侮蔑する発言をする人が今後も自由にメディアに出続ける(出し続ける)のは大変危険だと思います。放送局の良識はないのでしょうか。

    【「男児ポルノ」関連】

    • 最近の視聴者の意見を見て思ったことだが、やっと男児の裸についての意見がとりあげられている。これはネットの間では以前から言われていたことだが、やっと重い腰をあげて取り上げたのだと思う。これを受けたのかどうかはわからないが、明らかに以前より男児の裸が減ってきたように思う。これを見る限り、やはりBPOの影響力はかなりのものだと思う。ここで思うのは、いかに我々とBPOの考え方に隔たりがあるかということだ。欧米はもとより隣の中国ですら子供の裸がテレビで流されることはないわけで、これを長年の間放置してきたBPOの責任というのはとてつもなく大きいものだと思う。
    • 議事録を読んだ。男児の裸に対して抗議するそうだが、それだけではなく、一般男性の入浴姿や男性芸人の露出など、最近のテレビは成人男性の裸が目に余る。女性の裸に関しては過剰に規制しているのだから、男性の裸の露出にも歯止めをかけるよう指示していただきたい。ガイドラインとして(1)一般男性が入浴してる浴槽にカメラを持ち込まない。(2)男性芸人が性器や尻などを露出する行為はわいせつであると認識させる。(3)女性の裸だけ規制し男性の裸は野放しにするのはおかしい。規制するなら男女ともする。しないなら男女ともしない。その辺の注意をお願いします。
    • バラエティー番組。夕食後の団欒の中、テレビを見ていた息子が突然「この子と僕、同級生だね」と言った。画面には6歳と11歳とキャプション付きで紹介された芸人のお子さんが映っていた。入浴のシーンで「あー!おちんちん出ている!」と息子。「あなたは嫌なの?」と聞く私に、「だって恥ずかしいじゃん。もう6年生になるんだよ。それに学校で馬鹿にされちゃうよ」との返答。局側がどのような認識をしているかは分からないが、小学校高学年といえば二次性徴も始まる年齢だ。そのような体の大きくなった男の子の性器を、形はどうあれ公共の電波で流すのはいささか問題があると言わざるを得ない。日本が児童ポルノの発信地と揶揄され、また男の子が性的な被害に遭うニュースも珍しくなくなって来た昨今、テレビ局は真摯に世論に耳を傾けるべきではないか?
    • 教養番組。偶然見た番組だが、医療関連の話題を進める中で、画面に赤ちゃんのおちんちんが映っており、困惑した。こんな映像を流しても問題ないのだろうか?

    【低俗、モラルに反する】

    • クイズ番組。文字もろくに読めない芸能人をテレビに出して、それを番組内で笑い者にするのは問題だ。「こんな人間でもテレビに出られる」「勉強が出来なくてもいいんだ」と子供たちが誤解するのが恐ろしい。こんな非常識な人間をなぜテレビに出すのか?テレビのモラルと品格が疑われる。「日本人総バカ化」にでもする気か!マスコミの下品さもほどほどにして欲しい。
    • ラジオ番組。クイズ・なぞなぞコーナーのようなものがあるが、聞き方によっては性的内容にも取れる問題が出される。出題の男性アナウンサーの声にエコーがかかり、明らかに性的内容をうかがわせるいかがわしい演出がなされている。例:男の子が好きな女の子といるとき、すぐに立つもの云々。男性器の勃起を連想させるが、答えは「時間」だ。出演者は小中学生を含む女子グループであり、児童福祉法・青少年保護育成条例等法令に反する可能性がある。至急取りやめさせてほしい。
    • バラエティー番組。グラビアアイドルが保育園に訪れ、一日保育士に挑戦していた。子ども達を前に「この子たち、大きくなったらグラビアを見てくれるかな?」等の発言もどうかと思うが、子ども達がいなくなった教室で殆ど裸に近い格好で写真撮影を行うとは一体どういうことか。子供の教育現場でのこのような企画はするべきでない。また、このような企画に保育園を提供する園側も非常識であるし、けがらわしい。子ども達を守るべき場所で許される行為ではない。
    • 情報番組。出演者がタレントの大きな胸をさわり、タレントは恥ずかしげにしながらも嬉しそうな姿態をした。それを見ている女子アナウンサーは置物のタヌキをさわりながら口にも出来ない恥ずかしい言葉を使った。主婦や就学前の子供も見ているのである。この番組にしては最低最悪の下品な内容であった。情報番組なのだから相応しい内容を放送して貰いたい。
    • バラエティー番組。いつも楽しく家族で見ています。しかし、先週はひどすぎました。小さな子供が見ているのに、延々と性行為の話をし、お腹の空いた老婆を金品で売春させたという内容で。8時台といえば小学生でも見ている時間です。見ている小学生にどう説明すればいいのですか?編集すればいいだけなのに。番組の犯罪性を検証すべきではないでしょうか?
    • バラエティー番組。福岡天神の中心部にある公園内で、一般女性に声をかけ内股の温度が何度あるかその場で計ってもらうというコーナーで、温度計を挟んだ内股のアップを撮影し放送した。昼間の取材で未成年や老若男女を問わず衆目を集める場所で、このような倫理感のない、意味のない取材に腹が立つと同時にメディアの節操のなさに悲しくなった。

    【報道・情報番組に関する意見】

    • 報道番組。東京都足立区における一家3人死亡の事件の映像について、放送倫理上問題があるのではないかと思った。取材のヘリが事件現場の倉庫らしき所で流血している映像を映した。警察や消防関係者がブルーシートで外から見えないように覆っているにも関わらず、敢えてそのような映像を放映したことはいかがなものか?そこまでの映像を流す必要性はあったのか?ただいたずらにショッキングな映像を流したとしか思えない。また、事件に巻き込まれた少年の写真も放映した。両手首切断という痛ましい事件にあった少年の今後の人生、世間からの目、人権といったことを考えると、顔写真を放映することは適切だったのか?これは、知る権利や崇高な使命に基づいたものではなく、ただ世間を驚かせる程度の動機による報道ではないか?
    • 北谷町の女子中学生への米兵の暴行事件の報道。事実なら米兵が100%悪いのは確かだが、女子中学生が夜中に繁華街をうろついていたことについては何も取り上げないのはバランスが悪いと思う。今までにも何度も同様の事件が起きているのだから、未成年が夜に繁華街をうろつくことの危険性や米兵について行かない様に呼びかけることも、今後の予防のためにも大事なのではないだろうか?
    • 「広汎性発達障害」の関わる少年事件などの報道で、この障害自体が問題であるかのような誤解を視聴者に招かないために、以下のことを前提として報道していただきたいと思います。過去の少年事件の加害少年達が「広汎性発達障害」を持っていることを見逃されていたことや、彼らが周りの人々からこの障害の特性を理解されなかったことなどが各事件の背景となっているのは間違っていないと思うのですが、この障害を持つ人達が皆、彼らと同じ状況になると事件を起こすというわけでは決してありません。この障害を持つ人達は一般の人達と同じように善悪の判断がつくので、人の気持ちがわかりにくい、感情や興味が抑えにくいなどの特性があっても、普通は事件を起こすことはあり得ません。この障害を持つ加害少年達は非常に稀で極端な悪い例であり、この障害を持つ人達の代表では決してありません。

    【推奨意見・要望】

    • ドラマ番組。重度の知的障害を抱えながら一生懸命に子供を産んで育て、少しでも進歩させる様に努力して生きる主人公の話。これは今時の障害者事情と自立に向けた道として考えられるし、現実にはいないだろうが理想に近い存在だ。とても素晴らしい番組なので、児童や青少年から中高年までどんな年齢層の人にも見てもらいたい。
    • ドラマ番組。重度の知的障害を抱えながら一生懸命に子供を産んで育て、少しでも進歩させる様に努力して生きる主人公の話。これは今時の障害者事情と自立に向けた道として考えられるし、現実にはいないだろうが理想に近い存在だ。とても素晴らしい番組なので、児童や青少年から中高年までどんな年齢層の人にも見てもらいたい。
    • アニメ番組。このアニメは青少年に見せると凄く良いと思う。正義感の凄く強い主人公達や仲間達との友情など、今の日本人に足りないものを教えてくれます。良いことと悪いことがしっかり区別されていて、最近のアニメにしてはすごく良い影響を与えてくれるものです。これが、一部の地域の深夜番組になっているのが凄く残念です。
    • 教育番組。昭和40~50年代の世相が良く描かれている番組で感動した。若い人はこの放送時間では学校、職場に居るので視聴出来ない。このような番組は若い人に是非見て貰いたいので、土曜とか日曜の良い時間帯に放送して貰いたい。

    【CM・番組宣伝に関する意見】

    • 最近、時間帯にかかわらず、パチンコやパチスロのCMが数多く放送されている。年齢制限のあるものであり実体は賭博である以上、放送時間帯や内容についてはもっと考えるべきだと思うが、何らかの規制などはないのか?
    • テレビで成人映画のCMを流さないで欲しい。今日も女性の裸体が出る映画と、レスビアンを描く映画のCMを堂々と昼間に流しており、幼稚園から帰った子どもが目ざとく見つけて「なあに、これ?」などと言っている。成人指定の映画なのに、誰でも見られる昼間のテレビで宣伝するのはおかしい。

    【いじめや虐待を助長する】

    • バラエティー番組。次週の予告を見て不愉快になった。司会が、来週のゲストであるエジプト人の容姿を動物に例えるシーンがあった。この司会者の過激な発言はこれに限らず、他人の容姿や体の特徴をおもしろおかしく表現し笑いをとっているかのように見えるが、判断力のない子供が見ればいじめを助長しかねない。国境を越えれば人種差別にもつながりかねない。視聴率のために容姿を侮辱するような番組は見ていてとても不愉快になる。今後このようなことがないようにして欲しいものだ。
    • アニメ番組。第6話は、学校内での陰湿ないじめや暴力シーンがあまりにも露骨に表現されていて見るに耐えない。制作者は命の尊さを訴えたいのかも知れないが、表現方法に問題がある。放送が夜間~深夜の時間帯とはいうものの、録画すれば時間帯に関係なく視聴出来て、しかも無料放送なので視聴に関して何の制限を受けることもなく老若男女を問わず誰でも視聴出来る環境で、このような内容は極めて不適切ではないか。パッケージメディアが売れさえすれば、どんな内容でも許されると勘違いしている制作者には猛省を促したい。ある局では該当話数を放送せず、欠番扱い(予告もなし)としたそうだが、これは放送局として適切な判断だったと思う。

    【犯罪を助長する】

    • ラジオ番組。リポーターが元暴走族であったことを自慢げに話しだした上に、他の出演者も悪意はなかったとは思うが、冗談交じりに未成年の頃の犯罪の話を長時間続けていた。全てのテレビ・ラジオ局の番組に於いて、あたかも未成年当時の犯罪自慢を容認するような言動が目立つ。忌々しい記憶が蘇る苦痛は犯罪被害者や遺族以外の方には理解し難いと思うが、例え出演者本人が更正していても正当化の理由にはならない。
    • 最近のニュースやワイドショーなどを見て感じるが、映画などで言うR指定の内容が多く、子供に悪影響影を与えると思う。殺人事件などでも、どうやって殺害したかなどを詳しくCGにして紹介している。夕方や朝などは子供も見ている。テレビにもR指定があってもよいのではないか。検討をお願いします。少年少女の事件が減るのも増えるのもメディア次第だと思う。ニュースだけではなくすべての見直しをお願いします。

    【差別や偏見を助長する】

    • 情報番組。女性の髪型が取り上げられていた時、出演者がその髪型について「田舎の中学生みたい」と発言。完全に地方を見下した目線での発言だった。今日の放送でも謝罪はない。厳重注意と謝罪を要求する。

    【暴力・殺人シーンに関する意見】

    • アニメーション番組中に過激(残酷)なシーンがあり、公共の放送の内容として不適当と考えられました。問題のシーンは結婚式のシーンで無抵抗な者が残虐に殺され、生き残った少女の片手を奪うものでした。 見ている者の全てが善意の人間とはいえないことから、無抵抗の力士がリンチされるおかしな状況の社会に、問題の残る内容と感じます。

    【人権に関する意見】

    • バラエティー番組。中国の高身長の人と低身長の人が日本で珍道中をする番組があった。二人とも明らかに何らかの病気でそうなっているのにあえて面白可笑しく放送しているのを見て、昔の見世物小屋を思い出した。子供も見る時間帯で放送局は何を考えて番組を作ったのか見識を疑った。見世物小屋とどう違うのか?実質的には同じだと思う。彼らが足を引きずりながら出演しているのを見て哀れにしか思えない。

    【視聴者意見への反論】

    • 最近、「アニメがグロテスクだ」「性描写が多い」等と言われ打ち切りになっているものもあるようだが、それなら午後9時~11時台に放送されているドラマや映画なども過激なラブシーンや殺人シーンがあるので規制するべきだと思う。アニメはほとんどが深夜帯に放送されているので見る人はある程度限られるが、ドラマなどが放送されている午後9時頃は小さい子どもも見る可能性があるので規制する必要は多いにあると思う。
    • 海パン一丁やふんどし一丁などの裸芸人を否定する人がいるが、それは間違っていると思う。その人達も結局は働いているだけで酷いことをやっている訳ではないからだ。

    【その他の意見】

    • DVDで韓国のテレビドラマを見ることがある。韓国で放映されたものをそのままソフト化することが多く、番組の冒頭に丸がこみで「12」や「15」という表示が出たり、「青少年の視聴に不適切なため、保護者の指導が必要」という旨の表記が出ることがある。現在放映されている韓国ドラマは、韓国では「15歳未満には不適」である。日本のテレビ番組も韓国を見習ってそのような表示をすべきではないかと思われる。強制力はなくともガイドラインとしてそれくらいの措置は必要ではないかと思う。

    2008年1月に視聴者から寄せられた意見

    2008年1月に視聴者から寄せられた意見

    2008年1月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,352件で、12月と比較し240件程増加した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール64%、電話31%、ファクシミリ4%、郵送ほか2%で、前月との比較ではEメールが3%増加し、電話は2%の減少であった。(*Eメール数には同一人の多数意見を含む)
     男女別は男性72%、女性26%、不明2%で、世代別では30歳代(28%)、20歳代(19%)、40歳代(16%)、60歳以上(9%)、50歳代(8%)、10歳代(7%)の順となっている。

    2008年1月に視聴者から寄せられた意見 1,352件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2008年1月件数 年度累計
    人権等に関する意見 10 件 126 件
    放送と青少年に関する意見 162 件 [ 意見内容 ] 1,917 件
    放送番組全般にわたる意見 692 件 [ 意見内容 ] 6,224 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 66 件 903 件
    その他(放送関連以外) 422 件 5,362 件
    意見件数 計 1,352 件 14,532 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。1月の通知数は584件(41放送局)であった。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    1月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    人権関連の苦情[11件]

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 6件
    • (個人又は直接の関係人からの要請)人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 5件
      (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

    番組全般にわたる意見

    1月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(1,352件)のうち【情報ワイド番組・バラエティー番組】を中心とした意見が918件(全体の68%)で、前月の678件から240件の増となった。内容としては”不適切な内容や発言・表現、不適格な出演者”(596件:全体の44%)、”低俗・下品な番組”(227件:17%)、”モラル・倫理観の欠如や局の責任・処分”など(95件:7%)である。

    次いで【報道・情報番組】に関した意見が509件(全体の38%)で、”取材・報道のあり方、放送のあり方”(252件:19%)、”放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など(190件:14%)、”公平・公正な報道への要望、偏った内容批判”など(67件:5%)で、いずれも前月の430件から増加した。

    1月の意見の特徴としてはスピリチュアル・霊能・占い番組に関する意見が139件(そのうちBPO放送倫理検証委員会決定「委員会意見」に関するものは53件)、中国製餃子事件に関するキャスター発言批判が37件、「大食い番組」批判32件、県民性を扱った番組批判29件などが目立った。

    なお、「放送と人権等権利に関する委員会(放送人権委員会)」への苦情(10件)とは別に、放送番組全般の意見の中で「人権問題や報道被害ではないか」との提起や批判が166件寄せられている。
    【放送局の電話対応や応対の姿勢】に関する苦情・抗議は176件で前月と比較し34件増加した。
    【CM関係】「不適切な表現・内容」などの指摘を中心に67件の意見があった。

    青少年に関する意見

    1月にBPOに寄せられた意見のうち放送と青少年に関するものは162件と先月に比べ13件増えた。年代別で、今年度平均27%あった10代からの意見が今月は8%と激減したのが目立つ。ラジオ番組に対する意見が6件と増えてきている。

    BPOに関する意見

    66件の意見・問い合せのうち、BPOへの意見は31件、問い合せは35件であった。

    番組全般

    • 民放連が裁判員制度に関連して「報道指針」を発表し、その中で「社会的制裁を与えない」と言っているが、最近のワイドショーは被疑者の容疑が固まらない段階でも「社会的制裁」を十分与えている。酷いのは香川県坂出市の祖母孫の殺人事件でメディアが犯人でもない遺族を犯人に仕立て上げることまでしている。そんなメディアが「社会的制裁を与えない」と言っても信用できるわけがない。放送基準や報道指針にしてもいいことが書いてあるが、現場でどの程度守られているかになると首をかしげたくなる。大体放送に関わる者は何が書いてあるか知っているのか。今、放送は危機的状況にある。BPOは頑張って欲しい。
    • 平成21年5月までに「裁判員制度」が開始される予定であるが、NHK以外では殆ど報道されていない。広く国民参加を求める制度として「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」が成立・公布されたが、裁判員がどのような裁判に加わり審理するのか、一審だけではなく控訴審まで参加するのか、難しい法律用語や専門知識をどのような方法で習得するのか、強制的な呼び出しにより裁判員に選ばれた人はどのような場合に辞退出来るのか(法務省は辞退理由を検討し6項目の政令案をまとめているが、その項目の内容について)など知らないことが多い。特に「思想信条」は辞退理由になるのかなど、報道機関として国民に伝える義務があると思う。
    • 中国産の毒物混入餃子についての報道で、ニュースキャスターとコメンテーターの「中国にとっては痛手ですね」「包装過程で薬物が入った可能性もある」「食品を輸入に頼る日本は如何なものでしょうか」「(日本人が)浮かれた生活をしていた」という発言は許しがたい。この餃子を食し重篤になっている女児が浮かれていたとでもいうのか?間接的な人権侵害だ。
    • 「生活保護」についての解説の際、生活保護を受ける場合「クーラーは駄目」と番組では言っていたが、最高裁でこれは憲法25条の生存権にかかるから駄目としてはいけないという判決(堀木訴訟や藤木訴訟が有名)が既に出ている。クーラーは付けていても保護の対象に当てはまる。また「貯金はできません」と番組で解説していたが、積み立ては出来るはずだ。去年、学費資金を積み立てて保護打ち切りになったのは不当だという判例が出ている。また番組では、生活保護を受けている人の家の映像が放送されたが、明らかに何も置いてない部屋で、保護を受けるとこういう生活になると言わんばかりの映像に何か悪意を感じた。あれでは5年前の保護基準の映像だ。更に「ホームレスの人はもらえません」と言っていたが、市町村権限で住民票がなくても保護の給付はできる。このように明らかに間違っていることを報道する番組の姿勢に非常に疑問を持った。
    • 香川の祖母と孫殺害事件を取り上げていましたが呆れた内容でした。被害者の家に加害者の20代の娘・息子たちを呼びつけて、「今後俺はお前たちに何をするか分からん」「どこまでも凄いことしていくで」などと脅しをかけて謝罪させるというものでした。事件の被害者は気の毒ですが、加害者の子供には何の罪もありません。それなのに、脅迫してそれを放送するなんて人権無視であり、倫理にも大きく反する内容です。嫌なことをされたら何をやっても良いと番組で言っているのと同じです。テレビ局に引きずり出された子供たちが本当に気の毒です。
    • 民放テレビの報道は一体どうなっているんだ。給油法の報道にしても、一体自衛艦がインド洋でどんな国際貢献をしているのかの内容は一切報道されず、表層的な報道にとどまっている。朝青龍報道には群がるくせに、インド洋に取材陣を派遣しているという話はない。ガソリンの暫定税率の問題にしても、新しい道路をどこにつくるのか、どの道路を止めるのかなどの報道は一切ない。北海道にはほとんど車が通らない道路もある。また政治もメディアも財政破綻についての危機感が皆無に等しい。諸外国に比べ議員の数が多すぎるが、そんな点も報道では取り上げられない。このままではメディアは自己崩壊する。大体イラクなどにも、大企業メディアは現地に取材陣を派遣せず、フリージャーナリストの力を借りている。局の女子アナは芸能人化しており、およそジャーナリストの雰囲気が感じられない。記者会見にしてもシャープな質問が出来ない。経営者には報道に対するジャーナリズムとしての認識がないので、社内体制も作れないし人材も育成できない。今のままでは民放の2つや3つ潰れても我々視聴者にとっては痛くも痒くもない。
    • 事件や火災の報道を見て思うことがある。発生直後、明らかに現場が混乱している時間帯に消防署や警察署に電話をかけて取材をしているがいかがなものか。もちろんできるだけ詳しい情報を得たいのは分かるが、各局がそれぞれに取材するのはどうかと思う。取材する側としてはジレンマがあるだろうが、記者会見での発表を待つべきではないのか?取材の応対を優先して公共機関が麻痺したらどうなるか?マスコミはこういった論題を自ら提起し考えることすらできないのか?
    • あるキー局の日曜・朝の情報番組で「近年、犯罪が増加し検挙率が落ちた」とする虚偽を報道した。犯罪数の増加は警察庁の方針転換により1998年より原則的に申告された犯罪を受け付ける様にした為であり、検挙率の低下は元々の検挙率が上述のように対応困難な犯罪を”受け付けなかった”ために犯罪数を見かけ上、少なくすることで維持されていたものであることが既に確認されている。事実、隠蔽が困難な殺人の数は増加も減少もしておらず、検挙率も変化していない。同局はこうした虚偽報道を繰り返す確信犯的な放送局であり、その姿勢は批判本すら発行されているほどである。BPOによる強い対応が必要なのではないか。
    • 「宅配業者が婦女暴行のニュース」は、詳しく手口を報道すればするだけ模倣犯罪をも助長する。ニュースで詳しい手口の”紹介”が必要なのか。模倣を完全に叩き潰すほどの意思と実行力がなければ、興味本位で見る者をなくすことはできない。中途半端な手口の紹介はすべきではない。「伝える」なら「伝えた後」にまで配慮して伝えるべきである。模倣犯罪が起きてからでは遅い。
    • 養護学校の教員をしていた関係で関わってきた18歳の娘さんから「テレビの殺人事件の報道を見ていたら自分も誰でもいいから殺人をしたらスキッとすると思った」という電話がかかってきた。前から詳しい殺人報道が気になってはいたが身近な人からそんな話を聞くと「やはりそうか」と思う。前に妹が姉を徹底していじめるというドラマをその娘が見て「妹がいじめるのをみてスキッとする」という感想を言っていた。性格的に危険なものを持っているのだろうけど、殺人事件報道がそうした面を助長しているとしたらやはりワイドショーなどでの詳細な殺人事件報道は控えて欲しい。
    • ニュースで、「誰が事故で死んだ」「どこで殺しがあった」と報道する必要があるのか?そんな事は誰も知りたくないと思う。事故や事件の報道をするのであれば「なぜ起きたのか」「どうしたら防げるか」といった注意点を伝えるべきではないか?まともなニュースはスポーツニュースのみ。芸能人を追っかける暇とお金があるのなら、政治家1人1人を24時間体制で追っかけ不正をあばき改善させる。それだけの力がTVにはあると思うが?元旦に郵便局員が配達に出かける映像で多くのカメラマンが映っていたが、あれを撮る為に、一体いくら使っているんだろう?必要な報道なのかと思った。日本の社会の番人として、もっと日本にとって有益な事を報道してほしい。
    • 最近、やたらとメディアで公務員の所得についての批判的な番組が増えている。確かに一部の国家公務員や官僚が納得しがたい所得を得ている事実はあるが、それを公務員全般に当てはめて放送するのはやめてほしい。私の親は地方公務員だが、親の年収は実は大して変動していない。バブルのころも崩壊後も変わっていない。バブルのころは他と比べれば薄給で「公務員のような貧乏人とは結婚するな」とまで言われていた。ところがバブル崩壊後は「税金泥棒」としてメディアが率先して取り上げるようになった。メディアによって国民の民意が作り上げられるという事実を各関係者の方々には自覚していただきたいものだ。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 「霊感商法に騙されない方法」の紹介で、女性占い師は霊感商法を批判する中で「人間には神は宿らない」と言っておきながら、後の方では「神様が人の身体を使って話してくれる」という矛盾した説明をした。霊感商法の一つに、神の代弁者として人を騙す方法があり、「神様が人の身体を使って話してくれる」とはまさにその方法だ。霊感商法を行っていないならそれなりの説明が必要だが、あのようないい加減な矛盾した説明では、彼女自身が霊感商法を行っているのではないかと考えるのが自然だ。視聴者を惑わせることになるので、テレビ局は霊感商法を行っている者に霊感商法批判をさせないで欲しい。
    • “今世紀最大の予言者”を見た。新聞などを見て事件のあらましを知ってから書類を偽造して、その事件の文書を発表して「その事件を予知していた」と言っているだけの外国人のことを予言者というのも噴飯物ものだが、番組内でも見逃せない印象操作が行われていた。あきらかに事件後に登録した文書をまるで事件前に登録していたかのようにみせかけていた。これは番組制作者による明らかな捏造工作の加担行為であり、たとえバラエティーの枠内での番組とはいえ許してはいけないことだ。
    • 医療費も払えず餓死していく老人が多くいる中で、なぜ芸能人と有名人のみが簡単なゲームに成功するだけで短時間に一般ではありえない高額な賞金や賞品を手にする事ができるのか。時給計算で1,000円位が一般の普通ではないか?地位、権力を持った者のみが得をする今の日本の社会がそのままTV界に反映している。充分に食べられない人は今の日本にいっぱいいるのに大食いさせるとは馬鹿げている。テレビは社会の番人ではないのか?面白さより日本の社会に役立つ事をしてくれ。
    • チェーンソーを使用した企画が放送された。チェーンソーの目的外使用は警告の対象であり極めて危険であるにもかかわらず、芸能人に口にくわえた鉛筆を切断させるなど論外である。チェーンソーの目的外使用の危険性をテロップで流しておきながら目的外使用し、さらに出演者に防具をつけさせずに作業させたことは、番組制作者が演出を優先して出演者を危険にさらしたということで見逃せない。防護メガネをしないことで木の切片が目に刺さったり、それが原因で手元が狂う可能性があることや、脳梗塞や脳出血、緊張によるふるえ等で同じ様に手元が狂うことは想定されることであり、今回の企画は安全の観点から決して実行してはいけなかったものである。出演者の安全を確保する番組制作ルールについては、全社的なコンプライアンスの観点からも是非見直しをお願いしたい。
    • M1グランプリ優勝の芸人がゲスト。彼らが永年憧れていた女子局アナと握手させるといって目隠しをされたが、女子アナに会わせず、握手と言って男性芸人の男性器をつかませるという、非常に不愉快極まることをした。いくら深夜枠で出演者が芸人とはいえ、男性器を晒したうえ、掴ませるという行為はひどすぎる。また、女子アナに憧れた気持ちをネタにされ非常に腹立たしかった。
    • お笑い芸人と元アナウンサーによる「2007年総決算」という番組。環境問題、地球温暖化問題を取上げ「国が1兆円を超える予算を温暖化対策につぎ込むのは馬鹿げている」「ゴアの言っていることは嘘ばかり」「ダイオキシンの害なんていうのは大騒ぎするほどのことはなく微々たるものだ」などの出演者の発言は暴言としか言いようがない。こんな発言を何でPDが許したのか。局に良識はあるのか。BPOとして発言を精査し必要な処罰をして欲しい。
    • 女性歌手が放送中に「35歳を過ぎたら羊水が腐ってくるんやて、マジやって」「35過ぎたら赤ちゃん産みたくないわぁ」といった発言をしていた。これは明らかな差別発言だ。一時期問題になった某大臣の「産む機械」発言よりもひどいレベルなのではないか。こんな下品で失礼極まりない発言を公共の電波で平然と言ってのける人間が歌姫だなんて笑わせる。すごく不快な気分になった。
    • 大阪の番組の伝統なのかも知れないが、出演者の発言内容が非常に過激で、視聴していて傷つく人も少なくないと思う。例えば「精神障害者?そんなもん、みんなまとめて大阪府が面倒見たらええやんか」等。性に関して特殊な人や、精神に障害を持っている人を話題にする時などは特にデリカシーに欠ける発言が目につく。タイトルどおり、あくの強さが身上の番組と言ってしまえばそれまでで、厭なら見なきゃ良いんですけどね。
    • 某市長が公費を使って温泉の「裸のサービス」を利用したことが番組で放送された。当事者である市長の行動は責められて然るべきだが、その現場として名指しされた当方の温泉地に配慮する気持ちはなかったのか?あるならば、わずか半年の間に3回もその内容を”名指し”で放送するはずがないだろう。その放送がある度に「今度、家族・子供連れで行こうと思っていたのに」とか「今は離れてしまったけど故郷の名前がそのように出されるのは悔しいです」という電話が入る。また「コンパニオン付きのオモロイ宿を教えてくれる所と違うの?」といったひやかしの電話が観光窓口に急増。これは都市部の風俗街ならまだしも”田舎の温泉”にはマイナスだ。しかも観光に携わる任意団体までもがそれを奨励しているかのように全国の不特定多数の人々に刷り込まれてしまったのだ。観光の仕事に携わる我々は決してメディアを敵に廻したくはないが、せめてイメージダウンになりそうな所だけでもボカスくらいの配慮はないのだろうか。
    • 「笑っていけない病院」という企画の中で、女医でタレントの出演者が「麻酔をかけた患者は何をしても起きません」と言って患者役の人物をスリッパで思い切り叩いたり、鼻をクワガタ虫に鋏ませたりと、見るに耐えない行動をしていた。通常の芸人ならまだしも、本来人の病気を治し、命を救うべきである医師が、麻酔をかければ何をしても大丈夫といわんばかりに患者役を痛みつける姿はいかにお笑い番組とはいえ、世の医師の信頼・名誉を失墜させ患者の恐怖心をあおり、医療への不信感を高めるなど遺憾なもので、それを放送した局のメディアとしての存在意義を疑う。私は医師ではありませんし彼女のような医師は例外とは承知しておりますが、社会への影響力の大きいテレビを通じてあのような光景が無秩序に流されるのは、倫理・社会通念上許されないと信じている。
    • 昨年の東京キー局早朝の情報番組における「香川県坂出市」の事件報道は誰が見ても被害者家族に対する名誉毀損や人権侵害であるにも関わらず、該当局は犯人逮捕後も司会者の発言そのものに触れさせる事を故意に避け、視聴者の抗議も完全無視。未だに被害者に対し一片の謝罪も訂正放送もなし。しかも番組そのものは、視聴率が高いと言う局側の都合のいい理由だけで司会の降板もなし。局側は過去の不祥事を「都合の悪い案件」として省みようとしないのか。それでいて他局の揚げ足取りばかりするのは非常識ではないのか。
    • フィギュアスケートの女子シングルに摂食障害を乗り越えた素晴らしい選手が出場した。実況のアナウンサーは、しつこくその病名を繰り返して、さらに演技の曲が映画「タイタニック」だったのでその内容にこじつけて彼女の克服した病気を茶化すような発言をした。同選手は同じ病気で苦しむ人たちの励みになればと病名を公開している。それは心ない言葉で茶化されるためではない。
    • 私は白杖を使用する視覚障害者である。このドラマは視覚障害者を装って心を寄せる青年に近づく女性が主人公。視覚障害者にとって一歩外に出たら命の次に大切な白杖がそのような演出の道具に使われることが残念で仕方がない。障害者仲間も今後、障害者を装っているのではないかと周囲から誤解されることを心配している。ドラマ中止が無理ならせめて白杖を小道具とするのを止めて欲しい。
    • 正月恒例の大喜利番組の中で、日米対抗大食いバトルの企画ではこれでもかと大食い振りを見せている。番組を企画制作している番組のトップの人たちは「今、世界中に餓えている子ども達が如何に多いか」とか「そのために善意の基金を集めて少しでも助けになれば」というような事を考えたことは無いのでしょうか。単にバラエティーだからでは済まされない問題だと思います。私共はそのような愚劣な番組は見ませんが、大喜利が見たくて時々チャンネルを変えて見てしまいました。
    • 県民性を扱う番組は、日本の一部地域に偏見を植え付けるひどい差別番組だ。しかも、テレビ局からすれば「演出」の範囲内かも知れないが、ヤラセ番組だと思う。血液型性格診断の番組は問題にしたのに、県民性の番組は問題にしないのか。
    • 話題の多いキー局の真夜中の番組で若手芸人にドッキリを仕掛け、無理矢理全裸で街を歩かせたり、大勢の観客の前で全裸で芸をさせていた。私は罰ゲームや芸などについて全てがイジメにつながるとは思わない。つながる可能性があっても許容範囲のものもあると思っている。しかし、ここまでくるともはや許容できるものではないと思う。服を脱がされて自殺するというケースはいじめでは多く報告されている。その上、公然猥褻、強要罪、場合によっては強制猥褻に相当する違法行為を行っている。こういった違法行為を堂々と放映することがなぜ許されるのか。放送局は悪質ないじめにつながる性犯罪行為をどのような理屈で正当化しているのか。
    • 深夜配送便の仕事中、午前3時からのラジオ番組に仰天した。パーソナリティーが聴取者の女性との電話会話の中で男性の性器をストレートに表現し、それを女性に「押し付ける」「口にくわえさせる」などとセックスの話しを極めてリアルに喋っていたのである。いくら深夜の放送とはいえ余りの露骨さに驚き猛烈に腹が立った。
    • 職員による”インサイダー取引疑惑”報道について。総務相が「職員全員(報道関係者)をきちんと調べるほうが国民もすっきりする」と職員の株取引を急速に調査し、結果を公表するよう求めているが、この種の問題はNHKに限らず民放でも起こり得る可能性がある。「氷山の一角」等と騒がれる前に民放各社も調査委員会を設けて公表するべきである。
    • 紅白司会者の芸人が、本番中に男性コーラスグループの楽屋を訪れ卑猥な行為をしていた。落語家芸人が頭髪が薄くなったキーボード担当の頭を自分の股に挟んで睾丸を表現していた。そもそも過去に度々自分の下半身を丸出しにしたことのあるこの男を、何故紅白の司会者に選んだのか理解出来ない。この日12時過ぎに放送された紅白関連番組でも、彼はジーパンの上に赤褌をぶら下げ何かを予感させていた。昨年の裸パフォーマンスの件や今回の放送もカメラを別の映像に切り替えさえすれば済む事である。そのまま放送したことは、意図的な演出があったとしか考えられない。また今回の件について、1月3日に他局で放送された「新春スペシャル(生放送)」の中では、この芸人は「紅白出演者のメンバーには宣言していたんや」「オレの意思表示や」と得意げに話していた。
    • 番組内での芸能ニュースのコーナーで性犯罪の事件を扱っていましたが、その事件は他局では「自動車教習所の教官が外での実習中に実習を受けている女性に対してラブホテルの方向に行くように指示し、その後女性を脅して性的暴行をした」という内容でニュースとして報道されていました。しかし番組では司会の男とレギュラー出演者が笑いながら事件を紹介していました。犯人の手口に対して「考えましたね」とコメントし別の出演者は「何でついて行ったんでしょうね」とコメントしていました。タレント達は事件の内容を正確に把握していたのでしょうか。被害者の立場を無視したあまりにいい加減な発言です。また性犯罪事件を芸能ニュースと一緒に紹介する番組側も性犯罪事件を軽く見すぎていないでしょうか。この様な事件はバラエティー番組では取り上げるべきでないと思います。
    • 株安問題を話しあうコーナーで、ある漫才師が昨年起こった<特急列車内のレイプ事件>を例えに話し笑いをとった。出演者はみな大笑いをしていたが人の不幸をネタにして笑いをとるなど非常識もはなはだしくけしからん。こんな芸人は番組に出すな。最近これほど怒りを覚えたことはない。
    • 悪いことをして捕まった学生が警察官に「そんなの関係ね~」と開き直ったというニュースをラジオで聴いた。これを聴いて「テレビの影響力は強い、だからテレビに出る人はその言動に気をつけなければならない」ということを実感した。局の人はこのことを認識しているのだろうか。
    • 問題の司会者は、報道なんかやめてバラエティーやお笑い番組をやっていればいいんだよ。あんなド素人が報道をやっても、無神経で非常識で勉強していないのがよく分かる。一般市民からも訴えられ、自分が社長の水道会社には談合疑惑があるらしい。「すげえ!」や「はい次行こう!」などというアナウンサー出身らしくない発言と、あの暑苦しい顔つきは辟易。

    【その他、番組全般】

    • (推奨意見)元旦にテレビ東京で放映された「仲間由紀恵の蒼い地球」は地球温暖化による環境破壊問題について考えさせられる良質のドキュメンタリー番組でした。正直言ってこの局については大食い大会を復活させたことで軽蔑の気持ちを抱いていたのですが、バカ騒ぎばかりで内容のない正月番組が多い中で、家族みんなで考えさせられるテーマを扱った番組を放送したことは大いに評価したいです。今回の番組のような”家族みんなで考えさせられる”環境問題や社会問題を扱った番組を少しでも放送していただきたいと思う。
    • ラジオを聴くことが多いので民放ラジオ各社も緊急地震速報を早く実用化して欲しい。また、ラジオでよく「聴取率調査週間」としてむやみに多くのプレゼント企画を出したり多彩なゲストを呼んだりしているがそれでは正しい数字が出ないのではないか。また、テレビ同様ラジオも昔に比べてCMが多くなった気がする。CM時間総量の上限を守っているのか?そのうえ深夜テレビ番組はあまりに下らない内容ばかり。こんな程度のものを放送するくらいならエネルギー節約の為に深夜の放送は休むようにしてはどうか。
    • 最近のNHKを見ていると叱咤激励をする気持ちよりも嘆かわしい思いだ。23日夜10時台の放送中に流した「トヨタ、GMを抜いて世界1位・・」という「ニュース速報」の誤報(実は2位と、翌朝の「おはよう日本」で断り)。大体こんな情報をニュース速報で出す報道現場の神経が理解不能。単なる企業の提灯記事。番組にも最近は馬鹿馬鹿しいものが多い。21日の落語家芸人を使った番組の紹介は「(女性タレント)ノリ漁でナマ着替え」だと。いつから民放になったのか。紅白も司会に低レベルのタレントを起用する制作姿勢。楽しみの一つの美術番組もクイズ仕立てで、本来の美の楽しみは味わえず。その他むやみに増えたバラエティー化した番組。なお、インサイダーに関して強引な発言をし始めた経営委員長や各委員をはじめ、新会長達が所属する企業や組織について、社員の株取引に関する社員規定の存在の有無、NHK職員と同じように勤務中に株取引をしている社員の有無を是非とも調査すべきだと提案したい。
    • 地球温暖化問題の原因、現状から今後どう立ち向かうべきかを、学者達の提言を中心に展開する特集番組をBS用に拡大したロングバージョン。その中でアフリカのスーダン北部のダルフールで起こっている民族紛争は気象の温暖化による生態学的危機が原因であるとしていたが、これは誤りである。実際は中国政府がこの地の石油を買い、代わりにスーダンに武器を輸出しており、武器はスーダン政府の支援のもと、民兵による市民攻撃に使用されている。つまり中国政府が自らの利権を確保するための道具としてダルフールの民族紛争を利用し拡大しているようなものなのだ。この番組に限らずNHKは中国のこととなると腫れ物に触るような扱いをしている。
    • 昨今、民放におけるプライムタイムの番組はどれも品位が下がっていると言わざるを得ない。バラエティーにおいては単なる雑談、視聴者無視の内輪話、共演者の罵倒、大食いなどが多く見られ、ドラマにおいても「未成年の母」や「性同一性障害」「できちゃった婚」など過激な設定が多く見られる。出演者の顔触れも芸のないお笑いタレントばかりが出演している。見なければいいという問題ではない。我が国において多くの人がテレビを見ている時間帯にこのようなくだらない番組を垂れ流していることが恥ずかしくてならない。いろいろ不祥事はあったが我が国において今のところ安心してテレビが見られる放送局はNHKだけである。
    • 公共放送の職員によるインサイダー事件が広く報じられていますが、放送メディアのネット利用の危険は、もっと身近な所にもあるのではないでしょうか。ネット掲示板でよく見かける、特定の番組名などを挙げて「視聴を止めろ」というような書きこみ。特に調査会社などの視聴率調査装置がついている家庭の人に対して具体的に呼びかけたりもしています。中にはBPOへの通報を薦めている熱心な人も。単に、一般視聴者が正義感に突き動かされて書いているなら仕方が無いのですが、仮にある組織や放送メディアが視聴率操作や番組作りのために匿名掲示板を利用しようと思えば簡単に出来てしまいます。実際行われているなら、視聴者を欺く悪質な「やらせ行為」でしょう。おそらく誰でも考えつく手法だとは思うが、派手に悪事が行われても発覚しにくいのが匿名社会の難しさです。この問題については証拠がなくとも危険性だけは確実に存在します。個人的には事実の発覚を気長に待つのではなく、危険回避のため放送メディアと匿名ネットの関わりについてルール作りをして頂きたいと思います。

    【CM】

    • 最近、父親の権威失墜が言われているが、犬に父親役をやらせる携帯電話のCMは、父親の権威失墜を助長させている。このメーカーのCMは反感を覚えさせるCMが多い。私の周囲の父親たちも腹を立てているのが多い。
    • テレビをつけて食事をしていると、突然CMで「尿もれ」や「痔で注入」、「おしっこ」、「頻尿」等々が大きな音で放送される。いくらCM料が高く取れるからと言って、食事時間にふさわしくない内容は避けるのが常識ではないか?

    【BPOへの意見】

    • 今や社会はテレビが動かしていると言っても過言ではない。連日、政界では金銭腐敗、企業では食品偽造、若年層の犯罪多発。企業や組織に○○倫理、××審査などの部門や部署があるが、その役割を果たしていない結果だと思う。また、BPOは各局の番組に関する問題点を戒めるための組織かと思うが、昨今の大食い番組に対して適切に対応してほしい。多くの国の飢餓を世界の問題にしている事は周知のはずだから、大食い番組を放送したり裸を見せるだけのお笑い芸人や視聴率アップだけの番組は、編集担当者も誇らしげに制作していないと思うので、BPOとしての役割を徹底していただきたい。
    • BPOのホームページでも批判の多い女性占い師は、本人が「充電期間に入る」としてようやくこの春の改編を契機に番組を降板する事が明らかになった。しかし降板のタイミングはこれまでいつでもあったはずだし、むしろ遅過ぎた感じさえする。ブラウン管を通じあれだけ自由気ままに身勝手な発言や行動、振る舞いを繰り返し、名誉毀損や人権侵害に値する発言、更にはゲストや相談者を侮辱したり脅迫するような発言を相次いでしていたにも関わらず、高視聴率を盾に番組を継続させてきた局の責任と放置したBPOの責任は重大ではないのか。
    • BPO議事録を読んだ。ハンバーガーチェーンの元従業員制服証言報道について早急に行動した事は評価する。【当該局に質問書を出し回答を求め、その内容を公表するという方針を決めた】とあったので、局に電話をして「BPOにいつ頃回答を出す予定か?」と訊ねると、「視聴者に答える必要はない」と言われた。視聴者に対してこのような態度を取るとは考えられない。BPOはこのような対応についてもきちんと局を指導していただきたい。

    青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • バラエティー番組。”大晦日SP”を親戚の子どもたちと一緒に見ていた。罰ゲームでお尻を叩いたり、強制的に男同士でキスをさせたりとひどい内容だった。子どもたちはこのような内容を見てお尻を叩く事は面白い事だと思いかねない。あまりにもひどかったのでBPOに電話した。
    • バラエティー番組。クイズ番組にもかかわらず、回答者のアホさを競うような番組だ。小学校程度の問題も分からない回答者が多く、デタラメな回答をしたほうがテレビに映る率が高いように思われる。世の中にはテレビに出たいとか芸能人になりたいとか思っている人もたくさんいるだろう。その中でこの番組は「アホな方がいい」といったような、学習離れを助長するような低俗な番組である。近年子どもたちの学習能力が諸外国と比べ低下してきているにもかかわらず、このような番組が放送されているのは子どもを持つ親としては遺憾に思う。
    • 情報番組。「おっぱい」や「欲情」という言葉を連発している。また、なまはげが浴場に乱入した場面を再現したりと、やりたい放題だ。子どもたちもよく見る番組なのにひどい内容だ。
    • アニメ番組。続編のようだが、相変わらずエログロで見るに耐えない。女子高生のパンティーを見せたり、未成年のキャラクターをアダルトビデオのように描いている。このような低俗なアニメは放送するべきではない。
    • バラエティー番組。不適切な表現があった。同じ10代の友人たちも見ていたが、『彼女に言われたくない』言葉のアンケート調査で『Hがうまくない』との回答を求めていた。今日学校でも話題になったが、大人たちが見ている深夜の放送であれば許されるとしても、青少年が見ている時間帯には相応しくない表現である。
    • 教養番組。テーマは”わたしの財テク術”で女性出演者が10代の頃、節約のために「ジャージを先輩からもらった」と話すと、ゲストが「あなたのジャージなら買う人がいっぱいいる」と言っていた。他のゲストも一緒になって「買いたい」などと発言した。援助交際や下着の売買など、10代少女が自ら性を売買することが問題になって久しく、大人はそのことを止めなければいけないのに、商品として買う対象になるというようなメッセージを発することは冗談でも青少年対象の番組ですべきではないと感じた。
    • アニメ番組。小学生の女の子が好きな男性教師に性的誘惑行為をする内容だった。一体どこの世界に性的誘惑行為をする小学生がいると言うのか?子どもへの性犯罪者行為を誘発するアニメにしか見えなかった!!いったい何故にこの様なものが放送を許されてしまったのか?
    • ドラマ番組。簡単に借金をして自己破産をする人、家族を巻き込んで返済地獄に陥る人、果ては借金苦で何万人もの人が自殺をしているというのに、借金をネタに面白おかしくドラマを作る姿勢は許しがたい。番組を見た子どもたちが将来、安易に借金をすることを助長しているようで恐ろしい。このドラマをネタにいじめられっ子に借金をさせ、それを巻き上げるいじめっ子も必ず現れると思う。

    【CM・番組宣伝に関する意見】

    • この頃、民放から足が遠のいている。なぜなら、結論や興味の結果の発表の直前に突然CMに変わるからだ。そしてCMの後、前の終わりの部分をまた延々と放送し(時間の水増しとしか受け取れない)、じらしてやっとその結末を見せるという手法に嫌気がさす。それを許しているスポンサーにも疑問を持つ。子どもの集中力のなさやいじめの多発。これらも現在のテレビの内容と上記のようなスタイルが影響しているのではないか?
    • 朝の情報番組の合間に、近日公開される映画の予告CMを流していたが、その中に主人公と思しき男女のベッドシーンがあった。あまりにも過激なシーンだったので、思わずチャンネルを変えてしまった。児童生徒が朝食をとっている時間帯に、この露骨な性描写を含んだ映画の予告を流すとは言語道断である。もし流さざるを得ないとしても深夜に流すべきだ。
    • 「あなたと合体したい」「気持ちいいーー」というパチンコのCMは、完全に性的な連想を誘う道徳観のカケラもないCMである。こんなCMを子どもがテレビを見るような時間に堂々と流しているこの国はおかしい。即刻中止させてほしい。
    • 競馬のCMを一日中流していいのか?お正月の夕方の時間帯に放送されていたSP番組やゴールデンタイムの時間帯でも放送された。競馬はれっきとしたギャンブルなのにそういうCMを夕方の時間帯に流すべきではない。毎年、有名なタレントを起用して競馬CMを放送しているが、これは青少年に賭け事を教えているのと同じだ。競馬・パチンコ等、ギャンブル関係のCMは消費者金融と同様に規制して欲しい。
    • 朝や夕方の時間帯に、小学生の子どもとテレビを楽しんでいるが、最近、特にパチンコ台のCMがたくさん流れる。確かに、パチンコ屋自体のCMではなく、パチンコ台メーカーのCMだが、明らかにパチンコを連想させるものであり、子どもたちもたくさん見ている時間帯にはふさわしくないと思う。子どもたちがDSやPSPなどのゲームソフトと同じようなものと誤解するのではないか、パチンコという存在が子どもたちに馴染みのあるものになってしまうのではないかと不安になる。健全な子どもたちの成長にはふさわしくない。出来れば、子どもたちが見る可能性がある時間帯は避けるといった措置をとっていただきたい。

    【報道・情報に関する意見】

    • 青森県での母子殺害事件のような青少年による凶悪犯罪が起きる度に事件の背景あるいは遠因としてアニメやゲームが槍玉に挙げられているが、あまりにも安易な関連付けではないか。むしろテレビ局が毎日のように放送するサスペンスドラマの殺人シーンのほうが生々しくショッキングであり、青少年に与える悪影響は深刻だと思う。自分達のことは棚に上げて、他業種を攻撃するような報道姿勢は正してもらいたい。
    • 殺人事件を現場から伝える際、生々しい血痕を映すことがよくあるが、そこまでする必要があるのか。重大さとか恐ろしさを伝えたいという担当者の気持ちはわかるが、とにかく気持ち悪い。第一亡くなった方に失礼ではないか。
    • 「15年近く前に小学1年生が風船につけて飛ばした手紙が銚子市で水揚げされたカレイにくっついていた」というニュースが大変好意的に放送されていた。本人たちにとっては嬉しい事だと思う。しかし、最近では環境問題が深刻になっているから、身近なことにも環境に配慮して生活しようという流れになっているのは周知のとおり。イベントで飛ばす風船にも環境への配慮が必要になっている。分解されないゴミを集団で飛ばすといった、このご時勢に憚られる行為について、そうした但し書きはまったくなく、ただ「美談」として放送したメディアのはしゃぎように違和感を覚えた。
    • 報道番組。包丁を持った10代の少年が街路で人に危害を与えた報道で、少年は精神科の通院歴があると報じた。精神科に通院している人にとっては、犯罪行為に走るのではと思われる気がするので”精神科に通院”というような報道は止めて貰いたい。軽いうつ病の人も通院しているのが現状です。

    【暴力・殺人シーンに関する意見】

    • ドラマ番組。お正月早々、何と酷い殺し方を考え、胸の悪くなるような映像を次々と見せ付けるのか?この映像の世間に及ぼす影響、特に成長期の子どもたちへの影響を考えているのか?日本の良識を狂わせた元凶はこのような最低のテレビ番組にあることをきちんと認識し、良識ある番組制作をしていただきたい。即刻の放送中止を提言する。
    • 情報番組。1966年にアメリカのテキサス大学キャンパスで起きた銃乱射事件の再現映像が放送された。新聞の番組欄には「頭痛で凶悪に?」とあるだけだったので気軽に見ていたのだが、それは残酷で悲惨な映像であった。犯人の男性が突然に大学スタッフを鈍器で殴打するシーンから始まり、残虐なシーンが延々と放送された。テレビでこのような映像を放送してよいのだろうか。私は放送すべきでないと思う。テレビでこのような映像が放送されることで、若者たちが残酷さに鈍感になっていくのが怖い。「人間は真似から入る生き物」だと思う。模倣犯罪が起きないうちに、局は番組の存続を真剣に考えてほしい。
    • ドラマ番組。ストーリー上必要なプロットとしての殺人なら仕方ないが、2時間の話の中で不必要なものも含めて次々と殺人事件が起こり、人の命を軽んじる風潮を煽っているように感じる。派手に殺人シーンを盛り込むことで貧弱なストーリーをカバーしようというのがよく分かる。人命を粗末に扱ってみせる典型のようなドラマ。子どもへの悪影響が心配だ。

    【食べ物の扱いについて】

    • 大食い番組が非常に多いが必要量以上食べることに何の意味があるのか。食料自給率が先進国中最低のわが国の将来を思い、また現在貧困にあえぐ国々の人たちを少しでも思いやる気持ちがあればこのような低俗な企画など通らないはずだ。社会への配慮を失った番組作りがまかり通るようでは子どもたちへの示しがつかない。
    • バラエティー番組。タレントが”ケーキを作り売る”というコーナーを子どもと見ていた。タレントが奇妙な風体でケーキを作り、そのケーキに大量のシナモンを振りかけた。子どもたちは困惑した顔をしていた。このような番組は教育上よくない。視聴率のためだけでなく知識、知恵をつけ、品格のある番組を放送して貰いたい。ドイツ人、フランス人の友人は日本のテレビ番組はばかばかしいと云っている。

    【いじめや虐待を助長する】

    • バラエティー番組。県民性という分類はいじめにつながる。子どもが大阪出身というだけでいじめられている。番組を中止して下さい。主人も私も大阪出身だが、番組で取り上げるような誇張した大阪というのはなかった。東京の小学校では大阪出身の小学生が大阪出身というだけでいじめられ、はやし立てられる。ちゃんとした大阪像を放送して下さい。面白おかしく描くだけでそれができないのなら放送をしないで下さい。
    • 昨年、岐阜県の中学校で女子生徒が同級生の女子生徒の服を脱がすといういじめが発覚した。一部報道されたので、ご存知の方も多いと思う。他にも男子生徒が下腹部を露出させられ、それを苦に自殺するという事件もあった。これほど痛ましい事件が多発しているのにもかかわらず、服を脱いで笑いをとる、服を脱がせて笑いをとる等、そういったお笑いがテレビで横行しているのは問題だと思う。確かに何でもいじめに結びつけるのは問題があると思う。しかし、お笑い芸人が平然と公然猥褻をし、それを放送局がテレビで堂々と放送する。これは性犯罪ではないのか?お笑いは大人と異なり、子どもたちから罪の意識を奪っていく。だからこそ深刻な事態になりやすい。そのことも考慮に入れるべきだ。

    【差別や偏見を助長する】

    • 「血ハラ」という言葉が生まれてきました。「血液型ハラスメント」です。近年テレビ番組で、血液型診断の番組が放送されてきました。その影響で「~型は嫌い」「~型の採用はしない」というような、明らかな血液型差別が生まれています。大人の趣味程度ならまだしも、もし小さい子供が「~型は嫌いと言われた」と言ってきたらどうでしょうか?これだけ血液型診断がブームとなってしまった中で、今こそ「他人の血液型を聞いたり、血液型で判断するのは差別を生むからやめよう」ということを取りあげるべきではないでしょうか!
    • タレントのプロフィールを紹介する際、血液型まで紹介することはおかしい。いまでは血液型ハラスメントの偏見で悩んでいる人がいるのに、それをまたさらに悪い方に助長する。純粋な子どもたちには血液型で差別される苦しみを味わって欲しくない。放送関係者も芸能関係者も血液型による差別主義者なのかと思ってしまう。血液型関係の事柄の放送を直ちにやめてほしい。

    【性表現について】

    • 温泉の紹介番組で男性入浴客の全裸姿を映し、尻も丸出しだった。女性客に対してはこんな扱いをしないのに、男性客の裸なら放送していいという考えは差別的だ。男性の裸を流すことに関しても配慮が必要だと思う。たとえ本人の許可を取っていたとしても放送に関してはもっと慎重になるべきだ。
    • 教養番組。”裸婦”の絵が紹介されたが、下半身が克明に描かれているのがハッキリと映っていた。解説では心が和むとされていたが、子どもには刺激が強すぎるのではないか。公共のテレビメディアとしてもっと慎重な配慮が必要ではないか。
    • ドラマ番組。女子大学生の主人公を演じる女優は実際にはまだ中学生。それなのに先日、キスシーンがあった。ストーリー上大切なシーンなのであろうが、近くから実写しなくともカメラを引いた遠景でその場面を表現するなど工夫できたはず。まだ非常に若い人なのでもっと配慮すべきだった。

    【言葉に関する意見】

    • ラジオ・テレビの業界用語に”いじる”という言葉が使われているが、放送禁止用語にするべきだ。”いじる”は関西系のお笑い芸人がよく口にする言葉で、国語辞典で検索すると「弄(もてあそ)ぶ」「嬲(なぶ)る」等、他人を誹謗中傷する言葉として説明されている。放送業界には、いじられ役の男女のタレントが複数名いると聞いているが、子どもたちのいじめに繋がる恐れのある表現を放送するべきではない。

    【非科学的なことに関する意見】

    • 男性霊能者による霊視番組や女性占い師による占い番組が民放各局で放送されているが、これらの番組に共通していることはなんら根拠のないことをさも真実であるかのごとく放送していることだ。しかもそれがゴールデンタイムに放送されている。大人は単なる占いの範疇だと判断しても子供は真実のことだと思うだろう。こういう誤解を招くような内容の番組はゴールデンタイムに放送すべき内容ではない。

    【編成に関する意見】

    • 本来、夜の時間帯に放送されていたものが昼間の時間帯に再放送されることがある。過激な性描写や暴力シーンなどは夜の時間帯だからということで規制が緩やかだったのかもしれないが、再放送の昼間の時間帯にタレ流しなのは問題だと思う。この時間帯は学校や幼稚園から帰った子どもが家にいることが多い。近所の子どもが殺人のシーンやリストカットの真似をして笑っているのを見てぞっとした。親に聞いたところ「夜は見せていないので昼間にこっそり見ているのではないか」ということで困った顔をしていた。もう少し配慮のある放送は出来ないのか?

    【人権に関する意見】

    • バラエティー番組でよく芸能人の住まいや家族などの私生活を紹介するコーナーがあるが、中には低年齢の子どももいる。芸能人の子に生まれたために自分で判断できない年齢のうちから否応なくテレビ等でプライバシーを流されるのは気の毒に思う。賢い親であるならば芸能人とて家族をむやみに露出させないものだろう。出演者・制作者双方が、子どもたちに対しもっと配慮すべきだ。

    【動物の扱いについて】

    • バラエティー番組。あるコーナーで、料理経験のないお笑い芸人の方々が用意された食材で料理をするのですが、毎回生きた魚をさばきます。さばく時に魚に包丁を突き刺したままだったり、魚がもがくのをテロップや芸人さんのコメントでお笑いにするのは、食材とはいえ生命への感謝のないあまりにもひどい行為だと思います。この光景を見ている子どもたちに悪影響はないか、それをテレビで娯楽として放送することに問題がないか、是非ご検討していただきたいです。

    【推奨意見】

    • 情報番組。世界の子供が苦しんでいるという内容を見た。日本にいる自分たちは、こうして幸せに暮らしている一方、こうした世界の子ども達がこうした事で苦しんでいるという事に凄く衝撃を受けて心打たれた内容だった。こうした世界で苦しんでいる人々もいるのに、日本のテレビではよく大食いだ、店を全部食べ尽くす、というバラエティーでやり玉に挙げられている。この内容を今すぐにでも他のバラエティー番組の現場に見せてやりたい。

    【視聴者意見への反論・同意】

    • 育児番組で赤ちゃんのおちんちんが少しばかり映っただけで、苦情が出されていた様だが、実際に見ている視聴者は、幼い子どもを持つ人か、子育てに興味のある人しか見ないのだし、おちんちんといっても、中学生くらいのものを露出させているのなら問題かも知れないが、実際は物心も付いていない赤ちゃんのもので、何らワイセツな表現にも当たらないので問題ないと思う。その筋の性癖を持った人の犯罪の助長になるとの事だが、それはただの問題のすり替えだと思う。それならば、子だくさんの番組などでの子どもの入浴シーンなどで、子供がそう言うものを露出したコマには全てモザイクをかけなければいけなくなり、おかしいと思う。
    • BPOホームページで、成人向け映画のCMをテレビで流すことへの視聴者からの批判意見を目にした。しかしPG12、R15、R18等の指定映画であっても芸術的、文芸的に優れた作品も多く、これらの映画のCMをすべて排除するのはせっかくの良い作品までも大衆から遠ざけてしまいかねず、良案とは思えない。指定があることをよりはっきりと表示した上で優れた作品は積極的に宣伝してはどうか。逆にホラー映画はCMの映像自体が過激に作ってあり、テレビで流すべきものではないと思う。テレビで宣伝するかどうかは作品の内容によるべきだ。
    • 先月のBPO掲載意見を拝見いたしますと、最近の時代劇の時代考証が出鱈目だという意見が寄せられているようですが、時代劇の中には全くの架空の話もあるのでそれはそれでよいのではないでしょうか。あらを指摘するのではなくお話のテンポを我々は楽しめばよい。時代考証がしっかりとした作品とは別個に考えて、それはそれとして楽しんだほうが気が楽です。いわば、そのような時代劇はスーパー時代劇とでも言うべきもので、あらを気にしたらしょうがないと思います。

    2007年12月に視聴者から寄せられた意見

    2007年12月に視聴者から寄せられた意見

    2007年12月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,089件で、11月と比較し22件減少した。
    意見のアクセス方法の割合は、Eメール61%、電話33%、ファクシミリ5%、郵送ほか1%である。(*Eメール数には同一人の多数意見を含む)
    男女別は男性73%、女性24%、不明2%で、世代別では30歳代(26%)、20歳代(20%)、40歳代(16%)、50歳代と10歳代(10%)、60歳以上(8%)の順となっている。

    2007年12月に視聴者から寄せられた意見 1,089件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2007年12月件数 年度累計
    人権等に関する意見 11件 116件
    放送と青少年に関する意見 149 件 [ 意見内容 ] 1,755 件
    放送番組全般にわたる意見 447 件 [ 意見内容 ] 5,532 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 57 件 837 件
    その他(放送関連以外) 425 件 4,940 件
    意見件数 計 1,089 件 13,180 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。12月の通知数は355件(31放送局)であった。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    12月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    人権関連の苦情[11件]

    • 審理・斡旋に関連する苦情(特定個人または直接の関係人からの人権関連苦情)・・・・・・・ 6件
    • 人権一般の苦情(人権関連だが、関係人ではない一般視聴者からの苦情 )・・・・・・・ 5件

    番組全般にわたる意見

    12月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(1,089件)のうち【情報ワイド番組・バラエティー番組】に関する意見が678件(全体の62%)で、前月の1,007件から大幅に減少した。その内訳は”不適切な内容や発言・表現、不適格な出演者”(371件:全体の34%)、”モラル・倫理観の欠如や局の責任・処分など”(156件:14%)、 “低俗・下品な番組”(151件:14%)である。
    次いで【報道番組】に関した意見が430件(全体の39%)で、”取材・報道のあり方、放送のあり方”(206件:19%)、”放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など(168件:15%)、”公平・公正な報道への要望、偏った内容批判”など(56件:5%)で、いずれも前月との比較では減少傾向にある。
    12月の意見の特長としては、香川県祖母孫姉妹殺害事件報道に際し、被害者の父親を犯人視しているとして情報ワイド番組の司会者・コメンテーターへの多くの批判や、ハンバーガーチェーン店の調理日改ざん報道で現在も従業員であると誤解させる服装で出演させたキー局の報道姿勢、佐世保銃乱射事件における死亡した犯人の過去の履歴書の報道など、『不適切な内容、報道のあり方』を問う意見が多く寄せられた。また、”大食い番組”やバラエティー番組の低俗さを指摘する意見も引き続き数多く寄せられている。
    なお、「放送と人権等権利に関する委員会(放送人権委員会)」への苦情(11件)とは別に、放送番組全般の意見の中で「人権問題や報道被害ではないか」との提起や批判が108件寄せられた。
    【放送局の電話対応や応対の姿勢】に関する苦情・抗議は142件で前月より減少している。
    【CM関係】パチンコのCMをはじめとした「不適切な表現・内容」などの批判が39件あった。

    青少年に関する意見

    12月にBPOに寄せられた意見のうち放送と青少年に関するものは149件と先月に比べ25件減った。アクセス方法では電話によるものが34%と先月より12%増えた。
    ジャンル別では、バラエティー番組に関する意見が圧倒的に多く36%を占めており、なかでも海水パンツの芸人に対する批判意見が14件あり、それに対する反論が4件あった。

    BPOに関する意見

    57件の意見・問い合せのうち、BPOへの意見は29件、問い合せは28件であった。

    番組全般

    【特記事項】

    • 香川県祖母孫姉妹殺人事件で、早朝の情報番組の中で司会者が被害者姉妹の父親が犯人と決めつけたような発言をした。確証もなしに一方的な思いこみで発言するのは、不二家に次いでこの番組は二回目だろう。結局、BPOが行った不二家の捏造問題への検証や放送局に対する見解には、何の効果もなかったということが証明されたわけだ。ここまで問題を起こす番組は正直言って打ち切った方がいいと個人的には思うし、この局に関しても今年に入ってこんなに問題を起こしているのだから、総務省でもBPOでもどちらからでもいいので、かつて捏造問題で処分された関西テレビより厳しい処分を受けるべきだ。
    • 香川県坂出市の祖母と孫の遺体が11月28日に発見された事件。最も深い悲しみの中にいるであろう姉妹の父親を犯人扱いしていると容易にとれる番組構成、司会の発言。このあからさまな歪曲報道を一部の報道機関(週刊誌等)しか報道せず、問題提起をしない現状に失望した。またマスコミの過剰な取材や誤った報道がされた際の自浄能力の低さに幻滅した。ただでさえ被害者、遺族が法によって保護されることのない現状に加え、このような報道がなされた遺族の心情を思うと胸が痛い。このようなことならば司会者の適格性をはじめ、誇大報道を規制し被害者、遺族に二重の苦しみを負わせることのないような法律の制定を望む。
    • 年末に「香川県祖母孫姉妹殺人事件の報道を振り返って」という内容を報道していたが、司会者の発言が許せない。映像ではえん罪の疑いをかけられ、子供を失った父親がメディアに思うことをちゃんと伝えたのに、司会者が「報道を振り返ってどうでしたか?これらは当時編集を行い、当時は映さなかった映像もありましたが、その配慮を知っても考えは変わりませんか?」と言っていた。父親は傷ついたに決まっているだろう。それは変えることの出来ない普遍の事実だ。えん罪の疑い自体も悪いし、何度振り返っても被害者の父親は腹が立つだろうし憤りを拭い去れないだろう。義母も子も殺され、えん罪の疑いをかけられたのに、年末のこんな番組で鞭を打つなんてひどすぎる。人権への配慮なんて全然ない。放送倫理を疑ってしまう。非常に腹が立ちました。

    【取材・報道のあり方】

    • 北九州市の「生活保護」問題を取上げていたが、こうした問題の現場を何も知らない人達が勝手に論評して正義感を振りかざすのは止めてほしい。自分は厚生省でケースワーカーを指導する立場にいたが、多くのケースワーカーの人達は大変優秀で誠実に仕事をしている。「生活保護」を受ける人達は各自いろいろ事情が違い性格も違う。自殺して捨て台詞の遺書を残した人は高学歴で一番てこずる類の人だが担当の課長はシッカリ応対していた。おそらく担当したケースワーカーはいたたまれない気持だろうし悩んでいるだろう。問題の所在と現場を一切知らないコメンテーターが勝手にもの云いするのは大変な放送公害だ。「生活保護」問題は今後一切取上げないで欲しい。
    • 殺人事件の報道が過熱していく昨今、報道番組のあり方が問われているが、佐世保銃乱射殺人事件の死亡した犯人の過去の履歴書がテレビに映された。これは見ていていかがなものかと思った。犯人がどうこうではなく、それをメディアに流す企業があるということが問題だ。そして報道のされ方も職歴、職業、資格、志望動機まで画面に映されている。転職回数が多ければ信用は低くなるかもしれない。しかし、それがあたかも犯罪をする人間かのように報道するのはいかがなものだろうか。景気のよいご時世ならまだしも、いま、仕事を探している一般の人々に影響を与えないといえるのか。軽々しい報道があまりにも多いのではないか。本当に最近は毎日テレビを見ていて驚かされる報道ばかりである。報道の自由、公平性、そういったものを報道機関全体でもう一度見直さなければいけない時代になっているのではないかと思う。
    • 最近のニュース番組は、報道関係者のモラルを疑うような内容が多い。例えば、家族を殺害された被害者家族の家に何度も各局が押しかけ、何度も何度も同じようなことを聞き、被害者家族の心を傷つけている。また、被害者側だけに限ったことではなく、罪を犯したとされる容疑者の家族などへの取材もひどい。容疑者家族が住んでいる家まで数十人の報道関係者が押しかけ、道路を占領し、罪のない家族に罪があるかのような質問というよりは尋問に近い口調で迫ってるように見える報道が多々ある。日本の法律上は裁判中であっても推定無罪という観念の下で行われるので、今の報道のあり方に疑問を持つ。報道関係者は自分たちの責任の重さを自覚すべきである。
    • 火曜日夕方の報道特集は以前から理不尽極まりない社会問題に真剣に立ち向かう番組だと思っていましたが、どうしてこのような真剣に社会問題に取り組もうとする番組にまでタレントをしゃしゃり出させてバラエティー化するのですか?この番組だけでなく民放全体に言えることですが、いい加減、報道とバラエティーを混在させるのはやめて下さい。
    • 「マイクロバスのドアが開き転落した小5男児が後続のトラックにひかれて死亡した事故で、バスの運転手とトラック運転手が逮捕された」というニュースの中で、トラック運転手の顔写真と名前が報道された。逮捕されたとはいえ、まだ25歳という若者の将来を思えば、果たしてそこまでする必要があったのかという疑問を感じた。
    • 最近の事件報道のあり方だが犯人を悪し様に罵倒するのに一生懸命で犯人が何故犯罪に走ったか、どうすればそうした犯罪をなくせるのかの冷静な視点が全く無い。自分も大変な逆境に育ったので犯人たちの気持がよく分かる。最近は貧富の差が拡大しているので誰でも犯罪に走る可能性がある。被害者の立場に立った報道は一見正しいようにみえるが、報道機関であればもっと冷静に客観的に取上げて欲しい。
    • 北京オリンピック開催のための強制立ち退きなど、中国での驚くべき人権侵害がニュースで伝えられているにもかかわらず、同じニュース番組の中で、北京五輪出場を目指す日本の選手やチームの特集などを明るく伝えている。その放送のあり方に違和感を覚える。明日の糧や住むところを無理矢理奪われる人々を数多く出してまでオリンピックを開催する意味はあるのか。五輪出場あるいはメダルを目指してひたむきに頑張る選手の姿も美しいが、「中国当局は人民にこんなひどいことをしている」ということを伝える矛盾の中で、オリンピック放送による視聴率のアップとそれによるスポンサーの獲得だけをめざす放送局のやり方には激しい怒りを覚える。これまでは4年ごとに楽しみにしていたオリンピックだが、北京五輪はおそらく見ないだろう。
    • 放送人権委員会10周年記念フォーラムの内容を紹介する新聞記事を読んだ。その中の討論会のパネリストによる「モザイク使用を最小限に抑えるべき」との発言に賛同する。「取り敢えず処理さえしておけば、後で何かあっても安心」という報道側の安易な気持ちがモザイクの使用過多に拍車をかけているのだろう。是非、その点を改め責任ある報道姿勢を立て直して欲しい。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 私は林業に従事するものです。バラエティー番組に定評のあるテレビ局で例年行われる「新春かくし芸大会」の宣伝を見ると、来年正月分においてチェンソーを使ったものがあるそうです。しかし、その内容が、タレントにチェンソーを使った危険な芸に挑戦させるもので、人の頭の上にリンゴを乗せてチェンソーで切るとか、口に加えた鉛筆を切るなど、極めて愚劣にして危険極まりない行為を行っている様子で、日頃、チェンソーを使い仕事をする者として、また普段より従業員などがチェンソーを安全に取り扱う事に腐心する者として憤りに耐えません。我々、林業従事者の仕事の道具をオモチャにされる事でも許せぬものがありますが、それ以上に許せないのが、チェンソーに対してあまり知識に無い人が、この放送を見て安易に真似をするような事があれば、それこそ大惨事になりかねぬ事です。そうなってから非難にさらされるのがこの局だけなら構わないのですが、普段、真面目にチェンソーを取り扱う者までが非難にさらされるような事があってはならないと思います。どうか、この番組のチェンソーの部分に対して中止をしていただくよう強くお願いします。
    • 関西出身のタレント司会者がゲストに「死んでほしい者を5人挙げよ」と言い、死んでほしい者を銃で撃ち殺すという場面が放送された。さらにこの男はローラースケートを履きお笑い芸人の体の上を滑っていた。テロップで【まねしないでください】とは出ていたが、どんな事でも告知すれば許されるというものではない。命の軽視とよく言われる時代だが、そうしたアクションを平気でする司会者と、それを演出する制作者、さらにそうした内容を平然と放送するテレビ局の品性を問いたい。
    • 地球上の森羅万象、あらゆる謎を解明するために結成されたチームを中心に実写VTR+アニメで調査・検証の模様を描く番組だが内容はお笑いに近い。私がたまたま見たこの回は、バッティングセンターで撮影した実験だった。胸にライターをテープで貼り付けた上半身裸の番組ADを打席に立たせ、その胸のライターをマシーンから放たれる120km/hの速球の標的とし、苦痛に耐えられるかというもの。実際に120km/hの球だったかは極めて疑わしいが、胸に球を受けた当人は「痛い!」と言っていた。このようなことが許されるのか?テロップで「バッティングセンターの了解を得た上での撮影。真似をするな」との注意は出たが、そもそも撮影自体があまりに危険ではないか。速球がまともに胸に当たれば命にかかわる。若いADが危険を知りながら断れなかったのであれば大変なことだ。テレビ局に抗議したが応対者は「見ていないので分からない。意見は担当者に伝える」との実に頼りない応対振りだった。
    • 各局への要望。興奮するからと女性の下着を身につけた後、民家に投げ捨てる行為を繰り返していた変態男逮捕のニュースをテレビ朝日の昼の番組で放送した。その際、投げ捨てられた下着がクローズアップで画面に出たが、下着の映像など放送しないでほしい。気持ちが悪くなるから。いまのテレビは大画面だから一段とショックが大きい。下着泥棒のニュースのとき、警察に押収された盗んだ下着のクローズアップが必ず映し出される。同じ理由で、今後はこれも止めてほしい。下着の映像なしでも下着泥棒のニュースは伝えられるはずだ。
    • 愛知と味噌のことを紹介していたが、「愛知の人はいつも味噌ボトルを携帯し、パンや刺身にも味噌をつけて食べる」という内容だった。これは明らかに捏造ヤラセだ。いくら味噌が好きだからと言え、10人中10人が味噌ボトルを携帯する事も、刺身に味噌をつけて食べる事もありえない。紹介されていた味噌メーカーのHPでも担当者が番組に対して苦言を呈していた。地域の文化を面白おかしく、さらに嫌味に紹介する番組はどうかと思う。
    • サッカーのクラブ選手権の前夜祭番組で女性の中継リポーターが不謹慎な発言をしていた。敬虔なクリスチャンで、将来は牧師になる人物のACミランのスーパースター・カカ選手に対し、彼女は「日本での愛人にして欲しい」「イタリアに持ち帰って下さい」等と、彼が結婚している事を知っていながらプロテスタントを冒涜する発言をしていた。もはや、日本の放送局に純粋なスポーツ番組を求める事は無理なことなのか。生放送であるにも関わらず最後まで謝罪の言葉は聞かれなかった。
    • 野球が北京五輪の切符を手にしたのは大変喜ばしく思います。東京キー局の中継も興奮して見ていました。対韓国戦では「アジア枠は一つしかないから、日本が韓国に敗れれば韓国に決まってしまう」と繰り返してアナウンスしており、韓国に負けたら五輪に出場できないんだと思い、危機感を持って見ていました。対台湾戦も同様の思いでみていました。来年の3月に台湾で最終予選があって韓国と台湾が出場すると初めて知ったのは4日の新聞ででした。ええっ、という思いでした。職場で同僚の何人かに尋ねましたが、全員が「韓国戦で敗れればその時点で五輪にはいけないものだと思っていた」と言います。この局は来年の3月の最終予選のことには意図的に触れずに、ほぼすべての人に「負けたら終わり」と誤解させ、必要以上に興奮させて視聴率を稼ごうとしたのではないかと思います。詐欺です。こういうのは捏造と同様に放送倫理上問題があると思います、倫理的に問題があるのか、だまされた視聴者が悪いのかはっきりさせていただきたく思います。
    • 午前中に放送される”ラジオ感覚のワイド番組”の司会者や男性出演者による、女性アナウンサーや女性出演者に対するセクシャルハラスメントが著しい。女性の胸のサイズをあらかさまに生放送で尋ねたり、下着の付着物を話題にするなど不快極まりない。特に下着の色を番組内で問うなど毎日のように行われており、女性の人権侵害にあたる。通常の企業であれば、暗に行われたとしても即刻退社処分にされるような内容を公共の電波で流し続けることは許されない。民事罰にあたる内容であり、局や番組は責任を免れない。民放連の放送基準には、出演者および関係者のプライバシーを侵してはならない、不快な感じを与えてはならないなどの条文があるが、これに明らかに違反する内容である。
    • フグ料理の誤った調理法の放送について厚生労働省から行政指導を受けているが、謝罪釈明が自局番組HPのバックナンバーのさらに隅っこにしかない。番組トップページやテレビ局ホームページの冒頭に全文を掲載し謝罪釈明すべきではないか?全く反省の色なし。
    • ヤクザ映画「極道の妻たち2」が、ゴールデンタイムで全国放映された。今年は全国各地で無差別発砲事件が多かった一年で、今月14日に長崎県佐世保市のスポーツジムで無差別発砲乱射事件が起きたばかりなのに、予定通り放送されたのはとても許せない!この映画はピストルでの人殺しのシーンの多いので別の作品映画を差し替えて放送して欲しかった。局の編成部は無差別乱射事件の被害者や事件現場の周辺住民への配慮が足りない。
    • 東京の某キー局は局に批判的な質問をされると取材拒否をするそうだ。反省や今後に生かす気持ちのないような返事だ。批判されるのはわかっていて公正じゃない放送をする放送局。これがテレビ局の現状ではないか。質問されると返答拒否をするテレビ局が企業や役人の不祥事には「説明責任」と「情報公開」を公共の電波で訴える。自分達は批判的な取材をされると「今後は情報は出さない」、「批判されるのは分かっていてやっている」。この態度は一般社会ではあり得ない。テレビってそんなに偉いのか。「我々には権力を監視する義務がある」というようなことを某キャスターが言っていた。考えてほしい。テレビ自身が権力ではないのか?人を批判したいのならまず自分達の襟を正してほしい。
    • ここ数年間で、入社した20歳代のアナウンサー(特に女子アナ)の言葉遣いがあまりにもひどい。”ら”抜きは当たり前、「です・ます」が全然使えない。テレビなのに友達同士で話しているようだ。例として「~あるので」や「~思うので」、「~するので」、「~なので」等。放送局はトレーニングや指導はしないのだろうか?

    【その他、番組全般】

    • (推奨番組)NHKのテレビで「ワーキングプア」について取り上げていた。いろいろな理由でそうなってしまった人達についてのリポートを拝見した。番組の中で、リポーターの「貧困は本当に個人の努力が足りないからなのか」という発言もしっかり聞かせていただいた。このような番組を制作、放送してくれたことに感謝の意を称したい。このような番組が増えてくれることを願う。
    • テレビで放送される明治・昭和初期のドラマや時代劇のデタラメな時代考証に辟易して、最近はラジオを聞いている。NHKラジオ第一放送を聴いて最初に驚いたのが、視覚障害者の人たちがラジオを楽しんでいる事だった。多くのリスナーが番組に点字で便りを送りアナウンサーが読み上げるなど、リスナーとの接し方がとても優しかった。長年テレビを見てきたが、テレビでは信じられない応対をしていた。
    • 一日の中で、テレビの放送時間の削減を検討しても良いのではないかと思う。24時間垂れ流しに近い現在の放送では様々な弊害が起きている。推測の話を無理やり膨らませたり、些細なことでもしつこく放送してみたりとすることで、実害も起きている。放送時間が長いために、無理やり時間を埋めるために行われているものもあるように感じる。放送時間を短縮することで、必要な情報のみを扱うようになればと思う。
    • 関西では人気の番組だが、各局のドラマやバラエティーなどの視聴率を公表して分析するというコーナーは問題だ。自局のことはあまり批判しないで、他局のことは容赦ないほど批判する。番組名にもその名がついているこのタレントの関西での影響はとてもすさまじく、彼のこの番組での意見で、批判された番組の視聴率も影響を受けるというほどだ。それでも、自局の番組も容赦なく批判するというならばまだ納得できるが、関西のテレビは意図的に、彼に自局や系列キー局の番組の批判はさせないようにしている。私は番組を制作してスポンサーを集める厳しさを知っているからこそ、他局に対する異常な批判を許せない。他局の新番組が始まる前から「あれは視聴率が取れない」と断言する。彼の暴走を止めることなく、むしろ利用しているこのテレビ局は、やはりテレビ局としては失格といえるだろう。一番あきれたのは、「あるある大事典」の問題を起こした時には何も触れなかったことだ。これを解決するには番組の強制終了とテレビ局に対する厳しい処分以外にないと思う。
    • 私は医師だが、番組のパーソナリティーが医療について間違った事を言っている。アメリカ大リーグのドーピング問題についての話の中で、ステロイド剤について「私も耳鳴りの治療などで使っているが・・・」などと、問題ないような発言をしているが、これは今ドーピングで問題となっている筋肉増強ホルモン剤である「蛋白同化ステロイド」と、一般治療用の軟膏などに使われる「副腎皮質ステロイド」を混同しているのだ。このような事実と違う医療情報を放送されると、医療の現場で患者さんと医師との間で混乱が起きる。副腎皮質ステロイドの入った薬剤を処方すると、身体に良くない物ですよねと拒否されたりする。医療情報を放送する際は素人知識で放送しないでほしい。
    • ワイドショーでのコメンテーターの発言に責任を持たせてほしい。事件や事故報道で勝手な推理や思い込みを発言し、後で全く結果が違っていても訂正の報道や謝罪のひとつもない。公共の電波ですよ。バラエティーで嘘やネタを喋るのは構わないが、報道がからんでいる番組だ。情報には細心の注意、そして出演者も発言に責任を持って欲しい。先日、報道番組でキャスターが佐世保の銃乱射事件に関して「犯人はアメリカ兵ではないか」と受け取れるようなことを何の根拠もなく言っていた。報道番組で犯人を予想する発言は無責任すぎないか?少し前の香川殺害事件でも報道番組で父親を疑う姿勢や発言が当たり前のように垂れ流されていた。もちろん間違っていても謝罪も訂正も一切ない。報道やワイドショーでのコメンテーターや出演者の発言にも責任を負わせてもらいたい。食品会社の人間の失言などの揚げ足取りを徹底的に行っているテレビは自分達に無責任でいいのか?業界の馴れ合いで誰からも批判されないのをいいことに好き勝手にやりすぎではないか?
    • パラリンピック等、障害者を取り上げた番組を見て一人の障害者として思う事がある。スポーツは好きなので見て応援もするが、自分も勇気付けられる反面、彼らを羨ましく思い落ち込むこともある。障害者自身の努力する姿は素晴らしいが、それが出来る前提として、家族や金銭面など周りの環境や理解、協力が必要で、それらがあって初めて障害者は”努力”が出来るのだと思う。例えば、乙武洋匡さんはものすごく努力しているのだろうが、やはり努力できる環境があったのだと思う。このように一人の障害者の努力を取り上げる放送に疑問を持つ。同じような障害を持つ者にとっては差別と感じることさえある。自分を取り上げて欲しいという事ではなく、これらが障害者の中にも格差を作るのではないかと思う。色々な立場の人々が見るテレビだから、色々な感じ方をする人がいるということを前提に番組制作をしていただきたい。
    • 環境問題に対して、一方的な視点からの、根拠が十分示されていない意見を放送するのは放送局の中立性を疑う。番組の中で「噂だから」と言い訳を続けていたが、それならば根拠を検証してから放送すべきではないか。せめて反対の意見を持つコメンテーターも同席させ、賛否両面からの意見を放送して欲しい。気になった発言としては、「ダイオキシンは微量なら無害」は、微量な有害物質が食物連鎖により広範囲な健康被害に至る場合があることは、水俣の有機水銀公害の実例で証明されている。また「ゴミはまとめて燃やしたら臭い」もひどい。またペットボトルが中国へ資源として輸出されている事実がある。もちろん中国から望まれてである。また電子機器製品からは金など有益な資源が回収されている。けっしてリサイクルはムダではない。金属資源は近い未来に枯渇が予測されており、廃棄物からの回収が望まれている。「ゴア元米国副大統領の著書には、根拠が不十分な記載が多数ある」という発言では、ゴア氏に反論の機会を与えず、一方的に中傷するのは在京キー局のように影響力の大きなメディアがすることではない。
    • 毎週全国の都道府県の秘密を紹介すると称して府民・県民のありもしない特徴を放送しているが、全く馬鹿げた番組だ。特に大阪人を「豹柄の服を着た女性ばかり」とか「大阪の人間はパンと手を叩くと一斉に倒れる」など、あまりにも事実とかけ離れたことを紹介し全国に広めるのは許せない。これは単なる笑い話づくりとは違い、全くの出鱈目話しを作り上げているのであり、捏造に他ならないのではないか。とかく話題の多い司会者や女性お笑い芸人の発言は腹立たしい限りで、いかにお笑い番組といえどもこんなに程度の低い内容を放送という公器で流すことは電波の無駄遣いだ。関西のテレビに電話をしても「ハイ、ハイ、ハイ・・・伝えておきますよ」と答えて電話を切られてしまう。放送局、番組担当者、出演者がアホだとこんな番組しか作られへんのやろか。
    • 最近の民放のお笑い番組やバラエティー番組のレベルの低下は目に余るが、笑いの質がお粗末で下品としか言いようがない。批判されるべき番組や見直すべき番組は多々あるが、NHKも含めて”お笑い仕立て”の馬鹿馬鹿しい番組が多すぎる。何とかならないのか。
    • 朝の情報番組は、新聞記事にラインを引いて読んでいるだけで、それも芸能ネタを2~30分も放送している。テレビ局は独自に適切な取材をしているのかと云いたい。CM収入の減収により視聴率を取るためなんだろうが、視聴者をなめているようで腹立たしい。まさに一億総白痴化である。財政再建、教育面での学力低下、家庭教育、教員増、環境などの問題が山積している。局はこの諸問題の本質を追究し主張すべきだ。くだらない番組を放送するなら電波を止めて、省エネによる温暖化防止に協力すべきだ。
    • 神の名を冠した某企業の霊感商法が報道されているが、そもそもこの事件の原因は、科学的検証の出来ない事を平気で放送する局とその放送に規制をかけないBPOにある。今まで散々BPOや各局、総務省に抗議を続けてきたが一向に放送は改まらない。いいかげん、処分を下して欲しい。
    • 霊感商法についての報道がされているが、事実が伝えられていない。私達一家はそれぞれに奇跡をいただいている。良い結果も報道していただきたい。
    • 「優勝賞金4億円!世界最大カジキ釣り大会!」で、カジキのいい絵が撮れなかったからといって、資料映像をあたかもタレントが釣ったカジキのように放送し、逃げたカジキは大きかったように思わせ、スタジオにいる人に歓声を上げさせているのは視聴者を騙していることにならないのか?違う場面のはずが同じカジキの映像が流れたり、画質も天気もまったく異なり、不自然で興ざめした。撮影が難しいのは分かるが、やらせと同じだ。腕のなさを嘘でごまかして恥ずかしくないのか。3回リピートする手法の多用にもいいかげん飽き飽きする。
    • サッカーのクラブ選手権の総集編を見てイライラした。なぜ中継しているテレビ局は優勝チームを映さないのか?サッカーの試合後なのに、なぜ質問するのが芸人なのか?解説者に質問させろと思った。なぜお笑い芸人が必要なのか?この局は名の通った芸人の頼みは断れないのか?選手に握手するばかりで、視聴者を無視し、自分のことしか考えていない素人よりもひどい言動だった。これを見て不愉快になった視聴者は大勢いただろう。最悪の中継だった。
    • 最近、大画面テレビの普及によって、テレビ番組の字幕が小さくなっています。茶の間の29インチテレビでも読みにくく、自室の21型では、読めない字幕が多すぎます。今でも14型くらいのテレビを大事に使っている家庭もあると思います。どうか字幕を読めるようにしてください。

    【CM】

    • タバコとお酒のテレビCMは、時間で制限されているが、パチンコには制限を聞かない。パチンコ依存症が社会問題になっているにも関わらず、テレビで時間帯を問わず流している。パチンコは借金をしてまで遊戯する依存症を作り出しているにも拘わらず、CMではその危険性を指摘していない。刑法上もグレーであるものをテレビで流すのは倫理以前の問題ではないか。最低限パチンコ依存になる危険性を視聴者に伝えるのは、消費者金融のCMを見ている限り当然ではないか。大きな影響力を持つテレビなのだから、危険性があることをCMに組み込むように要請したい。
    • 「全日本フィギュアスケート選手権」を二日続けて見ているのだが、なぜ番組中のCMにパチンコやパチスロの広告が流れるのか?パチンコは未成年者は禁止である。しかしこの時間はゴールデン帯だから子どもも見ている。タバコのCMなどが全面的に放映を自粛している中、なぜこのような『博打』の広告が堂々と流れるのか理解に苦しむ。放送されるパチンコ自体に年齢制限があるのならば、CMにも年齢規制があってしかるべきではないか?せめて子どもがテレビを視聴していると考えられる時間帯に放送して良いCMと、そうでないものを区別するべきではないか?検討を願います。
    • ラジオをつけて家事をしていると毎夕決まって5時ころ「ねぇ~、早くしてぇ~」という切ない女性の声が流れる。ぎょっとするがコンドームのCMである。ここまで過剰な演出をしなくともメッセージは十分消費者には伝わるでしょうに、と思う。毎日うんざりする。

    【BPOへの意見】

    • 放送法が改正され偽装報道や捏造報道を行っても行政処分を受けなくなったそうだが本当か?これはどれだけ嘘の放送をしてもOKってことか?誰からも処分を受けないテレビ業界は危険だと思う。BPOとして「これ以上の捏造報道をやったらアウト」のような規制や罰則を作ったらどうか?そうでなければ本当に日本のマスメディア、特にテレビは時代遅れになりますよ。偽装や捏造をいくらやっても罰せられないテレビ業界。一般人がこの事実を知るようになったら誰もテレビを信頼しなくなる。行政の介入がなくなったのはいいことだと思うが、だから今こそ業界自ら自分達に厳しい罰則のガイドラインを作ってほしい。ただでさえ某キー局は捏造まがいの放送を指導後も繰り返しているのだから。
    • あれだけ食品偽装や他業界の不祥事の報道を日頃、重箱の隅を突っつくように報道しているテレビマスコミが、同業者の不適切な表現については一切報道しない。やはりテレビ業界は身内の不祥事に甘いと言わざるを得ないのではないか?テレビは情報という名の商品を視聴者に提供しているわけで誤った情報を流したのなら謝罪して済むものではないと思う。ハンバーガーチェーン店の調理日改ざんに関する報道で、元テレビ局の女性を登場させて証言させたいわばやらせの如き一件は司会者が頭を下げて終わりにできる話ではない。なぜこうなったのか、今後このようなことが起きないためにどうするのか、担当者は誰なのかなどの責任追及をきちんとやってもらいたい。馴れ合いで甘やかされたテレビ業界と違い、普通の一般企業ならこのくらいの事後報告は行われると思う。とにかくBPOの指導力に期待したい。これで何も変わらないのならテレビ業界が必死に行政の介入を拒んでいるが介入されても仕方がない。

    青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • 今年の流行語大賞のトップテンに「そんなの関係ねぇ」が選ばれたが、子どもたちが今まで以上に真似るのではないかと心配している。海水パンツをはいただけの全裸に近い状態でテレビに出演しているが、賞を獲得したことにより今まで以上に出演回数が増え、子どもたちが見る機会も多くなるのではないのかと心配している。彼の前には股間を振るタレントが頻繁に出演していた。放送関係者は倫理観を持つべきである。
    • 情報番組。ニュースを読み上げるコーナーの画面に海パン姿の芸人が登場していた。バラエティー番組ならまだしも、ニュースコーナーでこのような服装は許せない。公共の道路でこのような格好をしたら公然わいせつ罪なのに、公共のテレビでは問題がないことに疑問を持つ。”芸”だと言われれば仕方がないのかもしれないが、何とかしていただきたい。制作者は自分の子どもに見せられる番組を作っていただきたい。
    • 公共放送であるNHKが”現在最もアツい作品や作家を取り上げ「どこが凄いのか?」「どこが面白いのか?」を分かりやすく的確に紹介する”というふれこみの番組で、この日は漫画を取り上げていた。胸の大きな女性に関心がある主人公はいいとしても「巨乳見てちんこたちすぎ 」などの表現を放送していた。これがこの漫画のポイントの部分なら、どうしてこのような漫画を取り上げるのか。また、そこがポイントでないなら、このような部分をあえて放送するのは不適切ではないか。
    • バラエティー番組。癖毛の芸能人に対して、「アンダーヘア」「わいせつ物陳列罪」「人前に出してはいけない」などと馬鹿にした表現と行動が放送された。私が少年の頃は、癖毛の人は馬鹿にされる象徴的存在だった。しかし、現代でもそれは変わらない様で、学校などで癖毛を馬鹿にされ、嫌がらせをうける子どもがいる。私自身「わいせつ物陳列罪」という表現には不快感でいっぱいだ。この番組だけではないが、子ども達に影響を与えやすい番組だからこそ、番組の内容と表現には細心の注意を払って頂きたい。
    • 昼間からふんどし一つのタレントが出演していた。やたら股間を振るお笑い芸人に続き、ふんどし姿でサングラスをかけた裸同然のお笑い芸人が出演している。一人前の男がこのような姿で大衆の全面に出る事は公序良俗に反している。「公然わいせつ罪」に相当した行為で逮捕されても不思議ではないタレントを、なぜ子どもたちが見ている時間帯に出演させているのか。放送関係者には倫理観がないのか。
    • テレビの番組である芸人が女子高校生に性器や臀部をこすりつけていた。これは未成年者に対する立派な強制わいせつ罪だ!これだけ犯罪が増え、苦しめられている女性がいるのにもかかわらず、性犯罪をネタにして笑いをとる芸人をなぜテレビ局は使うのか?これは、もはやテレビ局に強制わいせつ罪の教唆が成立するのではないのか?未成年者に対するわいせつ行為の教唆ではないのか?テレビは、面白ければ何をやってもいいのか!日本人のモラルの低下の一因は間違いなく、こういった犯罪じみた行為を行う芸人にあると思う。

    【報道・情報に関する意見】

    • ニュースで謝罪会見が毎週毎週放送されている。最近では責任者がカメラの前で謝罪し、一斉にフラッシュがたかれる場面が必ず放送されるが、その映像は必要なのか?毎週あのような映像を見せられる子どもたちは健全に育つのだろうか?世の中が良い方向に向くのか?以前からとても気になっている。テレビでの報道は日本人の心に大きく影響する。そのことを考えてほしいと思う。
    • 東京都目黒区の医師方で、銃が暴発し次男が死亡した事件で、警視庁は一緒にいた幼稚園児の長男がライフル銃をいじっているうちに暴発したとみて、銃の管理に問題がなかったか調べているという報道があった。しかし、次のような問題点があると思う。1、長男が誰なのか特定しやすいような報道であること。2、警視庁は原因を調査中であり、長男が原因とは断定していないのに、長男を疑っているように報道している。3、この家には他にもライフルがあることを報道してしまった。銃を狙う犯罪者に狙われてしまう。この報道は少年法の趣旨に反する上に、新たな犯罪を呼ぶ。そこで、1、警察が調査中の場合は報道しない。2、未成年者を特定できる報道はしない。3、銃器がある家を特定する報道はしない、として下さい。
    • 長崎・佐世保のスポーツクラブ「ルネサンス」で発生した散弾銃乱射事件の報道について。確かに子どもを含む8人の死傷者が出た悲惨な事件であるが、銃を持っている人間全てが悪人であるかのような報道は止めるべきである。私自身クレー射撃の免許を取得して銃を所持しているが、最近小学4年の息子が”いじめ”を受けた。学校に確認した結果、テレビを見ていた3~4人の同級生から「お前のお父さんは銃を持っている悪いやつだ」と、私が銃を持っていることにより”いじめ”を受けていたことが判明した。事件を伝えることは報道機関の使命であるが、判断力のつかない子どもたちに配慮した報道を要望する。

    【CM・番組宣伝に関する意見】

    • パチンコ機種のCMで、「あなたと合体したい」「気持ちいい」という台詞を一日中流しているが、性行為を連想させるので不愉快です。子どもが安易に台詞を真似したりして教育にもよくない。ぜひ放送を中止していただきたい。
    • ラジオでのCM。とてつもない数の信者と莫大な金を動かす宗教団体が一年中朝から晩まで「きちんと挨拶しよう~」「みんな仲良く~」と言う具合に子どもにもわかるような標語を用い、さりげなく長期間にわたりじわりじわりと洗脳するような手法で宗教団体の名を浸透させて行くのが不気味だ。

    【「見解」に関する意見】

    • バラエティーの罰ゲームがやけに批判されていることに疑問を感じます。まず、罰ゲームが直接「いじめ」につながるとは考えられません。私は学生ですが、番組の罰ゲームを誰かにやってみようとか、他人をいじめたいという気持ちになったことはありません。家庭の教育だったり、生活環境のほうがよっぽど「いじめ」にかかわってくると思います。第一、バラエティーが子どもに悪影響を及ぼすというなら、そう言っている親が子どもに文句を言うなり、注意するなりすればいいのです。あるラジオで「いじめられていたが、バラエティーに救われた。」という意見もありました。これ以上バラエティーが規制されては困ります。番組の内容を知っている、あるいはそれを否定するっていうことは、その人はその番組を見ているんですよね?もし自分が見たくないと思うならばチャンネルを変えるなり、テレビを消すなりすればいいのです。それをしないで、一方的に否定して、見たいと思っている人の権利を奪うのは間違っています。青少年を守るためというのはありがたいです。しかし、このような守り方は悲しいです。
    • なぜ、バラエティー番組だけ規制されるのか理解に苦しむと言う人達が沢山いる。サスペンスや時代劇やドラマの方が殺害するシーンがあり、よっぽどの犯罪だ。ああいう番組を規制するべきだ。BPOはバラエティー番組をいじめすぎている。

    【推奨意見】

    • 深夜アニメ。この作品はとある高校の剣道部を舞台に、女子部員を中心に目標に向かって頑張る日々を描いた物語。ギャグを交えた物語だが、複雑でドロドロとした人間関係もなく未成年の不健全な描写も少なく爽やかである。劇中に時々剣道の用語などが出てくるので番組を通して剣道への興味が湧いてくる。良いアニメであるが深夜放送なのが残念である。
    • 深夜アニメ。このアニメはいいと思う。最近まで放送されていた話は感動的だった。自らの運命を知りながらも必死の姉の結婚のために奮闘する姿、そしてそれを全力でサポートする主人公。アニメを批判する人たちにも見ていただきたい。
    • 深夜アニメ。登場人物の一人がクラスで集団無視されたり下駄箱の靴を隠されるなどのいじめを受けるが、それに怯まず真っ正面に立ち向かうストーリーでとても良かった。ただ、放送時間が真夜中だったので残念だった。ぜひ夕方などに再放送してほしいと思う。

    【食べ物の扱いについて】

    • 環境への配慮や資源の無駄遣いの削減が呼びかけられている中で、タレントに大食いさせる番組が放送されているが、全く品位も配慮も感じられない。世界には飢えで亡くなる子どもたちも大勢いて、環境の変化や人口増加で食料に対しての意識が変わっていく中で、全く逆行するような番組内容に不快感を持つ。
    • バラエティー番組。太った医者が恐ろしい程の甘いものを食べたり、ゲストにそれを強要したりするコントは度が越えている。食べきれずに食べ物を粗末にしているし食べ方も汚い。見ていて気持ちが悪い。せめてこの時間枠でのコントはやめてほしい。子どもたちに悪影響だ。

    【マナーに関する意見】

    • 温泉番組がかなり多く放送されているがどの番組も出演者が体も洗わずにいきなり浴槽に入るシーンばかり。そのため子どもたちもそれにならっていきなり浴槽に入る子が多い。注意すると「テレビでやっている」と言われる。テロップで「体を洗ってから入りましょう」といった注意書きなどを放送できないのか。
    • ラジオ番組。番組のコーナーでリスナーに電話をかけたのだが、リスナーは丁度電車の中であった。パーソナリティーは「ま、いっか」と言って電話で話し始めた。電車内での通話はマナー違反であるし、もし優先席の近くだったらどうするのか。「ま、いっか」で済むことではない。青少年がよく聴くラジオでマナー違反を推奨するとは何事だ。

    【性表現について】

    • 「おしりかじり虫」の歌をよく放送しているが、歌詞をよく聴くと「おしりをかじってかじって~かじられちゃって超いい感じ」という表現があり、ぎょっとする。近頃は児童に性的な興味を持つ倒錯者も多く、警戒心を持たない子どもたちにこの歌を歌いながら近づき性的な害を及ぼすやからが出るのではないかと心配になる。

    【非科学的なことに関する意見】

    • バラエティー番組。霊視、守護霊など現実に存在し得ないことをあたかも真実であるかのように語り、人心を惑わす詐欺的な内容を堂々と放送している。最も心配なのは子どもたちが「来世」「輪廻転生」を信じ、いじめ等で絶望したときに人生をリセットしようと自殺をしてしまうことだ。実際今年そのような痛ましい事件が起きている。この種の番組はすぐにでも排除してくれるよう局に意見をしたが、真摯に受け止める態度が感じられなかった。

    【表現や演出に関する意見】

    • アニメ番組。小さい子どもが食い入って見るような作品で、よく見られるCGなどによる激しい動きを無意味に多用するのを止めてほしい。先日流れた映画の予告を見て、CGのあまりの激しさに気分を悪くして嘔吐したことのあるうちの子どもがかわいそうでならない。過去のポケモン事件の経験を生かし、CGなどの乱用も子どもの体のことを考えた優しいものにしてほしい。

    【動物の扱いについて】

    • バラエティー番組。大きく育った動物を捕まえて殺していくシーンが延々と流れます。残酷です。あんなふうにたった一人のために「あれ程の大きさまで育った動物をゲームのように捕まえて殺して食べてもいいんだよ」というメッセージを子どもに見せるべきではないと思います。「伝説」のためなら何を殺しても良いという勝手に作ったルールで動物を殺していくのはやりすぎなんじゃないでしょうか。見つけた動物を気分次第で殺している所を、スタジオにいる出演者が皆で喜んでいる映像も残酷です。

    【視聴者意見への反論・同意】

    • BPOのHPを見ると、青少年委員会・放送倫理検証委員会双方に「そんなのかんけぇねぇ」の芸人に対する批判意見があった。「幼児が真似して困る」とあるが、子どもはそのような間違いをして怒られて成長していくものだと思う。幼児がそのようなことを行わないようにしつけるのが親の責任ではないか。また、双方の意見共に、番組の向上のための批判ではなくほとんど個人的に嫌いだからただバッシングしているようにしか見えない。
    • 「小学6年生の勉強合宿に密着取材という特集で、男子の入浴現場を放送していた。(中略)そもそも男の子の羞恥心やプライバシーを無視して浴場でカメラを回すのは問題だと思う」という意見に同意。100%ダメだとは言わないが、必要最小限にしていただきたいと思う。
    • 最近「深夜アニメが子どもの犯罪を助長する」という論調が広まっていますが、そもそも子どもが深夜まで起きていること自体異常ではないでしょうか?子どもが深夜まで起きているのを認める親の側の責任の方が、テレビ局の責任より大きいと思います。子どもにとって不健康だし、そもそも深夜番組は子どのが見ないことを前提に作られています。犯罪の原因を安易にテレビ番組に求めてしまう昨今の風潮はおかしいと思います。

    【その他】

    • ドラマ番組。サンタクロースからのプレゼントの話しだったので息子と一緒に見ていたが、子どもの夢と思い出を奪う内容だった。クリスマスが近づきママとパパが子供にプレゼントして欲しい物を聞き、パパとママが子どもが寝ている間にそのプレゼントを置くシーンが放送された。息子も驚いて「サンタクロースはパパとママなんだ」と叫び、子どもの夢が打ち砕かれてしまった。今朝同年代の子どもを持つ親たちの話題になったが、まさかこの時期にこのような内容が放送されるとは誰も思わなかった。

    2007年11月に視聴者から寄せられた意見

    2007年11月に視聴者から寄せられた意見

    2007年11月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,111件で、10月と比較し半減した。
    意見のアクセス方法の割合は、Eメール59%、電話36%、ファクシミリ3%、郵送ほか2%で、前月との比較ではEメールが10%以上減少し、反面、電話は12%の増であった。(*Eメール数には同一人の多数意見を含む)
    男女別は男性76%、女性22%、不明2%で、世代別では30歳代(33%)、20歳代(18%)、40歳代(14%)、50歳代(9%)、60歳以上(8%)、10歳代(7%)の順となっている。

    2007年11月に視聴者から寄せられた意見 1,111件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2007年11月件数 年度累計
    人権等に関する意見 11件 105件
    放送と青少年に関する意見 174 件 [ 意見内容 ] 1,606 件
    放送番組全般にわたる意見 513 件 [ 意見内容 ] 5,085 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 66 件 780 件
    その他(放送関連以外) 347 件 4,515 件
    意見件数 計 1,111 件 12,091 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。11月の通知数は395件(33放送局)であった。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    11月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    人権関連の苦情[11件]

    • 審理・斡旋に関連する苦情(特定個人または直接の関係人からの人権関連苦情)・・・・・・・ 7件
    • 人権一般の苦情(人権関連だが、関係人ではない一般視聴者からの苦情)・・・・・・・ 4件

    番組全般にわたる意見

    11月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(1,111件)のうち【情報ワイド番組・バラエティー番組】に関する意見が1,007件(全体の91%)で、前月の1,605件から598件の減少となった。内容としては”不適切な内容や発言・表現、不適格な出演者”(724件:全体の65%)、 “低俗・下品な番組”(178件:16%)、”モラル・倫理観の欠如や局の責任・処分”など(105件:9%)である。

    次いで【報道番組】に関した意見が539件(全体の49%)で、”取材・報道のあり方、放送のあり方”(270件24%)、”放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など(196件:18%)、”公平・公正な報道への要望、偏った内容批判”など(73件:7%)で、いずれも前月からは大幅に減少した。

    その中でも11月の意見の特長としては、早朝の情報ワイド番組での司会者を中心とした発言(小沢代表辞任にともなう一連の民主党の動きに関する意見や、香川・坂出殺人事件における犯人に言及した発言など)への批判、更に同司会者の昼のワイド番組での不適切な表現(インターネットで流行しているキーワード「アサヒる」を歪曲して伝えたとの批判)への批判が目立った。

    なお、「放送と人権等権利に関する委員会(放送人権委員会)」への苦情(11件)とは別に、放送番組全般の意見の中で「人権問題や報道被害ではないか」との提起や批判は香川・坂出殺人事件報道を中心に129件寄せられた。 【放送局の電話対応や応対の姿勢】に関する苦情・抗議は168件で前月から半減した。 【CM関係】「不適切な表現・内容」などの指摘を中心に66件の意見があった。

    青少年に関する意見

    11月にBPOに寄せられた意見のうち放送と青少年に関するものは174件と先月に比べ半減した。年代別では10代からの意見が31%を占めた。
    内容別では先月に引き続き、青少年委員会の「見解」に関する意見が28件と最も多かった。また、「深夜アニメに年齢制限をかけるとよい。」「悪いニュースばかりでなく良いニュースを増やすべきだ」といった提案が12件あった。

    BPOに関する意見

    66件の意見・問い合せのうち、BPOへの意見は29件、問い合せは37件であった。

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • 「報道の自由」と「知る権利」を守るはずのマスコミが自らその権利を脅かしている。総務省の介入には反対だが、これほど改善が見られないのであればそれも仕方がないかとも思う。しかし、その前にBPOがもっと権限を持ち、各局が自浄作用を発揮出来るにはどうしたらよいかを考えるべきではないか。
    • マスコミの自由奔放さに呆れました。守屋前次官を乗せた車に報道陣が群れをなし送検を妨害しているように見えて仕方がありません。そして、極めつけは海の中で3遺体が見つかった香川・坂出の殺人事件。報道陣が群れを作り捜査の妨害になるなど、周りは騒然としました。何故、ここまで野放図なのでしょうか。報道を規制しろとは言いませんが、マスコミの集団取材は正直、規制するべきです。
    • 香川県姉妹祖母不明事件に関して報道の仕方があまりにも人権を無視していると思います。しかも、テレビ局の記者が「マスコミに非協力的になったら、事件は解決しないですよ」と言っています。何故、被害者家族がマスコミに協力的じゃないと事件が解決しないのでしょうか? 今回の件は松本サリン事件で犯人扱いされた人物と同じことを繰り返しています。一体マスコミは何をしているのですか? 被害者家族を犯人扱いしておいて、違ったら謝りもせずに「なーんだ、違ったんだ」という態度は社会的に許されないと思いますがいかがでしょうか?
    • 早朝の情報番組の司会者は何様のつもりですか?香川の事件報道の際の彼の発言を聞き非常に不愉快でした。父親を犯人と断定するかのような発言。しかも今回が初めてではなく不二家の捏造問題での反省の色が見えません。他企業の謝罪会見などの報道に際してこの司会者や放送局は様々な発言をしていましたが、司会者自身やテレビ局は謝罪すらできないのでしょうか?BPOの委員会か総務省による内容の審査と処分が必要だと思います。
    • 香川県祖母孫姉妹事件報道で、記者が被害者の父親に向かって「お父さんが犯人という噂がありますがどう思いますか」という質問をした。この言葉は二人の娘の父親に対して常軌を逸する暴言であり、報道の暴力である。今後各局に注意を喚起して貰いたい。
    • 政府税制調査会の消費税上げの意見について、テレビがこぞって「仕方がない」と言うような意見を表明するのはどういうことでしょうか。消費税をあげる前にやるべきこと(政策・施策)は幾らでもあるでしょう。社会保障の現在のあり方を見直すこともやらず、現状維持のまま政府の意見を丸飲みすることがマスコミのやることですか。消費税を高所得者も低所得者も一様に負担増となる税制より、かつての日本の税制のように高所得者の税率を上げる累進課税を検討したほうが、ここまで格差が拡大した今となっては庶民のためになります。アメリカと違って貧富の差が少ないのは日本の美風といえるものではないですか。それについて言及しないのは、一般人より高所得のテレビ関係者の私利私欲に基づくものだと考えざるをえません。一部の東京キー局に特にその傾向が顕著で、そんな程度の報道しかしないテレビ局ならとっとと廃業して下さい。
    • 都内のマンション火災の報道があった。その際、消防活動に支障をきたす場所で、リポーターやカメラマンが現状を伝えていたが、消防活動と人命救助の妨げになるのではないか。また、この火災現場では救助ヘリが飛んだが、報道ヘリからの撮影もされていた。10月頃の大手町付近の家電店からの火災の時も、他局でも同様なことがあった。規制がされていたのかは分からないが、報道に関わる者として伝えることも重要だが、被害に遭った方の生命の危機やそれを助けようとする公的機関の邪魔になるような取材は止めて欲しい。
    • 最近の報道番組などを見ていると(特にニュース)ただ情報を垂れ流しているだけに思える。特に全国ニュースのひどさは亀田家騒動の時に感じた。まさかどの局も夕方のニュースでボクシングジム会長会見を放送するとは思わなかった。視聴者をバカにしているのか?思わずテレビを消した。いい加減にしてほしい。もっと視聴者に知らせることがあるはずだ。ニュースの内容をもっと詳しく知りたいと思うことがあるが、最近はネットでそのニュースについて個人ブログや掲示板などを検索して読むようにしている。そのほうが自分の知らなかった情報をたくさん知ることが出来るからだ。もう少し報道というものについて考えていただきたい。話題性を追求するだけのような内容を放送するのはやめて下さい。
    • 「今日のニュース」と言いながら、一般紙・スポーツ紙の拡大コピーを貼り付けたボードを示し、赤ペンでなぞった部分を一言一句違わずに読み上げるだけ。新聞記事の棒読みをもっともらしく放送するな。新聞、インターネットに各々の役割があるのと同様にテレビにはテレビ独自の役割があるはずだ。
    • ハンバーガーショッブの賞味期限のニュースの中で、店長代理という女性が出演していましたが、制服は現在の制服でなく、また現店長代理でもないのに「店長代理」というネームプレートを付けていました。その人が着ていたのは「STAR」と呼ばれるアルバイトのお客様係り用の制服です。消費期限のニュースだけならともかく、偽と思われる元店長代理を出演させ、故意に店を貶める映像を出したことに問題があります。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 最近頻発する食品偽装の問題で「またも裏切られた・・」などという文句で報道していますが、同じ思いを視聴者がテレビ業界に対して抱いていることには気づいてないのだろうか。例えば不祥事の頻発する東京の放送局がそうだ。捏造から盗聴から、最近話題の亀田一家の問題にしても局に大きな責任がある。しかし、テレビ業界はそこまでしてもお咎め無しである。放送で食品業界の問題などを批判しているが、聞いていて馬鹿らしくなってくる。
    • 亀田問題について放送した局の社長の会見を新聞で読んで驚いた。あれだけ世間を騒がせ、国民の批判を浴びたにもかかわらず謝罪はなく、しかも、今後も亀田一家を応援してその試合を放送していくという。また、同席した取締役は、観衆や視聴者が喜ぶからやったと言って、亀田の行過ぎた言動の責任を我々に転嫁するような発言をした。2人とも無責任もはなはだしい。この無責任な局に対して、BPOには厳しい見解を述べてほしい。
    • 民放のゴールデンタイムにおける番組は下品きわまりない。芸のないお笑いタレント以外出演していないし、内容的には単なる雑談、一般視聴者を無視した内輪話、共演者の罵倒、大食い・・・ばかりだ。一番多くの人がテレビを見ている時間帯にこのようなくだらない番組を垂れ流している国が他のどこにあるだろう?テレビ番組を見る限り日本は発展途上国である。色々不祥事もあるようだがNHK以外見るに耐える放送局は存在しない。
    • 「裸まつり」と称して裸を売り物にしているタレントを集めていたが、どうしてこんなくだらない番組を放送するのか。くだらない番組を放送する一方で肝心な情報を取材・報道しようとしていない。朝青龍のモンゴルや亀田のメキシコには大量の取材陣を派遣するが、長井さんが亡くなったミャンマーには取材陣を派遣せず、ミャンマー事情は伝えない。またインド洋の自衛艦の活動についても知らせてくれない。ともかく全く国民の知る権利に応えようとしていない。日本のテレビ局の姿勢はあまりにもおかしい。
    • 日曜朝の情報番組で小泉元首相と安倍前首相のモノマネ漫才(?)をやっていたが低俗過ぎる。「いくらKY(空気読めない)の私でも・・・」とか「49日振りに復帰というのは、私が首相をやめてから49日(シジュウクニチ)にあたり・・・」等。例えどんな経緯があろうと一時は国のトップを担った人であり、また私たちが選んだリーダーに他ならないだろう。その人を諫めるのならまだしも、貶めて笑いに持っていこうとするとはどういう事か。まして49日等と、死人と同様の扱いをするのは安倍前首相に対する侮蔑だ。
    • 大食いが芸の女性タレントが出て寿司を150貫も食べ、番組はその代金として60万円も払ったという。この女性は他の番組でも大食いを自慢して何十人分もの食べ物を一人で食べている。テレビ局はなんでこんな意味のないことやるのか。世界には食糧不足や貧困で食べる物がなく飢え苦しんでいる子供たちが大勢いるのだ。私も寿司を盗んで捕まったホームレスを助けてあげたことがあるが、国内にもホームレスの人など、空腹を抱えて日々過ごしている人がいる。にもかかわらずテレビでは大量の食べ物を意味もなく、無駄に消費している。テレビ局の非常識さ、”バカさ加減”が許せない。
    • 大食い対決なる内容は、番組としては最低レベルだ。欧米では暴力シーンのみならずこの手の内容も規制されているはず。資源、食料、環境問題は、世界的課題だ。とりわけ先進国の責任は重大。その自覚のかけらもない番組内容だった。これでは日本は世界から軽蔑される。タレントというものは多少なりとも社会的価値をもつ人を出演させて下さい。大食いの女性タレントは、誰がどういう基準で出演させているのか。日本の恥だ。同種他の番組も同じだ。
    • 男性タレントが水泳パンツ一丁の姿で出演している。こんな奴をテレビに出すな!放送局はおかしいと思わないのか?つまらない喋りの後に「そんなもの関係ねー!」とか言って拳を振り下ろすだけじゃないか。そんなもの芸でもなんでもない。それなのに一緒に出ている女性アナウンサーまでが、裸男の隣で拳を振り下ろしている。アナウンサーとしてプライドはないのか。裸男のタレントに「洋服を着てやってもみんなが賞賛する芸を会得し磨いてからテレビに戻って来い。それまで一切テレビに出るな」と伝えてほしい。
    • ラジオ感覚の情報バラエティーと称すこの番組では、ほぼ毎日のようにシモネタ発言がある。男性MCは、女性ゲストに男性性器の名称を連呼させたり、女性に対するセクハラ発言が非常に多い。子ども達が学校に行っている時間なので直接的な影響はないとしても深夜番組でもあるまいし、朝の番組でこのような内容は不適切だし倫理に反する。この男の発言は個人の判断でしているのか局の方針なのかわからないが、このような内容が平気で放送される日本という国はおかしい。番組に対して指導をしていただきたい。局に電話をしたが、全く聞き入れようとしない態度だった。
    • お笑いタレントたちが出るトーク番組などでは、私たちの時代ならあり得ない一線を越えた性的発言が平気で飛び出しゲラゲラ笑っている。先日も、某元女性大臣と「寝てみたい」などと失礼なことを言った奴がいたが、大臣侮辱で問題にすべきだ。BPOはこの行き過ぎた”性的発言”を規制すべきだ。
    • 視聴者センターに番組名の意味を尋ねたらセンターの責任者と称する女性から「担当者がいないのでわからない。来週電話してくれ」と言われた。いやしくも番組タイトルなのに何の説明も出来ないというのは自分の商品の説明が出来ないということと同じで公共の電波を預かっている放送局にとって大変恥ずべきことだ。同じような質問を経済関係の新聞社にした場合は完璧に対応してもらえる。こんなことでテレビ局として成り立つのか。
    • 番組のHPで「この番組は~当テレビと視聴者の皆様の距離を縮め~」と紹介しているが、視聴者センターの担当者の応対は余りにもかけ離れたものだった。番組に対する要望を伝える為に番組で紹介されていた番号に11月26日の22時頃に連絡したが、担当の若い男性がだるそうに「出来ません」「気に入らないんならいいんです」と応対。改めて22時15分頃連絡したが女性の担当者が眠そうな抑揚の無い声「もしもし」「分かりません」と、要望を伝えている相手に応対する姿勢ではなかった。担当者に名前を聞いたが、過去にストーカー被害に遭ったとの事で教えてくれなかった。もし、そのような経緯があるのであれば、担当者名を番号で伝える等の方法をとるべきだ。
    • 番組に対する苦情を言うべく9時半前に視聴者センターに電話をしたら「ただ今サービスはしていません」というテープが流れた。”サービス”とはなんだ。おかしいんじゃないか。こちらはなにも対価を求めているわけじゃないんだから。「ただ今は受付をしていません。9時半を過ぎたら電話を・・・」、これが適切な言い方だろう。改めるべきだ。

    【その他、番組全般】

    • (推奨番組)年に数回だけの鎌田医師の話を中心とした生番組で、毎回楽しみにしており聴き逃したことはない。是非幅広い年齢の人達に聴いてもらいたいものだ。10月27日17時より、NHK・BS2でこの番組を収録したものをテレビ番組として放送していたが、別のタイトルが付けられ、せっかくの内容も一時間足らずに編集してありもったいないと思った。改めてテレビでもノーカットで放送して欲しい。今後ともこの番組が長く続く事を希望する。
    • 4月に通常国会へ提案され、継続審議となっている放送法改正案のうち、捏造番組を放送した放送局への行政処分導入について、「言論の自由の侵害につながる」として放送局などが猛反発しているとのことである。嘘をつくのも「言論の自由」なのか?食品の産地捏造や賞味期限改竄は厳しく批判するくせに、自分たちの場合は嘘をついても「行政処分はするな」とはご都合主義も甚だしい。「あるある大事典!」の後も多くの捏造問題が発覚しているというのに、放送界のモラルや体質・本音や正体が見えてきた。反省したようなフリをしているだけで、実際には盗人猛々しい業界である。以前に、個人情報保護法について、マスコミが「国民の知る権利を侵害する」と言いこぞって反対していたが、本質は、国民の知る権利をダシにして商売がやりにくくなるから反対ということを正当化していただけである。国民を欺きバカにするのもいい加減にしろと言いたい。
    • 番組中、「幽霊を見たのでその対処法を教えて欲しい」という相談があり、女性占い師が「お化けも幽霊もいます」という言葉から始まり、その対処法を詳しく解説した。これは、【日本民間放送連盟放送基準8章表現上の配慮】に違反するのではないか。この番組だけではなく、彼女の出演する番組は、同基準に違反していることが非常に多い。もう何年も前から彼女の出演する番組の問題を指摘され続けたと思うが一向に改善されない。BPOの存在意義はどこにあるのか?公権力の介入の阻止だけか?彼女が、もし霊感商法に関わっていたら放送業界は責任を取るのだろうか?この種の番組への取り組みを切に願う。
    • 未解決事件の特集番組にいわゆる霊媒師や霊能者をしばしば登場させるが、何の根拠もない非科学的な方法を事件の推理に使うのは極めて疑問に思う。彼等がバラエティー番組で運勢を占う程度ならエンターテインメントとして許容できるし、事件とは言っても「探し物のありかを言い当てる」程度であればまだ気楽だが、被害者や遺族が存在する深刻な事件の捜査に関わるのはふさわしくない。第一、それら特集番組の放送後に解決した事件があるとは聞いた事がない。是非、霊能者等の出演には一定の線引きを設けて欲しい。また、テレビ番組が万が一にも悪徳宗教団体の活動に利用されないようくれぐれも慎重にして欲しい。
    • 不二家問題で「廃業しろ」と一企業を倒産に追い込み社員を路頭に迷わせるような暴言を吐き、BPOから見解を出されるまで何もなかったかのように平然と放送し続け、見解が出た後に番組で謝罪した件の司会者。しかし反省していないのではないか?今日の”額賀氏問題”で、「民主党を解散しろ」との暴言発言があった。不二家問題から何も変わっていない。BPOからの見解が生かされていない。BPOの見解が出た後も暴言を吐くのはBPOを軽視し馬鹿にしているとしか思えない。一司会者に、自分の好き嫌いで世論誘導をしたり、党や企業の存続廃業を決める決定権があるのか?政治報道は中立・公平が基本だが、この番組は政府・与党に偏り政府与党広報番組的だ。野党・民主党攻撃の発言も、どこからかのご意向に沿っての発言で、何らかの意図があるのではないかと思えるが、不二家問題での「廃業しろ」に続く「民主党は解散しろ」という暴言発言をBPOはどう受け止めるのか?
    • 京都父親殺害事件と放送休止となったアニメ2作品についてだが、問題視すべき点は「もし、事件が起きなければアニメ作品が放送されていた」ことについてではないか?本来ならば事件が起きてから放送の有無を決定するのではなく、まず嗜虐性・暴力性が明らかに高いとわかっているゲーム作品をアニメ化する段階で放送倫理と照らし合わせるべきである。制作段階で倫理規定に反するような部分があるならば、シナリオ変更や制作中止を行うべきだし最初から放送するべきではない。今回のように、マスコミが作品内容を歪めてまでしてでっち上げた「元凶」に簡単に惑わされてしまう放送倫理と視聴者の意識にこそ問題があるのではないか。マスコミのさじ加減一つで倫理と意識が安易に変わり決まってしまうことが残念でならない。
    • 佐賀県武雄市では病院で入院患者が射殺される事件があった。犯人も捕まっておらず、4歳の息子は保育園で事件の話を聞いて「鉄砲のおじさん怖い」と怯えている。そんな中、この番組内で拳銃を持った男たちが病院に押し入り拳銃を構えるというシーンがあった。その直後には佐賀県武雄市の事件をニュースで報道していた。深夜といえども事件が未解決の段階で現実と同じようなシーンを放送するとは無神経極まりない。この番組を見てから精神的に落ち着かない。マスコミは見ている人を不安にさせるようなことは慎んでいただきたい。同じ思いを感じた人はたくさんいると思う。お詫び等の対処をお願いしたい。
    • 私は障害者ですが、ラジオを聴いていると、パーソナリティーによる障害者への差別発言や理解のない発言が時々あり、その度に非常に悲しい思いをする。無意識で何気ない発言なので健常者には気がつきにくいと思われる。反省し改めてほしい。
    • リタリンを不正に処方していた医師が逮捕されたというニュースが放送されていた。逮捕された人を非難するのはともかく、リタリンを適正に利用している者や処方している医師に対して配慮に欠ける大変偏った説明の放送だった。処方が不正だった事やネットでリタリンが転売されている事が異常であり、薬が「気持ち悪い」「薬害」などと放送される事は行き過ぎで、本当に必要としている患者まで社会的に悪い印象を与え、子どものいじめ問題まで発展する可能性もある。正しく使用し効果を得ている患者が多いにもかかわらず、このような偏った放送は即訂正し適切な利用者の意見も放送するべきだと思う。
    • 花柳界を描いた文化庁芸術祭参加作品。芸者が日常的に売春をしたり、先輩達によるすさまじいいじめが行われる様子が盛り込まれている。「このドラマは事実を基に創作したフィクションです」との字幕スーパーが最後に出るが、視聴者によっては売春といじめの部分を事実と取る人もいるだろう。芸者の世界でいじめはともかく売春はありえない。字幕スーパーが指す「事実」と「フィクション」がどの部分を指すのか示し、誤解が生じないように一工夫できないものだろうか。
    • “能力検定”のクイズ問題は、若くして死んだ10名ほどの著名人の写真を挙げ、その名前を当てさせるという内容だった。その中にアンネ・フランクが入っていた。ナチの収容所において悲惨な最期を遂げた彼女を、間の抜けた回答を笑っては互いの脳力を判定するクイズ番組に出題する事は許せない。アンネ・フランクはもっと生きたかったに違いないが、そんな思いを踏みにじっており不愉快だ。
    • 「きのう流行った言葉たち」のコーナーで、キーワードランキングに上がっていた「アサヒる」という言葉を取り上げた。テレビと新聞という媒体の違いこそあれ、同じマスメディアのテレビ番組が他の新聞社を揶揄した言葉を取り上げたことに驚いた。続いて「アベする」という言葉の説明を聞いて更に驚くこととなった。同番組は「アサヒる」の意味を「某新聞は政治に対して厳しい意見を表明することが多いことから、物事を執拗に追及することを意味する」と説明した。しかし本来の意味が「某新聞の捏造体質を批判・揶揄したことから敢えて作られた流行語」であることには一切触れなかった。直後に「アベする」を取り上げて、本来の意味で説明しているにも関わらずである。
    • 週末の豪華な旅を売りにした番組でのこと。オーストラリアの世界遺産のビーチにシャンパンを撒き散らすというシーンが放送されました。人類が守ろうとしている財産を軽視し、自分たちだけが楽しければよいという、まさに現在の日本を表現しているような内容でした。逆にもし熊野古道で外人がシャンパンを撒き散らしていたらどう思うのか?この番組は毎回ゲストが世界各地に旅行し、自分の欲求のまま行動しているので、きっとまた同じことを必ず繰り返します。こういう番組は即刻中止したほうがよいと感じました。
    • 法律相談バラエティーのこの番組は放送内容にデタラメが多い。例えば・・・「視力の弱い人がメガネをかけないで自転車を運転したら道交法違反」「自転車運転中、道で立ち往生しているおばあさんに対してベルを鳴らしたら罪になる」「犬にいたずらをして噛まれ、怪我をした他人の子供の治療代を飼い主は払わなければならない」「電車内で騒いでいる子供を殴って怪我をさせたおじさんは治療代を払わなくてもいい」・・・かつて放送されたこれらの例はみなデタラメだ。これはそのほんの一部で、他のデタラメもメモしてあるから求められれば指摘する。正しい放送をするようこのテレビ局を厳しく指導してくれ。
    • バラエティーが売りのキー局のこの番組ではゲームをして間違えると罰を受けているが、この罰ゲームが度を越えている気がする。座っている椅子を廻すのはまだ許せるが、物を至近距離から顔面にぶつけるのは危険極まりないと思う。よく目の下のあたりに当たっているように見えるが、目を閉じているとしても視力障害を起こす危険性があるのではないか。また、リーダー的な立場の人間が、間違えた人物に対して必要以上に責め立てるシーンを目撃することがある。番組スタッフも出演者も、もう少し節度を持って放送すべきである。
    • 深夜に放送されている英会話の番組に、若い女性がみだらな姿で出演していた。民放の番組でも控えるような黒のブーツを履き、へそを丸出しした超ミニの衣装で、教育番組に出演していた。EUに観光旅行をした時現地のガイドさんが「娼婦」だと教えてくれた格好だった。
    • 最近は日本選手の活躍などで注目度が高まって、民放で放送されることが多くなったフィギュアスケートだが、10年以上このスポーツのファンである者からすれば、怒りを感じる事も多々ある。フィギュアスケートは、現在注目を集めている女子シングルだけではない。男子シングル、ペア、アイスダンスとそれぞれの競技にそれぞれの味があり、女子シングルだけを放送するような偏ったやり方はやめてほしい。NHKがグランプリシリーズを放送している時はちゃんとまんべんなく各競技を放送してくれた。一方、競技そのものではなく、ドラマ仕立てで選手を紹介してよけいな時間をかけたり、大会によっては一位をとった選手ではなく、韓国、中国の選手を紹介するなど、意味の分からない偏り方もしている。注目度が高くて、視聴率が取れておいしいからといって、ろくにその競技の良さも紹介できない局がしゃしゃりでて、放送権を取っていくのは止めてほしい。
    • メディアは自己検証番組を通じ、「視聴者から頂いた批判は真摯に受け止め、今後の番組作りに活かしていく」とコメントしているが、その言葉に矛盾を感じる視聴者は多いはず。BPOのHPでも女性占い師の番組は視聴者の批判が多いにも関わらず、番組自体は高視聴率を楯に打ち切るどころか放送時間や曜日、放送局を変えてまで似通った番組を幾つも抱えている。しかも、幾つかの番組でHPを設けているが、視聴者から寄せられる意見は全て氏への好評意見ばかり。その信憑性はかなり疑問だ。確かに、発言の中には的を射るものはあるが中にはゲストへの暴言、名誉毀損、脅迫紛いのものもある。視聴者からの批判=出演者への誹謗・中傷、嫌がらせと捉えていて不快感を覚える。
    • TV受信機は各メーカー共高画質となり、大変素晴しい映像が受信できる。しかし放送される番組内容は「ガッカリ番組」が大部分で、特定者の追っかけやタイトルを変えただけの殺人事件ドラマばかり。社会で注目された重大事件や事故も一過性で、一定期間経過後の庶民生活や自治体、環境の変化が全く報道されない。森永粉ミルク補償、水俣公害、グリコ誘拐、阪神淡路地震、アスベスト、耐震偽造、ライブドア騒動など、総てが三面記事感覚である。また放送するアナウンサーを含めテレビ出演者が標準語、敬語の使い方を知らなすぎる。視聴率が大事なことは分かるが、その前にTV報道の社会的影響の大きさを重要視すべきだと思う。それによって視聴者の想像力・思考力・善悪判断力が高まる。ハイビジョンに相応しい番組を望む。

    【CM】

    • 大学教授による「山場CM」とCM明けに繰り返し放送されるシーンについての調査結果に関する新聞記事を読みました。今までテレビを見ながら感じていた不快感が調査結果という形で明らかになり、胸のすく思いです。肝心な場面になるとモザイクをかけて隠し、続きはCMの後でとなる。いざCMが明けるとCM前に見たばかりの導入部が繰り返され、ひどい時は別の話を挟み、結末は番組の最後。制作者や出演者は自分の作った番組を一視聴者として見ないのですか。番組収録の際はCMはなく一連のストーリーとしてVTRを見ているのでしょうが、放送の際にそういう編集がされていることに対し何も思わなかったのですか。このようなCMの使い方はスポンサーに対しても失礼です。私は対策としてテーマに興味がある時のみ番組は録画して、後でCMを飛ばして見ます。視聴者はCMに嫌悪感を抱き、テレビを見たくなくなります。視聴者の立場に立ち、視聴者のための番組作りをして頂きたいと思います。
    • 自分は障害があり外出できないので、テレビの通販をよく利用する。「高齢者でも喜んで・・・」というキャッチフレーズの保険のCMがあり資料を取り寄せ申し込んだが、よく読むと「入院保険は交通事故に限る」と書かれてあった。CMではそのようなことは言わずに「誰でも病院の審査なしで入れる」と言っているので誤解する。他にも通販で商品を購入しているがテレビで放送する内容とは効果が異なる商品が非常に多い。このような放送をすることに局の責任は問われないのか?

    【BPOへの意見】

    • 捏造報道をしてもペナルティーを受けなくてもいいように放送業界が「報道の自由」を盾にして政治に圧力をかけたそうですね。「報道の自由」はそれを主張できるだけの「義務」を果たしている者が口に出来ると思う。今の放送業界にそれだけの資格はあるのか?今や捏造と疑わしい報道を毎日のように垂れ流しているテレビ局。この法案だと捏造報道は減らなくなる。BPOはどう考えているのか?放送業界の自浄作用と言っているが具体的に何か動くのか?放送業界は政治に圧力をかける暇があるのなら、自ら捏造報道が起きないようにする規則を作ってほしい。
    • 在京キー局が女性占い師の出演する番組に関して2005年にBPOへ提出した回答書を読んだが、現在も番組内容が改善されていない。視聴者からの苦情は無視されていると思う。BPOもないがしろにされていると思う。厳しい処置を取っていただきたい。

    青少年に関する意見

    【<「出演者の心身に加えられる暴力」に関する見解>に対する意見】

    • テレビは本来、人々を元気づけ楽しませるものだ。少なくとも私の周りでは「テレビがつまらなくなった」という意見があふれている。規制を行うことで社会からいじめや犯罪がなくなっている事実はないだろう。統計的に分析すれば有意な差が見られないことは明らかだ。教科書的な番組一辺倒になるテレビは見るに耐えない。もちろんそういう番組も必要だが、様々な番組があり、それを自由に選択ができて(見ないという選択もできる)初めて娯楽と呼べるのではないか。少なくとも規制することにより生じる利益と弊害を比較するという、立法の前提となる作業を公正に実施し開示して説明責任を果たしたうえで行動をして下さい。
    • 私は子供の頃からバラエティー番組が好きで、今もまだ色々な番組を見ているが、BPOがこのように思う現行の番組が思いつかない。具体的にどの番組のどのコーナーがそうなのか、そしてそれがどのように悪影響なのか、全て明確にしたうえで世間に公表していただけないか。
    • バラエティーの罰ゲームが「いじめの素」であるかのように言われているが、マスコミによる過剰な報道や、芸能リポーターが「こちらは正義だ」のような態度で芸能人の離婚などを異常に追いかける事、暴力的なシーンの映画告知を時間帯問わずに放映する事はどうなのか?どれも朝昼晩と放映していて見ている人に影響がないと言えるのか?過剰な暴力や性的な発言などの行き過ぎた表現に対しては注意していかないといけないと思う。安易にバラエティーを擁護するわけではないが、このままだと「悪いものは規制すること」だけになってしまう気がする。そうなれば自由な発想で番組を作れなくなると思う。テレビは未だ模索しながらも発展しようとしているメディアだと思う。視聴者側も見たくなければ見ないという取捨選択をしていけば良いと思う。ただ規制するのではなく、どうすれば良い番組を作れるのかを、テレビ局に任せるだけでなくBPOと視聴者も協力して模索していくことができることを願っている。
    • 「罰ゲームを規制する前に人を斬り捨てる時代劇や残酷シーン満載のサスペンスドラマを廃止しろ」という意見に大賛成。罰ゲームがいじめの原因になるという意見が非常に多いが、次々に人が殺されるサスペンスドラマや時代劇の方がはるかに子どもに悪影響を与える。ましてや子どもの視聴時間である真っ昼間に堂々と再放送されることを問題視すべきだ!
    • 規制反対の方は、「テレビがつまらなくなる」と仰っていますが、テレビ放送の中で面白いもの、ためになるものは、ゲームの敗者に対して行う身体に苦痛をともなう罰ゲームだけでしょうか。そういったテレビの品位を貶めるようなことに対して考察し、テレビの質を向上させてゆくことこそ重要なのでしょう。
    • 先日BPOが民放各社への「見解」を発表した事を歓迎するが、近頃のあらゆる民放番組にあふれる過度の性的、暴力的表現には常日頃から怒りを覚えており、もっと早く今回の英断が為されていれば、と残念にも思っている。

    【低俗、モラルに反する】

    • バラエティー番組。番組の一部で司会者、ゲストらによる浮気の自慢話が展開された。それは浮気を奨励し、浮気をしない人は時代遅れであるかのごとき真に非道徳的な内容だった。この日はボクシングの選手が出演していたので子供たちも見ていたと思う。番組担当者や出演者は子供たちへの悪影響を考えないのか。
    • パンツ一枚で「そんなの関係ね~」とやっている芸人がいるが、下品で低劣で大変不快だ。あんな姿でのテレビ出演が許されるのか。また、保育園の子供たちが「そんなの関係ね~」を真似してお母さんたちを困らせている。子供への悪影響を考えて、あんな芸人はテレビに出さないでほしい。
    • バラエティー番組。番組の中でAVの音声を流すシーンがあった。ゴールデンタイムで家族そろって見ている時間帯で、子どもにも人気のある番組なのに平然とAVのあえぎ声を放送する神経が理解できない。この番組は以前から下ネタや下品な企画が多く全く改善されない。
    • バラエティー番組。毎回この番組を見ていて思うが、出演者に対する暴力行為がひどいように思える。今回は先輩の芸能人相手に本気で攻撃をしているように見えた。もはやこの番組にとっては当たり前のように見えるが、芸能界でトップを走る芸能人が他人に暴力を振るうという行為を見て、視聴者(特に青少年)は「面白い」で済んでしまうのだろうか。スタッフは自信を持って放送しているのだろうが、感覚が麻痺しているように見える。
    • 金・土曜の23時台以降の番組を見て驚いた。AV女優が出演し、エッチなトークをはじめとする卑猥な内容が満載の成人番組が堂々と放送されていた。今の中学・高校生達にとっては週末の夜更かしは当たり前であり、テレビをつければ当然のことながらこのようなエッチ番組も目に飛び込んでくる。この種の番組は時間帯にかかわらず排除して欲しい。
    • 各局のクイズ番組の賞金があまりに高額で子どもの教育にとって悪い影響しかない。月収20万円のわが身にとってはあるまじき金額だ。何でそんな金額が許されるのか、いま一度考え直して欲しい。

    【CM・番組宣伝に関する意見】

    • パチンコ台のCMをゴールデンタイムに流すのも問題だが、特にこのCMは冒頭に女性が「あなたと、合体したい」という場面がある。「合体」という語は性行為の意味で使用されることがあり、言っているのが女性であることもあって卑猥な印象を与える。家族でテレビを見ているときにこのCMが流れると、和んだ空気が一気に気まずくなることもあり、不快である。このようなCMをゴールデンタイムに流すのはやめてほしい。
    • 日曜日の朝の番組のCMで「エロうま」なるキャッチコピーがでてきた。小学1年生の息子に「エロってどういう意味?」と質問された。日曜日、子ども番組が多い時間帯で多くの子どもが視聴しているかと思うが、倫理的に疑問を感じた。あまり細かい事は言いたくないが、大人なら冗談ですませるが、子どもがどう解釈するか、こうした俗語が流行した時、子ども達の倫理観や道徳観にどんな影響を与えるか一抹の不安を感じる。
    • 消費者金融CMに関しての意見ですが、夜10時台の番組を大半の未成年者が視聴していると思います。この時間帯に消費者金融のCMが放映されるのは未成年者に対し問題が発生しやすいと考えられます。私は夜10時台における消費者金融CM放映自粛を希望します。

    【要望・提言】

    • 昨今のニュースを見ていると、殺人、強盗、拉致など悪いニュースがとても目立ちます。その悪いニュースを見ている子供達の思考が、これからどうなっていくのかと心配でたまりません。そんな事から提案なのですが、これからの日本を背負う子供達が喜びの共感を持ち、見ていて微笑むような「良い事ニュース」はいかがか。悪いニュースはなく、良い事、微笑む事、人とはこういう生き方をしなければいけないんだとニュースが教えてくれる、そんなニュース番組があったら、学校から子供が帰ってきてその番組を見て、すくすくと育ってくれるのではと思います。親も、そんな番組なら絶対見せたがるし、大人だって微笑みたくなるのではないでしょうか。ニュース番組は一日中どのテレビ局でもやっています。どこかのテレビ局が私の意見に耳を傾けて腰を上げてくれたら幸いです。
    • 最近、深夜アニメでの最終話が打ち切りになったり放送中止になる事が多いが、地上波放送でも年齢制限をかけて放送すればよいのではないか?最近過激な深夜アニメが多いと思うので、デジタル放送になったらそういう深夜アニメに年齢制限をかけた方がいいと思う。アナログ放送の間は、15歳以下の未成年者に放送を見せないように何らかの対処をする。年齢制限をかけて放送すれば放送打ち切りを免れる事が出来ると思う。
    • テレビドラマは、もっと深く考えさせるような内容のものを作れないものか。恋愛物ばかりではなく、多少過激でも社会問題を突いて社会的関心を喚起するようなドラマをもっと作ってほしい。政治家や官僚の腐敗、痴漢や選挙違反などでの相次いだ冤罪、学級崩壊やモンスターペアレント等、ドラマの題材になりそうなものはたくさんあると思う。放送局にはぜひ頑張ってほしい。

    【性表現について】

    • バラエティー番組。小学校高学年を含む少年3人の性器丸出しの全裸姿が映った。児童の人権、児童ポルノ法の観点から見て不適切だと思うし、少女の裸はダメで少年はいいというのは差別。それ以前に食事時に男の裸をテレビに映すのは見ていて不快。やめさせてほしい。
    • 教養番組。赤ちゃんのオムツ替えのコツを指南する際、モデルとなった男児の性器が露出しており、違和感を持った。最近、幼児を性の対象とする性犯罪も多発していると聞く。赤ちゃんの性器に異常な関心を抱く者がいないとも限らず、新たな犯罪の誘発につながるのではないかとさえ思った。
    • アニメ番組。少女が裸体になったりして教師を誘惑する内容である。深夜とはいえ若年者も見ている。公共の電波を使って性風俗を乱すような番組は止めるべきである。

    【報道・情報に関する意見】

    • 高松市で19歳少年がナタで女性を殺害するという事件が発生した。最近、似たような事件が多数あるのではないか?もちろん親が原因なのだろうが、京都の父親殺害事件を過激報道してから模倣犯が出現したのではないか?今回の似たような事件はマスコミにも原因があるのではないか?もう、模倣犯を出現させるような過激報道は止めてほしい。
    • 報道の順番と詳しさについてです。殺人事件等々の情報を事細かに報道し過ぎます。犯罪の手口を公共の電波で拡散して次なる犯罪を招いているとしか思えません。あれでは週刊誌ネタです。民放も含めこれまでにもこのような、くどいとまでいえる報道の仕方は多々ありました。自衛隊のインド洋からの帰還のニュースがその後だったことにはさらに驚き、怒りさえ感じました。国民を良くしたいならよいニュースを選ぶべきです。
    • 北朝鮮の核査察問題のニュースを見る度に疑問に思うことがある。それは北朝鮮に核開発を断念させる動きを主導するのが核大国アメリカであるという矛盾である。核を持つ強い国が核を持とうとする国を力でねじ伏せて本当に平和は実現できるのか。平和への理念などはなく、力対力のせめぎ合いだけが存在するように見える。報道番組の中でこの矛盾をなぜ論じようとしないのか不思議でたまらない。何の疑問も持たずにこれらのニュースを見て育つ子ども達に「力を持って力を制す」という思考が知らず知らず刷り込まれるのが最も怖い。

    【暴力・殺傷シーンに関する意見】

    • 格闘技で選手の流血シーンが放送され、モザイクがかかっていたものの大変腹立たしく思った。そのようなシーンを放送する事自体問題だと思う。また選手がナイフで殴る・刺すようなことは大変な問題だと思うので、絶対にそのようなものは放送しては駄目だと思う。
    • 民放各社が放送している映画だが、映画館ではR-15指定の作品でも、テレビでは血しぶきのある暴力シーンをカットせずに放送している。放送コードに引っかかる言葉だけをカットして暴力シーンは野放しだ。映倫が規制しているものを垂れ流している日本のテレビ局は最低。どうか検討して下さい。
    • アニメ番組。テレビをつけたら、いきなり真っ二つに切り殺して血を見せる残虐な殺戮シーンが放送されていました。テレビでこんなものを放送していいんですか?19時台の放送で殺戮なんか見せて、子供が見たらどんな悪影響を受けるでしょうか。こういう放送は青少年にとても有害だと思うのでやめてください。少し見ただけでこんなに殺戮シーンがあるのですから、番組全体ではどれほどのものでしょうか。考えるのも恐ろしいです。数日前の新聞に「最近のアニメは残酷すぎるので問題だ」という投書がにありましたが、全くその通りだと思います。

    【推奨意見】

    • 子ども向けのニュース番組だが、世の中で起こっていることがわかりやすく説明されている。そして子役のタレントたちが司会の大人(親役)と共にニュースの内容について話し合ったり意見を出し合ったりする様子は、子どもだけでなく大人でも考えさせられることがある。悲惨な事件やくだらない芸能ネタばかりに焦点をおいたワイドショーよりも面白く大人が見てもためになる。家族皆で見てもらいたい番組だ。

    【非科学的なことに関する意見】

    • 教養番組。着ぐるみの登場人物が「森の中にいっぱいあるマイナスイオンを吸っているところだ」という趣旨の台詞を言う場面があり大変驚いた。いわゆる「マイナスイオン」は実態のはっきりしないものであり、ニセ科学・詐欺商法との結びつきが大変強いことは広く報道もされている。また測定可能な「マイナスイオン」に限っても、それが森の中に特に多いわけではないことははっきりしている。公共の放送の子供向け番組で、このようないい加減な内容の台詞が出てくることに失望する。番組制作に対する態度に真摯さがないのではないか。

    【視聴者意見への反論・同意】

    • 昨今のアニメ作品についての暴力シーンや性的表現だが、一部誤解をしている人が多く存在していると思う。ただの偏見でテレビの報道やインターネットでの情報を鵜呑みにした人々が「こんな作品は残酷だから放送するな」や「青少年に悪影響を与えてしまう」などと苦情をする意見が多く見受けられるが、短絡的ではなく、作品の中にきちんと箴言やメッセージ性のある作品であれば表現の自由を尊重すべきだと思う。今までも映画やドラマにおいてもそのような作品は数多く放送されてきた。しかし日本社会においてまだ立場の弱いアニメ業界に関しては、一部の作品を事件が起こる度に因果関係が確かではないのに関わらず、アニメやゲームに責任転嫁する傾向がある。一部の感情や偏見だけで作品の本質を知らないのに悪害対象や批判するのはいかがなものか。

    【その他】

    • 外国人が日本を訪れた時の事について特集番組をやっていた。その中で外国人が日本で困ることについて、テレビを見ていて地震などの緊急時に出る「警告テロップ(速報)」について語っていた。日本人は日本語で書かれているからか分かるが、外国人にとっては何が書いているか分からないという内容だった。考えて見ればこれはとても重大な問題ではないかと思う。10月から新しい地震警告が始まったと聞いたが、これでは私たち日本人にしか分からないため、全体ではとても無意味なものになるかもしれない。災害時などは日本語と一緒に英語を表示するなどの工夫があってもいいと思う。ぜひ検討して欲しい。

    2007年10月に視聴者から寄せられた意見

    2007年10月に視聴者から寄せられた意見

    2007年10月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は2,099件で、9月との比較では581件の増であった。
    意見のアクセス方法の割合は、Eメール73%、電話24%、ファクシミリ2%、郵送ほか2%である。(*Eメール数には同一人の多数意見を含む)
    男女別は男性77%、女性20%、不明2%で、世代別では30歳代(35%)、20歳代(24%)、40歳代(13%)、60歳以上(7%)、50歳代(6%)、10歳代(6%)の順となっている。

    2007年10月に視聴者から寄せられた意見 2,099件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2007年10月件数 年度累計
    人権等に関する意見 5件 94件
    放送と青少年に関する意見 387 件 [ 意見内容 ] 1,432 件
    放送番組全般にわたる意見 981 件 [ 意見内容 ] 4,572 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 75 件 714 件
    その他(放送関連以外) 651 件 4,168 件
    意見件数 計 2,099 件 10,980 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は944件(45放送局)であった。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    10月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    人権関連の苦情[5件]

    • 審理・斡旋に関連する苦情(特定個人または直接の関係人からの人権関連苦情)・・・・・・・ 5件
    • 人権一般の苦情(人権関連だが、関係人ではない一般視聴者からの苦情)・・・・・・・ 0件

    番組全般にわたる意見

    10月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(2,099件)のうち【情報ワイド番組・バラエティー番組】に関する意見が1,605件(全体の76%)で、前月の847件から758件の増加(前月比1.9倍)となった。その内容は”不適切な内容や発言・表現、不適格な出演者”(807件:全体の38%)、 “低俗・下品な番組”
    (399件:19%)、”モラル・倫理観の欠如や局の責任・処分”など(399件:19%)である。

    次いで【報道番組】に関した意見が1,081件(全体の52%)で、”取材・報道のあり方、放送のあり方”
    (440件:21%)、”放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など(398件:19%)、”公平・公正な報道への要望、偏った内容批判”など(243件:12%)である。

    特に10月はボクシング世界選手権中継に関する意見やその後の関連報道をはじめ、音楽製作ソフトを紹介した番組への批判とともに、問題となった番組を続けた放送局の姿勢やその責任を問う意見が多く寄せられた。

    なお、「放送と人権等権利に関する委員会(放送人権委員会)」への苦情(75件)とは別に、放送番組全般の意見の中で「人権問題や報道被害、いじめ・差別にあたるのではないか」との提起や懸念は9月の211件から249件に増加した。
    【放送局の電話対応や応対の姿勢】に関する苦情・抗議は347件で前月と比較して239件、3倍の増加となった。
    【CM関係】「不適切な表現・内容」などの指摘を中心に66件の意見があった。

    青少年に関する意見

    10月にBPOに寄せられた意見のうち、放送と青少年に関するものは387件と先月に比べ144件増えた。

    これは10月25日に青少年委員会が発表した『「出演者の心身に加えられる暴力」に関する見解』に対する意見が134件(同一人の同一文書は除く)寄せられたためである。

    内訳はEメールによるものが94%を占め、男女別では男性からの意見が87%、年代別では20代がもっとも多く47%、次いで30代が26%、10代が21%となっている。

    内容に関しては、「納得がいかない」「規制には反対だ」「テレビをつまらなくしないで」といった批判・抗議が73件、「なぜバラエティー番組だけなのか」「ドラマやワイドショーのほうが悪影響がある」が27件、「罰ゲームはいじめや暴力につながらない」が14件、「親のしつけの問題だ」が8件、「Vチップを導入するなど他の方法はある」といった提案が7件等、批判意見が圧倒的多く、「よく言った」「歓迎する」といった評価は5件のみだった。

    他では、ボクシング中継に絡む意見が青少年委員会にも56件寄せられた。

    BPOに関する意見

    75件の意見・問い合せのうち、BPOへの意見は40件、問い合せは35件であった。これとは別に「放送と青少年に関する委員会見解」に関する意見は134件寄せられた。

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • 緊急地震速報がテレビでも放送されるが、その時の警告音が各局ばらばらで普通のニュース速報等と同じ音が使われるようだが、これは国民にとって非常に緊急性を要する情報なので、各社共通でニュース速報とは違う警告音を使用していただきたい。
    • 富山冤罪事件だが、逮捕時のマスコミ報道はどうだったのか?結局、犯人扱いをしていたのではないか。現に他の事件でも裁判で確定する前から犯人扱いして報道している。無罪とされた方には同情するが、富山冤罪事件のマスコミ非難は「警察から情報を貰っているマスコミとして『ニュースソースに間違い、冤罪があっては誤報になるから困る』」という非難にしか聞こえない。マスコミとして対岸の火事とせず、事件報道のあり方や警察情報のみに頼るのではなく、自身で事件取材すべきではないか。事件報道が覗き見趣味にならないように報道の原点として認識すべきではないか。
    • 夜10時前からの報道番組でキャスターが沖縄集団自決問題を取り扱った際の報道の仕方について問題があったと考えます。これは抗議集会参加人数が実際には2万人だったものを11万人としていた件について、「仮に2万人だったとしても何がいけないんでしょうかね」と発言した問題です。局アナも「人数の問題なんですかね」と同調していました。放送とは正確さを求められる性質のものなのではないでしょうか?事実と違う報道をしても問題ないと考えるこの姿勢は、テレビ局や系列新聞などがこれまでに起こしてきた諸問題、たとえば香港で実際には対日デモが起こっていなかったにもかかわらず、他の件でのデモ風景をニュース内で取り上げて「香港で抗日デモが起こった」などと報道した問題にも通ずるものです。他局の捏造も目立ちますが、このまま放っておいては報道そのものへの信頼性を失ってしまいます。実際身の回りでは、もう日本国内の放送は信用せず、なるべく海外の放送をインターネット経由で見るようにしている人が増えています。日本の放送はこんな状態でよいのでしょうか?
    • 殺人事件等のニュースの中で被害者の家庭環境、境遇、人となり等を取り上げるのはプライバシーの侵害にあたるのではないか。例えば、加古川の女児殺害事件について、公共放送の7時のニュースでは「被害者の××ちゃんは両親が離婚して祖母と暮らしていた」とか「学芸会で何をした」とか、「××ちゃんは明るく元気な子でした」といった近所の住人のコメントなどが放送された。これらは被害者の極めて個人的な情報であり、報道すべき性質のものではない筈である。そもそも事件の原因とは直接関わりがないもので、興味本位のネタに過ぎない。こういった殺人事件のニュースでは、毎回このような「被害者ネタ」が必ずセットで報道される。明らかに制作上のマニュアルに組み込まれているとしか思えない。民放のニュースも同様ではあるが、特に公共放送でこのような報道の仕方がなされるのは不快極まりない。善処していただきたい。
    • 社会保険庁職員による保険料着服等の不正が問題になっているが、これらを告発しない事に決めた自治体への不信、不満が本日の同番組のテーマであった。そのことは良いが告発を断念する理由の掘り下げもなく、あまりにも一方的に自治体の姿勢を批判する内容に終始し、肝心の社会保険庁の責任がぼやける印象になっていた。もっと多方面から検証しこの問題を論じて欲しかった。
    • 難病状況の話題を取り上げていたが、こういった話は軽々しく放送するものではないと思う。そういった状況を知ることは大事だろう。しかし、気を付けないと周囲の人間や関係者に大きな迷惑をかけたり、トラブルを発生させてしまったり、よくないことを引き起こす原因になるかと思う。放送のはじめから終わりまで、ほんの少しでも悪意的意図が入った時点で、それは視聴者にはすぐに見破られてしまうものだと思う。第一、障害者もあまりしつこく放送で取り上げられれば嫌悪感を持つだろうし人権にも関わってくると思う。BPOには、こうした放送は迷惑放送として、きちんと処理・注意をお願い致したいと思う。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 霊能者と称する男が、子供を幼くして失った犯罪被害者に対して、「子供は殺される役目で生まれてきた」などと、子供の人権を無視するとともに犯罪を擁護し正当化するかのような発言をした。彼は正気の人間では口にできないようなことを言い、オウム信者の狂気を髣髴とさせた。このように放言した出演者は論外として、番組の制作、編集の関係者の誰一人として、殺されることを目的として生まれてくる子供などいないということを理解できないのであろうか。公共の財産である電波を使用する者にはその意味を理解する責任があると思う。放送するに値しない番組であり、打ち切りを心から願う。
    • チャンピオンであり目上の先輩でもある内藤を呼び捨て、ゴキブリ呼ばわりの見るに耐えない非礼の数々。切腹するという公約を謝罪もせず、いとも簡単に翻すお客を馬鹿にした背信行為。目に指を突き入れ首投げを行うという公共の電波に乗せた残虐行為。本人のルール無視の暴走のみならず、社会正義、公平性をも否定する亀田援護射撃の偏ったレフェリー。馬鹿な実況と解説。それをのうのうと企画・中継する放送局。いかにスポーツ(バラエティーだったのか?)とはいえこの有様は何だ。朝ズバ問題、盗撮問題、捏造問題などが絶えない放送局に対してBPOは何も感じないのか。
    • 4大民放局のひとつである某キー局の社長には社を率いる能力も資格もないです。今春から不祥事をいくつ起こしましたか。 そして昨今の亀田親子の騒動ですが、あの親子の素行の悪さ、過去にも行っていた反則行為の数々を黙認して持ち上げて増長させた責任は間違いなくキー局にあります。にもかかわらず、亀田親子は処分をうけて謝罪をしたけど(それをどうとらえるかは人それぞれですが)この局の方はまるで自分は無関係というような顔をして、他の局と同じようにあの一家を非難するのは一体どういう訳ですか。もう徹底的に腐りきった局を中から解体して再生させるのはマスコミ全体の責任ではないですか、あの局に自浄能力があるとはとても思えませんからね。
    • 早朝からのワイド番組を初めて見てあまりにも被害者軽視の放送にびっくりしました。5時30分に番組が始まって、いきなりコンビニ強盗でお亡くなりになった店長と、シゴキ殺人疑惑の相撲部屋元親方の顔写真を並べた大きなパネルが出てきました。とかく話題の司会者は被害者がまるで悪いことをしたかのように顔写真に×マークを容赦なく貼っていくのですが、この番組からは、亡くなった方の家族の気持ちを考える事など微塵も感じられませんでした。次の元親方の時は一応×の形ですが、優しく顔写真にパネルを貼っていて、かなりの違和感がありました。CMの前にそのパネルの二人の顔写真が映りましたが、二人共に顔に×マークが貼られており、あたかも被害者が犯罪者の様に思えました。被害者の顔写真を演出のために愚弄するのはあってはならない事だと思い報告しました。
    • 罰ゲームで火に顔を近づけたりするのはちょっとやりすぎだと思う。ああいうのは問題だと思う。
    • 特定のバラエティー番組には芸人に苦痛を味あわせてそれに対するリアクションで笑いをとろうするものが大変多いが、視聴者としては全く面白くなく、むしろ不快である。芸能人が体罰や屈辱的な体験を受けさせられてその反応を面白いかのように放送されても、見ている側は面白味が全く感じられない。番組の作り手達は面白がっているかのように笑い声を付け加えているようだが、視聴者としては苦痛でしかない。人が痛めつけられている状況に対して笑いなど起きようか?またその様な番組を見た子供は学校等で真似をし、体罰を与える役と受ける役を作り再現して遊ぶ。興味本位で他人に苦痛を与えてはならないことは倫理的に守るべきモラルであるのに、何故テレビで堂々と人が人を傷付ける映像を制作し放送するテレビ番組が存在するのか怒りさえ覚えてしまう。このようなシナリオしか作れない番組は有害であると言わざるを得ない。
    • 法律相談のバラエティー番組中「死ねば良いじゃん」、「死ね」と司会やゲストが連発するだけでなく、画面下にわざわざ文字として出すというのは、それがテレビ局の方針だと言い切るのならばあきらめますが、一方、報道番組などで殺人犯罪を深刻に扱っていることに矛盾を感じます。こういった問題で民事でテレビ局を訴えることができるのかどうかは分かりませんが、せめてBPOによる改善を期待いたします。
    • 東京のテレビ局の洋画劇場の合間に「女子高生の身体に絡みつく、義理の父親の視線」と盛んに番組宣伝を流しているが、余りにも低俗過ぎる!モラルの欠けらもなく、犯罪一歩手前だ!すでに、別件で罪は犯しているが。売春防止法違反、児童ポルノ処罰法違反と集団強姦罪の各幇助罪が、すでに成立しているといえる。
    • 昼の時間帯の女性歌手が司会する番組で音楽製作ソフトのイメージに対して悪影響を及ぼす編集・放送を行っています。放送の中では職業差別に当たるナレーションも確認できました。当ソフトへのイメージも悪くなっており、私自身もこのソフトを使用していますが、放送を見た人から差別的な発言を受け、このソフトで作曲をする事が少し怖くなり制作活動は現在ストップしております。放送倫理の観点から審議が必要だと思います。
    • 女性歌手の名を冠した昼の番組でIT技術の音楽製作ソフト特集の際、この技術(ソフト)を「オタクの遊び道具」と位置付ける紹介をした事に非常に悪意を感じた。私は作・編曲家だが、音楽業界では3年前から注目され、私達もレコーディング前の仮歌等のコストダウンの手段として使用している。このようなソフトウェアに対して、いくらバラエティー番組とはいえ、あの紹介の仕方は非常にバランスを欠いており、開発元、販売元は勿論、私達エンドユーザへの侮辱と言わざるを得ない。開発元販売元の抗議には期待しているが、私達エンドユーザとしても抗議の声をあげたい。昨今の「亀田問題」を筆頭に、放送局の倫理感の欠如には今や狂気すら感じる。行政や司法の判断の前に、是非BPOが積極的な懲戒処分に乗り出す事を強く望む。
    • 女性歌手が司会する番組内で、奔放な態度や発言が話題の若手女優に”ヤキ入れ”宣言したという件について。若手女優の態度が悪かったのは言うまでもない事であるが、しかし「シメ放送局がボクサー選手亀田の暴言や素行不良に対してこれまで一切注意や苦言を呈さず、その逆に煽りたてるような行為を散々行ってきたにも拘わらず、試合の後になって支離滅裂な対応を行っている。その上、今日の状況は視聴者に責任があるとのコメントしているのは全く筋が通らないのではないか?更にネット上にUPされた、亀田の父親が反則行為を指示している証拠画像等を著作権の問題として一切合財証拠隠滅するかのように消去するという対応は特に悪質といえます。自局が放映してきた亀田関連の番組や、亀田一家に対する管理及び教育を放棄した結果が招いた騒動であるのですから、この局は先ず視聴者に対して謝罪するのが当然の筈ですが、どこまでも恥知らずなテレビ局らしく視聴者に責任転嫁するようなコメントを出している事はいかがなものかと思われます。る」発言はありえない。昨今いじめの問題や相撲関連でのしごきやムカついたからなどといった傷害、殺人事件も頻繁に起きている中、「シメる」即ち「制裁を加える」といった発言を安易に行ったのは極めて不謹慎であり、またそういった行為を当然行ってよいものだと認識しているようにもとれ、とても不愉快且つ、社会的にも悪影響を及ぼすものではないかと思う。事情も知らない人間が勝手にシメるという考え方は、相撲部屋で言って見ればシメた結果のリンチ殺人が起きた昨今を考えれば最低な発言だと思う。
    • 番組内で元チャンピオンのボクサーが渋谷で女性にインタビューをするコーナーがありましたが、言動があまりに低俗で非常識。女性の肩に手をまわして「いいボディーしてるね。たまんないよ、○○○(伏字・警告音)が立っちゃうよ」「人がいなかったらやっちゃう」、握手を求める女性に自分の股間を触った手を差し出し「男は○○○が大きいのがいいのよ」「オレの○○○も大きいんだよ」などなど…。そのVTRを見て司会者のOBアナウンサーやコメンテーターは笑っており、女性の局アナウンサーにいたっては「○○さん大人気でしたね」などという無神経極まりないコメントをする始末。日曜朝といえば家族でテレビを見ている家庭も多いのに、伏字と警告音で誤魔化せば済むというものではないし、視聴者としては朝から不愉快な気分にさせられます。元ボクサーの言動は明らかにセクシャルハラスメント・違法行為であり、このような言動を面白おかしく放送する番組制作スタッフの良識を疑います。
    • 夜8時の”爆笑トークが人気の音楽番組”に出演の大阪のタレント2人は番組中に何度も不適切(卑猥・下品)な発言をし、そのたびに「ピー音」がかけられた。不愉快きわまりないふざけた奴らを出演させるな。下品な番組を作るな!
    • 最近、海パン姿の男性タレントがバラエティー番組に頻繁に出ているが、見る側としては非常に不快である。「まともな衣装を着ろ」と言いたいところだが、半裸以外にセールスポイントのないような芸人なので哀れでもある。そのうち飽きられてテレビから消えるのを待つしかないのだろうか。
    • 規制の裏を突くような児童ポルノを京都の民放は放送を強行していましたが自分らの挙げる放送基準にも満たない内容で許されるのでしょうか?間違いなく悪しき前例として今後さらに過激な作品も出ると懸念されるなか、BPOとして何か出来ないのでしょうか?
    • 現在マレーシアに長期滞在をしておりますが、帰国時に番組を見てあまりにも非常識且つ下品な内容に驚きました。番組後半で「2臭年記念」(2周年記念のギャグ?)と銘打って、10名近くのお笑い芸人が一室に集まり、オナラの出し比べを始めました。お尻の部分だけ網目にしたズボンのお尻を画面一杯に茶の間に向け、オナラをして大笑いをして騒いでいました。中国系マレーシア人の友人達と見ていましたが、あまりにも品の無い内容に日本人として本当に恥ずかしく、又悲しく、途中でスイッチを切りました。不祥事続きの東京キー局の上層部の方々はこの番組をチェックされたのであれば、是非ご感想をお聞かせ頂きたいと思います。このような品位のない番組を放送した局の良識を疑います。
    • 2~3か月前、アニメ番組で少女マンガの性描写は悪影響があるとして、スタッフが出版社に配慮を申し入れるということは良いことだった。しかし、深夜の番組では首、手足を切断し、生首を少女がぶら下げるという場面があった。朝の番組と深夜の番組と全く矛盾している。局に電話したら「私達の自由でこの時間帯はいいんだ」という返事が返ってきた。この局の姿勢を疑う。
    • 最近、深夜番組の放送時間○月×日(日)深夜25:00~26:00の様な書き方をしていますが、正確には○月×日(月)1:00~2:00か○月×日(月)深夜1:00~2:00ではないでしょうか。何かこのような表記方法が、かっこいいような風潮があるような気が致します。NHKはそのような表記はしていない様ですが、本来の日時、曜日で表して欲しいものです。本来の曜日でビデオの録画予約をしたとき、違うものが録画される事があるので、正しい日時、曜日で表してください。
    • 民放テレビでの日本語の使い方が乱れていることに日本人として嘆かわしく思っているが、最近ではNHKのアナウンサーまでひどい日本語を話すので怒りに似た思いを抱いている。バラエティー番組での関西のお笑い系プロダクションの若手お笑い芸人達の話し言葉は、最早日本語とは言えないくらい乱れている。そろそろ本気でテレビ局が日本語の存続を考えていかないと、正しい日本語、正しい標準語が廃れてしまう。こういう問題でもBPOは力を発揮して欲しい。

    【その他、番組全般】

    • 近頃のテレビは、ニュース・バラエティー・ドラマどれもみな番組の品位が下がっている。ニュース番組もバラエティーのような演出をし、新聞をそのまま見せてコメントする無責任な内容になっている。一般市民に取材した場合も、自社に都合のいい反応のみを選んで放送する。またバラエティー番組では「いじめ」を助長するような罰ゲームがある。番組内容の「CMまたぎ」や、同じ映像の繰り返しも相変わらずだ。番組内で他の番組の宣伝をするが、これは自社の番宣なのだからCM時間内に放送するべきだ。やらせもあるし、相手の身体的特徴を欠点のように指摘することも平気だ。出演者が話した言葉そのままのオウム返しのように画面にテロップで出すのもやり過ぎ。ドラマでは未成年の母とか「性同一性障害」とか「できちゃった婚」など過激な設定が多く見られる。社会的なモラルの低下はテレビが助長している。テレビを見る人が減っていって、地デジ移行の際にとんでもないことが起きるような気がしている。テレビ全体の自浄力がなくなって、全ての番組が子供に見せたくないものになってしまう日が近くなっているように思う。CMにしてもCMをカットしたものがネットで流されたりしている。地デジ移行の際には家庭でも一度ハードディスクに録画するタイプになって、再生時にはCMを見ずに内容の繰り返し部分を飛ばすようになるだろう。自分で自分の首を絞めているテレビ局は一体何を考えているのだろうか。
    • 関西放送局の情報番組でニート問題を取り上げていたが、厚生労働省の新たな対策を「税金の無駄」と切り捨てるだけで、建設的な話題が無く、2人のコメンテーターは個人的な感情で進められて不愉快に感じた。この日の夜のニュース番組で派遣問題の不正を追及したのと比較すると、労働問題に対しての番組スタッフの意識の差を感じた。今や社会問題化している労働問題を「怠け者だから」とか「放っておけばいい」などと軽口を叩く出演者の見識の無さに辟易する。フリーターや派遣など非正規雇用社員の賃金や労働条件の悪さは政治でも問題となっていて、北九州市で起きた生活保護費打ち切りのような事態が起こるべきではないと多くの国民が望んでいるのに、そういう貧困層を馬鹿にして笑い者に仕立て上げようとする悪意ある制作姿勢は慎むべきであるし、また、出演者は自らの言葉に責任を持つべきだ。
    • 今年度の「日本民間放送連盟賞」のテレビドラマ部門で、日本テレビの”未成年の母”が最優秀賞に選ばれた事を知り正直なところ呆れて言葉を失いました。民放なんてこんなものかと、今更ながら思い知らされました。このドラマは、放送史上稀に見るモラルのない、女性の人権を見世物にした番組であると思っていました。「これは命の大切さを知らせる番組です」と滑稽な事を言い、晴れた青空の映像を流せば何でもありという姿勢に怒りすら感じます。民放連に期待していた自分が馬鹿だったと後悔しています。
    • 民放のニュース放送が少なすぎる。同じようなバラエティーばっかり。亀田一家を40分以上も放送する必要があるか?今の腐敗した政治、官僚問題をもっと放送するべきで、監視するべきだ。NHKは戦争のドキュメントなどよく放送され、NHKは色々な問題があったが必要だと思った。民放だけのテレビは心配。
    • 子供も見ている時間帯に延々と3時間も低劣で下らない大食い競争をやっていた。日本の食糧自給率が40%、世界には飢餓に苦しむ人がいるというのに公共の電波を使ってこんな番組を放送するなんて許せない。明らかに放送倫理に反し、公序良俗にも反しており、このような番組は二度と放送すべきではない。東京のテレビ局が私のような視聴者の声を無視するのであれば株主として訴えてやろうか、そう思っている。
    • この日は死刑廃止論の弁護士を招いての論議が行われたが、招いた弁護士以外の10人は皆死刑廃止反対派。さすがに1対10では論議にならず、廃止派の弁護士も辟易していた。この番組は放送禁止用語がバンバン飛び交ったり中国に対し侮蔑的発言を行うなど以前から問題があった。放送局に電話したら「政治バラエティー番組なので(何でも許される)」と言っていた。BPOとして同番組を独自に視聴して問題点を明らかにして欲しい。
    • 不倫作家の新作の番宣が早朝から放送されている。「遠き落日」や、不倫を描き一大ブームを呼んだ「愛の流刑地」など、彼の作品は不倫を描いたものが多い。娘達と朝食をとっている時間に突然放送されるので戸惑っている。作品の内容は把握していないが、娘もこの作家の新作と聞いただけで落ち着きがなくなる。放送時間帯を考慮して欲しい。
    • 最近病院に入院した経験から、テレビ番組に対して要望がある。普段は余りテレビを見ていないが、入院していると唯一の楽しみはテレビである。テレビを見て、お笑い芸人が必ずと言っていいほど何処かの番組に出演していることに驚いた。しかし、やたら相方を叩くだけで、昔の漫才師のようなオチのある噺をする訳ではない。ドラマも殺人ものが多く、心が荒む内容で希望が持てないものばかりだ。霊能に関する番組も止めるべきである。もっと気持が安らぐ番組を要望する。余談ではあるが、テレビでは婚前セックスの話題も扱わないで欲しい。
    • 世界のゴールデンタイムに放送されている番組を紹介していたが、日本で制作した場合には社会的な問題になるような余りにも酷い内容だった。オランダの番組では、臓器提供者が腎臓の臓器提供を待っている3人の患者の内、誰に提供するか苦渋の選択を迫られて患者と直接話し2人に絞られた。その時突然司会者が登場し「この番組はどっきり番組だ」と伝えていた。また、韓国の番組では肝臓癌が転移し、余命3ヶ月と宣告された新婦の変形した顔や、腫れた歯茎など見るに耐えない映像を放送していた。日本のテレビ局には民放連が定める放送基準を準用した放送基準があると聞いているが、たとえ海外番組であっても基準を適用すべきではないのか。

    【CM】

    • 海外出張で5年間米国にいたが、米国同様にCMの放送時間が多くなっているのに驚いた。民放連放送基準第18章広告の時間基準に「週間のコマーシャルの総量は、総放送時間の18%以内とする」と定めているが、明らかに抵触しているのではないか。放送時間を監視しているのは、民放連なのかBPOなのか明らかにすべきである。ある局の統計を取ってみたが総放送時間の内、テレショッピング番組を約8時間半放送している。他の民放も頻繁にショッピング番組を放送しているが、画面に申し込みの電話番号を表示した番組は広告の時間として算入すべきである。
    • これまで何回か云ってきたが本編に比べなぜCMの音量が大きいのか。CMが出るたびにリモコンで操作せざるを得ない。局の視聴者センターに電話したら「最近は受信機の性能もよくなって」といわれるが、性能アップならなおのことCMの音量は抑制して欲しい。何度言っても駄目なのか
    • 最近のテレビCMは、オリジナリティーを通り越して難解さや奇抜さを競い合うあまり、制作者が同業者に自己を顕示する表現の場になっていないだろうか。そこには視聴者と言う受け手の存在を無視したような「作品」が示される。CMの直後、「今のは何の会社だったかな?」と頭をひねる事も少なくない。昔に戻れとまでは言わないが、もっと企業のメッセージや製品の良さがストレートに伝わる、視聴者の方に顔を向けたCMを期待する。
    • ペット・フードのCMについて。「犬・猫に限らず、ペットとのキスや餌の口移し等は人獣共通感染症の危険性がある」という理由から、多くの医療関係者が厳禁行為であると指摘しているにも関わらず、犬に飼い主の口をなめさせるシーンがあり、この行為の危険性の認識を希薄化させてしまう恐れがある。

    【BPOへの意見】

    • 関西系お笑い芸人のメンバーの一人がラジオ番組のコーナー毎に”青少年委員会の見解?について触れ、「バカ、アホ」の言葉をはさみながら「見解に従わない」と過激に批判を繰り返した。公共の電波を使って流すことを放置することは局の問題である。局が見解に関心がないのかということになると、BPOの存在の意味が問われるのではないか。見解を出したら、フィードバックとして局に見解への対応を求めるとか、さもなくばBPOでは無理かもしれないがモニタリングをするなどすべきではないか。
    • いわゆる超自然現象、例えば死者の霊との交信、霊の憑依、前世などを肯定的に扱う番組について。番組では一度もこういった現象を客観的・批判的・科学的立場から検証していない。したがって、この番組は明らかに民放の放送基準の複数の条項に違反している。このような番組をBPOは容認しているのだろうか。もしBPOがこのような番組を放置するのなら、BPOがテレビ業界の放送倫理を向上させてくれると期待している多くの視聴者を失望させることになるだろう。ぜひともBPOで、この番組のような超自然現象を肯定的に扱っている放送基準違反の番組について厳しく検討していただきたい。もし、BPOがこういった問題のある番組をテレビ局側に配慮して放置、看過するのなら、BPOはテレビ業界の自浄作用に少しも貢献できない団体なのだと考えざるを得ない。そうなれば、総務省がテレビへ干渉するのもやむをえない。BPOには危機感を持って積極的に行動していただきたい。
    • 亀田親子と所属ジム会長への処分が決定し報道されたことはよしとするが、では彼らを散々煽りたてそれをダシに番組化し金儲けをたくらんだ結果、スポーツ報道にもとるマッチメイクをして中継放送を繰り返すなど視聴者に誤ったスポーツ報道をする放送局に対して誰がとがめるのか。自浄作用など微塵もないこの局の姿勢をただすのがBPOではないのか。スポーツ(ボクシング)を芸能番組化しバラエティー番組と同列の扱いをしたこの局は、過去に多くの疑惑や不祥事を重ねているではないか。もっとBPOがしっかり指導してくれなければ困る。最近の放送のモラルはひどくなる一方で、むしろこちらの方が問題だと考えている。これを見過ごすようではBPOは信用されなくなる。青少年委員会副委員長問題で矛先が鈍るようではBPOの存在を問われることになりかねない。何回も意見をBPOに伝えているが局には伝えているのだろうな。それを受けたテレビ局が何も反応しないのならそのこと自体が問題で、BPOにもっと頑張ってほしい。

    青少年に関する意見

    【<「出演者の心身に加えられる暴力」に関する見解>に対する意見】

    規制への反対意見

    • テレビでの暴力描写、エロ表現等、何かと規制したがるが、規制したところで青少年への悪影響が本当に抑えられるとでも思っているのでしょうか? いくら抑えても、そういったものには興味ある年頃だし、だったら彼等はそういうものを見られる方法を探るし、正直そんな規制など何とも思ってない。抑圧=反動を生むだけだとは思わないのでしょうか? 非常に悪循環だと思います。
    • 本当に薄っぺらい見方だけでテレビ局に自粛を求める見解で、いい加減にしてください。「悪影響を与える」という意見は聞き、「悪影響などない」という意見を無視しているとしか思えない。
    • 定められた勝負をし、その勝負に負けた場合、罰ゲームを課すことに何の問題があるというのでしょうか?逆に「負けられない」という気持ちから、その勝負に対するモチベーションの向上や、集中力が増すのだと思うのです。勝負に勝った場合に賞品が貰えるのと全く同じ効果です。実社会においても往々にしてあります。むしろ、健全な青少年がこのような駆け引きを知らぬままぬくぬくと育ってしまって、実社会で潰されてしまう方が危惧されます。今回のような浅はかな意見の押し付けはやめて頂きたい。
    • 僕はずっといじめられっ子だったが、バラエティー番組を見ることで今まで救われてきた。これ以上、バラエティー番組をいじめるのは止めてください。お願いします。
    • 番組内でお笑い芸人同士が信頼関係の下に行われている罰ゲームがいじめを助長させるという考え方は、あまりにも短絡的過ぎると思います。「イジメ」等の原因は大抵、家庭や育った生活環境にあると思います。本当にたくさんの人が楽しみにしている番組をなくさないでください。DVDの売り上げからも分かるように、本当にたくさんの人が癒され日々のストレスを笑って解消しているのです。
    • これ以上テレビをつまらなくしてどうするつもりなのでしょうか。ぼくのようにテレビのバラエティーを愛し、共に歩んできた人間も多くいると思うのです。そんな人達からからおもしろいものを奪う権利があなた方にはあるのでしょうか?そもそも苦情だけではなく、感謝の意見なんかも受け付けてはいかがでしょうか。バラエティーへの苦情より感謝の意見のほうが多いと思うのですが。

    他のジャンルのほうが問題

    • 「罰ゲーム」を規制する?じゃあ、人を簡単に切り捨てる時代劇も廃止にすべきだ。それと、残酷なシーンもあるサスペンスも廃止にするべきです。青少年が一番影響されているのは、アニメや時代劇、サスペンスだ!こういうものを先に廃止にすべきです。
    • 罰ゲーム云々言う前にマスコミの偏向報道、捏造報道を先にどうにかするべきだ。
    • バラエティー番組の罰ゲームが過激だと言っていますが、ある程度ないとつまらない番組ばかりになります。昔に比べてバラエティー番組がドンドンつまらなくなっていっている。BPOは過敏に反応しすぎだと思う。不快に感じるならば見なければ良いのでは?それよりも無秩序に色々な事を煽るワイドショーの方がよほど問題だと思う。あれこそプライバシー侵害なのではないですか?大人と子供では見たい物が違うし、感じ方も違います。色々な番組があるから選択して見る。全てが同じ様になったら面白くないでしょう。大人が勝手に善悪を決めるのではなく、ちゃんと子供の意見を聞くべきです。

    親の教育やしつけが問題だ

    • 罰ゲームの自粛? 例えば、子供が触るもの全てに抗菌処理を施したら子供達はどんなに弱い子になるでしょう。それよりもむしろ病気にかかってみて免疫がつき、治す為に食事をしっかりとり、睡眠をとる事で体力も上がり健康な子に育つのではないでしょうか??それと同じ事で、世の中の悪い因子を取り払ったところで、何が解決するんですか?TVよりも学校よりも、まず何よりも親の心構えを改めるように働きかけるべきでしょう。夜中に子供を連れまわさないとか、他人に迷惑をかけないとか、挨拶がきちんと出来るとか、基本的なことが出来なくて、いくらTV番組の内容を変えても同じ事ですよ。
    • いつから日本はこんなに”過保護”になったんですか?テレビで行き過ぎた行動があったり発言があったりしたら、それをテレビ側に止めさせるんではなくて「こうしちゃいけない」と教え正すのが本当の大人でしょ?親でしょ?完全に日本はおかしい!少年犯罪や非行が増えないように配慮しているつもりで、こういった過保護の大人のやり方を確実に増やしている。

    提案

    • バラエティー番組の罰ゲームについてのBPOの見解を新聞で読んだ。結構なことだと思うが、この見解に従わずに罰ゲームを放送し続ける局が出てきた場合はペナルティはあるのか。もしペナルティがないのなら制度を作るべきだ。テレビは自分達の不祥事に対しては全くといっていいほどペナルティを受けていない。BPOが放送局に対してペナルティを課さないなら、テレビは今のまま変わらないと思う。
    • 携帯電話ですら携帯電話会社によってフィルタリングが推奨されている。パソコンでもプロバイダなどによってフィルタリングソフトが用意されている。テレビだけがフィルタリングを用意せず、表現を規制しろと言っているのはおかしい。ちゃんとテレビもVチップでフィルタリングするべき。

    評価する意見

    • BPOがバラエティー番組の罰ゲームなどに関する見解を公表したことを心強く思っている。最近のテレビ番組は悪い方向にエスカレートしすぎだと思う。これからもBPOの積極的な行動に期待している。
    • 「よく言った!」の一言に尽きると思います。過激な暴力表現や性描写、やらせ、情報操作ともとれる偏向報道など、最近のテレビを取り巻く問題は枚挙に暇がありません。これからも、テレビ局が適切な番組制作を行うようBPOの監視の目を十分に生かしていただきたいと思います。
    • バラエティー番組の罰ゲームの自粛を求めるBPOの取組には大賛成です。実際、子供時代を過ごしてきてバラエティー番組で芸人たちが行う罰ゲームや暴力が実際のいじめの原因になっているという実感があります。むしろ、あれはいじめそのものではないでしょうか?いじめだけではなくてモラルの低下も低俗な番組から影響を受けている部分は多いと思うし、よく指摘されるテレビゲームなどよりよっぽどひどいと思います。この問題に関してBPOには自信を持って活動してもらいたいです。

    【ボクシング中継関連】

    • アナウンサーが全面的に挑戦者・亀田大毅選手を応援するという、前代未聞の放送倫理に反する番組作りをする局に対して、視聴者の一人として、強い不快感を覚えた。特にスポーツ中継の場合、アナウンサーが中立であることは大前提だ。ボクシング中継中、会場全体が亀田選手の反則について、強いブーイングを発しているのにもかかわらず、今回の番組ではアナウンサーが亀田選手を擁護する発言が相次いだ。まったく信じられない愚行である。このような番組作りをこれからも行うなら放送界から除名処分にするべきではないか。亀田選手をはじめ、亀田一家の発言は以前から苦々しく感じており、青少年に与える影響も少なくない。
    • 亀田選手の反則行為や同トレーナーのスポーツ倫理に欠ける行為に対して、厳しくも当然の処分が下された。だが、そもそも最初から亀田選手を全面的に売り出し、バックアップしてきたのはテレビ局である。トレーナーについては、去年から厳重注意を受ける不謹慎な行為を繰り返していたにもかかわらず、また、八百長疑惑で数万件を越える視聴者の抗議があったにもかかわらず、あえて放送を続けて来た。同選手の言動は礼儀に欠け乱暴で青少年に多大な悪影響を与えかねない。
    • 亀田ボクシングの試合を見ましたが放送局の対応に問題があると思います。亀田一家は社会的常識が無く、チャンピオンを「ゴキブリ」呼ばわりしたり、負けたら切腹などと非人道的なことを平気で言います。試合では、反則のオンパレード(ルール無視)。反則をセコンドから指示している。このような家族を正当化し、堂々とテレビで取り上げ、中継するなんて、許せません。各種アンケートでも、永久追放など厳しい内容になっています。当人だけでなく、それを担いで、お金儲けをやっている放送局は厳罰に処すべきだと思います。日本人にこのようなことを正当化する人が出てきて、それをまねする青少年が増えて、モラルが無い社会になります。放送局には、モラルを守れない人は出演させないでもらいたいです。
    • 最近、亀田家問題を取り上げているようだが、いささか過剰な気がする。取り上げる理由はボクシングの違反行為だが、それは違法行為ではないわけで犯罪者ではないですよね?各局の報道番組では様々なコメンテーターが亀田家の暴挙?などを批判しており、亀田家を追い詰める事を煽っているような気がする。公共の放送を行うメディアがこのようなことをしていいのだろうか?いじめ問題が多発している近年、メディアがこのようなことをしていいのか?このような行為は許されてはいけないと思う。亀田大毅さんはまだ18歳、まだまだ未来のある青年だ。そんな人間の未来を葬るような行為は絶対許されないと思う。

    【低俗、モラルに反する】

    • バラエティー番組。冒頭の部分をみて面白そうだと思ったが、新聞のラジオ・テレビ欄を確かめて驚いた。「R指定 処女一万人の・・」と青少年にはとても刺激的な文言が並び、女性にとっては非常に不愉快なサブタイトルである。これだけで続きを見る気が失せて消してしまった。ラジオ・テレビ欄は宣伝効果を計算して派手な言葉が並ぶのは分かるし、新聞の掲載内容どおりのものが放送されたかは不明だが、それ以前に青少年への影響を考慮し、ラジオ・テレビ欄の文言にも一層の注意を払うべきだ。
    • バラエティー番組。午後7時から8時54分と幼稚園児でも起きている時間帯、ましてや小さな子ども達も好きな子役が出演していたので、子役が出演したコーナーが終わってもそのまま見続ける子ども達も多いはず。しかし番組後半には”夜這い”や”覗き”等を題材にしたギャグを放送した。番組を発信する側の小さな子ども達への配慮があまりにも欠けている。
    • ラジオ番組。「いらない人募集!」とメールを募集して、あざけり笑うといった内容。芸能人や有名人とはいえ、個人名を挙げていらない人呼ばわりするのは不愉快だし、時間的に若い人や子どもも聴いていると思うのでやめてほしい!この番組はいつも似た内容を放送しているし、ナビゲーターが気に入らないゲストだとあからさまに馬鹿にした態度をとるのもよくない!
    • バラエティー番組。同番組で、読み間違えるとチョークが顔に飛んでくるシーンがあります。これは、いくらなんでもやりすぎではないでしょうか。顔面に速いスピードでチョークの先が飛んでくるのですが、当たり所が悪ければ怪我につながりかねないと思います。
    • 情報バラエティー。各国のテレビ番組を紹介していた。その中で「隠しカメラで撮った」とされる映像で、オフィスで女性がコピーをしていて、その後洋服を脱ぎ全裸になり自分の体のあちこちの部分をコピーしている様子が放送された。7時台は子ども達も視聴している時間帯で、このような映像を放送してもいいものかと疑問に感じた。

    【報道・情報系番組に関する意見】

    • 最近、凶悪事件などが起こるとすぐに類似した事件が起こる。凶器の入手方法、犯行の状況などをあまりにも細かく報道しすぎているような気がする。報道の自由ということもあるが、これでよいのかと思う。青少年が絡む事件で特に多いような気がする。
    • 情報番組。女性教師による元男子生徒に対するいかがわしい行為について、罪の大きさに対し容疑者の子供がいる自宅まで映して2度と立ち上がれないほど叩きのめすような報道はやりすぎだ。事件とは関係ないこの女性教師の親や特に子供について番組で話題にしている。自分の責任でない事件が発生したことにより、弱い立場に立たされた人間に対する配慮が足りない。この頃この様なやり過ぎの報道が多すぎる。
    • ミャンマーで反政府デモを取材中のジャーナリスト・長井健司さんが治安部隊に銃撃され死亡した事件で、各局のニュースはその射殺シーンを繰り返し流しているが、長井さんの家族の気持を思えば、またこの画面を見た子供たちへの影響を考えれば、このシーンの反復報道はいかがなものか・・・不適切ではないかと思う。
    • 情報番組。「過激水着でDVD製作、4人逮捕・児童ポルノ違反容疑」として、18歳以下、未成年の過激水着のDVDを作成した人間が逮捕された。番組では未成年者の過激な水着での映像が放送された。つまりテレビおいて結果的に児童ポルノが放送されたことになります。児童ポルノを放送することは非難されてしかるべきです。
    • 長野父親斧刃殺人未遂事件について。影響があるであろうとアニメが放送中止されたにも関わらず、このような事件が起きたことは京都父親殺害事件のニュース報道の影響があるとしか言えない。アニメが放送されていない以上、この事件では影響はない。アニメよりも報道の方が事件を引き起こす影響力がある。

    【差別や偏見を助長する】
    【差別や偏見を助長する】

    • バラエティー番組。放送の中でPCソフトウェアの紹介があったのだが、その放送内容は明らかに「オタク」と呼ばれる人たちに対する偏見であり侮蔑的な放送であった。本題であるソフトウェアは殆ど紹介されず、オタク叩きに重点を置かれた番組構成になっており、オタクに対する偏見や差別感を社会に植え付けてしまう危険性が極めて強く、オタクに対する人権侵害であると思いました。
    • バラエティー番組。悩みを抱えた女性が、整形手術などにより変身していく様子を伝えていたが、不適切な表示が目立った。少女時代に受けた差別用語「かまきり女」「かまきりの叫び」等を、そのままテロップで表示していた。新聞のラ・テ欄の告知も同様の表現をしている。番組を見た子供達が今後”いじめ”言葉として使う危惧がある。何故人権を無視した差別用語をためらいも無く用いるのか。この時間帯の番組は表現に細心の注意をはらうべきである。
    • 討論番組。「モンスターペアレント」について放送していた。10月から学校で自分の子供に関する「理不尽な苦情」や「無理難題な要求」など、常識はずれの要求を突きつける保護者を総じて「モンスターペアレント」と呼ぶようになった。一部の教育関係者が使用し始めた言葉であるが、苦情を申し入れた親達の意見が、正しいか否かの判断がつかない子供達が”モンスターの子”と、差別や虐めを受ける可能性を否定出来ない。確かにこのような保護者に対し、教職員が四苦八苦している現状は別の番組でも取り上げていたが、名称については再考の余地があるのではないか。

    【性表現について】

    • アニメ番組。このアニメは幼女を性の対象とするアニメで、性の表現が著しく突出した作品であり、ロリコン犯罪を助長する作品です。この作品以前にも幼女の性を売りにしたアニメ番組が多数ありました。もはや、放送局もロリータコンプレックスの方が大半を占めているのかと疑いたくもなります。このようなアニメが深夜放送だからという理由でなんの規制もされずに垂れ流されては娘を持つ親としてはとても許しがたく思っています。最近、教育者の幼女へのいたずらなどマスコミを騒がせていますが、学校へ娘を見送る親としては、もはや怒りの限界でもあります。ましてや訴えることさえ出来ない幼い子供達のことを少しでも考慮していただき早急にこの放送を中止をしてもらいたいです。
    • 報道番組。小学6年生の勉強合宿に密着取材という特集で、男子の入浴現場を放送していた。局部やでん部など映ってしまったシーンはカットされずにそのまま放送されていた。そもそも男の子の羞恥心やプライバシーを無視して浴場でカメラを回すのは問題だと思う。ましてやそれをカット、修正の編集作業が行われず放送されてしまう番組は無責任で杜撰。女児については児童ポルノに引っ掛からぬ様厳重に扱って、男児の裸は高学年だろうと平気で放送されるのはおかしい。男児に対する差別だと思う。またたとえ数秒のシーンであっても児童・少年ポルノ愛好者の間で動画や画像が出回るという危険性もある。取材における児童(特におろそかにされている男児)の裸の撮影および放送を法律で全面的に禁止すべきだと思う。

    【CM・番組宣伝に関する意見】

    • 最近、朝夜問わずパチンコ台のCMが放送されているが、パチンコは18歳未満はお断りの遊びである。それにもかかわらずゴールデンタイムにCMを流しても良いのか?お酒やタバコのように規制をしてほしい。

    【要望・提言】

    • 地上デジタル放送になることで、B-CASカードなどによって暴力や低俗、露骨な性表現の視聴制限導入が可能になる。欧米では既に視聴制限を導入している。日本でも導入する段階に来ているのではないか。BPOには「低俗だから放送するな」「放送局がテレビで暴力行為を放送していいのか」という一方的な非難が寄せられている。実際に深夜アニメなど放送中止にされているものもある。放送中止は検閲や表現の自由に関わる問題で放送中止や規制を導入すべきではない。B-CASカードの事前登録により、子供のいる家庭では暴力や露骨な性表現を物理的に見られないようにする、見たくない人は予め見られないようにする視聴制限を導入していただきたい。
    • バラエティー番組。最近、お笑い番組を批判する投稿ばかり目立つが、この番組に子供達が参加する事を推奨したい。漫才には国語能力と掛け合いの表現能力が必要であり、コミュニケーション能力が低下している子供達こそ参加するべきだ。人を馬鹿にして笑うのではなく、人を幸せな方法で笑わせる人間にする、そういう情操教育が必要だ。実践している教師もいます。

    【推奨意見】

    • バラエティー番組。食べ物を玩具にするとはけしからんと見ていたが、大食いというよりまさにアスリート、スポーツだった。不覚にも感動した。何より美味しそうに食べている選手達に感心した。「いただきます」ときちんと言っているところにも好感が持てた。好き嫌いせず何でも美味しく食べるということを訴えているように感じた。

    【視聴者意見への反論・同意】

    • 今のテレビ放送などで不適切な部分はあるが、BPOに寄せられている意見を読むと過剰反応すぎると思う。確かにテレビに影響される人もいるが、子供が見ているのならば保護者が「これは、おもしろいけどだめだよ」などと反面教師的に扱えばいいのではないか。むしろ、言葉でいうよりも映像で見せて「これはダメ」というほうが具体性がある。テレビ局にはそういう意図はないだろうが、そういう風に使えばいいし、視聴率主義は仕方がないと思う。娯楽のテレビが倫理性ばかりを追っていれば娯楽でなくなるのではないか?娯楽と倫理性は相反するものではないだろうか?
    • BPOに寄せられた意見をいつも見ているが、特にバラエティー番組に対して、視聴者自身のストレスのはけ口的な過激な表現ばかりで見苦しい。特にバラエティー番組などでは、ショーでは見えない部分での芸能人同士のマナーとルールがあるのであろうし、それを前提にした上での不真面目な部分もあるかと思う。それを分からずして単に批判され続けるのは筋違いであり、これらの意見をそのまま鵜呑みにしてはタテマエばかりでどんな番組もただただ真面目に当たり障りなく作るのでは番組の深みを減らしかねない。

    【その他の意見】

    • よくバラエティー番組などで、お笑い芸人などが「万引き」をギャグとして軽々しくあつかっています。まるで少年時代に、誰もが通る通過儀礼とでも言わんばかりです。「笑って許してもらえる」「捕まっても武勇伝として笑い飛ばせる」ような印象を、若者の間に広めていると思います。刑罰だけが抑止力ではありません。捕まったら後ろ指さされるぐらいの社会的な風潮を作らなければならないのに善悪の区別もつかない芸人が公共放送で垂れ流しているのは不愉快というより、非常識にすら感じられます。
    • バラエティー番組。この番組だけにいえることではないが、大食い競争のようなものを小さい子供と一緒に見ていると日本人の鈍感さを感じずにはいられない。世界各国で食糧難にあえぐ子ども達がたくさんいるのに、日本人が食べたくもない料理を味わうこともなくただ口にほおばる姿は、不快感こそあれ、感動も面白さも感じない。また、その挑戦者に12歳の少年を起用していることについてもとても問題に思う。どうみても肥満体型にあるその少年にそのような行為をさせることは、国が健康増進法という法律を作ってまで防止しようとしている生活習慣病の危険を全く無視した内容。テレビで行われていることが、当たり前のことととりがちな子ども達が見ている時間帯であのような内容の番組は控えて欲しいと思う。
    • 映画番組。この作品はホラー映画にカテゴライズされる作品で、人間や犬などのゾンビが登場する。本作は有名な映画でありながらも非常にグロテスクだから、青少年のみならず一般の大人の方にも恐怖と不快感を与えかねない。番組冒頭に「ホラー映画等が苦手な方はこの番組の視聴を取りやめるなどの対処をお願いします」などといったテロップを流してはいかがか?例えば、ある戦争映画ではそのようなテロップが流れた前例がある。

    2007年9月に視聴者から寄せられた意見

    2007年9月に視聴者から寄せられた意見

    2007年9月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,518件で、8月との比較では59件の増であった。今年に入り意見数は増加しており、前年同期比では80%の増(06年度上半期の意見数は4,958件)となっている。

    意見のアクセス方法の割合は、Eメール75%、電話22%、ファクシミリ2%、郵送ほか1%である。(*Eメール数には同一人の多数意見を含む)

    男女別は男性79%、女性19%、不明2%で、世代別では30歳代(32%)、20歳代(23%)、40歳代(13%)、10歳代(9%)、50歳代(6%)、60歳以上(5%)、の順となっている。

    2007年9月に視聴者から寄せられた意見 1,518件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2007年9月件数 年度累計
    人権等に関する意見 6件 89件
    放送と青少年に関する意見 243 件 [ 意見内容 ] 1,045 件
    放送番組全般にわたる意見 715 件 [ 意見内容 ] 3,591 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 70 件 639 件
    その他(放送関連以外) 484 件 3,517 件
    意見件数 計 1,518 件 8,881 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。9月の通知数は743件(42放送局)であった。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    9月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    人権関連の苦情[6件]

    • 審理・斡旋に関連する苦情(特定個人または直接の関係人からの人権関連苦情)・・・・・・・ 3件
    • 人権一般の苦情(人権関連だが、関係人ではない一般視聴者からの苦情)・・・・・・・ 3件

    番組全般にわたる意見

    9月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(1,518件)のうち【報道番組】に関した意見が917件(全体の60%)で、”放送の公共性と影響力、メディアの規制、言論・報道の自由”など(430件:28%)、”取材・報道のあり方、放送のあり方”(389件:26%)、”政治的公平・公正や偏った放送”など(98件:6%)である。

    次いで【情報ワイド番組・バラエティー番組】に関する意見が847件(全体の56%)で、その内容は”不適切な内容や発言・表現、不適格な出演者”(565件:全体の37%)、 “低俗・下品な番組”(146件:10%)、”モラル・倫理観の欠如”(136件:9%)となっている。

    特に9月は【情報ワイド番組・バラエティー番組】での京都父親殺害事件に関し、ゲーム・アニメ番組と事件の関連性を示唆した情報番組とアニメ番組休止の措置をとった放送局への意見(177件)や、【取材・報道のあり方】に関し、”自民党総裁選における議員の投票”についての批判(132件)が多い。

    そのほかに”安倍首相退陣にともなう自民党総裁選”をはじめとする政治関連意見では、前述の”総裁選(無記名投票)の取材・報道批判”とは別に「公平・公正」「放送の影響力」「放送の公共性」などを中心に273件の意見が寄せられた。

    なお、放送人権委員会への相談・意見(6件)とは別に、放送番組全般の意見の中で「人権問題やいじめ・差別にあたる表現ではないか」との提起や懸念は8月の284件から211件へと減少した。
    【放送局の電話対応や応対の姿勢】に関する苦情・抗議は108件で前月と比較して25件の減少となった。
    【CM関係】「不適切な表現・内容」との指摘を中心に54件の意見があった。

    青少年に関する意見

    9月にBPOに寄せられた意見のうち、放送と青少年に関するものは243件と先月に比べ92件増えた。

    傾向としては、京都で起きた16歳少女による父親殺害事件に関連して、情報系番組でアニメやゲームとの関連を取り上げたことや、アニメ番組が休止になったことに対し、10代を中心に100件を越す意見が寄せられ、ギネスに挑戦するというバラエティー番組で不適切な演出があったという批判が33件寄せられる等、特定番組へ意見が集中した。

    BPOに関する意見

    70件の意見・問い合せのうち、BPOへの意見は38件、問い合せは32件であった。「意見」では、放送と青少年に関する委員会副委員長斎藤氏の大麻所持問題について22件が寄せられた。

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • 安倍晋三首相が退陣を表明し入院した。病院では医師団が安倍総理は精神的なストレス等による「機能性胃腸障害」が悪化した状態だと発表した。しかし、民放の報道番組全般を見ると、未だに安倍首相の揚げ足取りをした報道が多い。放送局は放送法に則った不偏不党の報道を行うべきである。捏造問題をきっかけに総務省が放送局に再発防止計画の提出を含めた放送法の改正などの審議をしているが、公権力の介入を許さないためにも、BPOはこのような報道姿勢に対して見解を出すべきである。
    • 安倍総理の退陣に伴い自民党総裁選が今日(14日)告示された。昼前からのワイド番組では言葉では改革々々と言いながら小泉人気を煽るような映像を放送していた。しかし、景気対策として税負担の軽減措置として導入した「定率減税」が1月に廃止されたのに続き、6月には住民税(地方税)の「定率減税」が全廃された。国民の税負担、特に高齢者の公的年金等の控除の縮小や介護保険料を年金から引き落とすなど、日本国憲法第25条「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と保障されている生存権すら脅かされている現状を放送は問い質すべきである。
    • 夜10時の報道番組の情報の正確性に疑問を持つ。慰安婦問題で安倍総理が言った「証拠はない」という言葉は、「強制的に慰安婦達を連れてきた事に対しての軍の介入」についての「証拠がない」ということで、慰安婦を強制的に働かせていた「証拠はない」という事ではない。にもかかわらず、あたかも「慰安婦を強制的に働かせていた証拠はない」と受け取れるような編集を行った上で放送するのは間違っているのではないか。以前にも明らかに事実と違う事を事実のように編集して放送した事があり、情報の正確性というものに対してとても疑問を感じている。以前、株の操作で問題となった人物が何かの賞の受賞会場で「話が上下した方が皆さん楽しいでしょう」と話していたにもかかわらず、「株価が上下したほうが楽しいでしょう」と言った事になっていた。明らかに故意に情報操作している。これは、他局の放送を見てわかったことだ。テレビ局は、感情で情報を歪曲して放送するという事が稀にあるが、「これは明らかに放送倫理に反している」と局に注意しても表面的に謝るだけで何の改善も見られない。むしろ騙し方が巧妙になった。この局の報道に対する放送倫理について問題がないか調べて欲しい。
    • 昼からの情報ワイドで年金問題について舛添大臣不在のまま、一方的に民主党長妻議員の考えのみを放送したと問題になっているが、これと同様の不公平・不公正な報道はどこの放送局でもいっぱいあるのではないか。政治と金の問題にしても、政治資金規正法に違反している閣僚の訂正問題を大きく取り上げているが、民主党の議員の中にも規正法違反をしている議員はいる筈と思う。たまたま政権を取っておらず、閣僚でもないので追及されていないだけなのではないか。有権者の一人として、次回の選挙のときに、候補者の政治的適性を見抜く大切な情報なのだから、もっとバランスの取れた情報の提供をして欲しい。
    • 日曜夕方の報道番組のスタッフが杉村泰蔵議員の投票を盗撮して放映した件を抗議した視聴者に対して、以下のような発言をしたようだ。「杉村議員の投票をさらしたことは正しい行為。 他の議員も分かり次第公表する予定。あの位置にカメラがあることは分かっているはずだから映される方がいけない。公人(政治家)の投票行動は公的に報道されるべき範囲であり、総裁投票は無記名であっても公開されないようであり法的には違法ではない。 今後もこういう行為は堂々と継続していく」。まるでナチスの監視国家並みの言い分だと思う。これでは総裁選が無記名である意味がまったくない。盗撮してまで各議員の投票の秘密を暴くなど、正しい民主主義国家の報道のあり得るべき姿だろうか?
    • 毎週土曜日の報道番組で自民党総裁選挙の中継録画を放送したが、杉村太蔵議員が誰に投票したかということから、望遠レンズで手元を写した映像が流れた。問題だと思い局に電話したら、応対者は責任者ではなかったが「放送準備段階で違法ではないという結論である」という返事であった。憲法15条4号「すべて選挙における投票の秘密は、これを侵してはならない。・・・」に反するのではないかと思い、自民党に電話したら「倫理上の問題」という返事だった。やはり行過ぎた報道だと思う。インターネットでも話題になっている。
    • ミャンマー情勢が毎日報道され、軍事政権に対する批判もされているが、僧侶が社会において大きな意味を持ち、その社会を軍事的に弾圧している事件といえば、中国のチベットへの弾圧なども思い浮かぶが、マスコミはどうしてそれに対しては問題視してこなかったのか。中国のチベットに対して行ったことは、僧侶を含んだ民衆と軍部が衝突したというレベルではなくもっと残虐な拷問などが行われ圧倒的な軍事力を背景に民族浄化が行われているのだろう。同じ軍事力を背景に民衆を弾圧していてもそれが大国をバックにしているかどうかなどで報道のニュアンスが変わるようでは、マスコミなど単なる権力の走狗であり存在価値などないのではないか。
    • 台風報道は、何時上陸するのかより何時暴風域に入るのかに重点を置かないと被害を予防する為の時間が確保できなくなる。沖縄の局以外は伝えるべき情報を間違えて報道している。また、台風時に海岸付近や屋外で実況中継をする事は禁止になったのではないのか。最近危険な映像取材が増えている。各局に注意喚起してほしい。
    • 京都で起きた16歳少女の父親殺害事件の報道の中に、同級生と思われる人へのインタビューがあった。しかし、捜査も初期の段階で未成年者にインタビューすることは、放送として適切とは思えない。放送では事件があるとすぐに同級生の子供達に平気でインタビューをするが、子供の心理を考えていないのだろうか。しかも放送されるのは答えの部分だけで、インタビュアーのどのような質問に対する答えなのかも分からない。普段の人となりを聞くにしても、「殺人の容疑者となっているが普段はどんな人ですか?」と聞くのと、「父親の首を斧で切って殺したのだけれど、どんな人ですか?」と聞くのでは、未成年者だけに心の動きも違ってくると思う。モザイクがかかっているので表情すら分からない。放送では、どんな質問による答えなのかを分かるようにすべきである。また番組内では、斧を使っての殺害方法をこと細かく説明していたが、子供達も見ている時間に放送する事ではない。放送に携わる人は、一般の人が、ましてや未成年者が、突然マイクとカメラを向けられた時の色々な心理状況をもっと考えなくてはいけないと思う。
    • 重大事件の裁判などで被告が”広汎性発達障害”と判明した場合の報道についてのお願い。一般の人々には”広汎性発達障害”の特性はまだよく理解されておらず、またこの障害を持つ被告の関わる事件では、発生時に被告自身や犯行の特異性や不可解さがセンセーショナルに報道されることが多いので、裁判などの報道の際にこの障害の特性を正確に解説して「この障害が事件の直接の要因であるわけではない」と説明しても、一般の人々にはあたかもこの障害の特性自体が特異な事件を引き起こしたような印象を受ける恐れがある。裁判などの報道で被告の”広汎性発達障害”について触れる場合には、事件におけるこの障害の特性が関わった部分と被告の意思による犯行の部分がはっきり区別され、被告の特異性よりも事件の要因や背景を詳しく伝える正確で冷静な報道が必要だと思う。また、番組のコメンテーターなどがこの障害がまるで事件の要因であるかのような発言をすることがないように、番組の出演者にも放送前にこの障害について正確な情報を伝えたほうがよいと思う。
    • 深夜の報道番組で、健康保険の保険料が高いことを取り上げていた。その中で、年収が200万円で生活が苦しいので保険料を払っていないという人が取材対象となっていたが、これはおかしい。日本では「国民皆保険」の制度となっているのだから、年収200万円で、苦しいけれど保険料を払っているという人を取材し、生活費の中で保険料が占める割合からこの問題を検討していくというなら分かるが、生活が苦しいので払っていないという立場からでは問題の解決の道は見えてこないと思う。苦しいからといって、国民皆保険制度を遵守していない人をテレビが正当化してしまったら、「払わなくてもいいんだ」と誤解する人が増えることになると思う。また、保険料が高いことの原因をすべて政府の財政支出の額にあるとし、財政支出を削減すれば解決するというストーリーは単純すぎて話にならない。何事も政府叩きをすればいいという考え方が、この番組には多すぎると感じている。
    • 日曜夕方の報道番組で生活保護費を減額された男性を特集していたが、受給額の減額と言う一点にポイントを絞りすぎ、一方的に男性側に立った内容に終始していたが、遡って男性がどのような人生をたどり、どういった経緯で生活保護を受給することになったかはほとんど触れていなかった。現在、年金保険料を払わず、いざとなったら生活保護に頼ろうとの受給予備軍が沢山いると聞く。件の男性も実は保険料を不払いだった点を最後に申し訳程度に触れていたが、それでは全く同情する気も起こらない。一つの事件を報道するときには少なくとも裏と表の両面からしっかり取材をするという基本を守って欲しい。
    • こんな詐欺の話が紹介された。?Aさんが実印と印鑑登録証の入った財布を落とした。?これを拾った男が実印と印鑑登録証を使ってAさんの戸籍と住所を移し、借金を重ねて会社を設立、そして倒産。?Aさんのもとへ借金の請求が殺到した―この話を受けたトークの中で、ゲストの弁護士が「戸籍謄本と住民票については、不受理届けを出せば第三者が受理することが出来ない、そういう制度がある」と話していた。戸籍謄本などを悪用されるのが嫌だから早速、不受理届けを出しに市役所へ行った。ところが職員に「そんな不受理制度などはない」と言われ受付を拒否されたのである。弁護士は間違ったことを言ったのか。局に電話で確認しようとしたが火曜日夜9時の経済についての番組の担当者がつかまらず埒が明かない。どちらが正しいのだろう。誤った放送をしたのであれば訂正放送をすべきだ。
    • 日曜夕方の報道番組で38歳無職の男が入手容易な薬品を使いTATPなる爆発物を作り、電車の爆破計画を立てていたという報道があった。薬品の一部は伏せていたが爆発物製作の再現をしており、放送でそこまでする必要があるのか疑問であった。これまで必ずと言ってよいほどマスコミの犯罪報道を模倣する者が出ているのに、未だにこの様な内容の放送があるのには呆れる。
    • 昼前の情報ワイドで畠山鈴香被告初公判のニュースの際、畠山被告を鈴香被告と呼んでいたが、おかしいのではないか。ニュースの中などで当事者をファーストネームで呼ぶのは特殊なケースだと思う。何故なのかを局に聞いたら「子供と区別するため」と意味不明瞭な返事であった。この被告の呼び方については事件発生後に議論があったように思うが、民放としてはなにか統一見解のようなものはないのか。
    • 時津風部屋の元力士の父の記者会見の生放送を最初から見た。お悔やみを述べる記者は誰もいなかった。遺族が真剣に応じているのに対して、記者の態度は大変見苦しく無礼だと思った。優しさを感じられない記者会見だった。まだ立件されていない事件に対しては先に質問事項を書面で提出して、それに応答する方法にしてはいかがか。記者は挙手して自分の名前を紹介し質疑をするべきだと思う。今後、善処願いたいと思う。
    • NHKを除くメディアには放送倫理というものはないのか?この際、徹底議論されるべきと思う。?朝青龍問題について、なぜモンゴルまで追いかける必要があるのか?全く下品極まりない。?政治報道について、目の前の現象ばかりを追った報道。公平性・慎重さを欠く偏向報道。これらは、国民の関心を物事の本質から遠ざけるものであり非常に危険である。これらに何の疑問も感じないメディアに携わる人間の倫理観は如何にして形成されるのか?これは大いに分析の対象となる。朝青龍の横綱としての資格を云々する前に、まず己に対して「国民に対しニュースを報道する資格があるのか?」を十分問いかけてみた方がよろしいのではないか?
    • 最近の民放のテレビ番組はテレビ創成期に比べ質が落ちたとつくづく思う。特に報道番組やワイドショーにおいては犯罪を実際以上にセンセーショナルに伝えたり、興味本位にプライバシーを暴いたりすることにばかり労力を使い、報道内容そのものに関してはどこの局も変わり映えがしない。他局と競うのであれば多様性のある報道を目指し、世界の話題から地域のニュースまでカバーできるような報道体制を築き、ユニークでありながら興味本位に走らない報道番組を育ててはどうか。
    • 最近のマスコミは度が過ぎていると思う。正直不愉快だ。安倍政権を支持していなかったが、ここ最近の報道は不愉快で仕方ない。「早く辞めろ」と叫び、辞めると「無責任だ」と中傷に似た批判を展開する。かつて椿事件というものがテレビ業界であったらしい。そろそろ本気で限度を越えた放送には制裁が必要だと思う。今の報道は子どもの世界で行われている”いじめ”と同レベル、もしくはそれ以下だ。もう揚げ足取りの幼稚な報道はやめてもらいたい。政治報道を遊び道具にしないでください。
    • ニュース報道の中で”独占密着”や”緊急会見”などの大げさな表現が多すぎる!自分達ではたいした取材もせず新聞などの記事を読んでるだけではないか!芸能報道で芸能人やタレントなどの熱愛や結婚などギャーギャー騒いでいるが、もっとやらなければならないことがたくさんあるだろうが。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 番組制作に関連した不祥事に伴うキー局の役員等の処分があったことを知った。普段、一般企業や役所の不祥事を厳しく追及し、頭を下げる当事者達を容赦なく問い詰めたりフラッシュを無慈悲に浴びせているマスコミ大手が、自分達の不祥事だけはひっそりと封印するように終息させるらしい。今回のことを反省し、視聴者からの批判を真摯に受け止めているのならば、これまで追及してきた他企業と同じように自分達の謝罪会見をし、自らのニュース番組で放送すべきだった。
    • マスメディアの表現の自由は制限されるべきだ。表現の自由の権利を盾に書かれる記事は下品の極みをいくものばかり。ここで問われる品格とは「他人の心を察すること」であり、その観点からは記事にされた当事者でない第3者がみても到底看過することのできない内容ばかりである。このまま野放しにして良いのか?今のマスメディアに自浄作用のシステムはない。徹底して改革すべきと考える。心無い記事によって人が死んでいる。病気になっている。またそれを見る人の心も病んでいく。何度でも繰り返し言う。国民への教育的観点から下品なものは徹底して撲滅すべきある。
    • 情報番組を見ているとそこに出てくるコメンテーターという者は社会的な影響力などが大きい割には、たとえて言えば、井戸端会議とか隣人友人の集まりでちょっと気の利いた台詞を交えながら、まくしたてるように他人の悪口を言うことの出来る人が、座の中心にいるのと同じように、そういう形で脚光を浴びやすい人間ばかりがコメンテーターなんて肩書きで偉そうに意見を述べるけれど、深い考えで述べる者は一切ないことにあきれてしまいます。
    • 東京キー局のラジオ感覚のバラエティーと証する番組の中で朝青龍の体に安倍総理の顔をすげかえた絵で「安倍朝龍、美しい国を投げ出し」と揶揄。司会者を含めた全出演者がゲラゲラと手を叩きながら哂う。その絵は司会者の後ろに掲げて目立たせている。安倍総理を貶めるためには手段を選ばないという下品さに唖然とした。安倍総理さえ叩きのめせば、誰の人権も人格もどうでもいいのか。首をすげかえられた朝青龍も安倍総理と同じ病気、あるいは病気で志半ばでやりたいことを断念した方々を著しく傷つけている。そもそも、安倍総理も一人の人間だ。病人のガンクビ写真をコラージュして笑うなんて大問題。バラエティーだからといって調子に乗りすぎないほうがいい。
    • 夕方5時台のニュース番組では安倍総理辞任後の状況を、安倍総理と小泉元総理に扮した「ザ・ニュースペーパー」というコメディアンが会見風にしゃべる茶化したコーナーで、最後に麻生幹事長の別に取材した笑った顔が画面右下に挿入された。安倍総理辞任の経緯についての意見は出すべきだが、混迷を続ける政局に苛立ちを覚えている時、ニュースでの倫理観の無い放送内容に憤りを感じる。又麻生幹事長の関係ない映像を挿入した事は肖像権、人権の侵害であり、受取り方ではニュースの捏造ともいえる。
    • 9月17日午前11時からのワイド番組の放送でフリーアナの総合司会者が舛添厚生大臣に出演依頼をしたが断られた」と発言したが、翌日の放送で「昨日の放送の訂正ですが、舛添厚生大臣が出演を断ったのではなく番組から出演依頼をしていませんでした」と女性の局アナウンサーが訂正とお詫びを述べた。問題は、これは本人が謝罪すべきであることと、国民が選んだ大臣に関して虚偽の放送をしておいて、謝罪だけで済ませてもいいのかということだ。きちんとした謝罪・訂正をするべきだ。
    • 水曜日、”世界の映像祭り”と称した知らない世界を見せる番組で、北朝鮮レストランでタレントが雷魚の刺身を食べさせるシーンがありました。ちょっと知識がある人ならどれだけ危険な事なのか解るはずです。はっきりいって雷魚は寄生虫の巣です。ましてや生食はもっての他です。一番初歩の寄生虫専門書やネットで探したり、博物館に聞いてみたらすぐ解ると思います。タレントの体は大丈夫でしょうか。やらされているタレントの人権侵害です。潜伏期間は3~4週間だそうです。一刻もはやく駆虫剤を投与した方が良いです。(顎口虫の類です。皮膚の下をはいずり回ります。)視聴者が真似をして食し、被害にあったらこの局はどう責任をとるのでしょうか。安易な番組制作をする同局の責任をぜひ追及してください。
    • コメディアンが登場する動物番組で5匹のキタキツネを飼育する様子を見せていた。キタキツネは北海道で流行している「多包性エキノコックス症」を媒介する動物である。飼育していたのが野外で捕獲した生後半年以内の仔ギツネだとすると、その寄生虫に感染している時期であり大変危険である。番組中では、それについての注意を一切流していなかった。もし本州から北海道への旅行者がキタキツネを連れて帰ったら、本人や知人達がエキノコックス症感染の危険に曝されるだけではなく、本州で感染症が流行する危険性すらある。番組担当者は、これら人獣共通感染症のことを勉強して、番組が感染症の拡大に手を貸すことのないよう十分に注意すべきでる。タレントには「感染しないように注意はした」と言うが、具体的な内容は分かっていなかった。マスコミは感染症の恐ろしさを忘れている。北海道では毎年20人位の患者が発生しているが、潜伏期間は平均21年にもなる病気であり、肝臓部分摘出手術で克服が可能ではあるが、それはあくまでも病巣があまり大きくない時期だけのことで、手遅れになると確実に死に至る。本来、野生動物を人間がペットにして飼うようなことは、負傷した動物などへの緊急避難措置を除いてやるべきことではない。動物を扱う番組の基本的コンセプトをどう考えているのか。
    • 宝くじを当てた男の夢だとしてカンボジアのアンコールワットが見えるところへ木材や板を運んでツリーハウスをつくり世界遺産を眺めるというようなことをやっていたが、バカなことをするんじゃない。悪質で恥知らず、自然破壊そのものじゃないか。こんな倫理に反することをやる局にはきつい”お灸”をすえてくれ。
    • いつも楽しく見ているが、この日に放送された会話は結婚記念日を思い出そうとする夫が妻にその記念日を暗証番号にしているというカードを使わせようとして、財布からわざと金を抜き取ったり、「ATMで暗証番号を盗み見して思い出した」などと友達に得意気に語っており、しかも暗証番号を友達にも教えるという内容で唖然とした。いくら英語の教材とはいえ、ATMでのトラブルや振り込め詐欺などの多発するこのご時世を考えると、オンエアするのにはふさわしくなかったのではないか?この番組の講師は非常に人気もあり、英語を声に出して練習しようというコンセプトが強く共感するだけに、こういう非常識な会話が公共放送のラジオで放送されたのは非常に残念だ。この一件だけで、講師の交代や番組の中止を訴えるつもりはないが、幅広い世代のリスナーがいることをもう少し考えた番組作りをお願いしたい。
    • 関西のテレビ局の情報ワイドで具合の悪くなった妊娠3ヶ月の妊婦を受け入れる病院がなく流産した件で、コメンテーターが「38歳で初産というのがおかしい」という旨の発言をしていた。局に「発言が非常識だ」と苦情を入れたところ、不適切な発言であることは認めたものの「謝罪はしない」という返答であった。あの発言で不妊に苦しんでいる人、流産の悲しみに打ちひしがれている多くの人が深く傷ついたことだろう。どんな罪深い発言でも「終わったことで仕方がない」というような業界の態度は許せない。私は一企業人だが、お客様のクレームには誠心誠意謝罪し改善する努力を怠らない。これが普通だ。TV業界は異常だと思う。
    • 東京キー局の放送番組審議会において「信じてしまう視聴者もいるということを念頭に置きながら」と、信じてはいけない内容であることを述べているにも関わらず、相変わらず「カルマ」や「前世だ」等といい加減な内容をインチキ霊能者が告げている。特に今回は認知症という多くの患者がいる病気に関して何の資格も知識もないインチキ霊能者のいい加減な解釈を放送しており、同様の症状に苦しむ多くの家族をバカにしている。昨年の12月9日にはこの番組の影響で中学生が自殺しているにも関わらずいまだ番組が放送されており、番組はインチキ霊能者の宣伝に使用されている。この局にはモラルの欠片もない。一刻も早い打ち切りと、霊能者のインチキに関する検証番組の放送を望む。
    • 女性占い師の発言に非常に不適切なものが目立った。20代の若者は貯金もし堅実だという最近の世論調査の結果に対して、それを批判する占い師の好き勝手な持論や自慢話には呆れた。以前からの彼女の「最近の若い者は」という発言とも矛盾している。最近の若い人達は、一部の人が考えているより賢い部分があり、彼女の言っている事をまともに信じていたらそのせいで悪い社会になってしまう。発言も乱暴で、出演者にまで「馬鹿野郎」「あんた」と暴言を吐いているのに全くお咎めなしで番組が成り立っているのはどうしたことか。新人アナウンサーや若手芸人だったら最悪クビになるだろう。この女性占い師は、昨今の朝青龍問題でも日本相撲協会の意向を無視するように仕向けるなどしているようで、これも問題だ。公共の電波を私物化するようなことを放置すべきではない。
    • かつて東京のテレビ局の番組で死者が出て以来、各局が自粛していた”大食い番組”がいつの間にか復活し、最近はその無節操ぶりが目に余る。9月に入りこれまでに、数えてみたらなんと3局で6件の”大食い”関連番組が放送された。世界には飢餓に苦しむ人が大勢いるのに、食べ物の無駄な消費を繰り返すテレビ局の無神経ぶりは許せない。
    • 私は、真面目に堅実に勤労しているサラリーマンだ。サラリーマン向けのこの番組のパロディーは、公共放送の電波にのせる内容ではないと思う。きっと脚本家は、真面目に勤労などしたこともない人なんだろう。大人の社会はこんなものではない。常識を逸脱した番組だ。NHKよ「汝は汝の道に帰れ」。
    • 今まで散々批判の対象となっている(専門家からもその因果関係は薄いとされている)少年犯罪と漫画やゲームを結びつける(というよりほぼ断定している)放送がなされています。しかも今回はほとんど共通点がないにもかかわらず放送中であったアニメが製作側の自粛によって放送中止となり、その原因の一端とされた番組ということです。私も表現者の端くれであり、こういう安易な責任の転嫁により表現規制につながってしまうのはとても許せません。当の放送局は他の事件事象についても、安易な推測やこじつけ報道をする傾向があり、私とは別分野の人達からも大変苦情が多く、しかも苦情が送られてもまったく改善する気配はありません。報道とは知識のない一般人にはとても大きな影響をもち、間違ったことは極力避けるのが正しい姿なはずなのに・・・。同時にこうしたことを罪に問えないことがとても残念なことです。
    • 最終的に人を必要悪かつ短絡的に殺害するゲーム・アニメです。将来、この話も入ったDVDも発売され年齢制限等もありません。買おうと思えば誰でも買って見てしまうものです。特に中高生あたりに深夜番組なのに人気があり、すごく悪影響だと思われます。これは人として惨いものです。
    • 関東・名古屋・大阪の局で放送される深夜放送のアニメですが、原作はアダルトゲームでそれをアニメ化したものです。学生の主人公が多数の同級生と性交渉を行う性描写も問題ですが、レイプや虐めなどを含めかなり激しい内容になっています。裸体などの描写さえなければいいという昔のアニメと比べると、最近のものは作り手のモラルまで低下していると思えます。インターネットなどの掲示板や動画掲示板などでも、アニメを見た視聴者が感化されて「死ね」と連呼したりするなど、誤った人間の価値観を広めるという影響はとても残念でなりません。こういった異常な性交渉を助長し他人に対して攻撃性を駆り立てるようなアニメはどうか規制していただきたいです。
    • 4時間枠での番組でバラエティー番組とはいえ著しく不快な気分にさせられました。内容はタレントにバンジージャンプをさせ、あたかもギネス記録更新をさせた様に思わせ、実はその後に番組プロデューサー自らがその記録を更新した。それをタレント本人にはギネス記録更新認定の表彰式の時に初めて告げ、そのタレントの努力が無駄だった落胆ぶりを見せるというドッキリ企画だったのだが、余りにも無神経な企画で単なる芸人「いじめ」にしか見えなかった。騙されたタレントの姿で笑いを取りたかったのかもしれませんが、視聴者には不快感しか残りません。何をやっても冗談で済ませばよし!の風潮ですむ問題では無いと思います。
    • この番組は、一般家族の人達とゲームをして、クリアすれば100万円を差し上げるという番組です。しかし、この番組は「やらせ」です。例えば、”かくれんぼ”は、出演する家庭によって、事前にタレントにかくれている場所を教えて100万円を出すかどうかを決めているし、”1トン家族”では秤のメーターを演出家が操作している。一般人をあざ笑うかのような番組は許せません。どうにかしていただきたい。
    • 毎週木曜日の深夜のトーク番組に下品なタレントが女性のタレントの楽屋に忍び込み、その女性の使用している歯ブラシやリップクリームなどをペロペロ舐めるコーナーがあります。それを見ているスタジオのタレントは大笑いしています。全く低俗極まりない変態コーナーです。私は何度もこのコーナーを止めるようにメールをしましたが一向に止めません。テレビの影響力は多大であることをテレビ局は知っているのに、昨今のテレビは視聴率のためなら”なんでもあり”です。この番組は9月20日、夜7時から3時間スペシャルを放送します。またこのコーナーを流すことでしょう。是非、このコーナーを放送しないようBPOから指導してほしい。
    • お笑い芸人がコントの中で「てめえ殺すぞ!」「ぶっ殺すぞ!」という言葉をよく使っている。これまでもひどい言葉遣いだと気になっていたが、京都の父親殺害事件の報道を見ていて、少女の心の中には、日頃何気なく見ているテレビのお笑い番組での「ぶっ殺すぞ!」という言葉が、すんなりと入り込んでしまっていたのではないかと思った。それくらい若者にとってテレビの影響力は大きいと思う。この番組の中だけでなく、テレビ全体から「ぶっ殺すぞ!」などという言葉を無くして欲しい。テレビ局だけでなく、プロダクションへも警笛を鳴らせないだろうか。「ぶっ殺すぞ!」などという言葉は、コントのギャグにもなっていないことに気付くべきだ。テレビ局にも電話をしたが、視聴者センターの反応は鈍すぎる。
    • バラエティー・お笑い番組に裸同然の芸人が出演しているが放送倫理に反している。股間の振りを強調したタレントに続いて、褌姿の芸人が出たと思ったら、今度は「そんなの関係ねぇ~」と海水パンツ姿の男が出演している。このような下品な芸人の出演を視聴者は望んでいない。各放送局は「民放連の放送基準を厳守する」と番組基準に掲げ、基本方針に「公共の福祉と文化の向上に寄与する」と謳っているが守られていないではないか。
    • 金曜日のエコダイエットのコーナー。今回の最終回は酷かった。まず計測が近いからと食事や水を取らない。途中で熱中症にかかって倒れるのは当然だ。一瞬「こんなダイエットをしてはダメですよ」と言っているのかと思った。こんなダイエット方法は過食・拒食病を招く原因になる。こんな無理なダイエットを真似する人がいたらどうするのか?なぜトレーナーを付けなかったのか?疑問ばかりだ。ダイエット企画というからには、きちんとした知識と指導の元でやっていただきたい。
    • タクシーの運転手をしているのでラジオをよく聞いているが、この時間帯に公共放送機関で放送する内容ではなかった。最近のアイドルについて漫画家でコラムニストが「最近のアイドルは性が乱れている」と、元タレント娘の一人の名前をあげていた。この発言に続き作家が「アイドルはウンコもしない。おしっこもしない。オナニーもしないと思っていた」と発言した。番組担当の女性アナウンサーがいるにも関わらず訂正もなくそのまま放送していた。
    • お笑いコンビが頻繁に出ているが、何かというと直ぐに相手の頭を叩いている。こんなものは芸でもなんでもない。テレビを見ている若者に悪影響を与えるだけだ。人を叩くことは暴力であり、いじめに繋がっていることをこの番組は考えていないのか。テレビを見ていると女性占い師もすぐに人を叩くし、出演タレントの服装の乱れは、下着同然のものまであり、行き着くところまで行った感がある。最近の若者の常識の無さがよく言われるが、この番組を見ていると、若者へのテレビの影響の重さを感じずにはいられない。もっとまともな番組を放送してほしい。
    • 民放におけるスポーツ中継は地に落ちている。過剰演出、実況の絶叫、稚拙な解説、おまけに無能タレントは視聴者のテンションをわざと下げているとしか思えない発言。世界陸上中継も例外ではなかった。残念で仕方がない。
    • 午前6時より女子マラソンがあるというから早起きをして見ようと待っていたのに、待てど暮らせどレースは始まらない。結局始まったのは午前7時からで、前日からの予告でもその日の朝6時からの放送でもそんなことは一言も言っていなかった。これはあまりにも不親切ではないか。視聴者の立場にたった放送とは言えない。開始時間をはっきりさせず放送を続けていれば、その間視聴者をテレビに縛り付けて視聴率は稼げるのかもしれないが、一人一人の国民がその間の時間を無駄に過ごせるほど暇なわけではない。今後このような視聴者の立場に立たない放送をするのであればこの大会の独占放送権等というものを持つのは止めて頂きたい。
    • 木曜夜9時のバラエティーのメイン出演者の局アナウンサーへのセクシャルハラスメント及びパワーハラスメント行為はひどいものだった。司会席の陰で相手が逃げられない事を計算した上での行為だと思う。以前から、この男の言動にはその手の内容が多かったが、本日の放送を見てじっとしていられずメールを出した。
    • 関西の落語家・タレントが司会をする番組で特攻隊で戦死した若者を扱った際、彼らを全て”強制的に特攻隊に入隊させられ・・・”としていたが実態は違う。当時の若者の中には志願し特攻隊に入隊した者もいたことは事実である。10時頃、局に電話をしたら、?話の途中で電話を切られた。?再度の電話ではつながったか一切応対なし。?番組内容よりも局の応対に抗議の電話をしたところそれには答えず、『番組は見ていないのでわからない』との応対で、再度話の途中で電話を切られた。?4回目の電話で『番組内容については公正な報道をすべきだ』と伝えたところ、『文句があるなら見なければよい』との回答。公共性の高い放送局の視聴者対応にあるまじきものだ。こんな対応をするから2チャンネルへの書き込みなどネットによる過激な情報が盛んになるのではないか。私自身も局の対応に怒りを抑えられずネットでこの局の対応の悪さを紹介しようと思った程だ。
    • 東京キー局の女性アナウンサーが「・・で~す」や「・・しちゃいましたぁ~」など、言葉尻をやたらに伸ばし、場をわきまえず必要以上に「キャー!」と大声ではしゃぐのがとても聞き苦しい。アナウンサーとしていかがなものかと思う。言葉のプロとしての自覚を持っていただきたい。改善を望む!
    • 民放のバラエティー番組のテロップ等で母音の「あ」や「お」に濁点をつけたものが頻繁に使用されているが、本来日本語にはない音である。驚愕の度合い等を感覚的に伝えようと言うのであれば、安易な発想であり非常に不快。テレビで見つける度に局に抗議しているが、一向に改まらない。
    • テレビスタジオの温度の関係もあるのかもしれないが冬になっても女性がノースリーブ、半袖の服装で年々エスカレートしている。温暖化の問題もあるが、常識的に考えても大変違和感がある。アメリカではズボンのずり下げをやめさせるといったことがおきており、日本でもこうした風潮が出ていいはずだ。

    【その他、番組全般】

    • 自民党総裁選の討論をしていた中で、一人の国会議員が「マスコミは誰と誰が密会していたとかそういうことばかり報道して、誰がどのような政策を推しているかと言うことをちっとも報道しない」と言うと、他の出演者が寄ってたかってその人物がまだ発言中なのに途中から割り込んで反論したことに唖然とした。この人の言いたかったことは、本来なら政治と国民の間をつなぐのがマスコミの役割なのに、マスコミがそれをしようとしない事への批判だったのだろう。それを「自民党は政策じゃなく国民に人気があるというだけで小泉さんを選んだ」や「あんたは自分のところの派閥が注目されないからその腹いせで言ってるんだろう」等、あきれるばかりの反論であった。自民党に責任がないとは言わないが、マスコミにそれだけ重要な役割があるのは事実だ。マスコミの報道の仕方で政局が大きく変わり、世の中が変わることもあり得る。その影響力の大きさを自覚しないで、反省するどころか指摘されたら他に責任転嫁するとは、マスコミ内部にはこんな意識の低い人ばかりなのか。
    • 年金問題について放送していたが民主党議員の主張のみを延々と垂れ流していた。スタジオには自民党をはじめ与党側の人間は一人もいない状態で、ただただ政権の中傷発言をしていた。これは明らかに放送としてバランスが取れてないのではないか?政治評論家が出ていたが「民主党は素晴しい」「自民党はもう駄目だ」的なコメントを連発していた。いくら今自民党など与党が不甲斐無いとはいえ限度を越えていないか?さらには紙芝居風に入院中の安倍総理を笑い者にした内容の話まで披露する始末で、あまりに低俗で呆れた。この番組は過去にも3、4回以上問題を起こしているのに全く反省の意識がないのは何故なのか?BPOが存在する意味があるのなら動いて欲しい。
    • 芸能人やタレントが、時にはキャスターや報道機関の解説委員までもが、何の知識もなく思いこみと独断と偏見だけで無責任な発言をし、間違っていた場合でも最後にお詫びの言葉を述べる位で特に責任を問われたということも聞いたことがない。他人の言動には揚げ足取りと思うくらい執拗に批判するくせに、自分たちテレビ局や出演者の間違いはなあなあで済まし、反省しようともしない態度は全く不愉快だ。”報道の自由”の名の下に何を言っても構わないというのは大きな勘違い。
    • 民放各局のゴールデンタイムの番組は、自称お笑いタレントの雑談や、とても芸とは呼べない芸の垂れ流し状態だ。今の社会がそれを求めているのなら悪いとは言わないが、そんなことは無いはずである。他にもっと放送すべき内容のものがある筈である。
    • 昼の健康情報番組のコーナーで、心肺機能を強化する方法として、うつぶせ寝を勧めていた。しかし過去に乳児がうつぶせ寝により窒息死する事故があったため、現在は小児科医や保健所は乳児には勧めていない。番組ではその点に触れていなかったが、乳幼児には実施しないように注意を表示すべきだったと思う。この件を視聴者センターに申し入れたが、応対者は「コーナーの冒頭で言った可能性もある」とし、私がコーナーの最初の極く一部を見ていない事を理由に取り合ってくれなかった。
    • 戸籍の仕事に携わる者として許しがたい気持ちになった。戸籍の電算化で死亡者が”勝手に”除籍されるということが論旨であったが、電算化で消えるのではなく、現在でも昔でも戸籍に動きがあれば、規則を基にして死亡者だけでなく離婚や婚姻除籍者が消除されているのである。よって電算化だから消除されるのではない。番組の中で死亡者ばかりに注視させて、その他の事について語らないことは問題ではないのか。再婚したにもかかわらず離婚した人が同じ戸籍に載っていたら、虚偽で離婚させられた妻が虚偽の婚姻の妻と一緒に載っていたら等々を考えると、死亡者以外には消除されることを望む人は少なくない。番組中の街頭インタビューで、社会保険庁と同様に扱う発言が放送されたが、今回の番組を見る限り視聴者をミスリードしているとしか思えない。
    • 米卸販売会社による産地偽装表示事件の報道に関連して、コメの種別について誤った説明がされていた。「くず米は家畜の飼料になる」としていたが実際はほとんど加工食品用になり、飼料に廻るのは極く僅か。「酒の原料はくず米を主体としている」は誤りで、酒用に栽培された専用米を使用している。「未検査米とは検査されておらず品質保証が無い米」としていたが、実は農協の検査は受けていないが、農協以外による検査を受けた米を指す。これらの一般視聴者にはわかりにくい事柄を誤って伝える事でコメの印象が非常に悪くなることが心配。
    • キー局の通販番組で、下腹部の脂肪を減量出来るベルトを販売しているが、これは科学的・医学的に実証された商品ではない。【簡単に巻くだけでシェイプアップ】と振動を与えて脂肪を燃焼させると謳っているが、あくまでもモニターの実体験によるもので、裏付けの資料は公表されていない。担当部署に確認したが「某大学で……」と応対。「大学教授の見解ですか?」と質問したが明快な返答は得られなかった。視聴者が放送局の通販部を通じて直接商品を購入する通販番組は、ある意味納豆ダイエット捏造問題よりも大きな問題を含んでいると思う。
    • 弁護士が「インターネットに規制は存在しない」「利用者を特定できない」等の虚偽の発言を行い、あたかもインターネットが法の手の届かない無法地帯であるかのように発言していた。これはインターネット技術者などインターネットに関与する人物全てに対する人権侵害だ。インターネット上であっても国内法は適用されており、インターネットはその仕組み上、利用者が特定できなければ運用出来ない。その利用者が国内だけでも8000万人という現状があるが故に犯罪数もそれなりに多くなっているだけであり、現実社会と全く同様の社会としてインターネットが存在しているという事実を無視した発言である。こういった事実を捏造し非科学的な報道を同局は繰り返しており、「バラエティー番組であれば事実を報道する義務はない」と明言するなど放送法違反の常連である。BPOとしても厳しい態度で臨むべきではないか?
    • 東京キー局の放送において、「日本チームのロスタイムでのトライシーン」を編集上カットして放送するということがありました。最も重要なシーンのカットであり、ワールドカップという世界的なイベントということを考えると大変重大な問題です。放送内でも「ラグビーの人気復権」、「子供たちへのラグビーの普及」を再三アナウンスしていたにもかかわらず、今回の全く逆の行為は、ラグビーファンの裾野を広げるという意味で重大な過失であり、また一般のスポーツファンを愚弄する行為です。その他、この放送において同様の重大な過失がありました。1、アナウンサーの知識不足・アナウンサーのオリジナルと思われる違和感のある用語の多様・ラグビーとサッカーの用語の混同。2、不適切な画面表示・ディレイ放送にもかかわらず「LIVE」と表示。3、理解不能な番組宣伝・カナダの攻撃シーンを多用し、日本チームが勝てない印象を与えた。
    • テレビの機能が向上し、高品質な放送を送受信するインフラは整いつつあると感じている。しかし一方で何十年も前から全く進歩がないのがスポーツ番組の解説者だ。映像が十分に送受信できない時代ならいざしらず、高品質な映像といっしょに関連データーまで送受信できるこの時代に、ひっきりなしに解説者がしゃべる必要がどこにあるのか。観客席と一緒に応援する臨場感を味わいたいのに解説者がすべてを台無しにする。ラジオとテレビの放送の違いもわからない解説者は今の時代に不要だ。

    【推奨意見】

    • 9月10日~13日迄の4回シリーズで放送された「緊急点検・日本のセーフティーネット」で取り上げていた医療問題は、多くの人が知るべき現実を紹介していた。医療制度改革に伴う病院経営の困難、そして倒産。保険料を払えず保険証を取り上げられて医療を受けられない人、その結果癌の悪化で亡くなった例。3ヶ月毎に転院を迫られて行き場を失う医療難民問題等を大学教授が現場を訪ねて取材し、医療界で起こっている様々な問題を紹介していた。現在の医療崩壊が想像以上に深刻な実態である事を改めて理解させてくれた良い番組だった。ただ残念な事は、ゴールデンタイムの放送だったので、視聴率の面ではあまり望めなかったとも思う。是非総合テレビ「NHKスペシャル」等の番組でも大々的に取り上げて、もっと多くの人に見てもらうべき内容だと感じた。
    • ソウルから祖母の暮らす田舎に行き、母親と離れて我がまま放題に暮らす少年の成長を描いている。現在我が国では「高齢者を大切にする精神」が欠けてしまったが、そこには日本人が忘れていったものが残っており、田舎の優しさに心を動かされた少年が心を開き交流するという素晴らしいハイビジョン番組だった。

    【CM】

    • 日本全国のラジオ局で通信販売会社が広告枠を買ってラジオショッピングを放送していますが、同社のラジオショッピングでは、自社名、屋号を隠して、いかにもそのラジオ局が選んだ商品を勧めているかのように紹介しています。この販売方法でリスナーは局が勧めているものと信じて商品を購入しています。その表れとして、商品の問合せや「ラジオ局が勧めるから信用していた」「何故、放送で屋号を名乗らないのか」「○○と知っていたら購入しなかった」等の苦情がラジオ局に直接きます。意図的に「ラジオ局のお勧め商品」と誤認させて販売する方法は詐欺的と言っても過言ではありません。ラジオ局は屋号を出して販売したいのですが、同社はそれを嫌い、スポンサー降板を恐れる局は強く言えません。この事はリスナーを騙している事に他ならず、景品表示法、特定商取引法にも抵触していると思われます。BPOは事実を確認し各ラジオ局に販売社名を名乗るよう指導していただきたい。
    • 民放だから我慢していたが騒ぐだけの実況や5000mなどそれほど長い時間がかからない競技の進行中にCMをはさむなどおかしいのではないか。CMの量が決まっている事は分かるが、それならば無駄なVTRを流している時間をCMにして、競技進行中はCMを入れずに展開を見せてほしかった。また「日本人選手だけを映していれば満足だろう」という安易な考えで、閉会式の外国人選手との交流をまったく映さないどころか、セレモニーなどを映さないのは常識では考えられない失態ではないか。開会式や閉会式を関係のないVTRや映画の宣伝で潰すなどあまりにもひどすぎる放送だった。この局は2度とスポーツにかかわってほしくない。

    【BPOへの意見】

    • 報道でBPOの青少年委員会の斉藤副委員長が大麻使用で逮捕されたことを知った。とんでもないことで大変驚いている。斉藤委員はこれまでもBPOの委員会でいろいろと発言してきたと思うが、大麻薬物の影響でおかしな発言をしていたのではないかと心配している。斉藤委員のこれまでの発言の妥当性をBPOとしても検証してほしい。
    • 青少年委員会の斉藤副委員長が大麻所持で逮捕され常用していたと本人は云っている。いわゆるジャンキー(麻薬中毒患者)であれば言動がおかしいこともあるので、委員選定の際分からなかったのか、また、在任中の発言については検証すべきだと思う。BPOは″上からモノを云う立場?であることを認識すべきである。BPOの体質として自浄能力が欠けているのではないかと思われるので、内部調査をし綱紀粛正に努めるべきである。
    • 斉藤委員が大麻所持で逮捕されたが、ホームページに経緯が記載されていないではないか。BPOの活動に疑問を持たざるを得ない。BPOの立場を踏まえて対応をして貰いたい。

    青少年に関する意見

    【京都父親殺害事件関連】

    「情報系番組」での扱いに対する意見(78件)

    • ゲームの内容を歪曲して伝え、16歳の少女が父親を斧で殺害した京都父親殺害事件の原因であるかのような報道がなされた。少年少女が猟奇殺人を起こしたとき、その引き金となったコンテンツを面白おかしく取り上げ、あるときは都合良く推測し、又あるときは虚偽の要因をでっちあげるというニュース番組・ワイドショーの手法は著しく倫理観を欠くものであり自重すべきだと思う。また同ゲームはアニメ等様々なメディアミックスを展開中であるが、この報道をきっかけに原作者及びそれに関わる方々は言うまでもなく、我々作品の受け手にも不利益が及ばないことを切に祈るばかりである。
    • 少女が斧で父親を殺した京都父親殺害事件の報道でアニメと事件とを関連づけるような内容があった。容疑者の少女はオタクであると勝手に考え、現在放送中のアニメ番組の名前も出し、さらにそのストーリーまで作り変えて放送するのはどう考えてもおかしい。更にそのアニメ番組が放送中止になることは視聴者を怒らせることではないか。その少女の家庭環境が原因ではなくアニメや漫画の影響を受けたから犯行に及んだと考えるのは間違っている。この報道を検討して欲しい。
    • 番組内で、ゲームと先日の京都父親殺害事件とが関係あるかのような報道がありました。しかし番組の中での作品の紹介がかなり偏向していました。報道によれば、ゲームの内容は「主人公の少女が親の浮気がトラウマとなり」、「斧を使って敵を殺害し」とされていました。しかし実際、ゲームではその少女は主人公と呼べる立場になく、また利用する凶器は鉈です。また、こういった内容は作品のごく一部にすぎず、作品のテーマとしては「仲間を信じることの大切さ」が挙げられます。こういった特定の作品のごく一部だけを恣意的に取り上げ、あたかも事件と関わりがあるかのように印象付けるような報道は、報道の中立性という立場から問題があると思います。

    休止になった「アニメ番組」への意見(23件)

    • 放送中止を取り消してください。楽しみにしている人もいます。事件とは関係ないはずです。事件を起こした本人、または家庭に問題があると思います。あくまでアニメは娯楽であり、殺人を引き起こすものではありません。問題をすり替えないでください。ほかにもこの迷惑な事件のせいで放送中止になったアニメはあります。ファンの人の心も考えてください。
    • 青少年の犯罪の原因として、残虐な表現を含むアニメが取り上げられることが多々あります。現代の日本においてアニメ=オタクという構図が成り立つと思われています。それはつまりオタク=危険因子ということなのでしょうか?先日の16歳の少女が斧で父親を殺害するという事件によってアニメが打ち切りになりました。楽しみにしていたので残念です。確かにこのアニメには残虐な表現はありますが、それを言うならサスペンスドラマも同じではないでしょうか?むしろ夕方やゴールデンタイムに放送されるサスペンスドラマの方が、深夜放送されていたこのアニメより多くの人の目に入ることになると思うので、影響力は大きいと思います。そこはどうお考えですか?

    【低俗、モラルに反する】

    • バラエティー番組。出演したお笑い芸人がバンジージャンプで取ったギネス記録を、その後すぐに番組のプロデューサーが更新するという内容が放送された。その際、番組ではお笑い芸人のお父様とご子息まで引き合いに出して、怖がる芸人を奮い立たせ記録を達成させたにも関わらず、その後明らかに彼の栄誉を横取りする形で番組プロデューサーが記録を更新した。この生放送で芸人を貶めて笑い者にするという、余りにも人をないがしろにする企画構成に自分の目を疑った。芸人父子三代への侮辱であると感じると共に、この様な倫理意識・規範意識に欠ける番組こそが青少年のいじめを助長し、道徳観を歪ませる原因であると思えてならない。(同様意見30件)
    • バラエティー番組。レギュラー番組の方は比較的よい感じをもって見ていたが、今日のスペシャルはふざけすぎである。バンジージャンプ世界記録の話だが、まじめな者が馬鹿をみる典型的な「いじめ」につながる番組構成で、子供が見ていたので腹立たしくなりテレビを消した。レギュラー番組ではよい評価をしていたためその下品さに失望した。
    • アニメ番組。この番組は、アダルトゲームを原作に制作している。この回の話では、ヒロインが度の過ぎたいじめを受けるので青少年に悪影響があると思う。お弁当を食べようとしたら使用済みのコンドームが入っていたり、殺した鳥の死骸をヒロインの制服と一緒に置いて血を付着させたりと、常軌を逸脱した描写が多い。最低R-15指定にするべきかと思う。
    • バラエティー番組。親子で見ていると気まずくなるような場面があった。食事中であったため、家族で黙り込んでしまった。エッチの話や性器の話をゴールデンタイムの番組で流すのはどうかと思う。私たち以外にもそのような気分になった人は多いと思う。もう少し時間帯を考えて放送内容を決めてほしい。
    • バラエティー番組。学校で朗読を間違えるとペナルティーで机の中からチョークが飛び出し生徒役の芸人の顔に当たるというゲームをしていた。勢いよく眉間目掛けてチョークが飛び、当たった出演者は目を真っ赤にしていた。芸人のリアクションは決して笑えるようなものではなかった。見ていて、こちらが心配になるほどの勢いでチョークを当てるのはやり過ぎではないか?一緒に見ていた子供も同様に顔を歪めて見ていて、笑うどころではなかったようだ。深夜枠から飛び出した元気な番組とはいえ、いじめや加虐的なお笑いはもう食傷している。人を痛がらせたり傷つけてしまう事で笑いを追求するのは止めていただきたい。芸人が自虐的に作るのか放送作家が作るのかは知らないが、子供が真似をすると危険な事を公共の電波で放送するのはいい加減止めていただきたい。こうした「行き過ぎいじめ系ギャグ」の場面では、子供は笑うより怒りさえ覚えているのだ。制作者のモラルとその管理者のチェックを放送前に徹底してほしい。
    • バラエティー番組。最初のコーナーで、推薦者が芸人を紹介するコーナーがあったが、その一部の芸人の中が、ゲップで笑いを取っていたが、食事する人が多い時間帯にゲップネタをするとは何事だ。気持ち悪かったので、せめて別のネタで笑いを取るか、食事する時間帯にこのネタはやめていただけようお願いします。
    • 昨今、ネット上に下半身を晒された子が自殺するという痛ましい事件が起きました。また、昨年栃木の女子中学生が「面白いから」という理由で、同級生の女子の服を脱がして写真を撮るという事件がありました。こういう事件をみるにつれ、お笑い芸人の脱ぎ芸、脱がし芸というのは非常に卑劣な芸であり、悪影響が強いものだと思います。他人の服を脱がして笑いをとるなど、まさに性犯罪じみた卑劣な笑いだと思います。昨今、若者のモラルの低下が叫ばれていますが、笑いをとるためならどんなことでもするという芸人のスタンスはまさにモラル低下の一因だと思います。特に子供は笑いを大事にします。それゆえ、お笑い芸人の影響力は強い。改善を強く求めます。

    【報道・情報に関する意見】

    • 報道番組。自民党総裁選の報道で、杉浦太蔵代議士の投票時を盗み撮りともいえるような方法で撮影し、「麻生太郎」に投票したと報じました。このような報道は、無記名投票の意義を失わせる、報道の公正性を欠いた行動ではないでしょうか。
    • 報道番組。東京都多摩市の女子中学生行方不明事件に関する取り扱いで、発見された12歳女子生徒の顔写真と姓名の公表に対して意見する。無事に発見されたにも関らず、発見後も番組で顔写真と氏名を公開する必要があったのか審査していただきたい。この後の生徒に対する世間の風あたりを考慮すれば、顔写真と氏名を公表する必要はなかったのではないか。未成年者の人権に対して配慮がなかったのではないかと思う。
    • 個人情報保護法に基づく個人のプライバシーとマスコミ報道について目に余るものがあります。先日、松本引越センター社長の訃報が報じられましたが、報道の自由といえども繰り返し全国ネットで報道するのはいかがなものでしょうか。それも「階段の踊り場でカーテンの帯で首を吊っていた」など死因までこと細かに報じる必要があるのでしょうか。遺族、特にお子さんの気持ちを考えないのですか。山口県光市の母子殺害事件でも、遺族にとって耐え難い屈辱であると思います。奥さんと子供が殺されていく描写まで報道する必要はありません。個人情報保護法が施行され守られるべき情報なのに、死因までこと細かく、まして死者に鞭打つような報道をするのは放送倫理にも抵触するのではないでしょうか。一方、毎年成人式で馬鹿騒ぎをしている成人、傍若無人に振舞う暴走族、河川でバーベキューをしてゴミを散らかしたまま帰る人、障害者用駐車スペースに平気で駐車する人などなど、こういう輩にはモザイクをかけて報道を中途半端にしているのは、マスコミ関係者の感覚、倫理観、正義感がおかしくなっているのではないでしょうか。思いやりのある優しい報道がなされるように願います。

    【いじめや虐待に関する意見】

    “いじめ”をテーマにしたドラマ番組への意見(8件)

    • 非常に残忍なシーンの連続で見るに耐えない。子どもへの悪影響が計り知れない。こんな低俗な番組を規制せずに放送しては、青少年の残忍な犯罪はなくならない。残酷な犯罪が増加するのはこのような番組な放送をするからであり、公共の電波の責任をもっと深く考えるべきだ。
    • いじめに関するドラマに対して苦情が寄せられているようだが、このいじめに関するドラマは、あくまでいじめがこんなふうに起きているのだということを伝えているのです。確かに度を越した表現もあるが、それはそれで表現を変更すればいいのだから、すぐに番組の「打ち切り」とかいうのはどうかと思う。
    • この番組に対して「いじめ」の描写があまりに残酷であるという意見はあって当然だと思います。私も直視できない時が多いので、ビデオを早送りするときもあります。それでもこのドラマを観続けるのは、やはり主人公たちがどういじめと向き合っていくのかを見たいからです。そして、恐らく無くなることはないであろう「いじめ」という問題を、我々も自分に起こっている問題のように受け止め、考えなければならないと思うからです。親世代に番組に対する嫌悪感が強く、若者たちにはこの番組に対する支持も多いと新聞で読みました。実際、今いじめを受けていたり、あるいは、いじめる側であったり、傍観者であったりする学生たちにとっては、こういうドラマが何かのきっかけになることも多いのだと思います。それに対して、親世代の人たちもいたずらに「いじめ」を煽っているという狭い見方ではなく、どうしてこのドラマが若者たちに受け入れられているのかをまず考えてほしいのです。
    • この番組は「いじめ」を題材にしたコミックをドラマ化したもので、見ていると目を背けたくなるような場面もあったが、私自身いじめを受けた者として、この番組の存在はとても大きかった。「いじめ」は、いじめをする者は勿論、それを隠蔽しようとしたり、体裁をよく見せようとする大人たちそのものが病理と言ってよい。これは現代の学校が抱える病理そのものを表していると言ってもよいと言える。最後はいじめていた者が逆にいじめられると言う展開で終わったが、ぜひ続編を要望したい。

    「いじめ・虐待」に関するその他の意見

    • アニメ番組。児童虐待とも取れるような描写があり、しかもそれを容認するような展開だったのは問題である。大した理由もなく小学生を物置に閉じ込め、食事も抜いてしまうという展開でしたが、その理由があまりに理不尽であり、また父親の「音を上げるまで放っておきなさい」という台詞はとても教育的配慮があるとは思えない執拗なもので、国民的アニメにふさわしいとは思えません。視聴者に対して子供に必要以上に厳しくすることや、子供を不平等に扱うことを美化し容認する風潮をもたらしかねないと心配しています。視聴率の高い番組でもあるので、時代遅れの暮らしぶりをむやみに称賛することはやめて欲しい。
    • バラエティー番組。この番組に限ったことではないが、いわゆる”ハゲ”を揶揄する番組が多くある。お笑い芸人ではなく俳優に対しても執拗に薄毛をネタにし、その部分をアップにして何度も映すなど、いい大人がまさしく「いじめ」といっていい内容を延々続ける様子には嫌気がさした。お笑い芸人さん等の芸能人はそれを売りにしているのだろうが、一般人はそれで死ぬほど悩んでいる人も大勢いる。テレビでハゲを揶揄することで、一般人、特に未成年者はハゲを馬鹿にしてもいい存在だと無意識下で認識し「いじめ」につながることになる。実際、高校生や大学生にも薄毛の人がいるし、病気等で髪が抜けている人もいる。

    【CM・番組宣伝に関する意見】

    • 複数の登場人物が視聴者に対して舌を出し思い切り伸ばして見せる。非常にグロテスクで卑猥・猥褻・不道徳な映像表現だ。世界の一部民族の風習を除外して、人前で舌を見せることは下品で失礼な行為だ。このCMを見た日本の青少年が人前で舌を出して伸ばす事を恥ずかしいと思わない風潮が根付いては危険だ。人前で不快感を与える行為や失礼な態度は慎む必要がある。それを教えるのが道徳で健全な大人の義務だ。
    • 午後7時からの子ども番組の時間帯に、ショッキングな映像のドラマの番組告知を流して平気な顔をしている放送局に呆れている。一体誰をこの時間のターゲットにしているのか。子ども番組の時間帯に2時間ドラマの殺人シーンなど、ショッキングな番組の告知を流すのを止めて欲しい。だから民放は見たくないのだ。
    • 夕方放送のアニメで今月公開予定のPG-12指定の映画の番宣が流れた。このアニメの視聴者は小学生以下なのにそういうCMを流すことは許されない。できれば、小学生・子ども向け番組では、社会で役に立ってもらうように公共広告や政府広報のCMを流して欲しい。青少年に公共広告のよさをもっと理解して欲しい。
    • 青少年に見てもらいたい番組でパチンコのCMが放送されたが一体どういうことなのか?パチンコは18歳未満は禁止なのに、青少年に見てもらいたい番組でパチンコのCMを流すとは何事だ!

    【推奨意見】

    • アニメ番組。同枠の番組に残酷で性的なものが多かったのに比べ、この番組はそういう描写がなく子どもでも安心して視聴できる上、素晴らしい本質を秘めている。世界観も壮大で大人でも楽しめる構造をしており、各局におかれてはぜひこのような素晴らしいアニメを製作していただきたく思う。主人公をはじめとする登場人物たちが、人類の故郷「テラ」を目指し敵の妨害などさまざまな苦難と犠牲を経験しながら成長してゆく番組。いたずらに過激な描写の番組が多い中で親子で安心して楽しめる良い番組作りをしている。BPOとしても、ぜひ、このような番組の推奨をしてほしい。
    • 毎年このシーズンになると、2年前から始まったストレス発散に相応しいアトラクションバラエティー番組が放送される。先日の午後に事前番組を見て思ったのですが、この番組は児童や青少年から中高年まで、どちら様でも誰でも胸を張って楽しめるものであって、この様な色とりどりのアトラクション施設が全国にあっても過言ではないと思えるくらい楽しい番組なので、スペシャルだけの放送ではなく毎週木曜か金曜の20時台枠向けで良いので1時間のレギュラー番組にして欲しい。

    【暴力・殺傷シーンに関する意見】

    • アニメ番組。これまで私が見た中で最も残酷な描写が多い作品。今週、立て続けに2本「放送に不適切である」として中止となった番組があったが、この作品のように人体の断面が描かれていたわけではない。キー局であれば表現が過激でも放送してよいということなのか。例え深夜に放送されていても、年齢制限をし、番組冒頭やDVDのパッケージには過激な描写がある旨を表示することは必須だろう。また、そうした番組を扱った書籍やDVDのCMも、子どもの目にする時間帯においては出すべきではない。アニメの放送倫理が局側で一律でない以上、各制作会社に共通した表現に対するガイドラインを設けるべきではないのか。
    • 各局のアニメに関して、目に余るものが多くなってきた。暴力的、殺戮的な画像がひどい。殴るシーンや流血シーン、戦争シーンなど。子どもは繰り返し見ることで刷り込みが起こり、未来的にみて良くない。日本では表現の自由があり、アニメ関係者からは必ず反発があると思う。日本のアニメが海外進出しているが、ある国では拳で鏡を殴るシーンで鏡の割れを修正し割れていないようにしたり、血の色を黒くしたり、または血の表現自体をカットしたりして放送している。日本もこれらを見習い、もっとガイドラインを厳しくするべきだと思う。ネット配信では特にひどく感じる。真実を知らせる為には表現の自由が必要な部分もあると思うが、これからはネット配信会社、アニメ制作会社も各局と同じ扱いにし、動画全般に対してガイドラインをもっと厳しくする必要がある。これからの未来の日本の為にもよろしくお願いします。

    【その他】

    • ラテ欄・公式ページと違う番組を流した。最近こういう事が多すぎる。
    • 子ども達も見る昼の時間帯に再放送されているドラマで、女性の裸や暴力シーンが頻繁に出てくる。これらを規制することはなかなか難しいと聞くが、表現の自由を守りつつ青少年への悪影響を避けるために、たとえば番組の冒頭で、この後の番組内にどのような問題シーンが含まれているかを簡潔に提示し、子どもに見せてよいかどうかを判断し易くするような方法を考えて欲しい。
    • 新聞を鵜呑みにした報道に付いての意見。先日、時事通信社が配信した記事をそのまま紙面に載せた地方紙が名誉毀損で訴えられていた裁判で新聞社側が敗訴した。これを応用すればそのまま紙面を紹介したテレビ局にも責任が伴う可能性が出た。
    • 超能力や心霊・オカルトを扱う民放番組が多すぎます。科学的根拠も薄いことをさも事実のように取り上げるとは、青少年に悪影響を与えます。オウム問題などを引き起こした温床になったことを忘れてはいけません。貴機構におかれては、各民放局に厳正な指導・是正措置をお願いします。

    2007年8月に視聴者から寄せられた意見

    2007年8月に視聴者から寄せられた意見

    8月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,459件で、7月との比較では10件の減となった。

    意見のアクセス方法の割合は、Eメール61%、電話32%、ファクシミリ5%、郵送ほか2%である。(*Eメール数には同一人の多数意見を含む)

    男女別は男性75%、女性21%、不明4%で、世代別では30歳代(37%)、20歳代(16%)、40歳代(12%)、50歳代(11%)、60歳以上(8%)、10歳代(4%)の順となっている。

    2007年8月に視聴者から寄せられた意見 1,459件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2007年8月件数 年度累計
    人権等に関する意見 14 件 83 件
    放送と青少年に関する意見 151 件 [ 意見内容 ] 802 件
    放送番組全般にわたる意見 616 件 [ 意見内容 ] 2,876 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 158 件 569 件
    その他(放送関連以外) 520 件 3,033 件
    意見件数 計 1,459 件 7,363 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定されたものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。8月の通知数は476件(43放送局)であった。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    8月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    人権関連の苦情[14件]

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 10件
      (個人又は直接の関係人からの要請)
    • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 4件
      (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

    番組全般にわたる意見

    8月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(1,459件)のうち【情報ワイド番組・バラエティー番組】に関する意見は787件(全体の54%)で、その内容は”不適切な内容や発言・表現、不適格な出演者”(456件:全体の31%)、”モラル・倫理観の欠如”(227件:16%)、”低俗・下品な番組”(104件:7%)である。
    次いで【報道番組】に関した意見が736件(全体の50%)で、”放送の公共性と影響力、メディアの規制、言論・報道の自由”など(345件:24%)、”取材・報道のあり方”(306件:21%)、”政治的公平・公正”(85件:6%)となっている。

    特に8月は”洋菓子メーカー報道”に関する放送局・司会者への批判として251件が寄せられ、これに係わるBPO放送倫理検証委員会の審理結果への意見は110件であった。

    そのほかに”政治関連意見(参院選報道、政策、政党、議員関連など)”124件、”横綱朝青龍問題”に114件が寄せられたが、これとは別に朝青龍関連報道に対して”過熱報道・メディアスクラム”(30件)、”精神的障害に関する報道のあり方”を問う意見(29件)も目立った。

    なお、放送人権委員会への相談・意見(14件)とは別に、放送番組全般の意見の中で「人権問題やいじめ・差別にあたる表現ではないか」との提起や懸念は7月の123件から284件へと大幅に増加した。
    【放送局の電話対応や応対の姿勢】に関する苦情・抗議は133件で前月と比較して75件の減少となった。
    【CM関係】「不適切な表現・内容」との指摘を中心に49件の意見があった。

    青少年に関する意見

    8月にBPOに寄せられた意見のうち、放送と青少年に関するものは151件と先月に比べ14件増えた。
    内容に関しては、今月も高校を舞台にいじめをテーマにしたドラマに対し23件あり、ほとんどが批判意見だったが、「現状への警鐘だ」という肯定意見もあった。
    ジャンル別ではニュース・情報番組に対する意見がもっとも多く31件あり、横綱朝青龍への報道はいじめにつながり青少年に悪影響だと言う意見が9件あった。
    また、「夏休み期間中だということを考慮すべきだ」という時期的な問題に触れる意見が12件あった。

    BPOに関する意見

    158件の意見・問い合せのうち、BPOへの意見は放送倫理検証委員会決定に関する意見(110件)を含め129件、問い合せは29件であった。

    番組全般

    【特記事項】(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」などから抜粋)

    【取材・報道のあり方】

    • イラク問題はイラク特措法が採決され、これからテロ特措法が外交問題の要の一つとなる。関連報道が少なく実態が分からない現状で、イラク人ジャーナリストが撮影したイラク国内を伝えた関西準キー局の夕方の情報番組は素晴らしい取り組みだと思う。このような取り組みは頑張って報道して欲しい。民放はこのようなドキュメンタリーを取り上げる機会が少なく、取り上げても深夜の放送が多い。深夜ではなく夕方の時間帯で取り上げたのは評価できるし、このような取り組みは応援したい。特にテロ特措法の話題などをゴールデンタイムの視聴者が多い時間で取り上げてくれれば、これからの政治・外交問題に一石を投じることができるのではないか? NHKがイラク問題でレバノンを取り上げた番組同様、多くの人に見てもらうべき内容だと感じた。民放もNHKだけに任せず、自ら問題提起をして社会に問い掛ける番組を制作してもらいたい。
    • 広島原爆投下の日にトップニュースで扱っていたのはNHKだけだった。戦争を風化させているのは、メディアではないか? 視聴率重視で大切なことを放送しないのはどういうことか? 戦争のことをキチンと放送しているのはNHKしかないように思う。憲法9条の改定や核容認論が出るのは、メディアが戦争の虚しさや残酷さを放送しないせいでもある。最近の放送業界に失望を感じる。
    • メディアは戦争を取り上げる際に、決まって「事実の風化」という言葉を用いるが、風化の要因のひとつはメディアにある。沖縄戦没者慰霊式典の行われる6月23日、広島原爆の日8月6日、長崎原爆の8月9日、高校野球でも試合を中断し犠牲者に対し黙祷を捧げるが、8月15日の終戦記念日に関連した番組を放送するのは地元の放送局かNHKだけではないか。しかも、民放はレギュラーのバラエティー番組を通常通りに放送しているが、制作者はもう少し自覚すべきではないか。
    • ヒロシマに住んでいる20代の男です。毎年、疑問に思うのが日本で「平和学習(教育)」が少なくなっていると聞きますが、マスコミも同じだと思います。8月6日は「原爆投下の日」です。ニュースではありません。真実があったのです。政府や教育委員会,マスコミがこのことを少しでも軽く見たら、前防衛大臣みたいな発言がどんどん出るでしょう。また、それは悪気があって言うのではなく「無知」だから言うのでしょう。日本には60年前の戦争で傷ついた,傷つかれた方が大勢いますし、その子孫達も数多くいます。「賠償」とかを言っているのではなく、その「真実」を後世に語り続け、二度とあのような事を繰り返さないためにも、一日だけでも黙祷できる世論構築を指導して欲しいです。
    • 中越沖地震の柏崎刈羽原発の事故でのニュース報道について。「放射能漏れ」とのテロップを右上に出し続け建物外での変圧器の火事の映像を流していたが、まるで原子炉が破損して燃えているような画像だった。日本語の良くわからない人や話を良く聞かない人にとってはチェルノブイリの事故と同じに見える。担当者は事実を報道しているつもりなのだろうが、正確に伝わるレベルにないと考える。
    • 先日、宮城県の女児刺傷事件で精神科に通院歴のある男が逮捕された事件の報道に際して、深夜の報道番組のキャスターが「近所にこのような人が住んでいることは非常に怖いことですね」と発言した。この発言は、精神障害者をはじめ、精神科に通院している人がすべて同じような人という印象を与えかねない。これは、報道機関による人権侵害とも受け取れる内容である。ましてその報道番組では以前から、日本では年々心の病を持つ人が増加しているということで、精神科病院の入院患者、通院患者やそこに働くスタッフの様子、そして入院施設のある精神病院が少ないという現状などを詳しく放送していた。にもかかわらず、その番組のキャスターの不用意な発言は許しがたい。現在精神科に入通院をしている患者本人、患者を抱える家族の人たち、そして精神科の病院で働いている人たちはどんな思いをしているのか分かっているのか。そのことをもっと報道すべきではないか。報道機関として公正・中立を謳うのであれば、なぜこのような事件が頻発し、そのような事件を防ぐにはどうすればいいのかという視点で物事を考えるべきではないか。
    • 境界性人格障害の人が起こした殺人事件を取り上げていたが、この障害の説明抜きに放送していたので同障害をもっている人は誰でも事件を起こすように誤解されかねない。たまたま起きた稀なケースなのだからそうした丁寧な説明を次回の同じ番組の時にしてほしい。身内にそうした障害をもつ人間を抱えているだけに切実にそう思う。そうした説明抜きだと、同障害への偏見が大きくなるだけだ。差別を助長するような愚は避けて欲しい。
    • 防衛省の人事問題で、テレビは「揉め事がおきている」「とんでもない」等とクローズアップしてなじるばかりで見ていてうんざりする。問題が起きたら起きたで、なぜ防衛大臣はその人物が次官のポストに就くことを強く望んでいたのか、そしてなぜそれを官僚の側が嫌がり別の人物を推していたのか等、お互いの言い分を調べて冷静に報道してくれればいいのだ。テレビは「また揉めやがった」と悪意の固まりのようなまとめ方でしか報道せず、結局問題の本質は視聴者に分からずじまいだ。
    • 北九州市で起きた生活保護を打ち切られた男性の孤独死を扱ったコーナーで「行政による人殺し」とのテロップが出た。この言葉は一方的かつ行き過ぎ。他メディアや他局の報道によると、同市は暴力団員による生活保護の不正受給問題に長年苦慮しており、受給認可に関して厳しくせざるを得ない状況にあるという。この点を東京キー局の同番組では伝えていなかった。こういった背景も含め、あらゆる角度から事件の検証を徹底し、偏向のない報道をして欲しかった。
    • かつて某新聞が選挙において「自民党を負けさせるための報道をせよ」と上層部からの命令があったことが選挙後明らかになったようだが、今回もそれを彷彿とさせる。特に全国紙2紙系列のメディアのキャスター・コメンテーター等の高飛車で感情的に煽り立てるようなののしり方には異常さを感じた。年金問題なら労働組合を支持母体に抱えた民主党にも過去における責任はあると思うし、それをふまえた上で今後どうしていくかを自民党と同じように考えることを促す報道ならまだしも、正邪を色分けしたような報道には恣意的なものを感じ不快感を覚えた。それに操られる国民にも原因はあるけれど。
    • 8月6日のニュース番組で、ホームレス襲撃の報道があった。そのこと自体は人権という点では同感だし、正しい報道であると聞いていた。しかし最後に「公園等ではベンチなどのデザインを工夫してホームレスが眠れないようにしている。こういうことも人権侵害の背景にある」とのコメントがあった。夜な夜なホームレスが公園で宴会し、通りかかる女性や塾帰りの子ども達に集団で卑猥な言葉をあびせ、また不必要に触ってくることがあることも事実だ。地域は行政(市)と相談して市は注意を行った。しかし、後ろから水や酒をかけられたり脅されることが跡を絶たず解決しない。警察では加害者が特定できないと言われ、地域と市は地域住民を守るため公園の改修の検討・ベンチの改修をした。公園は市民の税金で地域のコミュニティーの施設として設置されたもので、決して周辺の人にとっての迷惑施設ではない。地域の地域力を人権侵害とする報道は許せない。
    • 連日の朝青龍関の病気報道についてはその加熱ぶりと共にゲストによる無責任なコメントの多さが目に余る。この病気には決まった検査項目が無いため医師によって診断が異なることも多い。それが横綱の病気の真偽に関して憶測を呼ぶことにも繋がってしまう。しかし、ここでは朝青龍関ではなく一人の患者として治療に専念させてあげないと取り返しのつかないことになる。テレビで騒ぐなどもってのほか。また、高砂親方も画面で見たところストレス障害になってもおかしくない様子だ。私の患者たちは、番組を通して病気に対する世間の理解のなさを思い知らされ、非常に気落ちする人も多い。誰のためにもならない無責任な報道は今すぐ止めるべきだ。
    • 7年来闘病しているPTSD(心的外傷後ストレス症候群)患者だが、連日の朝青龍関の病気に関する心ない報道により心身ともに非常に辛い状態に陥っている。角界からのゲストや元親方夫人でさえ、「横綱らしく土俵で治せ」「稽古を休むと病気も悪化する」「強くなれ」等朝青龍関を辛く追い込むようなコメントばかりで、横綱をかばう発言はほとんど聞かれない。テレビはできるだけ見ないようにしたいが、気休めで見るうちにどうしてもこの話題に遭遇してしまう。せめて心の病の専門家達の意見をもっと織り交ぜて偏向の無い番組にして欲しい。
    • 横綱・朝青龍が、全治6週間の診断書を提出して夏巡業を休み帰国中のモンゴルでサッカーに興じていた問題で、日本相撲協会が厳しい処分を下した。その結果、朝青龍が「急性ストレス障害」と診断されたことが明らかになり、東京都内の自宅マンションで謹慎中と伝えられているが、ストレス障害と診断されたにも関わらず、記者、カメラマンが連日のように押しかける報道姿勢は行き過ぎである。
    • 毎朝、昼に報道されるニュースの中身は新聞の紙面を鵜呑みにした報道内容に聞こえる。新聞記事の裏づけをとっている局はあるのだろうか? 番組では映像を何回も使い、その他は関連映像で予測したりイメージ映像を多用する。茶の間の視聴者は多少疑っても確信がないから鵜呑みにする。この状況は個人や法人を問わず風評被害を簡単に誘導しているといえる。些細なことでも掘り下げ追跡取材をするなら素晴しい記事になるが、やらせやパクリ記事では娯楽番組の制作と同じでニュース番組とはいえないのでないか?
    • 「ネットカフェ難民」という差別語の使用を控えて下さい。8月28日厚生労働省が【住居喪失不安定就労者の実態に関する調査報告】を発表、それを受けて一部の報道機関が「ネットカフェ難民、厚労省が初の調査」等の表現で報道を始めています。確かに24時間営業の複合カフェには終電を逃したサラリーマンや深夜働いている飲食店勤務者など、様々な立場のお客様がいます。中には定職につくことが難しい方もいると思います。しかし、私どもにとっては皆さん大事なお客様であり、決して”難民”とは考えていないし、そのようには呼びません。そもそも”難民”とは「戦禍・政難を避けて流浪する亡命者」(広辞苑より)と定義されているように、国際社会における深刻な人権問題として位置付けられています。それを一般社会と隔たりがあるケースにおいて”○○難民”と安易に定義付ける傾向を危惧します。あたかも浮浪者風情の人が夜な夜なネットカフェに集まっているかのような報道が、多くのお客様の足を遠のけています。このままでは大変な風評被害が発生することが予想されます。今後「ネットカフェ難民」という差別造語を使用しないで頂きたい。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 新聞のテレビ欄を見て番組を決めていた時代が懐かしい。今、活字から伺えるのは「いかにもくだらない番組を作っています」ということのみ。女占い師、プロ野球監督夫人、元某国大統領夫人などを画面に出し、何を言わすかと思えば殆どが他人への罵詈雑言、自画自賛、そして徹底的な相手への攻撃。そんなキャラクターで成り立つ番組などまともなわけがない。また、これらの出演者を擁護するかのごとく弱々しいコメントをする今はフリーのベテランアナウンサー。どの番組もお粗末な人選と、あまりにも低レベルの内容で組み立てられており、これが一流大学卒の人たちが制作したものとは到底思えない。ひどすぎるテレビ番組を打ち切りにするために署名運動でもしたいものだ。とにかく、女占い師をテレビ界からはずしてほしい。存在そのものが有害だ。
    • 事故で子供を亡くした親族を集め、霊能者が亡くなった子供の言葉を遺族に伝えるという内容だった。 放送局が単なるフィクション・バラエティーと考えているのならば、明らかに遺族に対する冒涜であり、人権的問題である。放送局が事実だとして放送しているのならば、明らかに民放連放送基準(第8章 表現上の配慮 54条)に違反した行為である。
    • 番組の冒頭で自称霊能者を何の科学的検証もなく「天国にいる人と話が出来る、不可能を可能にする男」と紹介するだけでなく、何らかの理由をつけて「死んだ人は成仏していない」とまず遺族の不安をあおる構成になっており非常に悪質である。日本民間放送連盟放送基準、第8章、46、53、54条に違反している。この番組では犯罪や事件の遺族を引きずり出し見世物にし、人の悲しみにつけ込んで嘘を信じ込ますことで遺族の心を弄んでいる許しがたい偽善番組である。将来的に遺族の心に大きな傷を残す可能性が大きく、作り手やTV局のモラルが厳しく問われる必要がある。昨年はこの自称霊能者の別番組を見た中学生が、生まれ変わりを信じて自殺する事件も起きているが、いまだにこの自称霊能者を公共の放送に登場させていること自体、放送業界には自浄作用がないとしか言えない。他局も含めて心霊に関して放送基準自体が形骸化しており、自浄作用も働かず遵守されないのであれば罰則規定を設けるべきだ。
    • 関西の情報番組で「新潟中越沖地震で仮設住宅への入居開始」のニュースに対するメインキャスターのコメントを聞いて非常に腹立たしく感じた。そのキャスターは、「なぜ、仮設住宅の建設に1ヵ月もかかるのか。3日くらいでできないのか」とか「阪神大震災以降まったく手が打たれていない」という発言をしていた。なぜ、このような非常識な発言をするのか。災害現場ではすぐにでも着工し復興に向けて取り組もうとしているが、仮設住宅の資材や人員がすぐに確保できるとは限らないし、資材を保管する場所についても確保するのに苦慮していると思う。最近の報道は現場の苦労や問題点を調べようともせず、全体を見ずに一方向だけしか見ていないような気がしてならない。公平な報道をして下さい。
    • バスによる乗用車への追突事故で死亡した母子を取り上げた昼の番組のコーナーで、事故の模様を伝えた後、男性司会者が「そう言う訳で亡くなっちゃったんですよねえ」と言ってゲストにコメントを求めた。この「○○しちゃった」は事の重大さや深刻さを伝えるのには全くそぐわない。失われた人命を軽んじているような印象を与える。厳格で配慮を欠くことのない言葉遣いこそアナウンスの基本ではないか。
    • 陸上競技の中継で出場選手、とりわけ外国人選手に称号(?)のつもりかどうか知らないが不適切な表現を使っている。ロシアの中長距離女性選手の年長者に『○○のお局(おつぼね)』とか、アフリカの黒人選手を『○○の侵略者』などと称している。これはニックネームでも何でもない。ただのアナウンサーの悪ふざけか浅知恵でしかない。こんな呼び方をするとは自ら放送を違った方向に向けていると言わざるを得ない。こんな調子で連日長時間放送されたら聞いていて不愉快になるだけだ。もっとまともな感覚で放送してください。
    • 名古屋地区のテレビ局の番組での工具で殴りつけるシーンはあまりに生々しい。見ていて気分が悪くなった。以前からこの局は倫理観がなく前作もリアルな流血シーンや衣類にスプレーでの落書き等があり不愉快になったことが度々あった。娯楽でそういうシーンを流すのは考えものである。
    • 番組中、暴行事件を起こした大阪芸人の司会者が年下と思われる芸人に「セメント詰めにして埋めたろか」と発言。このような殺人等法律違反の行為を、法律をテーマにした番組でお笑いネタに使うのは言語道断。BBCの放送コードと同じくらいきちんとしたものを作り、各放送局が厳守するようにBPOが指導してほしい。
    • 恒例の長時間番組でタレントにマラソンを行わせる企画があるが次の見解を知らせる。66才のヘビースモーカーに猛暑の中、70kmを走らせることは医学的に見て非常識である。全国民に感動と勇気を与えたいというタレントの気持ちは理解できるが、それを”ウルトラマラソン”という形で表すことは先の理由により不適切である。自らが禁煙することでタレントの気持ちは十分に生かすことができる。タレントがこれからも元気で長生きし全国民に夢を届ける活動ができるようこの機会に禁煙を実行することを強く望む。
    • 今年も長時間番組が終わり、多額のチャリティー募金が集まったようだ。その募金は障害者施設に寄付されるというが、どういう基準で施設を選んでいるのか、毎年不明朗さを感じている。また、この寄付行為に関する税務処理が正しく行われているか甚だ疑問である。私はパーキンソン病で障害者認定を受けているが、在宅のためチャリティーの恩恵を受けたことがない。テレビ局は、施設入所の障害者と在宅障害者の差別を生んでいるのに気づいていないのではないか。地元の行政に聞いても、テレビ局のチャリティーのことは分からないと言われてしまう。番組の中できちんと報告してほしい。
    • 長時間番組で2人組のコメディアンが教育指導の先生役と生徒役を演じていた。その中で「おまえ、学校でいじめられているんだろう」「いじめられているなら自殺した方がいいよ」「遺書に先生にいじめられたと書くんじゃないよ」等、非常に残念な発言があった。それを言われたコメディアンは「生放送でこんなこと言っていいの?」と言っていたが、見ていて非常に不愉快だった。
    • お水着姿の女性タレントを熱湯風呂に入れ、どのくらい耐えられるかを見る長時間番組の企画があった。傍に氷水の水槽を用意してのことで、何十年も前の他の番組と同様の、低俗の一言に尽きる趣向。このような企画のせいで番組を貫くはずのチャリティー色も褪せて見えた。
    • 出演者2名がいわゆる裏ビデオを鑑賞しながらその内容をこと細かく中継しつつ番組を進行する。ビデオ映像をテレビ画面に映さないのをよいことに、実に卑猥でリアルな実況ぶり。こんな低俗な放送が許されるのだろうか。
    • 相手に謝るときや依頼するときに使う「済みません」という言葉、各局の字幕を見るとほとんどが「すいません」となっている。正しくは「すみません」だ。その影響か、わが社の若い社員たちはメモや会話のなかで平気で「すいません」と書き、しゃべっている。テレビは影響力が強いのだから言葉は正しく表記し、発音してもらいたい。
    • バラエティー番組の字幕で、感嘆文で「あ゛ー」「え゛ー」という表現がされるが、それらの文字を放送基準で使えないようにすべきだ。なぜならば、濁点のつかない字に濁点をつけるのはおかしい「う゛」は、外来語のVのつく単語の音訳で使われており感嘆文でも使ってかまわないが、「あ゛ー」から「わー・うわー・うぁー」、「え゛ーっ」から「えーっ・うぇーっ」といった表現にすべきだ。それらの問題のある表記「あ゛ー」をローマ字で表記すれば、「Va」となり、極端に言えば外来語「silver・シルバー」を「しるあ゛ー」、「cover・カバー」を「かあ゛ー」、「advance・アドバンス」を「あどあ゛んす」と表現するのと同じだ。
    • 最近のニュース番組、情報番組等で、アナウンサーやリポーターが会話の最中にまるで友人との会話のような言葉遣いを平気でしているのが気になる。例えば「○○だよね?」や「あのね?」や「○○ね」など挙げたらきりが無い。せめて「です」くらい使えないのかと思う。

    【その他、番組全般】

    • 洋菓子メーカーの捏造問題で、司会者が「反省すべきことはたくさんある。素直にお詫び申しあげたい」とコメントしていたが、何を反省しているのか分からなかった。後日、番組宛に「チョコ再利用の報道が誤りであったということか?」と問い合わせると、「証言の信憑性は高いと思っている」との回答だった。全く反省をしていないのに「一応謝っておこうか?」的な誤魔化しはどんなもんだろうかと思う。
    • 先の洋菓子メーカー問題についての検証結果を受けた後の放送では謝罪をした様だが、司会者も不在で反省が見られない。また、それ以外の部分でも相変わらず容疑者を犯人という断定表現を用いたりしている。元々この番組では凶悪事件等の取材VTR中、司会者の怒りの表情等が小画面で映し出されるたり、場面転換時の大袈裟なアタック音等、メディアリテラシーの低い視聴者への多大な影響が指摘されてきた。かつて同社の朝の番組が低迷を重ねていたことにより、過激な番組作りへシフトしていったという事情はわかるが、当局の介入等により放送の信頼性自体が揺らいでしまうことは絶対に許されない。同社の自浄作用は乏しいので、今後更なるチェックが必要だと考えられる。それと共に、情報番組化した報道のあり方をもう一度問い直すということも課題ではないか。
    • 芸能人やタレントが、時にはキャスターや報道機関の解説委員までもが、何の知識もなく思いこみと独断と偏見だけで無責任な発言をし、間違っていた場合でも最後にお詫びの言葉を述べるくらいで、特に責任を問われたということも聞いたことがない。他人の言動には、揚げ足取りと思うくらい執拗に批判するくせに、自分たちテレビ局や出演者の間違いはなあなあで済ませ、反省しようともしない態度は全く不愉快だ。「報道の自由」の名の下に、何を言っても構わないというのは大きな勘違い。傲慢さの現れだ。
    • クイズ番組とか仮装大賞とか、出演者に高額の賞金がでる番組が多いが、お金を渡すのは止めたほうがよい。長時間番組などでは視聴者から募金を呼びかけておきながら、番組では高額なお金を渡しているのは矛盾しているのではないか。番組提供会社の品物を賞品として出すのならまだ分かるが、金を渡すのは間違っている。日本が金、金の世の中になって、子供たちまでもが金、金になっていくのを憂える。
    • 中越沖地震被災者支援としてアニメ主人公の名を冠した「募金」を行っている折、現地で新潟ガスの復興に関わっていた主人から被災者の悲惨な話を聞き、番組に表示されている募金電話番号にかけたが、IP電話からは募金できなかった。「携帯電話・PHS・IP電話・公衆電話」は利用できないと番組で正確に表示すべきである。BPOに連絡した電話代も、本来は義援金として被災者に届けられたお金だと思うと残念でならない。
    • 長時間番組で大阪のお笑い芸人の十種競技に関して、1500mなどで日本新記録という放送がありました。しかし、十種競技というのは、十種目の競技結果全てを得点化してその総合点を競う競技であり、一つひとつの競技に日本記録は存在しないのではないでしょうか。それを知りながら日本新記録と放送することは、視聴者を欺く行為といわざるをえません。
    • 最近の公共放送の番組、特に生活情報とバラエティー番組の中には民放番組と見紛うものが増加し、憤懣を通り越して呆れている。この局は唯一良質番組の多い局だけに残念至極。こんな質の低下の著しい番組を増やすために受信料を払っているつもりはない。番組の企画そのものに原因があるとも思えるが、民放の低俗な番組に登場しているタレント、歌手、芸人の起用という出演者の人選、彼らの芸にもならないアクションやキャラクターによる気恥ずかしくなるような内容、局アナ達の芸能人気取りと軽薄な乗りを見ると、画面に出ないディレクター達の悦に入った顔が浮かんでくる。番組のサブタイトル “ガムテープ標識”のガムテープは商品名であるし、熱血と謳った「○○塾」の愚劣さ、関門海峡を挟んだ花火中継の民放と同じ演出等など嘆かわしい。
    • 「作法の極意」のコーナーでマナーにかなった魚の食べ方を紹介する際、出演者の「左利きの人はどうすれば良いですか」との質問に対し、講師は「問題外です。左利きを直してください」と答えた。無理して直すことによる弊害等から、最近では「自然のままがよい」という見方が大勢を占めている。この講師の発言は古い考え方によるものであり時代にそぐわない。
    • 番組宣伝が視聴者を煽るかのように派手で大袈裟。男子マラソンは「午前6時スタート」と繰り返し宣伝されていたが、実際には6時とは番組のスタート時間であり競技開始は7時であった。また、男子100メートル走については「世界記録必至」との前宣伝だったが実現しなかった。根拠のない期待であり、当然の結果である。スポーツ中継番組であるから、過度の演出や煽りは無用。もっと実際の競技の程度に見合った盛り上げ方を研究して欲しい。

    【推奨意見】

    • 10日と11日に在京民放テレビ局が原爆をテーマにしたドラマを放送した。また、公共放送局も今月、水木しげる氏の戦争体験を基にしたドラマを放送した。こういった戦争の悲惨さ、無意味さ、愚かさを伝える真摯な番組を放送していただけることをとてもありがたいと思っている。これからもこういった戦争について学べる番組作りを期待している。私は日ごろテレビ番組を批判的に見ている。それはテレビ局がやらせや捏造など、ルール無視で視聴率至上主義の番組作りをしているからだ。超自然現象を客観的、批判的な視点を加えずにあたかも真実として放送する番組が多い。その一方で、前述のような良質な番組も作られている。これからはテレビ局がルールを遵守し良心的な番組を作ってくださることを期待している。
    • このところ、毎日出勤前に朝の連続ドラマを見ていますが、このドラマのヒロインに癒されると同時に生きる希望や夢を持つことの大切さを教えてもらっています。とかく朝の連続ドラマは「ワンパターン」等と不評を買うことが多いですが、夢も希望もない番組が多くなった現在、このようなドラマは貴重だと思います。

    【CM】

    • 「普通の人が普通に働いて普通に家を建てられる、これが普通だと思う」と件の司会者が語りかける”○○ホーム”のCMは格差社会という現実を無視した(無知なのか)CMで、企業や制作者はどういう感覚なんだろうかと呆れている。いま、普通の人が簡単に家を建てられると思っているのだろうか。それとも、普通に家を建てられない人は普通の人じゃない、と言いたいのか。時代感覚といい、弱者差別を暗示するメッセージ内容といい問題のあるCMだ。
    • 不動産業のCMは、有名な芸能人を起用しているが、見るとオペラ調で会社の名前を歌うだけで何の会社か分からない。検索の画面表示も無く、調べると中古マンションの会社と分かったが、この会社は15秒間では何の宣伝か分からない上に、見ている視聴者に意味不明なCMと認知されるだけだ。このようなCMは放映中止にしてもらいたい。視聴者をバカにしているにも程がある。
    • テレビ・ラジオ共、番組本編に比べCMの音量が異常に大きくなるが、これは放送法で認められているのか。視聴者、消費者の立場から見てCM効果という点でも首を傾けざるを得ない。

    【BPOへの意見】

    • 不二家の問題でBPOが出した見解はTBSに対して何か拘束力があるのか。責任の所在はどこにありどういう形で責任をとるべきか、それをチェック機関であるBPOが指摘できない限り、結局、加害者の側の自覚に依ってしまうことになり、これでは加害者に対して何も啓蒙的意味合いを持たない。この問題はいまだ終わってはいない。これからもBPOは同番組に対して「国民の声があるからではなく」自らチェックをすべきであり、そうでなくては視聴者への放送倫理を遵守しようとするBPOの存在意義はないと思うがいかがか。
    • TBS『みのもんたの朝ズバッ!』不二家関連の2番組に関する見解について。「取材や編集の手法、事後の対応などで重大な放送、倫理上の問題があった」のに、TBSへのBPOとしての処分なし。重大な問題とは何なのか、重大な問題を起こすとどういうペナルティーが課せられるのか、重大な問題を二度と起こさないようにどうするのかが全くない。
    • 今回の見解は詰めが甘かったと言うのが感想。BPOこそ最後の砦と思っていたがこれでは信頼できない。関西テレビと同じようにとは言わないが、TBSはいろいろ問題のあった局なのに、それらは全部不問に付してあたかも免罪するような見解だ。自浄能力がいわれるが、今回のようなことだとそんな機能は全く感じられない。今後放送への行政の介入を避ける意味でももっと頑張って欲しい。
    • 不二家を扱った放送についての見解が示されましたが、不十分なものと言わざるを得ません。まずインタビューで述べられたものを「混同し」とありますが、あの放送から受ける印象は「悪意を持って」「意図的に」「誤用した」ものであり、不注意の結果なされた「混同」とは明らかに異なるものです。また「不十分ながらも謝罪がなされ」と言う部分にも違和感があります。一般的に不十分な謝罪には何の意味もありません。私は、放送は権力から独立しその影響を受けるべきではないと考えますが、BPOに救済機関としての存在理由を見出せない以上、公権力による救済も止むを得ないのかもしれません。

    青少年に関する意見

    【高校を舞台にした連続ドラマに対する意見】

    • リアルないじめを題材にしたドラマだ。いじめに立ち向う勇気を若者に訴えたいのだろうが、逆に社会的な悪影響、つまりいじめがエスカレートして事件が起きるのではないか?現に若者達による異常な事件は最近急増している。このドラマだけが原因とは言わないが、この異常な時期にさらに刺激するようなドラマを放送することが疑問であり、見ていて非常に不愉快。漫画が原作のようだが、視聴率ほしさにドラマ化したのであれば即刻打ち切ってもらいたい。世の中の状況を踏まえた番組を放送してほしい。
    • いじめと暴力をテーマに過激なシーンが多く、あまりのひどさに見るに耐えない。同じ局での前の番組を見て、中1の子供も感銘を受けていたのに、いきなりこの様な番組が放送され驚いた。特に夏休み期間でもあり子供の情操に悪影響であると感じ、この様な番組制作と放送に抗議する。何を目的としてこの番組を制作したのか制作者の意図を知りたい。
    • BPOのHPには「連続ドラマの場合、途中の描き方に問題があっても最終的には視聴者が納得できる結末で終わるように作られていることが多いので、過剰に反応する必要はないのではないか」との文章が書いてあるが、たとえ最後はいい展開になったとしても、こんな番組を最後まで見せる親がいると思うか? 途中で見た嫌ないじめシーンが記憶に残るだけだ。何かあってからでは遅い。世間一般にいじめはあるにせよ、この番組ほど酷いいじめは少ない。こんないじめが普通にされては困る。意味なくいじめを助長する番組は即刻中止すべき。もっと命を大切に思う番組作りをしてほしい。
    • このドラマは主人公の少女が陰湿ないじめに遭いながらもいじめに立ち向かっていくというストーリーで、毎回陰湿ないじめシーンが出てくる。一部の意見を見ると「ひどいから(放送を)やめるべきだ」や「いじめを助長する」等あるが、果たしてそうだろうか? いじめを受けたことのある者としては、このドラマの放送する意義が理解できる。なぜならこのドラマが今のいじめの現状であるということの警鐘そのものだからである。

    【報道・情報に関する意見】

    • 報道番組。准教授セクハラのニュースの中で、准教授の自宅を取材し、不在の准教授に代わり未成年と思われる長男が対応しているインタビューがありましたが、長男がインタビューされていることが、見ていてなんとも心苦しく感じた。また淡々とインタビューしているリポーターや周囲のスタッフの方たちは、何も感じずに仕事をしているのかと思うと情けない気持ちになりました。そのインタビューについて、スタジオでは父親の事を信じている長男に同情するような意見も出ていましたが、それ以上に本来関係のない家族に大人たちが寄ってたかって意見を強要しているようにしか見えませんでした。
    • 連日の朝青龍の報道は一種のいじめではないか。いい加減にしてほしい。夏休みでテレビを見る機会の多い子ども達に非常に悪い影響を与える。現に息子は「これはいじめなの?」と言っていた。「いじめはいけない」と言っているテレビがいじめの見本を放送してどうするのか?また、モンゴルにまで行き取材を続けているが、それを見たモンゴル人は日本人をどう思うか?日本の恥さらしだ。各局に電話をしているが一向に改まらない。
    • 報道番組の中で、事件等の演出として音楽や効果音を流すが止めてほしい。聞いているだけで心の変化を及ぼすような音楽はイメージと画像とを結び付けてしまい、実際の事件の全容を伝わりにくくさせる。良い人か悪い人か分からない人がいたとして不安な気持ちにさせる音楽をBGMとして流せば、その人のイメージは悪い印象になるしその逆もある。音楽を流すというのは、編集する側の意図を大きく含んでいると思う。その他、映像の演出なども、実際のイメージから大きくかけ離れてしまうような編集を意図的にやっていると思われることもある。NHKの様に淡々としたニュースを各局はやるべきだと思う。事件をどのように捉えるかという事、それ以上は個人の判断に任せるべきだ。
    • 報道番組。アナウンサーが山口県の”祖父殺害事件”の事実を淡々と伝えた。最近のこの種の凶悪事件と同様の伝え方だ。この時間帯のニュースは全国放送で若い人達も見ている。ニュースは事実の伝達だとは思うが、人命尊重という面からみると無味乾燥なことで若い人に対する影響があると思う。人命尊重というニュアンスがニュースに加味できないだろうか。極端なことを云えば、若年者への影響を考えて殺人事件は報道しないほうが良い。

    【低俗、モラルに反する】

    • バラエティー番組。あるタレントが、女性タレントの楽屋に入り、その女性タレントの私物の歯ブラシや使った箸を舐めたりするシーンがあった。視聴率を上げるつもりかも知れないが、視聴者から見れば気持ち悪いので止めてほしい。
    • ラジオ番組。子供達の夏休み期間中に「放送コードぎりぎりの内容」「お子様達には聞かせないよう注意してください」と、逆に子供達の興味を引くような番組宣伝を繰り返し放送している。このような内容自体が倫理違反ではないのか。
    • バラエティー番組。ハンカチで拭いた汗をしぼって飲むシーンがあったが、とても気持ち悪かった。視聴者が食事をしているような時間帯に、このような映像を流すのはおかしいと感じた。お笑い番組といえども放送時間帯のことも考えてほしい。

    【CM・番組宣伝に関する意見】

    • ラジオ局の番組で最近頻繁に流されるようになったCM。アットホームでほのぼのとした内容で、スーパーマーケットか何かの開店告知かと思ったが、実際はパチンコ店のCMだった。CMを聴いた限りではパチンコを思わせる言葉は一切登場せずパチンコ店であるとは全く分からない作風になっているので、リスナー(特に子ども)に誤解を与える恐れがあるのではないか。強く憂慮せざるを得ない。
    • 映画の宣伝が時折流されるが、ホラー映画のスポットCMは、ホラー嫌いの息子が「夢に出てきた」と言っている。見ると確かに気持ち悪く、CM作成スタッフのセンスの悪さ、常識のなさ、配慮に欠ける内容を指摘したい。ホラー映画は怖いものだが、不快でただ気持ち悪いだけのものとしか受け取れない人もいることをまったく無視し、番組内のスポットCMという視聴者が選択できる余地がないところで放映するなど無神経さにも程がある。

    【推奨意見】

    • ドキュメンタリー番組。この番組は定時制高校の入学から卒業までの約1400日を追ったドキュメンタリーだが、10代の生徒の葛藤やそれを乗り越えて成長する姿がありのままに伝わってきて良い番組だと思った。彼らには色々な事情はあるが、それを排除するのではなく認め合い、クラスが一つになっていく様子に共感した。現在いじめや学校裏サイトなど学校に関する問題が後を絶たない。そんな中で10代の中高生は揺れている。皮肉なことに彼らの気持ちが分からない大人が増えているのも事実である。そんな時代だからこそ青少年や大人に見ていただきたい番組だと思った。いじめを助長するようなくだらないバラエティーよりも、こういった内容の番組ももっと放送してほしい。
    • ドラマ番組。何気なく見ていたらドラマに引き込まれて最後まで見た。秀逸なドラマ(実話)だ。人間の都合で動物園の猛獣が殺された戦争の現実。学校教育に是非活用して頂きたい。無理なら再放送を望む。興奮し寝付けず寝不足になった。それ程インパクトの強いドラマだった。
    • アニメ番組。近未来的であるが、どこか懐かしく、どこか忘れてはいけない物が表現されている。全体的に友達の大切さを描かれていて、青少年に友達の大切さを訴えている。大人も鑑賞できる内容や質はアニメ大国日本を感じさせる。青少年、子ども、大人に是非見て貰いたい番組だ。
    • 情報バラエティー。青少年に見せたい番組として紹介する。この番組はタイトルの通り「学校では教えてくれないような知識や教養」を楽しく学べて青少年に有益だ。しかし日本民間放送連盟の「青少年に見てもらいたい番組」に推薦されていない。この番組を日本民間放送連盟の「青少年に見てもらいたい番組」に推薦するように局に要望する。

    【マナーについて】

    • 露天風呂を紹介する番組で、よくタオルを巻いて入浴するシーンがあるが不自然だ。我が家の子がそれを真似して学校の宿泊合宿でタオルを巻いて入浴したら、先生に叱られたそうだ。テレビで間違ったことを放送するのは公共の放送としては如何と思う。
    • 情報番組。女子マラソン選手の特集で、ご主人の映像が流れた。場面は電車の中で、乗車中にご主人が携帯電話で通話をしているところであった。これはマナー違反ではないのか? 道徳上、また子どもの教育上良くないと思うので番組内での謝罪を望む。

    【視聴者意見への反論・同意】

    • 「出演者の箸の持ち方がおかしく、子どもに悪影響」という批判があったが、箸の持ち方を教えるのは親の役目であり、子どもは別にテレビを見てそれを覚えるのではない。以前から似たり寄ったりの意見が多いが、自分のしつけのなってなさをテレビに責任転嫁するのはいい加減やめたらどうか。
    • 視聴者から寄せられた意見の中に、刺青に関して「放送で刺青をしている人を出演させるべきではないと思う」という意見があった。確かに日本では”刺青=暴力団関係”というイメージも未だにあり銭湯やプールで断られてしまうという現実があるが、個人的にはそれ自体が差別的だと感じる。色々な人が見る番組だからこそ、外見で判断するようなことをしてほしくないと思った。ファッションや趣味趣向などについて、番組内で偏った見方や、出演者の方が過剰な驚き方をしたりしているのを見ると嫌な気持ちになる。

    【その他】

    • 長時間番組。子どもの夢を叶え、皆で感動を分かち合おうと言う主旨で、5歳の聴覚障害児の描いたハチドリの絵を基に、地上絵で有名なペルーのナスカに、世界遺産である本物を模した巨大な地上絵を造るというものがあった。そのために莫大な制作費をかけ、後で元に戻すとは言え、ブルドーザー等を使った大掛かりな企画。このようにお金と機械の力によって実現した地上絵がどれほど当の子どものためになるのか甚だ疑わしい。一時的な感動を与えるにしても、ここまで派手にやらなければいけないのか。多額の募金が集まるようだが、同じ番組の一方でこのように浪費しているのは大きな矛盾。放送局の倫理観に疑問を感ずる。
    • 幼児番組。最近は映像にCG等の手法がよく使われているが、派手で目を引くだけで、幼い心にゆったりと語りかけはしないと思う。むしろ従来の素朴で簡素な画像のほうが幼児番組にはふさわしいし、親も安心して見せられる。
    • 定時制高校をテーマにしたドキュメンタリー番組。定時制に通っている子がみんな、この番組に出てるように見られてしまう。うちの子は3人定時制だが、いたって普通の高校です。茶髪も妊娠出産もない。世間の人は見たものだけを信じる。あれでは今通っている子が全員そうみたいに見られてしまう。娘は「やめてほしい」と言っている。私もそう思う。視聴率稼ぎに何をやってもいいなんて許せない。TV側はいいものを放送していると勘違いしている。昼働き、夜学校と必死に頑張っている健気な子ども達の人権を侵害していると言っても過言ではない。
    • 子供と一緒に実験をするためのロケ番組。子供たちを夜まで拘束しているようだが労働基準法に違反していないか? 以前もキャンプの放送があったが、これも時間的に長時間子供を働かせたことになるのではないか? テレビでは移動の様子も放送しているが、テレビの仕事は移動中も仕事に入ると思う。長時間働かせていることは違法だ。
    • 最近のテレビはバラエティー番組の規制などで、つまらなくなったから、ストレスがたまり、ストレスを発散さすために、いじめなどがたくさんおこっている。規制などを廃止する事で、視聴者がテレビを見て腹から笑える番組を制作することによって、ストレスが発散できて、いじめがなくなる社会になると大半の視聴者が思っています。

    2007年7月に視聴者から寄せられた意見

    2007年7月に視聴者から寄せられた意見

    7月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,469件で、6月との比較では150件の増加となった。

    意見のアクセス方法の割合は、Eメール66%、電話28%、ファクシミリ3%、郵送ほか2%である。(*Eメール数には同一人の多数意見を含む)

    男女別は男性75%、女性22%、不明3%で、世代別では30歳代(43%)、20歳代と40歳代(13%)、50歳代(9%)、60歳以上(6%)、10歳代(4%)の順となっている。

    2007年7月に視聴者から寄せられた意見 1,469件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2007年7月件数 年度累計
    人権等に関する意見 28 件 69 件
    放送と青少年に関する意見 137 件 [ 意見内容 ] 665 件
    放送番組全般にわたる意見 469 件 [ 意見内容 ] 2,407 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 82 件 487 件
    その他(放送関連以外) 753 件 2,280 件
    意見件数 計 1,469 件 5,894 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。7月の通知数は397件(33放送局)であった。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    7月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    人権関連の苦情[28件]

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 12件
      (個人又は直接の関係人からの要請)
    • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 16件
      (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

    番組全般にわたる意見

    7月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(1,469件)のうち【情報ワイド番組・バラエティー番組】に関する意見は681件(全体の46%)で、その内容は”不適切な内容や発言・表現、不適格な出演者”(455件:全体の31%)、”低俗・下品な番組”(131件:9%)、”モラル・倫理観の欠如”(95件:6%)である。

    次いで【報道番組】に関した意見が673件で”放送の公共性と影響力、メディアの規制”(314件:21%)、”取材・報道のあり方”(241件:16%)、”政治的公平・公正”(118件:8%)となっている。

    特に7月は「参院選」に関して300件余の意見が、「新潟県中越沖地震」に関した取材・報道のあり方についての批判(56件)がそれぞれ寄せられた。
    また、「洋菓子メーカー問題」についての放送局批判や、その審理状況への意見・質問も引き続き寄せられている。

    なお、「人権等権利に関する委員会(放送人権委員会)」への相談・意見(28件)とは別に、放送番組全般の意見の中で「人権問題や差別にあたる表現ではないか」との提起や懸念は6月の201件から123件と減少した。

    【放送局の電話対応や応対の姿勢】に関する苦情・抗議は208件で前月と比較して34件の増加となった。
    【CM関係】「不適切な表現・内容」との指摘を中心に41件の意見があった。

    青少年に関する意見

    7月にBPOに寄せられた意見のうち、放送と青少年に関するものは137件と先月に比べ12件減った。内容に関しては、高校を舞台にいじめをテーマにしたドラマに対し「いじめを助長する」と言う意見が24件あり、今月も”いじめ”に関する意見が目立った。特定の番組に対する意見は84件あったが、そのうちフジテレビの番組に対する意見が44件と全体の約半数を占めた。

    番組全般

    7月にBPOに寄せられた意見のうち、放送と青少年に関するものは137件と先月に比べ12件減った。内容に関しては、高校を舞台にいじめをテーマにしたドラマに対し「いじめを助長する」と言う意見が24件あり、今月も”いじめ”に関する意見が目立った。特定の番組に対する意見は84件あったが、そのうちフジテレビの番組に対する意見が44件と全体の約半数を占めた。

    番組全般

    【特記事項】(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」などから抜粋)

    • 中越沖地震の取材に際し報道陣のヘリコプター、セスナなど航空機が低空で飛行するため子供も怖がっている、大型の中継車などが大挙して来ているため道路が渋滞し防災事業にも影響を与えている。報道各社は被災者に対して配慮が足りないのではないか。
    • 参院選関連で首相単独出演を問題視している声があるようだが、わたしは首相自身が単独で語る所も見たい。マスコミは政治家の言う事をすぐ悪意に解釈し、私たちが感情的に煽られることを期待しているかのような放送ばかりしているので、一国の首相が何を考えているかを聞く場を設けてほしい。誰もが政党の会合などに行けるわけではないので、テレビでそういう機会があればありがたいと思う。

    【取材・報道のあり方】

    • 新潟県中越沖地震発生後は各局が上空から実況していた。救助隊は、瓦礫の下の人のうめき声などに細心の注意を払いながら活動している。被災者のうめき声がヘリコプターの音でかき消されてしまう。阪神淡路大震災の教訓として、人命救助活動中にヘリコプターを飛ばすのは止めるように反省したはずだ。上空からの撮影は、自治体・警察・自衛隊などの映像を各社とも利用させてもらうようにして、救助活動の邪魔にならないようにするべきだ。こんなことをしていると、総務省から注意がくる。選挙速報だって注意があったばかりだ。人命にかかわることだけに、放送界としてもしっかりしたマニュアルを作らないと、国の規制を受けてしまう。
    • 新潟県中越沖地震が起こり、それ自体も大変だろうが、更にマスコミが大挙して”取材”を大義名分にした迷惑行為に住民の日常生活が脅かされる日がはじまるんだな、気の毒だなとも思った。こういう非日常的な災いが起きるとヘリの音はうるさいし感情的になるだけで現地の人の助けにはなっていないような取材ばかりだ。取材スタッフが現地の人にとって必要な電池や水などを買い占めて迷惑をかけているという話も聞いた。
    • 中越沖地震の被災地のリポートで、発生当日、現地の事業所内で、倒れたタンクの下敷きとなったトラックを発見した取材班は、救助連絡をリポーターの携帯電話で通報しパトカーや救急車、消防車が数台が駆けつける事態となった。取材班はあらかじめ通報段階からカメラをまわし続け、その一部始終を翌朝のワイドショーで放送した。ところが、この日、事業所は祝日の休業で、下敷きのトラック内も無人で、結局、救助は無用となり、警察消防は引き上げていった。震災のような大規模災害では、同時にたくさんの災害救助に追われることになるが、こうした救助無用の空振り出動で、救助車両を振り回し時間を費やさせることにならないよう、もっと慎重に通報すべきではないか。他の被災者の一刻一秒を争う救命救急の妨げになっては大変なことになる。番組上の功を急ぐあまり、災害救助の妨げや被災者の迷惑になることは厳に慎むべきだ。
    • 中越沖地震の直後、長時間にわたり公共放送のテレビで鉄道や道路の情報を見ていたが、第三セクターの北越急行が止まっていることに何も触れていなかった。翌日視聴者コールセンターになぜ必要な情報なのに報道しなかったのかと訊ねたところ、JR等主要な交通機関を中心に報道しているため、北越急行については報道しなかったとの答えが返ってきた。日常ならともかく、地震の後である。何のためのライフライン情報なのだろうか。
    • 民放の台風報道は、何故あえて波止場付近などの危険箇所でアナウンサーが浪飛沫をかぶり、吹き飛ばされそうになりながら悲鳴のような声で伝える必要があるのか。臨場感を伝えるためか?野次馬根性?もっと別の伝え方があるだろう。少しは頭を使って欲しいものだ。そんな危険な所で実況中継をすれば、世の中には様々なレベルの人がいる訳で、レベルの低い人や子供が自分も行って見てみたいと思い、実際に行き、事故が起きたらどのように責任をとるのか。テレビ等の報道というものは、思想教育にも使われるぐらいなので国が統制している国もあるぐらい怖いものだと思う。ただ単に面白いからとか伝えたいからという事だけで放送することは考え直して欲しい。
    • 参院選が本格化しテレビや新聞が連日のように世論調査と称して投票行動を予想しているが、公職選挙法が禁止する人気投票の公表に抵触するのではないか。また放送法に照らしても政治的公平を害している、あるいはギリギリのテレビ報道(特に民放2局)が多いと思う。特に日曜日の討論番組の司会者のように特定の政治家の発言を遮って妨害や強引な議論誘導をしたり、他の民放局に出演した場合でも「○○党は頼りがない」などと根拠も示さない誹謗中傷まがいの発言が見られる。このような言動や行為は公序良俗から見ても不快だし、法的にも問題があると思われる。
    • 参院選を目前に控え、民放での候補者の紹介は話題の人や知名度の高い人などの紹介ばかりで中立性に欠けている。過去に何度も指摘されているにも関わらず、一向に改善される気配がない。また出口調査と称する情報で開票から10分もたたないうちに候補者の当選確実というおかしなことが発生し、以前にはなかった情報の混乱を招く結果となっている。民放は国民に対して情報操作しているという感じがする。
    • 「強行採決」と野党が騒ぐから何か大変な事なのかと思っていたら、要するに野党の合意を得られないまま与党が法案を決めてしまう事だった。それだけのことなのに、与党がとんでもないことをやったようなニュアンスの報道は偏向報道ではないのか。与党と野党は政治姿勢が違うのだから、完全に合意なんかできるわけがないじゃないか。たしかに最初に出された法案が誰かの意見を容れて手直しされることもあるが、それはそれで「骨抜きになった法案」等と文句をつけるだろう。文句を言って体裁を整えるのだからマスコミって結構な商売だ。他の情報番組にも言える事だ。
    • 最近食肉業者の偽装問題や渋谷の温泉施設の爆発事故などが起きているが、どの情報ワイドも結局は国が悪いということで落ち着いているようだ。それは責めやすいところを責めているだけなのではないか。食肉業者の社長の言っていた「安い物を喜んで買う消費者も悪い」という台詞、不正を行った者が言うのはただの責任転嫁だが一理はある。物を作るには原材料費や人件費などそれなりのコストがかかり、適正価格がある。それを安ければ安いほどいいと考えている人が多いのも事実だ。でもそれをテレビでいえば視聴者の反発をまねくだろう。企業に対しても相手の非があきらかな場合以外は抗議を招くし、それに対して国や行政は抗議しない。同社の不正を見逃したことだって、取締る側は不正をする者があれこれ知恵を絞って行うことを後追いで取り締まって行かなければならない。テレビに出てコメントをしている知識人とかいう人の言うことを聞いていると、その馬鹿ばかしさ、卑怯さ、浅はかさに本当に腹が立つ。
    • 食肉偽装や中国からの輸入食品の危険性を考えると、加工食品の原産地表示や違反した時の厳罰化を是非早く法制化してほしいのに、マスコミは少しもそこに話を向けませんね。スポンサーがいい顔をしないのか。加工食品は手抜きのイメージのある冷凍食品だけじゃない。醤油、味噌などの調味料、豆腐、こんにゃく、パンなど、生活に欠かせない食材が含まれている。
    • テレビは公務員を目の敵にして国民の憎しみを煽りたてているようだ。年金や立場における安定の代わりに、公務員は一般よりは給与が低くストライキ等の権利を剥奪されている。定年も早い。今は不景気だからそれでもその安定性がうらやましく見えるのかもしれないが、民間企業に勤めている人達とは違う条件の下でバランスを取るために作られたのものがテレビで俗にいう”特権”だろう。民間企業に勤めている人の苦しい立場はリストラや規制緩和の美名のもと、正社員の首切り、パートや派遣などの臨時雇いを簡単にできるようになったという、企業側にきわめて都合のよい体制の中で、しかも高所得者側に手厚い税制でつくられたものではないか。そうしたことは何か問題が起きた時もさわる程度にしか報道しない。それはスポンサーである大企業や局の上層部、偉そうに行政などを批判している人達も一般の人に比べるとはるかに高所得なので、自分たちに都合の良いこの税制などに一般人の怒りの矛先を向けたくないと考えているのか。
    • 去る3日、米政府の核拡散防止担当特使が「原爆が戦争を終わらせ、数百万の命を救ったことにほとんどの歴史家が同意すると思う」という発言があった。報道各社はなぜ反論しないのかと思った。的確な反論をしないということは、意訳すれば発言を認めたことであり、数百万の命を救ったとなれば人道兵器ということになるので核抑止という概念は崩壊してしまう。報道のあり方に問題提起したい。
    • 元防衛大臣の発言を非難するのはいいと思うが、それならそれで彼がそれを言った背景、国防においての米軍との一体化や日本が先の大戦を検証するにあたって「(戦争は)悲惨だった」というのは納得できる。しかし、米国側の主張する「正義」にばかりに寄りかかってしか物事を言えなかったこと、そういう日本の現状をつくりあげてきた責任はマスコミにもあることをきちんと自覚し反省をしてから、新たに米国の原爆投下、ひいてはそれを容認するような久間発言を批判してほしい。
    • 民放ラジオ番組の交通情報コーナーなどで、日常的に「交通取締り情報」を放送している。その目的が理解できないし、情報を聞いた者だけが得をする結果になり不公平感が拭えない。
    • 特定の放送局や番組に限ったことではないが、ここ数年、ニュース番組で訂正するシーンが多くなってきたように感じる。間違った人物の写真を画面に表示、人の名前の漢字の読み間違いなど、「訂正してお詫びいたします」という文言を一日に数回耳にすることが珍しくなくなってきている。原稿の作成者、放送用資料を準備する人の意識が低くなっているのではないか。今後、このような誤りが減ることを期待する。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 東京キー局のゴルフ選手絡みの盗聴が問題になったと思ったらこんどは中京地区のテレビ局が中越沖地震の避難所に隠しマイクを使って盗聴しようとしたという事件が明るみに、更に公共放送の高校野球県大会でダッグアウトにマイク設置が発覚。一体放送局の報道・取材モラルはどうなっているのか。多数のヘリ取材、大勢の取材陣と中継車などのためただでさえ地元被災者の顰蹙をかっている中での出来事である。ワイドショーなどでコメンテーターが偉そうなことを言ったり、口を開けば「報道の自由」を言うが、視聴者は民放局の言うことが信用できなくなっている。隠しマイクの問題は取材者が常識を持っていれば防げることだ。しかもどの局も自分の事件のことは一切報道しない。反省をあらわすためにも自分でシッカリ報道すべきだ。こうした問題を検証委員会で取り上げ論議して欲しい。
    • 新潟県中越沖地震災害被害者支援として募金活動を行っているが、ダイヤルQ2を利用するため100円を寄付するためには情報料、通話料と合わせて寄付金以外に160円かかる。情報料はNTTに支払うがその一部は情報提供者、つまり放送局の収入となるシステムだ。スマトラ地震の時もテレビ局は「2億円の寄付が集まり局からは1000万円寄付した」と発表したが、2億円集まるための手数料はいくらになるのか?本当に善意での寄付ならこのようなシステムではなく、寄付する者の負担を少なくするシステムにするべきだと思う。
    • BPOが早朝の情報ワイド番組問題の審理入りを決めたことを知り心強く思っている。洋菓子メーカー問題に関してだけではなく、この番組の司会者は日常から非常に暴言が多いので、これらに関しても審理を行い、数々の発言に対して謝罪させていただきたいと思っている。
    • 不祥事続きの東京キー局が自称「謝罪」といくらかの減俸で事が済んだようにしたが、マスコミの体質なんてこんなものかと思った。しかし、テレビでは社会保険庁の不始末をはじめ、安倍総理・歴代厚生大臣、社会保険庁長官などがボーナスを返上した事に関し「こういう庶民とはちがう高給取りの人間がボーナスを返上したとて本当はなんの痛痒も感じてはいないくせに、見え透いたパフォーマンスだ」と、多くの番組でコメンテーターが言っていた。それを言うならテレビ局の幹部も一緒だと思うが、あなた方は自分たちが批判している責任の取り方を、自分たちの業界の社長自らが行っているのに平然として、他に対しては批判を繰り返しているのか。今からでも遅くはないから、それらの批判に見合うような責任の取り方とやらをキー局の幹部は見せて頂きたいものだ。
    • 未だに非科学的な心霊写真やお祓い等をあたかも真実かのように放送している。内容がフィクションであることを明らかにしておらず、そればかりか視聴者から写真を募集し番組が責任を持って処置するなどという手法を用いて、いたずらに不安を煽っている。これらは明らかに「日本民間放送連盟 放送基準」8章「表現上の配慮」の(46)(53)に抵触しており、数字欲しさの番組制作現場のモラルの低さが露になっている。改善を求む。
    • 「どうしてあの店は潰れないのか」という企画があったが、対象となった業種の関係者を侮辱するものではないか。「どうして潰れないのか」など、余計なお世話だ。興味本位で他人に実情を探られることがどれほど迷惑なことか分からないのか。多くは潰れない程度の収入しかないのが現実だ。これを個人に置き換えれば、「どうしてそなにブサイクなのに結婚できたの?」「そんなに太っているのにどうして恥ずかしくないの?」というレベルの企画だ。番組プロデューサーの人間性がよく表れている。特定の人を侮辱するような企画や番組は、それによってその人たちが被害を受ける場合があり倫理上問題がある。
    • 番組中で暴力団構成員の人権を擁護するような発言があったが問題ではないか。この番組は、以前から出演者による核兵器を肯定するような発言、生活保護の切り捨てを論ずる批評家等、偏向が著しく視聴に耐えない。
    • 必要以上に多く食べることをなぜ競わなければならないのか?我々日本人も世界の貧困層の現実をもっと知るべきだ。世界の貧困層の現実を知れば、とても大食い王を決めるような番組を作る気が起きなくなるはず。このような番組は世界の貧困層の現実を忘れさせ、食に対する感謝の気持ちを忘れさせるなど、社会的影響が大きいので今後は放送しないでもらいたい。
    • 奈良の父親による母子殺人事件についてキャスターが父親に対し「お前だけが死ねばよかった」と叫んでいたが、あまりにもひどい暴言だ。父親はうつ病で精神的にも参っていた。今やメディアが常識をつくると言われているがこの発言が常識になってはたまらない。テレビ局の視聴者センターに電話したら「なにが言いたいのですか。私にはわかりません」と言うだけで私の意見を聞こうとしない。今や民放の報道は壊れている。
    • 女性タレントが「4万ボルトの電流の威力がどのくらいか」を説明しようとしていたが、彼女は5万ボルトの威力をもつスタンガンを持ち出し男性タレントに対して威力を試そうとする場面があった。当然、男性タレントは嫌がりスタンガンを押し付けられずに済んだが、いくらバラエティーとはいえ行き過ぎではないか?強盗事件にもしばしば使われる物を”人を脅す使い方”の見本のように気軽に放送している神経を疑う。
    • 日曜午前中の討論番組で、司会が社会保険庁職員をして「あいつら」「やつら」と呼んでいた。いくら批判を浴びやすい状況にある人々であってもこのような呼び方はきわめて不適切。テレビ局の視聴者センターに抗議したところ、応対者に「発言の自由については憲法で守られている」と言われ唖然とした。
    • お笑い芸人の司会者が番組内で喫煙するシーンが毎回放送されている。2003年に施行された「健康増進法」により、公共交通機関・公共施設・レストランでの分煙や禁煙が行われている。また、2005年に発効した「たばこ規制枠組条約」で受動喫煙の防止が各国の責務として定められ日本も批准している。名古屋に続き神奈川県でも7月から法人タクシーの全面禁煙を決める等、全国各地でタクシーの全面禁煙が実施されているとニュース報道で伝えていながら、何故喫煙シーンを放送しているのか。報道機関としての倫理観が欠如している。
    • 先日発生した車中での痴漢行為と同じことを番組で放送したが大変不愉快な演技だった。法律や世の中で許されないことはバラエティー番組とはいえ許されるものではない。公の電波には良識という制約があると思う。局は痴漢事件を報道しながら、視聴率のために痴漢行為の番組を放送するとはどういうことか。局に電話したら木で鼻をくくったような応対で腹だたしかった。このような番組は打ち切って貰いたい。
    • 風俗を面白おかしく紹介している番組があるが、若い女性に対しこういう世界でアルバイト感覚で働くのが流行りのような番組の作りであり、公共の電波で放送するにふさわしいとは思えないし、他局の番組でも風俗ばかりを紹介している番組がある。また、別のキー局では差別を生みかねない番組に特定の美容整形クリニックの医師が出演しており、ただの宣伝番組ではないかと思う。最近のコールセンターは各局ともにレベルが低い。対応マニュアルすら存在しないかのような態度だ。
    • 金曜夜の公開バラエティー番組の出演者が「エイズという病気を知っていますか?とても怖い病気です。日本で一番多いのはどこだと思いますか?それは福島県です。エイズ(あいづ)磐梯山」と発言した。これは福島県民と会津若松市民を侮辱する発言であり、全く根拠のないことである。お笑いであっても言って良いことと悪いことがあり、公共放送のこの局に対して、番組内での謝罪と同出演者の発言撤回、また同出演者に今後一切如何なる場であってもこの様な発言をしないよう要求したが謝罪がない。
    • 無人島でどのくらい快適に暮らせるのかを検証する内容だったが、やらせ・捏造だと一目瞭然でわかるものだった。雨が降ったら翌日にはドラム缶に一杯の水が溜まっていたり、都合よく野生の鶏がおりすぐそばで市販品のようにつやつやしている卵を発見したり、たまたま完熟の野生のパイナップルとバナナ、海水から作った茶色味を帯びた塩と、別の場面で出てくる市販品のような真っ白の塩など挙げればきりがない。最後は「協力すれば無人島で快適に暮らせる」。間違った内容を平気で放送するのは問題ではないか。
    • 女性リポーターが女性歌手に「あなた、パンツをいくつ持っているか」と質問していた。質問内容もくだらなく呆れたが、パンツをいくつ、とは非常識、無知もはなはだしい。パンツは何枚だろう。こんなくだらない、次元の低い番組(内容も出演者も)を放送するなんて情けない。BPOはこうしたくだらない番組の摘発、改善に積極的に取り組むべきだ。

    【その他、番組全般】

    • 参院選に向けた安倍総理の演説が報道されているが、とにかくじっくり相手の話を聞けることが良い。民放の情報バラエティーは、人の言う事を切り取リ、内容を悪意をもって解釈したりするが、視聴者がそんな事をしてくれといつ頼んだのか。もっとじっくり彼ら(政治家)の言う事が聞けて判断できる番組を流してほしい。今の情報バラエティーを見ていると、コメンテーターの独善的な物の見方による判断を無理矢理視聴者に押しつけるようで不愉快。
    • うつ病に襲われた俳優とそれを支えた家族の6年間の闘病と葛藤の記録を再現ドラマに、専門医の解説を交えたドキュメンタリーとして大変秀作であったと思う。うつ病に対する正しい知識、それに適応した治療や家族としての支え方を周知認識させるに相応しい内容・構成であった。フィクションではなく事実を基にし、またその当事者の経験談や専門家の解説を加えることでより説得力を高め、理解を深めることの出来る作品に仕上がっていたと思う。このような実際にあった出来事や実際に闘病された方の経験を基にした番組がさらに放送され今後の社会に生かされていくことを期待したい。
    • 私は子宮癌と闘っているが、”余命1ヵ月”などと番組宣伝して視聴率を稼ごうという姿勢に疑問を持つ。そもそも”余命”という言葉そのものが最近軽く使用されている。余命や末期癌という単語は差別的で傷つける言葉だ。若くて癌と闘っている人は沢山いる。折角、明るい気持ちで治癒しようと生活している人に、朝から晩まで「余命1ヵ月」という単語が反復される事は非常に病気にも悪い影響を与える。今回のドキュメンタリーの主役の人も、生存中なら決してこの様な放送は見ないだろうし、朝から繰り返される「余命1ヵ月の」という番宣が出ると不愉快に思う。放送には数々の差別用語コードがあると聞いている。まだ癌患者に対しての差別用語は何一つ定められていない。これからの放送の参考にして頂けるようにお願いします。
    • 殺人事件の容疑者の情報を寄せてもらうという番組だったが、千葉の英会話教師殺害事件の再現VTRで非常に怒りを感じた。生放送のスタジオ内で英国人被害者の両親がいるにも関わらず、事件の経過を再現したVTRで、非常に残虐なイメージを放送していた。制作サイドの想像でしかないイメージ、しかも残虐なイメージを両親に見せる無神経さに非常に腹が立った。残虐な殺人現場を想像により映像化する力はあっても、被害者両親の心情を思いやる能力はないのか? 視聴者はそれほど馬鹿ではない。生々しい過激な描写などなくても事件を理解できる。このような視聴者を馬鹿にした、また被害者親族を配慮することのできない番組構成は二度と止めていただきたいと感じた。このようにテレビ番組に対して意見するようなことはこれまでなかったが、あまりにひどいと思い意見する。共に見ていた家族達も同意見だった。
    • サラリーマンを対象とした夜の番組は出演者が多彩であり、毎回楽しみに見ているが気になる点が幾つかある。まず、番組の雰囲気を和らげるためだと思うが、目上の人に対する言葉遣いが友人間の話し方になっている。話し相手に指を差したり、服装も礼を失したものが見受けられる。以前のNHKの放送は番組内容、出演者共に民放とは一味違った面が感じられ、画面を見ただけで判別出来たが最近はチャンネルを確認する事もしばしばある。
    • リタイアしてテレビを見る機会が増えたが何でくだらない番組が多いのか。どの局も同じような芸能もの、殺人事件を取り上げている。政治家も取り巻きのおばちゃん連中を取り上げ芸能っぽい色付けだ。小泉人気もテレビが作り上げたものだ。深夜は肌も露な女性を登場させてお色気一色でどうしようもない。もっと生活に密着した内容の厳選したものを放送して欲しい。

    【CM】

    • 東北のラジオ放送を聴いていたらAC(公共広告機構)の親と子のコミュニケーションギャップを問題にしたCMを放送していて大変納得した。ラジオやテレビもこうした親子のギャップを埋めるような内容の番組を放送して欲しい。正直自分も子供が何を考えているのか分からないことが多い。
    • 明るい日差しのもとで女性と何匹もの犬が楽しげに縄跳びをしているパチンコのCMを放送するのはどういった事か。あからさまに子どもの興味を狙っていないか?本日見かけた16時半のCMは「仕事の後は仕事(仕事人)だぜ」などと、平日にもかかわらず仕事が終わっていない時間帯に流されている。
    • 洗剤商品に登場するキャラクターは商品が改善される度にパワーアップし、声が段々高くなっていくという設定だが、現在放送している分の声はあまりにも高すぎると思う。母は「最近このCMの声を聞くと脳が痛くなる」と苦しんでいた。以前の声に戻すかキャストを変えて欲しい。

    青少年に関する意見

    【”いじめ”を含む意見】

    • ドラマ番組。陰湿ないじめのあるドラマだった。その中で主人公の女子が同級生男子の自宅で、男子により陰湿に力づくで衣服を剥がれ写真を撮られるシーンには目を覆った。企画段階で制作者側の歯止めが利かないことが恐い。このように心理的に強いショックを与えるドラマについては、放映中止または内容の変更をお願いする。実際の社会で、ドラマと類似した事件が発生してしまう世の中だ。視聴者として静観するには無責任と思い断固として抗議した。
    • ドラマ番組。このドラマのテーマはいじめに立ち向かう主人公ということらしいが、レイプや度を越したイジメなどが多すぎる。16歳の主人公に対して刺激が強すぎるいじめが延々と続く。深夜帯ではあるが、ターゲットは子どもであるのは明白で、明らかに行き過ぎた内容だ。制作者は刺激のみを追及しているように思った。テーマを伝える前に、同じようないじめを助長する影響を強く警戒する。番組は即時中止してもらいたい。
    • バラエティー番組。ある出演者を他の出演者全員が寄ってたかっていじめ、仲間はずれにしていた。演出だとは思うが、そのしつこい様は非常に不快で、彼がかわいそうだった。それに、もし子供が見ていたら幼稚園や学校での集団イジメを誘発する恐れもあり、このような演出は極めて不適切だ。

    【低俗、モラルに反する】

    • ドラマ番組。女子高生が銀座のホステスをするという番組告知を見た。そんなドラマを制作して放送するなんてとんでもない話。うちにも娘がいるがテレビの影響は強いと思う。即刻放送は取り止めるべきだ。
    • バラエティー番組。デリバリーヘルスに興味を持った女性のために、現役デリヘル嬢を取材した内容だったが、そのデリヘル嬢が夢を叶えるお金を貯めるために、信念を持ってやっていてすばらしいという締めくくりだった。止むを得ずそういう仕事をしている方もいると思うが、お金欲しさに未成年の女性が援助交際という名のもとに男性と付き合ったりして問題になっている今、あの内容はふさわしくないと思う。

    【報道・情報に関する意見】

    • テレビ放送全般で猟奇的・残虐な事件を詳細に報道している。いじめによる自殺報道についてWHOが青少年に悪影響を与えないようガイドラインを示しているが、依然として改善されていない。また本来は局アナが冷静に伝えるべきニュースであるにもかかわらず、ナレーターを使いセンセーショナルに伝えている現在の報道姿勢に対し疑念を抱く。
    • 情報番組。スポーツ選手の飲酒運転に関する司会のコメントについて。飲酒運転は駐車違反と同等か? 事故が起こらなければそれでいいのか? 尊い命を奪われた飲酒運転事故の被害者の気持ちを考えたか? この言葉が二次被害を与えていることを自覚しているのか? 司会は「これが会社員だったらクビにはならない」と言ったが、私が勤めていた会社では飲酒運転をした社員は解雇した。先日、飲酒運転による公務員の解雇者も出た。この局のHPには「テレビの社会的な影響力と責任が大きくなったことを自覚し…」とあるが、本当に自覚しているのか。青少年への悪影響を危惧している。

    【CMに関する意見】

    • 女の子がタレントに「テメー、早く食えよ」と汚い言葉を浴びせかけるCMは下品で見ていられない。子供への悪影響も懸念される。この会社は”言葉”で商売をしている大企業、社会的責任が大きいのだからCMでも正しい、きれいな言葉遣いをするべきだ。
    • 人気タレントが自転車に乗って疾走するCM。道路の中央をかっこ良く飛ばし、交通監視員(?)が止めるのを無視して突っ込んでいく?この交通ルール無視とも思える自転車走行シーンは、子供たちの目に触れれば悪影響を与えるのではないかと心配だ。子供たちがテレビを見る機会が多い夏休み、流すのなら夜遅くなど時間帯を限定して欲しい。

    【差別や偏見を助長する】

    • 最近オタクを取り上げる番組も多いが、あまりにもやらせが酷くて話題になっている。現実にはいないようなオタクを劇団員に演じさせ、さもアニメ好きが皆あんなに気持ち悪いと思わせてそれを面白おかしく報道することに憤りを感じる。日本のアニメは世界に誇れる文化なのに、なぜ日本のマスコミはいかにも萌えしかない、中身がないような感じで報道するのか理解できない。
    • ドラマ番組。女性の胸のコンプレックスをテーマにしたドラマだが、女をバカにしていると思った。「ただのドラマだから」や「どうせギャグだから」と言う人も中にはいるだろうが、あれはれっきとしたセクハラだ。内容を見てみれば、女の人を胸で評価するような男性が登場したり、大きい胸、小さい胸、またそれに対するコンプレックスを笑いにしたというもの。あきれた。テレビから「笑い」をなくして、すべて真剣で真面目なものにしろとは言わない。しかし、そこには”笑いにはしてはいけないタブー”というものがある。(17才・女性)
    • ドキュメンタリー番組。定時制高校の役員だが、定時制という言葉を”テージセー”としたり、不登校、ヤンキーという文字があり、定時制を馬鹿にした表現である。定時制は日中働く真面目な生徒が多い。その生徒がこの言葉を見ると悲しく嫌な思いをすると思う。また、視聴者にも誤解を与えることになる。公共の電波という意識があるのかと云いたい。番組は第4話まであるので、このようなタイトルの表現を止めて貰いたいし、内容もチェックしてほしい。

    【その他の意見】

    • ドラマ番組。非常に残酷な場面(上半身と下半身が切断された死体、体が切り裂かれた死体など)を放送していた。あまりにも残酷なシーンで大変ショックを受けた。青少年に与える影響も大きい。昨今、残酷な事件が多発しているが、この番組もその遠因になるかもしれないと憂慮している。即刻、残酷な場面を今後放送しないよう勧告すべきだ。この番組の制作関係者並びにスポンサーは反省すべきと思う。
    • バラエティー番組。毎回楽しく見ているが、このコーナーはカキ氷のシロップを一気飲みしたり砂糖を一気食いしたりと糖尿病の主人を持つ私としてはハラハラしている。あんな事を続けていたら糖尿病になる。健康を害しても笑いを取るような放送はして欲しくない。子どもが面白がり真似をしたり、出演者本人の身体も心配だ。身体に悪い事をして見せるというのは面白い以前の問題。それを見て「馬鹿だなぁ」と笑える大人だけが見る時間帯の放送ではない。面白くても放映すべきではないと考える。
    • 長時間番組のテーマが”仲間”ということはよいが、ドラマがらみの流行語もしくは隠語の”なまか”と表現。公共のテレビでまるで子ども達に洗脳するかのように27時間も”なまか”という言葉を使う事に不快を感じた。しかもアナウンサーや言葉の手本となる人間まで。視聴率やお金儲けばかり優先するテレビ業界のしくみがまざまざと見える27時間だった。テレビ局ぐるみで流行を洗脳的に作っていくように感じて恐ろしかった。

    【推奨意見】

    • ラジオによるサッカーJ2リーグ「徳島ヴォルティス×京都サンガFC」はとても良かった。青少年に推奨できる番組だ。野球ばかりでツラいリスナーにとってはラジオでのサッカー中継はとても新鮮で良かった。野球ファンでもないし、地元のチームでもない野球放送をされてもツライ。これからもサッカー中継をもっとラジオでしていただきたい。お願いします!!
    • 報道番組の企画コーナー。非常に時間をかけての取材でして、引きこもり少年が自立に向かって変わっていく姿を見て感動いたしました。丁寧な番組づくりを忘れないよう、スタッフ皆様頑張って下さい。
    • ドラマ番組。北海道の牧場で働く学生の話を描いたドラマ。このような物語は感動的で、児童・青少年・中高年の誰にでも安心して見てもらいたい番組だ。今後も民放各局の娯楽番組は、この様に人と地球に優しいドラマとバラエティー番組にして欲しい。

    2007年6月に視聴者から寄せられた意見

    2007年6月に視聴者から寄せられた意見

    2007年6月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,319件で、5月との比較では129件の減少となった。

    意見のアクセス方法の割合は、Eメール60%、電話35%、ファクシミリ3%、郵送ほか2%である。(*Eメール数には同一人の多数意見を含む)

    男女別は男性76%、女性22%、不明2%で、世代別では30歳代(31%)、40歳代(19%)、20歳代(13%)、50歳代と60歳以上(9%)、10歳代(5%)の順となっている。

    2007年6月に視聴者から寄せられた意見 1,319件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2007年6月件数 年度累計
    人権等に関する意見 18 件 51 件
    放送と青少年に関する意見 149 件 [ 意見内容 ] 516 件
    放送番組全般にわたる意見 556 件 [ 意見内容 ] 1,851 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 84 件 403 件
    その他(放送関連以外) 512 件 1,768 件
    意見件数 計 1,319 件 4,575 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。6月の通知数は478件(35放送局)であった。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    6月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    人権関連の苦情[18件]

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 18件
      (個人又は直接の関係人からの要請)
    • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 0件
      (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

    番組全般にわたる意見

    6月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(1,319件)のうち【情報ワイド番組・バラエティー番組】に関する意見が圧倒的に多く、述べ件数では1,581件と、意見総数を超えている。これは同一意見に複数の指摘項目が多く含まれているためであるが、中でも意見総数の94%にあたる1,246件が”不適切な内容や発言・表現、不適格な出演者”など、番組への具体的な指摘となっている。

    次いで”取材・報道のあり方”(452件:同34%)、”放送の公共性・報道の影響力等”(303件23%)、”低俗・下品”(193件:同15%)、”モラル・倫理観の欠如”(142件:同11%)の順となっている。

    特に6月の視聴者意見では”取材・報道のあり方”や”放送の公共性・報道の影響力等”に関する意見が多く、「アマチュアゴルフ選手権大会」中継での隠しマイク問題やヘリ取材への抗議と併せ、関連番組の出演者および放送局批判を筆頭に、洋菓子メーカーに係わる特定番組の捏造・虚偽疑惑や司会者批判、ならびに「年金・社会保険」「介護関連企業」「農水相自殺」「食肉偽装」などにおける取材・報道批判が集中した。

    また、”情報ワイド番組”批判や霊能・占いなどの非科学的番組と出演者の言動への批判は続いている。

    なお、「人権等権利に関する委員会(放送人権委員会)」への相談・意見(18件)とは別に、番組(放送倫理検証委員会に改組)・青少年各委員会に寄せられた意見の中で「人権問題や差別にあたる表現ではないか」との提起や懸念は5月の215件から197件と減少した。

    【放送局の電話対応や応対の姿勢】に関する苦情・抗議は174件であった。
    【CM関係】「不適切な表現・内容」との指摘を中心に55件の意見があった。

    青少年に関する意見

    6月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは149件と先月より29件減った。アクセス方法では電話によるものが30%と先月の13%から大幅に増えた。年代別では、今月は30代からの意見が最も多く、次いで40代となっている。
    内容別では、先月は減少した”いじめ”を含む意見が再び増え27件あった。

    番組全般

    【特記事項】(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」などから抜粋)

    • 夜のニュース情報番組は与党が国会で次々と強行採決して年金や公務員制度改革重要法案を通し住民税が6月から上がるという内容だったが、批判ばかりで法案がどんな内容なのかわからなかった。キャスターは個人的な考えを視聴者に押し付けているように感じとても報道とは思えない。視聴率が良いのかも知れないが、もう少し丁寧に中立的に報道ができないものか。こんな番組を見ていたら、日本人はニュースの判断を自分でできない”バカ”になってしまう。BPOは報道の正確性や中立性について指導はしていないのか?
    • 教科書検定で沖縄戦における「国民による集団自決」の表記が歴史教科書から削除され、”沖縄の慰霊の日”を前に物議を醸しているが、命令を下した当時の軍関係者の言い分が何であれ、家族を失いながらも奇跡的に一命を取り止め、命ある限り事実と自らの体験、戦争の愚かさを後世に伝えようとする生存者の方の証言を聞くと”ねつ造””作り話”であのようなリアルな証言が出来るだろうか。最近、日中戦争における「南京大虐殺」を巡り虐殺記事が捏造であるかのように書かれた出版物が発刊されているが、テレビは広島、長崎への原爆投下を正確に伝え、歴史的事実をわい曲する記事を糾弾すべきではないのか。

    【取材・報道のあり方】

    • 報道は一般人の視点で取材・編成をしていただきたい。取材をする人たちには一般常識の欠如や配慮のなさを感じます。今日(6/6)ヘリでゴルフ大会の低空取材を行ったニュース番組のことが報道されていました。正直いって、取材陣の集まっている中で殺人に至った豊田商事事件や、被災者に無配慮な取材・中継が横行した阪神淡路震災の頃よりもさらに倫理観が低下しているように感じます。先日は愛知県で警官の配置を生中継するという事案もあります。視聴率や出し抜き・横並びを気にするあまり、放送人として当然持つべき節度が欠落していると思わざるを得ません。一方で報道の自由・自主自律を叫ばれても視聴者として納得は出来ません。
    • 年金生活者である。今日の番組で年金に関するコメントをしていたが、あまりにもひどい内容であった。年金問題を何から何まで官庁を悪者にして国民の不安をあおっているが、マスコミこそ国民に正確な情報を伝える責務があるのではないか。公共の電波を使っている以上、テレビ局自ら問題を解明して国民に知らせるべきである。こうした傾向は東京キー局の2局は特にひどい。言論の自由を掲げていたずらに政府にけちをつけ行政を叩くばかりでは、何の成果も得られないことを認識してもらいたい。キー局に電話をしたところ、視聴者の意見や抗議に一向に耳を傾けようとしない。公共的企業の放送局としてとるべき態度ではない。
    • 選挙が近づくと、各政党はタレントやスポーツマンを候補に擁立する。その結果、民放テレビ局と週刊誌はこぞってそれらの候補者を追い大々的に報道する。政治を志したわけではないタレント候補者を追いかけるのは公平を欠く報道であり、ひいてはゆがんだ社会をもたらす原因になる。宮崎県知事選の時の過熱報道は目に余った。今度の参院選挙に関しては、こうした一方的な偏った報道は規制すべきである。新聞とNHKはまだ大丈夫であるが、民放テレビはBPOで取り締まるべきではないか。
    • 私は現在介護福祉士として問題となった介護医療関連企業の下で働いているが、今回の問題で心を痛めている。数々の不正があったことを御利用者様にお詫び申し上げます。私の知っている限り仲間たちは誠意を持って利用者に接してきた。しかし放送を見た方はどんな印象を持たれたか?ヘルパ-の質の悪さ、施設でのひどい扱いなどが強調されていたように思われる。私達は今、心無い人たちに数々の嫌がらせを受けている。車へのイタズラや罵声など。この番組にかかわらず、報道では退職した人ばかりのインタビューのように思われる。私達のように利用者の笑顔を大切にし、誠意を持って勤めているヘルパーが圧倒的に多いことを知って頂きたいと思う。
    • 牛肉ミンチの偽装事件についての記者会見報道はひどすぎる。話題性があれば何でも飛びつくテレビ局の体質が出ている。なんでもかんでも非難して問い詰めればすむと言わんばかりの取材や報道では何の解決にもならない。最近の某キー局は問題山積であるにも関わらず、他社が事件を起こすと大騒ぎをして非難する。テレビ局自体が自分たちのしていることを省みて問題を解決してからものを言うべきではないか。いつまでたっても放送局の体質が変わらないことこそ大きな問題である。
    • 食肉偽装問題は主婦として見過ごしにできないので展開を注視している。しかし、マスコミのやっていることも彼の会社と似たり寄ったりなのではないか。牛肉(真実)に先入観や特定のゆがんだ思想傾向やこういう展開の方が視聴者に受けるだろうという勝手な決めつけによるストーリーあるいはイメージ作りといった豚肉等を混入させておきながら牛肉(真実)100%などと言って人々にサービスを提供しているのだから。彼の会社はおそらくもたないだろう。しかし、マスコミに関して言えば東京キー局の洋菓子メーカー捏造問題やゴルフのハニカミ王子への問題取材などが記憶に新しいが、あの企業とその幹部がなにか痛手を被るような社会罰を受けたか。もしあの食肉業者が今回の件で社長の口先だけの謝罪と幹部の減俸だけで償いは終わったならマスコミは一体何と言うのか。
    • 昨日の渋谷のガス爆発事故取材で、夜中の10時だというのに10機以上のヘリコプターが飛来しその騒音のひどさといったらない。現場は事故発生から変化するわけでもなく報道の必要性があるのかと思う。住宅街で病人もいるし、年寄りは就寝が早く安眠妨害である。代表取材にするとか環境問題やエネルギー消費の面からも配慮して貰いたい。
    • なぜ今回の大宮駅の架線事故が大々的に取り上げられないのか?延べ18万人の乗客だけでなく近隣道路の渋滞を引き起こし社会へ大きな影響を与えている。一般企業であれば間違いなく報道されている一大事故。JRの体質を根本から調べるべきではないのか?このところ放送は、面白く視聴率をとれる事件や事故ばかりを取り上げているとしか思えない。それが余計につまらないものとしている。視聴者の知りたい真実を報道する。そんな報道になることを期待する。
    • 仙台の女性殺人事件に関して何回も報道され、その都度「全裸遺体」と表示しているが、そのように繰り返し表示することは遺族にとっても失礼で非情なことではないか。またこの種の事件で元警視庁捜査一課長なる者が登場して、今回も「地元の不良グループの犯行ではないか」などといっているが、警察ではそんな見込み捜査は厳に戒めていた筈、元捜査一課長ならもっと良識を持った発言がほしい。
    • 番組の中で取り上げていた「最先端の再生医療に密着」について、「再生医療」は細胞を操作する高度な細胞医療であるため、独特の高いハードル(無菌室CPC、それを扱う専門技術者、倫理委員会)がある。しかし、番組で取り上げられた医療機関の一部は「再生医療」を実施するための必要施設・ノウハウ等を全く所有していないことが判明している。それにも係わらず、番組ではその医療機関を「再生医療」を行う最先端医療機関として取り上げ報道している。「再生医療」が広く一般的に認知されるにつれ、再生医療が「広告手段」として利用されてしまうという危険性を報道に携わる方々には重々認識していただきたい。「再生医療」には多くの可能性や、人類の夢が含まれている。夢のある「再生医療」を発展させるためにも、真実を見抜いていただきたいと感じている。
    • 「逮捕状を請求」「逮捕する方針」「家宅捜索することに」等の報道が依然多い。昨日も「よど号容疑者の妻二人について逮捕する方針」というのが各局から流された。そもそも逮捕や強制捜査は、証拠の隠滅の防止、逃走の防止、裁判に備えての身柄の確保などの目的で行われるものであるはず。事前に報道されれば一般視聴者や犯人にもわかることだ。「国民の知る権利」ともっともらしいしことを言っているが、このような報道で”逮捕””捜索”を事前に察知した犯人に逃走されたり、証拠を全て焼却されたりした例は枚挙にいとまがない。そうなると国民の知る権利どころか、危険な犯罪者を野放しにして犯罪者として立件・処罰を逸するという、社会的に大変な危険を生じさせていることになるであろう。
    • テレビ各局ともニュースの事実関係の捉え方が極めて不十分だ、ロシアのラブロフ外相がサミット直前に北方領土を訪問し、ロシア領土であることを印象付けようとデモンストレーションをしたのに対し、これを正確に位置づけて放送したのはNHKぐらい。民放では1局が少し取り上げたくらいで他の民放は触れることもなかった。「ハンカチ王子」「ハニカミ王子」報道にうつつをぬかすよりはこういった動きを知らせることこそ報道機関の使命だ。中国の民主化闘争の活動家が亡命先のアメリカから日本に入国しようとした際に「上からの指示で入国を拒否」したという出来事に至ってはどの局も触れずじまい。こうした大事な「事件」を報道しないのは問題だ。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 最近に限らないが民放の情報ワイド番組の品のなさに呆れる。新聞記事を使って社会時評をする手法もさることながら、スポーツ新聞のゴシップネタをふんだんに盛り込み下品な放送を続けるワイドショーには心底腹が立つ。また、他局の不祥事はことさら批判し報道をするが、自局の問題は一切触れない卑劣な姿勢は不愉快極まりない。
    • 放送局に盗聴の自由があるとは知らなかった。事件発覚後も、自らのことはさておき、堂々と高校生ゴルファー目当てのファンのマナーの悪さを指摘して自慢げに説教をするあたりは、放送局とはとても偉くて賢いんですね。
    • 今、年金についての問い合わせ電話がつながらなくて当方をはじめ多くの国民は大変困っている。ところが、放送では45分間も回線を占有して緊急とは思えない問題について電話インタビューの模様を放送した。こうした放送のあり方について問題提起をしたい。電話が集中して忙しい官庁に対して、30分以上にわたる長時間の電話回線の占有は放送局がやるべき事柄ではない。また、本当に困っている国民を押しのけて電話をするのは放送局として倫理違反である。この件でテレビ局に電話をしたところ「社員に該当者がいて心配して電話をした」と言い訳をした。テレビで見る限り緊急とは思えない内容である。本当に困っている視聴者を押しのけて電話回線を占有したのであるから謝罪すべきである。放送局であっても問題である。
    • 寝ているお笑いタレントたちを司会者(お笑いコンビの一方の芸人)が、乳首やパンツの中に電流を流したり、両手を縛って乳首をねじったりして起こすシーンが放送された。見るに耐えない下劣な内容だった。明らかに放送倫理に反しておりBPOに厳しく改善勧告をしてもらいたい。
    • シュークリームを使ったロシアンルーレットのコーナー。シュークリームに包み込んだものは、山葵、辛子、生きたザリガニ、タガメのフライ、ドライアイスそれに通常のシュークリームの6品が用意された。ドライアイスまでの5品は2人のタレントがルーレットに従い口にした。普通のシュークリームは他のタレントが履いている靴下を脱いでークリームに巻きつけ2人のタレントに勧めた。タレントの所作の受けを狙ったものであるが、食物を冒涜し口にしたタレントの人格を蹂躙するものであり不快感を催した。局に電話したら女性が出て、「お答え出来ません」の一点張りだった。
    • 「コンハブ」という内容のVTRを見せられた。芸人の肛門にハブラシを突っ込むという内容だった。何度も何度も繰り返し流しており、深夜時間帯とはいえこのようなSMビデオまがいの内容を公共の電波を通じて流すことに非常に不愉快、不見識。免許を与えている総務省の監督の責任さえ感じた。放送に関わった現場責任者、出演者はもちろん、東京のテレビ局社長にも内容を再度確認の上、記者会見すべきだと強く思う。
    • 視覚障害者(弱視)だが、ダンスグループが駅のコンコースで音楽のボリュームを上げて、点字ブロックを全く意識せず踊りまくっていた。視覚障害者にとって点字ブロックは必要不可欠なものだ。この放送は屈辱的映像で不快感を催した。局に電話したら撮影許可は取っているとのことだったが、意見を聞かず途中で電話を切られた。再度電話したら高圧的な態度で誠実に耳を傾けているという感じはなかった。
    • 介護医療サービス企業の不正指定による取消し処分に関連し、関連企業の社長は番組に出演して謝罪や釈明をしたのだから民放キー局の社長も番組に出演し謝罪や釈明をすべき。各紙の報道によれば、6月6日に行われた定例会見で同局社長は「不適切取材」について一定の謝罪の意を示したものの、局としての報道姿勢についての謝罪はなかった。さらに、「一言で言えばバッカじゃないか。野球解説者風に言えば喝どころではなく、喝、喝、喝、喝」などと冗談交じりに述べている。これには6月7日のスポーツ各紙も、「人ごとのようだった」「ギャグを交えて謝罪」などとその姿勢を批判的に報道している。
    • 女性占い師が出演する番組の検証をお願いしたい。数年前より、彼女が出演する番組には彼女自身に対する苦情が毎月のようにあり、私も頻繁に電話やメールで連絡してきたが、発言は改善されるどころか最近では霊感商法と思われる言動が目立ってきた。また、テレビ局は、霊感商法の疑いがあると認識しながらこの霊感商法の幇助を行っていると考えられる。彼女の番組は、放送法及び民放連の放送基準に違反しており番組の打ち切りを強く要望する。
    • “Tシャツ重ね着”と称し、やせたタレントにTシャツを重ね着させ体重が60Kgになったら負けという内容と、”ギリギリロープ”と称し女性モデルを数本のロープで張ったシートに立たせ、タレントがそのロープを切りモデルが落下したら負けという内容のゲームが放送された。特にTシャツを無理矢理着せるゲームは明らかにいじめを連想させ怒りを越し嫌悪感すら抱いた。数年前に起きたマットに巻かれて死亡した中学生のいじめ事件を思い出させ怒りを感じた。Tシャツを着せられているタレントの苦痛の表情を面白がり更に苦痛を与え続ける。これはもはやバラエティーではなく醜悪ないじめだ。そしてゲームの進行役はニュースを読む局アナとは何とも情けない。いじめ問題などを取り上げる良心的な報道番組を制作している局が、たとえバラエティーとはいえいじめを彷彿させる内容を放送してもいいのだろうか?商業主義のメディアとはいえ倫理観を欠如することは許されない。現代社会において非常に影響力の高いメディアであるテレビがこの様な番組制作を許していること自体が若者のモラルハザードを引き起こしている要因のひとつのような気がする。ぜひ委員会で検証していただき、放送人としての良識とモラルの回帰を切に願う。
    • 言葉が分からない中国人に”物々交換”と称して蛇を捕まえさせようとした時、右手の指あたり噛みつかれた。もしこれがハブならどうするのか?中国人が噛まれた時にスタッフは逃げたそうだ。その様子を放送するとはこの局は何を考えているのか?それをVTRで流して見ている司会の2人をはじめ、外国の出演者が笑うなどもってのほかだ。もし亡くなったらどうするつもりなのか?放送する以前の問題だ。何を考えているのか分からない。即刻この番組の放送を中止してください。放送に携わった人間全員の処分が必要だ。
    • 超多忙といわれる司会者が、朝鮮総連売却問題で日本政府が680億円貸したかのような発言をして、コメンテーターが「朝鮮銀行から総連への融資」と補足していたが、補足がなければ問題が違う方向へ行く。この司会者は新聞すら読んでいないのではないか。もしくはスタッフとの打ち合わせすらしていないのではないか!真実を伝える事を怠っている危うい番組だ。
    • 出演弁護士の「倫理、倫理とうるさい会社は利益が上がっていない」との発言は、「儲ける為には倫理は不要」と取れる内容だった。昨今問題になっている介護医療企業や社会保険庁、生保の未払い等、企業倫理がないために起こっている問題ではないか。社会的地位のある弁護士本人はもとより、公共の放送としてテレビ局がそのようなことを発言させ放送することに憤りを感じる。
    • 当方は精神障害者のケアを担当している。精神障害者や知的障害者に対して、治療をして社会復帰を果たすべく国をはじめ地方自治体も大きな努力を払い社会もそれをサポートしている。そうした動きに逆行するような不適切な内容のドラマだ。視聴率が高い連続ドラマであればあるほど、悪者に仕立て上げられた者に対するダメージは大きい。問題点は次の2つである。?「不登校女子生徒が自殺未遂をしたのは、精神障害者の兄の家庭内性暴力に対する恐怖心によるものである」という設定で実際に性暴力シーンまで放送した。多くの精神障害者はまじめに社会復帰を目指して治療に励んでいる。そうした精神障害者に対して、差別や人権侵害に当たるのではないか。?テレビドラマとはいえ、自ら声をあげられない弱者の立場の精神障害者や知的障害者を悪者に仕立て上げるのは倫理に反する。単に面白く刺激的であればよいと言うような安易な設定のドラマは、差別意識を世間一般に植付けることになってしまう。
    • 関西のテレビ局は娯楽番組の捏造であれだけの処分となった。報道を主とするテレビ局が報道の場で不正をするのであれば、存在価値はない。洋菓子メーカーの捏造報道は謝罪とは思えない謝罪で終わり、アマチュア選手への隠しマイク、大会中のヘリ接近、取材禁止区域での手紙渡しなどに司会者は涙の謝罪をしたが社長は他人事で終わった。”放送倫理”という言葉はこの局にはない。他にも多くの不祥事を起こしているにも関わらず何の咎めもない。視聴者が多い東京キー局だからこそ国民への影響力を考慮して厳罰を望む。それが出来ないのならば総務省の指示に逆らう資格はない!
    • 放送業界は常々「放送倫理・道徳を遵守する」と公表しているが、実際の放送は担当するキャスターやアナウンサーの自分勝手な行動や、出演しているタレント・キャスター・アナウンサーの言いなりになっているのではないか。このように視聴率主義の放送をしていると知性ある番組は期待できないのではないか。放送業界も業界内に閉じこもり「報道の自由」「言論の自由」を持ち出すのではなく、公共性を持った放送企業として正しく、善悪の判断をして世の中を明るくするようにテレビ局の改革を実行してほしいと思う。
    • 人権侵害内容を含む放送をカットもせず番組を垂れ流している。いわんや傷害事件を起こした有名タレントの刑事告訴もせず、無名タレントを笑い者にして視聴率を稼ぐ放送局の倫理観の浅薄さには驚かされる。無名タレントに暴力をふるう、侮辱言動をする、スタントマンでもないのに(安全対策も不十分な中で)危険行為を迫り、恐怖の念を与え笑い者にする。熱湯に入れる、暴食の強要、体調を崩し心臓発作を起こすかも知れない過酷な環境変動に耐えることの強要、プライバシーの暴露などにより笑いをとる。無名タレントにとっては本来の仕事もなく生活に困窮していることはよくわかるし同情を禁じ得ない。無名タレントの生活の窮状に乗じてこのような人権侵害を平気でやるプロダクションの姿勢は”極悪卑劣”と言わざるとえず、放送局は責任をもって過去に遡り制作責任者や有名タレントに対する法的措置をとるべきだ。
    • “けん銃””流ちょう””覚せい剤””ろう城””漏えい””破たん””改ざん””粉じん””隠ぺい”等の熟語の概念を破壊する表記が多すぎる。そのくせ日本人の国語力が下がると呆れたように報道する。”拳銃””破綻””籠城””改竄”と正確に表記するように指導を要望する。

    【その他、番組全般】

    • ベトナム戦争における枯れ葉剤散布により体を蝕まれながら戦後家庭を持ち、様々な障害を持ち産まれた子ども達の施設や彼らを取材した日本人を紹介するドキュメンタリー番組が放送されていたが、内容が素晴らしかっただけに放送時間帯が明け方近くというのが非常に残念。この種のドキュメンタリー番組は出来るだけゴールデンタイムに放送すべきではないのか。”視聴率目当て”だけの低俗な番組よりもこういった教養番組を多くゴールデンタイムで放送して欲しい。
    • ニュース番組において、訂正とお詫びが多すぎると思います。字幕の間違い、ナレーション等での人や土地の言い間違い、イベントや催しものの日程の間違い等々。酷いときは一時間程度の番組時間で2度3度と訂正、お詫びがあった。もう少し放送前のチェックをしっかりすべきではないでしょうか?
    • 介護医療企業問題でグループ企業の会長が出演し弁明を繰り返した。その発言以上に問題なのはキャスターやコメンテーターの質問や問題の捉え方が恣意的ともいえる不自然さで、両社の起こした原因や責任に触れず、出演の会長の一方的な弁明のみを放送し擁護・容認した事である。その挙句、番組では問題の責任を厚生労働省に向け、同省批判に終始する偏ったものとなり印象操作・世論誘導ともいえる報道となった。これでは余りにも視聴者への影響が大きい。本来、この問題は福祉事業継続のための”グループへの譲渡”を企んだ企業を追及しなければ意味がない。同社は人材派遣会社としてネットカフェ難民やワーキングプアと言われる人々を契約社員化し、劣悪な条件や厳しい勤務を課している。今回の問題は同社だけの問題ではなく関連企業の運営と姿勢に問題があるのだ。制作会社や放送局に人材を多数派遣している実態や、民放のスポンサーでもあり、民放界は関連企業への追及姿勢が甘いのではないか。放送界は問題の究明に向けて全体構造の問題として取材・報道すべきだ。同社の人材派遣会社所属の者の告発として受け止めてほしい。
    • 日曜朝の討論番組で司会者が介護医療関連企業の会長に対して指定取り消し問題の真相に迫るという形式だったが、ゲストとして迎えた会長への人権を無視した(「詐欺師」「インチキ」などの)発言は明らかに名誉毀損である。社会的に非難を浴びている会長だから反論できないことを知っていての暴言は明らかに問題である。番組には会長をサポートする出演者はいなかった。そのために司会者らの一方的な攻撃に反論する余地さえも許されない状況であった。今回の番組は他のキー局系列の同様な番組と比べても明らかに突出して異常であり、これによる企業のイメージダウンは必至である。また、司会者は司法の人間でもないのに、このように公共の放送を利用して裁くようなことを番組で放送してよいのであろうか?人権問題として取り上げてもらいたい。私は医師だが、今回の番組出演で会長は多大な精神的なダメージを受けている。彼が社会的に非難されて自己責任を必要以上に感じすぎて自殺をする恐れがあるし、カウンセリングを受けるべくサポートをすべきである。
    • 各局が報道とかバラエティーで渋谷のガス爆発事故を取り上げて、女性経営者をクローズアップして出身学校、勤務先経歴などを放送した。個人情報保護法50条の適用除外は”報道?に限られている。番組で個人情報を取り上げる場合は報道かどうか画面に表示すべきだと思う。ワイドショー、バラエティーは適用除外にはならないと思う。公共の電波がなんでもありだと週刊誌と同じになってしまう。
    • テレビ番組における<箸の持ち方>がめちゃくちゃだ。グルメ番組のタレントたち、それにドラマの食事シーンでの俳優たち…間違いだらけだ。子供たちが真似をしたら困るではないか。日本の文化を守るためにテレビ関係者は箸の正しい持ち方を厳しく指導すべきだ。更に、スピリチュアル・カウンセラーと称する男が人の人生や生き方を左右しかねないようなことを”託宣”する番組、あんな非科学的な番組が倫理的に許されるのか。科学的に根拠がないことは放送してはいけないはずではなかったのか。BPOはこのような番組(他に女性占い師の番組)に厳しく対処すべきだ。また、NHKは最近、関西芸能団体の芸人や若手タレントを使ったりして民放的な番組づくりをしているのが目立つが、そこまで視聴者におもねる必要はない。視聴者はそんなものをNHKに求めてはいない。
    • 視聴率取りたさに時報より2分5分と早めに始まる民放の夕方のニュース。しかし毎日大事件が起きて時間が潰せるわけもなく、ほとんどの局のニュースは低俗な夕方のワイドショーと化している。特にいち早く番組が始まる局はひどすぎる!ニュースを軽く流したあとは芸能や週刊誌の見出しまがいのくだらない話題ばかりだ。どの局も出演者がやたらと多いのもくだらなさに拍車を掛けている。こうも民放が横並びの姿勢なら、むしろ時報ピッタリにスタートし、思いっきり硬派でセンスのあるニュース番組を作った方が好感が持てる。夕方のニュースには出演者のコメントなんかいらない。

    【CM】

    • 2002年6月に飲酒運転・飲酒事故の厳罰化に向けて、刑法に「自動車運転過失致死罪」が施行されたが、民放では頻繁に酒のCMが放送されている。酒気帯び運転の基準が1970年に基準が設けられて以来始めて「呼気中アルコール濃度0.15ミリグラム以上(改正前は0.25ミリグラム以上)」に引き下げられている。福岡市職員の飲酒運転により追突された車が橋から転落し、子供3人が死亡した悲惨な事件を大々的に伝える一方で、平然と酒のCMを放送している。放送局には倫理観の欠片もないのか。
    • 最近の便秘薬のCMは、食事時間帯に放送され不快感を覚える。内容もより具体的になり、とても食事をする気になれない嫌な内容だ。時間に関わらず、あのようなCMはやめていただきたい。会社でも自宅でも複数の者から同じような意見が出ている。
    • いま大手語学教室の問題が大きく取り上げられているが放送各局は問題を知りながら当該社のCMを垂れ流ししていたわけで自らの責任について厳しく検証すべきではないか。挙げればきりがない程の問題企業のCMが流されている。業界としては儲けのもとなので問題にしないのかもしれないが一般消費者はテレビCMで流されているからと信用して被害にあう。その被害の一端の責任を放送各局も負っていることを自覚すべきだ。業界の構造的な問題だからBPOとしても取り上げにくのかもしれないが私は業界の体質を改める際の本質的な問題だと考えている。
    • IT企業のプロセッサーのCMは女性の人権を侵害する表現をしているのではないかと思う。このCMは、「母親が子どもを起こすために布団をめくると男の子のはずが女の子になっている」という場面からスタートする。自分の身体が突然、女になった子どもが、パジャマの襟元から胸を覗き込み「おぉー」と言い、それに対し母親が「やめなさい!」と注意する。その後、商品の紹介シーンが入って、女の子(精神的には男性)が自分の胸を触る(揉む)のに対し、母親が再度「やめなさい」と怒鳴るという構成になっている。これは女性の身体を性的対象としてのみ扱う表現となっていて女性差別的だといわざるを得ない。また性同一性障害の方が自分の身体をどのように感じているかということに対する誤った印象を与えかねないものでもあるように思う。
    • 午前7時15分頃、ゲーム機のCM内容が余りにも過激なものなので、放送倫理検証委員会で検討をしてもらいたい。CMでは、学校らしい建物の高い位置から自動小銃で学生・生徒を狙い撃ちにして殺害するのをリアルに表現したものであった。登校前の学童を対象にしたこのようなCMは、青少年に悪影響を及ぼす。CMの放送中止を考慮してもらいたい。この企業は、最近はイギリスの大聖堂を破壊するシーンがあるゲームソフトの件で、英国国教会に謝罪すると言う事件を起こしたばかりである。今回の内容も学生・生徒を狙い撃ちするなど過激であり、ゲームとして許される限界を超えている。外国には謝罪するが国内では何をやっても良いと言わんばかりの同社の過激なゲームソフトの販売も問題であるが、CMに関して放送局の倫理を検討し確立をしてもらいたい。
    • 消費者金融のCMが減ったと思ったら、パチンコや宝くじ、競馬など、射幸心を煽るCMが増えている。CMの影響力の大きさを認識しCM全体の質向上に努めてもらいたい(業種の選択や表現方法などの面で)。

    青少年に関する意見

    【”いじめ”を含む意見】

    • バラエティー番組。シュークリームにからしやわさびを入れて芸人に食べさせようとすることはよくあるが、明らかに常識外の量を混入しており全く笑えなかった。からしやわさびはまだ良いが、ドライアイスや生きたザリガニをシュークリームに入れて食べさせるという行為は明らかに行き過ぎている。子どもが見て真似をしたらいじめにつながる恐れもあり、このような内容は子どもに悪影響を与えることは必至である。限度というものを考えて番組を制作するべきである。
    • バラエティー番組。出演した芸能人に対して、「キモイ」や「ブサイク」などと、外見に関する差別的な話をしていた。全国の学校で外見に関するいじめに遭う子も多い中、いじめを助長するような内容の放映は控えて欲しい。また、「ブサイク」などという言葉は放送禁止にするべきではないか。誰かを見下すのではなく、見ている人が楽しく笑える番組作りを心がけて欲しい。
    • 音楽番組。あるグループのメンバーの容姿や行動について侮辱的な発言を繰り返したり、クイズと称して答えられないと罰ゲームをさせるたり、回答以外の場面でも不意に静電気の器械を当ててその驚愕の様子を楽しむといった悪質な行為が多く大変不快。初出演のメンバーは行為を仕掛ける側に対して抗議もできず、仕掛ける側はそれをもまた楽しむという様子で、これはまさにいじめの構図そのものと感じた。この番組は視聴率も高く20時台ということで学齢期の子どもの視聴も多いと思うが、このような行為がテレビで繰り返され、それが許されるのでは、いじめを社会的に容認していると同じことになるのではないか。
    • バラエティー番組。男の芸人が無理やりパンツを脱がされるシーンがあった。これはいじめに繋がると思う。実際学校でパンツを脱がすいじめがあり自殺者が出ている。こういった演出をしないでほしい。
    • 料理番組。番組開始早々、出演者の顔がクローズアップされ「お前死ね!」との発言があり思わず驚いた。不快なこの言葉が”つかみ”として冒頭に意識的に流されたと思う。放送局の無神経さ、基本的人権の取り組みの甘さにきわめて不愉快になった。子どものいじめ問題で度々自殺する原因に「オマエ死ね」の言葉がある。この放送を見た未成年にこの一言が悪影響を与えるのではないか。
    • バラエティー番組。芸人が居酒屋で馬鹿騒ぎをし、先輩芸人が後輩の肛門に次々と歯ブラシを挿入して虐待する場面が延々と流されていた。公共の電波で流すには、あまりにも品位がない。先輩が後輩をいじめている”パワハラ”である。いくら深夜とは言え、未成年者が視聴する可能性がありいじめを助長しかねない。このような番組を提供するスポンサーの品位と見識が問われる。
    • 情報番組。牛肉ミンチの偽装事件について社長以下がそろって謝罪会見をしているのをテレビで見た。記者一同が寄ってたかって横柄な口調で社長以下を質問攻めにして、大の大人のいじめショーを見ているような映像で不愉快であった。この頃のワイドショーは程度が低く、問題解決などの建設的な提言はそっちのけで、居丈高に報道すればよいと言う姿勢が見える。その上に、映像にしていじめショー的な記者会見の見本を見せて、青少年に与える悪影響を考えたことがあるのだろうかと、テレビ界の常識を疑ってしまう。
    • 情報番組。いじめ問題についてコメンテーターが「いじめられる子が悪い」と言っていた。この発言はご法度な筈で府の教育委員会に聞いたら「言うべき言葉ではない。放送であれば尚更だ」と言っていた。早急に謝罪なり訂正をして欲しい。
    • 明らかな人権無視や大半の視聴者に不快感を与える番組なら抗議は当然だろうが、番組上の些細な演出やお笑いに対し「低俗だ」「青少年に悪影響」などと”バラエティー叩き”をするのはおかしい。視聴者が低俗だと思えば、それはどんなものでも低俗だということになるし、結局は受け手側の問題のはず。「子供が真似する」「いじめを助長する」という主張も、TV側に責任を押し付けすぎである。元々、いじめに走る人間というのはTVの影響があろうと無かろうと”いじめ”をしてしまうものだ。それは本質的には当人や家族の問題であって、TVはただのきっかけに過ぎない。そんな抗議のために次々と番組が消え去っていくのも我慢ならない。

    【低俗、モラルに反する】

    • バラエティー番組。公開中の映画にちなんだテーマを取り上げ、番組中にも何度か映画の場面が流れたが、この映画はR-15指定である。”子供に見せたい番組”の上位にも選ばれている番組としては不適切な内容だ。
    • バラエティー番組。子供キャラクターが実験中のADに対して「ほら早くしろよ!!」「何やってんだよー!!」など、威圧的な口調で命令している。テレビでこういう言い方をしていたからいいんだと思いこみ悪態をつく子どもが増える。身近な題材を科学的に追跡する内容はいいものだけに、子どもに見せられないのが大変残念である。CSで再放送される番組なので直ちに修正してほしい。
    • 最近テレビでよく見るタレントはやたらと相手の頭を叩くが、これを子供たちが真似をして、子供たちの間で流行っているのを知っているか。先日も、公園にいた子供たちがお互いの頭をぽんぽん叩きあって遊んでいたので止めさせた。子供に悪影響を与え、教育上よろしくないから、彼らに頭を叩くギャグを止めさせてください。
    • バラエティー番組。水中に顔をつけて息継ぎの練習をする時、出演者が男性の頭を水から上がってこない様に押さえつける場面があった。【マネをしないで下さい】と字幕を出していたが、映像自体を流すべきでないと思う。
    • アニメ番組。夕方の放送にも関わらず女の子の全裸の映像が何度も出ていた。子どもが見る漫画番組で、こういったいかがわしい内容を放送するなど局はどう考えているのか。このような番組は夕方に放送しないでほしい。局の姿勢を疑う。
    • アニメ番組。子ども向けの時間帯にしては、下品かつ猥褻に近い内容が多い。無意味に近いピー音やモザイク表現など猥褻さを連想させる手法や、度が過ぎるパロディーも非常識と言える。深夜の時間帯ならまだしも小さな子どもも見る可能性が高い時間帯に放送すべき内容ではないと思った。
    • バラエティー番組。女性の乳首が露出している。視聴率をとるために故意にアダルトビデオを紹介し、女性の乳首を隠さずに流している。チェック忘れではない。とても不快だし子どもの教育上よくない。
    • ドラマ番組。白髪に白い服という登場人物が出てきたが、鼻から異物を吸い込みハイテンションな様子だった。それはマリファナなど薬物を連想させるものだと思う。出演者に人気の若い俳優がいたり日曜日の前夜で中高生を含む若い視聴者も多いと思うので、このシーンを見た時は驚いた。このようなドラマで薬物使用を描くことは薬物についてあまり知識がない若者にも影響することもあると思うので良くないと思う。
    • ドラマで実際の事件を模倣した。犯人が獄中から友達に手紙を書いていたことが判明し、その内容がひどく、まったく反省していないということで波紋をよんでいるという部分があった。これは、山口母子殺人事件の当時少年だった犯人が友人に当てた内容がまったく反省していないという実際の話をヒントに作られたものだと思う。この事件はまだ審理中であり、大変不快な気持ちになった。バラエティーのドラマで、昨今の少女に対するわいせつ事件、および、わいせつ殺人事件が軽々しい感じで出されてしまうことにモラルの低下と苛立ちにも似た腹ただしさを感じた。
    • 最近、規定外の制服姿のお笑い芸人等が多く出演しているが、このような乱れた服装姿はテレビで放送するべきではない。周りに不快感を与えるし子ども達が真似をする。また、女性に対して暴力を振るうような行為も放送するべきではない。青少年が見る時間帯には特に出演させるべきではない。
    • ドラマ番組。温泉の場面があり、裸の女性が大勢出ていた。きょうに限らず、この枠の再放送ドラマにはきわどいベッドシーンなどの性的シーンや女性の裸が”氾濫している”。子供が見ている時間帯にこのようなドラマは不適切だ。
    • アニメ番組。高校生という設定のキャラクターが成人指定のアダルトPCゲームで遊んでいるという表現があった。これに似たような表現は以前からあたりまえのようにあり、作品を見た未成年者に何かしらの影響を与えかねない。
    • ドラマ番組。子役に卑猥な台詞を喋らせていて大変ショックを受けた。他にも性について強調された台詞が何度か出ており大変不快感を覚えた。ギャグドラマとして締めくくられていたが、テレビの向こうには年齢を問わず多数の視聴者がいることを完全に無視して作られた非常識な番組であった。
    • 音楽番組。歌手が半袖の衣服で左腕の刺青が露出していた。刺青は日本では社会通念上公序良俗に反する。また血液関係の疾病の可能性が高いので生命保険に入れない場合がある。医療においてもMRI検査ができない。献血を断られたり、海水浴場やプール、銭湯、サウナの入場制限もある。また一度刺青を入れると容易に元に戻せず、無理に取るとケロイド状の皮膚障害が残る場合がある。東京都条例では未成年者の刺青を禁じている。一般女性が若気の至りで芸能人の真似をして刺青をすると、将来、銭湯や市民プールや公園デビューなどで負い目を感じることになる。放送で刺青をしている人を出演させるべきではないと思う。

    【報道・情報に関する意見】

    • 報道番組。福島県会津若松で高校生が自分の母親を殺害し、頭部をバックに入れて警察署に出頭した事件で、少年が通う高校は全生徒を午前中で帰宅させたり、県教育委員会は県内全高校に対し、十分な心のケアをするよう緊急通知を出していた。にも関わらず、リポーターが高校生に「あなたは母親を殺そうと思ったことがありますか」とインタビューしていた。このような質問は”報道の暴力”であり、インタビューを受けた少年は生涯忘れる事はないだろう。
    • 報道番組。神戸児童連続殺傷事件報道にて教育関係者が「残虐なDVDや小説が影響、これらの創作物に対しPL法を当てはめ製造物責任がある」と発言していた。まさか青少年問題に取組んでいる先生からこの様な発言があるとは思わなかった。残虐な表現を見た者は残虐な人間になるという科学的根拠はないし、同じく見た者が集合的に罪を犯したという統計的事実もない。事実でないことをあたかも事実であるかの様に言わないでもらいたい。そしてPL法だが、これは製造物(ハードウェア)の欠陥に対する責任法で、創作物の表現内容に適用するものではない。そもそも表現内容の欠陥をどう証明するのか、もしかして創作者の思想信条に欠陥があるとでも言いたいのか。先生は青少年問題の本質が見えている人と思っていたが、この様な責任転嫁をする人だったとは誠に残念。
    • 情報番組。この番組はわざわざ専門家を招いて解説を願った後、その専門家の見立てに対し何にでも口出しするコメント屋に総評を求めてまとめや結論とする進め方。何でも屋のコメンテーターに質問を出させてそれについて専門家が応えるほうが理にかなっており流れも自然だと思うが?
    • 未成年ゴルファーに対する盗聴およびラウンド中の空撮が問題とされているが、マスコミ全体で未成年に対する報道姿勢を真剣に考え厳しい倫理規定をもうけるべきだ。思春期の若者に対し昨今の報道のあり方をみると人権侵害も甚だしく、スポーツ選手、芸能人であっても否応なしに人目にさらされるプレッシャーというのは計り知れず多大なる影響があると考える。マスコミ側の人間でさえ何かあっても報道から逃げまわる姿勢からもその恐怖感は充分に承知のはず。未成年に対しての規定が自ら作れないのであれば国からの規制もやむなしと考えている。
    • 報道番組。「過激な少女コミックの性描写」という特集が組まれていたが、科学的知見にたった意見が見られなかった事が残念。ただ単に危機感を煽っているとしか思えなかった。VTRに登場した出版社の意見を補強する科学的な意見を付加するだけでも大きく変わるはずだ。
    • 情報番組。佐世保の児童殺傷事件での校長の会見で「ある児童がPTSDにかかった」という内容の放送をしていたが、PTSDになった児童は、ニュースでの校長の会見を見てPTSDになったという趣旨の説明をしていた。それならば会見の内容を放送すると、その児童の心を傷つけてしまうということはマスコミにも予見出来たはずだし、予見しなければいけなかったはずだ。それをマスコミは棚に上げて一方的に元校長や元担任の自宅まで押しかけて「悪者はあなただ」と言わんばかりの報道は、見ていておかしいのではないかと思った。

    【CM・番組宣伝に関する意見】

    • 少年がサッカーをうまくなりたくて、あちこちで練習するシーンがあるが、電車や家の中で母親にうるさいからやめるように怒られているのに平気でやっているシーンもある。公共マナーに反するし、子どもが親をなめることを助長する可能性があり、真似をすることを考えずに放送しているのだろうか。このCMは即中止すべき。
    • 殺虫剤のCMで、あちこちにスプレーを面白がって噴射しているシーンがあるが、子どもも共演しており面白がって噴射すると子どもが真似するのではないか。こういうCMはやめてもらいたい。
    • 最近、女性の下着スタイルでのCMが多い。このような内容は子ども達の教育に良くないので放送するべきではない。
    • テレビショッピングの番組が多くなっているが、放送基準に定める「広告の時間」に加算するべきである。
    • ドラマ番組。番組予告を頻繁に放送しているが、内容は女子高生が飛び降り頭部から出血するという残酷なシーンがある。気分が悪くなるので止めるなり頻度を減らして貰いたい。

    【言葉遣いについて】

    • アナウンサー、キャスターの「がぎぐげご」の発音が耳障りになります。NHKの女性キャスターですら鼻濁音で発音できないことが全国に放送されて百万単位の視聴者、特に子供への影響が大きいです。民放の女子アナはあまり評価をしておりませんからNHK程気にしません。以前にNHKの番組と記憶していますが鼻濁音がらみの制作番組がありました。あらためて取り上げて下さい。美しい日本語を話していますと心が穏やかになります。
    • 最近のアナウンサーは幼児語を使う人が多い。中でも女子アナウンサーにその傾向が強い。多分そのせいだと思うが、小学校高学年になっても親子して幼児語しか話せない人さえいる。ことばが滅びると国が滅びると言う話があるが、まさにそのとおりの現象が日本中に蔓延している。影響が大きいテレビ局のアナウンサーは、正しい日本語を話すようにきちんと教育してもらいたい。

    【差別や偏見を助長する】

    • 情報番組。17歳の少女が32歳の男性と援助交際していた事件で、レギュラー出演者が「いまどき女は2~3万で買えるやんか」と、女性を蔑視する発言をした。局アナが「不適切な発言があったようですネ」とコメントしたが、周りの出演者が「何云うたん」」と聞き返し、局アナが「女の子を2~3万で買える云うた発言が」と、説明したが「そんなん謝ることあらへんで」と擁護し、正式な謝罪はなかった。局に意見を伝えたら「本当に困った人なんです。申し訳ないです」と応対されたが、本来は番組で謝罪すべきである。
    • バラエティー番組。先天的に身体に特徴のある方を好奇の目に晒すような演出をしていた。出演者の意思は分からないが、見ていてまるでフリークスショーのように感じた。同じ身体的特徴を持っていて、このように大衆の娯楽として晒されることに傷つく方もいるのではないか。番組としてこのような演出は許されないことだと思う。ご一考をよろしくおねがいします。

    【推奨意見】

    • バラエティー番組。先日新聞にて、この番組が4年連続”子どもに見せたくない番組No.1”になったことを知った。我が家には娘が2人いるが、テレビを見ながら思った事を良く話し合う。国会中継も見るが、「何で議員の人はヤジを飛ばすの?」や「大人なのに話し合いのルールを守れないの?」と聞かれる。この番組の格付けのコーナーを見て、「自分の意見を主張しつつ人の意見を聞ける大人もいるよね」や「世間的に立派と言われてもマナーを守れない人に自分がならないようにして欲しい」と話す。ドッキリコーナーでは、人間の本性というものについて話し合う。危機管理の考え方からしても、子どもと話し合う事が大切という研修を受けた。それには、良い事も悪い事も楽しく話すきっかけを多く作れる番組は、子どもと見たいテレビと言える。これからも番組が続く事を願っている。。
    • アニメ番組。是非青少年に見てもらいたい番組だ!いじめが横行する現代社会に仲間との絆の大切さや夢の大切さなど多くのメッセージを持っている。タレントの馬鹿さをひけらかすくだらない番組を選ぶならこっちを選ぶべきだと思う。
    • バラエティー番組。毎回、きちっとしたテーマが設けられているので、分かり易く子どもでも十分に理解出来る内容になっている。賛否両論はあるだろうが、食べ物がテーマの時に女性アナの食べるシーンが入るが、本当に美味しそうに食べるので、子どもが興味を持って食べてくれる事も考えられる。バラエティー番組でこれほど質の高い作りになっているのは”科学がテーマ”である事と、”少数精鋭の出演者”という作りによる事が大きいと思う。これこそ「子どもに見てもらいたい科学番組」と言っても過言ではないと思う。全国放送して欲しい内容だ。
    • 青少年に推奨する番組。「オタクはどこに向かっているの?」は非常によい特集であった。ゲストの識者の意見もよく、聴取者の意見も良かった。惜しいのはこれを関西の放送局では放送されなかったことだ。仕方ないので近隣の愛知・三重の放送局で聞くしかなかった。特集内容によっては関西でも放送するべきだと思う。関西で放送されなかったことは非常に残念。

    【性表現について】

    • 映画番組。土曜日の午後、子ども達がテレビを見ていることが多い時間帯に全裸女性の場面や男女の性交場面が抑制不足の映像表現で放送されていた。子ども達の健全育成に有害な放送表現であり、放送時間帯と表現内容を是非とも見直して欲しい。これでは安心して子ども達にテレビを見せられない。

    【喫煙に関する意見】

    • 毎年5月31日はWHOが制定した「世界禁煙デー」であり、日本では2003年に制定された「健康増進法」で公共施設等の管理者に「受動喫煙防止義務」が課せられている。しかし、ドラマではストーリーに関係なく未成年の前で平然と喫煙するシーンが放送されている。名古屋タクシー協会が5月1日から同市内と近郊の殆どのタクシー全面禁煙にしたニュースを伝えた時も、禁煙に反対の市民の意見しか放送していなかった。「受動喫煙防止」は放送界全体で取り組むべき問題である。

    【視聴者意見への反論・同意】

    • 「青少年の生活のリズムが壊れるので深夜アニメはやめたほうがいい」とあるが、子ども向けの深夜アニメはないと思う。深夜アニメが禁止されたらアニメ業界が消滅に近づく。「明らかに子ども向けであるアニメが深夜放送になったら、生活のリズムが壊れる」との意見に賛同するが、子ども向けでないアニメで生活のリズムが壊れる事はないと思う。
    • 寄せられる意見のほとんどが「これは悪影響だ」「即刻中止しろ」といった批判意見だ。もっと番組を奨励する意見があってもいいのではないか。番組のいい部分を見つけても「あぁ良かった」のみで受け流し、悪い部分を見つけると「これはだめだ」とすぐにBPOに意見を押し付け中止を求めるようでは、良い番組は育っていかない。番組に対して粗探しをする冷たい目ではなく温かい目で見る人が増えれば、自然と番組も良くなっていくのではないか。
    • 特にアニメに対してよく見かける意見で、「○○の表現は子どもに悪影響を与えかねない」や「真似をする可能性があるので止めてほしい」といったものがある。因果関係がはっきりしていないのに、疑わしきを罰するべきという考えはおかしい。容疑をかけられた人は即刻有罪にすべきと言っているのと同じ。それに疑わしいというのなら、アニメだけでなく、ドラマや映画などもだろう。実写である分、よけいに現実との区別が出来ず、より大きな影響があるのではないのか?自分の子どもがそんなに心配なら、自分が見て検閲した物を見せるなり、悪影響があると思った部分についてはその都度それがしてはいけないことだと教育するのが親の役目だろう。テレビに全てを任せるのは道徳面での育児放棄だ。
    • 会津若松母親殺害事件に関して批判が多数寄せられている。確かに、一部メディアに浅はかな行動があったことは事実だが「ショッキングな事件だから報道するな」というのは大きな間違いだ。このような事件は社会的関心も高い。「詳しく報道するな」というのはおかしい。また「詳しい報道は真似をするものが出る」という意見もあったが、人間はそれ相応の理由がないと他人を殺したりはしない。

    【その他】

    • 子供は現実とテレビをゴッチャにすることが多いので、子供に分かりやすい表現で「フィクション」か「ノンフィクション」という断り書きがつけられないだろうか。必ずしも子供だけの問題ではないのかもしれませんが。

    2007年5月に視聴者から寄せられた意見

    2007年5月に視聴者から寄せられた意見

    多くは洋菓子メーカーに係わる番組の捏造・虚偽疑惑や司会者批判で、放送局(司会者)の責任を問う、処分を求める意見とあわせ、多かった。また、愛知立てこもり事件における取材・報道のあり方についての批判が目立った。

    2007年5月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,448件で、4月との比較では222件の減少となった。

    意見のアクセス方法の割合は、Eメール64%、電話31%、ファクシミリ3%、郵送ほか2%である。(*Eメール数には同一人の多数意見を含む)

    男女別では、男性75%、女性23%、不明2%で、世代別にみると30歳代(28%)、20歳代(17%)、40歳代(15%)、50歳代(14%)、60歳以上(10%)、10歳代が(6%)の順となっている。

    2007年5月に視聴者から寄せられた意見 1,448件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2007年5月件数 年度累計
    人権等に関する意見 11 件 40 件
    放送と青少年に関する意見 178 件 [ 意見内容 ] 338 件
    放送番組全般にわたる意見 576 件 [ 意見内容 ] 1,275 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 109 件 294 件
    その他(放送関連以外) 574 件 1,194 件
    意見件数 計 1,448 件 3,127 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。5月の通知数は211件(21放送局)であった。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    5月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    人権関連の苦情[11件]

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 6件
      (個人又は直接の関係人からの要請)
    • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 5件
      (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

    番組全般にわたる意見

    5月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(1,448件)のうち【情報ワイド番組・バラエティー番組】に関する意見が圧倒的に多く、述べ件数では1,535件と、意見総数を超えている。これは同一意見に複数の指摘項目が含まれているためであるが、中でも意見総数の87%にあたる1,253件が”不適切な内容や発言・表現、不適格な出演者”、次いで”取材・報道のあり方”(336件:同23%)、”モラル・倫理観の欠如”(188件:同13%)、”低俗・下品”(94件:同6%)の順となっている。

    その多くは洋菓子メーカーに係わる特定番組の捏造・虚偽疑惑や司会者批判で、”放送局(司会者)の責任を問う、処分を求める”意見とあわせ197件と続いている。

    また、愛知立てこもり事件における”取材・報道のあり方”についての批判(77件)が目立ったほか、霊能・占いなどの非科学的番組や出演者の言動への批判が続いている。

    なお、「人権等権利に関する委員会(放送人権委員会)」への相談・意見(12件)とは別に、番組(放送倫理検証委員会に改組)・青少年各委員会に寄せられた意見の中で「人権問題や差別にあたる表現ではないか」との提起や懸念は4月の145件から215件に急増した。

    【放送局の対応・姿勢】に関する苦情・抗議は250件と前月より増えている。これは個別番組の視聴者応対に関する苦情がほとんどである。
    【CM関係】「不適切な表現・内容」との指摘を中心に73件の意見があった。

    青少年に関する意見

    5月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは178件と先月より9件減った。アクセス方法ではEメールによるものが84%、男女別では男性からのものが71%と相変わらず多い。
    年代別では、今月も10代からの意見が最も多く28%を占め、次いで30代、20代の順になっている。
    内容別では福島県と愛知県で起きた事件に関する報道のあり方について、青少年委員会にも多くの意見が寄せられた。また、バラエティー番組の罰ゲームやドッキリ企画等に対して、いじめを助長するという意見が15件あった。

    番組全般

    【特記事項】(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」などから抜粋)

    • 放送、とりわけ報道に関わっている方々はメディアリテラシーということについてどう思っているのか。今日も会津若松の事件が延々と報道されている。こんな放送ばかりでは、また類似事件が起きる可能性があるし、他にも重大事件や世界での出来事なども起きているのに、一斉にこのような報道ばかりでよいのか。関西のテレビ局の捏造問題をはじめ在京キー局の捏造・虚偽疑惑が続く状態だというのに、テレビ局に反省や自浄作用はないのではないか。これでは総務省の規制強化も認めざるを得ない。海外のテレビニュースなどを比較検討して考えてみてください。このような報道でいいのか。放送関係者には真剣に考えていただきたい。
    • 今回の愛知立てこもり事件では多くのテレビ局がライブ中継を行っていました。映像には事件解決のために身を挺して活動する警察官の行動も確認できます。当然ながら犯人がテレビを視聴していた場合、それらの情報は筒抜けとなったでしょう。直接の因果関係は今後の検証に任せることとしますが、現時点で、救助活動を行った警察官一名が殉職されています。無思慮に映像を垂れ流すことが報道の自由と言えるのでしょうか?報道関係者が報道の自由と分別ある行動とを履き違えることがないようにと、彼らに強く意見を寄せたいと思います。
    • 洋菓子メーカー報道のねつ造は、証言者の発言の裏付けも取らないまま垂れ流され、司会者がうのみにしてさらに洋菓子メーカーの口撃が激しく行われた。その後謝罪したが社長の発言とともに、司会者の謝罪が何であったのかあきれるばかりである。過去、何度となくこの局は偏向・ねつ造・やらせ・印象操作等の前歴を持ついわくつきの放送局である。再発防止策など講じる意図もなく、再発を繰り返す自浄能力なき企業である。このような放送局の存在は許してはならないにもかかわらず総務省は座視してきた。そして、BPOにしても所詮は同業者の相互補助機関に過ぎない。自浄能力を期待するほうが間違っている。関西のテレビ局の捏造問題も結局はキー局には及ばずトカゲのしっぽ切りに終わった。この局は一番組に留まらず体質に問題があるのであって、いくら司会者をやり玉にあげても所詮は一芸人の処分や番組スタッフの処分で幕ということになるだろう。だから、総務省による管理強化を期待するしかない。自由を謳歌する前に、責任と義務を果たさなければならないことを思い知るべし。
    • なぜ、国民生活に影響を及ぼす不祥事や問題を起こしても放送局は倒産しないのか? 何故、免許停止はないのですか? 零細企業にはある。最近の低俗な番組は表現の自由か? パチンコ、サラ金のCM、これも自由か? 放送法に守られた業界は幸せですね。

    【取材・報道のあり方】

    • 愛知の女性を人質にした元組員の立てこもり事件の報道で各局は、負傷した警官を救出するために行動するSAT隊員たちをヘリコプターのカメラで放送していたが、これではSATの動きの一部始終を犯人に教えているようなものじゃないか。報道の自由の名の下に、警察を愚弄し犯罪者を利するような映像を流すことが許されるのか。私は、SATの若者が銃弾を受けて死亡したのはテレビの責任だと思う。
    • 立てこもり事件報道で各放送局は警察官が撃たれ倒れている映像をライブ映像として流し続けているのはどういうことか。警察官が撃たれているのだから警察は犯人への対処(反撃)や警察官の早期救出も可能だったかもしれないのに、ずっとマスコミが張り付いていたらそれができない。その結果、数時間の放置。マスコミは警察官が死ねばいいと思っているんですか? 怒りで体が震えます。慎重な対応が必要な神経戦の状況下でヘリを何台も飛ばす無神経さ!いい加減にしてください。
    • 長崎市長銃撃事件といい、愛知立てこもり事件といい、マスコミ、特にテレビ局の異常な取材合戦が酷すぎる。SPの警護の回りでの取材振りや、救急車内をズームアップした血まみれの被害者を見たくはない。チャンネルを回せば四六時中気を張って室内を監視している警察官の姿をただ映すばかりの映像が流されているのは、見ているこちらがカメラを邪魔だと思うほどだ。しかも亡くなったSATのご家族の所にまで報道陣が押し寄せているではないか。私はまだ20代だが、事件報道の過熱取材の自重という課題はもう十余年も前から出ているように記憶しているが、直るどころか悪化しているのではと思うほどだ。テレビマンである以前に、人間としてやって良い事と悪い事を視聴者から言われなければ分からないのか。
    • 長久手町立てこもり発砲事件報道で、事件解決後に登場した警視庁や検事のOBである評論家の発言内容に憤りを感じた。確かに容疑者捕捉までに時間を要し殉職者を出したことについては今後の課題がないとはいえないが、「仲間である巡査を放置して何を考えているのか」とか「県警がどうしようもない。ひどすぎる」など、種々の状況、事情も入手できていない段階で、肩書きを利用して言いたい放題という印象だけが残り、醜ささえ感じた。OBである以上、テレビで一方的に批判するのではなく、冷静な問題提起や評論をしていただきたい。
    • 先日の愛知長久手での立てこもり事件の際、各マスコミが路上喫煙の挙句、吸殻を放置した。長時間の取材でタバコを吸いたくなるのはわかるが、道路で火を消し吸殻を捨てていくのはいかがなものか?こういったTV局が喫煙マナーを云々してもまったく説得力がないし、もし消し方が不十分で火事になったらどうするつもりか?罰則として注意や減俸ではなく、清掃活動などわかる形で願いたい。
    • 会津若松母親殺害事件について、各局が競うように首切りの状況などを詳細に報道したため吐き気や不眠といった症状が起きた。最近の事件・事故の取材は度が過ぎているのではないかと感じる。この事件についても、そこまで詳しく報道する必要があるのかと疑問。こうした残虐的ニュースなどは、表現や伝え方をもっと考えて放送してもらいたい。
    • 会津若松市の母親殺害事件の報道についてのお願い。一部雑誌の報道で容疑者の少年が「発達障害」を持っていると報じられたが発達障害の当事者や関係者へ誤解や偏見など悪い影響が及ばないようにするため、以下の点に留意願いたい。?発達障害が犯罪を引き起こす社会問題であるかのような伝え方は絶対にやめてください。?適切な支援や理解があれば発達障害を持つ人が犯罪を起こすことはあり得ないことをきちんと伝えてください。?専門家にコメントをもらう場合は、日本自閉症協会推薦の専門家など、本当に発達障害に詳しい方をお願いします。?発達障害の特性はまだ一般の人達にはあまり理解されていないので、番組内で障害の特性を解説する際には詳しく、わかりやすく、正確にお願いします。?発達障害は決して「欠陥」ではなく、「違い」であり、それを理解すれば世の中にとって非常に役に立つ人々であることを伝えてください。
    • 某局の憲法特集で、憲法改正問題について「これまで声を上げていなかった若者達」の一例としてある女子大生が紹介されていたが、この女子大生は政治的な団体の主要メンバーの一人として継続的に活動を行っている。以前から新聞やテレビ等のマスコミが、ごく一部の人間や政治団体の意見しか採り上げないことを不満に思っていた。多くの国民は人間関係や仕事上のしがらみや生活のために、声を上げたくても上げられないのが現実だ。今回の場合は政治的団体の一員をあたかも普通の一国民のように扱ったのは悪質で一種の捏造だと思う。先日、この局は事実に基づかない放送を行ったとして厳重注意を受けたが、全く反省していないことがこの件でわかった。
    • 今回のジェットコースター事故の報道はあまりにも被害者の人権を侵している。被害者の過去の部活動の写真や趣味等、プライベートなことなどに時間を割いて報道する必要はない。被害者の遺族の立場を配慮すべきだ。放送倫理が欠如しており見るに耐えないし不謹慎にも程がある。メディアは昔から被害者の人権を侵害し、逆に加害者の人権を必要以上に重視している。改善を求める。
    • 山陽自動車道でマイクロバスが大型トラックに追突され1名が死亡し20名が重軽傷を負った事故について、メインキャスターがデータも示さずに、事故の10%が起きている多発地帯であり道路の安全管理に問題があるような発言をしていた。しかし、逮捕された運転手は広島県警高速隊の調べに対し「煙草を取ろうとして、前を良く見ていなかった」と供述している。報道番組にも関わらず何故このような印象操作をするような伝え方をするのか。事実を伝える事が先決であり報道機関としての倫理観を問われるものである。
    • 飲酒運転で警察に追われて事故を起こした暴走トラックのニュースで、運転手の母親にインタビューをしていた。年老いた母親を無理やり引きずり出したような印象で、その困惑した様子が見るに忍びなく怒りを覚えた。強引で極めて不適切な取材だ。母親に事故の責任はないではないか。
    • 犯罪者は顔や名前が伏せられる場合があるが、被害者は顔も名前もしっかり出されている。犯罪者の人権は考慮しても被害者の人権は考慮する必要がないということか。犯罪者の顔と名前は必ず出し、被害者は性別と年齢だけにするよう強く希望する。ちなみに少年犯罪においても犯罪者の公開をするべき。インターネット上には出ている。つまり、「人の口に戸は立てられない」という事だ。
    • 「与党のハンドルを握れるか」との企画で、日曜日朝の討論番組の司会者が公明党代表に一方的な要求を突きつけていた。今年夏の参議院選挙で「憲法改正は争点にしない事を安倍総理に伝えてくれ」「憲法改正論者は支援しない」と政党の代表に執拗に迫り、最後に代表は「分かりました」と答えていたが、これは討論ではなく司会者の立場を利用した報道の横暴である。夕方のニュースでは代表のコメントだけを放送し、あたかも太田代表の自主発言であるかのような印象を与えていた。報道の基本である公平・公正な報道を行うべきである。
    • 参院選を控えて自民党の候補者だけ番組に出演させていたがこれは公正・公平を定めた放送法違反ではないか。この問題をテレビ局の視聴者センターに電話したら、この問題を正面から受け止めるのではなく、私を馬鹿にしきった対応で関係の無い私の家族構成まで探り出す始末。愚劣としかいいようがない。センターのオペレーターも言論機関の一翼を担っているのだからそうした自覚を持って欲しい。
    • 24日、ベビーカーがJRの電車に挟まれたまま発車してしまった事件に私は遭遇しました。その時私が思っていたことは「あのお母さんはどのぐらい罰金を課されるのだろう」、「子供を連れていながら駆け込み乗車なんてどうしたんだろう?」といったことでした。しかし、マスコミの報道を見ていると母親の問題点は指摘されないままに、電車が関知しなかったことばかりが問題視されていたことに私は疑問を感じました。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 前世や霊の憑依、霊界など、非常に真実性の疑わしい事柄を、真実であるかのごとく放送している。最近この番組の終わり際に【科学的に実証されたものではない】というテロップを流すようになったが、番組の内容を見れば前世などを肯定的に扱っているのは明らかだ。これは真実を放送する義務を定めた放送法(番組基準・放送倫理)に違反しているのではないか。例えば、番組に登場する自称霊能者が、霊視と称して芸能人の自室の様子などを当てることをしている。しかし、これは事前に調査をしていれば可能であり、それは霊視などではない。もしそうであれば事実の捏造である。捏造の疑いがある以上、放送倫理検証委員会による検証をお願いしたい。また、捏造の有無は別にしても、この番組は民放の放送基準に明らかに抵触しており、その点も検証していただきたい。このような超自然現象を扱う番組は、真実性の検証が難しいため、真実かどうか疑わしい番組が横行している。これではテレビ局が真実を報道する義務がないがしろになってしまい放送界の危機につながる。こういった番組に対するBPOの積極的な行動を期待したい。
    • 霊感商法に等しい番組が一向に改善されていない。先祖供養に関して、番組で時々「勉強会への参加の呼びかけ」や「鑑定会を30年続けている」等と紹介している。因みに勉強会への参加費は1万円、鑑定会の鑑定料は10分~20分で10万円、合計11万円にもなる。これらの内容は、民放連放送基準第8章「表現上の配慮」54条「占い、運勢判断およびこれに類するものは、断定したり、無理に信じさせたりするような・・・」「運命・運勢鑑定、霊感、霊能等を取り上げる場合は、これを肯定的に取り扱わない・・・」に抵触している。この問題についてBPOはどのような勧告を行うのか注目している。
    • 昼の健康情報番組で、かつて「『自然塩』なら20g摂っても大丈夫」と放送。その後(04年3月8日)「怖い糖尿病にならないために」では、米の摂取量の減少が糖尿病の原因であるかのように指摘し米飯の摂取の重要性を説いていたにもかかわらず、05年3月「冬の間に溜まった中性脂肪を上手に減らす方法」では「ご飯を控えたほうがよい」と矛盾したアドバイスをした等、「あるある~捏造問題」以上にひどい。こんなひどい放送しておいて、他の番組を批判し自分の番組の正当性を主張している。公平に処分すべきだ。
    • 深夜に「蜂蜜を子どもに薬を飲ます時に使用するといい」と放送していたが、蜂蜜は蜂が蜜を運んでくる過程で、ボツリヌス菌の芽胞が数%含まれ、これを乳児が摂取すると神経毒から神経麻痺、呼吸麻痺、最悪の場合は死亡となる。報告では11ヶ月の乳児での患例があり、2歳未満は念のため蜂蜜は禁忌と考えられている。放送を信じて視聴者が乳児に蜂蜜を与えた場合、死亡に至らしめる可能性があるため速やかに訂正放送と今後問題放送が起こらないような体制を明らかにすべき。
    • 我が子は劇症型食物アレルギー。朝のドラマでは食物アレルギーの子どもが宿泊中に誤食して親が訴えるトラブルがおきるという話だが、放送後、数人から電話があり「お宅もあんな酷い事するの怖いわね」など中傷を受けた。毎日の食事がロシアンルーレットの様な生活の中、何ヶ月も準備し多方面の方々の協力をえて修学旅行に送り出している。長年努力し療養してきた子どもにはこの中傷は不条理だ。視聴率の高い番組は影響力がある。偏見を生まない様にしてください。
    • お笑いコンビの番組で食べ物を粗末にするシーンを目にする。東京キー局の日曜日の深夜の番組ではパスタに歯磨き粉を混ぜて食するシーンや、以前放送された他局の番組での巨大焼きそばを大量に使用したお粗末な扱い等、放送に値するのか考えたことはあるか?食べ物がなく今日を生きることも難しい人のことを考えたことがあるのか?すでに大量消費の時代は終わりを告げている。自分たちさえよければいいのか?お金があれば何をしてもいいのか?今回の内容は気分が悪くなった。
    • 土曜日夜の特集企画番組で、冷凍マグロをボブスレーのコースで滑らすコーナーがあった。食材を粗末にする行為自体許される事ではないのに、公共の電波に流す事を了承する倫理観の無さが許されない。番組制作者に日本の道徳の低下を進めている責任の一端があると考えるのは私だけではないと思うのだが、低俗番組の排除が道徳観の向上に繋がると思う。番組制作のレベルアップをお願いする。
    • 以前、大食い番組を真似て中学生が死亡した時には在京テレビ局は制作・放送を自粛した。しかし、4月1日某局が3時間にわたって大食い番組の口火を切ってから、各局はニュース時間にはめ込んだりして放送するようになった。新聞の投書欄に女子高校生も指摘していたが、視聴率のために食物を粗末にすべきでない。飢餓に苦しむ国もあることを認識し、このような番組の企画を中止すべきである。各局に注意を喚起して貰いたい。
    • 番組の撮影中に関係者は雨上がりで危険なので撮影を中止させようとしたが、テレビ局側がそれを押し切って撮影を強行したために女性タレントが大怪我をしたというニュースを見た。こうした危険を冒してまで番組を制作する放送局に怒りを感じる。危険な行為を出演者に押し付けるテレビ局に対して、BPOは何らかの規制をすべきである。
    • クイズ番組の”プレゼンバラエティー”と称する企画で、お笑い芸人が全長3mの巨大サメが泳ぐ水槽に素潜りで入り何分で触ることが出来るかと挑戦。他の出演者は笑って見ていた。子供の頃から「サメやエイには絶対に触るな」と親から厳しく躾けられていたし、私自身も子供を躾けてきた。人命に関わるこのような行為は例え芸人であれ行わせるべきではない。出演者の人権を無視した企画で放送以前の問題である。放送直後から気になっていたが、今朝の「放送倫理検証委員会」設置のニュースを見て連絡した。
    • 世界中のミステリー現象を出演のタレントがテーマ毎に順番に真相を推理するという番組。推理に外れたタレントには頭上4~5メートルにつり下げた直径1m程の金ダライを頭に落下させる罰を与えるというもの。番組を見ながら金ダライの落下に非常に危険を感じた。罰の方法はどこのテレビ局でも行っているが、せいぜい1~2mの高さ。これを採用した番組プロデユ-サーの人の命を軽視する劣悪さを感じる。タレントに頭蓋骨骨折や内出血などの大事故が起きたらどう責任を取るつもりなのか。多分、笑いを取るための演出と思われるが逆効果である。この罰ゲームに危険を感じたのは私だけではなく全国の視聴者も感じたことだろう。2011年の地上デジタル化にむけて、番組の質の向上、危険な番組の排除など、BPOからの強い指導をお願いしたい。
    • 母親とその内縁の夫の暴力で2歳児が死亡したニュースを受けて、昨今話題を呼んでいる司会者は「児童相談所は訪問調査をしていながらなにやっているんだ」「児童相談所が同様のケースで児童を救済したことはない」…などと、その手落ちが原因で児童が死んだかのごとく児童相談所を激しく責めていた。今回に限らず、この番組=司会者の論調は徹底的な”弱いものいじめ”で、イジメ問題では学校や校長、教育委員会、いじめた子供を一方的に攻撃していた。まさに、報道の暴力の感がある。その挙句が”洋菓子メーカー捏造報道”だったではないか。客観的で冷静、公平・公正な報道を求める。
    • 法律に関する番組の前半で、ゲストが慈善活動をしていて司会者も援助したいというものだったが、意見は「誰のおかげで学校に行けると思っているんだ」とアジアの子供達をバカにした内容。それを受けて後半には、角界の親方と共に「大阪はアジア人が集まって、おばはんとおっさんが、たこ焼きを食いながら醜く笑っている」などと、大阪やアジア地域は劣っている趣旨の悪意に満ちた発言をした。しかし、私達はアジアの一員としてこれからも手を携わって行かなければいけないはず。こういう「アジアは下」というアジア蔑視の意見に辟易する。人種差別をわざわざ最後に編集し直して番組を作る番組の担当者は反省してもらいたい。
    • 夜8時台のクイズ番組での回答ぶりが余りにも非常識で程度が低いのに驚ろかされた。20代女性タレントが北海道を「国」と言ったり、魚編の字をすべて「さかな」と呼んだり・・・。こんなことが平然と放送されていることを考えると、いつのまにかそれが当たり前の「文化」になりかねない。度を越した非常識さが大手をふってまかり通る時代になり始めたのかも・・・。笑い事でなくなる。BPOとしてこうした傾向に強く警鐘を鳴らすことが出来ないのか。
    • いつもの事だが9時台の”本音トークバトル”と謳った番組でまた訳のわからない愚劣なコメンテーターのたわ言。人材派遣業を手配師よばわりして、業界イメージを著しく毀損する暴言であった。人材派遣は国から許可を得て行う合法的な事業である。コメンテーターの発言は、人材派遣があたかも違法か違法すれすれの怪しい稼業とでも言わんばかりだ。業界が直接間接に被る損害は計り知れない。番組上での謝罪と再発防止策を策定して公表すべきである。
    • 最近の日本の情報番組はお笑いタレントがキャスターをやるケースが増えてきた。欧米では、キャスターは見識を持った人がやっているのに、日本の場合は常識もない上にアナウンスの訓練もしていないようなタレントがやるのは違和感がある。
    • 公共放送では大阪の芸能プロダクション所属漫才師の出演を取りやめたとの報道があったが、大阪の民放ラジオ局はその芸人の出演は取りやめないと回答があった。暴力的な事件が相次ぐ中で、暴力団との交流が云々されている者をラジオに継続的に出演させるのは納得できないし憤りを感じる。このような場合、BPOから大阪の局に何らかの勧告をすべきではないか。
    • お笑いのトップとか言われているタレントが司会する番組に男性歌手がゲスト出演していたが、拳銃を”ちゃか”と言うなど、暴力団を美化するような内容の放送であった。長崎市長が射殺されるなど暴力団の事件が相次ぐ中で、暴力団や暴力行為を容認するような番組を放送すべきではない。
    • 4月からスタートした”生活密着型バラエティー”と称す番組では、「なぜあの店は潰れないのか」というタイトルで、帽子屋、自転車屋、ハンコ屋の3店が取り上げられた。この企画自体、余計なお世話であり、この3業種のほとんどが地道な生活をしている。そのような方を取り上げ「なぜ潰れないの?」と言う事自体失礼だ。逆に「なぜあの店は儲かっているの?」という内容で暴利をむさぼっているような業界や会社を取り上げるなら良いと思う。ハンコ屋の場面で、「黒水牛の原材料費が680円で売値が5500円」等という内容があった。おまけ程度に「特殊技術があるから仕方ないのか?」というコメントがあったが、全体的にハンコ屋がお客様を騙して暴利をむさぼっているような印象を一方的に与えるものだった。例えば、通訳の仕事は1時間4千円~1万円の時給であることは妥当だと思うが、はんこ職人も同じレベルの特殊技術と言えないか?印鑑ひとつ仕上げるのに5~6時間かかる場合もある。その印鑑の価格がどれくらいになるか想像がつくだろう。放送当日、番組の制作デスクに電話をして誤解を招く内容だったことを謝罪するように要求したが応じられないとのこと。実態を説明すると現状を知り言葉に詰まっているようだった。このような浅はかな企画と視聴者への対応は問題ではないか?
    • 日曜夕方の情報番組に宮崎県知事が出演していたが、司会者が芸人扱いをして髪の毛や結婚の話題で知事を馬鹿にしていた。宮崎県民が正当な選挙で選出した知事に対し、非常に礼を欠き選挙民をも含めて馬鹿にした言動が目立った。なぜこんな低俗な司会者に宮崎県知事が馬鹿にされなければいけないのか憤りを感じた。こんなにも知性や見識のない司会者ではあったとは思わなかった。なぜ他のスタッフもたしなめなかったのか疑問に感じた。これが東京都知事であったなら同じ扱いをしていたのか、明かに差別だ。県の振興のために活動する知事の対応に付け込んで、従来の芸人相手と見下したような企画が、局の低いモラルを感じさせる。同局のHPには分かりやすい苦情受付サイトがない。これ自体が企業倫理に対して真摯に向き合う姿が見えない重大な問題と感じられる。放送局ってそんなに偉いのか?
    • 都内の区が管理している公園で許可なくドラマ等の撮影が行われている。公園の使用については掲示板に利用禁止事項が表示されているが、掲示板を無視し公園の横にエンジンを掛けたままロケバスを止め、公園を占有して撮影している。ドラマの制作会社を調べて区役所に確認したが撮影の許可は与えていないとの事だった。
    • 番組中で”おかま”の役を演じた云々と言ったりして、”おかま”と言うことばを多発した。職業にしている人もいるので一概に言えないが、”おかま”は差別用語ではないか。アメリカなどでは同性愛者の自殺が多いなど、社会的問題になっている。テレビは面白おかしいかどうかの視点でしか物事を取り上げないが、公共放送までも”おかま”の問題を昼の番組で興味本位で取り上げるべきではない。取り上げる必要がある場合には、”ゲイ”という表現にすべきである。

    【その他、番組全般】

    • 当日放送予定であったドラマの第7回は先日、愛知で発生した拉致監禁立てこもり事件を想起させる場面があったということで、他の回の放送に差し替えられた。放送時及びホームページにも説明があり、放送局自体が同事件を十分認知し自主規制(編成)をしたことを評価する。BPOに放送倫理検証委員会が出来たことの効果か?
    • “多重債務を取り上げた岩手の弁護士からの報告”という企画の中に”やらせ”としか思えないシーンがあった。それは、過払い金をサラ金業者に回収してもらった多重債務者が弁護士事務所で現金1200万円を受け取り、バッグに入れて持ち帰る場面。自分は法律関係の仕事をしているが、このような大金を弁護士が現金で渡すなどありえない。振込みが常識だ。番組撮影の為に通常ありえないことをやらせたとしか思えない。またこのシーンで”計算書”が画面に示されず、1200万円についての説明が明らかでなかった。このような場合、弁護士報酬は3割。かなりの高額になる。多重債務者の救済という立派な使命というより、弁護士たちは金儲け・ビジネスのためにやっているのではないか…そんな印象を視聴者に与えぬよう意図的に”計算書”を画面に出さなかったのだと思う。また、このシーンは次のような意味で2次被害(犯罪)の発生につながりかねないという点でも問題だ。?弁護士事務所にはいつも大金が置いてある、と視聴者に誤解させた。?過払い金を取り戻してもらった人は多額の現金を手に弁護士事務所から出てくる、と思わせた。とにかくこのシーンは通常はありえないこと(大金の手渡しと持ち帰り)を番組のためにやらせたもので、放送倫理に反する行為だ。BPOとしてはビデオを取り寄せて”検証”すべきだ。
    • 局アナの名を冠した大阪の民放局の情報ワイド番組のコメンテーターが「ネットカフェ難民が500万いる」と発言した。これは何か根拠のある数字なのかを局に問い合わせると「コメンテーターの発言には責任を持てない。直接番組にファックスで問い合わせてください」と言われて、現在問い合わせ中である。このように「コメンテーターの発言については放送局に責任がない」という考えだと、コメンテーターは全くの虚偽でも自由に発言できることになり、それを放送局が黙認しているということになる。これは公共の電波を使用しているものの責任として看過できない事態ではないかと思う。
    • 高野連の特待生問題について、ワイドショーなどでのキャスターやコメンテーターの論調のほとんどが「特待生の処遇を受けた親や子供からその処遇を外すのはかわいそう」と言っている。自分は奨学金を受けて返済したが、その経験から言うと本当に苦学してでも野球をしたいのであれば道はある筈。高野連の決まりは決まりとして守るべきだ。親も子も特待生の恩恵に預るようなことは止めるべきだ。また、新聞社のCMで地球温暖化をテーマに北極・南極の氷が解けて島が沈むようなシーンを描いているが、科学的にはそんなことはない。氷が溶けても水の量は増えない。
    • 放送局から制作プロダクションに降りてくる制作費が安いことが捏造等の問題を引き起こしていると思う。一昔に比べると番組制作費は半分以下になっているのが現状。今の制作費だとプロダクションでは優秀な人材を確保できず番組の質の低下につながってしまうということを放送局が認識していただければと思う。制作費を正常に戻すことが全ての解決につながるとさえ思う。

    【CM】

    • 放射性物質の廃棄物処理について、地下数百メートルに埋めればあたかも安全のごときCMを放送した。CMを放送した会社に電話をしたが、調査中というばかりではかばかしい回答は得られない。放射性廃棄物は、地下に埋める等ではなく違う方法で処理すべきである。
    • 番組とCMの音量差をなくすように改善を願う。高齢者や子どもがテレビを見る場合、聴力に合わせて音量を調整して見ていても、CMになるといきなり音量が上がり非常に耳障りだ。この現象で周囲の人に迷惑をかける事にもなる。CMの音量が高いとの理由でCMになるとチャンネルを替える事もある。外人タレントが放送中に「日本のテレビはCMになるとウルサイ」とコメントしているのも見た。ぜひ改善願いたい。
    • 生命保険会社各社、英会話学校、大手家電量販店、これらに共通するのは不祥事を起こしたにもかかわらず、企業のCMの自粛があまりにも遅すぎること。最近になり一部企業では一定の期間自粛をするなどしているが、保険給付金に関するお詫び等を行ったのは1社のみ。また家電量販店においては問題発覚後も店舗オープンのCMを流していた。やはり利益を最優先する姿勢の表れなのか。

    青少年に関する意見

    【報道・情報に関する意見】

    • 会津若松市で殺害した母親の頭部を持って自首した高校生が殺人容疑で逮捕された事件の報道が、中継などを含め”やじうま”的に伝えられている。教育関係者にも大きなショックを与え、少年が通っていた高校では他の生徒への心理的な影響に配慮し、午前中に帰宅させている。また、県教育委員会も心理カウンセラーを派遣し、生徒だけではなく保護者のケアも行うと伝える一方で、何故このような事件を繰り返し報道するのか。現在のような報道姿勢は事件の抑止効果に繋がるとは思えない。最小限の報道に止めるよう配慮すべきである。
    • 会津若松頭部切断事件についてだが、全体的な殺人認知件数や少年による殺人の検挙人数共に減少傾向なので、センセーショナルな報道ではなく分別のある報道をお願いしたい。神戸須磨児童連続殺傷事件が起きた1997年は少年による殺人事件が極めて少ない年だったが、翌年の1998年は平成に入ってから最も少年による殺人事件の多い年となっている。過剰な報道の影響は否定できないのではないか。
    • 報道番組。会津若松母親殺害事件の報道で、学校にカウンセラーが配属されたと伝えていた。しかし、犯罪が青少年の心に重大な影響を与えることを伝える一方で、容疑者の生徒と同じ学校の生徒に取材をしていた。自分たちの取材が青少年の心に犯罪をよりいっそう強く想起させ、重大なトラウマを作っていることがわかっていないのだろうか?どうかマスコミによる、犯罪が起きた場所での未成年に対する取材をやめさせるようにお願いします。
    • 報道番組。福島県会津若松の母親殺害事件報道で、街頭での高校生へのインタビューの際、インタビューアーが「親を殺したいと思ったことがありますか」という言葉を吐いた。高校生は思っていなくても意識させることになり、マイクの暴力である。それも全国放送であり、インタビューアーの意識は幼稚である。局は報道の基本教育をしているのかと云いたい。背景には局の商業主義が優先していると思う。
    • 近頃の報道は、ニュースの度を越えた内容ばかりだ。何か事件が起こると異常なまでの脚色で、見ていて非常に不愉快。再現ドラマや事件現場に残った血の跡の映像などは必要ない。詳しく放送することにより、真似をする人も出てくるだろう。ニュースは淡々と伝えるべき。
    • 情報番組。会津の少年による母親殺人事件について、コメンテーターを中心として、「連合赤軍の過激派だった人の方が、今のインターネット世代よりも社会性があった。」という主旨の発言があり、「最近の若い者」への批判が巻き起こった。「総括」と称する内ゲバリンチ事件や、あさま山荘事件を起こした連合赤軍よりも、インターネットを利用する若者の方を危険視する発言の真意を疑う。また、アメリカでは否定されているコロンバイン事件へのロック歌手の影響を、少年が同じ歌手のDVDを見ていたというだけで蒸し返している。番組もコメンテーター陣も不勉強ではないのか?
    • 報道番組。福島県会津若松市で県立高校3年生の17歳の男子生徒が母親を殺害し、切断した首を持って自首した事件を放送していた。キャスターがスクープ的に「中学生の時から兆しがあったらしい」として、少年の部屋に”手のブロンズ像””首から上のブロンズ像”が残されていたと映像を交えて伝えていたが、ブロンズ創作は中学生の美術部で普通に行われている授業である。自宅にも息子が中学時代に創作したブロンズ像が大切に保管してある。この報道により心理的な影響を受けた青少年も多いのではないかと心配している。
    • 立てこもり事件報道は、何故犯人に警察の張りこんでいる車の位置や警察の場所を教えるのか。特に「突撃する機をうかがっている」や「隙をつけば解決できる」等と報道するマスコミは自らが一番捜査の邪魔をしていることに何故気がつかないのか。生中継で犯人に周りの状況を事細かに伝える事は、犯罪者の幇助もいいところだ。警察が発砲できなかったのも、発砲するところを報道されると後々犯罪者の人権が云々言われるからではないか。マスコミの所為で尊いSAT隊員の命は奪われたと言っても過言ではないように思える。マスコミはこういうところにも気を配りながら報道すべきではないか。
    • ある報道特集。おそらく北朝鮮の映像かと思われる。13歳の少年が拷問されている映像がゴールデンウィーク中の昼間に延々と流れていた。テレビの右上方部には【拷問、公開処刑】というテロップがその映像の間中ずっと出ていた。テレビはスイッチを入れると誰でも簡単に見られるメディア媒体。いくら北朝鮮の内情を伝えようという熱意があったとしても、このような残酷な映像を垂れ流しにしていいはずがない。子どもへの影響も考えてほしい。
    • 情報番組。国内男女ゴルフツアー史上最年少優勝者、石川遼君の個人情報を放送していた。生中継を交えながら、石川君が自宅から通学(杉並学院高校)に利用している駅に「何時何分頃現れるか」「通学経路」「立ち寄る場所」「定期代」等、ストーカー行為に利用されかねない情報だった。局に意見を伝えたが「学校が公表されているので問題ない」と返答された。しかし、学校側に確認したところ、校外の出来事に関しては責任を負えないので、記者会見で「取材は全て学校を通し、個別での取材は止めてくださいと伝えている」と困惑していた。報道機関としての認識が欠如している。

    【低俗、モラルに反する】

    • ラジオ番組。放送時間が移動になってから一段と性的表現がひどくなった。放送局では放送基準を設置しているが完璧に違反しているのではないか。
    • バラエティー番組。”恐怖の水害映像ワースト3”には唖然とした。水害に遭った人の恐怖の顔の映像や、この題材をネタに笑うゲストたち。若者たちは共感して虐めをよりおもしろおかしく加速させることだろう。ゲストたちの人格、放送局の方針とはこういうものなのか。そういう意味では世の中の悪の根元は、マスコミとバラエティー番組だ。番組スポンサーは知っているのか。
    • バラエティー番組。寝ている人の顔を土足で踏みつけ”基本的な行為”として笑いのネタにしていた。イジメの中で”基本的な行為”として顔を踏みつけるような学生が現れてからでは遅いと思うし、そういった際に放送局がなんらかの謝罪をするとは思えない。他にも一方的に人をなじる企画や、人の大事にしているものを壊して笑いを取るなど、非人道的な内容を多く放送している。深夜枠とはいえ、0時前後であれば中学生も見ている可能性も高く影響度は計り知れないと思う。
    • 最近の”クイズバラエティー”と呼ばれる番組で、一般常識以前の知識さえも答えられない出演者が多過ぎる。こんな事では「勉強なんかしなくても生きて行ける」と子ども達に言われても反論できない。見ない・見せない裁量権が視聴者にあるとはいえ、余りに酷過ぎる。出演者も恥ずかしいと思っていない映像を見ていると、政府がいくら「教育再生」と声高に叫んでも馬耳東風と問題視されなくなるのではと危惧する。放送局でも教育問題を放送しているが、まず自分達を教育しろ!

    【いじめを助長する】

    • バラエティー番組。たまたま見てみると、まだ子どもが見ている時間帯だというのに性的な印象が強く子どもに悪影響を与え、イジメを助長するような内容で非常に不愉快になった。深夜に放送するなら許せるが、とても信じられない。一刻も早く番組を終わらせてもらいたい。
    • バラエティー番組。新メンバー加入に伴い従来からのメンバー1人が番組を降板するというようなどっきり、騙しの企画だった。新メンバーと従来メンバーとの対立を煽り、インターネット掲示板へ実際に悪口を書き込んだり、本人の承諾なしに化粧前の顔を投稿したり、企画とはいえ明らかにやりすぎで、これで笑いを取る企画が悪趣味。多くの青少年が何も感じ取らずに笑って観ていると思うと空恐ろしいものがある。
    • バラエティー番組。回答者の頭にたらいを落とす罰ゲームがあったが、単に視聴者の笑いをとるためであり、あまりにも低俗すぎる。制作者のモラルはどうなっているのか。万が一、いじめとして行われたらどう責任をとるのか。子供は善悪の判断なしに楽しいこととしてしまう。反省だけでは済まされない。

    【放送局の姿勢、責任を問う】

    • 特待生制度が問題なのは高校野球を学校宣伝に利用する私立高校が存在するからである。高校野球が私立高校の宣伝となることを知りつつ放送しているNHKの放送姿勢が問題。他の高校総体や高校スポーツと違い、野球偏重、高校野球偏重が見られる。他の高校総体では決勝戦ぐらいしか放送していないにもかかわらず、高校野球は地方大会の決勝を放送、本戦の甲子園での大会では連日生中継している。この体制は異常としか思えない。他の高校総体同様に高校野球大会も決勝戦のみ放送するようにすべき。私立高校の宣伝となるような放送は公共放送にそぐわない。
    • 最近、週刊誌などで報じられた未成年による喫煙が原因で人気アイドルグループのメンバーだった女性歌手が解雇、芸能界を去ったが、その逆に以前、女性アナウンサー同伴で飲酒騒動を引き起こした未成年タレント2人が研修生扱いという謹慎期間を経て間もなく復帰するニュースに耳を疑った。他でも覚醒剤、強制わいせつ、女性マネージャーに対する暴行、飲酒運転など刑事訴追を受けなかったケースも含め、タレント・俳優による事件がここ数年発生しているにも関わらず、社会に与える影響の大小に関係なく処分に一貫性がないと感じる視聴者は多いはず。しかも、伝えているアナウンサーも前記と後記は全く正反対のコメントをしているのにも呆れた。両方とも未成年による不祥事だ。中立・公平にコメントすべきではないのか。
    • 最近報道番組が減っている気がする。ニュースかと思うとグルメや○○王子などの話題で、もっと放送すべきニュースがあるはずだ。戦争や重大事件を風化させているのは、放送界だと思う。どの局もグルメやお笑いばかりで子どもが見て為になる番組がない。政治家や官僚の不祥事なども放送界全体が監視していないから起きるのではないか?

    【CM・番組宣伝に関する意見】

    • 年齢制限の付いた映画のCMをテレビで流していいのか?来月公開予定のR-15指定の映画が、午後5時台に放送された。そういう年齢制限付きの映画のCMは、青少年に悪影響を与えて、とても不愉快になる。そういうCMも、消費者金融並みに規制するべきだと思う。
    • カードローンのCMを頻繁に目にするようになった。この日は午前7時台に2回流れた。どういうことなのか?消費者金融CMは去年の4月から、午後5時から午後10時、午前7時から午前9時まで、自粛時間を延長したにも関わらず規制していない。カードローンの実質年率は消費者金融と同じ。カードローンのCMも諸費者金融と同様に規制してほしい。見ていてとても不愉快になる。
    • 清涼飲料水のCM。学校の教室で突然女子生徒が制服を脱ぎ上半身水着のような姿になり踊りだす。明るくくだけたCMなのだろうが猥らで品がなさ過ぎる。女性が肌を露出させているCMは他にもあるが、これは女性の美しさを見せているのではなく単に性的関心をそそるように仕向けているようにしか見えない。

    【非科学的なことに関する意見】

    • 情報番組。出演者たちが血液型で性格を決めつけて納得するというコーナーを放送していた。数ヶ月前にも似たようなコーナーを放送し苦情が出ていた。血液型性格診断は科学的な根拠がない上、差別等の社会問題を引き起こすため、このような番組は数年前に規制したはずだが、未だに放送している事は(しかも子どもたちも見ている時間帯)問題だと思う。
    • バラエティー番組。”マイナスイオン”を未だに取り扱っていることにとても驚いた。【世界一の癒しの場所を探す】と題して、落差が世界最大級の滝のマイナスイオン濃度を測定しに行くという内容だった。男性タレントが崖の上から2メートルほど降りた所でマイナスイオン測定器で濃度を測定。十分な結果が得られなかったため今度はプロのクライマーが崖から数十メートル程降りて測定。果たして命がけでとりに行くだけのデータだったのか?マイナスイオンの効果に科学的根拠がないのは言うまでもないし、そのような科学用語自体存在しない。子どもたちに誤った科学的認識を与える可能性がある。

    【スポーツに関する意見】

    • 情報番組。Jリーグの試合結果やプレー内容は流さず、ミスプレーや暴動の映像を探してきて放送している、悪意に満ちた内容である。最近では”今週のバックパス”というコーナーにまでして放送している。Jリーグの放映権を持っているテレビ局なのか?特定のスポーツ、サッカーを貶めるような放送は青少年に対して悪影響であり、サッカーというスポーツの名誉を著しく傷付けるものである。

    【差別や偏見を助長する】

    • 街頭アンケートは偏見が多い。例えば、中高生対象なら渋谷のギャルで、大学生の場合には東大の学生しか尋ねない。サラリーマンは新橋、高齢の婦人の場合は巣鴨とありきたりすぎる。中高生は渋谷で、大学生は東大生がすべてなのか?それで日本国民の意見が取れるものなのか?地方に行けば意見は様々でもっと多様化していいのではないだろうか。東京だけではなく地方の意見も取り入れるべきだ。

    【食べ物の扱いについて】

    • ドラマ番組。ほほえましいホームアニメを実写版にしたドラマだが、この日の企画はいただけない。ギャルが大食いに挑戦していたけど、世界には食べられなくて死んでしまう人もいるのに、どうして未だにテレビ局はこのようなことを企画するのだろうか。大食いなど特技でもなんでもない。人間が生命維持や健全な社会活動をするのに必要な量を遙かに超えた量をむさぼり食うのは、ましてやそれをおもしろ企画として公共の電波を使って放送するなど人倫にもとる行為だ。

    【演出・表現に関する意見】

    • ラジオ番組。ニュースにユーモアを交えて紹介する番組だ。今回の放送で松岡農林水産大臣の自殺のニュースを紹介していたが、BGMとしてZARDの曲が多数使用されていた。ZARDの坂井泉水さんが亡くなった原因はまだ事故・自殺の両面で調べを進めている状態。仮に自殺だとしても松岡農林水産大臣の自殺の理由とはまったく異なると推測できる。これらの理由から今回のニュースでZARDの曲を使用したこと、このような演出方法に不快と憤りを感じた。また訃報のニュースを紹介しているにも関わらずパーソナリティーが何度も笑う場面があり、怒りを感じた。当ラジオ番組は10代のリスナーが多く青少年にも悪影響だと思う。

    【動物の扱いについて】

    • バラエティー番組。「人食い鮫でわさびはおろせるか」というテーマは、あまりにもくだらない。そのためにわざわざ外国に行って鮫をハンティングする。サメはどうなったのか?解放したのか?殺したのか?ただ、わさびをおろすためだけなら、動物をいじめているようにしか思えない。高校生の息子は「人食い鮫は殺していい」と言うが、”人食い鮫”などとは人間中心の言い方だ。しかもその鮫が人を食べたわけではない。鮫肌でわさびをおろす器具もあるのに、わざわざこんな企画は必要ではないと思う。「”生命”を大切に」といっている中、子どもたちが見る番組でこのように命を軽々しく扱う企画はやめて欲しいと思う。

    【その他】

    • バラエティー番組。この番組の司会は以前から特定ジャンルのタレントの不祥事を集中的に取り上げる傾向があり、番組内容も公平性を欠く構成が気になっていた。特に先日放送分は、精神的に未熟な未成年タレントへの人格攻撃が長く続き、視聴していて強い不快感を覚えた。正当な評論の域におさまるのか疑問が残る。また、当該タレントは妊娠中で精神的なショックを与えかねない内容だった。制作者や出演者が放送の公共性を理解しているのか疑わざるを得ない。
    • ドラマ番組。神戸連続幼児殺傷事件を題材にしたドラマが放映予定で、すでに広告が流れている。学生ズボンと白ワイシャツの高校生がジャックナイフを持って学友を襲う場面だ。あの事件から10年たつが、会津若松母親殺人事件から日が浅いのに、今、なぜ、この時期に、この時間帯に放送しなければならないのか。番組広告も記憶がフラッシュバックのように甦る手法だ。テーマは被害者家族の苦悩だと思うが、今回の放送について強く疑問を持つ。

    2007年4月に視聴者から寄せられた意見

    2007年4月に視聴者から寄せられた意見

    洋菓子メーカーに係わる特定番組の捏造・虚偽疑惑や司会者批判で、放送局(司会者)の責任を問う、処分を求める意見や捏造・虚偽批判が寄せられた。 また、前長崎市長銃撃事件や町田市殺人容疑者立てこもり事件における一部放送局の取材・報道のあり方についての批判も目立った。

    2007年4月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,668件で、3月との比較では354件の増加で過去最高の意見数となった。

    意見のアクセス方法の割合は、Eメール67%、電話29%、ファクシミリ3%、郵送ほか1%である。
    (*Eメール数には同一人の同意見を含む)

    男女別では、男性75%、女性23%、不明2%で、世代別にみると30歳代(24%)、20歳代(19%)、40歳代(16%)、60歳以上(10%)、10歳代が(9%)、50歳代(4%)の順となっている。

    2007年4月に視聴者から寄せられた意見 1,668件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2007年4月件数 年度累計
    人権等に関する意見 12 件 28 件
    放送と青少年に関する意見 187 件 [ 意見内容 ] 160 件
    放送番組全般にわたる意見 659 件 [ 意見内容 ] 616 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 136 件 158 件
    その他(放送関連以外) 674 件 520 件
    意見件数 計 1,668 件 1,459 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。4月の通知数は536件(35放送局)であった。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    4月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    人権関連の苦情[12件]

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 10件
      (個人又は直接の関係人からの要請)
    • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 2件
      (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

    番組全般にわたる意見

    4月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(1,668件)の89%にあたる1,488件が”不適切な内容や発言・表現、低俗、下品、モラル欠如”など、番組のあり方についての指摘で、これまでにない多さとなっている。

    中でも【情報ワイド番組・バラエティー番組】に関する意見が多く、 “不適切な内容・表現と不適格な出演者”(1,220件:全体の73%)、”取材・報道のあり方”(176件:同11%)、”低俗・下品”(147件:同9%) “モラル・倫理観の欠如”(121件:同7%)の順である。

    特に4月の視聴者意見では”放送局(界)批判”(個別番組批判や放送局の窓口応対批判を除く)は535件と全体意見の32%に達した。

    その多くは洋菓子メーカーに係わる特定番組の捏造・虚偽疑惑や司会者批判で、”放送局(司会者)の責任を問う、処分を求める”意見(230件)や”捏造・虚偽”批判(127件)が寄せられた。

    また、前長崎市長銃撃事件や町田市殺人容疑者立てこもり事件における一部放送局の”取材・報道のあり方”についての批判も目立った。

    なお、「人権等権利に関する委員会(放送人権委員会)」への相談・意見(12件)とは別に、番組・青少年各委員会に寄せられた意見の中で「人権問題や差別にあたる表現ではないか」との提起や懸念は145件であった。

    【放送局の対応・姿勢】に関する苦情・抗議は234件と前月の2.7倍となった。これは洋菓子メーカーを批判した番組について”捏造疑惑””不適切発言”を指摘された放送局をはじめとする個別番組の視聴者応対に関する苦情がほとんどである。
    【CM関係】「不適切な表現・内容」との指摘を中心に68件の意見があった。

    青少年に関する意見

    4月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは187件と先月より約20件減った。アクセス方法ではEメールによるものが82%、男女別では男性からのものが79%と相変わらず多い。
    年代別では、今月は10代からの意見が最も多く、次いで20代、30代の順になっている。
    ジャンル別では掲載された視聴者意見への反論、反論に対する再反論が依然多く全体の34%を占め、次第にエスカレートし感情的な意見も増えてきた。
    今月は特に目立った番組は無かったが、ニュースでフェレットの虐待映像を流したことに対する批判が8件あった。

    番組全般

    【特記事項】(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」などから抜粋)

    • 「あるある~検証番組」では主に制作上の問題について検証していたが、科学的な手法を全く無視しながら科学を装い、”物事を科学的に考える姿勢自体を否定したこと”の検証が全くない。例えば、番組で行われた『実験』と呼ばれるデモンストレーションについて、標本数が少な過ぎるのでとても実験といえたものではないことについての言及がない。また下請け制作会社のディレクターは「納豆で実際に痩せたので捏造する必要はなかった」「納豆で痩せるのは間違いないので新しいロジックを見つければいいと思った」と言っている。これらは科学的に明らかに誤っている。検証番組でまで根拠のない嘘を述べる姿勢には反省の色が見られない。更に、企画の前提から「短期で痩せる食材は存在する」という科学的に誤った認識に基づくものであった事に対する検証がない。視聴者からの意見の一部が紹介されたが、初めから信じていなかったという声は全く紹介されなかった。本当に番組の情報を鵜呑みにするほど視聴者の科学リテラシーは低いのだろうか?
    • 「あるある~」捏造問題に対してBPOが声明を出した事は評価している。しかし、それ以降も”捏造疑惑”や”やらせ”問題等が相次いで発覚しており、一連の疑惑を追及しているのは民放連やBPOではなく週刊誌である。声明文に謳われていたように、公権力の介入を阻止する為には放送界全体として反省自戒するべきである。現状を見る限りとても自浄作用が働いているとは思えない。
    • 放送業界は何をしても許されるのですね。羨ましい限りだ。私は大きな不祥事を起こした会社に勤めているが、対応は雲泥の差だ。あの時の会社への糾弾の仕方が嘘のような今回の沈黙振りだ。同じ対応を勤務先の会社が行っていたらまず倒産している。
    • 今日、メディア、とりわけ”放送の果たす役割とは何か”が問われているにもかかわらず、放送界にはその認識が欠落している。新聞のラ・テ欄を見ていると「お笑い」「食べ物」「不真面目なトーク」「占い・霊能」が実に多い。日本には我々に密接な重要法案が山積しているのに、国の動きと一般社会をつなぐ役割を担う放送がこんな体たらくでは国と国民とが乖離するばかりだ。「選挙」も結局はお祭り騒ぎで今後の日本を考えるような番組はひとつもない。かつては重要な問題はニュースヘッドを見れば大体分かったが、今のテレビは興味本位の話題(松坂投手の動向など)がトップにくるような有様。これで良いのかと不安になる。視聴者の声が伝わり、それが少しでも番組などに反映するシステムが放送局には機能していないのではないか。
    • マスコミやテレビ局は”行政機関・公権力の介入を許さない”、”報道の自由”などと声高に主張しているが、茶の間からテレビがやっていることを見ているといまさら何を言っているのかと言いたい。当方などはテレビで放送していることは信頼できないと思っているから実害はないが、視聴者の中には本気でテレビを信じる人もいる。公権力の介入を許さないと言うからには、テレビ界自らが信頼回復の実を示してもらいたい。

    【取材・報道のあり方】

    • 長崎市長がJR長崎駅前で暴力団幹部に銃撃され死亡した事件を報道していたが、銃撃され心肺停止の状態で首筋に血痕が付いたまま担架で救急車に収容される状況を放送していた。NHKは収容される被害者の足元だけを放送し、他の局も顔は映していなかったが、この局は顔がはっきり確認出来る状態で放送していた。遺族の感情に配慮した報道をすべきである。公人にもプライバシーはある。
    • なぜ、このテレビ局は長崎市長銃撃事件が起きる前に送付された容疑者からの犯行予告を警察なり本人なりに知らせなかったのか?なぜ、任意提出を求めた警察に対して拒むのか?なぜ、午前に届いたのに夜に届いたと事実を捏造したのか?なぜ、そのことを自局のニュース番組で放送しないのか?視聴率が取りたいがためにわざと秘匿していたのか?落とさなくてもよい命が救えたのかもしれないとは誰も思わなかったのか?事実を放送するからこそ報道機関を名乗っているのではないか?こういった報道機関は必要ありませんので早く免許を取り上げてください。いずれ地上デジタルに移行するときのB-CASや放送機関に対する社会の不満が爆発するでしょう。
    • 長崎市長銃撃事件のニュースの際、画面に「(当局に)犯行声明分が届いていた」の字幕がずっと出ていた。これを見て疑問に思った。犯行声明分が届いていたのなら、なぜ市長本人や警察にそのことを伝えなかったのか。伝えていたら、銃撃事件を未然に防げたかもしれないではないか。また、今朝の新聞で容疑者からこのテレビ局に郵送されていたという手紙の内容を知った。とても犯行声明文などといえるようなものではなかった。とすると、昨夜の字幕の「犯行声明文」は不適切な誇大表示ではないか。
    • 東京キー局のいわゆる早朝情報番組による洋菓子メーカーに関する報道、格闘技関連、街頭インタビュー問題、出演者の事故隠しなど数々の捏造疑惑・問題に関し、何故関西のテレビ局のように大きな問題にならないのでしょうか?関西のテレビ局は1番組だけの捏造にもかかわらず色々な処分を受け、この局はこれだけ数多くの番組で視聴者を裏切る行為を続けておきながら、未だに何も罰せられることは無い。これはどう考えてもおかしいのではないか?この局が東京にあるキー局だからでしょうか?
    • 番組が途中で中断され「能登半島沖地震」の災害報道になったが、女性アナウンサーが間違った情報を伝えた。「津波注意報が東北地方の太平洋沿岸と茨城県に出ている」と2度繰り返したが、実際には気象庁は「石川県能登、加賀沿岸」に津波注意報を出していた。また、4月15日に発生した「三重地震」では、テロップで画面に「12時17分発生」と表示されたが、NHKを始め他の民放も「12時19分」と表示されていた。災害情報は国民の人命・財産に関わる情報だとの認識が欠如しているのではないか。捏造の多いこのキー局・系列局の災害情報は今後信頼しない。
    • 特番ニュースの際ヘリコプターで近所を飛び回り、犯人をいらだたせ、あろう事か捜査員の配置および移動状態を実況中継で放送するのはどういう放送倫理であろう?捜査員の命すら左右しかねない情報を公共の電波に乗せるのは、報道の自由とは明らかに違う。最近のこの局の報道は長崎市長の件といい、納得できない事が多いが、今回の実況は少なくとも問題解決に対し百害あって一利なしと言えよう。
    • アメリカの銃乱射事件の犯人が送りつけたとされるビデオ映像を、日本の民放局が詳細に報道するのはいかがなものか。顔写真だけならまだしも、ピストルを構えた映像までそのまま流してしまうのは、犯人の狙った効果が得られたことにならないか。反社会的な行為を大騒ぎして映像で何度も流すのは、日本での模倣犯を生みかねない。今回の銃乱射事件のアメリカからの詳細な映像を放送したことについて、適切な放送であったかどうかの検証を、テレビ局、特に民放各局にはきちんとしてもらいたい。特に映像を流したのは東京の2局の民放局である。
    • 開票前の当落報道は止めよ!「事前調査」や「出口調査」結果を踏まえたものだというが、1票も開票していない時点で何故慌てて報じる必要があるのか。投票の形骸化(全投票終了前の結果判明)はますます進行する。このような選挙報道のあり方は由々しき問題と思う。
    • 宮崎県知事が定例記者会見を拒否する発言を報道していたが、その発言に対して出演者が否定的な発言。記者クラブなど既得権益を何としても守りたいマスコミのあざとい魂胆が感じられた。彼がそれを拒否した背景にはマスコミ側にも非難される要因があったのではないか。例えば、タレント知事に対する異常なフィーバーの中、日常の業務に差し障りのあるようなしつこくつきまとい彼を怒らせたなど。マスコミにとって都合の悪いことは報道しようとしない、そもそも気付いていないのか。自分たちが拒否されたら公共の電波を使って自分たちの立場を正当化するのは卑怯だ。
    • 最近のニュース(連続放火魔女性)の話題のトップでビキニ写真を公開したり、ペット虐待映像をネットで公開した男が逮捕された事件で虐待映像を放送していたが、やりすぎではないか。後者は思わず目を背けてしまった。ニュースは犯人の動機や犯行の手口を伝えるだけだが、それが犯罪を助長しているのではないかと思うことがある。一週間に何度もサスペンスドラマも放映されるが、「どうすれば犯罪に巻き込まれずにすむか」という情報はせいぜい詐欺犯罪どまり、「どうすれば罪を犯さずにすむか」という情報についてはほとんどないのは問題ではないかと思う。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 東京キー局の早朝情報番組司会者は「洋菓子メーカーは廃業しろ」「ここの製品は汚物」、ゲストは「人間が腐っている」「(メーカーの商品は)汚ない」等と発言しましたがその発言の元になった情報は誤り。しかし、このテレビ局は訂正も謝罪も行っていない。同局は他にも、不祥事を数多く起こしているが、改善や反省の態度が見られない。報道機関としてのモラルや倫理観の欠片も見あたらない。坂本弁護士のインタビューVTRをオウム幹部に見せる、石原都知事の発言で捏造テロップ、白隠元ダイエットで入院患者100人超、米ハイド議員の靖国発言を意図的?誤訳、731部報道に安倍氏ポスターを意図的?挿入、亀田疑惑の判定で抗議6万件超、ハイパーソニック音で過剰表現・論文無断使用、柳沢大臣の発言を意図的?不適切編集、格闘技番組でネット掲示板の書き込みを捏造、街頭インタビューのやらせ発覚等など。この問題を放置するのは「国民の知る権利」の侵害。言い訳や開き直りに終始する同局に自浄作用は期待できない。断固とした厳しい処分を要求します。
    • 「あるある」捏造番組が大問題となった直後にこういう霊能番組を影響の大きい時間帯に持ってくるという放送局があることに驚きと失望を禁じえない。この番組は、単に霊能者のオカルト発言を根拠ありげに流しているに過ぎない。以前、この局は自局の放送番組審議会でこの番組を取り上げた際、局の見解として「信じてしまう視聴者もいるということを念頭に置きながら、悪い影響が出ないよう配慮して制作している」などと述べているが、放送前にコマーシャルで流された番組宣伝で出演者が「なんでわかるんですかぁー」などと叫ぶシーンを繰り返し放送するなど、オカルトを強調する意図が強く感じられ、以前の「局の見解」が単なる言い訳に過ぎないことがわかる。こうした番組が継続されることは、放送番組の検閲という最もおそろしい事態につながるという「あるある」の教訓が全く生かされていないことを大変おそろしく残念に思う。
    • 深夜番組とはいえ公共放送の、しかも仮にも「教養講座」と名付けられている番組に、霊能者を自認する人物が出演したことに唖然としています。進行役がお笑い芸人であり、また7名の著名人が登場するなど、深夜とはいえ一部の好事家を対象とした番組づくりとは言えないもの。昨年末には、いじめに遭っていた中学生が生まれ変わりを信じて自殺しています。先月、全国霊感商法対策弁護士連絡会が日本民間放送連盟に対して、霊感商法や宗教的カルトの勧誘を容易にする素地を作るとして是正を要望したばかりです。放送規定などに霊魂や霊能力の扱いが盛り込まれているはずなのに残念です。
    • 週刊誌等でも批判されている女性占い師を、ゴールデンタイムに出演させ「歴史企画」として聖徳太子の謎に迫るなどと告知しているが、歴史に関した個人の占いを公共の電波で放送すべきではない。また、彼女の占いに対し個人・団体等から批判が相次いでいるが、本人からの謝罪の言葉は一切聞かれない。何故このような人物を放送界は出演させるのか。倫理観が欠如している。
    • 宗教団体の名誉会長が中国首相との会談で、「庶民の王者と会って下さって」との明らかな問題発言を「庶民の味方と会って下さって」と字幕部分だけ捏造があった。以前からこの局はこういった事に独自の政治的意図があると聞いていたが、実際に本当にこの様な事があり、黙殺され許される現実にテレビへの不信感を拭えません。
    • ラジオの深夜番組をよく聞いている。ところが、4月14日と15日に医学博士の作家が生出演した。例によって不倫や女性について聞くに堪えない話を散々した上に、自分の執筆した「鈍感力」の宣伝を長々と放送した。公共放送ともあろうものが一体どうしたことなのか。受信料は良識ある番組を作ってもらうために支払っているのであり、こんな番組を聞くために支払っているのではない。
    • ドラマでダンプカーが人を撥ね再度頭をひき潰し血しぶきが飛び散るシーンが本当に必要か。残酷にも程がある。見た後に吐き気以上の不快感を持った。交通事故の被害者でなくても本当に憤りを感じた。このような番組を制作する放送局は日本に必要ない。即刻放送免許を取り上げるべきである。
    • 11時40分頃のFM放送で、アナウンサーとゲストの言葉が乱暴で口にすることすら憚れるものだった。聴取者の人権を侵害しているように聞こえ大変不愉快な思いをした。
    • 危険なロケのVTRを流して楽しむ企画で、この番組とテレビ局の品位やモラルを疑った。幾らバラエティーでも人が蛇に噛まれて死に掛けの状態や、人が海で溺れかけて必死な状態の時でも、VTR越しで司会者と観客がヘラヘラ笑っているなんて考えられない。しかも海のロケは人が溺れかけているのにエイにエサを与えるなど危険極まりない。この番組を9年も続けているスタッフとテレビ局には品格とモラルがないと思う。
    • インターネット上で動物の虐待動画を流し逮捕された男に関する報道で、事件の概要と称して虐待映像そのものを流した。非常に惨たらしい内容で、正視に耐えなかった。このような映像を公共の電波に乗せるのは、逮捕された男と同罪ではないか。視聴者がどう思うかよりも映像のインパクトに頼る番組作りに制作者の良識やモラルを疑う。
    • ニュースのBGM演出についてあるテレビ局ではテロなどのニュースに、戦争をテーマにしたテレビゲームなどの音楽を使用しているとのこと。もし、これらの作品に馴染みのある人間が、その音楽によって演出されたニュース映像をみた時、作品中の世界と現実が同じに見えてしまう可能性がある。これは非常に危険なことなので、BGM演出はやめるべきだ。それよりも、このようなBGMを選曲している人間は報道から外すべきだ。そのBGMを選曲している人間こそが、現実と架空の世界との区別が出来ていないのではないかと思う。
    • この番組は不必要なほど若手俳優を全裸にする。また、原住民の性器をモザイクなしで描写することがあるが、これは明らかに性犯罪ではないのか!異文化交流という名の下であれば何でも許されるのか?放送倫理(番組基準)は守らなくていいのか!そもそも、全裸にならなくても異文化交流はできるし、原住民の性器にモザイクをかけても番組の価値は何ら損なわれない。非常に不快きわまり無い番組だ。しかも「感動」という表現を使い抗議をしにくくしている。

    【その他、番組全般】

    • 発達障害に関するノンフィクション番組は主にアスペルガー症候群の成人の方についてのドキュメントでしたが、この障害を興味本位で取り上げるのではなく、きちんと現実を伝えようとする真摯な姿勢が見られてとても好感が持てました。この障害の特性のために生活に苦しんでいる人だけでなく、自分の能力を生かして仕事をしている人や結婚して夫婦で協力し合って生活している人も取り上げていたのも良かったです。他の局でもこの番組のような発達障害の理解を広める番組が作られてほしいです。また、番組の冒頭でこの障害と少年事件との関係がはっきりと正確に解説されていました。各局の報道番組でも事件報道の際にこれくらい正確でわかりやすい解説をしてもらいたいと思いました。
    • 心温まるこの素晴らしいアニメを良い時間帯で全国放送して欲しい。全国のファンを代表してお願いする。この番組、現在は各地方局で放送されているが、下品で質の悪いアニメ番組に追い出されて放送時間を移動させられたり、放送を打ち切られたりしている。沖縄でもこの3月に打ち切りとなった。どうしても納得できない。
    • ニュースの中で手術についてのドキュメントを放送する際、アナウンサーが「ここからは手術の映像が流れます」と前もって発言していた。視聴者としては、この配慮は非常にありがたかった。特に食事時でもあったので、こうした事前の発言に助けられた気もする。時には目を覆いたくなるような映像を放送せざるを得ないこともあるだろうがそのような時は視聴者に対してこうした配慮が欲しい。
    • 政府が露骨に放送に介入しようとしており民主主義が危機に瀕している。これは特に民放の番組がどうしようもなく酷い内容になっているのが原因になっている。新聞記事をそのまま放送、多過ぎるCM、野球中継が良い場面を迎えても時間がくれば打ち切り、連日誤字脱字のオンパレード、通販番組への異常な力の投入など・・・。先日はボクシングの番組に中学生の人気が予想より低かったが試合の本番までわざと時間をかけて引き伸ばしたのを考えれば人気が出ないのは当たり前だ。番組づくりが地に落ちているとしか言いようがない。そうした危機を救うには民放各社とNHKが一体になってGH帯に大討論番組を放送するしかないと思う。BPOの立場上言いにくければ各局の良心的な制作者に呼びかけて企画を進めてはどうか。安倍総理は某司会者を個別に呼んだり、各局のコメンテーターを一同に集めて接触を強めており、そうした浸透効果が生まれているのも怖いことだ。

    【CM】

    • 島根県内でパチンコ店を運営する49の会社・事業者でつくる県遊技業協同組合は、島根県庁からの要請を受けて5月からテレビやラジオのCMや新聞広告、新聞折り込みチラシを自主規制するそうだ。ラジオCMや新聞広告は完全自粛。ただし、新聞での求人はOK。テレビは、午前5時から午後11時までCMを自粛。放送できる時間帯でも、ホール名ではなく社名を使用、内容もイメージや求人に限定。パチンコのテレビやラジオのCMや新聞広告、新聞折り込みチラシは射幸心をあおる内容も多く、ギャンブルによる多重債務への悪影響も心配される。BPOでも各都道府県の遊技業の組合に対してテレビやラジオのCMの自主規制を要請してはどうか。島根県で実施されるのだから他の都道府県での実現は難しくないと思う。
    • 大手英会話学校を途中解約した男性が受講料返還を求めた訴訟で、4月3日最高裁が精算規定は違法との判断を示し敗訴が確定したにも関わらずテレビCMが終日放送されている。また、東京京都は介護事業の大手企業が介護報酬を過大請求していた問題で、返還請求を視野に事務所に立ち入り検査を行ったが、不適切なCMは相変わらず放送されている。テレビ局には報道機関としての倫理観が欠如している。
    • 女優が歩きながら携帯電話で話す携帯電話会社のCM、あの影響で歩きながら電話をする若者が増えているのではないかと危惧している。自分は半身不随の障害者。街中で電話やメールをしながら歩いている人とすれ違う時にはぶつかる恐れがあり、危険を感じる。歩行が不自由な人はみな、同じように感じていると思う。携帯電話使用のマナー向上のためにもあのCM内容は不適切だ。

    青少年に関する意見

    【報道・情報に関する意見】

    • 夕方のニュースで、小動物を虐待し殺害している映像を見た。大人が見ても非常に気分が悪くなるような映像であった。最初に見た民放のニュースが余りにも残酷だったのでチャンネルを変えたら、そこでも同じ映像を流していた。子供たちが家にいる時間帯の夕方に、民放がこぞって動物虐待の映像を流すのは許せない。民放だからといってどんな映像を流してもよいとはいえない。非常識であり放送局としての倫理と責任に欠けている。
    • 長崎市長銃撃事件の報道において、ある局が市長の血まみれの顔を流した。これをみた子供がショックを受けているようだ。このような映像を公共の電波で流すのは、市長本人や、ご家族の方への人権侵害にあたるし、それをみた多くの女性、子供に対し大きなショックを与える。視聴率が取れればいいと考えているこのような報道姿勢は、いい加減になんとかしてほしいものだ。ついでながらカメラマンは、市長を搬送する救急隊員の邪魔をしていることが他局の映像により確認できる。これについても怒りがおさまらない。
    • 各放送局のニュース番組全般に対する要望。事件の容疑者等の顔(写真)をアップにしていく演出をやめてほしい。子供に対し、家族に対しても不快感を否めない。容疑者を犯罪者と印象づけかねない演出でもあるし、そもそも他人の顔のアップを見せつけられ、心地よく感じる視聴者がいるのだろうか。もう少し配慮して欲しい。
    • 情報番組。女優が中学生の姪を暴行して逮捕された事件で、事件の動機を聞いて、出演者が「中学生が大人と性的な関係をもったのを注意や説教するのはある意味当然の事で、それがエスカレート」したと、加害者の女優を擁護する発言があった。暴行事件に加わっていない、逮捕もされていない一般人の交際男性を、中学生と交際した可能性が高いということだけで、犯罪者扱いしていた。問題なのは、中学生の姪が暴行された事であり交際男性との恋愛などは別問題である。

    【低俗、モラルに反する】

    • お笑い芸人が公道で裸になり、通行人の女子高生に抱きつくという行為は、もはやイジメにつながるといった低レベルな話ではない。これは、公然わいせつ、強制わいせつという重大犯罪である。笑いは性犯罪をも免除する免罪符なのか?マスコミは片や性犯罪報道をして、性犯罪に対する非難を強めておきながら、自分達は性犯罪を面白おかしくネタにしている。そこに矛盾はないのか?
    • バラエティー番組。スキー場であるタレントが股間に象の絵をデザインしたふんどしだけで現れたシーンを「ハプニング」として取り上げていた。青少年への悪影響が心配される。さらに別のタレントが女性アナウンサーに対して「老けたことが気になるだろ!」と発言したのも、放送で使うことによって、会社としてこの女性アナウンサーにハラスメントを行っていることになる。
    • この番組はミュージカル劇団を目指す子供たちを捉えたドキュメンタリー番組だが、番組の案内でお笑いタレントが登場し、練習場の子供の前でバカふざけや下品な事をして笑わせるなどして極めて遺憾。断固としてこういう番組の企画は止めて頂くようにお願いします。案内するリポーターが穏やかに礼節を守って、頑張る子供たちを励ますならば素晴らしい企画だったはずですが非常に残念でなりません。
    • 音楽番組。歌手の左右の上腕部に「刺青」もしくは「タトゥー」が彫られていた。江戸中期以降「刺青」は刑罰の一部をさし、左腕の上腕部に2~3本の線が彫られていた。現在も殆どの公衆浴場では暴力集団の者として、入場を禁止されている。例えレザー治療を受けたとしてもケロイド状の跡が残るし「タトゥー」も医学的見地からは害が有るとされている。局に意見を伝えたが「シールだ」と返答された。いずれにせよ公序良俗に反する行為であり、青少年に与える影響を考慮し深夜番組の如何に関わらず出演させるべきではない。
    • バラエティー番組。娯楽番組だとしても、若手タレントが、有名人の家を訪問してめちゃくちゃなことをして有名人を怒らせればゲームに勝つというようなシーンを放送して、一体何の意味があるのか。子供たちと一緒にテレビを見る時間帯に、このような下らない番組を放送してほしくない。公共の電波を使っているという認識に欠けるような番組を見せられる視聴者はたまらない。

    【CM・番組宣伝に関する意見】

    • 青少年に見てもらいたい番組で、競馬のCMが放送されたが一体どういうことなのか?競馬はれっきとしたギャンブルなのに、そんなギャンブルのCMを青少年向けのテレビ番組で流すのはよくない。
    • 年齢指定映画のCMはやめてください。PGとかRとかのついた映画の宣伝はやめてください。年齢指定映画の有害性ははっきりしています。そんな有害映画の宣伝をするなんて絶対に許せません。
    • 他人の買い物カゴに勝手に商品を放り込む薬局CM。子供が行う場面もあり、子供がまねをする。迷惑行為を推奨するような効果を狙ったようにも見え、社会的に影響を与えかねない。
    • 白昼堂々パチンコ台のCMが放送されているが(地方に行くとパチンコ屋のCMも放送されている)放送を禁止にするか、もしくは子供が見ないような深夜のみに規制すべきだと思う。

    【放送局の姿勢、責任を問う】

    • 「青少年に見てもらいたい番組」について。実際の番組内容を見ると、とても安心して子供に見せられるような内容でないものが出てくるケースもあり、憤りを覚える。一例を挙げると年末に放送されたアニメでは、ほとんど芸能人が内輪で盛り上がるバラエティー番組化しており、しかも、司会を務めた女性タレントが暴言とも言うべき不適切な発言をしていた。「青少年に見てもらいたい番組」と指定するからには、番組の質にも十分な配慮が必要ではないのか?BPOはこういう番組に対してもう少し厳しく見るべきでは?あるいは、番組の指定には、一定の審査基準を設けるべきではなかろうか。
    • 深夜アニメを見ていて思ったことだが、主に都市圏でのみ放送されている深夜のアニメ番組の中にも癒されるものや感動できる作品もある。このような作品は地方の地上波でも気軽に見られるように地方局は検討すべきだと思うし、時間帯を夕方にしたりするのもよいと思う。

    【スポーツに関する意見】

    • モータースポーツ。オープニングでの事故シーンはどういうものなのだろうか?(F1は危険な競技だから即刻中止せよと言うメッセージか?なら即刻放送をやめるべきだと思うのですが)。言いたい放題かもしれませんが、あのOPはいくらなんでも、よくない。
    • 高校野球を特別に扱うのはやめて欲しい。他の高校選抜総体、インターハイの競技と同じように扱って欲しい。ちゃんとバランスを取って扱うべきだと思う。

    【非科学的なことに関する意見】

    • バラエティー番組。明らかに前世の存在を断定的に取り扱っており出演者が霊能者である事が前提で進行している。日本民間放送連盟 放送基準 8章「(53) 迷信は肯定的に取り扱わない。(54) 占い、運勢判断およびこれに類するものは、断定したり、無理に信じさせたりするような取り扱いはしない。」に抵触。低年齢の視聴者に霊的存在や前世を強烈に信じ込ませるだけの演出技法を施しており、霊感商法などを煽る事に繋がる可能性が高い。また前世の存在を断定的に話していることから、青少年に「死んでも生き返る」と思わせ、多少の困難に対して自殺という選択を容易にしてしまうという行動に繋がる危険性が高い。地上波の放送内容としては不適切であると思われる。
    • バラエティー番組。イジメ問題を霊視や霊的観念で恰も読み取れるかのように放送していた。霊視自体が何も立証されていないにも拘らず、「霊の世界ではイジメは悪いことです」などと放送するのは、実際にイジメに悩んでいる人やその問題に取り組んでいる人に対してあまりにも軽率。
    • バラエティー番組。土曜日のゴ-ルデンタイムに放送する内容ではない。3月までは深夜の時間帯で放送されていた番組であるが「守護霊」「前世」等、内容はそのまま放送されていた。深夜の時間帯は視聴者の年齢層も限られているが、この番組を見た子供達が不信に思い「守護霊」「前世」について親に説明を求めたら、まともに答えられる親が何人いるだろうか。深夜に放送されていた内容と唯一違う所は、番組の最後にテロップで「この番組は科学的根拠に基づかない~」と表示された事である。しかしポケモン騒動以降、点滅シーンが続くアニメ番組では、番組の冒頭に必ずテレビを見る部屋の明るさについて表示されているように、本来は番組の冒頭で表示すべきである。

    【編成に関する意見】

    • 最近の民放は、深夜にアニメ番組をよく放送する。子供向けのようなアニメまで深夜に放送しているので、これを見るために生活のリズムを崩してしまう青少年も出てくるのではないか。民放であるからスポンサーは大切かも知れないが、視聴者に対する配慮も必要である。
    • アニメ映画。昨年公開された劇場版を放送していたが、オープニングやエンディング、そのほか諸々のシーンがカットされ、怒りを覚えた。そもそも上映時間92分の映画をこの枠に収めるのは無理があったのではないのか。このテレビ局は以前にも映画のオープニング・エンディングをカットして放送し、その浮いた時間で新作映画の宣伝を積極的に行なうなど、「作品」をまともに放送していなかった。映画を作った制作スタッフはもちろんのこと、楽しみにしていた視聴者にも失礼な放送の仕方ではなかろうか。二度とこのようなことを行なわないでいただきたい。

    【食べ物の扱いについて】

    • バラエティー番組。一時は沈静していた「大食い番組」がまた復活してきた。大食い番組を公共の電波を使って放送する社会的な意義や必然性はどこにあるのか。大食いを面白おかしく扱うことによる青少年に及ぼす悪影響は「あるある・・」などよりも罪は大きく問題である。

    【表現に関する意見】

    • 最近の受像機の性能の問題もあるかと思うが、青少年の目に障害をもたらすようなどぎつい画像が多くなっているように思う。自閉症などもこの色合いの関係で障害が生まれるという研究も進んでいる。こうした研究の成果を十分汲み取って障害を起こさないように色合いに気を使って欲しい。デジタル化でこうした面が改善されるようことがいわれていたが実感できない。

    【差別や偏見を助長する】

    • 教育番組。言葉を紹介する場面があり、”おうむがえし”という言葉が使われていました。自閉症の子供はオウムがえしの傾向があり、(最近は例えが良くないのでエコラリアと言う事が多い)そういった傾向の子を持つ親にとっては、不快な言葉であり、まして、NHK教育番組(子供向け)で使うのは不適切と思いました。

    【言葉遣いについて】

    • 報道番組。テレビ業界で幅広く活動している司会が「べらんめえ調」で話しているが、青少年に与える影響を考慮し粗雑な言葉で自分の感情を伝えるべきではない。

    【視聴者意見への反論】

    • 今回の関西テレビの番組捏造は起こるべくして起こった。BPOへ送られてくる意見を読んでいると「子供が悪くなるのは親の責任」「規制だらけではテレビがつまらなくなる」などもっともらしい意見が非常に多いが視聴者のこんな姿勢が今回の事件を招いたのだ。テレビ局に与えられた「表現の自由」は犯罪まがいの行為や常軌を逸した行為を表現することまでも許す免罪符ではない。
    • よくお笑い芸人の芸などが子供たちのいじめの温床や犯罪の引き金になるという意見を見るが、芸人よりも寧ろワイドショーなどで挙げられる犯罪の内容の事細かい説明や、自分の言動に無責任なコメンテーターや専門職の人、非現実的な事を脅し文句にする占い師等の方が余程青少年に悪影響を与えていると思う。お笑い芸が全く影響を与えていないとは言い難いが、世間で「偉い人」とされている人の言動の方が影響力は強い。
    • ネット主流の時代にTVの影響力は強くないという意見については、そうは思えない。ネットで流されるお笑い映像は、元はTV局が作成したものである。また、TVの影響力がないのなら紅白問題のように、大量の抗議がくることはない。ネットを介してであろうとも、コンテンツを作るのはテレビなのだから、テレビはネットという媒介を通じて、以前よりも影響力は強くなっている。

    2007年3月に視聴者から寄せられた意見

    2007年3月に視聴者から寄せられた意見

    データ捏造に端を発した問題に関して、放送界・放送局(制作会社)の責任や処分を求める意見と、他の放送局の捏造報道や報道のあり方など、放送姿勢に言及した批評が多く寄せられた。洋菓子メーカーに関連した情報番組の捏造報道や司会者発言と放送局批判などもあった。

    2007年3月の1ヶ月間に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,314件で、2月との比較では92件増加、過去最高の1月の意見数に迫った。

    意見のアクセス方法の割合は、Eメール63%、電話32%、ファクシミリ4%、郵送ほか1%である。(*Eメール数には同一人の同意見を含む)

    男女別では、男性77%、女性21%、不明2%で、世代別にみると30歳代(26%)、20歳代(21%)、40歳代(17%)、50歳代(10%)、60歳以上(10%)、10歳代が(4%)の順となっている。

    2007年3月に視聴者から寄せられた意見 1,314件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2007年3月件数 年度累計
    人権等に関する意見 17 件 211 件
    放送と青少年に関する意見 206 件 [ 意見内容 ] 2,319 件
    放送番組全般にわたる意見 606 件 [ 意見内容 ] 4,724 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 97 件 621 件
    その他(放送関連以外) 328 件 3,157 件
    意見件数 計 1,314 件 11,032 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。3月の通知数は568件(29放送局)であった。
    年度比較では今年度の意見数は前年度に比べ14%の増となった。データ上の傾向としては「メール」によるものが56%(前年度45%)に達し、「電話」での意見38%(前年度47%)を引き離している。「メール」の増加はBPOの社会的認知に比例した結果と見る他に、継続的な意見送信者と、インターネット上での意見の動員も要因として指摘できる。BPOでは意見の主旨や主張の取扱いについては必ずしもその量で判断するものではなく、一方で今後増加する可能性がある上記意見は内容の精査が必要であると考える。

    番組全般

    2007年3月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(1,314件)の53%にあたる694件が“不適切な内容や発言・表現、低俗、下品、モラル欠如”など、番組のあり方についての指摘となっている。

    中でも【情報ワイド番組・バラエティー番組】に関する意見が多く、“不適切な内容・表現と不適格な出演者”(369件:全体の28%)、 “モラル・倫理観の欠如”(163件:同12%)、“低俗・下品”(162件:同12%)の順となっている。

    特に3月の視聴者意見では“放送界批判”(個別番組批判や放送局の窓口応対批判を除く)は290件と全体意見の22%に達した。そのほとんどは関西テレビのデータ捏造に端を発した問題に関して、放送界・放送局(制作会社)の責任や処分を求める意見(161件)と、他の放送局の捏造報道や報道のあり方など、放送姿勢に言及した「放送界への批判・批評」(106件)が中心である。

    個別番組や特定放送局への意見では【情報ワイド番組】を中心に“取材・報道のあり方”に234件、“放送の影響力”(81件)、“公平・公正”(71件)、“公共的な放送のあり方”(61件)、“言論・報道の自由”(27件)、“メディア(取材)規制”(24件)となっているが、「洋菓子メーカーに関連した情報番組の捏造報道や司会者発言と放送局批判」(77件)、「格闘技捏造メール」(67件)、「世界フィギュア大会に関連した番組での不適切なコメンテーターの発言批判」(30件)が目立った。

    継続的に寄せられる意見では【情報ワイド】での“捏造・やらせ、情報操作”と“不適格な出演者”に関する意見は333件にのぼる。【バラエティー番組】に関して“不適切な表現・発言、不適格な出演者(司会のタレントやお笑い芸人批判)”との指摘が180件(そのうち、『いじめや差別につながる発言・表現、放送倫理上問題』などの指摘は92件)あり、占い師や霊能者の出演する番組についての批判も続いている。

    この他に、「政治・生活関連」には161件が寄せられた。中でも“生活・年金”などくらしに関する意見は30件あった。

    なお、「人権等権利に関する委員会(BRC)」への相談・意見(17件)とは別に、番組・青少年各委員会に寄せられた意見の中で「人権問題や差別にあたる表現ではないか」との提起や懸念は202件と多い。

    【放送局の対応・姿勢】に関する苦情・抗議は87件で視聴者応対に関する苦情がほとんどである。

    【CM関係】「不適切な表現・内容」との指摘を中心に63件の意見があった。

    概要

    【特記事項】(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」などから抜粋)

    • 企業には不正を行えば生産、営業等の一時停止というペナルティーがある。マスコミは、捏造、嘘の報道をしても放送停止等ペナルティーがないのはおかしい。「政府の介入をさせない」と主張するなら、嘘や捏造が発覚したらその全容が解明されるまで放送停止等の自主規制をするべき。未だに「あるある」の件は説明不十分だと思う。放送停止をしないなら特別番組を制作させて捏造の経緯、問題点、今後の防止策を明確にしてほしい。マスコミはある意味政府以上の影響力があるので真剣に考えてほしい。それができないなら政府に統制されても仕方がないと思う。

    【取材・報道のあり方】

    • 本日能登半島沖で強い地震が発生し緊急放送をすぐに行う放送局があった一方、一部の放送局では予定されている番組(バラエティーやアニメ等)をそのまま放送し、30分以上経ってからようやく緊急放送をする局や全く流していない局もあった。また、この緊急時に放送を一旦打ち切りCMを流す放送局もあった。地方の地震は関東地方に直接影響がないとして流さないのか。緊急時にも関わらず民放局の対応の遅さや危機感の希薄さを感じた。緊急時の放送体制等の改善策をすべきではではないか。因みにNHKは地震発生後直ちに放送を開始した。
    • 能登地震を各局が現地リポーターを派遣して伝えているが、新潟地震の際、避難所近くはメディアの車で一杯になって救護の人達が遠くから避難物資を運ぶことを強いられていた。一体メディアというのは自分達をそんなに偉いと思っているのか?やはり国家権力で規制してもらわないと日本のメディアに職業倫理は期待できないのか。
    • “賞味期限切れチョコレート回収・再利用”など早朝の情報ワイド番組の報道および司会者の図に乗った不埒なコメントに対し、同社の「信頼回復対策会議」が『事実と異なる部分がある』と抗議をしたと新聞で報じられている。相変わらずこの放送局は捏造、欺瞞、中傷、誤報などを繰り返している。これについては総務省も関心を示していると聞くが、当の放送局は論外として、他局もこの件について今日まで取上げていない。護送船団方式の民放界の体質を如実に表していないか。「捏造」「やらせ」「(意図的なものも含めた)誤報」は何も関西のテレビ局だけの問題ではない。また「捏造問題」を当該局に一極集中させるかのようにしか見えない民放界に、BPOはもっと指導力を発揮してほしい。昨日の今日ではBPOも動けないだろうが、昨今の放送界の体たらくを見るに付け、BPOさもなくば総務省のどちらかに強権力を持たせるしかないだろう。この局にはほとんど自浄作用は期待できないが“説明責任”だけは果たせと言いたい。局に電話をしたが苦情・抗議が殺到しているとみえて通じない。
    • 芸能人やタレントが、時にはキャスターや報道機関の解説委員までもが、何の知識もなく思いこみと独断と偏見だけで無責任な発言をし、間違っていた場合でも、最後にお詫びの言葉を述べる位で、特に責任を問われたということも聞いたことがない。他人の言動には、揚げ足取りと思うくらい執拗に批判するくせに、自分たちテレビ局や出演者の間違いはなあなあで済まし、反省しようともしない態度は全く不愉快だ。『報道の自由』の名の元に、何を言っても構わないというのは大きな勘違い。傲慢さの現れだ。
    • NHKでは考慮されているが、殺人事件や事故などの報道時にBGMをかけるのは不謹慎ではないか。被害者にとっては大きな精神的苦痛になるのでは。面白く見せる必要はないと思う。
    • 番組中、新聞各紙の記事を紹介していたが、タミフルによって引き起こされた異常行動の事故記事で、ある新聞の「開業医がインフルエンザと診断しタミフルを呑ませた」という記事を紹介していた。ところが他の多くの新聞では「診療所が普通の風邪と診断したが、家族がタミフルを所望したのでタミフルを渡した」としていた。同局に「ウラをとったのか」と聞いたら「取っていない。間違いがあったら記事を掲載した新聞社の責任だ」と言う。放送局の放送はそんなに無責任で良いのか。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • キャスターが四国の橋の問題を論じていた。そこで「不必要な橋を作って云々」というような発言をした。四国在住のものにとっては、橋は病院に通うなどのための生活道路である。地方の実情をろくに知らないのに地方を馬鹿にしたような発言をしたのは許せない。東京は食料から何から地方に頼っているというのに軽率な発言をすべきではない。
    • 新聞に「ありもしない霊界をテレビで取り上げるのが問題」との指摘があった。「あるある」問題は食品に関する嘘が問題だが、霊界の問題は精神に関わる嘘の問題で食品よりもたちが悪い。霊能者や占い師が登場する番組は即刻止めて欲しい。某司会者の番組も偏向している。逆にゴールデンタイムの20%ぐらいは視聴率も関係しない良心的な番組の放送を義務付けてはどうか。BPOの権限が強化されたのであれば、こういった問題を正面から取り上げて欲しい。在阪の視聴者センターに電話したら「視聴率が取れれば何でもやる。それが本音だ」と言っていた。ともかくBPOに頑張ってほしい。
    • 夜9時という時間帯にポルノ的映像を流すのは非常に不快である。愛情表現としてセクシーなシーンを放送するのは必ずしも否定しないが、ドラマの冒頭でセックス中に男性が女性の首をしめるシーンを放送するのは大人が見ても不快である。ましてや、家族で見ている人が多い時間帯に放送すべきではない。本や映画なら買わない、見ないようにすれば済むが、テレビは家庭に密着したメディアである。テレビ制作者にとって視聴率は大切だとは思うが、視聴者に対する配慮をした番組づくりを願う。
    • 何年も前から昼の健康情報番組の司会者が人生相談の回答として、「浮気夫の性器は包丁で切り落とせ」とか「ウルセーババアは2階から突き落としてしまえ」などと、のうのうとふてぶてしい態度で司会しているのは公共の電波を使う放送としてどういうことか。
    • フィギュアスケート世界選手権終了後の関連番組で金・銀メダリストになった選手へのインタビューが酷い。女性エッセイスト、経済評論家、漫才コンビなどのゲストはフィギュアスケートについてまったく知識がない。選手が「自分の演技の前は、他の選手の演技は見ていない」と言っているにもかかわらず、男性出演者は何度も「韓国選手が転んで『やった!』と思った?」と聞いたり、そう言わせて面白おかしく番組を作ろうとして不愉快だった。インタビューをする場合は、そのスポーツや選手に敬意を払うべきだ。
    • 新聞の番組欄では「シングル出場の選手が金メダル挑戦、ペアの選手が表彰台争い」との記載があったため当然その模様が放送されることと思い視聴したが、実際にはペアの競技だけでシングルの競技は放送されなかった。番組欄にはその時間に放送される内容が記載されるべきと考えるがいかがか?本件を直接キー局に苦情の連絡をすると「『挑戦』というのはこれから行われることで今日放送されるとはどこにも記載していない。『表彰台争い』というのは今日実際に競技が行われ放送されるものと意図して記載している」と開き直られてしまいました。視聴率を目論む番組の虚偽記載としか受け取れない。
    • 在京キー局が12日夜に放送した格闘技番組において、インターネット掲示板の書き込みを視聴者の見解として紹介し放送した件は、実際に調査の結果掲示板にはそのような書き込みはなかった。しかるにこの局が掲示板への書き込みをさも視聴者からの意見であるかのように放送した内容は、実際は独自のフォームによって当掲示板を真似て作成した茶番であった可能性が高い。このような自己制作の題材を一般的意見であるかのように誤解させる同局の報道は放送倫理に反する。

    【その他、番組全般】

    • 環境問題を取り上げることは非常に有意義だと思うが、内容のほとんどが問題を伝えるにとどまり、実際に一般市民が環境保全のためにどのような行動をすればよいのかが抜け落ちている。自分が取り組める対策を知らなければ人は行動しない。メディアは一般市民が出来る環境対策を重点的に取り上げることが必要だと思う。
    • 東京キー局で年配(OB)のアナウンサーが集まって座談会を行う番組があったが、日中から何を馬鹿な番組を放送しているのか?子供が真似をしたらどう思うか考えてほしい。しかも、路上生活者に軽率に接する言動が見てとれた。つい最近、金品欲しさにホームレス生活者を殺害する事件が起きた折から、こうした問題を面白おかしく取り扱う事自体、道徳上問題である。

    【CM】

    • 四国の電力会社が“二酸化炭素を出さない原発”と宣伝しているが、原発の出す廃棄物には何万年も減衰しない放射性物質がある。それにより健康、生活が破壊されている労働者、一般市民が多数いる。これらの事実も記述した宣伝でなければならないと思う。一方的なものでなく公平な立場で検討してほしい。
    • 英会話学校については国民生活センターへの相談・苦情が年間1000件を超えている。他の企業・語学教室に比べ格段に件数が多く、雑誌では数年前から問題企業として報道され、先日は当局の立ち入り検査となったにもかかわらず、未だ学校側の謝罪CMもなしで、あいかわらずCMを流し続けている。このようなテレビ局の姿勢には疑問をもつ。TV局には娯楽と同時に報道機関としての役割もあり、問題企業のCMを流し続ける事について社会的責任をどう考えているのだろうか。放送局が「問題企業が引き起こす消費者に対する被害」を助長していると言っても過言ではない。報道機関としての放送局自体の使命感のなさが気になる。このような状態を放置しておけば「行政の放送への介入」の口実となる。社会的問題を起こした企業のCMは全局で中止とすべきである。

    青少年に関する意見

    意見分類 2007年3月件数
    E-mailによるもの 174 件
    電話によるもの 30 件
    郵便によるもの 0 件
    FAXによるもの 2 件
    意見件数 計 206 件

    (男性166件、女性39件、不明1件)

    【意見の概要】

    • 3月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは206件と先月より66件減った。アクセス方法ではEメールによるものが85%、男女別では男性からのものが81%と相変わらず多い。
      年代別では、今月は20代からの意見が30%を占め最も多かった。
      ジャンル別では掲載された視聴者意見への反論、また反論に対する反論が依然多く、全体の31%を占めている。
      “いじめ”に関する意見はかなり減ったが24件寄せられている。

    【意見の抜粋】

    {お断り}

    放送と青少年に関して、電話やホームページ、FAX、郵便でいただいたご意見の中から、代表的な意見を抜粋して掲載させて頂きます。
    ただし、意味不明なもの、個人攻撃や誹謗中傷にあたるもの、不快感を与える表現などは非掲載とさせて頂いています。
    また、いただいたご意見は事実関係などを確認できない場合もあるため、放送局名、番組名、出演者名は原則削除させて頂き、あまり長い文章は要約、類似意見は代表的なものを掲載させて頂いています。

    [内容分類]  [E]はEメール

    “いじめ” or “イジメ”を含む意見(24件)
    {批判意見}20件
    受付 内容 方法 地方
    3/05 音楽番組。ある女性歌手がゲストとして出演した際、自分の歌の振り付けを司会者にレクチャーしていたが、男性器をイメージさせる振り付けがあり、司会者の一人が悪乗りしてズボンの中に手を突っ込み、その手で彼女に触ろうとしていた。彼はこの番組でゲストに対しいじめを助長するともとれる扱いをするのをしばしば目にする。歌番組のはずなのに歌と関係ないコーナーが多い。それでこのような事態が起こるのだから、内容の見直しを強く望む。 E 26 山口
    3/06 バラエティー番組。若手芸人や女性タレントの人権を著しく無視した行為が番組の中で放送されている。ベテラン芸人と若手芸人の間で暗黙の了解があって制作された番組かもしれない。しかし、小・中学生など、まだ善悪の判断が十分についていない者が視聴すると「いじめ」を認めたり、「自分が楽しければ相手の気持ちなんて!」といった間違いをさせたりする恐れがある。 E 45 兵庫
    3/07 バラエティー番組。以前にもBPOに苦情を伝えたが一向に改まらない。編成権・編集権は放送局に認められているため、BPOが指導する事は出来ないと聞いたが、バラエティーではどんな内容でも放送が許されているのか。青少年が見ている時間にも関わらず“いじめ”を題材にした内容が余りに多く、局にも苦情を伝え「BPOと言う機構を知っているか」と尋ねたら「知りません」と返答された。自分達で立ち上げた第三者機関を無視している現状ではBPOの権限を強化してもなんら意味を持たない。ここに至っては行政の介入もやむを得ないのではないか。 電話 50 神奈川
    3/08 お笑い番組、占い番組は子供の「いじめ」を助長するので止めて欲しい。女性占い師の番組は即刻止めるべきだ。BPOの権限が強化されると聞いた。頑張って欲しい。 電話
    3/09 バラエティー番組。最近人気になっている一部の芸人が非常に不愉快に感じる。何故ならば、ネタの喋り方が人を小ばかにしている様な喋り方で、いじめられた経験のある視聴者にとっていじめられた時の事を思い出したりショックを受けたりしてしまうからだ。本来ならば、楽しく見られるはずの番組なのに辛くて見る事が出来ない。こういった事は自分だけでなく、同じ様な経験をした他の方にもあるのではないのか?いじめられた経験のない人にとっては何でもない映像が、私達いじめられた経験のある者にとっては、非常に辛い映像となる場合がある。制作者の方はそういった事にもっと配慮して欲しいと思う。(同様意見1件) E 17 東京
    3/15 バラエティー番組。この番組の中で、顔をシリコンゴムでぐるぐる巻きにして、とても人間の顔とは思えないほどまでに変形しているのを、男のタレントたちがあざ笑う姿は、とても、子供たちに見せられるもではない。いま「いじめ」が国民全体の問題として取り組まなければならないのに、こんないじめ方もあるよと、子供たちにいじめを助長するようなものだ。(同様意見1件) E 47 佐賀
    3/16 音楽番組。この歌番組は子供にも人気がある。しかし、この日の放送の中で、若手お笑い系芸能人を出し、中には、裸同然の男性も居た。そこまでなら許せるが、裸の無抵抗の男性を、鞭で本気で叩く女性がいた。本当に痛いはず!最近はイジメで自殺を図る子供が増えているのに拘らず、あのように、無抵抗の裸の人を、鞭で叩き、それを笑いにする制作者の神経が判らない。 E 30代 東京
    3/26 「死ね」とか「殺す」という言葉が頻繁に使われて笑いになってることへの批判についての反論を拝見すると「死ね」とか「殺す」くらいで・・・という信じられない言葉が並んでいて嘆かわしい世の中になったもんだなと思った。こういう間違った価値観を刷り込ませたことこそがテレビの最大の罪なのではないか。こういった人がいずれ親になって子供ができたとき、子供に「人に向かって死ねや殺すなどと言っていけないよ」としつけできると思うか?できるはずない。言葉の重みを教えて人を思いやる気持ちをしつけなければならない親の世代でさえこれだ。いじめの構図はこういったところにあるように思えてしかたない。言葉狩りなどというのもまるで的外れだと思う。人を傷つけるような言葉をなくしていくのは当然のこと。本当に倫理あるテレビ番組づくりをしてもらいたいと切に願うばかり。 E E 京都
    3/26 報道番組。がんで余命1年半と宣告された男性の生き方について放送した。この方は宣告後,学生の自殺の多さに自分にできることはないかと考え,中学校等に赴き,学生に「命の大切さ」についての講演を続けている。その講演を通して,生き方を見つめなおした一人の高校生との交流や,感謝の手紙も多数寄せられているという。相変わらず,いじめによる自殺等が社会問題になっているが,この番組を通して改めて命の大切さを実感できた。こういったドキュメントはよく深夜に放送されることが多いが,学生が視聴できる時間帯に放送したことは大変評価できる。 E 32 神奈川
    3/26 報道番組。この番組の中で癌で余命を宣告された人物が各地の学校を公演して命の大切さを実感させ、いわゆる不登校になった女子生徒が良くなったとの報道がなされていた。男性は「命をないがしろにする子供がいる」とか「命を捨てるなら私に下さい」とか言っていた。しかし番組でいかにも不登校が悪い印象を与えようとする意図が見られた。いじめ自殺を防止したいならいじめから逃げる手段も教えて良いのではないか。それが不登校という選択でもある。どうもマスコミはこの男性を神秘化しようとする意図が見られて仕方が無い。 E 31 岐阜
    3/27 「親がきちんと子供をしつければ子供はいじめに走ったりしない」など、親のしつけ論ばかり持ち出す意見が急増していて驚いた。50年以上前のテレビなどのない時代ならいざ知らず、情報源の溢れ返る現代では通用しない話だ。確かに親は子供をきちんとしつける義務はある。だがそれだけで子供が脱線・暴走しないと考えるなら親の苦労を知らない意見だと言わざるを得ない。大人の娯楽や利益のためにしつけを厳しくするなど子供にとっては不幸なことである。大人が襟を正さずに子供には悪い事をするな、人をいじめるな、などと説教したところで子供が素直にそれを受け入れるとでも思っているのか?もちろんインターネットなどにも子供に有害な情報はたくさんある。だからと言ってテレビが悪い情報を無制限に流していいなどと言う理由にはならない。「表現の自由」は有害情報を流すための免罪符ではない。公共の電波を使って業務を行なうのだからそれに対する責任や義務も重い。何でもかんでも表現の自由で許されると思ったらそれは大きな間違いだ。 E 32 千葉
    3/29 バラエティー番組。お笑い芸人を女性達の前で裸にして、氷の上に座らせ、冷水を掛け、乳首に洗濯バサミを付けさせ、棒で体を叩きつけるシーンがあった。これは、残酷でイジメを誘発させる。又、違うお笑い芸人を全裸にさせ、小さい赤褌をさせていた。カメラは真横から写していたが、赤褌から、男性器が映っていた。これは、公然猥褻放送だと思う。 E 30代 東京
    {反論}4件
    受付 内容 方法 地方
    3/06 視聴者も何を考えてるのだろうか!?お笑い番組をいじめに対する悪の根源と決め付けたり、芸人が頭をはたく行為や欧米ツッコミ位で苦情を出すのはおかしい。それじゃ、お笑いに限らずどんな番組も出来なくなる、圧力だけで潰そうとして何がしたいのか。平成期に始まった事ではない、昭和以前からある当たり前の行為だ。 E 24 滋賀
    3/19 日本には“表現の自由”ってものがないのだろうか。皆、なんでもかんでも「不適切だ」とか「好ましくない」とか、自分勝手な主観で批判ばかりする。勿論、本当に番組側に問題があるケースも少なくない。ヤラセや捏造、いじめや人権無視などは批判されてしかるべきだとは思うが、アニメやドラマなどの“創作”に、重箱の隅をつつくようにあれこれ指摘して批判するのはおかしい。報道やバラエティーとは違い、これらは「作品」、要するに「作り話」である。よほどえげつない内容であったり、子供の目に触れるような時間に放送しているなどの問題がない限りは、そういう作品なのだと割り切るべきだし、嫌なら見なければいい。海外で普通に放送されている作品が、日本だとカットや編集しないと放送できないなんて馬鹿げている。 E 34 神奈川
    3/22 こちらに寄せられた意見を読んでいると「○○を放送するな。これは、子供を暴力的にする」だとか「いじめを助長する」という意見が非常に多い。そこで問いたいのだが、それらの根拠は何なのか?「そうなると思う」というだけではないのだろうか?本当に助長する、というのであれば、その科学的な根拠(例えば、この科学者が言っている、とか、こういう理論で、とか)を示すべきではないだろうか。自分がこう思った、だから、放送を禁止しろ! というのは、ただの我侭でしかない。 E 27 東京
    <上記以外の意見> 182件
    視聴者意見への反論・同意(58件)
    受付 内容 方法 地方
    3/01 最近は深夜アニメの細かい演出へのクレームが出てきているが、何故それを受け入れなければいけないのか?格闘技の放送で殴りあったり蹴りあったり、バラエティー番組で危険なことをしたりするほうが、子供の見ている可能性がある時間で悪影響がある気がする。あまりにも暴力的であったり、どう考えてもテレビ放送の表現にそぐわないものは当然指導されるべきものだと思うが、わざわざ深夜の時間帯を選択して、大人をターゲットにしたアニメの細かな演出にまでケチをつけられたり、子供に影響があるなんて言わないでほしい。というか、子供は見ていないのではないか。(同様意見3件) E 20代 東京
    3/01 あるアイドルが食用ガエルを見てオエって言うのが失礼だなんて、何が「失礼で動植物をいたわって無い」のか。生理的に受け付けない動物も存在するのは当たり前の話、物理的に無理な事もある。(同様意見1件) E 50代 茨城
    3/05 「昔の特撮ものは単純に悪者が出てきて、正義の味方がエイッとやっつけるというような単純なものだったと思う」という意見があったが、これは間違いだと思う。昔の特撮ドラマにも、視聴者を考え込ませるような深いテーマを持ったものがあった。それは、子どもたちに伝えたいことを、特撮ドラマを通して伝えようとしているものだった。「子ども番組だから単純でいい」という安易な考え方は、特撮ドラマを制作している人たちに失礼だと思う。子ども番組だからといって甘く見るのはやめて欲しい。(同様意見1件) E 20代 福岡
    3/06 漫才師が、相方をはたくことに何の問題があるか?昔からされてきたことだ。意味なく、ではないですよ。例えば、流れあっての「欧米か!」だ。子供への影響を懸念してらしたようだが、親が真似しないように教えればいいだけだ。(同様意見2件) E 26 大分
    3/06 政治・討論バラエティーの否定意見に対して反論している肯定派の人も、少しは番組の存在意義やメリット面を語ったらどうか。否定意見があるのは事実だし、ただの口論番組化してるのも事実である。口論と討論の線引きが難しいとか、おちゃらけ要素もあっていいとか、そんな話は論外だ。(同様意見2件) E 32 長崎
    3/06 海外のテレビ情勢と日本のテレビを比較して日本のマスメディアを勝手に愚劣だと決め付けるのは滑稽な話だ。それ以上に、日本の文化を否定して海外情勢を優だと思い込んでいる事に呆れる。こんな良い国が他には無いのに。それこそ日本人としての恥で、海外のテレビ事情なんてもっと酷い内容だ。(同様意見1件) E 24 愛知
    3/12 独断と偏見で安易に番組批判をする人が目立つように思える。例えば、卑猥な内容に対する批判でも、出演者の女性へのセクハラなど明らかに人権を無視している場合や、紅白のように家族で見るような番組、放送時間帯が早すぎて子供の目に触れる恐れがある番組など、明確な理由があるなら分かるが、単に下ネタだから、卑猥だからという理由だけで「不適切」とか「青少年への影響云々」などと批判する人は、自らの“主観”と“倫理観”を取り違えているのではないか。自分が不快に感じて批判するのは結構だが、それがあたかも世間に悪影響があるかのように主張して批判するのはフェアなやり方ではない。批判の仕方をもう少し考えて欲しい。 E 34 埼玉
    3/20 バラエティー番組の予告で、新体操をする女子高生が開脚して回転するシーンに「真正面から撮影した際どい映像、ほかに撮りようがあるだろうに」「非常識でデリカシーがない制作者(カメラマン)。この映像の放送中止を求める」と抗議してる方がいたが、それは見る側の見方次第ではないのか。新体操に限らず、見る側が歪んだ見方をすれば、どんなものでも不適切なものに見えてしまう。新体操とは見た目の美しさを競う競技であり、レオタード姿で開脚する事は別に、おかしな事でもなんでもない。映し方云々言っているが、本当に際どい映像になるような競技なら、大勢の観客の前で披露できるはずがないだろう。この方の主張は「新体操は卑猥だ」と言ってるようなもので、これは新体操に対する侮辱だと思う。 E 35 東京
    3/20 ゴア元副大統領が地球温暖化について解説していた情報バラエティー番組を「出演者がふざけた発言ばかりで日本人として恥ずかしい」と批判する意見があったが、この番組は普段から適度な冗談を交えつつ授業を行う、そういう番組である。ゴア氏が出演したからといって、その時だけ真面目にやれというのは少々卑屈ではないか。ゴア氏もバラエティーだと承知の上で出演したのだろうし、むしろ日本人がジョークの一つも言えない民族だと思われる方が恥ずかしい。真面目に答えていた出演者も何人もいたし、番組進行を妨げるような悪ふざけがあったわけでもない。もう少し肩の力を抜いて視聴するゆとりがあっても良いと思うが。 E 34 神奈川
    3/20 アニメ、特撮ドラマ(時にはゲーム)が子供に悪影響を与えるという意見を多く目にするが、これは誤解だ。まず、そもそも少年犯罪が増えたとか凶悪化したというのが間違いだ。警察庁の犯罪統計や、厚生労働省の人口動態統計、少年犯罪に関する過去の判例を見れば、現在の少年犯罪に対する社会の認識が間違いであることはすぐにわかる。犯罪の原因を娯楽作品と結びつけるのは無知ゆえの短絡的な考えだ。戦後60年。日本国内の未成年による殺人事件は4分の1にまで減ったのだ。これは快挙と言って良い。にも関わらず、きちんと勉強していない人たちが何を勘違いしたのかテレビでアニメ・ゲームの批判をしている。これこそが真に有害な行為だ。 E 23 愛知
    3/20 中学生グラビアアイドルの写真集を紹介していた番組への批判意見があったが、内容が過激な写真集だからといって「児童ポルノ法に引っかかるのでは」というのは言い過ぎではないか。言いたいことは分からなくもないが、このような事で安易にポルノ呼ばわりしていては、未成年者は何にも挑戦できなくなる。 E 35 東京
    3/22 ラジオ相談「産婦人科」について投稿した人に反論をしたい。男性アナウンサーがやることに何の問題があるか説明して欲しい。マスコミの女尊男卑の流れに侵されすぎだ。 E 18 東京
    3/22 あるアニメ番組を「モンスターを強制的に戦わせている」「自爆というひどい技があり、さらには番組の主人公がまだ子供」「子供が見ている時間帯にこれを放送しているのは問題」などと批判する意見があったが、理解に苦しむ意見である。モンスターを戦わせる事がいけないと言うなら、この世に数多く存在するモンスターを扱った映画やゲーム、漫画も全て駄目だという事になる「自爆」も、目を覆いたくなるような凄惨な描写があったわけでもないし、そもそも子供向けアニメなのに、主人公が子供であったり子供が見ている時間帯に放送して何がおかしいのか。この程度の内容で騒ぎ立てる人間の方が、よっぽど「子供」だと思うが。 E 31 東京
    3/22 何かにつけて「子供の教育に良くない」とか「青少年に悪影響」と言ってTV番組批判する人は、「どんな些細な事でもすぐ悪影響を受けてしまうほど、子供は馬鹿だ」と言ってるようなものだという事に気付くべき。独善的な大人達が考えているほど、子供は愚かではない。仮に悪影響を受ける子供が居たとしたら、それはTVのせいではなく、物の分別を教えてやれない親の責任。何でもメディアに責任転嫁するなと言いたい。(同様意見4件) E 34 神奈川
    3/22 先々月の某バラエティー番組の視聴者反論意見で、「潜水競技の恐さを教える為にも放送するべきだ・・・視聴者の勝手な主観を押し付けるな」と反論してたが、勝手な主観で押し付けているのは貴方の方ではないか。人の命を一体なんだと思っているのか。潜水のプロでも気絶するのに、素人同然のアイドルや芸人ならどうなるか予想が付く。(同様意見7件) E 22 大阪
    3/22 あるバラエティー番組で、マネキンの乳にベルを付けてそれをいじり倒し胸を触る行為に「子供と見ていて驚愕した、放送局のモラル問う」と意見があった。そこまでは共感したが、よくよく考えてみると深夜番組だ。そんな時間帯に子供を起こしてる親の方が何を考えてるのか。 E 39 千葉
    3/22 ドラマでのタバコの喫煙シーンに苦情を入れる人に問いたい、なら飲酒シーンや暴力シーンはいいのか?。タバコにだけ槍をむけたら、他のシーンまで不成立になる。問題シーンを批判する前にタバコは駄目だと子供に教えるのが正常な神経の親だ。(同様意見1件) E 22 兵庫
    3/26 低俗・俗悪番組の苦情に対して”外国のTVが実際には日本より酷い放送を行ってるのが現状であり、現実である。”との反論に反論する。外国のTVがひどい番組を放送しているから、日本も同様にひどい番組を放送してもいいのか?外国TVを例えに出して日本の低俗俗悪番組の存在を認めるとは全く呆れたものだ。 E 40代 北海道
    3/26 演出が過剰だから、教育上良くないから規制や放送を中止したほうが良いという考えが間違っているとは思わない。個人的にも過激な表現やあまりにくだらない番組が最近増えたと思う。だがそう思うならばテレビを切ったり、テレビ番組だからこそできることだとしっかりと教えることが親の責任だ。24時間営業の店が至る所にあったり、ネットも普及していて今や情報は子供のすぐ手の届くところにある。まさに氾濫しているのだ。そのため今やテレビは数ある子供の情報収集源の一つにしか過ぎない。「これは教育上良くないから流すな、規制しろ」そんなことをしたところで子供は別の情報源から学習するし、それはネット社会においてさほど難しいことではない。規制に意味が無いとは言わないが大きな効果が期待できるとも思えない。大切なのは「何が正しい情報なのか、どういうことはやってはいけないのか」さまざまな情報を正しく取捨選択する能力を子供たちに親や社会が教えることではないのか。 E 24 岐阜
    低俗、モラルに反する(29件)
    受付 内容 方法 地方
    3/01 バラエティー番組。クイズをゲストに出してゲストが応えられないと得点が得られる人気コーナー。ゲストがある野球監督の問題を出題された時に、人物は分っていても、名前をド忘れしたのか、答えようとした時に「あの奥さんが亡くなった人でしょ?」とニヤニヤしながら口を滑べらせた。幾ら、悪気が無くても生放送で言うことでは無いし相当失礼な話だ。この人を生放送に出す時点で危ないとスタッフも思わないのか。 E 19 三重
    3/02 ラジオ番組。当該番組は深夜ラジオとしては若者に大変人気で大変な聴取率を誇っているのに、最近、社会的にも問題視されている「壁の落書き」をおもしろおかしく扱い、笑い、さらにはリスナーにその写真を送れ、とまで要求し、落書きの誘発を行っている。これは面白い文章を書かれている落書きの写真を送るほど、番組で大きく扱ってもらえるため、犯罪への意識の低い若者は自分で描いて写真を撮り番組へ送る可能性が非常に高くなる。また、既に目立たない所へマジックで小さく描いたものなど新しくリスナーが行ったのではないかと疑われるようなものも取り上げられており、このままでは社会現象に逆行した、若者向けのラジオに相応しくない番組として広く青少年へ広がってしまい、大変危険だ。 E 24 神奈川
    3/05 バラエティー番組。グランプリ優勝者の漫才師がやったネタの中に「ゆきずりの女と寝た」という猥せつ性の非常に高いものが、存在した。そういうネタを行う漫才師を優勝者にするというのは青少年の教育上よろしくない。又、他の漫才師も暴力団をネタにしたり、素人で出場した漫才師もただ悪口を並べただけだった。又、彼等の1人が別の大会で猥談を披露し準優勝をした。こういう漫才師を高く評価するグランプリは放送倫理上どう思われるか? E 25 滋賀
    3/05 特撮ドラマ。保育園のうちの子供が棒を振り回して保育園で子供たちや保母さんに乱暴するので困っている。他の園児も真似をしているらしく、汚い言葉で暴力を振るう。もう怖いです。この番組はなんでこんなに、汚い言葉と暴力にあふれ出したのか?視聴率のためか?ストーリーはもう保育園児や小学生が見るものではなくなっている。深夜枠ならまだしも、あまりに教育に悪い。子供向けの本や番組で掲載・宣伝しているが、もう形だけが子供向けで、中身は汚い俗悪番組だ。子供向け番組と言うなら、子供にどう影響するか考えて制作するのが、大人の義務ではないのか?利益さえ上がれば、視聴率さえ上がればよいのか?もう見てるのは大人が5割はいると思うので、大人向け番組にしていただけないか? E 22 東京
    3/06 ドラマ番組。今朝8時頃、不倫を内容とする番組を予告していた。小学生が朝食をとっている時間でもあり、一日の始まる朝にこのような番組予告は止めてもらいたい。 電話 47 宮城
    3/08 バラエティー番組。この番組は女性の様々な要素を格付けし、ランキングして騒いでいる番組で、低俗極まりない。男性優位・女性蔑視の姿勢が明確で、このような番組を国民(子ども)に見せていること自体が恥ずかしい。番組制作者は、視聴率さえ上がればいいという発想で番組を作ってほしくない。 E 49 兵庫
    3/08 情報番組。司会が「大阪は赤信号でも渡って良い」と言っていた。これは前にも言っていたので訂正放送を申し入れたが無視された。子供も見る時間帯なので発言には注意して欲しい。 電話 60代 大阪
    3/08 海外在住で日本語の衛星放送をいつも見ている。日本の放送は安心して親子で見るような番組が少ない 品性がないと思う。先日も音楽番組でぼかしが入っていた。歌い手のまわりでふんどし姿の男性群が踊っていたのだ。海外で放送禁止(あるいはチェックがはいるような)になる放送はやめてほしい。猛省をお願いしたい。今のままではなにか監視指導する機関が必要と考える。 E 45 神奈川
    3/09 音楽番組。女性がカーテンの中で着替えるが、カーテンを持つ人が面白半分にカーテンを捲り上げて、着替えている様子が映し出されるような演出をしていた。一般市民にこのような悪い嗜好を、面白半分で伝えることはメディアのあるべき姿勢ではないのではないかと思う。お笑い芸人さんだから何をやっても面白ければそれでいいということではなく、女性の人権に配慮する観点からも視聴者としては不快な感じがして、ますますテレビはよくないメディアなのではと考えざるを得ない。 E 36 神奈川
    3/09 情報番組。10代前半での妊娠・出産の責任やリスクについて触れておきながら、実際には10代で妊娠出産をすることを「よかれ」と、むしろ「推奨」している内容になっていることに、大変な衝撃と憤りを感じた。私の子供はまだ小さいが、今後このような番組を目にすることがあると思うと本当に、日本の公共の電波の放送倫理というものに不安を感じてならない。日本人はいつからあのような結論の番組を垂れ流しにすることに何も言わなくなったのか。 E 33 東京
    3/12 バラエティー番組。お笑い芸人が相方などの携帯電話を取り上げてメールを読んでお笑いを取っている。下品で趣味の悪いことである。若い人には悪影響があると思う。 電話 40代 愛知
    3/12 昼夜を問わず民放のテレビ番組全般にお笑いタレントが出演し、下品な芸や暴力的な言葉を発している。今度は褌姿のタレントを子供達を対象にした番組で見かけるようになった。各放送局は番組基準等で「国民の文化の向上に~」と謳っているが、このようなタレントを出演させる事が文化の向上に繋がると本気で思っているのであれば、行政の介入も必要ではないのか。 電話 40代 東京
    3/19 不定期で生放送されるサッカー討論番組だが、毎回酒を飲みながら議論するのは問題がある。未成年が多く見ている時間帯において不謹慎ではないのか。特に自称ライターはタブーとされているチーム内部事情(プライベート)を平気で連続発言したり、生放送中、平気で居眠りしたりと問題。毎回出演させるテレビ局側も問題。 E 21 埼玉
    3/19 バラエティー番組。クイズの問題で出来ちゃった結婚の比率が何%かとの問題があったが、家族でテレビを見ている時間にそのような問題を出すのはいかがなものかと思う。現代ではそういう事情が多いと言っても、そういう人がテレビを見て不快を感じる等、考えなかったのだろうか。 E 27 埼玉
    3/19 バラエティー番組。いろいろなギリギリに挑戦して、失敗すると女芸人が罰ゲームでにんにくなどを食べ、口臭を吹きかけるというコーナーがあった。時には匂いに耐えられず吐いている人もいた。下品でとても見ていられなかった。もう少し下品でないものにしてほしい。 E 12 広島
    3/22 バラエティー番組。子供を楽しませたり、箸の正しい持ち方を教える番組が、ニートを馬鹿にしたプロレスコントをするなんて矛盾している。プロデューサーや企画者の常識を疑う。 E 34 神奈川
    3/30 バラエティー番組。アダルトビデオの各国別女優の喘ぎ声の物真似を放送したのは許せない。一般から1000人もオーデションを行って2名程出場させてたが、何故卑猥で下品な物真似をわざわざ選ぶのか。直接表現的な下ネタは不快でしかない。ポルノの表現を家族で観て一体誰が笑えるのか?選んだ人間が面白ければそのまま放送してしまうのか。家族で観るという形態や放送時間帯を考慮しないで番組作りをしているのではないか。 E 35 埼玉
    報道・情報に関する意見(27件)
    受付 内容 方法 地方
    3/07 宇治市の学習塾女児殺害事件の判決のニュースで、「アスペルガー症候群」を「知的障害を伴わない自閉症」と説明していました。この説明に間違いはなく、最も簡潔な表現だと思いますが、一般の人々に「自閉症」の特性の理解が広まっていない現在の段階ではこの説明を「一般社会に潜む変質者」というように偏見を持って受け取る人もいるかもしれないので、もっと詳しく説明するか、別の表現に変えた方がよいと思いました。 E 32 千葉
    3/08 報道番組。恋人を滅多刺しにして殺した男性容疑者の母親にアナウンサーがインタビューに行っていたが、母親は初めて知ったのか声が震えていた。なぜあんな酷いインタビューをしようと思うのか。視聴者が知りたがっていると言えば何をしてもいいのか?別に視聴者はそこまでして知りたくはない。 E 19 東京
    3/08 このニュース番組は、番組中に「訂正してお詫びします」とアナウンサーが発言することが少し多すぎると思う。30分弱という時間の中で2回程度このようなことになることも何回かあり、番組全体として訂正のシーンが多いという印象を受けた。この番組に限ることではないが、報道する前のチェック体制を見直さなければならないと思う。 E 19 東京
    3/08 報道番組。私はカウンセラーをやっているが、しばらく前から今回の特集で放送されたカウンセラーの影響か「カウンセラー=怖くて相談できない」とイメージを持っている子供が増えている。そういう状況を無視して色々問題のあるカウンセラーとも言えない人物の放送をし、カウンセラー自体のイメージを壊し業務を妨害する行為はやめて頂きたい。これ以上傷つく子供たちを見ていくのは辛い。 E 40代 東京
    3/14 児童に対する犯罪についての特集で、インターネットなどが児童への性犯罪の増加の原因とするような報道があったが、マスメディアは考慮されないのか。例えば雑誌で取りあげられるような、低年齢の児童(特に女児)をアイドルなどとして売り出しているマスメディアの責任はないのか。もし小児に対する性犯罪の原因を取り上げるのであれば、マスメディアとインターネットの両方の責任を取り上げるべきであり、インターネットだけを批判する、またはそのように誘導するような報道は公正を欠くと思う。 E 16 埼玉
    3/20 報道番組。女児への犯罪が急増という報道印象操作、捏造報道が全くおさまらない。急増と言いながら東京都で506件とだけ、局地的な数値の断片のみで客観的データを示さない。ロリコン漫画を読んだらロリコンになり性犯罪を犯したという男がインタビューに答えていたが、これにも客観的根拠が全く無い。日本は児童ポルノの公開件数ワースト8位との指摘があったが、日本と海外では児童ポルノの判定基準が違う事や他の国との相対的数値を伝えない。これらは客観的データに見せ掛けた印象操作でしかない。 E 31 千葉
    3/20 討論番組。この番組で、今の日本の若者はどれだけ安倍総理のことを知っているのかということを示すVTRがあったが、なぜこの若者というのが渋谷の女子高生なのか?若者というのは女性だけではなく、当然男性も含まれる。それにこのVTRでは今の日本の若者は安倍総理のことをあまり知らないという趣旨が感じられた。これは女性差別ではないのか? E 15 静岡
    3/22 報道番組。ラーメン屋が潰れるニュースを放送したがそんなニュースよりもやることは山ほどあるだろう。 E 18 東京
    3/22 最近、女性専用車の廃止と新設が相次いでいるが、廃止についての目立った報道が見られません。京王線や埼京線の新設はあれほど報道していたのに、廃止や縮小となると報道しないのは偏った放送なのではないか。廃止や縮小も報道してください。 E 18 埼玉
    3/26 情報番組。フィギュアスケート選手への生放送インタビューで、コメンテーターが「他選手が失敗して欲しいでしょ?」「他の選手の失敗を喜んだでしょう?」という断定的な質問を繰り返していた。非常に無礼な質問でマスメディアに携わる人間の発言としてはモラルも品位も低い、不快なインタビューだった。視聴率が取れれば下品なインタビューをしてもいいというのは傍若無人な利益追求思考だ。このような報道姿勢は改めるべき。(同様意見1件) E 17 愛知
    3/29 情報番組。不二家騒動の際、『元従業員』を名乗る女性にインタビュー、神奈川県の工場にて賞味期限切れのチョコレートを再利用したとの発言を報道したが、実際に神奈川県の工場ではそのような事はしていなかったとの事。この番組では謝罪はおろか問題に対してのコメントすらなかったようだ。これは視聴者を騙しているとしか思えない。こんな番組が堂々と放送されてていいのか。納豆問題ですら番組打ち切りになったんだから、この番組も同様に、もしくはそれ以上の処置を取るべきではないか。(同様意見5件) E 19 東京
    放送局の姿勢、責任を問う(7件)
    受付 内容 方法 地方
    3/13 ドラマ番組。この番組を見て94年の名古屋アベック殺人事件を思い出した。しかも加害者は少年の設定。ニュースでは未成年者の犯罪を大々的に取り上げておきながら平気で連続殺人のドラマを流しまくる。この局のモラルのなさ、人の命を軽んじる風潮は昔から知っていたが最近はますます過激になっている。こんな愚劣な行為を繰り返すなら公的権力の介入を受けても反対する資格はない。 E 32 千葉
    3/13 某局社長のテレビは娯楽という意見もひとつだと思うが、日本がその方向に走りすぎて社会全体の倫理感が薄れてしまったと思う。こんなに残虐な事件など多いのもこうした倫理観やモラルの欠如が助長していると思う。昔の人の言葉遣いや手紙の文章などを耳にすると、この頃の美しい日本語や態度、心はいったいどこに行ってしまったのかと悲しくなる。メディアから発信される方たちの一言一句、しぐさ、ファッションがどれだけ青少年や市民に影響を与えているかを今一度考え知ってください。なぜお笑い芸人が司会する番組が多いのか?本来のMC職の方の番組を心静かに見たい。特にすぐ人の頭を叩くなど暴力的だったり、簡単に人を見下したり、暴言や毒舌しかしゃべれない下品なお笑い芸人なんて大嫌い。もっとクォリティの高い人物をメディアに出してください。健全な心の育成に役立つ番組作りをお願いします。 E 43 三重
    CM・番組宣伝に関する意見(6件)
    受付 内容 方法 地方
    3/05 BAAマークのCM。BAAマーク=絶対の安全という風に捉えられるから止めて欲しい。マーク付きの自転車に乗っていないが別に安全だ。新しく買えというのがCMの主旨ならリサイクル社会に逆行すると思う。 E 18 東京
    3/09 ボディースプレーのCMの内容が非常に卑猥な感じ(内容はマネキンに商品のスプレーをかけた後,そのにおいにつられて,マネキンにいやらしく抱きつくといったもの)がする。しかもこれが日中にも放送されているので,青少年にも悪影響を与える可能性がある。 E 32 神奈川
    3/13 最近、宗教がらみのようなCMがある。電波を使ったいかがわしい宗教の宣伝は、禁止すべきである。 電話 50代 千葉
    3/19 最近地球温暖化等環境問題が様々な番組で取り上げられているが,より視聴者に理解かつ推進を図る意味ではCMで積極的に流すことが効果的であると感じる。公共広告等でよく目にするが,そういうものをもっと多く流すべきである。 E 32 神奈川
    3/19 青少年に悪影響を及ぼすパチンコや消費者金融が未だにほぼ終日放送されている。しかもパチンコの中には昔のアニメや芸能人をモデルにしたものなどいかにも親近感を持たせるようなものもある。これらのようなCMは時間帯を縮小またはタバコのCMのように全面的にやめてもらいたい。 E 32 神奈川
    差別や偏見を助長する(5件)
    受付 内容 方法 地方
    3/01 情報番組。当方は先天的な障害を持っている者である。番組の中で産婦人科医が足りない理由として、“障害を持った子供が生まれたとき裁判になったりするのが困るという理由・・”という表現があった。医療ミスなどで産婦人科医の責任が問われることが起こるとしても、障害を持った子供が生まれることはそうしばしば起こるわけではない。このような一面的な捉え方で、これから子供を生もうとしている人に恐怖心や誤解を与えるような放送はするべきではない。障害者である当方は番組を見ていられなかった。障害がある人に対しても十分に配慮をした放送をしてもらいたい。 電話 30代 奈良
    3/02 アニメ番組。助手がヒロインの何でもないセリフに激怒し、「私は日本人が嫌いです。日本人が昔、中国で何をしたか、あなたは知らないのですか。そんな知識も、自覚もない日本人と私は馴れ合いたくないだけです」と言われショックを受けたヒロインは半泣きして「知らないわけじゃない。日本が悪い事をしたのは事実だけど」とショックを受けるシーンがあったが、これは日本の歴史認識がおかしい。一方的に中国に対して横暴を働いたわけではない。青少年、子供向けのアニメでこういう歴史認識の間違った歴史を歪曲するような内容を放送するのはおかしい。即刻このアニメ番組を中止し、訂正放送をすべき。ちゃんと青少年や子供に対して正しい歴史認識を身に付けるようなアニメを放送して下さい。 E 22 東京
    3/08 バラエティー番組。ニートをコントで取り上げた。笑いにするようなことではないと思う。ニートやその傾向にある子どもを持つ家庭のことを考えると心が痛む。もっと配慮のある内容にしてもらいたい。 E 45 兵庫
    3/12 ラジオ番組。「片手落ち」という放送禁止用語を使った。これを番組の最後に謝罪していたが障害者に対して大変不適切な発言だ。謝罪して済むような問題ではない E 18 東京
    3/27 アニメ番組。無抵抗の日本人が大量虐殺される描写が放送されたが、私個人日本人としてとても遺憾に思った。この番組については前から日本で放送しているのになぜ反日や反米を強調し描画しているのかととても疑問に思っていたが、今回で堪忍袋の尾が切れたと言いたい。続編も決定したらしいが、このような特定民族を卑下するような事を続けるのであれば、プロパガンダに利用してるのかとでも疑いたくなる。小さいお子さんも見ている場合もあるし、あまり特定の思想に引きずり込んだり、惨殺などの描写は考え物だと思う。はっきり言ってひどすぎます。 E 16 奈良
    演出・表現に関する意見(5件)
    受付 内容 方法 地方
    3/02 ラジオ番組。番組へのメールで「好きな所」を募集していた。番組が始まって直ぐに、パーソナリティーと17歳の女子高生が生電話で話す事になった。異常に早い応募だったのでパーソナリティーのファンの間で噂になっていたが、女子高生が知り合いの番組の構成作家に依頼された事を自身のブログで明らかにし、仕込みの“ヤラセ”だった事が判明した。彼と直接話がしたい為に、深夜の1時から3時まで電話を待っているリスナーを余りに馬鹿にした行為である。彼の歌から受け取る繊細な表現や、テレビで見る腰の低いインタビュー等だけでなく、番組全体が信じられなくなった。 電話 30代 神奈川
    3/30 アニメ番組。一部音声が改竄されており、セリフを無音にしている部分が多い。セリフを無音にするぐらいなら放送するべきではない。原作者、脚本家、声優、関係者を尊重しない編集方法であって、原作者、脚本家、声優、関係者をバカにしている。且つ視聴者をバカにした編集方法である。 E 22 大阪
    食べ物の扱いについて(4件)
    受付 内容 方法 地方
    3/01 料理バラエティー。調理する番組で手元が写るのはわかっているのにタレントにマニュキュアを落とさせないで調理させたのは納得できない。基本的に調理する者は調理するとき、マニュキアをしてはいけない。それを放映するということは調理するときにマニュキアをすることを認めるということ。本人のタレントはもちろんだが番組のスタッフそして料理を評価していた同番組に出演していたタレント達全員に失望した。この時間帯の番組は子供達も見ているので子供達にそれでいいんだと思って欲しくない!(同様意見1件) E 50代 埼玉
    3/05 “グルメ・リポーター”の食べ方が総じて、男女を問わず下品なのが気になる。先日も、ある女性リポーターが鮎を頭から丸ごと口に入れ、もぐもぐしながら「うめー」「うめー」と連発していた。もう少し品良く食べられないものか、と呆れてしまった。子供たちも見ているのだから(見て真似をする恐れがあるのだから)、厳しく注意してもらいたい。 電話 70代 東京
    3/12 大食い大会などの番組やコーナーがあるが、「大食い選手は特別な訓練を積んでいるので真似しないで下さい」などのテロップを流してはどうだろうか?中学生などが真似をして死亡した事例もあるし、安易な真似を防止するためにも必要だと思う。 E 23 青森
    犯罪を助長する(3件)
    受付 内容 方法 地方
    3/01 バラエティー番組。不法滞在を免れるために偽装結婚していることで有名な外人女性を出演させ、下ネタを中心に話を展開している。いわば犯罪者と承知しながら出演させているわけで、公共的な放送を担っている放送局にはあるまじき行為だ。 電話 20代 千葉
    3/07 民放全般で、殺人事件をテーマにしたサスペンスドラマが連日放送されている。殺人を犯す場面や死に至る場面が具体的に描かれた場面が放送されているが、このような番組を見て育った青少年は人の命の尊さを理解もせず「イヤな人は殺してしまえばいい」と、殺人ゲーム感覚で命を奪いかねない。殺人ドラマが各放送局の番組基準を準用していると釈明するのであれば、番組基準そのものを見直すべきで、BPOは毅然たる態度でのぞむべきである。 電話 50代 岩手
    要望(2件)
    受付 内容 方法 地方
    3/05 議員が出演する番組において、事前に視聴者から議員に対しての意見・質問・要望などを受け付けてほしい。司会が言っている事も分かるが、番組を見ている視聴者も議員に対して言いたいことがあるのにそれが言えない。言える場をテレビ局(議員が出演する番組を制作する全局)が事前に設けておいてもらいたい。 E 17 愛知
    推奨意見(1件)
    受付 内容 方法 地方
    3/09 情報番組。サッカーの全国大会の夢を叶えることなく亡くなってしまった高校生の妹が、兄の夢を叶えるべく仲間たちと共に頑張っていく物語に心を打たれた。実話ですが、夢に向かって頑張る事、諦めないことの素晴らしさを子供たちに伝えるためにドラマ化してもよいのではないでしょうか。 E 29 新潟
    その他(35件)
    受付 内容 方法 地方
    3/12 番組タイトル、内容共に、興味本位なものが増えてきた。女性の胸元をアップで映すようなカメラアングル、人の悪いところばかりをあげつらう、言い争い、不必要な破壊・爆発等。毎日毎時間テレビをつけて、どこかの番組を見ていると必ず目に付く。製作会社、スポンサー共に、視聴率という数値によって競争させられ、より過激により興味本位に番組を作り続けている気がしてならない。視聴者もメディアに踊らされないよう気をつけねばならないが、幼児期からテレビを見て育ってきた世代では気付かないかもしれない。制作する側は、そこまでしっかり考えてもらいたい。 E 42 兵庫
    3/14 バラエティー番組。ゲストに対して運勢を占うのはいいが、公共の電波を利用して他人の人生を蹴落とすことはないと思う。教育上、良くないのではないか。本人が納得して出演いるからいいと言うものでもないと思う。 E 66 大阪
    3/22 ドラマ番組。9時という時間帯に、余りにも生々しいセックスシーンをテレビで放送すべきではない。映画であれば見たい人は見に行けばよいが、テレビは家庭に入り込んでいるものである。9時台は小学生から高校生までがまだ見ている時間帯であり、家族団欒の時間帯である。表現の自由とはいえ、あのようなドラマで茶の間の家族団欒まで侵す権利はない。大人でさえ気分が悪くなるようなシーンが多いドラマを、テレビで放送してもらいたくない。(同様意見2件) 電話 60代 石川
    3/26 アニメ番組。虐殺シーンが流れていた。この番組はTV上では深夜枠であるものの提携先で前回放送分をネット配信している。人が死ぬ、殺されるシーンを当たり前のように描写していいものか、人気番組であるため視聴者への影響も心配される。出来れば放送全般で残虐なシーンは流さず音声で伝える手法を取るように規制していただきたい。 E 22 佐賀
    3/26 紅白歌合戦の件についてのNHKとの意見交換を見た。『問題のパフォーマンスについては、不快に感じない視聴者もおり、番組基準にある卑わいなことば、動作に当たらないと考えている(要約)』には驚いた。視聴者全てが不快に感じないと卑わいではないと言うのだろうか?これでは安心してNHKにチャンネルを合わせられません。NHKには高い放送倫理を期待しているが幻滅だ。受信料の支払い義務化の議論がなされているが、私は今のNHKの考えには同意できず、協力はできない。 E 24 和歌山
    3/28 未成年の喫煙で解雇されたアイドルに対してワイドショーが総じて同情的な意見を寄せていたのに驚愕した。中には「たかが喫煙で解雇なんて厳しすぎる」という信じられない意見を述べていた方もいた。未成年の喫煙は法律で禁じられているという事、それを青少年に対して影響力の高いタレントが2度もやってしまった事を厳しく追及すべきであり、謝ればいいというものではない。このような不祥事を起こしたタレントは二度とテレビに出さないようにBPOもちゃんと働きかけてほしいと思う。 E 20代 埼玉

    2007年2月に視聴者から寄せられた意見

    2007年2月に視聴者から寄せられた意見

    情報ワイド番組を中心に取材・報道のあり方(やらせとの指摘を含む)に、放送の影響力、公共的な放送のあり方、公平・公正、メディア(取材)規制と言論・報道の自由にそれぞれ意見があった。占い師や霊能者の出演する番組についての批判も続いた。

    2007年2月の1ヶ月間に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,222件で、1月との比較では126件減少したものの寄せられる意見は多い。

    意見のアクセス方法の割合は、Eメール65%、電話30%、ファクシミリ3%、郵送ほか2%である。(*Eメール数には同一人の同意見を含む)

    男女別では、男性74%、女性24%、不明2%で、世代別にみると30歳代(24%)、20歳代(21%)、40歳代(16%)、50歳代と10歳代が(10%)、60歳以上(9%)の順となっている。

    2007年2月に視聴者から寄せられた意見 1,222件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2007年2月件数
    人権等に関する意見 19 件
    放送と青少年に関する意見 272 件 [ 意見内容 ]
    放送番組全般にわたる意見 573 件 [ 意見内容 ]
    BPOに関する意見・問い合わせ 89 件
    その他(放送関連以外) 269 件
    意見件数 計 1,222 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は410件(27放送局)であった。

    番組全般

    2007年2月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(1,222件)の53%にあたる646件が“不適切な内容や発言・表現、低俗、下品、モラル欠如”など、番組のあり方についての指摘となっている。

    中でも【情報番組(ワイドショー)・バラエティー】などに関する意見が多く、“不適切な内容・表現と不適格な出演者”(418件:全体の34%)、“低俗・下品”(149件)、“モラル・倫理観の欠如”(79件)の順となっている。

    特に個別番組や特定放送局への意見では【情報ワイド番組】を中心に“取材・報道のあり方(やらせとの指摘を含む)”に184件、“放送の影響力”(78件)、“公共的な放送のあり方”(44件)、“公平・公正”(43件)、“メディア(取材)規制”と“言論・報道の自由”にそれぞれ36件、35件と多い。また、放送界への批判は57件(1月・2月合算で252件)となっている。

    継続的に寄せられる意見では【バラエティー番組】に関して“不適切な表現・発言、不適格な出演者”との指摘が142件(そのうち、『いじめや差別につながる発言・表現、放送倫理上問題』などの指摘は145件)あり、占い師や霊能者の出演する番組についての批判も続いている。

    この他、「政治関連(政治問題、国会審議等)には138件が寄せられている。そのうち、「柳沢発言」に関しては34件であった。

    なお、「人権等権利に関する委員会(BRC)」への相談・意見(19件)とは別に、番組・青少年各委員会に寄せられた意見の中で「人権問題や差別にあたる表現ではないか」との提起や懸念は223件であった。

    【放送局の対応・姿勢】に関する苦情・抗議は185件で視聴者応対に関する苦情がほとんどである。

    【CM関係】前月の94件から71件と減少したが、その内容は「不適切な表現・内容」とするもので、「宗教団体の不透明なCM」への苦情が目についた。

    概要

    【特記事項】(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」などから抜粋)

    • 昨今の民放の不祥事について、民放各社の経営陣は全く危機感がないのではないか。本来、放送には“報道の自由”が認められているが、これは裏返せば“放送の自主・自律”であり、夫々の放送局の“自主規範”が真っ当に発揮された上での認識であるはずだ。然るに、総務省を中心とする放送への行政介入を招く前に(既に招いているとも言えるが)放送局自らが行動すべきだ。この際、ゴールデンタイムの2~3分を削ってでも、各社社長は放送界の緩み・たるみ・不行跡を反省し、全視聴者にお詫びと綱紀粛正をすべきではないか。中国で尻を出した馬鹿なタレントにしても、日本の緩みきった放送界が生んだものだ。本来なら、即逮捕となるべきもので、共産国の厳しい国家統制の怖さを認識しない半ボケ放送人や芸能人達の稚拙さには呆れ果てる。
    • “納豆ダイエットのデータ捏造”の一件以来、報道番組についても信用ができなくなった。私の周りにもテレビなんてどこもそんなものという認識を持っている人がとても多く、これからますますテレビは信用できないという風潮が高まるだろう。視聴者の立場から言わせてもらえば、信用できない一番の原因はテレビ局が自分の過ちについて徹底的に報道していかない姿勢、また社会的な責任の重さを放送界が認識していないということを視聴者もうすうす感じているためだ。
    • マスコミはもっと自分の仕事に責任と誇りを持って活動してほしい。嘘八百やのぞき見嗜好はやめなさい。そうしないと国民から見捨てられてしまう。または政治から制限が加えられないと活動できなくなってしまうのではないか。

    【取材・報道のあり方】

    • 滋賀児童殺害事件における、病名と責任能力及び事件を直接関連付ける報道に対して。統合失調症は名前の通り「症候群」であり、この病気による症状が全て同様になるわけではない。したがって、単純に病名を報道する事は誤解と偏見を与えることになるため反対する。何よりも、現在は精神鑑定もされておらず、事件との関係も明らかにはなっていない。精神病である事が責任能力の有無と直接関係するとは限らない。実際に、私の母も統合失調症だが暴力も近隣とのトラブルもない。このような精神病者も現に存在する。これは治療期間に限らず、それ以前から暴力的な傾向は無かった。また、一部に「誰が犯罪を起こすかわからない」と指摘があるが、それは健常者でも変わらないはずだ。病名のみによって、事件との関係性や責任能力を判断することは不可能だ。このような報道はすべきでない。
    • 重大な事件を起こした容疑者が「広汎性発達障害」を持っている場合、その特性による独特の表現や自分の気持ちや考えをうまく伝えられないことがある。後に容疑者が「広汎性発達障害」と判明し、事件の要因や背景が明らかになっても、視聴者には事実よりも逮捕直後の報道で作られたイメージの方が印象に残りこの障害が容疑者の「異常性」の“答え”のようになりかねず、この障害を持つ人達への誤解と偏見につながっていると思う。テレビ局には「広汎性発達障害」に関するガイドラインを作り、容疑者にこの障害の可能性が考えられる場合は憶測での報道は控えるようにお願いしたい。
    • 一部真実に反する内容があると考える。私の娘も「骨形成不全症?型(致死性)」と診断され、治療で生き延びている。放送後2/5(月)に担当主治医へこの病気と生存者について確認をしたところ、この病気は最近では致死性ではなくなっている上、生存者も増え小中学校にいっている子供もいる。2/3放送内容の「根本的治療法」と「生存者極めて難しい」の部分についての訂正をして欲しい。裏付けも取らないで平気で真実に反する放送をするのはほめられることではない。病状の悲惨さを拡大するような内容であると思われた。テレビの情報偽装の中でも今回は人命がかかっているのに、治療法があるのに「ない」と紹介されて、患者とその親たちにとっては生きる望みが「ある」と「ない」との差である。そこで2/5に在阪キー局に電話したところ気の無い返事に怒りを感じ、系列の在京キー局にも電話をした。「あなたの言っていることが正確で正しくてもお詫びと訂正の放送はしないと思います」と言われ、『有効な治療法があることを教えたい』と伝えたら咳込んではぐらかされた。新聞社に投稿するといったらいきなり電話を切られた。的確な治療を早期に行なえば恐れるに足りないなのだ。この真実を知らせたいと同時に間違った報道姿勢を正したい。
    • 病気川口園児死亡事故の厳罰化は本当に良いのか?遺族は運転手に対する危険運転致死傷罪の適用を求め署名活動をしているが、適用する声をあげればあげるほど法制上は逆に危険運転致死傷罪を適用しにくいのではないか?業務上過失致死傷罪の量刑厳罰化には賛成できるが、マスコミでの取り上げ方が派手だったため、賛同する署名者が18万人にも上ったのではないか?事故も事件化してしまっているのはマスコミの影響もあるのではないか?川口園児死亡事故は確かに4人の園児が死んでいるという一面もあるが、道は60キロ制限のスクールゾーンでも無い所で、歩道やガードレールすらない。保育園や行政の問題も有るのではないか。一方、世田谷のタレントの長女の事故の場合は、スクールゾーンで信号のある横断歩道であれば、この運転手こそ危険運転致死傷罪だと思う。亡くなった人の数だけの問題ではなく、法制の問題だろう。川口園児死亡事故の厳罰化運転手に対する危険運転致死傷罪の署名18万人って、結局はマスコミに踊らされている気がする。一週間を通して毎日朝から晩までワイドショー報道って本当にいいのだろうか?
    • 柳沢大臣の発言について。ほとんどの放送局が「柳沢大臣が『女性は産む機械だ』と発言した」と伝えているが、大臣は、母体を生産装置にたとえたのであり、「女性は産む機械だ」とは言っていない。言ってもいないことを言ったというのは、歪曲といえないか?今回のマスコミ報道は「柳沢大臣は女を機械だと思っている」と事実を歪曲し、世論を誘導しようとする悪質なものと考える。放送法にある中立公正さに欠けるものだ。
    • 「無駄な知識」を扱う番組の企画コーナー「雑種犬能力検証」で“やらせ”が発覚した。実際の飼い主ではない動物プロダクションの男性の社長を出演させ、衣服の中にドックフードを入れて撮影した経緯が判明し、同局広報部は「“やらせ・捏造”とは違うものと考えている」とコメントしているが、例えバラエティー番組だとしても許容の範囲を超えている問題だ。関西局の“データ捏造事件”以降も、他のキー局は“頭が良くなる音”について、学習塾に風鈴を持ち込んで取材し、更に論文著者の許諾を得ずに放送した問題が判明。総務省が事実関係の調査を始めている。相次ぐ捏造疑惑に視聴者はニュース報道さえ疑心暗鬼を持つようになっている。報道機関としての使命が問われている問題と自覚すべきである。
    • 宮崎県の前知事が官製談合事件で辞職に追い込まれ、サプライズ選挙で誕生した新知事の報道に行き過ぎがあるのではないか。15日開会された初の県議会で所信表明したばかりで、未だ何ら成果も出ていないにも関わらず知事の動向を連日報道している。また、彼自身も過去に不祥事を起こしているがこの事については一切触れていない。このような報道姿勢に今後実能力の有無に関わらず、県の広告塔として有名人が使われるのではないかと危惧している。“捏造問題”で明らかのようにテレビの影響力は絶大である。行政の介入を抑止する為にも倫理観を持った報道を要望する。
    • 宮崎のマグロ漁船沈没後に救助された3名の方々に対しての取材方法は極めて非常識かつ不法侵入と判断できる。宮崎大学病院で東京キー局のスタッフが取材をしている。これに対して大学側が抗議をしたが全く相手にされていないようだ。捏造も含めて、現状のマスコミの酷さにはやはりきちんとした対応が必要だ。
    • 「地方の公共交通機関がなくなる」という特集で、赤字で町営バスが廃線となったため通院に困った老人を病院へ送り迎えしていた男性が白タク行為で2度も捕まったという話を紹介し、町の交通行政や警察を激しく非難していた。自分もこれを見てけしからんと思い今朝、町役場に抗議の電話をしたらなんと、次のようなことが判明した。この番組の取材が行われたのは昨年の夏(番組ビデオを見たらみんな夏服だった)。その後、10月頃から打開策について町とバス会社、NPOの間で話し合いが進みすでに解決の目処が立っているのだという。つまり、この日の番組は7ヶ月前のニュースを報道し、放送時点では当時と状況が変わっていることを全く説明していなかったのである。視聴者を騙したのである。これは“納豆データ捏造”に劣らず悪質なのではないか。
    • 報道番組と情報番組を一緒にしてはだめ。朝、各民放の番組はほとんど情報番組で、報道番組ではない。情報番組は各局、報道局で制作されていない。ましてコメンテーターは専門家ではなく、コメントも責任なんてない。どんな間抜けなタレントでも、出演料が安く目立ってくれればそれでよし。よほどのあほな事さえ言わなければ使い回しが出来る。もちろん司会者も、面白おかしく進行できて視聴率さえ稼げればよし。一般的な報道キャスターなんてモンじゃありません。単なる話題性を持っていればそれでいい。只問題は、報道番組まで情報番組化していることが問題なのだ。それは裏を返せば、その局の報道局の人材のレベルの低さを露呈しているだけだ。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 私は障害者手帳保有者。この度はテレビ番組であまりにも障害者全体の人権を無視した発言があったので連絡する。番組全体が知的障害者、精神障害者全体に対する誤解を煽るような内容。そのなかでも早朝からの情報番組の著名な司会者が「障害を抱えてるとか、授産施設に通っているとかは『加害者』の事情であって、それよりも何よりも『一般の健常者』が安心して生活できることを第一に考えなくちゃ困るじゃないですか」と、まるで『一般の健常者』以外、すなわちすべての障害者が「加害者」で障害者の権利よりも『一般の健常者』の権利が優先するというような表現をした。またコメンテーターの某氏は「アメリカでは犯罪歴が公開されている」と、まるでアメリカで障害者の犯罪歴が公開されているようなコメントをした。実際に公開されているのは性犯罪者のみ(それすら問題視されている)で、公開に踏み切っているのは先進国でアメリカだけ。いずれも訂正も謝罪もされていない。
    • いま“データ捏造”が大きな問題になっているが、他の番組にも健康に被害を及ぼす番組がいくつもある。例えば、某司会者の昼の健康情報番組でも「豆腐が健康に良い」とか「こういうものを食べれば健康に良い」と言うような放送をしている。テレビを一日中見ている高齢者はテレビの言うことを信じやすいので、果たして根拠があるのかどうか疑わしいことでもその気になってしまう。テレビの言うことを簡単に信じ込む高齢者にも問題はあるが、説得力のある口調で断定的な物言いをするこの司会者には家族一同大いに困っている。
    • “データ捏造事件”では、科学的装いによる虚偽が問題となったが別の在京キー局の霊能者の番組で扱っているような内容はそもそも検証自体が不可能。虚偽や騙しがあろうがなかろうが、検証の枠組みにかけようがないから何を言っても放免される。科学的装い(データ提示など)をした場合は虚偽がばれると制裁されるが、嘘は百篇言えば本当になるというのを真顔で見せ付けられる思いがする。この手の出演者の中には、自身が自身の能力を信じ込んでいることがしばしばあるので、騙しの意図があろうとなかろうと、放送に適さないものは制作者側がコントロールする必要がある。このような番組と“データ捏造のケースとの番組制作の倫理基準の矛盾を解消していただきたいしこのような番組の継続を危惧する。
    • 私は、かつて慰安婦騒ぎがつくられた現場に立ち会ったことがある。1991年にNHKの終戦関連企画で、私は強制連行をテーマに、同僚は慰安婦をテーマに取材した。韓国で数十人の強制連行経験者に取材したが、軍が連行したという証言は得られなかった。強制連行とよばれるものの実態は、朝鮮半島で食い詰めた人々が高給にだまされて日本の炭鉱や軍需工場に出稼ぎに行き、ひどい条件で労働させられて逃げられなかったという「タコ部屋」の話にすぎない。慰安婦も、売春でもうけようとする民間の業者が、貧しい農村の女性をだまして戦地に連れて行った公娼であり、「従軍慰安婦」という言葉も当時は使われなかった。又キー局の偽装放送か!もうこの局の放送権停止を要請します!
    • 近年、温暖化が深刻な状況にあるのは明らかなのに、情報番組、ニュース等では毎年「暖冬」の言葉が出る。年間通しての平均気温が上昇してきている今、「今年の冬は平年に比べたら暖かい」という印象を受ける暖冬という言葉は合わないのではないか。(もちろん、定義的な事を言っているわけではありません)また「雪が降らなくて過ごしやすい」「暖かいと行動的になるので消費に繋がる」などと平気で発言するキャスターも何人か見受けられた。地球規模で考えればそんな事を言っている場合じゃないということぐらい、すぐに分かるはず。加えて「暖冬の影響で~」という言葉をよく耳にするが、温暖化などの原因があって暖冬になっているのでこの表現はおかしいと思う。
    • 「オール・アイ・ウォナ・ドウ・イズ・メイク・ラヴ・トウ・ユー」は「『望みは人生の大切な時をあなたと過ごしたい』という意味です」と言っていた。うわー!とテレビを見ていてひっくり返った。こんなことを公共放送がテレビの教育番組で言って、それを聞いて信じた女性が英米でこのフレーズを使ったらどうなるか?この局は責任を取れるのか?モラルというものが無いのか?
    • 「幻の巨大魚を捕獲せよ!~」とのタイトルで、タイ国に探検に行った様子を放送していたが、タイの自然界には生息しない“ピラニア”や“人食いスッポン亀”を捕獲していた。不審に思い放送当日(22日)局に電話した。担当者は『スッポン亀は現地の人が飼っているのを借用した』と説明した。しかし、放送中にはそのようなコメントや表示は一切無く、納得出来ないので翌日再度電話した。昨日とは別の担当者が「バラエティー番組だから問題ない」と返答したが、バラエティー番組であれば、「捏造」や「やらせ」などが全て許されるとしたら放送倫理上大きな問題である。
    • チリの”アニータ”が来日したが、亭主から億単位の県民の金を貢がせた人物であり、日本人、日本国を馬鹿にしている。本来なら入国させるべきでない。滞在中、公共の電波である放送局は”さん付け”で呼んだり、”追っかけ”までしている。各局のお偉方はどう見ているのか。常識外で視聴者を馬鹿にしている。あほらしく腹立たしく不愉快であった。
    • 民放では、「ご意見募集」とか「おはがきを下さい」と言っては視聴者の意見を募集する。しかし、こうした意見を募集した結果をきちんと放送した事はほとんどない。放送局に電話をしても確たる回答は得られないし、放送に対する視聴者の改善要求などまるで無視して、一向に番組は良くならない。それどころか、何か事が起きると全ての放送局が一斉に取り上げて、あることないことを騒ぎ立てて、当事者である個人を自殺に追いやってつぶしてしまうことすらある。最近の放送局は一体なにをやっているのか。BPOの指導に期待したい。
    • 科学的に検証出来ない内容の番組は放送すべきではない。出演者の霊感的な能力は事前に得た情報を利用する「ホット・リーディング」(事前調査をした情報を使って超常的な読心術を装うテクニック)ものである。テレビには彼以外にもこの種の超能力者や、霊能力者が出演しているが、この手法は霊感商法に用いられている手法であり、倫理観が問われる問題だと認識すべきである。

    【その他、番組全般】

    • 番組宣伝では「皆様の疑問・質問に答える」というようなことを謳っているが、実際には自社の新番組の宣伝ばかりしていて、番組の本来の目的である、視聴者の苦情や批判に類する項目の検証は一切放送しない。大きな不祥事が起きた場合は別として、都合の悪いことには答えない体質、番組名にそぐわない視聴者の苦情や批判を受け付けないものは非常に不満である。
    • ラジオをメインの情報源にしている。午後の各種相談の番組で「産婦人科」相談のときに何故男性アナウンサーを担当させるのか?女性アナウンサーと2人でやっている番組だ。もうちょっと考えて欲しいものだ。専門医と電話相談者の方がやり取りをしている時、男性アナが相づちを打ったりするなど全くあきれる。
    • 2/18に開催された「東京マラソン」の報道はNHK、民放ともかなり過剰の感があった。他の地方でもこの種の行事は多く行われているが、それほど大きくは取り上げられなかった。スポーツに限らず、各種行事は東京で行われているというだけで大きく扱われている。メディアは地方の行事にもっと注目すべきであるし、都市の問題を積極的に扱うべきである。

    【CM】

    • 都市機構のCMで賃貸住宅内の住民たちとの挨拶程度の礼儀などを「面倒くさい」と表現しているが、そのような人間としての最低限の礼儀を面倒などと言ってよいのか?確かに最近では近所付き合いが減ってきていると思うが視聴者が頻繁に接するCMで堂々とこのようなことを言っていてはダメだと思う。
    • 最近はカードローンのCMが午前7時台と午後9時台によく放送されている。消費者金融会社は2006年4月から、午後5時から午後10時までと、午前7時から午前9時まで自粛時間を延長したにもかかわらず、どういうことなのか?カードローンの実質年率は消費者金融とほぼ同じだ。カードローンのCMも絶対に規制して欲しい。
    • 最近、いじめや悲惨な交通事故など社会問題が山積している。単に報道等では防げるものではない。そこで、いじめ等を助長する番組の放送をやめていただくことを要望するとともに、パチンコや消費者金融といった青少年等に悪影響を及ぼすCMを放送するくらいなら、いじめや交通事故、公共マナーのあり方についての公共広告を終日積極的に放送して欲しい(単に広告の差し替えのために公共広告を差し込んだり、夜中、早朝の放送というものもやめて欲しい。それでは公共広告の意味がない)。日中にパチンコや消費者金融のCMがまるでわがもの顔のごとく放送されているのを見ると、大変不愉快である。上記について検討方お願いしたい。

    青少年に関する意見

    意見分類 2007年2月件数
    E-mailによるもの 253 件
    電話によるもの 18 件
    郵便によるもの 1 件
    FAXによるもの 0 件
    意見件数 計 272 件

    (男性209件、女性63件)

    【意見の概要】

    • 2月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは272件と先月とほぼ同数だが、アクセス方法でEメールによるものが更に増え93%を占め、年代別ではこれまで平均して30代が最も多かったが、今月は10代からの意見が32%とトップを占めた。
      内容に関しては今月も“いじめ”を含む意見が52件と多いが、「バラエティー番組等がいじめを助長している」とった批判意見に対する反論が33件と半数以上を占めた。
      また、全体でも、ホームページに掲載された意見に対する反論が125件と急増しているのが目立つ。

    【意見の抜粋】

    {お断り}

    放送と青少年に関して、電話やホームページ、FAX、郵便でいただいたご意見の中から、代表的な意見を抜粋して掲載させて頂きます。
    ただし、意味不明なもの、個人攻撃や誹謗中傷にあたるもの、不快感を与える表現などは非掲載とさせて頂いています。  
    また、いただいたご意見は事実関係などを確認できない場合もあるため、放送局名、番組名、出演者名は原則削除させて頂き、あまり長い文章は要約、類似意見は代表的なものを掲載させて頂いています。

    [内容分類]  [E]はEメール

    “いじめ”or“イジメ”を含む意見(52件)
    {批判意見}19件
    受付 内容 方法 地方
    2/01 情報番組。また血液型で中傷する番組をやっていた。今はイジメが多い世の中なのに、それに拍車をかけているとしか思えない。二年前にあれだけ叩かれているのに学習能力がない番組だと思った。(同様意見2件) 27 北海道
    2/01 ドラマ番組。番組告知スポットで、女の子が出てきて「一度死んでみる」という台詞がある。昨今、子供の自殺が多いので、子供に刷り込みの影響があると思う。中止して貰いたい。 電話 60代 東京
    2/06 情報番組。ゲストの顔の小ささを非常に強調し、それでも足らず出演していた別のゲストを隣に呼び、顔の大きさを比べこれだけ顔の大きさが違うということを強調していた。肥満と違い顔が大きい人間は努力しても顔は小さくならない。なぜ顔の大きい人間はただ顔が大きいと言うだけで笑われなくてはならないのか。なぜそれは笑いにしてもいいという風潮があるのか。テレビでこのように当たり前のように≪大きな顔≫をバカにしているとも取れる発言を全国に放送されたら、永遠に顔の大きい人間は馬鹿にされ続ける。 31 新潟
    2/13 バラエティー番組。家族で楽しく(懐かしく)視聴していたところ、出演者の顔を粘着テープでぐるぐる巻きに(眼鼻口を塞ぎ呼吸すら出来ない)するシーンが突然放送された。いじめが社会問題となっている時にあまりに無神経。子供たちのふざけに即つながるシーンについて規制は無いのか? 44 長野
    2/13 報道等で遺族がいじめで失った子供の名前等を放送していたが、こうした行為を行うことがいじめをはじめとした様々な社会問題を解決できる手段だとは思えない。家族を失った悲しみは常識的な感覚を持った人間ならよく理解できるだろうし、起きてほしくないことだが、やや軽率なのではなかったか。良い悪い以前に無闇やたらに実名を「公共の電波」に流すことで、全くの無関係者にトラブルが生じることもあり、それは大変恐ろしいことだということもよく考えて欲しい。マスコミが無分別に放送することが一番の問題であると思うが、一度流れてしまうと、取り返しのつかないことにもなりかねない。私の親族にも同じ名前の人間がいるが、やはり職場などで、若干のトラブルに見舞われている。気持ちはわからなくないが(大変言いにくいのだが)やはりこうしたことは起こらないようにしてほしい。 埼玉
    2/21 福岡で同級生にズボンを脱がされそうになった男子生徒が自殺。後に加害者が書類送検される事件があった。このようないじめが起きる背景には、バラエティー番組で男性タレントの服を無理やり脱がすような演出があると思う。思春期の男子が周りに無理矢理裸にされるのは、自殺したいぐらいショックだ。だから、そういった行為を誘発するような、バラエティーで男の裸を晒す演出はやめてください。 32 京都
    2/26 バラエティー番組。ボードを倒せたら料理を食べられるという企画で、ある芸人がひたすらいわゆる「いじられ」るシーンが続いた。最初は言葉で、「おまえ、~しろよ!」とか「~すんな」、だんだんとエスカレートして覆面をさせられ、奉仕労働をさせられ、挙げ句の果てには「食べられないのはあとは○○(他の芸人のこと)だけだな」と存在そのものが消されるという屈辱的な状況。大人が見れば冗談だとわかるが、これほどいじめ問題が社会問題化しているにも関わらず、このような番組を公共の電波を使い放送するテレビ局に激しい怒りを感じる。 29 東京
    {反論}33件
    受付 内容 方法 地方
    2/08 「いじめ」「いじめ」って、何でも子供を引き合いに出してバラエティー番組や報道、または特定の関西芸人を批判して、視聴者は何を考えているのだろうか。自分の監督不行き届きはそっちのけにして、TVに責任転嫁ばかりするな。いい言葉遣いでは無いが「殺す」「死ね」位で過剰に反応していたら、言葉は何でも人を傷付けると位置づけているのと同じだ。寧ろ言葉狩りを助長している。(同様意見5件) 22 東京
    2/08 最近何かといじめに引っ掛けて「ある関西芸人が頭をド突くのはどうか」や「ある関西芸人は死ね・殺すを使ってる」などの批判が多いが、よくよく読んでみると遠まわしに関西の文化や風習、更に関西人批判をしている。何故か特定の芸人だけが批判されているのが不思議で仕方ない。だったら関東の芸人は悪くないのか。(同様意見2件) 22 大阪
    2/16 太夫(ツッコミ)と才蔵(ボケ)で成り立つ上方漫才しきたりのどつき漫才の事を、暴力行為やいじめの根源と位置づけるのは、極めて遺憾である。おちゃらけ番組でも誰かがボケたら叩かれるのは当たり前だし、叩かれる方も突っ込まれる事はおいしいと思っている。 26 島根
    2/22 いじめってものは、いじめっ子の親が厳格で子供の行動を縛り付けているから、ストレス解消の為に学校で虐めるパターンの方が多い。テレビの芸人がやっていた内容を模倣するなんて事は数少ない。テレビの世界を真に受け過ぎ。ネットの影響力が大きい世の中だから尚更。 16 福岡
    2/26 「いじめ報道をやめろ」という意見があるが、いじめ報道がなくなると学校や教育委員会は、またいじめに無関心になるので続けるべきだと思う。また、いじめ相談室などの情報も、積極的にテレビやCMで取り上げたほうがいい。 50代 東京
    2/26 ニュースや報道でいじめの報道があるが、いじめというのは加害者が悪いわけであって、決して被害者が悪いわけではないので、被害者の報道を短く、いじめの加害者にいじめをする事は最低と思わせるような放送をどんどん流してもらいたい。 27 愛知
    2/28 子供向け特撮ドラマについて、何かあるとすぐ「教育上良くない」「暴力シーンは虐め予備軍を作る」と言うが、あまりにも過敏に反応しすぎだと思う。確かに度の過ぎたものはあり、規制すべきにしても、幼稚園児にはきちんとしつけをすればいいし、小学生にもなればやって良いことと悪いことの区別くらいは付く。いじめを思わせる場面が流れたなら、それを批判するだけでなく「絶対にしてはいけない」と教えることもできるのではないか?親がしっかりしていれば、滅多なことがない限り子供はいじめに走ったりしないものだ。 23 青森
    視聴者意見への反論・同意(92件)
    受付 内容 方法 地方
    2/08 数ヶ月前~1年前にリニューアルされた番組や企画変更された番組に、リニューアル前の苦情を出す人は何を勘違いしているのだろうか。明らかに矛盾している。見ていない番組には苦情を出すな。 34 高知
    2/08 ある芸能人が人の頭をど付く行為や、暴言発言に対して毎月批判を出す人もそろそろしつこいと思う。昨日今日始まった事ではないし、昔の彼らのテレビ番組に比べたら大分改善された方だろう。愛情表現を暴力や暴言に換算するのはおかしい、TV上で無視した方が相手もショックだろうし、それ以上酷なことは無い。視聴者も本気と冗談を見分けるべき。(同様意見2件) 23 東京
    2/08 最近、芸人のバラエティー番組に苦情を出す人が多いが、芸人が真剣に討論の司会をしてる番組の方が違和感を感じる。芸人は本来人を笑わす職業だ。 17 香川
    2/08 番組に対しての苦情に関して、外国のTV放送の例を出して「日本人の恥だ!」などと言い、あたかも日本国民全体が思ってるかのように書いている人は、自分の意見が一番の恥だと思わないのか。日本人が紳士だと思っている国の放送の方が、実際には日本より酷い放送を行ってるのが現状であり、現実である。先進国のアメリカやイギリス、オーストラリアなどでは、殺人事件での死体をモザイクを掛けずに放送して、娯楽番組でも暴言や罵りあい、日本での差別用語や放送禁止用語を平気で流している。外国の大手の放送局だけを例えに出すのは極めて危険な思想ではないのか。(同様意見5件) 45 東京
    2/08 子供に気を使って苦情を出すなんて、成長過程での育児放棄を認めずに周りの世間の所為にしてる人と同じだ。子供を甘やかすから子供が言うことを聞かなくなって犯罪を起こすんだ。民放の些細な改善で心が綺麗な子に育つのなら大いに拍手をしてあげたい。そんな些細な事で苦情を出すから民放がつまらなくなるのだ。そんなに嫌ならNHKなどの有料放送以外は、自己の責任で映さない様に。(同様意見5件) 15 三重
    2/13 ボクシングなどの格闘技が主流の中でバラエティーを批判するのはどうなのか。子供が通学している学校では、バラエティーの真似事より格闘技ごっこの方が流行っている。子供を持つ親としては非常に好ましくないと思う。下手すれば、内臓破裂や網膜剥離の危険性も伴う。未だにバラエティーを批判してる親は、時代と感性がズレている。 28 神奈川
    2/13 インターネット掲示板が主流の中、テレビを批判する時代でもない。ましてや某掲示板で大人げのない事を書いてる大人の人たちの方が子供に悪影響。自分の子供を出汁にして番組を批判する人は、架空の子供を利用しているのではないかと思う。 22 和歌山
    2/13 演芸番組の出演者を目の敵にするが、視聴者によってはその人らを憧れのスターだと思ってる人も多いのは事実だ。明日のスターを目指す人ならその人らを反面教師にしたり、違う芸を確立させるお手本である。そうでなくても仕事や学校で疲れて、その番組を楽しみに待ってる人も多い。若者の夢や希望や道楽を摘み取るような事は慎んでほしい 54 愛媛
    2/19 お笑いに釘を刺す視聴者は、逆にドキュメント番組やドラマが増えた方が危ないと思わないのか。道徳を教えるのも重要だが、暗い番組だけを放送するのも危ない話で、ドラマ・お笑い・ドキュメント・報道等のバランスが取れてるからこそ成り立つ話だ。 13 群馬
    2/20 『暴力シーンがあるから、番組には暴力を肯定する意図があるのだ』ではなく、暴力を否定するために暴力シーンを敢えて放送しているのではないだろうか。暴力を駄目だと思うのなら、暴力シーンがあったらその都度「こういうのはダメなんだよ」と子供に教えればいい。子供向け特撮ドラマのアクションシーンは、そういう『きっかけ』を作っているものなのではないだろうか。これは子供向け番組の長所でもある。次に「複雑な人間関係の描写は不必要」といった内容の意見について。これは私は『必要』だと考える。難しいドラマを理解しようとすることは子供にとって良い勉強になるし、それに、高度な作品にすることで大人は大人の見方で楽しめる。家族団らんの「きっかけ」にもなりえるのではないか。(同様意見3件) 23 青森
    2/20 先月の「討論番組推進派」の人に一言。確かに息抜きとして笑えるやり取りの部分もあると思う。しかし真面目な番組を笑いで誤魔化すのは、単なるおふざけ行為に過ぎない。討論番組とバラエティーを一緒くたに認識する人は、何の為に討論番組を視聴するのか。(同様意見3件) 46 東京
    2/20 スペシャルドラマを推奨する一方で「中学生で妊娠したり、女子高生がヤクザの組長になる」ドラマを非難する意見があった。また、サスペンスドラマを批判する意見はたびたび見られるが、あまりにも「中学生の妊娠」「ヤクザ」「殺人」といったドラマの一部分のみを取り上げ全体のメッセージを読み取ろうとしない人たちが多い。どれもそれらのことを推奨などしていない。木を見て森を見ないような人たちがテレビの批判などするのはおかしい。 29 神奈川
    2/20 「お笑い芸人は子供に悪影響」という意見が後をたたないが、某占い師のほうが余程悪影響だと思う。共演者達は皆本人を「先生」と呼びペコペコ頭をさげて機嫌をとり、VIP扱いしている。これを見た子供が「この人は偉い人だから、この人の言葉は全て正しい」と誤認する可能性があるからだ。お笑い芸人はネタで人の心を和ませ癒す事ができるが、この占い師にそんな能力はない。 27 東京
    2/21 特撮ドラマについて、第一話から早速批判意見が寄せられたようであるが、反論させてもらいたい。一定の期間を置いた上で、作品のテーマ、訴えようとしていることは何かを評価することは良いだろう。だが、第一話だけを見て、作品がどうこうと全体を論じるのはいかがなものか。ましてや、一部の描写を見ただけで「作品は暴力を肯定する意図があるのだ」と決め付けて論じるのは論外である。 23 青森
    2/23 深夜アニメは子供対象のアニメはやっていない。なのに子供が真似するとか何とか言う意見のせいで規制されたり色々変更されたりするのはいやです。何のために深夜にやっていると思っているのでしょうかと言うことです。アニメは子供の見る物という常識は消えつつあることもご理解下さい。(同様意見3件) 20代 大阪
    2/23 子供が見ている云々と言っている人たちは、テレビの方でしか規制できないのか?自分達で子供に制限を設けるとかできないのか?あと、深夜アニメで落書きはやめましょうって言ってる人がいたけど、そんな時間帯に子供は見ないはず。深夜にやる意味を考えましょう。もし、子供が見ているのなら明らかに親の躾ができてないってことだと思う。それに、犯罪云々いってたら大半のアニメが放送できなくなる。(同様意見2件) 18 埼玉
    2/26 紅白歌合戦問題について、NHK側の責任を批判する声ばかりが多数目立つ中で、歌手側の責任を問う声が数件あって安心した。確かに生放送上の過激・卑猥な演出は前代未聞の大問題。しかし、NHKの責任を問うなというわけではないが、そういう歌手側の責任を問う意見は貴重だと思う。 23 青森
    低俗、モラルに反する(26件)
    受付 内容 方法 地方
    2/05 情報バラエティー。ゴア元副大統領が地球の温暖化という深刻な環境問題を力説していた。しかし、番組レギュラーやゲスト陣は、面白くもないふざけた発言を繰り返すばかりで見ていて日本人として恥ずかしい思いをした。もっと真面目に番組を作って欲しい。 18 兵庫
    2/05 バラエティー番組。子供と見ていて驚いた。いろいろなポーズの女性のマネキン人形を並べ、その乳首を呼び鈴にみたてて叩きながら司会らがばかふざけをする、そんなシーンが延々と続いた。余りにも安易、下劣、どぎついので見るに耐えなかった。「性」をもてあそび、遊びの道具にしているのも許せなかった。子供もまだ起きているであろう時間にこんな放送をするなんて!局のモラルは一体、どうなっているんだ。 電話 51 神奈川
    2/06 ドラマ番組。昼夜の別なくあたかも不倫を容認するがごとく、「妻が浮気します」と言うようなスポットを流すのは止めてもらいたい。ドラマのタイトル自体も刺激的で不謹慎、下品である。青少年にはこうした母親の浮気を連想させるスポットCMは見せたくない。柳沢大臣の発言を非難し、不二家を糾弾し、表現の自由、言論の自由を声高に叫ぶ一方で、モラルのない放送を垂れ流しているこの局はいったいどうなっているのか。いまや家庭崩壊や少子化が大きな問題になっているというのに、不倫を推奨するようなドラマを放送するべきではない。また、こうしたドラマのスポンサーになっている企業も企業である。 電話 30代 東京
    2/08 バラエティー番組。もともとこの番組はお笑いタレントが貧乏人(大人や大学生)を励ます番組だったが、ここ1年ほど大家族や子供に関わって子供の前でバカふざけしたり、はしたない言動をする事が多くなって来たのは問題だ。特に前回の放送は完全に子供を笑いのネタへ持ち込んでおり、非常に遺憾だ。本来の貧乏で頑張っている大学生や大人を励ます以前の企画に戻すべきである。 32 東京
    2/08 特撮ドラマ。2月からシリーズに新しいキャラクターが登場した。そのキャラクターは悪を象徴する胴体が千切れているキャラクターで、見ていると大人でも気味が悪くなった。小さい子供が喜んで見ている番組であるので、悪を象徴するとはいえあまり過激で気味の悪いキャラクターは登場させてもらいたくない。刺激的で残酷なキャラクターに小さい子供のうちから慣れてしまうことも、教育的に見ていかがかと危惧を感じている。 電話 40代 神奈川
    2/08 最近、凶悪・子供の事件が多いが、マスコミ、とりわけテレビの影響が大きいと思う。殺人ドラマはもとより、お笑い番組で音が出るほど人の頭を叩き、口汚い言葉を投げかけるなど度が過ぎているのが常だ。真似をしないようにとテロップを流せばよいという感覚ならおかしい。大人の感性を鈍らせるし、子供は真似て学校で暴力を振るうことになる。このような番組は社会悪なので良質な番組を放送して貰いたい。 電話 63 埼玉
    2/13 バラエティー番組。女性のお笑い芸人がお年寄りの入浴シーンをみて「やいそこのジジイ」と発言していた。録画ものなら編集の仕方があるし、生だったら後で謝るなりすべきだ。お年寄りは困惑した表情を浮かべていた。その芸人がそういったネタで売っていたとしても局としては対応の仕方があったと思う。「ジジイ」と言う言葉が子供達に広がるのではないかと心配だ。 電話 53 神奈川
    2/15 バラエティー番組。箸を正しく使う「回転SUSHI」のコーナーでは、子供に正しい箸使いを教えるコーナーなのでいい企画だが、ただ一つだけ不愉快だった事があった。罰ゲームを執行する人が、罰を受ける人に向かって鼻から豆を飛ばすというもので、明らかに不愉快だった。せっかく子供の為の教育的なコーナーなのに、罰ゲームそのものが不愉快というのでは何にも意味無いのではないか。 21 愛知
    2/15 バラエティー番組。2月14日の放送で、若手芸人に、バレンタインでどれだけもてるかという企画があったが、女性の芸人がそのお笑い芸人に無理矢理キスを求めたり、通りすがりの一般女性にビンタさせたり、挙句の果てにはたくさんの女性が無理矢理その芸人ともう一人の若い芸人にキスをさせていたが、あれは明らかにセクハラではないか。 21 愛知
    2/15 バラエティー番組。この番組のクイズ問題で「キスする時目を閉る?閉じない?」という質問にゲストがどちらか選択し、その答えをパネラーゲストが当てるという内容でした。この日のゲストには男子小学生が参加していて少し違和感を覚えましたが、そのクイズの際に女性パネラーがその男児に対し「異常性欲者っぽい」というような発言をしていて驚きました。どう考えても子供に対する発言では無いと思います。子供を大人と勘違いしてるのではないでしょうか?それと、深夜枠の番組に子供をゲスト参加させるのもどうかと思います(収録された時間は別として)。 29 愛知
    2/22 討論番組。色々な世代の人たちが命や性について討論する番組。そのなかでまだ中学生のグラビアアイドルを紹介していて写真集の内容は、大人でも躊躇してしまうような中学生にはふさわしいとは思えないものだった。こういう写真集を紹介するテレビ局は、一体何を考えているんでしょうか?それも周りの出演者達もそういうアイドルを肯定する意見が多かったのにも驚いた。ああいう写真集は立派な児童ポルノ法に引っかかるのではないんでしょうか? 25 千葉
    CM・番組宣伝に関する意見(12件)
    受付 内容 方法 地方
    2/02 特定の宗教団体のCMを多くやるのはどうだろうか。カルト教団に近いし本当に怪しい。 18 東京
    2/05 クレーンゲームをしている会社員の男性のカツラがキャッチされると言うオチは、カツラ着用者に対する差別的笑いを助長するもの。自らの意志に反する身体的特徴にコンプレックスを感じてしまう外見を笑いのタネにする事は、人としてやってはいけない事ではないか?ましてや小さい子供がよく見る人気番組でそんなCMを流すなど、企業のあり方すら否定されても仕方ない。頭部に火傷を負った子や癌治療で頭髪の抜けてしまった子達が、どんな思いをしてカツラをしているかなど、大人はちゃんと思いやるべきなのに、子供向け商品を発売している企業としては最低の行為を行っていると強く思う。 44 岡山
    2/13 サッカーやプロ野球などの放送で派遣会社・金融会社・悪名の高い会社の名前が放送上挙げられる(命名権やスポンサー)上に、放送中に派遣や金融会社のCMが流れるのは非常に好ましくない行為だ。特にニート・フリーター問題が浮き彫りになってる世の中に派遣会社のCMとは余りにも不謹慎。少しはスポンサー側も考えた方が。野球やサッカーは子供に夢を売る商売では無いのか。(同様意見4件) 52 宮城
    2/14 最近のパチンコや消費者金融のCMの多さが不愉快でたまらない。どの時間帯でも目に付き、どうかと思う。青少年の育成の為にも放送を取りやめるか時間帯を絞って深夜のみの放送にして欲しい。(同様意見2件) 30 千葉
    2/27 午後8時54分にカードローンのCMが放送されたがいったいどういうことなのか?民放連の自主規制の時間じゃないか!午後8時台にカードローンのCMを流してはいけないのは、民放連が消費者金融CMを放送してはいけないことと同じだ!カードローンのCMも絶対に放送をやめるべきだ。 19 栃木
    報道・情報に関する意見(9件)
    受付 内容 方法 地方
    2/05 柳沢厚生労働大臣は「生む機械の数が決まっていれば生まれる数は決まっている」と、発言したのにもかかわらず、ニュース番組等では「女性は子供を生む機械」と、大臣が発言したと報道されている。本当は言っていないことを発言したとして報道するほうがはるかに問題だと思う。(同様意見1件) 17
    2/08 ある番組で「女は子供を生む機械。一人頭でがんばってもらうしかない」「子供を二人以上生むのが健全」などと女性蔑視失言を繰り返している大臣をコメンテーターらが擁護し、男尊女卑は当たり前・今の女は生意気などと言わんばかりの発言をしていた。これだけ批判されている大臣を擁護し、あまつさえ自分達も同様の発言を繰り返すとは何事か。子供にも悪影響だ。 16 東京
    2/20 情報番組。通信教育の特集で「ゆとり教育で学校での授業(学習)時間が3割減って」とナレーションがあったが、授業時数(時間)は現行の学習指導要領になったときに3割減っていない。減っているのは学習内容だ。授業時数(時間)と学習内容では、大きな違いがある。小学校では週2時間しか授業時数は減っていない。誤った情報を元に、教育問題が語られやすく、その影響を青少年が被ることになる。教育問題についてはとくに誤った情報を流さないように注意して欲しい。 39 山口
    演出・表現に関する意見(8件)
    受付 内容 方法 地方
    2/14 バラエティー番組。次週の予告で、新体操をする女子高生が開脚して立ち、くるくる回るシーンが放送された。真正面から撮影したかなり際どい映像で、ほかに撮りようがあるだろうにと思わず叫んでしまった。女子高生当人も、後で見たら恥ずかしがるのではないかと思った。非常識でデリカシーが欠落した制作者(カメラマン)に抗議し、この映像の放送中止を求めたい。 電話 50代 千葉
    2/27 情報バラエティー。やらせと感じた企画がある、知識高いローカルタレントを全国区の番組の一企画だけの為に馬鹿・落ちこぼれ扱いするのは、影響力のある放送機関としては考えられないあるまじき行動。ましてや、ローカル番組でも謙虚な態度な方なのに、キー局での扱いに気分を害した。難関大学に無理矢理受験させようとする行為は難関大学を冒涜している。他の一般受験生に迷惑が掛かるのは当然で構成上の設定にも無理がある。(同様意見4件) 59 北海道
    暴力シーンに関する意見(4件)
    受付 内容 方法 地方
    2/19 ドラマ番組。子供と一緒に見ていたが、番組冒頭切られた首が転がる場面が流れて、子供は非常に怖がっていた。このような怖い番組を夕方に放送するとは、局の姿勢を疑う。(同様意見1件) 26 東京
    2/21 情報番組。エジプトの警察での拷問シーンをこれでもか、これでもかと流すのは非常に不快だ。子供が見ていなくてほんとに良かったと思った。また、どれだけの子供がこのシーンを見たのかと思うと怖くなる。残酷な場面は規制してもらいたい。 48 静岡
    2/26 アニメ番組。この番組ではモンスターを強制的に戦わせている。さらに、そのモンスターの技の一部だが、大自爆というあまりにもひどい技があり、さらには、その番組の主人公がまだ、子どもである。子供たちがテレビを見ている時間帯にこれを放送しているのは問題ではないのか? 15 東京
    非科学的な表現だという意見(4件)
    受付 内容 方法 地方
    2/19 バラエティー番組。非科学的で反証可能性のない「オーラ」「守護霊」「前世」等を恰もあるかのように、「私に見えます」等というニュアンスで放送している。番組HPにはオーラの色や霊の概念が紹介されているが、何の根拠も無い。 38 東京
    2/19 バラエティー番組。番組改編により4月からゴールデンタイムに進出するとされているが、現在放送されている内容が子供たちに与える影響について懸念している。出演者は前世や守護霊などカルト的な事を云いたい放題だが、彼は単にホット・リーディング(事前に得た情報を利用する)により得たデーターベースを活用しているに過ぎない。移行するにあたっては彼の曖昧な発言を多角的に検証する必要がある。 電話 40代 東京
    2/19 以前より大変違和感を覚えていた問題だが、占い・スピリチュアル系番組だ。精神世界をエンターティメントとするのは構わないが、生まれ変わり・前世などありもしないことを信じさせるのは子供達に対し無責任すぎる。これは無責任な洗脳と言ってもよいし、いかがわしいモノへの賛美でもあると考える。子供や主婦などの一部の信じ易いタイプの人達になんの責任も取れない、取るつもりも無いと考えているのだろうか。 42 東京
    推奨意見(2件)
    受付 内容 方法 地方
    2/20 アニメ番組。ピアニストを目指す主人公が様々な人と触れあい、音楽の楽しみや喜びを感じながら成長していく物語。ギャグを交えた物語だが、複雑でドロドロした人間関係もなく、未成年の不健全な描写もなく爽やかである。本格的なクラシック音楽が流れているので、番組を通してクラシック音楽への興味が湧いてくる。よいアニメであるが深夜放送なのが残念。 28 新潟
    食べ物の扱いについて(1件)
    受付 内容 方法 地方
    2/19 バラエティー番組。「食べ尽くし」や「○○だけで生活」のコーナーは、見ていてとても不愉快。「食べ尽くし」は、嫌々たくさんの食べ物を食べなくてはいけないので、身体の消化器官にも良くないし、食べ物に恵まれない人々のことを思うと胸が痛む。贅沢でもったいない番組だ。食べ物はおいしく味わって食べるものだと思う。子供の教育にも良くないのではないか。「○○だけで生活」も身体的(栄養素など)にいかがなものかと思う。 32 石川
    その他(59件)
    受付 内容 方法 地方
    2/06 情報番組。ゲストがパトカー窃盗のニュースを見て「普通盗むなら自転車」と発言をした。これは窃盗を容認したことにならないのか? 18 東京
    2/13 バラエティー番組。ゲームに負けるとツボを押すコーナーを放送していた。整体師の私としては懸念する事がある。それはむやみやたらにツボを押すと、誤ったら健康(命)に関わったり、人体への機能低下をする事もある。子供が真似をして取り返しの付かない状態に陥ったら、放送局は責任を取れるのだろうかと思う。 41 富山
    2/21 テレビ番組全体が成人や高齢者を対象にした内容で、我々世代の人間が楽しめる番組が少なくなって来ている。深夜番組が我々の世代に好評でゴールデンタイムに移行した殆どの番組が、タイトルは同じでも内容は当たり障りのないつまらない番組に変更されている。特定の視聴者だけを対象にした番組ではなく、若者の意見も反映した番組を要望する。 電話 10代 千葉

    2007年1月に視聴者から寄せられた意見

    2007年1月に視聴者から寄せられた意見

    納豆ダイエットのデータ捏造番組に批判が集中した。この番組を放送したキー局や制作会社にも及び、夫々の責任を問う意見や処分を求める声もあった。また、紅白歌合戦での裸と見紛うコスチュームとパフォーマンスやその演出に対し、意見が寄せられた。

    2007年1月の1ヵ月間に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,348件で、12月との比較では684件と倍増した。これは1997(平成9)年BRO時代からの1か月の意見受付数としては過去最高である。

    意見のアクセス方法の割合は、Eメール66%、電話30%、ファクシミリ2%、郵送ほか2%である。(*Eメール数には同一人の同意見を含む)

    男女別では、男性72%、女性23%、不明5%で、世代別にみると30歳代(25%)、20歳代(22%)、40歳代(15%)、50歳代(11%)、60歳以上(9%)、10歳代(6%)の順となっている。

    664件で、11月との比較では113件減少した。

    意見のアクセス方法の割合は、Eメール56%、電話37%、ファクシミリ4%、郵送ほか3%である。(*Eメール数には同一人の同意見を含む)

    男女別では、男性72%、女性25%、不明3%で、世代別にみると30歳代(26%)、20歳代(19%)、40歳代(15%)、50歳代と10歳代(各8%)、60歳以上(6%)の順となっている。

    2007年1月に視聴者から寄せられた意見 1,348件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2007年1月件数
    人権等に関する意見 16 件
    放送と青少年に関する意見 274 件 [ 意見内容 ]
    放送番組全般にわたる意見 734 件 [ 意見内容 ]
    BPOに関する意見・問い合わせ 74 件
    その他(放送関連以外) 250 件
    意見件数 計 1,348 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。1月の通知数は731件(31放送局)であった。

    番組全般

    2007年1月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(1,348件)の95%にあたる1,277件が“不適切な内容や発言・表現、低俗、下品、モラル欠如”など、番組のあり方についての指摘となっている。

    特に、納豆ダイエットのデータ捏造番組批判は一放送局の単一番組への1か月の意見としてはこれまでにない148件を数えている。更に批判はこの番組を放送したキー局や制作会社にも及び、夫々の責任を問う意見や処分を求める声は1月末で195件にのぼっており、“視聴率優先姿勢” “放送局と制作会社との制作責任体制” “健康情報番組のあり方” “放送への規制と放送の自主性” など、問題の大きさを示している。

    また、紅白歌合戦での裸と見紛うコスチュームとパフォーマンスやその演出および番組の倫理を問うものが112件と、NHKへの意見としては過去最も多くBPOに寄せられた。

    その他にも“死置人”と称し“代わって仇をとる”ドラマに対する批判は34件、年末の格闘技中継への苦情等は52件、ラジオ・パーソナリティーの“不適切な表現・発言”に対し21件の抗議など、上記の意見数だけで367件(全体意見の27%)に及び、1月の意見数の急増の要因となった。

    この他【情報番組(ワイドショー)・バラエティー・アニメ】に関する意見は259件(全体の20%)と多く、続いて“取材・報道のあり方”に関する意見(188件)、 “公共的な放送のあり方”(104件)、“放送の影響力”(101件)、“公正・公平・中立(内容が偏向との指摘を含む)”(57件)、“メディア規制の必要性”(30件)の順と、いずれも前月の倍の意見数となっている。

    とりわけ、事件報道の「過剰なまでの」詳細な犯行手口の報道や、事故被害者・遺族・関係者への「見識を問う」取材など“報道のあり方”について厳しく指摘している。

    一方、情報番組のキャスター・コメンテーターの「偏見・独断・無責任」な発言や、バラエティー番組の増加とその質の低下、女性占い師の出演やその過激な発言についての批判意見が目立っている。

    なお、「人権等権利に関する委員会(BRC)」への相談・意見(16件)とは別に、番組・青少年各委員会に寄せられた意見の中で「人権問題や差別にあたる表現ではないか」との提起や懸念は242件で、前月(179件)から大幅に増えたが、これは事件報道に関する“人権・プライバシー”や、“いじめ”につながる表現を指摘した意見が増加したためである。

    【放送局の対応・姿勢】に関する苦情・抗議は331件と前々月(64件)、前月(123件)から大幅に増えているが、視聴者応対に関する苦情がほとんどである。

    【CM関係】前月の75件から94件と増えており、その内容は「不適切な表現・内容」とするもので、「宗教団体の不透明なCM」への苦情が目立った。

    概要

    【特記事項】(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」などから抜粋)

    • 納豆業者や消費者(視聴者)を混乱させ、あまつさえデータを捏造し虚偽を放送した罪は重い。放送免許を取り上げられてもおかしくない行為だ。今までの数年間、過去放送された全放送内容やデータにも疑問視せざるを得ない。即刻番組を終了させるべきである。また今回の捏造事件では制作局ばかりが糾弾され、系列会社の東京キー局は何の関係もないかのごとくでお詫びの言葉もない。当方はキー局で該当番組を見たのであり、お詫びがないのは納得できない。例えば洋菓子メーカーの場合などは全社的な責任を取らされているが、テレビ局も同様に同じ系列の不祥事には何らかの責任を負ってしかるべきである。関西のテレビ局だけに責任を取らせるのではなくキー局及び系列全体で責任を取り信頼回復に努めるべきである。BPOはこの問題について調査し、放送局はなぜこのようなことが起きたのか検証番組で放送させてほしい。
    • 番組評価は放送直後に下せるが、番組への反響や意見を踏まえての放送局の姿勢は一定の時間が必要と思い、この一か月公共放送NHKの動きを見守った。最近のNHKは前会長の更迭以降、一般視聴者への積極的な諸施策で少しずつ情報公開も進み経営の考えが我々にも得易くなった。そこで紅白について。NHKでは先の紅白の裸演出について「視聴者の期待を損ねるようなシーンがあったことは申し訳ない」と発表したが現場責任者は出演者が勝手にやったとの主旨を述べている。同番組に係わるスタッフは膨大な数と聞くし「全く予想外のこと」等の発言は言語道断。番組基準には「基本原則/公共放送としての権威と品位を保ち公衆の期待と要望に添う」「表現/下品な言葉、卑猥な言葉や動作による表現はしない。受信者の生活時間との関係を考慮」(この他娯楽番組についても表記)等とある。立派な放送番組基準違反ではないか。紅白に限らず最近のNHK番組の稚拙化には呆れるが、捏造番組と同じ視聴率追求と視聴質無視の姿勢は今の放送界共通の病巣と言える。BPOは民放の捏造のみならず紅白問題を如何お考えか。
    • この番組を企画・制作・放送したテレビ局に一言。反論は是非同局の検証番組でお願いする。昨今の悲惨な事件を利用し「代わって仇を討つ」などと暴力を前提としたドラマもどきの後に、下品を売り物にしかできないタレントを後生大事に起用し、彼が司会をする昼の番組のレギュラー出演者に似非ドラマの感想を語らせる陳腐な構成の番組は昔の紙芝居さながらであった。ひと頃言われた電気紙芝居の域から脱し得ないこの局を象徴している。タイトルはよもや「仕置人」を知らずしてつけたものではないと思うが、程度の低い造語はいい加減にしろと言いたい。つまり、最近の世情を利用し、暴力性向の強いスタッフによる、タレントを囲い込むための企画だったのか。こんな愚にもつかない番組を提供するスポンサーもお粗末の一言。

    【取材・報道のあり方】

    • 今回の捏造番組で、自社の懲戒処分が極めて甘いのには驚いた。放送業界は企業に安全・衛生上の問題が発生した時などは、社長宅に押しかけたり、嫌がる社員を追っかけインタビューをするなど過剰なほどの追及姿勢で、時に若い記者が失礼な物言いをしたりする!今回の件はメーカーの品質不良以上の不祥事なのにそんなシーンはない。メーカーの場合は故意よりは過失が多いが、今回は故意に視聴者を欺いたもので責任は非常に大きい。当然社長は辞任の案件だ。他の業界へは追及・取材し報道するが同業には甘い放送界だ。
    • 今に始まったことではないが、連日のように悲惨な殺人事件のニュースがテレビで流れる。私は「バラバラ殺人事件」などの「手口の詳細」は知らせる必要がないと思う。一般社会人として当然、朝のニュースを見る。社会の流れを知るためだ。しかし「夫を殺して自宅の部屋でバラバラにし、大量の血を吸収させるために園芸用の土を使った」という内容を私は知る必要が全くない。インターネットであれば、ニュース記事のタイトルだけを読んで知りたい記事を選んで読む。新聞もそう。しかしテレビはそういう訳にはいかない。見なくても聞こえてくる。しかも念入りにCGで遺体損壊のシーンを再現している。テレビ放送全体を規制できないのであれば、それぞれのテレビ局の努力でもいい。このチャンネルのニュースは悲惨なことは伝えません、という姿勢を打ち出してくれれば、私はその番組を選んで見る。
    • 授産施設の男性が幼児を歩道橋から転落させた事件。なぜ加害者の母親にインタビューをする必要があるのか。41歳にもなった、しかも知的障害を持つ子供の行為について、親を責めるような事をするのは如何なものか。それでなくても充分辛い思いをしているだろうにと、心中を思うとやりきれない。
    • 事件、事故などで家族を奪われた被害者の家族にカメラを突きつけインタビューする手法が幾度も指摘され、非難されているにも関わらず一向に改善される兆しが見えない。それどころか益々酷くなっている。先日もある男性タレントの娘がトラックにはねられ交通事故死したが、通夜の席で愛娘を奪われ憔悴しきった父親に幾本ものマイクを突きつけ、心境を告白させる手法にはとても呆れた。芸能人であろうと一般人であろうと子を持つ親なら、ある日突然愛するわが子に先立たれる悲しみは計り知れないのは同じではないだろうか。芸能人の結婚や妊娠報告の記者会見は容認できるが、不祥事からの復帰離婚や身内の葬儀での記者会見の強要は自粛すべきではないか。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 放送って何だろうと考えさせられる事件。完全に放送を信じ切ってしまった私たちに、警鐘だったと思ってこの事件を終わらせなければならないのか。オレオレ詐欺に引っかかったわけでないし良かったね。健康が損なわれたわけでないし良かったね。でも、実態がわかるにつれて怒りがこみ上げてきています。捏造、無断借用、何よりも許せないのが英語の部分の翻訳を全くでたらめにおこなったということです。無知な視聴者を完全にだまして。これが、本当に放送局のすることなのでしょうか。詐欺師の行為。洋菓子メーカーの場合は営業停止になり、社長が辞め、そして今後も商品は売れないだろう。それなりのペナルティーは受けたと思う。在阪テレビ局の処分内容を見ると全く「アンフェア」。やったことはどちらも最低の行為なのに国民を騙して営業停止になるわけでもなく、社長が辞めるわけでもなく、ほかの番組が見られなくなるわけでもなく、何のペナルティーにもなっていない。絶対に許せない。信頼回復のためにも、真偽誠実の精神に基づき放送局自ら処分を科すべき。洋菓子メーカーと同様、営業停止も含めて考えていただきたい。
    • 当方は胃と食道を癌で摘出しているので、たんぱく質の摂取を主に納豆に頼らざるを得ない生活を送っている。最近のニュースや情報番組など複数の番組で納豆の効用を放送したらしく、関西圏でも納豆が売り切れて店頭から姿を消した。納豆を食べればダイエットや老化防止に即効性があるかのような報道をしたために納豆の買占めが起きたようだ。たんぱく質を納豆から得ていた当方としては入手困難になり非常に困っている。最近のテレビ報道は、ひとつの事柄を、ニュース、バラエティー、情報番組などで面白おかしく取り上げて大きな報道被害を生む構造になってきている。こうした報道のあり方について、BPOで何とかしてもらいたい。
    • 世間全般に関心の高いダイエットを題材に放送されたが、そのダイエット成分を多く含む食材に納豆を取上げた為、全国の大手スーパーより引合いが殺到し、地方市場や納品業者に全く入らなくなってしまった。納品業者のユーザーのうち、30%程度は介護事業や福祉施設、病院などのいわば弱者。関心があるからと言って世論を操作し弱者に被害を与える。こんな事が許されるのか?納豆は翌日すぐ出来る物ではない。今一度、放送のあり方を考えて下さい。
    • 血圧が高い事もありこの番組を見て納豆を買い集めていたが、放送されたデータに捏造があった事をテレビのニュースで初めて知った。キー局に苦情を言ったが、担当者の上司と名乗る男性が「在阪系列局が制作しているので、そちらに文句をいってくれ」と「すみません」の一言も無くケンモホロロに扱われた。制作したのが何処であろうと私が見たのはあくまでもキー局の放送である。放送局は総務省の許認可事業で、放送した内容はその局に法的な責務があるのだ。
    • 紅白歌合戦という家族団らんで視聴する番組(しかも今年は「家族」がテーマ)で女性の性を売り物にするかのような内容を放送することは非常に不適切であり、国民の公共放送への信頼を踏みにじる悪質なものであると感じます。国民はこのような番組に多大な予算をかける放送局のために、年間少なくない費用を強制的に徴収されなければならないのか。スポンサーである視聴者のコントロールが不可能ならば、NHKは税金で運営し国民の代表である国会議員の監視下に置いて欲しい。
    • 年末の格闘技中継について。高視聴率を取りたいための番組構成は理解できるが、過去の放送をあたかも生放送で放映しているかのような演出で番組開始から2時間、未だ本編が始まらない。視聴者が過去のものか生放送か判別できない放送は許せないし、この番組のスポンサーの商品は購入しない。
    • 先日の火曜日に放送のドラマは医療ミスや凶悪殺人などに対する被害者や遺族が、復讐を依頼して恨みをはらすといった内容。見ていて強い不快感が残り1週間経った今も怒りが治まらない。このドラマでは殺人シーンをリアルに描き、復讐のシーンは面白おかしく短時間で描かれていた。何がいけなくて復讐されているのかも加害者に理解させないで殺してしまう。内容も制作の意図も全く理解できない最悪のもの。実際に被害に遭った方や遺族は恨みを果たしたくても何もできず苦しみ続け本当に辛いと思う。現在も苦しみ続けていることを考えたらこのような番組は作れないはず。でもこの局は作っている。本当に気持ち悪くて制作者の心が信じられない。
    • 某占い師が出ている番組。日本民間放送連盟放送基準を見てみると『第8章 表現上の配慮』に「(46) 人心に動揺や不安を与えるおそれのある内容のものは慎重に取り扱う。(53) 迷信は肯定的に取り扱わない。(54) 占い、運勢判断およびこれに類するものは、断定したり、無理に信じさせたりするような取り扱いはしない」という項目があった。この占い師の発言や態度はこれに抵触するのではないか?また、この占い師は調べてみると様々な黒い噂や情報も流れており、このような人物を番組にレギュラー出演させている放送局にはモラル欠如と思う。
    • 新春早々(大晦日から正月)不適切ないじめ番組があった。芸人が人をだまし車に手足を縛りつけ鉄缶に体当たりさせ、散々引きずりまわした後、とりもちに埋めるというシーンに見ていて恐怖を感じた。この番組に出演していた関西の芸人とお笑いコンビ、関係者を放送界から追放すべき。
    • この番組は日本の医療を誹謗・中傷していたずらに市民を不安に陥れ、医療に対する不信感を募らせることを目的とした極めて悪質な番組である。番組の中で三流役者を医師役に仕立て出演させている。あくまで本物の医師と言う設定である。このように国民に不安と虚偽の情報から医療不信をもたらす俗悪番組を放置するのであれば「放送の倫理」など無いに等しい。医師の多くが貴機構の動静に注目している。
    • 歯科医師の娘殺害に関連して法医学者が容疑者の深層心理を語るというものだったが、ただの憶測に過ぎないことをあたかも『間違いない』かのような言い回しで語ることに非常な嫌悪感を抱く。また、加害者とその家族への人権侵害ではないかとさえ思った。「性的な興味を持っていたと考えられる」などという発言に際してはあくまで仮説であるということを強調すべきではないか。私は精神医学に携っているが法医学者が何だ?と言いたい。あまりに偏った身勝手な放送で抗議したい。
    • この番組は一体いつまで続くのか。「子供に見せたくない番組No.1」等さんざん悪評高い番組でありながら未だに内容を変えず続けているのに腹が立つ。まるで批判している視聴者を挑発しているのかのよう。まだ家族全員がテレビを見ている時間帯に女性タレントまでもが聞くに耐えない言葉や下ネタを大声で言い、司会のお笑い芸人が女性タレントの目の前で素っ裸になって見せたり、「性欲の強い女ランキング」などという相変わらずバカげた内容で大騒ぎしたりとこんな事を面白がって騒いでいる出演者と制作側のレベルの低さに本当に呆れるばかり。貴重な時間帯にこんな酷い内容を垂れ流しにするのはいい加減にしてもらいたい。見なければいいという問題ではない。自分の国がこんな低俗な番組を娯楽番組として平然と普通の時間帯に流している事が恥ずかしくてならない。このような内容のない馬鹿げた番組はなくしテレビ番組の品格を取り戻してほしい。
    • 在阪局のお昼のラジオ番組。パーソナリティー(元同局アナ)が“吼える”というコーナー内で、公共の電波であまりにも不見識な「生きる価値が無い」「首くくれ」などの暴言を吐いた。反面「自分は正当な意見を述べている」と主張するなど人権・倫理について配慮に欠ける放送を行っている。
    • 秋田児童連続殺人事件のニュースをゲラゲラ笑いながら話し、容疑者を“ちゃん”付けで呼んだり、人の死に対する取り扱いが目に余る。今回の放送の冒頭でもバラバラ殺人の件で「切断が上手だった」とか、殺害方法について冗談半分で報じており、客席から大きな笑い声が聞こえるなど、社会的感覚が麻痺しているとしか思えない。司会の関西芸人は先日一般人への人権侵害で敗訴しているのに全く反省が見られない。日曜の午後という時間帯なのに、余りにも死に対する尊厳の軽視に呆れる。
    • 「芸能界のドン」と言われている女性大物歌手が司会をしている番組でお笑いタレント出身の宮崎県新知事との中継があったが、会話の中で新知事に対して女性大物歌手が「お前」と言って会話をしていたのが大変不愉快だった。たとえ昔からの知り合いであったにしても、いやしくも県民の期待を受けて知事となった「県民の代表者」である以上、プライベートではともかく、公の放送中ではもう少し丁寧な言葉遣いで話をすべきではないだろうか。また、番組側も彼女の発言については十分予想できたはず。なぜ、事前に申し合わせをしなかったのか。それとも出来なかったのか。バラエティーだから面白おかしくしようと思ったのか。いずれにしてもあれでは新知事に対しても、そして県民に対しても失礼だ。

    【その他、番組全般】

    • 全国高校ラグビー出場校のドキュメント番組で、大会にかける様々なドラマを綴った素晴らしい番組であった。ただ、放送が深夜だったのが残念である。こういう番組こそゴールデンタイムにオンエアしてほしかった。
    • 捏造問題や戦争裁判番組高裁判決などをはじめ、それ以上に最近の放送には愚にもつかないお笑い番組、バラエティー、アニメ、そして無責任な情報番組ばかりで何かと疑問を抱かせる番組が目立つ。これらが監督官庁という大義名分で、総務省を中心に放送への干渉(注意や指導など)が従前に増して多くなる要因となっている。これは、とりもなおさず放送界が招いたことではあるが、それ以前に放送界自らが自浄作用を示すことが必要ではないか。これだけ放送が様々な問題を起こせば、視聴者としていわゆる「公権力の介入を招く」との警鐘を支持するよりも、「法による規制」を是認したくもなる。いっそ、各放送局は「検証番組」などという実は何ら検証しない番組の放送は止めて、「問題となった」前の放送と誤り(捏造)の事実関係や「問題となった」放送と改変後(国際戦争法廷)の放送の対比を視聴者が比較対照できるような番組枠を設けたらどうか。他の局の検証番組についても、視聴者からの支持意見ばかりではなく批判意見も紹介する義務を負わせるべきだ。
    • 近ごろこの局は世間に迎合したような番組が多くなったように感じる。騒ぎとなった大晦日の歌合戦などで顕著だが、そもそも視聴率などの市場原理に左右されないために受信料制度があるのになぜそうまでして視聴率や若者受けに卑屈になるのか?良い番組を目指した結果、視聴率が上がるのはよいことだが、最初から高視聴率を目指すのならばやっている事が民間の商業放送と変わらない。そうなると何のための公共放送か、その存在意義が分からない。
    • 早朝から始まる情報番組で朝8時前後に裁判官制度について説明をしていたが、その折「被害者・遺族側からの求刑が可能」とテロップを添えて報道していた。その背景には、『被害者からの求刑制度をつくらないと「報復」「私刑(リンチ)」が起きるからだ』と言うもの。これはあたかも報復やリンチを正当化するかのような発言で視聴者に誤解を与えかねないし、危険な解釈ではないか。深刻な問題でもあり、裁判官制度の解釈を正しく伝えるべきではないか。

    【CM】

    • 何年か前にもBPOで取り上げられていたが宗教のCMは流す必要があるのだろうか?ラジオでは新聞、テレビでは宗教団体と宣伝しているが、どちらも宗教勧誘と同じ表現に過ぎないと思う。実際、宗教のCMは1団体のみが「入ってください」とCMで信者を増やすような感じである。
    • 「○○○の本を差し上げます」のCMは以前から不審な点があったので表示されている電話(フリーダイヤル)に連絡したが、本の内容は「この本を読んで成功した人の伝記だ」と紹介された。しかし、会社名・所在地を何度訪ねても答えなかった。この本を申し込んだ時点で、住所・氏名・電話番号などの個人情報が相手に知られている。振り込め詐欺の新しい手口ではないのか。

    青少年に関する意見

    意見分類 2007年1月件数
    E-mailによるもの 215 件
    電話によるもの 54 件
    郵便によるもの 1 件
    FAXによるもの 4 件
    意見件数 計 274 件

    (男性194件、女性78件、不明2件)

    【意見の概要】

    • 1月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは274件と先月より100件以上増えた。
      今月は大晦日の「紅白歌合戦」におけるボディースーツのパフォーマンスに対し、「公共放送にあるまじき下品さ」「知らなかった訳がない」「生放送とはいえカメラワーク等で避けられたはずだ」「もう受信料は払わない」といった厳しい意見が37件あったほか、オムニバス形式の単発ドラマに対し「残虐すぎる」「命を軽視している」といった批判が14件あった。
      また今月も“いじめ”に関する意見が76件あったが、「バラエティーや報道がいじめを助長している」等の批判意見に対する反論が25件と増えてきている。

    【意見の抜粋】

    {お断り}

    放送と青少年に関して、電話やホームページ、FAX、郵便でいただいたご意見の中から、代表的な意見を抜粋して掲載させて頂きます。
    ただし、意味不明なもの、個人攻撃や誹謗中傷にあたるもの、不快感を与える表現などは非掲載とさせて頂いています。  
    また、いただいたご意見は事実関係などを確認できない場合もあるため、放送局名、番組名、出演者名は原則削除させて頂き、あまり長い文章は要約、類似意見は代表的なものを掲載させて頂いています。

    [内容分類]  [E]はEメール

    「紅白歌合戦」に関する意見(37件)
    受付 内容 方法 地方
    1/04 なぜあのような酷い演出がなされたのか理解に苦しむ。家族と一緒に見ていたが、卑猥で子どもや女性への配慮がなく、とても不快だった。紅白は子どもも見る番組なのに、制作サイドの良識と品格を疑う。総合司会の方が「裸ではなくボディースーツです」と後で説明していたが、裸でなければ良いという問題ではないと思う。女性の裸らしきものを映して、それで視聴者の目を惹こうとする感覚がおかしいと思う。ボディースーツに裸のペイントがしてあったこと自体、問題だと思う。私は女性の性を売りにした演出は嫌いだ。女性ダンサーが着用していたビキニパンツを脱ぐシーンもあった。あのような振り付けが企画として通ったことが信じられない。その後の歌をまともに鑑賞できなかった。(同様意見11件) E 27 福岡
    1/04 常識で考えてあの演出はあまりに酷すぎでる。大人から子供まで、無事新年を迎えられることに心ときめきながら家族だんらんの時間を過ごしているのに、目に余る演出には遺憾だ。相次ぐ不祥事のNHKは公共放送にはふさわしくないと思う。厳しい処分を望む。(同様意見6件) E 22 茨城
    1/05 突然の女性の裸シーンで家族団らんがしらけてしまった。子供に対して大変な精神的苦痛を受けてしまった。海外でも見られているのに何事か。外国では決して許されない。受信料は払わないことに決めた。(同様意見4件) 電話 50代 神奈川
    1/04 子供からお年寄りまでが鑑賞し、世界に配信されている紅白歌合戦で裸の女性が下品としか言いようが無い乱痴気騒ぎ。NHKは裸ではなく裸を模したシャツを着ていたと言い訳をしているがそんな問題ではない。下劣・低俗極まりない。これが世界百以上の国に配信されているのだ。かつてアメリカンフットボールのハーフタイムに乳を出した歌手が罰金を課せられていたがそれ位やって欲しい。NHKは、自主自律・表現の自由を勘違いしていないか。強制して受信料を受け取る手前、それに値する放送内容が求められるのではないか。(同様意見3件) E 40 東京
    1/04 あんなにふざけた演出は見たことがありません!!民放でないという自覚が無さすぎる!家族で年越しそばを食べながら紅白をみるという伝統が脆くも崩れ去った。教育上にも良くないし、視聴率が取れれば良い的な感覚で公共の電波を使うことに断固反対する。(同様意見1件) E 28 大阪
    1/04 演出は放送まで知りませんでしたと釈明しているそうだが、それはあまりに無責任ではないか?出演する歌手がどういう人なのか、よく調べてから出演させるべきだ。近年、NHKは露出度の高い女性を出演させたり「エロカッコイイ」と持ち上げたりと、性に対してかなりオープンになって来ていると感じるが、公共放送として『高い倫理観』のもとで番組を制作してもらいたい。(同様意見1件) E 24 和歌山
    1/04 たしかにボディースーツとはいえ裸を思わせる演出なのは子どもに悪影響だと考えられるが、NHKはHP上や生放送上ですでに謝罪しているし、当該曲のリハーサルの段階では、演出の衣装は「ビキニの水着だった」としており、責任は、本番で急遽、NHK側の把握していなかった卑猥な裸のボディースーツに演出を変更した歌手側にあるといえよう。現に裸の演出が行われた直後の女性司会者の反応は生々しく、あぜんとしており「びっくりしました~」などと言うほかなかったようで、裸の演出はNHK側にとってまったく予想外だった可能性が高い。卑猥な演出について抗議するのはごもっともなことであるが、情報をあまり得ないまま感情で批判するようなことは避けて欲しい。NHKが裸の衣装に許可を出したわけではない。 E 23 青森
    1/09 見ていた子どもたちに大きなショックを与えた。悪ふざけの域を超えている。女性蔑視の映像、セクハラ映像とも言える。なんとも許しがたい。「知らなかった」では済まされない。あの歌手は日頃から歌いながら脱ぐという演出を多用しており、紅白の出演者に選ばれた時点で疑問視する人もいた。また、問題行動も予測されたはずであり、事前打ち合わせで防ぐこともできたはずだ。このような場合(生番組の際の危機管理)の対応策は無いのか。カメラワークを変えることも可能だっただろう。その指示ができないところも問題だ。とにかく公共放送で、子供たちだけでなく、その親、大人までもが嫌悪感を抱くような映像が流されたことは視聴者に番組の質の低下の懸念を強く抱かせた。(同様意見2件) FAX 50代 香川
    1/22 政府の教育再生会議にて紅白での裸ダンスに対する抗議が相次いだことをとりあげたことに支持する。公共放送であるNHKが下品なことで有名な歌手を採用したことに問題がある。日本の恥を生放送で全世界にさらした。道徳・倫理・公共性・教育等品のあるべきNHKに対して残念な思いで仕方ない。 E 42 岐阜
    「単発オムニバスドラマ」に関する意見(14件)
    受付 内容 方法 地方
    1/17 見ていて気分が悪くなった。レイプや殺人の描写、人を殺して恨みを晴らすという考えなど、おかしいと思う場面が多々あった。また、放送時間帯も低年齢層が十分視聴出来る時間帯でもあり、問題があると思う。(同様意見5件) E 18 埼玉
    1/17 この番組は終始目を覆いたくなる過剰な暴力シーンがあり、事件を暴力で解決する主旨が一貫して受け取れる。そして暴力を行う側は普段よく目にする芸能人の方々ばかり。社会に対し影響力をもつ芸能人を、暴力の肯定に利用することに、番組と局に対して強い憤りを隠せない。この番組は青少年が見る時間帯であり青少年に対し暴力=正義という誤った認識を与える恐れが十分にある。本番組中の出演者は同局の他番組にも登場しており、局全体の放送モラルの欠如を疑う。(同様意見1件) E 21 埼玉
    1/17 このドラマには見るに堪えない部分があった。あまりに人の死を軽く扱っているように感じる。些細な理由で犯人が人を殺し、遺族が犯人の死刑を嘆願する。確かによくある光景のように思えなくもないが、感情をあまりに単純に扱っている。それに、このような創作物で現実と創作をオーバーラップさせる手法を使うのはよいことではない。要するに安心して見ていられない。犯人が人を殺すシーンや、遺族を追い詰めるシーンがあまりに無残で、目を覆いたくなった。この作品を通して視聴者に何かを伝えたい、という意思は感じられなかった。単なるバラエティーであるというのなら感心できない。もう少し、倫理面に配慮した安心して見られるものをお願いしたい。 E 18 兵庫
    1/18 少年が罪の無い夫を妻の前で執拗にいたぶり、最終的にはゲーム感覚で殺害するシーンがあまりにも残酷。その少年と同年代の少年少女の中にはそれをかっこよく思い、何かの際には実行してしまう可能性を秘めていると思う。こんな番組を放送することにOKを出した局の関係者、上層部は何を考えているのか理解に苦しむ。(同様意見1件) E 34 兵庫
    1/18 3話のオムニバス形式のドラマだったが目を覆いたくなるような殺人シーンの連続で不快感だけが残った。何もそこまでやらなくてもと感じた。被害者が死置人に頼んでからの場面はコメディータッチでこれはこれでさらに不快感を募らせた。不快感だけを視聴者に感じさせる制作者の意図が全くわからない。(同様意見1件) 電話 30代 福島
    “いじめ”に関する意見(76件)
    {報道関連}4件
    受付 内容 方法 地方
    1/12 渋谷区で発生したバラバラ殺人事件報道について。各局の報道番組が一様に容疑者を歌織容疑者と呼称しているが、かつて畠山鈴香容疑者を鈴香容疑者と呼称したため、同名の子供がいじめにあった問題をもう忘れたのか?視聴者の意見にきちんと耳を傾けていれば、同様の悲劇を繰り返しかねない事は予想できるはずである。いかに今の放送局が、視聴者の意見を軽視しているかを垣間見た。 E 40 埼玉
    1/15 情報番組などで、必要以上に“人気タレント”や“お笑いタレント”の登場が増え、最近は政治や経済、事件などを伝えるワイドショー番組の司会まで務めているが、彼らを起用する制作側の意図が理解できない。“お笑い芸人”の品のなさが番組の質の低下を招いている。特に“いじめ”を助長するような言動が著しく、これは“教育問題”にもつながる。 E 東京
    {いじめに関するその他の批判意見}47件
    受付 内容 方法 地方
    1/05 バラエティー番組。子供の冬休み期間中は内容を自粛すべきである。司会の芸人が女装し、履いていたパンツの臭いをを若手芸人に嗅がせるなど、この番組はゲーム感覚で人を虐めて楽しんでいる。お笑い芸人は以前から“いじめ”をネタにした芸が多かったが、現在ほど酷くは無かったと思う。 電話 49 神奈川
    1/09 ドラマ番組。この番組の前作も暴力や乱暴な言葉遣いがあったが今作はもっとひどい。ほとんど暴力奨励である。この局にはモラルのモの字もないのか?どう考えても未成年者に暴力をかっこよく見せ、いじめを誘発しようとしているようにしか見えない。偉そうなコメンテーターを出していじめ問題を取り上げ、学校や教師を散々バッシングしておきながらこんな番組を放送する。はっきり言って笑止千万だ。 E 32 千葉
    1/10 格闘技番組。真剣な格闘技対決というより、ほとんどが“バイオレンス・ショー”だった。見え見えのやらせ(不正)と過度の暴力。子供のいじめが問題になっている中、極めて不適切な内容だった。(同様意見1件) 電話 40代 東京
    1/12 バラエティー番組。前世や守護霊などという概念は客観的に実証されたものではない。それなのにこれらが実在するかのような内容の番組を放送するのは、放送倫理上問題がある。また、最近「悪霊が憑いている」といって同級生をいじめる子供のことが報道されていたが、こういったいじめを助長しかねない。 E 28 千葉
    1/15 音楽番組。クイズに正解できなかったら罰ゲームとして電気ショックを与える、という映像を見た。タレント10人ほどが腰に医療機器らしきものをつけ、不正解になると電気を流され、痛がって飛び上がる人もいるほど。中の1人の女性が痛がって足踏みをすると、司会者が「タップダンス」のようだと言って、さらにスイッチを入れて痛がらせ、その模様を見て満場の人たちがまた笑っていた。のたうちまわるような苦痛を与えて喜ぶという映像が、いじめや監禁などの暴力事件とどう違うのか、理解できない。しかも小学生の子供が見る時間帯に流すことがショックだ。 E 37 神奈川
    1/15 バラエティー番組。毎度毎度、この番組は司会の態度が酷すぎる。見ていて腹が立つくらいだ。新幹線で車内に取り残したり、ジェットコースターでわざと合羽を破いてずぶぬれにさせたり…極めて陰湿だ。青少年が見たら”TVでもやっていたんだからこれくらい問題ない”と思うのではないか。そしてさらにイジメが陰湿・悪質なものに変化していくと思う。番組としての「面白さ」を追求する前に、放送局としての「使命」を果たすべきだと考える。(同様意見4件) E 30 群馬
    1/15 女性占い師の「地獄に落ちる」「馬鹿じゃないの!」という罵声を真似して喋る幼保育園児が増えてきた。この番組は数年前からバラエティー番組にもかかわらず女性占い師に「苛められる方が悪い」という言葉を言わせ、子供達やその親の世代にイジメを肯定する印象を広めてきた。分別の分からない幼保育園児達が「苛められる方が悪いから、自分が友達を苛めても悪くないんだ」と言い、悪い事をしても非を受け入れない子もいる。(同様意見1件) E 33 三重
    1/16 バラエティー番組。ここ数日しきりに「裸になって土下座して謝罪する」という番組の宣伝を流している。最近は、小中学校で男子生徒のパンツを脱がせるという陰湿ないじめがある。こうした陰湿ないじめに通じるような番組宣伝をのべつ流したり、番組を子供が見る時間帯に放送したりすべきではない。 電話 40 埼玉
    1/18 特撮ドラマ。こんな劣悪な番組を幼稚園や保育園や小学生などに関連グッズを売るために子供番組としていつまでも放送させるのか?子供を人体実験でワームに代え、拉致監禁、暴力の嵐、汚い言葉。深夜枠の大人番組ならまだしも、子供に推奨して見せる番組として放送する局の倫理観を疑う。器だけ子供番組を装い、中身は汚い暴力の横行する大人の番組。暴力や汚い言葉に麻痺させ、虐め予備軍をつくる手伝いをするのはやめて欲しいものだ。 E 15 千葉
    1/22 お笑い系のテレビ番組がイジメを増幅していると思うので指摘したい。?ゲストを侮辱したり、怒鳴ったり、馬鹿にしたりして笑いものにするのは止めるべきだ。?“うざい”“むかつく”など言葉の乱れがひどく、司会者がたしなめることもない。各局に配慮するよう喚起してもらいたい。(同様意見9件) 電話
    1/29 情報バラエティー。身体的なハンディーを笑いのネタにしている。お笑い芸人が司会と共に自分の“天然パーマ”をスタジオで「チリチリ頭の専用カメラ」と云って、髪をアップで撮り笑いのネタにしていた。翌日同じ天然パーマの息子が学校で鞄を肩に掛けられテレビ同様に「チリチリ頭の専用カメラ」と云って“いじめ”を受けた。“いじめ”に耐える事も教えているが、テレビで公然と取り上げられると子供達が当たり前の事と感じるのもやむを得ないのではないかと思う。また、出演している弁護士達が何も感じないのも不思議だ。 電話 40代 神奈川
    1/30 今回の捏造番組の問題を含めて、最近のテレビはいったいどうなってしまったのか。いまや子供にとってテレビは不可欠のメディアとなっているのに、子供向け番組をほとんど放送していないのはどうしたことか。かっては子供向けドラマやアニメを放送していたのに、今はいじめまがいの後味の悪いバラエティーやお笑い番組ばかりを放送している。これではいじめや子供の自殺はなくならない。子供たちの記憶に残るような番組をもっと放送すべきである。 電話 70代 埼玉
    1/30 最近の民放番組は信頼できない。バラエティー番組やクイズ番組は、失敗した出演者を皆で笑いなぶり者にし、クイズで答えられないとあほ扱いをして、弱いものいじめを助長するようなものばかり放送する。こうしたお笑いで視聴率を稼ぐ民放番組は、失敗をする弱者を食い物にしているとしか思えない。このような番組を日常的に放送すれば、大人ばかりか子供にも弱い者を追い詰めたり弱者をなぶる風潮が浸透し、犯罪の被害者や他人の不幸に対して痛みを感じない人間を増やしていく。民放の問題は、こうした番組のスポンサーになっている企業のモラルの問題でもある。 電話 50代 大阪
    1/31 特撮ドラマ。幼稚園の子供が楽しみにしていた第一回から、いきなりカツアゲや殴るシーンが出てきて、見ていた子供が「怖い」と言うくらい。見ていた親も別の意味で怖いと思った。小さな子供への影響を考えているのか?いじめに繋がりかねない。また主人公が何かに取り付かれているとはいえ、悪い人間と良い人間という二重人格的設定はいかがなものか。制作者は大人の目線、常識で作らないようにお願いしたい。 E 50代 大阪
    1/31 バラエティー番組。番組中、四つんばいになった女優さんの股間を司会が後ろから叩いた。嫌がってやめてくださいと言ったのに再度やった。女性が嫌がって恥ずかしがることを面白がって繰り返し行なったのは恥辱行為に当たり、いじめを助長する。 FAX
    {批判意見に対する反論}25件
    受付 内容 方法 地方
    1/09 いじめ報道への意見を見て驚いた。いじめが世の関心事となり、学校もやっと少しは厳しい対応をしてくれるようになってきているのに、いじめ報道を終わらせたらまたいじめが復活する。いじめられている人はやっと希望が出てきたのにそれを消すつもりか!いじめ報道をなくすことはいじめっ子やいじめ教師、それを隠す学校・教委を利するだけだ。WHOのガイドラインを持ち出す意見もあったが、あれはいじめ報道をするなとは言っていない。いじめを国がしっかりなくそうとしていない今、ある程度放送を過熱させないときちんとした対応がとられないと思う。(同様意見5件) E 16 東京
    1/15 大人と子供の視点の違いを判ってほしい。子供が真似をすると勝手に決め付ける事はあまり良くないと思われる。子供だから見てはいけないと言うのも判らないわけではないが、大人が考えている程子供は無知ではない。子供が本当に見てはいけない表現が含まれているかを大人に考えてもらいたい。 E 12 埼玉
    1/22 BPOのHPではお笑い芸人が毎月のように「いじめを助長している」ということで非難されているが、お笑い芸人よりも一部の医師、占い師、弁護士、ジャーナリストといった、人の心を平気で傷つける発言をする人々のほうがはるかに問題だ。彼(彼女)らは世のため人のために考えなければならない立場にあるくせに、平気ですべての人間に対するテロ発言を繰り返し、いじめの見本を示している。視聴率のためだけに彼(彼女)らをテレビに出演させるのはもうやめてください! E 35 東京
    1/22 最近でも相変わらず「イジメ=お笑い番組=某関西系の芸人が存在するからだ!」などと論理的根拠も無い事を述べて批判する人が存在するが、それは単にその関西系の芸人が嫌いだから発言しているのではないのか。他の人々は少なからずイジメの問題に付いて真剣に考えているのに、この手の意見は説得力に欠ける。(同様意見3件) E 54 大阪
    1/22 最近BPOの意見を読んでいて疑問に思った。いじめられっ子だからバラエティー番組を見て、その衝撃的な場面を真摯に受け止めてしまうなどという意見は、一個人の見解・または視聴者本人の固定概念の壁が破れていない証拠ではないのか。私が小学生の時に、道徳の授業で実際にバラエティー番組を視聴して、絶対にイジメをしないと誓った子も、過去にイジめられていたがバラエティー番組で心の傷を癒していた子も存在したと教師から聞いた事がある。バラエティー番組は悪魔でも息抜きでもあり、バラエティー番組からヒントに得て人を苛める人なんて余り聞いた事がない。 E 14 滋賀
    1/22 大人はなにかあるとすぐ「教育上良くない」と言うが、あまりにも過敏に反応しすぎだと思う。確かに度の過ぎたものはあるにしても、小学4~6年にもなればやって良いことと悪いことの区別くらいは付く。いじめを思わせる場面が流れたなら、それを批判するだけでなく「絶対にしてはいけない」と教えることもできるのではないか?親がしっかりしていれば、滅多なことがない限り子供はいじめに走ったりしないものだ。中にはサスペンスドラマを好んで見る子供だっているのに、大人の勝手な意見で「夜中にした方が」などというのには憤りを感じる。サスペンスドラマが子供のいじめにどれだけ関係しているだろうか。現実とドラマの区別が付かないなら、それを教えてやるのが親ではないのか?長期休みの時にしか、平日昼間の番組を生で見ることができない。それを楽しみにしている子供もいることをわかってほしい。 E 14 東京
    1/22 先月の意見で「日本の低俗番組のお陰で世界に愚民だと思われている」または「親や教師に責任が無い、全てTVに責任がある」「イジメは関西系の芸人が助長している」などと、自分の勝手な世界観や自己の身勝手で語っておられる方がいたが、この人等は世界の番組を見てから語っているとは到底思えないし、世界的に見れば日本の番組は理路整然としていて物静かな番組が多い国だと、ブラジル人の私は思う。こんなにTVに神経質になっていて煩い国は日本だけであり、確かにここは日本だから日本の法律に従えと言えばハイそれまでだが、本来弱者的立場の視聴者が上から物を言えば、他の善良な視聴者にまで迷惑がかかるのも事実である。TVをそんなに視聴しない国でもイジメがあるのは事実だ。(同様意見1件) E 47 愛知
    1/23 イジメを助長しているのは、最近のバラエティー番組ではなく、昔から存在する学園物のドラマにも問題があるのではないのか。何時まで経ってもバラエティーが悪の根源だと決め付けているのは時代錯誤も甚だしい。 E 26 千葉
    1/23 最近、意見を送る方々は少々、情報に流されすぎているのでは?いじめが再び社会問題になればバラエティー番組のせいにして騒ぎ立てる。こういっては何だが、いじめは昔からあったし、それを今問題になったからとバラエティー番組のせいにするのはいかがなものか。不適切だが、いじめは一生なくならない。それと同時に、一部の偏見や根拠のない発言でバラエティー番組も批判されて終了する。この様なことでは日本のテレビ界は衰退してしまう。(同様意見2件) E 15 東京
    1/29 携帯電話のCMがいじめにつながるという批判が多数寄せられているようだが反論したい。いじめが問題になったので過剰反応しているように思えてならない。そもそも、一昔前ならいざしらず、この携帯電話の種類が多様化した時代においてCMのようなことが起こる確率は限りなく低いと思われ、批判は考えすぎだ。詐欺・恐喝まがいという意見もあるようだが、別にだましたり脅したりしているわけでもないので、そのような批判は不当ではないか。 E 16 東京
    {上記を除いた意見}
    低俗、モラルに反する(32件)
    受付 内容 方法 地方
    1/04 バラエティー番組。まだ未成年の17歳のタレントにワインのチェックをさせていた。明らかに法律に違反する行為だ。同番組ではタレントを乗せたバスを横転させたりもしているが、実際事故になったら局はどう責任をとるのか。悪ふざけは止めて欲しい。 電話 20 愛知
    1/09 バラエティー番組。日本の歴史上での出来事やエピソードについて、子供たちの意見に答える番組。子供たちの中に混じってお笑いタレントがバカふざけをしたり恥知らずな態度を取っており、極めて腹立たしく感じた。どうして穏やかに落ち着いた雰囲気での番組制作は出来ないのか?なんでもかんでもお笑いでウケを取る、バカふざけを演出させる。特に子供が関わる番組ではその様な事は止めてもらうようにお願いする。(同様意見1件) E 32 東京
    1/10 ドラマ番組。消費者金融や闇金融が社会問題になっている今、非道な闇金融の世界を描いた作品を、しかも子供が見ている時間帯に放送するなんて倫理観欠如もはなはだしい。今後の放送中止を強く求める。 電話 30代 京都
    1/11 クイズ番組。出演したお笑いタレントが上半身裸の褌姿で登場。クイズを間違えて回答したため、椅子に電流がはしりずっこけたためにほとんどお尻が丸見えとなり極めてあられも無い姿となった。この時間は子供も見ている時間で民放といえども良くない。こうした姿での出演は止めさせるべきだ。 電話 20代 愛知
    1/11 情報番組。お笑い芸人が“新宿、渋谷の切断遺体事件”をネタにして、ドメスティックバイオレンスがどうのと笑いながら茶化し、出演者も一緒になって笑っていた。事件は殺人のうえバラバラという生々しい猟奇的事件である。それをお笑いのネタにしていることに驚いた。 電話 34 神奈川
    1/12 バラエティー番組。高校球児が利用する甲子園の旅館でおならぷっぷっを放送してとても気分が悪くなった。公共の電波でおならぷっぷっはないだろう。子供がテレビを見っていたらみんなまねするだろう。食事の雰囲気をぶちこわされた。 E 35 千葉
    1/12 バラエティー番組。番組予告を見たらタレントが子供たちに腰振りのわいせつパフォーマンスを強要するシーンが出ていたので驚いた。テレビから追放されたと思っていた問題のわいせつ・セクハラタレントをなんでまた引っ張り出すのか。子供たちへの悪影響を考えないのか。局の見識を疑う! 電話 50代
    1/15 討論番組。番組の謳い文句は~【性】【金】【命】【学歴】・・・などについて世代・性別・社会的地位を越えて熱く語り合う~などと尤もらしいが、結局、女子高校生達を集めてセックスの話しに終始。性体験から援助交際の相手の数や、テクニック等など、大人が見ても見るに耐えない内容で余りにもひどすぎる。青少年がこの番組を見たら“セックスは恋愛のひとつのパターン”と思わせるもので、制作の狙いも若年層達に性や恋愛に興味を持たせるための番組づくりであろう。このような番組は最早犯罪と言っても過言ではない 電話 37 岐阜
    1/18 バラエティー番組。番組内で素敵なキスシーンを撮ろうという企画があり、番組司会者が自ら町に出向き、見ず知らずの女性に向かい「キスしてください!」と交渉している企画に不快感を覚えた。やらせかもしれないが、普通だったらファンでない限り知らない人とのキスを了承するなんて有り得ない。また真似をして変なことをする男が出てきそうで怖い。(同様意見1件) E 19 千葉
    1/19 バラエティー番組。下ネタばかり言っている芸人が出演している。「有名芸能人」や「ブスなOL」の話など毎回テーマは異なるが、何故か毎回下ネタで攻撃している。この芸人は出演させないでほしい。(同様意見1件) 電話 30代 京都
    1/22 ドラマ番組。毎週「秘密クラブ」で下着の若い女性を舞台上にひとりずつ登場させ、そこでブラジャーをはずして、パンティー1枚にさせ演技等もさせつつ、オークションで、仮面をかぶった多くの会員男性たちがこの女性を10万、20万、50万、100万円と競って買っていくシーンが出てくるが、きわめて不適切ではないか。 E 52 東京
    1/22 バラエティー番組。今回も女布団と称し、女性を地べたに仰向けに寝かせた上に男性タレントが乗るコントがあった。昔に比べれば表現も自粛されているとは思うが、明らかにやりすぎで見ていると不愉快だ。もはやこの男性タレントのやっていることは、お笑いの域を通り過ぎて、お色気で視聴者を呼び集めている。この男性タレントは6年も前から同じようなコントを平然としてやっている。T-BACKの女性を出したり、ゴールデンタイムに相応しくない内容である。どうしてもやりたいのであれば、深夜に回す等の対策を練って欲しい。 E 16 熊本
    1/26 バラエティー番組。街頭で胸元の開いた若い女性をつかまえて、バストを測るシーンがあった。過去にはミニスカートの丈を測ったり、夏場には日焼け女性のブラジャ-をめくってクリームを塗るということもあった。番組内容は常に変態行為であり、市民生活では犯罪行為である。テレビの影響力は大きく、このような低俗番組は青少年を犯罪へと扇動しているといえる。その一方で報道番組、ニュースで青少年問題を取り上げるとはどういうことか。 電話 48 福岡
    1/26 ドラマ番組。女性の人権を無視した裸やベットシーンが毎回のように放送されている。連日のように性犯罪を伝えている放送局が、青少年に与える影響に配慮する事もなく、何故このような過激なシーンを放送するのか理解出来ない。 電話 40代 埼玉
    1/31 ドラマ番組。この枠は小学生の子供も楽しめるドラマばかりで、今回も安心して見せていたら男性と女子中学生がラブホテルから出て来て、主人公の女性が「援交じゃない」と言って叩くシーンがあった。これは犯罪でしょ。しかもこのシーンには子供が2人も絡んでいる。そして次の回では、またこの女子中学生を連れて援交しようとしている男性がコンドームを落とすシーン。今後注意して欲しい。 E 50代 大阪
    1/31 ラジオ番組ではあるが、番組の「ジ・イヤホンアワー」のコーナーの告知で「…要するに“エロ話”のコーナーです。家族にバレないよう、こっそりとイヤホンで聞いてください」とあるように、青少年に対する配慮が全くなされていない。番組の終わりには「私があなたを大人にしてあげる」と妄想を掻き立てるナレーションが入る。公共の電波を使用し何故このような卑猥な放送をするのか。放送局の倫理観を問う。 電話 60代
    1/31 情報番組。お笑い芸人が意味も無く相方の頭を叩いていた。一般の家庭で子供を躾ける時も頭を叩きはしない。この芸人は事あるごとに頭を叩き「欧米か」と笑いを取っているが、欧米では尻を叩いても頭は決して叩かない。司会者も突込みを入れて二人を応援し、子供達への配慮が全くなされていない。相方を叩いたりなじったりするのは決して芸ではないと自覚すべきである。 電話 70代 神奈川
    視聴者意見への反論・同意(24件)
    受付 内容 方法 地方
    1/04 バラエティーやアニメ番組などを低俗番組だ、子どもに悪影響だ!とか言って批判しているけど、自分の子どもの躾をちゃんとしていないから悪影響だとか言って誤魔化しているんじゃないのか?自分勝手に言わないでほしい。バラエティーもこのように書き込む人がいるから段々つまらなくなるのだ。(同様意見1件) E 13 東京
    1/04 中学生が妊娠するドラマについて、自分の身近な体験を元に批判している意見があった。このドラマは中学生が妊娠するというところが強調されすぎて、それ以外に中学生の妊娠はこんなに大変なんだというところがきちんとあるのに批判されている。作品全体で見れば妊娠を認めるようなシーンよりも認めないというシーンのほうがはるかに多い。このドラマを見たら安易に妊娠したいと思う人は減少すると思う。(同様意見1件) E 16 東京
    1/04 外国と日本を比較し、日本は甘い、外国の制度を取り入れようという意見が以前から時々見られる。しかし、外国では確かにそのような制度がある国があるが、そのような国は一方で非常に過激な日本では絶対放送されないような番組を放送している。日本の放送倫理は世界的に見たら高いほうだと思う。他国のいいところを強調している意見ばかりで非常に腹立たしい。 E 16 東京
    1/04 子供にダンスをさせる番組が批判されているようだが、子供への犯罪が一時期立て続けに起こったため少々過剰反応しているのではないか。確かにネーミング的な問題はあるかもしれない。しかし今、あの程度のダンス選手権・大会はいろいろな場所で行われているし、学校にダンス部もある時代。子供達の衣装もあの程度は若い歌手や一般大会でも着られているような物だし、目くじらを立てるほどのものではない。前時代的な対応になっているように思う。大人の勝手な都合で子供の夢を奪うような解決だけはやめてもらいたい。 E 16 東京
    1/17 中学生の妊娠をテーマにしたドラマへの批判意見が多い中、若い世代の視聴者の賛成意見を拝見した。ただ単に番組を賞賛しているのではなく、番組を教訓に若年者の性に対する考え方を見直すことを勧める意見。尤もだと思うが、そういう考えを持つ若者、特に主人公と同世代の若者はごく少数派だと思う。それに一番気にかかったのは、ドラマのコンセプトは「愛」「命」の尊さということだが、それを伝えるのに「中学生の妊娠」を題材にするのは行き過ぎていると思った。実際にあり得る、問題の大きなことだからこそ、ドラマで美化して欲しくない。このドラマに限ったことではないが、ドラマにおいて愛や命の大切さを謳うのに「恋愛」「SEX」が必ずというほど絡んでいる。そうしないと視聴率が取れないからか? E 27 東京
    1/22 教師が自分の開設するホームページに子どもの遺体写真や隠し撮りした児童の写真を載せていた問題の報道で、子どもに掲載の写真が本人かどうか尋ねるシーンについて“「その中にあなたの画像もあったよ」と告げる”と決め付けているが、その取材は番組を見る限り、その写真の部分だけ見せ本人かどうか確認するだけで、サイト全体は見せていない。それで嫌悪感を覚えられたら、必要な取材もできないのではないか。また「今の時代、子どもとはいえパソコンなどを使えばそのHPがどういうものかすぐに分かるだろう」とあるが、少なくとも写真だけでは不可能だし、仮に特定できるとしたら簡単にそういうものを見られる環境にしておく保護者の問題ではないか。それにその報道番組ではHPそのものはほとんどボカシがかかっておりそのまま放送していない。短絡的決め付けに基づくマスコミ批判はいい加減にして欲しい。 E 29 神奈川
    1/22 食事マナーを注意せよという意見がある。あまりにも非常識・下品なものは当然排除すべきだ。しかし、ほとんどの人が気にしないようなこと、枝葉末節のようなことを重箱の隅を突付くように指摘するのは、マナー以前に人間としての品性に欠ける行為に思える。また「特にラーメンや茶漬けなどですする音を高く出すが、国際的にはこのような行為は嫌われている事実を放送局は考えるべき」という意見があったが、日本では音を出すことは容認され、むしろおいしそうに食べる行為と捉えられている。日本国内の放送を「国際」に合わせろとは、自国文化を大事にしない歪んだ国際意識である。 E 29 神奈川
    1/22 『「討論番組」ではなく「口論番組」だ』といった意見があった。確かに、一部には視聴するに堪えない口論もあるが、逆に、番組を楽しくしてくれるスパイスの役割になるやり取りもある。この問題の要点は、口論しているから全部駄目なのではなく、口論をどの程度まで規制すればいいかの線引きの問題であろう。 E 23 青森
    1/23 様々な番組に批判がある、と同時にその番組を好きな人もいる。批判する人は『自分の意見が正しい』と思わないで欲しい。嫌いなら視聴する必要はないし、それで視聴率が下がって終わる事だったある。批判したいが為に視聴するのは余りにも馬鹿馬鹿しいし、ただの自己満足でしかない。 E 15 東京
    1/23 潜水競技を行ったバラエティー番組への批判意見があったが「競技中に失神した人を映すな」というのは、自分の倫理観を一方的に押し付けているだけではないか。私もその番組は見たし、ブラックアウト(酸欠による失神)は確かに生々しい映像かもしれない。だが、少なくともこの映像が流れたことによって、潜水がいかに危険な競技かを世間一般に認識させる効果があっただろうし、悪いことばかりではないはず。 E 34 東京
    報道・情報に関する意見(17件)
    受付 内容 方法 地方
    1/04 情報番組。渋谷センター街の若者が傍若無人であり、それを老齢のNPO所属者達が罵倒し恫喝して周る様子を、賞賛しつつ放送している。礼儀を知らない若者も問題であるが、経験の少ない若者が無礼であったり無知であったりするのはある意味仕方のない面がある。一方、歳を経た老人があれほど酷い言葉や態度で若者を罵倒し、法令にも違反しない行為の制止を強制し、恫喝する態度は明らかに問題である。また、少年犯罪は年々減少の一途を辿っており、恫喝している老人達の世代こそ犯罪者世代であることが統計からも明らかになっている。にもかかわらず多くの少年達が犯罪者であるかのような放送内容は虚偽であり、少年達に悪影響を及ぼすものである。 E 36 東京
    1/04 情報番組。コメンテーター達が紅白歌合戦の裸の件について、全然問題ない、あの時間に子供が見ている方がおかしい、子供に悪影響という大人がおかしい、というような発言をしていたが、本当にそう思っているコメンテーター達なら、即刻テレビに出るのを止めてもらいたい。テレビに出ている人達は、人間としての感覚が麻痺している。自分たちが正しいと言う考えは、やめてもらいたい。テレビに出て発言する人達は、もっと謙虚であってほしい。 E 45 長野
    1/12 情報番組。殺害に至った経緯を余りにも詳細に伝えていた。渋谷で短大生が兄に殺害され切断された事件や、同じく渋谷で会社員が妻に殺害されたバラバラ事件の動機等、登校前の朝食の時間に繰り返し報道している。我々の世代の人間には判別出来るが、ご飯をたべながら意識しないで見ている子供達にはネガティブな潜在意識として残り、現実に反映する事が心理学的に実証されている。夕方のニュースの時間も子供達に配慮し、このような残虐な事件の報道は控えるべきである。(同様意見3件) 電話 36 埼玉
    1/15 報道のあり方/男性を殺した容疑者の女の話で容疑者の過去を話しており、容疑者が弱い存在のように(殺人がやむを得なかったかのように)演出しようとしているように感じる。また、容疑者名を名字ではなく名前で呼んでいる。犯人の性別で呼び方を変えているように感じられる。(同様意見1件) E 18 埼玉
    1/23 朝のニュースのBGMが腹が立つ。頭に響くから止めて欲しい E 18 東京
    放送局の姿勢、責任を問う(16件)
    受付 内容 方法 地方
    1/04 格闘技番組。VTRなのにまるで生放送かのように放送している。VTRの多さが異常で全国区のテレビ局として不適切極まりない内容である。(同様意見2件) E 19 東京
    1/25 情報番組。納豆でダイエットが出来るという嘘の報道を行った。まだまだ「やらせ捏造」は数限りなく存在すると思う。他にも捏造情報が無かったのか、徹底的に調査してほしい。また、この番組を担当していたプロデューサーや、ディレクター、放送局の社長に対する処分が余りにも甘過ぎる!たった「減給3ヶ月」の処分では、「処分」とは到底言えない。社会の常識からいえば、不祥事を起こした者は職を辞することが当然だ!!テレビ業界には世間の常識が通用しないようだ。他の番組でも「やらせ捏造」が行われていないのか、徹底的に調査してもらいたい。(同様意見5件) E 17 和歌山
    CM・番組宣伝に関する意見(13件)
    受付 内容 方法 地方
    1/04 11年ぶりに復活した人気番組で消費者金融会社が3社も提供していた。グラビアアイドルや。俳優・人気タレントなどを起用して「簡単に借りられます」や「誰でも借りられます」などというCMを公共の電波を使って、しかも1年間に何回流せば気が済むと思っているのか?元日から消費者金融CMを流すのは、本当にやめてほしい。 E 19 栃木
    1/04 駅伝中継。CMが多すぎる。CM明けに順位が入れ替わっていたりすると許せない。 E 18 東京
    1/09 子供向けのアニメ番組にもかかわらず、R-15指定の映画の番宣CMが放送された。いったいどういうことなのか?R-15指定や、ホラー・恐怖映画などの番宣CMは子供向け・アニメ番組などでは流すべきではない。絶対にやめてほしい。 E 19 栃木
    1/12 地方全般に言える事なのかもしれないが、CMの内訳でパチンコ・競馬・消費者金融・宝くじの割合が多過ぎるように思える。どれも合法であり、かつ産業の少ない地方なのでその理由も分かるが、青少年に対する影響を考えると放っておいて良いのか不安だ。CMという常に垂れ流されている情報に接する子供はその事に興味を持つ事以上に、その様ないわば非生産的活動を悪い・後ろ向きな事ではなく当たり前の、皆がやっている事と認識してしまってもおかしくない。そして、その影響は10年20年後に取り返しのつかない状態を作り出すかもしれない。 E 30 鳥取
    1/12 最近パチンコのCMが多い。その画像は子ども達が興味をひくものもあり、青少年に及ぼす悪影響を考えれば何らかの規制が必要ではないか。子ども達はパチンコをテレビゲームの延長と受け止めかねないし、パチンコにまつわる悲劇に巻き込まれかねない。(同様意見1件) 電話 45 福島
    1/18 有名なタレントなどが「皆さんがこの本を読んで幸福になりました。本を無料でさしあげます」とPRしている。宗教の勧誘にみえるがどんな宗教団体でどんな思想をもっているのかが全く分からない。親の立場でいうと子供がうっかり手を出すのではないかと心配だ。公共の電波を使ってこんな怪しげな広告を放送することが許されるのか。道端でチラシを配るのは構わないと思う。もっと明解な内容に改善されないかぎり、現在のままのCMであれば放送中止にして欲しい。(同様意見1件) 電話 40代 広島
    1/29 医療法違反の誇大広告を行っている。包茎手術や男性機能向上をにおわせるCMをやっており、青少年への悪影響が懸念される。見ていて不快。こういう美容整形外科は、きちんと指導・摘発すべきだ。行政の怠慢。総務省・厚生労働省などと連携して、きちんと対応してください。 E 23 沖縄
    差別や偏見を助長する(5件)
    受付 内容 方法 地方
    1/05 バラエティー番組。自称占い師の「男女平等は法律で廃止すべきだ」などという、女性の人権をまったく無視した内容を、恥ずかしげもなくテレビで放送することに、局は覚悟を持って臨んでいるのか。人が言わないことを思い切って言うことには魅力もあるだろうが、それにしてもこうした根拠のない一個人の意見を公共の電波でだらだらと放送していることは大変不快である。 E 34 愛知
    1/15 最近テレビ番組を見ていて地方や諸外国やそこに住んでいる人を見下した番組が多いと思う。日本人のように環境破壊を平然と行い、自分の権利ばかりを主張し他人の権利は尊重しない自分勝手な民族よりも、毎日を自然環境の中で必死に生き抜いている人々のほうが立派であると思う。よって、そのような人を馬鹿にするような番組は非常に失礼である。それよりも、日本人の生き方を問う番組を作っていくべきであると思う。 E 19 宮崎
    1/22 世界のビックリ人間を紹介する番組について。ビックリ人間という、もとよりそのような身体的特徴を持つ人間を、テレビという大勢が見ている場で見世物小屋感覚で配信するのはいかがなものであろうか?もう少し気を使ったほうがいいと思う。 E 16 熊本
    暴力シーンに関する意見(4件)
    受付 内容 方法 地方
    1/29 特撮ドラマ。子供向けの番組なのか、一部大人のマニア向け番組なのかわからない感じだ。この番組は幼い子供たちが大勢見ていると思うが、このような暴力シーンが多いのはいかがなものかと思う。子供番組にこのような執拗な暴力シーンは必要ないと思う。昔の特撮ものは単純に悪者が出てきて、正義の味方がエイッとやっつけるというような単純なものだったと思う。子供向けの番組ならばそれでいいと思う。複雑な人間関係などの演出や過度の暴力シーンは必要ないと思う。 E 35 東京
    1/31 ドラマ番組。人に向かってダーツを投げて、それが身体に命中する場面や、更には人を殺すという場面をやっていた。夕方の子供が見ている時間帯にこういう番組を放送するべきではない。放送局の姿勢を疑う。 E 25 東京
    喫煙に関する意見(4件)
    受付 内容 方法 地方
    1/10 アニメ番組。設定年齢15歳の登場キャラクターが喫煙するシーンが毎回出てくるし、主人公が「16歳の夏にタバコはセブンスターに変えた」と自らの喫煙体験を話す場面があった。未成年者の喫煙を堂々と認め、促しているかのごとき内容のアニメだ。 電話 40代 栃木
    1/15 ドラマや映画、バラエティで喫煙シーンをなくして下さい。タバコは良くないし、真似する青少年が出たら困る。(同様意見3件) E 33 栃木
    推奨意見(2件)
    受付 内容 方法 地方
    1/05 新春スペシャルドラマ。子供どうしや子供と年寄りとの絆や交流が描かれていて、良い番組であった。この番組のようなドラマをもっと放送してもらいたい。 電話 30代 東京
    1/22 スペシャルドラマ。捨て犬と施設に預けられた少女の心の交流を描いたドラマは大変良かった。中学生で妊娠したり、女子高生がヤクザの組長になるといった、信じられない内容のドラマが叩かれたのと比べ、本当の命と仲間の大切さを伝えてくれた。少年少女の犯罪や非行をテーマにしたドラマはもう必要ない。 E 16 広島
    その他(31件)
    受付 内容 方法 地方
    1/15 アニメ番組。オープニングでスプレーでそこら中に落書きする演出があるが、こういう演出はやめたほうがいい。なぜならば、これを見た子供は真似をする可能性があるからだ。次に本編の中で、ミゼット型の車に女の子の生徒を荷台に乗せて先生が買い物に行くシーンがあるが、そもそも車の荷台に人を乗せて走行するのは、交通法に違反するはずではないか。ましてや教師がその車を運転して行くというのはとんでもないことだと思う。(同様意見1件) E 36 埼玉
    1/05 正月の特別ドラマ。年末からスポットが流されているのを多数拝見する。そのCMのある部分は、青少年にとってあまりよくない影響があると思われる。その部分とは、ある登場人物がマグロ漁の太い釣り糸が腕に絡まってしまい血が出て、今にも腕が千切れてしまいそうな描写である。大人の私ですら衝撃をうけて直視できなかった。ドラマをその放映で1回のみ見るならそういう描写はたいした影響はないかもしれないが、番宣でそういった描写を何回も何回も見せるのは、あまり良いこととはいえない。 E 23 青森
    1/23 バラエティー番組。番組内で漢字クイズがあったが、出場タレントの漢字の書き順が全くでたらめなものが多くあったうえ、それを正解としていた。例として「肉」を人を二つ上下に書いたあと、周りを囲む始末。小2と小1の子供が「こんなの正解じゃない!」と非常に怒っていた。漢字は絵とは違い、字の由来に基づいた書き順が存在する。テレビ局が教育をリードすべきであるのに、もうテレビ局の堕落さ加減に情けなさが募った。 E 35 大阪
    1/04 バラエティー番組。元日早々の大食い選手権はやめて欲しい。年に一回のお正月であり、また、午前中という時間帯のため、あのような食事をされればとても気持ちが悪くなり、また、子供がテレビを見る機会も多いことから、食生活への悪影響も懸念する。せっかくお正月という祝い行事である以上、もっと家族や皆が楽しめるような企画をテレビで工夫・放送して欲しい。(同様意見1件) E 32 埼玉
    1/22 バラエティー番組。女性ゲストの一人が食用蛙を見て「げぇっ」と不満そうな口調で話していたが食べ物というか生き物に対して失礼である。もう少し節操な態度で望むべきじゃないのか? E 16 熊本
    1/05 来年こそは青少年向の優良番組を増やすべき。現在我国は青少年向けの優良放送が少なすぎる、サスペンスや人の醜いところばかり放送している惨状で、極めて不愉快。青少年向けにもっと時間を割き青少年の為になる健全な番組を期待する。 E 22 大阪
    1/31 日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)を地上波でも放送して欲しい。地上波で放送することによって、青少年を中心にバスケットボールの競技人口が増えることにつながると思う。 E 22 山梨

    2006年12月に視聴者から寄せられた意見

    2006年12月に視聴者から寄せられた意見

    前月と同様、「いじめ」と「自殺」に関する意見が数多くあった。この他、「政治関連報道(政治問題、政党関係、生活関連法案など)」に意見が寄せられた。

    2006年12月の1ヵ月間に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は664件で、11月との比較では113件減少した。

    意見のアクセス方法の割合は、Eメール56%、電話37%、ファクシミリ4%、郵送ほか3%である。(*Eメール数には同一人の同意見を含む)

    男女別では、男性72%、女性25%、不明3%で、世代別にみると30歳代(26%)、20歳代(19%)、40歳代(15%)、50歳代と10歳代(各8%)、60歳以上(6%)の順となっている。

    2006年12月に視聴者から寄せられた意見 664件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2006年12月件数
    人権等に関する意見 14 件
    放送と青少年に関する意見 150 件 [ 意見内容 ]
    放送番組全般にわたる意見 234 件 [ 意見内容 ]
    BPOに関する意見・問い合わせ 35 件
    その他(放送関連以外) 231 件
    意見件数 計 664 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。12月の通知数は196件(24放送局)であった。

    番組全般

    2006年12月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(664件)の53%にあたる350件が “不適切な内容や発言・表現、低俗、下品、モラル欠如”など、番組のあり方についての指摘となっている。

    なかでも【情報ワイド(ワイドショー)・バラエティー・アニメ】に関する意見が多く、“不適切な内容・表現と不適格な出演者”(202件)、“低俗・下品”(109件)、“モラル・倫理観の欠如”(39件)の他、個別番組や特定放送局への意見では【情報ワイド番組】を中心に“取材・報道のあり方”に関する意見(92件)が多く、以下“放送の影響力”(43件)、“公共的な放送のあり方”(30件)、“公正・公平・中立(内容が偏向との指摘を含む)”(22件)、“メディア(取材)規制”(19件)、“実名・匿名報道関連”(14件)の順となっている。

    特に“報道のあり方”や“放送のあり方”については「いじめ」と「自殺」に関する意見が121件(その内「いじめ問題」:98件、「自殺関連」:23件)にのぼり、その指摘は問題の取上げ方や番組自体の過剰なバラエティー化への不満、情報ワイド番組司会者やキャスター・コメンテーターの発言への批判が中心である。

    この他、「政治関連報道(政治問題、政党関係、生活関連法案など)」に59件が寄せられた。

    個別番組では、バラエティー番組の質の低下、スポーツ中継番組への苦情、中学生の妊娠をテーマにしたドラマや、女性占い師の不適切な発言や出演に対し放送倫理上問題であるとする批判などが目立っている。

    なお、「人権等権利に関する委員会(BRC)」への相談・意見(14件)とは別に、番組・青少年各委員会に寄せられた意見の中で「人権問題や差別にあたる表現ではないか」との提起や懸念は179件で、前月(218件)よりは少ないものの「自殺」報道を危惧(主として“いじめ”“差別”に関連)する意見が多い。

    【放送局の対応・姿勢】に関する苦情・抗議は123件と前月(64件)から倍増した。

    【CM関係】前月の39件から75件と倍増している。意見としては、「不適切な表現・内容」とする意見や「差別を助長する携帯電話のCM」への苦情が目立った。

    概要

    【特記事項】(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」などから抜粋)

    • 今我々が享受している言論の自由は先輩達が命をかけて戦って勝ち取った権利だ。それを日本のTV局は“言論の自由”の名の下に下劣な俗悪番組を垂れ流している。BPOにも番組に対する批判・苦情が多数寄せられているが、TV局はこれらの声に真摯に耳を傾けたのか?自浄能力がないのなら、先日政府がNHKに対し“命令放送”を下したのと同様に公権力介入はどんどん進むだろう。言論の自由は水や空気の様に“あって当たり前”と思ったら大間違いだ。
    • 最近、「いじめ」による自殺報道についての規制なり基準が必用だと強く感じる。報道がむしろいじめ自殺の誘引原因になるほどの集中的報道は極めて憂慮すべき問題である。欧米のメディアによる自殺報道に関してはかなり厳格な基準や規制がかけられていると聞く。いじめの原因を特定することは困難である。それを短絡的に教師や教育委員会や学校の対応が原因であるという報道が目立ち、むしろ親の問題が自殺者と同じ被害者扱いになる傾向を持って伝えられている。だからメディアはどうしても教師や教育委員会や学校の責任を追及するパターンとなり、親の問題にはふれないという編集になる。是非ともこの状況改善の為に規制等を決めてもらいたい。二度とメディアによる連鎖はあってはならない。
    • バラエティー番組を見ていていつも思うのは、人の生死を軽々しく言うような発言で笑ったりしているバラエティー番組が多すぎます。「死ね」だとか「殺す」という最低な言葉を電波で平気で流しているのは問題ではないですか。そもそもこんな言葉は冗談にしても面白くもない。不愉快なだけです。こんな言葉を笑いに利用するな。「いじめはいけない」、「命の尊さを学べ」と言う一方でこういう言葉が氾濫するいまのメディアは憂慮すべき状態にあると思います。放送に不適切な用語はいくつか知っていますがそれらと比べても、人の生死を軽々しく言うこの言葉は不愉快極まりないです。

    【取材・報道のあり方】

    • この4~5か月の間、いじめ問題や高校未履修問題を発端とした“教育叩き”がどのニュースやワイドショーでも行われているが、すべての教員や教育委員会全員が悪いことを行っているわけではなく、熱心に児童・生徒と向き合って真面目に仕事をしている人は数多くいる。悪い面ばかりでなく良い面も同じくらい報道して欲しい。また、現場のことを何も分からないのに知ったような大口を叩く芸能人は非常に腹立たしい。
    • まったく困ります。ノロウィルスについてのニュース、「カキなどの二枚貝の生食が原因と思われ・・・」の報道です。新聞にもどこにもカキが原因とは見つからないのに、「“生食はだめ”」的な報道は一般消費者として食べるのを考えてしまう。市場も大打撃と訴えているところへこのニュース。料理店の宴会などもキャンセルが多いと聞く。乳製品の時も風評被害は少なくなかったのに、ここにきてまた何で!って。弱りました!
    • 殺人事件や交通事故においては加害者と被害者当人のみならずその家族らもその影響を大きく受ける。事件を報じるリポーターは、そうした家族らの複雑、微妙な心情を斟酌した、そんな思いやりあふれる報道をして欲しい。最近は、人の心に土足で踏み込むようなリポートばかりが目立つ。
    • 政治問題をテーマにした番組は不偏・不党であるべき。政府与党を全面的に支持している評論家(未来学者)がコメンテーターとして出演しているが、重要な政策法案について議論する場面にも与党の議員のみを出演させ、野党の議員を出演させていない。報道番組であるにも関わらず偏向的な、与党の広報番組に成り下がっている。不偏・不党の精神を貫いてこそ報道番組と言えるのではないのか。
    • 不法投棄の廃棄物から個人情報が続々出てきたという報道の中で、あたかも問題の廃棄物を扱ったのは産業廃棄物業者であるというような決め付け方をしていた。しかし、番組で問題になった書類などのゴミは市町村の委託による処理業者が扱うべきもので、産業廃棄物処理業者が扱うものではない。ゴミ廃棄事件が起きると、いつでも産業廃棄物処理業者が問題を起こしているかのような報道姿勢は、業者に対する悪意ある報道であり、業者として報道被害を訴えたいくらいである。こうした報道によって、産業廃棄物に関わる仕事をしている人たちの子供たちまで、いじめや仲間はずれなどの被害にもあっている。公共の電波を使って報道するからには、基礎的な調査をして正確な報道をしてもらいたい。
    • ライブドア事件や元大学院助教授の痴漢事件もそうだが、容疑者が否認しているにも関わらず、その容疑者を完全に有罪と決めつけた放送が行われているのが多く見受けられる。このような、裁判前の容疑者を有罪と決めつけることはどこまで許されるのか?2009年までに裁判員制度が導入されるが、裁判の中で明らかにするべきことを先走った放送によって裁判員に容疑者有罪の固定観念を植え付け、裁判結果に大きな影響を与えてしまうのではないかということを危惧する。ロス疑惑でもテレビでは有罪と決めつけた放送が連日連夜行われたが、結果は被疑者(推定)無罪になっている。当時もし裁判員制度を導入していたなら、テレビを見た裁判員は被疑者を有罪にしてしまったのではないかと思えてならない。これらについて議論をしてほしい。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 近年、番組の質が落ち嘆いており放送の将来に危機感を感じざるを得ない。どの局を見てもお笑いタレントが出演し低俗な番組ばかりだ。視聴率を取るためだろうが残念でならない。また、テレビショッピングは番組全体がCMになっている。地方では、テレビショッピング番組の編成が全番組の35%を超えた局もある。もっと視聴者のための放送局であって欲しい。何らかの規制が必要ではないか?
    • 各局ともアナウンサーの教育が全くなされていないためか、イントネーションや言葉遣いの乱れがはなはだしい。「放棄」と「箒」、「厚い」と「暑い」などのイントネーション、湿度を「ひつど」と読んだり、フレーズ間の息継ぎが荒ら荒らしく下品だ。「○○会議が開催されました」とすべきところを「開催しました」と表現するケースが多い。身の「処し方」が(ほどこしかた)と、「遊興費」が(ゆうこうひ)と読まれたりしている。放送は免許事業なのだから、「日本語の乱れ」も免許条件のひとつにすべきだ。本来は各局が自主的にただすべきだが、今やそういってはいられないほど乱れている。
    • お笑いコンビの片割れが司会の番組で、その司会がコンビの相方やコメディアンの頭を何度も叩いた。この男は他にも司会をしている他局の番組でもゲストの頭を叩く事があった。人気があるのだろうが、傲慢・思い上がりも甚だしく、よく「死ねばいいのに」などと発言している。こんな態度の悪い礼儀知らずな人物を出演させている日本のテレビは社会常識がない。
    • 医学的な誤りや制度に対する理解不十分に基づく不適切な内容が多く、勤務医の私は見ていて悲しくなった。特に産婦人科関係の部分は医学的に滅茶苦茶な内容だった。また、告発匿名産婦人科医として登場した医師は男性であるにもかかわらず、女性用の白衣を着用していた。現場の人間が見たらできの悪い芝居であることはすぐにわかるが、一般の方が見た場合には、本当の医師が告発しているように受け取ってしまうのではないか。医療関係の番組を制作する時はきちんとした考証が必要であると思う。
    • 精神障害の病名を笑いのネタにしていた。13時10分頃、ゲストのお笑い芸人が相方に対し「この子多動なんです」と病名をネタにしていじめ、観客の笑いを取っていた。自分の子供も自閉症で悩んでいるが、この様な行為を絶対に許すことは出来ない。また、録画番組にも関わらず何故担当者は編集しないのか、放送局の倫理観も欠落している。局に苦情を言ったが、女性担当者には「番組担当者が会議なので分かりません」と冷ややかな応対をされた。
    • テレビはNHKと民放の2局しか受信出来ない地域のため、早朝は出かける前の支度をしながらラジオを聴いているが、早朝には相応しくない下ネタの話しが多い内容だ。山間部で生活しているため一般の企業勤めの人達に比べれば確かに早い時間帯だが、朝は交通や生活の情報番組にして欲しい。局にも苦情と要望を言ったが全然変わらない。
    • 潜水を競技する企画について一言。競技中に失神した人をゴールデンタイムでカットせずに写すとは何事だ?深夜でも映してはいけない上に、潜水をバラエティー番組の企画で安易に扱うスタッフらもどうかしている。潜水とは習得したものでも危険な面があり、真似をすると極めて危険な行為である。この番組では、それ以外に怯えている人に対して水中高飛び込みを無理にさせたり、陸上競技で敗北した者にパイを投げつける行為を行っているが、スポーツをバカにしているのではないかと思う。このテレビ局は、以前不祥事を起こした時に免許を剥奪された方が良かったのではないのだろうか。
    • 民放のフィギュアスケート競技の中継番組を見ていたら、画面の右上に”Taped Coverage”(録画報道)の字幕が出た。録画なら録画と正直に日本語で表示すればいいものを、この部分だけ英語にして誤魔化している。なぜこういう信用をなくす様な事をするのか。このテレビ局の視聴者を馬鹿にした放送は許せない。
    • 東京キー局のフィギュアスケート中継について局には何度も苦情を申し入れたが改善が見られない。過剰な女子種目偏重(特に10代の選手に執着)で、男子・アイスダンスがほとんど放送されない。アナウンサーがとてもうるさく他の局と比べても最低レベル。選手への敬意や配慮が不足しています。視聴率だけが目当ての放送権獲得のようですが、あまりにも勉強不足で耐え難いシーンがいっぱいです。今後はNHKに放送権が戻ることを切に願います。
    • 雇用についてフリーター、パート、アルバイトなどの言葉が乱発されるが、これらの言葉は差別語ではないか。自分は分類からいうとフリーターになるんだろうが、フリーターはぶらぶらしているという響きが強い。自分はフリーターで生計をたてているという自負があるがフリーターと表現されると差別表現だと強く感じる。マスコミとしてはそうした言葉の使い方が差別を生み出していることを反省し厳密な定義づけをして使用して欲しい。
    • 最近批判の多いこの局には倫理観というものが無さ過ぎる。いじめや女性差別をやめようと言っておきながら女性ペルー人出演者なら許すのか。年上の人を「こんな婆なんか誰も相手にしない」とか、一生懸命子育てをしている日本女性の事を「日本人母の格好は汚いから浮気されても仕方無い」などと好き放題言わせ、その一方で南米はこんなにも素晴らしいなどと根拠の無い事を言っている。こんな輩に好き放題言わせているから、日本人に対して罪を犯してもいいと思う愚かなペルー人が出てくるのだ。こんな人間を出している局も事務所もスポンサーも同罪である。これではいじめも差別もあっていいと言うのと同じだ。公共の電波を使った暴力行為ではないか。ペルー人なら何を言っても許されるわけではない。ペルー人と関係者に対し放送倫理上対処が必要だ。

    【その他、番組全般】

    • 命の大切さや、家族愛、友達など、とても考えさせられる番組でした。深夜の2時という、とても遅い時間帯の“贈り物”と称した放送でしたが、この番組をぜひ、夕方の6時台とか、子供さんなども見られる時間帯に放送してほしいです。番組を見てとても感動しました。
    • 近年「ニュースのワイドショー化」が叫ばれて久しいが視聴者の批判そっちのけで改善されるどころか益々ひどくなっている。よほど時間を掛ける内容がない限りいきなり芸能やスポーツ、新聞記事の紹介で10分近く掛けた後、ようやくメインニュースに入るなど無駄に時間を掛けすぎている。それに、最近CMを挟む回数が減るどころか更に増えている気がする。放送時間を長くするのならスポーツやニュースに掛ける時間を増やすなどもう少し内容の充実を図るべきではないだろうか。
    • 最近、視聴率が取れれば内容など気にしない番組が多すぎる。ライブドア事件で風説の流布で逮捕されてもおかしくない詐欺まがいの女占い師が未だに好き放題言っている番組や、ボクサーを祭りあげるだけのボクシング中継、世界でメダルを狙える程の実力も実績もないのにタレントがはしゃいで煽るバレーボール中継。番組制作にかかわっている人間の程度の低さが知れる様な番組ばかり。一体いつまでこんな状況で放置しておく気なのか?
    • 日曜日の討論番組で、岐路に立つ同和行政と題し部落解放同盟問題を取り上げていたが、当たり障りの無い表面だけの討論だった。横領事件や、奈良市職員が5年病欠であったにも関わらず給与が満額支給されていた問題など、既に報道された事件ばかりで、部落解放同盟という肩書きがどのように利用されたのか問題の核心を突いていなかった。名刺に刷り込んだ「部落解放同盟」という肩書きが、“恫喝”として利用されている事実を出演していた同盟の幹部と討論すべきだった。
    • 民放のフィギュアスケート競技の放送は本来のスポーツ放送のあり方から逸脱している。ワイドショー的な過剰な演出。競技を理解していない実況。出場選手への配慮を欠いたリポーターの言動などが問題である。このような放送ではフィギュアスケート本来の魅力が伝わらず、結果的にこの競技を支える健全なファン層の育成はもとより、この競技の人気を一過性のものにしてしまう恐れがある。
    • 最近の政治討論番組やワイドショー番組に乱暴な言動の元政治家や自民党寄りの政治評論家がよく登場する。公共の電波を使うからにはもっと公平に出演者を選ぶべきである。

    青少年に関する意見

    意見分類 2006年12月件数
    E-mailによるもの 118 件
    電話によるもの 29 件
    郵便によるもの 2 件
    FAXによるもの 1 件
    意見件数 計 150 件

    (男性108件、女性41件、不明1件)

    【意見の概要】

    • 12月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは150件で先月より約50件減った。アクセス方法でEメールによるものが79%と増加したのが目立つ。
      内容に関しては、今月も意見の中で“いじめ”や“自殺”という言葉を使ったものが72件と全体の48%を占めた。特に携帯電話のCMがいじめを助長するという意見が34件もあったほか、バラエティー番組などがいじめを助長するという批判意見に対する反論も9件あった。番組別では中学生の妊娠をテーマにしたドラマに対して今月も8件の意見があった。

    【意見の抜粋】

    {お断り}

    放送と青少年に関して、電話やホームページ、FAX、郵便でいただいたご意見の中から、代表的な意見を抜粋して掲載させて頂きます。
    ただし、意味不明なもの、個人攻撃や誹謗中傷にあたるもの、不快感を与える表現などは非掲載とさせて頂いています。  
    また、いただいたご意見は事実関係などを確認できない場合もあるため、放送局名、番組名、出演者名は原則削除させて頂き、あまり長い文章は要約、類似意見は代表的なものを掲載させて頂いています。

    [内容分類]  [E]はEメール

    “いじめ”に関する意見(72件)
    {CM関連}34件
    受付 内容 方法 地方
    12/11 携帯電話のCMで女子生徒が数人で話している。周りの生徒は全員某社の携帯電話を持っており、その中の一人だけがその携帯電話を持っていないという設定だが、見方を換えればこれはいじめのきっかけや、いじめそのものと取れるのではないか?このCMを見た保護者の方や子どもに危機感を与え、購入を迫っている一種の詐欺まがいのCMではないか?このような現代の社会問題を逆手に取り、危機感を与えるようなCMを堂々と流すような企業を許すべきではないと思う。(同様意見33件) E 22 愛知
    {報道関連}5件
    受付 内容 方法 地方
    12/04 報道番組。日曜日の夕方という、家族団欒で夕食を取る可能性の高い時間帯に、あえて親による子どもの虐待の実態を詳細に報道することに正当性があるのか。最近、いじめによる子どもの自殺が続発しているが、これは明かにマスコミの報道が加熱していることによる影響だ。欧米で自殺についての詳細な報道を禁じているのは報道による連鎖反応が起きることが証明されているからなのに、日本では相変わらず衝撃的なタイトルや、おどろおどろしい音楽をつけた再現ドラマなどを垂れ流し続けている。まさにマスコミによるマッチポンプ。その自覚があるのか。 E 26 大阪
    12/19 報道番組。事故の映像なんか流さないでください。人が死んだというのに何度も何度もしつこい。何という不謹慎さでしょうか。そういう、テレビの人の痛みを理解しないおろかさが、命をふみにじる卑劣な態度が、いじめや少年犯罪を生んでいるんじゃないのですか?それなのに何かというと「親が悪い」「先生が悪い」という。本当に悪いのはこういう映像を流すテレビです。 E 12 東京
    12/25 自殺報道など放送局の責任が問題視される状況になると放送局は「放送には問題がない」「放送によるものかどうか因果関係がはっきりしない」と抗弁し、他のメディア(インターネットやアニメ、ゲーム、ビデオ)が事件を引き起こしたとする論調になることが多々ある。他のメディアはそのメディア自身で弁明することもままならず、放送局を通じてしか中々弁明できない。放送局によって原因説を流布されるだけである。逆に放送局は自ら原因とされる自殺報道の有りかたや、問題視されている状況についての報道をあまりしない。放送局は自身の責任や原因を直視するべきではないのか?少なくとも他のメディアを事件に関連性があるとしてバッシングする資格はない。(同様意見2件) E 18 大阪
    {いじめに関するその他の批判意見}24件
    受付 内容 方法 地方
    12/01 バラエティーやお笑い番組は各局とも非常識な状態である。ふざけるにも度が過ぎていじめにしか見えない。青少年のいじめを増長させる上、世界的に「日本は悪ふざけも規制の無い愚民国家です」と言いふらしているようなもの。特定の人物を貶す、虐める、まじめなシーンでふざける、物を壊す、しまいには顔などの近くで風船を破裂させるのはどう考えてもいじめである。こんな番組が青少年に悪影響を与え日本のイメージを壊していく。同じ日本人として非常に恥ずかしい。(同様意見5件) E 22 大阪
    12/04 バラエティー番組。家族で楽しく見られる番組だと思っていたが、この日の放送は、一人の女性タレントがルーレットでハズレばかりだったため、最後までひとりだけ何も食べることができなかった。これを見ていた小5の娘は「お姉さんかわいそう」と泣き出してしまった。彼女が最後まで食べられなかっただけでなく他の出演者もルールだからといって同情はしても結果的に見捨てる形になった。学校でよく仲間外れにされている娘にとっては、クラスの仲間に見捨てられる自分とダブって見えたのだろう。このような子どもの心に傷を残すようなルールは変えられないものか?安心して楽しめるルールにしてほしい。 E 44 埼玉
    12/05 アニメ番組。主人公の天然パーマを馬鹿にしたり揶揄したりするが、天然パーマそのものにコンプレックスを持ち、学校でいじめられている子もいると思う。メディアでそのような内容を放送すると、いじめられてる子が更にいじめの対象となるのではないか。改善を望む。 E 16 熊本
    12/05 現在のバラエティー番組では“空気を読む”ということが重視されていて、空気の読めない人は笑い者にされる。空気を読むという事は多数派に付く事であり、その場その場で瞬時に判断することが求められる。多数派であることが重要で善悪は関係がない。いじめ問題で言えば、いじめられている人を助ける正しい行為でも、多数派でなければ逆にいじめられてしまう。“多数派=正しい”と短絡的に考えてしまう風潮が強くなっているのが問題であると思う。 E 32 愛知
    12/07 情報番組。お笑い芸人が“ど突き”ながら笑いを取るような態度で、いじめに関するニュースを紹介していた。芸人達は“芸”として行なっているとは思うが、公共の電波で人を“ど突く”ような行為はするべきではない。いじめに繋がるような芸は、見たい人だけが集まる場所でだけ見せるべきだ。今、問題となっている“いじめ”も、いじめている側はふざけている感覚でも、いじめられる側は真剣に受け止めている。この現状にマスコミももう少し配慮して欲しいと思う。(同様意見1件) 電話 50代 埼玉
    12/13 昼間にサスペンスドラマの再放送するのは止めて貰いたい!理由は簡単。教育上好ましくない。特に最近の世の中は非常に物騒で殺人事件やいじめなどといった痛ましいニュースを聞かない日がない。それなのに何故ダラダラと放送しているのか?それに午後の2時~4時台では小学校1,2年生くらいのお子様が帰宅する時間帯。もし自分の家族、親戚、友人、知人などがそんな痛ましい事件にあったらどう思うのか?考えたほうが良いのではないか?そんなにサスペンスドラマの再放送をしたいのだったら夜中の1時~3時台にしたほうが良いのではないか?(同様意見1件) E 33 富山
    12/18 “いじめによる自殺”が社会問題となり、国を挙げてその防止に取り組んでいる中で、これに水を差すようにテレビ各局は連日、(いじめを生む要因にもなる)暴力シーンを放送している。この放送局の倫理観欠如には怒りを覚える。容認できない。放送局もいじめ防止への国民的な取り組みに協力し、暴力シーンなど、いじめにつながりかねない内容の場面や番組の放送を自粛すべきだ。 電話 40代 東京
    12/19 人の生死を軽々しく扱うような発言で笑ったりしてるバラエティー番組が多すぎます。「死ね」だとか「殺す」という最低な言葉を電波で平気で流してるのは問題ではないですか。そもそもこんな言葉は冗談にしてもなにも面白くもない。不愉快なだけです。こんな言葉を笑いに利用するな。「いじめをするな」、「命の尊さを学べ」という一方でこういう言葉が氾濫する今のメディアは憂うべき状態にあると思います。放送禁止用語はいくつかは知ってますがそれらと比べても、人の生死を軽々しく言うこの言葉は不愉快きわまりないです。(同様意見1件) E 29 京都
    12/22 バラエティー番組。最近、“でぶ”と言われて自殺した子供がいた。“でぶ”と言う言葉を浴びせられた人にとっては、いじめであり名誉毀損であり人権侵害でもある。子供のいじめ自殺などが相次ぐ昨今、番組のタイトルとして“でぶ”を標榜するのはやめるべきである。 電話 30代 東京
    12/27 ドラマ番組。この局は昔から暴力奨励・肯定の番組が非常に多い。かつて視聴者から散々批判されたにも関わらず続けている。言葉も「うるせえ」「ぶっ殺す」などひどすぎる。しかも若い役者がこれらの言葉を使っているのだから未成年者への悪影響は計り知れない。こんないじめや犯罪を誘発するような危険な番組を放送しておきながら一方のニュースでは恥ずかしげもなくいじめ問題を取り上げ、学校や親・教師などを批判しまくる。いじめ問題を取り上げるならまずこれらの低俗番組を放送中止してからやれ! E 32 千葉
    {批判意見に対する反論}9件
    受付 内容 方法 地方
    12/18 今の世の中の変な風潮なのか、“いじめ=バラエティー番組や報道番組”と何でも其処に繋げる視聴者意見が多いが、単刀直入にいじめっ子にも問題ありだと発言した方がいいのでは。子供だから何をしてもいいのか?子供だから非道な行為を行ってもいいのか?自分の非を誤魔化してTVに責任を押し付けるなんて最低な行為であり、インターネットが主流の中、今のTV番組にそんな影響力はない。(同様意見2件) E 36 奈良
    12/18 【いじめに関わった教師について、責任があるなら自殺しろと言うのはコメンテーターとしてどうかと思う】といったような内容の意見について反論。TVマンとしては失礼な発言に値するが、私は彼の意見に大いに賛成である。その教師は人権もなにも無い発言をしているのだから、そんな教師を擁護する様な意見は矛盾するにも程がある。 E 22 大阪
    12/25 バラエティーがいじめを助長しているとする意見が以前から根強いようだが反論させてもらう。漫才というものはお互い理解しあった上で行われているもので決していじめ行為ではない。例えば、漫才コンビで相手の頭をハリセンや手で叩いたととしてもそれが暴力行為だとは誰も思わない。いじめ行為は親の躾けの責任ではないのか。 E 16 東京
    12/25 先月の意見で「イジメ=自殺の逃げ道を作る=TV局が放映する事によってイメージ付けているから自殺志願者が増える・・・」等の意見があったがそれは違うと思う。誰でもイジめられたら自殺を考えるのは当然の事であり、何でもTV局やマスコミ・報道番組に責任を押し付けるのはどうなのだろうか?マスコミにも問題があるのは分らない訳でも無いが、何でもマスコミに責任転嫁するのは意味のない事であり、周りが話をややこしくする前に、皆でいじめの定義に付いて考え、各々で考える事ではないのか?(同様意見1件) E 54 徳島
    12/25 イジメの件に付いて一言。視聴者もマスコミばかりを責めていたら、マスコミをいじめてるのと一緒では無いか。 E 25 千葉
    12/25 いじめ報道が自殺を煽っているとの意見がある。しかし、いじめ自殺が増えたのは今まで他の事が原因の自殺とされていたものや、原因不明の自殺だったものがはっきりと「いじめが原因です」と遺書に書かれていたり、学校・教育委員会が隠蔽できなくなったことで増加となったのではないか。そもそも、いじめが報道されなければ、今でも「いじめが原因の自殺は0」とされて対策もとられなかっただろう。「いじめ自殺予告の手紙」が文科省に送られた報道を見て、同じように文科省に手紙を送りいじめが判明し助かった子も十数名いる。また、このような報道が増えたことにより教師の目が厳しくなっていじめがなくなるとか、早期発見され対処されるケースも増えてきている。メディアがいじめ自殺を報道しなければ今でも対策は何もとられず、いじめられている子達はいじめられ続けて、自殺があっても隠蔽されるままだったのではないか。メディアが報道したことの有益性も理解されるべきだ。 E 16 東京
    中学生が主人公のドラマについて(8件)
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    12/11 今更放映中止しろとは言わないが、この局は一体何を考えているのか?こういった子供を食い物にする番組や企画を垂れ流すテレビ局に、子供がらみの犯罪が起きた際にオタクを犯罪者扱いしたり、インターネットやゲームやフィギュアを非難する資格はないと思う! E 35 東京
    12/11 「貴方はどう思いますか」と番組の宣伝をしていたが、逆にモラルに反した内容のドラマを公共の電波で放送する放送局の倫理感を問いたい。このような子供は生まれた瞬間から児童擁護施設などの国の世話になり、親の愛情も知らないまま育つ事になる。その結果ワーキングプアやニートなどと同様に、一生国の補助金で暮らす事になる可能性がある。青少年の異常な性行為は軽々しく扱うべきではない。 電話 50代 東京
    12/11 未成年者の妊娠が一際目立つようになり、来年以降の急増が見込まれるのではないかと思われている現代社会で、この様なテーマを取り上げた良いドラマがあって安心した。色々と批判意見はあると思うが、最近我々大人は性について差し障りの無いことしか子どもに教えず、子どもは無知なままであるわけで、子供に対して性について教えるよい機会と捉えてもよいのでは。また、これからの現代社会のための勉強、現代社会の負の側面を知る勉強にもなるので、子どもにも大人にも熟年にも見てほしいと思った。様々に話し合う機会を設けるきっかけになる番組だと思う。なぜ低年齢での妊娠や出産がいけないのか、生まれてしまった子どもや周りの人間にどんな苦労があるのか、様々な議論を喚起してくれるという点では評価すべきだ。ただ、暴力シーンやグロテスク映像、万引きなどの過激表現はある程度控えて欲しいと思う。(同様意見1件) E 44 青森
    12/20 かつて東京都が青少年に対し行なったエイズ防止キャンペーンや、昨今のいじめ問題、更に14歳の女子中学生をAVに出演させた男の逮捕事件など荒んだ世相の下で、なぜこのような番組を放送するのか。性犯罪のヒントや、性への刺激を煽るいわば性犯罪の低年齢化を促すような番組をなぜ放送するのか。公共的な電波に対する規制も止む無しと思う。更に、この局のニュースでは18歳の父と称する男と14歳で母になった女子中学生を紹介したり、単にヤンキーで非常識な人間をニュースで扱うなど悪乗りがひどい。 郵送
    12/22 番組の公式ホームページの掲示板を見ると、十代の女性から「私も彼の子どもを妊娠したら産む」などといった意見が続出している。現実の厳しさを中途半端にしか描いていない番組の内容と照らし合わせて考えると、これが現実の厳しさの全てと誤解し、性交渉・妊娠・出産・育児を安易に考える十代の女性が増える可能性がある。制作者の真の意図がどうあれ、実際には十代の女性から上記の旨の意見が続出している。制作者はその責任をどう考えているのであろうか?「ドラマ」であり、あとは見た者の自己責任と逃げて終わりなのか?テレビの制作者は、多感な十代を視聴者層に想定している場合には、与える影響力を厳しく自覚してほしい。(同様意見3件) E 38 宮城
    {上記を除いた意見}
    低俗、モラルに反する(19件)
    受付 内容 方法 地方
    12/01 ドラマ番組。原作を読んだ時、世間知らずの子どもには見せられない内容だと思ったが、ドラマを見ると覚せい剤を打つ描写があり驚いた。こんなシーンを見るとシャブは普通のことと思い簡単に真似をする子もいると思う。シャブの恐ろしさを知らない人が制作しているとしか思えない。すべての青少年が判断力があるとは限らない。青少年の見ている時間にとんでもない内容の番組に憤りを感じた。 E 38 大阪
    12/04 情報番組。紅白出場歌手を誹謗中傷していた。誰でも判別できる実名に近い名前で、紅白に出場出来るのは歌手の実力や実績ではなく、裏の力関係があるからだと話していた。一緒に見ていた中学生の娘も「テレビを見てこんなに腹が立つのは初めてだ」「テレビは信用出来ない」と相当なショックを受けていた。例え事実であったとしても三流週刊誌並みのネタを公共の電波で放送するべきではない。 電話 40代 大阪
    12/06 ラジオ番組。この番組は放送倫理に反している。月曜日の放送では番組に応募した女子高校生や、二十歳前後の女性のリスナー3人に“あえぎ声”を出させるコーナーがあり、火曜日はグラビアアイドルに何かをくわえさせ“ピチャピチャ”音を出させて、何を食べているのか当てるコーナーがある。また、両コーナー共に映像配信もしている。特に現役の女子高校生に卑猥な演技をさせている月曜日のコーナーは性犯罪を誘発する危惧があり、深夜の時間帯といえども倫理的に許されない。 電話 40代 東京
    12/06 バラエティー番組。ローカル番組に乱入して理由も無くリポーターを殴り、その後も傍若無人な態度をとる司会者らを不愉快に感じた。最後に「すいませんでした」と言ったものの番組が悪くなった。他人と他番組を巻き込んでまで笑いを取ろうする事は笑えない。視聴率を優先してわざわざ不愉快な場面を見せる番組のやりかたもよくない。視聴率を上げたいのなら、老若男女に受け入れられる面白さを入れるべきだ。 E 19 滋賀
    12/11 バラエティー番組。お笑い芸人が子供も見る時間帯に不適切な発言をしていた。その番組に出ていたほかの芸人がHな勘違いナゾナゾを出して、その芸人はワザと不適切な発言をしていたように見えた。ナゾナゾを出したお笑い芸人も、そのような問題もテレビで出さないで欲しい。たとえ勘違いナゾナゾとは言え、教育に悪いことを連想できるような問題は出さないで欲しい。(同様意見3件) E 40 京都
    12/15 バラエティー番組。お笑い芸人が大人気ない態度で子供に接して笑いを取っていた。この番組に限らず、最近お笑い芸人が子供達を相手に馬鹿ふざけをして笑いを取ったり、“さん”付けで呼んだりして気に入られようとしているが、躾けや児童教育の問題にお笑い芸人が関わるべきではない。 電話 32 東京
    12/18 この深夜のバラエティー番組は内容を変えて放送しているが、相変わらず性的な内容が多い。青少年に悪影響がある性的な内容はテレビ・FMなど公共の電波を使って放送しないで欲しい。2006年度中に強制放送終了を求む! E 26 埼玉
    12/18 某有名占い師の態度に非常に憤りを感じる事がある。確かにこの人の発言に関しては当たっている時もあるが、自分が気に喰わないゲストの時には不貞腐れた態度を取り、そのゲストを酷評して暴言を吐き、自分の好きなゲストの時には、人格が変ったようにニコっとして、そのゲストを持ち上げる姿勢は如何な物かと思う。とにかく中高生の言葉遣いが悪いのは、今の関西系大物お笑い芸人や若手芸人より、この占い師の方が影響力があるのでは無いのか? E 18 福岡
    12/25 バラエティー番組。「ブティックホテル特集」と題して、実質ラブホテル特集をしていた。小中高校生は冬休みに入り、次の日は休みとなるこの時間帯は起きている。また最近人気のお笑い芸人が出ているとなると見る人も多いと思う。もっと遅い深夜時間帯ならまだしも23:00過ぎにやる事は配慮が足りないと思う。最近の青少年の性と暴力の事件を大人が助長しているようにしか思えず、とても情けなく思う。厳重に抗議したい。 E 35 沖縄
    12/26 バラエティー番組。来年1月から開始する漫才コンビの出演番組で、彼等が公道を歩いている女性にキスをする「どっきり」番組を放送するという。同番組の記者会見では同席したタレントに土下座してキスしたと聞いている。こういった行為は普通なら公然わいせつ罪で捕まっても仕方がないものだが、テレビ局、タレントがやることなので許されるということか。もし公道で私の親戚がやられたら警察沙汰にして徹底的に戦う。テレビ局は一流企業だという驕りがあるのではないか。 電話 30代 東京
    12/28 バラエティー番組。タレントの一人が横切った救急車のサイレン音を聞いて笑いをとるようなシチュエーションがあったが、人命に関わることで笑いをとることなどあってはならないことである。テレビ局ともども謝罪すべきではないだろうか? E 16 熊本
    視聴者意見への反論・同意(15件)
    受付 内容 方法 地方
    12/05 青少年に有害な番組の規制について、Vチップの導入を薦める意見があったが、日本と米国の国内事情はあまりに違うし、議論が不十分だから反対。市民不在の議論という指摘もあるし、“青少年保護とテレビ”について措置を講じている国々すべてがVチップの導入を決定しているわけではない。たしかにアメリカは番組格付けを実施しているが、それは長年にわたり調査研究の結果であり、またイギリスは「一時しのぎの制度にすぎない」としてVチップの導入を当面見送る方向を打ち出している。諸外国の多様なとりくみの状況や結果を踏まえ、より詳細な検討をすべき時期だと思う。 E 23 青森
    12/18 先月の意見に対して疑問。背丈の低い人に対して、「チビ」という言葉は立派な差別発言になるが、「チビッ子」や「ちびまる子」が差別用語でイジメの対象になるとは到底思えない。それは単に言葉狩りを助長するのではないか。 E 23 神奈川
    12/18 先月の、討論系番組の成り行きを楽しむのは視聴者であって、最終的には視聴者が決めると言った意見については個人的にはどうかと思う。確かに、その意見に関しては一理はあるが、最近の討論番組は低俗化しており、「討論番組」ではなく、誹謗中傷の多い「口論番組」であるのが実情である。感情的になった政治家の暴言を真似する子供が出てくる危険性もあり、更にはその手の発言でショックを受ける視聴者も出てくるのは確かである。(同様意見1件) E 18 新潟
    12/18 「健康の為に煙草を吸うな」。私も非喫煙家なので、この手の意見に対しては大いに賛成です。ですが、TVで煙草のシーンを流すなといった意見には全く同意できません。ドラマでもそういった場面があってこそ成り立つ場合もあります。ドラマなどの喫煙シーンに対して批判するのはお門違いです。では、飲酒シーンは良いのかと疑問に思います。 E 45 大分
    12/18 最近BPOに来る意見がおかしい。普通、子供が寝ている時間帯のお笑い番組に対して「子供が真似をするから番組を打ち切って欲しい」とか、善良なアニメ番組に対しても数々の批判が来るが、ハッキリ言ってそれは親の教育上の問題をはじめ視聴者にも問題があるのだと思う。そんな事位でいちいちクレームを付けて、その意見が通ったら、今のテレビ番組の衰退が加速して、何のテレビ番組も出来ないと思うし、テレビ局が潰れてしまう。もう少し感情的にならずに論理的に考えて欲しい。 E 32 徳島
    12/25 差別発言をテレビからなくせという意見があった。確かにそのとおりかもしれないし、私自身これらの言葉を許容するつもりはない。しかし現実として、もう「ウザイ」「キモイ」などの言葉は世に浸透していて今更テレビからなくしても意味はない。世からなくすならもっと別の対策をとるべきだ。また、これらの言葉はテレビが創り、広めたのではなく子供達が略語(キモイは気持ち悪いの略語)等として自ら生み出した物であり、これを生んだ責任がテレビにあるとするのは的外れである。 E 16 東京
    12/25 低俗だと番組を批判する意見の多くが自分の嫌いな番組の悪いところだけを抜き出して批判していて怒りを覚える。自分が嫌いな番組は放送するなというのはただのわがまま。嫌いな番組をその人が見なければいいだけの話で、何の権利があって自分の好みで他の多くの視聴者の楽しみを奪うのか。 E 16 東京
    12/25 日本でも番組等級制度を導入すべきとの意見に反論。では、だれがそのような等級を決めるのか。結局、選ぶ人の好き嫌いが色濃く反映される結果になるだろうし、国に任せたりしたら政権批判をする番組は悪い番組とされかねないし、そもそも日本では国による検閲行為は禁止されている。そもそも、目的が違うジャンルの番組を一くくりにするのは無理がある。教育番組は全て優良、それ以外は俗悪となりかねない。今の時代はテレビ以外にも多くのメディアがあり、情報が溢れている。それらの中から自分に必要な情報を個人が選別する時代で、そのような制度は時代の流れに逆行する。 E 16 東京
    12/26 「青少年が起きているような時間に不適切な番組を放送するべきではない」という意見がBPOのHPに相次いで紹介されているが、具体的にどの時間帯かということに関しては曖昧な部分があるのではないだろうか。もちろんゴールデンタイムや学校の休み期間などと言った時間帯では規制等されるべきだとは思うが、場合によっては「青少年も起きている可能性があるから」という理由で深夜番組も表現を大幅に規制される可能性もある。当然ながら青少年の生活にも個人差があるので具体的にどの時間までと決めることは難しいだろうが、ある程度の大枠を決めるのもいいのではないだろうか。 E 19 東京
    報道・スポーツ中継に関する意見(8件)
    受付 内容 方法 地方
    12/04 報道番組。「冷酷!交通事故死の子どもを教師が…」の報道で、子どもに「これはあなたが水着を着ている写真だよね」と尋ねるシーンがあった。このHPには遺体写真も多く掲載されており「その中にあなたの画像もあったよ」と告げる行為に非常に嫌悪を感じる。今の時代、子どもとはいえパソコンなどを使えばそのHPがどういうものかすぐに分かるだろう。彼のしたことが冷酷と言うが、取材の上で子どもに直接確認することは冷酷ではないのか。子どもの心に傷を残したとは思わないのか。「知らぬが仏」ではだめだったのか? E 26 兵庫
    12/05 教師による“交通事故キッズ”のHPが取り立たされているが、公共の電波に乗せる事も同じ事だと思う。HPの内容をそのまま報道している。そして教師の顔は報道しない。人権的差別だ。見ていて双方に不快感を抱く。報道の自由の前に人権が尊重されるべきだ。 E 48 福島
    12/11 情報番組。70歳の女が79歳の男性にストーカー行為をしていたという事件を取り扱っていたが、その扱い方が酷すぎる。というのも加害者の女に対して甘いからだ。もしこの加害者が男だったらこのような甘い扱いはなかっただろう。男はストーカー行為をしてはダメだが女はしても良いというはずがない。被害者の男性はこの女のせいで、ある程度の被害を受けたことに変わりはない。 E 15 静岡
    12/12 報道番組。ある朝、この局のニュースを視聴していたら「メイド狩り」の報道をしていた。「メイド狩り」についてどう思うかという質問はまだ納得ができる。そのあとの「あなたにとってメイドはどんな存在ですか?」という醜態を見せられひどくあきれた。事件について思うことを聞くのはまだよしとしても、くだらない質問をぶつけるのはマスメディアとしてどうかと思う。 E 16 埼玉
    12/13 情報番組。選挙制度改革をめぐる話の中であるコメンテーターが、焦点になっている選挙権取得を18歳に引き下げる案について、もしこれが実現すれば飲酒や喫煙が許される年齢も18歳となるから社会への悪影響が大きい。若者の飲酒運転事故が増えたり、二日酔いで授業に出席する、そんな学生も出てくるだろう―などと断定して選挙権取得18歳に反対していた。しかし、これはおかしい。選挙権と喫煙・飲酒規制は全く別問題だ。それぞれの年齢をそろえねばならない根拠など無いではないか。彼はこの無関係な二つを強引に結びつけて選挙権取得18歳に反対する方向へ視聴者を誘導しようとしたとしか思えない。この極めて独断的、一方的な発言に抗議する。 電話 64 大阪
    12/18 スポーツ中継。スポーツとバラエティーの区別がついていないと思います。演技後、体調が悪くて苦しそうな選手に長々とインタビューをしたり、失敗して涙を滲ませている選手に長々と、無神経な質問を繰り返していました。まだ10代の選手たちも多い中で、精神的なショックは大きいのではないでしょうか。大人の都合で、まだ若い選手を潰してしまうのではないかと心配でたまりません。青少年の健全な育成という意味でも、人権という意味でも大いに問題があると思います。(同様意見2件) E 29 熊本
    12/19 最近の傾向ですが、少年事件が起きるたびに「リセットボタン」と言う言葉が出てきます。これは小学生へのアンケートが元だったと思います。高校生や社会人になった少年の事件の際も、小学生を対象としたアンケートを定番の質問として使う状況に疑問を感じてきました。そもそも、多くの小学生が質問の主旨を理解できていなかったり、回答の拡大解釈がないとは言えないでしょう。高校生や社会人でゲームに親しんでいる人がどれぐらいの割合で「リセットボタンで人の人生が元に戻る」と答えるのでしょうか?なぜ、そうまでしてゲームのせいにしたいのかといろいろな邪推が浮かんでいます。マスコミが自分の創った意見を世論として押し通すという近頃見られる傲慢さがここにもあると思います。 E 22 大分
    CMへの意見(6件)
    受付 内容 方法 地方
    12/06 最近のパチンコに関わるCMの多さが不愉快でたまらない。どの時間帯でも目に付き、どうかと思う。子どもが見ると「これどんなゲーム?」と聞かれ心が痛む。青少年の育成の為にも時間帯を絞って欲しい。また、たばこ・お酒・消費者金融のCMと同じようCMの中に注意と警告文も入れるべきだ。(同様意見2件) E 28 大阪
    12/13 コンドームのCMで「はやくぅ~」という女性の悶えがある。深夜ならまだしも、自動車に乗っている労働者も多く、運転しながら聞いているドライバーが性的興奮から事故を起こしかねない。また、自宅でニュースを聞き政治経済の学習をしている学生児童生徒に悪影響を及ぼしかねない。直ちに放送を中止するよう要請されたい。 E 35 香川
    12/26 男性タレントが車の屋根の上でヘッドスピンをするシーン。あれは、危険なのでやめてほしい。もし実際にやって、車から転落して大ケガもしくは死亡したらどうするのか。あんなシーンを、CMに使ってもいいのか!是非とも放送をとりやめるべきだ。 E 19 栃木
    差別や偏見を助長する(6件)
    受付 内容 方法 地方
    12/11 バラエティー番組。この番組はさまざまな一般生活のささいなトラブルを法律の観点から判断しようという趣旨の番組で楽しく見させてもらっているが、司会者の話が長く、番組の相談内容とは全く関係ない話ばかりする。もっと趣旨に沿った話をした方が良い。それと今回の放送で納得いかないのは、司会者がパネラーの色黒の弁護士に「備長炭みたいな顔して!」と罵声を浴びせた場面。これは広い意味でいう人種差別にはあたらないのか?子供が見てこういうことを私生活で乱用しないか心配である。司会者は直ちに謝罪するように! E 33 広島
    12/11 最近のテレビ番組を見るとジャンルを問わず、一般人も含めて女性が男性蔑視発言をするシーンをよく見かける。これは男性の立場からすると不愉快でならないので、金輪際このような男性蔑視発言は一言も放送しないで欲しい。日本で男女平等が進まないのは、男性の意識が古いからだというが、それはこういったマスコミの報道姿勢にも原因があると思う。 E 15 静岡
    12/27 情報番組。違法な店の人を逮捕した件を紹介した時、逮捕した容疑者の女を「女性」と呼び、ストーカーの女を「女性」と呼び、ストーカーの犯人に同情させるかのようなナレーションをしている。まるで女が犯罪をしたときだけは守るべきだと言っているかのように感じられた。犯罪者が女だろうが男だろうが平等に扱うべきなのは報道機関も同じと考える。 E 18 埼玉
    放送局の姿勢、責任を問う(2件)
    受付 内容 方法 地方
    12/18 最近のNHKの幼児番組はみな、以前と違って画面の転換が激しく騒々しい。このような番組作りが果たして子供によい影響を与えているのだろうか…孫の反応を見ているとそんな疑問がわいてきて心配になる。 電話 70 大分
    12/25 ある討論番組で以前問題発言・虚偽発言をした自民党議員達がいつまでもレギュラー出演している。なぜ、局側も降板させないのか不思議。このような嘘をつく議員を出演させ続けるのは青少年やその他の人々の思考を害する。即刻降板させ、もうテレビに出てこないようにしていただきたい。 E 16 東京
    その他(14件)
    受付 内容 方法 地方
    12/18 先月か先々月に、公立や私立の学校の先生が生徒や親に対してや今の教育に対して好き勝手に発言する番組があった。先生にも不満があるのは理解出来るが、教師の一部が公の場に出てきて発言するから、今の先生が全体的に批判されたり、学校の先生と言った職業を世間から冷たい目で見られるのだと思う。一部の行為で教育界を揺るがす事に少しは気付いてほしい。 E 40 大分
    12/19 情報番組。出演しているレポーターが必要以上に子供たちにベタベタし過ぎている。親子関係の場合でも、父親は父親らしく威厳をもった存在であってほしいし、番組中でもそんな形で描いてほしい。よく友達感覚がよいと言われるがあくまで程度問題でやはり父親らしくが望ましい。 電話 32 東京
    12/25 近年、コンピューターグラフィックス(CG)やアニマトロニクスやぬいぐるみ制作の技術の向上にともない、現実と見まごうハイクオリティーなヴァーチャルリアリティー画像がCM、番組で使われており、一見、本物なのか作り物なのか見分けがつかないことがある。CMで肉食獣と草食獣が抱き合うぬいぐるみ画像や、魚や動物が立ち上がって踊るようなCGをよく見かけるが、50代の父でも時折「これは本物なの?」と首を傾げるくらいだから、子どもにはすべて本物に見えるのではないか。テレビ番組の再現コーナーでCGですべて作られたものであっても、滅多に「CGによる再現映像です」とテロップがついているものは見ない。CGやぬいぐるみ等で作られたリアルな画像には、「ぬいぐるみによるフィクションです」等といった、ただし書きをつけるべきではないだろうか。 E 29 青森
    12/27 旅や土地紹介番組でタレントが土地の料理を飲食する場面がある。このとき食卓に肘をついたり、食器を高く持ち上げたりと、食事マナーの悪いタレントを見かけることがしばしばある。青少年にとってテレビ放送の内容は教科書のように正しいと捉える傾向が強いので注意が必要だ。コマーシャル、特にラーメンや茶漬けなどですする音を高く出すが、国際的にはこのような行為は嫌われている事実を放送局は考えるべきと思う。 E 65 東京

    2006年11月に視聴者から寄せられた意見

    2006年11月に視聴者から寄せられた意見

    「いじめ」と「自殺」に関する意見が多くあったが、問題の取上げ方や番組自体の過剰なバラエティー化への不満、情報ワイド番組司会者やキャスターの発言へ批判が集中した。またバラエティー番組の質の低下、スポーツ中継番組への苦情、中学生の妊娠をテーマにしたドラマや女性占い師の不適切な発言に対し、放送倫理上問題であるとする批判などがあった。

    2006年11月の1ヵ月間に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は777件で、10月との比較では28件増えている。

    意見のアクセス方法の割合は、Eメール50%、電話42%、ファクシミリ6%、郵送ほか2%である。(*Eメール数には同一人の同意見を含む)

    男女別では、男性73%、女性25%、不明2%で、世代別にみると30歳代(29%)、40歳代(19%)、20歳代(17%)50歳代(11%)、10歳代(8%)、60歳以上(6%)の順となっている。

    2006年11月に視聴者から寄せられた意見 777件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2006年11月件数
    人権等に関する意見 13 件
    放送と青少年に関する意見 209 件 [ 意見内容 ]
    放送番組全般にわたる意見 265 件 [ 意見内容 ]
    BPOに関する意見・問い合わせ 43 件
    その他(放送関連以外) 247 件
    意見件数 計 777 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。11月の通知数は266件(27放送局)であった。

    番組全般

    2006年11月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(777件)の49%にあたる381件が“不適切な内容や発言・表現、低俗、下品、モラル欠如”など、番組のあり方について指摘している。

    なかでも【情報ワイド(ワイドショー)・バラエティー・アニメ】に関する意見が多く、“不適切な内容・表現と不適格な出演者”(245件)、“低俗・下品”(86件)、“モラル・倫理観の欠如”(50件)の他、個別番組や特定放送局への意見では【情報ワイド番組】について“取材・報道のあり方”に関する意見(159件)が多く、以下“放送の影響力”(62件)、“公共的な放送のあり方”(34件)、“公正・公平・中立(内容が偏向との指摘を含む)”(27件)、“メディア(取材)規制”(21件)、“実名・匿名報道関連”(20件)の順となっている。

    特に、“報道のあり方”や“放送のあり方”については「いじめ」と「自殺」に関する意見が221件(「いじめ問題」:141件、「自殺関連」:80件)にのぼり、その指摘は問題の取上げ方や番組自体の過剰なバラエティー化への不満、情報ワイド番組司会者やキャスターの発言への批判が中心である。

    この他、「政治関連報道(政治問題、政党関係、郵政民営化法案造反議員復党問題など)」と「北朝鮮関連報道」がそれぞれ35件、「アナウンサーや出演者によるセクハラと放送局の報道姿勢批判」22件、「高校未履修問題」7件などとなっている。

    個別番組では、バラエティー番組の質の低下、スポーツ中継番組への苦情、中学生の妊娠をテーマにしたドラマや女性占い師の不適切な発言に対し放送倫理上問題であるとする批判などが目立っている。

    なお、「人権等権利に関する委員会(BRC)」への相談・意見(13件)とは別に、番組・青少年各委員会に寄せられた意見の中で「人権問題や差別にあたる表現ではないか」との提起や懸念は218件で前月(131件)に比べ87件の増と大幅に増えたが、これは「いじめ」や「自殺」報道を危惧する意見の増加によるものである。

    【放送局の対応・姿勢】に関する苦情・抗議は64件と前月(88件)より減少したが、局側の言葉遣いや態度の悪さを指摘する多くの意見や、自局アナウンサーの不祥事に関する局の姿勢への批判が続いている。

    【CM関係】では前月の49件から39件に減少した。意見としては消費者金融や生保業界のCMの多さを指摘する意見とともに、「不適切な表現・内容」とする意見や「CM時の音量の高さ」に対する苦情が中心である。

    概要

    【特記事項】(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」などから抜粋)

    • いじめによる自殺問題で、報道の自粛どころか各民放局が競っていじめを話題にして映像なども詳細に伝えていた。しかし22日に民放連から民放各局に対し、いじめや自殺問題については番組で配慮するように要請が出された後は、まるで掌を返したかのように一切取り上げなくなってしまった。通達が出されると一切取り上げないというのではいじめの根本解決にはならない。新聞はいじめをなくすために真剣に取り組む姿勢が見えるが、テレビもいじめ撲滅に真剣に取り組んでもらいたい。
    • 中学生を自殺にまで追い込んでいる学校での“いじめ”が大きな社会問題となり、テレビや新聞などでは教師や学校側の責任が問われている。しかし私は、いまの“いじめ”問題の背景にある原因の8割は親にあると思っている。いまの親は、わが子を自己中心的な子供に育てる反面、他人に対する思いやりの大切さを教える親は非常に少ない。こうした家庭における親の子供に対する姿勢や人間教育の誤りが、いまの“いじめ”問題の主要な原因だと思う。このような親の責任という視点からの報道や番組作りを願いたい。
    • 各局はニュースでもワイドショーでも連日、いじめによる自殺問題を報道している。番組内でゲストやコメンテーターは「生命は尊い」「強くなれ」「死ぬんじゃない」などと子供たちに呼びかけ、励ましているが、その対象はいじめ被害者に対してだけ。私は、加害者側への訴えや呼びかけも極めて重要で、すぐにもそうすべきだと思う。

    【取材・報道のあり方】

    • 電波審議会の答申に基づき総務相がNHK国際放送で北朝鮮による拉致問題を重点的に放送するようNHKに命令した。NHKのラジオ国際放送での放送事項について総務相が「行なうべきことを命じることができる」と命令規定を定めた放送法は、憲法第21条「表現の自由」の保障に含まれている「報道の自由」についても関わる問題であり、NHKに止まらず放送界にも影響を及ぼす危険性がある。更に、「国民の知る権利」を制限するメディア規制にも波及しかねない問題を含んでいる。NHKに限らず、国民と放送界全体で検討すべき問題である。
    • 高校の未履修問題や中学のいじめ問題で校長先生の自殺が相次いでいるが、学校側の責任のみを一方的に厳しく追及するマスコミの過熱報道が校長にプレッシャーをかけ、自殺に追い込んでいるのではないかという気がする。いじめられた生徒の自殺の連鎖拡大も、マスコミの過熱した報道がその背景にあると思う。また、お笑い番組などでのいじめ(例えば,お笑いタレントが相手の頭を叩いたり、どついたり、また平然と「おまえ死ね」と吐き捨てたり、マネージャー暴行事件を起こしたタレントのようにどぎつい言葉で若手タレントをいびったり、いじめたり・・・)がいまの子供たちのいじめ問題を生む大きな要因になっていると思う。この2点につきマスコミに自覚と反省を求めたい。
    • いじめの問題で、先生や教育委員会の方たちを“つるし上げる”かのような報道をしても何も解決しない。先の北九州の校長先生は社会的吊るし上げを恐れての自殺と言えると思う。いじめは、家庭や学校や、日常のメディアなどを含めた総合的な社会問題だ。“悪者探し”や“つるし上げ”、“謝罪強要”等が大衆迎合的で視聴率を稼げるのかもしれないが、それではいじめ問題は解決せず問題を深刻化させるだけだ。
    • 教育基本法改正について。政府の動きを報道するだけの番組が多いように思う。現行法と社会問題を結びつけることが本当に正しいのかどうか検証することも必要なのではないか。
    • 富山県立高校の未履修について、ラジオのパーソナリティーが「在校生やPTAから『世界史の履修は外してくれ』との要望によるもの」と発言した。系列東京キー局のテレビニュースでは進学実績の優れた高校は人気が高いため、大学入試に有利な必修科目を限定した結果、学校側が世界史を未履修としたのであって「在校生からの要望ではない」と報道された。確認を取るためラジオ局編成に連絡し「系列テレビ局のニュースで聞いた」と告げたが「訂正しない」「配信ではこうなっている」とリスナーからの指摘に対し確認も取らず、在校生に謝罪する訂正放送もなかった。ジャーナリストとして失格である。
    • 先日の通信ソフト企業の携帯電話の切り替え不能問題では、テレビや新聞で大騒ぎしていた。ところが、NTT西日本の事故(2006年10月23日IP電話の83万件障害)や、今年の3月頃に起こったIP電話の障害などについてはあまり騒がなかった。携帯の切り替え問題よりも「安い、安全」と大宣伝をして切り替えた事業用電話や家庭用のIP電話の方が実害は大きい。当方も、ファックスが使えなくなったり注文の電話が通じないなど、2、3日にわたり商売に大きな被害を受けた。大きな実害を伴うものでも地域が限られたニュースは小さく、実害は小さくても全国規模のニュースが大きく報道されるのは納得できない。報道するにあたっては、表面だけを報じるのではなく掘り下げた報道をしてもらいたい。
    • 放送局は自民党の郵政民営化法案造反議員の復党問題を重点的に報道し自・公の広報機関と化している。米国からの強い要望に小泉内閣が「行政改革の本丸」と主張した民営化について、メディアは国民に大きな利益をもたらすと報道していた。しかし、法案成立後利用者の少ない郵便局の統廃合等が初めて明らかになり、過疎地で生活している人達は困惑している。また、米国の要望は民営化された(株)郵貯銀行をターゲットにしている事は明らかだが、この問題についても触れていない。国民の立場からの公正・公平な報道を要望する。
    • テレビでは、政党が何か問題を起こすと政党支持率を云々するが、有権者は自分の信念に基づいて政党を選んでいるのであって、自分の支持する政党が大幅な政策変更をしない限り政党支持を変更することはないものである。自民党の郵政民営化反対議員の復党問題で、芸能人のコメンテーターがまことしやかに自民党支持率を解説するのは的外れである。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • いじめに関わり週刊誌で顔写真も出して報道された教師に対し、昼の健康番組の司会が「自殺しろ」という暴言をはいた。週刊誌でこの教師は「一生かけてお詫びして生きていきたい」と言っている。もしこの教師がその発言を聞いて本当に自殺でもしたら彼はどう責任をとるのか。とかく話題になる司会者の発言はとんでもないことで人権侵害ものだ。
    • “教育スペシャル”でいじめや履修問題、教育現場のあり方など東京都知事を迎えての討論番組を見た。最初の40分位は事件の事例をあげ説得力のある内容だったが、その後はいつものバラエティー仕立てのくだらない内容になっていた。真面目なテーマをふざけて放送する局の姿勢に意見を言いたくて局に電話をしたが、事務的な反応しかしない。教育現場や学校に改めて欲しいと言うなら、放送局が放送姿勢を改めるべきだ。
    • いじめ問題で泣きながら謝罪する校長と教育委員会の様子を見て、元アナウンサーの司会者が校長らを指し「あんなやつらに負けるな!」という発言をした。良いか悪いかで判断したら、いじめた者とそれに気付かなかった学校が悪いがそれだけではないだろう。それを一司会者が公共の放送でこのような発言をするのはいかがなものか。司会者として不適格だ。更に、全民放局に言えるが、いじめの報道が過激すぎる。連鎖が起るのではないかと危惧していたがやはりそうなった。この辺でいい加減に報道のあり方を見直すべきではないか。
    • 夜のバラエティー番組では漫才コンビが「ぶっ殺すぞ」「殺すぞ」といった言葉を頻繁に使っていた。いじめや少年犯罪が多発しているご時世だ。こうした言葉は禁句にしてほしい。
    • メディアは盛んに「若者の言葉遣いが乱れがちだ」と唱えているが昨今の情報や報道番組などを見ていると、そのコメントに矛盾を感じる。必要以上に略語が乱れ飛んだり、アナウンサーのスポーツ選手に対する呼称に統一性がないなど問題が多い。
    • 深夜のバラエティーの冒頭にお笑いタレントが水害にあった被災者に対して軽率で配慮のない発言をしたことに関して“不適格な出演者”と指摘する。被災者の心境を知らずネタとして話すという事は軽率と感じた。このテレビ局は何とも思っていないのではないか。豪雨被災者の大変さを無視してネタに使ったのが許せない。
    • 在阪キー局の社員がセクハラ行為を行ったのに、実名報道をしていない。他社について批判しているのにも関わらず自社社員だけを守る姿勢は、報道番組としての価値を無にする行為で視聴者に対する背信行為である。民間の一般企業以上のコンプライアンス公器意識が必要なのにそれが守られていない。数々のスクープについて非常に頼もしい思いで見てきたが、今後は取り上げられる話題の信頼性にも疑問符が付くだろう。今、絶望的な気持ちでこのニュースを聞いている。
    • 「超セレブの双子美女対合コン弁護士と壮絶バトル」のタイトルで司会が不適切な発言をした。豪邸に住むゲストの姉妹に対して「家に火ぃつけたろか!」といじめ同様の発言をしたが例え冗談にしろテレビで発言すべき言葉ではない。女性マネージャーに暴行を振るい謹慎中だった司会者は復帰にあたり、この番組で「本当にすみませんでした」「面白いトークができへんかったらクビにしてもらいたい」と視聴者に謝罪した経緯を忘れたのかと問いたい。
    • 毒舌女性占い師の暴言と同じような手口の多額の詐欺事件が全国各地で横行している現状を制作サイドは熟知しているのか。「あなたはこういう家系だから不幸になる」「地獄に堕ちる」等の発言は明らかな詐欺、名誉毀損、人権侵害ではないか。先日もゲストのタレントに対し「離婚経験があるから絶対に自殺する」などと支離滅裂な持論。刑事事件に発展しても何ら不思議ではない事柄ばかりだ。制作サイドは名誉毀損、人権侵害で告訴されるか、当事者が何か大きな事件を起こして検挙されるまで“視聴率”を盾に番組を続けるつもりか。
    • 東京キー局の某テレビはHPで意見を受け付ず、視聴者センターも「伝えておきます」とは言うものの「では今言った事を復唱できるか」と尋ねると、返答に詰まり「もう一度お願いします」という対応をする。メモすらしていない。それでは視聴者は局にどのように意見を伝えればよいのか。このような視聴者の意見に全く耳を傾けないような姿勢が許されるのだろうか。

    【その他、番組全般】

    • “教育スペシャル”と謳った番組の予告で「日本人の品格を問う」と訴えているがちゃんちゃらおかしい。テレビ局の中で最も品格に欠け、モラルが崩壊しているのはこの局ではないか。80年代にこのテレビ局が打ち出したなりふりかまわぬお笑い路線の流行とともに日本人のモラルは低下し、学校でのいじめが増えたと僕は思っている。このテレビ局はこうした責任の反省も無く、日本人のモラルや品格の崩壊を口にするなんておこがましい。また、この番組の司会者が、かつて傷害事件で起訴された映画監督として売り出している毒舌タレントと、陰湿な“いじめ笑い”の漫才コンビだという点も問題だ。
    • いじめ報道をやり過ぎるからいじめが増えるという意見があるが、これまでいじめについて取り上げてこなかったためにこれほど蔓延するようになってしまったのではないか。いじめは淡々と報道すべきだ。そうしないといじめは水面下にもぐって陰湿化し広まるのではないか。アメリカやイギリスなどでは移民や人種差別の形でいじめがみられるが日本の場合は同じ民族で起きているだけに問題は深刻だ。事実は事実としてしっかり報道していって欲しい。
    • ゲストの元ニュースキャスターが「テレビ番組は国民の鏡写しだ!テレビが低俗なのは国民が低俗だからだ!」との趣旨の発言があった。日本人は最初から低俗だったのか?視聴率、金、話題性ばかり追いかけるテレビの影響で低俗になってしまったのではないか?ゲストの発言を聞いて大変憤っている。やはりテレビに出演する方たちは自分たちの影響の大きさに気づいていない。今、国会では教育基本法の改正が論議されているが、子どもの教育ではなく、子どもに影響力をもつ“大人の再教育が重要である”と感じずにはいられない。
    • どこの局も同じようなニュースばかり。「今やらないと船に乗り遅れるぞぉ~」と感じるのは私だけか?しかもほとんどのテレビ局は不祥事起こした自社の社員のことは報道しないのに毎日誰かをつるし上げている。また、情報番組などで、必要以上に“人気タレント”や“お笑いタレント”の登場が増え、最近は政治や経済、事件などを伝えるワイドショー番組の司会まで務めているが、彼らを起用する制作側の意図が理解できない。司会は各局のアナウンサーで充分ではないか。昨今の番組に出演する“お笑い芸人”の品のなさが番組の質の低下を招いている。特に“いじめ”を助長するような言動が著しく、これは“教育問題”にもつながる。報道番組にしてもキャスターやコメンテーターの自己主張が強く、バラエティー番組に至っては企画や出演者のレベルが低くとても“娯楽”とは言えないものばかりだ。
    • 不法滞在者を称える内容。家族のために一生懸命働く事は素晴しいが、法律を犯しての行為は許される事ではない。きちんとした手続きをして真面目に働いている中国人に対して誤解を与える内容で、同じ中国人として許せない。またこの作品は文化庁芸術祭参加作品となっているが、このような不法滞在者の存在を日本の国も認めたと思わざるを得ない。
    • フィギュアスケート中継で数組の選手の競技の模様をカットしてまで行なわれる「スタジオトーク」で、若手アナウンサー2人による不勉強かつ失礼な非常にレベルの低いやりとりがされていた。これは新人の実地研修なのかと思う位の素人の世間話程度の会話をわざわざ選手の演技をカットしてまで放送する意味が理解できない。これがわざわざBSに加入している視聴者へ向けた放送なのかと呆れる。また、告知内容と放送内容が突然変わるなど視聴者不在の放送だ。それについて丁重に改善を願う電話をしても全く誠意のない対応をされ、この局の姿勢には本当に失望させられた。視聴者が少ないからといってこのようなことは許されない。
    • 各局はスポーツ中継で、過剰な演出でドラマ仕立ての中継をしている。その競技のドラマ性は、競技そのものから視聴者が感じ取るもので、局の演出によって作られるものではない。局は過剰な演出を排し真実のみを的確に伝えれば視聴者には十分である。また、タレントの出演も興ざめだし過剰な文字情報は邪魔だ。各局はバラエティーとスポーツ中継の区別が付いていないように思うし、演出なしでは視聴率が稼げないと勘違いしている。残念なのは、局に問い合わせても全く相手にしてもらえないことである。
    • 【○○○が首位に並びました!】女子ゴルフをテレビ観戦していた人は、こんなテロップが流れて違和感を覚えたはずだ。実は録画の映像で彼女は一度も首位に並んでいなかった。この局では「エンターテインメント性を考えて…」と説明しているが、人気選手の活躍さえ取上げれば視聴率が取れるという安直な発想と批判されても仕方ない。
    • 関東地区の女子駅伝で東京は一度もトップに立たなかったにも関わらず、最終ランナーに有力選手が出場していたために、東京中心の駅伝中継となった。この件でテレビ局に抗議したが「地方のテレビ局の制作だ」と、地域のテレビ局を紹介された。その局に苦情を言ったところ「公平に伝える必要はない」と応対され納得出来ず、政治報道についても尋ねたが「政治も公平・公正に伝える必要はない」と返答された。
    • テレビ局自身の検証番組(「番組審議会だより」など)はなぜ視聴者がほとんどいない早朝の時間帯にひっそりと放送するのだろうか。結局視聴者からの意見を聞き流していることを示しているようにしか思えない。一般の視聴者が見ることができる時間に変えるべきではないだろうか。

    【CM】

    • 消費者金融に関する問題について本当に解決したいと思うなら、まずは放送業界が消費者金融業界と手を切るべきだ。しかも報道番組によっては、番組中に消費者金融のCMを流している局もある。利害関係にある者が問題点を示しても納得も信用もできない。
    • CMに入った途端に急に音量が大きくなりすぎる。毎回、CMになるたびに音量を下げなければならず腹立たしい。こんなCMばかりではその企業に対してマイナスイメージになりかねない。改善をして欲しい。
    • タバコのCMや消費者金融のCMの放送が規制されていると聞いたが外資系損保会社のCMは規制の対象にならないのか。外資系損保のCMでは利点ばかり強調するので良い損保のように見えるが実際に契約をするとガチガチで厳しい内容だ。

    青少年に関する意見

    意見分類 2006年11月件数
    E-mailによるもの 148 件
    電話によるもの 57 件
    郵便によるもの 3 件
    FAXによるもの 1 件
    意見件数 計 209 件

    (男性148件、女性59件、不明2件)

    【意見の概要】

    • 11月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは209件で先月とほぼ同数だった。男女別では、今月も女性からの意見が30.6%と増加傾向にある。
      内容に関しては、今月も意見の中で“いじめ”や“自殺”という言葉を使ったものが85件と全体の40%を占めている。また番組別では中学生の妊娠をテーマにしたドラマに対して14件の意見があったほか、青少年委員会が出した「少女を性的対象視する番組に関する要望」に対し賛否両方の意見が15件あった。

    【意見の抜粋】

    {お断り}

    放送と青少年に関して、電話やホームページ、FAX、郵便でいただいたご意見の中から、代表的な意見を抜粋して掲載させて頂きます。
    ただし、意味不明なもの、個人攻撃や誹謗中傷にあたるもの、不快感を与える表現などは非掲載とさせて頂いています。  
    また、いただいたご意見は事実関係などを確認できない場合もあるため、放送局名、番組名、出演者名は原則削除させて頂き、あまり長い文章は要約、類似意見は代表的なものを掲載させて頂いています。

    [内容分類]  [E]はEメール

    “いじめ”または“自殺”を含む意見(85件)
    {報道に関する意見}29件
    受付 内容 方法 地方
    11/6 情報番組。“いじめ”が原因で自殺した福岡中2自殺事件で、司会者が容認出来ない暴言を吐いた。“いじめ”を苦に自殺した原因は生徒だけでなく教諭までも関与していた問題で、教諭が「一生懸けてお詫びしながら生きていきます」と謝罪したと伝えられた事に関し「一生詫びるなら自殺しろ」と発言した。以前から彼の暴言は多いが、公共の電波で特定個人を名指し、私的な発言で断罪した事は許されない。 電話 40代 東京
    11/6 昔は学校の先生は偉いと思っていたが、今の報道の仕方では一部の不祥事を持ち上げ教師の社会的位置づけを下げている。要するにマスコミが先生の質を下げているのだといえる。これでは学校の先生になろうと志す学生が減るのは当然だし、そのぶん質も落ちていくのは明らかだ。報道はもっと教師の社会的地位が高く保てるように工夫して欲しい。 E 36 大阪
    11/13 各局はニュースでもワイドショーでも連日、いじめによる自殺問題を報道しているが。番組内でゲストやコメンテーターは「生命は尊い」「強くなれ」「死ぬんじゃない」などと子供たちに呼びかけ、励ましているが、その対象はいじめ被害者に対してだけ。私は、加害者側への訴えや呼びかけも極めて重要で、すぐにもそうすべきだと思う。この点を各局にお願いする。 電話 60代 東京
    11/14 いじめ関連のニュースは配慮に欠けている。被害者への励ましは加害者への言及無しに行われても当事者には響かないし、自殺にまで追い込まれている人には命の大切さなどを説く前に具体的な逃げ道を提示するのが優先だと思うが、そのような報道は皆無だ。いじめを乗り越えた人や見識者の声が紹介されているが、むしろ、いじめを乗り越えられず苦しんでいる人の声を紹介する必要もあるのではないか? E 25 大阪
    11/14 いじめの報道において、評論家達が無責任に言葉を発しているが、それでは何の解決にもならない。言うばかりではなく行動で示して欲しい。自分が子供の頃の大人は非常にきびしい躾で子ども達をしかっていた。今は少子化のためか親が過保護になりすぎている。親が見本となるべきなのに我が子を虐待することが多すぎる。そんな社会ではいじめはなくならない。社会全体で子ども達を守るべきだ。 電話 32 三重
    11/14 最近、生徒だけでなく教師までも簡単に自殺をしているが、連鎖反応的に同じような境遇(いじめ等)の自殺が起こっている気がする。その原因のひとつに「今日もまた…」というように、毎日のように自殺の報道を行っていることもあるのではないかと思う。辛い思いをしている生徒たちが、ふと“自殺”という逃げ道をテレビで見つけているのではないか?社会問題としてとりあげる事は大切だと思うが、命が失われる原因のひとつである可能性について報道側の方も考えて欲しい。(同様意見8件) E 30 山口
    11/14 小中学生のいじめ自殺では、学校長や教師が糾弾されてお詫びが繰り返されている。たしかに、教師や学校長がいじめを把握していれば、自殺には至らないであろう。しかし、いじめ自殺に追いやった張本人やその父兄についてもマスコミは報道すべきであり、それを放置しておいては何の解決にもならない。(同様意見3件) 電話
    11/22 WHOは「自殺を防ぐために マスコミへの手引き」という群発自殺を防ぐための報道のガイドラインをまとめているのだから、放送局はそれに沿うべきである。WHOは自殺報道について原則「写真や遺書を公表しない」「自殺の方法について詳細に報道しない」「原因を単純化して報じない」「自殺を美化したりセンセーショナルに報じない」「宗教的・文化的な固定観念を用いない」「自殺を責めない」としているが、殆どの局は全く逆のことをしている。これはおかしい。劇場型自殺、群発自殺を招いているのは放送局ではないのか?(同様意見2件) E 18 神奈川
    11/27 いじめ自殺報道について常軌を逸した報道が目につく。遺書の内容や自殺の方法を詳細に報道し、感情的に遺書を読み、BGMを流す。これらは全く必要無い。言ってはいけない言葉もある。自分達が放った言葉がどういう意味を持つのか考えてから発言してもらいたい。大切なのは、本気で子どもの話を聞く姿勢を見せる事、子どもと一緒に考える姿勢を見せる事だ。(同様意見3件) E 31 千葉
    {“いじめ”に関する報道関連以外の意見}56件
    受付 内容 方法 地方
    11/6 自殺を自殺した子ども達から深く傷ついたいじめと指摘されているもの、例えば、くどいいじめや大声でのいじめ、全員の前での葬式ごっこ、叩かれたり笑われたり、「いじめられ役を作っていい、いじめられ役は集団でいじめていい、これを笑っていい」という誤ったメッセージを子ども達に送るのではなく、多くの子ども達が本来持っている優しさを育てるような方向で子ども達のために他のネタを開発頂ければと思う。(同様意見22件) E 40 埼玉
    11/6 バラエティー番組。女性芸人とアイドルが言葉対決をして負ければ私服を奪うコーナー。学校でも流行しているらしく、喜んでゲームに参加する児童もいれば強制的に参加させられて泣いた児童もいるようだ。“いじめ”や“仲間はずれ”を助長しかねない内容。(同様意見3件) E 45 大阪
    11/6 最近急増している「いじめによる青少年の自殺」のため、「罰ゲーム」などのいじめを助長するような描写・行為等を含むバラエティー番組に対する風当たりが激しくなりつつあるようだ。確かにそれらの番組で放送される内容は、小中学生や高校生の私生活や学校生活に大きな影響を与えるが、いじめを助長するのは当人たちのまわりの教育環境や、保護者と社会よりもたらされる良識・良心の問題であり、バラエティー番組の出演者・スタッフに対し改善や自粛を求めるのは別問題ではないか。 E 17 京都
    11/6 「チビッ子」や「ちび○子」は差別用語と同類である。幼い子を指していっていることは分かるが、背の小さい子がいじめの対象とされていることを分かってほしい。 E 63 広島
    11/7 情報バラエティー。文部科学相に「11日に自殺をする」という匿名での自殺予告を投書したニュースを報じていた。そのような報道がある中で、某局は教師が出演する番組の宣伝を非常にふざけた形で放送した。連日、自殺が起っているこの時期にこのような内容を放送するのはいかがなものか? 電話 50 神奈川
    11/8 テレビ番組全体を見直すべきである。福岡中2男子自殺事件で、校長が1年当時の担任による“言葉のいじめ”を認めた。ワイドショー等でコメンテーターが学校側を断罪していたが、一方でバラエティー番組ではお笑いタレントによる“言葉のいじめ”が毎回放送されている。人気芸人だけにこの問題については一切触れていない。また、テレビドラマの大半が殺人ドラマで、子供達に与える心理的な影響への配慮もなく犯行に使用する凶器がアップで映され、鮮血が飛び散るシーンが公共の電波で平然と放送されている。(同様意見1件) 電話 39 埼玉
    11/8 いじめを助長するような番組は全面的に禁止すべきだ。テレビ番組からいじめを助長するような差別的な内容は排除する必要がある。「死ねばいいのに」「ウザイ」「キモイ」という、言われた側からすると全人格を否定されたかのように聞こえる言葉がテレビの中で氾濫している。子ども達はテレビから非常に強い影響を受ける。教室や塾で、「ウザイ」「キモイ」「クサイ」「死ね」などと言われて命を絶つ子が後を絶たないことを重く見てください。(同様意見4件) E 45 東京
    11/14 バラエティー番組。出演者が番組の中で「貴方の前世は××だった」とか「自殺した人だった」という発言をよくする。この番組は、アイドルが司会をしていて子供も見ている可能性が大きい。子供へのアンケートを取ったところ、「死んだら生まれ変われる」と思っている子供がかなりいると言う報道を見たことがある。この番組をいじめに苦しんでいる子供が見たら、死んでも未来がある、死ねば生まれ変われるという考えを持ちかねない。子供を安易に自殺や死に誘うことになりかねないこのような番組は、放送すべきではない。 電話 30代 東京
    11/24 ドラマ番組。今世の中では“いじめ”や“自殺”が、大変な問題になっている。本放送の時には賛否両論大変話題となったこのドラマは、教師が生徒を支配し、生徒間の裏切りを助長、言葉の暴力、逆らう者へ異常な懲罰を描いている。今この時期に再放送をするのは全く適当とは思えない。一方でいじめ問題を報道し、一方で助長するようなドラマを平然と放送する。テレビ局は何をしても良いのか?放送を今すぐ中止するべきだ。(同様意見3件) E 40 愛知
    11/30 “いじめ”について、テレビの影響だけを論じる意見があるが違うと思う。“いじめ”はさまざまな要因が絡み合って生じる現象であり、特定の要因だけを取り上げて責めて済む問題ではない。テレビに関しては、惨酷な描写や過激な性描写等があり“青少年を取り巻く環境の悪化”と言われて仕方がないが、原因はそれだけではないはず。現代社会においては、生活体験の不足、他人への思いやりや人間相互の関係の希薄化など、他の原因もあると言われている。 E 23 青森
    中学生が主人公のドラマについて(14件)
    受付 内容 方法 地方
    11/6 常識的に考えると、母親になるためには性行為が関わってくるのであり、直接的に放送しなくても調べれば分かると思う。14才は思春期で情緒不安定でもあり、同年代の視聴者がこのドラマを見て影響を受けるのではないか?モラルや倫理的な観点から放送をやめたほうが良いと思う。(同様意見4件) E 26 福井
    11/6 この番組は社会の問題を提起してくれた良い番組ではないか。性描写があったわけでもない。むしろこのドラマをきっかけに真剣にこの問題を議論してくれる人たちが増える等、プラスの効果のほうが大きいように感じる。ドラマが放送されなかったら、誰もこの問題について考えようとはしなかったのではないか。今やるべきことは「モラルに反する」と批判することではなく、「みんなでこの問題を真剣に議論し解決策を見つけたり、子供に性について考えさせること」ではないか。せっかく問題提起してくれた番組をつぶさないでほしい。(同様意見2件) E 16 東京
    11/8 番組宣伝を小学生の見ている時間帯に流して欲しくない。朝7時半に流していた。「どうして14歳で妊娠できるの?」という小学生の疑問に親はどこまで教えて良いのか非常に悩む。命の大切さを訴えるのにローティーンでの妊娠を題材に取り上げる必要性がどこにあるのか?「命を殺す(中絶)のはダメだから、産みたい」等、最初から親や回りに助けてもらうことを前提にしての出産を助長する番組だと思う。 E 46 神奈川
    11/9 「モラルに反する」とか「性の低年齢化を助長する」といった批判意見を多数拝見する。しかし、この番組はそういう目的の番組ではないように思われる。例えば、主役の少女の周りの人間(両親や産婦人科の先生など)は、低年齢で出産する危険性を少女に論理的に教えている。これは低年齢でSEXすることはいけないのだということを視聴する少年少女たちに教えていることであり、むしろ性の低年齢化に歯止めをかける効果があるのではないかと期待している。現在までの放送では、少女は子どもを産む気ではいるが、出産に断固反対した親や先生の描写を見るにつけ、私はこの番組は安易なSEXを抑止・防止することを訴えているのではないかと思う。 E 23 青森
    11/29 制作者は視聴者の多くが同じ年代の子ども達であることを認識しているのだろうか。中学生にして同級生の子供を妊娠して出産をした友人がいた。ドラマでは家族や友人たちが温かく主人公を見守るのだろうが、現実はうまくいくものではない。友人は心身を害し本人以上に家族も苦労して、結局育てられず子供は施設に預けることになり、安易に「産んでみたい」という気持ちを持った事を今でも悔やんでいる。若年者の妊娠出産は健康上にも問題が起こることもある。現実とドラマの世界の区別がまだつかない世代の子どもを対象とするのは如何なものだろうか。子ども達に本当に命の大切さを訴えるのならもっと適切な内容のドラマに出来ないだろうか。(同様意見1件) E 29 東京
    青少年委「要望」への意見(15件)
    受付 内容 方法 地方
    11/2 BPOとして「少女を性的対象視する番組」に関する要望を各局に出したことは知っているが、具体的な番組が挙げられていないので各局とも馬耳東風ではないか。 電話 45 東京
    11/6 問題となった人気音楽バラエティーはとても不快だった。大人の真似をして歌うことはあるが、“エロい”などという言葉を子どもに当てはめるべきではない。不快だったのは私だけじゃないと知り嬉しかった。(同様意見5件) E 33 東京
    11/6 ちびっ子ダンスに対する感覚は古すぎる。目くじらを立てる必要はない。性犯罪との因果関係を立証したのか。該当番組の企画は好きではないが、この程度のことでガタガタ言うなら、女子中高生のチアリーダーの競技会や水泳、体操競技などの放送も全てこの感覚で評価するのか。もしそういう主張をなさるなら、上記のような放送には全てクレームつけるべき。(同様意見1件) E 41 埼玉
    11/6 子供のチャンスを奪うような一方的な解決だけはしないで下さい。ニュースを見て驚いた。私の娘も日々ダンスに励んでいる。今回、問題となった番組も見ていた。いつか、ああいった番組に出演したいとも言っていた。企画自体には問題はなく見せ方に問題があったと思う。単に企画や番組を潰す様なマネはせずに前向きかつ、次へ繋がる様な対応を望む。 E 42 東京
    11/6 少女を性的対象に捉えているのはBPOの偏見ではないか?実際、性的対象として番組を見ている人間がどれだけいるのか調査した上での要望なのか?子ども達が「かっこよくなりたい」「○○みたいになりたい」という希望を持てる自由を侵害するのではないか?その夢へのきっかけへの手助けをしているのがテレビであり、親なのではないか?それよりも各ニュース番組の行き過ぎた報道を自制させるのがBPOの仕事ではないか? E 26 福岡
    11/13 BPO・HPで「少女を性的対象視する番組に関する要望」を見た。この文面に対してある放送関係者が「BPOの反応は過剰すぎる」と言っていたが、できることならこの放送関係者に「該当番組の企画に出演した女の子が番組を見て劣情を惹起された変質者に襲われて取り返しの付かないことになってもそれでも『BPOの反応は過剰すぎる』と言えるのか?」と訊ねたくなった。 E 35 東京
    低俗、モラルに反する(19件)
    受付 内容 方法 地方
    11/6 バラエティー番組。10代、20代の女性タレントに性行為を連想させる言葉を無理に言わせている。その言い方が気に入らないとメイン司会者が女性タレントに対し「どあほ!」「田舎に帰れ!」などの暴言を吐いている。その暴言で女性タレントが泣いたこともある。聞いていて不愉快だし、若い女性に無理やり言わせることではない。そのほかにも番組中に下ネタを多用し、女性タレントが閉口することもある。 E 30 東京
    11/6 バラエティー番組。あるリスナーからの投稿内容があまりに卑猥である。以前は卑猥なネタもほとんどなくて毎週楽しく聴けていたが、このリスナーが登場するようになってから、卑猥なネタが急増するようになってしまい、聴くに堪えられなくなった。ローカル番組とはいえ、たくさんの中高生が聴いていることを考えてほしい。もうこのリスナーからの投稿は一切読まないでほしい。 E 31 鳥取
    11/6 情報番組。「実録」の中である家族の体験談が再現ドラマで紹介された。妻が子供の前で夫に罵詈雑言を浴びせ、加えて夫に強烈な蹴りを入れてベッドから転がり落とすという凄まじいものだった。こんな光景を目の当たりにして育つ子供がどんな人間に成長するのだろうかと想像したら恐ろしくなった。そして、このテレビのシーンを見て真似をする女性が出て、一部視聴者の家庭生活に悪影響を及ぼす可能性があるのではないかと心配になった。 電話 50代 神奈川
    11/7 情報番組。また売春報道が流された。しかも危険性を隠し売春の小遣い稼ぎとしての魅力を当事者に話させる事に終始するという何の実効性もないセンセーショナルな報道。今回も危険性に関する内容は皆無であり、月に100万円稼げる等の報告を画面に大きく示していた。スタジオに戻っても分別盛りの大人がいながら、誰一人としてテレビを見ている小学生に向けた「危険だから真似しないで。大変に危険です」などの啓発はなく、結局、売春は儲かるという要素しか子どもに残らなかった。子どもの被害者が後を絶たないのは、こうした報道姿勢に起因する部分があるのは間違いないだろう。性的知識に乏しい小学生視聴者。買春の誘惑に小学生が遭遇したときに、「あ、これが、テレビで言ってた恐ろしい危険な目に遭うやつだ」と判断できる内容にせねば何の意義もない。とにかく今回の報道で、確実に児童売春を助長したと断言できる。 E 41 東京
    11/20 バラエティー番組。タレントを高飛び込みさせるのは止めて。この内容は笑えないしとても危険だ。誰かが死んでしまってからでは遅い。それとも死ぬ覚悟でやってるのか。子どもは遊びと本気の境界を簡単に越える。そのうち真似するだろう。(同様意見1件) E 58 新潟
    11/21 不倫を題材にした昼のドラマがあるが、不倫は決して良い事ではなく、それを題材にしてドラマを作るのはいかがなものか?時代錯誤もいいところ。しかも冬休みが近い子どもに見せる物ではない。公的秩序に欠けているのではないのか?未だにあの手のドラマを制作、放送する事は疑問だ。 E 25 大阪
    11/28 最近のテレビは、青少年に対する配慮が欠けている。例え映画やドラマであっても、青少年が見る可能性がある時間帯には、むやみに飲酒や喫煙を容認するような放送はすべきではない。 電話 20代 栃木
    11/29 バラエティー番組。お笑いタレントが股間を露わにして踊ったり、尻べたを見せたりと下品下劣極まりない。局も倫理・道徳に反するものを公共の電波で流さないように気を付けていただきたい。また、女布団と称し水着姿の女性を数人寝かせその上にお笑いタレントが乗るという事をやっていたが、これは女性のセクハラに繋がるのではないか。 E 16 熊本
    11/29 大阪の深夜番組は、アダルトや暴力、暴言を美化した番組が多い。大阪の恥だ。そして、青少年にも心の被害にもなるので止めて欲しい。 E 20 大阪
    放送局の姿勢、責任を問う(13件))
    受付 内容 方法 地方
    11/1 万引きの特集でスタジ内では「万引きは窃盗罪で犯罪です!」と言う割には、過去に集団窃盗をやっいたと発言したタレントがテレビに出ているのはどうしてか?しかも彼女は謝罪や賠償をしていない。一般社会なら解雇は当たり前で再就職もままならない。矛盾してる。 E 22 愛媛
    11/7 スポーツ番組。宮里藍選手が実際には1位になっていないにもかかわらず、途中の順位で「1位」と放送した。生中継と録画放送の併用の結果とした局は「エンターテインメント性を重視した判断だが今後の課題も残る」と説明している。宮里選手が16番ホールで8アンダーとした映像が生中継された時に、テレビ画面ではアナウンサーが「宮里1位」を告げ、テロップではカリー・ウェブと上田桃子両選手と並んで1位になったと表示された。映像上も宮里選手より8組先の上田選手がプレーを継続している様子が流されていたが、この映像は録画放送で実際には上田選手はスコアを通算9アンダーに伸ばしホールアウトしていた。つまり宮里選手は一度も首位には並んでいなかった。 E 18 大阪
    11/13 今、開催されているバレーボール世界選手権の中継で、なぜタレントが解説まがいなことをしているのかが理解できない。視聴者が求めているのは、バレーボール中継であってタレントの感想ではない。画面隅の文字情報も目障りで意味がない。テレビ局はスポーツ中継とバラエティー番組の区別が付かなくなっているのではないか?しかもこれは世界大会である。これが海外にも映像として流れているのであれば日本人として恥ずかしい限りだ。(同様意見1件) E 19 奈良
    11/14 情報バラエティー。今、社会で騒がれている教育問題をテーマにした番組だと思い、子供と一緒に見ていた。ところが司会者は、常にふざけ笑いを取ろうという姿勢だった。今の民放は“笑い=視聴率”という考えなのか、どんな番組もふざけた制作をしている。このような番組ばかりを見て育つ子ども達は悪影響を受けるだろう。真面目な番組とお笑い番組のラインはきっちり引いて番組制作するべきだ。(同様意見1件) 電話 36 長崎
    11/21 民放で11月20日のほぼ同じ時間帯に、「世界バレーボール」と「フィギュアスケート・グランプリ」を放送した。スポーツが好きなものにとっては、両方とも見逃せない番組である。CMで成り立っている民放であっても、両方とも見たいと思う視聴者の気持ちにも配慮した時間設定をしてもらいたい。 電話 70代 栃木
    11/24 他局のアナウンサーの盗撮事件を実名で非難しておきながら、自局の男性アナウンサー・セクハラ事件について何も触れないのはおかしい。実名で非難するべき。欺瞞だ。(同様意見3件) E 19 大阪
    視聴者意見への反論・同意(9件)
    受付 内容 方法 地方
    11/6 あいかわらず、現実と空想の区別のつかない大人の意見が多いと思う。超能力で人を生き返らせるというシーンについて述べているが、超能力だからあくまでフィクションであって現実にはありえないことだから、別に放送しても問題ないと思う。見ている子どももそういうことをちゃんとわかってみていると思う。あまりにも幼稚な意見ではないだろうか?(同様意見1件) E 22 北海道
    11/7 様々な方面から有識者や著名人を招いて昨今の様々な社会的話題について討論する番組で、他人の発言を遮るように自分の主張を叫んだりする所や、罵り合っているだけで結論が出ない議論はおかしいという意見がある。議論の結論とは視聴者ひとりひとりが出すべきものであって、視聴者としてはその議論のなりゆきを楽しむことも良いことなのではないか?この番組はとても好きだし小論文などの参考にもなっている。議論そのものを楽しもうとすることで大いに勉強になるよい討論系番組だと思う。 E 18 青森
    11/20 番組をまったく見ないで、ネット情報やTV情報誌を見ただけで書かれた批判意見や他の意見の細部を変更しただけの写し意見がある。番組そのものを見なければ意見は書けないし、パクリ行為は他者に対して非常に失礼である。今すぐにやめてもらいたい! E 16 東京
    11/20 有害番組は見なければいい。テレビ局には“表現の自由”が認められており視聴者にも選択の自由というものがある。又テレビ局というのは視聴率絶対主義であるため、その性質上誰も見ないような番組は終わると思う。それが終わらないのはその番組を少なからず喜んで視聴している人間がいるということだ。 E 16 熊本
    11/28 「バラエティーは低俗、悪影響」という意見があるが同意できない。人には拠り所が必要不可欠であり、それを見て笑い嫌な事を一時期にでも忘れることの出来る人間がいる。確かにバラエティーの下品な表現に眉をひそめることもあるが、本当は親が見せないようにしたり、真似してはいけないと注意を促すことが必要なはず。最低限の常識を教えるのは親の仕事だ。 E 19 岡山
    CMへの意見(8件)
    受付 内容 方法 地方
    11/6 お酒等、アルコール類のCMが夕方の誰でも見る時間帯によく流れている。未成年は飲酒してはいけないのに助長しているとしか思えない。おいしそうな食べ物と一緒に映し、必要以上に爽快感を感じさせている。まるでジュースのような飲み物に見えアルコールとは感じさせない作りになっている。嗜好品であるとの認識をもたせるようにするべき。また金融関係のCMの意見と同様に深夜のみに限定するべき。 E 43 島根
    11/8 各局で目立つ「大手消費者金融連絡会」のCM放送を中止し、その枠で社会の役に立つ「公共広告機構」の告知を放送してもらいたい。 電話 30代 神奈川
    11/10 ギャンブルの広告をテレビで流していいのか。最近増えたのがパチンコ・パチスロのCM。18歳未満が入店できない風俗営業の店で使用されるパチンコ機械のCMがなぜ、子供の見ている時間帯に流れるのか。競輪・競馬も同様だ。ギャンブルがかっこよく放送されるのは困る。タバコの広告が放送されなくなった事も同様の理由からだろう。タバコがだめでギャンブルがいいわけはない。(同様意見2件) E 46 栃木
    報道に関する意見(6件)
    受付 内容 方法 地方
    11/1 まったく根拠がないにもかかわらず、少年犯罪が激増、凶悪化しているかのように報道されていることに疑問を感じる。また、それらの犯罪とテレビ番組やゲーム、インターネット等を結び付けたがるジャーナリスト達はあまりにも短絡的ではないか?むしろストレスをそこで発散させていると考えることもできるのに安易に規制をかけるのは逆効果だと思う。 E 20 東京
    11/16 NHKの朝のトップで【松坂投手のメジャー移籍で60億円】のニュースを報じていたが、これは一個人一企業の問題で連日報道されるようなことではないし、もっと大事なニュースがあるだろう。努力すれば報われる程度の報道でいいのではないか。簡単にお金儲けが出来るような報道やそのように社会性を煽るような番組を作っている。子ども達の夢が歪められていくような気がする。民放ならまだしも、NHKがこのような放送をするのはいかがなものか? 電話 48 熊本
    11/21 セクハラ問題やわいせつ問題を詳しく扱うのであれば、夜の時間帯にして欲しい。夕方は家族全員で見ていて、“わいせつ”などという言葉が出てくるとあまりいい気分がしないし、事件の内容を詳しく話したところで子どもにも良い影響を与えている気がせず見たくなくなる。18時台のニュースは子供も見る時間だということを全放送局に理解して欲しい。 E 29 東京
    11/24 昨今メディアが唱えている“若者の言葉遣いの乱れ”というコメントには矛盾を感じる。以前も中年男性に対する暴行を“親父狩り”や、売春行為を“援助交際”と、犯罪を肯定するような表現が流行り言葉のように使われていた。“○○狩り”という表現はホームレスなどの社会的弱者をターゲットにしているように聞こえるが、そういった表現が少年犯罪への意識の低さを生んでいる事をメディアは熟知しているのだろうか。それでいて「被害者の人権を守れ」などと矛盾した表現を使い続ける事に憤りを感じる。 E 28 長野
    差別や偏見を助長する(5件)
    受付 内容 方法 地方
    11/20 情報番組。新聞記事についてのコーナーで、夫婦のストレスについて取り上げていた。妻のストレス解消法は夫へ八つ当たりをする事という内容に対して、出演者は笑い話であるかのようにしたので腹が立った。笑い話にするような態度は、視聴者、特に男性をバカにしている。このような差別的態度に対し断固抗議する。(同様意見1件) E 18 埼玉
    11/21 情報番組。出演者が「現在の日本を良くするためには身分制度を復活させればよい」というような発言をした。身分制度を復活させる事は差別の復活であり許されることではない。また、この発言をしたときに「ピー音」で消音したが、これもまた不誠実な処置で、「悪いことをしても隠せばよい」と言う考えを子供たちに植付けてしまう懸念がある。この番組は、常々問題発言や差別発言が多いので何とかしてもらいたい。 電話 40代 大阪
    性表現について(3件)
    受付 内容 方法 地方
    11/1 映画番組。青少年の視聴時間帯にもかかわらず全裸の女性が出てきたり、乳房を露出した女性の性交場面を覗き見する場面が放送されるなど青少年に配慮なき表現があった。あからさまな性表現を含む放送については作品の趣旨よりも青少年の保護育成上の配慮が優先すべきではないか。(同様意見2件) E 50 愛知
    要望(3件)
    受付 内容 方法 地方
    11/6 アニメ番組。アニメファンや仕事や勉強に疲れた大人や子ども達に夢や希望を与えるすばらしい番組なのに、放送時間が突然、朝のローカル時間に移動された。地方によって子ども達や会社に勤める人の下校帰宅時間に設定する所もある。局の編成の都合で子ども達の大切な夢を奪った。ゴールデンタイムの復活を強く要望する。(同様意見1件) E 31 福岡
    推奨意見(2件)
    受付 内容 方法 地方
    11/7 討論番組。世論調査やアンケートについての信憑性や必要性について論じていたが非常に良い内容だった。理由は多くのマスコミはサンプル数が少なかったり調査範囲が首都圏だけだったりと、とても国民の実態を反映したものとは思えないにもかかわらず、世論調査やアンケートの結果について疑わないからだ。このような報道にこの番組の内容は一石を投じたもので非常に良い。 E 15 静岡
    その他(25件)
    受付 内容 方法 地方
    11/2 バラエティー番組。高校生が出演する番組を深夜に放送するのはやめてほしい。テレビは考えずに見て理解するもので成長期の思考をおかしくする。内容についても、高校生の恋愛を対象にしているのでテレビで放送すべきではない。 E 41 東京
    11/14 我国も番組等級区分制度を導入する必要がある。現在、視聴率争いに勝てば何でも良いという感じで、暴力・殺人シーンの多い、大人が見ても不快なサスペンス番組を放送している。年々低俗化し生臭くなる日本の放送に歯止めをかけ、優良放送を守るためにも必要。他国ではそのような放送は決まりを守った上で放送されており、青少年保護の観点から等級区分がなされている為に低俗化は起こらない。 E 22 大阪
    11/17 ドラマ番組。内容は悪くないが未成年者の喫煙を煽るシーンが気になる。「タバコぐらい吸えなきゃ男じゃない」といった台詞などである。世界的に禁煙の動きが高まり、日本でも列車や飛行機など公共の場所がほとんど禁煙になっているのになぜこんなシーンを流すのか。自動販売機に年齢認証を付ける動きなど未成年者の喫煙防止に業界も動いているのにその流れに水を差すようなものだ。(同様意見1件) E 32 千葉
    11/27 情報番組。長崎佐世保での女児殺害事件を扱った際に、加害者の通っている施設名が放送された。子どもの心がどうのこうのと話し合っている人たちが、加害者児童の人権を無視するような報道があっていいのか?一方的な立場からの学校関係者への批判とも取れる内容についても人権を無視する報道のように感じた。マスコミの人権意識が低すぎるのが社会の問題につながっているように思う。 E 31 大阪
    11/21 最近のテレビは、子供と友達のような関係の父親像をよしとする扱いが多い。横のつながりとしての子供同士の友達関係は必要であるが、家庭内の父親までが友達のような関係である必要はない。テレビが友達的な父親像を是とする背景には、友達的親子関係を消費の対象とみなしているスポンサーなどの商業主義があるのではないか。 電話 30代 東京

    2006年10月に視聴者から寄せられた意見

    2006年10月に視聴者から寄せられた意見

    早朝からの情報ワイド番組司会者の発言への批判や、中学生の妊娠をテーマとしたドラマのあり方、女性歌手によるトーク番組への発言批判、食生活からADHD(注意欠陥/多動性障害)を引き起こすことを紹介した番組への指摘、女性占い師の不適切な発言への批判などが目立った。

    2006年10月の1ヵ月間に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は749件で、9月と比較し14件増えている。

    意見のアクセス方法の割合は、Eメール49%、電話45%、ファクシミリ4%、郵送ほか2%となっている。(*Eメール数には同一人の同意見を含む)

    男女別では、男性70%、女性27%、不明3%で、世代別にみると40歳代(26%)、30歳代(25%)、20歳代(16%)50歳代(10%)、10歳代(8%)、60歳代以上(6%)の順となっている。

    2006年10月に視聴者から寄せられた意見 749件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2006年10月件数
    人権等に関する意見 19 件
    放送と青少年に関する意見 205 件 [ 意見内容 ]
    放送番組全般にわたる意見 263 件 [ 意見内容 ]
    BPOに関する意見・問い合わせ 39 件
    その他(放送関連以外) 223 件
    意見件数 計 749 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は286件(33放送局)であった。

    番組全般

    2006年10月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(749件)の60%にあたる446件が“不適切な内容や発言・表現、低俗、下品、モラル欠如”など、番組のあり方について指摘している。

    とりわけ【情報ワイド番組・バラエティー・アニメ】などに関する意見は多く、「不適切な内容・表現と不適格な出演者」(284件)、「低俗・下品」(111件)、「モラル・倫理観の欠如」(51件)の他、個別番組や特定放送局への意見で、中でも【情報ワイド番組】については「取材・報道のあり方」に関する意見(140件)が多く、以下「放送の影響力」(69件)、「公共的な放送のあり方」(47件)、「公正・公平・中立(“内容が偏向”との指摘を含む)」(23件)、「メディア(取材)規制」(18件)、「実名・匿名報道関連」(8件)の順となっている。

    また、「報道のあり方」や「放送局の姿勢」についてはいじめによると見られる[中高生の自殺関連報道]は29件であるが、“いじめ”に関する意見を見ると66件(番組委員会12件、青少年委員会43件、人権2件、その他9件)と、9月から過去3か月平均の15件を上回っている。更に、核実験をはじめとした[北朝鮮関連報道]25件(その他東アジア関連意見では中国:8件、韓国:7件)、10月からスタートした[中学生の妊娠をテーマにしたドラマ]への意見22件、[政治関連]14件、[消費者金融CM関連]13件、[飲酒運転事故関連報道]12件などであった。

    個別番組では、早朝からの情報ワイド番組司会者の発言への批判や、中学生の妊娠をテーマとしたドラマのあり方、女性歌手によるトーク番組への発言批判、食生活からADHD(注意欠陥/多動性障害)を引き起こすことを紹介した番組への指摘、女性占い師の不適切な発言への批判などが目立っている。

    なお、「人権等権利に関する委員会(BRC)」への相談・意見(19件)とは別に、番組・青少年各委員会に寄せられた意見の中で「人権問題や差別にあたる表現ではないか」との提起や懸念は131件で、前月(99件)より32件増えている。

    【放送局の対応・姿勢】に関する苦情・抗議は88件と前月(126件)より減少したが、局側の言葉遣いや態度の悪さを指摘する意見が圧倒的に多い。

    【CM関係】では前月(52件)より3件減少し49件であった。意見としては消費者金融や生保業界のCMの多さを指摘する意見とともに、「不適切な表現・内容」とする意見が寄せられている。

    概要

    【特記事項】(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」などから抜粋)

    • 今回の自殺事件の取材で、子供たちの登校途中を捕まえてマイクを突きつけたり、家まで追いかけたりするので、子供が情緒不安定になり学校に行きたがらなくなってしまった。子供たちにとっては同級生が亡くなっただけでも大変な出来事なのに、聞き取りなどが行われてさらに大きな傷を受けている。内情を知っていても言えない事が多いのに、遺族の方々の側に沿った一方的な報道がされて、先生ばかりではなく子供たちまで傷ついている。新聞社も含めて早く報道をシャットアウトしてもらいたい。
    • 福岡中2男子自殺事件を各報道番組で取りあげているが、校長や当該教師、教育委員会に対しての批判は聞かれるものの、当のいじめをしていた生徒およびその保護者に対しての責任の追及などの声はほとんどないように思う。人間形成を担うのはあくまでもまず親が第一の責任者であり、中学生なら先生や友達の不適切な発言に対して「NO!」をつきつけるだけの心を持てるように育ってなければならないのではないか。このような視点から追究した番組作りを期待している。
    • 放送中に「北朝鮮が2回目の核実験をした」というニュース速報を流した。2回目をやりそうだとは素人にもわかるが、事実確認もしないでニュース速報などを流すのはマスコミとしてやるべきではない。真実を放送するからこその報道の自由である。民放局では誤報を認め謝罪したが、NHKは訂正も謝罪もない。
    • 菅総務相が北朝鮮による拉致問題を、NHKの国際放送で重点的に取り上げるよう命じる方針を表明したが、これは“報道の自由(放送の公平・公正、放送局の自主自立と編集権)”に関わる重大な問題だ。現在軍人恩給を受けている身であるが、国家のこのような放送命令は戦前戦中の報道管制を彷彿させる。この問題は最近のNHKの民放化にも原因があると思うが、今後他の報道機関にも及ぶ問題だと認識し阻止すべきであるにもかかわらず、何故か民放では取り上げていない。

    【取材・報道のあり方】

    • 川口市の保育園児事故に関する報道を見ていると、どうして事故を起こしたのか、どのようにすれば事故を防げるかなどを掘り下げた報道をするより、加害者個人に関する報道のほうが目立つ。重大な事故を起こしてしまった加害者は確かに悪いが、事故とは直接関係のない家族関係や中学時代のエピソードなどを暴いてさらし者にするのは行き過ぎである。加害者という立場といえども、個人の人権は守られるべきではないか。個人の周辺の情報を暴きたてて叩くのは、マスコミの暴力であり加害者をさらし者にしたリンチである。このような加害者個人の情報を暴くことに力を注ぐよりも、どうしたら交通事故をなくすることが出来るかなどのマスコミとしてのキャンペーンでもやるべきである。
    • 国会で消費者金融の金利を下げる法律の議論が行われているが、消費者金融がスポンサーになっているニュース番組では、その事について放送が行われていない。逆にスポンサーに入っていないニュース番組では放送されて色々とコメントがされていた。やはりスポンサーに不利な内容は放送されないのか?ニュース番組にスポンサーは必要ないと思う。
    • 法務省が最高裁に判断を委ねた問題を、夫妻側の会見に同調した報道をしていた。女性タレントと、元プロレスラー夫妻が米国で代理出産し、品川区に出産届を提出した。東京高裁の判断で一度は受理されたが、法務省が品川区と協議し、最高裁の判断を仰ぐ必要があるとの結論で品川区が高裁に許可抗告し、高裁が許可すれば最高裁が審議する事になる。ガンで子宮を摘出した多くの女性がいるが、代理出産は法律上の問題や多額の金額を要するため、殆どの夫婦が養子縁組等で凌いでいる。このような問題は有名人という話題性だけで取り上げるのではなく、法整備が不可欠な事も併せて報道するべきである。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 交通事故で息子を亡くしたことから、番組内容に興味があって視聴した。番組では同様にお子さまを亡くされたご遺族が出演していたが、霊能者は「亡くなったお子さまの魂を連れ戻さなくてはうかばれない」ということで、事故現場から魂を連れ帰るという趣旨の行動を行っていた。番組の趣旨は、このような不幸なことを経験した人の気持ちを救済していくようなものだと思ったが、逆に見た人の気持ちを傷つける内容になっている。
    • 「雑種犬が家に戻ってきた時、自分の飼い主が見知らぬ血統書つきの犬をかわいがっていたら?」というお題で実際に検証をするものだった。気性のおとなしいレトリバーを次々と雑種犬と体面をさせ、嫉妬に駆られた雑種犬が血統書の犬に対してどのような行動を起こすかを検証していた。中にはそのレトリバーが抵抗せず震えながら噛まれているシーンもあり、見ていて耐えられなかった。この企画は悪質な行為で精神的苦痛を与える動物虐待行為にあたる。
    • アナウンサーのセクハラ問題やチーフ・プロデューサーによる多額の裏金の問題等民放関係者の不祥事が続いているが、当該放送局の不祥事に対する取り扱いがあまりにも低く、局の姿勢として問題ではないか。同様の不祥事がNHKで発生したときには散々批判しておきながら自局の問題に対しては逃げ腰で、処分と対策等は甘すぎる。こういった態度では今後、各種の社会問題を取り上げて批判する資格は全くない。
    • 某キー局は映画の撮影のため東京・福生市の駅を何日か使用して一時的に立ち入り禁止にし、そのため私は電車に乗り遅れた。女性スタッフに「今使用中なのでこないで!」と言われ反論したが全然聞く耳を持たなかった。その駅では電車は1時間に3~4本しか出ていなく一本遅れると次が来るまでにまたしばらく待たないといけない。しかも、スタッフの態度が非常に悪い。他局の長時間テレビのマラソンでの事をこのテレビ局は散々批判していたが、全く同じことをやっているではないか。
    • 朝の情報番組などで、必要以上に“人気タレント”や“お笑いタレント”の登場が増え、最近は政治や経済、事件などを伝えるワイドショー番組の司会まで務めているが、彼らを起用する制作側の意図が理解できない。アナウンサーの中にはニュース原稿を読むのに上手とは言えない人物も多いが、それでも彼らはニュースを中心に担当をしている場合が多い。司会は各局のアナウンサーで充分ではないか。
    • 新聞記事を引用しニュースを読み上げるコーナーで、某紙の記事が読まれた。その中に間違いがあったので、新聞社に問い合わせたところ間違いを認めた。それをふまえ放送局に電話したが、局は「私達が書いた記事ではないから知らない」と言った。テレビで放送するなら、内容に間違いがないか確認するのが放送する側の責任ではないか?それを確認もせず、そのまま放送するのは無責任だ。間違った言葉は放送されることにより、正しい言葉と認識されることも多い。指摘しても「関係ない」というような返答しかなく話しの途中で電話を切られた。放送局といえども一企業として視聴者の対応を改めるべきだ。
    • 女性キャスターと民主党国会議員との不倫騒動のために本人が昨日から休みをとっているが、局として何らかの説明、見解、謝罪などを一切しないのはおかしい。同社の視聴者センターに電話したら「緘口令がしかれている」ということ。乳製品から始まって瞬間湯沸かし器、エレベーターなど企業の不祥事は執拗に追及するのに自分の問題になるとダンマリでは報道機関とはいえない。他の民放局やNHKの使い込みよりももっとたちが悪い。民主党に配慮しての対応かと勘ぐりたくなる。
    • キー局アナウンサーに続き同局アナウンサーのセクハラ問題が発覚したが、このテレビ局の総合広報部は「詳細については申し上げらないが、就業規則違反の事実があり、降格処分をした」「実名報道はプライバシーに関わるので…」とコメントしたが、同時期の元客員教授のセクハラ行為は実名で報道している。局アナ同様に、一部マスコミ(週刊誌)が今回のアナウンサーのセクハラを報道しなければ続投させていた可能性すらあるが、2次的被害者を出さない為にも実名報道すべきである。もし、広報部の発言を“報道の自由” “言論の自由”と言うのであれば電波は兇器だ。
    • 「このあとすぐ○○と○の試合」と何度も繰り返しながら、まったく違う試合を放送し続けている。BPOのHPでもいつも指摘されているがまったく改善されていない。「このあとすぐ」という表現に対する指標を作るべきだ。
    • 移植医療や救命救急に焦点をあてた番組で、以前は傷口などのシーンに画像処理を加えていたが、ここ最近は処理をせず鼓動している心臓や内臓をそのまま映している。放送時間が食事時間帯に重なると気分を害し、医療関係者以外の一般人は内臓を見るに耐えられない。民放各局への指導をお願いします。
    • 北朝鮮の暴虐な振る舞いは止まりそうもないが、「拉致はでっちあげだ」と言っていた人間が未だ知識人面して責任もとらず、テレビに出ているのはどういうことか。日本列島を越えて太平洋に墜ちたミサイルを「人工衛星だ」と強弁した人間が未だに司会者をやっている番組が日曜の午前にあるが、この局の良識は一体どうなっているのかと問いたい。
    • 今回のテーマは「デカ盛り」と称する“大食い番組”。中学生が死んで社会問題となり中止した“大食い番組”を、テレビ局は10月1日と19日復活させた。まさに、喉もと過ぎればなんとやら…社会の批判を浴びた好ましからざる番組を、何の反省もなく、恥も外聞もなく再び電波に乗せたこの局の姿勢は許せない。しかも、この日の内容には“やらせ”の臭いがプンプンしていたのも問題だ。抗議に対して同局はどんな調査か知らぬが「“大食い番組”を見たいと望んでいる人が60%以上もいる、だから放送した」といい訳をしたがとんでもないよ。
    • 朝の情報ワイドで「いじめ」に関する視聴者からの手紙を積み上げ4千通を超えたことを紹介しその中から3通を取り出して読み上げていた。司会者はそれに対し「天誅を下す」とか「学校名をバラス」とか言っていたが、それぞれについて徹底的に取材・追及すれば許されるが、ただわめくだけでは問題の解決にならない。

    【その他、番組全般】

    • 全盲の視覚障害者であるが、天気予報で「ご覧の所に大雨洪水注意報(警報)が出ています。今後の予報に注意して下さい」とアナウンスしているが、注意報が出ている地域を読み上げない限り、障害者は避難する事が出来ない。人命に関わる災害情報は、ハンデキャップを背負った障害者が避難する為の最低限の情報だと認識すべきである。また、宛先や連絡先等も「こちら」ではなく、読み上げるべきである。
    • 専門医ではない医師の「食生活からADHDになる」というような誤解を招く発言は、全国のADHDの子ども達の生き方に大きな影響を与える。ADHDは脳の機能障害で生まれながらに持つ特性が日常生活に支障をきたすものに対しての診断名で、ADHDそのものに“キレル”ということが在るのではなく二次的障害として“キレル・不登校・引きこもり”があり、あの発言はADHDと二次障害を履き違えたものだ。専門医でない人の意見を全国放送で流し、多くの児童と生徒、保護者に誤解と悪影響を及ぼす結果となった。
    • 女性占い師が結婚20数年の子供のいない芸能人夫婦に「外腹をつくりなさい」と言った。亡くなった姑の言葉を代弁したとの事だが不妊夫婦にはあまりにも残酷な発言である。子供が出来ない夫婦がどんな思いで先の見えない苦しい治療をしているか。どれだけ精神的金銭的負担が大きいか。彼女もひどいが流した放送局もひどい。
    • 民放各局のBSデジタル放送は朝から晩まで通販番組だらけで、いってみればCMを垂れ流しているようなものだ(通販番組はCMとしか思えない)。余りにも無責任、節度が無さ過ぎる。公共の電波の無駄づかいだ。民放連はBSデジタル放送のCM規制(通販番組を含めて)を厳しく行うべきだ。
    • 中国残疾人芸術団によるダンスパフォーマンス「千手観音」を紹介していたが、カメラワークが最低だった。せっかくのすばらしい企画が、頻繁にカメラを動かすことで、本来の美しい動きが半減した。
    • 民放のスポーツ中継は、スポーツを純粋に楽しむことができない。サッカー中継は実況が絶叫しすぎ。モータースポーツはレース前の貴重な時間を無知なタレントの無駄話に費やすだけ。スポーツ中継は現場に行けない人が、正確な情報を得、現場の臨場感を感じることができるものでなければいけない。スポーツ中継を無理矢理感動ドラマにしようとしているのもおかしいし視聴率にもとらわれすぎ。NHKのように普通に事実のみを伝えれば、それが純粋なドラマでありスポーツだと思う。
    • 昨今の番組に出演する“お笑い芸人”の品のなさ、ひいては各放送局の番組の質の低下が著しい。特に“いじめ”を助長するような言動が著しい。これは“教育問題”にもつながる。また、高齢者(今まで苦労して家庭、地域、会社、日本を支えた人達)に対して最近のテレビ界は“思いやり・優しさ”が欠けている。報道番組にしてもキャスターやコメンテーターの自己主張が強く、バラエティー番組に至っては企画や出演者のレベルが低くとても“娯楽”とは言えないものばかり。テレビは若者中心の文化になっている。
    • 2011年に地上デジタル完全移行と言われているが高齢者への配慮が不足し高齢者無視の一例だ。今や社会の1/4が高齢者で、私も含めた“年金生活者”(その殆どが低所得者)にとって、毎日の暮らしで一番の楽しみはテレビなのにそれが奪われようとしている。まだ使えるテレビの買い替えなどしたくないし、一斉に買い替えをしたら低所得者(年金生活者)の負担やゴミ問題はどうなるのか。結果は中国、北朝鮮を利するだけのことではないか。

    【CM】

    • チャンネルを変えていたところ、あまりにひどいCMが夜9時台に流れているので驚いた。テレビ局は社会公共性や倫理が求められるべきものであり、CMについても審査すべきではないのか!“頭髪”のCMで、AVに出てくるような若い女性が下品にビキニ姿でしつこく勧誘するものだったが吐き気がした。CMの質についても即刻見直すべき!
    • 保険の契約でCMの電話連絡先に電話してもCMで表現されている保険金額が提示されたことがない。年齢、職業を言った途端に金額が変わる。「CMどおりの金額で」というと、応対者は「あれはCMですから」と逃げる。看板に偽りありだ。
    • 携帯電話会社のCMで番号ポータビリティー制度やワンセグなどサービスの売り込みはよく見るが、携帯マナーを守る呼びかけのCMも放送してほしい。

    青少年に関する意見

    意見分類 2006年10月件数
    E-mailによるもの 145 件
    電話によるもの 48 件
    郵便によるもの 5 件
    FAXによるもの 7 件
    意見件数 計 205 件

    (男性136件、女性63件、不明6件)

    【意見の概要】

    • 10月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは205件で先月に比べ50件近く増えた。男女別では、先月24%だった女性からの意見が今月は30%に増えている。
      内容に関しては、中学生の自殺が連日報道されたこともあり、意見の中で“いじめ”という言葉を使ったものが43件あった。また番組別では中学生の妊娠をテーマにしたドラマに対し、放送前も含め19件の意見があった。

    【意見の抜粋】

    {お断り}

    放送と青少年に関して、電話やホームページ、FAX、郵便でいただいたご意見の中から、代表的な意見を抜粋して掲載させて頂きます。
    ただし、意味不明なもの、個人攻撃や誹謗中傷にあたるもの、不快感を与える表現などは非掲載とさせて頂いています。  
    また、いただいたご意見は事実関係などを確認できない場合もあるため、放送局名、番組名、出演者名は原則削除させて頂き、あまり長い文章は要約、類似意見は代表的なものを掲載させて頂いています。

    [内容分類]  [E]はEメール

    “いじめ”を含む意見(43件) {報道に関するもの} 19件
    受付 内容 方法 地方
    10/16 情報番組。福岡県の三輪中学校で、2年の男子生徒が担任の“いじめ”を苦に自殺した問題で、司会者が「教育改革の前に教師改革が必要だ」と、学校の教諭全てがこのような教育指導を行っている趣旨の発言をした。しかし、青少年の教育は当事者だけではなく、国民全体で取り組む問題である。メディア特にバラエティー番組やドラマで“いじめ”を垂れ流ししているテレビ局の責務は重大だ。(同様意見3件) 電話 40代 長野
    10/16 けさから各局のワイドショーやニュースでは一斉に、担任の“いじめ”が発端で自殺した福岡の中学生の話題を放送しているが、どの番組も激怒した中学生の家族が教師や学校側を糾弾する衝撃的な場面を流し、コメンテーターたちも厳しく担任や学校側の責任を追求していた。まるで、放送が学校や教育委員会を私的にリンチしているような印象だった。 電話 59 愛知
    10/16 情報番組。福岡中2男子自殺事件での三輪中学校校長の会見について。「学校はもっと情報を集めないと。直接結び付けるのは危険だ。もう少し時間をかけて調べさせてほしい」という部分の発言ばかりを繰り返し取り上げていたが、局による何らかの意図があるのではないかと疑念を感じる。実際にはその前後に「教師の言動はいじめであり自殺への誘因にはなっていた」「教師の言動によって男子生徒の人間像が形成され子どもたちによるいじめを呼び起こした」、「子どもの人格を形成する学校で逆の結果になり申し訳ない」と言っているが、このような謝罪している場面は見られなかった。報道機関であるならば安易に人々の感情を弄ぶような報道は控えるべきだし、事実を適正に伝えるように指導をお願いしたい。 E 29 東京
    10/17 情報番組。福岡中2男子自殺事件の報道を他人事ならぬ思いで見ている。いじめられる子ども達は、自殺したい気持ちを抑えて必死で生きている。報道が引き金となり連鎖反応でいじめによる自殺が次々と起らないよう祈る。(同様意見1件) FAX 福島
    10/17 福岡中2男子自殺事件があった中学校の一年生の母親である。良い先生が多いし学校も良い学校であるのに、マスコミは先生をはじめ学校全体が悪いように報道しているのは非常に残念である。その上に、通学中の子供たちを朝から晩まで通学路で待ち伏せたり、生徒の家に入ろうとするところを捕まえてはマイクを向けてくる。子供に向かって「いじめはあったのか」などと無遠慮な質問をぶつけてくるので、子供たちはマスコミを非常に怖がっている。子供を車で送り迎えをしている父兄もいるし、体調を崩してカウンセラーにかかっている子供もいる。テレビを中心とした激しい取材攻勢で、子供たちが大きな被害を受けている。(同様意見2件) 電話 40代 福岡
    10/18 情報番組。福岡中2男子自殺事件についての報道で「『先生によるいじめがあった云々』という話を息子の幼なじみの女子中学生が話してくれた」という内容を伝えていた。“幼なじみの女子中学生”という、全国区においては不特定人物を修飾する言葉でも、事件の当該地域においては特定の人物を明確にする情報とならないか。この“幼なじみの女子中学生”が今後いじめられるのではないかと心配する。“ある生徒”という程度の表現にした方が良いのではないか?放送上の言葉は様々な受け取られ方をする。発した情報が引き起こす可能性についてもっと想像力を働かせて情報を発信して欲しい。 E 43 千葉
    10/18 福岡中2男子自殺事件が報道されたが、今回の事件に限らずいじめ事件がワイドショーやニュースに取り上げられるたびに、なぜマスコミは学校や教師、教育委員会の責任追及ばかりで肝心のいじめた生徒やその保護者への責任を追及しないのか不思議でたまらない。確かに生徒への指導、管理面で学校側の責任は問われるべきだが、それ以上に実際にいじめて自殺に追い込んだ生徒達の責任は重大だ。いじめ問題は複雑で根の深い問題。その問題を克服するためにも偏った報道をするのではなく、いじめた生徒側への取材と報道をすることによって視聴者に考える機会を与えるべきだ。(同様意見3件) E 37 福岡
    10/19 情報番組。いじめの問題でコメンテーターが「もっと母親が学校の行事に参加すべきである」というような発言をしていた。正論ではあるが、よほど恵まれた職場でない限り働いている母親がひんぱんに学校行事に参加することは不可能である。我が家にも中学生の子供が二人いるが、当方は昼間働いているので子供の授業参観に行きたくても自由に行けない環境にある。子供のいじめの問題を話題にするからには、働いている母親も多いことを配慮した発言をしてもらいたかった。また、いじめは子供同士の場合もあるが、教師からいじめを受ける場合も多い。こうした側面にも目配りした発言をしてもらいたい。 電話 40代 大阪
    10/31 報道番組。いじめ報道の仕方がおかしい。番組でいじめを取り上げていたが、そのなかで教育評論家が、いじめはあっても仕方がないととれる発言をした。いじめ撲滅を本気で取り組む気がないのであれば、番組で取り上げるべきではない。北朝鮮の拉致被害者が人権問題であると同じように、いじめも人権問題である。しかし、拉致に関しては人権を強調するが、いじめに関してはどこも人権問題として取り上げようとしない。大人の世界では強者が弱者をないがしろにし、強ければ何をしても良いというような風潮がはびこる中で、子供の世界にもそれが反映していじめが行われるのは当然である。NHKも民放も、いじめを人権問題として正面から取り組むべきである。 電話 茨城
    10/31 最近のいじめによる自殺に関する報道は、加熱しすぎである。遺書そのものを公開したり内容を細部にわたって解説するのは、子供がまねをする可能性もあり自殺防止には逆効果である。教育現場をはじめ、地域や家族で子供を守る力が落ちてきているのに、自殺やいじめの原因を探らずに部分だけを取り上げて報道するのはやめてもらいたい。子供に関する問題は、慎重に取り扱うべきである。 電話 50代 愛媛
    10/31 いじめ問題の報道で自殺した子供の遺書を芝居がかった声で放送するのは止めて欲しい。映像のBGMもおどろおどろしいのが多い。全般に感情的にエスカレートした報道が多い。どの報道でも取材陣が殺到している。常時メディアスクラム対応に配慮して取材に当たってほしい。首吊り報道もかなり生々しく報道されておりその内容で子供達に悪影響を及ぼしかねない。 電話 50代 千葉
    10/31 最近いじめがクローズアップされているが、写される映像はいじめられて自殺した生徒や謝っている校長や学校の先生のものばかり。今後はいじめた側の生徒をモザイクをかけてでも出すべきではないか。20年前の中野・鹿川君のお葬式いじめ事件が忘れられているが2度とこうした自殺などを起こさないように是非いじめた側も登場させるべきだ。 電話 30代 神奈川
    “いじめ”を含む意見(43件) {報道以外で“いじめ”に関するもの} 24件
    受付 内容 方法 地方
    10/10 バラエティー番組。ファンの女の子を装い芸人とメール交換をしてデートに誘い有頂天になった時、制裁として落とし穴に落とすという内容で、実際に落とし穴に落ちるシーンが放送された。その場で、偽ファンの女の子と交わしたメールの内容を公開して笑っている。芸人は仕事として報酬をもらうから我慢もできるのだろうが、子ども達が真似をするとまさに陰湿ないじめであり、それを見て楽しんでいる出演者と視聴者が大勢いると思うと大変なことだと思う。最近いじめに起因すると言われる自殺も多く発生している。同局の次の番組が報道番組で、自殺の事件を伝えているのが滑稽。おもしろければ何でも放送する姿勢が見えた。 E 40 岩手
    10/10 アニメ番組。第1回目のストーリーの内容は、最近報道されている“いじめを苦にして自殺した事件”に近いものだった。翌週夕方5時台に再放送されているが、放送内容を変えてほしい。そして「黒い掲示板に嫌な奴の名前を書き込むと死ぬ」という常識的には考えられないアニメは、夕方5時台に再放送してはいけないと思う。 E 18 東京
    10/13 10年ほど前に放送されたドラマが、当時はいじめを助長する内容であるとして問題にされていた。今、この番組はビデオ化されレンタルや購入で誰もが簡単に見ることが出来るようになっている。しかし、問題があると言われていたのなら、ビデオ化する際に「制作者はいじめや自殺を勧めてはいない」等、注意を織り込むべきだと思う。今後、ドラマをビデオ化する時には、十分内容を考慮したうえで制作して欲しい。 E 40代 静岡
    10/16 アニメ番組。いじめの描写があり特に特定のキャラに対しての扱いがひどい。ささいなことでも大勢が彼に向かって「卑怯」とののしるシーンが多く、10年近くその表現が続いている。このアニメは文部科学省推薦にあげられているが、旧作はともかく、今作はいじめを推薦してるようにしか見えない。もう1度見直すべきだ。 E 22 愛媛
    10/18 情報番組。不適切な用語が繰り返し放送されている。司会だけではなくレギュラー出演者の差別用語や他者への誹謗中傷が多い。このような発言は“ピィー”という効果音で編集して放送されているが、子供たちが番組を見て、いじめなどの差別発言をして、後で“ピィー”といえば許されると思い込む危惧がある。また、この番組はスタジオ公開録画番組で、観覧者には過激な発言が生で聞こえている事等も考慮するべきである。 電話 40代 鹿児島
    10/18 民放は人の心や体を傷つける本気なだまし、暴力行為、あるいはゲームの罰として水中に落としたり、高額な負担をさせるなど、醜い仕打ちをする番組が多い。このような放送は学校でのいじめが発生する原因となる。民放各局は一度、番組内容を見直し有害な番組をなくす活動を行なうべきだ。(同様意見2件) 郵送 富山
    10/23 バラエティー番組。東南アジアの人達を傷つける内容があった。ある芸人のネタで、まるで東南アジアでは日常的に日本の通貨の偽造が行われているような表現や、食糧難で食べるものがないような表現、亡命を笑いにするような表現があり大変不愉快。子ども達も多く見る番組で人種差別を笑いにした放送が許されるのか?いじめにつながる可能性もあるので厳しい調査等をしてほしい。 E 29 石川
    10/23 情報番組。司会は毎回のように「拳銃で撃ってしまえ」や「穴を掘って埋めろ」など、度の過ぎる発言をしている。いじめが多い世の中で、例え冗談であってもこのようなことを言うべきではない。子ども達は気軽に真似をしてしまう。 電話 58 千葉
    10/23 今、問題になっている「いじめ」について。生徒や教師が学校にいる時間帯にワイドショーで取り上げても意味がないと思う。教師と教育委員会だけが悪いような流れになってきているが、いじめる生徒やその家族にも問題があると思うので、ゴールデンタイムで定期的に「いじめ」についての番組を作ってほしい。それぞれの立場からの意見交換や解決策を教えてあげてほしい。学校内だけの問題ではないので、テレビのチカラを発揮してほしい。 E 30 石川
    10/26 バラエティー番組。関西の芸人の身体的特徴を馬鹿にした内容が非常に不快だった。いじめの助長になるのではないか?頭がハゲた相手に黒スプレーをかけたり、顔に痘痕のある男にセメントを塗り笑いものにしていた。これは明らかにいじめの助長になる。明日学校で同じことをされるような気がしてならない。 E 13 福岡
    10/26 若手芸人に宛てた視聴者からの葉書で【死ねばいいのに!】という内容を読んだ。そのあと何度かその事を芸人に言った。今世間で教師によるいじめや同級生のいじめ等が報道されている中、何度も「死ねばいいのに」と言っている。自分の子供がそんな言葉を口にしたり、されたりと思うと非常に不快だ。(同様意見2件) E 44 東京
    中学生が主人公のドラマについて(19件)
    受付 内容 方法 地方
    10/02 妊娠した14歳の少女が親や教師に反対されながらも、子供を生む事を決意する内容だと聞いているが、このようなドラマを放送する事に強く抗議する。高校に進学する為の準備段階に入った同年の中学生の娘がいるが、私同様に一般社会で認められれていないことをドラマのテーマにすることに疑問を抱いている。(同様意見5件) 電話 40代 大阪
    10/05 批判意見もあるが、このような問題は真剣に考えなければならない。臭いものには蓋をするような姿勢では何も解決できない。日本の学校では当たり障りのないことしか教えず、家庭においてはそのような話はタブー扱いでとても性教育がきちんとされていないと思う。このような教育の不備が、望まぬ妊娠や性病の拡大、援助交際問題等にも大きく関係していると思う。この番組はそれを考える良い機会であるのではないか。 E 16 東京
    10/10 どうみても教育上悪いドラマではないか?何の知識もない中学生が妊娠し周りの反対を押し切り子供を生むなど、何のために作られたのかわからない。親も反対しているのに、責任は義務教育の子がもてるのか?この番組の視聴者は年齢的に低いはず。ただ興味をわかすだけではないのか?中学生でも育てられるということをいいたいのではないか?性の乱れを止めるのがマスコミの責任ではないか?性犯罪を受けた人や堕胎した人に心の傷を与えるのではないか?こんな番組止めさせてください!(同様意見2件) E 17 埼玉
    10/11 ローティーンの妊娠という行為を正しいといわんばかりの番組を制作することに憤りを感じる。午後10時台のドラマは「子どもに見せない」という選択ができるが、朝7時台に番組宣伝を流されてはたまらない。今日も朝7時半過ぎに主演の子役をゲストとして呼び番組宣伝をしていた。小学生のわが子たちは「なぜ14歳で妊娠できるの?」と尋ねた。小学生が見ている時間に、ローティーンの望まない妊娠を取り上げることはやめていただきたい。倫理感の全く感じられない番組を作り、小学生も見ているような時間に番組宣伝を流すことに憤りを感じる。 E 45 神奈川
    10/12 主人公の生徒が校外へ抜け出す時に、女教師が校内の植木鉢へ隠した灰皿を取り出し喫煙をしようとするシーンがあった。未成年が教育を受ける学校で教師が喫煙をするのは今の時代あってはならない違反行為。学校内での喫煙が禁止されてる時代に何を考えてこんな悪質なシーンを放送するのか意図がわからない。テレビ局は未成年の喫煙被害に対して無頓着であり、放送の公共性を主張するわりに放送してる作品の内容が無責任。一向に改善されない放送倫理の現状に憤慨しており、テレビ局の倫理感の低さに呆れている。 E 32 神奈川
    10/13 名子役が主役を演じるということで、期待と興味をもって見ていた。ストリーや配役の適否はここでは論じないが、ひとつだけ看過できない問題シーンがあった。それは、中学2年生の主人公が、あるドラッグストアで妊娠検査薬を万引きする場面。万引きという犯罪行為を何事もなく放映し、少なくとも当日の放送の中ではこの行為についてのフォローはなかった。おそらくこの番組を見た多くの同年代の少年少女たちは、万引き行為を誰でもが日常的にやっている行為として軽く受け止め触発される恐れもあると思う。今後のストーリーの展開の中でこれをどう扱うのかは分からないが、あのような場面を安易に設定した番組制作者、脚本家、放映したテレビ局の認識を問いたい。 E 69 東京
    10/16 番組の制作・放送自体に疑念を抱く者として、若い方の「今後の展開が楽しみだ」という意見を見る度に切ない気持ちになる。現実にこのような事が身近で発生した場合、出産の有無に関係なく確実にその子は不幸になる。そして妊娠させた男の子、そして家族も巻き添えになる。女の子だけの信念や愛情で解決出来ない事だ。周囲の理解があっても同じだ。では、制作・放送サイドはこれを分かって結末をそうしているのであれば、その制作意図は何処にあるのか?こんな事にならないようにする啓発の為の放送か?それなら、その意図は子ども達に伝わっていない。私達大人は自分の子供、そして大勢の子どもを守ってやるべき責任を皆持っている。制作・放送される立場も同じ大人ではないのか? E 45 大分
    10/16 埼玉県青少年健全育成条例で「第19条(みだらな性行為等の禁止)何人も青少年に対しみだらな性行為又はわいせつな行為をしてはならない」とある。未成年と性関係を持つこと自体を犯罪としているのに、未成年、それも14歳が母になるという番組を放送することは犯罪である。今、さまざまな青少年の事件が起きているが、このような番組によって小学生や中学生が影響を受けることを心配する。即刻放送中止にして欲しい。 E 45 埼玉
    10/19 内容もさることながら題名からして異常だ。中学生2人の孫がいるが、親ともども困惑し不快な思いをしている。そのうえ駅前には大きな看板まで出ていて不快感を増幅している。この番組は放送による暴力だと思うので止めてもらいたい。 電話 64 東京
    10/23 最近は未成年者の妊娠が一際目立つようになり、来年以降の急増が見込まれるのではないかと思われている現代社会である事から、この様なテーマを取り上げた良いドラマがあって安心した。これからの現代社会のための勉強にもなるので、子どもにも大人にも熟年にも見てもらいたい。ただ、暴力シーンやグロテスク映像等の過激表現は控えて欲しい。 E 24 北海道
    10/31 14歳での妊娠・出産をテーマにしたこの番組は、当初から賛否両論があった。不道徳な番組を放送するはずがないと思っていたが、命の大切さを訴えるというテーマで、結局は14歳での妊娠=性行為を認めてしまうような筋書きでびっくりしている。その他に万引きまで容認したり、同世代の子供を持つ普通の親には耐えられない内容。また局の番組公式掲示板には賛成の意見は載せても、局の社会的責任を問う意見は全く載せないなど、あきらかに不公平。10代の妊娠・出産を増やさないとも限らないこの番組に反対する。 E 45 静岡
    視聴者意見への反論・同意(26件)
    受付 内容 方法 地方
    10/05 ボクシングの試合への意見があった。八百長試合は受け入れられないが、選手や父親の発言に対する批判は間違っていると思う。あれぐらいの気迫がないと試合をするのは無理だろう。また、「殺す」「ぶっ飛ばす」「潰す」等の発言は他の格闘技の選手も普通に使っていることで大して珍しいことではない。また、八百長のような試合で責められるべきは選手やテレビ局ではなく、ジムや協会、審判などだ。 E 16 東京
    10/10 「嫌な番組は見なければいい」という意見と反論があるがそれは違う。低俗・俗悪等という表現はどのようなものか定義されていないし、人により感じ方が違う。批判されるような作品が増えるのはそれだけ楽しんで見ている人が多いということである。本当に俗悪なら皆見ないので視聴率は下がり、番組も打ち切りになるはずだ。自分にとって嫌な番組を俗悪と批判し、打ち切りにさせるのは他の多くの楽しんでいる人への権利侵害である。テレビ局は視聴率が取れないとつぶれるので人気がある番組が増えるのは当たり前。 E 16 東京
    10/23 「Jリーグ中継を民放で放送して欲しい」と言う意見があったが賛成。こちらの地方でもたまに中継されるが毎試合という事ではない。だから沢山放送してもらいたい。 E 17 三重
    10/23 「最近、あまりに管理・規制・法制化等を求める意見が目に付くが言論統制に繋がりかねない」という意見があったが、日本のTV局は過去の歴史を反省せず、視聴者の意見に謙虚に耳を傾けず自浄能力がない。そうなったら自己責任である。TV局自ら公権力介入の口実を与えている。日本のTVをここまでダメにしたのは、低俗・俗悪番組を垂れ流すTV局と、それを見て喜ぶ社会常識のない視聴者だ。これらを撲滅しなければ日本のTVは決して良くならない。 E 44 北海道
    10/23 児童ポルノ禁止法や少年法を根拠にする意見が目立つが法の趣旨をまったく理解していないものが多い。小学校高学年の子などはともかく、赤ちゃんや幼児の着替えやオムツのCMまで規制しろというのは法の乱用以外の何ものでもない。また、「男の裸を写すのは男女差別だ」という意見があったが、男でも下腹部を露出しているわけではないし、上半身に関しては男性は写しても問題はまったくない。 E 16 東京
    10/25 バラエティーでのお笑いのツッコミの事を「暴力だ!」「青少年に悪影響だ!」「イジメを助長する」と非難する人に対して言いたい。一種の愛情表現と暴力を勘違いして欲しくはない。むしろその行為がないとしらけてしまい、TVに何のスパイスもなくなり面白くなくなる。それを暴力と捉える青少年が存在するのであれば、本人の心に問題があったり親のしつけが悪いのではないかと思う。 E 25 東京
    10/25 「犯罪者の人権を守れ!」のような意見があったが、幾ら少年法で定められてるとはいえ、犯罪者の名前は実名報道した方が良いのではないかと思う。日本は加害者に甘く被害者に厳しいような風潮があり、国全体がおかしな事になるのではないかと思う。それこそ、青少年が善悪の区別がつかなくなり、犯罪に走ったり軽はずみな行動をするのではないかと思う。(同様意見2件) E 22 大阪
    10/30 「悲惨さを訴える事を言い訳に、戦争を遊び場にしてるようにしか思えない。本当に悲惨さを訴えるつもりがあるなら、そのアニメを題材にした玩具は販売せず商業的要素を排除するか、アニメ以外の方法で伝えるかだ。何も子どもが見るアニメで訴える必要はない」という意見があるが、「作り手は戦争を遊び場にする意思があってわざとふざけた番組作りをしている!」と言ってるようで大変失礼だし不快に感じる。作り手は玩具販促的に偏らないように反戦などのテーマを織り込んだ良い番組作りをしているのではないか?この意見は純粋な反戦番組を推奨されているようだが、エンターテイメントとして楽しみつつ反戦への気持ちを新たにする方法も認められてよいのではないか?子どもを引き付けつつ反戦を主張することも必要だ。(同様意見2件) E 22 青森
    10/31 「バラエティーやアニメ番組が子供たちに悪影響を与える」と言われるが、リアルな殺人を繰り返すサスペンスドラマの方がよほど子どもには悪影響ではないか。楽しいバラエティーやアニメが減り、サスペンスドラマが昼間に再放送されるようになってから明らかに言葉遣いや行動が乱暴な子どもが増えている。「サスペンスドラマを見てもそれを真似して殺しをする人はいない」という意見があるが、現実にサスペンスドラマを真似た殺人事件は起きている。しかも小学生が同級生を殺している。サスペンスドラマが批判されずアニメやバラエティーばかり槍玉に挙げられるのは納得がいかない。 E 32 千葉
    低俗、モラルに反する(23件)
    受付 内容 方法 地方
    10/02 バラエティー番組。事細かくラブホテルを紹介したことに抗議する。子どものいる日曜日の真っ昼間に、なぜこのような放送をしたのか。青少年に対して余りにも不見識だ。特に小さな子どもに内容を聞かれたら説明できない。二度とこのような放送がないようにお願いする。(同様意見1件) E 29 愛知
    10/03 バラエティー番組。“新名物・赤坂5丁目ヌルヌル大相撲秋場所”で、ローションのような物を使用して相撲をしていたが、滑ったり転んだりと非常に危険なので絶対やめて欲しいし、特に小さい子ども達には注意をしてもらいたい。 E 32 千葉
    10/06 バラエティー番組。ある芸人が“赤ちゃんパブ”という店に行くという内容だった。そこで映されていた店は明らかに風俗と思われるいやらしい雰囲気だった。さすがに番組内での性的サービス映像はなかったがそれに近いものはあった。風俗店を取り締まる(警察の摘発など)内容や、このような店舗に対し否定的な内容なら納得できるが、このような内容をこの時間帯に平然と放送する事に対し不快感と激しい憤りを感じた。今後このような番組が増えるのは如何なものか。(同様意見1件) E 20 埼玉
    10/10 ラジオ番組。当該番組のコーナーでリスナーからの着ボイスを募集し13歳の女性の卑猥な内容のものを当選としそれを全国に流した。深夜帯の時間で13歳の年齢の人を当選させてしまう局、制作者の見識が問題だ。来週のテーマは「ブルマー姿を写メールで送ってもらう」というもので、「守秘義務守らない」と番組で公言しているので、さらに卑猥さがエスカレートするのではないか。深夜帯とはいえこんなことが許されるのか。 電話 30代 東京
    10/10 バラエティー番組。マムシなど動物のペニスをミキサーにかけ粉々にしペニス酒としてゲストに振舞うというコントがあったが、道徳の理念上からいってやりすぎで見ていて不快感を覚えた。これはいくら死んだ動物のものとはいえ動物愛護条例に違反するのではないだろうか。ゴールデンという青少年も見ている時間帯にそのようなものをテレビでやるべきではない。青少年に与える悪影響は計り知れない。 E 19 熊本
    10/20 ラジオ番組。その内容たるや性器の俗語はずばり出るし、聴取者の秘め事ドラマでは真に迫る音声が流れた。深夜帯の放送とはいえ思春期の中・高生も聞いていて触発されるのではないかと思う。最近のこの年頃の犯罪が多いのは、このような番組の影響が大きいと思う。 電話 60 大分
    10/23 情報番組。奈良妊婦死亡問題を取り上げていたが、その扱いはひどいものだった。妊婦の産道を便器の下水のパイプに例えていた。決して笑って話せる内容ではないし、大きな医療の問題でもあると思う。それを茶化して話すなどとんでもないことだ。また放送される時間は子供を交え家族で見ている家庭も多いだろう。もしかしてこの死亡した妊婦の家族も見ているかもしれない事を考えるとあまりにもひどい。海外では電波の管理はもっとしっかりされているが、日本は自由すぎる。だからこそ電波に乗せる内容は十分配慮して欲しい。 電話 63 京都
    10/23 バラエティー番組。子どもや老人の口に咥えたピンポン玉を吹き出す数で評価している。誤って喉につまるのではと不愉快だ。 E 49 広島
    10/23 バラエティー番組。怒り心頭に発している。子ども達は土曜の夜等、遅くまで起きていて自室でTVを見ることも出来るのにこんな破廉恥な番組を放送していいものか?まるでアダルトビデオの様に女性が乳房まるだしでそれを自分で揉んだり摩ったりしている。喘ぎ声やよがり声、男性と絡んだりもしている。こんな番組を堂々と放送するなんて常識を疑う!絶対やめていただきたい。 E 58 愛知
    報道に関する意見(17件)
    受付 内容 方法 地方
    10/02 情報番組。司会者が被害者を屈辱する発言を繰り返した。先日、東京都町田市で16才の少女を主犯格とした男女6人の高校生が、独り暮らしの老人から97回にわたって合計で1400万円もの金を巻き上げていた事件で、老人に対し「精力満々なおじいさんかも知れません」「どういう関係であったのかも知れません」と、被害者感情を無視したコメントをしていた。最近の彼の発言は司会者として不適切な発言が多い。事件・事故などのニュースを伝える司会者としては不適格である。(同様意見1件) 電話 30代 神奈川
    10/02 子どもが絡む犯罪をはじめ事件報道は、極力あっさりと事実のみを放送すればいいのではないか?民放では、手口から殺害方法まで事細かに何度も繰り返し放送しているが模倣犯を作らないかと危惧する。(同様意見2件) 電話 74 愛知
    10/05 情報番組。秋田児童連続殺害事件やその他にも子どもが犠牲になった事件報道で、被害者である子どもの写真や映像が何度も放送されていた。残酷な事件の被害者になりその上全国にさらされるのはとてもいたたまれない。葬式などにも乗り込んでわざとらしく悲痛な声でレポートしている姿は不見識だ。もっと他に伝え方はないのか。残酷な事件ほど面白がって伝えてるように見える。そういう態度で報道するから模倣犯などが出てくるのだと思う。 E 32 福島
    10/06 目も耳も覆いたくなるような連日の殺人事件の報道について、殺害方法に関する内容を事細かに繰り返し放送する必要があるのか?何度も見聞きしているうちに感覚が麻痺し、自分もやってみたいと好奇心を持つ人間も出てくるのではなか?善悪の判断も不完全な子ども達に与える影響はどうなのか?似たような事件が立て続けに起きるのも、報道が事件を煽る存在になってはいないだろうか?(同様意見1件) E 33 埼玉
    10/18 連日のワイドショーでの福岡中2男子自殺事件の報道に意見がある。マスコミ(特にワイドショー)では「教師が悪い、教育委員会が悪い」「文部科学省が悪い」「家庭での躾ができていない」と、連日自分たち以外の誰かを批判しているが、本当に教育現場だけの問題なのか?物事の表面しか放送せず、自局の社員の不祥事(のぞき、セクハラ、未成年者飲酒問題等)は話題にすらせず、視聴率偏重の番組編成しかしないTV局に責任はないのか?今に始まったことではないが、他人の不祥事には「これでもか!」とばかりに批判を展開するマスコミには問題はないのか?これは広告媒体としての圧倒的な力を振りかざした“報道の自由”の濫用ではないのか?最初に改革すべきは放送業界という既得権益者ではないのか?日本人の国民性はマスコミによって作られると思う。 E 37 千葉
    10/19 福岡中2男子自殺事件の報道は行き過ぎである。被害者の父兄の主張ばかりを強調して、元担任の先生をはじめとした教師側をバッシングする一方的な視点の報道は、他の子供や父兄、教師などの関係者を傷つけるばかりで何の解決にもならない。(同様意見1件) 電話 30代 福岡
    10/23 最近マスコミを賑わすような重大事件(少年事件を含む)で動機が不可解なものである場合、容疑者が精神鑑定で“発達障害”と診断される事が多くなっている。そのような場合、“広汎性発達障害”などの診断名は伝えるものの、その特性の解説は非常に簡潔に済まされている。発達障害は理解するのが難しく一般の人達にはその知識はまだあまり広まっていないため、視聴者には発達障害の当事者や家族、関係者に偏見を抱かせるおそれがある。発達障害に関わる事件を報道する場合には、専門家に解説してもらったり事件の動機や背景と障害の影響との関係を詳細に説明するなど、発達障害自体が直接事件を引き起こすものではないことを視聴者に理解してもらう必要があると思う。 E 32 千葉
    10/26 全国の高校において世界史の授業をしていないにもかかわらず「履修した」と嘘の申告をしていた問題をどこの局も取り上げているが、ただ嘘の申告をしていることだけが問題であるかのように受け取れる。指導要領の問題や授業時間の少なさ、大学受験の現状等の問題がまったく見えてこない放送の仕方には問題がある。 E 23 東京
    10/30 最近の中高生の自殺の報道から連鎖的に自殺が発生しているようだ。報道の過熱との因果関係はわからないが、ドイツなどでは自殺報道を行わないことで自殺件数が減ったという報告がある。その点をふまえて自殺の報道を慎重に行うべきだと思う。 E 32 鹿児島
    差別や偏見を助長する(15件)
    受付 内容 方法 地方
    10/02 バラエティー番組。“静岡県の人はイルカを食べる”という話題の時、女性の司会者が「残虐~!」と叫んだ。しかも、ご丁寧に字幕でもその台詞を小刻みに揺らしていた。かわいいと思われる動物も、生活習慣や生きるために食している人々がいる。日常的にそういった動物を食している人々に対して失礼な発言であり、放送すべき内容ではなかった。 E 19 三重
    10/02 情報番組。専門医ではない医師の「食生活からADHDになる」というような誤解を招く発言は、全国のADHDの子ども達の生き方に大きな影響を与える。ADHDは脳の機能障害で生まれながらに持つ特性が日常生活に支障をきたすものに対しての診断名で、生を受けた後に脳に何らかの障害が起り“キレル”症状を示す脳の機能障害には高次脳機能障害という別の名称が存在する。この発言が全国放送で放映された責任は局にあり、今後の生き辛さを抱えながらも努力しながら成長し続ける者に対する大きな障害となる。ADHDそのものに“キレル”ということが在るのではなく二次的障害として“キレル・不登校・引きこもり”があり、あの発言はADHDと二次障害を履き違えたものだ。(同様意見5件) E 44 宮城
    10/23 バラエティー番組。ある歌手が作詞した歌詞が盗作したものではないかという話題を放送していた。その折に、この歌手が同性愛者ではないかということを示唆する表現をした。そのあと、出演者がこぞって同性愛者だということを嘲笑していた。放送局が性対象によって差別するのは問題であり基本的人権を侵害したと考える。 E 19 愛知
    10/26 バラエティー番組。女性漫才コンビのコントの内容は、日本人扮する女性アジア人役が片言の日本語で 「東南アジアはとってもいいとこ。日本人はダイエット、ダイエットって大変そうだけど私の国ではみんな痩せているよ」に対して、「それって食料不足だからでしょ」というツッコミ。「日本のお祭りは派手だと言うけど私の国では花火や爆竹をいっぱい使ってもっと派手よ」「それって暴動でしょ!!」等。これは社会風刺か?飢餓で命を失う人が沢山いる国のことを、日本人の飽食からきたダイエットと同類にして笑いものにする。それを青少年が見て笑っている。それを放送することを許している放送局。どこに倫理があるのか?社会風刺は必要とは考えられるが、これが日本のテレビ文化として世界に発信できるのか?これを許すと言うことは日本に放送倫理はないと断言してもはばからないものと存ずる。(同様意見1件) E 42 兵庫
    CMへの意見(13件)
    受付 内容 方法 地方
    10/02 民放各局でスポーツ振興くじのCMを頻繁に目にするようになった。スポーツ振興くじなどのギャンブル関係のCMを、朝から深夜まで公共の電波を使い流していいと思っているのか?ギャンブル関係のCMも、日本のテレビから消滅させるべきだ。 E 19 栃木
    10/02 テレビは消費者金融を悪く言うのに消費者金融のCMを垂れ流しにしている。金さえ儲かればそれで良いのかと問いたくなる。ホリエモンや村上世彰氏を金儲け至上主義者と批判する前に自分達の金儲け至上主義的な報道をやめるべきだ。それが出来なければ、この国は腐敗してしまう。(同様意見4件) E 15 静岡
    10/05 外国人がジャングルジムのような物に押しつぶされ助けを求めているのに、言葉がわからないから助けずに英会話教室に入会するというCMがあるが、見るたびに不愉快になる。いくらCMだとはいえ、小さな子ども達が見たら「言葉が判らない時は助けなくてもいい」と受け止めかねない。人間として倫理に反している行動だと思う。 電話 49 埼玉
    10/10 最近よく民放各局で競馬のCMを目にする。朝から深夜まで一日に渡って公共の電波を使い平気で流していいのか!一日に何回放送されればいいのか?たてつづけに3~4回流れれば、チャンネルを変えるかテレビを消してしまう。競馬のCMは子どもに悪影響だから、消費者金融並みに規制して欲しい。 E 19 栃木
    10/10 民放のゴールデンタイムでパチンコ台のCMが流れているが、本来パチンコは18歳未満は禁止の遊びではないのか?ゴールデンタイムで流す自体おかしい。消費者金融問題と同様に青少年委員会で審議をして欲しい。(同様意見2件) E 17 神奈川
    10/13 飲酒運転事故が社会問題化しているのに酒のCMを流している。無神経にも程がある。酒造メーカーも民放局も利益第一主義で社会的影響を全く考えていない。特に缶チューハイはジュース感覚で飲めると謳っている。青少年に悪影響を与える事は間違いない(同様意見1件) E 44 北海道
    その他(55件)
    受付 内容 方法 地方
    10/02 10月編成に伴い特番が放送されているが、芸人司会者の言葉使いが「すゲェ~」「うめェ~」など余りにも酷く、表現の自由を超えている。最近の青少年の言動について批判的な放送局が、何故このようなタレントに司会を勤めさせるのか理解できない。また、局のアナウンサーがタレント化した為に、特に女子アナの知識レベルが低くなり、魚の数え方すら知らない。昔から言葉使いは人間性を表すと言われてきたが、日本人の品性・品格を乱しているのはテレビ局である。 電話 50代 宮城
    10/10 地方は都会に比べて放送されるアニメの量が極端に少ない。地方格差もいいとこである。雑誌やインターネット等で知ったアニメがテレビで見られないことは大変に遺憾である。地方にも多くのアニメが配信できるようにしてください。(同様意見1件) E 19 熊本
    10/10 アニメ番組。最近、お笑いタレントを出演させたり、パロディーや寸劇をやらせるなど番組構成をバラエティー番組のように仕立て上げて、作品の雰囲気をぶち壊しにしているのが目立つ。しかも、それらの企画に関わっているとされる放送作家が、自身のブログで「視聴率がすべて」などと、番組の質より視聴率優先ともとれる発言をしている。テレビ局はこの番組を「青少年に見てもらいたい番組」と勧めておきながら、実際は質を下げてまで視聴率第一に考えた番組制作をしているというのはどういうことか?テレビ局側の制作意識を疑う。 E 24 奈良
    10/12 アニメ番組。内容は主役2人の仲間同士の話で、番組の大半は喫煙シーンであった。番組の最初でテーマソングをバックにシガーと書かれたパッケージから葉巻が出ているサブリミナル(ワンカット)があった。局のホームページの書き込みを見ると、深夜帯の番組だが10代の反響が多い。青少年に対し喫煙に興味をもたせる以上のなにもでもないので注意を喚起してもらいたい。 電話 40代 東京
    10/25 映画の告知スポットが目に入った。男性数名が女性数名と遭遇し襲い掛かり、女性が反撃したことで男性が怒り、その男が容赦なく女性を刺し殺すシーンだった。息が止まるほど衝撃的で不愉快で気分が悪くなった。昨今、子ども達の予想も出来ない犯罪が氾濫してる中、全国放送のテレビで犯罪の場面を放映する必要がどこにあるのか?その場面がどれだけ心理的に子ども達を刺激するのか考えて欲しい。女性を暴行、強姦、人を刺すことがテレビで放映されて悪影響がない訳がない。過激な映画を作ること自体不必要だと思うし、もしテレビで放映するならその場面を割愛して放送するか、それができないなら放送を止めるべき。 E 35 京都
    10/26 情報番組。番組の中で、秋葉原の「メイド喫茶」の従業員が被害にあった事件を紹介するときに、司会者が「メイド狩りが横行している」という表現をしていた。この場合、メイドは被害者である。以前に、中高年男性を襲って金品を奪う犯罪に対してマスコミは「親父狩り」と言っていたことがあった。強者が弱者を襲うのを容認するかのような「狩り」と言う表現は、被害者に対して使うべき言葉ではない。また、「××狩り」というような報道をすることによって、真似してやってみようというような青少年を増やしてはならない。今後とも全マスコミに対して、弱者に対して「××狩り」というような表現をしないよう厳重に注意をしてもらいたい。 電話 44 広島

    2006年9月に視聴者から寄せられた意見

    2006年9月に視聴者から寄せられた意見

    秋篠宮妃ご出産に際し、皇室報道のあり方や、皇位継承についての電話アンケート(テレゴング)の手法と結論の出し方および、コメンテーターの不適切な発言に対する批判が多く寄せられた。アナウンサーの不祥事に関して放送局の報道姿勢や倫理を問う意見も目立った。

    2006年9月の1ヶ月間に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は735件で、8月と比較し168件減少した。

    意見のアクセス方法の割合は、Eメール52%、電話44%、ファクシミリ3%、郵送ほか1%となっている。(*Eメール数には同一人の同意見を含む)

    男女別では、男性73%、女性25%、不明2%で、世代別にみると30歳代(28%)、20歳代(20%)、40歳代(18%)、50歳代(11%)、10歳代(8%)、60歳代以上(7%)の順となっている。

    2006年9月に視聴者から寄せられた意見 735件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2006年9月件数
    人権等に関する意見 11 件
    放送と青少年に関する意見 159 件 [ 意見内容 ]
    放送番組全般にわたる意見 284 件 [ 意見内容 ]
    BPOに関する意見・問い合わせ 36 件
    その他(放送関連以外) 245 件
    意見件数 計 735 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。9月の通知数は265件(31放送局)であった。

    番組全般

    2006年9月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(735件)の51%にあたる378件が“不適切な内容や発言・表現、低俗、下品、モラル欠如”など、番組のあり方について指摘している。

    とりわけ【情報ワイド番組・バラエティー・アニメ】などに関する意見は今月も多く、「不適切な内容・表現と不適格な出演者」(213 件)、「低俗・下品」(119件)、「モラル・倫理観の欠如」(46件)の他、個別番組や特定放送局への意見で、中でも【情報ワイド番組】については「取材・報道のあり方」に関する意見(159件)が多く、以下「放送の影響力」(57件)、「公正・公平・中立(“内容が偏向”との指摘を含む)」(49 件)、「公共的な放送のあり方」(34件)、「実名・匿名報道関連」(33件)、「メディア(取材)規制」(17件)の順となっている。

    また、「報道のあり方」や「放送局の姿勢」については[政治関連(総選挙、政治家、報道姿勢など)]の意見が54件と多く、次いで続発する[飲酒運転報道]26件、[実名・匿名報道]25件(そのうち16件は“山口高専女子学生殺害事件”での未成年容疑者実名報道)、[アジア外交(韓国、北朝鮮、中国)関連報道]25件、[アナウンサー不祥事関連]14件であった。

    一方、個別の番組や放送局に対する意見では[秋篠宮妃ご出産]に際し、“皇室報道のあり方”や、“皇位継承についての電話アンケート(テレゴング)の手法と結論の出し方”および、“コメンテーターの不適切な発言”に対する批判(58件)が多く寄せられた他、飲酒運転や、アナウンサーの不祥事に関して放送局の報道姿勢や倫理を問う意見が目立った。

    なお、「人権等権利に関する委員会(BRC)」への相談・意見(11件)とは別に、番組・青少年各委員会に寄せられた意見の中で「人権問題や差別にあたる表現ではないか」との提起や懸念等は99件で、前月(86件)より13件増えている。

    【放送局の対応・姿勢】に関する苦情・抗議は126件と前月(164件)より減少したものの、今月は“放送局の電話応対の悪さ(『聞く耳を持たない』『言葉遣いや態度の悪さ』)”を指摘する意見の他に、“報道の姿勢”や“番組制作の姿勢”を指摘する声も多い。

    【CM関係】では前月(58件)より6件減の52件で、意見としては「不適切な表現・内容」とする意見とともに、“消費者金融や生保業界のCMの多さ”を指摘している。

    概要

    【特記事項】(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」などから抜粋)

    • テレゴングによる皇位継承権についてアンケートがあったが、「男系男子」と「女性天皇」の選択肢だった。まず、この両者は決して対をなす選択肢とは言えず選択肢自体もおかしい。何よりもおかしいのは、結果発表時になって「女性天皇というのは女系天皇も含む」とコメントし、加えてコメンテーターが「女系を認めている人がこれだけ多いと言うことだ」と選択肢とは違う言葉で総括。更に「『愛子様を天皇に』という意見が多くあった」と女性キャスターが言っていたが、電話は自動音声で「ご意見を承りました」云々と言うだけだったのに、どうやって「愛子様を天皇に」という意見を伝えることができたのか。選択肢によって集計方法が違ったのか。それなら、そんなアンケートは成り立たないだろう。またネットでは、集計時間の締め切りが選択肢によって違ったという書き込みも見たが、そういうことをして意図的にコントロールしたアンケート結果を公共の電波を使って伝えるとは言語道断。各社の思想の差はある程度は認められるべきだが、意図的なコントロールはおかしい。猛省を促したい。
    • 男系男子支持か女性天皇容認支持かのアンケートがあった。女性天皇には、男系女性天皇と女系天皇の違いがあるにもかかわらず、ひとくくりにアンケートをしていた。「男系男子で皇統維持が困難な場合は将来的には女性天皇も認める」という意見もあっただろうと推測できる。しかし 番組では女性天皇容認が6割との結果により、あたかも国民の6割は「愛子様が天皇になる事」を望んでいるかのような事を言っていた。そういう結論を導きたいのなら「愛子様を天皇にするべきか」「秋篠宮家親王を天皇にするべきか」の2点に絞ってアンケートをとるべきだ。このような世論操作とも思える悪質な放送は看過できない。
    • 皇位継承に関するアンケート(1回当たり9円)がありテレゴングで投票した。そのアンケートではメッセージを受付けていないにも関わらず、投票結果とコメントが発表された。この電話アンケートの設定と番組のあり方に疑問を持つ。
    • 皇室典範改正問題について緊急電話アンケートを実施していたが、アンケートの内容が?男系男子のみと?女性天皇を認めるかの2択であったにも関わらず、?の電話受付が?よりも時間的に早く締め切られた。結果、長時間受け付けていた?の方が多くなった。番組では、この数字が「国民世論である」と決めつけていたが、これは捏造としか言えない、あまりに酷すぎるもので決して許されるべきものではない。BPOは同局に対し指導するべきものと考える。

    【取材・報道のあり方】

    • 平成17年の個人情報保護法全面施行以降、被害者の立場からの報道が行われなくなった。これは、被害者の氏名が明らかにされる事により、メディアスクラムによる被害者の二次被害を阻止するためとして、捜査機関が報道機関に対し個人情報を公表しなくなった事に起因しているのではないか。同時に公権力に対しては自ら匿名性を高くし、記者クラブからの情報に終始し、独自取材も行っていない。「独占スクープ」として放送される内容も民間 (お茶の間)レベルで、政・官に関する報道は皆無である。放送業界は報道機関としての社会的使命を果たすべきである。
    • 凶悪事件の報道姿勢は以前から批判されているが、改善されるどころか余計に酷くなっている。特に、被害者の友人周辺及び遺族へカメラやマイクを突きつけたり、憔悴しきっている遺族へフラッシュを浴びせる手法は批判されるべきではないのか。それでいて専門家の意見を交えて“加害者の心理”などと訴えていては何の解決にもならないのではないか。被疑者の動機が何であれ、一番は被害者家族の心情に配慮する事ではないのか。
    • 飲酒運転は少しでも飲んで運転したら「即刻免許停止にする」という厳罰にしないと絶対なくならない。かつては免許証をもらうときに「刃物をあげるようなものだ」といわれたくらい厳しかったが今はそんな厳しさがなくなっている。マスコミも飲酒運転の事故報道ばかりしていると却って事故を増やすことになりかねない。飲酒運転即刻免停という立場でキャンペーン的に報道を展開してほしい。
    • メディアは“不偏・不党”を掲げているはずなのに偏りが激しすぎる。BGMや構成の演出で特定の政治家の印象操作をするばかりか、現職の国会議員や首相を呼び捨てにし、偏った報道を行なっており見ていて不愉快になる。
    • 脳神経に障害を有した実母を殺害したニュースを報じていたが、なぜわざわざ“脳神経”なのか。なぜ「調理師を辞めた」云々と必要のない事項まで放送するのか。難病で苦しんでいる人々やその援助、介助を大変な思いで行っている人々の人権を踏みにじり、泥をかける報道行為は厳に慎んでほしい。殺人事件や虐待などは以前から問題になっていることは既知の事実だが、主たる対応は警察を始めとして公的機関や関連機関が担当する事であり、マスコミが愉快半分、興味本位に取り扱うものでは決してない。
    • このところ、テレビはアメリカ産牛肉の輸入自由化に関連して牛丼を大騒ぎして採り上げている。テレビはなぜ一民間企業の牛丼チェーンをこぞって採り上げるのか。今回のアメリカ産牛肉は、政治的な背景があって見切り発車的に自由化されたという理由を一切報道もせずに、牛丼復活でを大騒ぎするテレビは非常に不愉快であり、国民を騙しているとしか思えない。マスコミは、政治的な問題や北朝鮮のテポドンなどは声高に騒ぐが、国民生活の基本である食の安全保障などについては無関心である。牛肉ばかりではなく外国産の食料輸入についても、国民にきちんと真実を知らせるべきである。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 司会者が「親王様も天皇になるまで生きられないかもしれないし…」という趣旨の事を発言していた。これは犯罪予告か?あきらかに人権蹂躙だ。生まれたての赤ちゃんにも人権はある。
    • 秋篠宮家に親王が誕生したニュースを伝える際、女性アナウンサーが「一応、おめでとうと言っておくべきなんですかね」と親王誕生に対し露骨に不快な顔をし、それを受け男性司会者が「おめでとうのコメントを業界用語で略すと“おめこめ”になるんですよ。“オメコメ!”」と茶化した態度で答えた。“オメコメ”は、関西では卑猥な俗語に近い言葉だ。天皇家のお子様に何という非礼な発言だろうか。とても不愉快だった。
    • アナウンサーが携帯カメラで女子高生のスカートの中を盗撮し書類送検された件でテレビ局は本人の氏名も公表せず、被害者に対する詫びの一言も無かった。今回同局のアナウンサーが系列の女子アナウンサーにセクハラ行為をした問題で、同局総合広報部は「詳細については申し上げられないが…降格処分をした」と話し前回と同様にお詫びのコメントが一切無かった。
    • プライムタイムの放送にも関わらず、毎回々電話で話せないような男女の卑猥な話に終始している。免許制度のFM放送局でこのような内容の番組が許されている事に疑問を持つ。もし、何ら指導を受けていないのであれば、免許制度そのものに疑問を持つ。
    • 美容整形外科女医が個人情報を得意げに話していた。同局の昼のショー番組に出演した時にも今回同様に、美容整形に訪れた患者の様子を話していたが、このような行為は「刑法134条」に定めた医者としての守秘義務に違反している。放送局は生放送の場合でもお詫びのコメントをするべきである。局に苦情を言ったが担当者は「ハァ?」「そうですかね」等と応対し、全く聞く姿勢がない。
    • 大阪の女性社長を紹介していたが、自閉症と障害者について誤解を与える表現があった。「障害者を積極的に雇用している」という話の中で、女性社長は「引きこもり、いわゆる自閉症ですね」という表現をした。もしかしたら編集したのかもしれないが見ている限り、“引きこもり”と“自閉症 ”を同様に捉えていると思った。その後の番組は、引きこもりと思われる若者が、働き出し次第に生き生きしているという結論だった。自閉症は、しつけや環境で治ると思われても仕方のない表現だったと思う。もちろん、他の捉え方があることも理解できるが有名な番組だけに残念だ。
    • 最近のアナウンサーの言葉遣いの乱れが気になる。例えば天気予報などで「風が吹く予定です」というのはおかしいし、「子孫に美田を残すな」というところを「美談を残すな」などと言い間違えたりする。また、食べ物を扱う番組で男女ともに「美味い」とよく言うが、食べ物に関しては「美味しい」と言うべきではないか。民放ならいざ知らず、公共放送であるからには言葉の乱れには特に気をつけてもらいたい。
    • サブタイトルは“人間の病気を犬が発見し癌予防を進めたい”で、犬が癌を匂いでかぎわけられるといった内容。癌細胞はDNA遺伝子の一部が変化したものであり、細胞から出る匂いはない。基本的な科学的根拠がない中、間違った世間の知識と期待によって世間を騒がせた罪は重いと感じる。体臭を含めて匂い成分を作り出すのは、食物を人体で分解した際に出てくる匂いと、汗等が体表面についた細菌によって匂いがする場合の二種類に分けられ、呼気からの匂いというのは口臭以外に無く、口臭は歯周菌他から発せられるため癌とは基本的に無関係だ。こうした事実を検証せずに報道したテレビ局には、今後何らかの形で社会的責任をとらされる可能性があると考え、速やかなる科学的見解を示しておかなければならないと思う。昨今この局は科学的根拠がなく間違った知識を視聴者に与える番組を制作している。
    • 町の発明家達が発明のアイデアはどんなことから生まれるのかを夜のラジオで語り合っていた。話はアイロンの様々な使い方を考えてみようという展開で、「漬け物石」とかいろいろなアイデアが出される中で或る人が「アイロンのコードは首吊りの練習に使える」と答えた。余りにも非常識な発言なので驚き、ショックを受けた。子供と聴いていたのだが、あわてて他の局に切り替えてしまった。アナウンサーのフォローもなく公共放送がこんな発言を電波に乗せるなんて信じられない。
    • 少年法改正について、コメンテーターが「厳罰化はおかしい」と発言していたが、その裏付けとなる再犯者の増大率、凶悪化率とか種々のデータを示すこともないし、言葉で数値すら述べないのは説得力を欠いたとしか云えない。
    • バラエティー番組等で“ハーフ”と言う呼称が連発されているが、再考を要望する。ドイツ系の米国人の父親と日本人の母親の間に生まれた人間であるが、日本では“ハーフ”の呼称は「半人前」又は、「あいのこ」「混血」等の意味合いに使用される、人種差別的用語である。英語圏でこの言葉を使用すると、殺人事件に繋がる恐れがある。このため、一般的には「ミックス」が用いられている。現在日本の報道等でも人に対しては使用されていないが、スポーツ番組を除く他のジャンルの番組においても使用するべきではない。

    【その他、番組全般】

    • ケンタッキー州航空機事故の事故原因を「間違えて短い滑走路に進入、離陸するのに必要な浮力が得られず墜落」とスーパーもキャスターも放送していた。浮力とは「船が水に浮かぶ原理」で、航空機は「揚力」で飛んでいるもの。浮力の定義=水などの流体中にある物体には、重力とは逆の方向の力が作用する。この力を浮力(ふりょく)と言う。揚力の定義=水中で浮かそうと働く力が、静的な場合を浮力といい、動的な場合を揚力という。水泳ではその総合して働く力を、浮揚力といっている。人間の比重はだいたい1前後だが、個人的な差と呼吸をしたときとしないときの違いがある。これに対し揚力は、スピードに比例して増加する。そしてスピードは推進力に比例し、抵抗に反比例する。どちらも流体である以上、水も空気も同じ原理と考えると何もしないで空気中に浮く、熱気球、水素、ヘリウム、など空気より比重の軽いものでないと空気中には浮かばないことになる。何度か訂正をお願いしたが聞き入れてもらえなかった。
    • 番組の予告があり「このあとすぐ」と言っていた。そこで聞きたい。「すぐ」とは?CM放送後、他の番組は入らず放送するということ。?「すぐ」と言った直後に放送すること。どちらなのか。子どもが見ている時にどう説明したらいいのか。クライマックスの直前でCMが入った場合、すぐに他の番組に替えている。また、替える前後のCMの商品は買わないようにするなどささやかな抵抗をしている。
    • テレビ局が異様に執着して「視聴率○○%達成」とよく騒いでいる。視聴者にはどうでもいい話である。視聴率が高かろうが低かろうが、つまらないものはつまらない。ただそれだけであり、「高いから私も見ます」という性質のものではない。テレビ局は異常とまでは言わないけど異様だ。疑問として、“視聴率の信憑性”に懐疑的になってしまうことが多い。安っぽいドラマや芸とも呼べない堕落したお笑い番組が高視聴率の場合、低いギャラ(?)のタレントをひな壇に座らせ、「ギャー、ギャー」2時間気ままに喋らせ、簡単かつ低予算で番組を作る。それを“高視聴率番組”と流布すれば、CMスポンサーは似たような番組にも喰いつく。もしこんな“楽をして金を儲けるスタイル”が放送界にあったとしたら大変なことだ。
    • 各局で地上デジタル放送のPRスポットを放送しているが、それがどういう物かを十分に説明する必要があると思う。単純に「綺麗になる」や「チャンネルが増える」等ではなく、沢山の税金が使われる事や利点が明確ではない事を説明するべき。放送局側にとっては嬉しいだろうが、利用者側にとっては必ずしも良い事ばかりではない。最大のメディアであるテレビが悪い所を言わずに良いイメージだけを伝えているのは問題だと思う。
    • タイトルは「生テレビ」となってはいるが、今年の1月から8月までの間で既に4回も録画の放送であった。生放送ならば電話やネットで視聴者側からも番組への参加が可能であるが、録画ではそれが出来ない。今年に入って半分が録画と言うのでは生放送を期待して見ている視聴者への裏切りであり、「生テレビ」というタイトルは変えるべきである。また、録画の場合にはその旨視聴者に分かるように番組表に明示すべきである。テレビ局に電話をしたら、「出演者の調整がむずかしいから」と言っていたが、そのような出演者は出さなければいいのではないか。
    • シンクロナイズドスイミングのワールドカップを放送しているが、リアルタイムの放送ではなく録画・編集したものであることを明示しない放送である。録画したものをリアルタイムのごとく装って放送するのは、視聴率を上げるために民放のスポーツ番組で時々使う手法であり、かつてバレーボールのワールドカップでも同様の手法を使った。すでに結果が出ているものを編集して放送しているのであればその旨をテレビ欄に明示すべきであり、放送中にもその旨を言うべきである。
    • “県民性”の番組タイトルを見ただけでゾッとする。一時期、血液型で行動パターンを分別して人格まで決め付けるような番組が多数放送された際に問題になったはずだ。なぜ同種の番組は問題ではないのか。ましてや“県民性”など、血液型以上に科学的根拠もなければ統計的根拠もない、単なる思い込みや番組制作者の勝手な意図を押し付けるだけのプロパガンダではないか。最近はこういう番組だけでなく、報道やドラマなどでも勝手な県民性を押し付けるような傾向が強まっており、その烙印を押された側の県民にとっては人権にかかわる問題にもなりかねない。

    【CM】

    • 消費者金融に関する問題について、各局ともニュース番組等で頻繁に取り上げているが、本当に解決したいと思うなら、まずは放送業界が消費者金融業界と手を切るべきだ。いくら報道番組で問題点を放送しても、次の番組中のCMで何事もなかったように消費者金融のCMを垂れ流す。利害関係にある者が問題点を示しても納得も信用もできない。お金を借りるということを簡単に考える事をステータスの一つにした責任は、CMを流す側にもあると思う。本気で問題として取り上げるつもりがあるならば、スポンサー関係を解消しCMを流さないようにしてから放送してほしい。
    • 生命保険までかけさせて契約する消費者金融のCMは止めるべきだ。多少でも新聞社が消費者金融の問題をキャンペーン的に取り上げている一方で無神経にCMを流すのはおかしい。一体テレビには「公序良俗」についての良識はあるのか。消費者金融は犯罪行為一歩手前のことまでやっているのだ。パチンコやアダルトビデオの会社のCMをやっているのもおかしい。普通の常識に立ち返ってCMを流す企業を選別して欲しい。捜せばCMを流せる優良企業は一杯あるのではないか。
    • トイレ関係、オムツ、生理用品など不潔や排泄を連想させる商品のCMは、食事の時間帯に流さないで欲しい。昼のドラマが好きで昼食を取りながら見ているが、いくらドラマのスポンサー商品とはいえ、その関連商品のCMを流すのは無神経である。昼に限らずいつでも流れていることが多く、テレビを見ながら食事をする人は多いので考慮していただきたい。
    • 就職活動中の者であるが、就職には保証人が必要ということであった。そこで、テレビが就職の「保証人紹介事務所」のCMを出していたのでそこに頼もうと考えてネットで調べてみた。ところが、ネット上には保証人紹介業についての情報が氾濫していて、いかがわしい業者が多い事が分かった。多くの人に影響を与える放送局が、このような信頼できない業者のテレビCMを出しているのは倫理に反するのではないか。テレビ局に電話をしたがまともな回答はもらえなかった。

    青少年に関する意見

    意見分類 2006年9月件数
    E-mailによるもの 115 件
    電話によるもの 41 件
    郵便によるもの 2 件
    FAXによるもの 1 件
    意見件数 計 159 件

    (男性121件、女性37件、不明1件)

    【意見の概要】

    • 2006年9月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは159件と先月に比べ77件減ったが、これは1ヶ月の平均的数字である。男女別では男性からが約76%と増加している。
      内容に関しては、報道に関する意見がトップで、キーワード別に見ると“犯罪”が24件あり、昨今の犯罪報道への意見やテレビ番組の犯罪への影響を危惧する意見が増えている。また、ホームページに掲載された意見に対する反論、更にそれに対する反論が増加傾向にある。

    【意見の抜粋】

    {お断り}

    放送と青少年に関して、電話やホームページ、FAX、郵便でいただいたご意見の中から、代表的な意見を抜粋して掲載させて頂きます。
    ただし、意味不明なもの、個人攻撃や誹謗中傷にあたるもの、不快感を与える表現などは非掲載とさせて頂いています。
    また、いただいたご意見は事実関係などを確認できない場合もあるため、放送局名、番組名、出演者名は原則削除させて頂き、あまり長い文章は要約、類似意見は代表的なものを掲載させて頂いています。

    [内容分類]  [E]はEメール

    報道に関する意見(23件)
    受付 内容 方法 地方
    9/01 報道番組。ジョンベネ事件報道の中で、秋田の児童殺害事件が引き合いに出されていたが、番組出演者が同事件容疑者を「鈴香容疑者」と呼称していた。さんざんこの呼び方のせいで同名の子供がいじめられていると言われ続けているのにまたである。この期に及んでまだこんな不祥事が出てくるのを見るにつけ、これはもう個人や局の資質の問題ではなく、放送業界自体が視聴者からの苦情を軽んじ、配慮に足るものではないと考えているとしか思えない。 E 40 埼玉
    9/04 ここのところ、夏の高校野球で優勝した学校の投手について頻繁に取り上げている。将来有望な選手だからとはいえ、まだ学校を卒業していない高校生をここまで取り上げる必要があるのか。教育の一環である高校野球というものを、今一度再確認すべきではないか。(同様意見4件) E 27 兵庫
    9/08 報道番組。山口高専女子学生殺害事件の被疑者が遺体で発見されたニュースに関して、実名・顔写真報道がされていた。これは明らかに少年法61条違反。死亡したことを理由に、少年の時に行った非行に関して推知報道を行っていいと、61条には書かれてない。このような明確な法律違反行為を行うことは青少年の人権を侵害するもので、放置することはできないと思う。青少年委員会で、どのような決定過程でこのような違法行為が行われたのかについて調査をしていただきたいと思う。自殺した少年をさらして何がおもしろいのか。理解に苦しむ対応に怒りすら覚える。(同様意見6件) E 47 東京
    9/11 様々なニュースで、殺人事件や事故で亡くなった方の生前の映像を流すことに憤りを感じる。生き生きとした姿を流して、遺族の方々は悲痛な思いに包まれるだろう。民放各局は一体何を考えているのか。 E 16 埼玉
    9/13 シュレッダーによる子どもの指切断事故の報道で、責任はすべてシュレッダー製造会社にあるかのような報道姿勢に疑問を感じた。最近のマスメディアは特定のものへの責任転嫁といわんばかりの報道が目立っており「どのようにすれば事故を防ぐ根本的解決へと結びつくのか」という最も重要なことについての報道が欠如しがちである。もちろん事故防止の対策を製造会社に促すことは賛成だが、まずはシュレッダーに子どもを近づけないといった対策を使用者に対して繰り返し促すことの方がよほど重要だろう。 E 17 神奈川
    9/14 報道番組。上海のハニートラップに関する特集があった。それなりに現実に起きていることがわかる内容だが、モザイク処理がされているとはいえ一部の映像に全裸の女性が挑発的に踊るシーンが2回ほど見受けられた。モザイク処理がされていても明らかにその映像が露骨だというのが認識できるのでは、そのモザイク処理は不十分であると感じる。現在の若者のライフ・スタイルから考えると、22時台は起きている人もまだ多いと思われるため、さらなる配慮が欲しい。 E 23 東京
    9/14 どの報道番組でも「子どもが自宅に放火するのが増えているのは何故か」と言っているが、その手口を伝えているのは報道自身である。“知る権利”ばかりを主張しているが、知らせたくない人間(子ども)に“知らせない義務”はどうなるのか?最近はワンセグ携帯で手軽に情報を仕入れられる。いろいろ悩み迷っている青少年が、同じ悩みを抱える青少年が起こした手段を真似ることは火を見るより明らかだ。 E 41 京都
    9/26 ニュース番組などで、容疑者であるにもかかわらず、恰も犯人のごとく扱っているのは行き過ぎであり無神経である。容疑者にも人権があることをわきまえて慎重な報道をすべきである。 電話 20代 神奈川
    9/29 情報番組。稚内母親刺殺事件報道での教育評論家の「子どものコミュニケーション能力低下はネットやバーチャルが原因」との発言は教育評論家にあるまじき内容で責任転嫁も甚だしい。生身でコミュニケーションが出来ないのは、ネットやバーチャルの責任でもなければ子どもの責任でもない。大人(特に親)が子どもの話に耳を傾けないのが原因だ。教育評論家ならその程度の事は分かっているはずなのに、なぜ責任転嫁するのか。 E 30 千葉
    視聴者意見への反論・同意(23件)
    受付 内容 方法 地方
    9/04 「犯罪を助長する」「子供の悪影響が・・・」などの意見があるが、最近は自身の“好き嫌い”で述べている人が多い様に思う。 “好き嫌い”で苦情を書き立てるのは余りにも幼稚な気がする。 E 15 熊本
    9/04 何かにつけて「青少年に悪影響だ」という意見が多いが、青少年も馬鹿ではない。良いことと悪いことの区別ぐらいつく。例えばサスペンスで人の首を絞めて殺しているのを見ても真似して殺す人はいない。子どものことをあまり短絡的に考えないで欲しい。近年の子どもの犯罪と結びつける方もいるようだが、個々の事件の背景等を無視している。このような意見で番組やコーナーが中止に追い込まれているとすれば、非常に悲しく、怒りを覚える。(同様意見3件) E 17 東京
    9/04 最近、あまりに管理・規制・法制化等を求める意見が目に付くが非常に苛立たしい。このような事は言論統制に繋がりかねないという認識が欠如しているのではないか。「見たくないものは見ない」というのは当たり前の事。このような意見に「有害番組」を認めるのかという反対意見がある。そもそもどのような番組が有害・低俗なのか非常に難しい問題だ。軽々しく個人が規定してよい問題ではない。(同様意見3件) E 16 新潟
    9/06 ここで番組批判をする人達(特にアニメ・バラエティー関連)はすぐに子供への悪影響をあげるが、それは番組よりも親の躾けができていないことの方が原因として大きい。また、このごろの親は躾けを学校任せにする人が多い。子供と争いを起こしたくないようだが,このような親の躾け力の低下が学級崩壊・少年犯罪等の一因になっていることは明らかだ。現代のストレス過剰の環境の中、アニメ・バラエティー等のテレビ番組は子供達にとって数少ない息抜きの場になっている。自分達の責任を棚上げしたり他者に押し付けるような事のほうがよほど問題である。 E 16 東京
    9/06 テレビが犯罪を助長しているという意見が多い。しかし、ニュース等が事件を詳しく伝える事は、国民に真実を伝える観点からとても重要なことだ。また、それにより視聴者が犯罪被害を受けないためにはどうすればよいかを考える等注意喚起・犯罪防止の側面もあると思う。犯罪の仕方を知っているのと実行するのは違う。 E 17 東京
    9/12 「眉を剃った中学生が校則違反でスポーツ大会への出場を取り消された、というニュースを受けて司会者が『眉を剃っても、髪を染めてもいいじゃないの。その程度のことで…』とコメントしたが突拍子もない発言だ。非常識な暴言だ」という意見に反論。ルールは守るべきというのはよくわかる。ルールが存在する以上違反者には相応の懲罰があって然るべきだろう。司会者の口調にも軽率さはありそうだ。しかし「大会出場取り消し」が相応の懲罰だろうか。反省文や「今後違反はしない」という誓約書を書かせたり身なりを整えさせた上で、再びチャンスを与えるのが、教育者の取るべき選択なのではないか。また個人の身なりをどこまで規制できるのかという問題もある。実際、高校の運動部には身なりに関してかなり自由にさせている所が増えているのも事実。また学校間で罰則に差が大きく、不公正さも見えてくる。とにかく、“ルール違反”の一言だけでは斬れないと思う。 E 36 千葉
    9/20 「最近の特撮物はストーリーが難しすぎる」や「残虐なシーンがありすぎで子どもに悪影響を与える」という意見があるが、そういう考え方しか出来ない親がいるから子どもがダメになると思う。子どもに対して難解なテーマを与える事も良い勉強になると思う。 E 25 岡山
    9/21 アニメ等の暴力表現を肯定的に受け止める意見が見受けられるので反論する。戦争の悲惨さを訴える事を言い訳に、戦争を遊び場にしてるようにしか思えない。本当に悲惨さを訴えるつもりがあるなら、そのアニメを題材にした玩具は販売せず商業的要素を排除するか、アニメ以外の方法で伝えるかだ。何も子どもが見るアニメで訴える必要はない。 E 24 長崎
    9/25 アニメ番組。主役の少女が刀を持って怪物を切り倒す描写や銃撃戦がグロテスクだなどの批判を受けていたが、最終回は感動を与えるものだった。この作品はハイティーン向けのアニメだが、子どもでも理解できる、いたって教育的・感動的な要素があったと思う。作品の些細な表現に気をとめて批判にするより、作品が何を訴えようとしているのかを考える事が必要ではないか。(同様意見1件) E 29 青森
    9/28 「子どもに悪影響を与える」という意見を読んだが、本当に悪影響を与えるのはテレビなどではなく我々大人が作ってきてしまった現代社会ではないだろうか?テレビのせいではなく、むしろ我々親の世代がもたらした、社会の崩壊こそが大きな原因だろう。全てがテレビのせいだとする意見は不可解な感じがする。 E 35 青森
    低俗、モラルに反する(18件)
    受付 内容 方法 地方
    9/14 バラエティー番組。週末の深夜番組は青少年や思春期の子供でも見ることがあるので、性風俗業界の情報とか性的に露骨な内容を売り物にしている放送は自粛すべきではないか。(同様意見1件) 電話 26 埼玉
    9/19 情報番組。出演していたヨガの先生は、上半身裸で背中から肩、上腕部まで刺青が入っていた。国が予算を使い青少年の育成に力を入れているのに、影響力の強い公共のテレビでこのような人物を出演させるとはいかがなものか。ヨガの先生で刺青の入っていない人は他に沢山いるだろう。この放送を見て、真似して刺青を入れる若者もいると思う。テレビは全国に放送され、いろいろな人々が見て多くの影響を受ける物だと再認識して放送をして欲しい。 電話 58 東京
    9/25 バラエティー番組。この番組は、公開スワップ・SEXで興味を煽る内容。人妻交換ならば離婚しろということではないか。そういった番組を垂れ流しにして問題意識はないのか?性への意識が芽生えた子ども達にとってSEXは誰としてもいい、夫婦という婚姻関係がなくてもしたければすればいいということを助長している。テレビ局の倫理はないのか?即刻中止を求める。 E 37 愛知
    9/25 ドラマ番組。エロ映画やエロビデオと変わらない内容だ。テレビであれだけ何回も露骨な場面を見せて良いのか。映画館と違いテレビは児童と青少年も見ている。今回の内容は子どもと一緒に見られるものではない。局の品格を疑う。局には有識者で構成された番組審議会があるようだが、一体どうなっているのか。また、民放連にも「放送基準」第3章に「児童・および青少年への配慮」といった項目があるが、それに抵触しないのか。しないのであれば、この基準もいい加減なものではないか。児童と青少年の犯罪が増加している今、よく考えてもらいたい。 E 68 埼玉
    9/26 ドラマ番組。10月から放送すると盛んに番組宣伝をしているが、果たして放送してよい内容なのか。性行為がなければ母親になれないわけだし、14歳で母親というのは常識的にはモラルに反する話ではないか。こうしたモラルに反するストーリーをドラマにして放送するなんて、公共の電波をあずかっているテレビ局は何でもしていいとでも思っているのではないか。(同様意見5件) 電話 20代 神奈川
    放送局の姿勢、責任を問う(15件)
    受付 内容 方法 地方
    9/04 某局はCMの間に自社を宣伝するCMを入れているが、語り文句が“Hなテレビ・・・”である。視聴者の興味を誘うために“H”を画面いっぱいに表示している。誤解を与えるのでこのようなCMはやめてもらいたい。 E 20 富山
    9/07 バラエティー番組。万引き告白をして僅かな謹慎をし、謝罪のないタレントの芸能界への復帰再起特番は、社会通念上許される企画ではない。番組自体も炎天下でマラソンをしているにも関わらず、汗を掻いていない。芸能界は一般社会では許されない事でも許されるのか?番組制作・プロダクションには倫理はないのか? E 32 愛知
    9/08 2011年7月24に現在の地上アナログ放送は終了すると告知しているが、視聴者にとってのメリットやデメリット、またデジタルチューナーの設置が必要な事など視聴者の負担について一切説明していない。視聴者の視点に立った説明を要望する。 電話 40代 群馬
    9/12 バラエティー番組。高校生の恋愛を番組にしている事にすごく嫌悪感を感じる。高校生は恋愛をする前に、勉強やスポーツなどやるべきことがある。恋愛するなとは言わないが、時間を有効に使い将来のために努力すべきだと思う。こういう番組が若者の価値観をおかしくしている。夢に向かって必死に頑張っている高校生を応援するような番組を作るべきではないか。 E 24 京都
    9/12 今のテレビは、映像に加えて安易なテロップを流すなどサービス過多である。子ども達もさまざまな情報の洪水の中で、無意識のうちにテレビに影響を受けて買い物に走るなどの影響を受けている。その結果、子ども達の問題行動が増え学級崩壊などを招いている。テレビがデジタル化され情報化されると、テレビの影響を受けて問題行動に走る子ども達がますます増えるのではないかと懸念される。 電話 50代 愛媛
    9/14 アメリカでは、テレビを見る前に大人向けか子ども向けかがわかるようなシステムがあり、大人向けの番組は子どもは決して見ることができないと聞いたが、日本のメディアでもそれを取り入れる事はできないものか。このままではテレビの影響で日本人はどんどん悪くなる。(同様意見1件) 電話 38 栃木
    9/25 自局のアナウンサーがセクハラ事件を起こしたが報道されていない。他のセクハラ事件は報道しているのにこれはあんまりではないか?セクハラ事件の掲載週刊誌発売の日に、アメリカでの日本人セクハラ裁判については当該局も報道している。厚顔無恥にも程がある。直ちに事件を報道し猛省を促すことを希望する。また加害者がキー局のアナウンサー、被害者は系列地方局の女性アナウンサーということを考えると、力関係におけるパワーハラスメントを利用してのセクハラだと思われる。今回のセクハラ事件を機会にキー局と系列地方局との関係のあり方、力関係の良し悪しを見直すべきである。(同様意見1件) E 18 大阪
    9/29 某局では数年前に同局代表取締役に就任した社長の番組出演が多すぎる。今のこの局の自社製作の殆どが、社長が交代してから始まった番組。以前は自社製作にあまり力を入れていなかった事を考えると良い事であり、また内容自体は非常に教育的で優れた番組が多く、報道にもかなりの力を入れるようになったのだが、問題はほぼ全ての番組が社長の総指揮で制作されている事。社長が司会を務める番組や本編前に解説を行っている映画番組があり、更には夕方のニュースの映像にまで登場する事がある。現在のこの局は完全に社長自身の欲求を満たす為の放送局になっている。 E 18 奈良
    犯罪を助長する(10件)
    受付 内容 方法 地方
    9/01 バラエティー番組。未来のエビちゃん集合といううたい文句で小学生ぐらいの女の子が自らの着こなしぶりを披露する特集だが、2年生で刺青をしていたり、過度なメイクをしていたりと何かと年齢相応でないものが目立つ。ジョンベネちゃん殺害事件の犯人が未だ捕まっていないことを考えると、こういうファッションものの特集は自粛したほうがいいと思う。 E 20代 愛知
    9/01 夏休みの中ごろの夕方、最近話題の人気刑事ドラマシリーズの再放送をやっていたが、「同時多発誘拐・消えた16人の子供達」という子供を狙った犯罪を助長するようなサブタイトルだったのは真に遺憾だ!!最近は子供を狙った誘拐や虐待等の事件が多い。特に、夏休みの夕方は子供が在宅する機会が多いので、今後はこの種のドラマの再放送を夏休みだけでなく冬休み、春休み、土日祝日の昼間や夕方の時間帯には再放送して欲しくない。できれば、子供向けの番組の再放送をやるべきだ! E 34 福岡
    9/01 最近のテレビドラマは、残酷な殺人を扱うものが増えてきたのではないか。殺人事件をテーマにしたテレビドラマは自粛してもらいたい。現実に青少年による殺人事件などが増えてきている中で、子供達が見ても心豊かになるようなドラマを放送してもらいたい。(同様意見1件) 電話 77 東京
    9/14 ドラマ番組。番組のクライマックスに、足を骨折している主役の少女を自転車の二人乗りで父親の元に送るというシーンがあったが、この行為は、道路交通法で禁止されている違法行為だ。ドラマ中の感動シーンの演出との意図は理解できるが、小・中校生に人気の番組であること等を考えても不適切。少なくとも、テロップ等で【自転車の二人乗りは法律違反です】などの配慮が必要。子どもだけでなく、日本人全体の法律遵守などのモラル低下が社会問題化されている中、放送事業者としての使命感のなさは見逃せない。 E 48 広島
    9/19 情報番組。当該番組をはじめとして性犯罪の手口を詳しく解説するワイドショーが多い。子供もテレビを見ているのだからそうした内容の放送は即刻止めて欲しい。兵庫でも子供への性犯罪が増えており近所で自警団をつくってガードしているご時世だ。テレビ局も考えて欲しい。 電話 35 兵庫
    9/25 特撮ドラマ。子供達を対象にした番組の再考を促す。一度死んだ人間を超能力で時間を巻き戻し、生き返らす内容だった。前回までは現実の世界には存在しないこのような超能力は放送されなかったので毎回安心して息子と見ていたが、今回突然このような能力を持たせた。番組終了後1時間近くかけて死んだ人間は決して生き返らないことを息子に説明した。以前にもアニメ番組で死んだ人間を“リセット”することにより生き返らせる内容が中学生の殺傷事件を引き起こし、父兄や教育関係者の間で問題になった経緯がある。(同様意見1件) 電話 30代 埼玉
    9/28 ドラマ番組。“愛憎劇”と謳っているが、現実世界では考えられないような人間の醜い部分ばかりを放映している。また、局の意見コーナーに10代の視聴者からの投稿があるように未成年も見ているのだから、次回はもう少し謹んで放送してもらいたい。青少年に“毒殺”や“ 殺人”は過激すぎる、メディアが青少年犯罪を増加させてると言われても仕方がない。 E 22 大阪
    差別や偏見を助長する(9件)
    受付 内容 方法 地方
    9/06 情報番組。日曜日で子供達が見ている時間帯にも関わらず、レギュラーの出演者が、ある考えを持って行動している教師達を名指しで「左巻きの先生が」と、侮辱した発言をしていた。この出演者は同時に出演している元参議院議員に対しても同様に暴言を繰り返している。番組全体の再考を要望する。 電話 40代 大阪
    9/11 情報番組。山口高専女子学生殺害事件を扱った特集の際に、司会が直接の関係は実証されていないのに安易にインターネットを原因とするような発言をした。最近、何か事件が起きると「インターネットのせいにすれば良い」という風潮が目立つ。原因が明確になっていない事件に対して無理やりこじつけで断定するのは司会としての品位と品格にに欠ける。 E 30 埼玉
    9/11 あるバラエティー番組で、二人組お笑い芸人の一人があるお笑い芸人の顔のことで、「お前みたいなブツブツした湿疹を持った男に誰も抱かれたくねえよ」とこぼすのを見て遺憾だった。この発言はアトピー性皮膚炎を持つ方を侮辱しているとしか思えない。 E 16 埼玉
    9/15 2つの番組で、同じ司会者が卓球を卑下した発言をした。真剣に取り組んでいる人も大勢いる。本当に胸が痛い。メディアの影響は大きい。どうか、このような幼稚な発言は慎んでいただきたい。 E 19 大阪
    9/22 子どもを含め男性の裸の映像が安易に放送されている。女性や女の子どもに関しては規制が厳しいが男性に関してはとても甘く子どもの性器までも放映される。以前からそのような差別的なことはあったが、まったく改善されない。テレビを見ていて、男の子もしくは男性の裸のシーンを見ると同じ男性としてとても不快になる。男女平等に扱うようにできないのか?(同様意見1件) 電話 16 東京
    9/25 今後一切オタクを扱う番組を放送しないようにして頂きたい。各放送局が競って“オタク”を扱うようになった。それまで何でもなかったのに、「キモいオタクだ」と、俗に言ういじめ状態が今も続いている。単に漫画が好きなだけなのに、何故ここまで中傷されねばならないのか。(同様意見1件) E 14 京都
    9/29 情報番組。コメンテーターが“恋愛格差社会”をテーマに、男性を侮辱するような発言をして腹が立った。女性の悪口はダメでも男性の悪口は良いというのは差別ではないか?そして、このような発言で被害を受けるのは男性だけではなく、女性も“偏見”という被害を受ける。彼女の発言には客観的根拠がなにひとつなかった。 E 15 静岡
    要望(9件)
    受付 内容 方法 地方
    9/08 アニメ番組。このような子ども達のための優良番組が、なぜ続けられないのか?まだ1000話も放送できるのに、また、打ち切り反対意見が殺到する中で打ち切るとは、どうしても納得出来ない。(同様意見3件) E 36 東京
    9/11 関東地方でも、関西発の番組を放送して欲しいと思う。 E 19 栃木
    9/20 サッカー・Jリーグの試合は、ほとんどが衛星放送などで放送されていて、民放ではなかなか放送してくれない。是非、民放でも放送してください。 E 19 栃木
    9/25 アニメ番組。少し前に打ち切りになったアニメの再放送だが、人情や昔ながらの風景が上手く映像になっている。これを機会に再度、毎週の放送にして欲しい。 E 19 三重
    9/28 ドラマ番組。九州で放送されたが内容は13歳児のがん闘病記(骨肉腫で2年前逝去)で評判が良く、九州各県、山口、北海道の放送局が再放送すると聞いている。関東圏でもぜひ放送してもらいたいと思う。 電話 45 埼玉
    CMへの意見(8件)
    受付 内容 方法 地方
    9/01 家屋のCMで、両脇に平屋の家がある間に建て「日当たりが良い」と言っている。その家屋は日当たりがいいのかもしれないが、両脇の家は確実に日当たりが悪くなる。 電話 60代 東京
    9/06 「中華そば」のCMで、少女が家族の尻を触る行為は下品すぎる。痴漢等の性犯罪被害者が不快に感じるであろうし、子供がまねをして市中で他人の尻を触る行為を起こしかねない。また、子供に当該行為を行わせ撮影すること自体が児童福祉法に違反していると思われる。 E 35 香川
    9/19 ガムのCMについて。子どもは「臭い」「汚い」という事に敏感で、すぐに言いたがる。いじめによる自殺も遺書にはこの2つの言葉を言われたという報道が度々ある。大人が堂々とそのような態度をとっている場面を、TVという公共の場で何度も見せられる事は「このような場合こういう態度をとってもいい。言ってもいいんだ」と子ども達は認識してしまう(CMでは言葉は使わず態度で表現している)。CM説明には「ユーモラスに表現している」とあるが、本当にユーモラスだろうか?私は不愉快になる。 E 30 東京
    9/27 英会話学校のCMで、ジャングルジムに潰された男性が助けを求めるがそばを通った女性が言葉がわからないから助けずに立ち去るという内容は、いかがなものか?たとえCMであっても、ある程度の常識の中で放送して欲しい。CMは誰もが目にするもので、困っている人が居ても見て見ぬふりをしてもいいと若者に伝えているようなものだ。 電話 70 千葉
    推奨意見(4件)
    受付 内容 方法 地方
    推奨意見(4件) ラジオ番組。インターネットの掲示板を中心に、10代のリスナーの悩みなどを取り上げみんなで解決していく番組。今回はいじめを中心にした悩みだったが、いじめ問題がリアルに伝わった。パーソナリティーも若いながらに真剣さがあると思う。是非このような番組は続けて欲しいと思う。 E 27 静岡
    9/20 ドラマ番組。このドラマはぜひ青少年に見せたいドラマだ。主人公の少女たちがチアダンスに青春を燃やす姿が青少年にとって有益だ。再放送・シリーズ化を望む。 E 22 山梨
    いじめや虐待を助長する(4件)
    受付 内容 方法 地方
    9/20 情報番組。司会がコーナーの担当者を紹介する際「名前、知らん2人です」と言ったり、アシスタントの身体的特徴を侮辱する発言を繰り返し行なったり、まるで“いじめ”のような言動で、見ていて非常に不愉快な気分になる。本人は面白おかしくしているつもりなのだろうが、同様のいじめを受けて悩み登校拒否になった子ども達がいることをどう思うのか?このような非常識な道徳観念のない方が朝の情報番組の司会をしている事が納得できない。 E 36 和歌山
    9/25 バラエティー番組。高所恐怖症の芸人にバンジージャンプをさせようとしていた。芸人は本気で怯えていたようで見ていて不愉快だった。進行役はその芸人を笑いながらけなしていた。いじめを彷彿させる。 E 16 東京
    言葉やマナーについて(4件)
    受付 内容 方法 地方
    9/04 タレントたちが番組の中で、平気で「ぶっ殺したろか」「死ね」「死ねばいいのに」などと言って相手を罵ったりしているが、こんなテレビでの物騒な言葉遣いが、若者たちがゲーム感覚で人を殺したりするいまの風潮を生む一因になっているようにも思う。(同様意見1件) 電話 40代 大阪
    9/15 教育番組。番組内容からして中高校生以上を対象としている番組であるが、番組の最後にアナウンサーは「さようなら」と言うが、出演しているタレントは「バイバイ」と言って終わる。「バイバイ」というのは幼児語なので幼児番組で使うのは仕方がないが、中学生以上が対象の番組に使うのは相応しくない。なお、最近のアナウンサーや司会者は、敬語と丁寧語の使い分けが出来ていない。教育番組なので、きちんとした敬語を使うべきである。 電話 50代 愛知
    9/25 まともな日本語を話せない者が、MCとして起用されているのは不愉快。例えば「全然美味しい」や「全然GOOD」等の、否定なのか肯定なのか判別できない発言。コンビニやスーパーの店員の「千円からお預かりします」の“から”のように、不快感を客に与えることに、少なからず影響しているのではないか。あまりに無知な言葉を不愉快に思う人は大勢いる。 E 35 新潟
    食べ物の扱いについて(4件)
    受付 内容 方法 地方
    9/01 バラエティー番組。「全国のケーキ100個を食べ尽くす」という内容なのだが、世界には明日食べるものが無いという人が沢山いるのに、こういった食べ物を粗末にしたものをやるのはどうかと思う。 E 19 兵庫
    9/21 バラエティー番組。大量の天草を使い巨大ところてんを作るという企画が放送されていたが、その殆どが食べ物として食せない物で大量のゴミとしていた。この番組は、司会が後輩芸人に暴力を振るったり食べ物を粗末にする事が多く青少年にも影響大だ。(同様意見1件) E 43 東京
    暴力・殺傷シーンへの批判(3件)
    受付 内容 方法 地方
    9/08 情報番組や報道番組等で、殺人事件や残虐な事件が起こると再現VTRを制作して放送するが、それらを止めて欲しい。殺人の様子を事細かに再現しすぎで、子ども達だけでなく大人でさえイメージとして残ってしまい良い影響は与えていないと思う。 電話 46 愛媛
    9/11 アニメ番組。アニメとはいえ殺人や暴力を擁護する作品である。いくら時間を配慮して放送しても、ビデオで録画すれば小学生でも見られる。こんな番組は放送すべきではない。 E 28 兵庫
    9/13 昼夜を問わず連日殺人ドラマが放送されている。以前のドラマに比べて最近は殺人に使われる凶器や鮮血が飛び散るシーンなど、殺人現場の描写が余りにもリアル過ぎる。感情を自分で抑制する事が出来ない年齢の青少年が、親を殺害した事件を報道している放送局が、何故このような残酷な殺人ドラマを放送するのか理解できない。放送業界には倫理観が欠如している。 電話 51 兵庫
    その他(25件)
    受付 内容 方法 地方
    9/11 ドラマ(再放送)。この番組は少女の刺殺場面の表現内容に問題があると判断し、手直ししたと報道で知った。1~2章の放送を見る限り、私は問題を感じなかった。本当に妥当な判断だったのか疑問を感じる。 E 19 東京
    9/20 子ども向けニュース番組。娘がこの番組を楽しみに見ていた。しかし、プロ野球中継で中止になる事がしばしばあった。高校野球中継で中止になるのは仕方がないと思うが、プロ野球は民放で放送すればいいのだから、わざわざ子ども達の番組をつぶさないで欲しい。 電話 50 千葉
    9/21 今のテレビは凶悪犯罪の手法ばかりを放送していて、容疑者がその後どんな人生を送らねばいけないのかという事は一切放送しない。罪を犯すことがどれだけいけないことか、人の道に反することかどんな事かをテレビが教えるべき。くだらないお笑い番組やスポーツ放送より、人間教育、道理や倫理を小学生にも分かりやすいような形で日に1時間でもいいから放送して欲しい。知り合いの外国人は、来日して日本のテレビを見て「日本のテレビはおかしい」と嘆いていた。 電話 70 京都
    9/29 情報番組。出演したゲストの医者がADHD(注意欠陥多動性障害)について、食事の仕方によって発祥し犯罪者になる恐れがあると発言していた。ADHDは遺伝的な病気で食生活とは関係なく犯罪を犯すような病気でもない。医者の発言はADHDへの偏見を助長し、この病気にかかっている子供や家族の人権をも侵害している。(同様意見3件) 電話 40代 大阪

    2006年8月に視聴者から寄せられた意見

    2006年8月に視聴者から寄せられた意見

    プロボクシング中継に関して、選手親子を祭り上げる放送局の視聴率優先主義などを中心に、意見が寄せられた。また、首相・官房長官の靖国神社参拝関連に関し、史実に基づいた報道や分かりやすい解説を求める意見があった。

    2006年8月の1ヶ月間に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は903件で、7月と比較し117件増加した。

    意見のアクセス方法の割合は、Eメール55%、電話39%、ファクシミリ5%、郵送ほか1%となっている。(*Eメール数には同一人の同意見を含む)

    男女別では、男性76%、女性22%、不明2%で、世代別にみると30歳代(30%)、20歳代(20%)、40歳代(18%)、50歳代(10%)、10歳代(8%)、60歳代(7%)の順となっている。

    2006年8月に視聴者から寄せられた意見 903件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2006年8月件数
    人権等に関する意見 8 件
    放送と青少年に関する意見 236 件 [ 意見内容 ]
    放送番組全般にわたる意見 343 件 [ 意見内容 ]
    BPOに関する意見・問い合わせ 40 件
    その他(放送関連以外) 276 件
    意見件数 計 903 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。8月の通知数は374件(28放送局)であった。

    番組全般

    2006年8月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(903件)の62%にあたる562件が”不適切な内容や発言・表現、低俗、下品、モラル欠如”を指摘している。

    特に[プロボクシング中継]に関しては “日頃の選手親子の言動” ”試合内容と判定結果” ”試合開始までの時間(引き延ばし)の長さ” ”試合を中継した局の姿勢” ”選手親子を祭り上げる放送局の視聴率優先主義”などを中心に、『不適切な番組・内容』とする意見と『放送局の姿勢』批判が集中した(99件)。

    【情報ワイド番組・バラエティー・アニメ】などに関する意見は今月も多く「不適切な内容・表現と不適格な出演者」(375件)、「低俗・下品」(132件)、「モラル・倫理観の欠如」(55件)の他、個別番組や特定放送局への『捏造・やらせ』とする指摘も目についた。

    【報道・情報ワイド番組関連】では「取材・報道のあり方」に関する意見(178件)が多く、以下「放送の影響力」(76件)、「公正・公平・中立(”内容が偏向”との指摘を含む)」(69件)、「公共的な放送のあり方」(45件)、「政治的問題」(24件)、「メディア(取材)規制」(19件)の順である。

    「報道のあり方」や「放送局の姿勢」では[首相・官房長官の靖国神社参拝関連](46件)に関し、”公人の参拝についての賛否” ”A級戦犯論” ”合祀の経緯” など、史実に基づいた報道や分かりやすい解説を求める意見を中心に、『偏った意見(不適格な出演者の起用)』 『中国・韓国に迎合した報道姿勢』等の指摘や、『過熱報道』 『迷惑な(神社上空の)ヘリ取材』など、取材のあり方を指摘した意見も見られた。

    【放送局の対応・姿勢】に関する苦情・抗議は164件と前月(134件)と比較し増加しており、ほとんどが “電話応対の悪さ” (『聞く耳を持たない』 『言葉遣いや態度の悪さ』)を指摘する意見となっている。

    【CM関係】では前月(36件)より22件増の58件。意見としては「不適切な表現・内容」とする指摘が多い。

    なお、「人権等権利に関する委員会(BRC)」への相談・意見(8件)とは別に、番組・青少年各委員会に寄せられた意見の中で「人権問題や差別にあたるのではないか」との提起や懸念等は86件で、前月(93件)より7件減少した。

    概要

    【特記事項】(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」などから抜粋)

    • 政治家の靖国参拝問題について報道されているが、A級戦犯を「昭和殉難者」と称して合祀している問題や、宗教法人の靖国神社に公人が参拝する事は、”国及びその機関は宗教教育その他いかなる宗教活動もしてはならない”と憲法に定めている「政教分離」に反している。一方、日本が戦前、石油や鉄鋼を求め中華民国へ侵出しアメリカ・イギリス・オランダ等と対立していた問題を、当時のマスコミは国民に伝えなかった事実がある。真の平和を求めるためにはこの戦争が何故始まったのか史実に基づいた検証をした上で、改めて参拝問題を討論すべきである。
    • 自民党の衆議院議員が首相の靖国神社参拝について反対の立場で話していた。中国は日本の指導者の靖国参拝に反対の声明を発表し、韓国も猛反発しているが、これは靖国神社の宮司が代わった時、A級戦犯で処刑された7名を合祀した事に端を発している。しかし、このような史実に基づいた発言は一切なく、コメンテーターや司会者を含め番組全体で参拝に反対の立場での一方的な偏向報道だった。
    • 首相の8月15日靖国参拝に関して、「中韓関係を悪化させる」とメディアが騒ぎ立て過ぎる。中立の立場で報道すべき人たちが逆に煽っているようにさえ感じる。マスコミは好んで日本が近隣諸国と対立するように仕向けているのかと強く言いたい。報道全体がワイド番組化し、ニュースを聞いていても真実味がなくすべて操作しているようにしか映らない。昨今のマスコミは、あらゆる報道において国民を煽るような風潮がある。その結果、真逆の結果を生むかもしれないということを念頭においてほしい。
    • 首相の靖国参拝問題でA級戦犯の孫娘が出演しA級戦犯合祀の経緯について話した。「多数の国民の賛同と天皇も『良し』とした」と発言していた事について、局に対し「事実に反しているのではないか?もう一度精査し検証して間違いなら訂正すべきではないか?」という旨の質問をしたが、担当者は「ご意見としてお伺いし当該番組に伝える。個別にはお答えできない」という対応だった。これでは本当に検証しているのかも判らない。また、事実に反しているのであれば “首相の靖国参拝問題” どころではなく、あの放送を見た中国・韓国の人達や向こうのメディアが取り上げ、日本国民全体に対して間違った認識や憎悪感を招きかねない重大問題であると感じた。更に8月15日に、日本国民や周辺諸国民を戦火に巻き込み国家の権力者となっていた人物の肉親をゲストとしてコメントさせるという無神経さにも呆れる。
    • ボクシング世界王座決定戦の判定が不可解で八百長ではないかといった抗議が局に殺到しているようだが、ジャッジの3人を主催者側が用意し、謝礼も主催者が支払う事実を見ても、純粋なスポーツイベントでない事は明らか。暴力団幹部が堂々と招待を受け観戦に訪れるようなイベントだから、プロボクシングを中立で純粋なスポーツと見る事自体陳腐な事であると言える。むしろ問題は、単なる興行をまるで純粋なスポーツであるかのごとく事実誤認させようと企てる放送局の姿勢であり、視聴率さえ取れれば何をやってもいい、ダーティーな業界と手を組む事も厭わないといった倫理観の欠如が如実に表れていると考える。
    • 判定については八百長どうのと思いたくない。しかし、ボクサーの父親用にチャンピオンベルトを用意するとか、弟が試合後に歌うことに対し、東日本ボクシング協会の副会長で元チャンピオンが「歌を止めさせろ」という事務局への指示に「テレビ局の意向で止めさせられない」ということだったという。局に電話したら「しょうがないだろう」「見なければいいだろう」「苦情電話6万件程度はある、雑音だ」というような言葉が返ってきた。視聴率稼ぎ、つまり売り上げの増進しか考えていないのか。
    • 視聴者を馬鹿にしたボクシング中継だ。試合の内容や結果はテレビ局が関知できないので問わないが、午後7時30分に放送を開始して実際に試合が始まったのは午後8時45分頃である。「間もなくゴング!」と再三煽っておいて長々と引っ張る。この局は2003年世界陸上でも同様の放送をし、視聴者から大顰蹙を買ったのにまた同じ事をした。全く反省していない。

    【取材・報道のあり方】

    • 8月6日~9日の広島・長崎原爆の日ぐらいは、民放も平和・戦争を考える番組を放送してほしい。ワイドショーなどでは事件報道やボクシング関連の放送ばかりが目に付く。若者に「戦争」を継承するという意味からも殺人ドラマなどに代わって原爆や戦争などを扱った番組を積極的に放送してほしい。
    • 「戦争の風化」などと言う言葉が盛んに聞かれるが、それはメディアの影響ではないだろうか。以前は8月には戦争をテーマにしたドラマやアニメが多く放映されていたが、最近は皆無ではないにせよほとんど制作されなくなった。終戦記念日さえ、民放各局はバラエティー番組を躊躇なく流している。高校野球でも試合を中断して犠牲者への黙祷を捧げているのに無神経ではないだろうか。
    • 終戦記念日の15日、靖国神社に黙祷を捧げるために境内の左側で参拝した折、報道各社5~6社のうち1局は正午の1分間の黙祷の時間に4~5名の取材スタッフが、ガチャガチャ音を出しながら撤収作業を始めた。周りの雰囲気に気がついたスタッフの1人が、「黙祷の時間だ」と言ったが無視してそのまま撤収が行われた。殴りたい気持を抑えながら黙祷を続けたが、平成18年8月15日正午という時間を2度と取り戻す事は出来ない。報道取材に対しメディアスクラム等を含め厳しい規律を定めるべきである。
    • 首相の靖国神社参拝に関し、中韓の抗議を無視した行為だとし、「日中関係の政治的基盤を破棄する行為」「次期首相も参拝なら日韓首脳会談なし」等と、マスコミは総じて参拝に批判的なコメントを強調して報道しているが、韓国が不法占拠している「竹島」の問題や、日本が実効支配している東シナ海の尖閣諸島の領有権を、中国も主張している問題なども合わせて報道するべきだ。
    • 首都圏の “大規模停電” 取材でテレビ局や新聞社のヘリコプターが住宅地の上空を長時間飛びまわり、その騒音(対策の術もなし)と振動で葛西の住民は大規模被害を受けた。各社は停電の原因となったクレーン船による送電線損傷の現場や開園が遅れたディズニーランド、高速道路の渋滞、運行停止の京葉線などを取材していたのだと思うが、各社が入れ替わり立ち代りに3時間も騒音ヘリを飛ばす必要があったのだろうか。メディアは住民が受ける被害を充分考慮して取材に当たるべきでこの抗議を次の取材に生かしてもらいたい。
    • 高校野球の優勝報道よりも、投手のアイドル性にスポットを当てている報道が多過ぎ、真剣に高校野球を観ている身としてはとても不愉快だ。「ハンカチ王子」などとアダ名をつけるなどもっての他。生出演のインタビューで「ハンカチはお母様が買ったものと聞きましたが」「ハンカチは洗濯したんですか?」「将来はメジャーリーガー?」などと、どうでもいい質問ばかり。肝心の優勝の事にはほとんど触れないどころか、同席した主将には全く質問もしないという失礼な取材だった。彼ばかりにスポットを当てているが、野球は彼一人でプレイし、優勝したのではない事位分かっているはずではないか?球史に残る好ゲームだったのに台無しで優勝関連報道も見たくもない。今後、無理矢理ヒーローを造りあげて盛り上げるのは、若者のためにも本当に止めていただきたい。
    • 業務用シュレッダーの事故に関して、どこの放送も製造責任追及に明け暮れている。勿論、製造者にも責任はあるが、業務用機器には本来、小児に対する防御機能は備わっていない。事業所に小児はいないし玩具でもない。それなのに使用者(保護管理者)の責任が一切問われていない。自動機械が危険だという事を認識していなかった事が最大の弱点だ。近年、保護者の責任(自己責任)が曖昧になっている。放送局も個人攻撃はし難いので、ついつい製造者追及に走り勝ちだ。放送局はもう少し賢明に見据えて報道をしてほしい。
    • 中国に企業進出すべく出張したが、先方は約束は守らないし騙されることがあった。中小・零細企業の会合での話しでは、全国の中小・零細企業1000社以上が中国に4~5千万円の損害を被っている。メディアはこのような被害を政治的配慮からか取上げていない。特に民放に願いたいが、被害を被っている中小・零細企業の現実を放送してもらいたい。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 最近のお笑いタレントが良く使うが、「死んだらええねん!死ね!」の発言が多すぎる。先駆けは関西系芸人で、上下関係を楯にすぐに手を出す。「死んだらええねん」の発言など荒廃している今の時代の反映なのだろう。テレビ局も “表現の自由” の下で野放しにしているのか疑問だ。糖尿病について誤解を招く放送をしていた。
    • 糖尿病は耐糖機能が低下することで、1型糖尿病と2型糖尿病に分類されている。日本人の糖尿病患者の90%が2型であるためか、1型については一切触れていなかった。この結果、糖尿病全てが2型であるような誤解を与えた。1型はインスリンの供給異常による糖尿病であり飲み薬は無効で、患者は必ず注射薬であるインスリンを毎日自分で注射しなければならない難病である。しかし、2型はインスリン消費の異常による糖尿病の生活習慣病である。私は現在1型を患っているが、人命に関わる医療問題は軽々しく扱うべきではない。
    • 総合司会者に落語家、パーソナリティーを元アイドルが担当するお笑い番組で「テロリスト」をネタにしていたが、アメリカの9.11同時多発テロや、イギリスのロンドン地下鉄・バス同時爆破テロ事件など、多数の犠牲者が出ている悲惨な事件をお笑いのネタにするべきではない。
    • “人気焼肉店の全メニューを食べつくす” というテーマで、出演者が苦しさを我慢してただ詰め込むという状態でいやいや食べていた。食品を無駄にする行為であり食育上問題がある。世の中には食べたくても食べられない貧しい国もあるし、我国も戦時中・終戦直後は貧しい思いをして餓死する例も少なくなかった。”節約料理” の企画のほうがよっぽど楽しいと感じた。この企画は「日本はこれだけ裕福で食べ放題、愚民国家です」と世界中に馬鹿にされるようなものだ。このような番組を見ていると、同じ日本人として恥ずかしい気持ちにさせられる。
    • “さらば荒川河川敷の楽園” というテーマで、河川敷に家を建て鶏と犬を飼っているホームレスを紹介し、その生活を賛美する内容だった。公共の土地に勝手に住み着きペットを飼うなど、法律的には罰せられる事ばかりの生活を賛美する局の番組制作姿勢に疑問を持つ。犯罪事件の発生を防止する立場にありながら犯罪を助長していると思う。
    • 関西出身のタレントが女性マネージャーに暴力を振るった事件で賠償請求の訴訟を起こされている。このような人物をテレビに出してもいいのだろうか?判決も出ていないのだから、本人も自粛するべきではないか。彼を起用している局の倫理観を疑う。
    • 民放各局に女性占い師が出演して出演者の結婚運などの運勢を占っているが、占われているタレントがどこまで了解しているのか番組の構造を知りたい。占星術で何もかもが見通せるかのごとく云うのは全くのまやかしだ。こんな番組の放送を許している各民放トップ経営者の見識を疑う。
    • “無駄知識” をテーマとした番組で【電車男のように街でトラブルを見た男性が助けを出す確率はどれくらいか】という設定でチンピラ風の男性が若い女性に難癖をつけて、道行く一般人が助けるかどうかという事を放送していた。一般人の顔もそのまま放送し、おびえる一般人を映したVTRを見ている芸能人の笑い声が放映されていた。助けない人に対する人権が著しく侵害されていると感じるとともに、この様な放送が街でトラブルを見ても見て見ぬ振りをすることを助長するのではないかと思う。
    • 長時間番組のマラソン中継で、走者に近づいた女性に対して番組スタッフが恫喝している場面が全国に流れたというのは “チャリティー番組” という性質上大きな問題だ。走者に触れるのは危険な行為だが、公道を走る以上そのようなトラブルが起こることは誰でも予想できるはずで、充分な対策もせずにテレビ中継を行ったのではないか。この場面を見て同番組、ひいてはテレビ局に対する信用がゼロになった。テレビ番組の舞台裏の出来事とはいえこのような事実があったということ自体が問題。多分、来年もマラソンをやるのだろう。それならば抜本的な対策をすべき。
    • チャリティー番組の100キロマラソンで伴走者がお年寄りに怒鳴っている。スタッフへの教育がまるでなっていない。こんな嫌な映像を見せられるなら、100キロマラソンは一般者の居ないどこかの競技場でやってほしい。

    【その他、番組全般】

    • 某局のスポーツ番組はひどすぎる。世界陸上の時もそうだったが、番宣も番組中も「このあとスグ!」と、競技がすぐに始まるような言い方をして、一体本当は何時から始まるのかを殆ど伝えず、実際に競技が始まるのはいつも2時間以上後のことだ。視聴率を上げたいがためにやっているのは明白。【王者が決まる!今夜7時放送!】と謳えば誰でもせめて7時半から8時の間に試合が始まると思うのではないか?時間を返せ!といつも思う。
    • 報道で「警察が慎重に調査しています」という発言を聞くが、警察は調査をするのが当たり前であって慎重にやってもらわなければ困る。わざわざ “慎重” という言葉を使う事が、逆に「本当に調査をしているのか?」という疑問を持つので、「警察が調査しています」で十分だと思う。また、各局の番組に “コメンテーター” と称す人物が出演しているが、各局はきちんとした人選をしているのか?何の知識も能力もない人物を出演させてはいないか?公共の電波を使い発言する以上、放送局は安易な人選をすべきでない。
    • 秋田児童連続殺害事件の報道で、メディアは盛んに「県警の捜査ミス」「初動捜査の遅れが事件発覚を遅くした」と県警の対応の遅さばかりを盛んに指摘し批判しているが、事件の容疑者を逮捕ギリギリまでテレビ出演させていた放送局の手法は批判にあたらないのか。また、先日、タレントから暴行を受け告訴した元女性マネージャーが「事務所から無理やり退職させられた」として損害賠償を求め提訴したという新聞記事を見て愕然とした。司法判断とは言えタレント自身には罰金刑程度の軽い処分が課せられたのにも呆れたが、訴えた側は突如退職を言い渡されたと言うのは一般社会では到底考えられない話だ。それでいて本人は反省の態度も見せぬまま、のうのうと法律相談番組の司会に納まり続けている。「芸能人だから」「人気のあるタレントだから」と言うのはメディア側、当事者側の都合の良い解釈ではないか。
    • 私達の様なアルバイター又はフリーターと呼ばれる人間に対して、とても失礼な発言をしていた。野球界出身のタレントは、「フリーターは負け犬だ」や「そんな人間を正社員としてはどこも欲しくない」等と言いたい放題だった。仕事を探しても “無い” ”就けない” 現実や大変さは放送せず、一方的に言って終わり。どういう放送の仕方なのだろう?一つの会社に何割の正社員が居るのか知っているのか?下調べも無く公共の放送であのような事を言って良いのだろうか?在阪局のHPの意見対応を見ると「出ている人の表現の自由」だそうだ。
    • 国際バレー大会中継で国歌演奏の際、アナウンス等は入れるべきではないと思う。特に外国の国歌の時にはその国に敬意を表すべき。毎年、局には電話をしているが相変わらず今回もナレーションを入れていた。
    • NHKのスポーツ中継は概ね素晴らしいものが多いが、高校野球中継は特に素晴らしい。実況、解説とも出しゃばらず、事実のみをきっちり伝えている。しかもしらける雰囲気は全くなく長い沈黙さえかえって臨場感を伝えるほどの素晴らしい中継だ。対して民放のスポーツ中継は、絶叫、無駄なテロップ、事実とは関係のない無駄な話、無知な解説・実況、タレントの出演など見苦しいことこの上ない。高校野球の純粋な感動にはNHKの中継が一役買っていると思う。民放も見習っていただきたい。
    • 公共の電波を使い、日中の長時間を一企業(今回は通販企業)に時間売りする営業(放送)は許されているのか?CMやTVショッピングに規制は無いのか?教えてほしい。

    【CM】

    • 外資系保険会社のCMがこれでもかと放映される。善良な家庭生活への無法とも言える侵害だ。迷惑条例に該当するのなら訴えたいほどだ。スポンサーや放送局は、いかに自由な企業活動とは言っても視聴者にこれほど不愉快な思いをさせて良いはずがない。どれだけの時間放映しているのか、どれほどお金をかけているのか、一度公開してもらいたいものだ。度を越した広告宣伝は、契約者とのトラブルなど社会問題を引き起こしかねない。事が生じた後の反省の弁は良く見聞するが、それでは社会的な責任を自覚しているとは言えない。
    • 最近は景気がよくなったせいか各局とも番組中のCM量が増えて “CMの時間基準” をはるかに超えている、そんな印象を受ける。多すぎるCMに腹が立ち8月12日、サスペンスドラマの再放送を見ながらストップウォッチで計ってみた。すると、なんと番組時間中の25%がCMだった。4分も5分もCMが続くこともあった。どうみても多すぎるのではないか。局に文句を言うと、どこの局も必ず “基準” を守ってやっていると答えるが信用できない。本当に “基準” が守られているかどうか調査してもらいたい。
    • よく消費者金融のCMで「ストップ借りすぎ」と言っているが、本来ならこう言ったCMは別の組織が行うべきではないだろうか?そもそも消費者金融がCMを流していること自体おかしい。今すぐにでもやめるべきではないか?

    青少年に関する意見

    意見分類 2006年8月件数
    E-mailによるもの 172 件
    電話によるもの 61 件
    郵便によるもの 0 件
    FAXによるもの 3 件
    意見件数 計 236 件

    (男性169件、女性65件、不明2件)

    【意見の概要】

    • 8月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは236件と先月に比べ100件近く増えた。男女別では男性からが約72%、アクセス方法ではEメールによるものが約73%と増加している。
      内容に関してはプロボクシング中継に関して、判定結果や日本人選手の言動が子どもに悪影響を与える等の意見が青少年委員会にも55件あった。
      また、特に平日昼間の放送に関して「夏休みで子どもも見ていることを配慮すべきだ」という意見が今月は21件あった。

    【意見の抜粋】

    {お断り}

    放送と青少年に関して、電話やホームページ、FAX、郵便でいただいたご意見の中から、代表的な意見を抜粋して掲載させて頂きます。
    ただし、意味不明なもの、個人攻撃や誹謗中傷にあたるもの、不快感を与える表現などは非掲載とさせて頂いています。
    また、いただいたご意見は事実関係などを確認できない場合もあるため、放送局名、番組名、出演者名は原則削除させて頂き、あまり長い文章は要約、類似意見は代表的なものを掲載させて頂いています。

    [内容分類]  [E]はEメール

    プロボクシング関連の意見(55件)
    受付 内容 方法 地方
    8/4 プロボクシング中継。日本人としては勝って欲しいと思ったが、あのような態度の人物がチャンピオンとして世界に報道されるのは同じ国民として恥ずかしい事なので負ければいいと思った。全く品のない態度や暴言で、記者会見の会場にはハンバーガーをくわえながら入場するなどマナーもな悪い。親子愛の美談として紹介されているが、一歩間違えれば子どもを金儲けに使う虐待とも受け取れる。これを見て、かっこいい事だと思う青少年も少なくないだろう。視聴者への影響を考えて欲しい。(同様意見12件) 電話 50代 東京
    8/7 プロボクシング中継。本来プロスポーツとして行われるはずのプロボクシングが、ただのお涙頂戴の三文芝居に成り下がった放送だった。会場全体、番組の雰囲気も日本人選手の敗北を確信していた中でのあの不可解な判定。あらかじめ用意されていた特製のチャンピオンベルトや試合直後のDVD発売発表等、まるで最初から仕組まれたような試合内容。元チャンピオンの方達の大半は「ありえない判定だ」と口を揃え、試合後に行われた様々なアンケートでも視聴者の大半が相手選手の勝利だったと感じた。選手自体にもスポーツ選手としての品性を問う声が多数あがっている。あのように礼節を弁えない選手をスターとして祀り上げるのは、健全な青少年の育成に問題があるのではないかと感じる。(同様意見12件) E 25 埼玉
    8/7 プロボクシング中継。広域指定暴力団の幹部がリングサイドに座っていた映像を流した件について、青少年の健全な育成の観念から問題があるかと思う。興行権の手配の関係で仕方ない部分はあったとしても、テレビに映るようなことがあっていいのだろうか。家族愛を主張するのであれば、再考と猛省を促したい。(同様意見12件) E 33 埼玉
    8/7 プロボクシング中継。多くの青少年が視聴すると予測される番組スポンサーに、どのような倫理をもてば”パチンコメーカー”が選ばれるのか。配慮が必要だ。(同様意見3件) E 33 東京
    8/7 情報番組。ボクシング選手の父親が自らの子育て論を語る中で「青春時代は人間、真面目で大人しいだけじゃだめだ。悪いこともしなきゃだめなんだ」と偉そうに主張していた。これにはコメンテーターの漫画家が「そんな子育てをしているから今、人に迷惑をかけても知らん顔をしている若者が多いんだ」と反論していたが、私(塾教師)もこの意見に全く同感だ。こんな暴論をテレビで堂々と発言させるなんて問題ありだ。子どもの教育上、全くよろしくない。その発言の悪影響は親に対しても、子ども自身に対しても大きい。 電話 36 栃木
    8/8 情報番組。今、世間で話題になっているボクサーの親が出演していた。話している最中に「殺すぞ」という言葉を使っていたがほとんど恫喝だ。この時期は子ども達は夏休みでテレビを見る機会も増えている。ワイドショーとはいえ、全国放送している番組内でヤクザと変わらない言葉遣いをして、しかも周りの大人も別段いさめるわけでもなく傍観しているだけだった。悲しい事件が続いている中で、この様な言葉を使い相手への敬語も尊敬の念も持ち合わせない人を人気があるから、視聴率が取れるからと軽々しく出演させないで頂きたい。(同様意見6件) E 36 愛知
    8/8 情報番組。体を鍛え試合に臨み王者となった選手とトレーナーである父を批判するという番組に激しい怒りと失望感を覚えた。今の日本人に欠けている”父を信じ敬う”という素晴らしい精神を持っている親子を叩く番組の構成自体が許せない。それを「安っぽい茶番劇」と、蔑みの言葉を発していたコメンテーターには憤りを感じた。その番組には父親の味方をする者がほとんどいなかったということが信じられない。二人は勝つために集中し必要なことを実行しただけのこと。何故審判を叩かずその二人を叩くのか?子どもを守るという、親として当然の事をした人を叩くのか?(同様意見1件) E 18 長野
    8/14 報道番組。ボクシング暫定王者決定戦について、中継した局のニュース報道を大変遺憾に考えている。選手のあのような立ち居振る舞いを一方的に持ち上げる内容ばかりだ。大人なら興行としてのパフォーマンスだと考えることも出来るが、子ども達はそうは思わない。しかもニュースだ。(同様意見1件) E 28 東京
    報道に関する意見(32件)
    受付 内容 方法 地方
    8/3 報道番組。5人を殺した殺人犯を取り上げていたが、凄惨な場面も多く恐怖感を覚えた。特に子供には悪い影響を与える。 電話 35 東京
    8/14 情報番組。渋滞の中を仙台に車で帰省するといった内容のVTRがあった。車内は楽しそうで微笑ましかったが、子供が助手席にいる時以外、チャイルドシートに座っておらず、後部座席には設置さえしていないように見えた。また助手席の親が小さな子供を抱えていて大変危険を感じた。大変痛ましい事故が多発する時期、もっと基本的な安全対策を啓蒙していくべきではないか? E 27 東京
    8/14 報道番組。国内の3箇所にカメラを設置し情報を伝えるコーナーで、浜辺の迷子騒動を取材していたが、迷子になった裸の男児の下半身をモザイクなどの編集処理を施す事なく放送していた。報道番組であるにも関わらず、平成11年に改正された「児童買春・児童ポルノ禁止法」に抵触した報道ではないか。 電話 30代 埼玉
    8/17 情報番組。アメリカで10年前に起こったジョンベネ事件について各局のワイドショーは何故これほどまでに繰り返し放送するのか。日本の国内でもロシア警備問題、靖国問題、皇位継承問題など色々話題はある。日本の視聴者にほとんど関係ないジョンベネ事件を延々放送するのは電波の無駄遣いだ。(同様意見2件) 電話 30代 埼玉
    8/17 報道番組。A級戦犯と東京裁判についての特集を放送した。保守系のシンクタンクの研究員が出演し、東京裁判の問題点、当時や現在の中国・韓国・アメリカの態度の問題などを解説した。この日は小泉総理が靖国神社に参拝した日だ。国際問題にもなりかねない、一般国民の間でも意見が著しく異なり意見対立が争いを引き起こしかねないようなテーマを扱うときに、一つの立場の解説者だけを呼ぶのは公平性に欠けると思う。解説者は「東京裁判は不公正だからA級戦犯も実は無効(無罪)だ」と言い、「仕方なく戦争する場合もある」とも言っていたが、戦没者の遺族の中にはこれを聞いて憤りを覚えた人もいたはずだ。戦争を知らない世代も然り。こういうテーマを扱うときには、複数の立場の専門家からの解説を聞いて報道すべき。政治的意図や権力者の意図が絡みやすい問題については尚更だ。 E 19 東京
    8/18 ジョンベネ事件の容疑者逮捕を各局とも大きく報道しているが、かつて”したり顔”して両親・長男などを容疑者扱いしていたことなどは忘れたかのように報道しているのは無定見で許せない。各局はまず両親などを容疑者扱いしたことを詫びるべきではないのか。 電話 55 千葉
    8/18 報道番組。子供の美容整形のコーナー。8歳の男児の二重瞼の整形手術があったが、子供は恐怖感から顔が硬直していた。8歳はまだ成長過程にあるのに、親のエゴでこのようなことをするのは虐待としか云いようがない。子供が可哀そうでならなかった。局もどのような考えで放送したのか。子供の美容整形を助長する行為になりかねないので止めるべきだ。(同様意見3件) 電話 30代 京都
    8/23 夏の高校野球で優勝投手が各番組で取り上げられているが、各局はあたかも芸能人のように扱っているとしか思えない。その投手の私生活や使っていたハンカチについて執拗に放送しているが、当の本人も困るだろうし、こういうのは控えるべきではないか。それにその投手ひとりの力で勝ったかのように放送しているが、それじゃあ、そのチームのほかの人達はどうなるのか。確かにその投手はよく投げたと思うし、頑張ったと思う。でも、ほかの人達もがんばっていたんだから、そこも伝えなければいけないと思う。(同様意見7件) E 14 和歌山
    8/24 最近の報道を見ていると、マスコミはただ大企業を叩きたいだけではないのかと感じる。もちろん、欠陥商品やそれらを作り続ける企業に対しての追及や危険を知らせる努力はとてもよいことだと思うが、どう見ても使用者側の過失や不注意で起きた事故までもメディア側は「大企業の怠慢、過失だ!」と言わんばかりに叩くのはいかがなものか。 E 16 埼玉
    8/24 報道番組。「子どもを虐待した」というニュースで男児の性器が二度も映されていた。児童ポルノを堂々と放送するのは犯罪ではないのか。児童ポルノの”児童”とは男児は含まれず、保護もされないのか?男児の人権やプライバシーも保護するべきだ。 E 21 鹿児島
    8/25 報道番組。埼京線の痴漢問題を特集していたがその内容に驚いた。女子高生らに対する車内の痴漢行為の現場を撮影した映像や、痴漢グループが集まってその日の成功に祝杯を挙げ、各自の成果を誇らしげに自慢し、次は花火大会でやろうや、などと話し合っているシーンが放送されたのである。そして、新宿発18:01の埼京線は”痴漢天国”だ、といったようなことも語られ、メディアとして痴漢行為を防止するどころかこれを奨励し、行為への参加を呼びかけているかのような内容だった。 電話
    電話
    50代 埼玉
    8/25 奈良高校生放火殺人事件以来、同様の放火による殺人事件が連日報道されている。この放火殺人事件の報道にあたり、父親が長男の勉強部屋をICUと呼んでいた事など、少年の精神状態や家庭環境をあまりに詳細に報道した結果、犯罪予備軍を生んだのではないか。テレビは精神状態が不安定な青少年の犯行手口を、再現ビデオなども含め必要以上に詳細に報道し過ぎている。 電話 77 大阪
    8/31 情報番組。山口高専女子学生殺害事件で逮捕状の出た少年が依然としてと行方不明である。各局で報道されているが、この番組でコメンテーターは「自殺するのではないか」と言ったり、容疑者の少年の友人などにインタビューしているが、逃げている少年を追い詰めているようにしか受け取れない。もし万が一本当に自殺などしていたら、マスコミはどうするつもりか。今回の事件以外でも、視聴率が取れるものなら頻繁に放送しまくり、価値がなくなると見向きもしない。公共の放送で、たとえ人を殺した容疑者といえども追い詰めるような報道をしていいのか。まるで映像の暴力だ。またこの報道のあり方が、青少年にどのような影響を与えているのかも考えて欲しい。 E 50 神奈川
    8/31 最近の少年による尊属殺人に関する報道を見ていると、あたかも普通の家庭でも起こりうる事件のごとく扱っているのはおかしい。統計的に見れば少年のいる家庭のうちの極めて例外的な事件であり、普通の家庭では起こり得ない事柄である。それなのに、尊属殺人が起きるとテレビは日常的な事件のように扱って、「今の子どもは我慢が足りない」「昔は町内にこわいおじさんがいて子供を指導していた」というような無責任な街の人達の声を毎度のように放送するが、これでは何ら問題解決にはならない。殺人事件を表面的に捉えてくどくどと報道するのではなく、きちんと掘り下げた報道をして貰いたい。 電話 30代 茨城
    8/31 情報番組。ジョンベネ事件報道についてコメンテーターが「日本は児童ポルノ規制が世界的に見て緩い、小児性愛を容認しようという風潮すらある」といった趣旨の発言をしていたが、我国の基準で言えば、海外では芸術作品として認められている映画のDVDを販売した者が逮捕されている等、世界的に見れば異例とも言えるほど規制は厳しい。また、何の証拠も示さず「容認する風潮がある」などと言うのは単なる妄言に過ぎない。事実誤認や思い込みだけで我国の法制度や国民感情を蔑む様な発言は慎むべきだ。 E 40 埼玉
    低俗、モラルに反する(27件)
    受付 内容 方法 地方
    8/1 バラエティー番組。出演者のタレントが、親指を下にする仕草をしていた。そのような仕草をテレビでしてみせるのは良くないと思う。7月22日と29日の両方とも同じような放送をしていたので注意をして貰いたい。 FAX 10代 滋賀
    8/1 アニメ番組。少年と隣りに住む少女のラブコメディーだが、主人公の下着姿の少女に襲いかかるシーンなどほとんど犯罪に近いシーンの連続だった。さらに、このような行為を止めようと小学生くらいの女の子が少年に向かって機関銃を連射していた。いくらアニメという架空の人物でも未成年という設定である。ある程度表現を抑えるべきだ。 E 19 三重
    8/7 音楽番組。小さな女の子たちが色っぽいエロチックなダンススタイルを模倣し競技していた。子ども達は5歳~12歳位のようだ。そして、”エロチック”で”色っぽい”方法で踊ることを奨励されていた。子どもたちをこのように利用することは止めて欲しい。 E 39 埼玉
    8/7 バラエティー番組。最近は芸人を使って下ネタを言わせることが多くて品がなさ過ぎる。お笑いや芸人を馬鹿にしすぎていると思うし、子どもも見てるのに下ネタを放送するのは止めて欲しい。漫才師にコントしかさせないのも納得できない。 E 24 神奈川
    8/7 情報番組。未成年売春婦の実態を報道。印象として、その危険性については一切触れず、いかに手っ取り早く稼げるかが強調され、そのやり方までも詳細に伝授する結果となっていた。スタジオの大人達も、夏休みで子どもの視聴者が多数いる事も考えず、エイズ等の現実的危険性については一切、触れず語らずという恐るべき無分別をさらす。まるで、危険はない事を強調して、売春に走る子どもを更に増やす効果を狙ったかのような構成であった。(同様意見1件)  E 41 東京
    8/7 ドラマ番組。ドロドロした憎愛劇を過剰に表現しすぎて、血・殺人・離婚・盗聴など、とんでもない内容のものをまるでシリーズのように放送している。放送を中止すべき。何も知らない子ども達がこの番組を見て現実世界と混同させて、この番組のように朽果てかねない。わが国も殺人等の悪質シーンを規制すべき。放送局が自己規制できないなら”青少年有害社会環境対策基本法”を成立させるしかない。 E 22 大阪
    8/8 ドラマ番組。性的虐待を含めていやらしい場面が続出し、全部を見られなかった。子供が起きている可能性もあり、許されない。局の幹部はこうした番組の放送を許しているのか。自分の妻、子供などにこうした番組を見せられるのか。 電話 40代 千葉
    8/9 ドラマ番組(10月放送予定)。「”命の尊さ”を問いたい」と番組広報は述べているが、今の日本社会で、とりわけ児童に対する性的暴行、実の親による児童虐待といった児童の人権被害を抱える現代社会を鑑みると、14歳での妊娠といった刺激的な事象をドラマ化することは、倫理的にも、また放送法の趣旨からしても許すことはできない。ことは思想の問題ではなくモラルの問題である。(同様意見3件) E 43 大阪
    8/10 バラエティー番組。男の子のおむつを交換するシーンがあり、「恥ずかし固め!」と言いながら足を広げてわざと性器を見せていた。なぜ男の子の性器を見せてもいいのか!?これが女の赤ちゃんなら絶対に見せない。完全な男女差別だ!子ども向けの番組でこの様な映像を見せてもいいのか? E 33 兵庫
    8/11 映画。テレビドラマはとても好感が持てたが映画版は失望した。今時の若者の馬鹿さ・低俗さが強烈すぎて頑張る若者の美徳さが死んでしまっていた。魚を手づかみで放り投げつけたり、イルカを感電させたり、少女がお尻を蹴ったあげく「馬鹿じゃん」と大声で繰り返す、花火が原因で火事が起き「火事だ」と歌い踊る少女達などといった内容。なぜ好感が持て感動できる内容が減らされたのか。今の乱れた社会が、そのまま反映されてるようで不愉快極まりない。 E 38 愛知
    8/21 旅番組で入浴シーンで男性のみがお尻を隠さないことがあるが、男性に羞恥心がないという誤解を招く恐れがある。入浴シーンを放送することは構わないが、隠すところは隠していただきたい。 E 15 愛知
    8/21 ドラマ番組。内容はおもしろいが、暴力団を美化した表現が気になる。番組の最後に出演者全員で、実際の暴力団はもっと恐ろしい組織であることをおふざけなしで告知してはどうか。今の放送内容では主人公に憧れてやくざの道を歩みだす若者が出てきてもおかしくない。 E 42 神奈川
    8/24 情報番組。視聴者は主婦が中心の時間帯の番組であるが、夏休みなどには子供達が視聴する可能性が大きい。主婦向け番組の中で露骨な内容を平日の午前中に毎日放送しているので、夏休みで家にいる子供達が見て、しぐさを真似たりすることもある。子供達が休みになる期間中には、過激で露骨な内容の放送は止めてもらいたい。 電話 30代 東京
    8/30 バラエティー番組。非常に斬新で面白い番組ではあるが、一般の方を出演させ誰が童貞かを当てるという企画は見ていていい気分がしない。もちろん出演者たちには了解は得ていると思うが、画面に顔を出し本人に「私は童貞です」と言わせるのは、侮辱している様にさえ思う。若者ウケする企画ではあるが、一般の方にやらせると仕事場等の人間関係にまで悪影響を与えると思う。このような番組を続けるのなら、芸人やタレントを対象にした方がいいと思う。出演させた方々の放送後の生活まで見据えて欲しい。 E 16 沖縄
    8/31 ドラマ番組(再放送)。前回放送時に「劇中に出てくるアダルトビデオの映像をカットすべきである」とBPOを通じて要請したが、前回の放送、及び今回の放送でも反映されず非常に残念。毎回、春休みや夏休みに放送する事からも分かるように、若年層を意識した番組編成なのだから、よく考えて下さい。何故、未成年が見る事を禁止されているアダルトビデオの映像を、多くの未成年が見る事を承知しているにも関わらず何の処理もせず、そのまま劇中で流すのか?第1話と3話、5話に出てくるアダルトビデオのシーンはストーリー上、全く必要性が無くカットしてもドラマの進行には何ら影響を及ぼすものではない。このドラマで流されるアダルトビデオのシーンは映像より音声の方が問題があるので、最低でも音声のカットは行うべきだ。同局で放送されたアニメ版の方は、主人公の趣味がアダルトビデオからTVゲームに変更されているにも関わらず、何故、ドラマ版の方は何の配慮も無いままそのまま放送しているのか? E 34 埼玉
    視聴者意見への反論・同意(21件)
    受付 内容 方法 地方
    8/7 「放送局が低俗・俗悪番組を垂れ流しても嫌なら見なければいい」という意見があったが、これはスーパー等で万引きを目撃しても「私には関係ない」と店員や警察に通報しないのと同じである。こういう事なかれ主義の視聴者が、放送局をつけ上がらせ低俗・俗悪番組を助長させるのだ。 E 40 北海道
    8/21 「嫌な番組は見なければいい」という意見を「社会常識がない」と批判する意見があったが、そんな事を言う人のほうが社会常識がないと思う。「見ない」というのは大事な事であり、見ない人が増えれば自然に視聴率はさがり番組は終了する。時間はかかるが、これが一番効果的な方法だ。「打ち切れ」と言う一方で、眉をひそめながら番組を見て視聴率に貢献する行為は滑稽だ。(同様意見2件) E 27 東京
    8/21 バラエティー番組の司会者が未成年者の飲酒を容認している発言について、「タレントおよびテレビ局に対しては猛省を促したい」という意見があった。確かに発言をした司会者は考えを改めていただきたいが、この番組では司会者の発言に対し他の出演者や進行役のアナウンサーが間違いであることを指摘し、未成年者の飲酒はいかなる場合でも違法であることを強調していた。「テレビ局に対しては猛省を促したい」とは木を見て森を見ずの物言いではないか。 E 28 神奈川
    8/21 「最近はワンセグ携帯の普及等でテレビを見る機会が増えたため規制が必要」という意見について、それならそんな携帯を持たせなければ良いだけの話だと思う。海外でもインターネットに接続可能な携帯を子どもに持たせる親は少ないらしい。子どもを監視し管理する義務を怠ってテレビにあたるのは筋違いだ。 E 17 埼玉
    8/22 自分の気に入らない番組があると、「子供が真似する」「子供に悪影響だ!!」「これ以上犯罪者を増やすのか?」などと無責任な発言をして、何に対しても子どもを引き合いに出す人が非常に多い。低俗な番組に対しては同意も出来るが、最近は健全な番組にまで苦情を出す人が多いので困ったものだ。(同様意見2件) E 35 京都
    8/22 最近、関西出身の芸人を「人の頭を叩く低俗で無能な芸人」などと、悪人扱いする意見が非常に多いが、その行動は関西芸人に限らない。更に先月の意見では「その行為が若者の犯罪に繋がる」などと、何とも理解に苦しむ意見があった。大の大人が感情的な意見を発する方が子どもにとっては問題ではないのか?(同様意見3件) E 22 千葉
    8/22 「低俗・俗悪番組は元(放送局)から絶たなきゃダメ!」という意見は非常に危険な思想だと思う。そんなに気に入らなければ見なければいいし見せなければいい。それだけのことだ。表現の自由は憲法で保障されており、視聴者も”視聴しない自由”があるはず。そして他の人の”視聴する権利”を不当に侵すのは、非常に見苦しい。そんなにテレビ番組に対して怒りを覚えるなら思い切ってテレビを廃棄してしまってはどうか? E 17 埼玉
    8/23 アニメでの暴力・殺傷シーンを問題とする人々がいるようだが、ちょっと待って欲しい。まず、アニメの中には、番組を通して伝えたい事があるものがある。例えば「戦争の悲惨さ」等を伝えたくて、いわゆるグロシーンが使われる場合もある。番組・作者の意図を考えずに批判する事は問題だ。また、保護者がこのようなシーンを利用し、「こういうことはしては駄目」と子供に教えることもできるのではないか。「もし、真似をしたらどうする」と言われる方もいるだろうが、小学校4・5年生ぐらいになれば普通は何をしてはいけないかぐらいわかると思うし、小さい子で真似をしてしまう子はここの部分のしつけが不十分という事で、親が再度しつければいいのではないか。 E 16 東京
    8/28 「低俗・俗悪番組は元から断たなきゃ駄目」という意見があったが、そもそもどのような番組をそのように呼ぶのかには、評価に差があるのではないか。非常に憤りを感じる。自分が低俗・俗悪と決めつけているだけではないのか。「社会常識がない」と他人を決めつけているのもいただけない。明らかに偏った見方をしている。大人なのだから、自分とは違う意見を持つ人がいる事を自覚し、嫌いな番組にも寛容に対応してほしい。 E 16 東京
    放送局の姿勢、責任を問う(20件)
    受付 内容 方法 地方
    8/7 広島原爆の日にも関わらず、新聞のテレビ番組欄にそれっぽいことを書いてあるのはNHKを除いたら殆どなかった。民放でも原爆の日の特集をやってはいたが、いずれも深夜帯だ。戦争を知らない子どもの起きている時間帯に原爆特集をしなければ、子どもは戦争を知らないまま育っていく。もっと戦争のことを子どもに理解できるように伝えるべきだと思う。 E 19 三重
    8/14 TV局側の都合で2時間30分の映画を2時間の放送時間に収まるように編集されていた。本来登場すべき人物が出なかったり、エンディングが変更されているなど映画のシナリオ自体を変えていた。映画やDVDで【完全版】を見た人はとても違和感を感じる。BGMや会話もつながっていないし終わり方が不自然。事前に【編集カット版】と表示していれば納得できるが、表示もなく放送したTV局に悪意を感じる。 E 20 石川
    8/15 当方は占い師である。占い師は、高い見料を取って他人の人生を占うというより、占いに来てくれた人のご縁を大切にしてその人を元気付ける役割を担っているものである。ところが、「5000円ぐらいの占いが当たるはずは無い」というような発言をはじめとした女性占い師のテレビでの言動は、同業の占い師仲間の顔に泥を塗っているに等しい。人を見下したり気配りに欠ける傍若無人の言動は、テレビを見ている青少年にも悪影響を与える。視聴率の為とはいえ、公共の電波を使って人格的にも問題があるこのような人物をテレビに登場させるのは止めてもらいたい。 電話 60 大阪
    8/28 長時間番組。マラソンをしているタレントを応援して触れた一般の老婆に対して、後続していたスタッフが大声で「触んなボケ!」と怒鳴り付けている情景が放映された。テレビ局は「安全の為に注意した、当然の行為」と主張しているが、番組の内容に反し応援している老婆に対し怒声を浴びせる行為に酷く胸が痛む。こういった行為は青少年への影響悪以外の何物でも無いと思う。(同様意見3件) E 20 茨城
    8/28 長時間番組。ここ何年かのこの番組を見て思うが、長時間生のテレビ番組をやりたいのであればチャリティーという部分を外して欲しい。障害のある方が頑張っている姿はとても胸を打つものがあるが、番組の雰囲気がその頑張りに泥を塗っているようだ。特にスタジオの雰囲気は、メインのアイドルグループのうちわを振ってまるでコンサートを見ているようだった。翌日の同局の情報番組ではチャリティー番組にもかかわらず視聴率を事細かに伝えている。偽善者ぶった番組はほんとに頑張っている人に失礼だ。 E 16 埼玉
    8/29 最近のスポーツ中継は視聴率を優先し、放送しているスポーツに関係ないタレントを出演させ無理やり盛り上げるという事が多い。実況のアナウンサーも公平に伝えてほしい。スポンサーや自分の贔屓する選手やチームを擁護したり、視聴者に先入観を持たせる放送もどうかと思う。何より応援を煽る実況は見ていていらいらする。 E 19 千葉
    CMへの意見(10件)
    受付 内容 方法 地方
    8/3 CM全般に対してだが、子どもを出演させ商品を子どもにPRさせるのはいかがなものかと思う。見ていてあまり良い気分ではない。 電話 60代 宮崎
    8/7 食事の時間帯に気分が悪くなるような虫などの映像やCGなどを使った殺虫剤などのCMを放送するのは止めて欲しい。 E 16 愛知
    8/10 たばこについては有害であるということで制限されているが、酒やビールに関してのCMはのべつ幕なしにテレビで垂れ流しである。また、サラ金に関しては多少規制されてはいるがサラ金とほとんど同じの銀行系のカードローンには規制が無い。デジタル放送になれば子供や未成年者に見せたくない番組をブロックするシステムが出来るということであるが、CMに関してもそうしたシステムを作るべきである。 電話 40代 愛知
    8/17 男優二人が出演している缶コーヒーのCMについて。二人がバスの中で缶コーヒーを飲んでいるが、公共の乗り物であるバスでこのような演出は適切なのか?しかも、コーヒーを飲む男優をじっと見つめる子どもたちに対して「何だよ!?」という台詞を発するのは、車内でのマナーやモラルを無言で訴える子どもに対する”逆ギレ”のようにも見える。このような演出に意味があるのか疑問に思うし、企業のイメージにも関わる。青少年への影響を考えてCMを作って欲しい。 E 49 東京
    8/21 携帯電話のCM。幼稚園児ぐらいの女の子が黒人男性に抱きつき、「(携帯電話の)そういうところが好きよ」と言うシーンがある。幼児に対する性的事件も発生している時に、このような幼児への性を連想させるシーンを放送するなんて非常識もはなはだしい。同じような事件を誘発しかねないではないか。(同様意見1件) 電話 40代 鳥取
    犯罪を助長する(9件)
    受付 内容 方法 地方
    8/1 音楽番組。子どもたちのエロかわダンス選手権なるのもを放送していた。こういうようなものを放送するから変な輩が刺激され小学生を狙った性犯罪が増えるような気がしてならない。そもそも10代前半の女の子にエロさを求めること自体不謹慎だ。数字が取れれば何でも許されるというのは大間違いだということを肝に命じていただきたい。(同様意見3件) E 20 大分
    8/4 夏休み期間中は殺人に関係したドラマは自粛するべきである。新聞のラ・テ欄に連日「殺人」という文字が溢れ、いまや日常会話でも使われる言葉になっている。映像が子供達に与える影響は大人達が考える以上に強烈で、ドラマを見た子供達が擬似的な環境に入った場合は犯罪に陥りやすい事などを考慮するべきである。 電話 60 東京
    8/8 情報番組。小学生が児童買春の被害にあった報道について。小学生だから買春の詳細は知らずに被害に遭ったのではないかと容易に想像できる。今回の報道は、そういった小学生の行動を触発するものだった。「いくら貰える」や、「出会いサイトに登録して¥のマークを入れれば返信が大量にくる」、「小遣いが貰える」という知識と、その手順を放送しただけで危険性を前面に出すものではなかった。犯罪の片棒をかついでいると言っても言い過ぎでは無いと思う。 E 41 東京
    8/21 スポーツ中継を見ていると、しばしば、不利になった側に対して「リセットしてやりなおせ」「リセットして欲しい」などと言う言葉が連呼される。何事においてもそうだが、現実はリセットすることなど出来ない。昨今、リセットボタンを押すような感覚で取り返しのつかないような凶悪な事件を引き起こす少年が沢山いる。このように安易なリセットの薦めが、その傾向に拍車をかけているのではないだろうか?このような実況がされてしまうスポーツ中継は問題がある。 E 30 東京
    8/28 人気刑事ドラマが再放送された。その日のサブタイトルは”同時多発誘拐・消えた16人の子供達”だった。夏休みの夕方に子どもを狙った犯罪ドラマの再放送はよくない。子どもは夏休みの為、在宅する機会が多いはずだ。ここ近年、子どもを狙った凶悪犯罪が多発しているのに、なぜ子どもを狙った犯罪を助長するドラマを夏休みの夕方時に再放送するのか。絶対に許せない! E 34 福岡
    編成に関する意見(7件)
    受付 内容 方法 地方
    8/10 小、中学生などが見る可能性が大きい夏休みの昼日中に、毎日のようにサスペンスドラマを再放送している。ひんぱんに暴力が登場するテレビ番組を見ているうちに、子供の心に暴力を肯定的に見るような潜在意識が芽生えてしまうのではないか。また、テレビ局は殺人・暴力番組を放送しておきながら青少年が犯罪を犯したりすると親の責任を云々するが、青少年の犯罪にテレビが大きな影響を及ぼしている事を認識すべきである。(同様意見3件) 電話 30代 千葉
    8/14 討論番組。この番組の必要性を感じない。他のチャンネルや他のニュース番組でも語りつくされていることを掘り返して議論しているようだが、わざわざ深夜帯にするような内容ではない。同じ時間帯に放送される楽しみにしている番組が、この番組が放送されるために中止になるのが納得できない。 E 19 三重
    8/29 子ども達に大人気のアニメ映画を、なぜ深夜3時台の遅い時間に放送するのか?夏休みだから、子どもが起きている時間帯に放送して欲しい。できれば平日の午後か、もしくは土曜日午後の時間帯に、子ども達でも見られるように、アニメ映画をどんどん放送してください。 E 19 栃木
    要望(7件)
    受付 内容 方法 地方
    8/14 アニメ番組。再び灯した明かりが消えようとしている。昨年秋の再放送開始から子どもと一緒に仲良く見てきた。温かい語りの中に教訓も含まれ「日本人であってよかった」と思える唯一の番組ともいえる。9月で終了というのは残念でならない。継続に向けて努力していただきたいと思う。(同様意見3件) E 31 東京
    8/23 ドラマ番組。第二次大戦の沖縄戦をモデルにしたドラマで、戦争は本当に嫌なものだという思いを新たに出来た。この手の戦争番組の場合、あまりにリアルすぎてグロテスクになるのもどうかと思うが、戦争の悲惨さを伝える為にも、ある程度は必要かと思えた。このような番組は勇気をもって放送してほしい。また、時間帯的に子どもがまだ起きている時間なので、親は子どもと話し合って見るか見ないか判断する必要がある。そのため冒頭にテロップで「グロテスクなシーンがあることをお断りします」などの注記を入れてはいかがだろうか。 E 22 青森
    暴力・殺傷シーンへの批判(5件)
    受付 内容 方法 地方
    8/4 アニメ番組。夕食の支度をしていたが、娘の号泣に驚き振り返ると過激な戦闘シーンが連続して放送されていた。世の中全てを切って殺すような、親が見ても気分を害するような内容だった。子供達を対象にした番組は、例えアニメーションであっても、このような過激な描写は避けるべきで、もし不可能の場合には放送時間帯の再考を要望する。 電話 30代 東京
    8/11 ドラマ番組。深夜番組だとしても余りに過激な映像表現だった。拉致された女性がSMのように裸に近い状態で首輪を付けられ、最後には首を絞めて殺されてしまう。主役が犯人の三人に殺し合うように仕掛け、三人は死ぬという筋書きだった。テレビが青少年に与える影響は大人達が考えている以上に大きい事に配慮し、特に夏休み期間中はこのような余りにリアルな殺人などの映像表現は避けるべきである。 電話 50代 大阪
    8/21 アニメ番組。実際にできる残酷行為のみの描写が次々と出てくる。物語のクライマックスで金属バットによる撲殺シーンが強調するように3回、火山ガスで村人全員死亡等など。子どもが見ていると思うとぞっとする。本当に変な事件が起きているのではないかと不安である。 E 42 東京
    8/25 テレビ局は殺人事件番組などのPRスポットを頻繁に放送している。そのシーンは殺人現場、大量な血の流出などである。視聴率を上げるためなんだろうが、大変衝撃的で刺激が強い。夏休みの子ども達に悪影響を与えるので自粛してもらいたい。 電話 60 大分
    性表現について(5件)
    受付 内容 方法 地方
    8/4 バラエティー番組。「あなたはSかMか?」といった具体的な性表現があり、低年齢層の視聴者などへの配慮が大幅に欠落している。青少年に対する配慮から、成人向け雑誌はコンビ二や書店で立ち読みが出来ないようになった。こういった世論の風潮から考えてもテレビが逆行しているのは明らかだ。日中の時間帯に堂々と性的表現を用いた番組は不快であり、遺憾であると共に強い失望を感じている。 FAX 神奈川
    8/24 ドラマ番組。平和について考える為に中学生の子供と一緒に視聴した。学徒看護婦・助産婦が主要登場人物で女性の視点から見た命を考える内容だったが、後半に小学生が見ても分かる露骨なSEXシーンがあった。終戦記念日の前後には、各局で戦争と平和をテーマにした番組が多く放送されていて、平和教育の為に子どもに見せることが多い。登場人物も話題の女優さん達だから、まさかそのようなシーンが出てくるとは予想もしていなかった。放送局側が配慮出来ないなら、TV番組も映画のような”R指定”表示が必要ではないか。(同様意見3件) E 38 神奈川
    差別や偏見を助長する(5件)
    受付 内容 方法 地方
    8/1 バラエティー番組。番組内でニート対母親というコントがあり、ニートについて解説をしている者が、ニートは責任転嫁ばかりしている卑怯者だという表現をした。コントとはいえ非常に不快に思う。対人恐怖症や鬱、無気力からニートになった人もいる。そういった、普段から肩身の狭い思いをしている人たちを一括りに卑怯者とレッテルを張り、笑いものにし、それで何がバラエティーなのか。 E 18
    8/14 報道番組。”万引きGメン”というテーマで、2組の万引き犯をGメンが捕まえるという内容だったが、画面右上に表示されていたテロップが男の場合は【男】と表示され犯罪者だからこの表示は理解できるが、女の万引き犯の場合は【女性】と表記されていた。これはいかがなものか?同じ犯罪者だから【女】でいいのではないか?何故女性の場合のみ犯罪者でも【女性】になるのか? E 16 埼玉
    8/23 バラエティー番組。チアダンス部員で、男子が1名の学校を紹介していたが、その人を馬鹿にしているような発言があった。その人を含めた男子のチア、さらには男性を馬鹿にすることにもつながる可能性がある。 E 17 埼玉
    言葉やマナーについて(4件)
    受付 内容 方法 地方
    8/14 バラエティー番組。子供達の夏休み期間にも関わらず、唇にピアスをした女性を出演させていたが、子供達はテレビに出演する人にある程度の尊敬の念を持っている。従って、この番組に限らず、腕や肩等にタトゥーを入れボディーアートとしている芸人なども出演させるべきではない。殆どの公衆浴場でタトゥーを入れた者の入浴を禁止している現状を知りながら、公共の放送に何故出演させるのか、倫理観の欠如の最たるものだ。 電話 54 千葉
    推奨意見(3件)
    受付 内容 方法 地方
    8/11 アニメ番組。アニメ作品でありながら、友情・信頼・努力・優しさなどの教育的要素を含んでおり困難に立ち向かい料理の腕で人々を幸せにしようという教育的・食育的要素を含む。なおアクションシーンでも流血などの過激表現がなく、子どもでも安心して見る事が出来る。韓国製アニメだが近年の日本製アニメの暴力的な表現や過激表現がなく王道路線。 E 22 大阪
    8/21
    21
    情報番組。「化学薬品散布による子供の被害」を特集していたが、すごく勉強になった。この特集を見るまで、このような子ども達がいるという認識がなく、自分も子ども達を言葉で精神的に傷つけてしまうかもしれないと思ったので忘れないようにしたい。 E 19 宮城
    いじめや虐待を助長する(3件)
    受付 内容 方法 地方
    8/9 バラエティー番組。ドッキリ仕掛けで一人の芸人をターゲットにしていじめ、からかい、みんなで大笑いして喜ぶシーンが繰り返されていた。この番組に限らず最近のお笑い番組では、特定タレントを「いじめる」「からかう」「バカにする」「けなす」などして笑いをとる、そんな傾向が強い。このようなやり方は、子どもたちの心に弱い者に対する”いじめ心”を植えつけ、増長させることにもなりかねず好ましくない。 電話 50 東京
    8/14 バラエティー番組。子供自慢のコーナーで、母親が1歳前後の子供をコーナーの終了まで懸垂させた。母親は訓練でやっていると云いながら医者には怒られたと語る。視聴者として肩の脱臼とか発達障害を起こすのではないかと思い気分が悪かった。子供への虐待が取り沙汰されている時に、このような虐待ともいえる映像を電波にのせていいものか、世の母親が真似したらどうなのか。局の姿勢を疑わざるを得ない。 電話 29 愛知
    その他(23件)
    受付 内容 方法 地方
    8/18 バラエティー番組。”クワガタやカブト虫に風船と紐をつけて何個まで耐えられるか”や、”パラシュートをつけどれが一番早く上れるか”など、生き物をおもちゃにしていて見ていて不愉快。子どもが同じ事をしていたら注意すべきだが、TVの影響力は大きいのでもっと考えて番組を作って欲しい。 E 26 岐阜
    8/21 情報番組。不登校問題等に関しコメンテーターが【小学生の内から縦社会に慣れさせろ】とボードに書いて、人権に反する発言をしていた。次代を担う青少年の健全な育成とは、彼等自身の社会性と心豊かな自主性を図る事で、上意下達の日本企業に順応した人間教育ではない。報道機関としての姿勢に疑問を抱く。 電話 30代 茨城
    8/21 ドラマで喫煙シーンが多すぎるように思う。当然青少年が見ている時間帯のドラマにもある。世の中が禁煙・分煙を薦めている昨今、なぜドラマで喫煙シーンを出さなければならないのか疑問に思う。直接的な喫煙被害はないが、放送を提供する側として社会に対する影響を考慮し、喫煙シーンをなくすべきと考える。 E 56 茨城
    8/29 バラエティー番組。野生の傷ついた鷹とADHDの少年とのふれあいのお話のところで、”ADHDという心の病”という表現があったが誤りである。ADHDは本来、脳の機能障害で発達障害のひとつ。特性は一生涯持ち続けるもので完治することはない。”ADHDを心の病”という表現で全国放送したことが問題である。ADHDから生活環境の問題等の環境条件から心の病という二次障害に発展することはあっても、ADHDが心の病であることは誤りで、多くの視聴者、およびADHDと診断された児童やその環境におかれた児童全般に誤解を与えた。 E 44 宮城

    2006年7月に視聴者から寄せられた意見

    2006年7月に視聴者から寄せられた意見

    小泉首相靖国神社参拝問題、ミサイル・テポドン発射と韓国拉致被害者等北朝鮮関連への意見、ハイド米議員発言の誤訳を伝えた情報番組への意見、旧日本軍731部隊のニュースに安倍官房長官のパネルが写された情報番組への意見などが目立った。

    2006年7月の1ヶ月間に、電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は717件で、6月と比較し88件減少した。

    意見のアクセス方法の割合は、Eメール52%、電話42%、ファクシミリ5%、郵送ほか1%となっている。(*Eメール数には同一人の同意見を含む)

    男女別では、男性74%、女性23%、不明3%で、世代別にみると30歳代(30%)、20歳代(21%)、40歳代(18%)50歳代(10%)、10歳代(7%)の順となっている。

    2006年7月に視聴者から寄せられた意見 903件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2006年7月件数
    人権等に関する意見 8 件
    放送と青少年に関する意見 142 件 [ 意見内容 ]
    放送番組全般にわたる意見 302 件 [ 意見内容 ]
    BPOに関する意見・問い合わせ 38 件
    その他(放送関連以外) 227 件
    意見件数 計 717 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。7月の通知数は282件(32放送局)であった。

    番組全般

    2006年7月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(717件)の56%にあたる405件が“不適切な発言・表現、低俗、下品、モラル欠如”を指摘しており、主として【情報ワイド番組・バラエティー・ドラマ・アニメ関連】への意見となっている。

    また、“取材・報道のあり方、番組の公平・公正、放送の影響力”など【報道・情報ワイド番組】にも54%(384件)の意見が寄せられた。

    【報道・情報ワイド番組関連】では「取材・報道のあり方」に関する意見(186件)が多く、以下「放送の影響力」(67件)、「公正・公平・中立(“内容が偏向”との指摘を含む)」(41件)、「公共的な放送のあり方」(32件)、「メディア(取材)規制」(20件)、「政治的問題」(19件)、「言論・報道の自由」(10件)、「匿名・実名報道関連」(7件)の順である。

    特に、「報道のあり方」や「放送局の姿勢」として[小泉首相靖国神社参拝問題(昭和天皇発言の富田元宮内庁長官メモ関連を含む)](58件)、[ミサイル・テポドン発射と韓国拉致被害者等北朝鮮関連]への意見(36件)、[ハイド米議員発言の誤訳]を伝えた情報番組への意見(24件)、[旧日本軍731部隊のニュースに安倍官房長官のパネルが写された]情報番組への意見(23件)が目立つ。

    【バラエティー・アニメ・情報ワイド番組】に関する意見では「不適切な内容・表現(不適格な出演者を含む)」とする意見(267件)や、「低俗・下品」との指摘(98件)、「モラルの欠如」など放送倫理に関わる意見(40件)が多い。

    意見の内容は上記“報道のあり方”などの意見の他に、[タレントの未成年婦女暴行と、所属するプロダクション・社会人球団および事件の伝え方についての放送局批判](28件)、[女性歌手の番組での発言批判](19件)、[W杯サッカー(ジダン選手関連を含む)](17件)、[秋田児童殺害事件関連](14件)などとなっている。

    【放送局の対応・姿勢】に関する苦情・抗議は134件と前月(49件)と比較し急増した。意見は2極化し、“電話応対の悪さ”(55%)と“(このような番組を制作・報道する)局の姿勢”(45%)への意見となっている。

    【CM関係】では前月(35件)とほぼ同じ36件であった。7月(36件)の意見のうち、「番組中のCM回数の多さ」と「不適切な表現・内容と放送時間」についての指摘が多いが、「CMの音量(の大きさ)」への苦情も寄せられている。

    なお、「人権等権利に関する委員会」への相談・意見(7件)とは別に、番組・青少年各委員会に寄せられた意見の中で「人権問題や差別にあたるのではないか」との提起や懸念等は93件で、前月(114件)より減少した。

    概要

    【特記事項】(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」などから抜粋)

    • 先月29日に23時のニュース情報番組で放映した「幻に消えた?米議会での演説」と題したニュース情報番組の中で、ハイド米下院議員の発言内容と、表示された字幕が大きく食い違っています。ハイド米下院議員の発言「私は日本の首相が靖国神社に行くべきでないと強く思っているわけではありませんが、ただ私が小泉首相に配慮してほしいと思うのは第2次世界大戦に参戦したアメリカ人の感情についてです」。放送の訳「私は日本の首相が靖国神社に行くべきでないと強く思っています。私が小泉首相に配慮してほしいと思うのは第2次世界大戦に参戦したアメリカ人の感情についてです」。石原都知事「私は日韓併合を100%正当化するつもりだ(実際は“つもりはない”)」の時と全く同じです。この局の捏造体質には寒気がします。是非公正な立場から処断をお願いします。
    • 東京キー局の夕方5時のニュース番組で旧日本軍731部隊の細菌兵器について報道した際、全く無関係の内閣官房長官安倍晋三氏のポスターと「ゲリラ活動」というテロップが表示されていた。石原都知事やハイド米議員の発言を捏造した問題や白隠元豆の件などのように謝れば済む問題ではない。総務省にも伝えたが公共の電波を預かっているとの認識が欠如し報道機関の責務を果たしていない。この局の報道姿勢はオウム事件報道をはじめ、何処までの報道ならば監督官庁は許すのか許容範囲を探っているように感じる。
    • 長野・鳥取・九州などを襲った集中豪雨で、山などが崩れ死者や被害者が出ているのにも関わらず、テレビ局は速報などのテロップすら出そうともせず、くだらないお笑い番組を流している。一方は自然災害で苦しんでいるのに、そのような人達のことを無視し、タレント達が我が物顔で騒いでいる姿を目の当たりにするととても腹が立ってくる。自粛しろとは言わないが、多くの人が自然災害の猛威で苦しんでいるときに、浮かれた番組を流す事は考えて欲しい。また、山崩れなどの被害が発生したら、速報(テロップ)だけは出して欲しい。本来、マスコミというのは被害の状況や事故などがあった時にすぐに報じるものだと思う。
    • 富田元宮内庁長官メモによる「昭和天皇A級戦犯の靖国合祀に不快感」のニュースは日本経済新聞が取材し、半日遅れで各紙、テレビが報じたものだが、どの社の報道もキッカケとなった取材社(日経新聞)によるものであることを伝えず、「富田元宮内庁長官のメモ」とあたかも独自取材のごとく報道していた。聞くところによればマスコミ界では他社のスクープは扱わない、又は引用するとしても沽券に関わるので取材元の他社名は公表しないのだとか。しかし、真実を伝える(義務がある)はずのマスコミは今回に限らず、他社のスクープを扱う場合はその取材に敬意を表し社名を紹介して報道をするのがまっとうなやり方ではないだろうか。メディアの掟か何か知らないが、事情はともかく、何と言っても自らは取材できず一本とられたのだから潔く真実を伝えるべきで、その方が報道機関として信頼感が増すのだ。読者や視聴者はその辺のいきさつは先刻お見通しなのだ。

    【取材・報道のあり方】

    • 北朝鮮のミサイル発射で各局報道特別番組を放送し、朝のドラマをはじめ幾つかの番組が放送内容の差し替えや休止により放送時間拡大したのはやむを得ないが、その一方で気になるのが、何処の民放局を見ても芸能コーナーやバラエティー番組が休止になっていないのは少しおかしいのではないだろうか。視聴者の中には「楽しみにしていた番組を潰すな」と言った不満を訴える事が多いが、今回のような大きな事件、事故で時間を拡大するのは当然の措置だし、朝から晩まで似通った芸能ニュースを延々と流すこと自体意味がない。それなら通常の時間枠で流す事のできなかったニュースを拡大した時間枠の中で流すべきではないのか。もう少し生放送の特性を活かした番組作りをすべきではないか。
    • 北朝鮮によるミサイル演習が行われたとき、各局が速報や特集を組んだ。速報では、まだ着地地点が詳しく分からない中で地図に落下地点を示す×印が北海道の近くだった。また、常に【日本海に着弾】という表現が使われていた。詳しくはロシアの排他的水域内だ。日本に近く表現することで危機感をあおり注目させ視聴率を上げようとしているように感じる。重要のニュースだからこそ、報道の正確さ、緻密さ、公正さにこだわってほしい。
    • ミサイル発射の北朝鮮を制裁すべく日本等が提出した国連安保理決議案をめぐり日中外相が電話会談をしたというニュースで使われた映像が、この二人が別の機会に何処か(カタール?)で会った時の資料映像だった。これを見た人の中には早とちりをして二人が実際に会って話し合ったなどとニュース内容を誤解するので、ニュース担当者は使用する映像には細心の注意を払うべきだ。
    • 災害時に「情報が錯綜している」とよく聞くが、錯綜させているのはメディアの方だ。刑事より豊かな想像力だが肝心な場面では取材はしないし放送しない。報道の自由とは何か。各社が競い合っても真実は一つだ。報道の早さを競うのではなく真実を確実に放送し伝えるのがメディアだ。国民が知りたい事や聞きたい事を代わって取材し放送するのが仕事(課せられた使命)だと思う。国民生活が逼迫している現代社会を含め公務員の給料体系、政治活動、また災害や被害者保護問題など遅れていることが多すぎる。権力に従えではメディアではない。権力と向き合い自由のために真実を伝えて欲しい。最近の豪雨災害で女性リポーターが現地に行き報道していたが『すごい、すごい』などと大声を出しわざとらしく泥濘にハマり、まるで災害の大きさを喜んではしゃいでいるかのように見える。当の本人は真剣なのだろうが見ている側からすると不快に感じる。局もその現場の状況を的確に伝えられる人間にリポートさせるべきで、もう少し災害に遭った人たちの気持ちを考えて取材・報道をして欲しい。
    • ここ数ヶ月、生活保護の特集、なかでも生活保護不正受給に焦点を当てて放送している。不正受給を憎むという視点であるにも係わらず、あくどい受給者である“うら稼業”やヤクザ関係者の受給者にはほとんど触れずに、本当に生活保護が必要な人を糾弾するような発言が随所にあった。行政の生活保護受給の審査は、いわゆる“うら稼業”的な人々は簡単に通るが一般の人々に対しては厳しい傾向があり、そうした事務処理の実態には一切触れないものであった。以前、生活保護を受けていて現在は福祉関係の仕事に就いているが、余りにも取材不足の内容である。福祉問題を扱うのであるから、極端な例を取り上げて社会的な負け組を叩くのではなく、バランスある報道をして貰いたい。
    • 痴呆症の母親の介護を苦に母親を殺害した男性の裁判結果を取り上げた報道の中で、介護に関する事をあまり調べずに行政(特に福祉事務所)の批判をしていた。確かに該当する福祉事務所の対応は足りないように感じたが、それだけで全ての制度がいけないというような番組の構成にしか思えなかった。単に「行政が悪い」と言うのではなく、よく調べて制度や構造の問題点、福祉の現在までの過程など様々な視点から報道すべきではないか?この番組は以前から偏った報道をしているように思っていたが、今日の報道を見て確信した。民間の報道局なのでそれなりの信念や方向性があるのはわかるが、ジャーナリズムといえば何でも許されると思っているように感じる。報道する際は責任を持ち公正な情報を提供し、その後それについて討論を幅広く展開しても良いと思った。
    • 睡眠障害で仕事ができず何度か生活保護を申請したが却下されたため『おれが犠牲になって福祉を良くしたい』と言い残して自殺した男性のニュースは深夜に一度流れただけ。それ以降、民放はその事件には何一つ触れていなかった。このままでは男性はただの犬死で自殺者の一人でしかない。男性は現状を変えたくて自ら命を絶ったのにニュースでは触れずじまいで報道の意味・役割を成していない。自殺した男性の思いを伝えるためにもしっかりとした報道をしてほしい。
    • コインランドリーの両替機強奪を記録した映像を流していた。これ以外にも犯罪の手口を克明に報道する番組の存在により、類似犯罪の増加や劣悪な犯罪へのきっかけになっている事を認識すべきで、事件報道については手口を明瞭にすべきではない。BPO・HPの5月番組委員会での議事のあらましの中に、放送事業者委員(放送局)の発言として『(今のテレビについて)娯楽性より過激性で生き残らざるを得ない。いま、テレビがそうなりつつある』とあるが、本来の報道目的から外れて行けば行くほど視聴者は離れていく事を知って欲しい。独自性が議論されていたが企業では当たり前の事だ。最近のニュースは事件ばかりで良いニュースがない事も気になる。
    • 諏訪放火事件容疑者のブログ内容が放送されたが、書き込みされた文章を読み上げる口調が異常だった。嫌悪感を煽ろうとしているとしか思えない。報道は、事件とは関係のないところで視聴者の感情を刺激するべきではない。この番組では、以前から軍事的問題を扱う時、ゲームや映画並みに音や画面構成で“演出”して放送する事が続いていた。事件に直接関連すること以外の内容は出来るだけシンプルにしてほしい。
    • 岩手母娘殺害事件の報道は酷いと思う。容疑者の弟にコメント求めることはやり過ぎではないか。容疑者の情報はある程度必要だとは思うが、家族や親族に対してこのような事をする必要があるのだろうか。あまりにも酷で、いたたまれず不愉快。事実関係の検証に容疑者の弟が事件や兄についてどのように考えているかなど事件そのものにまったく無関係だ。罪を犯したわけでもない人の家にこのように報道陣が来て近所付き合い等に差し支えないか。これを報道による人権侵害というのではないか。
    • 沖縄県南城市で自動車のトランクの中から5日前に行方不明になった男性の遺体が見つかったという事件を報じるのは良いのだが遺体は上半身裸だったと報じた。また、テロップに「ハダカ」などと表記をするのはどうかと感じた。死者にも人権があるのだし、好き好んでそういう格好で死んだわけではないのだからそういう報じ方は失礼ではないのか。
    • タレントの婦女暴行事件に絡んだ茨城の社会人野球チームオーナー(コメディアン)のコメントおよび、球団解散の報道ぶりは何なのか。(民放も似たり寄ったりだが)NHKはニュースのトップにこの話題を紹介するなど、かなりの時間と回数を割いて伝えていた。この球団は地域の社会人チームの一つ、それも芸人などを加えたコメディアン流話題づくりの売名球団と見紛うもので所詮一芸人の道楽球団だ。ニュースでの彼のコメント「みんなゴメン」がその無責任さ(問題意識の薄さ)を如実に示しており、所詮その程度の資質の芸人であろう。それ以上に指摘したいのは、この球団の話題を事あるごとに紹介するNHKの報道感覚に疑問を持つ。NHKは以前、ヤンキース・松井の骨折も数回トップ扱いにした経緯がある。「話題(の球団)」と弁明するかもしれないが話題化しているのはNHKではないか。不愉快ですらあり、いいかげんにしなさいと言いたい。
    • 電車の中でこんな体験をした。ある駅でサッカーの練習帰りの北朝鮮学校の高校生たちが先生に引率され乗車してきた。すると、車内にいた50代の夫婦連れが「わっ臭い!朝鮮や!」と大きな声で言い捨てて他の車両へ移っていった。この差別的言動に対し、先生と生徒たちはじっとうつむき、黙って耐えていた。抗議の声を上げたかったはずなのに、それを我慢せざるをえなかった彼らの姿を見て同胞として悲しかった。この出来事は、昨今のテレビや新聞の徹底した北朝鮮非難報道がもたらした結果だと思う。今の北朝鮮に対する報道がこのような差別的な結果も生んでいるのだということをメディア関係者に認識してもらいたい。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 未成年が関係する事件の発生に際し、同じ様な事件が多いという内容で司会がフリップを用意。『このように今年に入ってから事件が続発している』という説明が入った時に、ある女性コメンテーターが「クイズに出来そうですね」という不適切な発言があった。どれがどの事件だったか憶えきれないくらい事件は起きているが、例えそう思っても口に出すのは適当でないと思う。あたかも事件が続発するのが楽しい様に受け取られても仕方ない。そもそも起きている事件の内容をクイズ感覚でとらえることが理解に苦しむ。
    • 女性歌手の番組でその発言のひどさにいい加減呆れている。同事務所の後輩であれ、万引きした女性タレントを「たいしたことではない」などと擁護したり、先日も身内の未成年に飲酒させた事を悪いとも思わず平然と発言するなど目に余る。こんな犯罪を軽視しているような人間に偉そうに番組をやらせておいていいのか疑問だ。全国ネットでしかも休日の昼の番組であるというのにデリカシーがなさすぎる。芸能界の大物だろうが、視聴者への影響を考えて局ももっと厳しく注意するべきだと思う。
    • 毒舌の女性占い師が民放各局に出演し、相手タレントなど本人の「生死」について直接予言しているが、少なくとも「生死」について予言をするべきではない。脅して占っているようなものだ。彼女本人も悪いが、出演させている局の見識も問題だ。即刻止めさせるべきだ。各局にも言っているが一向に止めさせる気配がない。
    • 早朝の情報ワイドで総合司会のタレントが、北朝鮮のミサイル打ち上げ問題に関し、沖縄にミサイルを置く置かないの話題をとり上げていた。その過程で日本に駐留するアメリカ軍について、彼は“高い金で傭兵を雇っている”というような意見を言った。“傭兵”というのは、“主義主張はなく単に金で雇われて武器を持って戦う兵士”というのが一般的な意味だ。国家的の意思として、友好国として日本に駐留する米国兵士への“傭兵”呼ばわりは、タレントの言動としても限度を越えている。まして、若者たちにとって件のタレントを知らない人はいないほどの人気である。いかに品性のないタレントとは言え、大きな影響力を持つからには放送という公器における発言には充分に注意を払ってもらいたい。
    • 毎週金曜日の昼から夕方にかけて“ズバリ勝負”が売りという男性パーソナリティーのラジオ番組での彼の発言が独断的でことさらに人を傷つける内容になっているのは、公共の電波の役割を考えると問題だ。たとえば「しとしと雨が降っているのを好きな馬鹿がいる」とか「靖国参拝に反対する馬鹿がいる」など。意見を云うのは構わないが、反対意見の投稿者を「馬鹿」呼ばわりするのは大変聞き苦しい。他局のタレント・作詞家が出演する番組では彼が独断的な発言をした場合はアシスタントのアナウンサーがしっかりフォローしている。局にも何回が止めるよう働きかけたが改める気配がない。彼の出演を止めさせるか番組そのものを止めるべきだ。
    • 「エロい」という言葉がすでに市民権を得ているようだが、これをはやらせた歌手を各民放はちやほやして使うためいい気になっていた。西洋の「理屈文化」が入ってきたおかげで日本本来の「心情文化」が廃れていくのは大変嘆かわしい。
    • ある番組出演者の発言を文字で表していたが、【間違“え”(い)なく一番】と誤った言葉遣いを表示していた。しゃべるなら癖もあるので仕方がないと思うが、それを文字でそのまま表記するのはいかがなものか。また、健康情報番組でも『食“欲”(食が)が進む』と間違ったナレーションが入っていた。テレビで言ったことを鵜呑みにする者が多い昨今、放送に携わるものとしてどういう考えで番組を制作しているのか?

    【その他、番組全般】

    • 3月放送の【古代ミステリー・秘境アマゾン】と題し1年間に及ぶ取材として放送されたドキュンタリー番組について訴えます。この番組制作のため取材・制作について撮影地であるボリビア共和国や外国の一部の研究者から苦情が寄せられています。内容はほとんど外国の埋蔵文化財の破壊行為です。学術調査と言っていますが実際に発掘をまともにできる人はいません。また、出土記録をとらず、墓を探せ、金を探せ、ということで、現地にいた外国の調査団も迷惑していると苦情が寄せられました。こういった日本の恥になるような行為を堂々と外国で行っているこの番組に対して抗議しましたがまともな返答が来ません。精査のほどよろしくお願いします。
    • 抗がん剤について専門医が語っていたが、資料も充実し優れた内容だった。このような問題はただ取上げるだけではなく、厚生官僚にも出演してもらい意見を聞いたり、厚生省の見解を取材・報道しない限り政策に反映される事はない。民放にはこの他にも評価の高い番組があるが、ただ放送するだけでは一時的な話題となるだけだ。公共の電波で放送しているという意識を持って欲しい。
    • ニュース番組で高齢のがん患者が生活保護を申請したが【福祉事務所は受け付けることなく却下した】という内容を2、3分程度放送した。現在の老人医療は、がん患者であれ長期に療養が必要な患者であれ、一定期間が過ぎると医療を打ち切り福祉施設に移される。このような問題について福祉事務所や行政に電話をしたがはかばかしい回答は得られなかった。放送局は老人医療の実態を短時間で簡単に採り上げるのではなく、正面から時間をかけて取り組む報道番組を是非作ってもらいたい。
    • 各放送局とも、週末の早朝に自局の番組に寄せられた意見の紹介と、その意見にコメントをする番組がある。しかし、視聴者の意見に対する委員の回答『私はこれでも構わないと思っています』とか、『そういう意見もあると思いますが…』と前置きだけして、全く別の話にすり替えている例が非常に目立つ。昨今、秋田の児童殺害事件が題材になることが多いが、この取材に関して『系列局ごとに車を1台にして、メディアスクラムになるのを防いだ』と言うような自画自讃の意見まで出て、視聴者との距離を感じざるを得なかった。放送局としては早朝のような誰も見ない時間ではなく、もっと視聴率のよい時間にこのような番組を編成するなど、視聴者との距離を縮める努力をすべきではないだろうか?
    • 青少年による凶悪事件が増えているため近所の中高生に訊いてみた。『きみたち、ニュースで報道されているような放火や殺人ができると思うか?』と。すると、『そんなこと、いまのテレビ見ていれば簡単だよ。やり方を教えてくれてるじゃないか』という答えが返ってきた。これを聞いて、いまのテレビが青少年に与えている悪影響の大きさを実感した。そこで要望だが、テレビ各局は早急に番組の質的向上に取り組んで欲しい。社会犯罪との関連で言えば、ニュースでの事件報道の仕方や犯罪ドラマの描き方(ともに内容が詳細に過ぎる)、また、その種ドラマの編成(放送を止める?時間帯は?…など)について、真剣に議論すべきだ。
    • 今更遅いかもしれないが、今の若者の常識のなさはテレビの漫才(お笑い)ブームの影響が大きいと思う。どこの局も関西大手プロダクション所属の芸を持たない芸人をテレビに出し、単なる馬鹿騒ぎばかりを放送している。このプロダクションの芸は劇場で行なうには問題はないが、公共のテレビで放送する芸ではない。裸で腰を振るなど常識ハズレもいいところ。各局はこのような芸に関して討論会や批評を行なうべきではないか。

    【CM】

    • 以前から金融業のCMが多いのは異常だと思っていたが、取立て事件で営業自粛明けの金融関係のCMは、こぞって「ストップ借り過ぎ!」と謳っているが違和感がある。あれだけ「貸します、貸します」と宣伝していて借りた方に過失があったみたいな文言に反省を感じない。「ストップ貸し過ぎ!」だ。
    • 食事時にトイレ洗剤や生理用品等のコマーシャルを流されると非常に不快になる。是非とも自粛して頂きたい。
    • 某飲料水のCMは裸の女性が出演して室内を飛び跳ね、最後はそのままの姿で外に出てゆく。20代の娘も顔を背ける内容だ。

    青少年に関する意見

    意見分類 2006年7月件数
    E-mailによるもの 99 件
    電話によるもの 39 件
    郵便によるもの 2 件
    FAXによるもの 2 件
    意見件数 計 142 件

    (男性99件、女性41件、不明2件)

    【意見の概要】

    • 7月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは142件と先月に比べ17件減った。
      男女別では男性からが今月も約70%、年代別では30代が最も多く39件、次いで10代が35件、20代が28件、40代25件となっている。
      内容に関しては、今月は未成年の飲酒を容認する発言や、女児に“エロかわいさ”を求める番組があり、それらに対し「犯罪を助長する」という意見が多く寄せられた。
      ジャンル別ではアニメ番組に対する批判、それに対する反論、また推奨意見が今月も目立った。
      また「普段ならいいが夏休みで子どもも見ている」といった時期的問題を指摘する意見が7件あった。

    【意見の抜粋】

    {お断り}

    放送と青少年に関して、電話やホームページ、FAX、郵便でいただいたご意見の中から、代表的な意見を抜粋して掲載させて頂きます。
    ただし、意味不明なもの、個人攻撃や誹謗中傷にあたるもの、不快感を与える表現などは非掲載とさせて頂いています。
    また、いただいたご意見は事実関係などを確認できない場合もあるため、放送局名、番組名、出演者名は原則削除させて頂き、あまり長い文章は要約、類似意見は代表的なものを掲載させて頂いています。

    [内容分類]  [E]はEメール

    犯罪を助長する(25件)
    受付 内容 方法 地方
    7/18 過去に犯罪歴のある芸能人が普通にテレビに出るのはおかしい。しかも偉そうに若い人たちに説教をする人までいる。特に薬物使用は重罪だ。気軽に人生をやり直せると青少年に思わせてはいけない。青少年への影響を考えるのなら犯罪歴のある芸能人をテレビに出すのは間違いだ。社会が許しても過去は変わらない。 E 33 東京
    7/21 夏休みの期間中は子供達に与える影響を考慮し、番組の内容を再考するべきである。特に関西系のお笑い芸人は相方を突然殴る、蹴飛ばす、怒鳴るなどの言動が激しい。バラエティー番組に四六時中出演している彼等の芸はどの芸域にも属さず芸人とはいえない。最近の若者による衝動的な放火や殺人事件にも影響を与えていると思われる。(同様意見1件) 電話 30代 三重
    7/24 バラエティー番組。司会者が未成年者の飲酒を容認している発言をしていたが、日曜日の昼間であることと視聴者層もファミリー世代がメインだと考えるとその影響力は小さくないと思う。彼女自身は何が問題なのかわかっておらず、さらには「沖縄では一般的」等と特定地域の事例を挙げる始末だった。確かに家族や親類だけの場合は、身内の未成年者の飲酒はある程度暗黙のうちに容認されている状況もあるかもしれないが、公共の電波でこの種の発言は問題だ。タレントおよびテレビ局に対しては猛省を促したい。(同様意見14件) E 34 東京
    7/25 情報番組。自分の名前と通っている小学校名、学年を言っている児童がいるが、昨今の社会情勢の中、このような事はどうなのかと思う。もし犯罪者がこの番組から情報を得て、既にターゲットの顔はテレビで判っているので、学校付近で見かけ「何年の○○ちゃんだよね」のように声を掛けるために使ったりすることもあるかもしれない。寂しい社会だが一度放送の方法について検討してみてはどうか。 E 36 静岡
    7/31 青少年による凶悪事件が増えていることを受けて近所の中高生に訊いてみた。「きみたち、ニュースで報道されているような放火や殺人ができると思うか?」と。すると、「そんなこと、いまのテレビ見ていれば簡単だよ。やり方、教えてくれてるじゃないか」という答えが返ってきた。これを聞いて、いまのテレビが青少年に与えている悪影響の大きさを実感した。そこで要望。テレビ各局は早急に番組の質的向上に取り組んで欲しい。社会犯罪との関連で言えば、ニュースでの事件報道の仕方や犯罪ドラマの描き方(ともに内容が詳細に過ぎる)、また、その種ドラマの編成について、真剣に議論すべきだ。 電話 70代 神奈川
    7/31 音楽番組。コーナーの一つに、“エロかわいい”と世間で評されている歌手をゲストに迎えて、小さい女の子にエロかわいさを競わせるものがあった。そもそも中学生にもならない子にエロさを追求するのはまだ早いし、ただでさえ最近は小さい女の子が性犯罪に遭ったり殺されたりされる事件が多発しているのに、全国ネットでそういう嗜好を持った人を刺激するような企画はやめるべきだ!(同様意見4件) E 19 三重
    低俗、モラルに反する(18件)
    受付 内容 方法 地方
    7/5 音楽番組。小中学生が当たり前に見ている時間帯で、姉妹タレントの『多くの男性と全裸で遊ぶ』という発言は、日本の常識では考えられないことだ。編集するなり、フォローのコメントをするなり出来なかったのか?性を知らない子ども達が、この番組を見て真似をしたらどうするのか?見ている者への影響力を考えてほしい。(同様意見2件) 電話 40代 大阪
    7/18 長時間番組。あるコーナーで、女性占い師が偉ぶっているのが腹立たしく見ていて気分が悪かった。彼女の「問題をまだ見ていない」という発言は、自分が悪いのに周りがそれに便乗して他の出演者を非難するのはおかしいと思う。その他にも他人をサンダルで叩くなどの行為は許せない。 E 13 岡山
    7/21 バラエティー番組。青少年の犯罪が発生するとテレビは必ずアニメやテレビゲームなど、他のメディアが及ぼす影響が大きいと自己責任を回避するが、もし現在放送している番組が放送基準を満たしていると判断しているのであれば、放送関係者自身は民間人とは違った特別な世界の人間だと思い違いしていると言える。内容の良否は一般常識で判断するべきで、この番組も言葉にするのも気が引けるような映像が随所に見られた。 電話 50代 千葉
    7/21 情報バラエティー。最近悪ふざけが多すぎる。例えば、狭い檻に入れられクイズに答えられないと檻の中で風船が大きくなるというコーナーがあるが、風船が爆発して人に当たったらどうするのか!これを見て憤りを感じた。こんなコーナーは即刻やめて欲しい。また本番中に机に置いていた鯛焼きが何者かに盗まれるというのは単なる窃盗のシーンを映しているだけだ。子どもに悪影響を与える番組は即刻改善するべきである。 E 20 大阪
    7/26 バラエティー番組。クイズで負けたほうに罰ゲームを課するというのはどこにでもあるが、この番組ではその罰ゲームの進行を小学生にさせている。負けた出演者を下品に罵らせたりバットでたたかせたりと、子どもの教育上好ましからざることだ。 E 56 東京
    7/27 バラエティー番組。深夜1時の放送にしてもひどすぎる。ほとんどAVビデオと変わらない。この局といえば、子ども向けアニメ番組や家族向けの番組(グルメ、旅など)がメインで、関西では大人気のマスコットキャラクターが登場する局だ。我が家の子どもたちも大好きでよくこの局を視聴しているのに、このような番組を無神経に平然と流す局の神経を疑う。一般人の私から見ても本当に何も考えてないとしか思えない。本当にこの番組をすぐにでも止めていただきたい。 E 41 大阪
    7/27 バラエティー番組。スイッチを入れれば誰もが視聴出来る公共の電波を使い、まだ23時という時間帯に度を越えた性描写を含む、とても子どもには見せられない低俗な番組を放送している。各部屋にテレビが有る昨今、始終、子どもを監視する事も出来ず、もしも、あんな番組を我が子が見たらと思うと大変心配だ。青少年の健全な育成に害を及ぼす事が明らかな低俗番組の早急な放送中止を心から願う。 E 47 大阪
    7/28 情報番組。壁新聞の芸能ニュースを読むときに15歳のアイドルの画像を指差して、「お色気むんむん」「大人の色香が」「いやあいいですねえ」等と年配の男性レポーターが言っていたが、明らかに未成年とわかっているのに大人が率先して性的に賞賛するのはおかしいのではないか?未成年少女に関わる事件が多く社会的な問題が叫ばれる中、昼間から大人が薄着の少女を見て興奮してほめるのはいかがなものか?いかがわしく不潔で生理的に嫌悪感を感じた。大人がそういう姿勢では青少年の育成にもよくないと思う。 E 30 東京
    7/31 バラエティー番組。眉を剃ったり中学生が校則違反でスポーツ大会への出場を取り消された、というニュースを受けて司会者が「眉を剃っても、髪を染めてもいいじゃないの。その程度のことで…」とコメントしたが突拍子もない発言だ。非常識な暴言だ。規則は守るためにあり、これを守ることで学校生活や社会生活が成り立っている。だからルールを守ることがいかに大切かを私たちは子どもに教えている。この親や教師の指導や教育を無視し、否定する発言に強く抗議する。テレビの影響はとてつもなく大きいのだから、出演者は発言に充分注意してもらわなければ困る。 電話 38 高知
    視聴者意見への反論・同意(17件)
    受付 内容 方法 地方
    7/3 バラエティー番組やコント番組でちょっと何かあると『すぐに低俗だ』や『いじめに繋がる』と叩くが過剰に反応しすぎだと思う。番組による影響がないとは言わないが、必ずしもそうとは言えない。これによって、本当に面白い番組ができなくなっていると思う。(同様意見2件) E 18 愛知
    7/10 非行歴のある有名人の出演についての視聴者からの意見に同意。その非行によって多くの人の平安な日常を奪った事実があるのにまるでその過去がカッコイイことのように描くのは間違っている。被害者にしてみれば、自分達を迫害した相手の話なのだ。それに、立ち直ればいい的な印象が目立つ。『自分にも非行歴があるから若者の気持がわかる』などと言いたげに活動している人間には好意的にはなれない。 E 21 長野
    7/13 テレビ番組には映画と同じように、現実に疲れた人たちが気晴らしに見る側面もあると思うので、現実にはありえない描写やPTAにひんしゅくを買うような描写もたまには必要ではないか?規制を叫ぶのはいいが、目くじらたてて重箱の隅をつつくような批判をすることもあるまい。多少の描写は許容しても良いと思う。番組を批判する前に親が子どもに番組はフィクションであることを教えているのか。まずは親としての責任を果たすべきだ。(同様意見1件) E 22 青森
    7/18 “児童ポルノ”という言葉をBPOのHPでよく見るが、子どもなんだからある程度はいいのではないかと思う。小学生のグラドルは明らかに商品化目的があるから問題なのかもしれないが、オムツのCMまで指摘するのはやり過ぎではないか?BPOも局もその辺をもっと考慮すべきだ。児童ポルノ禁止法は子どもの人権擁護として大切な法だと思うが、法の意味を勘違いしている人が多い気がする。 E 30 北海道
    7/18 最近のBPOへの批判を見ていると、アニメその他の番組に対する偏見や先入観のみに頼って批判を行っている物がいくつか見受 E 16 高知
    7/24 「『嫌な番組は見ない』というのは一番大切なことではないのか?」という意見があったが、こういう人は低俗・俗悪番組の存在を認めるのか?こういう社会常識のない視聴者が低俗・俗悪番組を助長させ番組の質の低下になるのだ。昔のCMで「臭い匂いは元から絶たなきゃダメ!」というのあったが、同様に「低俗・俗悪番組は元(放送局)から絶たなきゃダメ!」である。 E 44 北海道
    7/24 山口・光市母子殺害事件について、遺族の発言を批判する意見があったが、最愛の家族を理不尽に殺されてしまったら犯人を死刑にして欲しいと思うのは当然ではないか?他人事だから“加害者の更正”等とのんきなことを言えるのかもしれないが、「強姦目的で家族を殺された」という事実だけでもこの犯人を死刑にすべきだと思わないのか?遺族の気持ちを考えて欲しいと思う。 E 22 埼玉
    7/24 海外の放送規定と日本を比較する人がいるとは驚く。お国柄の違いを全く理解していない。『もっと適切な表現』というが、苦情を寄せる人が表現の自由を奪っているのではないか? E 15 熊本
    報道に関する意見(15件)
    受付 内容 方法 地方
    7/4 報道番組。番組中で“振り込め詐欺”が電話で空請求をする犯行現場の映像を中継していた。このような犯罪を詳細に中継することは、良し悪しの判断がつかない青少年に悪影響を与える。また、一般市民から見ると、犯罪現場を押さえながらなぜ警察に通報しないのかと大きな疑問を持った。局に電話をしたところ警察には通報したと言っていたが、逮捕されたのは3ヶ月も後になってからであり、本当に電話をしたのかどうか疑わしい。警視庁OBが出演している番組であるというのに、テレビにはチェック機能が無いとしか言い様がない。 電話 50代 東京
    7/4 情報番組。行方不明の女性を捜すと言う設定で、殺人シーンや死体などのイメージ映像を生々しく映し出した。大人が見てもショックを受けるようなむごたらしく異常な映像を、家族揃ってテレビを見る時間帯に放送することは、子供達の精神を毒するばかりではなく人権軽視でもある。また、このように残忍でリアルに殺人シーンや刺激的な死体映像を流す制作者は、猟奇的な嗜好を持っている異常者なのではないかと疑ってしまう。放送局は、倫理観を持って番組を制作すべきである。(同様意見1件) 電話 40代
    7/5 報道番組。公共の電波を使用している放送局がまた米国ハイド下院議員発言について意図的な歪曲を行っている。もう我慢できない。メディアとして最低の行為だ。電波停止処分が妥当だろう。(同様意見2件) E 16 愛知
    7/21 報道番組。産婦人科医が17歳の少女に猥褻行為をはたらいたというニュースで、モザイクをかけているとはいえ、陰部に指を入れている写真を出しているのはやりすぎだ。節度が無さ過ぎる。夏休みに入って子供も家で見ており影響がこわい。表現を工夫しもっと遠慮してほしい。 電話 50 福岡
    7/25 情報番組。確定申告をする必要のある人はその年分の所得金額の合計額が所得控除額を超える場合であって、年収が30万円等という人はそもそも申告の必要が無いはず。ワーキングプア(働いているのに生活保護水準以下の生活しか出来ない人たち)の特集で“税金が払えない人々”として、秋田県の農家の人々を取り上げていたが、彼らの年収は所得控除額に及ばない。つまり税金を払う必要のない人々を取材し「税金が払えない!」としているのは番組構成上おかしいし雑すぎる。ゴールデンタイムで多くの子どもたちも見ているだろう番組ででたらめな内容を放送しても良いのか? 電話 40代 東京
    7/26 報道番組。秋田小1男児(児童連続)殺害事件の畠山鈴香容疑者を“鈴香容疑者”と呼ぶことが原因で同名の子どもがいじめに遭う件が問題となっていたが、この番組のコメンテーターは多くの番組でこの呼び方をやめているにもかかわらず“鈴香容疑者”と呼んでいた。日頃、自身の出演番組の視聴者を変質者呼ばわりするなど問題発言の絶えない同氏であるが、いかに視聴者に対する配慮が欠けている人であるかがわかる発言だ。このようないい加減な人物がジャーナリストとして起用され続けている今のテレビ界に怒りを覚えずにはいられない。 E 40 埼玉
    7/28 情報番組。岩手母娘殺害事件の報道で「娘さんは婚約者の男性と同棲していたということがわかりました」と、さも警察発表であるかのように個人のプライバシーを放送していたが、近所の人に聞きまわって得た情報を流しているだけではないか。事件とは何も関係のない過去を聞きまわって放送してもいいのか?被害者が友達に送ったメールの内容まで晒していたが、もし生きていたら「止めて」と言うのではないか?犯人については何も報道しないのに被害者のことばかり報道するのはあまりにおかしい。 E 30 東京
    CMへの意見(8件)
    受付 内容 方法 地方
    7/4 あるCMで、野球選手「いつも人と違ったことをやっていた」と言いながら、球を背面でキャッチするシーンがあるが、少年野球では取れる球は確実に取ることを基本に教えている。この選手は人と違ったパフォーマンスを売りにしているようだが、青少年にとっては必ずしも良い模範ではない。 電話 60代 東京
    7/6 『仕事をしろ』と言って、パソコンから手が出てきて殴るCMがあるが、多分オタクのイメージですごく不細工なおじさんが出てくる。これでオタク=あんなのっていうイメージが出てしまい私もオタクなんですけど、オタクの人に失礼です。 E 12 静岡
    7/18 パチンコ番組やパチンコのCMが、まるでゲームのように錯覚させるので子どもの目に晒したくない。何とかならないか?(同様意見1件) E 40 千葉
    7/18 人気若手女優を起用しているCM。昨年までは、若者らしさや夏らしさが出ていてよかったが、最近のCMは露出の多い水着で胸の部分を強調させたりアップにしているものが多く品が良いとは言えない。成人向け雑誌のグラビアのようにも思える。商品の爽やかなイメージを下げ購買意欲を失うだけでなく青少年の性欲を刺激するものだと思う。CMだから四六時中流れているのでもう少し配慮して欲しい。(同様意見1件) E 31 新潟
    いじめや虐待を助長する(8件)
    受付 内容 方法 地方
    7/3 音楽番組。アイドルグループによるドッキリのコーナーが不愉快だ。バレーボールで一番痛い必殺技はどれか。間違えば青汁を飲まされる。凶暴な犬がいる部屋にメンバーを入れ、どれくらい早く仲良くなれるか。など、いじめを助長する内容が多い。 電話 16 広島
    7/10 バラエティー番組で突然相方や他の出演者を殴ったり、罵倒する場面が余りに多い。このような行為は芸ではない。良し悪しの判断のつかない子供達が真に受けて、学校で弱い者苛めが行われていると息子が話していた。最近の青少年の犯罪は普段の生活からは予測出来ないような、突発性の犯罪が多いが、テレビが与えるている影響が大きいと思う。放送時間を考慮するべきだ。 電話 30代
    7/13 バラエティー番組。ドッキリコーナーで、目隠しをしてクラッカーを銃声のように鳴らし脅かし気絶するか?など、内容がアルカイダやイラクのニュースで人が連れさられ殺される映像と重なる感じで、今の時期にやっていいものかと思うと同時に不快だった。最近この局のバラエティーは子どものイジメの要因になりそうなことが多く、見たくないと思う事が多い。 E 26 宮城
    7/18 長時間番組。あまりにもひどくとてもバラエティーと呼べる内容ではなく恐ろしささえ感じた。司会者が不眠不休で頑張っていたのに、番組終盤で他の出演者にひどい扱いを受けていた。粉まみれ・クリームまみれになり笑い者にされ、病み上がりだというのに「近くにくるな、汚れる」とまで言われていた。このような演出はやめてほしい。お笑いと呼ぶにはあまりにも下品で低俗で後味が悪い。こういう演出は子どもに悪影響を与える。思いやりを持った放送をしてほしい。(同様意見3件) E 33 長崎
    言葉についての意見(7件)
    受付 内容 方法 地方
    7/11 某プロボクサーの言動は、スポーツの枠を超えていてまるで喧嘩のようだ。このような人物をテレビに出すのは止めて欲しい。小さな子ども達が彼の目つきやしぐさを真似するのはいかがなものか。テレビに出るのであれば視聴者への影響力を考えるべきだ。 電話 41 山口
    7/20 バラエティー番組。ペルー人の女性出演者の言葉遣いがあまりにも悪すぎる。他人を侮るような言葉を使ったり、自分より年齢が少し上の女性を“オバサン”呼ばわりをしたり、ペルー人以外の南米の人々を侮辱するような言動などは、バラエティー番組であっても許すべきではない。 電話 10代 東京
    7/24 塾の生徒である小学生が残虐な発言と下品な発言をしていた。他にもバラエティー番組のまねをして悪ふざけをしたり、芸人の言ってることをマネをして他の小学生をバカにしたりしていた。これがバラエティー番組の影響ではないといえるだろうか?明らかにテレビの影響があるとしか思えない。 E 27
    7/24 アニメ番組。「あの子を始末する事も出来ない」と言う台詞があった(ママ)。日本で制作されたものか外国で制作されたアニメか判別出来なかったが、子供達を対象にした番組ではこのような台詞は避けるべきだ。青少年の犯罪が発生するとメディアは必ず日本人の道徳心の喪失を挙げるが、テレビが彼等に与えている影響は絶大で、夏休み期間中は特に細心の注意を払って欲しい。 電話 60代 北海道
    7/26 情報番組。司会者が何かにつけて「バカモノ!!」と叫ぶ。夏休みで子どもたちも見ている中、お手本となるべき大人がこのような言葉遣いをしてもいいのか。教育上良くない。 電話 32 三重
    7/31 情報番組。女性アシスタントのアナウンサーはよく言葉を噛んでいる。タレントのアシスタントならまだ許せるが、アナウンサーが噛み過ぎているのはどうかと思う。しかも自分のことをあだ名で呼ぶというのも、どうかと思う。 E 19 宮城
    差別や偏見を助長する(6件)
    受付 内容 方法 地方
    7/3 報道番組。オタク特集に偏見報道があった。恋愛ゲームにはまっている“オタク=現実逃避”という一方的な決め付けや犯罪予備軍的な報道をしていた。また男性声優やベテラン声優を応援したり、ファンになることはおかしいというような、人の趣味に口を出したり職業差別的な報道もあった。漫画やアニメ、ゲームを規制するよりもこういう偏見報道を規制すべきだ。 E 16 山形
    7/10 バラエティー番組。司会者が芸人に向かって“はげ”や“豚”、“めがね”を指摘する発言をして、番組でもそれを煽るような流れになっている。これらの発言は明らかに人を傷つけている。芸人相手にふざけているのかもしれないが、人気のある人物がテレビで広めれば、学校で子どもが相手の親をバカにしたり子ども同士の差別につながるのではないかと危惧している。番組の性格上、芸人が芸人をバカにする範囲を超えているのではないかと感じるがいかがなものか。 E 46 東京
    7/11 整形を安易に取り上げる番組を放送するのはどうかと思う。整形によるメリットを主張するものが多いが、こじつけと思えるものも多く、どう考えても業界の金儲けのための放送にしか思えない。整形のデメリット部分(化学薬品にアレルギーを起こしたり等)は、いつも放送されない。「顔が美人でない人を社会的偏見から助けるため」と言うが、その発想が社会的偏見を持っているという事を表してはいないだろうか?本当に社会的偏見から美人でない人を救うなら何故、美人でない人を肯定しないのか。 E 18 岡山
    7/18 最近少年犯罪が増えているのはポルノ表現のゲームやマンガが増えているためで、これを規制する事で緩和できるという偏った主張をする番組が増えている。しかしこれらの主張は事実に反する。?30~40年前に比べ犯罪は大きく減っている。?ポルノ規制の緩い国ほど性犯罪率は低い。?ゲームやアニメと性犯罪に客観的な因果関係はない。またこれらの主張を展開する放送局は非常に過激な事で知られる少女コミックに関しては何の指摘もしない。重大な性差別でもある。(同様意見1件) E 31 大阪
    7/26 情報番組。夜の繁華街の人々を特集するコーナーで「通信制高校に通っている人が深夜に徘徊する傾向がある」と捉えられるような内容に呆れた。街にいる若者に「学校に通っているか」と聞いて全員が「通信(制高校)」と答えていたが、この部分は削除したほうがよかったと思う。通信制高校に対し偏見を感じるし、それを増幅させるのはよくないことであると思う。 E 18 埼玉
    放送局の姿勢、責任を問う(6件)
    受付 内容 方法 地方
    7/4 ドラマ番組。このドラマはほぼ毎回、社会的に問題とされているテーマを取り上げているような気がする。今週は“ストーカー”がテーマだが、若者のモラルを壊すような内容ばかりだ。自ら犯罪をばら撒いておきながら、いざ犯罪が起こると不必要なまでに叩く。いい加減このような体質は改善するべきだ。 電話 32 千葉
    7/4 若手芸人が番組の収録中にパラシュートで赤坂御用地に緊急着陸したが、タレントの命に関わるような危険な行為であるだけに避けるべきではなかったのだろうか?またこの件について当該局や他局がワイドショーなどでとり上げていないのは問題である。自局の問題は積極的に伝えようとしない行為はジャーナリズム感覚がないと思う。青少年が主役となり参加する番組だけに青少年への配慮が他よりも一層必要である。 E 28 兵庫
    7/31 バラエティー番組。普段、他の芸能人の不祥事の際には厳しい自論を言い放っている芸能人が、16日には自ら未成年者に飲酒させていた発言を何度もし、他の出演者に咎められ、後日一部では報道もされたのに、30日の放送では謝罪など一切なし。本人と放送局のモラルの低さを感じる E 32 愛知
    編成に関するもの(4件)
    受付 内容 方法 地方
    7/5 サスペンスドラマ。子どもにはとても見せられないこんな番組を毎日、まっ昼間から放送してもいいのか。子どもや若者への悪影響は計り知れないだろうに。そんな自分たちの責任を棚に上げて、テレビは若者が犯罪を犯すと猛烈に叩くが理解できない。犯罪者が犯罪者を叩いているようなものではないか。悪質番組の野放し状態を厳しく規制すべきだ。 電話 30 千葉
    7/10 野球放送の際、ほとんどの局が大抵30分~1時間程度は延長するが、2つの局は試合終了まで延長するために、長い日は1時間30分~2時間も延長する時がある。いつも見る番組はほとんど録画しているが、この2局の番組も多く録画するので設定が大変だ。延長放送の決定がいつ流れるかわからないし、何分繰り下げてるのかもわからない。延長時間が長く何度か他のチャンネルの録画予定と被ったこともある。野球中継を放送するのは構わないが、延長による繰り下げをどうにかして欲しい。特に試合終了まで延長されるのは困る。せめて30分等と最大延長の時間を決めることはできないのか? E 14 大阪
    7/31 近年の夕方のテレビはほとんどの局が情報番組を2時間放送している。しかし情報番組の内容は秋田連続児童殺害事件や長野や南九州での豪雨による災害、北朝鮮のミサイル発射など暗い事柄ばかりである。それを考えると2時間は長いといえる。かつてのように1時間に短縮し、残りの1時間は名作アニメの再放送など子供たちが明るい夢や希望をもてる番組を放送して欲しい。 E 22 山梨
    7/31 高校野球大阪大会・準決勝。いち地方大会の準決勝を全国放送番組を取り止めてまで関西広域局として放送すべきでない。県域地方局の仕事である。放送するなら大阪府域地方局になってやるべき。放送の公共性を重視しない局の姿勢に疑問を感じる。 E 17 大阪
    推奨意見(3件)
    受付 内容 方法 地方
    7/11 アニメ番組。日本人の心を絶妙に表現している昔ながらのアニメ。多くの存続を希望する意見があるなかで、終了するとの噂が絶えない。時間帯を移動してもいいので続けて欲しい。子供も悲しむ。番組がなくなるかもしれないということを子供に伝えられずにいる。(同様意見1件) E 29 東京
    7/21 アニメ番組で、柴犬やその他の登場人物が日本古来の風習や美術、礼儀作法を教えてくれる。勉強にもなるし、アニメのタッチもほんわかとしていて見ていると和めてくる。青少年はもとより、いろいろな世代の人に見て欲しい番組である。 E 32 広島
    要望(3件)
    受付 内容 方法 地方
    7/20 アニメ番組。きつねが村人に殺されるという話だったが、このような殺される話や怖い話も定期的に放送して欲しい。殺伐とした世の中で子ども達に命の大切さを感じてほしい今だからこそ放送して欲しい。この秋で最終回を迎えるとあったが、時間を移してでも続けるべきだ。水曜の夜は野球中継が入って見れない地域がでてくる。そのことも考えて土曜日の19時~の枠にしてほしいと思う。 E 21 愛知
    暴力・殺傷シーンへの批判(2件)
    受付 内容 方法 地方
    7/14 アニメ番組。この時間帯で出血シーン等、残虐なシーンを放送するのはどうかと思う。前の番組を見た子どもがチャンネルをそのままにしてこの番組を見る可能性がある。このような放送内容は止めてほしい。 E 12 兵庫
    7/18 アニメ番組。青少年が殺人事件を頻繁に起こすというとんでもない内容。それに殺人を犯す時の表情が精神異常者のようでとても不愉快。こういう放送が放送コードに抵触しないのは納得し難い。 E 40 愛知
    性表現について(1件)
    受付 内容 方法 地方
    7/3 映画。子どもたちが視聴する時間帯でありながら、裸の娼婦たちと男の卑猥で下品な性交渉場面が放送されていた。 FAX 30 愛知
    その他(19件)
    受付 内容 方法 地方
    7/7 昨今の放送は、精神的に病んでいる人に対してあまり理解がない様に感じる。普段の生活で心の病気を抱えている人に対し、“変なもの”として扱う風潮を助長しかねない番組がとても多い。放送をする側は公共の電波を発信している限り、全ての人の心を考える心理的側面をもっと勉強してほしいと思う。 E 18 岡山

    2006年6月に視聴者から寄せられた意見

    2006年6月に視聴者から寄せられた意見

    秋田小1男児殺害事件報道や、女子大生誘拐事件、奈良高校生放火殺人事件関連の「過熱報道」について多くの批判があった。ワールドカップ・サッカー中継に関し、ゲスト出演者への批判などの意見も目立った。

    2006年6月の1ヶ月間に、電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は805件で、5月と比較し19件減少した。

    意見のアクセス方法の割合は、電話51%、Eメール43%、ファクシミリ5%、郵送ほか2%となっている。(*Eメール数には同一人の同意見を含む)

    男女別では、男性75%、女性23%、不明2%で、世代別にみると30歳代(30%)、40歳代(21%)、20歳代(17%)の順となっている。

    2006年6月に視聴者から寄せられた意見 805件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2006年6月件数
    人権等に関する意見 36 件
    放送と青少年に関する意見 159 件 [ 意見内容 ]
    放送番組全般にわたる意見 328 件 [ 意見内容 ]
    BPOに関する意見・問い合わせ 37 件
    その他(放送関連以外) 245 件
    意見件数 計 805 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局に「視聴者意見」として通知。 6月の通知数は282件(27放送局)であった 。

    番組全般

    全体的には2006年6月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(805件)の50%にあたる400件が【報道・情報系番組関連】意見。同じく【バラエティー・ドラマ・アニメ関連など】も404件、50%となっている。

    【報道・情報系番組関連】では「取材・報道のあり方」に関する意見(232件)が多く、以下「放送の影響力」(61件)、「公正・公平・中立(“内容が偏向”との指摘を含む)」(29件)、「公共的な放送のあり方」(25件)、「メディア(取材)規制」(20件)、「匿名・実名報道関連」(15件)の順である。

    特に、[秋田小1男児殺害事件]報道における「取材・報道のあり方」への意見(101件)の中では、“憶測報道と人権問題”、“過熱取材(メディアスクラム)”および“容疑者名表記”(事件関連意見101件中26件)に集中、[女子大生誘拐事件](12件)や、[奈良高校生放火殺人事件](7件)関連の“過熱報道”と併せ、その大部分がワイドショー番組への批判となっている。

    また、「不適切な表現・発言や内容」(254件)とする意見の内の約25%がワイドショー番組批判となっており、中でも一部の番組のキャスター・コメンテーターの不適切な発言への批判・抗議が多い。

    更に“ワールドカップ・サッカー中継”に関し、ゲスト出演者への批判などの意見(14件)も目立った。

    【バラエティー・ドラマ・アニメ関連】では、「不適切な表現・発言や内容」への意見が多く、「低俗・下品・悪影響など」(104件)、「モラル・倫理を問う」(46件)などの意見が寄せられた。

    これらの意見を個別の番組やテーマ別にみると、“バラエティー番組での著名タレントやお笑い芸人の品のない言動”をはじめ、“情報系番組のキャスターやコメンテーターの不適切な発言”、“青少年に悪影響を及ぼす性風俗特集”や、“児童を対象とした下品な番組企画”とする番組への批判が寄せられている。

    また、“消費者金融やパチンコのCM”、“女性占い師などの発言”、“タバコの喫煙シーン”についての意見が目についた。

    【放送局の対応】についての苦情・抗議は49件と前月(148件)と比較し大幅に減少した。

    【CM関係】では前月(59件)と比較し35件と減少した。6月(35件)の意見のうち、「回数の多さ」と「不適切な表現・内容」とした指摘が多い。

    なお、「人権等権利に関する委員会」への相談・意見(36件)とは別に、番組・青少年各委員会に寄せられた意見の中で「人権問題や差別にあたるのではないか」との提起や懸念等は114件で、前月(105件)より微増。

    概要

    【特記事項】(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」などから抜粋)

    • マスコミは国民に真実を伝える使命があり、そのために国家権力に立ち向かうという姿勢があっても良い。しかし最近の某キー局の報道姿勢はそれを大きく逸脱している。例えば、秋田小1男児殺害事件の一連の報道の中で、女児の死亡原因を独自に調査し警察とは異なる見解を示している。山口・光市母子殺害事件では殺人犯の父親を取材して犯人の息子を擁護する発言を報道した。視聴率を取りたいという単純な意図によるものだろうが、最近のこの局の報道姿勢は世論操作を意図しているかのようであまりにも行き過ぎである。
    • ワイドショーでは凶悪事件が起こるたびに、犯罪心理学者なるものが登場し、犯人の生い立ちや性格をあげつらって『このような生い立ちだから、このような性格だから、このような趣味があるから犯罪を起こした』といわんばかりに決め付け、それに対して司会者や他のゲストも否定しないことに憤りを感じる。このような報道が続けば特定の性格や生い立ちを持つものに対する偏見や差別を助長することになりかねない。学者達の言動は“心理学”に名を借りた単なるこじつけだ。
    • 秋田小1男児殺害事件の報道で、容疑者をなぜ“鈴香容疑者”と名前で呼ぶのか?新聞のラ・テ欄にも同様の記載がされている。名字またはフルネームでの報道をしてもらいたい。同名の娘が学校でいじめを受けている。昼のワイドショーのキャスターの言い方が気になったので、局に電話をすると『フルネームだと言いにくいので』と余りにもお粗末な返事だった。全国にも同じような思いをしている子どもたちもいると思う。各局は人権にもう少し配慮していただきたい。
    • 小学6年の孫が秋田小1男児殺害事件容疑者と同じ名前で、報道の際『鈴香容疑者』と表記・報道されるため被害(学校でのいじめ)に遭い、塞ぎこみ悩み続けている。このままでは孫が自殺をするのではないかと日々不安だ。各局はなぜ畠山鈴香容疑者を『鈴香容疑者』と名のみの表記・コメントをするのか。先日、四国の民放に抗議をしたところ『死んだ彩香さんと区別をするための表現』と愚にも付かない理由での回答に呆れ果て、以降放送局には電話をしていない。挙句の果てに責任逃れのためかBPOを紹介する始末。今日(14日)も大阪と四国の民放局のワイドショー番組を見たが全てが『鈴香容疑者』と表記・アナウンスをしている。NHKは当初同様表現だったが、その後フルネームに訂正済み。これらの局はなぜ『畠山容疑者』または『畠山鈴香容疑者』としないのか。番組宣伝やラ・テ欄も同様だ。孫が悩み続けている様子を見るに忍びないし当事者にとっては深刻な問題だ。全国にもこのような被害に遭っている子(人)は多いはずだ。どうか報道被害者の立場を理解され、早急に全放送局に改善のための手立てを講じてほしい。《*注 BPOでは同様意見をまとめ在京キー局に直ちに送付。徐々に改善されている》
    • 秋田小1男児殺害事件の報道で、畠山容疑者の学生時代の文集を持ちだし内容を紹介しているが、中には彼女に対し「死ね」や「帰ってくるな」などの言葉もある。又、『そのように書かれる原因は容疑者にあって、今回の事件の要因となっている』かのような正義を振りかざすコメンテーターの発言がある。常識で考えれば、このような個人を誹謗・中傷する内容を許可し制作した学校側の感覚がおかしいのではないかという疑問を投げかけるのが報道の務めではないか?報道の視点を間違えている。こんな報道は子ども達には決して見せたくない。
    • 秋田小1男児殺害事件を報じていたが、ニュースの中で音楽(BGM)が流れたのには呆れてしまった。これは民放の最近の傾向であるが、ニュース番組に音楽は要らないし、事件や事故をただ興味本位に放送することは慎むべきである。また、去年のJR福知山線脱線事故の時にも、女子アナがイヤリングをして現場中継をしていたのには違和感があったが、悲惨な事故のニュース報道などでは、女子アナの服装にも気を配るべきである。おしなべて、民放のニュース番組はやかましく騒ぎ立てるものが多いが、それならばいっそ芸能とスポーツニュースだけに限定して放送してもらいたいくらいである。民放もニュース番組では、視聴者が納得のいくけじめのある番組作りをしてもらいたい。
    • 女子大生誘拐事件の第一報で、以前、被害者母娘を取材対象とした過去の“お金持ち番組”を繰り返し流していた。その番組が犯行のきっかけになったかもしれないということもさることながら、被害者が保護されたとはいえ、本当に無事かも分からない段階でいかにお金持ちかを描いた番組を流すのは如何なものか?放送局にとっては、『一粒で二度おいしい』のだろうが、“人権”という点で疑問がある。明日のワイドショーでも多分その手法で放送するのだろう。

    【取材・報道のあり方】

    • 放送番組委員会の皆さんに18時台の各局報道番組を是非見ていただきたいと思う。正常な報道であると思うなら仕方がない。演出過剰で情緒的な報道によって“真実が伝えられる”とテレビ局が信じているのなら、或いは“視聴者が求めている”と考えているなら、テレビジャーナリズムはただのタブロイド系の新聞と同じだ。特に某局のニュースナレーションの異常さは目に余る。又、この手法を全ての局が追随している事がどうしても理解できない。
    • 最近のワイドショーにおける視聴率男や毒舌で売るキャスター達の発言内容がまるで裁判官気取りで懲罰機関になったように感じる。耐震偽装問題では、姉歯単独犯の色合いが強くなった現時点では、かつてほかに槍玉に挙げられた関係者の名誉を回復する報道がされるべきにもかかわらず、一切そうした扱いがない。こういう報道では最初から疑ってかからないと安心できない。テレビ報道は影響が大きいだけにしっかりした対応を心がけて欲しい。
    • 新大久保駅で転落した女性を韓国人留学生が助けた事故について、転落原因が“酔っ払い”から“貧血”に変わったり、情報ソースについても『新聞ではこう発表された』と、放送局としての独自性や信頼を得るための努力が全く見受けられない。また全体を通して『韓国人は素晴らしい』や『国民栄誉賞を与えるべきだ』、『国と国が争っている場合ではない』といったあからさまな作為や誘導行為が見受けられる。
    • 佐賀県の中古車輸出会社の鉄門扉で小学生が挟まれ死亡した事故で、事故現場となった会社をモザイクも掛けずにそのまま放送して一方的に会社の管理状況が悪かったように報道していた。事故原因は小学生が勝手に敷地内で遊んでいたことではないのか?この放送によりこの会社に損害が出た場合は報道した局は責任を取るのか?自社の不祥事はほとんど放送しないといういくつかの放送局の姿勢に疑問を持つし、憶測で報道をするマスコミに対して不信感が募るばかりだ。
    • 村上ファンドの問題で村上氏本人が記者会見をした。今日は村上氏の主張を新聞各社や民放は詳細に報じている。ところが、昼のニュースで見ると、村上氏の会見内容と検察側の見解とは大きくかけ離れていることがわかった。そもそも、事件の被疑者が逮捕直前に報道機関を集めて記者会見をすること自体がおかしいし、被疑者側の真実とは限らない内容を克明に報じるのは、マスコミが村上氏に利用されているのではないか。
    • このところ、ワイドショー番組では常に畠山容疑者関連の報道を続けている。その事自体も放送局の姿勢として問題があると思うが、各局が競うかのように「畠山容疑者」の人となりや中学、高校時代の話しを紹介している。これは放送倫理から逸脱しているのではないか。これ程しつこく、しかも容疑の内容とは直接関係のない同容疑者の個人情報を暴くのは“人権問題”にも関わってくると言わざるを得ない。せめて各局のワイドショー番組の責任者にはもう少し紳士的にとまでは言わないが常識をわきまえた放送をしたらどうか。午後のワイドショー番組に電話をしたら『どこの局もやっているので・・・』と呆れるやら腹立つ返事だった。
    • 母が経営しているアパートに「秋田小1男児殺害事件の畠山容疑者が偽名で入居」と言うことで取材があった。不動産会社にも確認したがそのような事実はなく、取材は一切拒否したにも拘らず【鈴香容疑者ナゾの隠し部屋発見・疑惑の使用目的】のタイトルで6月14日に放送された。取材スタッフはアパートの入居者や、近所の住人を尋ねたり、母に対し『(放送は)予防注射みたいなもので、我々の取材を受け入れれば何処のテレビ局も取材に来ない』等と強引に取材しようとした。このような取材や報道によりアパートの入居者や、近所の住人、空き部屋の予約者などにも迷惑が及び困っている。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • いかに深夜のバラエティー番組とはいえ、卒塔婆を使ってビリヤードをするなど言語道断。企画(企画を承認)した放送局の人間の倫理観を問う。この局もさることながら、全く近頃のテレビ界は常軌を逸しているかのようで、この番組以外にも多々下品な番組を見受ける。倫理・モラル以前に、やって良いこと・悪いことの判断ができない“常識”を持ち合わせていない者は番組制作に携わる資格はない。ことさら社内教育で教えるものでもないはずだが、このように我が物顔で文化破壊を進めるテレビ局は存在価値がない。
    • 女性占い師の出演する番組は多数の批判が寄せられているにも関わらず、改善される兆しが全く見られず、今も占い師の発言と酷似した詐欺事件は全国各地で繰り返されている。脅迫や詐欺、名誉毀損、人権侵害など、当事者側から訴えがない限り、或いは同氏が何か大きな事件を起こして検挙されるまで番組を続けるつもりか。視聴率さえ取れれば何でもありの体質は改めるべきではないのか。
    • バラエティー番組に出るお笑いタレントたちの言葉遣いが汚すぎる。平気で「バカたれ」「バカヤロー」を連発している。言葉遣いを正すよう指導してほしい。
    • 早朝の報道番組で秋田小1男児殺害事件に関し、ズバリ突っ込むことで知られるキャスターが『彩香ちゃんは亡くなる前に146円の焼きそばを食べていた』と言ったが、そんな事まで放送する必要があるのかと疑問を感じてキー局に電話をした。女性が出て『警察発表によるものです』と言われたので、能代警察に確認すると『そのような発表はしていない』と言われ、再度局に電話をすると男性が『調べて電話をする』と言ったがまだ返答がない。局の対応にも不満だが、事件報道でそこまで踏み込んで放送する事は被害者に対しての人権侵害になるのではないかと感じる。日曜日放送のバラエティー番組のあるコーナーで司会のお笑い芸人が『足から献血をした』という発言があった。日赤に問い合わせたところ『このような献血方法はない』と言われた。実在しないことを公共の電波に流していいのか?視聴率のためなら何でもするのか?このような番組を放送する局の姿勢に疑問を感じる。
    • 数々の賞を受賞している漫才コンビのひとりが中心となり“日本の改革を討論する”番組で、『働かない奴には石を投げればいい』とか『働かない奴には発言権はない』と言っていたが、これは人権侵害ではないか。関西の民放局の解説委員と芸人の出演する番組で、狂牛病の話題の際、ゲストの弁護士某が『狂牛病の牛の肉は年寄りに喰わせれば年寄りはいなくなり若者は喜ぶ』と言った。弁護士は有識者でもあり、そのような人が余りにも心無い発言で悲しくなる。
    • 日曜朝のラジオ番組担当の男性アナウンサーが話す言葉は「…で~す」「…ま~す」「そうですか~」「思いませんか~」など、多くの言葉の語尾や言葉尻が伸びるので聴き苦しく不快だ。いらいらしてラジオのスイッチを切ってしまうこともある。NHKアナウンサーならば正しい発音、イントネーションできちんとした日本語を話してもらいたい。
    • 最近の料理番組は、料理内容を正確に紹介することよりも面白い番組として見せようとして、本来の料理番組から逸脱している。局の料理番組に、元風俗レポーターをしていた映画監督とか、タレントなどを出演させるのはふさわしくない。さらに、料理研究家が真面目に料理を作っている横で、タレントや担当アナウンサーがつまらない駄洒落を連発しているのも聞き苦しい。局に電話をしたが視聴者対応が非常に悪い。

    【その他、番組全般】

    • 各局はジャワ島中部地震の被災者に対する義援金募集を行っているが、その中で東京キー局2局は募集方法に[ダイヤルQ2]を使っている。このラインの使用に二つの疑問を感じる。業者が介在し、かなりの経費がかかるが、費用の負担はどうなっているのか。業者との間に“不正”などは発生しないのか。また、募金の回収に2、3ヶ月かかるのでは緊急を要する被災者に我々の善意が即、届かず、それでは意味がないではないか。
    • 基礎年金と生活保護について一部の報道機関が、基礎年金を満額受けても保護費の方が高額だとし、生活保護を見直すべきだと伝えている。また、事件報道に際し、犯罪者が生活保護を受けていた事など社会保障の問題を意図的に伝え、受給者を個人的に傷つけている。生活保護者には心身障害があり、働きたくても受け入れる窓口が無いのが実情で、基礎年金を今後どのようにして行くのか、生活保護との一体的な議論の場を設けるのが報道機関としての使命だ。
    • 朝、昼のワイドショー番組は、いわゆる絵になる事件を中心に詳細な報道をし、元警察関係者が犯罪分析をしたりするケースが多い。最近の子供が被害者になるケースが多い誘拐殺人事件の多発は、詳細な犯罪分析が下地になって生まれた、摸倣犯の犯罪なのではないか。摸倣犯を生む危険性も含んでいる、このような民放のワイドショー番組は自粛すべきである。
    • 民放局は未成年者が被害に遭う犯罪が起きると、すぐさまニュース・情報番組でコメンテーターを出して加害者のプライバシーに踏み込んだり加害者バッシングを始めるが、サスペンスドラマを毎日競って放送し犯罪の手口を公開するような民放にそんな資格はない。
    • W杯サッカー開催時にミラノに滞在していた折、地元局ではサッカーの専門家や現役選手が出演し、個々の選手名を挙げたディスカッション番組が放送されていた。一方日本では開催前から、お笑い芸人を中心としたメイン司会者やサポーターが出演し、開催中も専門知識のない低レベルの番組があった。彼等個人は勿論、出演させている日本の放送界全体の問題だ。
    • サッカーW杯中継やその他スポーツ番組において、なぜ民放各局はお笑いタレントやアイドルタレントを多用するのか?無知なコメントで耳障りだ。局に聞いてもまともな返答は得られないし、メールを送っても返信が来ることはない。スポーツ中継には、知識が豊富で冷静な実況と経験に裏打ちされた解説だけでいいのではないか?NHKと民放では同じ競技を見ているとは思えないほどの差がある。オリンピックも同様で滅多に経験できないスポーツの祭典なのにただの馬鹿騒ぎやお祭り騒ぎではないことを民放各局には認識していただきたい。

    【CM】

    • CMを多く見せたいためだろうが、番組が細切れになるようにCMを分散して挿入する手法が横行している。まともな感覚ではないと思う。とにかく思考を混乱させる行為だ。儲かれば何をしてもいいのだろうか。少しは“放送の質”を考慮したらどうか。
    • パチンコのCMに放送禁止などの規制はかけられないのか。一家に1台のテレビしかなかった時代と違い、現在は1部屋に1台設置されている。このような状況では放送を深夜の時間帯に制限しても親が監視することなど不可能に近い。また、過去には視聴者が好感を持ったCMから生まれた流行語などもあったが、ギャンブルのCMからは例がない。消費者金融のCMも放送禁止にするべきだ。
    • CMオンエアー時の音声がうるさい。番組を視聴する際、適度な音声レベルに合わせているが、CMになるとこの音声レベルが2つ跳ね上がる。近所迷惑を考え音声を下げるようにしているが、CMと番組本体は同レベルの音声にできないものか?

    青少年に関する意見

    意見分類 2006年6月件数
    E-mailによるもの 111 件
    電話によるもの 41 件
    郵便によるもの 5 件
    FAXによるもの 2 件
    意見件数 計 159 件

    (男性112件、女性43件、不明4件)

    【意見の概要】

    • 6月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは159件で、今年度になって3ヶ月、殆ど変化がない。
      男女別では男性からが約70%、アクセス方法ではEメールによるものが約70%と、これもあまり変化はない。
      内容に関しては、ここ数ヶ月減少していた「視聴者意見への反論や同意」が27件と激増し、秋田県や奈良県で事件が発生したため「報道に関する意見」が22件と増えたのが目立った。また、サスペンスを中心とした昼間の「再放送」に対する批判が継続的に寄せられている。

    【意見の抜粋】

    {お断り}

    放送と青少年に関して、電話やホームページ、FAX、郵便でいただいたご意見の中から、代表的な意見を抜粋して掲載させて頂きます。
    ただし、意味不明なもの、個人攻撃や誹謗中傷にあたるもの、不快感を与える表現などは非掲載とさせて頂いています。
    また、いただいたご意見は事実関係などを確認できない場合もあるため、放送局名、番組名、出演者名は原則削除させて頂き、あまり長い文章は要約、類似意見は代表的なものを掲載させて頂いています。

    [内容分類]  [E]はEメール

    低俗、モラルに反する(38件)
    受付 内容 方法 地方
    6/1 バラエティー番組。お笑い芸人が、道を歩く女性に声をかけ、性交経験の有無を聞き性交経験の無い若い女性を探すという企画を放送していた。“性交経験の無い若い女性を探す”というのは“今時、若くても性交経験があって当たり前”という意識を子どもに植え付けることになり、青少年へ悪影響を与えかねない。また、性交経験はプライバシーに関わる事項であり、モザイクをかけたとしても、個人の名誉と尊厳を著しく傷つけるものである。 E 45 東京
    6/5 バラエティー番組。ワールドカップのコーナー。出演者2人に見せるという意図で全裸(下腹部はフリップボードで覆う)の男性の写真を出した。他の出演者は写真に立ちはだかったりしたが、そのようなことなら出さなければいいし、必然性あるのかと思った。日曜日で子供もいるし、昼食をとりながらの一家団欒の時間帯なのに食欲がなくなった。 電話 20代 20代 20代
    6/7 バラエティー番組。ある家族がそれぞれ家の中に隠れ、タレント3人が制限時間内に家族全員を見つけることができなければその家族は100万円もらえるという内容。番組では毎回、100万円の札束を用意して出演する家族に見せつけ、触らせたり、持たせたりするのだが、問題はこれを小さな子どもたちにも促し、札束を“餌”にリアクションを引き出しているのである。なんともえげつない演出で、制作者の倫理観の無さにあきれる。即刻の改善を求める。(同様意見 1件) 電話 50代 三重
    6/8 アニメ番組。女の子が『美巨乳と美尻をほしい』とお願いするものだった。中高生の性的興味を刺激する内容であり教育上好ましくない。また、“巨乳美尻こそが美人でかわいい女性の条件である”という固定観念を生じさせ、無理なダイエットや体型作りを行い体調不良や怪我、発育不良を生じさせる恐れがある。今後番組制作に留意するとともに、当該回は再放送しないよう求める。 E 34 香川
    6/12 最近のテレビは『死ね!』や『殺す』という言葉が多すぎる。朝一番で殺人事件のニュース、ついでワイドショーでもやり、また午後も放送し夜はサスペンス。テレビは子どもも見ている。朝から夜までこのような内容では、青少年は殺人に対し『誰でもしていること』と思ってしまう。どうして心がもっと豊かになるような、人を大事にすることができるような番組作りが出来ないのか。放送をつくる人は考えて欲しい。 E 53 山梨
    6/12 音楽番組。女子高生のような制服を着た大勢の女の子たちが曲中で自ら下着を見せるという非常に破廉恥な演出が見受けられた。家族でテレビを見ているような時間に、このようなシーンが放送されるとは非常に不愉快。低俗な番組が増える中、優良な内容を維持した音楽番組であると評価をしていたが非常に残念だった。以後このようなグループを出演させたり演出を行なうことを謹んでいただきたい。(同様意見 6件) E 32 32 東京
    6/14 バラエティー番組。4歳女児のいる家庭に上がり込み卑わいな言動を発し、女児の父親を目の前で意味無く殴り、ご主人の自室を詮索して性的趣味を妻に殊更に暴露して驚愕させるという、反社会的に近い悪行の限りを尽くしていた。女児のトラウマはもとより、夫婦関係の冷え込みの契機を作る可能性も担った。これにより女児の今後はどうなるのであろうか。これは完全に児童虐待だ!青少年委員会として、きちんとした対応をすることを望んで止まない。(同様意見 1件) E 44 東京
    6/16 情報番組。子どもが見るであろうゴールデンタイムにホストやホステスの特集を放送するのはいかがなものか?また、いつも特定の店を取り上げ放送しているが、これはお店の宣伝番組なのか?(同様意見 3件) 電話 46 東京
    6/20 情報番組。この番組は、まだ青少年が視聴するであろう時間帯に、風俗、AV、レズ、ホスト、未成年売春婦、女性向け高額アルバイトの各特集を放送している。信じられない事だ。成人専門チャンネルではない。この事実を受け止めていただきたい。これらを日本の子どもたちは見ている。これで性的逸脱行為が増えなければ奇跡だろう。ただちに国政レベルの対策をお願いする。(同様意見 1件) E 43 東京
    6/23 高校生を対象にした恋愛番組だが、性の乱れや学力低下などが問題視されている中、このような番組を放送することは反対だ!また、純情な男子高生の恋愛対象となる女子高生は、非公開でオーディションをしたタレントだと聞いた。これを観て、純情な子がこういう恋愛が当たり前と思うのが怖い。似たような恋愛番組があるが、こちらは18歳以上が対象で問題はないと思う。しかし高校生の恋愛番組をおもしろおかしく放送している局は、今後、報道などで学力低下や性病の問題を扱うのをやめていただきたい!こんな番組を放送している時点で説得力がないからだ。 E 31 大阪
    6/26 深夜枠で若者向けに多くのアニメ番組が放送されているが、猥褻な内容や残酷な描写を売りにしているものが非常に多くなった。とりわけ物語とは関係のない裸の描写や未成年の性行為を連想させる言葉や行動が目につく。いくら深夜枠とはいえ、やりすぎと思える。録画機器も発達した現在、深夜だからといってそれらの番組が児童の目に触れない事もない。CMやドラマ番組は自主規制をおこなっているのに、アニメにはそのような規制をしている様子が見受けられない。何らかの規制が必要なのではないか。 E 29 東京
    6/26 情報番組。熊本の黒川温泉を紹介していたが、その中で男性の陰毛が映っているシーンがあった。子どもと一緒に見ていたが、その映像を見て目をふさいでしまった。子どもに見せられる内容ではない。 電話 40代 滋賀
    6/27 ハードゲイを売りにした芸人がクイズやお笑い番組に数多く出演しているが、彼の衣装はあまりにも卑猥で大人でも目を背ける。特に女性は非常に嫌悪感を持つし、子どもにとってもよくない。過日はあの衣装で股間を広げカメラはアップで映していた。彼のような芸人を出演させる民放テレビ局に良識はなく、公共的な放送としての社会的責任を果たさず、誠に由々しき問題だと思う。このような百害ある芸人はどのテレビ局も絶対出演させるべきではないと思う。 E 72 長野
    6/27 バラエティー番組。芸人に何かをさせてそのリアクションで視聴者を楽しませる主旨の番組だが余りにも酷かった。芸人を熱湯鍋に入れ本人が熱がってるのに出さなかったり、蛇に無理矢理芸人の体の一部を噛ませたり、挙句の果てにはプロレスごっこで電流デスマッチを無理にさせるなど、周りにいたアイドル共演者が引いていて笑えなかった。大好きな出演者目当てで観ていたが、TV局の素人並みの企画力の無さには驚いた。 E 17 大阪
    6/28 売春実態報道があった。いくら稼げるかという部分は欠かさず報じていたが、危険性に関する報道は皆無だった。世界で売春を報じる際には必ずエイズ問題と一緒に報じている。こんな報道を許していいのか。このような報道をするから、子どもが売春を危険な事としてではなく小遣い稼ぎとして捉えてしまい安易な行動に出てしまうのではないか。言いたいのは、エイズが日本で増えていること。そして、それには無責任な視聴率主義の報道が影響を与えているのではないかという懸念。絶対に抗議すべきだ。(同様意見 5件) E 34 神奈川
    視聴者意見への反論・同意(27件)
    受付 内容 方法 地方
    6/7 『6時頃、コンドームのCMが流れていたが止めて欲しい』とあったが、コンドームは消費者金融やパチンコ、競馬などのギャンブルとは違う。最近では10代で妊娠中絶手術を受ける人や性感染症にかかる人も増えている。この製品は薬事法で規定されている医療用具だ。それを考えればこのCMは必要なのではないか? FAX 27 東京
    6/19 『見なければいい』『親が躾をきちんとすればテレビの影響は受けない』といった意見を目にするが、ではなぜ海外ではテレビ番組に様々な規制や制限が設けられているのか? 海外ではテレビは親の躾と同様の影響を子どもに与えると認識されているから、様々な規制や制限が設けられているのだ。確かに自分の子どもはきちんと躾ればテレビから受ける影響は最小限に食い止められるだろう。しかし他人はどうなのか?また自宅で低俗な番組を見せなくても外へ出れば目にする機会はいくらでもある。ワンセグ携帯で外出先でも見られるくらい普及している。だからこそテレビ局は襟を正し、低俗な番組を極力流さない努力をすることが求められるのだ。(同様意見2件) E 32 千葉
    6/19 『ハードゲイは下品』や『子どもが真似するので困る』という意見が毎月のように見られるが、子どもがテレビの芸能人や、アニメの主人公を真似て遊ぶということは昔からあるし、意見を投稿した人もそういう遊びは体験してるはずなのに、大人になった今、『昔はなかったから』、『自分が理解できないから』という理由で『下品だ』と言い立てて騒ぐのは、子どもから大きな楽しみを奪う行為に等しい。それはただの大人のエゴではないか。子供は大人が思うほどバカではない。 E 25 東京
    6/19 『法律で道徳的な番組を放送させるべき』といった意見があるが、それは憲法で保障されている表現の自由を無視している。言論の弾圧になるのではないだろうか? E 25 長野
    6/19 番組を批判する際に、青少年や子どもを引き合いに出していただきたくない。非常に憤りを感じる。人は考えてから脳に情報が入る。それは子供も然り。残虐なシーン(定義が曖昧だが)をみて実行するのか?違う。子どもでもそれ位の区別は付くし、逆に危険を知ることが犯罪に巻き込まれない予防になる。例えるなら、無菌室に入れていた子どもを解放するとどうなるか?ということだ。また、若者の犯罪や凶悪犯罪は増えてはいない。むしろ減っている事実が警察署のデータで明らかにされている。いい加減に若者への偏見をなくしていただきたい。自分たちの若いころがどんな生活だったか忘れたのか?特に現在55~65歳は犯罪者・犯罪率NO.1で40~50歳は、いわゆる不良人口NO.1だ。自分たちの過去を美化し若者を叩く権利などない。(同様意見2件) E 17 兵庫
    6/19 子どもは何でも真似するし、何が良くて何が悪いかを判断できないものである。そこで必要なのは親がしっかりと物事の良し悪し教えることである。そうすることで善悪を判断することができる。それがメディア・リテラシーというものである。なのに何でも『放送を禁止しろ』や『見たく無いなら見せなければいい等という問題でない』と主観的で自分の考えを押し付けようとする人がメディア・リテラシーを叫んでいることが理解できない。 E 22 北海道
    6/19 未だに『アニメは子どものもの』等という初歩的な勘違いを正せない者がいる。アニメーションは“連続した絵で動く映像を作る”という手段に過ぎない。子ども向けの内容かどうかは個々の作品によって違うのが当たり前で、表現手段とは関係ない。ドラマや映画にも全く同様に当てはまることで、アニメにだけ特別な差異があるものではない。(同様意見 3件) E 32 東京
    6/19 『女子高生が銃を乱射するシーンが銃による不感症を起こすのではないか』や『やがて日本でも銃による犯罪が起こるのでは』といった意見があるが、このようなことは今の日本では法律が許さないし絶対にありえない。簡単に銃が手に入るわけが無い。それこそ現実と架空の区別がついていないのではないだろうか? E 18 北海道
    6/20 アニメやバラエティー番組などの批判があるが、そのほとんどがバカバカしいものばかりである。少年犯罪などは他に原因があると思うが、なぜアニメだけ批判されるのか。批判することによって責任転換できるし、アニメなどを悪者にし、それを批判する自分=正義の味方気分にもなれる。しかしこの偏見による批判は許せない。このくだらない意見のせいで子どもも見るゴールデンタイムの時間にはつまらないアニメやバラエティーが溢れ、良質な作品は限られた層だけが観る深夜帯や地方だけで放送されてしまう。こんなことが許されていいのだろうか?(同様意見 3件) E 16 山形
    6/21 『嫌ならば見なければ良い』という意見に対して、『低俗なものを流しつづけて良いということではない』との反論があったが、『嫌な番組は見ない』というのは一番大切なことではないのか? 放送局、特に民放局にとって視聴率は非常に大きな意味を持っている。『低俗だ!』と文句を言いながらテレビをつけていると視聴率は上がってしまう。そのような行動が低俗な番組が続くように手助けしているということに何故気付かないのだろうか?(同様意見 1件) E 25 東京
    6/27 “中学生モニター”の意見の中で、あるアニメは悪い番組ではない旨の意見があったがまったく同感。ある団体が毎年子どもにみせたくない番組としてランキングしているが、ストーリーなどの本質についてはあまり確認していないように思う。主役とその仲間達の友情や親子の愛情など、子育て世代の私達にとって教えられることもあり涙がでることもある。もし下品なシーンが出てきたら子どもに『まねして人前で同じことするとちょっとはずかしいよ』と明るく教られる良い機会ととらえてもいいのではないか。これからも自信を持って放送してほしいと願うと同時に大人の目だけで優劣はつけてはいけないと思った。 E 41 埼玉
    報道に関する意見(22件)
    受付 内容 方法 地方
    6/1 報道番組。TVゲームソフトの一部製品の18歳未満販売禁止自主規制が開始されたという報道の中で『アダルトゲームの氾濫が問題』というナレーションがあった。アダルトゲームとはパソコン用であり、さらに18歳未満には販売しない区分けがすでになされており、今回の青少年健全育成の観点から行われた自主規制とはまったく無関係な物である。にも関わらず、このような取り上げ方をされれば、視聴者に『これまでアダルトゲームが18歳未満にもTVゲームとして販売されていた』と誤解されかねない、あまりにお粗末な報道だ。(同様意見2件) E 40 埼玉
    6/9 ここ最近“報道”とは何だろうかと感じることがよくある。“ありのまま実際にあったことや正確な情報を国民に伝える”というのが報道ではないかと思う。秋田小1男児殺害事件で、畠山鈴香は容疑者ではあるが犯人と断定されたわけではない。結果は裁判で決まるものだから勝手な憶測での報道は良くないと思う。報道する側はいいかもしれないが、される側はどうなるのか?ちゃんと考慮しているのか?畠山容疑者の家族構成やメールの内容等は個人情報ではないか?最新情報は重要で関心の高いことはわかるが、憶測を交えての報道はしないでいただきたい。   E 17 埼玉
    6/9 秋田小1男児殺害報道で、畠山容疑者が小さいときに「いじめられっ子」だったと報道され、それが事件の1つの要因かのように言われているが、そうした報道は今「いじめられっ子」にされている子を傷つける。短絡的に「いじめられっ子」に原因があるような報道は止められないか。テレビ局の人たちは「いじめられっ子」のことを知らないので、無神経にそうした報道をするのかもしれないが。   電話 50代 茨城
    6/9 秋田県藤里町の米山豪憲くんが殺害された事件で、畠山容疑者が「豪憲くんを呼び入れ、首を絞め殺した」と供述していると、朝食の時間にワイドショーなどで放送され、一緒に食事していた孫もいやな顔をしていた。連日のように全国各地の幼児殺害事件が報道されているが、この事件のように殺害の方法を具体的に伝えると、同年代の子供達に心的外傷などの障害を与えかねない。見識を持った伝え方を要望する。(同様意見2件)  電話 64 大阪
    6/21 裁判中の山口・光市母子殺害事件について、遺族の『死刑判決にすべき』や『死刑判決がほしかった』などという身勝手な発言を連日のようにニュースやワイドショーで取り上げ声高に言うのは、いくら報道の自由とはいえ行き過ぎではないか。裁判の判決も明らかにメディアに操作された判決内容だった。公平な裁判にするためにも、メディアが煽って『少年を死刑にすべき』という風潮を作らないでほしい。あまりにも加害者の更生という言葉を忘れてはいないのか。(同様意見2件) E 17 神奈川
    6/22 奈良医師宅全焼の報道で、長男の親友と称する同級生がインタビューを受けている映像が放送された。長男の人柄を聞いていたが、通常このような場合はモザイクを掛けるべきではないかと思う。また、父親が火災後の現場検証をしている場面も放送され父親の顔も映っていた。まだ事件とも事故とも言われていない段階でこのように関係者の顔を映す必要があるのか? 電話 58 東京
    6/23 秋田小1男児殺害事件の畠山容疑者についての某局の報道は執拗過ぎる。マスコミが大挙して詰め掛けて大騒ぎする不安定な環境は、周辺の大人たちにとって迷惑なばかりではなく、子供達にも悪影響を与えている。畠山容疑者について、母子家庭云々の報道をはじめとして、幼少時から最近の生活に至るまで、あること無いこと繰り返し放送するのは、秋田県の住民としては見るに堪えないし非常に不愉快である。マスコミが警察のやるべき事柄まで立ち入って論じるのは行き過ぎである。 電話 50代 秋田
    6/28 奈良・高校生放火殺人事件で逮捕された高校1年の長男の過去の中間テストの成績や、近隣住人への取材などは、彼に対する人権侵害にあたると思う。秋田県の児童殺害で逮捕された畠山容疑者の、生い立ちや卒業アルバム、温泉ホテルで仲居をしていた当時の写真など、事件に直接関係のない報道も同様に人権侵害だ。(同様意見1件) 電話 60代 奈良
    6/30 奈良高校生放火殺人事件などでの「リセット」と言う言葉を悪い意味で使用するコメントには心を痛めた。心を痛めた子供達に、気持ちを切り替える意味での「リセット」とアドバイスしているが、これらのコメントはそう言った子供達への安心感を潰し、傷つける結果になっている。コメントした者及び番組での謝罪、訂正を求む。(同様意見1件) E 40代 東京
    6/30 若者の起こした事件を報道する際、『ゲーム感覚』『リセット感覚』といった言葉がやたら聞こえてくるが、事件背景等が判明してくるとこれらは関係なかったことがわかる。ましてや奈良高校生放火殺人事件ではゲーム禁止の家庭であったにも関わらず強引に結び付けようとしている。報道を行うものとして、憶測だけでコメントするのは控えてもらいたい。 E 22 静岡
    6/30 報道番組。公共事業の“箱物(施設)”に無駄があるというコーナー。陸上自衛隊・朝霞駐屯地の見学コースを取り上げ、戦車のシュミレーターで遊ぶ小学生にリポーターがインタビューし、子供は当然「面白い」と返答。それを受けてリポーターは軍国主義へと子供を洗脳することだという話を展開し、石破元防衛庁長官を訪ね戦争の悲惨さを教えるために映画「プライベートライアン」を見せるべきだと発言した。映倫は15歳以下、18歳以下に規制をかけているし、殺戮の激しい映画を小学生に見せよという発言に放送に係わる者としての認識はどうなのかと唖然とした。  電話 30代 茨城
    CMへの意見(9件)
    受付 内容 方法 地方
    6/1 あるアニメ番組の本編が終了しテーマソングが入るまでの間に、ホラー映画のおどろおどろしいCM(番宣)が入った。子供たちは、本編はもちろんテーマソングも大好きで楽しみにして見ていたの、突然、血みどろのCMが入って驚いていた。ホラー映画のCMは、子供向けの番組にふさわしくないし、やるべきではない。 電話 40代 東京
    6/2 早朝からアルコールや金融関係のCMをしているが、未成年も見ている時間帯に放送する必要性があるのか?放送時間を規制するべきだ。放送局は、“放送の自由”を履き違えてはいないか? 電話 40代 北海道
    6/5 最近パチンコ台とメーカーのCMをよくみかける。建前は娯楽機械の宣伝でも実質的には賭博の機械だ。青少年の健全育成に悪い影響を与えると思うので即刻禁止すべき。(同様意見2件) E 57 栃木
    6/19 このCMはいつも男女が絡み合うものばかりだ。見方によれば美しいので宣伝効果もあるが、小さな子どもが見る可能性のある時間に放送するなら、内容はドラマ以上に配慮していただきたい。ふいに見てしまう子どものことを考えて欲しい。このCMは話題になりシリーズ化してるが、内容がエスカレートしている感じもする。家族愛がテーマだったり、ふと笑ってしまうCMは好感が持てるが、このようなCMを絶賛するようなことは辞めてほしいし、出来れば流さないでほしいと思う。 E 35 神奈川
    6/19 朝から競馬CMが放送された。私はギャンブル関係のCMが大嫌いだ。競馬のCMも朝から流すのをやめてほしい。競馬のCMも消費者金融並みに規制するべきだ。 E 18 栃木
    放送局の姿勢、責任を問う(7件)
    受付 内容 方法 地方
    6/12 最近、地方局だけが放送しており、東京のキー局にはない面白い番組がある。しかし関東のキー局は地方局の番組の放映に積極的ではない。関東のキー局でも郷土色豊かな地方局の番組を放送して欲しい。 E 16 神奈川
    6/19 一般に“オタク向け”という深夜アニメがあるが、東京・大阪などの主要都市に比べ、東北や中国・四国地方は数が著しく少ない。また放送されていても、関東より数日から数週間の遅れがある。東海地方は、関東で2時、3時台放 E 18 三重
    6/19 日本では1週間通してサスペンスドラマなど血なまぐさい番組が放送されない日がない。しかも子どもが起きている時間であろうとお構いなしに放送される。海外では暴力・殺人シーンは子どもに重大な影響を与えるとされ、日中は放送できない国が多い。事実日本で放送されている番組が海外で有害・成人指定されている例は数え切れないほどある。またこれらの番組が始まる前にテロップで視聴者に警告を与えることを義務付けている国も少なくない。さらにアメリカでは全てのテレビジョンにVチップが搭載され、親の方で有害番組を遮断できるシステムが整備されている。それに対し日本はこうした配慮が一切されていない。“表現の自由”が完全に免罪符と化してしまっている。表現の自由は局の免罪符ではない。節度を守り、社会的責任を果たした上で認められる自由だ。社会的責任を無視する局に表現の自由を求める権利や資格はない。 E 32 千葉
    暴力・殺傷シーンへの批判(5件)
    受付 内容 方法 地方
    6/2 アニメ番組。主人公が次々と登場する異様な怪物と戦うアニメなのだが毎回、殺しのシーンが出てきて、その殺しの方法が首を斬ったり、大量の銃弾を撃ち込んだり…残虐・異常なことこの上ない。子どもへの悪影響が心配だと近所の母親の間でも問題になっている。こんな番組は即刻、止めさせるべきだ。 電話 30代 兵庫
    6/5 アニメ番組。放送時間や親しみやすい絵柄から子どもの視聴を対象にしていると思うが、殺人事件のドロドロを描くことが子ども向けアニメにふさわしいテーマなのか疑問。毎週のように殺人事件が起きるが、『今回は誰が殺されるのだろう』『犯人はあいつに違いない』などと、子どもたちが考えているかと思うと、ゾッとする。 E 23 和歌山
    6/5 アニメ番組。PTAや文部科学省などが推薦していることが不思議だ。このアニメは、気に入らないことや悪事に対する解決法としての唯一の手段は、説得や理解ではなく暴力による排除しかないということを子ども達の深層心理に植え付けている。親や教育者がそれを推薦し認めているのは、それを良しとするものであり、昨今の子ども達の自己中心的な性格、暴力や殺人、抹消が問題解決手段として唯一のものといっているのも同然だ。先進国の倫理感、モラルから考えても、この番組を推薦し続けるのは低俗だ。 E 47 広島
    6/16 ドラマ番組。姉が、血のつながっていない小学生の妹に刃物を突きつけているところへ妹の実の母が飛び込んできて、姉から刃物を奪い取り姉を刺し殺すシーンがあった。昼下がりにこんなシーンを放送するなんて!もし小さな子どもが視ていたら…と思いぞっとした。ショックを受け、精神的に悪影響を受けるのは間違いないでしょう。 電話 40代 東京
    犯罪を助長する(5件)
    受付 内容 方法 地方
    6/15 音楽番組。小学生以下の“エロかわいい”子どもを募集している。“かわいさ”を求める事は問題はないが、“エロ”を子どもに求める等とんでもない。昨今、幼い子どもが被害に遭う事件が頻発しているのに、この企画はそれらの犯罪者を増やそうとしているのかと感じる。早急に企画を止めていただきたい。(同様意見2件) 電話 53 東京
    編成に関するもの(5件)
    受付 内容 方法 地方
    6/15 サスペンスドラマの昼間での再放送は止めるべきだ。特に日曜日は、子供も見る可能性が高いので止めて欲しい。「親が見せなければいい」という意見もあるが、親だけに責任を押しつけるのでなく、マスコミも責任を果たすべきだ。それができないとすれば、「表現の自由」は大事だとしても、局を規制する法律ができるのは止むを得ないと思う。(同様意見3件) 電話 32 千葉
    喫煙に関する意見(4件)
    受付 内容 方法 地方
    6/7 アニメ番組。キャラクターの多くが喫煙するため、青少年の喫煙はあたりまえ、ファッションの一つと誤解させる。実在するタバコ商品を描いているが、これは、テレビによるタバコCMに相当しており許しがたい。登場人物の一人が15歳であることを明記しながら、喫煙する姿を映し出すのは法律違反を助長している。タバコの描写は青少年に悪影響を与えるため、放送中止または是正を求めたい。(同様意見2件) E 41 東京
    6/9 ドラマ番組。タバコの露出や喫煙シーンが多過ぎる。タバコ屋のセットが必ず映り込む位置に用意されていたり、子役(未成年)のすぐ横でタバコを吸う等、今の常識では考えられない事を平気でしてる。子どもへの受動喫煙を推奨しているのか?子どもへの受動喫煙は明らかな虐待行為だ。タバコのパッケージが番組内で露出しており、これは明らかに放送上のタバコの宣伝であり放送局の常識や倫理感を疑う。 E 35 神奈川
    言葉について(4件)
    受付 内容 方法 地方
    6/13 情報番組で司会が『さいたま市の“さ”は、2画の表記が正しい』と言った。同局の多数の番組でさいたま市の“さ”を3画で表記されていたので、局に電話をするとすぐに2画の“さ”に戻したが、訂正されない番組がある。また、アナウンサーや司会者、タレントなど多くが“ら”抜き言葉を使う。【(誤)食べれない→(正)食べられない】子ども達に悪影響だ。正しい言葉遣いをして欲しい。 電話 50代 群馬
    6/19 ドラマ番組。登場する女の子達の言葉遣いが悪すぎる。この時間はまだ子どもが起きている時間帯だから内容を配慮して欲しい。それでも続くのなら深夜に放映するべきだ。 E 20 大阪
    性表現について(4件)
    受付 内容 方法 地方
    6/23 映画。放送時間帯及び「性表現を含むので了解のうえ視聴してください」という告示が放送開始前にされ、視聴者に一定の事前配慮がなされた放送ではあったが、R指定映画であり、性表現が露骨で下品にして卑猥。スイッチひとつでお茶の間と直結しているテレビという媒体特性に馴染まない。放送時間帯に配慮し事前告知をすれば、また映画祭受賞作品であれば性表現を含む作品を放送してよいという考えには納得できない。作品の表現内容や質がテレビという劇場とは異なる媒体にふさわしいかどうかを再度考え直していただきたい。(同様意見1件) E 50 愛知
    いじめや虐待を助長する(3件)
    受付 内容 方法 地方
    6/6 バラエティー番組。芸人が、目隠しをした状態で出された料理を食べ、その料理が何か当てるというコーナー。外れると芸人が氷水に落とされるが、もしも一般の人なら心臓麻痺で死んでしまうのではないかと思った。 E 16 青森
    非科学的事柄を扱う番組への批判(2件)
    受付 内容 方法 地方
    6/16 バラエティー番組。歌手が女子高生を前に教壇に立ち、“水は答えを知っている”という本の内容を事実であるかのように話していたが、その本は科学的に間違った事を書いている。この作者は、ある会社の運営統括責任者になっており、この会社は波動測定器という極めてあやしい機器を高額で販売している。また最近、こういった科学的に間違った事を小学校の先生が道徳の授業で使用したりして問題になっている。そういった本の内容を肯定する発言を高校生の前で、しかも全国ネットで放送する事は青少年や視聴者への悪影響は計り知れないものになる。この番組内で訂正コメントを放送していただきたい。(同様意見 1件) E 27 岡山
    動物の扱いについて(2件)
    受付 内容 方法 地方
    6/16 情報番組。“究極技泳ぐ活け作り”というタイトルで、石鯛を活かしたまま頭と背骨、背びれ、尾っぽを取らずに身だけを三枚に下ろし、骨だけになった石鯛を再び水槽に戻し泳がせるという内容を放送していた。こんな残酷な行為は見るに耐えられないし不愉快になった。取材陣はすし屋でその様子を目の当たりにし手を叩いて喜んでいたが、命を軽視しているとは考えないのか?子ども達には決して見せられない内容だ。 電話 60 東京
    差別や偏見を助長する(1件)
    受付 内容 方法 地方
    6/15 ドラマ番組。地域を差別するような内容だった。秋田は田舎でダサくていつも土にまみれているというイメージを視聴者に与えるもので、秋田(東北)を軽視している。これを見た娘が『東京の大学に行ったら田舎者っていじめられるのかな?秋田ってそんなに田舎なの?』と不安を抱き聞いてきた。泥まみれになってお米を作ることはダサいことなのか?娯楽でテレビが占める割合の多いこの地方で、子ども達はテレビでの発言に敏感に反応する。十分に配慮のある番組作りをお願いしたい。 電話 47 秋田
    推奨意見(1件)
    受付 内容 方法 地方
    6/23 教育番組。「子どもの人権」の話だったが、今の世界の状況や日本の状況が分かり易くためになる話だった。児童虐待(身的虐待・育児放棄など)の問題や子どもの権利で、今、テレビなどで『躾のためには児童虐待も辞さない』や『子供の問題は全て親のせいだ』、または『子供に人権なんてない』などと公言する人までいる中、是非見てもらいたい内容だった。こんな番組は貴重だと思う。 E 26 静岡
    その他(20件)
    受付 内容 方法 地方
    6/1 特撮ドラマ。“部屋を明るくして離れて見てください”というテロップが出たが、同局の他のアニメでは、そういったテロップが出ていない。アニメと特撮の扱い方が不平等に思えた。ちゃんとアニメの方にもテロップを出してほしい。 E 12 兵庫
    6/16 最近深夜0時過ぎに小学生が出演している番組が多いが、「児童福祉法」で児童の深夜営業は禁止されているのではないか。通常の時間に収録しているのならば、収録日時を表示すべきである。 電話 60代 東京
    6/28 深夜のドキュメンタリー番組。牛の世話を通じて命の大切さを学ぶという内容だった。テレビ局はなぜこのような良い番組を制作していて、子ども達が起きている時間に放送しようとしないのか? 郵送 東京

    2006年5月に視聴者から寄せられた意見

    2006年5月に視聴者から寄せられた意見

    東京キー局アナウンサーの迷惑防止条例違反(盗撮)容疑に関し「放送局の姿勢と報道のあり方」について非難・抗議が集中した。 また、秋田県で発生した小学生児童死亡事件における憶測報道および“メディアの取材方法(メディアスクラム)や、架空請求問題で犯人グループと接触・取材しながら警察への連絡をしない放送局の取材手法について、多くの意見が寄せられた。

    2006年5月の1ヶ月間に、電話・ファクシミリ・郵便・BPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた視聴者の意見は824件で、4月と比較し150件減少した。

    意見のアクセス方法は、Eメール48%、電話43%、ファクシミリ7%、郵送ほか2%の割合となっている。

    男女別では、男性75%、女性21%、不明4%であった。

    世代別では30歳代43%、40歳代27%、20歳代26%となっている。

    2006年5月に視聴者から寄せられた意見 824件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2006年5月件数
    人権等に関する意見 29 件
    放送と青少年に関する意見 154 件 [ 意見内容 ]
    放送番組全般にわたる意見 352 件 [ 意見内容 ]
    BPOに関する意見・問い合わせ 54 件
    その他(放送関連以外) 235 件
    意見件数 計 824 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局に「視聴者意見」として通知。5月の通知数は344件(20放送局)であった

    番組全般

    全体的には2006年5月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(824件)の61%にあたる503件が【報道・情報系番組関連】意見。次いで【バラエティー・ドラマ・アニメ関連など】(456件、55%)となっている。(複数意見を含む)

    【報道・情報系番組関連】では「取材・報道のあり方」に関する意見(213件)が多く、以下「公平・公正・中立(“内容が偏向”との指摘を含む)」(67件)、「放送の影響力」(56件)、「匿名・実名報道」(51件)、「放送の公共性、公共の電波」(40件)の順である。

    特に、“東京キー局アナウンサーの迷惑防止条例違反(盗撮)容疑”に関し「放送局の姿勢と報道のあり方」について非難・抗議(78件)が集中した。

    また、秋田県で発生した小学生児童死亡事件における“憶測報道”および“メディアの取材方法(メディアスクラム)”や、“架空請求問題で犯人グループと接触・取材しながら警察への連絡をしない”放送局の取材手法と防犯意識を問う意見や、“JR新大久保駅での人命救出関連”、“ワールドカップ・サッカー強化試合日本vsドイツ戦衛星中継の編成と中継表示”への意見・批判・抗議が多く寄せられた。

    一方、政治問題関連意見では、「偏った報道」などの意見(35件)、「近隣諸国関連」(韓国関連32件、中国関連13件)、「選挙関連(総裁選を含む)」(13件)となっている。

    【バラエティー・ドラマ・アニメ関連】では、「不適切な表現・発言や内容」への意見(114件)が多く、「モラル・倫理を問う」(43件)、「低俗・下品・悪影響など」(35件)の批判が寄せられた。

    これらの意見を、個別の番組やテーマ別にみると、“バラエティー番組での危険な行為や悪質な言動”、“白隠元豆ダイエット”、“焼きそば2,400食・完食”や“食料品を粗末に扱う番組”などに対する批判・抗議をはじめ、“消費者金融のCM”、“アダルトゲーム・コミックを性犯罪と結びつけたコメンテーターの発言”および“性的少数者(同性愛者)への中傷発言”、“女性占い師などの発言”についての意見が目立った。

    【放送局の対応】についての苦情・抗議は148件と前月(64件)と比較し大幅に増加した。(*アナウンサーの盗撮事件関連によるもの)

    【CM関係】では前月(55件)とほぼ同じ傾向にあり、5月(59件)の意見のうち、業務停止処分を受けた消費者金融の報道を機に消費者金融・生保などのCMに対する批判は前月に引き続き寄せられており、次いで“不適切な表現・内容のCM”とする意見が目立つ。

    なお、「放送と人権等権利に関する委員会」への相談・意見(29件)とは別に、番組・青少年各委員会に寄せられた意見の中で「人権問題や差別にあたるのではないか」との提起や懸念等は105件で、前月(128件)より減少した。

    概要

    【特記事項】(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」などから抜粋)

    • 某局アナウンサーが盗撮をしたという報道があったが、私的領域擁護を理由に匿名にするのはおかしいのではないか。他局では痴漢(広島)、万引・盗撮(東北)、強姦(大阪)、児童買春(広島)、飲酒運転・重傷轢き逃げ(広島)、放火(大津)というように不祥事を起こした社員・職員は全て実名で報道され、その大多数が懲戒免職になったが、同局には隠蔽体質があるように思えてならない。
    • アナウンサーが神奈川県迷惑防止条例違反容疑で書類送検された件に関して、同社総合広報部が『プライバシーにかかわることなのでコメントできない』とのニュースを見た。この局に限った事ではないが、自社のスキャンダルは隠そうとし他者のスキャンダルは必要以上に報道する。個人情報保護の法案が出た時や事件報道の匿名発表に関してはマスコミは揃って反対していた。それなのに自社の問題は『個人が特定出来るため名前は言えない』とする。このようなことが許されていいのか?
    • 男性アナウンサーの盗撮事件が発覚したが、その局に対して、何を根拠に今まで一切報道しなかったのか?犯罪報道の有無の基準は何か?社会的地位で決めるのか?なぜ、自社の犯罪を隠すのか?以上3点に関して19日午後4時頃質問の電話を入れた。局側は、何を言っても『答えない』あるいは『答えられない』だけで横柄な口調で全く答えてくれない。放送局は報道する立場として社会的責任があるから、視聴者に対して答える義務があると思う。このようなことがあると、マスコミに対する不信感ばかりが募り疑心暗鬼になる。

    【取材・報道のあり方】

    • 4月に秋田県藤里町で小4年女児が死体で発見され、今回同じ町営団地に住む小1年男児が殺害された報道で『少女が最後に会ったのが男児だ』とコメントしていた。もし少女が死体で発見された時点でこのような発言があったとすれば、犯人が男の子を殺害する動機になった可能性がある。この局は以前から殺人事件などの報道で、犯行の手口を再現ビデオなどで余りにも詳細に伝えているので疑念を抱いた。
    • 民主党新代表が就任した際、テレビは“強面”“豪腕”などイメージ面ばかりを報道していたが、どうして政策の話を取り上げないのか?かつて、政治改革が問題となった時、各局はこぞって“政策の議論に基づいた選挙”を実現するために『選挙制度改革が必要なのだ』という論陣を張っていた。しかし、例えば新代表が靖国参拝について明確に反対の論理と立場を表明したにも関わらず、この問題を取り上げて首相の参拝の論理と比較し、公平に分析するような報道にはお目にかかれない。単に『チルドレンだ』『自転車行脚だ』など、政策とは無関係のことばかりで、どうして“政策の議論に基づく選挙”ができるのか。パフォーマンスを取り上げないと視聴率が取れないというならば、ワイドショーは政治報道に首を突っ込まないでもらいたい。
    • 最近、「格差社会」という言葉がよく使われるが、能力の有無、都会と地方などを取り上げてもそれを単純に「格差」で表現していいのか大変疑問だ。取り上げる場合はもっと突っ込んでほしい。政治を分かりやすくした点で首相の取組みは評価できると思っているが、マスコミはそうした評価抜きに首相をあげつらう内容が目立つ。マスコミの最近の報道は時流にのること、あるいは時流をつくることに一生懸命だ。もっと正確に突っ込んだ報道を心がけてほしい。
    • NHKニュースを朝昼夕欠かさず見ているが、ヤンキース松井負傷のニュースは、当日と翌日朝のニュースを含めて4回続けてトップ扱いしたのには腹がたった。松井がナイスガイなのは認めるが、米国のオールスターにも選ばれていない選手だ。連続試合出場にしても、大リーグの場合は選手の休養を考えて積極的に休ませると聞いており、連続出場は必ずしも「美徳」ではない。NHKはBSで大リーグ中継をやっているため、そのPRも兼ねているのかもしれないが、公共放送の使命を忘れたニュースの扱いだ。総務省の研究会で、原則、今のNHKを存続させる方向が出て良かったと思っていた矢先の「松井トップニュース」は問題だ。
    • 韓国人留学生がホームに落ちた女性を助けたというニュースで、『数年前に同じ事をして亡くなった留学生の魂を受け継いだ』と取り上げていた。留学生の行動は立派だとは思うし、ニュースを見た時は感動したが、女性キャスターが『周りの日本人が手を貸さなかったのは恥ずかしい』と話しているのを聞き引っ掛かるものを感じた。『駅に落ちた人がいたらまず駅員を呼ぶか緊急のボタンを押す』ことが周知されている。人助けをする事は立派だとは思うが、正しい対処の方法を広める事のほうが重要だと思う。それなのに『恥を知れ』と言われているようで不愉快に感じた。
    • 「電話詐欺集団を撮った初スクープ」の中で、記者が一味のアジト前でのリポートの際、建物の窓越しに一味の動きも見えていた。アジトを押さえたのだから詐欺集団は一網打尽と思っていたら、なんと逮捕されたのは一人で、残りの40人近くは逃亡したのだという。この局は警察に適切に連絡をしたのだろうか。同局の不手際が犯罪集団を逃がしたのではないか。局の防犯意識(警察への対応)や姿勢に疑問を感じた。
    • 録画放送なのに生放送のごとく視聴者を欺き、視聴率の事しか考えず、W杯強化試合日×独戦の中継をした放送局にサッカー中継をする資格はない。“最低の実況”という視聴者の声が多いアナウンサーも不愉快、解説も同様だ。「衛星中継」として視聴者を衛星“生”中継と誤解させる表示。 ちゃんと“録画”と表示しないのは公正取引法違反だ。
    • 在阪キー放送局と名乗る女性と男性カメラマンの2人組が『人材派遣の現状について取材させて欲しい』と突然当社に訪れた。上司も不在だったので『内容を確認してから取材に応じるかどうか決めたいのでお引取り下さい』と伝えると、『普通、取材ってこんなだよ』のようなことを言われた。この件で同放送局に確認をすると、訪れたのは報道局関係のスタッフとの事だが、電話に出た男性も『あ~聞いとくわ』という対応で、こちらの連絡先も聞かずに電話を切り問題を解決しようという態度ではなかった。放送局の取材というのはいつもこんなに横暴な態度でおこなわれるのか?非常識にも程がある。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 人殺しの手口を教えるようなドラマやサスペンスもの、スリラーが多すぎる。そんなテレビが最近の犯罪増加を招いているのではないか。ワイドショーにしても、事件・事故の追及を詳しく取り上げすぎる。これも犯罪手口を教えているようなものだ。もっと番組が健全化すれば犯罪も減少するはずだ。
    • コメンテーターの元警視庁捜査第一課長が平塚5遺体発見事件について『当分使えるネタじゃないですか』と発言した。大変痛ましい事件について、このような発言は不適切であり、元警視監として警察への信頼を損ねるものでもある。この他の事件についても軽はずみな発言を繰り返している。元警察官として恥じないよう人権に配慮した発言をしてほしい。
    • 秋田小1男児殺害事件の現場を、コメンテーターが取材する報道番組があったが、BGMやナレーションで視聴者の恐怖心を煽る中、コメンテーターが現場を歩きながら得意げに自身の推理を披露するという、まるで実在の事件を利用した推理ショーだった。事件をおもちゃにしたような映像が報道番組で流れた事に強い怒りを覚える。報道や言論の自由は守られて当然だが、報道の名を借りた人の死をもてあそぶ姿勢は断じて許されない。
    • もともと同性愛者に対する良い情報が少ない中、偏見に満ちた形で放送することは、私たち同性愛者を怪しい存在として強調させるものと思われる。性的指向による差別は日本でも人権問題として法務省も認知し改善すべきこととなっている。まだまだ社会的に認められず偏見にさらされている私たちをさらに貶める番組を作ってなんとも思わないのか?番宣と新聞ラ・テ欄では「真夜中の新宿2丁目・禁断の同性愛の楽園・潜入レズビアンナイト愛の修羅場」などとひどい扱いだ。
    • 農薬の問題を取り上げた民放の番組で「ほうれん草、じゃがいも、りんごには280種類の農薬が使われている」と言っていた。視聴者センターに問い合わせたら280種類の《成分》と訂正した。農薬と表現されたら消費者は野菜など買う気をなくしてしまい農家にとっては大問題だ。かつて所沢の《ダイオキシン被害に関する“葉もの(お茶葉)”を“ほうれん草”と連想させ各方面に影響を及ぼした》報道と同じ問題なので、局に「訂正」を申し入れたが、局では電話にも出ないという対応だ。是非ニュースで訂正をしてほしい。
    • 番組で紹介した白隠元豆のダイエット料理を試したら激しい嘔吐と下痢に襲われ入院を余儀なくされた。全国で700人もが同じ症状を訴えているという。当該キー局は、総務省の指導で放送から4日経った11日の午前中に1分程度の放送をしたが、この程度では済まされない。当該局に抗議したら「5月末までに原因を調べる」という答えだった。普通の企業なら「営業停止」になるところなのに、放送局はほとんど何の咎めもないのはおかしい。
    • 世界には食料不足で困っている人が多数いるにもかかわらず、料理ができない出演者に高級食材を用意し料理を作らせ、まずくて食べられず吐く出演者もいる。料理人が料理を教えるのならまだいいが、作れない人に作らせ面白おかしく見せようとする番組の企画は不謹慎であり、製作費の無駄だ。
    • インスタント麺焼きそば計2,400食をまるでおもちゃのように扱っていた。とてもスタッフ全員で食べきれたとは思えない。【完食】のテロップさえ出せばいいのか?世の中には食事もままならない人々がたくさんいるのに不謹慎だ。局としても報道機関としての立場上、責任を持って少しは番組作りの勉強をしたらどうか。こんな話題で視聴者を笑わせる考え方が全く理解できない。食べ物を粗末にする映像を公共の場で流すなど最悪だ。
    • 視聴者の実体験という形で夫が突然失踪。それは癌と診断された夫が誰にも知らせずに青年海外協力隊に参加し、派遣されたアフリカで死亡。その国の大使館から連絡があって初めて妻がその事実を知るというものだった。私は協力隊OBだがこれは虚偽ではないかと思う。協力隊参加時に健康診断書を提出しなければならないし、派遣前訓練中にも健康チェックがある。また妻への連絡は協力隊事務局から行なわれるはず。番組に対して事実を確認したか否かの質問をメールで送ったが返事はない。税金で運営されている組織の活動に誤解を与える内容には疑問を覚える。
    • 言葉遣いや礼儀のなってない某プロボクサーを、女性評論家が批判していた。私も同意見だ。なぜあのような品格や対戦相手に思いやりのない人間をテレビ局は持ち上げてまつり上げるのか?その批判意見に対して、他の出演者は沈黙するのみだった。特にその直前までそのボクサーをべた褒めしていた2人の野球評論家はかなり気まずそうだった。テレビとは真っ当な意見が黙殺されてしまう世界なのか?見ていて悲しくなった。

    【その他、番組全般】

    • “こころの豊かさ”を追求する番組で見た福岡正信氏の『草木の生えない砂漠にも畑は作れる』という話は本当に素晴しかった。このような地球環境を考える福岡氏の出演番組をNHKだけではなく民放各局でも制作して欲しいと思う。
    • 現職の国会議員、弁護士などが3兆円の在日米軍移転費用について話していた。国民の血税を使うにも関わらず日本政府は世界にも類例のないこの費用負担の説明責任を果たしていない。また、ほとんどの報道機関でこの移転費用についての討論番組もない。このような問題を検証も出来ないお笑いタレントなどが、おもしろ・おかしく扱うテーマではない。公共の電波を使い放送するべきではない。
    • 裁判中の犯罪について、ニュースやワイドショーでコメンテーターが「極刑にすべき」などと声高に言うのは、いくら報道の自由とはいえ、行き過ぎではないか。また、今日は、ワイドショーで新人議員を追い掛け回していたが、国会議員を芸能人のように追い掛け回すのはおかしい。
    • 【緊急中継・母親独占告白。犯人疑惑に徹底反論。事故死ではない根拠】というタイトルで、秋田県女児の母が生出演した。サングラスの芸人が『なんで引越ししないんですか?』『収入の方はどうなってるんですか?苦しいでしょ?』『(亡くなった娘と間違えて名前を呼ぶ)ねえ、○○さん?○○さん?』と言い、お笑い芸人は『犯人だと疑われている原因は?』と発言した。このような決め付け報道は人権侵害ではないか?
    • 2名の出演者が『死者の霊と会話ができる』と言っているが、非常に疑問だ。もし死者と会話ができるなら、未解決の重大犯罪を解決してみてはどうか。客観的な検証をせず、霊媒や交霊といった超自然現象をさも事実であるかのごとく伝える非科学的番組の放送は、報道機関としてあるべき姿ではない。公序良俗に反する上に放送に対する信頼を失わせることになる。放送が国民に与える影響力の大きさを考え、批判に耐える番組作りをすべきだ。
    • 若い人たちの素行の悪さが目に余る。殴られそうだから注意もできない。そこで要望だが、各放送局で若者に対して公衆道徳やマナーを守れと呼びかけるキャンペーンをやってほしい。

    【CM】

    • サラ金のCMは何とかならないか。自粛するといいながら、相変わらず昼間から流している。サラ金は、言ってみれば高利貸しである。高利貸しのCMを公共の電波を使ってやっている民放のテレビ局は、いったいどうなっているのか。業者にもテレビ局にも、節度があるならば、昼間や夕方、夜の時間帯は避けて深夜だけにすべきである。
    • 某薬品会社の目薬のCMは、電車の中で化粧をしている女性に『アイメイクだけで綺麗になれますか』という内容だが、電車の中でメイクしている映像を使う必要はないと思う。公衆の場でのメイクはもはや当たり前のような扱いの感じがして不快で、なおかつ迷惑行為だと思う。
    • 小松左京氏原作で映画化された「日本沈没」のワンシーンを使った英会話スクールのCMで、「日本が沈没する前に英語を…の日記」編が放送されている。原作では関東地方に未曾有の大地震が発生、日本が沈没するという最悪の事態になっていくが、当時と異なり現在は地球温暖化により、永久凍土や、氷河が解けるという要因が事態をより深刻化している。現実に起こる可能性のある問題を、たとえパロディーだとしてもCMで放送すべきではない。

    青少年に関する意見

    意見分類 2006年5月件数
    E-mailによるもの 107 件
    電話によるもの 40 件
    郵便によるもの 2 件
    FAXによるもの 5 件
    意見件数 計 154 件

    (男性100件、女性51件、不明3件)

    【意見の概要】

    • 5月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは先月とほぼ同数の154件だった。アクセス方法は先月と変わらずEメールによるものが70%だったが、男女別では女性からの意見が33%(先月28%)と多少増えている。
      内容別では、今月も複数のバラエティー番組のコントに対し「いじめにつながる」「テロップを入れればいいというものではない」という批判が多く、サスペンスドラマに対する「犯罪を助長する」「昼間の再放送はやめるべき」という批判意見が目立った。
      また少数ではあるが、男児だからと裸を映したり、少女の水着姿を出すのは児童ポルノ禁止法に触れるのではないかという疑問が寄せられている。

    【意見の抜粋】

    {お断り}

    放送と青少年に関して、電話やホームページ、FAX、郵便でいただいたご意見の中から、代表的な意見を抜粋して掲載させて頂きます。
    ただし、意味不明なもの、個人攻撃や誹謗中傷にあたるもの、不快感を与える表現などは非掲載とさせて頂いています。
    また、いただいたご意見は事実関係などを確認できない場合もあるため、放送局名、番組名、出演者名は原則削除させて頂き、あまり長い文章は要約、類似意見は代表的なものを掲載させて頂いています。

    [内容分類]  [E]はEメール

    低俗、モラルに反する(32件)
    受付 内容 方法 地方
    5/1 情報番組。この番組はもともと夕方から移動したが、朝にはふさわしくないコーナーが多数あり、同局の青少年を軽視する態度に非常に憤りを感じる。これならば、3月末まで放送していた関西発の芸能ワイドショーを放送するほうがまだよいと思う。7月か10月の改編で同番組を即刻打ち切るか元の夕方か深夜に移動して、関西発の芸能ワイドショーを復活してほしい。 E 39 東京
    5/1 バラエティー番組。複数の家庭内にカメラを設置し、各家族とスタジオを結んでやりとりをする企画がある。このコーナーで各家庭の子どもの頭に女性用のストッキングを被せ、誰がいちばん早く脱げるか、そして脱ぐ過程で誰がいちばん面白い顔をするかを競わせるゲームをやった。下記の三つの理由で極めて不適切なゲームであり、強く抗議する。?首を絞める恐れがあり非常に危険。?見ている子どもがこの危険な遊びを真似する可能性が高い。?面白い顔を競わせ子どもを笑いものにした。 電話 30代 新潟
    5/8 ドキュメンタリー番組。男児がホテルで裸でいるところを映したシーンがあった。子どもだから裸位はいいのかもしれないが、女児には配慮し男児は見世物であるかのように軽視されていることは首を傾げたくなる。(同様意見1件) E 26 東京
    5/9 特にバラエティーやCMで、胸をあけた洋服を平気で着用している女性タレントを使い、青少年の性が低年齢化している中、男性の興味を扇いで視聴率を取るのははいかがなものか?もっと品位のある番組制作をして欲しい。(同様意見1件) FAX 51 神奈川
    5/16 電車の中で男子高校生が訳もなく笑いながら後輩の頭を30秒おきに叩いている光景を見かけた。周りの乗客は皆不愉快な思いをさせられた。テレビの影響を受けやすい年頃だから仕方ないでは済まされない。テレビはまるで『今の時代は非常識に振舞っても構わない、むしろその方が受ける』とでも言っているように感じる。テレビが日本人のモラルの低下に大きく影響していることをもっともっと感じてほしい。 E 31 神奈川
    5/22 バラエティー番組。男女二人の出演者が全身にローションを塗り、ほぼ半裸で絡み合う(特に男性は局部を女性の顔に押し付けていた)。そのあとラップを顔全体にしばらく押し付けていた(子どもが真似たら確実に窒息する)。高視聴率の番組で、子どもが多く視聴するであろう時間帯に、このような内容を放送するのは問題が多い。局の社内基準も逸脱している。制作側だけでなく社内審査体制にも問題あり。(同様意見2件) E 47 東京
    5/24 朝の情報番組なのに、小学生のグラビアアイドルが紹介されていた。その際、水着姿の少女が胸を強調するようなポーズの画像を大きく掲載したスポーツ記事も紹介されていた。これは児童ポルノに該当するのではないか?2分程度の短い紹介だが、朝の番組で放送すること自体、少女の性を売り物にする事に何の躊躇もない事が伺える。番組スタッフの神経を疑う。(同様意見1件) E 31 東京
    5/30 情報番組。一般女性がアルバイトで風俗業界に入って行くという番組。業界の上っ面だけを描くので、18、9歳の女性の気をそそるような内容となり、業界にひそむ危険性が欠落していた。テレビの影響力で社会的に認知されたことになりかねない。今後注意してもらいたい。(同様意見3件) 電話 30代 福岡
    5/30 この映画は暴走族の女の子と普通の女の子の友情物語だが、ヤクザや偽ブランド、パチンコ屋、不倫などがストーリに組み込まれていて、若年層が見るにはどうかと思う内容だった。いくらコメディータッチにしてあっても子どもには見せられない。この時間帯に放送する局が理解出来ない。 E 39 滋賀
    5/30 音楽番組。最近の歌番組は、お笑い芸人が司会でトーク中心の番組が多くなり、芸人の言葉遣いや番組の質も良くなって来たと思うが、この番組に関しては下品な言葉遣いが多く、弱い者いじめを助長する様な発言が多い。また、グロテスクな発言や、気持ち悪いCGを使った場面が度々放映され、食事時なのに吐き気がする事がある。大人たちがゴールデンタイムで低俗な発言をしたりグロテスクな発言をしていいのだろうか? E 14 東京
    いじめや虐待を助長する(13件)
    受付 内容 方法 地方
    5/15 音楽番組。水槽に顔や足を入れ、皮膚の古い角質を“ドクターフィッシュ”に食べさせていた。ひとりが呼吸用のパイプをくわえ水槽に顔を入れていた時、他の出演者が着色した液体をパイプに注入した。本人が呼吸困難になり、あわてて水槽から顔を出した。画面には「危険なので真似をしないで下さい」とテロップが数秒間表示された。しかし、子供が見ている時間帯に、このような危険な行為を何故放送するのか。テロップ表示さえすればどのような行為でも放送出来るのか。納得出来ない。 電話 60代 千葉
    5/22 バラエティー番組。ゲームをして、ビンタや蹴りを入れるなどの暴力を是認していた。子どもが見る番組であり決して許すべきではない。このような番組をなくすように全局が頑張っている中、以前もいじめを是正する事で注意を受けているのに、このような番組自体やめるべきではないか。 E 41 奈良
    5/25 バラエティー番組。水槽に顔を入れて上から水を注ぐというコント。何を考えているのか!『真似をしないでください』とテロップを流せば何でも許されるのか。もともと大人向けの番組というわけでもなく、小さい子どもの視聴者を集めて、あげくにこんな虐待性のあるものを放送するなど、まったく人間性が感じられない。人権や食べ物を粗末にするなど、いろいろ問題はあるが今回は生死に関わる事だ。注意するようお願いする。(同様意見5件) E 29 大阪
    5/29 バラエティー番組。算数問題で答えられなかったら水槽に落とされるのは、子どもの教育にとって最低である。この番組ではいじめ企画が多いと問題になっているのになぜやめないのか。 E 33 神奈川
    犯罪を助長する(12件)
    受付 内容 方法 地方
    5/1 サスペンスドラマが数多く放送されている同じ放送局で、毎日事件報道があるが、このような殺人ドラマが青少年の犯罪にも少なからず影響を与えている。テレビ放送が始まった初期は、一家で茶の間で見ていた為か、サスペンスドラマは少なかったし、視聴者もテレビ上で演じていることとと、社会生活とは切り離して見ていた。しかし、現在では青少年が見ている時間帯に配慮もなく、鮮血が飛び散る殺人の予告編・再放送も含めて毎日昼間から放送されている。消費者金融のCMは視聴者からの激しい抗議で放送時間帯に配慮しているが、自局が制作した番組は一切配慮していない。(同様意見3件) 電話 80代 福岡
    5/2 報道番組。高校生がゲームソフトをアルミ箔に包んで万引きするシーンを放送していた。多くの店では、万引きした場合にはセキュリティーをかけてピーとなるしかけにしているが、アルミ箔で包むと、これが効かなくなる。こんなシーンが放送されると、高校生などが真似する。万引きの手口を教えるような内容は放送しないでほしい。(同様意見2件) 電話 50代 神奈川
    5/8 サスペンスドラマ。この番組は若い人間のモラルを破壊する。若者が駅で酒を散々飲みその缶を跨線橋から捨てる。そして注意した人を突き落とす。あまりにふざけた内容。電車や駅でのマナー悪化はJR・私鉄を問わず問題になっており鉄道会社でもマナー向上キャンペーンを実施している。実際に電車や駅でのトラブルが絶えないのにこの局のやっていることは火に油を注ぎこむようなものだ。それでいて未成年者や若者が事件を起こすと凄まじい勢いでバッシングを始める。あまりのひどさに開いた口がふさがらない。アニメやバラエティーばかりが叩かれているが、この手の番組のほうが未成年者、特に子どもには危険だ。(同様意見1件) E 31 千葉
    5/17 特撮ドラマ。主人公の二人の女子が、悪者をやっつけるために機関銃を乱射する場面があった。このようなシーンを繰り返し見ているうちに、子どもたちは銃による殺しに不感症になってしまうのではないかと心配している。このような番組を放送していると、やがて日本でも、アメリカのような銃による青少年の凶悪犯罪が発生するのでは…と危惧している。 電話 47 栃木
    5/25 サスペンスドラマ。【犯人を目撃した子どもが食物アレルギーだった為、犯人はその子にアナフィラキシーを起こさせ殺そうとする】という内容だった。私の娘も重度の食物アレルギーがあり、原因物をほんの少量口にしただけで命を失うだろう。この番組は、あまりにも配慮に欠け無神経ではないか。模倣犯が出たらどうするのか?メディアが視聴者に与える影響について再考し謝罪をしてもらいたい。(同様意見1件) FAX 愛知
    CMへの意見(10件)
    受付 内容 方法 地方
    5/8 17時28分頃に銀行のカードローンのCMが放映されたが一体どういうことなのか?理解に苦しむ。与謝野金融担当大臣がサラ金のCMに不快感を表明しているのは無理はない。カードローンのCMもサラ金並みに規制すべきである。(同様意見1件) E 34 神奈川
    5/8 サラ金のCMについては、相当前から『中止すべき』との意見が視聴者から出ていたと思うが、民放各局はこれらの意見を無視する形でCMの放送を続けて来た。今でも懲りずに、アイフル以外のサラ金のCMは放送されている。業界全体の悪徳振りが表面化した現時点で、視聴者の多数意見を蔑ろにした事に関して民放各局はどう説明するつもりなのか問いたい。(同様意見1件) E 40 埼玉
    5/9 連休中にテレビを見ていたら、子供が視聴している昼間からアルコール飲料のCMを流していた。高校生の飲酒が問題になったりしているのだから、アメリカや韓国に見習って、アルコール飲料のCMを昼間は禁止するなどの規制をかけるべきだ。 電話 28 東京
    5/23 最近は本当に、各局でパチンコのCMが目立っている。この日は午前7時台の放送もあった。パチンコなどのギャンブル関係のCMは朝から流すべきではない。パチンコのCMも消費者金融並みに規制するべきだ。(同様意見1件) E 18 栃木
    言葉遣いについて(10件)
    受付 内容 方法 地方
    5/8 最近のテレビ番組やCMでは“いやらしい言葉”“乱暴な言葉”など不適切な言葉をよく使っている。子どもが真似をして困るので注意してもらいたい。 電話 50代 沖縄
    5/8 放送における言葉の影響は学校教育以上のものがある。特に、『~くない?』というようなアクセントの平板活用、形容詞の活用語尾を取る“ダサ”“キモ”などの言葉は、たとえ流行を反映する番組であっても、やはり正しい言葉遣いにすべきだろう。アナウンサーの世界が正しい日本語について厳しいのかどうかはわからないが、俳優など他の芸能人に関しても厳しくてよいはず。テレビに子どもの相手をさせている親もいるのも問題だがテレビの影響の大きさは考えるべきである。 E 37 千葉
    5/8 最近“号泣”という言葉を使いすぎている。号泣とは大声で泣き叫ぶことなのに涙ぐんだだけでも号泣と言っている。そのほかにも“激怒”“爆笑”“衝撃”などと大げさなテロップを書きたてている。見せるために必死なのは分かるが嘘は書いてはいけない。子どもも間違った使い方をするようになってしまう。 E 29 神奈川
    5/10 10代の若いボクサーが、テレビ取材に対して“タメ口”で答えていて大変気分が悪かった。彼と同世代で活躍するプロスポーツ選手は、取材に対してきちんと敬語を使っているのだから、単に『若いから』で許されるわけではない。番組関係者を含む周囲の大人は、ボクサーとして育てる前にまず社会の最低限のマナーを教えるべきではなかろうか。ボクシングのテクニックを優先させるあまり、“言葉遣い”という対外的に最も基本的な素養があの年齢で備わっていないのは問題と言わざるを得ない。(同様意見2件) E 21 大分
    5/11 “キレる子ども”をテーマにした番組だったが、ゲストが『脳の部品が・』と発言した。この番組に限らず、昨今は人間を物扱いした『○○君が壊れた』などという表現が増えている。このような表現は命の尊厳が損なわれ軽んじられてしまうことにつながると思う。まるで人の命をサイボーグ化している。 電話 40代 大阪
    5/22 女性占い師が外国人俳優に対し、『結婚しないと命を落とす』と発言をしていたが、脅迫まがいと捉えられてもおかしくない様な物の言い方だった。そんな無責任な発言をするのは文化人やTVマンとして如何な物かと思う。大袈裟かも知れないが下手をすれば国際問題に発展してもおかしくない話だ。 E 18 東京
    5/25 特撮ドラマ。主人公が属している特殊部隊の隊員の言葉遣いが悪すぎる。ふてくされたような態度も見ていてかなり不快だ。子ども向けの番組なのだからその辺りの配慮はして欲しい。 E 27 東京
    報道に関するもの(10件)
    受付 内容 方法 地方
    5/2 大阪の姉妹殺人事件について、殺人犯の心理をあまりにも克明に報道しすぎである。たとえば、少年が「母親を殺害したとき、苦しむのを見て快感を覚えた」というような発言まで、報道する必要はない。こうした異常心理まで報道することによって、おかしな人間の心に、火に油を注ぐようなことになるのではないか。 電話 81 千葉
    5/8 ひとつの事件があると、ほとんど全局で同じような内容で何日も繰り返し放送される。ゴールデンウィーク中で子どもたちも見ているのに、テレビをつけると事件ニュースばかりだ。原因究明などならまだしも事件内容の繰り返し報道は必要ないと思う。 電話 75 東京
    5/8 架空請求で犯人グループと思われる団体と接触し、拠点も確認しておきながら警察へ連絡せず被害者の感情を逆なでするヤラセ番組を報道した。本当の事ならすぐに警察へ連絡するべき。視聴率を取りたいが為にヤラセ番組を作成したとしか取れない内容になっている。今後このような番組が放送されない事を願う。 E 17 千葉
    5/15 近頃のNHK含む民放各局で“オーバーラン”について過剰な報道が多すぎる。オーバーランは、報道されていないもの(1m前後)を含めると数え切れないくらいあるはずで、それを大袈裟に報道し、余計な心配を利用者に与えかねない。鉄道の知識の無い人物(コメンテーター等)は勝手に意見を言わないで欲しい。 E 16 神奈川
    5/24 未だに少年犯罪が増えているという捏造放送を繰り返すのはいかがなものか?過去10年だけのデータを出し、あたかも昭和30年代付近の異常な犯罪数を隠すグラフ。このようなことが繰り返されている。“少年犯罪者データベース”では、少年犯罪は確実に減っている。あとはゲーム脳やニート。まともな定義もデータもない主観的な意見で構成された仮想科学で『子どもが影響を受ける』という意見も子どもの目線ではなく、ただの大人に都合の悪いものを責任転嫁しているように思える。 E 16 兵庫
    5/25 情報番組。仙台市の事件に関連して、亡くなった子供と同じ身長の子供を起用して、ベランダによじ登れるかどうか、番組中で実験していた。現在進行形の事件で、子供を使って実験することは許されるのか。こんなことは警察がやればいいことだ。これは、民放連放送基準【第3章・児童および青少年への配慮。(21)児童を出演させる場合には、児童としてふさわしくないことはさせない】に違反しないか。 電話 55 千葉
    5/26 最近ニュースを見るのがイヤになってきた。青少年にかかわる殺伐とした事件を詳しく、繰り返し伝えているからだ。青少年が一緒になって劇に取り組んだり、自分たちの手で成人式をやったなど、伝えてほしい「良い」ニュースも一杯あるが、そうしたニュースはほとんど登場しない。少年犯罪が起きた当座はセンセーショナルに報道する。テレビでは、背景などを掘り下げた内容は伝えようとしない。報道機関は、そうした背景を調査・報道することに力をいれるべきだ。 電話 60代 神奈川
    5/31 情報番組。ゲストの女性音楽家が、韓国の男性タレントの除隊のニュースを受けてのコメントで、『日本の若者はたるんでるから、日本も徴兵制度を取り入れるべきだ』と発言した。日本は憲法で軍隊を持たないと決められている。憲法9条を馬鹿にしたような発言をした女性およびテレビ局は視聴者へ謝罪すべきだ。 E 18 三重
    差別や偏見を助長する(9件)
    受付 内容 方法 地方
    5/2 報道番組。統計上、昭和30年代、40年代といったポルノ系メディアのない時代の方が性犯罪の発生率は圧倒的に高く、今でもポルノ系メディアを厳しく規制している国々の方が高い。韓国は日本の20倍、カナダは60倍にもありエロ表現は逮捕対象だ。日本も規制すればこうなる可能性が大きい。適当にガス抜きをさせないと溜まったストレスはいつか爆発する。アメリカの禁酒法と同じだ。ポルノ規制が緩い国ほど性犯罪の発生率は低いのは常識。実際ヨーロッパ諸国ではポルノ解禁後、性犯罪の発生率は下がっている。それらの情報を報道せず一方的にオタク叩きとも取れる片寄った報道をするのはいかがなものか?(同様意見1件) E 31 愛媛
    5/8 ニュース番組等で“ニート”について取り上げられる際の説明や解説を変更して欲しい。現在は、ほとんどの局や番組で、ニートのことを『働く意欲もなく学校にも行かない人たち』のように説明しているが、これでは大学浪人生(特に予備校に行く費用がなく自宅で学習している「宅浪生」)との区別がなく周囲に誤解されてしまう。働いても学校へも行っていないが、これから社会に出る準備をしている人たちにもう少し配慮が欲しいと思い意見を送った。(同様意見1件) E 19 神奈川
    5/18 バラエティー番組。この番組は酷過ぎる。一番酷いのが【スタジオ観覧は18歳~30歳までの女性限定】という部分。お笑いとは老若男女国籍問わずに楽しめるものであってほしいのに、これだと男性は邪魔者扱いされているようで気分が悪い。しかもそのせいで、“女性に人気=人気芸人”“女性に不人気=売れない芸人”のような勘違いが起きる事も考えられる。また、どれだけ面白くネタの質が良くても『不細工だからと』いう理由で人気の出ない芸人が増えてしまう事もありえる。 E 16 埼玉
    5/19 バラエティー番組。レギュラー出演しているペルー人の女が毎回、日本人男性に対して人種差別的発言を繰り返すので腹が立つ。「日本人男性は女性を大事にしないから付き合わないほうがいい」「南米の男性は女性と食事をしたときなど日本の男のように割り勘などにはしない」「日本はなんでこんなに男を甘やかしやがるんだ」…等々、とにかく毎週、南米男性がいかに素晴らしいかを喧伝し、日本男性をボロクソにけなしている。これに、他の外国人ゲストたちが同調するから更に問題が大きくなるんだ。こんな女性はテレビに出すべきではない。 電話 10代 東京
    5/25 バラエティー番組。ニートを題材にしたコントを見たが、弱者イジメにしか受け取れない内容だった。ニートと家族の本当の苦しみはわからないが、あまりにも人の気持ちへの配慮が無さ過ぎる。ニートの人やその家族、今は立ち直った人がどんな気持ちになるのか少しも考えなかったのか。多感な年頃の子ども達も喜んでみている番組だ。偏見が生まれないとも限らない。 E 42 愛知
    放送局の姿勢、責任を問う(8件)
    受付 内容 方法 地方
    5/2 バラエティー番組。未成年にお酒を飲ませたアナウンサーが出ていた。ニュースを読む立場の人が刑事犯罪を犯して時間が経てば同じ仕事を普通にできるなんて、子どもに『犯罪を犯しても時間が経てば許される』と教えているようなものだ。今の少年犯罪を考えれば出演は控えるべき事だと思う。公共の電波でテレビに出て注目されているという立場を考えて、もうテレビには出ないでほしい! E 23 東京
    5/8 報道番組。GWで3時間生放送SPだったが、“こどもの日”を意識した放送内容ではなかった。特に10時頃、リポーターが廃墟を取材したVTRが紹介され、壁に女性の下半身が描かれた落書きがあったが、ボカシやモザイクなどの編集処理もなく、無修正のまま放送された。GWで会社関係の子供が泊まりにきていたが、『アレな~に』と聴かれ返答に窮した。なぜ“こどもの日”に配慮した放送をしないのか。性犯罪が発生するとテレビは必ず、他のメディアの影響と報道するが、家族共々居間で見るテレビの影響の方がはるかに大きい。 E 39 京都
    5/17 バラエティー番組。窃盗を告白したタレントが相変わらずゴールデンの番組に出演していた。事件から1年たてば忘れてるだろうと思い込んでいるのかもしれない。タレントは反省の余地もない。もう犯罪者をテレビに出さないでほしい。 E 23 愛知
    5/22 地方では放送局が少ないので他の系列局が制作した番組を休日のお昼時間などに放送している。放送されている番組の中には、本来は午後の9時以降に放送すべき番組が青少年が簡単に視聴できる時間に放送されている。何とかならないか? E 20 富山
    5/29 アニメ番組。前の週の予告で『来週は・・』と予告があったにも関わらず、5月24日当日は野球の交流戦が放送されていた。ネットで東京など他の地域では予定通り放送されていたことが判明し、大変な憤りを覚えた。代替放送を用意すべきだ。親戚の子どもに録画を頼まれていたのだ。結局、大泣きするほどガッカリしていた。本当に迷惑な話。 E 35 広島
    視聴者意見への反論・同意(8件)
    受付 内容 方法 地方
    5/8 腰を振る芸人について色々な批判があったが、私は賛成派だ。腰を振るのは1つのパフォーマンスであり、またそれを自粛させるという事は、その人の“芸”を潰すという事になる。そもそも彼がテレビに出始めた時は批判はほとんど無かっただろうし興味本位で見ていたと思う。それをメディアで沢山見かける様になってから批判が増えた事自体がおかしい。暴言を吐いたり他人を暴露ばかりする芸能人の方が青少年に与える影響は大きいと思う。ずーっと子ども達がその芸をやるわけがない。子どもが真似をする“芸”は時代とともに変わっていくのではないか? E 25 東京
    5/8 『アニメは非現実的で子どもの教育に悪い。子どもが現実と虚構の区別がつかなくなる』などとあるが、むしろここでアニメやバラエティーを批判してる方々が「現実」と「虚構」の区別ができていないのではないか?自分はアニメをよくみるが、あなた達が考えているような感情を抱いたことはない。「現実」と「虚構」の区別がちゃんと出来るからだ。これは特別難しい事ではなく常識的なことだ。幼い子どもも普通に育てれば大方は理解できるだろう。(同様意見1件) E 16 広島
    5/11 最近のテレビ、特にバラエティー番組を見て思うが、視聴者からの苦情を気にしてか番組全体の表現が手ぬるいものが多い。バラエティーとは楽しむ物で、苦情や抗議を恐れているかのような制作姿勢は見る側にとってつまらない。また、『教育上良くない』『子どもに見せたくない』と槍玉にあがる番組があるが、それはテレビではなくテレビで悪影響を受ける人の問題ではないか。 E 21 岩手
    5/25 『ドラマの題名に“ブス”と言う言葉を使うのは侮辱罪だ』という意見があったが、こういうのを“言葉狩り”と言う。このドラマは、人も羨む美人モデルを彼女に持つ男性が、その女性の高慢さより外見は“ブス”だが“性格美人”であった主人公に惹かれ、遂にゴールインという実話を元にした作品だ。実際、所謂“ブス”である主人公の生き方や態度には嫌味がなく、むしろ純真であり、演じているタレントも非常に良い味を出している。これを見て、単なる“ブス”という単語だけを取り上げて苦情を言うのは筋違いだ。 E 40 埼玉
    5/26 『TV番組を批判ばかりするのなら見なければいい』という意見があったが、物事を全く理解していない。それなら低俗番組を垂れ流しにしていいというのか?差別的で卑猥な番組を垂れ流しにしていいのか?『気に入らなければ見るな』で済まされる問題ではない。節度を保ってこそ“表現の自由・言論の自由”は守られるのだ。最近“自由”と“好き勝手”の区別が出来ない愚か者が多い。 E 44 北海道
    5/29 最近の意見で、『子どもに7時以降はテレビを見せるな』、『最近食べ物を口に入れて喋るタレントが多い』、『喫煙のシーンは流すな!』や『お笑い芸人の言葉遣いは悪い』という意見が非常に多いが、その人らはテレビの何を見て話しているのだろうか?特に、タレントが食事をしている時に一言も発しないと仕事にはならないと思うし、それが嫌なら見なければいい。 E 18 大阪
    暴力・殺傷シーンへの批判(5件)
    受付 内容 方法 地方
    5/8 特撮ヒーローものは子どもに夢を与えてくれるが暴力シーンが多すぎる。第3のヒーローが主人公に襲いかかるシーンが多かった。もっと内容を柔らかくして欲しい。 E 19 大阪
    5/22 アニメ番組。3歳と5歳の親。夕方の特撮ドラマを楽しみにしていて、本日も見たあとチャンネルをそのままにしていた。するといきなり何人もの人が撃たれ、首から血が吹き出るという映像が現れ、驚いてチャンネルを変えた。見たものを何でもそのまま受け入れてしまう小さな子どもには、とても見せられない残酷でショッキングなシーンだった。テレビというのはチャンネルをそのままにしていることが多いので(この時間帯は夕食の準備の時間帯で親が近くにいないことも多い)、このような時間帯や番組の後に、いきなりこのような映像で始まるような番組はふさわしくないと強く抗議させていただく。(同様意見3件) E 40 千葉
    編成に関するもの(5件)
    受付 内容 方法 地方
    5/2 サスペンス再放送。暴力や殺人が堂々とまかり通っている番組が、子供が見られる昼の時間帯に放送されるのはどうしても許せない。外国では、もっと規制があると聞いている。「親がしっかりする」とよく言われるが、社会全体で守っていく必要がある。NHKは安心して見られるが、民放は毎日ぐらいにサスペンスを放送している。(同様意見1件) 電話 30代 千葉
    推奨意見(4件)
    受付 内容 方法 地方
    5/8 リサーチ会社のアンケートで“子供にみせたい番組”の第2位に輝いたのが伝統や昔話を放送するアニメだった。既存の長寿アニメや多くの最近のアニメを一挙に追い抜き、去年秋からの復活にも係わらず堂々の第2位とは驚くばかり。これからも長く放送されるべき番組。(同様意見2件) E 35 東京
    5/29 情報バラエティー。内容は『バットでゴルフはできるか?』や『星の砂は生きているのか』など、視聴者から寄せられた疑問を解決する番組で関東にはない面白さがある。しかも最近良く見られる過剰なテロップやBGM、タレントだけが楽しんでいる様子などがなくホームビデオ感覚で楽しむことができる。 E 16 神奈川
    要望(4件)
    受付 内容 方法 地方
    5/16 国の法律を用いて、週末の特に視聴者が多いと思われる土曜日の19時から21時等にかけて、道徳番組を公平に全局で放送するようにできないか?テレビメディアの与える影響は非常に大きく、近年の未成年の犯罪の残虐化はそれによるものも大きいと考えられる。 E 18
    5/22 深夜に放送されるアニメは大人向けやいわゆるオタク向けのアニメだが、中には子ども向けや子どもに良い影響を与えそうな作品、子どもにも見せたいと思うような作品がある。このようなアニメを夕方や休日の朝などに放送する事はできないのか。 E 19 京都
    マナーに関して(2件)
    受付 内容 方法 地方
    5/15 よくドラマで喫煙シーンがある。特に最近人気のアイドルがタバコを吸うシーンは、未成年のファンに影響が出ると思う。『○○が吸っていて、格好いいから私も』と考える人がいるだろう。だから特に人気のある人の喫煙シーンは辞めた方いいと思う。 E 16 埼玉
    5/22 情報番組。未成年の喫煙について話し合いをしていた時、出演していたタレントが『煙草位、みな吸っているからいいじゃん』等、未成年の喫煙を容認し、日本国民全員が未成年で喫煙しているがごとき発言をし、まともな謝罪をしないまま未だに同番組に出演し続けている。どう考えても社会倫理上、許されることではない。 E 44 愛知
    人権・プライバシーの侵害(2件)
    受付 内容 方法 地方
    5/8 報道番組。『秋葉原で違法な児童ポルノが密買されている』と報道されたが調べた所、?VTRに映った店舗は一般の店舗で商品も違法ではない。?児童ポルノ販売店が警察の摘発により関連店舗自体無い。?“秋葉原”と強調した事で、一般の買い物客すら犯罪者扱いし激しく人権を侵害した内容であった。などの点が挙げられ、完全に人権を無視した内容であった。早急に謝罪、並びに訂正報道を行なうべきである。 E 48 東京
    性表現について(2件)
    受付 内容 方法 地方
    5/22 アニメ番組。性行為を連想させる表現があった。時間帯として非常に不適切。また、同じ時間帯に以前も同じ問題が発生しているにも関わらず、まったく改善されていない。番組制作者及び放送局担当者の見識を疑う。アニメーションに対する偏見を助長させかねない。 E 26 大阪
    食べ物の扱いについて(2件)
    受付 内容 方法 地方
    5/29 料理の腕前をバトルする番組だが、実際の内容はどれが美味しいかではない。いい食材を使い、毎回粗末な食べ物を作る。不味さを笑いのネタにし、作った本人は笑いが取れた事に満更でもない様子だ。世界的に飢えている国がある中で、今以上に日本の残飯が増える危険性がある事に関して恥じるべきである。また、食材も限りがある資源である事を忘れさせる内容だ。食に対する意識の低下にも繋がるのではないだろうか。食べ物を粗末にしてはいけない。日本が築き上げてきた食文化を粗末にしてはいけない。基本的な事ではないだろうか。 E 19 青森
    動物の扱いについて(1件)
    受付 内容 方法 地方
    5/17 情報バラエティー。タレントが室内でパンダやオランウータンなどを飼うコーナーがあるが、動物を虐待しているようにしか見えない。日常生活で飼育することが不可能な動物をタレントが楽しそうに世話しているのをテレビで見て、子どもたちは動物とのかかわり方を正しく理解するだろうか。 E 30 北海道
    非科学的事柄を扱う番組への批判(1件)
    受付 内容 方法 地方
    5/11 某局はオカルト的な番組が多い。こうした番組を放送するのは、子供などにも悪影響を及ぼすのでやめるべきである。 電話 30代 東京
    その他(14件)
    受付 内容 方法 地方
    5/15 アニメ番組。「青少年に薦めたい番組」に選ばれた作品なので作品制作は慎重にやってもらいたい。今回は『飼っていたペットが病気で死んでしまったので、タイムマシンを使用して過去に戻り病気を治す』という内容だった。これは『ゲームをリセットすれば生き返る』と本気で思っている現代の子どもには見せたくない内容だ。原作は今から30年以上前で、当時は夢のある話だったのだろうが、もう少し時代の流れを汲んで制作に取り掛かって欲しいと思った。(同様意見1件) E 27 兵庫
    5/22 『昔暴走族に属していた』などの非行歴があるが今は立ち直って立派に社会人となっているコメンテーターやタレントがいろいろなテレビに出演しているが、あまり好意的には見ていない。というのも本人はそれでいいかもしれないが、周りにいた方々はどれほどの苦労を強いられたか考えたことはあるのか。見ず知らずの人でもその人たちのせいで今も心身に後遺症をお持ちの方や生活が大きく崩されたままの方もいらっしゃると思う。若者が『大人になって直ればそれでいい』なんて思うこともあるのではないか。若者の気持ちがよくわかるだろうなんて持ち上げられて子どもの非行問題に対して評論家気取りをされてしまうことに憤りを感じている。レッテルを貼って、這い上がれないようにしてほしいということではないが、もう少し地道な活動などで社会への恩返しをしてほしい。 E 41 埼玉
    5/22 テレビで写真にモザイクをかけたり、声を変えるのはどうかと思う。どうしてもプライバシーに関わるのであれば別として。過剰に使うのは良くない。 E 16 東京
    5/29 子どもに見せられない内容のアニメが多すぎる。アニメを見る大人が増え、視聴者の高齢化を意識してのことなのだろうが、子ども番組で大人の視聴を意識して、子どもに見せられなくなるのは本末転倒だ。中には明らかに子どもの視聴を視野に入れていない大人向けアニメもある。アニメは本来子どものものだということを製作側は忘れないで欲しい。大人の世界に子どもが踏み入ってはならないように、子どもの世界に大人が踏み入ってはならない。 E 25 長崎

    2006年4月に視聴者から寄せられた意見

    2006年4月に視聴者から寄せられた意見

    タレント同士の結婚(フィクション)を「緊急特番」として紹介した番組についての非難・抗議があった。アダルトゲーム・コミックを性犯罪と結びつけた報道番組と情報番組への抗議をはじめ、耐震強度偽装事件関係者逮捕報道関連に意見が寄せられた。

    2006年4月の1ヶ月間に、電話・ファクシミリ・郵便・BPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた視聴者の意見は974件で、3月と比較し123件増加した。

    意見のアクセス方法は、Eメール53%、電話39%、ファクシミリ7%、郵送ほか1%の割合となっている。

    男女別では、男性78%、女性19%、不明3%であった。

    2006年4月に視聴者から寄せられた意見 974件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2006年4月件数
    人権等に関する意見 21 件
    放送と青少年に関する意見 153 件 [ 意見内容 ]
    放送番組全般にわたる意見 380 件 [ 意見内容 ]
    BPOに関する意見・問い合わせ 39 件
    その他(放送関連以外) 381 件
    意見件数 計 974 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局に「視聴者意見」として通知。4月の通知数は368件(25放送局)であった。

    番組全般

    放送番組全般(人権、青少年を含む)への2006年4月の意見の主な内容のうち、特に「不適切な表現や発言、モラルの低下、不愉快、下品な番組」などに関する意見は全体で456件と、前月(328件)以上に多い。

    これらの意見では「不適切な内容(表現・発言など)」(267件)、「モラルの低下、倫理観欠如」(89件)「低俗・下品、不愉快な番組」(100件)などの意見や批判となっている。

    次いで「取材・報道のあり方」に関する意見が175件で、先月から急増している。

    一方、個別の番組・テーマ別では、“タレント同士の結婚”(フィクション)を「緊急特番」として紹介した番組についての非難・抗議(49件)、アダルトゲーム・コミックを性犯罪と結びつけた報道番組と情報番組への抗議(45件)をはじめ、耐震強度偽装事件関係者逮捕報道関連(26件)、ワイドショー番組やそのコメンテーター批判(24件)、女性占い師の発言への批判(19件)、韓国・竹島関連報道(18件)、大家族に密着した番組への指摘・苦情(13件)などの意見が目立った。

    「放送局の対応」についての苦情・抗議は64件と前々月、前月に比べ増加傾向にある。

    また、『放送の公共性(51件)や、『(放送の)公正・公平・中立』(37件)についての意見も多く寄せられた。(*このうち政治問題への意見は15件)

    「CM関係」では業務停止処分を受けた消費者金融の報道を機に消費者金融・生保などのCMに対する批判や、番組中のCM回数やタイミング、音量などへの苦情に対する批判が55件(そのうち「消費者金融関係」への意見は30件)寄せられた。

    なお、人権等権利に関する委員会への相談・意見(21件)とは別に、番組・青少年各委員会に寄せられた意見の中で「人権問題や差別にあたるのではないか」との提起や懸念等は128件と前月(82件)から増加している。

    概要

    【特記事項】(「取材・報道のあり方」「局の姿勢」などから抜粋)

    • 【警察庁で“アニメ、ゲーム、インターネットにあふれる性・暴力情報を規制する検討会”が開かれた】というニュースで、近年起きている児童への犯罪の原因がまるでアダルトゲームにあるかの様な誘導的な報道がされていた。取材のプロであってもメディア研究の見識も持ち合わせていない素人の人間が、ゲームの影響で犯罪を誘発するのが事実であるかのように軽々しく断定してしまう姿勢に疑問を感じた。
    • 芸人とアイドルの結婚ドキュメンタリー。しかし実際は全部作り話。番組の最後に涙を流した芸人に『こんな茶番で何泣いてるんだ』というスタッフの一言と、一瞬だけ小さく出た『フィクションです』のテロップで終了させたこの番組に、激しい怒りを感じる。どれだけ多くの人が騙されたか。最後のスタッフの一言は、芸人だけでなく視聴者を馬鹿にしたのと同じだ。局に問い合わせたところ、『始めにフィクションと言うと面白味に欠ける』の一言。明確な趣旨も謝罪も聞かされず、さらに腹が立った。その番組の作家のブログを見ても、『自信作だ。感想ください』のみ。放送終了後も謝罪はなく心底呆れた。番組を信じた視聴者からすれば、あれは不快でしかなく、“面白味”や“自信作”などとよく言ったものだ。テレビを作るなら、もっと違う形で“面白味”を求めてほしい。
    • タレント同士の結婚をドキュメンタリー番組として放送したが、そのものがウソ、つまり“やらせ”という悪質なもので、視聴者を欺く番組だ。公共の放送局として信用できない。
    • アダルトゲームやアダルトコミックを強引に性犯罪と結びつける報道があった。不特定多数の愛好家を犯罪者扱いし、無用な偏見を助長するのは本来公平であるべき報道番組にあるまじきことだ。

    【取材・報道のあり方】

    • 先日の痴漢冤罪被害者の男性の告訴が棄却された事件について、どの局もが『難しい問題だ』とあまりにも軽い扱いだった。実際には、①被害女性は『めんどくさい』と言って捜査に協力しなかった。②被害箇所が“腰”から“太もも”に変遷するなど、不合理な供述が多く見られる。③被害女性の証言内容は、携帯の話し相手の供述とも矛盾している。④被害女性の証言内容は身長等の関係から不可能である等、多くの問題点がある中で『女性の証言は合理的で信用できる』と冤罪の典型例の判決を出した極めて問題のある事件だ。なぜ、どこもこの事実に触れないのか。これは世界でも類を見ない男性への人権侵害だ。痴漢冤罪事件が未だに解決されないが、マスコミには真実を報道し問題を追及する義務があるはずだ。
    • 事件報道で『容疑者には精神科の通院歴がある』というのは伝えるべきことなのか。川崎で起きた小学生突き落とし事件においても一部の局でそのように伝えていた。『精神科の通院歴がある人は罪を犯す危険性がある』というイメージを植え付けていないか。時々使われる『通院歴はなく』という表現は偏見に満ちていると思う。精神科で扱う病気も症状も様々。精神科通院歴=犯罪予備軍という偏見は止めるべきだ。
    • 日本海竹島海域の海洋調査について市民の声が韓国人の分だけしか放送していない。これが公平な報道といえるのか偏向報道ではないのか。それに“攻撃的挑発”とはどういうことか。自国内に測量に行くことが攻撃的挑発であれば、先にあった中国が日中中間線をまたぐ海域で一般船舶の航行を禁止する“航行警報”を出していた問題の方がよほど攻撃的挑発ではないか。その件については一切挑発であるとは触れずに、日本が何か行動をすると常に日本側が悪いように扱うメディア(特にこの局と新聞)は公平を欠くこと甚だしい。
    • 各局が”竹島”問題を取上げる中で、朝の情報番組キャスターや夜の報道番組キャスターなどが意見、批判を展開している。しかし、その意見が偏向しているように感じ、放送局が的確に放送基準の報道条項のチェックをしているのか疑問に思われることがある。局に云うと「報道バラエティー」だと逃げたりする。各局は放送基準を遵守すべきだ。
    • 19日小泉首相と全閣僚が出席し、行政改革推進法案など5法案の総括質疑を行なった。自民・公明・民主・共産・社民・国民新党の各党が質疑をしたが、番組では今国会の最重要案としながら民主党の渡部恒三議員の質疑だけを放送した。このような報道のあり方は公平・公正とはいえない。
    • 年々夕方の情報や報道番組が放送開始時間を早めたりするなど表面上はリニューアルしているが、実態はほとんど以前と変わらず内容もマンネリ化の傾向にある。事件や事故、政治経済など時事問題に関する話題に時間を割くのは当然としても、朝から同じような芸能ニュースを多く放送したり、夕方の時間帯には適さない不可解な特集が多過ぎる。それでいて、視聴率でもあがろうものならまるで天下を取ったようにHPを使って大騒ぎ。番組HPも『番組を見て意見、苦情を寄せて下さい』と明記しながら、設けられている掲示板に掲載されているのは好評や出演者へのファンレター的内容のものばかりで、番組に対しての批判や苦情はあくまでも“嫌がらせ、誹謗・中傷”と捉えているかのようで大変不快。
    • この頃、朝の情報番組などに必要以上に“人気タレント”や“お笑いタレント”としての人気のある人物の登場が増え、最近は政治、経済や事件などを伝えるワイドショー番組の司会まで務めているが、彼らを起用する制作側の意図が理解できない。アナウンサーの中にはニュース原稿を読むのに上手とは言えない人物も多いが、それでも彼らはニュースを中心に担当をしている場合が多い。そういった人材を無視して、何故“MC=人気タレント”“アシスタント=女性アナウンサー”なのか。タレントたちの中には饒舌をウリにしている人物も多いが、そういった人物が真っ当に事件や事故を伝える事ができるのか疑問だ。司会は各局の男女アナウンサーで充分ではないか。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 耐震偽装事件で元建築士ら8人が逮捕され、番組では「大詰め耐震偽装捜査今日にも逮捕…」などと題して放送していたが、コメンテーターの映画監督が、全ての建築業者が構造計算書を偽装していると発言した。また、シャブコン(必要以上に水を加えた生コン)についても誤った認識で発言するなど、視聴者に誤解を与える発言を繰り返していた。氏の本業は映画監督であり、このような事件のコメンテーターではない。事件の発覚以来、事件と関係のない中小の業界にまで風評被害が及び、最近ようやく元の生活に戻れた状態で、生放送と知り発言の訂正を求め局に連絡したが、『伝えておきます』との応対だった。これではテレビは“言った者勝ち”ではないか。
    • 感動ドキュメンタリー・大家族密着取材として放送されている家族の実態は番組とは程遠く、事実と異なる点も多い。同じ団地の住人として迷惑している。放送後、この家の子ども達の非行はひどくなり長女と共にスーパーを訪れた四女が商品に穴を開け店に被害を加えたり、客に故意に身体をぶつけ落としたお金を持っていくなどのことがある。余りにもこの家の実生活と放送内容が異なる不適切な内容なので局に抗議したが、『個人のプライバシーに関わることだ』と高飛車な応対をされた。
    • 現在も親子に大人気のキャラクターの名作アニメ主人公の“初代声優による映像を一挙公開”とした番組予告をワイドショーなどの時間帯を通じて宣伝したが、実際には全く異なる吹き替えの新作を放送した。当時を懐かしんで家族揃って楽しみにしていたのに一気に雰囲気をぶち壊された。番組の予告で過剰なほどに過去の放送をするかのように宣伝しておきながら、実際には数秒しか放送されず全くの虚偽予告をしたことに対し視聴者にお詫びをするべきである。《*青少年委員会にも関連意見多数》
    • 昼の健康情報に続く視聴者からの電話相談で、下品な司会が相談者に対して『浮気旦那のオ○○チンをちょん切れ!』や『うるせーババアは2階から突き落とせ』などと発言。不適切な発言が目立つ司会者とこの局のモラルを問う。
    • 女性占い師の毒舌を売りにするこの番組の構図は、“ニート”を俎上に、収入を得ているものが収入を得ていない人間を悪者にし責め立てているという、社会的身分における差別である。占い師の『所得のない人間は人間ではない』とでもいいたげな発言が非常に不快だった。未就労者の差別化を図ろうとしている狙いがあるのではないのか。公共媒体が取り上げるべき話題は、もっと他にあるだろうという気がしてならない。ニートが罪を犯したとでも言うのか。未就労者の中には家庭の事情で働きに行けない者もいる。そういう視点がこの番組には完全に欠けている。仮に自らの意志で就労を拒否したとしても、それを他人が攻撃する資格も権利もないはずである。そもそも人の価値観というものは、それぞれ違うから、他人がその選択について口を挟むべきではない。広告収入を得るために視聴率を稼ぎたいだけのように見える。未就労者を軽視しているとしか思えない。
    • *他にも『この番組の出演者が、実際に“ニート”であったか疑問だ。ニート歴半年という自称ニートの、怠惰なイメージを与える言葉しか喋らない出演者。それをテレビではおもしろおかしく紹介していたが、これはニートの立場にいることを悩んでいる人に対して、また、ニート問題に真剣に取り組んでいる方々に対して大変失礼で、社会に誤解を与えかねない番組だ』などの意見あり。
    • 普段から女占い師の横柄な態度やあるまじき発言、差別的思考には嫌悪を感じる。たまたまチャンネルを合わせたら『バカ!』『目の前から消えろ!』などの汚い言葉を連発していた。いつか番組が終了すると思い我慢しているが、こんなものを多くの人が目にする時間帯に平気で流す局の姿勢、考え方は大変遺憾で良心を疑う。視聴率さえ取れれば、どんなものでも放送していいのか?大体『地獄に落ちろ』『あんたは早死にする』などの人を罵る言葉は聞きたくもない。
    • 名古屋のある民放局で、2組の夫婦が夫婦を交換して一泊以上一緒に過ごし混浴をする番組がある。どう考えても公序良俗に反するし、モラルが低下している現代社会では更に常識を覆す悪質な番組で、局の姿勢そのものが問題だ。
    • 男の芸人の服を取り上げ、全裸で外を歩かせるという犯罪スレスレの内容。こんなものを日曜日のゴールデンタイムに流すなんてこの放送局もおかしい。
    • 岐阜県の医療過誤問題の判決について、早朝情報番組の司会は、庶民の立場を装って「岐阜県は早く1億8千万円を支払え」といった発言をしていた。この問題は行政・医者の立場からすると争わざるを得ず言い分もある。県民の立場でも多額の金を税金から支出するという問題もある。司会はもっと公平な立場に立つべきで、意見は他のコメンテーターに任せるべきだ。また同司会者は、女性スタッフに必要以上に接近しセクハラまがいの行為が目立ち見苦しい。何かの選挙の報道で「どぶ板」選挙のことを「利益誘導型」選挙と間違って解説していた。情報番組に携わる以上は公平さ、正確さと品性を保ってほしい。
    • 旅番組や料理番組などでの出演者の食事のマナーの悪い人が多いのをどうにかしてほしい。箸の使い方はもちろん、“くちゃくちゃ”と音をたてたり、犬食いやひじをついて食べるなど、不快になって見るのをやめる。年齢に関係なくこのような態度は目立つので、せめてまともな食事マナーをわきまえた人を使うようにしてほしい。
    • 朝の情報番組への意見で正午頃視聴者センターに連絡したが、応対した男性は終始高飛車な態度で、意見を聴かずに話の途中で一方的に電話を切った。以前にも意見を寄せた事があるが、一般的に女性の担当者の応対は良いが、年配の男性担当者は、『ただで見せてやってるんだ。余計なことを言うな。イヤなら見るなッ』などと応対が酷い。唯一視聴者と局をつなぐ窓口業務だという認識も持たず、応対マニュアルも出来ていない。
    • バラエティー番組のレギュラー出演者が、ゲストをお湯の中へ思いきり突き飛ばし、手や足で頭を抑えつけ約20秒もの間、呼吸が出来ない状態にさせていた。いきなり頭から押し込まれた為、息を溜める事も出来なかったゲストは大変苦しそうだった。こういう場面に対しては単なる芸人リアクションとして問題視しない傾向があるが、息が出来ない状態でどれだけ耐えられるかは人によって違うので大変危険だ。スタジオは爆笑の渦だったが、そもそも水中で息も出来ない状態で苦しんでいる姿を皆で大笑いする状況が笑いとして成立している事に制作スタッフは異常性を感じないのか。キー局のバラエティーはこういうお笑いはもうやらないはずだったのではないのか?一向に改善されないのはどうしてか。
    • 教育番組で、英会話の例を示すために戦争などのシーンを使用することはいかがなものか?
    • 約束事とか何かにとらわれることなく短歌の世界に入るという趣旨のラジオ番組で、作家・書誌家(50代)がエッセイスト、アナウンサーの3人で進行している時、兼題は“ペット”と自由題であった。多数の短歌から作家・書誌家選の短歌は①犬、猫が好きではない人間もいるのだというような歌。解説で知人の家人全員が9年飼っていた猫の死で泣いていたことについて、猫が死んだくらいでなぜ泣くのかと語る②電車に乗ると女の人のそばに座るという歌。解説で自分も痴漢はしないけど女の人のそばに座る。男のサガ(性)だと語る③自分は20歳になったが、アダルトビデオは机の下で埃をかぶっているという歌。このような選歌をし解説するのはエセ文化人以外のなにものでもない。番組の趣旨からいっても限度というものがあろう。NHKは公共放送の最たるものであり、視聴率や聴取率に関係のないNHKは、品格のある良い番組を放送することに徹するべきだ。それが受信料支払いの動機付けになる。
    • NHK民放を問わず、アナウンサーの間違いが多過ぎます。番組では、読み違いや変な発音が氾濫しています。全般的に教育の低下でしょうか、基礎教育がまるで出来ていません。そして「間違いでした」と、悪びれた様子もなく言うのです。昔はこんなことは無かったのに…。それにスーパー文字の間違いも多くみられます。
    • 番組やCMに横文字が多くなり過ぎている。ここは日本だ、横文字やカタカナは要らない。

    【その他、番組全般】

    • 制作費着服事件で、ずさんな経理体質を見直して真の改革を進めるNHKで、スポーツ報道センターのプロデューサーが約1760万円の架空出張旅費を着服した不祥事が報じられた。NHKの経営基盤である受信料は、視聴者が汗水たらして働いて収めている金だ、という認識がないのではないか。公共放送における企業倫理が欠如している。
    • 僕は脳梁欠損症と言う障害を持っている。より多くの様々な障害を持って産まれて来ている人達の事を、社会全体の中で支えていくというのは当たり前のことだ。放送メディアは障害を持って産まれて来る人たちが存在することを広く世間に教える義務があると思う。だから取り上げてほしい。他人を傷つけてはいけないという事を教えていくのも放送だと思う。
    • 各局バラエティー番組の出演者は本職が何か分からない。昔は本職としての能力があるから“芸能人”と云った。今はテレビに出れば“テレビタレント”というがタレントとは知識があり有能なことだ。テレビタレントの言葉は職種化しているが“芸NO人”だと思っている。出演者といえばいつも同じ顔ぶれだ。放送局は多方面に目を向け登用すべき。
    • スポーツ中継での民放の放送はとにかくひどい。“実況”は“絶叫”ばかりで知識は素人以下。何故かゲストにはその競技には全く関係のない無能なタレント。これでは正確な情報がまったく伝わってこない(特にひどいのがF1中継)。スポーツ中継には、正確な事実のみを伝える事を強く要求する。画面隅の意味のないテロップは気になるし大事なシーンを隠してしまうので止めるべきだ。

    【CM】

    • CMを挟むタイミングの悪さに何度も批判が寄せられているにもかかわらず一向に改善の兆しが見られない。しかも、春の改編で多少は改善されるかと思いきや、以前に比べて良くなるどころか余計に酷くなっている。特にニュースなどの報道番組で原稿読みは生中継、映像はVTRだがオープニングから数分ですぐさまCMを挿入するなど無意味な演出が多すぎる。
    • 消費者金融会社のCMを頻繁に目にするようになった。これら消費者金融会社が一般顧客に融資する際の金利は、いわゆる“グレーゾーン金利”が殆どであり、利息制限法上、違法と言える。悪質なCMでは、画面に利息制限法を越える金利を堂々と放映している物も見受けられる。このような現状は、放送法第三条の二項により放送事業者の負うべき「公安及び善良な風俗を害しないこと」の義務に違反する行為ではないか。
    • 今回、業務停止命令を受けた消費者金融の問題が発表され、非常に喜ばしいことと歓迎しているがまだまだ手ぬるいと思う。民放各局は以前自主規制でこの種のCMは22時以降しか流さない方向だと記憶していたが、現在は朝から夜中までのべつ垂れ流しの状態でいつ頃から規制を撤廃したのか?少なくとも昼間と22時までは流さないでほしい。こういう事態に至るまでには少なからずテレビの影響もあるのではないかと思う。
    • 長期間の海外勤務から帰国して驚いたが“のべつ幕なし”というくらいにサラ金のCMが流れている。外国ではこの種のCMは見た覚えがない。この国はどうかしていると思う。民放局は検討してもらいたい。
    • 最近はCM1本単位の時間が長くなった。とりわけ消費者金融のCMは顕著。民放にも「番組規定」等があり1番組内でのCMの回数やCM1本あたりの放送時間が決められていると、かつて民放連から聞いたことがある。先日民放連に意見・苦情を伝えたところ『(CMが嫌なら)CMのないチャンネルを見れば良いことだ』等と木で鼻を括った信じがたい回答だった。ドラマを見ていてもCMで分断され興覚めだ。仲間内でも『このままでは(興味の対象を)テレビから他のもの(読書や趣味など)に替えていくしかないな』と語り合う昨今だ。
    • ペットをCMに起用している消費者金融が話題になり放送各局が取上げている。放送の影響力は大きくインパクトが強い。視聴者はサラ金会社の信用度を測ることは出来ないが、局がサラ金会社のCMを流すとサラ金会社は安心だと往々にして受け止めてしまう。今回の問題を機会に民放局は責任を自覚してもらいたい。

    青少年に関する意見

    意見分類 2006年4月件数
    E-mailによるもの 108 件
    電話によるもの 37 件
    郵便によるもの 4 件
    FAXによるもの 4 件
    意見件数 計 153 件

    (男性166件、女性39件、不明1件)

    【意見の概要】

    3月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは206件と先月より66件減った。アクセス方法ではEメールによるものが85%、男女別では男性からのものが81%と相変わらず多い。
    年代別では、今月は20代からの意見が30%を占め最も多かった。
    ジャンル別では掲載された視聴者意見への反論、また反論に対する反論が依然多く、全体の31%を占めている。
    “いじめ”に関する意見はかなり減ったが24件寄せられている。

    【意見の抜粋】

    {お断り}

    放送と青少年に関して、電話やホームページ、FAX、郵便でいただいたご意見の中から、代表的な意見を抜粋して掲載させて頂きます。
    ただし、意味不明なもの、個人攻撃や誹謗中傷にあたるもの、不快感を与える表現などは非掲載とさせて頂いています。
    また、いただいたご意見は事実関係などを確認できない場合もあるため、放送局名、番組名、出演者名は原則削除させて頂き、あまり長い文章は要約、類似意見は代表的なものを掲載させて頂いています。

    [内容分類]  [E]はEメール

    差別や偏見を助長する(28件)
    受付 内容 方法 地方
    4/3 夕刻に昭和40年、50年代の古い時代劇を繰り返し放送しているが、現代の放送コードから逸脱、あるいはギリギリの言葉遣いが所々に見られ、とても不愉快に感じている。祖父達と一緒になって見ている子どもは悪気もなく差別用語を兄弟げんかの時などに使うようになってしまい、それが公共の場所である学校でも同じように振舞っているかと思うととても不安になる。 E 36 静岡
    4/6 バラエティー番組。ニート特集について。何を伝えたかったのか分からない。この番組に出演していたのは本当にニートだったのか?本当のニートというのは常に絶望感に苛まれ、何もやる気のおきない無気力な状態だ。女性占い師にあの程度の事を言われた位で立ち直れる程、生易しいモノじゃない。何故あんなに生き生きした方ばかりだったのか?ヤラセではないにしてもオークションやパチスロや大道芸で稼いでいる方がニートならば占い師もニートになるのではないか?どちらにせよ『ニートは何も考えてない馬鹿ばっかり』というイメージを作り出し、偏見を助長し笑いものにし、本当に困っている人達を更に追い込むのが局のモラルなのか?虐めと同じだ。(同様意見1件) E 19 京都
    4/10 最近のテレビの男性蔑視、女性優遇の傾向に意見をいいたい。『男性は女性を守るものだ』とは教わったし、そのとおりだと思うが、最近の女尊男卑なテレビの傾向にはものすごい嫌悪感がある。露骨に『男ってバカよね』『男はだらしない』『女性は強いですね』などなどハッキリとテレビで言っているのは男女平等とは云い難くおかしいと思う。特にCMで、露骨に言ってるのは我慢できない。 E 17 滋賀
    4/11 報道番組。『美少女ゲームをやる人間は犯罪者になりやすい』という旨の特集をやっていたが、記者、コメンテーターの私的意見を並べ、あたかも“オタク=犯罪者”といったような根拠のない偏った内容の放送があった。『気持ち悪い』といった意見を持つのは自由だが、それを公共の電波に乗せて、特定の趣味を持つ人間を批判するのは間違っていると思う。また、この局は以前にも『フィギュアを集めている人は犯罪者予備軍だ』といった偏見報道を行い、多数の批判を受けていたが、全く改善していない。ゲームやマンガを規制するよりも、こういった偏見を平気で垂れ流す放送局の姿勢を、先に直したほうがいいのではないだろうか?(同様意見11件) E 17 群馬
    4/11 報道番組。秋葉原と“オタク”についての特集に意見。オタクは全て犯罪者であるという放送であり、そこも問題だと思うが、中でも女性リポーターにアダルトゲームを体験させ、それについてコメントをさせるというひどいセクハラをしていた。放送時間も問題だ。取材によれば、こうしたソフトは未成年には販売しないそうだが、なら何故それを未成年が多く見ていると思われる時間に放送してよいのか。また、一般の店では販売していないというものを手に入れて、普通ならそんなものに触れないであろう女性リポーターに無理やり体験させるのは許せない。(同様意見2件) E 28 東京
    4/11 子供向けのアニメ番組のキャラクターでは、顔の特徴、例えば片方の目が一重でもう一方が二重瞼であるとか、鼻がまん丸であるというようなことを、誇張して変な形にして描いているものがある。それによって、そうした特徴を持った人を、結果的に中傷するような描き方になっているものもある。このようなアニメ番組を流すことは、テレビ局として配慮に欠けているし、日常的にそうしたアニメを見ている子供たちに、差別意識を植え付けることになるのではないか。 電話 50代
    4/13 報道番組。『性的要素を含んだ成人向けのゲーム・アニメ等は、性犯罪の温床であり規制すべき』といった要旨の報道がされていた。しかし、番組中に資料や統計も出されず、始めに結論ありきといった内容だった。実際にはアダルトメディアが殆ど存在しなかった昭和30年代が性犯罪の発生件数のピークであったという事実や、アメリカなどで規制が逆効果になった例があるが、それらについては取り上げられていなかった。こういった平等性を欠いた報道は、表現の自由等の基本的人権を奪いかねないものであり、またマスコミによる無根拠なレッテル貼りや差別を許すことにもつながるのではないか。(同様意見4件) E 18 滋賀
    4/13 ドラマ番組。“ブス”という差別的、屈辱的な言葉を番組の題名にするのは間違っている。子ども達への悪影響があるのは明白で、このようなタイトルをつけること自体が侮辱罪に問われるのではないか?子どもが面白がり“ブス”という言葉を使い、それで酷く心が傷つく人も多いと思う。タイトルをかえるか、放送をやめて欲しい。 E 44 宮城
    4/24 報道番組。合法の品として売られているアダルトコミックやゲーム等を、非合法の児童ポルノと同等の物であるという扱いをする場面があったが、正当な経済活動で利益を得ている不特定多数の人を暗黙に犯罪者扱いした報道番組にあるまじき言語道断の行為である。(同様意見3件) E 39 埼玉
    低俗、モラルに反する(25件)
    受付 内容 方法 地方
    4/3 アニメ番組。いつも女の子のパンティー部分の映像を放映する。安心して見られない。このような映像ばかり放送するなら、もうアニメ放送をやめたほうがいい。 FAX 埼玉
    4/5 教育番組。子供の意見を聞くという番組だが、出演者は芸能人、タレントで長髪でサングラスとか巨乳アイドルであり、CD,本の売り込みみたいなこともある。子供のバラエティー番組と化している。硬派な内容で、出演者は信頼のおける者にすべきである。 電話 38 静岡
    4/6 深夜ドラマ。男女4人を1部屋に閉じ込めて、殺し合いをさせるという非常にエキセントリックで気味悪い番組。最近はこうした気味悪い番組が増えている気がする。こうしたことが、最近の陰湿な事件発生の遠因になっているのではないか。子供が夜遅く起きている場合もあり、子をもつ親としてぞっとする。 電話 40代 千葉
    4/6 情報番組。特集で女性が白衣を着用し指示棒を持ち、セックスのメリットとデメリットをボードに書き出し解説をした。又、ひたすら『○○をすると気持ちがいい』を繰り返し、見ている方は『セックスしなきゃ』と思い込むような流れだった。子ども達が春休みで家にいる期間に放送する内容ではない。子ども達がセックスを安易に考え気軽にその行為をしてしまったらどうなるのか。すべての大人が子供の親の立場で番組制作をする姿勢を持つべきだと思う。 電話 30代 熊本
    4/7 クイズ番組。昨夜23時過ぎに若いカップルが出て、女性が子供が出来たことを男性に伝えたら、男性がどのような反応を示すかと問い、その反応が女性の思いに合致すると懸賞金が出るというクイズ番組があった。私は産婦人科医で毎月、10代のカップルが相談に来るが、罪悪感が全くなく勢いで結婚している。この種の軽々しい異性関係の番組は控えるようにしてもらいたい。 電話 40代 福岡
    4/11 トークバラエティー。出演した弁護士が「多妻多夫になれば、少子化も解決し、よいのではないか」と発言。冗談で言っているのかもしれないが、世の中モラルが退廃しているのに、さらに輪をかける。とくに青少年がそのまま受け取ったら大問題だ。 電話 60 富山
    4/11 夕方の時間帯でテレビ各局が放送したホストを主題にした番組は、放送法の「公序・良俗」に反するのではないか。大人でも眉をひそめるこうした番組が青少年に与える影響ははかりしれない。局が「表現の自由」を振りかざしてこうした番組をつくっていると、墓穴をほって、「取り締まれ」という動きが出てきかねない。サラ金CMの時間帯は改善したと思うが、こうした番組も特に青少年のために見直してほしい。 電話 45 東京
    4/12 テレビを見ていたら、幼稚園児たちが“ハードゲイ”と称するタレントのまねをしていやらしく腰を振っていた。子どもたちへの悪影響を看過できない。あんな男はテレビから追放すべきだ。 電話 60代 山口
    4/13 トークバラエティー。深夜帯とはいえ、あまりにもエロチックな映像は放送はすべきではない。最近の家庭では、子供の部屋にテレビがあるので、管理しようとしても出来ない。こうした内容の放送はしないでもらいたい。 電話
    4/14 バラエティー番組。内容は二組の夫婦が奥様を入れ替えて生活をしてみるというものだが、時々入れ替わった者同士が、初対面にも関わらず同じ布団で寝ることがある。しかも、それに異論を唱えた方に対して、番組の司会者も『そういう人もいるんですね~』扱い。このような行為をあたりまえにする風潮には納得ができない。23時という時間は、高校生も見ることが多い。若い人達にそれが当たり前だとは思って欲しくない。 28 愛知
    4/24 音楽番組。歌っている歌手の周りを水着姿のダンサーに踊らせ、歌いながら服を脱ぎ最後にパンツ姿になる振り付だ。余りにも過激で青少年に見せられる内容ではない。最近の番組では、赤褌のタレント、股間振りのタレント、露出度の激しい女装のタレントなどをレギュラー出演させているが、放送局には倫理観がないのか。 電話 30代 愛知
    4/24 よくタレントや歌手がプライベートな写真集(ヘアーヌード等)を出版すると必ずといっていい程テレビで宣伝する。テレビというのは公共の電波であって、このようなプライベートな宣伝をする場所でないはずだ。まして一般的に恥ずかしいとされるような物を堂々と宣伝することはおかしい。ヘアヌードになることを当たり前と捉える青少年が増えることだろう。健全な青少年の育成に関する宣伝であれば大いにしていただきたいが、それ以外に関しては自粛するべきだ。 電話 46 大阪
    4/25 バラエティー番組。高校生は学業が本分であるにも関わらず学校での恋愛やデートを企画する内容で子どもを持つ親の心情を逆なでするものだ。 電話 東京
    放送局の姿勢、責任を問う(21件)
    受付 内容 方法 地方
    4/3 バラエティー番組。女性占い師がスペシャル番組で真面目な意見を言った高校生に対して暴言を吐いたり、彼女自身が海外で1億円を使った事を話題にする事はよくないと思う。しかも誰に対しても自分と考え方が違うだけで『地獄に落ちる、死ぬ』などムキになり、素人に対して『お金は必要ない』などと言いながら、自分は宝石を着けたり海外で1億円を使うなどと矛盾している。芸能人も彼女に対して奴隷のようになっていて醜い。 23 東京
    4/3 トークバラエティー。窃盗犯の過去を持つタレントが出演する番組を流す局の姿勢に甚だ疑問を抱く。倫理観に欠ける行為だと思う。 31 東京
    4/10 最近改編期になるとテレビ番組は、タレントだけが楽しんでいる番組ばかりになり、中年が見る番組はNHKの番組に限られてしまう。民放でも中年が楽しめるような番組を増やしてほしい。 16 神奈川
    4/11 最近ワンセグや高画質高音質の地上デジタル放送が話題になっている。2011年7月24日になると地上アナログ放送が停波する予定になっているが、現在も地上デジタル対応テレビやチューナーの値段が高く学生や収入の低い人は買えない。2011年になってしまうと見られなくなってしまう。停波の日の延期や地上デジタル対応テレビやチューナーに助成金出すなど、地上デジタルの普及策を考えるべきだ。 16 神奈川
    4/14 関東・関西・東海地区ではアニメファン向けの魅力的な作品が増えているが、他の地域は減少、もしくは低年齢層向けの作品ばかりになっている。地方の青少年にとって、これらが見られないというのは、一種の地方差別と考えられる。 21 山梨
    4/14 今後は携帯電話器でもテレビ映像を流すというような話があるが、これは果たして国民のためになるのかと疑問を持つ。テレビは楽しい反面、麻薬的な力も持つ物である。テレビを楽しみに見ている者ではあるが、金儲けの手段として携帯にまでテレビ映像を流すのは、青少年にとっては集中力が落ちる、スポーツをしなくなるなどのマイナス面が多く、悪い影響を与えるのではないかと危惧している。 電話 70代 新潟
    4/14 大家族を扱ったドキュメンタリーについて書かれた週刊誌を読んだが、事実とは違うことを放送してもいいのか?この局は信用していた局だし、この番組はよく見ていたのに、裏切られた気分だ。視聴者を騙すことは許されない。(同様意見4件) 電話 15 東京
    4/24 アニメ番組。大々的にネットや新聞などで【2週連続で古い画像・旧声優陣にちなんだ番組になる】と広告しておきながら、実際の放送内容は全く違い懐かしい画像は放送時間の中のほんの1分程度。旧声優の声もほとんどなかった。子どもが楽しむアニメ番組でこのようなことがあっていいのか? 32 東京
    4/25 子ども番組とはいえ、テレビの見すぎは子どもの発達に悪影響を及ぼす事実をご存知だろうか。視力の低下はもちろん、最近ではテレビばかり見ていた子どもたちが人間としての正常な発達ができないでいる事実がある。夕食の支度の時間に、子どもが大人しくしていれば楽である。そのため16時から19時まで子ども向きの番組をノンストップで放送しているのだろうがCMもなく3時間連続である。良識のある親でさえテレビを消すタイミングを失う。少年犯罪が多発する昨今、子どもの発達とテレビの悪影響について研究すべきである。これは番組の質を問う問題ではないことに留意して欲しい。 31 長野
    CMへの意見(17件)
    受付 内容 方法 地方
    4/3 毎日のように消費者金融のCMが流されている。金利についてあまり知識の無い人は簡単にお金を借りられると思うであろう。現在放送されている画面からは『ご利用は計画的に』としか注意を促していない。実際は1日でも期限が過ぎたりすると、督促の連絡が来るのである。ニュースにも出ているが自殺者が出ているのも事実だ。放送局は放送する時間を深夜の時間帯にする等の対処を願いたいものである。(同様意見4件) 27 兵庫
    4/10 民放連が選定した青少年に見てもらいたい番組に選ばれているにもかかわらず、銀行のカードローンのCMを放送するのは何か間違っている。青少年に見てもらいたい番組で、カードローンのCMを流さないようにして欲しい。(同様意見1件) 18 栃木
    4/17 競馬のCMが、午後5時台から午後9時前に放送されている。競馬のCMも消費者金融並みに規制するべきだ。 18 栃木
    4/17 ①R15や18指定の映画のCMが一日中流れている。禁止して欲しい。②18才未満の子どもには販売禁止とする“Z指定”が制定された。このゲームソフトのCMは全面禁止して欲しい。 郵送 20 東京
    4/24 ドラマ番組内のCM。キャラクターの髪型の再現や昭和40年代の家電やストーリーなど、アニメの実写化とは思えないほどドラマの完成度が高かった。ただ番組内でパチンコのCMが流れていたがいかがなものか。本来は18歳未満は入場禁止のはずだ。そこで提案だが消費者金融のゴールデンタイムでのCM放映自粛のようにパチンコやパチスロでもゴールデンタイムのCM放映を自粛する取り決めを作ってほしい。 16 神奈川
    4/24 午後6時半頃、急にコンドームのCMが出ていたが夕方に放送すべきものではなくやめてほしい。 16 東京
    4/25 情報番組。ヒット曲をモチーフにしたパチンコ台の紹介があった。同曲は幼稚園の遊戯で使われたこともあるようで低年齢層への影響も懸念される。通学前の生徒や児童も視聴する時間帯なので格別の配慮を望む。パチンコ、パチスロなどのCMも同様だが放送時間帯を深夜に限定するなど規制を設けるべき。 42 山口
    報道に関するもの(14件)
    受付 内容 方法 地方
    4/6 “現代こども事情”で、食物アレルギーを持つ子どもが、アレルギー症状が出て、アナフィラキシーショックが起きたら注射を打たなければ命に関わるという内容だった。その際に学校の先生(養教)に注射をお願いしても、学校によって対応が違うので困っているということだが、注射や治療は医療行為である以上、学校側の対応は仕方がない。親側の言い分だけを聞いた結果、マイナスの事態が起きないとも限らず、学校側が裁判に巻き込まれることも想定し得る。公共放送であるテレビが一方側の言い分だけを放送しているのはおかしい。もう少し学校側にも配慮した放送をして欲しいものだ。子どもの命に関わる以上は先生方を責めるだけではかわいそうだ。 32 埼玉
    4/6 情報番組。“密着産婦人科医”で、女子高校生の妊娠に関しての報道をしていた。この中で中絶手術のシーンが映された。顔と術中の部位にはモザイクがかけてあったが、果たしてこの報道に映像が必要だったのか疑問に思う。いくら本人の許可を得ているとしてもこのような映像を流す事は、女性全体に対するセクハラだとも感じる。また、この番組に関わらず、出産シーンや授乳シーンの映像が放送されることが多いが、わざわざ映像にしなくとも伝えられる方法はあると思う。 電話 52 大阪
    4/19 情報番組。山口県の”母子殺害事件”裁判のコーナーで、弁護士作成の母親の首を絞めている手の位置のイラストを出していた。ニュースで短時間出すくらいならよいが、ワイドショーで出すのは青少年にとっては扇情的なシーンだと思う。今後このようなシーンは公共放送としての影響を考えて止めてもらいたい。 電話 50 長崎
    4/24 岐阜県・中2少女殺害事件の報道で被害者の個人情報を暴露している。加害者は未成年というだけで顔もモザイクをかけ名前も公表されない。またコメンテーターや司会者は加害者を擁護するような発言が多い。これをみて『未成年なら人を殺しても弁護してもらえる』などと勘違いをする青少年が増えるのではないか?(同様意見2件) 電話 30代 広島
    4/24 報道番組。中津川での中2女子生徒殺害事件で、行方不明になる直前に一緒に遊んでいた生徒を取材しているシーンがあった。生徒はショックでひたすら泣いていて答えなかったにも関わらず、記者は何度も『当日は何をしていたの?何をしていたの?』と執拗に聞き生徒は泣き崩れていた。相手は多感な時期の中学生でありこれからの成長に大きな影響を与える時期であることは十分承知しているにも関わらず、なぜ心の傷を深めるような取材を平気で行っているのだろうか。(同様意見1件) 26 岐阜
    いじめや虐待を助長する(11件)
    受付 内容 方法 地方
    4/10 バラエティー番組。ふざけて人を水の中に沈めたりする場面があったが、青少年の犯罪が増えている今、こういうものを見て悪影響を与えないと言い切れるのか?大人なら加減を知っているが、子どもが真似したとき死につながることもあるのではないかと考えると子を持つ親としては心配でならない。出演者の中にも子どもをお持ちの方もいると思う。この番組はいつも楽しく見ているので、ぜひその辺を考えて今後も楽しい番組にして欲しいと思う。(同様意見6件) 23 静岡
    4/3 『若い女性たちが、スター気取りのホストたちに群がっているのを、平気でテレビで放送するのは倫理的におかしい。女性たちに貢がせて大金を得ているホスト達には、見ているだけでも腹が立つ』との意見があった。以前、ホステスに男性たちが群がっている姿を放映した事があるが『女性が男性に貢がせてもかまわないが、逆は腹が立つ、だから放映するべきでない』というのは身勝手ではないか。 22 茨城
    4/3 毎回思うが、まずここに書き込む大人たちは自分達の考えだけで物を言っている。すぐ『いじめにつながる』と言うが、ほとんどの子どもは『あの番組見た?おもしろかったね』と言うふうに言い出すわけであって、そこからそういう意志はみじんも感じられない。子どもにだって、物の判別くらい出来る。確かに子どもを見張る大人がいることはすばらしい。でもここ最近の犯罪は子どもより大人の方が多く犯罪を犯している。 15 大阪
    4/14 毎回視聴者の意見を見させてもらっているがあまりにも馬鹿ばかしい。『低俗だ』や『即刻打ち切れだ』、『謝罪しろ』など聞いてあきれる。そんなに言うのならテレビを見なければいい。番組を作った人たちに失礼だ。 17 岡山
    4/25 3月分の意見で『本来アニメは子どもたちに夢を与え健全な精神を育ませることを使命としている。その定義に当てはまらないのは・・・』といった意見があったが、それはあくまで“子ども向けアニメ”に於いての話ではないか?アニメはあくまでひとつの表現形態でしかなく、ティーンエイジャー向けのアニメや大人むけのアニメがあってよいはずだ。もしそのような定義がよしとするとテレビアニメはその総てが子ども向け作品になってしまう。 18 青森
    4/25 ①BPOに寄せられる意見は批判が多すぎる。特にアニメに対する批判が酷く『戦闘シーンが悪影響だ』などの意見が多い。過去や現在のアニメにも戦闘シーンがあり、命の大切さや大人も楽しめるアニメもいっぱいある。普通のドラマや映画なんかよりも素晴らしい作品がある。②ニュース番組などでの『アニメの影響で犯罪を・・・』というトンチンカンな意見はやめていただきたい。これはアニメや我々アニメファンに対する差別であると思う。 16 山形
    マナー、言葉遣いについて(4件)
    受付 内容 方法 地方
    4/17 お笑いタレントの言葉遣いはどうにかならないものか?あまりにも下品で乱暴で、きたない。番組司会者も同様に言葉遣いがよくない。子どもたちは、訳も分からず真似をする。子どもへの影響を多少なり考慮できないものか?公共の電波なのだから、もっと常識的な言葉遣いをして欲しい。 電話 65 宮城
    4/26 バラエティー番組。子どもは大人の真似をする。喫煙もそうだ。だから教育機関は子どもたちが新たな喫煙者にならないように教育し喫煙シーンを見せないといった配慮もしている。それなのにタレントの喫煙シーンをテレビで垂れ流す。性的シーン、暴力シーン同様子どもに見せない配慮を全テレビ局の全番組に望む。 43 愛知
    要望(3件)
    受付 内容 方法 地方
    4/3 BSデジタルは高画質放送で良いが、民放の番組の編成を見ると予算の関係からなのかテレビショッピング番組が多く、視聴者にとって魅力的な番組が少ない。そこで提案だがNHKと同じように地上波で放送しているバラエティーやアニメ、ドラマなどの番組をBSでも見られるようにしたり、視聴者から番組の企画を募集してその番組を放送するなどしてBSデジタルを面白くしてほしい。 16 神奈川
    4/4 民放では、夕方のニュースが2時間枠で放送されているが、1時間枠に戻してほしい。平日の夕方の時間帯に、子どもが楽しめるような番組を放送してくれればいいと思う。 18 栃木
    4/24 最近はオタク向けのアニメが多すぎる。昔の(主に80年代)ように大人も楽しめる作品が減っている。世界名作劇場のような作品を復活してほしい。 16 山形
    推奨意見(2件)
    受付 内容 方法 地方
    4/17 ドラマ番組。主人公のキャラクターは毎回妖怪を倒し、名言を残している。昨今は低俗な番組が多いが、このドラマは子どもたちにとって良い内容である。今後も更に良質な番組づくりに励んで頂きたい。 50 三重
    4/25 アニメ番組。単に怪人を倒すだけでなく、主人公の生き方や価値観がにじみ出ており、わくわくする展開やストーリー性があって、大人は大人の見方で十分楽しめて毎週子供と一緒に楽しんでいる。こういう番組をもっと作って欲しい。 22 青森
    その他(20件)
    受付 内容 方法 地方
    4/5 口に食べ物を入れたまま話したり、笑ったりするタレントをよく見かける。昨今、礼儀に欠ける人が多くなったように感じる。礼儀や躾けの低下傾向にテレビが大きく加担してはいないだろうか。その責任をよく考えてほしい。 23 和歌山
    4/6 平日の午後3時~5時までと、土曜日の正午から2時までの間に、なぜサスペンスドラマの再放送をするのか。子どもが学校から帰ってくる時間帯だ。1年間にサスペンスドラマの再放送を何回放送すれば気がすむのか。再放送は深夜の時間帯か終了して、この時間帯は子どもが楽しめるような番組を放送してくれればいいと思う。(同様意見2件) 18 栃木
    4/26 アニメ番組。少年がバットで少女を殴り殺す等、グロテスクな描写が多々あり、部屋に飛び散った血しぶきなどを観て気分が悪くなった。演出等の考えで殴り骨の折れる描写を使ったのだろうがすごく気分が悪かった。せめて違う表現をしたらどうかと思う。さすがにテレビをつけた瞬間にこの様なシーンが映ると怖い。 19 滋賀
    4/27 情報バラエティー。この番組では、「守護霊」「霊」などが存在するかのような話をしている。こうした番組は、青少年の心を惑わし、犯罪行為に結びつきかねない。いかがわしい番組、宗教の片棒を担ぐような、公序良俗をぶち壊してしまう様な番組は、公器としてテレビ局がすべき事ではない。 電話 57 神奈川