2012年8月に視聴者から寄せられた意見

2012年8月に視聴者から寄せられた意見

ロンドンオリンピックに関する意見が多かった。尖閣諸島に香港の活動家が上陸したことや、竹島での韓国大統領の発言など、領土をめぐるニュース報道についての意見も多かった。テレビ局が、韓流ドラマや韓国人アイドルを使いすぎだといった意見もあった。

2012年8月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,702件で、先月と比較して397件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール73%、電話23%、FAX2%、手紙ほか2%。 男女別は男性68%、女性28%、不明4%で、世代別では330歳代30%、40歳代26%、20歳代22%、50歳代11%、60歳以上7%、10歳代4%の順となっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。8月の通知数は666件【41局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、24件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

8月の視聴者意見は1,702件と先月より397件増えた。
ロンドンオリンピックに関する意見が、約150件と多かった。時差の関係から放送が深夜におよび、日本人選手がいつ出てくるか分らないなどの苦情や、芸人やタレントをインタビュアーに使うことへの批判もあった。マラソン中継では、CMが入りすぎて競技の展開が分らないとの不満も多かった。
尖閣諸島に香港の活動家が上陸したことや、竹島での韓国大統領の発言など、領土をめぐるニュース報道についての意見が多かった。テレビ局が、韓流ドラマや韓国人アイドルを使いすぎだといった意見もあった。
恒例の長時間特番では、台風が近づいているのに足が不自由な少女を無理に登山させたなどの批判があった。
ラジオに関しては40件、CMに関する意見は50件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は120件で、前月より35件減少した。
今月は、表現・演出に関する意見が25件、次いで低俗・モラルに反する意見が17件、編成に関する意見が9件と続いた。
夏休みということもあり、子どもがテレビを見る機会が増えたことから、放送する時間帯と内容を考慮するよう望む意見が多く寄せられている。また、事前の告知やタイトルから受けたイメージと、放送されたドラマの内容との違いに戸惑う意見も、複数寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • ロンドンオリンピックで、日本人選手の登場を待っていると、テレビ画面に「もうすぐ」「まもなく」といった字幕が出て、視聴者をさらに待たせる。やめてほしい。実況アナウンサーが「このあと何番目に」と具体的に言ってくれたほうが見やすくていい。字幕で「もうすぐ」などの過剰な演出はいらない。
  • テレビのEPG画面からオリンピックの好きな競技だけを録画したいと思っても、ひとつの枠として記載されている為にできない。その結果、何時間も録画しなければならず、非常に不便だ。競技の放送時間を表示するか、競技ごとに区切って表示してもらいたい。
  • 速報のテロップと効果音が鳴ったので、災害や大きなニュースかとテレビを見たが、「オリンピックのメダル獲得」のニュースだった。ニュースかと思って肝を冷やしたし、そもそもオリンピック中継番組内だったのでテロップの意味はまったくなく、馬鹿にされたような気分になった。メダル獲得は確かに大きなニュースなのだろうが、「ニュース速報」とするには違和感がある。
  • マラソン中継に大量のCMが入っていて不快だ。民放はスポーツ番組をバラエティー番組と同じ感覚で作っているのではないか。マラソンやサッカーなどは刻一刻と状況が変化する競技だ。CMの入れ方が異常で、マラソンがどんな展開をしたのか全然わからない。
  • オリンピックの放送で、芸能人や芸人を起用することに違和感がある。インタビュアーにアイドルグループの芸能人を起用していたが、質問の仕方や内容が素人レベルだ。なぜアナウンサーを起用しないのか。芸能人にインタビューさせるということは、選手に対しても失礼だ。ある芸人は、つまらないコメントに終始し、とても見るに堪えない。また、別の芸人は金メダルを獲得した柔道選手に、「顔が怖い」などの失礼な言葉を投げかけただけでなく、くわえタバコでのやり取りと、見るに堪えない振る舞いだった。
  • オリンピックのメダリストを番組に呼ぶのはいいが、オモチャにするのは如何なものか。日本のテレビでしか通用しないタレントたちの、メダリストに対する敬意のなさ。それほどテレビは偉いのか。真剣勝負の世界に生き、実績をあげたメダリストに対して尊敬の対象であるのに、テレビは馬鹿にすることしか考えていない。
  • 日本人選手の活躍がめざましい。特に、女子選手のひたむきさ、素顔の美しさには心を打たれる。それに引き替え、テレビに出る女性芸能人の姿はどうだろう。容姿はけばけばしく、態度は品がない。オリンピックを機会に、みんなが日本女性本来の美しさを再認識し、テレビ出演者を選ぶ際の参考にしてくれることを願う。
  • 日本人女性ジャーナリストが、シリアで亡くなった。紛争地帯を女性が取材していたことにも驚いたが、女性ならではの視点での取材もあり、一つの国の中の痛ましい現実を私達が知ることが出来ていることを痛感した。日本の倫理観を、そのまま外国に持ち込むことは危険だろうが、人の命の重さに地域や人種、性別や年齢に差があってはならない。安易に外国人ジャーナリストの情報だけに頼れとは言わないが、何度も聞くジャーナリストの悲報は大変悲しい。戦争という不条理の、一つの現実として語り継いでほしいし、悲劇が繰り返されないように願わずにはいられない。
  • 「池上彰の戦争を考えるSP~戦争を起こした独裁者と熱狂~」を見た。池上彰さんが、日本が戦争に走った背景や戦争反対の思想が消された事実、戦中の暮らし、ユダヤ人と白人の対立が生んだアウシュビッツの悲劇やその収容所の跡地の取材、中東で紛争が絶えない理由や現状などを分かりやすく解説していて、よい番組だった。ゲスト出演していた方もアイドルや女子アナ、女優、タレントと様々な世代の方が出演していたにもかかわらず、番組の雰囲気を崩さないように発言していてよかった。この番組のおかげで視野が広がった。
  • 連日報道されているいじめ事件だが、火のついたタバコを押し付ける”根性焼き”、赤くはれあがった肌に言葉を失った。せめてモザイクをかけるか、もう少し配慮がほしかった。今日一日、チャンネルを替えるたびに、あの痛々しい”根性焼き”の映像を目にしてしまうのではないかとビクビクしてしまった。全ては加害者が悪い。被害者への同情ももちろんある。目にしてショックというか、人間はなんと残酷なのだろうと、とても嫌な気持ちになった。

【番組全般・その他】

  • 韓国大統領の竹島不法入国、天皇陛下侮辱発言、オリンピックサッカーでの政治パフォーマンスと、韓国の日本への非礼ぶりは常軌を逸している。ここまで緊迫した状況であるのに、テレビでは未だに韓国アイドルを出演させ、韓流ドラマを流し続けている。どう考えても異常だ。
  • 地上波・BSともに、韓国のドラマが多すぎる。竹島問題で揺れる中、反日の国のドラマの放送はやめてほしい。日本の昔のドラマの方が社会問題や、恋愛をち密な脚本や俳優の迫真の演技など胸を打つものがあり、考えさせられることが多い。大人も子どもも楽しめる良質なドラマを放送してほしい。
  • 毎年チャリティーをテーマにした長時間番組が放送されているが、そんな単発的なものよりニュース番組の中で定期的に福祉の現状や介護や福祉職で頑張る人たち、困難に負けずにたくましく生きる障害者、社会復帰に向けてリハビリに励む人、東日本大震災から復興に向かう被災地の人々など「頑張っている人」を取り上げてほしい。見た人が勇気や感動を与えられるような番組を放送してほしい。
  • 北海道で深夜に最大震度5の地震が起こった。それなのに生放送の「24時間テレビ」は地震速報をやらずに、お笑い芸人のおふざけをやっていた。生放送なのに地震速報をやらないのはどうしてか。どこかで震度5の地震があった時は、番組を一時中断しても地震速報を流すべきだ。
  • 番組の看板犬が飼い主の不注意で死んでしまった。テレビ局は打ち合わせの段階で飼い主と何度も接触しているだろう。生き物を商品としか思っていない儲け主義の飼い主であることをなぜ見抜けなかったのか。制作者としての能力もモラルも足りないのではないか。テレビ局はひたすら「飼い主が死なせた」というニュアンスを強調し、飼い主だけの責任にしているようだが、生き物を大切にする意識が欠けているという意味では、飼い主もテレビ局も同じだ。
  • 北海道について、嘘や誤解を受けるような表現があった。昼食にとうもろこしの塩ゆでだけを食べることはあり得ない。北海道出身の俳優が、三食とうもろこしを食べると言っていたが、実際にそのようなことは聞いたことがない。以前、美唄のことを放送していた時にも、有名な焼き鳥をシメで蕎麦に入れて食べるという放送があった。美唄に住んでいる兄弟に聞いたところ、そのような食べ方は初めて聞いたと言っていた。また、北海道は標準語に近いイントネーションなので、テレビでやっているような訛りはない。見ていて不愉快だった。
  • 「もらえるものはもろとけ」発言で問題になった芸人がまだ出演しており、不快な思いをした。目立とうと必死でやっていたが、彼を見るだけで嫌な気持ちになる。どうして最近のテレビはモラルが低いのか。謹慎もなく、平然とテレビに出続ける神経が理解できない。出演させ続けるテレビ局に倫理観はないのか。法に触れなければ、何をしてもいいということではない。
  • 出演者二人が顔を突っ込んでぐちゃぐちゃになったケーキについて、「スタッフがおいしくいただきました」とテロップが出ていた。少なくともぐちゃぐちゃになったところを食べているとは思えない。バラエティーでも視聴者向けに出す連絡事項のテロップは真実であるべきではないか。責任逃れのための真実味のないテロップを出すのをやめてほしい。
  • 傾けたアングルの映像は見るに堪えない。歩行を表す撮影でカメラをわざと斜めに動かす表現や、映像を早送りし時間短縮の映像表現なども含め、カメラを左右に振り過ぎだ。アングルをわざと斜めに固定したのもとても見にくい。何の目的でななめアングルを多用するのか理解できない。体幹機能障害3級の僕は、ななめアングルを見ることが堪えられない。めまいが起きる。おしゃれを演出するつもりでななめアングルを多用するのかと思うが、できるだけ水平アングルで撮影してほしい。

【ラジオ】

  • ラジオ各局の「オリンピックハイライト」について。同じ内容の放送を別の局が時間をずらして放送するので2回聴かされ不快である。内容が異なっていればいいが、録音だから同じ内容だ。オリンピックの結果などテレビやインターネットでも入手することができるので、何のありがたみも、有用性も感じられない。この放送自体をやめて、通常通りの放送に戻してほしい。
  • 番組で「女医」をゲストに呼んで性行為の話題を延々と話していた。内容は恥ずかしくて言えない。ゲストの芸人の風俗での体験など、本当に低俗なものだった。あのような放送は、放送コードとして許されるのか。深夜番組とはいえ、公共の電波を使い、このような低俗な放送はやめていただきたい。

【CM】

  • 「ぷっちょ」の新CMが完成したようだが、そのCMの内容が不快だ。AKB48のひとりが歌のお姉さんの役になり、その他のメンバーが子どもの役となっているが、子ども役のメンバーは身体だけ子どもで、メンバーの顔で合成されている。違和感もあり生理的に受け付けない。毎回AKBのプロモーションCMのような出来になっている。
  • 「CookDo」のCMは、出演者が箸の音をカチャカチャさせて食べるときの音もはしたなく、不快だ。これまで他の商品やCMでこのような印象を抱いたことはなかった。演出過剰ではないか。

青少年に関する意見

【表現・演出に関する意見】

  • 過去の世界にタイムスリップした兄妹の冒険ストーリーかと思って見たが、まったく違っていた。近親相姦一歩手前の行為や売春などが露骨に描かれており、題名のイメージとはかけ離れた路線のドラマである。中学・高校生の子どもたちも気まずく感じたようで、じきに一緒には見なくなった。夜遅い時間に放送するならともかく、夏休みの子どもが見るような時間に放送する内容ではない。
  • テレビによく子役が出ているが、番組側がわざとやらせているのか知らないが、大人びたようなコメント等を子役にやらせていて不快だ。子どもに毒舌コメントをさせて何が面白いのか。そもそも子役をテレビに出しすぎだ。特に子役が主役でない場合は出さなくてもいいのではないのか。

【いじめ・虐待に関する意見】

  • 大津いじめ自殺事件以来、報道番組でいじめ問題を取り上げ、再発防止のための検証や議論をしている。しかし、その一方で、同じ放送局のバラエティー番組では、大人数で一人のタレントをいじめて笑い者にしている。いじめられキャラのタレントはそれを「芸」としているかもしれないが、見ている子どもにはそんなことはわからない。いじめが社会問題になっている今、放送局をあげていじめ防止対策に取り組むべきだ。

【暴力・殺人・残虐シーン関する意見】

  • 日曜日の午前中に放送するアニメにしては、暴力的な表現が直接的だ。人の頭を後ろから殴り殺すところや、どす黒い血の色や首がぽっきり折られるシーンなど。もう少し別の見せ方もあるように思う。子どもが対象のアニメのようだが、疑問だ。

【編成に関する意見】

  • 子ども向けのアニメで大津波により甚大な被害を受けるシーンを描いていた。東日本大震災による大津波被害を受けてから、たった1年程度しか経過していないのに、このアニメを放送することは間違っている。被災した子どもたちもこのアニメを見ていた可能性があると考えると、あまりにも酷な話だ。アニメを放送するなとは言わないが、もう少し放送するアニメを考えるべきだ。
  • 8月6日は「広島原爆の日」である。にもかかわらず、朝から各局とも「オリンピック」ばかりだ。若い世代へ「戦争の悲惨さ」を伝えるためにも、各局で特集を組むべきだ。

【報道・情報に関する意見】

  • アイドルグループのメンバー脱退について、その脱退理由が飲酒・喫煙であったとして、まるで犯罪者であるかのように報道された。報道されたメンバー全員が未成年者であり、中には14歳の女子中学生も含まれているにもかかわらず、実名・顔写真を晒されて犯罪者のように報道された。報道された内容に確固たる証拠はなく、単にネット上での噂をあたかも事実であるかのように報道した。地上波の影響力がどれほど大きいものか理解しているのか。

【その他】

  • いじめの助長になるバラエティー番組が多い中、フジテレビ『ほこ×たて』は素晴らしい番組だ。日本は「技術立国」であり、高い技術力と勤勉な日本人の性格で「経済立国」といわれるまでに成長した。その日本の技術を知る機会がないなか、バラエティー番組でそれを紹介するという新しい試みに感動した。日本が豊かな状態も、技術者のおかげだ。技術者の仕事を知るということは、若い世代にも勇気と元気を与えられる。理系離れが問題になっているが、この番組を見て技術者になりたいと思う若者が増えたら、日本もよくなると思う。

2012年6月に視聴者から寄せられた意見

2012年6月に視聴者から寄せられた意見

地下鉄サリン事件以来、17年間にわたって逃亡を続けていた最後のオウム指名手配犯2名が、相次いで逮捕された。大阪心斎橋では白昼通り魔殺人事件が発生、2人が殺された。報道に関連して、防犯カメラや市民提供の映像の扱いについて疑問や意見が寄せられた。

2012年6月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,573件で、先月と比較して202件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール72%、電話24%、FAX2%、手紙ほか2%。 男女別は男性69%、女性27%、不明4%で、世代別では30歳代31%、40歳代28%、20歳代18%、50歳代14%、60歳以上6%、10歳代3%の順となっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。6月の通知数は676件【44局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、33件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

6月の視聴者意見は1,573件と先月より202件減った。
地下鉄サリン事件以来、17年間にわたって逃亡を続けていた最後のオウム指名手配犯2名が、相次いで逮捕された。大阪心斎橋では白昼通り魔殺人事件が発生、2人が殺された。報道に関連して、防犯カメラや市民提供の映像の扱いについて疑問や意見が寄せられた。国会では消費税増税法案が衆議院を通過、採決に反対した小沢一郎氏らは民主党を離党した。政局本位の報道という批判も多かった。
バラエティー番組について厳しい意見が多かった。バラエティーならなんでも許されるのか。せっかくの料理を食べずに、洋服のポケットやカバンに隠したりしていた。「食べ物を粗末にして、どう笑えというのか、稚拙で笑えない」。出演者全員で、酒の飲み比べをするというのも芸がない。「自由な発想、表現ではなく、単に常識やモラルに欠けているだけだ」などの意見があった。
先月来、視聴者の興味を煽り、むやみに期待させた上で、”登場”させずに裏切るという制作手法が、過剰な演出として問題となったが、今回も”このあと・・・””CMのあと・・・”と字幕を提示しながら、結局来週の話だったりする引っぱり手法に対し、「視聴者を馬鹿にした詐欺的方法だ」と厳しい批判があった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は133件で、前月より9件増加した。
今月は、表現・演出に関する意見が33件、次いで低俗・モラルに反する意見が21件、視聴者意見への反論・同意が11件、編成に関する意見と言葉に関する意見がそれぞれ5件と続いた。
表現・演出に関する意見では、アイドルグループのメンバーに生放送で騒動の内容を尋ねたことへの意見や、食べ物の扱い方について配慮を求める意見が複数あった。
また、言葉遣いに関する意見や、子役の出演について番組内容との適性を考慮してほしいとの意見も寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 消費税増税問題が報道されているが、政局の行方に関する論評ばかりだ。確かに面白いことだろうが、消費税増税の必要性や課税方法、内容などについても含めて報道しないと今の状況ではおかしいのではないか。どのテレビ番組も新聞各紙の取材記事を元にアレンジしながら、面白可笑しくしているとしか思えない。
  • 情報番組にコメンテーターとして出演する人物に、芸能人や芸人を多用して、政治などについて意見を言わせる意味がわからない。テレビ局の意向に沿ったことしか言わない芸能人の意見を、まるで”世論”であるかのように放送している。いつも反対意見の人はおらず、公平な放送とは思えない。せめて、専門的知識のある人を出すべきだ。なぜ浮気を自慢するような芸人に事件や事故、政治について語らせるのか。
  • オウム手配犯の取材で、川崎駅の防犯カメラなどを放送していたが、タクシーの防犯システムのスイッチの位置を放送したことはいかがなものか。タクシートラブルが多い中、防犯システムの存在を知られたくないタクシー会社もあると思う。これでは犯人が車載カメラのついていない車を選んで乗るのではないか。逃走手段をアドバイスしているように感じた。
  • 先日逮捕された菊地直子容疑者の潜伏先周辺からリポートしていた。同容疑者の地元での日常生活について、焼き鳥店の店員が取材に応じていた。リポーターは「菊地容疑者は何を食べていたか?」という質問に続き「タレ?それとも塩で?」と尋ねた。この状況で聞くようなことだろうか。菊地容疑者は殺人カルト教団の広告塔であり、サリン製造にも関わった特別指名手配犯だ。潜伏生活の様子を伝えるのはよいが、「焼き鳥の味付け」を聞いて何になるというのか。いくら何でもふざけており、真剣味に欠ける。
  • AKB48の総選挙は、ファンだけが興味あるものだと思う。彼女たちのための番組をわざわざ特番で生中継する意味がわからない。日本代表のサッカーなど国民全体で興味のあるものならわかるが、若者だけしかほとんど興味のないものを、あたかも「国民の関心事」であるかのように放送するのはおかしい。ニュースで舞台裏を報道したり、特番直前SPなどを放送したりして1日中AKBになっている。
  • 生活保護の話題で、受給そのものが悪いというような報道が多い。私の近所には生活保護受給者が数人いるが、皆それぞれ必要があって受給している。その人達が最近のテレビで受給者が批判されているのを見て、「自分は生活保護が打ち切られるのではないか」と不安がっている。弱い立場の人達をいたずらに不安に陥れることに憤りを感じる。朝の情報番組で「隣人が不正受給しているようだ。行政に報告したいが匿名でも可能か?」という視聴者からの質問を紹介していた。それに対し「匿名でも大丈夫です」という答えだった。番組を挙げて「告げ口」を奨励しているようで、不快極まりない。
  • お笑い芸人の母親らの生活保護不正受給だが、お金を返し、テレビで謝罪すれば許されるというものではない。今回発覚しなかったなら、そのまま受給させ続けていただろう。生活保護そのものに対する信頼を大きく損なった張本人であるから、テレビに出すべきではない。
  • 昔なら常識的なラインがあったと思うが、最近のテレビはそれさえない。お笑い芸人生活保護不正受給の問題で「どうしてこれが問題なのか」という意見を、出演者ほぼ全員がしていた。吉本が株主の制作会社の番組らしいが、公共のテレビで流して良いのだろうか。今回の問題は、それが法的にどうとかいう問題とは違う。有名人のあまりのモラルの低さにあきれた。
  • 「学校の節電対策が難しい」という話の流れの中で、女子高生が学校のトイレで携帯電話を充電するという話をしていた。節電とは何の関係もないばかりか、電気の受給契約者以外の者が、契約者に無断で電気を使用することは窃盗行為に当たる。もしその映像を学校側が確認すれば、彼女たちが学校から何らかの処分を受ける可能性は十分にある。盗電行為の模倣を誘発する結果にもつながる。視聴者に対する配慮、取材対象に対する配慮、社会に対する配慮のいずれをも欠いた放送だ。

【番組全般・その他】

  • 最近のテレビを見ているとあまりにも常識のない番組が多く、テレビ業界への不信感を持つ。どのテレビ局にも倫理観など存在しないようだ。芸能人が反社会的なことをしても、罪を犯しても、テレビ局は弁護士まで連れて来て正当化する。一般社会だとそのような言い訳は通用しない。あまりにも視聴者とかけ離れた感覚ではないか。
  • “ネコババ王決定戦”は、相手にばれないうちに物や食べ物を盗むという企画だった。盗むということ自体がよくないのに、店で注文した食べ物を服やかばんの中に入れて隠す。後でスタッフが食べられる状態でもなく、ただ食べ物を粗末にしているだけだ。店は汚すし、せっかくの食べ物は食べずにグチャグチャにされて本当に失礼なことだ。不愉快でチャンネルを替えた。なぜあれで笑えるのか。
  • 自分の目を疑った。出された食事を洋服のフードの中に詰め込んだり、カバンの中に流し込んだりしていた。子を持つ芸人までもが食べ物を粗末に扱うなんて、親としての神経を疑う。公共の電波で放送して良い内容かどうか、よく考えてほしい。
  • 酒を飲んで酔っ払った芸人がトークをしている。酒を飲んで仕事するなんてあり得ない。バラエティーならなんでも許されるのか。番組最後に、芸人が酔っ払って全裸になり、女性芸人もいる中、前転などして騒いでいた。モザイクがあれば何をやってもいいのか。裸になってしか笑わせることができないような番組はやめてほしい。
  • 楽しく見た。新聞によると、暴飲の助長につながると、視聴者や団体から抗議が殺到しているそうだ。ちょっと古臭い発想だが、メンバー同士がお酒を飲んで本音を話す企画はよかったと思う。新メンバーが涙を流し、酔いに任せて本音を吐露するシーンもよかった。規制してばかりでは、テレビがつまらなくなる。
  • 「芸人が芸人に強制的に高価な商品を買わせる」というコーナーがあるが、そのような無駄遣いをして何になるのだろう。特に、震災で何もかも失った人達がその企画を見たら一体どう感じるだろうか。ちなみに、以前そのコーナーで高価な時計を買った芸人が、母親に生活保護を受けさせていたことが分かり批判された。テレビは、倫理というものを失っているのではないか。
  • 海外を体当たりで体験しようという主旨の番組が多い。内向きになりがちな日本人の目を海外に向けるという点では良いことだと思うが、いくつか気になることがある。お笑い芸人などが内輪のノリをそのまま海外に持っていくことで、現地の人が当惑している。時には笑いをとろうと必死になるあまり、かなり失礼なことをしているケースも見られる。「旅行者一人一人が外交官」という言葉があるが、外国での一人の行動が、他の日本人にも多大な迷惑を及ぼす。よく考えて行動してほしい。
  • 「ワイプ」の小窓が邪魔だ。今のテレビ界の主流なのかもしれないが視聴者にとってはストレスだ。だから「リモコンdボタン」で「ワイプ選択消去システム」を作ってくれとテレビ局に問い合わせているが、一向に動いてくれない。タレントの顔色なんて見たくない。リアクション取ろうと無駄にうるさいし、みんな映りたくて前に出ようと必死に喋っている。見ている側には不愉快でしかない。消せるように「選択制」にしてほしい。
  • 最近のテレビ番組は開始時間も終了時間もまちまちで中途半端なものが多いため、録画する際に不便だ。たとえば番組Aの終了が19時57分、他局の番組Bの開始が19時56分であると、一部重なってしまい、最初の番組が終わるまで後の番組は録画できない。こうした番組同士の重なりは特にゴールデンタイムに多い。視聴率を効果的に稼ぐための手段なのかも知れないが、視聴者の都合も考え、各局が足並みを揃えて番組の開始と終了の時間は合わせるようにしてほしい。
  • デジタル放送になり間もなく1年になる。地震、気象情報やニュース速報等、未だにテロップが流れるが、必要か?番組参加などでdボタン利用などが多くなっている現在、アナログ当時のテロップは不必要ではないか。dボタンで詳細が分かるし、速報として流しても、発生後であれば発生地区の人がテレビで確認出来ないのが実情ではないか。

【ラジオ】

  • 生放送の10時からの聴取者参加型クイズコーナーで、リスナーが「工事現場のクレーンを操縦中」と話し、片手で携帯電話をつなぎ会話していた。「ベテランだからクレーン操縦中であっても電話できる」と豪語し、「現在24メートルの高さまで物を吊り上げ中」とまで話している。電話をやめるなり作業を中断させるなりするのが番組進行者の役目だと思うが、パーソナリティーの発した言葉は「片手間で余裕ですね」だった。たとえ目に見えない相手の言動でも、真偽のほどがわからないのに危険を放置するような言動は相応しくないのではないか。
  • 番組中に下ネタを言ったり、大声で叫んだり、不適切な内容が多い。公共の電波で放送を行うのだから考えて貰いたい。リスナーからの下ネタ投稿を、番組内で放送する。最低なラジオ番組だ。我々、サラリーマンは不祥事を起こすと処分される。彼らにも一度ペナルティーを与えるべきではないか。このまま放置すると日本社会がバカになる。
  • 夕方のラジオ番組だが、下ネタが多い。この日はリスナーの悩み相談で、題材は「セックスレス」だった。いくら性にオープンになった今の世でも、時間帯に節度があっても良いのではないか。会社でFMがBGMになっている場合もある。不愉快な番組だ。

【CM】

  • 問題になった「ぷっちょ」の続編が放送された。CMの最初の部分は前回の実写のままで、後半は粘土でアニメ化したメンバーに差し替えている。これは批判を無視し、馬鹿にした態度だ。視聴者をどういう流れでどの程度にすれば丸め込めるかというものだ。内容はなにも変わっておらず、卑猥で不衛生であり不快である。とても商品を買う気にはならない。
  • 多くの番組で、「このあとすぐ登場」といってCMに入り、CM明けはただの次週の予告で、実際に登場するのは次週であるといった手口が多発している。これは視聴者を欺く行為であり、許されるものではない。

青少年に関する意見

【表現・演出に関する意見】

  • 最近、週刊誌で過去の恋愛報道が出たアイドルグループのメンバーに、「本音を聞く為」と称して”ドッキリ企画”を仕掛けていた。週刊誌で叩かれ、バッシングされ、傷ついているであろう19歳の女の子に、ここまでする必要があるのか。明らかに公開イジメではないか。彼女の特別なファンではないが、非常に腹が立った。今後、視聴率稼ぎのこうした企画はやめるべきだ。
  • 映画番組で、3月から有名な子役がナビゲーターを担当しているが、彼はまだ10歳だ。映画には大人向けの内容の映画もあるのに、10歳の子役からその映画を勧められるということはどうも納得できない。この番組は楽しみにしている番組の一つだ。それなのに、子役のナビゲーターが気になってしまい、気分を損ねてしまう。子ども向けの映画のみのナビゲーターなら、まだ納得もする。
  • 色々な店を紹介する際、芸人が店の人には内緒で店の中を物色し、商品をつまみ食いすることがよくある。大人には演出だと理解できるが、純粋な青少年にはわかりにくい。テレビの影響力を考え、こうした行為は放送するべきではない。

【低俗・モラルに反する意見】

  • 20時台の子どもも楽しめる番組であるのに、最後に男性芸人たちが風俗の話をしていたのが不快だった。「××あたりの店に行った」とか「××マッサージ云々」などと平気で話すのにはあきれた。せっかくの良い番組が台無しだ。子どもが見ているということを忘れないでほしい。

【食べ物に関する意見】

  • 料理ができない若いタレントに、料理ができる人が目隠しして指示をだし、料理を作る番組だった。あからさまに食材を無駄に使って、遊んでいる様を面白おかしく放送していた。子どもが食べ物を投げたりして、食べ物を粗末にする、教育上よくないものだと思う。子供が目にする時間帯に放送していいのか。

【編成に関する意見】

  • 日曜日の朝、子どもが楽しみにしている番組があるが、この日は海外のゴルフ大会を放送していた。致し方ないが、もう少し子どもに配慮したプログラムを組めないものか。土曜日と日曜日の午前中の他局(BSも) の番組編成も、政治の話や通販番組などばかりで、家族で楽しむ番組がないように感じる。

【言葉に関する意見】

  • 最近の子どもたちは、かわいそうだ。民放での子ども向け番組が少ない。関東では民放での朝の子ども向け番組はテレビ東京だけ。でも、他の地方ではEテレだけで、他は全てニュース。もし、自分が今の時代の子どもだったら、間違いなく朝はテレビを見なくなる。それどころか、大人向けの番組ばかりで見たい番組がない。テレビは目先の視聴率競争ばかり。各局で、子ども向け番組の放送をしてほしい。

【その他】

  • 最近BS放送をよく見ているが、民放局でも自然環境や世界の国々のドキュメンタリーを放送するなど、質の高い番組が多い。まさに子どもにとって、うってつけの番組をやっている。子どものいる前では、BS放送にチャンネルを合わせるよう薦めたい。

2012年7月に視聴者から寄せられた意見

2012年7月に視聴者から寄せられた意見

ロンドン五輪が開幕した。日本人選手の活躍に声援を送る意見がある一方、どこの放送局も五輪の放送ばかりで、他の情報・ニュースが報道されないといった批判もあった。また、滋賀県大津市で発覚した中学生いじめ自殺事件では、教育委員会や学校、教師の対応をめぐって多くの意見が寄せられた。

2012年7月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,305件で、先月と比較して268件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール71%、電話26%、FAX1%、手紙ほか2%。 男女別は男性72%、女性24%、不明4%で、世代別では30歳代32%、40歳代26%、20歳代16%、50歳代14%、60歳以上9%、10歳代3%の順となっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。7月の通知数は535件【38局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、28件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

7月の視聴者意見は1,305件と先月より268件減少した。
ロンドン五輪が開幕した。日本人選手の活躍に声援を送る意見がある一方、どこの放送局も五輪の放送ばかりで、他の情報・ニュースが報道されないといった批判もあった。また競技中継がLIVEなのか、録画なのか判然としないので、画面に字幕などで明示してほしいという要望もあった。時差の関係で深夜にわたる放送も多く、「まもなく××選手登場」といった、今にも登場するような表現にも、多くの批判が寄せられた。
滋賀県大津市で発覚した中学生いじめ自殺事件では、教育委員会や学校、教師の対応をめぐって多くの意見が寄せられた。自殺直後におこなわれた生徒へのアンケート調査結果をあいまいにし、真剣に対応しなかったというもので、被害届を三度も受け付けなかった警察も批判の対象となった。報道の過程で、いじめたとされる加害少年らの名前の消し方不十分だったため、ネット上に流出し、問題になった。
バラエティー番組では、長時間の特番に、「節電の夏にやることか」「身内ばかりで騒いでいるだけだ」などの批判や、芸人に生中継で”プロポーズ”させた演出などに反発があった。
また親族の生活保護費受給が問題になったお笑い芸人がテレビに出演し続けていることにも、テレビ業界の倫理観を疑うといった厳しい意見があった。
ラジオに関しては34件、CMに関する意見は43件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は155件で、前月より22件増加した。
今月は、一連の大津いじめ自殺事件の報道の影響もあり、いじめ・虐待に関する意見が44件、次いで表現・演出に関する意見と低俗・モラルに反する意見がそれぞれ22件と続いた。
いじめ関連では幅広い視点から意見が届いており、特にバラエティー番組の中の企画がいじめを連想させるとの意見が多いほか、ドラマや報道・情報番組内での扱いについても、複数意見が寄せられている。
また、子どもが見る時間帯における番組や映画の宣伝の内容について、配慮を求める意見が恒常的に寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 大津いじめ自殺事件について。確かに教育委員会や学校それに警察の対応には問題があったと思う。報道では、学校や役所をスケープゴートにして叩いているが、そういう報道のみで良いのだろうか。家庭や地域、社会やテレビ番組に問題はないのだろうか。大人の社会でも毎年3万人の自殺者が出ている。いじめとは直接関係ないが、そういうことが子供社会にも影響しているのではないか。
  • 私は40年近く教師をしていた。大津いじめ自殺事件の教師や教育委員会の態度に腹を立てていたので、厳しく追及する報道姿勢に感謝している。現場の教師が見て見ぬふりをしなければ、最悪の事態は防げたはずだ。今後も教育現場が改善されるような報道をお願いしたい。
  • 他人事のように弁解する教育委員会や学校を批判するのではなく、今もいじめに苦しんでいる子どものための報道をしてほしい。自分も同様のことをされるかもしれない恐怖、自分がされていることのフラッシュバックなど、彼らは今も怯えているに違いない。一部の番組では24時間対応の「いじめ相談窓口」を紹介していたが、画面下に電話番号などを表示して、今いじめに苦しんでいる子どもを救う報道をしてほしい。
  • 大津いじめ自殺事件の報道で、加害生徒の名前を不十分な塗りつぶしをした状態で放送したため、名前が判明してしまった。そのため、ネット上では生徒や家族への嫌がらせが行われている。十分な配慮がなされていたとは思えない。今後同様のことがないように注意すべきだ。
  • 大津いじめ自殺事件は、本当に心が痛む。もちろん加害生徒や教育委員会、学校の責任を追及していただきたいが、それらを放送するテレビ局はどうなのか。直接関係なくても、日ごろからいじめや罰ゲームをお笑いとしているテレビ番組のあり方も見直していく必要がある。テレビで放送される罰ゲームやお笑い受けするいじめギャグを日常的に見ることによって、正義の感覚が麻痺するのではないだろうか。
  • ロンドン五輪中継で、「この後すぐ」の字幕や司会者が「もうすぐ」と同じセリフを連呼するが、すぐに日本人選手が登場することはない。バラエティー番組でも同じような手法がとられるが、こういったやり方は過剰演出だ。日本人選手を中心に見ようとしても不可能で、テレビ画面ではこの後すぐといった字幕スーパーに踊らされてしまう。
  • ロンドン五輪の放送について、「LIVE」と「録画」の違いをはっきりさせてほしい。時差のある海外での放送だし、録画放送を知らずに見続けさせられているのではと勘ぐってしまう。安心して応援できない。
  • 米海兵隊のオスプレイ配備報道について。どの局も「オスプレイには墜落する危険性がある」「オスプレイ配備反対の主張と市民団体の主張」という報道ばかりだ。重要なことが無視されている。「オスプレイは日本の国防にとって役に立つのか」という検証報道が少ない。そのために、結果的には「オスプレイ配備にとにかく反対」という一方的な報道ばかりがされており、国民がこの問題に関して冷静に判断する機会を奪っている。
  • 上野動物園のパンダが出産し、朝から晩までそのニュースを報じていた。確かに珍しいこと、おめでたいことではあると思うが、出産のニュースを伝える際に交尾中の映像が必ずといっていいほど使われているのはいい気分がしない。一日中各局で交尾の映像を見せられても困る。
  • ワイドショーのテーマの取捨選択に疑問を感じる。大きな話題なのにテレビで取り上げないケースがある。最近では、プロ野球監督の女性問題だ。事件の発端は80年代のようだが、反社会的人物との金品授受は数年前であり、時効ではないはず。その金額も尋常でない金額なのに、どのテレビ局も追随して独自の追加取材や事件の真相を調べようとしていない。うやむやのまま終わらせようとしている感じだ。テレビ界には、情報を操作することや、圧力などがあるのか。

【番組全般・その他】

  • 昨年もそうだったが、身内だけが盛り上がるだけのくだらない番組を延々とやっていた。節電が叫ばれている中で、このような番組を長時間放送する意味があるのか?各地からアナウンサーを集めてのど自慢をやる意味があるのか?被災地の人間からみれば、そのようなことに費やす時間とお金があるなら、復興に取り組んでいる団体や、被災地にやってきているボランティアの活動に焦点をあてて紹介するなど、良質な番組を作ろうと思えばいくらでも出来るはずだ。
  • 男気じゃんけんなる企画で、出演者がスーツ姿で同じバッジを付けている。過去の優勝者は金バッジで幹部だそうだ。デザイン、制度からも明らかに暴力団の代紋のバッジ・金バッジを真似したものだ。近年暴力団と芸能界の関係が厳しく問われているのに、この程度の認識だ。あきれたことにそのバッジを子どもが中心のテレビ局のイベントでも販売するそうだ。出演者、スタッフだけでなく、局までこの程度の認識かと思うと情けない。
  • お笑い芸人に無理やりプロポーズさせていることが、とても気の毒で不快だった。生放送だからしないわけにはいかず、時間が迫っているから考える時間を与えない。台本があったのかはわからないが、本来喜ばしいプロポーズという行為なのに、不快になった。何の心構えもなく無理やりさせられたプロポーズで、幸せな結婚ができるのか。不幸な結果になったときテレビ局は責任をとれるのか。
  • クイズの王様を決める企画。当初はそれぞれの番組優勝者を集めることに意味はないと思っていた。しかし見てみると、さすがに実力者と思わせる知識量、実力者同士の駆け引きはスポーツ観戦よりも見応えがあった。やはりクイズ番組は一般参加型がよいと感じた。ここ何年も、クイズ番組といえば芸能人が回答者であるものばかりだったが、無能な出演者の稚拙な回答には呆れていた。有名人でなくても、勉強を積んだ、本当に一流の人々の振る舞いを見ていると、それだけでも見本になる。
  • 整形手術の繰り返しにより容姿が変形してしまった韓国女性が登場し、日本で最終的な治療を受ける様子を放送していた。しかし過剰な演出でショー化し、彼女の異様な姿を見世物にしているとしか思えなかった。また、隣り合わせの話題が「アメリカ発、浮気現場映像」など低俗な内容であったため、韓国女性の話題も同じく興味本位のネタとして扱われているように思え、本人がかわいそうだった。
  • 生活保護不正受給問題で、悪質な行為をはたらいていたお笑い芸人が毎日のようにテレビに出続けることが不思議だ。番組で馬鹿笑いし、何事もなかったかのようにしゃべり続けている。笑えないばかりか心底不快だ。彼らの言い訳を擁護し、起用し続けるテレビ局の常識を疑う。罪にならなければ何をしてもいいと言っていることと同じだ。テレビ業界は倫理観がまるでない。
  • 秋公開予定のアニメ映画劇場版の未公開映像が放送されるという触れ込みだったが、実際放送されたのは前作のダイジェスト映像と作りかけのピアノのCGを背景にしたタイトルロゴだけであった。確かに初公開映像には違いないが、これでは詐欺もいいところだ。最近、こういう不愉快な告知が多すぎる。業界として改善に取り組むべきではないか。
  • モラルの低さを露呈したような番組ばかりが目立つ。常識もなければ秩序もなく、テレビ業界への不信感が募る。芸能人が脱法的なことをしても、罪を犯しても、テレビ局は弁護士を盾に正当化し、さも世論だといわんばかりの偏向報道を平気でしている。テレビが嫌いになった。
  • 各局で、「衝撃映像」などといって海外の映像を集めた番組を放送している。映像を見せる番組なのに必ずワイプで芸能人の顔を映すことは邪魔だ。なぜ映像の邪魔をするのかわからない。大げさな「このあとすぐ!」などのコメントを画面の上の方に出していることも邪魔だ。なぜ普通に映像を見せないのか。
  • ツイッターなどと連動させて、画面下部に視聴者のリアルタイムの感想を表示させる手法の番組が多い。生放送ならではのライブ感ということなのだろうが、目がチラチラして見辛いし、そちらを読んでしまって、放送内容をほとんど見聞きしていないことも多い。自分と異なる意見を見てしまい、無意味に腹が立つこともある。意図は分かるが、皆が皆、他人の感想を眺めつつテレビを見たいわけではない。
  • 「東南アジアのアイドル、ヘビロテを歌う」という字幕を見た。「ヘビ=蛇」の話ではない。「ヘビロテ」とは「ヘビーローテーション」という曲の名前だが、こうした表現を理解しろというのは無理である。日本人が作ったとは思えないニュース原稿であった。自分はわかっているから視聴者は理解すると思っている独善的な態度では、マスコミに携わる資格はない。「コミュニケーション能力」が退化しているという自覚すらないようだ。
  • 最近の民放の女性アナウンサーはいわゆるキャピキャピギャルばかりだ。それでもアナウンサーとして「正しい日本語で分かりやすく伝える」ことが出来ていれば良いのだが、それすら怪しい。少々のことには目をつぶるが、厳しい選抜を経て採用された人達にしてはあまりにもお粗末なのではないか。

【ラジオ】

  • 「顔を美容整形している人と話したい!」を聞いた。「美容整形によって人生が変わった」「きれいになった方がいいじゃない」など、美容整形を推奨する意見ばかりで、リスクの説明が全くなかった。これでは、未熟な若者が安易に飛びついてしまう。美容整形は医療行為で、失敗もあれば、思った通りにならないこともある。賛否両論を紹介し、慎重な判断を促すべきだ。
  • 他人を口汚く罵倒すれば批判になると勘違いしている「自称」批評家や「独自」ジャーナリストを、午前および昼過ぎから夕方のバラエティーにゲストやコメンテーターとして多数採用しているが、昨今のネット世論に迎合した偏向報道であり著しく中立性を欠く。
  • 大人の女性に対し、「なぎさちゃん」と言っている。放送局は、キャバレーじゃない。こういう女性蔑視発言を公共の電波で流すのは、放送局の社会的責任としていかがなものか。相手が良いと言ったとかそういう問題ではない。きちんと対処してほしい。

【CM】

  • 番組の山場になると、必ずCMが入るのでイライラする。正解や得点、料理や変身後など挙げればきりがない。これではCMの商品を買う気がしない。CMをはさまず、そのまま見せてくれたら良いのに逆効果だ。民放はみな同じ手法で視聴者をイライラさせる。改善してほしい。
  • CMになると普通の番組との音量差が大きい。CMの度に、ボリュームを小さくしなければならない。CMの音量に合わせると一般番組の音が聞こえづらく、ボリュームを大きくしなければならない。病人や乳幼児のいる家庭では、健康面にも多大な影響を与える。

青少年に関する意見

【いじめ・虐待に関する意見】

  • 芸人同士が悪ふざけで殴り合うシーンがあった。先日、中学生が小学生を暴行している動画がインターネットに公開される事案があったが、放送されたシーンはその動画を彷彿とさせるものだった。テレビ局は「これは演出」と言うかもしれないが、放送を見た子ども達がそんな区別をできるだろうか。世間でこれだけいじめの問題が取りざたされ、自身の局でも「いじめはいけない」と報道している今、あまりにも配慮にかける放送だったのではないか。
  • 子どもが深夜の時間帯の番組を録画して翌日見ていたが、その中でお笑い芸人が生きた蟹を口移しでリレーしていき、はさまれたら負けというゲームが唐突に始まった。大津いじめ自殺事件で、死んだ蛙や蜂を食べさせられたとの報道があったが、それを連想させる上、やらされている芸人を囲んでみんなが笑って見ている構図はどう見てもいじめにしか見えなかった。毎日報道でいじめを非難しているテレビ局が、同じ構図のいじめを垂れ流している。いくらバラエティーで、お笑い芸人が参加しているとはいえ、こういうことを企画するべきではない。同じゲームがいじめで使われることを危惧している。
  • お笑いタレントによるゲームのコーナーで、「一人が口にゴム状のものをくわえ、その端っこをもう一人が持ったまま数メートル離れ、一気に離す」というゲーム(ゴムパッチン)をやっていた。ゴムは顔面を直撃し、当てられた方は痛さに声をあげ、顔をゆがめていた。その様子にスタジオ内からは爆笑が沸き起こった。子どもを対象とした番組で、いじめのヒントを与えるような内容を放送するとはとんでもない。また、テレビ局に電話で抗議したが、横柄な対応をされた。
  • 最近、いじめている状況を携帯で撮った動画をテレビで放送しているが、やめてほしい。考えが未熟な子ども達は真似をする。ニュースで流すこと自体がいじめを誘発しているのではないか。いじめをすることは間違いなくいけないことだが、それをそのまま放送するマスコミも感覚がおかしくなっているのではないか。

【表現・演出に関する意見】

  • 大津いじめ自殺事件を扱っていた番組を見ていて、気になったのはBGMだ。ホラービデオのようなおどろおどろしい音楽を用いていたからだ。怨念や呪いを感じるような気持ちの悪いBGMだったので、青少年、特にいじめのあった中学校に通っている生徒がこの番組を見た場合、強い不快感を覚えるだろう。配慮を求めたい

【低俗・モラルに反する意見】

  • 子役タレントに、男性芸能人のファッションをチェックさせて「辛口」という名目で毒舌(時に大変失礼)な意見を言わせていた。子役自身は要望を受けて仕事の上で行ったことだとしても、視聴者の子どもたちにはそのような割り切りは存在しない。ましてやネットユーザのように子役よりも年上の視聴者であっても、「生意気」「失礼」といった印象を強く持つ。そもそも他人を罵るような内容で笑いをとる姿勢が問題だが、子どもにまでそれをさせる番組制作者のモラルについて問いたい。

【性的表現に関する意見】

  • 衛星放送の「韓流ラブストーリー特集」の宣伝を、子どもが見る午前7時30分頃に放送していた。何回もの執拗なキスシーンは、朝の時間帯に相応しくない。子どもの見ない深夜にしてほしい。

【要望・提言】

  • この番組に限ったことではないかもしれないが、収録とはいえ、深夜番組に小中学生のアイドルを出すことはどうかと思う。

【暴力・殺人・残虐シーンに関する意見】

  • 司会のタレントは、毎回出演者の芸人を叩いている。時にはカツラがズレるほど強く叩いている。子どもに「どうしてあんなに叩くの」と聞かれたが、理由が分からなかった。大した理由もなしに人を叩くことは子どもに悪影響だ。

【犯罪の助長に関する意見】

  • 脱法ハーブの取材内容を放送していたが、購入の様子や、販売のやり取りなどが含まれていた。こうした内容は購入方法を安易に知ってしまい、少年や興味を持つ人は、これを見て真似をするのではないか。また、麻薬類の取り引き現場を放送することも、買い方を知ってしまう等の弊害も多いと思う。

放送人権委員会、新委員長に弁護士の三宅弘委員

第78回 – 2007年4月

フジテレビ『はねるのトびら』に関する審議
中学生モニターについて …など

議事の詳細

日時
場所
議題
出席者

フジテレビ『はねるのトびら』に関する審議

フジテレビ『はねるのトびら』での、顔にシリコンゴムを巻くシーンをビデオ視聴のうえ審議、委員からは次の意見が出された。

  • 見ていてグロテスクとしか言いようがなく、どうしてああいったことを思いつくのかわからない。
  • すべてのバラエティー番組が子どもに悪影響を与えると言うのは短絡的だと思うし、この番組も子どもが真似をするほどインパクトがあるとは思えない。しかし、このゴム巻きを見たかぎり、判断力がない子どもにとっては危険な行為だと感じた。放送局や制作者はどう判断しているのか知りたい。
  • この番組は視聴率も高く、人気もあるようだが、若い人たちが本当に面白がって見ているのかどうか。バラエティー番組はいつくかのコーナーで構成されていて、ほかのコーナーが面白いから見ているかもしれない。
  • 最近のバラエティー番組では、危険と思われるようなことをお笑い芸人たちにやらせているが、その中でも子どもに与える影響を考えると、このゴム巻きは簡単に真似をすることができ危険だと思う。
  • シリコンゴムはそんなに危険ではないかもしれないが、それがない時は手近なビニール紐などを使う可能性もあって、その場合、首に巻きつけたら危険度は高くなる。

以上の審議の結果、委員会として当該局に対し、子どもが簡単に真似をする危険性への配慮、危険予告のテロップが入ってなかったがなぜか、などについて回答を求めることとした。

次に、視聴者意見の審議では、いくつかのバラエティー番組で、男性芸人が裸に近い格好で出てくることに対し、「わいせつ行為ではないか」といった視聴者意見が寄せられ、委員からは「路上で裸の男性が女性に抱きつく様子をテレビで放送するのは、法律的にどうなのか」「公の場所では犯罪となる行為がテレビだと許されると思っていること自体が問題だ」といった発言があった。

また、前回委員会から議論している青少年委員会のあり方について、引き続き意見交換を行った。

各委員の意見は、次のとおり。

  • 今のテレビは視聴率戦争という厳しい状況の中で数字を取るために番組を作っているので、現場の意識や制作会社との関係、制作費など、現在の放送局の仕組みを整理して考えていかなくてはいけない。その中で、委員会としてどう対応していくかが問題ではないか。
  • 最近ではBPOのHPでの視聴者意見に対する反論が増えていて、委員会での視聴者意見の取り上げ方も注目されている。視聴者がテレビに対して何か言いたいということを委員会として真摯に受け止めるべきだ。テレビは視聴者のものと考え、委員会としては視聴者と制作者の回路となり、双方向で話し合える場を提供することも役目ではないか。
  • 子どもたちの中には、テレビで放送されることすべてが本当だと思っている子どももいる。制作者たちは、テレビには免罪符があって、テレビの枠の中ではなんでも許される、という潜在意識を持っているのではないか。委員会としては、そのことに警鐘を鳴らしたい。
  • 今までもバラエティー番組については、いじめにつながるなど子どもへの影響を考え、放送局に対し配慮を望んできたが、やはり視聴率が優先されるようだ。スポンサーにとっては視聴率のいい番組にお金を出すのは当たり前だが、委員会として、質の高い番組を提供することがテレビ文化を向上させ、企業の社会的な信用につながる、とスポンサーに働きかけていくことも必要ではないか。
  • 問題があると指摘された番組は、提供しているスポンサーにも責任があることを認識してもらうため、情報としてスポンサーに知らせることを検討してはどうか。またBPOのHPなどで公表すれば、企業としても提供する番組を選別していくのではないか。
  • 供スポンサーに知らせることですぐに効果があるとは思えないが、その番組を提供しているスポンサー全社に責任の一端があることを認識してもらうことが大切だ。

以上の意見交換の結果、委員会審議で回答を求める番組については、当該局に対してだけでなく、番組を提供しているスポンサーにも知らせることについて、今後も継続して検討することとした。

中学生モニターについて

中学生モニター制度2年目の今年は、全国から公募し、31人採用した。今月は、そのうち29人から41件(1人で複数件の報告有)のレポートが寄せられた。対象はすべて全国放送の番組で、バラエティー番組についてが一番多く17件、ドラマが12件、アニメ番組5件、情報・討論番組3件、ニュース・映画・音楽番組・スポーツ番組が各1件だった。系列別ではフジテレビ系が16件、日本テレビ系11件、テレビ東京系5件、テレビ朝日系4件、NHKとTBS系が2件ずつだった。

  • バラエティー番組では、2件意見が寄せられたのは『めちゃ×2イケてるSP』と『志村けんのバカ殿様』。両番組とも賛否両論があり「ドッキリという事を忘れてしまうぐらい感動しました」、「いつも、大笑いして、みんなが明るくなり、楽しいです。小さな子にも、分かりやすい内容です」という好評意見と、「ドッキリですが、騙されていても笑っていられるような方が見て楽しい」、「たまにですが、少し”エロッポイ”ところが…。ほどよい”エロさ”で、ほどよい”おもしろさ”でよいと思います」という批判意見があった。
    他の番組は概ね好評だったが、『はねるのトびらSP』には「罰として、いすをグルグル回す事自体いい事ではないのに、ましてや人によってえこひいきまでしていて、とてもがっかりしました」、『タモリのジャポニカロゴス ナヌッ!日本語のゆかいなマチガイSP』には「外国人を侮辱しているように見えるコーナーがあるので、これからはやめてほしいと思いました」などの批判があった。またバラエティー番組全般について「若手お笑い芸人が出演する番組で、一部の芸人さんをいじめる番組がとても多いことが気になります」という意見も寄せられた。
  • ドラマでは、2件ずつ報告があった『喰いタン2』と『東京タワー オカンとボクと時々オトン』は好評で、「『喰いタン』の時よりも、もっともっと面白いストーリーでした」、「親子愛や母の寛大さを感じさせるものがあって、見ていて心が熱くなるものがありました」などという意見だった。
    ほかに『1リットルの涙 特別編~追憶~』には「主人公の亜也がどれだけ必死で病気になってからの10年間を生きたのか分かった」、『花嫁のパパ』にも「親子のスキンシップの大切さだったり、大切なことを言っていて見たあとスッキリして気持ちが良い」など、共感する意見が寄せられた。
    また『風林火山』には「ちょっと暗いトーンなので、甲州弁とコミカルさもほしい。政略結婚させられた女性の心の動きもしっかり描いてほしい」という要望があった。
  • アニメ番組では『Yes!プリキュア5』『ケロロ軍曹』『おとぎ銃士赤ずきん』『アイシールド21』は好評。『名探偵コナン』には「一日で物語を終わらすか、前編を見てない人にもわかるように、後編のときに、これまでの流れを紹介してほしい」という意見が寄せられた。
  • その他、情報・討論番組『今、日本がおかしい!!?教育再生?直談判スペシャル』には「イジメを受け止めない教師、子供を叱れない教師など。その様な教師は約2割。失望しました」という意見も寄せられた。

24日(火)に開かれた青少年委員会では、本田委員長から「全体として以前より幅広い意見が寄せられ今の中学生の考えが良く伝わる」という感想が述べられた。委員の発言は以下のとおり。

  • 『”教育再生”直談判スペシャル』への意見は鋭く、子どもが先生をあまり信頼していない現状が見えてくる。
  • 『志村けんのバカ殿様』に対する”ほどよいエロさでよい…”という意見は中学生の本音が出ている、制作者も考えるべきだ。
  • “『ビートたけしのTVタックル』の討論が私達より下手だ”という意見があったが、良し悪しは別にしてあれは番組の演出だということは知っておいてほしい。

調査・研究活動について

橋元委員から「小中学生はテレビをどう見ているか?―36人インタビュー調査」について、次のとおり調査企画チーム(第13、14回会合)の報告があった。

  • 今回の調査は、質的調査に重点をおくため、対象者36人ひとりひとりの面接に時間をかけた深層インタビューを行った。
  • インタビュー調査と併用してテレビについての事前アンケートと1週間の日記式生活行動調査も行った。
  • 生活行動調査では、1日の行動を15分ごとに記録してもらい、テレビ視聴に関しては、テレビ番組表をもとにどの番組をどのように見ていたかを記入するといった調査も行った。
  • 事前アンケートや生活行動調査からだけでも、子どものテレビ視聴時間には読書時間や母親との関係が大きく影響していることがわかった。
  • 報告書のメインとなるところはインタビュー調査なので、これから8月を目途にまとめていく。9月中旬ごろには、調査報告の発表を含めた

2012年5月に視聴者から寄せられた意見

2012年5月に視聴者から寄せられた意見

バラエティー番組で、「あの占い師がついに登場」と過剰に煽っておきながら、最後まで視聴者が期待していた人物は出てこず、別の占い師がでてきたことに視聴者から「詐欺だ」と、批判が集中した。情報番組では、若手俳優の二股騒動をめぐって、「バッシングが過ぎる」「大騒ぎしすぎだ」などの批判が寄せられた。

2012年5月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,775件で、先月と比較して345件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール75%、電話22%、FAX2%、手紙ほか1%。 男女別は男性74%、女性23%、不明3%で、世代別では30歳代33%、40歳代28%、20歳代17%、50歳代13%、60歳以上6%、10歳代3% の順となっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。5月の通知数は839件【41局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、34件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

5月の視聴者意見は1,775件と先月より345件増えた。
バラエティー番組で、「あの占い師がついに登場」と過剰に煽っておきながら、最後まで視聴者が期待していた人物は出てこず、別の占い師がでてきたことに視聴者から「詐欺だ」と、批判が集中した。このほか「CM明けすぐ」などの引っ張り手法や、不必要に視聴者をじらしたりする番組制作のありかたに苦情が多かった。
また、最近増えている画面上のワイプの多用にも否定的な意見が多かった。
情報番組では、若手俳優の二股騒動をめぐって、「バッシングが過ぎる」「大騒ぎしすぎだ」などの批判が寄せられた。
お笑い芸人の母親の生活保護費をめぐる”不正受給”騒動では、賛否さまざまな意見が寄せられたが、お笑い芸人を一方的に擁護し、すぐ復帰させる番組やテレビ局の姿勢に、「倫理観を疑う」という厳しい批判意見があった。
ラジオに関しては22件。CMに関する意見は67件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は124件で、前月より36件減少した。
今月は、表現・演出に関する意見が31件、次いで低俗・モラルに反する意見が17件、視聴者意見への反論・同意が11件、同じく要望・提言が11件と続いた。
表現・演出に関する意見では、ホラー映画のCM・宣伝の扱いについて配慮を求める意見もあった。
深夜アニメに関して、内容に配慮を求める意見とともに、戦争や暴力の恐ろしさをきちんと伝えているものもある、との意見も寄せられた。
また、編成に関する意見として、子ども向け番組をもっと放送してほしい、との要望も寄せられている。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 数千万円の年収がありながら母親を扶養せず、生活保護を受給させていたことが問題となり、お笑い芸人が謝罪会見を行った。番組では、今回のケースが厳密には不正受給にあたらないとして、「お金を返す必要はない」「問題を追及したほうが悪い」という内容だった。公序良俗に反し、「貰えるものは貰っとけ」と、ふざけた発言をした芸人を擁護する番組は問題だ。
  • 母親が生活保護不正受給の疑惑を受けているお笑い芸人が生放送に出ていた。とても不快だ。謝罪会見は開いたが、不正受給についての疑惑は一切晴れておらず、犯罪者といっても過言ではない。出演させるテレビ局の神経が信じられない。何の疑問も持たないようなテレビ業界は異常だ。
  • 芸人達が口をそろえて「彼は人柄が良くて優しい。ちょっとした勘違いで、故意ではない」というコメントを流していた。こんな仲間内の擁護コメントばかり流すのはおかしい。生活保護は本当に困った人を救うための制度で、数千万円の所得がある人の家族を養うものではない。仲間だからという理由で会社ぐるみ、芸能人ぐるみで不正受給擁護の発言をしていることはモラルがなさすぎる。
  • テレビに出ている人は何をやってもあっさり許される。世の中はそんなに甘くないはずだ。みんな必死に働いて生活して、税金を払っている。その税金をお笑い芸人の親・姉・叔母たちの生活保護につかわれてきた。自分たちは豪邸マンションに住み、この正月にはビジネスクラスでハワイ旅行までしているという事実。ここ5年間の返還など、何のペナルティーにもなっていない。二度とテレビに出演させないでほしい。
  • テレビで、「一緒に生活していない子どもはどんなに収入があっても、扶養を必ずしなければならないということではない。お笑い芸人の母親には受給資格があった」といった説明をしていたが、福祉の現場で働いている者として納得できない。生活保護受給をいたずらに推奨するような説明であると感じた。この説明では世帯を分離し1世帯一人の単位になれば、現在の日本では誰でも生活保護が受給できる条件が整うことになる。このような説明は誤った認識を広めることにつながる。
  • 私は病気でやむなく生活保護を受けているが、月に10万円程度の支給がやっとの苦しい生活をしている。働ける身体であればすぐにでも働きたいが、それができないから仕方なく生活保護を受けている。お笑い芸人のようなケースが報道されることで、今後生活保護者への風当たりは益々強くなる。テレビの影響力の大きさを認識してもらいたい。
  • 小沢一郎氏に無罪判決が下った。昨年1月、石川元秘書と建設元社長の現金の受け渡しがCGで再現され、小沢氏の不正献金を裏付ける証拠としてテレビで放送された。しかし、小沢氏に「無罪判決」が出たということは、この証言は否定されたわけだ。他の報道番組でも同じ再現CGを使い、放送局をあげて小沢氏への不正献金を訴えていた。多くの不明な点はもちろんあるが、少なくともあの再現CGは誤りだったわけだ。放送局はなぜ間違ったか、説明し謝罪すべきだ。
  • 関越道でのバス事故について。テレビ局は、「激安運賃の裏側で安全性が軽視されていたのではないか」と報道している。それはもちろん正しい。しかし、この事故が起こる以前には、どこのテレビ局も激安ツアーの報道をしていた。一般に、価格破壊の裏側には、何らかのしわ寄せがあるわけだから、激安等の報道をする際には、そうした点にも視聴者の注意を喚起すべきである。テレビ局による激安価格報道は、消費者を刺激する広告の役割をはたしている。その点について反省すべきではないか。
  • 茨城県筑波市で発生した竜巻について各局こぞって被害状況を報道しているが、事が終わってから偉そうに解説しても何の役にも立たない。当日、竜巻注意報が出ていたようだが、その時点で竜巻発生の徴候の見きわめ方と、防御方法を具体的に知らせて注意を促すことが重要ではないか。視聴者からの映像や、被害の状況から、竜巻であることは明白なのに、報道機関は「竜巻と思われる突風」や「竜巻らしいもの」などと言っている。はっきり「竜巻」と表現すべきだ。
  • 民放のニュースは、取り上げる内容、話題の掘り下げ方もワイドショーと同じだ。ニュースとバラエティーの線引きはできないのか。ニュース番組で自局の番宣をしている。取材に関しても答えを誘導するような質問しかなく、偏った考え方や見方を助長している。事件の遺族への取材に関してはやりすぎと取れるものが多い。すぐに「表現の自由だ」という話になりそうだが、テレビ局は本当におかしい。
  • きちんとしたニュース番組ではなく、情報番組の中でニュースを挿し込んで放送するような場合、ニュースを読むナレーションの後ろに流れる音がとても不快だ。”ズン、ズン”や”チャカ、チャカ”といったリズム音のみの場合でも、メロディーがある場合でも、いずれにしても耳障りだ。

【番組全般・その他】

  • 新聞のテレビ欄や番組宣伝で「あの女性タレント騒動の占い師が出演」と紹介していた。番組内でも何度もアピールしていた。騒動になった占い師がついにテレビ出演するのかと思って真剣に見ていたら、出演したのはその占い師と以前同居していたことのある女性だった。女性は現在占い師をしているとのことで、テレビ局としては「あの占い師」だから嘘ではないと主張するかもしれないが、「あの占い師」では、誰が見ても明らかに女性タレントと同居していた占い師と考える。以前からテレビ局の手法に怒りを覚えていたが、今回はあまりにもひどい。
  • 番組放送中、ずっとテロップで「あの女性占い師スタジオへ」と流れていたのに、最後まで出ずに終わった。視聴者が一番知りたいネタを、番組中ところどころでちらつかせ最後まで引っ張るということはあるが、結局出ないというのは、あまりにもひどい。テレビ局のモラルの低さに唖然とした。何かあれば謝ればいいと、いつまでも視聴者を馬鹿にするからテレビ離れが起きているのだ。
  • CM前とCM明けで同じ内容を反芻するという手法は、15年ほど前からよく見られるようになった。「しつこい」「視聴者をバカにしている」などという声も多い。同じVTRを何度も繰り返すという手法は、まるで制作側の手抜きのように見える。最近のテレビ番組は、煽るだけ煽り、次週に持ち越しということが多い。視聴者をなめているとしか思えない。
  • 一番盛り上がる場面でCMを挟むような、視聴者を苛立たせる行為が多い。以前は番組コーナーのちょうどいい区切りでCMを挟んでいた。視聴者をCM後までひっぱるような番組作りはやめてほしい。「答えはCMのあと」や、そんな場面でCMを見てもそのCMが腹立たしいだけで、宣伝効果はない。なぜこんな変なことが、テレビの標準になってしまったのか。視聴者を馬鹿にした今のテレビは見ていて気分が悪い。
  • 日本人のマジシャンが外国人マジシャンのネタをばらすという企画だった。マジシャンはネタがあることを前提として商売している。そのマジックの最中に「バラし人マジシャン」と称する人物が「チョット中を見せろ!」と飛びかかってネタをばらそうとすることは、マナー違反もいいところだ。マジックのネタをばらすことは死活問題である。エンタテインメントとしてマジックをやっているのであり、心霊商法のように欺業で詐取をしている悪徳業者でもあるまい。他のマジシャンのネタをばらして、さも「いんちき」であるなどとする番組作りには呆れた。
  • 二股愛は許されないことだが、当事者同士が納得するように解決すればいいのではないか。必要以上にメディアが叩くような報道をし、誰に向けたのかわからない公開謝罪をさせている。メディアによるリンチのようだ。文化人気取りのタレント、落ち目のタレントまでもがここぞとばかりにコメントし、演技が下手だの生い立ちがどうだなど、関係ないことばかり喋っている。もっと他に報道すべきことがあるのではないか。
  • タレントのプライベートやスキャンダルを、暴露したり白状させたりする番組が、あちこちで見られる。ある番組では、タレントの所持金を暴露させるなど、ひどいものであった。”芸のない芸人”がごまんといるが、プライベートの切り売りはやめて、きちんと芸を売ってほしい。放送局も情けない。
  • 画面下に、複数のタレントの顔が帯状のワイプで出ていた。テロップを読もうとしても、タレントの顔が邪魔になって読めない。左右や上下に2人位のワイプは我慢するが、帯状に9人のワイプは気分が悪くなるのでやめてほしい。放送局に抗議したら「局の勝手だ」と言われた。
  • 情報番組やバラエティー番組を見ていると、観客の「おおー」や「エー」などの声が入っている。観客がいたとしても、大勢の人が同じ場所で同じような声を揃えてあげるわけがない。たいして驚く内容でもないのに、後付けで声を足している。「ここは驚く場所」とテレビ局に無理矢理押し付けられているようで、腹が立つ。
  • 歯に矯正装置が装着されているにもかかわらず、わざわざメガネをはずさせて頬を平手打ちする場面があった。歯列矯正を行っている人は、歯が歯槽骨中を移動しているため、骨の支えを失っており、装置や針金で固定している状態だ。口の周りに強い打撲を受けると、内側の唇や頬が切れることがあるし、歯根にダメージを受けることもある。歯科医としては、配慮のない放送にあきれている。笑いながらあのような場面が流されるのを見て、黙って見過ごせない。
  • やたら食べるだけの番組が多い。気になるのが、女性のタレントやアイドル、女性芸人たちが、「うまい」という男言葉を使っていることだ。一般人にまで飛び火して、最近の女性は「おいしい」と言わずに「うまい」と平気で言っている。品のかけらもない。テレビでみんなが言うからそれがいいことだと勘違いしている。女性の言葉を使ってほしい。

【ラジオ】

  • 昼間の放送なのに男性器の俗称を軽々しく口にして、下品極まりない。私もいわゆる下ネタは嫌いではないが、こんな下品な放送が続いているとは信じられない。女子アナや女性リポーターに夜の生活のことをしつこく聞くことも日常茶飯だ。聴取率が1位とのことで、あぐらをかいているのではないか。開始当初はこんなことはなかった。この下品さにはガッカリする。

【CM】

  • CMの音量が大きすぎる。CMになると音量が急激に上がり、耳が痛い。CMの音量は放送する番組と同程度の音量にしてほしい。いくらCMを見てほしいとはいえ、限度がある。
  • OLを馬鹿にしている。あんな派手な制服などないし、上司に「頑張ってほしいの」と言う馬鹿な女性社員はいない。男性社員の缶コーヒーを回し飲みするなんて不衛生なことは会社でもありえない。
  • 殺虫剤のCMで、蚊の音をリアルに流している。私は蚊の音を聞くと全身がかゆくなる体質なので、テレビから不意に聞こえ大変困っている。聞くたびにじんましんのような症状になり不快だ。本物の蚊なら仕方ないとしても、テレビCMのせいで、こうなることは心外だ。

青少年に関する意見

【表現・演出に関する意見】

  • 怖い映画の宣伝を流されると子どもが泣き出してしまい、悪影響だ。全ての年代の方々が安心して見ることができる宣伝を流してほしい。宣伝が流れることにビクビクし、テレビが見られなくなってしまう。
  • 芸人の実家にアポなしで御飯を食べにいくという企画があった。親に御飯を作らせておきながら、「人の家で食べるのは嫌い」などとひどい言葉を芸人の親に言っていた。また別の日の放送も、芸人の親に「あっちの親の料理の方が美味しかった」と言っていて、芸人の親は悲しそうな顔をしていた。子どもが見る番組でありながら、他人の親を罵倒することは見ていて不愉快だ。

【低俗・モラルに反する意見】

人気の深夜アニメらしいが、強姦・絞殺と見るに堪えない。こういった”倫理以前”の描写を誰でも受信できる地上波で放送することは許されるべきではない。アニメは子どもも見るものだし、大人が全てチェックできるものではない。

【視聴者意見への反論・同意】

深夜アニメの暴力的シーンを批判する意見があったが、私は子どもに悪影響を与えるとは思わない。アニメの中には戦争を題材にしたものも多く、その中には死体や暴力的なシーンがどうしても出てくる。しかし、そのような表現を避けてばかりでは、戦争の恐ろしさやむなしさは伝わってこない。戦争物のアニメにはそういったことを訴えかけるようなものが多く、ただ単に子どもに暴力を教えているわけではない。

【要望・提言】

  • 日本テレビ『THE!鉄腕!DASH!!』は批判の対象となるいじめや悪ふざけなどがほぼ皆無の状態であり、一部の企画を除いて番宣絡みのゲストも少ない。そして、実生活でも役立ちそうな企画を数多く取り上げているなど、自然体的な印象がある。全部をそうしろとは言わないが、この番組のような感じのバラエティーが増えれば、批判も最小限に抑えられるのではないか。
  • 普段は健康や美容の情報を扱うことが多い番組のようだが、今回のスペシャルでは芸能人の浮気事情を取り上げていた。この番組の前に子ども向けアニメ番組が放送されているのだが、その放送終了直後にこの番組の番宣が流れ、その中に下品な発言があった。見せたくなければチャンネルを変えろという意見もあるが、アニメの直後に流れてしまっては回避の仕様がない。番組内容が放送時間に適しているかということと、番宣を流す時間をよく考えてほしい。

【編成に関する意見】

  • 最近の子どもたちは、かわいそうだ。民放での子ども向け番組が少ない。関東では民放での朝の子ども向け番組はテレビ東京だけ。でも、他の地方ではEテレだけで、他は全てニュース。もし、自分が今の時代の子どもだったら、間違いなく朝はテレビを見なくなる。それどころか、大人向けの番組ばかりで見たい番組がない。テレビは目先の視聴率競争ばかり。各局で、子ども向け番組の放送をしてほしい。

2012年4月に視聴者から寄せられた意見

2012年4月に視聴者から寄せられた意見

報道姿勢、取材方法についての意見が多数、被害者や加害者の家族らへの無神経なインタビューを批判するものや、取材時のマナーの悪さを指摘する意見があった。バラエティー番組では、大御所タレントが代役の司会者を罵倒しいじめる内容に不快を訴える意見など。

2012年4月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,430件で、先月と比較して239件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール74%、電話23%、FAX2%、手紙ほか1%。 男女別は男性66%、女性30%、不明4%で、世代別では30歳代31%、40歳代23%、20歳代21%、50歳代12%、60歳以上8%、10歳代5% の順となっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。4月の通知数は581件【34局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、25件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

4月の視聴者意見は1,430件と先月より239件増えた。
前年4月とくらべて同水準の件数である。
各地で交通事故が相次いだ。いずれも多数の死傷者が出る悲惨なもので、事故の特異さなどから視聴者の関心も高かった。報道姿勢、取材のやり方などについての意見が多く、被害者や加害者の家族らへの無神経なインタビューを批判するものや、取材時のマナーの悪さを指摘する意見があった。
花見のニュースに津波の映像を出してしまった映像の取り違えには、「緊張感が足りない!」との厳しい批判があった。
大飯原発再開問題や小沢元代表の無罪判決などの報道についても、キャスターや出演者の発言に不注意なものがあるとの指摘があった。
春の改編をめぐる長時間の特番は、テレビ局の都合だけを優先し、視聴者を無視しているとの声が強かった。
バラエティー番組では、大御所タレントが代役の司会者を罵倒し、いじめる内容に不快を訴える意見や、お笑い芸人たちの内輪話や下ネタにピー音を入れてごまかす手法に批判が多かった。
これまでもよく言われているが、本編とCMの音量が違いすぎて視聴に困難をもたらすとの意見があった。
ラジオに関しては32件。CMに関する意見は66件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は160件で、前月より36件減少した。これは、前月はアイドルグループのメンバーがお菓子を口移しで渡すCMへの意見が多かったことによる。
今月は、表現・演出に関する意見が76件、次いで視聴者意見に対する反論・同意が20件、同じく低俗・モラルに反する意見が20件と続いた。
視聴者意見への反論・同意では、テレビ番組やCMの内容への批判の前に、親が子どもにきちんと教育することが必要ではないか、という主旨の意見が複数寄せられている。
また、深夜帯からゴールデンタイムに放送時間を移したバラエティー番組の内容が時間帯に相応しくないなど、子どもが視聴する時間帯に関する意見や、深夜アニメについて配慮を求める意見が見受けられる。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 京都府亀岡市で、18歳の少年の無免許運転の自動車が登校途中の子どもの列につっこみ10人が死傷した。死亡した妊婦の夫を大勢の記者がとり囲んでインタビューしていたが、目を覆いたくなった。こういう無神経な取材はやめてほしい。被害者や遺族がどれだけ悲しく悔しいか、聞かなくてもわかる。視聴者もそんなわかりきった映像やコメントを求めてはいない。ただでさえ事件に巻き込まれて苦しんでいるのに、さらに苦しめるようなことをなぜするのか。第二の加害者になっていることをもっと自覚するべきだ。
  • 関越高速道バス事故に関するディレクターの取材姿勢が不適切だと感じた。事故を起こした会社の社長が取材陣の前で時間を割いて取材に応じたのに、その後車に押し掛け、更には会社社長が被害者に会うために訪れた病院内にまで入り込んで廊下で「何か一言コメントを」と付きまとうことは、良識ある大人の行動とは思えない。取材方法に問題があると思う。
  • 最近の報道は行き過ぎではないか。加害者の家族、親族の家まで押し掛け、あたかも正義の味方然として詰問する。加害者は当然責められるべき、罰せられるべきだが、果たして家族、親族をそのように晒し者にして、テレビ局は何が満足なのだろう。いくら加害者の家族、親族とはいえ、それは常軌を逸した行動だ。声を変え、モザイクを入れれば何をしても良いと考えているのであれば、それは報道の思い上がりであり、傲慢さの表れだ。自分たちの行動が、恥ずかしくないのか。
  • 京都・祇園の交通事故の報道で、「加害者がてんかん持ちであった」と繰り返し強調されている。事故原因もはっきりしないのに、そこだけが一人歩きしており、結果的にてんかん症への偏見を生んでいる。テレビのニュースは瞬時にネットにアップされることが多い上、テレビと違って長く残ることもある。事故発生直後の「てんかん原因説」も、1度ネットに出てしまうと広まるのは簡単だが、削除するのは不可能に近い。こうしたネットの特性にも配慮して、テレビで流す情報は慎重に選んでもらいたい。
  • 花見のニュースで、「たくさんの人でにぎわいました」というコメントとともに”津波に町が襲われる映像”が流れた。中継と津波の録画映像を間違えるわけはないだろう。悪意で遊んでいた「セシウムさん」と同じではないのか。テレビ局には緊張感が感じられない。「セシウムさん」で再発防止策は立てられていないのか。映像を間違えた経緯を説明してほしい。
  • 「車で自転車を追い回す」事件の報道で、オリジナルではなく、音声が編集された動画サイト上の映像をテレビ局が使用した。視聴者はマスコミに対し、正しい情報を伝えてほしいと思っている。事件のドラマ性を高めるために動画の音声を切り貼りする必要はないし、バラエティーのような効果音を足す必要もない。事件の善悪は視聴者が判断するので、伝える側で意図的な工作をしないよう徹底するべきだ。テレビ局は「既に編集されていた動画を誤って使用した」と説明したが、「既に編集されていた動画」が放送日よりも前にネット上に本当に存在したのかどうか、BPOで確認して頂きたい。ここ数年、テレビ局があまりにも無責任な放送をしていて不快に思う。
  • 最近各局で”首都圏直下型地震”を取り上げる番組が多くなった。しかし今もなお、東日本大震災による福島原発事故の放射能に脅え、帰宅できずにいる被災者がいることを忘れてはならない。福島原発による被害は災害ではなく人災だ。それにもかかわらず、原発に携わった人間の責任を追及する番組は未だに放送されていない。二度と同じ過ちを起こさないよう、その責任を徹底追及する番組を作るべきだ。
  • 北朝鮮からミサイルが発射された。まだ政府の正式な発表はないが、情報が錯綜している中で、司会者が「なんか拍子抜けですね」と発言していた。発射数分で墜落もしくは空中分解らしいが、その「拍子抜け」は何に対する拍子抜けなのか。日本領空内や本土に飛来しなかったから拍子抜けと聞こえる。沖縄に飛来しPAC3が発射されることを期待していたのか?不謹慎極まりない。
  • 民放番組の天気予報コーナーで、最近「ステルス雷雨」「爆弾雨」「ゲリラ豪雨」といった新しい表現がよく使われている。いずれも戦争に関連した言葉で、単なる受け狙いの奇抜な表現に過ぎない。気象庁に確かめても、「正式にはそのような表現はない」と言われた。気象予報士の仕事は、正確な天気予報を提供することに尽きる。大衆向けの新奇な言い方ばかりに気を取られているようでは困る。

【番組全般・その他】

  • お笑いタレントがテレビを席巻している、というより侵食している。どのチャンネルをつけてもお笑いタレントの姿が飛び込んでくる。しかも低俗でくだらない。人の失敗や欠点を嘲笑したり、自分たちの身内話で盛り上がったり、視聴者はすっかり蚊帳の外である。低俗番組だけではない。俳優や司会者、コメンテーター、リポーター等にもお笑いタレントが進出していて、もはやお笑いタレントの出ていない番組の方が珍しいくらいだ。
  • 最近のバラエティー番組は人をけなして笑いをとるような手法ばかりで、不愉快極まりない。「ブス」「デブ」「馬鹿」などと言って内輪で大笑いしているのを見ていると気分が悪い。人を不愉快にさせることが最近のお笑い芸人というものなのか。お笑い芸人がシモネタや具体的な人物名を発した時などに、音声を加工して放送しているが、そこまでしなければならない内容なら放送しないでほしい。
  • 「嫌いな人物」や「付き合った人物」などを話す時に、ピーという音が入ることに腹が立つ。そもそも視聴者に内容が伝わらないのにその場の盛り上がりだけを見せるという手法が卑怯だ。ピー音を入れるなら最初からそんな話題をするべきでない。言いたいなら堂々と言うべきだ。守られることを前提に悪口を言うなんて卑怯なバラエティーは不愉快だ。ピー音が当たり前のテレビの傲慢さに腹が立つ。情報が伝わらない内容を平気で放送する志の低さにあきれる。
  • 何かを紹介する時や正解を表示する時に、画面をモザイクなどで隠して、CMに切り替わるパターンが横行している。あたかもカッコイイかのように取り扱われている。もっと視聴者にやさしい番組編成をしてほしい。モザイクをかけなくても、チャンネルは替えない。
  • フィギュアースケートなどを見ていると、画面に映っている選手たちの演技の映像が、「今の演技」なのか、「以前の演技(参考VTR)」なのかが、画面のどこにも記されていないので、とても戸惑う。「今回の演技だ」と思って見ていたのに、演技の最後に「さあ先日の演技を見て頂きました」というアナウンスが入ったりするから、ガッカリする。視聴率対策でわざと分かりにくくしているのだろうが、「今の演技」か「以前の演技」かをはっきり明示しないことは怠慢であり、姑息だ。
  • 料理の値段を当てるコーナーで、MCの代役として出演した兄に対するゲストの大御所タレントの態度がひどかった。登場していきなり「熊本に帰れ」と罵倒、その後も何か話すと罵倒し、喋らずにいれば「何か喋れ」と言う。間に「あたしの一日の稼ぎはお前の年収だ」などの暴言。それが笑いになっていればいいが、兄も委縮してしまった。他の共演者も大御所タレントに媚びて兄を嘲笑していた。まさにイジメの構図だ。このように大御所タレントとそれに媚びる連中との集団で一人を執拗にからかう構図は大変不愉快だ。これが演出だとすればスタッフの神経を疑う。
  • アイドルを壊れたイスに座らせて尻もちをつかせていた。お笑い芸人を押さえつけて鼻の穴に金具をつけて引っ張ったり、大きな真空パックに入れて空気を抜いたりしていた。スタジオの人間が大笑いしていたが、私は気分が悪くなってチャンネルを替えた。「危険なので真似をしないでください」「呼吸できるように、安全対策をしています」とテロップが入るが、番組自体が安全対策を行っているかどうかより、それを見て短絡的に真似をしたりする人間が事故を引き起こしかねないのであれば、そういった行為は慎むべきである。
  • 最強のドリル(矛)と最強の金属(盾)の対決が名物だが、地味なものづくりの技術に光を当てる企画で素晴しい。日本の製造業の高い技術は長年培われたもので、経済成長を支えてきた。コスト面では有利な新興国には、まだ追い越されていない技術が多く、その多くを地味な中堅企業や町工場が継承し発展させている。一方で、大企業はコスト重視で日本の技術を軽視し海外移転をはかり、若い世代はものづくりの現場に興味を持たなくなっている現象もある。日本のものづくりの力を維持するにはこういう番組がもっとあって良いはずだ。
  • 毎日、女子アナが「食事」をしているが、アナウンサーが生放送中に朝食をすることは、モラルの欠如としか言いようがない。視聴者は女子アナの女子会や、身内だけで面白おかしく騒いでいる場面を見たいと思わない。報道と情報が知りたいだけだ。早朝から騒ぐだけのバラエティー番組なら放送してほしくない。報道のあり方、伝え方を真剣に考えて頂きたい。

【ラジオ】

  • 以前はテレビを見ていたが、本編とCMの音量の違いに我慢ができず、テレビをやめてラジオに転向した。ところがラジオもやはりCMの音量が大きく、その度にボリュームを絞らなければならない。スポンサーの意向もあってそうした演出をするのかも知れないが、リスナーすなわち消費者の立場から言えば、それこそ逆効果だ。印象的なCMが適切な音量で流れた時に、リスナーは思わず耳を傾ける。
  • DJの反社会的な暴言や行き過ぎた性的表現、番組内でのイジメを公認する表現があり、とても不愉快だ。こうしたラジオ番組が日本において当たり前のように公共電波で放送されていることに疑問を感じる。放送倫理観に問題がある。

【CM】

  • 食べ物のCMにもかかわらず、そのスナック菓子をお尻のあたりに巻きつけ、そのお菓子はむき出しのままお尻をくねくね回すことは、下品だし、見ているこっちが恥ずかしい。子どもに見せたくないし、真似されたら困る。ふざけたCMづくりで、食べ物を粗末にしている。

青少年に関する意見

【視聴者意見への反論・同意】

  • 最近は何かと批判的な意見が多いようだが、テレビの番組内容やCMの内容の前に、きちんと教育していないことが問題ではないか。時代の流れはあるだろうが、昔はもっと卑猥な表現や危険な行為の映像は多数存在した。しかし家庭のあり方がしっかりとしていれば何の問題も起きなかった。しかし現代は人に対する痛みや、やってはいけない行為を親が教えず、何かあれば「テレビが悪い」「ゲームが悪い」等、疑問に思う点もある。テレビ等で多大な影響が考えられる映像が流れた場合、まずは親が子どもに対し教えるべきだ。意見している方の中には、昭和のバラエティーを笑って見ていた方も多くいるはずだ。意見者に、子どもの頃、昭和のバラエティーを見て悪影響を受け問題を起こしたのかと聞きたい。
  • 「子どもが真似するからテレビで放送するな」「子どもに悪影響だから放送するな」というような意見が多いが、必ずしもそのテレビを見たからといって子どもに真似や悪影響を与えるものだろうか。それは親の育て方次第ではないか。私にも1歳の子がいるが、テレビは自由に見せるつもりだ。その代わり、いけないことはきちんと「いけない」と教える。親が子どもの教育をきちんとすれば真似や悪影響は与えないと思う。何でもかんでもテレビのせいにするものではない。
  • 深夜の番組やアニメの内容が卑猥・猟奇的だなどという指摘は違うと思う。そういった内容だからこそ昼間ではなく深夜に放送しているのではないだろうか。夜中にテレビをつけるなら、それなりに理解しているはずだ。ただ、そういった番組の番宣では、あえてそういったシーンを選んでいるのではないかと疑うこともある。番宣やCMはどんな番組を見ていても目に入ってしまうのだから、もう少し考えてほしい。

【表現・演出に関する意見】

  • 元ヤンキーの芸能人、力士などが過去の振舞を反省するという体裁をとっているが、実際には、やくざに一目おかれた自慢話など、悪事を面白おかしく紹介する内容となっている。本人にとっては過ぎ去った話であっても、被害を受けた人、あるいは現在も暴走族などの迷惑を被っている人々にとっては、笑って聞き流せることではない。また、青少年には決して薦められる話ではないので、このような扱い方をする番組は倫理上問題があると考えられる。オムニバスドラマの中の一話についてだが、フィクションとはいえ教師が生徒の靴をヒールで踏みつける場面や、子ども二人のうち片方を施設、片方を親が育て7歳のときに審査をし、優秀なほうを選び、選ばれなかったほうはトラックに積まれて運ばれ、最後は夢落ちで終わるというもので、あまりにもひどすぎる。とても不快に思った。虐待や親のスパルタ教育等も現実にあるので、少なからず影響されると思う。最近、アニメやドラマなどを含め殺人シーンなど不適切と思われる表現のある番組についての意見が増加傾向にある。私自身もそのようなシーンは苦手だ。ストーリーの特性上やむを得ない部分もあると思うが、見ていて良い気分にはなれない。遺体に関しては演出方法の工夫をしたり、放送時間に関しては特に未成年者に配慮するなどの工夫が必要と思われる。

【低俗・モラルに反する意見】

  • 3月まで深夜の時間帯に放送していたものを、子どもが見られる時間帯に移動したにもかかわらず、コントの中身が全く変わっていない。下品でいやらしい。男性芸人が股間を押さえて「痛てて」を連発し、男性が男性を背後から抱き締めワイシャツのボタンを引きちぎって胸毛を露出させる。男性2人の何とも言えない、情事に酔ったようないやらしい表情もあった。こんな下品でいやらしいコントをゴールデンタイムに流すことはやめてほしい。ゴールデンタイムに移した責任をもう少し自覚し、放送内容を変更するなど、もう少しきちんと考えてほしい。

【編成に関する意見】

  • 年齢制限のある映画をテレビで放送することはよくない。放送された映画はPG12だが、12歳未満が見てしまった可能性がある。
  • 深夜アニメに視聴制限がないことに疑問を感じる。今回見たアニメは、武器商人をテーマに傭兵出身の子どもも銃を持ち、人を撃ち殺すシーンがある。原作の漫画は大手出版社から出版されているので、おそらく掲載雑誌も小学生が自由に買えるし、深夜アニメを録画して見ることも可能。原作漫画もアニメも年齢制限に関するルールが曖昧。ゲームや映画には年齢制限があるのに、深夜アニメは暴力的でも性的表現が多くてもそういう規制が全くない。この作品に限らず深夜アニメ等に関して、各局とも野放しになっているようで驚く。テレビ局にも視聴者年齢制限のルールが必要ではないのか。

2012年3月に視聴者から寄せられた意見

2012年3月に視聴者から寄せられた意見

東日本大震災から1年が経過し、各放送局が特別番組を報道したことへの反響、意見が多かった。CMでは女性アイドルグループが飴を口移しでリレーしていく製菓会社のCMに、「不衛生」だとの強い批判が多数あった。

2012年3月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,191件で、2月と比較して93件増加した。
意見のアクセス方法の割合はメール66%、電話30%、FAX2%、手紙ほか2%。性別は男性66%、女性29%、不明5%。年代は30歳代33%、40歳代20%、20歳代22%、50歳代12%、60歳以上8%、10歳代5%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。3月の通知数は388件【31局】であった。

このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、31件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

3月の視聴者意見は1,191件と先月より93件増えた。
これにより2011年度の視聴者意見の総数は前年度より1,211件減少し、1万9,208件となった。
東日本大震災から1年が経過し、各放送局が特別番組を報道したことへの反響、意見が多かった。津波被害の映像など、被災者に過剰な心的負担を与えかねないとして映像の使用に注意が払われたが、それでも被災者からは「もう見たくない」という声が、少なからず寄せられた。取材対象地域も被害の大きかった一部地域にかぎられ、表面的なショーアップが不愉快だとの声や、被災地で苦労を重ねる人々の現状を、もっときめこまかに報道してほしいとの意見もあった。
番組制作上の安全管理の問題では、疑惑が指摘されたら、過去の番組でも調査しなおすべきだなど、放送局への不信の声も多かった。
ワイドショーなどで、女性タレントの引きこもりが話題となったが、本人や同居する”自称占い師”への取材のあり方をめぐって、「やりすぎ」「非常識」だとの批判が多かった。
放送上の問題では、春の改編特番が長時間すぎることや、肝心のところでCMになる「CMまたぎ」に対する反発が強かった。
CMでは女性アイドルグループが飴を口移しでリレーしていく製菓会社のCMに、「不衛生」だとの強い批判が多かった。
ラジオに関しては30件。CMに関する意見は190件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は196件で、前月より86件増加した。
今月は、CMに関する意見が116件、次いで低俗・モラルに反するとの意見が17件、表現・演出に関する意見が16件と続いた。
CMに関する意見が突出した数となったが、これはアイドルグループのメンバーがお菓子を口移しで渡すシーンへの嫌悪感を示す意見がほとんどであった。低俗・モラルに反する意見では、子どもが見る時間帯への配慮を求める意見が寄せられた。表現・演出に関する意見では、バラエティー番組の中で、座ろうとする人の椅子を引いて転ばせる場面について危険だとする意見が複数寄せられた。その他、津波映像の取り扱いに関する意見も複数寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 震災1年の特別番組が各局で放送された。有名人が被災地に出向いたり、バラエティー番組でも被災者に私物をあげたりしている。それらは放送局の自己満足であり、私はただの偽善行為だと思う。どの番組も被害が大きかったことで有名になってしまった市町村から中継する。限られた地域の方のみがイベントに参加でき、買い物もろくにできないような本当に支援の必要な山奥の小さな村や集落、身体の不自由な方、お年寄りの方々は参加すらできないし、見向きもされない。お笑い芸人が大挙して押し寄せイベントを行うくらいなら瓦礫撤去でもしたほうが多くの方々のためになるはずだ。
  • 各局とも終日震災特集を組んでいた。しかしどの番組も、震災の物凄さをあらためて強調することにこだわり過ぎている。津波によるショッキングな映像をまるでショーのように繰り返し流されるのは被災地住民として耐えられない。節目の日の放送なのに、「これからの展望」というもっとも大切な視点がなおざりになっていたことが残念だった。
  • 被災地での卒業式の模様を報道していた。子どもが無事に卒業した家庭なら嬉しいことだろうが、私のように妻や子供3人を津波にさらわれた者としては辛すぎる。そういう場面を自粛してほしい。何かというと直ぐ東北の震災地域を意識してか、その地域だけがピックアップされた報道が目立つ。被災地が他地域から差別化されたようにさえ感じる。
  • 震災をエンターテイメントとして扱っている。災害としてありのまま報道することは理解できるが、民放がしていることは芸能人を多数使い、泣いていたり、叫んでいたりする映像を垂れ流している。災害を警告するというより過剰に煽って、全局で自分のところが大きな災害に見えるだろうと競争しているように見える。番組宣伝を連発で流す必要もないのに、どの局も競うように惨い映像を使って宣伝している。モラルがない。
  • ドキュメンタリー、ニュースなどでも「震災1年」と題して、集中的に被災地のものものしい映像が目立つ。日本は地震国であり、大きな被害をもたらす災害が起こり得ること、また原子力発電の事故により甚大な被害が起こることを伝えきれなかったこと、津波の警報が適切でなかったこと等、報道のあり方が問われているのに、「震災1年だ」と興味本位のものものしい映像を流すことは倫理に反している。
  • 津波のショッキングな映像が放送された。私は被災者だが、もう見たくない。衝撃的な映像を使うことは、制作者の自己満足としか思えない。誰のための放送なのか。被災者の気持ちを考えたことがあるのか。
  • 芸能人や会社社長をしている人たちが、自宅や私物を見せている番組があるが、どれも高級品だし、靴やバックなどの小物類を数十個も持っている人もいる。その使っていない物や見せびらかしている品物を売って、被災地の支援にまわせないものかと不快に思う。被災地では今でも仮設住宅で暮らし、地方に移り住んだとしても、震災前の生活に経済的にも精神的にも戻れない人たちが居ることを、本当にわかっているのだろうか。
  • 「東日本大震災」から一年、ことあるごとに日赤を通じて義援金を送ってきたが、義援金が被災者に届かない報道が相次いだ。最近はその報道もなくなり、義援金がどうなったか気になる。特に有効に使われた情報を知りたい。お金の問題ではなく、気持ちが届いたかを具体的に知りたい。義援金を募った放送局には報告する義務があると思う。芸能人の洗脳騒動や幼稚なバラエティー番組はもうたくさん。義援金の使われ方の番組を放送すべきだ。
  • 震災について、被災地の妊婦が腕時計型の線量計をつけていることや、番組スタッフがチェルノブイリまで取材に行っていたことなど、私の知らなかった事実をたくさん放送していた。スタッフの「政治家なんかに任せてはおけない」という気持ちを感じ取れる、とても興味深い内容だった。
  • お笑いコンビ・オセロの中島知子さんについて、民放は連日報道している。いずれの報道も、カルトや洗脳の危険を煽り、おためごかしに粉飾しているが、全くの欺瞞だ。自宅に張り付いて出入りを監視し、昼夜を問わず実家に押しかけて居座っている。無関係の芸能人の葬儀の場にまで押しかけて、中島さんの件についてコメントを求めるなど、もはやメディアによる迷惑行為と人権蹂躙だ。カルトや洗脳の危険についての啓蒙は、まず民放のあらゆる番組が占いやオカルト、風水や手相、超能力や疑似科学などに関する情報の垂れ流しをやめることから始めるべきだ。

【番組全般・その他】

  • 芸人を並べただけのつまらない番組ばかりで、見たいものがない。あのような番組ばかりでは馬鹿になる。スポーツもろくに放送しないし、時代劇もついになくなった。そういう番組は有料放送で見なさいということらしい。しかしそう言われても、見たいチャンネルを選んでいちいち契約するのは、私のような年齢の者には大変面倒くさい。せっかく地上波があるのだから、そちらの内容を充実させ、無料でいろいろな種類の番組を楽しめるようにしてほしい。
  • 最近、オネエといわれるタレントが男性タレントに抱きつきキスをねだる行為が、バラエティー番組でよく見受けられる。小学生が見るような時間帯にも多く見られ、保護者としてはとても不快だ。セクシャルは多種多様だし、犯罪でない限り尊重されるべきだが、男性タレントが女性タレントにしたら、訴えられるようなことを、笑えるからという理由で公共の電波で放送するべきではない。
  • 改編期のスペシャル番組を見たが、「CMまたぎ」はもちろんのこと、各編を1部ずつ完了させず、別のエピソードでつなぎ、また本編に戻るという込み入った手法で構成していた。内容を引っ張り、視聴率を稼ごうという狙いだろうが、視聴者は不自然な演出に翻弄され、番組を楽しむ余裕もなくただ疲れた。通常の1時間番組であればまだしも、4時間半にわたる放送だったので、うんざりした。
  • 「続きはCMの後で」という、いわゆる「CMまたぎの手法」が増えているが、見ていてイライラする。制作者は、視聴者の思いをどこまで理解しているのだろうか。視聴率だけが目的の番組作りは、放送局の傲慢以外の何ものでもない。視聴者目線に立って”番組作りそのもの”について考え直してもらいたい。
  • 妻がBSの通販番組を見て「包丁セット」を購入した。「すごく良く切れる」「素人でもプロ並みの切れ味」等の謳い文句で、出演者が大げさに紹介していた。しかし手元に届いた商品はあまりにお粗末で、とても使えるような代物ではなかったので消費者センターに訴えた。この番組に限らず、通販番組での”誇大な謳い文句”や大袈裟なリアクションは迷惑だ。通販番組として放送する以上、テレビ局にも責任はある。
  • 最近の番組で疑問と不快に思うことは、アナウンサーやキャスターの「原稿読みの間違いの多さ」と「原稿の見すぎ」だ。たとえば、商品の名前、価格や人物名の読み違いと文字違い。最近のアナウンサー・キャスターは原稿読みの教育や事前読みなどしていないのか。謝罪しておしまいでは、「プロ意識」がなさ過ぎる。報道・情報の「信頼性」がなくなる。今一度「アナウンサー」としての職業意識を持って伝えてほしい。

【CM】

  • アイドルの宣伝にしか見えず何を伝えたいのかわからないCMや、うるさいだけのCM、内容をかいつまんだ番組のCMが多くてうんざりしている。気持ちよく印象に残るCMが少ない。CMを見て、逆に商品の購買意欲が薄れたりする。
  • AKB48が口移しでキスをしてお菓子を食べる「ぷっちょ」のCM。こんな品位の欠けるCMはやめてほしい。食べ物を口移しでリレーすることは不衛生だし、気持ちが悪い。オタクだかファンだかを喜ばせるようなことがしたいのか不明だが、このグループはPVで10代の女の子を含む子が下着になって抱き合ったり、「私と赤ちゃん作らない?」というCMをしたり、非常に不快である。CMをいちいち情報番組で取り上げるので、見たくなくてもくだらない情報が入ってくる。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 夫婦の性生活(セックスレス)などについてのテーマが挙げられていた。この時間帯は家族や子どもが見るのに、いかがわしい内容の番組を放送することはどうだろうか。私はその時、両親と一緒にみていたがとても気まずく感じた。さらに、セックスレス解消のためといった対策なども紹介までされていた。もう少し配慮をしてほしい。
  • バラエティー番組に子役を出し過ぎだ。場違いな番組に、多数出演している。最初はかわいいと思ったが、これだけ見せられるとうんざりする。子役にはドラマの中で、子どもらしさを表現させるべきだ。
  • 大人と子どもが意見を言うという内容のラジオ番組に、23時から14歳の少女が生電話で出演していたが、これはおかしくないのか。23時に14歳の子どもが起きていることに違和感がある。
  • 新人俳優賞の表彰式に5歳の子役を出演させインタビューをしていた。あきらかに労働基準法違反ではないか。「生放送」として21時からスタートしているので、5歳の子は21時過ぎに出演していることになる。もし録画ならば「生放送」と記していることは嘘である。いずれにしても、問題ではないのか。

【表現・演出に関する意見】

  • 東日本大震災1周年を前にして、BPOの青少年委員会からも津波映像の取り扱いについての要請が行われ、放送では画像が出る前に注釈やコメントがあり良かったと思う。ただ、中には有名人が歓迎されている画像等を多く使い、番組や出演者を自画自賛しているような番組もあった。また、津波被害の大きかった所や福島県内の特定の場所しかクローズアップされていなかったように思う。
  • アイドルグループが、座ろうとしている人の椅子を引いて転ばせるというドッキリをしていた。テロップで「真似しないでください」と但し書きはしていたが、児童や考えの浅い人々がマネをした場合、損傷がひどいと腰椎損傷により下半身不随などの重大な後遺症を伴う。その場が面白ければいいという考えではなく、笑えるドッキリを企画していただきたい。

【性的表現に関する意見】

  • 出演者が「大人のおもちゃ」を買ってきて、使用方法まで説明していた。子どもから「これは何?」と聞かれて返事に困った。夕方5時に放送する内容ではない。生放送をいいことにやりたい放題だ。

【要望・提案】

  • 私は仙台市に住んでいる。3月2日付で「子どもへの影響を配慮した震災報道についての要望」がBPOから出されたにもかかわらず、震災1周年関連番組のスポットとして、津波が押し寄せてくる映像が繰り返し流されている。番組は自分の意思で見る、見ないが選択できるが、スポットは突然予告なく出てくるので、いやでも津波映像を見てしまう。被災者の心情を理解せず、津波の映像を垂れ流すこれらの放送局に、津波映像を使用したスポットを即時に中止するよう再度要請していただきたい。

【差別・偏見に関する意見】

  • 「授業参観に来てほしくない人」をランキング形式で紹介していた。候補である芸能人数名の写真を小学生に見せて投票させていたが、人を外見で判断することは人権の侵害になる。子どもにこんなことをさせるべきではない。

【殺人シーンに関する意見】

  • 「猟奇的な殺人事件」などを扱うドラマが午後3時台から再放送されているが、この時間帯は学校から帰って来た子ども達が、偶然見てしまう可能性もある。この時間帯の再放送はやめてもらいたい。

【いじめに関する意見】

  • 男子グループがクラスメイトの男の子に盗みを強要し、それに失敗すると学校の屋上で制服のズボンと下着を脱がして携帯カメラで股下を撮影し、次盗んでこなかったら画像を流出させるという、性的いじめが放送されていた。これは、ふざけ遊びのレベルではなく「犯罪」だ。正直見ていて気分が悪くなった。「命」をテーマにしていたそうだが、模倣した犯行が起きたらどうするつもりなのか。

【人権に関する意見】

  • 芸人が知人宅を訪問してお風呂を借りるロケ番組だった。芸人数名が満員状態で風呂に入るシーンがあり、直後「このあと、あの人が珍入」というナレーションとテロップが出てきて、その家庭の11歳、6歳、4歳の三兄弟が登場した。お風呂場面とはいえ子どもを素っ裸で参加させ、全裸の状態を撮影することは児童ポルノに相当するのではないか。長男は恥ずかしがっていたように見えた。満員状態の風呂へ子どもが自主的に裸になって参加したとは思えない。明るく照らされた取材現場で素っ裸の状態をカメラに収めることは子どもの心を傷付ける。今回は子どものお尻の部分は修正なしで映り、股間は象のマークで修正されていた。このような修正は不十分だ。「珍入」というテロップは、男性器を強調しているようでセクハラ的で大変不快。登場する子どもが人権侵害を受けるような番組であってはならない。

【CMに関する意見】

  • アイドルグループがお菓子を口移ししていくCMは、子どもが真似をしそうだ。口腔内細菌も怖いし、同性愛を助長するようにも思える。子ども向けのお菓子のCMなのに、いかがなものか。子どもの視点だと食べ物で遊んでいるとも取れる。とにかく汚いのでやめてもらいたい。
  • お菓子が主体というより、アイドル同士の「口移し」場面を強調しているようにも感じ取れ、CM自体に意味が無いようにも思われる。CMやテレビ番組は、子どもたちや社会に大きな影響力がある。教育上好ましくないので、このCMを直ちに放送中止にするべきだ。
  • アニメを2歳の子どもと見ていたら、女の子同士が口移しでお菓子をリレーするというCMが流れ、とても不愉快な気分になった。子どもも、何のためにこの女の子たちはキスをするのかと気持ち悪がり、親としても説明に困ってしまった。せめて子どもの目に触れぬよう、アニメの合間に流すことだけでもやめてもらいたい。
  • アイドルの女の子同士がお菓子を口移しするCMを見て、保育園児の子どもが、お菓子の代わりに消しゴムをくわえてキスをする真似をしたが、間違えて飲み込まないかと心配した。
  • パチンコのCMをなぜ流せるのか。競馬や競輪、競艇などの公営ギャンブルとは別物で、パチンコは違法な営業をしているところだ。違法でも収益が多いからCMを流せるのか。不快だ。18禁でもある。なぜそのテロップも入らないのか理解できない。子どもが見ている時間帯に流れていることが多いし、教育上良くない。人間を駄目にする団体のCMはやめてほしい。
  • 女優が階段の手すりを勢いよく滑るCMは危険だ。滑り台のように簡単に滑れるものなのかと、子どもが真似をする危険性がある。すぐに放送を中止すべきだ。

2012年2月に視聴者から寄せられた意見

2012年2月に視聴者から寄せられた意見

番組の収録中に若手お笑い芸人が事故で大怪我をしたことについて、番組制作体制や、テレビ局の安全管理の意識のなさを批判する意見が多かった。出演している犬が声帯除去手術を受けていたことで、動物愛護の精神に反しているとの声もあった。

2012年2月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,093件で、1月と比較して250件減少した。
意見のアクセス方法の割合はメール68%、電話27%、FAX2%、手紙ほか3%。性別は男性72%、女性23%、不明5%。年代は30歳代33%、40歳代25%、20歳代16%、50歳代14%、60歳以上7%、10歳代5%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は387件【35局】であった。

このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

2月の視聴者意見は1,093件と先月より250件減り、今年度でもっとも少ない意見数だった。
報道関連やドラマなどへの意見は先月より減り、バラエティー番組への意見が目立った。
番組の収録中に若手お笑い芸人が事故で大怪我をしたことについて、番組制作体制や、テレビ局の安全管理の意識のなさを批判する意見が多かった。出演している犬が声帯除去手術を受けていたことで、動物愛護の精神に反しているとの声もあった。大家族の日常を追った他局の番組をパロディー化したバラエティー番組に対しては、「皮肉や嘲り」は、笑えない。制作者の驕りを感じるといった厳しい批判意見があった。
放送上の問題では、CMの音量、スタジオ出演者のワイプの無意味さなどに意見が多かった。
ラジオに関しては、深夜放送に限らずパーソナリティーの発言が少し性的に過激すぎるのではなどの意見があり、全部で25件。CMに関する意見は31件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は110件で、前月より80件ほど減少した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が35件、次いでCMに関する意見が20件、視聴者意見への反論・同意が10件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、主にバラエティー番組に対し「子どもに悪影響を与える」「子どもが見る時間帯に不適切だ」などの批判意見が寄せられた。CMに関する意見については、オンラインゲームのCMでの表現に対し「子どもがまねをする恐れがあり危険だ」などの意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • NHK松山放送局が、誤報テロップを流した。ニュース「おはようえひめ」の中で、「窃盗の疑い、愛媛大学教授を逮捕」と誤った字幕を流した。同番組内と正午のニュースの最後に、アナウンサーが「全く架空の内容で、字幕のような事実はありません。おわびします」などと謝罪した。放送中の操作ミスで、テスト用に作っていた字幕の一つが流れたという。放送界は「ぴーかんテレビ」の反省はないのか。「セシウムさん」は、作らなければ済んだこと。NHKも架空の大学名にしておけばよかったことだと思う。
  • 報道等におけるミスには、毎回残念な思いを抱く。テレビを見ていると、毎日のように人名テロップや写真等で誤りがあり、後にそれを訂正しお詫びをするということを見かける。こういった初歩的なミスは、放送前に確認すれば防げることだ。こういった小さなミスでも、それが日常的に繰り返されていることは問題だ。訂正すればよいとか、これが当たり前といったような悪い習慣にならないよう、最終確認を行ってほしい。より良い番組作り、情報発信につながることを願う。
  • 被災地のガレキ処理が進まないのは、他の地方自治体が協力する姿勢がないからだと報道していた。しかしこの問題は、原発事故による放射性物質がガレキに含まれているか、含まれていないかを調査した資料を政府が隠蔽せずに国民に公表して、誰もが本心から安心できるようにすればいいことではないか。
  • 田中防衛相に対する質問を、「まるでクイズだ」と批判している番組が多い。自公政権時代には当時の首相を、漢字が読めないと批判していた。防衛に関する事を聞いて、クイズをしているとマスコミが批判することには違和感がある。批判するなら、漢字テストの時の報道を再度放送してマスコミが謝罪してからにしてほしい。この問題でわかるように、報道に主観が入りすぎて偏向報道が多い。マスコミは政治を批判する前に自己批判しないといけない。
  • 光市母子殺害事件で、元少年の死刑が確定した。この判決を受けて、放送局は一斉に「死刑判決が出たことで、更正の機会がなくなった」として、元少年の実名を報道した。「死刑だから、更正の必要がないから」と、少年法の理念を無視して実名報道してもいいのだろうか。違和感が残った。報道する側の理屈はよくわからないが、最後まで匿名にすべきではなかったか。
  • 女性芸能人が霊能者と称する人物に洗脳されているとする報道について、ゲストが霊能者をペテン師呼ばわりして批判しておきながら、自分達は風水師にコメントを求めた挙句に「この鏡を外に出すことはおかしい」などと、風水師の発言を当然の前提として解説している。もはや漫画だ。風水師のご託宣をありがたがって番組で扱うメディアが、霊能者を批判する資格があるのか。五十歩百歩ではないか。さらには、運び出されたソファについて家具屋まで引っ張り出して解説していたが、家具がいくらしたかなど大きなお世話だ。間取りまでフリップで解説していたが、ここまで芸能人のプライバシーを公開することにどんな意味があるのだろうか。
  • 私は生活保護を受けている。報道で生活保護を取り上げる場合、「不正受給」や受給者の「怠慢」ばかりを指摘し、就労者の一方的な目線で受給者を批判している。障害を抱えて働けない受給者も多く、好んで生活保護を受けているわけではない。高齢者と同じように生活保護受給者も弱者です。正確に公平に報道してください。

【番組全般・その他】

  • 番組収録中に、お笑い芸人が腰の骨を折る大けがを負った。この放送局のバラエティー番組は事故が多い。しかも、事故や怪我をするのはいつも若手芸人。この先一生、車椅子生活だと思うと、若手芸人に対しての補償はどうなっているのか気になる。番組制作責任者の安全管理意識はどうなっているのか。番組司会の大物芸人の責任はどうなのか。結局、いつものように若手芸人の泣き寝入りで終わるのか。そのうち死人が出るだろう。
  • 出演している犬が声帯除去手術を受けていたそうだ。飼い主の自由ではあるが、去勢手術と違い犬にとって何のメリットもない。このような手術は動物虐待と紙一重だ。もし、テレビ局が強制したとすれば問題だ。仮に強制しなかったとしても、番組に都合が良いからという理由で声帯を除去している犬を選んだという事実に変わりはない。本来であれば吠えることのないようにしっかり躾された犬を起用すべきだった。人間の都合や欲望の為に体の一部を切り取られた犬を起用することは、倫理観の欠如であり、公共性の高いテレビという点から考えてもおかしい。
  • 生きたブリをビニールプールに放し、芸人たちが素手で捕まえて、3秒間キスできたら商品をGETという内容だった。魚を抱きかかえたり、尻尾を持ってわざとこけてみたりと、魚が弱ってしまう行為を延々と2ゲーム続けた結果、2ゲーム目には白い腹を見せ、死んで動かないブリもいた。見ていて腹が立った。食べるために絞めるときは一瞬のうちに急所を突くのだが、あの内容は逆に人間を海の中に放り込むのと同じぐらいブリに苦痛を与えたと思う。
  • 他局の大家族番組をパロディー化し、「夫婦喧嘩の解決は男女関係」「2階の窓から突き落とす」「最後にはお金を貰うストーリー」まで、誇張した番組には悪意が感じられた。家族が必死で生きようとする努力を、バラエティーだからといって茶化すのは許されることではない。今後あの家族はどうなるのか。世間の笑いの材料にされる子ども達の立場はどうなるのか。台詞の引用・家族構成・色紙の文字・服の文字・背中にビッグダディーの文字。個人をピンポイントで特定できる内容。明らかに人権侵害・名誉毀損だ。番組制作者はなにか勘違いしているのではないか。何かを表現しようというものが、弱いものいじめをしてどうする。
  • 震災から1年が経とうとしているのに、まだ現地は大変な状態だと新聞などを見て感じる。それなのにテレビは、高級で美味しいものを食べる、芸能人の裕福な姿を見る、など無駄遣い的な番組を垂れ流している。違和感を覚える。同じ日本にいながら、福島をはじめ震災のあった地域が「外国」なみの遠さに感じる。テレビや新聞に期待したい部分もあるのだが。
  • 番組終盤で紹介したメニューを「詳細は番組の最後に紹介します」というアナウンスでCMになり、CM終了後「最後のメニューの詳細はホームページで」というような流れで番組は終了した。ホームページへ誘導したいことは分かるが、「紹介します」とアナウンスした以上は、テレビで紹介すべきではないか。このような作り方はCMを見せたいだけの詐欺的行為だ。こういった手法は倫理的に問題とならないのか
  • スタジオの芸人の顔を画面隅に表示する「ワイプ」は、散々いらないと言われているのに、なぜテレビ局は表示をやめないのか。「ワイプは興ざめする」とわかっていてなぜ表示するのだろうか。「みんなテレビを見なくなった」などと馬鹿なことを言う前に、このような視聴者を興ざめさせるようなことをやめるべきだ。

【ラジオ】

  • 歯のホワイトニングに関するラジオショッピングをよく聴く。「販売している商品で歯についたヤニが取れて云々~」という内容があるが、歯のホワイトニングとは、生まれつき色が黄ばんでいたりする場合に歯の色を白く変えることだ。汚れを取るものではない。それならば歯科医院で歯石を取ったりすればきれいになる。それをあたかも歯科医院でやったら何万円もかかると堂々と言っていることには開いた口がふさがらない。
  • 放送中に「キンタマ」発言が数回あった。パーソナリティーの女性も連呼していた。公共の電波でつかう言葉ではない。二度と言わないでいただきたい。他にも「セックスは気持ちいい」との発言があり、昼間の番組で連呼するとは恐れいった。
  • パーソナリティーが「オナニー」と発言した。不適切だ。また、女の子を育てるゲームソフトについて「女の子にいやらしい言葉を教えておくと、とんでもない時にとんでもないことを言い出す」と笑っていた。いい年をしていやらしい。お爺さんが何を口走っているのだ。これでは単なる”エロオヤジ”ではないか。中学生ではないのだから、欲望のままに口を開くな。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 突拍子もない行動をする兄弟を怖いもの知らずとして笑いを取る内容のバラエティーだが、きちんとしつけがされず、責任も知らず、好き勝手し放題な子どもを肯定しているようにしか思えない。親は何をしているのか。同じ年代の子どもも見るだろう時間帯に放送されているが、真似したりするとどうなるのか。放送局は考慮しなくてはいけないと思う。
  • 最近色々な番組で子役をもてはやしすぎる。しかもバラエティー番組等では、一緒に子役が出ているにもかかわらず芸人達が平然と下ネタを連発している。子役とて子どもであることに変わりはない。その場の状況に相応しい番組作りをするようBPOで指導するべきだ。
  • バラエティー番組でゲームコーナー終了後、出演者が物を乱暴に投げつけていた。一緒に見ていた子どもは驚き30分泣き続けていた。夕飯時の楽しい時間のはずが台無しになった。子どもを持つ親として、教育上よくないことだと思った。

【性的表現に関する意見】

  • 深夜に放送されているアニメで、偶然見ていたところ不謹慎極まりない性的な描写が繰り返し放送され、とても驚いた。誰でも見られる地上波でこのようなシーンを放送していいのか。とても気分が悪くなった。深夜に表現が過激な番組が多く放送されていることは知っていたが、こんな過激なシーンを許しているのか。放送局は倫理観やモラルに欠けている。
  • いつも家族で楽しく見ているバラエティー番組だが、昨夜の放送はとても家族で見ていられるものではなかった。外国人女性のほとんど裸体のような姿や下半身のアップは子どもと見られない。放送時間は丁度夕食時でもあるので、以前のような日本の良さを紹介していくような内容に戻ることを望んでいる。

【いじめに関する意見】

  • バラエティー番組で、ベテラン芸人が若手芸人に熱い液体をかけ、そのリアクションを笑う場面が数回あった。子どもの世界に置き換えるといじめにつながりかねない。こういう行動を子どもが真似し、それを「おもしろいからいい」と思うようになると残念だ。人を傷つけてそのリアクションを楽しむことは、子どもの教育上よくない。芸人が本当の笑いを求めるなら、誰も傷つけずに心から笑える笑いを伝えてほしい。

【危険行為に関する意見】

  • 子どもに人気の朝のアニメを小学生の娘と見た。番組冒頭、主人公の女の子が見通しの悪い曲がり角を走って飛び出すというシーンがあった。いつも子どもに道路上では突然飛び出したりしないよう教えている身としては、ハッとするシーンだった。特に小さい子どもは番組内容に影響を受けやすいので、このようなシーンは好ましくない。
  • 屋外で昆虫を探すコーナーで、出演者の帽子に虫メガネで陽の光をあて、焦がすという悪ふざけをしていた。被害者が虫メガネの方を見上げた時に、顔にも光の焦点が一瞬あたっていた。これは悪ふざけで済む問題ではない。もし目に焦点が合ったら、失明する危険な行為だ。子ども番組だからこそ、放送してはいけない場面だ。

【報道に関する意見】

  • 女児の死体遺棄事件のニュースは子どもには見せたくない。我が家には6歳の子どもがいるが、ワイドショーやニュースで「母親が子どもを殺した」と怖がっている。この事件をセンセーショナルに取り上げることは子どもに悪影響だ。事実だけを静かに報道してほしい。

【非科学的な事柄に関する意見】

  • 動物と話せるという外国人が出演しているバラエティー番組。あらゆる動物との会話を放送しているが、いったい何を根拠に真実として放送しているのか。週末のゴールデンタイムということもあり子どもが見ている。小さい子は疑いもなく信じてしまうなど、教育上も問題である。

【虐待に関する意見】

  • 小学生の子役に対し、「消えてほしい」などと批判する内容のランキングが放送された。子どもに対し暴言を吐くことは、大人に対し同様の暴言を吐くことと比べ、はるかに大きな悪影響を及ぼしかねない。このような内容を放送することは公然の児童虐待ではないか。

【言葉に関する意見】

  • 最近、バラエティーやドラマで、良い意味で使う言葉の頭に「くそ」を使うことが多い。聞くに堪えない。本来「くそ」は悪い意味で用いられるものだ。若者の誤った言葉遣いを正すことができるような番組作りを放送局はするべきではないのか。

【視聴者意見への反論・同意】

  • ここ最近の視聴者意見を見ると、番組に少しでも過激なシーンがあると「子どもに有害」とする短絡的な批判が多い。しかし、番組の評価は全体を通しての内容や作り手の意図も考えて行うべきだ。子どもも番組の一部のみに注目しているわけではないはずだ。番組構成上、過激なシーンが必要な場合もあるし、そうしたシーンがあっても、全体を通して命や友情の大切さなどを伝えてくれる番組はある。一部を切り取っての批判は不適切だ。

【CMに関する意見】

  • パチンコのCMが多すぎる。子どもが必要以上に興味を持ち、教育によくない。深夜帯を中心にする、もしくは回数を減らす等の考慮をしていただきたい。
  • 携帯ゲームのCMで、モンスターを電子レンジに入れる内容は不適切だ。小さな子どもが真似をして、子犬やハムスターを電子レンジに入れそうで恐ろしい。

2012年1月に視聴者から寄せられた意見

2012年1月に視聴者から寄せられた意見

東日本大震災から約10カ月が過ぎ、原発事故や被災地からの報道の数が減ったが、継続的できめ細かな報道を求める意見が多かった。暴力団との交際で、芸能界を引退した元タレントに対し、吉本興業社長が”復帰”を望んだ件で、厳しい意見が多かった。

2012年1月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,343件で、昨年12月と比較して246件増加した。
意見のアクセス方法の割合はメール74%、電話22%、FAX2%、手紙ほか2%。性別は男性73%、女性22%、不明5%。年代は30歳代33%、40歳代25%、20歳代16%、50歳代14%、60歳以上7%、10歳代5%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。1月の通知数は608件【37局】であった。

このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、21件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

1月の視聴者意見は1,343件と昨年12月より246件増えた。
東日本大震災から約10カ月が過ぎ、テレビ・ラジオの放送からも、原発事故や被災地からの報道の数が減った。視聴者からは、継続的できめ細かな報道を求める意見や、東北3県だけでなく、茨城、千葉などの沿岸被災地のことも報道し続けてほしいなどの意見があった。暴力団との交際で、芸能界を引退した元タレントに対し、吉本興業社長が”復帰”を望んだことについては、厳しい意見が多かった。
正月の長時間の特番に対する不満も多く、特にバラエティー番組では、芸人たちが騒いで遊んでいるだけ、下品で、ばかばかしいことをいつまで続けるのかといった批判があった。出演者らの言葉の乱れや、ものを食べるときの食べ方の汚さを指摘する声もあった。
ラジオに関する意見は25件、CMに関する意見は55件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は194件で、前月より100件以上増加した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が53件、次いで性的表現に関する意見が33件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、複数のバラエティー番組やアニメに対し「子どもに悪影響を与える」「未成年の描写として不適切だ」などの批判意見が寄せられた。性的表現に関する意見については、ゴールデンタイムのバラエティー番組に対し「子どもも見る時間帯なのにあからさますぎる」との意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 広島刑務所の脱走犯は52時間も逃げ続けた。この間、脱走犯についての報道機関からの警告案内が少ない。刑務所の服装だから、すぐに分かるという報道だった。しかし、似ても似つかないニット帽姿で確保された。報道の使命を再認識してもらいたい。「いつもの様子と違った感じの人を見かけたら110番通報してください」や「逃走犯が隠れる可能性のある場所を思いついたら、通報を」等の犯人逮捕に結びつく、呼びかけの報道を期待する。
  • オウム事件の平田容疑者をかくまっていた斎藤容疑者が逮捕された際の報道に関して。斎藤容疑者の自宅が捜索されている映像で「布団は一組だけあった」や「愛の逃避行」などという言葉を使った報道はあまりに品がない。主婦層が多く見る時間帯だからといってこのような番組の制作をすればいいんだと考えているとしたら、それは視聴者を馬鹿にしすぎだ。容疑者にも人権はあり、事件に関係のない、知られたくないことはある。オウム関連ならば何でもやっていいというような報道姿勢にはあきれる。
  • 暴力団幹部との親密交際が発覚し、芸能界を引退した元タレントに対して、吉本興業の社長が「戻ってきてほしい」と声明を発表した。この意見は吉本興業の”会社として”の総意だという。つまり吉本興業は「暴力団排除条例」を軽く見ているということだ。どの放送局の番組を見ても、吉本興業の芸人達がたくさん出演している。聞くところによると、吉本興業は各テレビ局が大株主らしい。”芸能界は何でも許される”という甘い風潮を切り捨てる時ではないか。
  • 津波の映像が流れていた。撮影する人のうめき声が聞こえる中、建物や船がどんどん流されていった。驚きながら見ていたら、突然悲鳴のような叫び声が聞こえた。その声はそのままロック調の曲になり、津波の映像を背景にしばらく流れていた。震災から一年も経っておらず、トラウマになっている人もいる津波の映像に、曲をのせて軽々しく流すという行為は不快だ。「震災に捧ぐ鎮魂」とあるが、どこがそうなのか理解できない。津波の映像が、非常にデリケートなものだということが分からないのだろうか。
  • “古代の秘宝を発掘”という外国の遺跡発掘の現場からの生中継だった。番組では「遺跡から馬の骨が出た」と大騒ぎしていたが、明らかに偽装とわかるものだった。「今発掘している」というのに、掘っている砂が、通常では考えられない程サラサラと柔らかかった。あれは一回掘った後に砂をかぶせ、放送中に何食わぬ顔で掘り返したに違いない。捏造は不愉快だ。検証して放送局に厳罰を処すべきだ。
  • 選抜高校野球の出場校が決まったが、あの推薦枠の高校に対するマスコミの扱いにはうんざりだ。高校生に媚を売るようなものを、なぜ大人が嬉しそうに報道するのか。批判する目が失われていないか。野球をやっている高校生はみんな甲子園に行きたいと練習している。勝負の世界だ。推薦された高校に高野連から電話が入る。校長が感謝の言葉を発し、監督が胴上げされる映像が流れる。どこかおかしくないか。全国の高校生に納得してもらう説明ができるのか。高校生をバカにしてはいけない。
  • アイドルや芸人がワイドショーのコメンテーターをしているが、知識も経験もない人にコメントされても共感できない。特に関西地区は吉本興業の芸人が多い。ベースになる知識が視聴者以下の人の発言は聞いても意味がない。10代のアイドルが何かを食べて「うまい」とほめるが、どれだけ美味しいものを食べた上の「うまい」なのか疑問だ。経験値の低い人間を重用する安価な番組作りはやめてほしい。

【番組全般・その他】

  • 後輩芸人に500万円を超える自動車を買わせていた。本人も印鑑を所持していたので、台本ありきのやらせだとは思うが、パワハラ以外の何ものでもない。不満を漏らす後輩に対し、バインダーで殴る行為など、暴力シーンやパワハラシーンを平然と放送することに疑問を感じる。それがバラエティー番組だと言うなら、なにをか言わんや。
  • 洗濯機の中に人を入れて回転させ、その中で熱いラーメンを食べさせたり、熱いものを素手で食べさせたりという馬鹿なことをやっていた。我慢勝負みたいなもので、一歩間違えれば大変危険なものだった。とても下品な言動もあった。このような番組を大晦日のゴールデンタイムにやってもよいのか?生きることそのものと言える「食べる」ことを冒涜するような番組は作ってほしくない。
  • ワザと笑わせてお尻をおもいっきり叩く。平気でお尻を見せ、アダルト要素を含むものを番組内で見せる。危険な行為を平気で放送している。叩く、汚い言葉を使う。罵る。毎年、大晦日にこんな馬鹿なことをして何故、問題にならないのか不思議で仕方がない。これは駄目な番組だ。
  • 「森三中vs女子アナ」のコーナーは、ひどかった。嫌がる「森三中大島」を皆で押さえつけ、着物の裾がはだけるほど暴れている姿を笑いものにしていた。下劣で下品極まりないものだった。お笑い芸人の女性はここまでやらなければならないのかと、見ていて情けなくなった。日本人として本当に恥ずかしい。こんな番組は二度と制作するべきではない。
  • 自分の嫌いな芸能人を公表するとして、タレントや著名人が”気に入らない人”を、実名やイニシャルで明かすという実にくだらない番組であった。タレントの好き嫌いだけをとりあげるという安易な番組づくり、数字取りだけに走り、下品でもなんでもいいといった局の姿勢も疑問だ。強力な裏番組の対策もあるだろうが、もっと練った企画の番組で勝負してほしい。ただでさえ、昨今のおしゃべりばかりのバラエティーには辟易しているのだから。
  • 汚らしい食べ方、オーバーな味の表現。アナウンサーもこのごろはだじゃれ芸人顔負けのオーバーな仕草をしている。女子アナウンサーなどは大口をあけて食べ物を口に入れる。そして無理に口を閉じて食べようとして上唇から鼻の下にかけて放射状にしわがよる。中には鶏が水を飲むように顔を上に向けて鼻の穴丸見えの状態で食べ物を入れようとする。口に入れたとたんに、例によって「うん!」が出てくる。オーバーに「うまい」を演出する。およそ日本の女性には似つかわしくない。こんな場面をいつも映していると、つくづく放送関係者というのは品がない者ばかり集まっているのだと思える。
  • 芸能ニュースを見ていると不思議なことを感じる。週刊誌などで話題になっている芸能ニュースがテレビでは全く取り上げられないことがある。たとえば最近では、キャスターの隠し子騒動。司会者なので、より倫理や道徳観が求められるが、どの局も取り上げない。ジャニーズの不祥事の時などもテレビでは取り上げない。大きな芸能ニュースがあるのに、あえて報道しないように見える。この人は取り上げるこの人は取り上げないなど、何かルールや「しがらみ」でもあるのか。
  • いまに始まったことではないが、バラエティー番組などでCM前に「この後…××!」といったような告知をし、CMがあけてみれば「次週…××!」と次回の内容であるケースが非常に多い。視聴者からすれば「この後」とあおっているので、番組内で放送されると期待してしまう。このようなあおりは視聴者に「騙された」という印象を与え、不快にさせる。

【CM】

  • 映画を放送する時に、新しく公開する映画の告知CMをいれるようになった。映画を見たくて見ているのに、他の映画の告知をするのは困る。日本人の集中力や学問の低下は、すべてテレビ局のCMのやり方がひどいからだ。若者のテレビばなれもCMが多いからだ。映画が見たいのに、CMや告知のせいで集中力が半減する。昔は、そんなにCMはなかった気がする。
  • アナログから地デジに切り替わったことと関係があるのか無いのか、とにかくCMが多くなった。せっかくドラマを見ていても、始まったと思うと「ハイ、CM」、又ほんの少し話が進むと「ハイ、CM」という具合に寸断されるので、直前のストーリーを忘れてしまう。何とかしてほしい。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • バラエティー番組にある兄弟が出てくるが不快だ。食べ物を粗末にしたり全裸で街を走り回ったりしている。いくら子どもでもやっていいことと悪いことがあります。どこが面白いのか全くわかりません。あんなものは元気でもワイルドでもありません。ただの異常な行動としか思えません。しかもそれを全国にテレビで晒して金儲けする親も許せません。
  • アニメで、修学旅行なのにナイトクラブやラブホテルを連想させる店に未成年が入店するシーンがあった。深夜の放送とはいえ、この表現はいかがなものか。常識的に考えて、未成年がこのような店に入ることは条例などにより不可能だろう。製作者や放送局の倫理観の欠如の象徴か。
  • 最近の番組は全体的に低俗なものが多い。出演者も、口の中に食べ物を入れたまま大きな口を開けて話したり、滅茶苦茶な日本語を平然と使っていたりと、モラルに欠ける人間が多すぎる。”受けること”や”視聴率”ばかりが優先された結果ではないか。テレビが青少年に与える影響を考え、視聴者の”ためになる”番組を作って頂きたい。

【性的表現に関する意見】

  • ゴールデンタイムのバラエティー番組を小・中学生の子どもと一緒に楽しく見ていた。20時過ぎ頃から、「浮気の真相を暴く」という内容が始まった。はじめは腹を抱えながら見ていたが、進むにつれて子どもに悪影響を及ぼす恐れのある性的な言葉や、モザイクはかかっていたものの、いかにも性行為を行っている映像が流れた。バラエティー番組とはいえ、この時間帯に放送することはいかがなものか。
  • ドラマの告知(番宣)の内容について。子どもに見せたくない番組は親として選択できるが、番宣は途中に入ってくるので否応なく子どもの耳に入る。性行為を連想させるセリフを次回放送のCMでわざわざセレクトして流す必要があるのだろうか。制作者らが事前にチェック出来ないのか。
  • ドラマで強姦を匂わせるシーンや女性の体を映しているシーンがあり、未成年にとってこれらのシーンは非常に好ましくない。売春や児童ポルノなどの犯罪にもつながりかねない。今後はこのようなシーンをなくして、大人も子どももみんなが楽しめるようなドラマにしてほしい。また、再放送などではこのようなシーンをできる限りカットしてほしい。

【虐待に関する意見】

  • バラエティー番組だが、再婚した夫婦の間で親の我儘に付き合わされ、親の顔色を覗いながら怯えて生活しているような子ども達の姿に、精神的な虐待を見せられたように感じた。母親の連れ子に対する父親の態度は教育ではなく虐待のように見えた。長い間家族の成長を追って撮影をしているテレビ局のスタッフは、視聴者よりもこの姿に疑問を感じているはずだ。

【危険行為に関する意見】

  • バラエティー番組などで多く見られる「危険なので決してマネをしないでください」というテロップがあるが、それなら最初から放送しないでもらいたい。子どもは好奇心旺盛なので、するなといえば余計したがる。危険行為を煽るような演出はやめてほしい。

【殺人シーンに関する意見】

  • 小さい子どもも見られる時間帯に、アニメとはいえ人が殺されるシーンを生々しく演出している。とてもではないが自分の子どもには見せたくない。とかく今のご時世に大きく叫ばれている「命の大切さ」「人の命の重さ」などをあまりにも軽視しすぎている。教育上非常に好ましくない番組を放送している局の神経が知れない。

【残虐シーンに関する意見】

  • 残虐なシーンが多いドラマだが、子どもが見た可能性があるのではと思うとゾッとした。犯罪心理学の観点から見ると、子どもの頃見た映像は大人になってからもフラッシュバックし、その行動に影響を与えるものらしい。この番組は、視聴者を将来”犯罪者”へと導く危惧さえ感じる。即刻放送中止にするべきだ。今後は、子ども達に生きる喜びを与えるような番組を作ってもらいたい。

【暴力シーンに関する意見】

  • バラエティー番組で拷問のシーンがあったが、子どもがすごく気持ちが悪いと言って今でも怯えている。常軌を逸したひどすぎる暴力、性描写、死者への侮辱行為など、ゴールデンタイムの番組とは思えない内容だった。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 最近、アニメのみならずドラマに対する視聴者意見が多いが、どれもアニメやドラマの規制に賛成する意見ばかりだ。確かに、ある程度の規制は必要かもしれないが、表現規制が行き過ぎてしまうと本来の面白さが薄れてしまう危険性もある。
  • 毎月「視聴者からの意見」を読んでいるが、どれも放送倫理、権利侵害、名誉棄損など、BPOが取り組むべき事案とは無関係な意見が多い。「暴力・性的シーンが目障り」「戦闘シーンの言葉が不快」などといったことで、これらが子どもに悪影響を与えるとは到底思えない。視聴者からの意見は吟味すべきだ。

【CMに関する意見】

  • モンスターを電子レンジなどに入れて合成するという内容のゲームのCM。大人が見れば演出と理解できるが、子どもが「電子レンジや鍋に動物を入れれば新たな生物に合成できる」と受け止めてしまったらどうするのか。他国であった「ペットを電子レンジに入れてしまった」なんてことになったらと思うと恐ろしい。ゲームであれ現実と仮想を区別できる演出にするべきだし、ましてやそれを広い年齢層が無差別に見るテレビなどで放送するべきではない。

2011年12月に視聴者から寄せられた意見

2011年12月に視聴者から寄せられた意見

年末特番編成に対する不満意見が多く、特に長時間化するバラエティー番組に対しては、芸人たちの内輪話が多いなどの批判が集中した。歌番組やスポーツ番組での”生番組風”演出についての疑問も多く寄せられた。

12月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,097件で、11月と比較して30件減少した。
意見のアクセス方法の割合はメール73%、電話23%、FAX2%、手紙ほか2%。性別は男性72%、女性24%、不明4%。年代は30歳代33%、40歳代26%、20歳代16%、50歳代14%、60歳以上7%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。12月の通知数は508件【30局】であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、20件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

12月の視聴者意見は1,097件と前月より30件減った。昨年同時期と比べると意見数に大きな変化はないが、ここ3ヵ月で見ると減少傾向にある。電話によるアクセスが減って、メールが増えた。
意見内容では、年末特番編成に対する不満意見が多く、特に長時間化するバラエティー番組に対しては、面白くもない芸人たちの内輪話が多いなどの批判が集中した。歌番組やスポーツ番組での”生番組風”演出についての疑問も多く寄せられた。金正日総書記死去のニュースには、報道の姿勢を質す意見があった。福島第一原発事故関連では、政府の”収束宣言”に対する批判意見があった。放射線による食品への影響を調べた食卓調査番組への関心も高かった。ドラマでは長く続いた時代劇の終了を惜しむ声があった。ラジオに関する意見は18件、CMに関する意見は14件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は81件で、前月より40件ほど減少した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が26件、次いで視聴者意見への反論・同意が10件、いじめに関する意見が8件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、複数のバラエティー番組に対し「青少年の教育上良くない」「子どもへの配慮が足りない」といった批判意見が寄せられた。視聴者意見への反論・同意については、「青少年の教育上悪影響だ」とする意見や、主にアニメに対する批判意見への反論が寄せられた。いじめに関する意見については、バラエティー番組におけるお笑い芸人やタレントの言動に対する批判意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 北朝鮮の金総書記死去という大ニュースがあったのに、民放各局は、普通にお笑い番組などを続け、合間に報道のアナウンサーが出てくるという対応だった。ある局はドラマの宣伝ばかりで、ある局はいつもどおりの馬鹿笑い番組。ふざけた姿勢は報道機関なのかどうか疑う。みんな公式発表的なものばかりが見たいわけではない。様々な伝え方があり、そこに民間放送の意味がある。報道機関の使命を放棄して、目先の視聴率稼ぎに走った放送局は、恥を知るべきだ。
  • “ものまね紅白”と銘打ったコーナーで、明らかにブータン国王夫妻を侮辱する物真似が堂々と放送されていた。普通なら仕方ないと苦笑いで済ませられる内容だが、今回の放送はあまりにひどく、とても見過ごせる内容ではない。ブータンの国王夫妻、またブータン国民を馬鹿にする行動だ。わざわざ被災地に来て励ましてくれたブータン国王に対して、侮辱するような物真似をするとは腹立たしい。面白さを追求するにしても、節度というものがあるはずだ。
  • 朝の各民放局の番組では、芸能ネタが多い。ニュースは合間に少しだけ伝えている。朝はこれから出掛けなくてはいけない人が多い。それなのに芸能ネタばかりとはどうかと思う。芸能はもうちょっと遅い時間帯でワイドショーという形で十分だ。芸能に時間を使うならもう少しニュースや全国各地の話題に時間を使ってほしい。
  • メディアは個人情報をどういう風に考えているのか。浅田選手のお母さんが亡くなったことで、空港にまで押しかけたり、実家にまで行ったりしている。今に始まったことではないが、人の不幸であれニュースになるのなら個人情報は乱用してもいいのだろうか。「取材活動は自粛してください」と出ているにもかかわらず、強引に押しかけるのはどうかと思う。
  • 柔道オリンピックの金メダリストが、教え子の10代の女性に対する準強姦容疑で逮捕された。本人はあくまでも「合意だった」と弁明し、容疑を否認している。被害者が訴えなければ事件は闇に葬られていた可能性もある。そもそも指導者が未成年者に酒を飲ませること自体、違法行為ではないのか。被疑者の言い分だけを一方的に重視し、「過去の栄光」ばかりをクローズアップするよりも被害者の心情に配慮することがメディアの責任ではないのか。
  • 試合終了後、歓喜の輪に加わっているバルセロナのメッシ選手を特設ブースに強引に呼びつけ、明石家さんまが、「老後はどうする?」などという、侮辱的な質問をして、選手を怒らせていた。大変不愉快で、日本人として顔から火が出るほど恥ずかしい気持ちになった。選手を呼び出す局の傲慢さにも呆れる。選手に謝罪すべきだ。
  • 最近のスポーツ中継は、ライブのふりをして録画編集し、流していることが多い。視聴者を欺いている。放送時間やCMの入れ方、インタビュー等を自分たちでいいように流したいのかもしれないが、それはライブ放送ではない。2、3元中継でもなく明らかに録画放送である。スポーツ中継をバラエティー化したり、関係ない芸能人を出演させたりすることは、やめてほしい。ただ自局の視聴率のためだけに行われているとしか思えない。
  • 情報番組などで、ボードに貼った新聞の記事を読み上げながらニュースを伝えるコーナーがある。その際、記事のほとんどを紙で隠し、少し読むごとにペラッ、また少し読んではペラッというふうに、いちいち紙をはがしながら読みすすめることが多い。ここぞという箇所であればそれも効果的であろうが、ほぼ全面に紙が貼られている場合が多いため、かえってニュースのポイントが分かりにくくなっている。「紙はがし」が悪いとは言わないが、使う箇所を絞り、メリハリのあるニュース解説を心がけてもらいたい。
  • 各局の情報番組で多用されている手法だが、紙をめくる時に「ジャーン」、ボードを指す時に「チャリーン」という具合に、地震速報と紛らわしい擬音が流れる。私はこの音を聞いた瞬間、神経も体も硬直してしまい、とても疲れる。私だけかと思っていたが、様々な年齢の知人も同じことを言っており、私だけが過敏というわけではないようだ。震災後、皆が警報や速報にぴりぴりしているのだから、少なくともしばらくの間はこうした演出はやめてほしい。

【番組全般・その他】

  • 生放送のように見せかけたやらせの件。これは明らかに問題がある。放送局側では通常の演出の範囲内と考えているようだが、屁理屈にすぎない。「生放送でお送りしています。Gスタジオの○○さーん」の呼びかけに答えたのは、録画なのだ。「演出の範囲内」「録画部分にはLIVE」等、指摘のあった部分を正当化し、問題とも思わない感覚がすでに異常だ。マスコミは偽情報を一般視聴者に信じこませることができる。これは危険なことだ。
  • 新聞各紙でも取り上げられている、擬似生中継の問題について。収録映像を使ったことについては、どうしても出てほしい出演者のスケジュール上仕方のないことだとは思う。ただ、それをあたかも生中継の一部として放送したこと、またこれを演出の一部とコメントを出したテレビ局の姿勢は問題がある。当該アーティストは同時刻に自らのコンサートを開いている。調べればすぐわかることにもかかわらず、収録時に参加者に口止めまでしていることは問題ではないか。収録なら収録で、そう伝えればいいだろう。わざわざ嘘をつく理由がわからない。これを演出の一部と認めるなら、テレビ制作とは何でもありになってしまう。
  • 「王国アメリカを脅かす2大おバカ国登場!」のコーナーでロシアの悪戯投稿ビデオが放送されていた。悪戯内容があまりにもひどく、「面白い」の一言で片づけてしまうには、見る側からすれば気分が悪くなる内容だった。「面白い」の一言で、何でも放送していいという風潮があるようだが、テレビ局には放送倫理という概念はないのか。このような不快な放送を垂れ流すだけの放送局に、放送差し止め等の厳しい処罰がないことも、何をやっても許される的な発想になっているのではないか。
  • 番組終了直前のCMの前に「この後お買い物対決」とテロップが出てCMに入った。しかしCMが明けると番組のエンドロールが流れ番組は終わってしまった。「お買い物対決」は次回の放送内容だったらしい。この番組に限ったことではないが、視聴者を引っ張るために紛らわしいテロップを出す手法にはウンザリだ。やめてほしい。
  • 音楽番組と銘打っていることが信じ難いほどの音響の悪さで、がっかりした。番組の途中までは、環境が悪い中でどのアーティストも一生懸命歌っていて、好感を持って視聴していたが、嵐の方々が2回目にパフォーマンスした際の明らかな音響トラブルに関して、子ども達は「これは公開イジメか」とまで言っていた。音楽番組で音響が機能しないということは、歌手が歌える環境ではなかったということだ。制作に責任を負うはずの番組側が、視聴者に対して何の説明もしないことはおかしい。
  • 同じような場面で、まったく同じ音楽を耳にすることが多い。たとえば家などをリフォームしたり、掃除したりした後には「劇的ビフォーアフター」の曲。空港や飛行機が映ったときや航空会社の話などはドラマ「GOODLUCK」の曲がほとんどだ。それだけ印象が強いのだろうが、あまりに同じ曲を使いすぎではないか。最近ではここでこの曲が流れるなと想像できてしまうし、ほとんどその通りになる。それが番組制作者の狙いなのだろうか。こんな小さなことにこだわることがくだらないのか、それともこれほどまでに印象に残る曲を作った作曲家をすばらしいと言うべきなのか。
  • 民放のバラエティー番組で、芸人同士が裏話で盛り上がると、話のあちらこちらに「ピー音」がかぶせられることがある。芸能人の個人名を消すためだと思うが、視聴者をかやの外に置いて内輪だけで騒ぐとは失礼だ。視聴者に聞かせたくないのであればプライベートな場で盛り上がれば済むことだ。

【CM】

  • CMに日本人宇宙飛行士の映像が使われているが、企業のCMにJAXA職員が出るのは問題がある。出演料などが今後の宇宙開発に役立てられるというプラス面は理解できるが、問題はお金の行方ではない。宇宙飛行士の滞在実現のためには、これまで莫大な国家予算が投じられている。いわば国を代表してプロジェクトに参加している人物が、一私企業のイメージアップに貢献することが、果たして公正なことと言えるのか。

【ラジオ】

  • 放送された内容は犯罪だ。女性はいつでも強姦されたいと思っているという趣旨の発言は看過できない。「『信じている』と女性が言う理由は、『性交がしたいという意味なんだ!』」という発言は、公共の放送でするべきではない。直ちに、このコーナーは廃止すべきだ。これは犯罪を助長、肯定しているようなものだ。柔道の金メダル選手が「合意だった」と言っていることと同じだ。これで自分の娘が強姦されても文句は言わないのか。被害者を出したらどうするのか。性犯罪を肯定する発言をしたのだから放送は直ちに中止すべきだ。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • バラエティー番組で双子の兄弟をとりあげているが、最初に出てきた時は家の中でやんちゃしているというレベルだったが、外やスーパーなど他の人がいる場所で服を脱いだり、周囲の客や店に迷惑をかけている。それをネタにするのは不愉快だ。何にせよ子どもの度が過ぎた行為をネタにすることは良くない。
  • ある男性タレントが年上の芸人の頭を叩いていた。芸歴も浅い若手なのに、先輩の方々を叩いていた。彼は以前放送された別の番組でも、目上の女性の頭を叩いていた。どういう神経で、事務所はどういう教育をしているのかと憤慨した。若い子達の礼儀の悪さを助長するような行為はやめていただきたい。
  • 深夜のバラエティー番組の視聴者プレゼント企画に10歳の子どもが参加していた。「電話なのでOK」としていたが、小学生が夜中の時間帯に起きて、番組に電話とはいえ出演することはどうかと思う。生放送だ。番組スタッフが判断するべきだったのではないか。その子が今回商品を獲得したことを友達に話し、友達も夜中に起きれば商品がもらえると思うかもしれない。テレビは大きな影響力をもっているので、大人がしっかりと子どもを守ってあげてほしい。

【いじめに関する意見】

  • 芸人の顔の特徴を他の出演者が言っていたことで、私の娘が同様の顔の特徴でいじめを受けている。最近のテレビは、そういうことを言いっぱなしにする所があり、子ども達もそれを見ることにより人の欠点を言っても罪悪感にとらわれず、平気で言うようになってきている。大人はスルーできることでも、できなくて悩んでいる子ども達がたくさんいることを心にとめて番組作りをしてほしい。
  • バラエティー特番の終盤の罰ゲームに心底あきれた。湯を張った大鍋の上からしゃぶしゃぶ肉を持ったタレントをワイヤーで吊り下げ、肉だけでなく人間ごと湯につけたり吊り上げたりを繰り返すいじめそのものの企画だった。小学生の子どもも一緒に見ていたが嫌がって泣き出した。今年は震災があって絆の大切さがしっかり認識されたはずだが、一部のテレビ関係者にはそれが分かっていないのだろうか。

【性的表現に関する意見】

  • 子どもが見られる時間帯であるにもかかわらず、ラブホテルでの性行為のシーンが放送されていた。この回のみならずDVシーンや性行為を匂わせるシーンが何度もある。ドラマは放送時間帯を深夜にするなど青少年への配慮をしてほしい。
  • バラエティー番組のコントで女性芸人が下品な言葉をつかっていた。小さな子は分からないかもしれないが、アニメ映画終了後の土曜の23時といえば子どもが夜更かししていてもおかしくない時間帯だ。この番組はほとんど見たことがなく、この時初めて見た。ネットで検索すると下ネタが多いとのこと。18禁か何かに指定しても良いのではないか。

【要望・提案】

  • かつて、ドラマの小道具に使われたバタフライナイフに刺激され、少年が中学校で教師を殺害するという事件があった。当時は大きく問題になったが、最近はそのことも忘れられ、暴力的表現の多いドラマが増えているようだ。こうしたドラマは子どもたちのいる日中にも再放送されるなど問題が多いので、「残虐表現の排除」「日中は放送しない」「冒頭で『暴力的な表現が含まれています』等表示する」「ドラマと類似した犯罪の被害者に配慮する」等の対策が必要ではないか。

【暴力シーンに関する意見】

  • ドラマの番組宣伝の中に、登場人物がナイフを振り回す場面があった。小学生の孫が見てしまい、「ナイフって怖いね」と漏らしていた。このような場面を含むドラマ自体どうかと思うが、番組宣伝用にわざわざそうした場面を選ぶのも非常識だ。

【殺人シーンに関する意見】

  • 殺人事件を扱うドラマだが、殺人シーンがリアルで生々しい。先週は包丁が死体に突き立てられていた。生々しいシーンは子どもの潜在意識に刻まれてしまうし、ドラマで殺人を見慣れてしまうことも恐ろしい。そうしたシーンが過激にならないようにしてほしい。

【虐待に関する意見】

  • バラエティー番組で、ゲストの元プロレスラーが「息子を叩くことがある。あくまで脳みそを揺らさないように。その加減は私は得意だ」と語っていた。冗談っぽかったが、本当なら由々しきことだ。そもそも子どもへの虐待は犯罪だし、話のネタにしても我が子を叩いている等の言説は看過しがたい。彼女に限らず我が子への体罰をネタにして話すタレントは多く、それを平気で流すテレビ局も疑問だ。

【差別に関する意見】

  • 健常者と障がい者の壁をなくして一緒に笑おうというバラエティー番組の企画らしいが、ステージには健常者と障がい者が立ち、健常者が障害のある人を馬鹿にするような場面は不快である。番組に出演している障がい者は状況を理解した上で出演しているからいいだろうが、この番組を見た子どもが、近くにいる障がい者をバカにするようなことをしたら、それは差別になる。障害をネタにした笑いは必要ない。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 猟奇的なシーンの多かった深夜アニメに対し「不愉快」「一般向けではない」という批判があったが、一般向けでないからこそ深夜に放送されていることを理解すべきではないか。日中やゴールデンタイムに放送されているものなら、たまたまそれを目にして不快な思いをすることもあるだろうが、深夜番組に関しては”そういうもの”だと割り切るべき。

【CMに関する意見】

  • スマートフォンのCMで、爪が長い女性が出てくるがちゃんと爪を切ってほしい。学校で子どもに爪を切るように指導しているが、ああいう人を出すと子どもが長い爪にあこがれるのではないか?長い爪は衛生的にもよくない。

2011年11月に視聴者から寄せられた意見

2011年11月に視聴者から寄せられた意見

TPP参加に関する報道について「取り上げ方が類型的過ぎる」「農業分野以外の利害得失など、きめ細かな報道が必要」との指摘があった。 朝の情報番組で、全国7家族の食事サンプルに含まれる放射性物質量を調査したが、セシウム検出のデータは誤りと分かり、批判意見が多く寄せられた。

11月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,127件で、10月と比較して210件減少した。
意見のアクセス方法の割合はメール70%、電話25%、FAX3%、手紙ほか2%。性別は男性72%、女性23%、不明5%。年代は30歳代35%、40歳代25%、20歳代17%、50歳代10%、60歳以上8%、10歳代6%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。11月の通知数は447件【35局】であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、29件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

11月の視聴者意見は1,127件と前月より210件減った。
TPP参加に関する報道についての意見が多く寄せられた。交渉推進派、反対派の意見の取り上げ方が類型的過ぎる。農業分野以外の利害得失など、きめ細かな報道が必要との指摘があった。
大阪ダブル選挙は、維新の会を率いる前知事の橋下徹氏が、現市長の平松邦夫氏を破り勝利した。激しい選挙戦を反映して多くの意見があった。報道のあり方について、イメージ選挙に流されすぎ、出演者などが一方に偏りすぎといった批判もあった。
米軍普天間飛行場の移設をめぐる発言で、沖縄防衛局長が更迭された。政策を女性への暴行に例えた不適切な発言だった。懇談の席での”オフレコ”や、”記者クラブ”のあり方を問う声もあった。
朝の情報番組で、全国7家族の食事サンプルに含まれる放射性物質量を調査したが、セシウムが検出されたとされるデータは、外部からの指摘で誤りと分かり、批判意見が多く寄せられた。
バラエティー番組では、お笑い芸人たちが熱い食べ物を手づかみにして持ちきれず、落として笑っている場面に批判意見があった。また階段状のヌルヌル滑り台から落ちる際、女子芸人のパンツを脱がしたことには、顰蹙、怒りの意見が多かった。
CMに関する意見は31件あった。特に人気アイドルグループの女性が、「私と赤ちゃん作らない」と発言する、プロバイダーサービスのCMには多くの批判があった。ラジオに関する意見は46件だった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は125件で、前月とほぼ同数だった。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が41件、次いで視聴者意見への反論・同意が19件、性的表現に関する意見が15件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、主に複数のバラエティー番組に対し、「青少年に悪影響だ」「子どもが見るのにふさわしくない」といった批判意見が寄せられた。視聴者意見への反論・同意 については、「青少年に悪影響だ」とする意見や、主にアニメに対する批判意見への反論が寄せられた。性的表現については、複数のドラマにおける性的描写やセリフに対する批判意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • TPP問題で、国民への情報が不足している。情報開示しない政治家・官僚への批判も必要だとは思うが、マスコミは多くの情報を持っているのだから、決め細やかに情報を伝えていくことが重要だ。反対派の特集などでは、関税撤廃に反対する農家のことが大半で、制度などに反対する各種団体や識者のことを取り上げる番組が少ない。
  • 医療、保険、知的財産など、日本の社会システムの根幹が覆る可能性があるTPP交渉であるにもかかわらず、「旧弊な体質の農業関係者が反対している。しかし意欲のある農家はTPPに賛成」というビデオだけを長々と流している。TPP問題を農業問題に矮小化して世論を操作しようとしていることが見て取れる。
  • TPPに関する報道を見ているが、どの放送局も農業と工業の問題ばかり。コメンテーターも的外れな意見が多い。解説委員も賛成や反対の意見を言うのでなく、どういったメリット・デメリットがあるのか報道していない。政治・経済分野の問題はもうテレビで知るより、他のメディアを使ったほうが有効だ。
  • テレビ局サイト内の番組紹介のページで、オンエア情報の欄に「速報・大阪秋の陣!橋下VS平松一騎打ち”独裁”か”実績”か・・・」とあるが、この独裁というのは誰のことを指しているのか。誰のことにしても、選挙で公平に選ばれて議会の運営によって政治をすすめる政治家の何処が独裁にあたるのか。日本の議会制民主主義を冒涜するような記載は許されない。
  • 福島を含め、いくつかの地点での食事の放射線量を計り、結局どこも安全であるという結果だった。そもそも各地点から一家庭しか取り上げないなど、サンプルの取り方に問題がある。今回外部からの指摘で放射線量測定器に故障があったことが明らかになった。しかし、その事実は、探してやっと行き着くような番組のホームページにしか掲載せず、番組内での謝罪・訂正などは一切行っていない。
  • 「放射線大丈夫?日本列島・食卓まるごと調査」を見た。番組では終始”食の安全”を強調していた。しかし、番組HPには「データの精度についての指摘があった。そこで現在、調査を担当した大学と外部分析機関の協力を得てデータの再検討を行っている。再検討したデータについては後日放送の特集でお伝えする」と記載されている。つまり必ずしも食が”安全”とは言い切れないのではないか。放送では、まったくこの件に触れていなかった。視聴者全てがインターネットを使えるわけではない。放送の中できちんと伝えるべきだ。
  • タイの洪水の取材をしていたが、取材リポーターが現地の人に「深刻度は何パーセント?」と聞いていた。なぜ、海外の被災地でそんなことを聞くのか。大体、被災者にそんな質問をすること自体、おかしい。東日本大震災の被災地でも「深刻度何パーセント?」なんて聞いて放送したら、顰蹙を買うはずだ。タイの洪水を楽しんでいるようで腹がたった。
  • 夕方の報道番組などで生活保護の特集が度々放送されているが、いずれの場合も受給者の生活態度が悪く、納税者に反感を抱かせるケースがほとんどだ。10人中9人までは散らかり放題の部屋に住みタバコを吸っており、保護費でパチンコに行くなどしている。それが現状であるなら、包み隠さず視聴者に伝えるという点で意味がある。しかし、あまりにだらしなく荒れた生活が強調されている状況を見ると、ひょっとすると演出なのかと思ってしまう。「やらせ」ではないことを信じたいが、これが現実であるならそれはそれで情けない。
  • ニュースやワイドショーで、テロップやフリップのミスが以前より多いと感じる。人名と顔写真の間違い、国旗と国名など、失礼なミスが目立つ。スタッフのみでなく、MCやその番組の出演者もリハーサルでミスをなぜ指摘しないのか。最悪の場合は本番で訂正しても良いと思うが、できる人がいないのが残念だ。後刻、修正お詫びする場面を多く見るが、それをどのくらいの人が見ているだろうか。一体、チェック体制はどうなっているのか。
  • 各局の報道でパネルなどを使用して数字を説明する場合に、昔はあったコンマがなく、数字の羅列になっている。例えば”123000000″。なぜ123,000,000のように三桁ごとのコンマを入れないのか。コンマがないから数字を数えなければならない。数字を数えるのは至難の業だし、数えているうちに画面が変わってしまう。コンマがあれば瞬時に桁がわかり、数字の把握ができるのにといつも思う。視聴者のためにも、三桁ごとのコンマを入れるようにしてほしい。

【番組全般・その他】

  • 何らかの超能力で、動物が過去に経験した出来事が分かったり、動物の言いたいことが分かるという。こんなインチキを野放しにしていていいのか。普通に考えれば、飼い主しか知り得ないことを、事前にスタッフに教え、スタッフがその人物に教えていることが丸分かりといったところだ。番組出演者、動物の飼い主、スタジオの観覧者、全員が超能力を信じ込んでいるようで、彼女の猿芝居に涙まで流すという異様な状況だ。いかがわしいカルトと何ら変わらない。
  • 女性の下半身が丸出しになるシーンが2回あった。放送時は映像が加工されていて、視聴者には見えないようにしてあったが、女性出演者のパンツを脱がせたのが男性出演者であったこと、収録時には大勢のスタッフが見ていたことを考えると、お笑い番組とはいえ許容できない。脱がされた女性出演者の尊厳を傷つけるものだと思うし、女性全体への侮辱だ。番組制作者の女性への思いやりのなさ、倫理観の欠如に驚く。
  • 芸能人をゲストとした番組で、画面内にワイプで顔が映し出されることが、当たり前になってきた。ゲストの反応を視聴者に共有させる目的なのか、よく理解できない。しかたなく我慢しているが、見苦しく、うっとうしい。番組内容だけに集中できる画面構成に戻してほしい。
  • 生きて手脚の動いている蟹を、そのまま脚を食いちぎって食べていた。『良い子はマネしないで下さい』というテロップが流れていたが、テロップを流せばいいというものではない。”ワイルド”を表現したかったらしいが、『踊り食い』のつもりなのか。何も生きている蟹をそのまま食べなくても良いではないか。第一、甲羅のまま食べるのも危険極まりない。表現が残酷過ぎる。
  • 応援がうるさく耳障りだ。拡声器を用いた応援や、細長いバルーンのようなものを叩くことは不要だ。バレーボールとは関係のないアイドルによるパフォーマンスも必要性がわからない。あれではアウェー戦で挑んでいる相手国にあまりにも失礼だ。見ていて本当に不快だ。日本の恥さらしだ。
  • 芸人が熱々の食べ物を素手でつかんで食べる様子を、他の芸人たちがみて笑うという企画だが、その企画に挑戦した芸人たちは熱さに耐えられずに食べ物を手から落とし、周囲に散らかしていた。このようなことをすれば食べ物を粗末にするであろうことは容易に分かる。思慮を欠いた番組関係者には適正な処分を求める。こんな企画で笑いをとろうとする芸人は、もはや芸人とは呼べない。
  • 最近のテレビには飽き飽きする。すべてがバラエティー番組のようになっている。報道番組も扇情的な報道ばかりで、門外漢のコメンテーターばかり並べている。いかにも常識人のようなこと言っているが、「本当か?」というようなことがたくさんある。最近はテレビに出ていない有名司会者が、「テレビは嘘だらけですよ」と言っていたが、そうだと感じるようになり、ドキュメンタリーや報道番組でさえ見たくなくなった。

【CM】

  • 「私と赤ちゃん作らない?」などと発言するCMを許していいのか。アイドルと会員の間で写真合成による赤ちゃんを作成できるというサービスの告知だが、日本の放送倫理はどうなっているのか。性交渉を連想させるような発言はセクハラだ。だいたいテレビを見る人10人に10人がオタク族とは限らない。一部のオタク族の機嫌取りだけに未来ある女性を弄ぶなど論外である。いかがわしいCMを白昼堂々放送することはやめてほしい。

【ラジオ】

  • スタジオでの放送の他に、外に日替わりでリポーターを派遣して中継するという番組だが、本日は恵比寿からだった。リポーターが食べたいという高級なイベリコ豚の生ハムを買うため、リスナー1人当たり100円を持って来させていた。パーソナリティーは、集まったリスナーを「100円がやって来た」と呼び、その後も集まってきたリスナーは「100円」と呼ばれていた。道徳心というものはないのだろうか。番組を盛り上げるためと思っているかもしれないが、最低限の節度は持ってほしい。リスナーにたかるような内容、それを放送していることに放送局は何も感じないのか。
  • リポーターがアポ無しでデパートの食料品売場へ行き、試食リポートをするという内容だったが、客に対して販売をする目的で行なっている試食を、店側の許可無く番組でリポートするために食べるということは問題だ。何も事情を知らない一般の客にしてみればリポーターやその取り巻きのリスナーがぞろぞろついて回っていることは迷惑ではないだろうか。
  • 「逃げた。逃げられた」と題し、視聴者からの意見を紹介していた。その中で「マムシ酒」の話があった。「”マムシ酒”を作ろうと、瓶にマムシと水を入れ、一ヵ月経った頃蓋を開けるとマムシが生きたまま出て来て逃げ出した」というもので、出演者が大笑いしながら話していた。とんでもないことだ。マムシの恐ろしさを知らないのか。放送局に謝罪放送をするよう抗議したが、30分経った今もない。BPOから今すぐ謝罪放送するよう連絡してもらいたい。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 子どもも見るようなバラエティー番組で、異性にもてる方法や恋愛指南などすることはどうかと思う。子どもへの教育的影響を考慮すべきだ。しかもこれはただのバラエティー番組ではなく、大学教授などの教育者も出演している。そのような立場の人間がこれほど低俗な情報を流していてはだめだ。
  • ドラマに限ったことではないが、ほぼ毎週のように子役が番組に出演している。義務教育中の子どもがドラマに出演していることに疑問を感じる。学校を休んで芸能活動することを容認して良い訳はない。未成年の出演時間は削減するべきだろう。
  • 過激なサブタイトルが毎回ついているドラマだが、あまりにえげつない。しかもドラマの中で、似たような台詞を中学生くらいの子どもに言わせていることはもっと問題だ。果たしてこれが本当に良いドラマと言えるのか。今一度、制作者にはモラルについて考えてもらいたい。

【性的表現に関する意見】

  • 新しく始まるドラマの番組宣伝を見た。風呂場で裸で抱き合ったり、台所で裸になったり、ポルノまがいの映像だった。男女の浮気を格好良く見せるだけのドラマで、青少年に悪影響の内容だ。
  • 情報番組の中の新聞記事紹介のコーナーで、性的な内容の記事を読み上げるなど、時間帯を考えずモラルもない。夕方に幼い子どもも見聞きする可能性を考えないテレビ作りを野放しにしないでいただきたい。
  • 子役もたくさん出演しているドラマで、子どもの通う小学校でも話題になっている。大家族の心温まるドラマだと思って見ていたら、高校生の妊娠など性的な話ばかりだ。深夜であっても録画して子どもが見てしまうので、悪影響だ。息子に「見てはいけない」と言いたいが、なぜだめなのか説明することも憚られる。

【いじめに関する意見】

  • 主人公がロボットで人間の代わりにいじめられるという内容のドラマだったが、このような内容は学校でのいじめを助長する。例えば、学校でいじめられている生徒が「お前はロボットだ、いじめられるための存在なんだ」などと一層いじめられるような口実を作っているとしか思えない。このような番組をゴールデンタイムに流すことは許せない。
  • バラエティー番組で、タレントの車のガラスをハンマーで殴って割ることを楽しみ、笑いの種としていた。他人が大切にしている高価な物を壊すことが楽しいのか。個人では決してやらないだろう卑劣な行為を、番組というだけで平然とやってのける低俗な笑いの作り方に不快感を持った。子どもも沢山見ている。他人の嫌がることをやって面白がることはいじめの助長につながる。誠意とモラルを持って番組作りをしてほしい。

【残虐シーンに関する意見】

  • 子どもと夕食をとりながらバラエティー番組を見ていたら、血まみれの死体の再現映像が流れた。大人の私でさえ思わず目をそむけた。このような映像は幼児だけではなく、青少年全体に影響を与えかねない。残虐な事件を伝えるのであれば、もっと別の表現方法があると思う。20時台という家族団らんの時間に流す必要のない映像だ。
  • 夜のドラマの番組宣伝が、子どもの起きている時間にランダムに放送される。番組本編は見せないようにすることはできるが、番組宣伝は防ぎようがない。包丁を人に向けているシーン、ピストルで人を撃って血が流れているシーンなど、残虐な場面は子どもには見せたくない。何とかならないものか。

【マナーに関する意見】

  • 飲食の場面での芸人やタレントの行儀が悪すぎる。口を大きく開けて食べたり、くちゃくちゃと音をたてて食べている姿を見ると大変不快になる。子どもへのしつけの一貫で、口をあけて食べないことは当たり前だと思う。長年テレビに出ている芸能人は、口を閉じたりしゃべるときには口の前に手を出して隠すなどしている。

【殺人シーンに関する意見】

  • 殺人事件を扱うドラマだが、殺人シーンがリアルで生々しい。先週は包丁が死体に突き立てられていた。生々しいシーンは子どもの潜在意識に刻まれてしまうし、ドラマで殺人を見慣れてしまうことも恐ろしい。そうしたシーンが過激にならないようにしてほしい。

【表現・演出に関する意見】

  • 特撮番組で緊急地震速報のような効果音が流れた。子どもが怯え、私も地震が来るのかと思い飛び起きた。そのような音を効果音として流すことはいけないと思う。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 個人的感情によるクレーム的な意見が多い。メールは匿名で簡単に送れるため悪用されやすく、なりすましも容易だ。また、現在は番組を見なくてもインターネットで容易に情報収集できる。「まとめサイト」などで、実際は瞬間的なシーンをあたかもひどいシーンのように取り上げ、結果としてクレームが発生するなどしている。こうした意見を制作側に送ることで、多様な表現が失われる恐れがある。倫理的な意見を送ってほしい。
  • 視聴者意見を読むと、「子どもに悪影響だからやめろ」という意見と「親が注意すべきだ」という意見があり興味深い。「親が注意すべき」とはその通りで、上手く親が番組の悪いところを説明すればよい教育にもなる。ただ、親が常に子どものそばにいるわけではない。やはり放送局は子どもに悪影響がないような番組を心がけるべきだ。低品質な番組を作る一方、ニュースで政治や社会を批判しても説得力はない。

【CMに関する意見】

  • 人気アイドルグループのメンバーが「私と赤ちゃん作らない?」などと発言するCMが、宣伝とはいえ破廉恥極まりない。アイドルとはいえ年頃の女性に性交渉を思い浮かばせるセリフを言わせることは、明らかなセクハラであり非常に不快だ。

2011年10月に視聴者から寄せられた意見

2011年10月に視聴者から寄せられた意見

リビアのカダフィ大佐の血まみれの遺体映像や、中国の2歳の子供が車にひき逃げされ見捨てられていたシーンなどには、「報道の大切さはわかるが、伝え方を工夫してほしい」などの意見もあった。 記者会見で原発の除染水を政務官が飲んだことについて、飲ませたほうも飲んだ方も異常だとの批判があった。

10月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,337件で、9月と比較して667件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール69%、電話26%、FAX 3%、手紙ほか2%。性別は男性70%、女性26%、不明4%。年代は30歳代34%、40歳代24%、20歳代16%、50歳代 15%、60歳以上 8%、10歳代 3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は477件【35局】であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、38件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

10月の視聴者意見は1,337件と前月より667件減った。秋の改編にともなう長時間の特別番組への苦情や、海外からのニュース映像に関連した報道への意見などが多かった。
リビアのカダフィ大佐の血まみれの遺体映像や、中国の2歳の子供が車にひき逃げされ見捨てられていたシーンなどには、「報道の大切さはわかるが、もう少し伝え方を工夫してほしい」などの意見もあった。
記者会見で原発の除染水を政務官が飲んだことについて、飲ませたほうも飲んだ方も異常だとの批判があった。
“セックスレス”をテーマとした朝の情報番組には、賛否両論多くの意見が寄せられた。タブー視せず、取り組むことは良いことだと評価する声がある一方、朝の時間帯にはふさわしくないとの批判もあった。
バラエティー番組では、店の構えは汚いけれど味はおいしいという店を紹介するコーナーで、出演者の発言が老店主を馬鹿にしているようで不愉快だとの批判があった。
ラジオに関する意見は30件、CMに関する意見は20件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は129件で、前月より20件ほど減少した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が44件、次いで性的表現に関する意見が26件、残虐シーンに関する意見が11件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見および性的表現に関する意見については、複数のバラエティーやアニメ番組に対する批判意見が散発的に寄せられた。
残虐シーンについては、深夜アニメに対して「残虐でグロテスクな描写があまりに過激だ」とする批判意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • リビア関連のニュースが沢山流れている。重要なニュースであることは理解出来る。だがその放送の仕方に疑問を感じる。カダフィ大佐がどうやって殺されたか、誰が殺したか、その説明に血まみれのカダフィ大佐や、大佐に拳銃を突きつけている兵士の映像を流すことは本当に必要なのか疑問だ。朝や夕方は子どもも見ている可能性も大きい。映像の与える影響力の大きさを考えて流してほしい。今回の放送の仕方は、本来のテレビのあり方から逸脱しているように感じる。
  • 各放送局でカダフィの尋常ではない残虐な映像が流れている。突然、強制的に目に入るため、そのたびに心臓が苦しくなる。子どもたちにも良い影響があるとは思えない。どんなに大きなニュースであっても、そこから何が起こるか想像力を働かせてほしい。インパクトを与えることがすべてなのだろうか。このような映像が繰り返し流されるなら、ニュースさえ安心して見ることができなくなる。
  • 「中国の2歳の子どもが車にひかれるシーン」の映像が流れた。あまりに衝撃的でショックを受けた。テレビで放送するには不適切な映像だったのではないか。そのことをテレビ局に伝えたところ、「映像に関しては一定の配慮をした」と言われた。一体どこに配慮したのか、まったく分からない。
  • 福島県内1件、県外全国から6件の家庭の1週間の食材を調査したところ、福島県内の家庭からはセシウムが検出されなかったにもかかわらず、他県からは微量ながらセシウムが検出されたことを報告していた。福島県1件というサンプル抽出には何の科学的根拠もない。国民を馬鹿にしているのか。科学的根拠もないままに、都合のいい結果だけを報道する。国民の正しい理解を妨げる報道内容で、憤りを感じる。戦前の日本を思い出させるような、公平さを欠く報道姿勢だ。
  • 政府・東電対策室の記者会見で、原発での除染水を政務官が飲むというシーンがあった。その行為自体ではなく、報道姿勢に疑問がわく。「売り言葉に買い言葉」でこうした行為をする政務官がおかしいという報道だったが、問題はその場にいた記者の態度だ。 「安全というなら飲め」と責め立てたうえで、いざ飲んでみたら「それで証明になるのか」と騒ぎ立てていた。あの記者たちはいったい何をしたいのか。単なるいじめにしか見えない。その行為を容認・擁護する報道の姿勢には疑問を感じる。
  • テレビを見ていて不思議に感じたことがある。東日本大震災後に東京電力福島原発から出た放射線量を計っていた「SPEEDI(スピーディ)」のことがまるで報じられない。今でも可動し線量測定を行っているはずなのに、どこの局でも報じない。誰かが口にしようとした途端に、さえぎるような番組もある。天気予報と同じように放射線量も日々報道するべきだと思う。
  • 長野県で見つかった白骨遺体の特集について、報道に偏りが見られる。被害者が性転換した人物であるが故にか、以前の容姿と最近の容姿を何度も重ね合わせたり、同級生の感想についても以前から女性的な面があった等の報道をしたりと、殺害された事件とは関係のない報道が多い。被害者の風俗プロフィール写真や以前の写真を放送する意味があるのだろうか。被害者のプライバシーが無視されている。面白おかしく興味本位に報道しているだけで、事件の真相には全く関係ない。
  • 「世田谷で高放射線量の値が確認された」との報道は、福島県に住んでいる者としては、全国ニュースとして報道すべきことなのか疑問だ。福島原発の影響ではなく、床下のビンが原因とのことだ。報道には注意してほしい。「2.7~3.3マイクロシーベルトで高線量の値」と報道されたが、その程度は福島県では当たり前に庭先で計測される。そんな中で、小さな子ども達が日常を暮らしている現実を正しく報道してほしい。雨樋を除染して出た土を、6~7マイクロシーベルトの値が出ているにもかかわらず、庭先に置いておかなければならない福島の現状こそ報道してほしい。

【番組全般・その他】

  • 番組改編期の長時間特番はやめてほしい。3時間以上の特番が多すぎるし、中身のない番組ばかりだ。春と秋の改編期と夏の長時間特番、更に年末年始の長時間特番はやめてほしい。レギュラー番組の繰り下げや、一部地域ではローカル番組による特番の短縮放送も迷惑だ。
  • “セックスレス”がテーマだった。もう少し、性というものが与える影響を考えた番組作りはできないのか。人間にとって夫婦間であれ、性交渉は子どもが生まれ、大きな責任と多くのお金をかけて成人までしばりがかかる行為だ。「性交を生殖以外で捉えることは考えが狭い。ふれあいの行為」というゲストや一般に見られる考え方は誤っている。世の中は、ティーンエージャー女子向け雑誌からネット、テレビまで性情報が氾濫している。恋人でも夫婦でも性交しなければおかしいような価値観を醸成している。覚悟のない性交が育児放棄や虐待、しつけもできない親を生み出している。行為には結果がともなうという想像力がなく、簡単にこういう行為をしていることは、メディアが主導する安直なセックス情報が原因だ。
  • “店は汚いけれど味はうまい”という店を紹介する企画で、85歳の女性が経営する店に、芸人と女優たちが訪れカレーや焼そばを食べていた。店主に対する発言や態度がとても非常識で、不快だった。出された食事に対して「味が薄い」「水っぽい」などと連呼し、ただ店の評判を貶めるようにしか感じられなかった。一生懸命作った料理をバカにするのは失礼だ。夫婦の気持ちを考えると心が痛んだ。BPOへ意見しても何も変わらないかも知れないが、このような不快な思いをする番組がなくなることを願う。
  • 出演者の発言にピーという”自主規制音”を用いることが多い。何を意図してこのピー音を使用するかは分からない。視聴者に対しては失礼なことだ。広く電波を使って放送している以上、公共のものだ。その場にいる出演者やお客という限られた者のみ内容を知り得るということは公平ではない。放送する以上は隠してまで放送する必要はない。出演者の人権や尊厳を侵すものならば使用やむなしと思うが、それなら編集段階でカットするべきだ。
  • 放送で多用される「効果音」について意見を言いたい。まず、緊急地震速報と紛らわしいものは使わないでほしい。また、あらゆるジャンルの番組で不必要な擬音が目立つ。たとえば、動物番組で子犬が乳を飲む時「グビグビ」、子猫がヨチヨチ歩きする時には「ピョコピョコ」という擬音が使われるが、これらは不要だ。「動物」がテーマなのに、なぜ自然のままの映像と音声でやらないのか。今の放送関係者はコンピューターゲーム出現後に生まれ、騒音の洪水の中で育った世代なので、「静寂」という状態に耐えられず、「音」がなければ番組が成り立たないとでも思い込んでいるのだろうか。
  • 4時間半の特番だった。バラエティー番組のほとんどが、何らかの「ハラスメント」を含む、低俗なものであることは承知している。ただ、学力を試して序列をつけ、最低点をとった者に「××バカ」と烙印を押し、笑い物にするという番組は不愉快だ。この番組は、勉強を得意としない人に対して、侮蔑とからかいが露骨だ。笑っていいのだろうか。勉強が得意な人もいれば不得意な人もいる、勉強に存分に打ち込める家庭環境にあった人もいれば、貧困や暴力等、劣悪な家庭環境のため、勉強に打ち込むことができなかった人もいる。
  • 自然災害や寒暖差の大きい日が多いこともあるが、天気予報で、ただ天気を伝えるだけでなく、「台風がこういう進路をとって風の動きがこうなるから偏西風がこうなって寒気の動きが」と天気の仕組みを、素人でも分かりやすく解説してくれる気象予報士が増えた。気象の仕組みや知識が身につくので、災害時や気温の急変時以外でも継続してもっと色々教えてほしい。
  • この番組に限ったことではないが、ほぼ毎日、子役の女の子の話題をとりあげている。義務教育中の彼女が平日の昼間にイベントを行っていることを堂々とメディアで流していることに疑問を感じる。学校を休んで芸能活動することを容認して良い訳はなく、せめてメディアでの報道は控えるべきではないのか。

【ラジオ】

  • 私の住む大分は被災地から遠いということもあり、テレビのローカルニュースでは被災地の様子が十分に伝えられていない。私は出勤する前のひと時、ラジオ番組を聞いて有益な情報を得ている。たとえば被災地産の米の安全性について分かりやすい説明があり、安心できた。今後もためになる情報を提供してもらいたい。こうしたラジオ番組の良さを知らない人が多いことはとても残念だ。
  • 「手術などの時、医師に金を包むか包まないか」というテーマについて、女医を招き話していた。この女医は「断ると患者がショックを受けるので、気持ちとして金を受け取っている」と発言した。要するにこれは「袖の下=賄賂」の話である。賄賂を正当化するような発言は許せない。リスナーからのメールやFAXではすべて「袖の下」という表現がされていたのに、女医はこの言葉を一切用いず「受け取ってやっている」かのような態度だったので腹が立った。医師が金を受け取ることが当然であるかのような放送はやめてほしい。

【CM】

  • ハンバーガーの新商品CMが不快極まりない。生理的に受けつけず苦痛を感じる。CMの本来の目的を逸脱し、販売促進以外の別の目的があるように勘ぐってしまうほどひどい。CMを見てここまで嫌悪感を抱くことは今までなかったが、精神的苦痛に対する損害賠償を本気で考えたくなるほどの、ひどいものだ。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • トーク番組のレギュラーMCに小学一年生の子役タレントが加わったが、番組内容からして不適切ではないか。新婚の女性タレントらが夫婦生活について語るなど、下ネタのオンパレードだ。今の子はませていると言われるかもしれないが、そういう大人と一緒に出演するのはいかがなものか。子どもにふさわしくない番組で、とまどったりはずかしがったりすることを狙っての起用なら明らかな間違いだと思う。
  • アニメで葬式のシーンがあったが、子どもがすごく気持ちが悪いと言って今でも怯えている。常軌を逸したひどすぎる下ネタ、性描写、死者への侮辱行為など、夕食時のアニメとは思えない内容だった。大人の私でも不快だ。
  • たまにテレビをつけると、殺人事件を扱う番組が多いことに驚く。ニュースなら仕方がないが、ドラマなどでも殺人事件がないと話を作れないのか。子ども向けのアニメで毎回殺人事件が起こっているものもある。発想の貧困さ、創造力のなさを感じる。このような安易な殺人事件の乱用が、子どもに殺人事件は身近に起こる日常の出来事と思い込ませてしまうことになる。子どもが起きている時間はもう少し夢のある放送にしてほしい。

【性的表現に関する意見】

  • セックスレスをテーマにした情報番組の企画。基本的に真面目なスタンスなのだろうが、表現がかなり過激で、放送自体も青少年に悪影響を与えるような内容だった。特に時間帯が午前なので、子どもが見ていたり、病院や官公庁などではテレビがついていることもある。このような放送はその場の雰囲気を悪くしてしまう。深夜帯やBSで放送するなどの配慮をしてほしい。
  • 子どもも一緒に見ていた情報番組のランキングコーナーで、性行為描写のある映画のDVDを紹介していた。昼間から紹介しないといけない情報ではないと思う。見ていて不快だ。映画の宣伝でもそうだが、子どもがテレビを見ている時間に普通にセックス映像を流すのはやめてほしい。
  • 最近の深夜アニメは卑猥なものが多い。いやらしい発言が出たり、女性が下着を見せたり、何かと不愉快だ。また、これらのアニメに未成年の声優が多く見られる。いくら人気や実力があるとはいえ、このようなアニメに出演させることは不適切だ。何らかの制限が必要ではないか。

【残虐シーンに関する意見】

  • 深夜アニメだが、あまりにも猟奇的な殺戮、惨殺シーンの連続だった。また、最後は主人公をすべての人間が騙していたというオチで、しかも「続きは映画で」で終わった。あまりにひどい猟奇シーンと茶番的な内容で不愉快極まりない。モザイクなどはあったが、いくら深夜とはいえ、地上波のアニメとしてとても一般向けとは思えない。
  • リビアのカダフィ大佐死亡の報道について。ニュースでも死亡直前の映像を流していたが、このあと死亡したという情報も併せて考えると気分が悪くなった。事実だからいいという意見もあると思うが、見たい人はネットで見ればいい。子どもには見せたくないと思うが、あのように映像を垂れ流されては、見ないようにすることのほうが困難である。

【いじめに関する意見】

  • バラエティー番組の特番で運動神経の悪い芸人にスポーツをさせて、上手くいかない様子を笑いものにしていた。運動神経の悪さは先天的な資質が大きく影響しており、本人の努力によって改善できる幅が小さい。本人にはどうしようもない運動神経の悪さをバカにする企画は、倫理的に許されない。学校で運動の苦手な子どもをからかったりイジメたりするきっかけになるのではないか。
  • バラエティー番組の冒頭で、お笑い芸人が、最終学歴が中卒であることを侮辱するような発言をした。色々な事情があり中卒で頑張っている方々に対し、そういった侮辱的な発言は無礼であり、言葉の暴力だ。子どもの社会においてもいじめを芽生えさせることになりかねない。

【喫煙に関する意見】

  • 人気のアニメだが、メインのキャラクターの一人がタバコを吸うシーンが多い。この作品は小学生から社会人まで人気があるが、中学生や高校生がタバコに興味を持つような内容はやめていただきたい。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 9月に寄せられた意見で「K-POPアイドルがお尻を振るのは猥褻だ」といったものがあったが、全くそうは思わない。多くの学校の運動会で子どもが真似るなど、健康的でわかりやすいダンスであり、非難するようなものではない。好き嫌いはそれぞれあると思うが、「猥褻で不謹慎だから放送するな」という言いがかりのような意見はやめてもらいたい。
  • 「子どもに悪影響」「子どもが起きている時間にやるな」という意見が多い。子どもはテレビでなくても、周りの友達や大人などからも悪い影響を受けることがある。ドラマでは時に「復讐は悪いこと」といったメッセージを伝えるために殺人シーンがあったりもするし、テレビが100%悪いとは思わない。

【CMに関する意見】

  • 最近、パチンコCMは台から企業イメージに変わったから許せるとしても、競艇と競輪のCMはモラル違反だと思える。ギャンブルを軽い遊びのようなイメージにして、競輪と競艇をすすめている気がする。朝から夜まで、子どもが見るような時間帯にもギャンブルのCMを放送することは規制してもらいたい。

2011年9月に視聴者から寄せられた意見

2011年9月に視聴者から寄せられた意見

被災地を視察した鉢呂経済産業相が、”死の町”と発言して、就任早々辞任。発言には賛否さまざまな意見が寄せられたが、マスコミは揚げ足取りが過ぎるのではないかとの指摘や、辞任記者会見での記者の暴言などに批判が集まった。

9月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は2,004件で、8月と比較して701件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール74%、電話23%、FAX 2%、手紙ほか1%。性別は男性70%、女性27%、不明3%。年代は30歳代36%、40歳代25%、20歳代18%、50歳代11%、60歳以上7%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。9月の通知数は896件[46局]であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、25件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

9月の視聴者意見は2,004件と前月より701件減った。
被災地を視察した鉢呂経済産業相が、”死の町”と発言して、就任早々辞任に追いこまれた。発言には賛否さまざまな意見が寄せられたが、マスコミは揚げ足取りが過ぎるのではないかとの指摘や、辞任記者会見での記者の暴言などに批判が集まった。
子供の質問に答えるかたちで、被災地の農作物は「食べずに捨てなさい」との大学教授の発言には、被災者の気持ちを考えず乱暴すぎるとの批判があった。
列島各地を襲った台風報道についても、都会と地方の情報格差や、危険場所での取材のありかたなどについて意見が多かった。
ドラマでは、作品中に使われたモスキート音のような不快な効果音への苦情や、最終回で物語が完結しないアニメ放送などへの抗議があった。バラエティーでは、お笑い芸人たちの言葉づかいが、相変わらずひどいといった批判や、番組中で俳優を使った、映画や次回予告の宣伝が多すぎるなどの意見もあった。
地デジに移行して2ヵ月が過ぎた。画質は良くなったが、中身はくだらない番組ばかりだという意見も寄せられた。
ラジオに関する意見は29件、CMに関する意見は32件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は147件で、前月より15件増加した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が65件、次いで性的表現に関する意見が20件、視聴者意見に対する反論・同意が10件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、ゴールデンタイムのバラエティー番組にAV女優のグループが出演したことに対し、「子どもも多く見ている時間帯であるのに教育的配慮が足りない」などの批判意見が寄せられた。また、別のバラエティー番組については、不定期で取り上げている小学生の兄弟の振る舞いに対し「ヤラセや障害の疑いがある」などの批判意見が寄せられた。
性的表現については、バラエティー番組の1コーナーで、子役タレントの前で他の出演者が性的な内容の会話をしたことに対し「卑劣なセクハラで子どもに悪影響だ」などの批判意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 鉢呂経済産業大臣が、福島を「死の町」と例え、記者に対して「放射能をつける」と言ったとして辞任した。しかし、「死の町」と例えたぐらいで失言と批判することは、マスコミの言葉狩りではないか。鉢呂氏は無人と化した福島をそう例えただけであって、別に福島を馬鹿にしているわけではない。鉢呂氏が、「死の町」となる原因を作った原発を建てたわけでもない。「死の町」となる原因を作った東電や原発を推進した政治家を責めるべきではないのか。記者懇談での発言にしても、マスコミによって「放射能を分けてやるよ」「放射性物質うつった」「放射能をうつしてやる」と、鉢呂氏の言質がばらばらで、これでは本当にそのような発言があったのか疑わしい。マスコミは正確な報道をしてほしい。
  • 鉢呂吉雄氏の大臣辞任会見で、記者が粗暴な言葉でまくしたてていた。まるでヤクザのような物言いで、見ていて腹立たしい。名前も社名も名乗らず、あたかも記者自身が国民の代表であるかのようにふるまい、去る者を叩くあの見苦しい姿はどうにかならないものか。揚げ足を取り、一国の大臣を辞任に追い込む報道には、あきらめにも似た悲しい気持ちになる。国民が失望していることは、政局ばかりの政治ではなく、政局をあおるメディア全体だ。
  • 失言による経産大臣の辞任の報道には、マスコミの悪意が感じられる。「死の町」発言はそれ自体問題がないというのが一般的な意見だが、報道関係者はそうとらえていない。「放射能をつけるぞ」発言は非公式の懇談の場の発言だったそうだが、なぜ記事になるのだろう。どうしても報道したいのであれば、どこの会社のどの記者が言われたのかも、明らかにすべきだ。そうでないとどんどんエスカレートして、恣意的に政治家を貶める道具として報道が使われるおそれがある。
  • 「失言」で大臣をクビに追い込むのは、もうやめないか。今回の鉢呂大臣辞任の一件で、最も腹が立ったのはマスコミに対してだ。「ちょっとでも問題を起こしたら即クビ」というのは、「江戸時代の切腹」を思い起こさせる。総理の任命責任云々もうんざりする。政治家もダメだが、マスコミの揚げ足取りとあら探しに、ほとほと嫌気がさす。マスコミの方々は、大臣をクビにして手柄でも上げたつもりなのか。マスコミが機能していないから、政治がダメになっているように思う。
  • 「東北の野菜や肉を食べるとどうなるのか」という小学4年生の子供からの質問に、「健康を害するから食べずに捨てなさい」と答えた人がいた。風評被害で苦しんでいる農家の人々や、丹精込めて育ててきた家畜を泣く泣く置いてきた人の気持ちを逆なでするような発言に憤りを覚える。こんな人間をテレビに出していいのか。発言には細心の注意を払うべきだ。
  • 東北産の野菜に関する出演者の心ない発言を聞き、大変気落ちしている。放射性物質で汚染された食品を避けたいのは誰でも同じで、私達東北人も例外ではない。だから言わんとすることは理解できる。それにしても言い方が乱暴だ。たとえば「心配な点もあるので、今は避けましょう」などと言葉を選んで意見を伝えることはできなかったのだろうか。
  • 近畿地方で台風による大雨災害が発生した。この被害者の中に、ある町長さんもいて、奥さんと娘さんが流されてしまい遺体で発見された。奇しくも娘さんの結納の日だったそうだ。厳しい状況下、気丈に災害対策執務をこなしていた。そんな町長さんへのインタビューで、町の被害状況や対応状況などを聞くのなら分かるが、その娘さんの話ばかり突っ込んでいた。被害者に塩を塗り込むようなインタビューをなぜするのか。視聴率が取れれば何でもありなのか。人の気持ちが分からないのか。
  • 台風が来たが、民放各局はお笑い番組や歌番組を流していた。台風の警報や注意報が、どこの場所なのか民放を見ていてもわからない。結局、近所で床上浸水した。翌週、また台風が来た。民放各局はお笑い番組や歌番組を流していた。同じように台風の警報や注意報が、どこの場所なのか民放を見ていてもわからない。
  • ワイドショーでは、台風が西日本に接近しているにもかかわらず、「首都圏への影響」と題して東京の影響を中心に話が進んでいた。しかも、渋谷のスポーツバーの売り上げの話など、はっきりいって取るに足らない話題だった。大型の台風であることは事前に分っており、大きな被害が出ることも分っていたにもかかわらず、このような呑気な放送をしていたことに、とても腹が立つ。全国ネットで放送されているということを意識してほしい。
  • 突然の「島田紳助芸能界引退」は大きく報道されたが、その後のテレビ報道が全くない。週刊誌では、芸能界と暴力団の親密交際が大きく取り上げられているのに、テレビが報じないことはおかしい。芸能人の結婚・出産などより重大な社会問題は、その後も報道すべきだ。吉本興業の力に屈しているのか。引退で終わりにしては、報道の使命は全うされない。
  • ニュースの中で、看護師が殺害された事件を「湯けむり殺人」と報じていたが、亡くなられた方の遺族の心情を考えると、あまりにも不謹慎な表現だと思う。報道に装飾はいらない。特に事件や事故を茶化してはいけない。事実は正確に伝えてほしい。スタッフ全員の良識の問題だ。
  • 放送の中で、視聴者の注意を引くために「シャリーン」や「ピロピロ」といった効果音がよく使われている。耳障りだし、緊急地震速報の音とまぎらわしい。ゆったりしたくてテレビを見ているのに、効果音のせいで緊張を強いられ心臓にも悪い。特に今年は震災があり、ただでさえ警報に過敏になっているのだから、これ以上無駄なことで神経をすり減らしたくない。放送局に苦情を言ったが、「1人の視聴者の意見で番組の演出を変えることは出来ない」と言われた。私の意見はそんなに珍しいのだろうか。

【番組全般・その他】

  • ドラマの中で、不快な耳鳴りのような音が聞こえた。恐怖心をかき立てるシーンで使われていた。一部のネット上でも「モスキート音」として議論が持ち上がっているが、かなり危険なレベルなのではないかと思う。30代半ばの私でも十分に聞こえたし、精神的・身体的な影響も出る人がいるのではないか。ドラマのテーマがサブリミナルや催眠の問題を扱っているが、ドラマの効果にそのようなものを使うことは問題であり、もし意図的にしているのであれば、冒頭での注意クレジットが必要ではないか。
  • 刑事ドラマの劇場版が近日公開されるようだが、宣伝のやり方がひどい。バラエティー番組のゲストに映画出演者が連日登場し、同じような質疑応答がされ、CMで何度も見た宣伝映像を流す。これが1日何度も数日間続く。そこまでしないと集客できない作品ということか。最近のテレビは身内で盛り上がるための番組ばかりで、見ていてつまらない。
  • 番組内で流れた映像の多くが動画サイトに投稿されたものだったが、テレビ局は動画サイトや投稿者にきちんと放送許可を得ているのか。自分達テレビ局の番組がネットにアップロードされると即座に削除申請をする。人が制作した動画は無許可で放送するなんてことはないだろうが、もし無許可で放送しているのであれば、社会倫理、法律に違反しているのではないか。
  • CDの売り上げ、最新のオリコンチャートを1位から順に報道するコーナーで、2位だけが不自然にカットされ1位、3位、4位と放送された。調べてみると2位は「モーニング娘。」の新曲だった。放送局とスポンサーの関係などもあるのか素人にはわからないが、制作側の意図を感じる。情報番組でありながら今までにもこういう行為があり、またこれからも許容されていくのかと思うと納得できない。
  • アナウンサーが世界を旅するコーナーで、「ドナウデルタへ行き、ペリカンの飛び立つところを撮りたい」と、ペリカンの群れに走り寄り脅かして、一斉に飛び立つところを放送していた。桃色ペリカンの生息地として観光の目玉になっているような場所で、野生動物を脅かすような行動は常識外れではないか。もし、同じような映像を撮りたいとドナウデルタを訪れた人が、同じようにペリカンの群れにめがけて突進を繰り返したならどうなってしまうのか。テレビカメラがあれば何をしてもいいと思っているのか。
  • 最近のドラマやアニメだが、最終回で話が終わらないものが多い。原作の漫画が終わっていないので仕方ないが、番組は番組として終えるべきではないか。最近よくドラマやアニメの続編が映画になることがあるが、視聴者から見れば続編をテレビではなく映画で製作するのはおかしい。深夜アニメで原作が未完のものを見たことはあるが、「犯人を捕まえることができませんでした」というドラマは見たことがない。
  • 民放連が「NHKの放送番組のネット同時配信」に反対の見解を発表したことを知った。視覚障害者はラジオでテレビ放送を聞いていたが、地デジになってラジオで聞くことができなくなった。そこで提案されたNHKのインターネット放送は嬉しい限りだった。それなのに民放連は自分たちの都合で反対している。インターネット同時配信に反対するなら、民放連は視覚障害者に情報保障する代替案を提示してほしい。
  • バラエティー番組の出演者の言葉遣いがひどい。若い女性ゲストは食べ物を見て、「食いてぇ」「うまそぉ」「マジうまそぉ」。食べた感想は「うめぇ」「めっちゃうめぇ」「こんなうまいの食ったことない」。言葉が時代とともに変わることはわかるが、放送局は出演者の適性にも気を配るべきだ。
  • 地デジ移行に備え、国民の多くが数万円の負担をして受像機を買い換えた。画質は良くなったが中身がまったく伴っていない。朝から晩まで韓国ドラマや通販番組ばかり流しており、我々高齢者の望む内容とは程遠い。そうしたくだらない放送に国民が怒っているのに、肝心のBPOがのんきに構えているようでは良くなるわけがない。なぜしっかり監督・指導しないのか。
  • テレビ放送が始まって50年だが、今のテレビは視聴者のニーズに合わず、放送作家が見たいと思う番組を企画・制作しているにすぎない。出てくるのは毎日同じ顔ばかり、やっていることもどこも同じ。下品で低俗なお笑いばかり。番組のコンセプト自体が大きく歪んでいる。つまらない番組ばかりだ。テレビが視聴者に何を情報として伝えていくのか。真価が問われている。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • ゴールデンタイムのバラエティー番組にAV女優をアイドルとして出演させ、短いスカートでパンツを見せたり卑猥なことを連想させるようなことをしていた。未成年のアイドル達も共演しており、その子達も可哀想に思った。この時間帯にこのような内容はとても残念だ。できればAV女優の方々は、テレビに出ないか深夜にお願いしたい。昔より厳しいといわれるが、純粋にテレビを楽しめなくしているのはテレビ局や番組なのではないか。
  • バラエティー番組の中のワイルドな兄弟を取り上げるコーナーについて、障害も疑われるような行動をワイルドと称してお笑いのネタに使うのは不愉快だ。もしくは、これが「やらせ」だとしても、普通に子どもが見て「こんなことをしても許される」などと思うこと自体おかしい。障害児をもつ親として憤慨している。
  • ある女性芸人が最近下品なギャグを見せており、不快でたまらない。例えば男性出演者の股間に頭を突っ込んだり、局部を指ではじいたりする。先日、孫が保育園で女の子に同様のことをしてこっぴどく叱られたばかりだ。孫の言い分は「テレビで笑っていたので、マネしたらみんなが喜ぶと思った」ということらしい。子どもも見る時間帯にこうした卑猥なギャグの連発はやめさせるべきだ。
  • ある子役が、最近見ない日はないというくらいテレビに出演している。夏休みに撮ったものも多いとは思うが、出過ぎではないか。小学生なので労働時間などの制限は厳しいと思うが、学業や友達と遊べているのか心配だ。未成年の芸能人が「移動中の車ぐらいでしか眠れない」などと発言したり、早くデビューした芸能人が体を壊したり、問題を起こした報道などもあり、あんなに小さな子が大丈夫だろうかと不安になる

【性的表現に関する意見】

  • バラエティー番組で不適切な放送があった。人気の子役とお笑い芸人が出演していたが、子どもの前でAVや風俗の話などをしていた。放送では音声処理がされていたが、収録にいた子役は聞いているはずだ。子役も意味を分かってか分からずか笑っていたが、子どもへの言葉での性的暴力にならないのか。
  • K-POPアイドルがお尻を振ったりしているが、猥褻な感じがして不愉快だ。深夜に放送するならまだしも、子どもが見るような時間に放送することは不謹慎だ。我が家では子どもがいる時間にK-POPの歌手が出るとチャンネルを替える。あんな猥褻な踊りは子どもには見せたくない。

【暴力シーンに関する意見】

  • 小学校の息子が見ている特撮番組。元々等身大の大きさの敵と戦うシリーズものだが、今回は怪物のような相手だけではなく、主人公の同級生など人間相手の暴力シーンが目に付く。学齢前の子どもも多く見る番組としては、程度がひどく不適切だ。

【言葉に関する意見】

  • 芸能人の言葉遣いについて。若者言葉を連発していて、見る側は非常に気分を害している。例えば「やばっ」の連呼等、明らかに間違った日本語を使っている。その影響で子どもが真似をしていて見苦しいと思う。テレビCMにも同じ現象が現れている。何故正しい言葉遣いができないのか。
  • 年上の人間に対してタメ口をきく若い女性タレントが目立つ。年上の人には敬語、丁寧語を用いるべきだ。子どもが見て、年上の人に対してもタメ口をきいて良いと思ってしまっては困る。

【いじめに関する意見】

  • 人気アイドルグループが出演するバラエティー番組中、上手く話せないからとあるメンバーが隣のメンバーの顔を2回もビンタした。コントでもなく、会話の流れの中でイラついて顔を叩くということは信じられない。いじめにしか見えなくて不快だった。人気グループなので子どもも多く見ていたと思うし、日頃他の番組では好感がもてると思っていただけに残念だ。

【危険行為に関する意見】

  • バラエティー番組のドッキリ企画で、「通販番組の撮影」と偽り、高級天然水と思わせてにがりを混入した水を芸人に飲ませていた。芸人は苦さに顔をしかめそうになったが、商品を宣伝する立場なのでおいしそうに飲んでみせようと四苦八苦していた。にがりは大量に飲むと中毒を起こして死に至ることもあるが、「真似しないように」などの警告もなかった。番組を見た子どもが真似る危険性もある。あまりに無責任だ。

【残虐シーンに関する意見】

  • 単発もののドラマを見た。女性が電車ではねられるシーンが繰り返し流れていた。CGだとわかっていても不愉快だ。午後9時台と言えば子どもが見る可能性もある。あんな残酷なシーンを何度も流すなどとんでもない。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「一字一句をテロップ化することが多い」という意見があったが賛成だ。一字一句をテロップで出すことは目障りだ。せっかく字幕放送などがあるのだから、これでは意味がない。周辺の表示情報が多すぎるので、もう少しテロップを減らすべきだ。
  • ここ最近の意見を見ていると、番組に少しでも過激なシーンがあると「子どもに有害」とする短絡的な批判が多い。しかし、番組の評価は全体を通しての内容や作り手の意図も考えて行うべきだ。子どもも番組の一部のみを注目しているわけではないはずだ。番組構成上、過激なシーンが必要な場合もあるし、そうしたシーンがあったとしても、全体を通して見れば「命の大切さや友情、信念を貫く大切さ」などを伝えてくれる番組はある。一部のみを切り取っての批判は不適切だ。

【CMに関する意見】

  • ラブシーンや濡れ場を含む映画のCMがあまりに卑猥で子どもに有害だ。例えば夜10時以降など、子どもがテレビを見ない時間帯であればある程度理解もできるが、夕方など子どもが普通に見る時間帯にこの宣伝を流すことは、倫理観の欠如も甚だしい。そういったシーンを放送すること自体、何らかの倫理規定に違反しないのか。
  • 「子どもにパチンコCMについて聞かれた。明らかにモラル違反だ。CMを流す時間帯の規制をすべきだ」という視聴者の意見があったが、子どもに聞かれたら親が説明すればいいだけではないのか。なぜ、パチンコのCMがモラル違反か理解できない。

2011年8月に視聴者から寄せられた意見

2011年8月に視聴者から寄せられた意見

岩手県産の米をプレゼントするという企画で、誤って「怪しいお米」「セシウムさん」などのダミーのテロップが23秒間流れた。被災者の気持を逆なでする非常識な内容だとして多くの批判意見が寄せられた。タレントの島田紳助が引退に際し、暴力団と芸能界の関係について、多数の批判が寄せられた。

8月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は2,705件で、7月と比較して262件減少した。 意見のアクセス方法の割合はメール72%、電話26%、FAX1%、手紙ほか1%。性別は男性72%、女性26%、不明2%。年代は30歳代35%、40歳代26%、20歳代19%、50歳代9%、60歳以上6%、10歳代4%。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。8月の通知数は969件[46局]であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、27件を会員社に送信している

意見概要

番組全般にわたる意見

8月の視聴者意見は2,705件と前月より262件減少した。 原発事故の影響で、農作物や魚介類などへの放射能汚染が懸念される中、岩手県産の米をプレゼントするという放送中に、誤って「怪しいお米」「セシウムさん」などのダミーのテロップが23秒間流れた。視聴者から被災者の気持を逆なでする非常識な内容だとして多くの批判意見が寄せられた。
暴力団会長との交際などを理由に、タレントの島田紳助が引退することになった。暴力団と芸能界の関係について、視聴者から多数の批判が寄せられた。
菅首相の退陣を受けて行われた民主党代表選挙は決戦投票の結果、野田佳彦氏が海江田万里氏を破り、新首相に選ばれた。選挙の模様を中継する際に誤った情報が放送され、投票行動に影響したのではないかとの苦情があった。
東北の被災地をめぐる意見では、支援に来ていたボランティアをテレビ局が自局のお笑いイベントのために使ったとして非難する意見が多かった。また、被災地陸前高田の松を京都五山の送り火の薪として燃やそうという企画をめぐって、行政サイドの対応が二転三転したことから多くの視聴者から批判があった。
ラジオに関する意見は41件、CMに関する意見は75件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は132件で、前月より50件ほど減少した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が49件、次いで視聴者意見に対する反論・同意が24件、性的表現に関する意見が14件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、情報番組のメインキャスターの発言に対し「暴力団などの“闇社会”の勢力を肯定、擁護している」との批判意見が集中的に寄せられた。視聴者意見に対する反論・同意については、主に深夜アニメへの批判に対して、家庭教育の重要性や保護者の役割を説く意見が寄せられた。性的表現に関する意見については、アニメやドラマ、バラエティー番組などに対して「過剰な性的表現が不適切だ」などの批判意見が散発的に寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 不謹慎きわまりない内容のテロップについて、東海テレビは謝罪文の中で「操作ミスによる送出が原因」としているが、問題なのは操作ミスではなく、あのテロップの内容だ。東海テレビは「担当者の認識不足とともに、番組プロデューサー、ディレクターのチェック・管理体制の甘さがあったことを深く反省する」としているが、これも論点がずれている。あのテロップは当該番組関係者全員の本音が露出してしまったもので、テレビ放送事業者としての資格に欠ける。
  • 東北の人間として、「怪しいお米セシウムさん」騒動に怒りを覚える。日頃、東海テレビのスタッフが陰で被災地を笑いものにしていることがよくわかった。リハーサルの時点で不謹慎だと叱る人はいなかったのだろうか。リハーサルで使用したものが流れてしまったミスに対してではなく、そのような意識を持った人がメディアを担っていることが不快だ。
  • 「セシウムさん」テロップに代表されるように、放送に携わる人間の「低い倫理観」が問題だ。各放送局でも今回の件は問題だと報道しているが、彼らにとっての問題は、電波で流れてしまったことであり、低い倫理観そのものではない。あのような言動は内部では特別なものではなく日常的なものなのだろう。今までずっとまじめだったのに、たまたま最初の”おふざけ”が、放送されてしまったなどということはありえない。周りの人間が知らなかったはずもない。
  • 一番問題だと思うのは、マスコミ関係者の”おかしな意識”が表に出たことだ。神妙な顔をして悔やみを述べても、その裏では被災された方々、風評被害にあわれた方々を嘲笑い、番組のネタにと思って番組を作っているのではないかということだ。風評被害を食い止める側の放送局がやってはいけないことであり、多くの人々が視聴するものを作っているという意識が希薄だ。誰も聖人君子ではないが、せめて人並みの神経と気遣いを持つべきだ。
  • 検証番組を見たが、テロップを作成した張本人は言い訳ばかりだ。岩手県民への謝罪が一言もなかった。この検証番組を放送して東海テレビは果たして良くなるのか。僕は良くならないと思う。汚名返上には気の遠くなるような長い年月を要することをしっかり自覚してほしい。
  • 被災地支援のボランティアの方にタダで会場設営をさせたと知り、怒っている。テレビ局に問い合わせたところ「南三陸町へ企画を提案し、賛同いただけたため」という説明だった。本当に失礼な話だ。本来、こうした会場設営や現場の誘導スタッフは、予算を組んで、それなりの金額で発注するものではないのか。その人件費をケチって、タダで済ませようとしたとしか思えない。もし本当に、被災地の復興を思っての番組であれば、被災地の人間に仕事を発注し、正しく人件費を支払うべきだ。
  • なぜ暴力団と関わりがあった島田紳助をそこまで擁護するのか?暴力団は一般社会の敵ではないのか。以前から週刊誌等で取りざたされていたにもかかわらず、司会者として起用していたテレビ局は問題だ。「今、引退するのはもったいない。これほどの人物がテレビ界から去るのはいかがなものか」。いったい、テレビ局の存在意義はどうなっているのか。まるでテレビ局自体が暴力団の存在を認めているように思える。民放テレビには本当に呆れた。
  • 司会者が、島田紳助の引退について「みなさんも、闇社会の人に助けてもらうことがあるはずだ」と社会常識とはかけ離れた発言をしていた。反社会勢力に対する認識が甘すぎるし、もしかしたら発言者自身も連中とかかわりがあるのではないかと思わせる口ぶりだった。

【番組全般・その他】

  • 「大阪のオカンあるある」と題して、大阪オカンのよくある行動を紹介していた。しかし、その内容が首をかしげるものばかりで、一緒に見ていた家族も「これはあり得ない」と口をそろえて言っていた。数年前に血液型性格分類の番組が問題視され、徐々に減少していったと聞いた。現に今では同種の番組はほとんど見られない。血液型はダメだが、県民性は許されるということか。どちらも根拠が不透明で差別や偏見を助長するものだと思う。
  • 終戦記念ドラマスペシャル「この世界の片隅に」を見た。戦争で友人を次々と失い、同居していた幼い子まで爆撃でなくしてしまうところを見て、胸が詰まる思いだった。友人を大切にすることの大切さや、平和のありがたさを改めて考えさせられた。毎年この時期になると終戦記念企画と称したドラマが増えるが、このような番組は8月に限らず随時放送すべきだ。悲劇が繰り返されないよう、私たちはニュースなどで社会の動きを知り、今何をするべきか学ぶ必要があると思った。
  • 人力でペダルを漕ぎ、プロペラを操作するタイプの飛行機を用いた大会だが、見ていてとても感心した。番組内で被災地の大学が紹介されたときには、会場内の人々から応援メッセージが沢山放送されていて、まるで震災復興の象徴になるような特別番組だった。
  • 7~8人である店の料理、又はある企業の冷凍食品の1位から10位を当てる番組。出演者がどの食品も最上級の言葉で褒めることに違和感がある。味覚は人それぞれであるのはわかるが、レンジで加熱した冷凍のから揚げを、それがさも一般の中華料理店の味をしのいでいるというような表現はいかがなものか。食べてみたがおいしくなかった。
  • お笑いタレントが着ぐるみで動物に接近するというものだったが、ライオンやハイエナ、ゾウに接近し、本当に危険だった。シマウマの格好をしたタレントにスタッフが「死んだふりをしろ」と言い、ハイエナが襲ってきた。着ぐるみの足は食いちぎられ、設置したカメラには牙が刺さるほどの穴だった。誰も助けず自力で逃げた。次はゾウの着ぐるみを着てゾウに接近、足を取られ転倒。そこへゾウが近づく。踏みつぶされそうになり、自力で逃げる。番組を作った人は馬鹿かと思った。一歩間違えば死んでもおかしくない。それを見て馬鹿笑いするタレント。これに倫理があるのか。
  • 大勢のアーティストを出演させておきながら、内容は全部「日本の名曲200」というもので、過去のビデオだった。いっさいアーティストの生歌がなかった。新聞や宣伝などでは、アーティストが実際に歌うようなことを言っておきながら、番組構成はビデオ。視聴者をだましたようなものだ。歌も歌わずビデオだけ見せられたアーティストにも大変失礼だと思う。
  • コンビニやファミリーレストランに芸人が集まり様々な食品を食べたり、クイズをしたりする番組が急増した。番組の面白さや、良し悪しはともかく、ただの店のコマーシャルにしか見えない。放送法には、「対価を得て広告放送を行う場合には、その放送を受信する者がその放送が広告放送であることを明らかに識別することができるようにしなければならない」とある。言い換えれば、企業からテレビ局に金銭を支払っているのなら「広告」に該当するため、バラエティーではなく広告番組であることを明示してほしい。毅然たる処置を取るべきだ。
  • 地デジ移行からこのかた、見たいようなテレビ番組がない。制作費の縮小、視聴率至上主義。テレビ離れが進んでいるから、視聴者の心をぐっと掴んで離さないような番組をどんどん世に出してほしい。一番忸怩たる思いをしているのは、良質な番組を作りたいと、頑張って仕事をしている人達だろう。そういう人たちを応援したい。
  • 地デジに完全移行したにもかかわらず、番組の品質向上が見られない。バラエティーやお笑い系が大半を占めており、高画質・高音質のハード性能を生かした番組が少なすぎる。もっと魅力ある番組をお願いしたい。
  • 地デジ化されたが、肝心のテレビ番組は相変わらずくだらない内容ばかりで、以前と少しも変わらない。高齢者や視覚障害者、低所得者をおいてけぼりにしてまで、地デジ化することに意味があったのだろうか。このままの放送を続けていれば、視聴者に見放される日もそう遠くないと思う。
  • クライマックスやこれからという時に必ずCMが入る。大変見苦しい。視聴率を上げたい気持ちは分からなくもないが、きっちり見せてからCMを入れても変わらないと思う。「まだまだ続く」「この後すぐ」等の後は次週への予告だったり、最後の締めだけのことがほとんどだ。次週の予告なら予告でかまわないではないか。最近のテレビは「しっかり見せる」ということへの配慮が欠けているように感じる。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 芸能人の引退報道の中で、キャスターが「一般人も闇社会の人間に助けてもらっているはずだ」などと暴力団を擁護するような発言をした。暴力団撲滅に社会が向いている中、夏休みで子どもも見ている時間帯に公共の放送でこの発言は問題があると思う。芸能界では一般的にそのようなことがあるのかもしれないが、「みなさん」と一括りにされることには憤りを感じる。
  • 高級料理の値段を当て合い、最下位の人間は食事代を全額支払うというバラエティー番組中の企画のゲストに、小学生の子役タレントが出演した。この子役タレントが最下位になっても保護者と称した別のタレントが払う特別ルールが採用されていたが、いくら子役本人が支払わないとはいえ、小学生に高額の料理をオーダーさせ、実際に食事させるという行為はきわめて非常識だ。番組を見た同世代の子どもの金銭感覚がマヒしてしまうのではないかと心配である。
  • インターネット上の掲示板で違法薬物取引がなされているという報道番組の特集の中で、隠語の解説があたかも違法薬物の取引の仕方を説明しているようだった。注意を促すつもりだろうが本末転倒だ。今は夏休みで好奇心で薬物に手を染めかねない若者も多い。このような報道をする放送局はモラルに欠ける。
  • バラエティー番組で人類滅亡説などを取り上げることがあるが、未来を諦める子どもが出てくるのではないか。以前放送したものと同じような内容だし、不安を煽って何が楽しいのか。この話題についての番組は良くないと思う。

【性的表現に関する意見】

  • 深夜からゴールデンタイムに移ったバラエティー番組だが、番組の大半は性についての話題だ。専門家からの意見や芸能人の話が全体を盛り上げているが、子どもには過激すぎて見せられないし、出演者の発言やテロップについて子どもに聞かれても答えられない。深夜ならいいと思うが、もう少し考えて放送すべきだ。ためになる話題もあるので見たいのだが、性についての話題になると家族がしらける。
  • たまたま見たアニメだが、モザイク処理はされていたものの、人型をした怪物の男性器を見せるシーンがあり、夕方の時間帯の番組内容としては非常に不適切だ。子どもという視聴年齢層も考えれば不快極まりない。

【危険行為に関する意見】

  • 危険だが面白い映像を紹介するバラエティー番組で、映像の途中に「危険なので真似しないでください」とテロップが出ていた。注意テロップを出すくらいなら、始めから放送しないか、子どもが見ない時間に放送するべきではないか。または、番組が始まる前に注意テロップを出すべきではないか。見てからでは遅い。子どもに悪影響を与えるような放送はしないでほしい。

【編成に関する意見】

  • 子どもも視聴するであろう番組は、青少年の寝る時間に配慮し午後9時以降には放送すべきでない。メディアや社会全体が子どもや家庭のあり方に配慮することが必要ではないか。
  • 性的、暴力的表現が過剰なドラマ。深夜枠であることを考慮すれば問題はないのかもしれないが、この番組の宣伝では性的なシーンなどが毎回のように使われていて、その上夏休みでもあるこの時期に昼間の再放送までしている。録画しなければ子どもが見る機会の少ない深夜と違い、簡単に視聴することができる時間帯に、このような表現が盛り込まれている作品を放送することは問題がある。

【表現・演出に関する意見】

  • テロップについて。日本語は冗長になりやすいため、端的にまとめたテロップはわかりやすくて良いと思うが、最近は「一字一句をテロップ化する」ことが多い。リモコン一つで字幕放送を表示できるので、冗長な文章をテロップにする必要はないのではないか。子どもの正しい日本語のセンスが磨かれないのではと危惧する。

【言葉に関する意見】

  • 近年、芸人などの影響により日本語が汚されている。「ヤバイ、メッチャ、マジかよ、リアル」などがよく使われているようだ。これを見ている少年少女が真似をして、言葉遣いも乱れてくる。

【殺人シーンに関する意見】

  • 2時間ドラマや刑事ドラマで、リアルに表現された殺人シーンが多過ぎる。先日も、子どもが刑事ドラマの殺人シーンについて話していた。子どもの好奇心を助長し、現実へ発展しないとも限らない。殺人ドラマではなく、心温まる感動ドラマを放送してほしい。

【マナーに関する意見】

  • スタジオ収録や生番組等の出演者で着帽が散見されるようになった。建物中では脱帽することは社会人としてのマナーだと思う。番組の制作者側に意識が欠如している。子どもへの教育上問題もあるだろう。マナーに反することは、たとえ出演者のキャラとしても自粛するべきではないか。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 子どもに見せたくないという価値観のもとに表現を萎縮させようとする意見が目立つ。子どもが見ると困るものは外に出れば溢れているが、それら全てのものに対し「規制すべき」と言うのか。子どもが不意に見てしまったら、親がちゃんと家庭で説明することが教育だろう。大人になった時、様々な困難に対処できる強さを身に付けるという点からも、不健全なものからただ隔離する方が子どもの未来を阻害しうることを理解すべきだ。
  • ドラマの主人公が暴力団に所属しているキャラだからといって、それだけで「暴力団を美化している」「番組を見た青少年が暴力団に加入して犯罪でも起こしたら放送局はどう責任を取るのか」などというのは余りに短絡的かつ幼稚だ。まともに育った青少年ならドラマひとつで暴力団に加入しない。暴力団に加入するような人間に育てたのは保護者だろう。

【CMに関する意見】

  • 公開直前のホラー映画の宣伝を最近よく見るが、小学生の子どもが見て脅えていた。恐がって夜は親のそばから離れない。私も今日初めて見たが、やっぱり恐くて見てしまったことを後悔した。見る側は宣伝を選べないのだから、もっと配慮があっても良いのではないか。
  • 私が子どもの頃は、パチンコCMなど深夜にしか流れていなかった。しかし最近は昼間からゴールデンタイムにまで及んでいる。5歳の息子にも「これはなあに?」と聞かれる始末。明らかにモラル違反だ。CMを流す時間帯の規制をすべきだ。

2011年7月に視聴者から寄せられた意見

2011年7月に視聴者から寄せられた意見

女子ワールドカップサッカーで、「なでしこジャパン」が米国を破り優勝、「感動した」との声が寄せられたが、帰国後のテレビ取材で、選手たちにくだらない質問が多いなどの批判も。夏の長時間特番では、ひとりの芸人に全員がバスケットボールを投げつけるといういじめが酷いという意見も多数。

7月にメール・電話・FXA・郵便でBPOに寄せられた意見は2,967件で、6月と比較して1,433件増加した。 意見のアクセス方法の割合はメール80%、電話18%、FAX1%、手紙ほか1%。性別は男性71%、女性27%、不明2%。年代は30歳代32%、20歳代28%、40歳代18%、10歳代9%、50歳代8%、60歳以上5%。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。7月の通知数は1,642件[51局]であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、45件を会員社に送信している。

意見概要

番組全般にわたる意見

7月の視聴者意見は2,967件と前月より倍増した。地上波テレビ放送は24日、岩手、宮城、福島の被災三県を除いてデジタル放送に完全移行し、58年に及ぶアナログ放送は終了した。1日から始められたアナログ放送残日数の表示テロップについて、「字が大きすぎる」と抗議の声が多く寄せられ、「地デジ難民を出すな」などの苦情や意見があった。
東日本大震災をめぐっては、新しく復興担当相に松本龍氏が就任したが、宮城県知事らへの暴言問題で10日もたたずに辞任した。原発問題では、「九州電力の玄海原発やらせメール事件」が発覚し、原子力安全・保安院のあり方をめぐって多くの批判意見があった。稲わらを食べた牛から放射性セシウムが検出された。全国的に食の安全に対する懸念が高まり、多くの意見があった。
女子ワールドカップサッカーで、「なでしこジャパン」が米国を破り優勝した。深夜の中継放送であったが、多くの視聴者から「感動した」との声が寄せられた。帰国後のテレビ取材で、選手たちにくだらない質問が多いなどの批判もあった。
夏の長時間特番では、ひとりの芸人に全員がバスケットボールを投げつけるといういじめが酷いという意見や、芸人たちの卑猥なシーンが見苦しいなどの意見があった。また、バラエティー番組では、せっかく作ったドミノをわざと崩して、悲嘆する顔を笑うドッキリカメラに非難の意見が多かった。
ラジオに関する意見は36件、CMについては35件の意見があった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は178件だった。7月末に放送されたバラエティー特番に対し集中的に意見が寄せられたため、前月より50件ほど増加した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が58件、次いでいじめに関する意見が39件、性的表現に関する意見が37件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、バラエティー番組を中心に、多数の番組への批判意見が散発的に寄せられた。いじめに関する意見については、バラエティー特番の中の1コーナーで、1人のお笑い芸人に対してボールを投げつけるなどの行為が「いじめを助長する恐れがある」などとする批判意見が寄せられた。性的表現に関する意見については、同特番の別のコーナーで、女性が動くハケの上にまたがる場面があり、「性的表現が過激であまりに不適切だ」などの批判意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 福島県から出荷された牛の肉から、国の暫定基準を大きく上回る放射性セシウムが検出された。原因は原発事故発生以来屋外に放置されていた稲わらを、牛の餌として与えていたためだが、屋外の稲わらは、福島県のものだけでなく、宮城県や岩手県の稲わらにもセシウムがあるということだった。そうなるとわらだけでなくて野菜にも当然、セシウムが含まれていると考えられる。放射能汚染の検証結果は、あまり報道されていない。報道機関は単に政府の発表を待っていて、発表のあったものだけを報道しているのではないか。独自の調査、報道をして、国民の不安に応えるべきではないのか。
  • 報道で、「風評被害」という言葉をよく使うが、汚染された牛が確認されたことは事実であって、これにともなって買い控えが増加し生産者が被害を被ったとしても、風評被害にはあたらないのではないか。物事を深く考えない者が、単純に報道の言葉を乱用し「風評被害」という言葉を使う場面が多々見受けられる。
  • 牛の飼い主が悪いように報道されているが、飼い主も福島第一原発の事故がなければ何の問題もなかった。このような事態になった本当の原因は、「福島第一原発の人災事故」である。このことを報道機関はもっと報道すべきだ。今回の牛肉問題の本当の責任者は東京電力であることを前面に報道しなければならない。真実の見えない報道機関は不要だ。
  • 私は24日以降「地デジ難民」になった。今はラジオを聞いているが、60年前の生活を強いられているようだ。テレビ局は「地デジ難民」を放置せず「地デジ難民」の状況を検証すべきではないか。「地デジ」に変わっても、新聞の番組欄を見る限り、あいかわらずくだらない番組ばかりだ。「地デジ」に変えた意義を教えてほしい。
  • 7月1日から、地上アナログ放送全チャンネルで、画面左下に大きく「アナログ放送終了まで○日」と大きく表示されるようになったが、字幕スーパーなどが見えなくなってしまう。映像を大きく遮り、視聴の障害になるほどの告知を入れることは、強引すぎるのではないか。脅迫されているようで、嫌な気分になった。
  • 地デジ終了のカウントダウン数字が画面に出ていて番組の字幕が読めない。我が家には難聴の家族がいるので字幕が読めないと困る。
  • 松本復興担当大臣による、宮城県知事に対する暴言のあとの、マスコミへの「書いたらその社は終わり」との一連の発言に関して、一様に報道が遅い。週明けに報道したところも「おそるおそる」のコメントしかできなかった。そのあとで、野党側からの猛抗議や全体的に「おかしい」との気運になったところで、次々とわかったような「反松本」的なコメントをしていた。仮に業務を差し止められようが、はじめから覚悟を持って、正義と真実を貫かなければ、本来の使命を果たしたとはいえない。後からなら何とでも言える。

【番組全般・その他】

  • 「なでしこジャパン」のワールドカップ優勝は久しぶりの明るい話題で嬉しい。何度も、もう駄目かなと諦めかけたが、粘り強くくらいついていく選手の背中に、とても勇気づけられた。PK戦の前の選手の笑顔や、試合後にアメリカの選手と互いに讃えあっている姿に感動した。スポーツは素晴らしい、最後まで諦めないことは大切だと改めて思った。
  • 「なでしこジャパン」の選手の素顔に迫るという内容が多いが、「地元の肉屋で豚肉を買う」や「沢庵買った」など、誰でもそれくらいするだろう。練習場で室内の様子を隙間から覗き見するなど、やり過ぎである。過度なストーカー取材でマスコミがプライベートを晒せば、視聴者がそれに群がって観光地化し、選手の生活や練習に支障をきたす。
  • 「なでしこジャパン」のメンバーを並べ、「彼氏はいますか?」と質問し、マルとバツの札で答えさせていた。ひどいセクハラ行為だと感じ、とても不快だった。その後も「彼氏がほしいか」や「メダリストはもてるか」といった話を延々と続けていく低俗さにがっかりした。疲労の中、長い時間そういった内容に付き合わされている彼女たちを気の毒に思った。
  • ドミノ倒しの企画はひどい。人の情熱を茶化して、馬鹿にして笑わせたい意図で作られたのか。それが作られたものであったにしても、やらせだったにしても、もっと質の良いモノが作れないのか。それこそ、これを企画したひとの顔が見てみたい。この企画を見て笑うことが、今の日本人の一般的な感性なのだろうか。
  • バスケ合コンで、一人の芸人に全員がバスケットボールをぶつける場面は、見ていて本当に不快だった。”笑い”って何なのか。これを見て誰が笑うのか。いじめを助長しているとしか見えなかった。
  • 人間としてやってはいけない笑いのとり方(人を傷つける)をしている。やられている本人は芸人だが、笑顔ではなかった。人を傷つけて笑いをとろうとすることは、やめた方がいい。
  • 朝、目を覚ましてテレビをつけた。そこでは、3人の女性が水着のようなものを着て、馬のようなものに乗っていたのだが、まるでポルノ映画のような内容だった。詳細は恥ずかしくていえない。このような内容をテレビで放送することはおかしい。問題だと思う。
  • 最近のクイズ番組は、視聴者が楽しめない。レベルの高いクイズを、難関高校の生徒や高学歴芸能人など知識のある者が、能力を自慢し合っているように演じているだけで、視聴者が入る余地がない。昔は参加者も一緒になって考え楽しんだものだが、今の番組は事前に打ち合わせて答えをいうものばかりで、クイズではなく回答者を「凄い」と見せかけるだけになっている。問題を、たった数文字読み上げただけで回答者がすばやく答えてしまうパターンもあり、見ている側は興ざめだ。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 新番組のドラマだが、主人公が暴力団に所属しており、各シーンで暴力団関連の用語などが登場する。まるで暴力団を美化しているとしか思えない。この番組を見た青少年が暴力団に加入して犯罪でも起こしたら放送局はどう責任を取るのか。放送局としての姿勢を問う由々しき事態だ。
  • 料理上手な少女が出演するバラエティー番組で、少女が創作料理を作り、料理に合うお酒も紹介していた。未成年にもかかわらずお酒の味についてコメントをしていたが、飲まなくとも舌と鼻だけで味が分かるらしい。番組を見た子どもが真似をするかも知れず、結果として子どもに飲酒への興味をそそらせる内容となっている。極めて問題だ。
  • 子ども番組だが、大人に失礼な言い方を勧める歌や、大人の下品を子どもに笑わせる場面があったり、人気ドラマの替え歌が下品だったり、教育上あまり良い内容ではない。問題があるコーナーはやめてもらいたい。

【いじめに関する意見】

  • 出演者がバスケットをする特番中のコーナーで、特定の芸人に対し他のメンバーがボールをぶつけていた。試合を中断した後も同じ展開を続けていた。特別な番組なのに視聴者に単なるいじめを見せるとは、深夜とはいえ夏休みで多くの子も見ているだろうに何を考えているのか。学校で同じことをする子どもが現れてもおかしくない。毎年楽しくこの番組を見ているだけにとても残念だ。

【性的表現に関する意見】

  • 特番の中で朝5時頃の内容だったが、女性が男性の性器を思わせる車のようなものに乗り、性交を連想させるようにもだえていた。早朝の放送で子どもが見ていないだろうが、このような品位に欠けた内容を地上波で放送するべきではないし、ここまで堕落したのかと愕然とした。
  • 深夜のバラエティー番組でお笑い芸人とそのファンが交際している様子が紹介されたが、その中に猥褻な行為が含まれていた。番組の出演者には未成年の少女もいた。青少年の健全な育成のためにもこのような放送は慎んでもらいたい。

【言葉に関する意見】

  • あるタレントが先輩の出演者や解説者にまでふざけたタメ口を使っていて気分が悪くなった。他の番組でも同様だ。他の出演者は注意をしているのだろうか。子どもがあのような態度を真似したらどうするのか。放送局のモラルも疑わざるを得ない。視聴者への配慮をもっと考えてほしい。
  • クイズ番組で人名を答える筆記問題があったが、筆順がおかしいものが多く、子どもから「なぜ筆順が違うのに正解になるの」と質問され困った。子どもが見ている時間帯のクイズ番組では、筆順の解説も必要ではないか。

【表現・演出に関する意見】

  • 子どもとバラエティー番組を見ていたら、景色がぐるぐると回る映像が流れた。自分と子どもは気分が悪くなり乗り物酔いのようになった。友人にも、程度の違いはあるものの類似の状態になった人がいたようだ。事前に注意を促すわけでもなくいきなり映像が流れたので、今後注意してほしい。

【暴力シーンに関する意見】

  • 特撮ものの番組で、大の男が女性に暴力を振るうシーンがあった。作戦とはいえ、着ぐるみならともかく生身の人間でこのようなシーンを流すのは不愉快だ。子どもが見る時間帯の番組として相応しくない。

【残虐シーンに関する意見】

  • 各局が放送しているアニメには過激なシーンが多い。血を流すなどして死亡しても「時間を戻せば生き返る」など、安易に再生できてしまうものが多い。これでは子どもの死に対する意識が鈍感になってしまうのではないか。

【食べ物に関する意見】

  • 情報番組の料理コーナーで、タレントが自慢するように食わず嫌いを強調していたが、作っている人にも生産者にも食材にも失礼だ。大の大人が食わず嫌いを自慢するようでは、「食わず嫌いが大人」と思う子どもが出る。子どもに悪影響だ。

【非科学的な事柄に関する意見】

  • 動物の気持ちを言葉にすることができるとする女性が、飼い主に動物の気持ちを伝えるというコーナーだが、問題ではないか。動物の気持ちはコミュニケーションをとっていれば確かにわかるが、それをわざわざ心をえぐるような言葉に変換して演出することはスピリチュアルそのものだ。このような番組は子どもに見せられない。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 深夜アニメへの苦情が視聴者意見として掲載されているが、ほとんどが的外れな内容やこじつけに近い苦情である。単にアニメ番組が嫌いだから苦情を送っているとしか思えない。本当に青少年のことを考えて意見を送っているのか疑問である。BPOはアニメ番組に対する苦情をもっと慎重に扱うべきだ。
  • 「深夜アニメは子どもに見せなければいい」というナンセンスな意見があるが、録画機の性能が向上しており誰でも簡単に録画できる環境だ。現状では規制はないことも考慮すべきだ。

【CMに関する意見】

  • お酒のCMで、イルカショーのイルカの中から男性が出てくるところを見て子どもが泣いてしまった。大変ショックを受けたようだった。イルカが大好きな子どもの夢を壊すようなCMは放送しないでいただきたい。

2011年6月に視聴者から寄せられた意見

2011年6月に視聴者から寄せられた意見

菅首相の”退陣”をめぐり、与野党が政局に明け暮れることへの批判意見が多かった。バラエティー番組では、女性タレントの”恋人登場”とさんざん引っ張り期待させながら、結局公表しないという制作手法に、視聴者を欺き愚弄するものだとの声が多かった。

6月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,534件で、5月と比較して192件増加した。 意見のアクセス方法の割合はEメール68%、電話29%、FAX2%、手紙ほか1%。性別は男性70%、女性26%、不明4%。年代は30歳代33%、40歳代24%、20歳代20%、50歳代10%、60歳以上9%、10歳代4%。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。6月の通知数は619件[38局]だった。
またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、46件を会員社に送信している。

意見概要

番組全般にわたる意見

6月の視聴者意見は1,534件と前月より192件増加した。
東日本大震災の被災地の復旧、原発事故の収束への展望がいまだ見えない中、菅首相の”退陣”をめぐり、与野党が政局に明け暮れることへの批判意見が多かった。夏の電力需要の最盛期を迎え、放送などで節電の呼びかけが行われているが、テレビ局自体は努力しているのかといった疑問の声も多い。
アイドルグループ内の順位を決める人気投票、”総選挙”をめぐっては、宣伝や販売のためにファンに無理を強いるものだとの批判が寄せられた。またバラエティー番組では、女性タレントの”恋人登場”とさんざん引っ張り期待させながら、結局公表しないという制作手法に、視聴者を欺き愚弄するものだとの声が多かった。またお笑い芸人のトークの中で、学校で友達のめがねをカレーに煮込んで黄色く変色させたという話や、アニメマニアが大切にしているフィギュアを口に咥えたりした行為に対して、弱いものいじめを助長しかねないとの抗議の声が多かった。
障害を持つ子供の学校でのできごとを扱ったドラマで、誤解や偏見を招きかねない内容や表現があり問題だとの意見が多かった。
ラジオに関する意見は50件、トークがお色気に走りすぎているのではとの意見が多かった。CMについては63件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は130件で、前月より20件ほど増加した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が48件、次いでいじめに関する意見が19件、性的表現に関する意見が17件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、複数のバラエティー番組や情報番組への批判意見が多数寄せられた。いじめに関する意見については、バラエティー番組でお笑い芸人が披露した自らの学生時代の体験に対し、「いじめを助長する」などの批判意見が寄せられた。性的表現に関する意見については、深夜のアニメに対して「性的表現が過激で不適切だ」などの批判意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 福島県相馬市で酪農家の方が自殺した。原発事故によって行き詰ったことによるものだと思うが、今回の件はまだまだ氷山の一角かと思う。首相がいいか悪いかを論じるよりも、被災地の実情を正確に伝えることの方が、政治や社会を動かすいい報道になるのではないか。いまの報道のあり方には疑問がある。数字取りにしか見えない。何が起きていて、見ている人に何ができるのかを訴えかけることの方が重要ではないか。震災以降、政治家で被災地にいて国の政策に疑問を持ち、政治を変えようとしている人を見たことがない。報道の人で被災地にいて、国のやり方に疑問を投げかけている人をあまり見たことがない。
  • 足の引っ張り合いをしたり、重箱の隅をつついたりするような放送にうんざりしている。あれだけの大震災が起こった後だ。もう少し考えるべきではないか。未だに不便な生活を強いられている被災者の方々や原発の作業員の方々に本当に失礼だ。作業員の方々が、あの危険な現場で作業していなかったら、私たちの生活もテレビ放送も成り立たないだろう。
  • 「菅首相がいつ辞めるのか」「大連立はあるのか」という報道が多い。全力を挙げて被災地の復旧・原発収束に取り組むべき時なのに、子供のケンカのような政治家の争いを大々的に報道している。事実を報道することはメディアの責務だが、批判的立場を堅持するべきだ。一番の政局好きはテレビ局ではないのか。
  • 菅首相の不信任決議案が否決された報道で、何人もの国会議員がテレビに出演してさまざまな意見を述べているが、今テレビで言うべきことなのだろうか。国民に伝えたいこともあるだろうが、話の内容のほとんどが、首相や政府に対する苦情苦言ばかりだ。なぜ、もっと別の場で直接発言しないのか。どの番組も同じような報道ばかりで腹が立つ。政治家もテレビ局ももっとやるべきことがあるはずだ。
  • 「猛暑の大停電危機再現シミュレーション」は見ていて不快だった。大停電が起きる可能性があるからと、原発の容認を視聴者に煽っているとしか思えない。停電が起こると視聴者を脅迫している。我々は震災後、計画停電を経験し、節電努力をしながら数ヵ月を生活してきた。馬鹿ではないので、停電対策や節電対策については学習している。今、我々が知りたいことは停電が起きるかも知れないという”可能性”ではなく、漏れ続けている放射線についての真実の報道だ。放送局はこのシミュレーションを報道した目的をきちんと説明するべきで、東電を擁護するような誤解を招く放送は避けるべきだ。
  • 3月、4月は東電や原子力保安院の情報を垂れ流し続け「安全」「ただちに健康被害はない」と放送し、国民を信じこませた。5月以降は「メルトダウン」「汚染水流出」「内部被曝」などの事実が露呈して、垂れ流し情報に視聴者が納得しなくなってきた。なぜマスコミは独自取材をせず、東電や保安院の情報を鵜呑みにしてきたのか。解説する学者も原子力村の御用学者ばかりで、楽観的な解説しかなかった。最悪の事態を想定する学者がいてもよかったのではないか。放送局は大きなスポンサーである東電を擁護したとしか思えない。最近では「停電」の恐ろしさを煽って「節電」を呼びかけ、その陰で「原発の重要性」を視聴者に植えつけようとしている。
  • 私は大学で福祉を専攻している。高齢者の方々と話をする機会が多いが、やはり節電ブームのせいか「今年の夏はクーラーをつけない」と言っている高齢者が多いように感じられる。その度に私は「節電ブームも大事だが自分の体も気遣ってください」と言う。最近の節電ブームは異常なほどテレビのほうから急かされている気がする。改善すべきだと思う。高齢者は、暑さに耐えられなくなるかもしれない。
  • 電力不足で節電が叫ばれる中、違和感を持つのは、テレビのスタジオだ。照明が煌々と照らされ、スーツを着込んだアナウンサーや司会者が汗ひとつかかずに進行している。その内容が節電特集だったりするから白ける。テレビもクールビズできないのか。自分達で実践もせず、押しつけられても説得力はない。
  • 「WHOのがん研究機関が携帯電話について、『がんを発症させる可能性がある』分類に位置づけた」とのニュースを見た。このニュースだけを見ると、携帯電話がかなり危険であると思われる。しかし、海外の携帯電話と日本の携帯電話では周波数も違うのでいっしょにはできない。科学的な要素も国際的な違いも説明せず、単に「携帯電話の使用は脳腫瘍になる危険性がある」と報道すれば、いたずらに国民に恐怖を煽ることになる。報道するのであれば詳細まで公表するべきだ。
  • 検察の不正に対して、取り調べ可視化を声高に主張しているが、もう少し他国の前提条件を説明してもらえないか。例えば、アメリカは司法取引があるし、おとり捜査もできる。イギリスはそもそも黙秘していたら、不利になる。韓国は全面ではない。そういうことを一切報道しないのは、いささか疑問だ。いたずらに警察や検察を縛り付けることは、かえって自分たちの首を締めることになりかねない。

【番組全般・その他】

  • 色々なアカンと思われる事やものをスタジオで映像を見て判定する番組だが、アカン嫁というコーナーがあり、夫に対して酷い行為や理不尽な虐待、度の過ぎた暴行をあびせる奥さんを紹介するというものだ。あまりに酷くて、とても笑えない。家族で見ていて気まずくなるし、ああいう奥さんが増加するのではないかと懸念するほどだ。子供にも悪影響だと思う。奥さんの中には、子供とともに夫に暴言をあびせたり、暴行したり、奴隷扱いしたりしている人もいた。女性から男性へのドメスティックバイオレンスだ。
  • ある女性タレントの恋人を紹介するというものだった。番組がCMを挟む度に、「この後、恋人の顔を公開!」といった視聴者の関心を引き付ける告知を何度も出していた。番組の最後に公開されることは、視聴者も知るところであり、番組の最後を楽しみに視聴していた。ところが、モザイク越しに話を聞くことはできたものの、一般人であるという理由から、恋人の顔はスタジオだけで公開され、結局視聴者には公開されなかった。公開できないにもかかわらず、「顔を公開」と何度も謳った番組に対しては、視聴者の関心の引き付け方に悪質なものを感じた。公開できないのなら「公開」ではなく、より適切な言い方があったと思う。番組を楽しみにしていた者としては、騙されたように感じた。
  • 各局とも「アイドルグループの総選挙」をトップ項目として、様々な番組で放送している。今、大変人気があるグループであることは承知している。しかし大震災で今後の生活の見通しも立たず苦労している人々がいる一方で、ここまでテレビが大騒ぎする必要があるとは思えない。
  • 政治家に「アイドルグループの総選挙」について聞く記者がいたが、この国難で生活もままならない人が多い中、そんな質問をする側にも、まともに答える側にもモラルを疑う。政局を「そんなことをしている場合か」という論調にしているが、マスメディアにも同じ感想を持つ。
  • オタクと呼ばれる人の趣味への傾倒を、不当に笑い者にする番組の構成は、「差別してもよい人間」や「笑い者にしてもよい人間」を作るようで、大変不愉快に感じた。オタク趣味は幼稚であるから笑い者にしてもよいという風潮は差別につながる要因であり、また商品や作品に携わっている人々への侮辱である。多様化される文化の中で、一趣味を不当に愚弄してよいとする態度は番組として不適当だ。
  • 発達障害の児童をクラスに残すか転校させるかを問う投票を学級内で行ったシーンがあった。いくらフィクションのドラマにしても放送倫理に抵触すると思う。意図しない演出がされてショックを受けた原作者のHP掲示板や番組HPの掲示板には、「番組により精神的苦痛を受けた」などと発達障害をお持ちの方や自身や身近に発達障害者がいる方々からの書き込みがあった。放送局は検証番組を作って放送に至った経緯を説明し、発達障害への正しい理解につとめ、再発防止に努めるべきだ。
  • 東日本大震災の被災地復興のためにポケットマネーを含む約2億4000万円を寄付したレディー・ガガを紹介した際に、司会の女性歌手が「ガガにしては少ないと思うのだけど」と発言した。寄付は善意であり収入には関係ない。個人でここまでの額を日本人ではない方が寄付してくれたことを素直に感謝すべきだ。正直なところ、東京も放射能のリスクがないとは言えない。外国人アーティストの来日キャンセルが相次ぐ中、来日してくれていることを考えると、本当に日本を応援してくれているのだと思う。女性歌手の発言は、世界に向けての恥ずかしい発言だ。
  • 最近、「番組内ツイッター」なるものを募集し、それらの意見を紹介することに力を入れている。だが、もともとツイッターは若い人を中心としたコミュニケーションツールであり、「ユーザーの90%は20代である」という調査結果もあるほどだ。年齢的に非常に偏った人たちの意見を重用することは、テレビ番組としてよくないことだと思う。やはり、情報弱者などの意見もまんべんなく取り入れるために、視聴者の意見は原則として電話で受け付け、ツイッターはあくまで補助的手段として使うべきだ。

【ラジオへの意見】

  • デリバリーヘルスの店長にインタビューを行い宣伝までしていた。暴力団の資金源になっている業種の風俗店を公共の電波を使った番組で取り上げるなど言語道断ではないか。具体的な店名やホームページへの誘引、リスナー割引など考えられない内容であり、局のHPにも掲載してある。この番組はこれまでにも職業差別、人権無視、女性蔑視の発言が多く見受けられ問題が多いにもかかわらず、このような放送を行っていることは放送局としていかがなものか。
  • 「芸能人の悪口をどれだけ言えるか」というおかしなコーナーがあった。大体の芸能人については匿名だったが、人によっては実名を挙げた上で悪口を言っていた。局に苦情を伝え「どういう趣旨でこんなことをしているのか」と問うと、プロデューサーから「放送できる内容のボーダーラインがどのあたりか、という意識で放送しました」と言われた。あきれた。

【CMへの意見】

  • 番組スポンサーであることはわかるが、朝、昼、特に夕食時の掃除用品のCMはやめてほしい。特にパイプ掃除のもので髪の毛の詰まりを溶かすCMは食事中でなくても見ると吐きそうになる。トイレ用品やゴキブリ退治、掃除機のCMもゴミをリアルに見せるものもあり、それが食事中に突然目に飛び込んで来ると、せっかくの団らんの食事が台無しになってしまう。最近はCGでインパクトを強めることができるのか、汚いものもリアルな表現のものが多い。明らかに不快感を与える表現や、それを放送する時間帯というものに基準を設けていただきたいと切に願う。
  • “中年女性が店に的外れなクレームをつける”という内容の殺虫剤のCMは不愉快だ。私は飲食店を経営しているので、今後このCMを真似してクレームを言ってくるお客がいるのではないかと心配している。視聴者の中には、このような見方があることをスポンサーに伝えてもらいたい。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • お笑い芸人の振る舞いがひどかった。女性タレントに襲いかかってスカートの中に顔を押し付けたり、無理やりキスをしたりしていたが、こんなことをテレビで放送しても良いのかと唖然とした。一緒に見ていた小学生の子どもも呆然としていた。子どもが見る時間帯の番組として相応しくない。今後一切、こういうことはやめてもらいたい。
  • バラエティー番組の司会者が、海外アーティストが日本復興のために寄付した金額に対して「少ない」などと番組中に呟いたことに不快感を覚えた。子どもの教育に悪影響だ。「金を沢山持っているから寄付して当たり前」のような態度や発言を公共の電波で流すことはやめてほしい。子どもには感謝の気持ちを忘れずに育ってほしいと思っている身として、害のある番組だと思った。
  • バラエティー番組だが、芸能人の個人的な話ばかりを取り上げていて番組タイトルからかけ離れた内容になっている。先日の放送では、女性タレントの付き合っている男性を登場させ、その話題にかなりの時間を費やしていた。芸能人の個人的な話などどうでもいい。また、その女性タレントを罵っている場面も、子どもたちには見せたくない場面であった。
  • 深夜のバラエティー番組だが、お笑い芸人が性器の手術を行うところをドキュメンタリー風に放送する場面があった。万人が見ることのできる地上波で放送する内容ではない。非常に低俗だ。特に番組の中にはアイドルグループが出演するコーナーもあり、これが目当てで見ている人もいるはずだ。青少年にも容易に見られる状況はよくないと思う。

【いじめに関する意見】

  • お笑い芸人が、自分が学生時代に同級生に対してやったいじめの話を面白おかしく語っていた。はっきりいって不快なだけだった。そして、私の子どもがそれを見て笑っていたことに戦慄を覚えた。子ども達に与える影響を考えるべきだ。いじめをすることを笑う大人に育ったらと思うとゾッとする。このような番組はやめてほしい。いじめを反省せず笑っているタレントはテレビに出すべきではない。
  • バラエティー番組のオープニングで、一人のメンバーが話をしていることを他のメンバーが無視するという寸劇をするが、いじめにしか見えなくて不愉快だ。彼らは国民的アイドルグループで小中学生にファンが多いので、真似をすることでいじめを助長してしまうと思う。あのような寸劇はやめた方がいい。

【性的表現に関する意見】

  • 最近の深夜アニメは残虐な暴力などをテーマにしすぎていておかしい。また、アダルト作品のような表現すら散見される。少しばかりの戦闘や奇術なら分かるが、露骨な表現があまりにも目につく。アダルトでやるべき表現に対しては、きちんと18歳未満視聴禁止、購入禁止などのゾーニングの措置を取るべきだ。
  • 学校を舞台にしたドラマをたまたま見たが、性的表現が露骨すぎる。生徒役の未成年者にこのような露骨な台詞を言わせることに違和感を覚えた。さも「こういうことは一般的です」という感じで放送することは不快だ。

【言葉に関する意見】

  • 子ども向けバラエティー番組の”学校で使える言葉”を教えるコーナーで、「うざい」という言葉を業界用語では「ざいうと言う」と紹介していた。使用例として、学校で女児が教師に向かって「ざいう」と言い放つシーンを流していた。子ども向けの番組なので、悪口を人に向かって言う、しかも学校で使えるとして紹介することは不適切だ。ディレクターも、子役にどう演技指導をしていたのだろうと思うと、こういった大人と触れる子役が不憫だ。

【表現・演出に関する意見】

  • 殺人事件について、現場の模様をCGで再現していたが不快に感じた。アニメやCGに子どもはすぐに反応し、視線を向ける。見た映像は少なからず頭に残ることもあるだろうし、真似て遊ぶこともあると思う。このような映像が普通に流れていることがおかしい。映像を用いて分かりやすく伝えるべき事、そうでない事、この判断を間違えないでほしい。

【殺人シーンに関する意見】

  • 昼間の再放送も含め、殺人事件を取り上げるドラマが多いことが気になっている。幼い頃から毎日殺人シーンを目にしている子どもが大人になった時、殺人なんて特殊なことではないと心に刷り込まれてしまわないかと恐れる。それが殺人事件へ結びつくのではないかと危惧している。各局ともこのことについて一考いただきたい。

【危険行為に関する意見】

  • ドイツで行われたお祭りで、日本のお笑い芸人が高飛び込みに挑戦した。この競技はポーズと水しぶきの大きさを競うもので、練習ではプールサイドから様々なポーズで飛び込み、水しぶきをあげていた。かなり危険な飛び込みにもかかわらず、まるで子どもが遊んでいるように見えた。これでは子どもが真似をしてしまう。放送には不適切だ。

【動物に関する意見】

  • バラエティー番組で、歌が一番下手な優勝者への賞品という名目の罰ゲームで亀を出品していた。命あるものを景品として扱うことは不快に感じた。最後まで飼育する、手離すにしても責任をもって飼育できる人に引き継ぐという飼育者の責任の放棄、それを賞品として何とも思わない番組制作者の倫理観の欠如。亀がどのように扱われたかはわからないが、子どもに命あるものを軽んじても良いと受け取られても仕方ない内容だった。

【報道に関する意見】

  • 麻薬を使って捕まったタレントらのその後の生活を追って報道することがあるが、「たいした罪をおかしたわけではない」「更生すれば大丈夫」といったイメージに偏りがちではないか。これは青少年の育成によくない。芸能界追放くらいの措置を取ったほうがいいと思う。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 深夜アニメに対する批判が多いようだが、筋違いではないか。暴力シーンや性的シーンを含むから深夜に放送しているのではないか。そしてそういったシーンにも伝えたいことがあるからこその表現であり、「子どもに悪影響」と思うのであれば、子どもに見せない配慮をすれば良いのではないか。深夜アニメを見る程の年齢であれば、そのくらいは自分で判断できる。伝えたいものが何かを見ないうちに「暴力的」「性的」であるから規制するというのであれば、ドラマやアニメも規制されて当然だ。

【CMに関する意見】

  • 最近、未成年者に人気のある歌手を起用したパチンコのCMを見かけるが、パチンコはギャンブルである。未成年者にギャンブルを勧めようとしているのではないか?震災以降減ったのにまた増えてきている。パチンコCMを規制すべきだ。

2011年5月に視聴者から寄せられた意見

2011年5月に視聴者から寄せられた意見

原発事故への対応については、原子炉の「メルトダウン」情報の発表が遅かったことや、海水注水の”中断”問題などから、情報が隠蔽されているのではないかといった疑問が多く寄せられた。自殺した女性タレントの収録番組で、出演場面の本人の姿にモザイクをかけたのは死者を冒涜するものだとの批判があった。

5月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,342件で、4月と比較して126件減少した。 意見のアクセス方法の割合はEメール67%、電話30%、FAX2%、手紙ほか1%。性別は男性71%、女性26%、不明3%。30歳代34%、40歳代26%、20歳代17%、50歳代11%、60歳以上8%、10歳代3%。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。5月の通知数は572件[44局]だった。
またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、42件を会員社に送信している。

意見概要

番組全般にわたる意見

5月の視聴者意見は1,342件と前月より126件減少した。内容は引き続き、東日本大震災に関する意見が多かった。原発事故への対応については、原子炉の「メルトダウン」情報の発表が遅かったことや、海水注水の”中断”問題などから、情報が隠蔽されているのではないかといった疑問が多く寄せられた。放射性物質による汚染、とりわけ学校運動場の放射線基準値の緩和などへの不安などがあった。被災地の復旧報道やボランティア活動への意見もあった。
子供を含む4人が死亡したユッケ食中毒事件では、バラエティー番組が当該焼き肉店を事件数日前に紹介し、推奨していたのは問題だとする意見が多かった。自殺した女性タレントの収録番組で、出演場面の本人の姿にモザイクをかけたのは死者を冒涜するものだとの批判があった。
震災で減ったと思っていたパチンコCMが最近異常に多くなったという批判意見が寄せられた。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は106件で、前月より微減した。 今月は、低俗・モラルに反するとの意見が34件、次いで視聴者意見への反論・同意が18件、性的表現に関する意見 が17件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、特定番組や特定回ではない、複数のバラエティー番組への散発的な批判 意見が多数寄せられた。視聴者意見への反論・同意については、バラエティー、アニメ、ドラマやテレビ番組全般が 「子どもに悪影響を与える」などとする視聴者意見への反論、批判が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 「メルトダウン」の報道が遅れたことに怒りを覚える。福島第1原発は津波直後から「メルトダウン」が疑われていた。マスコミも最初は「メルトダウン」について突っ込んだ質問をしていたのに、東電や保安院などの楽観的な発表を鵜呑みにし、独自の取材が行われなかった。その結果、地震から3ヵ月近く経って「メルトダウン」が公表され大騒ぎしている。疑問に思ったら公式発表ではなく、独自取材し事実を伝えるべきだ。それがジャーナリストの使命だ。
  • テレビは、「東電は今まで情報を隠蔽してきた」や「これは人災だ」などと正義漢ぶっている。だが、テレビは今までその隠蔽に加担したことはないのか。報道すべきことを報道しなかったことはないのか。私は疑う。そこで提案するが、第三者によって、報道しない責任を問う機関を設けるべきではないか。
  • 長野県北部で発生した地震は、東日本大震災の陰に隠れ、ほとんど報道されなかった。被害の規模からして東日本大震災が優先されることは分かるが、果たして報道する側の姿勢としてこれでいいのだろうか。現地では雪解けが始まってから徐々に被害の大きさが判明してきたが、それでも一部の民放を除き、これを伝えていた放送局はほとんどなかったのではないか。
  • 菅政権の「東日本大震災」と「福島原発」への対応の悪さを指摘する報道が多い。危険だと言われていた「浜岡原発」停止要請の英断についても「停止させる必要があるのか」と疑問視するコメンテーターさえ出てきた。結局、マスコミは政府が何をしても批判するだけだ。批判するだけでなく、前向きな日本復興の提言をしてほしい。
  • 被災地へのボランティアも活発になり、いいことだと思う。芸能人もこぞって被災地入りし、炊き出しなどをする場面がたくさん放送された。暖かいものを食べて満足し、元気になりつつある被災者の人たちの様子がうかがえるが、皆がみんなそうではないと思う。そういう一場面を見ただけで、「もう安心だ」と判断してはいけないと思った。病気の人や精神的に参っている人などがいるはずだ。マスコミがたくさん入ることでストレスを感じる人もいるのではないか。
  • 震災からの復興を唱えるコマーシャルはいい加減にしてほしい。国民に一体化を呼び掛けるような言葉を繰り返し放送しているが、これではまるで一種のプロパガンダではないのか。異なる意見が言いにくい空気を醸成しているように感じる。国難という言葉をメディアが繰り返していることも気になる。確かに事実かもしれないが、それですべてが正当化されるのなら戦前と同じになってしまう。私には今の社会の空気は息苦しく感じられる。
  • テレビでは有名人や雑誌の編集者など、必ずコメンテーターが出てくるが、専門家でもない人達のまことしやかなコメントを聞くことは、本当に腹が立つ。特に放射線被害については、専門家の多様な意見を視聴者に伝えることが番組の役割だ。一方的意見に固執し、視聴者を煽ることは倫理がないと言わざるを得ない。専門家でない人の意見は聞きたくないし、危険だ。
  • 連日メディアは福島原発の45分の注水中断について責任追及、犯人捜しで大騒ぎしていたが、注水が続けられていたとなったら、今度は誰が混乱させたのかといったような論調だ。混乱を増幅させているのがメディア自身であるとの認識はないのか。真相をメディアは視聴者に示すべきだ。私は45分注水がストップしていたとの”発信元”を知りたい。何かの意図があってのことなのか、たまたま行き違いで起きた騒動なのかも教えてほしい。

【番組全般・その他】

  • 「東日本大震災」の自粛放送から通常放送に戻ったとたん、くだらない番組ばかりになった。節電を呼びかけるなら、自分たちが率先して節電すべきだ。放送局は節電とは無関係だと考えているとしか思えない。NHKは一部のマニアのために一日中「大リーグ中継」をし、民放は芸能人の話題に、ラーメン特集ばかりだ。まともな番組を放送できないなら、電力のピーク時はテレビ局も放送を中止にすべきだ。
  • 震災の影響で、開催地が日本からロシアへと変更になったフィギュアスケート世界選手権。開会式や閉会式では、ロシアから日本への温かいメッセージがあったようだ。例えば、ロシアからの詩や、リンクに日の丸を映すなど。しかし、日本のテレビでは全てカットしていた。代わりに、どうでもいい他国の選手の独占インタビューをしていた。これでは、ロシアから日本への応援メッセージが全く伝わらない。報道機関として不適切だ。
  • 先日亡くなられた女性タレントの、出演シーンすべてに顔面モザイクがかかっていた。犯罪者でもない故人に対して、このような仕打ちは非常識で、死者への冒涜だ。「亡くなったからモザイクを」というのなら、過去のドラマやバラエティーに出ている亡くなられた俳優やタレントも、すべてモザイク処理するつもりか。
  • 食中毒で死者まで出した焼肉店を絶賛した放送内容には驚いた。この放送のせいで何人の被害者が出たのかと思うと怒りを覚える。最近は金さえもらえば宣伝するひどい番組ばかりで、モラルのかけらも無い。バラエティー番組は腐った肉を出しても絶賛することが当然なのだろうが、あまりにひどい。
  • 「東日本大震災」の被災者だが、バラエティー番組の「お葬式コント」を見ていて悲しくなった。被災地では、遺体の火葬がやっとできるようになったが、葬儀はいまだに順番待ちだ。こんな時に、被災地にも放送される全国放送で「お葬式コント」を放送するのは無神経だ。テレビ局に抗議すると、淡々と「はいわかりました」と言われ、謝罪の言葉もなかった。どうか配慮ある放送をお願いしたい。
  • 手作り弁当を比較してどれが美味しいかを判断し、最後に残る弁当はどれかという内容だった。初めのうちに食べられた弁当はいいが、後まで残ると、人がかじったものを何時間も放置することになる。見ている側は気持ちが悪い。この番組では、このような企画を時々放送しているが、見るたびにやめてほしいと思う。
  • 地デジ化のCMについて、震災後しばらくは自粛していたが、最近は復活してきた。テレビの購入を迫られた消費者たちが地デジ対応のテレビを購入したと思うが、今回の大震災で落下して壊れ、再購入を余儀なくされた方もいる。一部の被災地域では地デジ化も延期されるそうだが、被災地ではなくても震災の影響により倒産やリストラが行われ、テレビの購入が困難になっている家庭もある。そんな中で、地デジ化のCMを流すことはいかがなものか。
  • 昼間の放送は大方がドラマの再放送であり、必要不可欠な番組とは言えない。全国的に節電が求められている夏場は各局が停波して、電力不足に協力していただきたい。計画停電が実施されれば熱中症で亡くなる人も少なくないと思うが、そんな最中テレビが大きな電力を消費して普段と変わらぬ放送をしていることは疑問だ。

【ラジオ】

  • 「礼状は縦書きで書くことが礼儀」などの話があったが疑問だ。会社名のアルファベットなど、縦書きでは配達する人は読みにくいだろう。昔は社名も日本語が多かったが、今や外資に買収された企業も多い。日本語が優れているという趣旨まではいいが、それを言うために、縦書きに出来ない他の国の言葉をおとしめることはない。「日本語はすぐれていると思う」だけでいいはずだ。聴いていて不愉快だ。
  • プロ野球「巨人対阪神」戦が放送される際、必ずといってよいほどアナウンサーが「伝統の一戦」と言う。これは昭和天皇観覧試合の名残かと思うし、巨人と阪神がいろいろな意味でライバルであることは否定しない。ただ実況アナウンサーが、1イニング内で10回くらい「伝統の一戦」と連呼していて、さすがに耳障りだった。私はタイガースファンなのでまだよいが、他チームファンからすれば、このカードだけが極端に特別視されることはあまり気持ちのよいものではないと思う。

【CM】

  • 5月に入り、テレビでパチンコ店のCMを見かけるようになった。震災以前からパチンコ店やパチンコ台のCMが異常に多く不快な思いをしてきた。震災直後は自粛により、これらのCMがなくなり良いことだと感じていたが、震災から2ヵ月もたたないこの時期に、パチンコ店のCMを目にしたとき、被災地に住む者として非常に腹立たしく思った。
  • 「ACジャパンのCMがしつこい」や「すりこみだ」という意見があるが、私はそうは思わない。震災後、大量のCMが流れたことによりACジャパンのことを知ることができ、こういった団体やCMは必要だと思った。「その買い物、本当に必要ですか」というセリフは買い控えにつながって物が売れなくなるのではないかと疑問だが、あいさつの歌も、子どもがそのまま使うとは思えないし、親しみやすくていいと思う。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • ゴールデンタイムの番組で女性タレントが学力テストを受ける企画。突然男性モデルが現れ、タレント達の前で服を脱ぎ、露出度の高い下着姿で腰を振るなどのパフォーマンスをしていた。これのどこが笑いか。卑猥で低俗、セクハラでしかない。土曜の夜で子どもも見ている。男性の裸の露出等を笑いとして扱っていることも不愉快だ。
  • 偶然チャンネルを合わせて初めて見たアニメだが、子どもにグッズを買わせることだけが目的のようで嫌悪感を抱いた。無粋で醜悪な制作意図を感じる。近頃日本のアニメが海外でも認められていると聞くが、このような番組が海外の人の目に触れたらどう見られるか。
  • バラエティー番組で、芸人の母親が作った弁当をランク付けする企画が見ていて不愉快だった。一生懸命作ったものを批評され、涙をこぼす芸能人の母が不憫だった。番組内容を理解した上で参加したのだと思うが、全国にさらされればきっと傷つくだろう。子どもにこのようなことが”笑い”を誘う内容であるととらえられることを危惧する。
  • バラエティー番組で若い夫婦の体験談が紹介されていたが、家庭での女性の下品な言動、妻とは思えない夫への無礼な言動など、見ていて日本の将来が不安になる。テレビを通じてこれが母親、父親のあり方なのだと思わせては、子どもにも悪影響を与える。もっと母親・女性、父親・男性として模範になるような姿をテレビで示さなければならないのではないか。

【性的表現に関する意見】

  • 女子小学生のグループが露出度の高い衣装でダンスを披露していたが、「エロカワ」「セクシーダンサー」などと表記されていた。子どもを性の対象として扱うことは問題だ。BPO・青少年委員会は過去に「少女を性的対象視する番組に関する要望」を公表しているが、公共の電波でのこのような番組はいかがなものか。
  • 夕方の時間帯のアニメでありながら不適切な内容だ。このアニメはヤクザやホスト、キャバ嬢など大人の世界を模して笑いにしているが、その表現がとても際どく、大人の世界を知らなければ分からない内容も多い。自主的に隠したり分かりにくくしている部分もあるが、そうまでしなければ放送できないような内容を夕方に放送して倫理的に許されるのだろうか。
  • バラエティー番組でオカマ系の出演者達がランク付けをしていた。やり取りの中で「食べる」「一夜を共にする」など露骨な性表現が多く気持ちが悪かった。ゲイを差別するつもりはないが、この手の話は特定の店などで話せばいいことで、公共の電波で放送する内容ではない。

【いじめに関する意見】

  • 最近、ドラマでいじめや差別のシーンが多すぎる。実際に学校でいじめを受けていて、テレビのいじめのシーンでフラッシュバック発作を起こした人を見たことがある。また、いじめの仕方を教えているような作りのドラマも多い。いじめをさせない番組作りをするべきではないのか。
  • バラエティー番組のあるコーナーで、出演者に対して「雪駄の裏みたいな顔」などと肉体の欠点を指す発言があった。子どもがいじめをするときの行動に影響を与える可能性がある。モラルハラスメントが番組制作関係者の笑い声と共に放送され、倫理に反している。

【差別に関する意見】

  • ドラマでアスペルガー症候群の子どもを取り上げていたが、普通学級に通うことの是非をクラスメートが多数決で決めるというショッキングなシーンがあった。これは障害者に対する差別を助長する。アスペルガーに対する捉え方が一面的だ。熱血教師のパフォーマンスのために障害者を持ち出すのはやめてほしい。

【殺人シーンに関する意見】

  • 残虐な犯罪に手を染めた女性のエピソードを、再現映像の過激な描写で紹介するという内容。この番組の冒頭部分を偶然に見たが、リアルな殺人シーンなど、余りのどぎつさに仰天してとっさにチャンネルを変えた。子どもも起きている時間にこのような恐ろしい番組を放送するのは理解できない。せめて放送時間を深夜に移してもらいたい。

【虐待に関する意見】

  • 幼稚園児への虐待描写のあるドラマだが、大人の都合で小さな子どもを泣かせる内容は不快だ。実際このような家庭もあると思うが、育児ノイローゼになっている人たちもいる。震災で小さな子どもや赤ちゃんも亡くなっているのに、今このようなドラマを放送する放送局はおかしい。

【言葉に関する意見】

  • バラエティー番組で司会のタレントが視聴者からの投稿を読み上げた直後に、笑いを取るためによく「死ねばいいのに」などと発言しているが、とても悲しく腹立たしい。言っていいことと悪いことがある。子どもに絶対真似をしてほしくはないし聞かせたくもない発言だ。今後ぜひともやめていただきたい。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「子どもが起きている時間帯に反社会的だ」「子どもが見る時間帯は放送を控えるべきだ」などと、「子どもも見るから××をやめろ」といった意見が多く、「こうすれば良くなる」などの前向きな提案や提言はほとんど見られない。これでは単に気に入らないから子どもを利用して文句を言っているだけに感じる。文句ばかり言っていてもテレビは決して良くならないと思う。
  • 「子どもに悪影響」との意見には同感だと思うものも多数あるが、行き過ぎと感じるものもある。深夜アニメなどは初めから子どもの視聴を想定していないだろうし、それらの番組まで批判することはおかしい。一方で、全てを「親の責任放棄」の一言で片付けることもマスコミや一部の大人の責任放棄であろう。

【CMに関する意見】

  • パチンコのCMでアニメキャラクターなどを使い、最初はパチンコCMと分からず最後に分かるものが多い。パチンコが楽しく健全な娯楽のように宣伝されているが、実質は賭博行為といえる。このような産業のCMを公共の電波で放送することは著しく公共の秩序に反すると考える。青少年がパチンコへの興味を示すきっかけになる恐れがある。

2011年4月に視聴者から寄せられた意見

2011年4月に視聴者から寄せられた意見

引き続き、「福島第一原発事故」に関する意見多数。放射線漏れの危険性、警戒区域、計画避難区域の設定などへの疑問や、報道が情報を伝えるという役割を十分に果たしていないなどの不満も多い。またスタジオ番組のチャイムのような効果音が、緊急地震速報と似ており、やめてほしいとの意見が多かった。

4月にEメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,468件で、3月と比較して2,187件減少した。意見のアクセス方法の割合はEメール62%、電話34%、FAX2%、手紙ほか2%。性別は男性72%、女性25%、不明3%。世代は30歳代31%、40歳代25%、20歳代17%、50歳代12%、60歳以上11%、10歳代4%。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。4月の通知数は536件[45社]であった。またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、47件を会員社に送信している。

意見概要

番組全般にわたる意見

4月の視聴者意見は先月より減って1,468件だった。内容は先月に続き、東日本大震災による「福島第一原発事故」に関する意見が多かった。地震から二ヵ月以上たった今も、被災者の避難生活は厳しい。仮設住宅の建設は思うように進んでおらず、復旧・復興への道筋は未だ見えない。福島第一原発事故の収束は困難を極めており、魚介や野菜など農水産物への風評被害もあとを絶たない。視聴者からは放射線漏れの危険性、警戒区域、計画避難区域の設定などへの疑問や、報道が情報を伝えるという役割を十分に果たしていないなどの不満も多い。通常放送体制に戻ったことには理解が示されたものの、低俗で下品な放送ではなく、ひとの痛みがわかる番組をという厳しい声もあった。またスタジオ番組でチャイムのような効果音が多用されているが、緊急地震速報と似ており、やめてほしいとの意見が多かった。ACジャパンの公共広告への批判も先月に変わらず多い。夏に向けての節電問題では、放送局が何も示さず、煌々とスタジオで電力を使っていることに批判があった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は110件で、前月より15件減少した。今月は、低俗・モラルに反するとの意見が25件、次いで性的表現に関する意見が21件、視聴者意見への反論・同意が15件と続いた。
低俗・モラルに反するとの意見については、ドラマ、アニメ、バラエティー、また特定のタレントに対する批判的な意見が寄せられた。性的表現については、深夜のバラエティーの新番組に対し、「深夜とはいえあまりに内容が低劣だ」「不健全で卑猥な映像が目につく」といった批判が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 原発事故の放射線漏れだが、「基準が」どうとか「基準値の何倍」とかと放送している。国民が知りたいことは「危険なのか」や「何をしたときに受ける放射線量なのか」である。もっとわかりやすく例を引きながら報道すべきだと思う。政府の発表の仕方も悪いと思うが、専門的なことなので、内容を噛み砕いた報道をしてほしい。
  • 福島第一原発の事故における、各局の放送に疑問を感じる。このような恐ろしい事故を起こしながら、原子力発電所そのもののあり方に疑問を持つ発言や言及が全く見られない。東京電力は他の民間企業とは違い、特別に擁護すべき存在なのか。テレビでの情報に疑問、不信感を抱く。正しく公正な情報を提供してほしい。
  • 福島第一原発の放射線漏れ問題で、福島産の野菜に「風評被害」が出ている。ワイドショーやニュースは政府批判を繰り返すだけで、かえって風評被害を煽っている。今大切なことは「店頭に出ている野菜は安全だ」と周知することだ。私の叔父は福島の農家で、現在は埼玉に避難しているが心を痛めている。「店頭に出ているものは安全」を徹底してほしい。
  • 「災害地の食べ物を買って風評被害をなくそう」「現地を応援しよう」と放送しているが、そもそも風評被害なのだろうか。消費者はそれらを食べたことにより、数年後、数十年後に自分の体や子供に何が起こるか分からないから避けるのであって、できれば「全く健康に及ぼす恐れのない」食品を食べたいと誰もが思う。「買って応援しよう」ということは間違っているのではないだろうか。
  • 各局で「不要な電気を消して」と節電を呼び掛けているが、当のテレビ局はどうしてあんなに照明が明るいのだろう。録画撮りは仕方がないにしても、薄着だったり半袖でミニスカートだったり、一体何度に空調温度を設定しているのだろうか。節電もしないで、節電を呼び掛ける。これは変だ。
  • 今回の震災に伴い各局で募金を呼び掛けている。独自の募金を実施していたり、他の局では赤十字を直接紹介していたりと募金先がまちまちだ。放送業界全体として紹介口座を一本化することはできないのか。結局は赤十字や自治体に寄付されるはずなので、独自の募金口座を開く必要があるのか疑問だ。せめて独自口座で募金を呼び掛けている局では、その寄付先と金額の開示を放送するべきなのだが、HP上での公開にとどまっていることが多い。
  • 東京電力のお詫びCMは私達の電気料金から支払われている。東京電力がお詫びする部分を放送したければ、東京電力の記者会見を流せば良い筈だ。放射性物質や計画停電に対する有益な情報発信をするのならまだわかる。そのようなお金があるならば、福島で苦しんでいる被災者を救済するために使うべきではないか。また、東京電力からCM料金を受け取った広告代理店、テレビ局も倫理的に問題があるのではないか。
  • 各局で東電の記者会見を放送しているが、記者の暴言をやめさせられないのか。大きな声で怒りをぶつける記者がいたが、聞くに堪えない。それに加え、番組MCやコメンテーターの東電に対する怒り方。視聴者は怒っても良いが、報道に携わる者は感情的に怒ってはいけない。

【番組全般・その他】

  • 「日本へ支援を」と呼びかけて、わらしべ長者のように物々交換で品物の価値が上がっていくという企画だが、これは支援ではない。単なるバラエティーの企画であるにもかかわらず、「震災への支援」といってイタリアの人々の善意を利用するのは非常に不道徳だ。協力してくれたイタリアの方にも、被災者の方々にも大変失礼だ。日本人として恥ずかしい。
  • 震災後気づいたのだが、番組中、特に情報番組やバラエティー番組それにCM中にも効果音が多用されている。注意を集めるための演出手法と思うが、やめてほしい。パネルやテロップが画面上に現れると同時に「ピロピロ」と効果音がかぶせられる。緊急地震速報など重要な警報に神経質になっている今、このような演出はすぐやめてほしい。
  • 私は視覚障害者です。最近地震が多く、目の見えない私にはテレビの「緊急地震速報」が頼りだ。しかしバラエティー番組で”効果音”として似たような音が使用されていることが多く困っている。何とかならないだろうか。
  • 私は岩手の被災地に住んでいる。テレビで軽薄なバラエティー番組を見るにつけ、お笑い芸人はもとよりそれを規制できないテレビの現状に情けなさを感じる。大震災や原発事故の問題を他人事のように思っているとしか思えない。もっと人の痛みがわかる、人に優しい番組を提供してほしい。お笑い芸人もこのような時は、もっと自分のなすべきことを深く考えて行動すべきだ。
  • 里山と言われる地域で農業をしている。春、山菜の季節になり関連した放送も多くなると思うが、その際に山菜取りは地権者の許可無く取れば犯罪であることを視聴者に認識させるようにお願いしたい。人心の荒廃、マナーの悪さに困惑している。最近も農地内の井戸の鉄板の蓋が盗まれ、四季桜の枝が切り取られた。私が農作業をしていても挨拶もなく、堂々と果樹園に立ち入ってワラビを取り始める始末だ。ゴミの不法投棄も頻繁だ。放送の中でもっと強く、犯罪であることを強調していただきたい。
  • 東日本大震災関連の報道特番により、多くの番組が休止になった。数日後に通常の放送が再開されたが、この間に多くの番組が放送を休止した。後日振替放送をしてくれた番組もあるが、ほとんどは連続ドラマやアニメばかりで、バラエティー番組などは振替放送をしていない番組が多い。視聴者は、放送できなかった番組を、いつになったら放送してくれるのか知りたい。せっかく収録した番組をお蔵入りにせず、きちんと振替放送してほしい。

【CM】

  • CMで「上を向いて歩こう」の歌が流れている。選曲は良いかもしれないが、最後のフレーズが「一人ぼっちの夜」で終わる。震災で多くの犠牲者が出ており、家族を亡くし孤児になってしまった子供が、このCMを見たら、どう思うだろうか。一見、被災者の心情を理解しているようにも見えるが、全く理解していない企業CMだと思う。
  • ACジャパンのCMはもうやめてほしい。メッセージ性が強いだけに、何度も同じことを言われ続けて、洗脳しようとしているように感じる。せっかく楽しい番組を見て、気持ちが上がってきたのに、ACジャパンのCMが流れた瞬間、一気に現実に引き戻されて、笑っていた家族も苦笑いに変わる。
  • 新しく始まったロト6のCMはふざけすぎだ。「月」と「木」だから、ゲストは五月さんと舟木さんという内容だが、人をバカにしている。すぐにでも変更すべきだ。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 新しく始まったドラマだが、あまりにひどい。子どもをもつ親としては気が気でない。”ママ友”同士の付き合いや”お受験”などを踏まえたストーリーのようだが、言葉の暴力が多数見られる。特定の子どもをターゲットに嫌がらせをする展開もあった。子どもが起きている時間帯に、反社会的だ。
  • 深夜のアニメだが、内容が男性同士の同性愛のようで、子どもに見せたくない。同性愛者を否定するわけではないが、わざわざそのようなアニメを放送しなくてもよいのではないか。
  • 10代のアイドルにパジャマと水着を着せ、深夜番組でもありえないほど低俗な内容を放送していた。19時といえば子どもも見る時間帯だ。アダルトの有線放送局でもあるまいし、ふざけた番組など放送するべきでない。このような番組を放送する局の姿勢が理解できない。

【性的表現に関する意見】

  • 深夜のバラエティーだが、放送内容があまりにも低俗で下世話すぎる。ほとんどが性を軽く扱っているとしか思えないコーナー企画であり、乱れた性風俗を助長するものだ。さらに、アシスタントに現在ティーン層に人気のあるアイドルグループのメンバーを起用しているため、録画してこの番組を見る彼女らのファンの中高生も少なくないはずだ。
  • 視聴制限のない地上波の昼の時間帯で、しかも児童・生徒らは春休みになる期間に、女性の裸の描写などが羅列されているドラマが放送されている。道徳的な問題以前に、性的接触によるHIVや性病の危険性の高まりなど、身体的に大変危険な行為を、誰でも簡単に視聴できる放送局が放送するべきではない。
  • 最近の深夜アニメはおかしい。残虐な暴力や性をテーマにしすぎている。アダルト作品でされると思われる表現すらあらゆるところに使われている。少しばかりのお色気なら分かるが、露骨な表現があまりにも目につく。アダルトでやるべきことは、きちんと18歳未満視聴禁止、購入禁止などのゾーニングの措置を取るべきだ。

【報道に関する意見】

  • 大震災にあわれた方々、特に両親を亡くされた子どもの心、人権を守るよう強く要望する。地震関連情報が小康状態なのか、両親を亡くされた子どもがけなげに生きるという内容の報道だったが、見ていて腹が立った。ただでさえ悲惨な状況にある被災者を食い物にしている。

【いじめに関する意見】

  • 多くの子役が出演しているドラマだが、いじめなどが多く描かれている。出演している子どもたちの心のケアもちゃんとされているのか心配だ。演技とはいえ、いじめ役をやっている子役の心に影響はないのか。

【要望・提案】

  • テレビの重要な役割に報道があることは承知しているし、被災地の現状を伝える義務もあることはわかっている。ただ、大人なら現実を受け止め対処する術やストレス解消法はある程度わかっているが、子どもはそれができない。そこでお願いだが、各局で話し合いをし、せめて一局は子ども向け番組を放送してほしい。

【殺人シーンに関する意見】

  • 災害で多くの人が亡くなったり行方不明になっているのに、殺人事件を題材にしたアニメを放送している。こんなアニメを見て元気になるわけがない。子どもの見ている時間帯に放送するべきではない。家族そろっての楽しい時間帯に、殺人事件のアニメは不謹慎だ。もっと夢と希望のもてる内容で放送してほしい。

【暴力シーンに関する意見】

  • アイドルが高校生に扮した学園ドラマ。登場人物は不良で、学級崩壊した高校で喧嘩を通して真剣に生きることを訴えているが、暴力を否定することもしない。むしろ出血や怪我を含めた喧嘩シーンを売り物にしている。アクションを否定はしないが、見ていて痛々しい。多くの中高生に暴力を助長するようなドラマは放送すべきでない。

【差別に関する意見】

  • アスペルガー症候群が題材の回のドラマだが、あまりにも差別がひどい。アスペルガーの子を転校させることを子ども達の多数決で決めるなど、常識を超えている。病例を理解していない、脚本家、原作者、監督のレベルが低すぎる。

【犯罪助長に関する意見】

  • メイド喫茶が題材の犯罪を扱う刑事ドラマが再放送されたが、犯行のトリックが容易であり、視聴者が犯罪の手口を模倣する恐れがある。実際、数年前にメイド喫茶閉店後の店内で誘拐未遂事件が発生している。犯罪予防の見地からは、この回の放送は刑事ドラマとして適切な題材とは言いがたい。春休み中の子どもが見る可能性もあり、昼間の時間帯での放送は如何なものか。

【視聴者意見への反論・同意

  • 番組内容に対して、「子どもに悪影響だ」「子どもが真似をする」という意見が多いが、自分の意見を通すために子どもをダシにしているような内容があるように思える。何がどう悪影響なのか不明瞭なことも多く、仮にそうならテレビを判断基準にした育て方をしなければいいだけだ。子どもがお笑いの下品さを真似たりすることはあくまで遊びであり、コミュニケーションのネタである。
  • 最近、アニメに対する視聴者意見が多いが、どれもアニメの規制に賛成する意見ばかりだ。確かに、ある程度の規制は必要かもしれないが、表現規制が行き過ぎてしまうと本来の面白さが薄れてしまう危険性もある。

【CMに関する意見】

  • 震災中は中断していたが、最近またパチンコのCMが放送されている。深夜の時間帯であればまだしも、子どもが見るような時間帯には放送を控えるべきだ。
  • ACジャパンが「ありがとウサギ」や「こんばんワニ」 などの誤った挨拶の仕方をCMで放送しているが、いまだに平気で放送していることは考えられない。即放送を止めるべきではないのか。

2011年3月に視聴者から寄せられた意見

2011年3月に視聴者から寄せられた意見

東日本大震災についての意見が大半を占めた。放送各社は地震発生直後から厳しい状況下、取材に取り組み被災情報を伝えた。視聴者からは、騒音を出すヘリコプター取材を抑制しろ、生存者の救出の妨害になる、被災者に心ないインタビューをするのは許せない、津波映像の繰り返しばかりでなく安否情報が欲しいなどの批判が多数寄せられた。

3月にEメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は3,655件で、2月と比較して1,848件増加した。これにより2010年度の意見総数は20,419件となった。意見のアクセス方法の割合は、Eメール79%、電話18%、FAX2%、手紙ほか1%。
男女別では男性69%、女性29%、不明2%。
世代別では30歳代32%、40歳代23%、20歳代22%、50歳代10%、60歳以上8%、10歳代5%。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。3月の通知数は1,172件〔42局〕であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、74件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

3月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 審理・斡旋に関する苦情・相談・・・・・・・ 7件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

3月の視聴者意見は東日本大震災についての意見が大半を占めた。2月より倍増の、3,655件だった。
地震による津波は太平洋岸の複数の街、地域をのみこみ、東京電力福島第一原発の放射性物質漏洩事故を引き起こした。死者・不明者が、およそ3万人にのぼる未曾有の大災害となった。放送各社は地震発生直後から厳しい状況下、取材に取り組み被災情報を伝えた。視聴者からは、騒音を出すヘリコプター取材を抑制しろ、生存者の救出の妨害になる。被災者に心ないインタビューをするのは許せない、津波映像の繰り返しばかりでなく安否情報が欲しいなどの批判が多数寄せられた。
首相記者会見時の中継音声や、スタジオと現地中継の切り替え時に不適切な声が紛れ込んだことなど、放送事故に対しても不謹慎であるという批判があった。
16年前の阪神・淡路大震災時の反省が生かされていないという意見もあり、災害時の報道・取材のあり方をあらためて問う声が多かった。また、CMの差し替えとして使用されたACジャパンの公共広告についても、放送頻度の高さや内容について、多数のクレームがあった。
時間の経過とともに意見数は収束したが、11日の地震発生以来の震災報道に関する意見は2,088件にのぼった。
なお、地震の影響でBPOのオフィスも被災し、システム障害により視聴者意見対応の機能を一時休止せざるを得なかった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は126件で、前月より25件減少した。
今月は、報道に関する意見が23件、視聴者意見への反論・同意が21件、低俗・モラルに反するとの意見および性的表現に関する意見が19件ずつとなった。
報道に関する意見については、東日本大震災の報道と、大学入試問題のネット流出事件の報道への批判がほぼ同数寄せられた。視聴者意見への反論・同意については、深夜アニメに対する批判への反論が多数寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • ヘリコプターでの被災地の中継をやめてほしい。倒壊した建物の下敷きになっている人の声が、かき消されて聞こえなくなる。これは阪神大震災の時、実際に起こった。
  • 警察のヘリコプターが被災者を救助する状況を、テレビ局のヘリコプターから実況中継していた。ヘリから発せられる風や騒音は、救助の邪魔になる。人命が関わる現場を、邪魔をしてまで報道する必要はあるのか。
  • 孤立した橋の上で助けを求めている人を映すだけで、「報道ヘリなので助けることは出来ません」などと自己弁護していた。被災者をぬか喜びさせ、手を振ったり叫ばせたりで体力を奪うような行為はどうかと思う。
  • 津波や、建物の被害状況などの映像が多く、被災地でこれを見ている人には、心理的負担が大きすぎる。視聴者が欲しい情報は、現地の食料、水等がどうなっているかや安否の確認などだ。通信手段も現地にはないので、避難所の様子を放送し、少しでも全国の人が安否不明者を発見できればと思う。
  • 菅首相の記者会見を放送していたが、男性の声で「ふざけんなよ。どうせまた、原発の話だろ」という声が入った。その後、女性の声で、微かな笑い声が聞こえ、「笑えてきた」というような会話があった。被災した方々は、家や家族を失い、情報が乏しい中で、知り合いの安否を心配し、つらい思いをしている。この不謹慎なテレビ局スタッフの発言は何事か。
  • 東京電力の、計画停電や原発事故などに関する会見で、記者の態度、言動がひどい。確かに説明がわかりづらかったり、情報が不足していたりするが、だからといって、記者がため口、暴言で攻め立てたりしてよいことにはならない。もはや東京電力の発表よりも、記者が不愉快で仕方ない。しかも記者が聞くことと言ったら、「今回の資料で初めてお詫びの言葉が入った」というような、重箱の隅のどうでもいいような事。マスコミは、情報を伝えるという本来の使命を忘れ、いじめる対象を見つけ、ここぞとばかり、叩くことを仕事としている。
  • 被災者に無理なインタビューをするのは傷つけるだけだ。「今どんな気持ちですか」とは、どういう神経なのか。家族を探している被災者に向かって「誰を探していますか」とは。あなたは考える頭はないのですか。嫌な顔をしているじゃないですか。
  • 衝撃的な津波映像が一日に何十回も繰り返し流されているが、そろそろ、こうした映像は自粛すべきではないか。ほとんどの日本人は、今回の災害の凄まじさを十分に理解したはずだ。避難所でもテレビが見られるところが増えているようだが、恐怖の津波体験から命からがら逃げてきた被災者の方に、こうした映像は「恐怖」を思い出させるだけで、トラウマになる。
  • 各局リポーターは競って被災地や避難所へ赴き、現状を伝え、人々にインタビューをしている。たしかに、我々一般視聴者からすると悲惨な状況をタイムリーに知ることができる。しかし、被災者の中には両親とはぐれた子供や家族の行方がわからない老人が多数いる。そのような方々からすれば、肉親や知人へ現在の自分の避難場所等を報告したいはずだ。どうして、もっと被災者の為に安否確認用のVTRを撮り、放送しないのか。
  • 被災者に対して「家がなくなってどうですか」「家族が亡くなってどういう気持ちですか」、また中学生くらいの被災者に対し「被災したときはどう思いましたか」など、被災者の気持ちや感情を無視した興味本位の質問をするのはやめてほしい。つらい経験をしている方々に、思い出させるような質問は見ていて不愉快だ。
  • 今一番必要なのは安否の確認情報だ。しかし残念ながらテレビはどこの局も同じようなドキュメントを流したり、悲しみを増幅するような報道ばかりで、必要な情報を十分に流していない。各局がばらばらに伝えるのではなく、それぞれが協力して無駄のない報道をするようBPOから促すことはできないか。
  • 民放各局がバラエティー番組を放送しはじめた。各家庭では計画停電や節電などで不自由をしている。テレビ局は節電などの取り組みはしないのか。せめて深夜放送の自粛などするべきではないか。
  • 母親を探す少年と、その祖父と叔母らを映していた。倒れた車の中で母親を発見したところでCMに入った。そしてCMをまたいで「残念ながら死亡していました」と言っていた。クイズやバラエティー番組のように、このような演出をすることは許せない。とても不愉快になった。
  • 家族を失い泣き叫ぶ人々を執拗にカメラで追いかけ、幼い子ども達の悲鳴を間近で撮影し、しまいには遺体安置所にまで足を踏み入れていた。番組制作スタッフの人間性を疑う。神戸の震災で報道による2次被害が多かったので、「子どもにマイクを向けないで」と、医療関係の団体が先日発表しているにもかかわらず、あの内容だ。大切な誰かを失った人々の、気持ちを踏みにじらないでほしい。
  • 昨日救出された16歳と80歳の方の報道についてだが、低体温症との報道があった。翌日にもうすでにカメラが、病室に入るというのは如何なものか。再会の場面を映してお涙頂戴だろうか。もっとそっとしてあげるべきだ。
  • 被災者の方々の大変さがテレビを通して伝わり、心を痛めている。何もできない自分に憤慨しているが、その中で、テレビの情報を大変貴重に感じる。テレビの情報の中に、子供を亡くされた方への取材が放送されていたが、遺族の心痛を思うと、そのこと自体を放送する意味があるのか疑問に感じる。情報とワイドショーの境界がつかず、何でも放送すれば良いという姿勢について、TV局にも倫理が求められるのではないか。
  • 福島第一原発で命懸けの作業にあたっている作業員をもっと応援してほしい。現場の方々は必死で事態を収拾させようと頑張っている。彼らにも家族がいて、逃げ出したい気持ちもあるはずだ。しかし報道されるのは現場での対応に対する批判ばかりで、実際に身をささげて作業している方が報われない。今出来ることは「国全体で現場の作業員を信じて応援すること」だと思う。
  • ACのCMがあまりにも多い。内容はいいとして、ニュースを見ている限り、どこの番組でも何度も何度も連発で「えーしー」「えーしー」と耳障りだ。中越地震の被災者だが、当時はこういう嫌がらせのような何度も何度も連発しての不快なCMはなかった。
  • ACジャパンのCMが「しつこい」「不快」などのクレームが発生していることを知った。私もこれらのCMをよく目にしたが、不適切な内容とは思わなかった。これが営利企業のCMなら自粛したらと思うが、内容はマナー向上や病気予防を訴えるものだ。クレームは大人げない人による八つ当たりだ。
  • 私の住む地域はどんどん停電時間が長くなっている。電車も満足に通っておらず、通勤がとても辛い。普段やっていることをかなり制限して、停電時間外も薄暗い中生活している。これだけ苦労しているのにテレビ局は明かりを煌々とつけ、薄着のアナウンサーが「節電を」と言っているのを見ると腹が立つ。
  • 食料品やガソリン不足が深刻になっているが、その原因を作っているのはマスコミではないのか。被災地や東京都内のスーパーやガソリンスタンドに行列している様子を繰り返し放送し、物不足を煽っているようにしか見えない。牛乳や野菜から放射性物質が検出されたという報道も、過去に起きたダイオキシンに汚染された、ほうれん草のことを思い出させる。真実を報道するどころか、国民を煽って不安にさせているだけだ。
  • 放射線の影響説明は、医師にさせるべきだ。原発事故での放射線の人体への影響説明を、工業系大学の方がよくしているが、人体の影響は医師がすべきではないか。医学的知識が充分とは言えない方が、「人体に影響が無い」と発言するのは、原発推進側の発言ととられても仕方がない。
  • 原発事故から発生した放射線騒動を煽っているのは、報道だ。昨日東京都が「乳児に水道水を与えないで」と言っていたが、これをかなりセンセーショナルに伝え、国民の不安を煽っていた。専門知識がないのに難しいことを伝えなければならないのだから、多少混乱することはわかる。マスコミの本当の役割は国から出た情報を、国民に分かりやすく伝え不安を取り除くべきなのに、国を批判し、不安を煽るばかりだ。
  • 報道に携わる者には、一般人以上のモラルと常識が求められる。記者会見場でのリポーターの発言や、被災地からの中継での発言を見ていると、呆れるばかりだ。大手マスコミは特権を持っているかのような立ち居振る舞いを改めるべきだ。また、東京電力管内では計画停電が実施されているのに、在京キー局が電波を出し続けていることにもいら立ちを感じる。停電によって操業できない企業があることを考えると不公平だ。
  • 地震に関する報道番組で、不謹慎な発言をするアナウンサーや、報道フロア内での不適切な発言が目立っている状況は、テレビ報道における資質の低下ではないだろうか。地震発生直後から各種番組を見ていたが、ほとんどのアナウンサーが被災に遭われた方に対し、「今のお気持ちは」などと不適切極まりない質問しかしておらず、腹ただしく思える。
  • 報道機関の役目は事実を報道することが当然だが、その報道によって視聴者に与える影響も考慮されたものでなくてはならない。常に自己反省を忘れず、報道機関こそが高潔な良識の府としての役割を果たされるよう期待する。

青少年に関する意見

【報道に関する意見】

  • 入試問題のネット流出事件に関する報道について、いくら何でもここまで大ごとにすることなのか。未成年に対してこれほどの仕打ちはひどい。カンニングが悪であることは事実だが、このような未成年を正しく導くようにするのが社会のありようだ。良識ある報道を期待する。
  • 入試問題のネットへの投稿は犯罪としては軽微だ。また、当該受験者が未成年であるにもかかわらず、各社が過剰に報道し、個人の特定が可能な情報を電波に乗せることは、当該受験者の人権を侵害し、未来ある若者の可能性を奪うものである。報道機関として望ましくないのではないか。このような瑣末な問題より、報道すべき重要な問題があると思う。
  • 大震災発足から始まった民放各局の報道に憤りを感じる。パニック状態の中の被災者にマイクを向けて感情を煽ることは、人を人とも思わぬ非情な行いだ。いま必要な報道は、被災者の利益になる客観的な情報ではないか?子どもにマイクを向けることのリスクや、心理的に被災者がどれほど不安定なのかを知るべきだ。
  • 今回の震災報道は、報道番組での不謹慎な態度や発言、子どもへの不用意なインタビューなど目に余る。阪神大震災の教訓が全く活かされていない。子どもや未成年者に「恐かった?友達は無事?」などと聞くことは、不要な恐怖心を煽る恐れがある。「報道の自由」を盾にした傍若無人ぶりに視聴者は怒っている。

【性的表現に関する意見】

  • 人気アイドルグループ主演のドラマだが、「高校生が妊娠」「高校生らしからぬ性的な会話」など、非常に過激な内容である。今人気のアイドルが、ドラマとはいえ低俗な発言をすることはいかがなものか。子どもにも認知度が高いため、子どもが録画して見る可能性がある。いくら深夜でも、多くの人を不快にしたり誤った知識を植え付けてしまう恐れがあるように思える。
  • アニメで、襖が開いた瞬間、和服の女性が着物を脱いで裸で男性の上に覆いかぶさっているシーンがあった。明らかに性行為を連想させるシーンだった。幼稚園児の子どもと見ていたので急いでチャンネルを変えたが、子どもも見ている時間帯にこんな映像は相応しくない。制作者はもっと常識を持つべきだ。
  • 夕刊紙の記事紹介コーナーで、AV嬢がどうのこうのなどと紹介していた。小学生の子どもと見ていて、慌ててテレビを消した。日頃は仕事でこの時間帯は一緒にテレビを見ることが稀なので、非常に考えさせられた。真面目な内容ばかりを求めるわけではないが、学校から帰った子どもが普通に見る時間にわざわざ放送する内容ではないと思う。

【低俗、モラルに反する】

  • 子が見る時間帯に、殺人事件を題材にしたドラマなど倫理上最低な番組を放送してほしくない。申し訳程度のテロップを表示しただけでは解決しない問題だ。CMも最近は借金問題がどうのなどと話にならない。子どもが良くない言葉ばかり覚えてしまい、教育上問題なのでもう少し考えて放送してほしい。
  • 若者の間に無精ひげが流行っているが、非常に見苦しい。これはテレビなどの芸能人に影響されたものではないか。若者はテレビに影響されやすいのだから、芸能人には良い意味での手本であってもらわなければ困る。

【要望・提案】

  • 裸で意味のないことを言ったり、人をバカにしたり、肉体的欠陥を笑いにするような番組は青少年に悪影響だ。もっと道徳的な番組を放送してほしい。道徳的といっても、ドラマやバラエティーでもいい。他人を敬い家族を大切にするよう教えるものを作ってほしい。
  • 地震の映像を何度も繰り返し流し放題ではないか。子どもの心に与える影響を考えてほしい。不安を煽る様な放送はやめてほしい。

【いじめに関する意見】

  • 私は薄毛で、小学生の息子も薄毛で悩んでいる。バラエティー番組で、カツラの毛を飛ばされないようにスピードを競うレースを息子と一緒に見た。息子は黙り込んでしまった。今までも髪のことでいじめがあったようだが、放送で更にエスカレートしないか心配だ。子どもに人気の番組で、いじめを助長するような、肉体的欠陥を笑う放送は問題だ。
  • 子ども向けのバラエティー番組で、大人のあだ名を子どもの出演者が当てるコーナーがある。ところが、デブやブスなど、人の特徴をバカにするようなあだ名ばかり言っていた。こういう番組が子どものいじめを助長しているのではないのか。

【言葉に関する意見】

  • テレビの影響で若い人は日本語が乱れている。「すげぇ」「うめぇ」「マジ」など、粗雑な言葉が氾濫している。テレビの持つ大きな影響力を正しく使えば青少年の育成に役立つのに、負の力ばかり行使している現状は「もったいない」の一言に尽きる。教育上テレビの担う役割について、放送業界には今一度考えていただきたい。

【危険行為推奨番組に関する意見】

  • バラエティー番組の宣伝で放送されているアイドルへのいたずらについて。椅子に座るとその椅子が壊れて尻餅をつくという内容だが、問題だ。危険性が高いし、子どもでもできるため、このいたずらを真似してしまう危険がある。このような内容は放送されるべきではないと思う。

【犯罪助長に関する意見】

  • 最近の事件報道は詳細を伝えすぎだ。かつては淡々と事件の概要だけを伝えていたが、最近では犯罪の手口から凶器の販売先、容疑者の逃走経路までこと細かに伝えている。これらの報道を見て育つ青少年は、いとも簡単に犯罪手口を学んでしまうだろう。このような報道のあり方をBPOでなんとかできないのか。このままでは青少年の犯罪が増えるのではないかと危惧している。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 深夜でもアニメは子どものものと思っている親が多いようだ。深夜アニメに対し「不健全」などの意見があるが、アニメの暴力描写や性的描写に対して苦情を寄せることには疑問だ。アニメにも伝えたいことがあるからこそ過激な表現をしているのであり、無意味ではないはずだ。その点を理解し、子どもに見せたくないのであればしっかりと説明したうえで、意見をしてもらいたい。

【CMに関する意見】

  • ローカル放送でパチンコCMがきわめて多い。昼夜を問わずパチンコ店のCMばかりだ。子どもも見る時間帯にも当たり前のように放送されるので、放送局にはもう少し考えてもらいたい。

2011年2月に視聴者から寄せられた意見

2011年2月に視聴者から寄せられた意見

ニュージーランドの地震で、救出された被災者へのインタビューのあり方や、災害時の行き過ぎた報道などについて多くの意見が寄せられた。大相撲野球賭博事件の捜査の過程で八百長問題が明るみに出た。相次ぐ不祥事に春場所の中止が決まったが、改革の道はいぜん見えない。テレビ界と大相撲の関係を批判する意見もあった。

2月にEメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1807件で、1月と比較して386件増加した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール73%、電話24%、FAX1%、手紙ほか2%。
男女別では男性70%、女性27%、不明3%。
世代別では30歳代33%、40歳代24%、20歳代20%、50歳代10%、60歳以上8%、10歳代5%。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は868件[34社]であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、30件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

2月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 審理・斡旋に関する苦情・相談・・・・・・・ 15件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

2月の視聴者意見は1807件と先月より386件増えた。取材の仕方、報道のあり方を問う意見が多かった。
ニュージーランドの地震は死者不明が220人を超える大惨事となった。被害の大きかったクライストチャーチには日本からの語学留学生らが滞在しており、28人が不明となった。救出された人も大怪我を負った。視聴者からは、救出された被災者へのインタビューのあり方や、災害時の行き過ぎた報道などについて多くの意見が寄せられた。目黒区の夫婦殺傷事件では、福島県の容疑者の自宅前から生中継し、家屋や家族の使う乗用車などを映し出したため、報道は何をやっても許されるのかと批判が多かった。
大相撲野球賭博事件の捜査の過程で八百長問題が明るみに出た。相次ぐ不祥事に春場所の中止が決まったが、改革の道はいぜん見えない。テレビ界と大相撲の関係を批判する意見もあった。プロ野球では、ひとりの新人投手ばかりを追いかけすぎだ。スター扱いするのは本人のためにもよくないとの声が多かった。
携帯サイトで視聴者3万人の投票が集まらなければ番組を打ち切るというスポンサー企画に抗議が集まった。アイドルの窮地を材料に、むりやり有料サイトに誘導しようという悪徳商法のようなものだとの非難が多かった。
7月の完全地デジ化のお知らせ表示について、すでにデジタル化しているテレビにまで表示を入れるのは不愉快だという声が多かった。
ラジオについての意見は37件、CMについては34件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は151件で、前月より約30件減少した。今月は、低俗・モラルに反するとの意見が53件、次いで性的表現に関する意見が30件、視聴者意見への反論・同意が22件、いじめに関する意見が14件と続いた。低俗・モラルについては、人気アイドルが出演する深夜のバラエティー番組に対し、「番組スポンサーの運営する有料携帯サイトに誘導する仕組みになっており、ファン心理に付け込んだ悪質な内容だ」といった批判意見が寄せられた。性的表現については、番組を特定していない全般的なものも含め、主にアニメに対し「アダルト向けとしか思えない内容のものが放送されている。深夜だから何を放送してもよいわけではない」などの意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • ニュージーランドの地震で被災者にインタビューしていた。救助されて間もない女性にインタビューするのもどうかと思うが、その女性と同じ階にいたと思われる被災者の生死の経過を話していた。直後に彼女が泣き出したことは無理もない。なぜこんなにデリカシーのない報道が出来るのか。いい加減にしてほしい。思い上がらないでほしい。
  • ニュージーランドの地震取材だが、日本人記者の非常識な行動が目に余る。病院に侵入したり、被災者の気持ちも考えずにマイクを向けたりする様子を見るたびに、非常に嫌な気分になる。日本人の安否情報が気にかかるが、現地の方や他の国の方も被災された。全ての方が、同じようにショックを受けている状況に、もっと気を配るべきではないか。
  • 大学入試で、ヤフーのサイトに試験問題が送られて解答があったという事件を扱っていたが、まるで、こうすればできると、ノウハウをテレビで教えているようなものだった。腕時計型の携帯メールが読めるものはさぞ売れたであろう。取り上げ方が同じで、低俗さを嘆きたくなる。
  • 目黒区夫婦殺傷事件の報道で、福島県の容疑者宅前から中継していた。社会的に関心の高い事件かもしれないが、容疑者は家族と同居している。モザイク等の画像処理もなく、場所を特定できる中継画像だった。家族が使用している車や、ナンバープレートにもモザイクは入っていなかった。報道は何をやっても良いのか。加害者の家族にも人権がある。
  • ある国会議員が「こういう発言をした」という内容の報道が目立つ。発言したなら名を出して良いのではないか。本当に発言したかどうかわからないような報道は意味があるのか。報道とは真実であることが重要で、発言者の真意が正確に伝わらなければ誤解を招く。報道は真実を伝えることに専念してほしい。現在の報道は煽りたてる内容が目立ちすぎる。
  • なぜニュースの時間に韓国人アイドルグループの解散騒動をあんなに大量に放送するのか。ワイドショーや芸能コーナーならまだしも昼や夕方のニュース番組で、さも重要な話題であるかのように放送する必要があるのか、理解できない。
  • 大相撲の八百長が明らかになったが、NHKはそれを知りながら放送を続けてきたのではないか。そうだとすると、「スポーツ」とは名ばかりの虚偽放送をし、視聴者を欺いてきたことになる。受信料を払う視聴者としては許せない。
  • 相撲の八百長問題は、これまでにも盛んに週刊誌などで報じられていたのに、テレビはろくに調べもせず、八百長をシロと断じていた。また、テレビと角界の「癒着」も疑われていた事実もある。それなのに八百長メールが発覚した途端、偉そうに八百長を論じる資格はテレビにあるのか。
  • 新人野球選手の話題ばかりでうんざりだ。まだデビューもしていないのにスター扱いで、いかにも人気があるようにあつかう番組の持ち上げ方が異常すぎる。移動するたびにその選手を追いかけ、その選手とファンの話題ばかりだ。選手本人も練習に集中出来ずに気の毒だし、チームメイトの選手たちも迷惑していると思う。
  • 「憲法改正」がテーマだったが、出演者全員が改正論者だった。「憲法問題」は意見が分かれるはずなのに、全員一致で「改正しよう」とはおかしい。出演者が偏りすぎていることの表れだ。こうした問題がテーマの場合には、出来るだけ多くの意見を取り上げることが求められているはずだ。この番組は過去にも同様のことを繰り返しており、関西では悪い意味で有名だ。今回の放送内容も民放連の放送基準を逸脱していると思う。

【番組全般・その他】

  • スポンサーである携帯コンテンツにアクセスし、有料の投票で3万票いくかどうかで番組の存続を決めるという企画に、強い不快感を覚える。有料投票という形で番組と有料コンテンツをここまでリンクさせることはどうかと思う。このままエスカレートしていったら、民放が有料放送のお試し無料視聴という媒体になってしまう。そこまでいったら、公共性なんかどこにもない。どこかで線を引いて、ルールや基準を作らないといけないと思う。テレビ局やプロダクションがどんな言い訳をしようが、こんなやり方はおかしい。
  • 「中国人はすぐに謝らない」を検証するとしていた。中国人のうち一人は、すぐに中国語で謝罪の言葉を発していたにもかかわらず、謝らなかったとして放送していた。その後番組HPにはお詫びの記事が出たが、文字が小さすぎてよく見えない。これでお詫びのつもりなのかと疑問が残る。中国人の実態はこれだと、はじめから意図的に制作したとしか思えないが、番組側は「翻訳と編集の連携ミス」の一点張りだ。公共の放送としての自覚が感じられない。
  • 女装した男性が若手漫才師のシャツを脱がし、胸を触っている映像が堂々と放送された。家族で食事をしながら見る時間帯に、こういう映像を放送するのは許しがたい。同性愛者の方や女装する方を差別しているわけではないが、こういう映像が最近他の番組でも多すぎる。この番組自体は色々な国に行ってその国で珍しい物を食べたり、色々な体験をしたりで、とても楽しみにしている番組だけに残念だ。
  • 色々な世代に「どんな種類の鍋が好きか」というアンケートをとり、それを出演者が当てるというコーナーがあった。どの年代でも一位がキムチ鍋だった。会場も出演者も「ウソッ」という感じでざわついていた。私の知る限り、お年寄りや子供はキムチ鍋を好まない。50代や60代でも一位がキムチ鍋なんてあり得ない。どこからアンケートをとったのか、どこの場所でとったのか、何も説明がない。
  • バラエティー番組や情報番組で街頭調査をよく実施しているが、調査場所が「都内」に偏っており、人数も100人程度など、参考にならない少人数であることが多い。それを街頭調査の結果として放送するのは無理がある。特に地方の視聴者にとっては全く参考にならない。全国ネットの番組でこのようないい加減な情報を流すのはやめるべきだ。
  • コマーシャルを自動的にスキップするビデオデッキの販売を中止させた記事を見た。確かに、コマーシャルにより民放が成り立っていることは承知しているが、現在どのように放送されているのか理解した上でのことなのか疑問に感じる。実際の番組よりもコマーシャルが多いと感じる番組構成。必ずといっていいほど、コマーシャルの直後は、コマーシャルに入る直前のシーンをもう一度見せられる。以前よりもコマーシャルの回数、提供会社の数は増えている。番組の内容はくだらない。
  • 電子番組表が組み込まれているブルーレイレコーダーで番組を予約するのだが、複数の番組を合体しているせいで、電子番組表の区切りがない。何時から見たい番組がはじまり、終わるのかをわからなくして放送している。あきらかに自分の局の番組を連続してひとつの番組としてレコーダーに予約させようという魂胆だ。
  • 番組の冒頭、隅に地デジに関するテロップが入る。地デジで視聴している場合にも、なぜ「地デジの準備が済んでいるか」と入れるのか理解に苦しむ。地デジ対応テレビをいわば強引に買わせたのに、どこまで宣伝すれば気が済むのか、放送局は何を考えているのか。アナログ放送で流せば済む話だろう。
  • 「2011年地デジ化」によって、テレビの放送をラジオで聞くことができなくなる。テレビを見ることのできない寝たきりの高齢者や障害者にとっては、ラジオでテレビの音を聞くことが唯一の楽しみである。彼らはテレビが地デジ化することは知っていても、ラジオで聞けなくなることを知らない人が大半だ。高齢者とのかかわりの中でこの事を説明すると驚かれることが多い。”地デジ化の後、テレビの音声をラジオで聞くことができなくなる”ことについて、もっと広く告知してもらいたい。

【ラジオ】

  • 歌手などのパーソナリティーが飲酒しながら番組を進行することがよくある。「ほろ酔い加減でリラックスした雰囲気を」という狙いはわからなくもないが、酒を飲みリラックスして番組を楽しむのはリスナーのほうであって、パーソナリティーではないはずだ。まるで立場があべこべだ。最近目立つ飲酒しながらの番組進行には強い抵抗を覚える。

【CM】

  • 携帯ゲームのCMで、電車内で携帯ゲームをやっている場面がある。携帯電話を触らないことが電車内のマナーであるはずなのに、触っていることは倫理的にどうなのか。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • バラエティー番組内で、番組存続アンケートを携帯サイトで行うという企画があった。番組内では明示されていないが、投票するために有料の会員登録が必要というのは問題だ。このような商法は放送倫理的に問題ないのか。また、この番組はアイドル番組であり、視聴者は未成年、もしかすると中高生が多いかもしれない。ファン心理につけこんだあからさまな集金システムは、テレビ番組として倫理規定を逸脱しているのではないか。
  • 深夜アニメだが、同番組サイトには可愛いらしい少女のイラストなどが載っている。これを見る限り、実際の放送での残酷かつ刺激的なシーンなどを思い浮かべる人はいないと思う。放送ではサイトとの落差が大きく、エロチック、グロテスクな表現が多い。「放送するな」とまでは言わないが、せめて番組冒頭で刺激的な表現に関する注意書きなどを表示するべきだ。
  • スポーツ情報番組。休日の午後という時間帯でありながら、ミニスカートをはいた女性の脚などを映す演出はいかがわしく問題だ。このような番組を制作している放送局並びにスタッフの意識に問題があると感じる。子どもが自由に見ることのできる地上波で、しかも昼間に許されるべき性質のものではないと考える。

【性的表現に関する意見】

  • 小学生の子どもとアニメ番組を見ていたところ、番組の最後で突然女の子が脱ぐシーンがあった。子どもに「何であの人は裸になるの?」と聞かれ困った。子どもは深い意味まではわからない半面、興味を持ってしまった可能性もある。極力変な番組は見せないようにしているが、突然のことには対処できないし、子どもが視聴する時間帯に好ましくないものを放送する必要性も感じない。むやみに女性を裸にさせること自体、女性軽視だ。
  • アニメで無理に裸を出すことはやめてほしい。子どもが見てショックを受けたようだ。「そんなもの見せるな」という方もいるが、現状では規制が機能していないので無理な話だ。忙しいのにわざわざ親がどういうアニメなのかを調べる時間はない。せめて見せたくない人向けに成人指定マークなどを付けることが最低限のマナーでありモラルだと思う。
  • 女性の出演者の服装で、胸元やミニスカートから下着が見えそうだったりすることは子どもの教育上よろしくない。何度言っても改善されない。このような人たちは、子ども達がテレビを見る時間帯には出演させるべきではない。

【いじめに関する意見】

  • バラエティー番組で、お笑いタレントが後輩の芸人を外に連れ出し、高級時計店や洋服店に入っていずれも100万円以上の高価な商品を無理やり購入させるコーナーがあった。見ていてとても不愉快だった。子どもが真似をして、不要なものを無理に買わせるいじめに走らないか心配だ。
  • 異常な行動の人物を描き出すバラエティー番組のコーナーで、実在の特定の苗字を用いている。これはその名前の人にとって非常に不快である。私の名前も番組で使われているものと同じで、子どもが学校でいじめられていた。学校や教育委員会にも報告したところ、我が家だけのことではないらしい。テレビ局に抗議の電話をしたが、応対者はまともに対応しなかった。

【報道に関する意見】

  • ニュージーランドの地震被災者に対する取材を規制すべきだ。被災でショックを受けたばかりの子どもに当時のことを思い出させたり、怪我をした子どもに感想を求めたりするなど、こうした取材は暴力だ。旅行先の外国の地で守ってくれる大人がいない子どもたちを守るために、情けないことだが規制が必要だ。

【編成に関する意見】

  • お笑い芸人の出演時間帯について。子ども達が男女問わず、タレントのネタを真似しており不適切だ。寝転がって両足を開く動作のネタなどは、とても子ども、特に女の子に良い影響とは言えない。どうか出演時間を子どもの目に触れない時間帯に規制してほしい。青少年育成に影響があると思う。

【マナーに関する意見】

  • 情報番組などで、コメントをする際に腕を組んでいるジャーナリストや評論家などを多く見かける。人としてマナー違反で恥ずかしいことだと思う。こうした態度を見せるのは子どもの教育上もよくないのではないか。

【犯罪助長に関する意見】

  • 海外で起きた誘拐事件の内容を実際の映像などをまじえ放送していたバラエティー番組だが、内容は誘拐から身を守る方法を紹介するというより、誘拐方法などを細かく伝えるだけだった。防犯に関しても商品の宣伝しか行っていない。倫理的に大変問題のある内容であった。犯罪を助長するような内容を公共の電波で放送してよいのか。

【推奨番組に関する意見】

  • 深夜アニメだが、ファンタジックな作品世界ながら人間関係や社会の暗部をうまく描写していて秀逸だ。表現については凄惨な部分もあるが、作品が主張する考え方を表現するために必要ならば許容されるべきではないか。番組表現への批判のみを指摘し、青少年に悪影響という理由で優れた作品を深夜でしか放送できないことこそ、青少年の健全な育成を阻害すると思う。

【視聴者意見への反論・同意】

  • アニメやバラエティー番組の性的や暴力的な描写、パチンコCMへの苦情が多い。これらの番組などが不快ならば、「子どもが見る時間帯に放送するな」と言う前に、テレビを切ることだってできるはず。テレビなど、四六時中つけていなければならない規則はない。不快ならば受け手側で遮断してもよい。視聴者が減れば番組制作者やCMを出す企業の態度も変わるだろうし、悪質な番組やCMなど自然と淘汰されるはずだ。
  • BPOへの視聴者意見を読むと、あまりにも「子どものため」という言葉が多く唖然とする。私にも子どもがいるが、アニメやバラエティー番組を見ても悪影響を受けたとは思えない。「親子の会話」「子どもと共に考え親も成長する」という根本が欠けている親の責任を差し置き、テレビのせいにしている。責任転嫁もここまできたかと情けなく思う。

【CMに関する意見】

  • 最近、不況のせいかパチンコ関係のCMが目に余る。子どもが見ている時間帯に、パチンコ関係のCMが連続的に放送されていることに違和感を感じないのか。アニメとパチンコのコラボレーションなども見受けられるが、頻繁に放送されると子どもへの刷り込み効果が一切ないとは言い切れないと思う。

2011年1月に視聴者から寄せられた意見

2011年1月に視聴者から寄せられた意見

九州霧島では数百年ぶりに新燃岳が爆発噴火するなど不安な年明けとなった。年末年始番組への意見は例年に比べ少なかったが、特番が長時間化したことや制作手法がいつも同じでマンネリ化しているといった批判が多かった。

1月にEメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,421件で、昨年12月と比較して25件増加した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール69%、電話27%、FAX2%、手紙ほか2%。
男女別では男性72%、女性24%、不明4%。
世代別では30歳代32%、40歳代24%、20歳代19%、50歳代10%、60歳以上10%、10歳代5%。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。1月の通知数は658件[36社]であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、37件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

1月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 審理・斡旋に関する苦情・相談・・・・・・・ 2件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

1月の視聴者意見は1421件と12月より25件の増加だった。
日本海側を中心に大雪による被害が相次いだ。一方、九州霧島では数百年ぶりに新燃岳が爆発噴火するなど不安な年明けとなった。内閣改造、通常国会も始まったが、月末には小沢元代表が強制起訴され政治は波乱含み、鳥インフルエンザの感染も広がった。
年末年始番組への意見は例年に比べ少なかったが、特番が長時間化したことや制作手法がいつも同じでマンネリ化しているといった批判が多かった。
全国各地でタイガーマスクを名乗る人物からランドセルなどを施設の子どもたちに寄付することが伝えられ話題となったが、取材や報道の仕方などに批判意見もあった。サッカーアジアカップは日本代表が優勝したが、準決勝韓国戦の後日の報道で、旭日旗の映像を誤って放送し、視聴者から多くの批判意見があった。
箱根駅伝の中継放送では、解説者のコメントがひとつの大学に偏りすぎていて不公平だとの声が多かった。
バラエティー番組では、食べ放題の元をとるという内容で、子どもたちが食べ散らかし、しつけ、マナーがなっていない、見ていて不愉快だなどの意見が寄せられた。風水師を装った芸人がタレント所蔵の本を勝手に売り飛ばしたと、抗議する意見があった。
ラジオに関する意見は35件、CMに関するものは28件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は182件で、前月より約40件増加した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が47件、次いで報道に関する意見が32件、性的表現に関する意見が20件と続いた。低俗・モラルについては、ドラマ、バラエティー、アニメ、情報番組などを対象に多岐にわたる意見が寄せられた。報道については、昨年12月に成立した東京都の青少年健全育成条例の改正に関連し、石原慎太郎・東京都知事が出演した番組に対して「視聴者に誤解を与える内容だ」などの批判が寄せられた。性的表現については、教師と高校生との関係を描いた1月からのドラマに対して「子どもも見る時間に相応しくない」などの批判が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 「タイガーマスク」が児童施設にランドセルなどの贈り物をしていることが話題になっている。各局ともタイガーマスクの似顔絵を描いてみたり、追いかけてマスクを剥がそうとしたりと、正体を暴こうとする放送が増えてきた。制作者のモラルの無さがうかがえる。なぜ犯人探しみたいなことをするのか。善意でしている人の好意を無視するのか。全く理解できない。倫理観を持った番組作りを心がけてほしい。
  • 「埼玉県の小学校の教師が、理不尽な要求をし続ける保護者を訴えた」というニュースがあった。「正しい教師」対「モンスターペアレンツ」というイメージが浮かぶが、実際のところは双方の言い分を聞かなければ分からない。どうしても訴えた側の言い分のみがクローズアップされがちなので、現時点で伝えることは危険だ。特に、当事者である子どもについては、今後の学校生活に支障が出ることも予想され胸が痛む。他の子どもたちにしても影響があるだろう。今回の訴訟そのものは起こるべくして起きたのかも知れないが、過剰に報道することは反対だ。
  • ある政党の議員ばかりが出演して、自分たちの都合のいい発言を繰り返していた。政府の放漫財政を批判した際は「自分たちにやらせてくれればすぐ出来る」と、言いたい放題だった。進行役も同じ党の議員で、他党はもちろん第三者もいなかった。こんな偏った番組が放送されていいのだろうか。
  • 昼のニュースで、死亡ひき逃げ事件の報道の際、現場でカラスがつつく場面と、どう見ても人の遺体の一部にしか見えない肉片を数十秒間映していた。モザイクも無く、驚いた。被害者や遺族の気持ちを全く考慮しておらず、ひどすぎる。
  • アジアカップ日韓戦で、韓国代表の選手が猿真似をして日本を侮辱したとの報道の際、旭日旗が日本側の応援席にあった映像をパネルで使用していたが、実際にはその映像はサッカーワールドカップ・日本対オランダの試合のものだった。明らかに異なる試合の映像を用いて作為的に事実を捻じ曲げて放送したことは倫理に反するのではないか。
  • 市橋被告が本を出版するというニュースを民放各局で報道していた。市橋被告は殺人犯だ。英雄でもあるまいし、逃亡していた当時の生活の様子までテレビで詳細に取り上げる必要などない。テレビが犯罪者の本の宣伝に利用されているようで腹立たしい。
  • 報道番組や情報番組で、凶悪事件が起こると、犯人の学生時代のアルバム写真や、文集などが、参考資料として取り上げられるが、犯人が事件を起こした現在と、学生時代に何が関係あるのだろうか。単に興味本位で取り沙汰しているようにしか思えない。
  • 最近のテレビは、ちょっとしたことでモザイクを使う。たとえば公園や公道など誰もが通る場所を映す時でさえ、一般人の顔の部分にモザイクをかけることがある。安易にモザイク処理を行うことで映像の持つ意味や価値がどんどん薄れる。”個人情報”という言葉が独り歩きしていると言われるが、モザイク乱用にもそのことが表われている。テレビならではの生き生きとした映像を復活させるために、モザイクの使用を最低限に絞るよう検討してほしい。

【番組全般・その他】

  • 韓国アイドルKARAのゴタゴタや、沢尻エリカについて長々と放送する前に、もっと伝えるべきことがある。くだらない芸能ニュースばかりに時間を割くのはやめてほしい。国会も始まり、報道すべきことはたくさんある。各局横並びの番組内容だが、何のために多数の放送局があるのか。
  • お笑い芸人に風水師を名乗らせ、他人の家のものをただ同然の値段で処分し、本人の許可なくその金額で物を購入するというコーナーがあった。本人は、査定金額に納得していない不愉快な企画である。謝罪するつもりはないと司会者は言ったようだが、これはやらせではないのか。
  • ニュース番組が動画サイトに投稿されており、ローカル局のニュースも全国で見ることができる。一方、著作権上の理由でこれらの動画はすぐ削除される。アニメやドラマであれば後にDVDを発売するなど、その後の売り上げに影響があるので削除することは分かるが、ニュース等の報道番組を削除する理由が分からない。そもそも多くの人に知ってもらいたいこと、考えてほしいことがあるから報道するのではないのか。
  • やらせがひどい。大ウナギを釣るシーンがあったが、仕掛けをして一晩置いておくものだった。三匹釣ったが、三匹ともキレイに針が口に刺さっていた。噛めば口に刺さるが、うなぎは間違いなく針ごとエサを飲み込んでいる。おそらくスタッフが仕込んだものだ。一人が、ザックを作ってきてメンバーにプレゼントしていた。それに、スッポン、ゴミ、ウナギを入れていた。ふつうなら手作りのプレゼントをそんなふうに扱わない。番組が用意した物だろう。視聴者を騙すような内容は、いくらバラエティーでも許せない。
  • 箱根駅伝での解説者のコメントがあまりに一方の大学に偏り過ぎている。母校をつい応援したくなるのだろうが、仮にも解説を任された者が全国放送で行うべきではない。他の大学に対しても大変失礼だ。
  • 最近のドラマは、やたらにインターホン(呼び鈴)の音を多用している。本能で見てしまうことを利用しているのだと思うが、高齢の両親は音が鳴る度に足腰が悪いのに玄関まで見に行く。わざとインターホン音を目立たせるような使い方も多く、迷惑している。

【ラジオ】

  • 息子が夜ラジオを聞いているので何を聞いているのか聞いたら、アダルトゲームを特集する番組で、驚いてすぐにやめさせた。普通に聞けるラジオではなく、地上波デジタル放送のようだが、それにしても内容がひどすぎる。パソコンアダルトゲームの卑猥な内容をそのまま語り、購買意欲をあおっている。せっかくのデジタルをアダルトにしか生かせない放送局に免許を出す意味があるのかと思う。

【CM】

  • CMまたぎは、番組スポンサーへの嫌悪感を覚えるので、手法としては逆効果だ。なぜ制作者はそれに気づかないのか。昨今は番組を録画して視聴する機会が多いが、CMまたぎをするとCMは録画機の機能で完全に飛ばしているので、結果スポンサー情報などは全く情報として入らない。そもそも番組の内容がよければCMまたぎをする必要などない筈だ。
  • 私は持病があるため、食事制限をしている。ダイエットサプリのCMで、「いっぱい食べる君が好き」という歌と共に、思い切り食べる映像が次々と流され、歌で「がまんしないでおかわりしなよ」と言っているが、このCMを見ることが非常に苦痛である。この会社は病気や経済的事情により満足に食べられない人間の気持ちを無視するのか。即刻打ち切りにしてほしい。

【BPOへの意見】

  • 定年退職して、テレビを見る機会が増えた。いわゆるCMまたぎは、視聴者を小馬鹿にしているようで不愉快だ。BPOが先頭に立って、民放各局に自粛を呼びかけることは考えられないだろうか。また、番組の中のCM時間率は決められていると思うが、本当に守られているのか。昼間に再放送されるドラマのCM時間率は夜の放送より多いような気がする。抜き打ち検査をすべきだ。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • キャバクラで働いていた人が教師になるという設定のドラマ。茶髪でタバコを持ち歩く学生をとがめず、庇うのはおかしい。だらしない制服で校長に生意気な口をきく場面では情けなくなった。水商売の人間や不良学生が「正義」で、規則に厳しい校長が「悪」という描き方では、10代の若者への悪影響が心配だ。
  • 最近、男性芸能人に抱きついたり、キスを迫ったりする男性芸能人が増えているように思う。このような行為は見ていて非常に不愉快だ。テレビは面白ければ何をしてもいいというものではない。最近のバラエティーは配慮が欠けているように思う。このままでは、バラエティーどころかテレビそのものが駄目になるような気がする。
  • ギャンブルを題材にしたアニメが放送されていて不愉快だ。製作にパチスロメーカーが加わっており、青少年にパチスロがアニメの延長線上にあるというような認識をされる恐れがある。
  • バラエティー番組だが、浮気に関するテーマの取り扱い方が下品だった。青少年が見る時間帯であることを差し引いたとしても、何を目的に放送しているのか疑問だ。男性の不貞を正当化する反面、30代の女性が独身でいることを蔑視する司会者の発言は、差別的である。

【報道に関する意見】

  • 東京都の青少年健全育成条例の改正についての石原都知事へのインタビューだが、あれほど問題となった事案であるのに、都知事という一方からの意見だけを取り上げることはいかがなものか。賛否両論があり、特に大きな批判もあった問題であるので、両論を紹介するべきではないか。
  • 「伊達直人現象」で騒いでいるが、子どもへのインタビューは非常識だ。児童養護施設の子どもに対して 「こういうプレゼントについてどう思うか?」などとインタビューしていることには驚いた。ましてや顔を映している。本人にはどうしようもない事情で施設に入所しているであろう子どもの気持ちを考えもせず、人権を踏みにじる行為だ。全放送局に猛省を促したい。

【性的表現に関する意見】

  • 堂々と不倫が描かれているドラマ。さらに、その不倫相手は主人公の教え子である女生徒だ。このような内容を、深夜帯ではなく21時という「ゴールデンタイム」で放送することは問題だと思う。このドラマを見て子どもがこのようなことに憧れ、真似でもしたら由々しき事態だ。
  • 深夜帯のアニメだが、近親相姦を主題にしている。性的な目的でわざと下着を見せたり、衣服の上から体に接触するなどのシーンが頻繁に放送されている。内容的には成人マンガと変わらないのではないか。年齢制限のないテレビでの放送としては不適切だと思う。

【いじめに関する意見】

  • バラエティー番組で、司会のタレントが別のタレントを便器に見立て大便をするふりをしていた。人を便器扱いし、それもテレビで放送するなど非常識だ。子どもが見ていて真似をしたらいじめにつながる。好きな番組だけに、改善をお願いしたい。

【言葉に関する意見】

  • 今夜放送のバラエティー番組の宣伝を見た。お笑い芸人が誰かを指差し「殺すぞ」などと怒鳴っているところが流れた。お笑い番組であっても、人を指差してそのような発言をすることは許されない。21時では子どもたちも見ている。不適切な発言は放送しないでほしい。

【暴力・残虐シーンに関する意見】

  • とにかく青少年には見せたくないドラマだ。初回を視聴したが、殺人や児童虐待の描写がすさまじく見ていて非常に不快に感じた。また、「子ども時代に受けた虐待経験が引き金となって成長後に無差別殺人を起こす」というストーリーは刺激がありすぎ、危険だと思った。
  • 深夜アニメだが、怪物が少女の首を食いちぎるシーンが放送された。脚本家は、「これから毎週やらかしていく」などと残酷描写を売り物にするようなことを公言している。深夜とはいえ、テレビで残酷描写を確信犯的に売り物にする番組を放送するのはいかがなものか。
  • ある殺人事件を扱った報道番組で、CGを使用した殺害シーンの映像があった。人物を青と赤で表していたが、子どもも見ている時間帯なので、その必要性自体に疑問を感じた。

【虐待に関する意見】

  • 食べ放題の店で一家が元を取るという企画。子どもが肉以外を食べようとすると、元レスラーの母親が
    「肉だけ食べろ」と頭ごなしに怒鳴りつけていた。子どもに親が偏食を強要する児童虐待ともとれる内容で不愉快だった。親の仕事のために子どもが被害を受けるのは見るに堪えない。

【マナーに関する意見】

  • バラエティー番組のゲームコーナーで、司会者が子どもに「今日は誰を倒したいですか」と尋ねると、お笑い芸人を呼び捨てて名指しする子どもがいた。芸人であっても目上の人間だ。呼び捨ては良くない。番組を見た子どもたちが「目上の人を呼び捨てにしても良い」と勘違いしてしまうではないか。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「子どもに悪影響」という意見が目立つが、その根拠は何か。私の子ども時代も「そんな番組を見ていると物を粗末にするようになる」などと言われていたが、そうした番組を視聴していた世代が社会人になり、環境問題などを考えるようになっている。裏づけもなく「悪影響がある」と主張する視聴者が多いことに驚く。人の感性は十人十色なのに、自分の感性と違うからと非難の的にすることはおかしい。
  • アニメを子どものものと思い込んでいる親が多く、「子どもが見ると困る」という意見を送る親の無知が目立つ。子どもに見せたくないのなら、子どもと話し合い家庭内でゾーニングをすることも親の義務だ。「不健全だから規制しろ」とすぐ権力に頼る情けない姿勢を子どもは見ている。批判する前に、子どもになぜ駄目なのか、その根拠や正当性を提示し理解させるべきだ。

【CMに関する意見】

  • 教育関連の企業のCMで、机の上で制服を着た学生が踊る場面を見て唖然とした。学校でも家庭でも、机の上には座ったり立ったりするものではないと教えるものだ。合成である、という問題でもないし、まして教育企業のコマーシャルだ。このような企画はおかしい。

2010年12月に視聴者から寄せられた意見

2010年12月に視聴者から寄せられた意見

歌舞伎役者の市川海老蔵が負傷した事件について、視聴者から様々な意見が寄せられた。批判の多くは、事実が明らかでないのに噂や憶測でコメントしているなどというものだが、入院中の海老蔵夫妻の様子を上空から撮影した取材には、盗撮ではないかとの抗議があった。

12月にEメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,396件で、11月と比較して332件増加した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール71%、電話26%、FAX2%、手紙ほか1%。
男女別では男性67%、女性30%、不明3%。
世代別では30歳代31%、40歳代24%、20歳代20%、50歳代11%、60歳以上10%、10歳代4%。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。12月の通知数は647件[33社]であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、39件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

12月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 審理・斡旋に関する苦情・相談・・・・・・・ 0件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

12月の視聴者意見は1396件と先月より332件多かった。メールでの意見が増えたため。
歌舞伎役者の市川海老蔵が深夜の六本木で殴られて負傷した事件について、視聴者から様々な意見が寄せられた。酔ってけんかしたぐらいで大騒ぎするなとの批判もあったが、殴った容疑者が何日も出頭しなかったことや、相手側からも海老蔵に暴行を受けたという主張が流れたりして、報道も過熱した。批判の多くは、事実が明らかでないのに噂や憶測でコメントしているなどというものだが、入院中の海老蔵夫妻の様子を上空から撮影した取材には、盗撮ではないかとの抗議があった。
国会は仙谷官房長官の失言や尖閣ビデオ流出問題などから官房長官ら2閣僚の問責決議案が先月末可決され、与野党の攻防が続いた。年内最終盤には小沢元幹事長の政治倫理審査会への招致をめぐって菅首相と小沢氏の会談が開かれたが物別れに終わった。視聴者からは、国民の暮らしを忘れ政局に明け暮れるのは、報道する側にも問題があるのではとの声が寄せられた。
茨城県取手駅前のバス乗客刺傷事件では、犯人の高校時代の卒業文集の内容が報道され波紋が広がった。テレビドラマの影響を懸念する意見もあった。
人気アイドルグループのクリスマス特番で、下ネタやピー音の連発にひんしゅくだとの声が多かった。大阪道頓堀のたこ焼き屋が市の公有地を不法占拠し続けてきた問題で、ワイドショーの司会者らが擁護するような発言をしたため多くの批判があった。全日本フィギュアスケート選手権の番組ではクイズバラエティーのようなことをせずに、選手の演技をちゃんと見せてほしいとの意見が多数寄せられた。女性タレントがツイッターで暴露した不倫騒動についても、司会者やコメンテーターらの無責任な発言に批判が集中した。
ラジオに関する意見は39件、CMに関する意見は54件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は145件で、前月より約40件増加した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が39件、報道に関する意見が27件、性的表現に関する意見が15件と続いた。低俗・モラルについては、年末のバラエティー特番に対して、卑猥な質問や下品な行為ばかりの内容で極めて低俗だとの批判が7件寄せられた。報道については、12月に成立した東京都の青少年健全育成条例の改正に関し、報道内容が不十分・不適切との批判が複数の番組に対して寄せられた。性的表現については、放送開始前のものも含めアニメに対する批判が目立った。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 市川海老蔵の入院中の映像が放送された。いくら相手が芸能人だとはいえ、ここまでする必要があるのか疑問を感じる。報道の自由があるとはいえ、それを盾にして何をやっても良いのか。屋上とはいえ病院内であり、この映像に関しては盗撮のように思えてならない。芸能人であっても一人の人間だ。取材が過熱することもわかるが、一線を守って取材すべきだ。不特定多数の一般人がいる病院という施設で、このような取材は間違っている。
  • 再現VTRと街頭インタビューなどを使って、市川海老蔵を「極悪人」のように印象付けていた。実際にその場にいた人物でもなく、新聞情報や友達の知り合いから聞いた話などで構成し、「極悪人」にでっち上げていた。事実がわからない段階で、いいかげんな放送はしないでほしい。
  • コメンテーターや芸能記者たちが、まるで市川海老蔵が加害者であるかのように、スポーツ新聞などの情報をもとに連日批判を続けている。警察からの情報はごくわずかで、ほとんどは芸能記者のかき集めた情報だ。記者会見はまるで被疑者に対する検察官のようで、激痛に耐えながら会見に臨む海老蔵に難しい質問を繰り返している。
  • 海老蔵に対するマスコミの報道があまりにもひどい。酒を飲んでトラブルに巻き込まれた海老蔵を擁護する気はないが、なぜ出頭して真実を話そうとしない加害者を擁護するのか。近所の人の意見を聞いたら、「いい子だった」と言うに決まっている。こんなことをやっているから、加害者が調子に乗り、いつまでも出頭しないのではないか。
  • 市川海老蔵の暴行報道に関して「元暴走族リーダー」という表現や放送があるが、たとえ現在無職だとしても「元暴走族…」という表現はいかがなものか。暴走族は商売ではないし、それも「元」とは。たとえば無職の二十歳の人を「元××高校生」とは書かないだろう。昔、暴走族だったからといって、俳優に「元暴走族の××さん」とは言わないだろう。悪意を感じてしまうのは私だけだろうか。
  • 「取手市無差別刺傷事件」を取り上げていた。番組では犯人の同級生へのインタビューを放送していた。 「昔からクラスの中で気持ち悪い人間だった」「何をしでかすか、わからないような人間だった」「クラスで一番根暗だった」等、犯人がいかにも犯罪者の素質があったかのような作り方だった。犯罪は犯罪だが、最初から犯人の人間性を否定するような作り方には疑問を感じた。あれでは学生時代暗かった人間が全て犯罪者になるように見えてしまう。
  • 罪を犯した芸能人の早期復帰を助長するような報道はやめてもらえないか。視聴率を取って点数稼ぎをしたいテレビ局と、罪を犯してもテレビを利用して早く復帰しようとする犯罪者の「利害一致」の仕組みだ。こんな馬鹿なことをやるから、アウトローの人間は罪を犯しても反省せず、異常な行動をたびたび起こす。
  • 事件が起こると犯人の家族およびそこ住む人に取材をするが、それは倫理上許されるのか。犯罪を起こした人は悪いが、その家族に責任はない。その人達の生活権を奪う行為は本当に許されるのか。それは報道の暴力ではないか。BPOでいつも取り上げられるが、解決できないのであればこんな組織はいらないと思う。「倫理」という言葉の意味をよく考えてほしい。
  • 鉄道ニュースの取材で列車に向けストロボを発光しているが、運転士の目の保護の為にストロボを発光しないことは一般のマニアでは当たり前のモラルだ。プロである取材カメラマンはどうしてストロボ等を発光するのか。一般のマニアより技術も優れ、機材も高級な物を使っているはずだ。鉄道会社側の了承をとっているならともかく、脚立や三脚も使わないことがモラルだ。プロの取材カメラマンの撮影モラルを疑わざるを得ない。今度は九州新幹線やはやぶさの営業開始が3月にあるので、業界での申し合わせを期待する。

【番組全般・その他】

  • 生中継できる時間帯にもかかわらず、最初の1時間はクイズバラエティーの形をとった編成で、後半1時間に6人の選手のみ放送した。フィギュアスケートの基礎知識を紹介するための構成だと思うが、放送時間の半分以上を「説明」に割き、視聴者に生の情報を発信しないということは、スポーツ番組として正しい姿なのだろうか。ファンはもちろん、普通にフィギュアスケートを楽しみにしている視聴者にも、不適切な番組構成ではなかっただろうか。
  • 大阪道頓堀のたこ焼き屋台店舗が撤去されることになったことについて特集していたが、その内容があたかも不法占拠を擁護、また市民の声という形で賛美しているように見えた。結局は役所批判につなげていたが、犯罪行為を擁護することは問題なのではないか。放送局はたとえそれがバラエティー色の強いワイドショーであっても、一方に偏ることは良いことではない。
  • 出演者の家に勝手に上がり込み、汚したり壁を傷つけたりしているのを見て嫌悪感を覚えた。この番組に限らず、お笑い番組では出演者の私物を勝手に持ち出したり、壊したりする事が多い。本人たちが面白がっているだけだと思う。自分がされたら嫌な事を、笑ってやっている姿は、とても笑えない。
  • 特にバラエティーで、ピー音を入れた放送はやめてほしい。番組はいったい誰のためのものか。公にはできないことを身内だけで楽しんでいる。それなら最初からその部分を編集でカットすればいい。身内だけの「ここだけ話」なら楽屋でやれ。この番組は生放送にもかかわらず、視聴者には分からないように発言を加工する、いわゆる「かぶせ音」を用意していた。視聴者を馬鹿にするのもいいかげんにしろ。
  • 現在の食文化を駄目にした根源はメディアにある。「視聴率だけ追求」では、日本の食文化が破壊される。私は米を作っているが、箸の持ち方や食べ方も出来ない連中に、物の味が分かるものかと思う。食べ物に関する番組に出演させるなら躾をしてから出してほしい。最低でも箸の躾が出来ていれば良い。

【ラジオ】

  • 小学生のリスナーが失敗談を発表しているのを聞いて驚いた。この番組は下ネタが満載だ。真面目な「テーマ」も下ネタに持って行くし、下ネタばかりが採用される傾向がある。リスナーの子供たちに悪影響だ。時間帯を考慮して、子供が聞いてもいい健全な放送にしてほしい。
  • ニュースのコーナーで、「だめ総理」や「ここまでだめだとは思わなかった」等、やたら上から目線の記事を紹介していたが、あまりにも礼を欠いていると感じた。常識あるラジオ局ならああいった失礼な記事は紹介しないと思う。批判するにしても社会人としての常識をわきまえるべきだ。
  • パーソナリティーの「昔の曲はいいけど、今の曲はわからない」や「いい曲が無い」「詩がわからない」等の発言が多すぎる。ただの懐古趣味のおじいさんだ。今の曲がいいと思っている人がいるから売れるのだ。理解できない自分を恥じるのではなく、自分達の若いころは良かったというのは、傲慢以外の何ものでもない。いい加減にしてほしい。ラジオは全世代のものだ。

【CM】

  • 携帯ゲームの会社が盛んに宣伝をしている。それらのCMは「一部コンテンツは有料」としながらも、執拗に「無料です」と強調している。しかし実際に無料で遊べるのは「ごく一部」のコンテンツに限られ、アイテム、例えば釣りゲームでは釣り具、その他道具を手に入れる際には、課金されるシステムである。CM上の表記を「無料で遊べるのは一部コンテンツです」という表記に変更することを考えてほしい。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 有名グループが出演するので楽しみにしていた特番だが最低だった。男性同士がキスをしたり「クズだと思った芸能人は?」など他人の悪いところを言わせてみたり、とんでもない内容だ。子どもが見ている時間帯の番組に何故こんな番組を作るのか理解できない。バラエティー番組からかけ離れた放送だったと思う。
  • 日付は失念したが「サンタさんは実はパパなんだよ」という発言があった。私は放送を見ていないが、子どもが見ていた。小さな頃から夢を壊さないよう「サンタさんは本当にいるんだよ」と信じさせてきたが、子どもが「テレビで『サンタさんはパパだ』と言っていた。パパとママは嘘つきだね」と言った。なぜ子ども向けの番組で夢を壊すようなことを放送するのか?

【報道に関する意見】

  • 東京都青少年健全育成条例の改正に関する報道だが、不正確で視聴者に誤った知識を与える可能性が高いものが多い。改正内容を正しく伝えていないうえ、漫画家の反対声明の一部のみを恣意的に使用している。今後各局でも報道があると予測されるが、この問題を初めて知る人、詳しくない人に対して、不十分な情報のみを伝えることになれば客観的な報道とは言えず、世論操作になりかねない。
  • ニュース番組で東京都青少年健全育成条例について報道していた。既に出版業界で自主規制しゾーニングされている成人向け漫画が、さも全年齢向けの漫画と隣接して売っているなどと間違った報道をしていた。条例が規制対象としているのは成年向け漫画に留まらず一般の漫画にまで及ぶ。それに気づかず報道することにより、漫画への風当たりや規制を求める声が強まり、漫画文化の衰退へとつながる恐れがある。適切な報道をお願いしたい。

【性的表現に関する意見】

  • 深夜にテレビをつけたところ、偶然アニメで性的なシーンが映り大変驚いた。深夜だからといって、このようなシーンを誰でも見られる地上波で放送していいのか。とても気分が悪くなった。深夜にアニメが多く放送されていることは知っていたが、こんな過激なシーンを許しているのか。子どもはアニメというだけで絵に惹かれがちだ。地上波でこのような内容は許さないでいただきたい。
  • 語学番組で、発音を学ぶシーンで学習とは関係のないダンス風景を挟んでいた。衣装を着た場面ならまだしも、なぜ女性が集団でヌードになるショーのシーンを使う必要があるのか理解できない。どうしても必要なのであれば、映像処理をしてから放送すべきではないか。未成年者への悪影響やダンスショーに対する間違った認識を与えかねない。

【いじめに関する意見】

  • バラエティー番組。人気飲食店の上位メニューをひたすら食べるコーナーで、3人組の芸人のメンバーの1人に対する残り2人の仕打ちがもはや公開いじめで不快だった。いい加減、「いじめといじるは違う」とかいう言い訳はやめるべきではないか?いじめまがいのいじりで笑いを取ろうという低レベルな芸人が増えるのは由々しきことだ。

【暴力・残虐シーンに関する意見】

  • これから放送されるアニメの番組宣伝で、暴力的な場面が強調されていて腹立たしい。子どもが見ている時間帯にも流されているので悪影響も懸念される。一般の番組と違い、番組宣伝はいつ放送されるかわからないので避けようがない。過激なシーンを放送するのであれば、深夜の時間帯にするなど考慮するべきだ。
  • バラエティー番組で、ある歴史上の人物が600人もの女性を殺し、その生き血で若返ろうとした話が実際に殺害に使用された道具などを交えて紹介されていた。あまりにも残虐な話で、背筋が冷たくなった。ちょうど夕食後の時間だったので娘と見ていたが、怖かったようで泣き出してしまい、その後も思い出しては泣いていた。あのような残虐な内容を子どもも見ている時間帯に放送するのはやめてもらいたい。

【危険行為に関する意見】

  • バラエティー番組の予告編で、壁と壁の間に立つ出演者が両方から迫ってくる壁に押しつぶされるシーンがあった。現在、図書館の書架が同じような構造なので、子どもが真似をして遊ぶ可能性が大きい。子どもたちの間で「書架の間に児童を立たせ、両方から書架を接近させて押しつぶす」という危険な遊びが流行ったらどうするのか。予告編で見ただけでぞっとするシーンだった。

【表現・演出に関する意見】

  • 近頃はギャグアニメでさえ、パンチラシーン等に不自然な光による規制が入っている。余りにも過剰な反応で子どもへの説明に困る。パンツは、光で隠すようなテレビで放送出来ないわいせつな表現なのか?見ていて不自然だ。子どもに見せるか見せないかは保護者が決める。過剰な規制は不要だ。

【推奨番組に関する意見】

  • 深夜に連続で放送されたドラマ。タイムスリップした祖父とその息子、孫が生活していくストーリーだが、現代の人間との感覚のズレを楽しく笑ったり涙ぐんだり、考えさせてくれる大変面白い番組だった。昨今忘れかけている「家族愛」を嫌味なく、現代風に上手く映像化していた。深夜ではなく子どもや年配の方々が見る時間帯に放送してほしかった。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 魚を銛で突く行為が「可哀想だ」との意見があった。子どもから見れば可哀想という意見しかないかもしれないが、それを「放送するな」と局に訴えるよりもっと番組の伝えたいことを知るべきではないか。あるいは、かつて人間が自然の中で生きのびる手段の一つとして大昔から行ってきた狩猟であることを、親が子どもに説明することの方が大切ではないか。この番組に限らず、子どもが不快感を示したというだけで番組に難癖をつけることはいかがなものかと思う。
  • 「ドラマが残虐」などの意見について。あくまでドラマはドラマであり、放送前後に「架空の…」などの表示もある。深夜に放送すべきという意見もあるが、番組が深夜枠に移ったら「深夜であっても放送すべきではない」などと意見されるのではないか。何でもテレビのせい、他人のせいにしてしまう考えを改めるべきではないか。
  • 「子どもに有害だと思うなら見せるな」という意見が多いことに驚く。そういう方は低俗な番組が多いことを何とも思わないのか。バラエティー番組がすべて悪いと言っているわけではないし、子どもに限った問題ではない。もちろん笑って楽しめるバラエティー番組は必要だが、いじめや悪口、騒ぐだけの番組などはやはり「見なければ・見せなければよい」という理論では済まされないと思う。

【CMに関する意見】

  • パチンコのCMが多過ぎる。一日中朝から晩までパチンコ台やホールのCMが流れている。パチンコはギャンブル性が高く、風紀もよくない。一日中流されると青少年が興味を持ってしまう。
  • ここ最近パチンコのCMが増えた。面白く可愛い、楽しいCMが多い。18歳以下がやってはいけない遊戯のCMは昼間ではなく夜に放送するべきではないか。子どもが興味を持つアニメなどで構成されているCMを小さな子どもが見入ることに、とても不快感を覚える。

2010年11月に視聴者から寄せられた意見

2010年11月に視聴者から寄せられた意見

尖閣ビデオ流出問題や北朝鮮による韓国延坪島砲撃など国内外の重要ニュースが相次いだ。衝突事件のビデオがインターネット上に流出し、数日後、海上保安庁職員が漏えいさせたことを名乗り出た件では、職員の行動に賛否両論あった。報道のありかたについても、「センセーショナルに扱いすぎる」「英雄視することはまずい」など様々な意見が寄せられた。

11月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,064件で、10月と比較して395件減少した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール64%、電話32%、FAX2%、手紙ほか2%。
男女別では男性69%、女性28%、不明3%。
世代別では30歳代31%、40歳代25%、20歳代20%、50歳代12%、60歳以上9%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。11月の通知数は398件[34社]であった。
このほか放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、36件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

11月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 審理・斡旋に関する苦情・相談・・・・・・・ 1件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

11月の視聴者意見は1,064件と先月より395件少なかった。
尖閣ビデオ流出問題や北朝鮮による韓国延坪島砲撃など国内外の重要ニュースが相次いだ。国会での補正予算案審議をめぐる菅内閣の行き詰まり感など、政治・報道に関する意見や批判が多かった。衝突事件のビデオがインターネット上に流出し、数日後、海上保安庁職員が漏えいさせたことを名乗り出た件では、職員の行動に賛否両論あった。報道のありかたについても、「センセーショナルに扱いすぎる」「英雄視することはまずい」など様々な意見が100件近く寄せられた。国会は補正予算案の審議がすすめられたが、小沢氏招致問題や柳田法務大臣の失言による辞任、さらには仙谷官房長官らの参院での問責決議案可決などもあり、各種世論調査で菅内閣の支持率が大きく下がった。
耳かき店員ら2人殺害事件の裁判員裁判の報道では、裁判員に心理的影響を与えかねない発言があったなどの批判や、被害者の生前の映像を何度もテレビで出すのは好ましくないとの意見があった。
人気俳優の夫人が自殺した件で、テレビの取材陣が執拗に追いかけ回してインタビューしようというのはあまりにも不謹慎だという苦情意見が多かった。このほか占い師のやらせ疑惑や、「太った女性特集」「魔女」「セレブ」などという女性を貶める言葉や過剰な演出などにも批判があった。
ラジオに関する意見は41件、CMに関する意見は49件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は107件で、前月より約30件減少した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が20件、性的表現に関する意見が19件と並び、次いで残虐シーンに関する意見が10件、いじめに関する意見が9件と続いた。「低俗・モラルに反する」および
「性的表現」については、いずれもバラエティーとアニメに対する批判的な意見が目立った。残虐シーンについては、夜9時放送の単発ドラマの番組宣伝スポットに対し、死体描写などが残虐で子どもの視聴する時間に相応しくないとの意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 中国漁船衝突事件のビデオ流出問題だが、国民の感情は別にして、ユーチューブに流出したこと自体は違法だと思う。それをそのままテレビで放送することも違法取材ではないか。「既にネットでオープンになっている」ということは関係ないと思う。いずれにしても今回の告発がネットであるということは、現在の新聞・テレビへの国民の不信感を表していると感じる。テレビ報道のありかたを真剣に考えるべきではないか。
  • 衝突の映像を漏えいさせた者を「英雄視」するような報道が目立つ。こうした姿勢は非常に危険である。政府決定が気に入らなければ、あるいは国民が望んでいれば、政府の決定を無視し、覆すような行動をとっても許されるべきだという報道だ。政府の対応が気に入らないことと、公務員が政府の決定に従わないこととはまったく別次元の話だ。「国民の後押しがあれば政府決定を待たずに行動したり、無視したりしてもかまわない」といったメッセージを公務員に与えてはいけない。
  • 尖閣ビデオ流出事件の報道で、各局とも共通して「国民の知る権利」に応えてくれたとして、流出させた行為を評価していた。しかし、それを言うならなぜ放送局はビデオ非公開について、理由を明かすよう政治家に迫らなかったのか。自分たちは何もせず、海上保安庁の一職員の行為を正当化するのはおかしい。
  • 尖閣ビデオ流出で海保職員が名乗り出たが、まだ容疑者の段階なのに、住まいに捜査員がなだれ込むように入り、カメラは家の中まで映していた。まだ犯人ではないし罪を問われているわけでもない。もし罪に問われない場合はどうやって責任をとるのか。視聴率をとるための過剰な報道だと思う。
  • マスコミがこぞって世論調査を実施し、それを材料に政府批判を行っている。「小沢招致」「尖閣」「北朝鮮砲撃」などの世論調査結果を民意だと取り上げ、政府を批判している。国民の最大の関心事は、国民生活の安定だ。マスコミ権力が、偏向した世論調査で民意をねじ曲げ、国政を混乱させている。
  • ワイドショーなどの情報番組で、世論をミスリードするような危うい報道が多い。例えば「政策に関する街頭アンケート」を実施しているが、この結果はあまり信用できない。通行人がわざわざ立ち止まってアンケートに応じるのは、もともと政治に不満があるからだ。逆に現政権に特に不満がないなら、立ち止まったりしないだろう。つまり、アンケートから得られる結果など大体予測できるものだ。回答者数が高々50人程度であることも合わせると、「街頭アンケート」をまるで世論調査結果のように大げさに扱うことは危険だ。
  • 耳かき店店員殺害事件の裁判で、「無期懲役は納得できない」という遺族の主張を報道していた。裁判員が下した「無期懲役」は、議論を尽くした上でのもの。遺族に対する一連の取材を過度に報道することで、裁判員を傷つけることになるのではないか。視聴者に一方的な印象を与えたように思う。裁判員裁判の報道について慎重を期すようお願いしたい。
  • 耳かき店の店員殺人事件について、被害者の生前のビデオを何度も流して視聴者の悲しみを煽ることはやめてほしい。許しがたい殺人事件であり、痛ましいことであるのに、何の必要があって生前の映像を流すのか。どの事件や事故の報道にも言えることだが、見ている側としてはいたたまれない気持ちになる。遺族の気持ちを考えているのか。
  • 各局とも松平健さんの妻が亡くなったことについて報道していた。松平健さんに「奥様が亡くなられたことについてどう思われますか」「もうご対面なさったのですか」などとインタビューしていたが、彼の立場に立ってみればこのインタビューがどれほど下品なものかわかるだろう。家族を亡くした人の気持ちなど、わざわざ聞く必要はない。
  • 民放各局で、「トラブルで重傷を負った市川海老蔵」の父・市川團十郎の緊急会見をこぞって放送している。32歳の大人が飲酒して殴られただけの事件だ。わざわざ父親が出て来て記者会見をする必要もなければ、テレビ局が騒ぐ必要もない。
  • 他人の不幸は蜜の味。日本のメディア、特にテレビでは、政治、芸能、スポーツあらゆる分野の根底に、この”他人の不幸は蜜の味”的な考え方があるのではないか。何か不祥事や揉め事が起こると、水を得た魚のように追いかけ回し、コメンテーターなどは専門分野でないにもかかわらず、「世論では」や「世間では」といかにも大衆の意見として自説を披露している。きちんと精査して公平性を担保した情報を流してほしい。

【番組全般・その他】

  • 開始時刻を定時ではなく、5分ほど早めてある番組がある。これが非常に不便だ。例えば7時台はこの局、8時台は別の局のこの番組などと、局をまたいで「予約」しようとすると、たった数分オーバーラップしているだけで、「すでに予約されている番組があるので予約を取り消しますか」などと拒否されてしまう。せっかくデジタル放送で便利になったのに、視聴者の利便性をまったく無視しており、時代に逆行している。これは一つの放送局だけでは解決できない問題だと思う。是非、放送界全体で話し合って解決していただきたい。
  • 完全地デジ化に向けて、視聴者は高額のテレビを買わされている。しかし、地デジになって情報量が増え高画質になったのに、放送される番組はお粗末なバラエティー番組ばかりだ。いくら高画質になっても、お笑い芸人や不細工タレントばかりが出演しているのでは意味がない。視聴者に高額の出費を強要したのなら、それに見合う番組作りをすべきだ。
  • 話し方がとても「早口」になっている。昔のアナウンサーは、男女とも美しく話す方が多く、そのような発声、発話技術を持つ方だけが、アナウンサーになれるものだと思っていた。ところが、最近の番組では、ニュースからバラエティー、スポーツ解説などに至るまで、ひどい早口で、滑舌も悪く、言葉を聞き取れないことが多い。文法的に間違えている日本語や文脈に沿わない日本語の使い方も多く、日本語がこのまま衰退していくのかと思うと残念だ。正しい日本語で落ち着いて話してほしい。
  • バレーボールや野球など、スポーツ番組を延長する場合があるが、デジタル放送になったので延長部分はサブチャンネルで放送するべきだ。そのためのデジタル放送だと思う。バレーボールでいろいろと延長があり、録画などに苦労した。
  • ニュースなどでよく耳にするが「イノシシやクマが畑などを荒らすので困る」という。しかしよく考えてもらいたい。動物たちが山から降りてくるのは、我々人間たちが勝手に動物たちの住み家を壊しているからではないのか。クマたちだって、できれば山を降りたくはないはずだ。彼らも食べていかないといけない。それなのに、勝手な人間は「クマだ!イノシシだ!」と大騒ぎした挙句、殺している。少しは動物たちのことを考えてほしい。

【ラジオ】

  • 私は緑内障で片目が見えないのでラジオが貴重な情報源になっている。最近、私が聞いている放送では「近畿地方イコール関西」という意味で使われることが多く、「『逢坂の関』より西を関西」とする本来の意味とは違うと思い放送局に電話をした。すると電話口に出た担当者に「そんなことどうでもいいのだ」と非常に失礼な態度で怒鳴りつけられた。これほどまでに横柄な態度をとることが許されて良いのか。非常に腹立たしい。
  • 夕方の早い時間からエロをテーマに放送している。卑猥な内容を連呼していて聴くに堪えない。許せないことは「おっぱい検定」といって、女性の胸のサイズを延々と話していた。女性をモノ扱いされているようで大変不快だった。放送局に苦情を入れようと思ったが、個人情報を登録しないと意見を送れない。

【CM】

  • 本編が始まった後で、スポンサー名を画面中央に表示し、同時に提供クレジットも流している。時間にして17秒ほどだが、その間もドラマは進行する。スポンサー名のアナウンスに隠れて、せりふが非常に聞き取りにくい。ストーリーそのものへの影響は小さいのかも知れないが、しっかり見たい人には大変迷惑だ。他の番組でも本編の間、画面の隅に予告編やCMなどを表示することがよくあるが、この番組の場合は明らかに行き過ぎだ。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • バラエティー番組で、ある芸人が「小学生にお金を渡して少年誌を買いに行かせる」と話していた。知らない大人に話しかけられても無視するように子どもに教育しているのに、「お金をあげるから」と言われていうことを聞いてしまう話をされると教育上困る。芸人だから面白く話すことはよくあるだろうが、子どもの好奇心をいたずらに煽ることはいかがなものか。
  • 子ども向け番組で、おませな小中学生のファッション事情として高価なブーツなどの派手なファッションを紹介していた。これを見た地方の子どもが「東京の女の子はこんなにかわいい格好をしている。私もそうなりたい」と思い、過度に高価なものを欲しがっては困る。このようなくだらない企画はやめてほしい。

【性的表現に関する意見】

  • 深夜のアニメで、過激な性描写が多く見られる。原作は18禁アダルトゲームのようだが、今後のストーリー展開では主人公が実の妹と恋愛関係になる近親相姦の話のようだ。このような番組を放送するのは問題ではないか。
  • 夕方のアニメ番組だが、放送時間上内容を再考すべきだ。不必要なキスシーンや性的表現に結び付けるような内容が多々あり、子どもが見る時間に放送するのはいかがなものか。同局の過去の同時間帯の作品は人気の高い物が多いが、どれも性的表現が含まれている。このような状況はあまり良いとは思えない。放送局は問題を軽視しているのではないか。

【残虐シーンに関する意見】

  • これから放送されるドラマの番組宣伝を見た。バットを振り回す殺人シーンや無抵抗な人間を殴るシーンなど、暴力的な場面が強調されており不愉快だ。子どもが帰って来る時間帯にも流されているので悪影響も懸念される。番組と違い、番組宣伝はいつ放送されるかわからないので避けようがない。過激なシーンを放送するのであれば、深夜の時間帯にするなど考慮するべきだ。

【いじめに関する意見】

  • 芸人が大勢でその場にいないタレントの悪口をクイズにして笑うという内容で、気分が悪くなった。番組に関係のない人を勝手に巻き込み、しかも馬鹿にするのは許せない。いじめ以外の何ものでもない。子どもに「いじめをするな」と言いながら、大人が平気で人の悪口を言っていじめる。これでは世の中からいじめがなくなるわけがない。
  • お年寄りの言動を笑い物にするバラエティー番組。面白くも何ともなくただ不快だ。他には面白い企画もあるので大変残念である。同局は別の番組でも同様にお年寄りにクイズを出し、的外れな回答を笑い物にしている。人を傷つけても笑いさえ取れればそれでいいのか。子どもはこういう内容を見て人をいじめることを覚えるのだろう。

【動物に関する意見 】

  • ペットランキングの紹介コーナーで、モモンガが威嚇する姿がかわいいということでわざと何度も脅して威嚇させていた。その他にも、安易に珍しいペットをすすめており大変憤りを感じた。子どもにも悪影響だ。動物のことを扱うなら、出演者は動物に関してもっと勉強するべきではないか。見ていて本当に動物が可哀想だった。
  • バラエティー番組で、生き物を殺したり食べたりするなど非常に凄惨な内容だった。うつぼを槍で突き刺しゲラゲラ笑っている場面で、私の娘は「かわいそうだ」と泣き怯えていた。魚などを獲っては「とったどー!」等と満足げに話しているが、もっと生き物を大事に扱うべきではないか。テレビ局にとっては視聴率アップが狙いなのだろうが、視聴者の立場に立った内容で番組を制作してほしい。

【報道に関する意見 】

  • 自殺報道、特に子どもの自殺に関する報道はやめるべきだ。自殺が多くなっているのは、報道によって連鎖が発生しているからだと思う。放送局は受け手に何を期待しているのか。報じるのであれば、少なくとも全国放送ではなくローカルで十分である。報道は自殺を誘発しかねないこととその責任を自覚すべきである。

【推奨番組に関する意見】

  • アメリカの同性愛事情について取り上げていた。私も同性愛者だが、世界の状況を知る機会があまりないのでこのような番組はありがたい。番組中に「君たちは一人じゃない」という言葉が出てきた。同性愛者は自分が周りと違うと気付いた時から誰にも相談できずにいることが多いため、このような言葉は救いになる。「性に関する番組=青少年に不適切」ではなく、悩んでいる人に対して情報発信することも大事だ。

【言葉に関する意見】

  • 平仮名を漢字に直すクイズで、問題は「うちゅう人」だった。回答者が「宇宙人」と答え、書き順は違っていたが正解とされた。小学生の子どもから「書き順が違うのにどうして正解なのか」と問われ説明に困った。ちょうど学校で漢字の書き順を習っているところだ。細かいことだが、こういう点は補足コメントを入れるなどして配慮してほしい。

【危険行為に関する意見】

  • タレントが足の指の間にダーツを落とすという危険行為をしており、それを見た他のタレントは「すごい」とほめたたえていた。その後、家で子どもが真似しようとしてびっくりして止めた。何気なくつけていた番組だったので今後は見ないよう気をつけるが、多くの人が見る時間帯に放送されている以上、このような内容は困る。笑いは何でもありではない。お笑いは好きなので、今後こういうことがないよう注意していただきたい。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「子どもに悪影響」という意見が目につくが、自分たちも子ども時代があったはず。昔はもっときわどい描写が蔓延していたが、そうした番組を見て大人になり、犯罪者にもなっていない方々が意見を述べているのではないか。もっと自分や周りの子どもたちを信じてほしい。それでも心配ならば、子どもの見るテレビ番組をきちんと管理し、家族団らんの時はテレビをつけないなどの努力をしたらいかがか。
  • 何か事件があるたびにメディアを有害とする風潮が目立つが、昔のテレビは現在では放送できないものが多かった。「子どもに悪影響だからやめろ」といった意見により放送内容が変わることがあるが、子どもに影響があるならその番組を見せないという判断はできないのだろうか。子どもが見た時は、「これは悪いことだ。普通の人は真似してはいけない」と注意した方が子どもの判断の教育にもなる。

【CMに関する意見】

  • 「ゲームが無料」と謳っているSNSのサイトのCMが多い。実際に性被害や詐欺、騙しなども起きており、実質的には出会い系サイトだ。知らない人同士の連絡についてCMで注意を促している訳でもない。CMで紹介しているゲームの内容も、恋愛ゲームやタレントを起用しての関係のない話などで、見ていて不愉快極まりない。こういったCMをかなりの回数放送していること自体が問題だ。

2010年10月に視聴者から寄せられた意見

2010年10月に視聴者から寄せられた意見

秋の改編にともなう拡大特番への苦情や、ニュースに関連した報道への意見などが多く寄せられた。チリの鉱山落盤事故のカプセルによる奇跡の救出劇は日本でも生中継され、多くの人々に感動を与えたが、報道の仕方が過剰ではないかとの意見もあった。

10月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,459件で、9月と比較して106件増加した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール68%、電話28%、FAX2%、手紙ほか2%。
男女別では男性73%、女性24%、不明3%。
世代別では30歳代30%、40歳代28%、20歳代16%、50歳代13%、60歳以上10%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は680件[43社]であった。
このほか放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、39件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

10月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 審理・斡旋に関する苦情・相談・・・・・・・ 1件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

10月の視聴者意見は1,459件と先月より106件多かった。秋の改編にともなう拡大特番への苦情や、ニュースに関連した報道への意見などが多く寄せられた。
チリの鉱山落盤事故は、発生から69日ぶりに33人の鉱夫全員が救出された。カプセルによる奇跡の救出劇は日本でも生中継され、多くの人々に感動を与えたが、報道の仕方が過剰ではないかとの意見もあった。
尖閣諸島問題では、中国がレアアースの輸出を一時停止したことや、中国内陸部でのデモが暴徒化するなど緊張状態が続いた。報道をめぐっては、日本国内のデモをメディアが取り上げないなど偏向しているとの意見も多かった。検察審査会が小沢一郎議員への「強制起訴」を決めたが、政治と金についてのキャスターやコメンテーターの発言をめぐり、視聴者から厳しい意見が寄せられた。検事による証拠のフロッピーディスク改ざん問題は、上司の特捜部幹部の逮捕へとすすんだが、視聴者からはあわせて報道の責任を問う声も多かった。先月、大相撲テレビ中継が再開したばかりだが、相撲担当記者が家宅捜索の情報を相撲協会の幹部に教えていたことが発覚し、報道のモラルが厳しく問われることとなった。
スポーツ関連では韓国で行われたサッカー日本代表の親善試合で、対韓国戦を「韓日戦」と表記、アナウンスしたことについて、おかしいのではないか、違和感があるとの意見があった。プロ野球日本シリーズのテレビ中継が地上波で一部放送されないことへの苦情もあった。
バラエティー番組では、ダイエット企画でさんざん興味と関心をひきつけておいて、「この続きは来週」と強引に引っ張る手法に視聴者の抗議が集中した。このほか今月からU局などで始まった新作アニメについて、作中の役柄設定がおかしいなどの意見があった。
ラジオに関する意見は56件、CMに関する意見は35件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は143件で、前月より約30件増加した。
今月は、低俗・モラルに反するとの意見が64件、次いで性的表現に関する意見が30件に上った。前者については、複数の放送局で深夜に放送されているアニメに対し、主人公の趣味に関する設定が反社会的で倫理的に問題があるとの意見が多数寄せられた。後者については、バラエティー、アニメ、番組宣伝に対する批判的な意見が目立った。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • チリの鉱山落盤事故の救出の模様を生放送しているが、朝から各局ともこの作戦をまるで見世物のように扱い、はやし立てている。ある番組では作業員の一人一人を写真入りで紹介していた。それも名前と年齢くらいならともかく、家族状況や愛人問題を暴くなど、プライバシーも何も無いような取り上げ方だった。33人の命が助かるかどうかの瀬戸際なのに、芸能ネタ同様に興味本位で伝えるのは不謹慎だ。
  • 厚労省不正問題で村木局長が無罪になったが、あの事件が発覚したとき、NHKを含めすべてのマスコミは、検察のリーク情報に便乗し、舌鋒鋭く非難していた。しかし、それが間違いだったのだから、潔く国民に謝罪するべきではないか。マスコミはいつでも、自分のことはさておき、他者を批判する。評論家と同じだ、卑怯だ。もっとプライドを持ってほしい。
  • NHKの相撲記者による「捜査情報漏えい」という犯罪行為。これはNHKだけの問題ではなく、報道関係者すべての問題だが、民放は鬼の首を取ったようにNHK批判をやっている。漏えいした記者だけが悪者になっているが、組織全体に問題はないのか。報道に携わるものとしてあってはならないことだが、記者への教育などはどうなっているのか。報道の自由を掲げる前に、まず義務を果たすべきだ。
  • 「尖閣諸島問題」に対するデモ行進があった。海外ではCNNやウォール・ストリート・ジャーナル、AFP通信社などが詳しく報道しているのに、日本のマスコミが全く報道しないのはどういうことなのか。国民の”知る権利”が脅かされている。きちんと報道するよう各放送局に伝えてもらいたい。
  • 「サッカー国際親善試合韓国VS日本」だが、何故日本で放送するのに「日本VS韓国」ではなく「韓国VS日本」と韓国が先なのか。他のラジオ等で流れていたのはちゃんと「日本VS韓国」と日本冠だった。日本のテレビ局なのだろうか。何か特定の理由があるのか?
  • 神戸の男子高校生が刺殺された事件について、各報道、ワイドショー番組が、亡くなった方のブログを公開することに怒りを覚える。亡くなった方にはプライバシーはないのか。残された家族や友人(彼女)の気持ちは考えないのか。最近のメディアは視聴率さえとれれば何でもよいという風潮がある。
  • 政治の報道をするときに匿名の関係者の発言を引用することがよくある。取材の難しさや、テーマによっては仕方のない場合もあるだろうが、信頼性などからみると好ましくない手法だ。例えば、放送局や制作者が意図的に世論誘導する時に、匿名発言によりそれが可能になる。匿名発言は他人の足を引っ張ろうとしている人間の影の発言、たくらみを助長しているだけで、報道として健全ではない。
  • なぜクマが出没して猟友会が殺処分しているニュースばかりなのか。人間の命も大事だし、襲われてケガをした人も気の毒だが、クマはちょっと人里に下りてきただけで、なぜ殺されなければいけないのか。中でもツキノワグマは絶滅種のはず。一時的に眠らせてエサの豊富な山に放すくらいの思いやりがないのか。山にエサがなくなっている現状、クマだって生きるか死ぬかの大事な冬眠前に仕方なくおなか一杯になりたいだけなのにひどすぎる。命は命で、動物も人間も同じだ。
  • 日本シリーズの中継について第1戦、第2戦、第5戦を地上波で中継しないことはおかしい。どこの球団のファンも注目する試合であるにもかかわらず、くだらないバラエティー番組を流すことは視聴者の意見を無視している。もっと視聴者に目を向けて番組作りをしてほしい。
  • ニュースなどで、取材現場にはない効果音や音楽をミックスして放送している。視聴者の受ける精神的効果を誘導して、視聴者の正常な認識、判断を麻痺させている。取材収録した素材を編集するのは構わないが、効果音、効果音楽の挿入はやめてほしい。

【番組全般・その他】

  • 視聴者詐欺ではないか。ダイエットという人々の関心事を取り上げ、しかも今までずっと追いかけてきた190キロの女性の「ダイエット今夜完結!」と散々煽り、結局次週に持ち越すなんてひどすぎる。それまでもCMまたぎでは同じような内容ばかりを流していた。視聴者を馬鹿にしている。CMまたぎや次週に引っ張る手法は、この番組以外にも山のようにあるが、この番組のやり方は汚い。こんなことで視聴率を稼ごうなんて最低だ。もう二度と見ない。
  • 秋の改編期にあたって、多くの「スペシャル番組」が放送されている。「衝撃映像」「びっくり映像」などと称して、インターネット上で相当前に話題になった動画を垂れ流している番組を多く見かける。特に、10月第二週には、各局が順番に似たような内容で放送していた。事故瞬間の映像や残酷で目を覆いたくなるようなシーンもある。放送局は自分たちで番組を作る能力をなくしてしまったのか。
  • 私は「家電量販店」に勤めている。最近、いかに安く買うか、「値切り術」のような技を紹介する番組が多い。家電に関しては店をハシゴし、値切り交渉すれば安くなることは事実だ。しかし、私が担当する国内ブランド時計は、定価の3割までしか値引くことができない。しかし客はテレビで紹介されたことを鵜呑みにし、強引に値切ってくる。値引きの限界を説明するのだが、納得してもらえない。「ふざけんなてめえ」「テレビは嘘なのか」「詐欺野郎」など罵声を浴びせられる。売り場の者はたまらない。
  • プロ野球で優勝すると、各球団は”ビールかけ”をしてドンチャン騒ぎをする。頑張った選手への褒美としてやるのだろうが、あくまで球団内のお祭り騒ぎであって、テレビで生中継までする必要はない。私は低収入の年金生活者なのでビールを飲むことさえままならず、”ビールかけ”の映像が流れるたびに悔しさがこみ上げてくる。どうか”ビールかけ”の映像をテレビで放送しないでほしい。
  • バラエティー番組やCMの中で、緊急地震速報や気象警報発令時に発せられる音に似た電子音を使用するケースが多い。注目させるためと思われるが、あまり恒常化すると、こういった音への反応が鈍り、本当の警報が出た場合に対応が遅れ、状況によっては命にかかわることになる。電子音の使用には、一定の規制が必要ではないか。
  • 同居する両親は補聴器を常時使っている。テレビ番組を視聴中、両親を困らせるのが「ニュースのBGMの大音量」だ。健常者にはそれほどでもないのだが、補聴器を通すとビートの効いた「ドカスカドカスカ」という音が異常な音量に増幅されて耳をつんざき、肝心のニュースが聞こえないという。テレビを楽しみにしている補聴器使用者は少なくない。せめてニュース番組やニュースコーナーだけでもBGMをやめてほしい。
  • 事件を起こした人をテレビやラジオに出すことをやめてもらいたい。テレビ業界は事件に対しての罰が軽すぎる。物損事故等の軽微なものならいいが、大麻や暴力で怪我を負わせたといったものに対しては厳しく罰すべきだ。具体的にはテレビ業界からの追放。一般人なら職を失い、新たな職にもつけない。それなのに、テレビ業界は時間が経つとうやむやにし、テレビに出演させている。
  • ロケ中の出来事だが、くわえたばこのスタッフが下品な言葉遣いや荒々しい態度で見物人に注意をしていた。制作スタッフの態度の悪さに驚いた。住宅地の中の一角、そこに住んでいる人々も大変迷惑をしていた。路上喫煙禁止区域なので、マナーを守ってロケを行っていただきたい。放送を楽しみにしていただけに、あまりのスタッフのひどさに唖然とした。

【ラジオ】

  • 土曜日お昼の時間帯なのに、平然とわいせつなトークや覚せい剤、性行為を連想させる曲を頻繁に流している。番組中、視聴者から寄せられた苦情もトークのネタにして笑いものにしている。改善が見られないし、このような状態が恒常化している。ラジオ放送なら許されるとでもいうのか。 ・深夜に枕元でラジオを聞いていると、アナウンサーの息継ぎが聞き苦しい。中には息継ぎが聞こえない上手なアナウンサーもいるが、若手の女性アナウンサーの多くは息継ぎが多くうるさい。本人は自分の放送を静かな部屋で聞いたことがあるのか。一度聞いて改善してほしい。無理なら息継ぎ音を機械で消してほしい。
  • ホームランクイズなどに応募すること100回以上、しかし一度も当選したことがない。公式には応募に条件はないが、若者のプロ野球ファン獲得のために、若い人だけを当選させているのではないか。私は62歳だから選ばれないのではないかと邪推してしまう。公平な抽選が行われているか調査してほしい。

【CM】

  • CMの流れる時間が多くなった。再放送番組は特にひどく、CMのほうが長いのではないかというくらいよくやる。朝のワイドショーなどでもそうだ。見たいものを待っていたら、CMが流されて見たいものはほんの少しだった。最近ではHDDに録画し、後で見ている。
  • 「タンスから旦那さんのニオイがする。だから防臭しましょう」といった歌詞を軽いメロディーに乗せて流す防臭剤の宣伝がある。「男性は臭いもの」と決め付け、それを視聴者の脳に刷り込むような内容に反感を覚える。そうしたCMを放送で流すことは非常識だ。制作者の意図を理解しかねる。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • アニメの中で、未成年がアダルトゲームなどを大量に購入しているという設定・表現が極めて不適切だ。また、作中に出てくる実在のアダルトゲームのメーカーがこの作品に対して公式に協力しており、未成年に対する配慮を軽視している。深夜番組とはいえ、インターネットの動画サイトでも配信されている。未成年がこの作品に触発され、アダルトコンテンツに安易に手を出す恐れもある。
  • 子ども向け番組で不快なコーナーがある。楽器を乱暴に扱うことを笑いにしたり、子どもにずるがしこい考えを植え付けるような表現がみられる。ダンスやドロケイなど、子どもの遊びが広がる良いコーナーもあるのに残念だ。作る側は大人としての倫理観を持つべき。でないと「見せない」という選択肢を選ばざるを得ない。
  • ドッキリ企画として、お金の貸し借りの金額で人間性をはかっていた。理由も聞かずに大金を貸してくれる人は優れていて、小額しか貸してくれない人は「ケチ」と馬鹿にされていた。この番組は人気があるので影響力も大きいだろうし、子どもも見ていると思う。このような内容は放送するべきではない。

【性的表現に関する意見】

  • 落語家が司会を務めている番組だと思ってみていたら、AV女優と思われる女性が水着になってベッドに寝るなど過激な表現が多いうえ、アダルトビデオそのものの画像を流し宣伝していた。例えば「お酒は20歳から」というように、番組の放送前に断りを入れるなどして対策はできないものだろうか。
  • 夕方帰宅して見るニュースの後に、夜のドラマの番宣で濃厚なキスシーンが流れる。違和感があるのでやめてほしい。晩ご飯の時間で我が家にとって唯一テレビを見る時間帯であり、子どもも一緒に見ている。
  • 深夜のアニメだが、18歳以下の視聴を制限しなければいけないような過激な性描写が見られる。問題のシーンは不自然な光源や黒枠などで若干の規制をかけてはあるものの、激しい男女の絡みがあることは確実に分かる。あえて過激な描写を入れることを売りにしているようだが、制作者は成人指定の意味と必要性を理解していただきたい。

【いじめに関する意見】

  • バラエティー番組内の街頭インタビューで、「口が臭そうなのは」「生まれ変わりたくないのは」など芸人のイメージ調査を行っていた。芸人は1位に選ばれても笑いに変えられるが、一般人にとってはいじめ以外の何ものでもない。いじめにつながるようなテーマは教育上良くない。
  • タレントが格付けし合う企画は、人権を無視し放送倫理に違反する行為だと考える。人を見かけや容姿で判断し順位付ける行為を放送で流すのは非常に不愉快だ。学校でのいじめやさまざまなトラブルにつながりかねない。子どもが視聴可能な時間帯に放送することは問題だ。

【危険行為に関する意見】

  • 断崖絶壁で芸人にホッピングをやらせていた。芸人は嫌と言えない。あまりにひどい番組だと思う。あのような場面を子どもがまねしたらどうするのか。もっと影響の大きさを考えるべきではないか。また、人の命の尊さを制作者は考えるべきだ。

【言葉に関する意見】

  • ドラマだが、出演者の女性の言葉遣いが悪い。「てめえ」「この野郎」などと発言している。この作品に限らず、全体的に女性の出演者が男言葉を使っているのでとても気になる。テレビを見た子どもがまねをして汚い言葉遣いをするので、各局とも番組制作の際には気をつけてもらいたい。

【動物に関する意見】

  • 民家に現れた親子熊の射殺のニュースで、射殺された子熊が流血して倒れている写真が映されていたが、家族全員が不愉快な思いをした。子どもも見ているかもしれないニュースで、このような映像は如何なものかと思った。動物を簡単に殺してよいという認識を与えかねない映像だ。

【差別に関する意見】

  • 子ども向け番組に、知的障害の子のような演出の女性のキャラクターが出演している。差別をテレビで煽っているように見える。このような子どもたちと関わったことがあるので胸が痛む。他の子ども向け番組で、これほどあからさまな誤解を生むような出演者を見たことがない。子どもたちがこんな出演者で喜んでいるとでも思うのだろうか?

【食べ物に関する意見】

  • メニューをひたすら食べ尽くすような、食べ物を粗末に扱う企画は止めてほしい。ニュースでは、日本の食料自給率の低さや貧しい国々の食料事情などを取り上げている。せっかくのそうした教育的内容が、相反する主旨のバラエティー番組で台無しになっている。

【要望・提案】

  • 子どもと一緒に刑事物ドラマを見ていて気付いたが、テレビ番組にも映画同様にR15などの指定が必要ではないか。そのドラマでは、不倫や殺害、克明な犯行状況の映像など、子どもに見せられる内容ではなかった。基本的には家庭の責任だと思うが、せめてラ・テ欄での制限指定表示等は必要なのではないか。

【視聴者意見への反論・同意】

  • ちょっとしたことで「放送するな」「規制しろ」「悪影響だ」といった意見が多い。確かに見ていて不快な番組はあるが、過剰反応する人が多すぎる。何を見て影響されようと行動と決断をするのは自分自身だ。例え子どもでも例外ではない。子どもに悪影響だと思うなら保護者がしっかりと助言、指導すればいいのではないか。
  • 毎月「視聴者からの意見」を読んでいるが、放送倫理や、権利侵害、名誉棄損など、BPOが取り組むべき事案とは関係のない意見が多い。「画面のワイプが目障り」「芸人の関西弁が不快」などといったことで、誰かの権利が侵害されたり名誉が傷つけられているのか。これらが子どもに悪影響を与えるとは到底思えない。こうした意見は受け付けるべきではないのではないか。

【CMに関する意見】

  • 日曜昼の時間帯に数本のパチンコCMが流れていた。子どもへの影響などは考慮されていないのか。賭博に類するCMが、子どもが見る時間に平気で流れることに嫌悪感がある。ゲーム、漫画などの規制も必要だと思うが、あまりにもパチンコに関しては制限がなさすぎる。
  • 消臭剤のCMで、「夫のクローゼットは臭い」といった内容。実態以上に男性に対する侮辱だと思う。家庭内における父親の居場所をなくすうえ、子どもに対しても父親の地位低下をきたす恐れがある。また、食事時に流すのはいかがなものか。「臭い臭い」などと聞かされながらの食事は気持ちのいいものではない。
  • アニメ番組の放送中に宝くじのCMがあった。人気番組で幅広い視聴者層があることは分かるが、未就学児も見るような番組で、射幸心を煽るCMを放送することは問題ではないのか。

2010年9月に視聴者から寄せられた意見

2010年9月に視聴者から寄せられた意見

尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁巡視艇の衝突、船長の逮捕と突然の釈放。中国の繰り出す強硬姿勢に、日本外交の弱腰を指摘する意見や、報道のあり方についての批判などが多く寄せられた。秋の改編がらみでは、スペシャル番組に関しての意見があった。

9月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,353件で、8月と比較して110件減少した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール63%、電話33%、FAX3%、手紙ほか2%。
男女別では男性74%、女性22%、不明4%。
世代別では30歳代30%、40歳代23%、20歳代15%、50歳代15%、60歳以上13%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。9月の通知数は545件[41社]であった。
このほか放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、36件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

9月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 審理・斡旋に関する苦情・相談・・・・・・・ 4件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

9月の視聴者意見は、内外のニュースに反応した報道関連の意見が通常より多かった。民主党代表選で菅首相が小沢一郎氏を破り、菅改造内閣がスタートしたが、その出鼻をくじくかのように問題が相次いだ。尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁巡視艇の衝突、船長の逮捕と突然の釈放。中国の繰り出す強硬姿勢に、日本外交の弱腰を指摘する意見や、報道のあり方についての批判などが多く寄せられた。
障害者団体を詐称する「凛の会」をめぐる文書偽造事件で、厚生労働省元局長に無罪判決が出たが、主任検事が証拠のフロッピーディスクの内容を改ざんしていたことが明るみに出て、主任検事のほか上司の特捜部幹部2人も逮捕されるなど、検察の信頼を大きく揺るがすこととなった。視聴者からは併せて報道の責任を問う声も多かった。
元俳優の保護責任者遺棄致死容疑の判決報道については、「あまりにも赤裸々に表現しすぎだ」「そこまであからさまにする必要があるのか」などと、裁判の詳細を再現するシーンを疑問視する意見があった。
秋の改編がらみでは、スペシャル番組がだらだらと長い。お笑い芸人の面白くもない話を、どの放送局もやりすぎだとの声や、バラエティー番組で、ヒグマとタレントを闘わせたりしているが、ひとつ間違ったら生命にかかわることだなどの批判があった。
地デジ化促進のための告知スーパーの「常時表示」を今月から各地で開始したことで、アナログ受信の視聴者から抗議の意見が急増した。
番組出演者に関する意見は「不適切な発言」で37件、「不適格な出演者」で49件あった。
ラジオに関する意見は34件、CMに関する意見は63件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は108件で、前月より微増した。今月も、バラエティー番組を中心に低俗・モラルに反するとの意見が44件と最も多く寄せられた。特定の番組への集中はみられず、全体的に分散傾向にあるが、複数の子ども向け番組への批判意見が若干目立った。次いで、性的表現に関する意見が23件寄せられたが、バラエティー、報道、ラジオ番組など対象番組は多岐にわたった。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 尖閣諸島沖での中国の漁船船長逮捕、釈放問題は、日本の領土に関する中国による侵略であり、きわめて重大な問題である。それにもかかわらず、放送局が特番を組むわけでもなく、バラエティー番組を垂れ流す姿勢にはあきれる。ことの重大性を理解していないのか、それとも、中国からの圧力があって放送しないのか分からないが、国民が一番関心を寄せている問題なのだから、放送局はオピニオンリーダーとして、この問題をすばやく取り上げて国民に情報を提供し、積極的にアピールするべきではないか。
  • 今回の領海侵犯事件の報道で、領海侵犯をまるで領土侵犯として報道している。領土問題と領海問題は明らかに異なる。領海を考える時は、大陸棚問題も関係してくる。日中国交回復時、田中・周恩来の両首脳間で、「尖閣問題は避ける」ことを双方が暗黙のうちに了解してきた。放送局はこの事に全く触れずに、領土や領海の違いを区別せず報道している。マスコミの皆さんが歴史の事実や言葉の意味を考えもせず、国民を扇動するような状態に危機感を覚える。
  • 厚生労働省元局長の文書偽造事件の裁判で無罪判決が出たが、検察の意見を一方的に信じ、情報を垂れ流したマスコミの責任をどう考えるのか。元局長の人権はどうなるのか。検察という権力とマスコミという権力が双方から一人の人間をいじめたといっても過言ではない。偏見を世論に植え付けることはやめていただきたい。マスコミ各社は自己批判できるくらいの度量をもつべきだ。自らの身を削り、地を這うような取材で情報を伝えることを忘れた結果であろうか。
  • 元俳優の薬物に関する事件の報道について、各局の報道の仕方は明らかに問題がある。被害者女性との性描写を必要以上に強調しており、興味本位の視点だ。遺族の気持ちを考えると痛ましくて見ていられない。性交渉を何回持ったなどということを報道する必要があるのか。性描写をいたずらに強調しすぎだ。当該事件は保護責任者遺棄致死が争点だ。有名人初の裁判員裁判という旗印のもとに面白く報道しているだけじゃないだろうか。
  • チリの鉱山落盤事故の報道で、地下に閉じ込められた作業員らの様子が毎日のように映し出されている。元気そうに見えても、実際には彼らは想像を超える精神的・身体的な苦しみを味わっていると思う。そんな様子をまるで「ショー」のように茶の間で見られることに強い違和感を持つ。今後、状況がますます過酷になれば、配信される映像もそのまま放送出来ないようなものが出てくるかと思う。間違っても「地球の裏側の惨事」が我々の「娯楽」にならないよう、報道の仕方に配慮してほしい。
  • チリの鉱山落盤事故で地下に閉じ込められた作業員達の様子が連日伝えられている。今朝のテレビ番組で、スポーツ紙に載った関連記事をそのまま紹介していた。それによると、作業員のうちの一人の派手な女性関係」を具体的に説明する内容だったそうだ。生死の境目にいる作業員を励ますどころか女性関係を暴いて追いつめる外国メディアにもあきれるが、無責任にそれを垂れ流す日本の放送局も放送局だ。
  • 民主党代表選最中のこの時期、本人に確認もしないで、候補者がツイッターをはじめたということを報道した。しかしそのツイッターは偽者であることがわかった。マスコミのモラルの低下だ。事実を確認もせず、自分たちの都合のいいように報道するようになってしまったマスコミ。謝罪すればすむ問題ではない。
  • 朝からワイドショーで「民主党代表選挙」を取り上げているがどの番組も偏りすぎである。口では「政策で戦ってもらいたい」と言いながら、両氏が政策を論じている場面は短くカットし、コメンテーターも司会者もほとんど触れていない。大切な問題をうわべだけの話で済ませて、”バトル”としての面白さだけを追求しているように見える。民主党の代表を選ぶ選挙であっても、日本の総理大臣を選ぶ選挙でもある。公平・公正な放送ができないのであれば、余計な取り上げ方はするべきではない。

【番組全般・その他】

  • 最近のクイズ番組は、視聴者が楽しめない。レベルの高いクイズも、難関高校の生徒や特定の高学歴芸能人など知識のある者が能力を自慢しているだけで、視聴者が入る余地がない。昔は視聴者が一緒になって考え楽しんだものだが、今の番組は知識自慢や早押し競争ばかりで、クイズではなく回答者を「凄い」と絶賛するだけになっている。中には問題を、たった数文字読み上げただけで回答者がすばやく答えてしまうパターンもあり、見ている側としては興ざめする。クイズは本来、学歴や知識量に関係なく皆が楽しめるものではないだろうか。
  • “世界各地から3千歩でローマに向かう”という企画で、坂道や駅のホームをキャスター付きのスーツケースに乗って滑ったり、エスカレーターの手すりを滑り降りるなど、周囲に迷惑で危険な場面が多く見られた。公共のマナーをあまりにも軽んじており、日本人として恥ずかしい。周囲の人が呆れ顔で見る様子も放送するなど、それらの行為を面白おかしく演出している点も不快である。ゴール地点のトレヴィの泉は非常に混雑しており、数十メートルも離れた場所からコインを投げることは危険である。バラエティー番組でも公共の場で撮影する以上は、マナーを守ることが当然だ。
  • 9月から10月にかけての民放のゴールデンタイムの長時間特番はなんとかならないか。3~4時間以上の特番が多いが、その影響でスポーツニュースや深夜の番組が繰り下げになる日があり困る。テレビ局に金やアイデアがないのか知らないが、内容が薄い。しかも同じ芸能人を使うことは如何なものか。最近は主に番組改編のある春と秋は勿論、番組改編ではない時でも長時間の特番があり、うんざりする。
  • タレントを熊と闘わせ、体を噛まれたにもかかわらず、熊に体や顔を舐めさせていた。それを笑いにしていることに憤りを覚えた。ひとつ間違ったら命にかかわることだ。人の命は大切にしてもらいたい。子供の教育上も問題がある。テレビ局に問い合せたところ、「飼育している熊だから安全だ」という答えだった。しかしどう見ても安全だとは思えない。
  • 芸能界では過去に薬物使用で罪を犯しても、時間が経てば平気でテレビに出演したりしている。薬物汚染の根本にメスを入れるなら、今後、薬物使用した芸能人やスポーツ選手などは一切テレビには出演させない取り決めなどが必要だ。「罪を償ったのだから良いだろう」との認識のようだが、一般人は罪を犯したら二度と元の職場には戻れない。薬をやればテレビには出演できなくなるという強い危機意識を持たせなければいけない。
  • バス釣りを特集していた。スポーツフィッシングではリリースすることが基本と伝えており、実際に堂々とブラックバスをリリースしていたことには驚いた。確かに外来生物法ではリリース禁止とはなっていないが、ブラックバスは外来魚であり、釣り上げた場合は持ち帰って処分するのがマナーである。一部の県では条例でリリース自体を禁止している中、なぜこのような放送をしたのか疑問に思う。
  • 出演者や放送局が「告知」と称して、出演者のイベントや同局の他番組などの宣伝を行っているが、貴重な放送時間を勝手に私物化しているのではないのか。バラエティー番組などでは日常茶飯事、ひどい場合にはニュース番組でもこういったことが見受けられる。
  • 最近、過去の作品の再放送が目に付く。都会のテレビ局では、放送を開始したばかりにもかかわらず新ドラマの”早出し再放送”までするようになった。私はこの手法に憤りを感じる。やめてほしい。
  • 先日から始まったアナログ放送終了告知の「常時表示」が目障りだ。局によっては文字がチラチラするところもあって番組に集中できない。物事を伝えるプロのやることとは思えない。プロなら視聴者に不快感を与えない上手な伝え方があるのではないか。表示は各CM明け60秒だけで十分だ。
  • 「この後は大物ゲストが登場!」という期待させるナレーションと映像にCM明けを待っていると、それは来週の予告にすぎずガッカリさせられることがよくある。以前は、このような視聴者をだます手法はなかったはずだが、最近では各局がそろって取り入れているようだ。どんなに素晴らしい内容の番組も台無しになってしまうと思うが、そうまでして視聴率が欲しいのだろうか。放送局に不信感が募る。
  • 番組名は忘れたが、深夜ドラマや時代劇を見ていると、どこの局もBGMの音が大き過ぎて、肝心の役者の台詞が聞き取りにくい。加齢のせいかもしれないが、高齢者にも優しい放送を心がけてほしい。

【ラジオ】

  • 視聴者と電話で話すコーナーがある。その際、視聴者は「季節の食べ物」として地域の名産品を送っているらしく「××を送りました」「ありがとう、美味しかったです」との会話が多い。ファンとして品物を送ろうと自由だが、わざわざ出演者が番組内で礼を言う必要などない。芸能人特権を主張して物を請求しているように感じられ、不愉快極まりない。

【CM】

  • 高速道路全面工事の告知CMに、なぜ子供タレントを起用するのか。可愛いからか。逆効果だと思う。大切な説明部分がもぞもぞしていて聞き取れない。子供を使わずにきちんとした告知が見たい。間違っていないか。
  • 最近のCMはペットの出演があまりにも多過ぎて、何のCMなのか分からないものばかりだ。ペットが苦手な人もいる。その事を考慮しないで、ペットを出演させる演出は不快だ。ペットの出演する演出は自重すべきではないか。
  • 動脈硬化を警告するCMが気味悪い。特に音楽が不安を掻き立てる。警告する目的なのだろうが、逆に企業のイメージダウンにつながると思う。朝からあんな音楽を流されるのは不快だ。周りの人間に聞いてみても気味が悪いとの意見が圧倒的だ。早めに中止してほしい。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 子ども向け番組だが、企業の宣伝のような内容になっている。CDランキングなどもやり、なぜかジャニーズのタレントばかり宣伝している。学校への取材VTRなどはその合間に申し訳程度に放送されている。こんな番組に公立の小学校が取材に応じるのは問題ではないか?子どもたちが宣伝目的に利用されているように見えてしまう。
  • 子ども向け番組だが、あるコーナーでお笑い芸人が10代の女子モデルに対して、目をつむらせた上で触るという痴漢的なことをした。大人の芸人が「10代の子に触りたい」という発言も気持ち悪い。演出であっても過剰で、この番組の視聴者層から判断しても適切なものではないと思う。このような常識をわきまえない芸人はテレビに出さないほうがいい。
  • 近年、報道番組において字幕の誤字や脱字が多く見苦しい。間違えても、後でキャスターが事務的に謝罪や訂正をするだけになっている。テレビ局は間違いの影響力を考えたことがあるのか。特に知識が乏しい子どもなどはそれが間違いと気づくことなく覚えてしまう。人為的ミスの発生を極力抑止するべきだ。
  • パーソナリティの喋り方が人を小ばかにしたような感じで不愉快だ。内容も「聴取者の投稿の中で、どれがよりばかばかしいか」と競うようなもので、子どもたちに聞かせたくない。

【性的表現に関する意見】

  • 最近子どもが夕方のニュースを見るようになった。良い傾向だが、ここ数日芸能人の薬物事件が大きく取り上げられており、露骨な性表現に親として困惑している。子どもたちも見る時間なのだから、もう少し表現を工夫できないものか。あるいは親がチャンネルを替えるなどして対処すべきなのだろうか。
  • バラエティー番組の特番で、子どもも見る時間帯にもかかわらず女性のお尻のアップが放送されていた。セクハラや性暴力を連想させる行為、卑猥な表現もコント内で行われていた。このような行為をお笑いにするということは、笑いにさえすればセクハラは許されるという間違った風潮を世間や子どもに浸透させかねない。
  • AV女優が出演し、下着丸見えの姿でカルタ取りをしていた。また、お笑い芸人らはパンツ一枚でAV女優の股間に鼻をつけるなどしていた。読み上げたカルタの内容も卑猥で、放送に値しない低俗な番組だった。

【いじめに関する意見】

  • バラエティー番組などで「デブ」「ブス」「チビ」「ハゲ」など、肉体的欠陥を指摘し、笑い物にしている場面を目にする。お笑いタレントはそれを「売り」や「個性」にできるが、一般人は傷つくし障害者の場合もある。いじめの原因や差別、偏見の助長につながる。やめさせてほしい。

【差別に関する意見】

  • テレビでの身体障害者への侮蔑や差別のような表現は最近はだいぶ減ったと思うが、この子ども向け番組には差別にとられかねないキャラクターが出演している。まるで障害者をからかったような感じでとても不快だった。差別につながるような放送を平気でしている神経がわからない。

【言葉に関する意見】

  • あるタレントのコーナーで、「くそばばあ」「くたばりぞこない」「うるせーなー、このガキ」など、しゃれを超えた言葉を連発しており不愉快である。特に「うるせーなー、このガキ」と言われた子どもは冗談と取らず、トラウマを与える言葉である。将来まで影響を与える恐れがある。このコーナーを止めさせるべきだ。

【表現・演出に関する意見】

  • 動物が歩いたり食べ物を食べる場面などに、いちいち変な効果音がつけられていて大変耳障りだ。動物のあらゆる動きにしつこいくらい音が付けられている。子を持つ母親から聞いたが、動物はあんな音がするものだと子どもが思い込んでおり、動物園へ連れて行くと「音がしない」と混乱状態になり説明に追われるそうだ。

【非科学的な事柄に関する意見】

  • パーソナリティーが「僕はA型、△△はO型。A型は細かくてO型はおおざっぱな性格をしている」と断言していた。さらにゲストの血液型に関しても同様の発言をしていた。血液型からの性格判断は科学的根拠がないものであり、それを公共の電波で発言することは人権侵害に当たる。公共の電波の影響力をもっとまじめに考えてほしい。BPOから血液型に関する意見が出されているにもかかわらず、放送局は全く変わっていない。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 今のバラエティーはくだらなすぎる。視聴者の苦情に臆病になり制作者が萎縮しているのではないか。「子どものため」と言うが、子どもに見せないようにすればいいだけで、深夜番組にまでクレームを言うことはナンセンスだ。見せたくないと思うということは親自身は見ているということだ。親のせいで今のバラエティー全般がつまらなくなってきていることは否めない。
  • 7月の意見で「全てを視聴者に任せるのは危険だ」とあったがその通りだ。例えば子どもに殺人シーンを見せたくなければテレビを消せばよい。しかし、子どもが友人宅でそうした番組を見たとして、相手の親に「こういう番組を見せないようにしてほしい」と言えるか?放送の影響力は非常に大きい。だからこそ放送局は自ら襟を正し、公序良俗を守る社会的責任を負っている。責任を放棄して表現の自由を振りかざすなら、仮に規制を受けても反対する資格はない。

【CMに関する意見】

  • 携帯ゲームサイトのCMが多過ぎる。数社あるので違いがわからないし、どれもこれもゲーム内容を前に出すばかりだが、実際はそういったサイトのゲーム以外のコンテンツを使って性被害に遭う子どもが急増している。悪い点をわざわざ宣伝することはないと思うが、青少年に有害ではないか。

2010年8月に視聴者から寄せられた意見

2010年8月に視聴者から寄せられた意見

大阪の母親による2児放置殺人という痛ましい事件に多くの意見が寄せられた。登山者の救出で出動したヘリコプターが墜落したが、取材で現場に向かったテレビ局カメラマンら2人も遭難し、取材に無理があったのではないかとの、厳しい批判意見があった。

8月に電話・FAX・郵便・でBPOに寄せられた意見は1,463件で、7月と比較して63件減少した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール62%、電話33%、 FAX3%、手紙ほか1%。
男女別では男性74%、女性22%、不明4%。
世代別では30歳代30%、40歳代27%、20歳代16%、50歳代14%、60歳以上8%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。8月の通知数は680件[35局]であった。このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、36件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

8月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 3件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

8月の視聴者意見は1,463件と先月より63件少なかった。記録的な猛暑となった日本列島だが、事件事故も相次いだ。東京都内の民家で、生きているはずの高齢者の白骨遺体が見つかった。その後、全国各地で所在不明の高齢者の実態が明らかとなった。大阪の母親による2児放置殺人という痛ましい事件にも多くの意見が寄せられた。登山者の救出で出動したヘリコプターが墜落したが、取材で現場に向かったテレビ局カメラマンら2人も遭難し、取材に無理があったのではないかとの厳しい批判意見があった。
広島の平和記念式典に初めて国連の潘基文事務総長やルース米国大使が出席したが、潘事務総長の演説のところで、生中継を通常番組のドラマに切り替えたため、多くの抗議があった。民主党代表選挙は告示日直前まで混乱したが、菅首相、小沢前幹事長の一騎打ちとなった。報道が面白おかしく対決を煽っている、安易な支持率調査が多すぎるなどの批判意見があった。
バラエティー番組のゲーム収録中に芸人が3人も相次いで負傷したことで、テレビ局の安全管理上の問題指摘や、危険なことをやらせすぎだとの批判があった。このほか取材の仕方などについても、繁華街周辺でのテレビ取材クルーのわがもの顔のロケや、事件報道での成人加害者の母親への執拗な取材などにも厳しい苦情や批判が寄せられた。
番組出演者に関する意見は「不適切な発言」で53件、「不適格な出演者」で61件あった。
ラジオに関する意見は33件、CMに関する意見は53件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は102件で、前月より約20件減少した。
今月も、バラエティー番組を中心に低俗・モラルに反するとの意見が36件と最も多く寄せられた。美容整形を扱ったバラエティー番組に対しては、「子どもが安易に整形に走る」「ただの宣伝ではないか」などの意見が4件寄せられたが、全体的に分散傾向にある。以下、性的表現に関する意見11件、いじめに関する意見7件などが続いたが、これらでも特定の番組への意見の集中はみられなかった。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 杉並区に住んでいるとされる都内最高齢113歳の女性の存在が確認できないということで、79歳の娘さんにインタビューしているニュースを各局で放送している。芸能人でもない一般の方を、住まいも分かるような形で全国放送することは、娘さんの今後の生活に悪影響を与えるのではないかと心配している。また、区の職員が、一般家庭の内情をあのようにペラペラとテレビで話すことはいかがなものか。
  • 全国各地で高齢者の所在不明が問題となっている。各自治体が発表した100歳以上の所在不明者について報じていた。その際、女性キャスターは日本地図に置かれた丸印(印1個が所在不明者1人を表す)を指して「1個、2個、3個。○○県では3人が所在未確認です」と説明していた。人を示す印を数えるのに「1個、2個」は失礼だ。やはり「1人、2人」と言うものだ。
  • 「広島平和記念式典」を見た。今年は潘基文国連事務総長が初めて出席する歴史的な式典だ。ところが、潘事務総長のあいさつの前に放送が終了しドラマが始まった。私は潘事務総長がどのような表情で、どんなあいさつをするか生放送で見たかった。歴史的瞬間は全世界に生放送すべきだ。
  • 駅のホームで起きた転落死事件の報道について、ワイドショーは容疑者の母親にまで取材しているが、このような「罪は九族へ及ぶ」的な時代錯誤な報道は控えるべきではないか。未成年の起こした事件ならば監督責任が問われることもあるだろうが、成人の起こした事件で、その事件に何ら関わっていない両親を糾弾するような報道には疑問を感じる。
  • 埼玉県秩父市のヘリコプター墜落事故の取材で入山したテレビ局の記者とカメラマンが遭難した。報道自粛がかかっていたにもかかわらず、無理に取材を強行している。各社のニュースでは、「報道だから許される」というような表現があり、あまりに腹立たしい。また沢のぼりをバカにした装備なのに、まるで彼らが「不慮の事故」に遭ったような扱いをしている報道もある。
  • 本人の意思が不明確であっても家族の同意で臓器提供ができるようになった。移植手術により人命が助かるのはとても良いことだが、報道の仕方が冷静さを欠いており、「臓器提供」を崇高な行為として美化し過ぎているような気がしてならない。初の手術がこうも華々しく伝えられると、「提供したくない」という意思の存在自体が隅に追いやられる。それは危険なことだと思う。「提供する・しない」のそれぞれの意思の重みは等しいという認識が、改めて国民に浸透するよう報道してほしい。
  • 不同意堕胎罪で逮捕された医者の報道で、「イケメン」という言葉を使っているニュース番組が多かったが、犯罪者に対してなぜこのような言葉を使うのだろうか。例えば強姦容疑で捕まった男がいるとして、その男に対して「イケメン強姦魔」と報道されていたら、被害者はいい気がしないはずである。
  • ニュースで複数の人達を指して「○○ら」と表現することがあるが、この「ら」に違和感を覚えることが多い。「ら」はどちらかというとぞんざいに聞こえ、特にニュース原稿に使うと当事者を見下しているような印象を与える。私だけがそう感じているのかも知れないので念のため辞書で調べると、やはり多少「蔑み」を含む表現だということが分かった。報道においては犯罪容疑者などの例外を除き、複数の人達をまとめて表す際は「達」を使うようにすべきだ。
  • 人通りの多い公道で勝手にロケをしておきながら、通行人に「近づくな」といった指示を出すことは傲慢だと思う。特にお笑い芸人が「綺麗な女性を探す」という企画はひどすぎる。いきなり声をかけて髪や体に触り、失礼極まりない。それ以外の通行人に興味がない時は「カメラに近づくな」と指示することはおかしい。気を使うべきはテレビ局の方ではないのか。

【番組全般・その他】

  • 「見た目は汚いが美味しい店をまわる」というコーナーは気分が悪い。飲食店を探すのに「汚い」という言葉をつけて、お店の方にとって気分はよくないはずだ。内容も出演しているタレントたちが外見をみて、「きったね~な~」や「もしかしてあの店?信じられない」などの罵詈雑言だ。店内でもやりたい放題、メニューを見て注文するが、勝手に「こうしたら、もっとうまいぜ」と言い、それぞれが選んだ食事を混ぜてみたりと、見るに堪えない。
  • 室内ホッケーゲームのコーナーで、天井から大量の千羽鶴がばら撒かれ、床中が千羽鶴に覆い尽くされた。そのため、タレントが動くたびに床の千羽鶴は踏まれてしまっていた。8月9日は長崎の原爆投下の日である。この日長崎市では、「子ども達が折った千羽鶴を犠牲者に捧げ平和を祈る」という行事が行われている。その日に「同じ千羽鶴を踏みにじる」という行為を放送するとはどういうことか。一緒に見ていた私の両親は「情けない」と言って悔し涙を流していた。
  • お笑い芸人が収録中に骨折する事故が相次いでいる。今日3例目の負傷者が出た。このまま放っておくと、死亡事故などの重大事故が発生するかもしれない。かなり危険だと思えるゲームを罰ゲームのように強制し、無理をさせることから起きている。テレビ局で番組を作っている人間には常識というものがないのか。
  • ダイエットや減量を扱った番組ですが、食生活や摂取量が極端におかしい人にスポットを当てている事がよくある。バラエティー番組だから見た目のインパクトが欲しいのかもしれないが、わざわざそういう人を見つけて題材にする番組作りはどうかと思う。普通の食生活を送っている者としては、単に食事を変えただけでは劇的に痩せることはできない。サウナや岩盤浴を1回やっただけで減量できるわけがない。ダイエットに関する誤った認識を与えかねない。
  • テレビ番組は、太っていることは「間違い」と決めつけ、時には「罪悪」のように扱っています。毎日のように放送される「何ヵ月で何キロ痩せてきれいになった」という体験談は、「痩せていなければ美しくない」と言っているようなものです。その影響で、近所の人にお節介なアドバイスを受けることもあります。私は太りたくて太っているわけでなく、持病の薬の副作用です。痩せたくても痩せられない人の気持ちに配慮した番組作りをして下さい。
  • テレビをつけていると、昼間の時間は必ずどこかの局で韓国発のドラマ・歌・グルメが放送されている。いくら何でも多過ぎだ。特に韓国ドラマを際限なく輸入している現状を見ると、これまで何十年もかけて培われた日本ならではのテレビドラマがいともあっさり隅に追いやられたような印象さえ受ける。もしも番組の輸出入を「文化交流の一環」と位置づけるのであれば、日本からもテレビ番組をどんどん輸出すべきだ。受け入れる一方であれば、日本の放送文化は衰退するのではないだろうか。
  • 民放の女性アナウンサーは容姿も話し方もちゃらちゃらしていて、まるで芸能人と変わりない。女子アナの婚約・結婚の話題をまるで芸能トピックさながらに華々しく伝えることはおかしい。男性については、NHKの人気ベテランアナウンサーが脂の乗り切った時期にフリーになる例が後を絶たず、残念な気がする。野心家の男性アナウンサーにとって、NHKは思うような仕事が出来る環境ではないのだろうか。
  • 夏になると、テレビでも街中でも「浴衣」を身につけた老若男女を多く見かけます。夏の訪れを感じさせ、見ていてもほほえましいのですが、着付けがしっかりしていない状態を見ると情けなく思います。これはどの季節の、どの和装にも言えます。着こなしと所作はその人となりが表れるので、その芸能人やアナウンサーの魅力が損なわれないよう、しっかり着付けてあげるなりアドバイスしてほしい。
  • 最近、特に腹立たしいことが、出演者の言葉に効果音(爆発音やマシンガンの音)をかぶせて消していることだ。放送局が制作する番組はスタジオで観覧している人が主なのか、視聴者が主なのか分からない。編集の時点で効果音を入れているのだろうが、そのような編集をするならカットするべきではないだろうか。視聴者を蔑ろにしているようで腹立たしい。

【ラジオ】

  • 野球試合の延長が長すぎ、後続の番組がつぶれてしまいます。他社でも横並びで放送しているのに、試合終了まで中継する意味が分かりません。野球中継以外の番組を楽しみに待っているリスナーのことも考えていただきたい。
  • 「お色気大賞」のコーナーが苦痛でたまらない。私が聞きたいコーナーは「お色気大賞」の後に放送されるものだから、結局「お色気大賞」も聞いてしまうことになる。こんないやらしいコーナーはもうやめてほしい。

【CM】

  • 最近のCMはひどすぎる。「個人の感想です」という注意書きだけ付けて、怪しい個人ユーザーに企業の言いたい効能を代弁させているとしか思えない。自分達で効能を謳うとクレームが怖いのか、法にひっかかるのかは知らないが、CMを見て購入してしまうお年寄りの方もいるはずです。自分達は何のリスクも負わないやり方は、視聴者を騙そうとしているようにしか見えない。本当に自信がある商品ならば自分達で効能を謳えるはずだ。
  • カリスマ的ロックバンドの楽曲とお客さんの喜ぶ姿が映り、びっくりした。もしかして再結成かと思っていたら、そのバンドのライブの映像後に、某大手パチンコメーカーのマークが映り、パチンコのCMだとわかった。「パチンコ」の一言も出ない。女性向けに「ちょっと一息」「ちょっとの楽しみ」といった言葉を並べ、30代から50代くらいの女性3人が、ニコニコしながら散歩している様子が流れ、「女性にも楽しみを…」と言っている。姑息な手段でパチンコのCMを放送しないでほしい。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 容姿の悪い女性を笑い物にし、番組を盛り上げるために不快ないじめエピソードを演出したうえ、視聴者に無責任に整形を推奨するバラエティー番組だ。美容業界と放送局の金儲け以外の何ものでもない。整形手術は希望する人間が自費でやるべきことだ。子どもや若者に悪影響だ。
  • 不快なキャラクターが出てきて生理的に受け付けられない。子ども向け番組なのにどぎつすぎる。夜のバラエティーではなく、朝の食事時間の放送で子どもが見ていることを配慮すべきだ。ブサイクな女性を笑う風潮を特に子ども向け番組で作ることはとても倫理に反している。
  • 出演者に刺青をした人がいた。テレビは不特定多数の人が見ており子どもも見ている。堂々と刺青をしている人間を出演させることはやめた方が良い。まだ世間のことが分からない少年少女が見ていたら、刺青をしていてもおかしくないと思わせてしまい、悪の道への一歩を安易に踏み出してしまう。どうしてもそのタレントを出演させたいなら、刺青が見えないようにして出演させるべきだ。
  • 家族団欒の時間帯に、変態行為を長時間にわたって放送していた。信じられない。お笑い芸人におもしろおかしく再現させていたが、冗談半分でマネをする人間が出るのを助長するだけで、青少年への影響は大きいと思う。われわれ大人が見ていても不愉快に感じる番組だった。

【性的表現に関する意見】

  • バラエティー番組で、タレントが性的な話題について10分程度語っていた。夏休みの21時台という時間帯では小中学生の視聴もあるはずで、現に我が家でも中学生が見ていたが、あまりの内容に親としてチャンネルを替えざるを得なかった。このような放送をこういう時間帯に流すことはテレビ局の見識を疑う。規制をかけるべきだと思う。
  • アイドルのプロモーションビデオが昼間に放送されていたが、下着姿で歌っている。小学生の子どもたちの目に偶然入ってしまい、親としてひどく憤慨している。下着姿である以上、深夜の放送にしてもらいたい。あまりにも非常識ではないか。
  • テレビにお色気番組は必要ない。今やネットでいくらでもアダルト動画が見られる時代だ。携帯電話や携帯ゲーム機の発達により、もはや保護者の目など届かない。大人が楽しむものとしてのお色気番組は今や崩壊しているも同然だ。

【いじめに関する意見】

  • お笑い芸人につらい課題を与えてクリアさせ、その状況を複数で確認するという内容だった。芸人にタバスコや唐辛子が多量に入った食べ物を食べさせ、苦痛にもだえる顔を楽しんだりして見るに耐えない内容だった。いじめを体験した私の子どもも「こんな番組見ないで、いじめられている芸人さんがかわいそう」と言っていた。
  • タレントたちがかくれんぼをする番組。見つけられた人が檻に入れられ、タランチュラを放り込む、大量の粉を噴射する、大量の泥水をかけるなどのおしおきを受けていた。それを檻の周りで見ている出演者達が大爆笑している。台本があるとしても、子ども達も見ている時間帯に悪質ないじめ方を教えているようなものだ。

【危険行為に関する意見】

  • ゴルフ場で何も知らない芸人を落とし穴に落とすという内容。何人も落としてそのリアクションを競っているような感じだった。恐らく落ちてもけがをしないような工夫がされているとは思うが、うちどころが悪くてということも考えられる。こんな危険なことをして笑っている出演者は大人として配慮が欠けている。見ていてとても気分が悪くなった。真似をする子もいるかもしれない。

【殺人シーンに関する意見】

  • 番組冒頭で、女子高生が街中で刺殺されるシーンがあった。いかなる設定にせよ、類似犯罪を助長するようなシーンを子どもが見る時間帯に放送するとはいかがなものか。ワイドショーやニュースでこの種の犯罪を取り上げ、被害者に同情し容疑者を憎むような報道姿勢は欺瞞としか言いようがない。各局の良識を望む。

【推奨番組に関する意見】

  • 第二次世界大戦に関するドキュメンタリーを見たが、とてもよくできた番組だと思う。今の若者は戦争を知らない者も多く大変嘆かわしい。「日本ってアメリカと戦争したんですか」「勝ったのですか、負けたのですか」と言う若者までいる。このような良質な番組は、終戦記念日あたりだけ放送するのではなく、普段から若者が見る時間に繰り返し放送すべきだ。

【編成に関する意見】

  • 深夜アニメであるにもかかわらず、小中学生の弟たちが毎週見ている。内容がとても良いので弟が楽しみにするのも分かるが、ゴールデンタイムに放送してはどうか。この番組を見るために夜更かししている子どもの視聴者も多数いると思われる。

【報道に関する意見】

  • 死刑の刑場を公開するというニュースがあったが、夏休み中のこの期間に報道しなくてもよいのではないか。大人の私でも非常にショックを受けたのだから、子どもが映像を見た時の衝撃は想像を絶する。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「青少年に有害な番組やCMは放送を中止すべき」「不快なのでBPOから指摘してほしい」などの意見が多いが、このような意見をお持ちの方はどのような取り組みをしているのか。情報が溢れる現代ではメディアリテラシーが求められている。放送する側には、正確でより良い情報の提供や情操教育への貢献などが求められ、有害・悪質な内容は流さないという義務がある一方、視聴者にも、正確で安全な情報を選び取る義務があることも忘れてはならないだろう。
  • 「子どもに悪影響を与える」などと言うが、現代より放送の規制が緩かった時代を生きていた大人が何を言っているのか。そんなに今の大人は悪い人間ばかりなのか?問題はテレビではなく、それを受け取る側の心の持ちようだと思う。子どもに良くない内容だと思ったら、大人がしっかりと「駄目だよ」と言ってあげればいい。

【CMに関する意見CMに関する意見】

  • 携帯電話用のゲームのCM。泥棒をネタにしたゲームで「盗め、盗め」と訴えている。いくらゲームでも、盗みが楽しいことであるかのような宣伝はモラルが欠けているのではないか。ゲームの中だけなら良いが、現実でも盗みを楽しむようになる子どもが増えることになるのではないか。
  • 未成年者の飲酒防止の観点から、アルコール飲料のCMが野放しになっていることは問題だ。人気俳優やタレントを使用し、真っ昼間から「うまい」「最高」などと連呼させている。これでは未成年者に飲酒を勧めているようなものだ。

2010年7月に視聴者から寄せられた意見

2010年7月に視聴者から寄せられた意見

大相撲名古屋場所のテレビ中継中止の是非をめぐり、賛否両論多くの意見が寄せられた。その後も角界をめぐる暴力団がらみの不祥事が報道されるたびに、厳しい批判が相次いだ。参院選挙は民主党が大敗したが、選挙に関する意見では、情報番組のキャスターやコメンテーターの見解が強く前に出すぎていて、世論を誘導しているとの批判があった。

7月にEメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,526件で、6月と同数であった。意見のアクセス方法の割合は、Eメール63%、電話33%、FAX2%、手紙ほか2%。
男女別では男性73%、女性23%、不明4%。
世代別では30歳代32%、40歳代25%、20歳代18%、50歳代11%、60歳以上10%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。7月の通知数は742件(46局)であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、42件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

7月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 0件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

7月の視聴者意見は1,526件と、先月と同数であった。
大相撲名古屋場所のテレビ中継中止の是非をめぐり、賛否両論多くの意見が寄せられた。相撲中継の中止、ダイジェスト版による放送ということになったが、その後も角界をめぐる暴力団がらみの不祥事が報道されるたびに、視聴者から厳しい批判が相次いだ。
参院選挙は民主党が大敗し、衆参ねじれ国会となった。選挙に関する意見では、情報番組のキャスターや評論家、コメンテーターの見解が強く前に出すぎていて、世論を誘導しているとの批判や、候補者の取り上げ方も一部公平性に欠けるものがあるなどの指摘があった。政治報道については、内閣支持率など世論調査を頻繁に報道することへの疑問も出された。
バラエティー番組では、長時間にわたって続けられたスペシャル番組で、炎天下倒れるまでタレントを走らせていたなどの批判や、回転する椅子に座らせた芸人を倒れるまで執拗にいじめたなどの意見が寄せられた。ドラマでは、子どもを殺すなど残虐なシーンが多すぎるとの意見があった。
来年7月の完全地上デジタル放送に向けて地デジ化テストが行われ、アナログ放送がレターボックスでの放送に移行したが、受像機をまだ買い替えていない人や、受信環境が整っていない人などから、視聴者への配慮が欠けているなどの苦情が寄せられた。
番組出演者に関する意見は、「不適切な発言」の検索で34件、「不適格な出演者」で48件あった。ラジオについての意見は40件、CMについては54件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は123件で、前月と同数だった。
今月も、バラエティー番組を中心に低俗・モラルに反するとの意見が37件と最も多く寄せられた。次いで、ドラマ番組での子どもの殺害シーンなどに対して「残虐だ」「見るに堪えない」などの批判意見が集中的に寄せられた(25件)。また、特定のジャンルに限らず、「性的表現」に関する意見も幅広く寄せられた(13件)。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • NHKは「大相撲名古屋場所の生中継はやめるが、録画のダイジェストを放送する」と発表した。しかし、相撲放送中の客席に暴力団組員がいてテレビで放送された問題は、何の対処方法も検討されていない。これでは再び、同じようなことが起きる可能性があり、放送が暴力団に悪用されることを放置しているとしか思えない。当面、大相撲番組は中止して、有効な対処方法を検討するように指導していただきたい。
  • 暴力団がかかわる、野球賭博に汚染された大相撲の中継をやめるべきです。NHKは国民の受信料でなりたっているのですから、当然国民の大多数の意見を尊重すべきです。
  • 生中継中止を残念に思っています。いまだに放送中止が納得できません。野球賭博に関係のない力士の方が多いのに、力士たちが気の毒です。今のダイジェスト放送では、大相撲の醍醐味は伝わりません。
  • 本当に悪いのは賭博を設定した暴力団の存在だろう。そこにメスを入れないマスコミの弱腰こそが問われているのではないか。本当の悪に目をつぶり真っ正直に生きてきた力士ばかりに焦点を当てることはどうなのか。厳然として存在する暴力団の存在をどうとらえるのか。社会の必要悪とのとらえ方は否定しなければならない。
  • 参院選挙の「開票速報」を見た。速報の臨場感を出すために、注目選挙区や注目候補の「当確」が出ると、全国の開票速報の途中にもかかわらず、万歳などのVTRを入れてくる。VTR後に開票の続きを放送すればいいが、注目候補の速報になったりしてめちゃくちゃだ。また、出口調査を過信し「当確」を早く出し過ぎている。早く「当確」が出ても下位で当選した人もいた。
  • 参院選挙で民主党が大敗したが、これは菅総理の消費税発言を大きく取り上げ、世論調査の支持率低下など、民主党に不利な報道をしたからだ。選挙期間中は有権者への影響を考慮し、世論を誘導するような報道はすべきではない。また、選挙特番にアイドルやお笑いタレントを出演させ、バラエティー番組のような扱いをしている放送局もあった。政治に対する真面目な取り組み方が感じられない。 内閣および政党支持率の世論調査の回数を減らしてほしい。国民は世論調査に影響される。世論が支持しているから、または世論が支持していないからと影響されているように思う。特に内閣支持率は支持率が低下し始めると雪崩のように下がる。これはマスメディアの悪影響ではないか。
  • 民放の情報番組を見ていると、政治に関する情報は国民主体ではなく、テレビ局本位の批判報道のようで苦々しく思う。重箱の隅をつつくような番組が多い。国会で何が審議され何が決まったかより、誰が失言したか、誰々が悪いとか、野党よりひどいことを政府に質問している。政治評論家と称して出演している中には、我々一般国民より幼稚な解説をしている者もいる。我々に何を伝えたいのかさっぱり分からない。
  • メディアが競って政権や政党の支持率を発表しているが、何の目的で行っているのか。ワイドショーのネタ探しとしか思えない。ある局の朝からの生番組などは、司会者がヘラヘラ薄笑いを浮かべ、ゲスト議員を小ばかにしたような内容を放送している。「報道の自由」とは、内容がどうあれ、自由に放送出来るということなのか。メディアの考えを押し付けられるのは、余計なお世話だ。
  • 大韓航空機爆破事件の元死刑囚キム・ヒョンヒが来日したことを放送していた。移動中、ヘリで追いかけ、その様子を細部に至るまで伝えていた。移動先の敷地の建物の見取り図までフリップを使って説明していたが、行き過ぎではないか。警察が厳戒態勢を敷いて警備している中、ここまで詳細に放送してしまっては警察の努力が水の泡だ。拉致問題や国の外交問題にもかかわる内容を芸能ネタと同様に扱ってはならない。
  • 福岡の民放各局は、大雨・水害・交通情報などをテロップで流していますが、CMになるとテロップが消えてしまいます。番組が始まると、また最初からの情報が流れ、最後の情報にはなかなかたどりつきません。CMが終わるまで我慢していても、さっき見た情報からまた始められるとイライラします。3月のチリ地震の津波警報のように、CM中もずっと情報を流し続けてほしい。福岡県民にとっては津波以上に大雨情報は即時性を要するのです。
  • 韓国俳優の自殺についてです。現地の配信に委ねずに、各テレビ局は独自取材のために韓国まで出向いたのだろうか。マスコミの対応が理解できない。結果として、マスコミに乗せられた一部の日本のファンまでも現地に出向き、情けなかった。そっとしておいてあげることが、人間としての道理ではなかろうか。

【番組全般・その他】

  • 出演者に危険なゲームばかりさせていて、怪我人が出るのではないかとハラハラした。後半の、椅子を執拗に回すシーンは不快以外の何ものでもなかった。いい大人が公開いじめをするさまを放送していた。顔面蒼白の出演者に「死後硬直」とスーパーを載せるとは制作者の神経を疑う。番組の制作者の中に誰一人として疑問を持つ人間がいなかったのかと呆れて物も言えない。悪質にも程がある。不快極まりない。
  • ダウンタウンの浜田に「止めて!」と訴えても、執拗にイスを回され、顔色が青くなった様をまわりの同じ芸人やスタッフが笑っていることが不快きわまりなかった。舞鶴で手足を縛られ重りをつけられた状態で海に蹴り落とされ亡くなった少年の事件がすぐに頭に浮かびました。ゲームでも何でもありません。番組をやめてほしいです。
  • 問題だらけの番組でした。熱中症などによる脱水症状で倒れてしまった人がいる中で、三輪車レースをやり続けたことは問題です。テレビという影響力の強いメディアが熱中症でも頑張る姿を放送することで、熱中症への認識が甘くなります。また、タレントが駅伝で熱中症になりました。しかし、それでも企画を続け、タレントに200mですが走らせました。命にかかわることなのに、認識が甘いと思います。
  • テレビを見てこんなに不快になったのは初めてです。いくら作り話とはいえ、子供がいたぶられながら殺されるシーンはあまりにもひどい。身が震えるほどに不快で、犯人にではなく制作者に強い怒りを感じました。いくら話題を作り視聴率をとりたいからといって、やっていい限度を超えています。あのシーンは必ず模倣犯を生みます。テレビはどうなってしまうのだろうと不快で情けなく、ただただ涙が出ました。
  • アナログテレビで見ているが、今日から突然、画面が小さくなった。今までは上下に黒い帯が入って横長の画面だったが、今日からはそれに加え左右にも黒い帯が入った。小さなテレビなのでさらに一回り小さくなり非常に見づらい。総務省に電話をすると「地デジ対応テレビの購入を促すためにテレビ局と協力して、わざと小さい画面表示にしている」と言われた。テレビを買えない貧乏人に対する嫌がらせだ。
  • 1年後に地デジへ完全移行することは、十分に理解している。しかし、各家庭に経済的な事情があるため、地デジ化していないだけである。これは、国を挙げてのアナログ弱者いじめではないか。バラエティー番組がいじめにつながると言って規制ばかりしているが、こちらの方がよっぽど問題だ。
  • 最近のテレビ番組は略語が多過ぎて理解できないことがよくある。例えば情報番組で「デパチカ」という言葉が出ていたが、「何のことだろう」とあれこれ考えているうちに分からないまま番組が終わってしまった。後で孫に聞いて知ったのだが、「デパートの地下売り場」の略称だという。若い子同士の会話で使うならともかく、そうしたおかしな造語をテレビ番組で堂々と使うのはやめていただきたい。
  • スポーツ新聞や週刊誌の記事を題材にした放送が多い。放送するからには内容についてはしっかり責任をとってほしい。テレビを通して聞いたニュースは確かな報道のような勘違いを起こしやすい。スポーツ新聞や週刊誌はいい加減な報道をするものと思っていましたし、面白おかしければよいと考えていました。テレビで流れると、思わず信じてしまいそうになります。真実かどうか確認してから報道する義務があると考えます。
  • 最近、YouTubeやニコニコ動画等で閲覧できる映像を利用し、ナレーションや字幕などとともに芸人や役者の顔窓やコメントを利用している番組が多い。各局で放送しているので、同じ内容を何度も見たりする。YouTubeなど動画サイトや動画製作、投稿者にきちんと許可をとっているのだろうか。以前知人が投稿した動画がテレビで放送されたので、知人に連絡すると本人が驚いていたので権利の所在など確認を怠っていると思われる。個人の権利はどうでもよいのだろうか。
  • 投稿動画だけで構成されたスペシャル番組が多い。どの局もこぞって放送しているが、金がないのか、それとも番組を自分たちで作ろうという気がないのだろうか。インターネット上にあるものだから、視聴者の中にも見たことのある人は大勢いるだろう。なぜ素人の投稿動画だけを使って番組を構成するのか。海外の素人の動画や動物の動画をスタジオにいるタレントが笑って見ているだけだ。手を抜いているとしか思えない。

【ラジオ】

  • 民放連のラジオCMで、子供が「温暖化すると砂漠の中を通学することになるかも」と言っていた。いくらなんでも、人為的要因の温暖化で、砂漠の中を通学することになるとは思えないし、そんな意見をどの研究者からも聞いたことがない。間違った考えを世に流布するものだ。

【CM】

  • 今月は選挙があったが、「ソフトバンク」の白戸次郎が選挙に出馬するCMが気になった。放送の法律がどういう仕組みかはわからないが、選挙期間中にかかわらず、そんな嘘話を放送して大丈夫なのだろうか?

【BPOへの意見】

  • ラジオでBPOの告知を聞いたが、「××していないよね?」という言い方は、いじめをしている人が言うような言い回しで、聞いていて不愉快になる。今後、告知を作るときには「××していませんか?」にしてはどうか。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 司会者が出演者に「こいつ脳死だ」などと言っていたが大変不快に感じた。あってはならない発言だ。実際に脳死の方々にも失礼であり、テレビ番組で人に言って良い言葉とは到底思えない。番組を見ていた子どもが真似したりでもしたら問題ではないか。
  • ゲストのお笑い芸人が出版した絵本や色紙などを出演者らが蹴飛ばしたり踏み付けたりした。何故そんなことをしたのかは分らないが、理由はどうであれ大切な作品を傷めたり汚したりするとはひどい。芸能人がそのような行為をしていては子どもの手本にならない。
  • お笑い芸人が地方に行き、女子高生をスカウトし、男性誌でグラビアデビューさせるという企画があるが、いかがなものか。街中で声をかけ、親の承諾を得るために家を訪ねるという内容だが、承諾する親が多いことにも驚く。危険なこの時勢、犯罪や事件に発展するということも考えないといけない。安易に承諾する親の気も知れないが、こういうコーナーは必要ないと思う。
  • 子ども番組でのお笑い芸人の歌が小学生にはふさわしくない。この歌は「女子だって、気に入らない男子がいたら我慢しないでパンチをしてよい」という内容だ。暴力を肯定する歌は放送してほしくない。

【暴力・殺人シーンに関する意見】

  • 子どもを惨殺した犯人に主人公が復讐するというドラマだが、残酷なシーンが多く見るに堪えない。恐怖でおしっこを漏らしてしまった子どもを犯人が面白がるシーンは明らかに常軌を逸しており、ドラマとしても一線を越えている。21時台だと子どもも見る可能性が十分にある時間帯だ。痛ましすぎて気分が悪くなり途中で見ることをやめてしまった。

【いじめに関する意見】

  • 女性芸人に痴漢行為をする男性芸人を笑って許す場面や、いすに座って何回転もさせられ顔色が悪くなっている芸人を司会者がどなりつけて無理やり再度いすに座らせ回転させる場面は、力の強い者による弱い者いじめ以外の何ものでもなくセクハラ・パワハラでもある。人が嫌がったり、苦しむ様子を見て笑いをとろうとする番組作りは最低だ。
  • 芸人が後輩の頭をバリカンで勝手に剃るという行為をしていたが、立場を利用してのいじめに繋がる場面で不快に感じた。一般社会では絶対許されない行為ではないか。その後も、ゲストの家で裸になりゲストの妻と布団に入る、生きた魚をテーブルや床で跳ねさせるなど、自分の家にこのようなことが起きたらと思うとゾッとする場面ばかりで、良識がないのかと思わせる内容だった。子どもの成長に有害だと感じる。

【性的表現に関する意見】

  • “新番組”ということで子どもと楽しみにしていた。ところが、番組が始まってすぐに子どもの殺害シーンや過激な性描写があり驚いた。21時台の番組は子どもを含めた家族で見る時間帯でもある。キスシーンくらいならともかく、露骨な性描写まで放送するのは行き過ぎではないか。映画であればR指定などで見るかどうかの判断も可能だが、テレビでは内容が確かめられないまま子どもでも見る可能性がある。配慮が必要だ。
  • 小中学生が帰宅する時間帯の夕方の情報バラエティー番組で、性の記事や話題を特集するのはいかがなものか。ゲストコメンテーターまで自身の性的な体験談などを語る始末だ。いき過ぎた内容を一刻も早く改善すべきではないか。
  • 深夜のバラエティー番組だが、深夜とはいえ子どもが見るかもしれない。パジャマを脱がしあい、その下に着ている水着姿になり、その様子を股間や胸などに迫って映す行為は不適切すぎる。そもそも水着姿ばかり映す番組がなぜ成り立つのか。なぜやめさせないのか。もう少しモラルをもって番組を管理してもらえないか。

【危険行為に関する意見】

  • クイズ番組で、限界に挑戦させようと狭い部屋の天井を徐々に下げて圧迫したり、密封された中に水を放水して首まで水につからせたり、水の中に答えを取りに潜らせたり、どう考えてもやりすぎではないか?水の圧力の恐ろしさがわかっているのだろうか?制作者が過激な番組を作らなくてはいけないように追い詰められている感じを受ける。事故などが起きないうちに再考を求める。

【動物に関する意見】

  • 狼犬に人を噛み殺させるというきわめて悪質なドラマだ。国内でも土佐犬など大型犬に噛まれて大怪我をしたり亡くなる人が出ている。動物を凶器に使うなど最低である。こういった番組は子どもたちの健全な育成に大きな影響がある。愛犬家から見ていても許せない番組だ。

【推奨番組に関する意見】

  • 差別されがちなサブカルチャーやネット文化をちゃんと評価し上手く扱った良い番組で、なかなか面白かった。マニアックな内容や独特な表現で正直わからないところもあったが、そこもまた良いところなのだろう。放送局には、サブカルチャーを学術的に評価したり、言論・表現の自由や内心の自由の意味や意義をどう考えるか、科学的・論理的に扱った番組を作ってほしい。

【残虐シーンに関する意見】

  • 子どもが見る時間帯のアニメであるにもかかわらず、戦闘で血が飛び散るシーンがある。少し見て気分が悪くなった。このアニメには配慮がなく、殺すことが格好良いように表現されていて問題だ。深夜夕方を問わずこういった残虐アニメが増えている気がする。売り上げや視聴率を求めることは仕方ないが、最低限のルールを作らないとモラルが崩壊する。

【CMに関する意見】

  • 使用無料を全面に出しているゲームの広告だが、有料部分をわかりやすくして無料部分と合わせて広告しないと詐欺に値すると思う。また、「盗む」というキーワードでゲームのツールを盗むことに引っ掛け、人の”彼”を盗む行為を演出している。道徳的に悪影響を与えることは必至である。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「人を馬鹿にしたり、下品なことを言う番組」について、テレビからこれらを取り除くことで世の中が良くなるのだろうか。テレビの環境浄化で良い子が育つのなら学校は不要だ。また、BPOはテレビの警察でもなければ、視聴者の不満や愚痴の捌け口でもない。その点を履き違えている意見が多すぎる。
  • 最近のBPOの視聴者意見は言葉の表現や方言、それにバラエティーへの批判が多すぎる。「方言を直せ、分かりづらい」などの言葉の批判は方言への差別に値する。また、バラエティー番組は笑えて人生を楽しくするものだ。「殺すぞ」などの言葉については制限してもいいと思うが、細かい表現にいちいちつっかかっていたら自由に発言できなくなる。今の放送は取り除かなくてもいいものまで取り除いていると思う。
  • ドラマでの暴力・殺人シーンについて「子どもに悪影響」との意見に賛成だ。映画にはR指定などがあり、過激な暴力や性表現などを扱った作品では子どもは入場できないが、テレビはどの年齢でも見ることができてしまう。親子で話し合うことも重要だが、すべて視聴者に任せることは危険だと思う。

2010年6月に視聴者から寄せられた意見

2010年6月に視聴者から寄せられた意見

小惑星探査機「はやぶさ」が7年ぶりに地球に帰還したが、どこの放送局も生中継しなかったため、「報道の役割を放棄したものだ」との厳しい批判が寄せられた。大相撲の野球賭博問題が明るみに出たが、予定されていた大相撲名古屋場所をテレビ中継するべきかなど、大きな問題が視聴者から提起された。

6月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,526件で、5月と比較して69件減少した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール61%、電話34%、FAX2%、手紙ほか3%。
男女別は男性72%、女性24%、不明4%で、世代別では30歳代29%、40歳代26%、20歳代18%、50歳代14%、60歳以上11%、10歳代2%の順となっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。6月の通知数は683件(39局)であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、43件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

6月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 2件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

6月の視聴者意見は前月とほぼ同数で、政治、スポーツ、バラエティーなどテーマは多岐にわたった。
鳩山首相の突然の辞任を受けて、菅新内閣がスタートした。”小沢ばなれ”効果もあり内閣支持率は急上昇し、いっきに参院選挙に向かうこととなった。選挙の争点として「消費税の引き上げ」がクローズアップされたこともあり、視聴者の意見も政治関連で172件となった。
小惑星探査機「はやぶさ」が7年ぶりに地球に帰還した。多くの困難やトラブルを乗り越えての生還に、多くの人々が感動した。深夜のニュースであったが、どこの放送局も生中継しなかったため視聴者から、「報道の役割を放棄したものだ」との厳しい批判が寄せられた。
相撲界を大きく揺るがす野球賭博問題が明るみに出た。大関琴光喜への恐喝事件がきっかけとなり、賭博に関わっていた力士や親方の処分、さらには予定されていた大相撲名古屋場所を開催すべきか、テレビ中継をすべきかなどメディアにとっても大きな問題が視聴者から提起された。
サッカーワールドカップ南アフリカ大会が行われ、日本代表は惜しくもベスト8進出はならなかったものの、前評判を覆して大健闘し、多くのファン、視聴者から「感動した、ありがとう」の声が意見でも寄せられた。中継放送では、「ブブゼラの音がうるさくて」実況のアナウンスが聞き取れないなどの注文が出された。
東京都青少年健全育成条例の改正案は否決されたが、いわゆる「アニメ規制」「児童ポルノ問題」をめぐり、多くの意見が寄せられたほか、バラエティー番組での芸人の発言が不穏当で品位に欠けるとの指摘もあった。
報道関連意見は146件、バラエティー番組への意見は198件あった。番組出演者に関する意見は「不適切な発言」検索で58件、不適格な出演者検索では48件あった。ラジオに関する意見は56件、CMに関する意見は76件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は123件で、前月とほぼ同数だった。
今月はここ数カ月の傾向と同じく、低俗・モラルに反するとの意見(35件)および性的表現に関する意見(30件)が多数寄せられた。前者については、特定の番組への集中はみられないが、子ども向け番組への批判意見が比較的目立った。後者については、有識者らが特定のテーマについて持論を解説する2つの番組で、児童ポルノ規制問題を取り上げた回に対し、「内容に偏りがある」「データが不正確だ」などの批判意見が合計19件寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • テレビは鳩山総理を叩き、民主党の支持率下落を嘲笑するような報道をしていたのに、菅総理に替わった途端、今度は新総理や新閣僚らを持ち上げるようなことばかり言っている。新内閣は始まって3日目である。まだ何の実績もないのだから、好意的に華々しく取り上げる根拠もない。ここ数日の内閣交代によるお祭り騒ぎは、テレビ独特の節操の無さの産物だ。軽薄で無責任そのものの報道を「改めよう」という声は内部から起こらないのだろうか。
  • ニュースや報道番組のあり方について疑問がある。景気の停滞や下降の原因は政府の方針もあるが、テレビの影響も大きいのではないか。政府を追及していく姿勢は結構だと思うが、どうも偏り過ぎている。良い政策や国民に有利なことも、もっと取り上げて褒めてもいいのではないか。国民が消費意欲を出し景気が上向く。政府のやっている行動を理解し、頑張ろうと意欲が出ることもあるのではないか。ある番組ではメインキャスターの主観が前面に押し出され、国民が政府や現在の日本に対して誤解を生むのではないかと思える発言をしている。表現の自由とは、かけ離れた行為だ。
  • 世界にとって歴史的な1日でした。「はやぶさ」の帰還です。海外でも生中継で放送されました。しかしながら、日本の地上波テレビ局は生放送しませんでした。NHKでさえ放送しませんでした。くだらないバラエティー番組や、いつでも放送できるワールドカップの特集を延々と続けました。一体この国のテレビ局は何を考えているのでしょうか。
  • 「はやぶさの地球帰還」という世界に誇るべき偉業が達成されたのに、報道が控えめなことに驚いている。しかも「はやぶさ」の予算が事業仕分けにより大幅に減額されたと知ってびっくりした。こうしたニュースはテレビではほとんど伝えられなかったため、私はネットニュースで知った。放送界が「はやぶさの仕分け」をした与党に遠慮したからかとの憶測さえ流れた。「はやぶさ」の件で色々考えさせられた。公平な報道を心から望む。
  • サッカーワールドカップの報道が過剰だ。地上波放送で連日W杯関連の番組を大量に放送し、衛星放送でも放送している。同じ番組を何回も放送している。民放各局もワイドショーや報道番組でW杯を過剰に煽っている。高額な放送権料を払っているからだろうが、興味のない者からすればただの押し付けで、迷惑でしかない。
  • ワールドカップの試合前のパフォーマンスだと思って聞いていたが、試合中もずっとブブゼラの音が流れていた。気持ち悪く頭痛がする。ブブゼラを止めさせてください。解説も判定のホイッスルも聞こえない。
  • すべての番組に言えることだが、選挙間近に政治報道をあつかう場合、キャスター、コメンテーターに意見や感想を主張させることは問題がある。特定政党を非難する意見が相次いだりして、視聴者の投票行動に影響を与える可能性がある。この時期には客観的事実のみを報道し、キャスターやコメンテーターの意見や感想を加えることは抑制したほうがよいのではないか。
  • 政治に関しての街角インタビューだが、これほど危ない報道手法はないのではないか。意図的な操作が容易で、なおかつ市民の意見ということで、局は責任を持たなくてもよい。やらせではなくても都合の良い意見を拾うことはできるし、少数意見でも多数意見のようにみせることができる。最近の世論形成の流れを危惧する。実際の私の周辺の政治に関する意見】と、マスコミが伝える世論の実態に乖離を覚えるからだ。
  • ニュースや報道番組で、異常なまでのモザイク処理があり、不愉快でなりません。個人情報保護の行き過ぎではないでしょうか。個人情報保護の趣旨をテレビ局は曲解していませんか。テレビの最大の武器は映像です。曖昧な映像で放送されては、何らテレビの意味がありません。もう一度、「個人情報保護」を見直してはいかがでしょうか。
  • 芸能人が学生時代などの過去の写真をテレビ上に公表する時、一緒に写っている一般人のモザイク処理がされていないケースが見られます。もっとしっかり処理をお願いします。特に集合写真やスナップ写真などは一般人の顔を絶対に映さないようにしてください。その写真をもとにインターネットで誹謗中傷などが起きたら大変です。
  • ニュースで「食肉に”宮崎県産ではないので安心して下さい”と表示しているスーパーがある」と放送しました。これは「宮崎県産は安心して食べられない」と言っているようなものです。市場に出回っている宮崎県産の食肉は安全なはずです。こんな放送をすると、”宮崎県産ではない”ことを表示する業者が増えてしまいます。風評被害を増やさないためにも、こうした放送は控えて下さい。
  • 放送時間の表現が間違っていることを改めてほしい。ワールドカップの放送時間は「木曜深夜3時」と言っているが、実際は「金曜の深夜3時」が正しい。分かりにくく迷惑だ。テレビ局は25時や27時などの表現も用いるが、そんな時間は存在しない。

【番組全般・その他】

  • ペットを通じての出会いや交流は、心の優しさやあたたかさが伝わり、命の大切さを感じた。家族で見てほしい番組だ。ペットの愛情や素顔を間近で見られるシーンが楽しみで、毎週欠かさず見ている。バラエティー番組に見られる出演者同士の罵倒や紛糾、内輪話や下ネタで、心を平気で傷つける番組よりも、こうした心温まる番組が長く続くことを期待したい。
  • 民放には、大人が見る番組がない。バラエティーでも、つまらない芸人の内輪話ではなく、大人の鑑賞に堪える「しっかり作った」ものを放送してほしい。ファミリーレストランで無茶食いをしたり、内輪ウケのトークばかりでは大人は楽しめない。子供や若者に媚びない、大人が楽しめる番組作りをしてほしい。
  • 相撲はタニマチにもヤクザが多いと聞く。今回の問題が済んでも解決にはならないだろう。分かっていて放送する側に問題がある。放送局が強く暴力団の排斥を言えば効果があるのに、なぜしなかったのか。他のスポーツでも暴力団との関係が指摘されている。芸能界を含めて対処してもらいたい。
  • 相撲界の不祥事が取りざたされているが、全ての力士が事件に絡んでいるわけではない。真面目に稽古をしている力士もいるはずだ。コメントを取りたい取材者の気持ちもわかるが、無関係な力士たちへの執拗な取材は控えるべきである。
  • テレビをつければ関西弁の放送ばかりだ。関西出身のタレントが関西弁で喋りまくる。せめて、東京キー局制作の番組は標準語放送にしてほしい。「俺がしゃべるのが標準語じゃ」と言わんばかりに、関西弁を直そうとしないタレントにはうんざりする。かつて、地方の人間はテレビ放送で標準語や共通語を学んだが、今の放送ではそれができない。
  • おもしろ映像やびっくり映像を取り上げる番組では必ずといってよいほど、テレビ画面の左上にスタジオゲストの表情を映しているが、本編が見たい視聴者にとって邪魔以外の何ものでもない。特に録画して保存したい場合は非常に邪魔に感じる。そこで提案なのだが、各局でワイプについて視聴者がどう思っているのかモニタリングをしてもらいたい。

【ラジオ】

  • 「大相撲の野球賭博と暴力団」について、元力士をゲストに迎えてトークしていた。元力士は「暴力団は悪い人ではない、いい人が多い」「ずっと付き合っているが、立派な人が多い」など、暴力団を肯定する発言ばかりしていた。これらの発言に対して、司会者は全く否定せず、アナウンサーは沈黙したままだった。生放送中の発言とはいえ、司会者やアナウンサーが否定するチャンスはあった。違法なことやモラルに反することには、きちんと物を言わなければならないはずだ。何かこの番組のスタッフも含め、勘違いをしているとしか思えない。
  • あるラジオ局に点字一覧表を同封し点字で投稿したところ、断られた。私は視覚障害があるので点字でしかラジオ番組に参加できない。私のような人々の気持ちを理解してほしい。点字で手紙を出せないことはつらい。全国のラジオ局で点字での手紙を受け付けるようにお願いしたい。
  • パーソナリティーが、著作権法を犯し漫画をネット上に公開した少年に対しての感想で、「悪いとは思えない、時代の流れ」などと自説を展開し、ネット上に歌、漫画などを無断で公開することを推奨、容認するような発言を繰り返した。非常に問題だと思う。

【CM】

  • 注意を引くためか、携帯電話の呼び出し音を紛れこませたり、インターホンの音を微妙に忍びこませているコマーシャルがある。私自身は片耳難聴で、どこから音が来ているのか方向性がわからず、本当に呼び出されたかと思い驚く。世の中には、電話やインターホンの音にストレスを感じ、電話恐怖症の人もいるだろう。不必要にこのようなことをしてほしくない。
  • サプリメント・健康器具・化粧品など、通信販売のCMに見られる「あくまで個人の感想です」「効果には個人差があります」などの表現は、消費者に対する逃げの言葉だ。出演者もセミプロのようなエキストラタレントで、当然出演料が発生しているはずだ。仮に素人だとしても「ギャラ」は発生していると思う。これでは「何日で効果が現れた」と、効果を説明されても信用できない。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 司会者が出演者について「死んでしまった」などと発言した。人の生死を軽々しく語ったこの発言は非常に不愉快だった。この発言に対する問題の認識と反省を求めるとともに、当該発言をそのまま放送した放送局に対し憤りを感じる。こういった発言が青少年に与える影響の大きさを認識していただきたい。
  • 芸人と子どもが出演するコントで、深夜とはいえ子ども相手に「高飛車な女の落とし方」などを教えていた。このシリーズは、いくら子役といっても子どもに教える内容ではないし、意味が分かっていなくても子どもにさせる質問内容ではないと思う。もう少し品や常識のある内容にしてほしい。
  • 公共の電波を利用して、内輪のじゃれあい番組を放送することはいかがなものか。また「バカ」などの言葉も同様で、公共の電波でこのような単語を連呼することも見ていて不快感を覚える。この時間帯は小さな子どももテレビを見ていると思う。
  • 自局のドラマの番組宣伝のために、出演者の6歳の子役が早朝のニュース番組に出ていた。法的には問題ないのかもしれないが、6歳の子どもを朝早い番組に出演させることは問題だ。このような放送局の姿勢は改めるべきだ。

【性的表現に関する意見】

  • 児童ポルノ規制問題について、規制推進派に都合の良いデータばかりだった。このような問題の場合、賛否についての問題提起が重要なはずだ。賛成・反対どちらの意見があってもいいと思うが、片方だけの意見を過度に宣伝するような番組作りは問題である。「マンガやアニメもポルノ規制の対象」と印象付けるような発言もあったが、放送内容は公平なものであるべきだ。
  • 番組の後半で必ず”お色気ネタ”を出してくる。ゴールデンタイムで、視聴者の多くが小学生や園児を含む子どもやその家族であるのに、なぜ女性が下着姿になる場面が必要なのか。非常に楽しくよくできたコントで子どもはどうしても見てしまうのに、最後に出てくるお色気シーンはあさましい視聴率稼ぎとしか思えない。
  • 人気グループの悩み相談にレギュラー陣が応えるコーナーで、芸人が男性の下半身の名称を連呼しながら腰を振っていた。一度だけでなく何度も繰り返していた。子どもも見ているので過激な下ネタはやめて欲しい。

【いじめに関する意見】

  • 外国の学生によるいたずらの動画だが、どう見てもいじめに見える。この時間帯は多くの子どもも見ている。楽しそうに放送されると、このくらいはいいと思ってしまうかもしれない。被害者はたぶん怪我をしていると思う。このような放送はやめていただきたい。

【暴力・殺人シーンに関する意見】

  • 子どもが見る時間帯なのに暴力シーンが多すぎる。逃げまどう相手を執拗に殴りつけるなど、恐ろしくなるシーンばかりだ。このようなドラマが放送されると教育現場が荒れる。現場の教師は体をはって学校内の秩序を保っているのに、放送のおかげで多大な迷惑をかけられている。教員も心の底から傷つけられ、憤り、悔しい思いをしていることをどうか考えてほしい。
  • 登場人物を串刺しにして殺害することを暗示する場面があった。我が家では、小学3、5年生の子どもが視聴しているが、大人の私でも眼を背ける表現であり、極めて不適切であると思う。この他の部分についても、暴力表現についてリアリティーを追求する姿勢が優先されており、子ども向け番組としての配慮がなさ過ぎる。表現方法を検討するか、子どもが視聴できない深夜の時間帯に移すなどの対策が必要と考える。

【言葉に関する意見】

  • 民放各局のバラエティー番組での言葉使いが汚い。「てめえ」「バカ野郎」「この野郎」など、本当にひどい。子どもには「こういう言葉使いをしてはいけない」と常々教育しているが、これだけテレビで放送されていては子どもたちが真似するのも無理はないだろう。

【喫煙に関する意見】

  • 息子が毎週楽しみに見ているドラマだが、親の目から見ると主演の俳優の喫煙シーンが多過ぎる。かなりの頻度で煙草を吸っているが、私には喫煙の必然性が全く感じられない。まるで、演技力のなさを小道具で補っているように思われる。しかし、子どもにはその喫煙場面は格好よく映っているようで、青少年の喫煙に対する興味を助長しかねない。喫煙シーンをやめてほしい。

【報道に関する意見】

  • 中学生が先輩からのいじめで裸の動画を撮られた事件で、被害者の通う学校と思われる映像が何回も使用されていた。被害者への配慮がなさ過ぎる。動画を撮られた生徒の心境にもっと配慮するべきだし、学校の映像を使う必要があったのかも疑問だ。一旦世に出た動画は回収が難しく、それを更に拡散させるような報道は慎むべきだ。

【犯罪助長に関する意見】

  • 模倣犯罪を誘発するおそれのある殺人ドラマが多過ぎる。ドラマに影響されて犯罪に走る視聴者など実際にはほとんどいないだろうが、中には現実とフィクションの境界があいまいになり軽い気持ちで犯罪に走る者や、ドラマをヒントとして犯罪に利用する者も出るかもしれない。特に若い人への悪影響が心配だ。

【動物に関する意見】

  • 特番で「ウツボ対タコではどちらが強いか」を試すコーナーがあった。実験のため狭い水槽に入れられた両者はたちまち格闘を始め、ウツボの歯がタコの足に食い込むと表面は傷だらけになった。こうした残酷な行為は動物愛護の精神に反するものであり到底許されない。バラエティー番組なら動物虐待が許されるのか?子どもがこれに刺激されて動物をいじめたりすると問題だ。

【CMに関する意見】

  • 携帯用ゲームのCMで、「盗みまくれ」などと連呼し、盗みを煽動しているように聞こえる。最新のCMでは、友達の彼氏まで「盗んじゃおうかな」と言っており、青少年に悪影響だ。放送中止を要望する。
  • CMの放送について、テレビ局の姿勢に疑問を感じる。映画のCMで「ぶっ殺したろか」などの台詞が流れたが、子どもへの悪影響が懸念されるために作品はR-15指定なのではないか。CMは見ようと思わなくても見てしまう点で、映画を観るより問題であると思う。
  • パチンコのCMに対する苦情が多いにもかかわらず、いまだにパチンコのCMが垂れ流しなのは何故か?折角視聴者が苦情をBPOに伝えても、BPOからの各局への注意が聞き届けられないのであれば、BPOの存在価値とは何なのか?CMを無くすことは無理だとしても、子どもが見ない深夜枠に追いやるべきではないか。アニメなどで子どもの興味を引くようなパチンコCMは有害だ。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 毎月のように「子どもに悪影響」との意見があり、それを受けて実際に放送が打ち切りになった番組もある。しかしそれが本当に子どもたちのためになっているのだろうか。テレビは教育機関ではないし、子どもに気を使って規制・自粛することが本来の仕事ではない。テレビが子どもにとって有害と思えるなら、家庭でテレビをつけない日を決めたり、親子でテレビについて話し合うなどすべきだ。

2010年5月に視聴者から寄せられた意見

2010年5月に視聴者から寄せられた意見

宮崎県で発生した口蹄疫に関する報道や番組内容についての意見が多かった。政府の初動が遅れたことや、報道が十分にされなかったのではないかなどの疑問の声が多かった。感染拡大への対応や、種牛の処分、現地での取材のあり方などについても意見が寄せられた。

5月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,595件で、4月と比較して559件減少した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール65%、電話30%、FAX3%、手紙ほか2%。
男女別は男性73%、女性23%、不明4%で、世代別では30歳代32%、40歳代26%、20歳代15%、50歳代13%、60歳以上11%、10歳代3%の順となっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。5月の通知数は667件(43局)であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、48件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

5月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 2件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

5月の視聴者意見は、宮崎県で発生した口蹄疫に関する報道や番組内容についての意見が多かった。牛や豚の感染が、連休をはさんで爆発的に拡大していく中、政府の初動が遅れたことや、報道が十分にされなかったのではないかなどの疑問の声が多かった。感染拡大への対応や、種牛の処分、現地での取材のあり方などについても意見が寄せられた。
さらに、沖縄の普天間基地移設問題について、鳩山首相(当時)が約束を違えたなどの批判意見があった。「辺野古」への移設に反対した社民党福島党首の閣僚罷免、社民党の連立離脱などへの意見もあった。また採決をめぐるトラブルで民主党の三宅雪子議員が負傷し、「突き飛ばされた」、「いや自作自演だ」など賛否両論多くの意見が寄せられた。政治に関する意見は400件近くに上った。
バラエティー番組への意見は前月とほぼ同じの132件、お笑い芸人の言葉の使い方や、食べ方が下品だなどの批判が多かった。若い女性グループの売り出し方などをめぐる意見も多かった。番組出演者に関する意見は「不適切な発言」の検索で52件、「不適格な出演者」で78件あった。ラジオに関する意見は55件、CMについては、パチンコCMが多いことや、山場でCMを挟むことなどへの批判が多かった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は124件で、前月を5件下回った。
今月は先月に引き続き、低俗・モラルに反するとの意見が24件、性的表現に関する意見が23件とほぼ並んだ。後者については、子ども向けアニメ番組のラ・テ欄表記に対し、「子どもに聞かれたら困る表記であり不適切だ」との批判意見が5件寄せられた。また、今月は複数のドラマ番組における喫煙シーンに対する批判意見が、通常より多く6件寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • どうして口蹄疫の報道が一切されないのか。初動の遅れは政府・農水省の怠慢だ。感染経路がはっきりしないのにGWで人の大移動が起きたことにより、南九州のみで収まらない可能性がある。それにもかかわらずマスコミが報道しないことは、いかなる理由があるのか。これで、他県へ被害が拡大した場合は、マスコミは責任が取れるのか。これは明らかに”人災”だ。
  • 口蹄疫の感染拡大について、ワイドショーなどが報道している。予備知識のない取材陣が大量に現地に押しかけているようだ。人間にはうつらないが、衣服に付着して感染が拡大する可能性がある。取材は現地に任せておいたらどうだ。
  • 宮崎県の口蹄疫はなお拡大傾向にある。必死の防疫作業にもかかわらず、南下拡大している。発生から1カ月になろうとする中で、ようやくマスコミも注目し始めたようだが、政治が動かなければ既にどうしようもないところまで来ている。原因は購入飼料か、人為的なものか、いまだ不明だ。空気感染するウイルスだから、原因究明と防疫は徹底する必要がある。畜産農家の窮状と地域経済へ及ぼす影響など、時期を逸することなく情報を伝えていただきたい。
  • 宮崎県の種雄牛49頭の「延命措置」を知事が要望している件で、それを擁護するような報道がある。全頭殺処分というのは「家畜伝染病予防法」という法律で決められている。当然、この種雄牛も殺処分されなければならない。いずれの農家にとっても、家畜は何十年にわたり築きあげてきた大切な財産だ。それを法律で決められているといって、すべて処分せざるを得ない中で、農家を指導する立場の行政がそれを拒んで、特例を求めている現状はおかしい。県の対応を問いただすのが報道機関としての姿ではないか。私の実家は20kmの搬出制限区域内で養豚を営んでいる。農家としては、このような報道はやり切れない。恥ずかしくない報道を望む。
  • 公務員制度改革法案強行採決の際の三宅議員の転倒シーン。実際の転倒シーンをそのまま放送していれば、甘利議員が押していないことが分かるはずなのに、あえてその疑惑のシーンは右にカメラをずらして見えないようにしている。仮にたまたまカメラを右側に向ける際に起こった突然の出来事だったとしても、いろんな角度から撮っているわけだから、きちんと検証して事実を報道するべきだ。
  • 民主党の強行採決による会場での騒ぎが話題となっているが、肝心の強行採決しようとしていた法案は何なのか、中身はどういったものなのか、まったく報道されていない。視聴者が知りたいことは、自分たちの生活に直結する法案の中身だ。まったく知らされないまま、決まっていくことに恐ろしさを感じる。
  • 東京都条例改正に伴うコミック表現規制問題について報道する際、「2次元児童ポルノ」または「漫画児童ポルノ」の規制と表現され、「コミック表現規制問題」に反対している漫画家について、「児童ポルノ作家」というような表現をされることが多い。扇情的な表現を改め、適切な表現で報道するよう望む。
  • 大型連休の各地の様子を伝えるニュースで、大凧あげの事故を放送していた。事故のニュースという扱いではなく、バラエティー番組の扱いでした。たこが墜落するシーンから「現場にいる人の安否は?」というような煽りのスーパーを入れ、CMで引っ張った後、CM明けにけがをした人がいたことを伝えていた。事故を伝えるニュース番組としては、あまりに不謹慎だ。
  • 報道・情報番組で、「ボードに貼った新聞記事の読み上げ」が当たり前のように行われているが、テレビが新聞記事をそのまま流してどうするのか。テレビ独自の報道に自信も責任も持てないということの表れか。
  • 最近のテレビニュースは本当に「たちが悪い」。「死亡した被害者」の顔写真を平然と大写しにし、繰り返し放送している。「加害者」に対しては容疑者としての配慮から「顔の映像部分にモザイクを掛け、名前は伏せる」という丁重な扱いをする。この無神経な癖は直らないものだろうか。ちなみに、新聞紙面も昔は同様であったが、現在は新聞社の協定で被害者の顔写真を載せることなどなくなった。背景には遺族の猛烈な抗議があった。
  • 私は土木技術者である。東京湾アクアライン建設などにも携わり、子供には「公共事業」に従事していることを教えて来た。最近「公共事業の仕分け問題」がいろいろな番組で取り上げられる機会が増えたが、すべての公共事業をひとくくりにして「無駄」と表現されることが多くなった。そのせいで子供が学校でいじめられているようだ。父親として非常に心が痛む。公共事業にもいろいろある。安易に「公共事業=無駄」と受け取れるような放送をしないでほしい。

【番組全般・その他】

  • くだらない番組が多い。お笑い番組、食い物番組。特に食い物番組は最後まで食べもしない。料理を作った者の身にもなって欲しい。昔テレビが普及した時代に評論家の大宅壮一氏が「一億総白痴化する」と断言していたが、正に現代はその時代になっている。子供の教育レベルの低下は放送局に責任がある。
  • バラエティー番組では言葉の使い方が悪い。流行かも知れないが、聞いていて気分が悪い。本来の日本語はどこにあるのか。公共の放送なのに、タレントに注意しないのか。自分たちの儲けしか頭にないのか。最近では近所の子どもたちも、流行語しか頭にないようだ。もう少し標準語の放送ができないだろうか。将来を懸念している。
  • 「猫に餌をあげる」「花に水をあげる」など、各局のアナウンサーが言葉の使い方を誤っている。こんなことは小学生で得る知識ではないのか。日本語は正しく使ってほしいので、各局にぜひ伝えてほしい。
  • 外科手術のシーンをモザイク無しで放送するのはいかがなものか。手術をしている血まみれの手元だけならまだしも、切除した内臓が映ることは、ドラマの暴力シーンの比ではない。しばらく前はモザイクやボカシがかかっていたのに、どうしてわざわざ外すようなことをするのか。
  • 情報番組などで、各地の観光スポットや風光明媚な場所が紹介されるが、その名所のある「県名」を言わないために、地理的な見当が付かないことがよくある。先日もある番組で「たかおさん」という山を紹介していたが、県名を言わなかったためピンと来なかった。後で調べたところ、東京の「高尾山」と京都の「高雄山」という少なくとも2つの「たかおさん」があり、結局どちらなのか分からずじまいだった。せっかくの名所案内なのだから、どの地方の人が見ても分かるように「県名」を省略せずに紹介してもらいたい。
  • 楽しくテレビを見ていると、画面の中にワイプで出演している人がVTRを見ながら賑やかしている。見ることを邪魔されていると感じる。内容には興味があるのに、ワイプ画面や、それを見てうるさく意見を発している状態は、見る気が失せる。バラエティー番組しかり、ワイドショーでも報道の内容を伝えたいのか、出演者の表情を放送したいのか、イライラすることがある。
  • 「買い物難民」というテーマで、私の住む団地の自治会に取材依頼があった。すぐそばにあるショッピングセンターを住民がよく利用していたのだが、そこが現在は4店舗しか残っておらずシャッター街のようになっている。私たちを「買い物難民」として放送したいようだ。しかし、徒歩5分くらいの場所にスーパーもあるし100円ショップもあるので、実際は買い物に困っている人はいない。団地の住民に「買い物難民がどのような暮らしをしているか」についてのアンケートが実施されたが、困っていないので答えようがない。企画として不適切ではないか。

【ラジオ】

  • 司会者が「宮崎県で口蹄疫が問題になっています…。食べても大丈夫だそうですが心配ですねー」と、風評被害につながりかねないコメントをしていた。かつてBSE問題の時も、いわゆる”へたれ牛”の映像を流して、放送局は視聴者に誤解を与えた。この時も、畜産農家や食肉業界は大変な経営不振に陥った。放送局は聴取者に正しい情報を伝えることが使命ではないのか。
  • 点字で手紙を投稿した者です。ラジオ番組に点字でリクエストを出すのですが、放送局や担当者によって対応が違う。ある局では点字を受け付けてくれるが、他の局では「点字は難しいので困る」と断られた。点字でリクエストを出したい人は私以外にもいると思う。ぜひ多くの放送局で、点字でのリクエストを受け入れていただけないでしょうか。
  • 食品の通信販売のコーナーがあるが、パーソナリティーが食べながら紹介するので聞き苦しい。箸をカチャカチャ動かす音や、クチャクチャ噛んでいる音が耳障りだ。その上「おいしい」を連発し、食べることに夢中になって、本来のコメントがおろそかになっている。ラジオの場合、食べながら紹介することは不適切だ。
  • ラジオ局のホームページには、「NOW ON AIR」なる、現在放送されている音楽のタイトルとアーティスト名を表示する便利な機能がある。私も気になる曲があったときには、よく使う。しかし、この「NOW ON AIR」が、曲に合わせて更新されないことが往々にしてある。折角の機能なのだから、曲が流れると同時にきちんと情報が更新されるように改善してほしい。

【CM】

  • 番組の大事なところでCMが入ってしまうことが不愉快だ。何回もこうして「おあずけ」のようなことをされていると、イライラする。また、CMは総放送時間の18%以内と決まっているはずだが、守られていない。通販番組そのものや、番組内で食べ物や品物を紹介することは「CM」に当たらないとしているからだ。
  • バラエティー番組全般に言えるのだが、「CMの後は」と告知しておきながら、CMが明けてみると、来週の予告だったりする。あたかもCM明けにやるような告知なので、詐欺のようなものだ。どこの局も当たり前のようにやっているので、なんとかしてほしい。
  • 最近はノンアルコールビールのCMが増え、飲酒運転をなくそうというキャッチコピーまで出るようになった。この国も少しは良くなっている部分があり、悲観ばかりすることはないと思った。今後は適正飲酒を守る運動が徹底的に広がれば良いと思う。お酒の問題を社会全体で考えて行くことはこれからも必要だ。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 雑誌グラビアに水着で登場する女子高生をスカウトするというコーナーがあった。未成年である素人の女子高生を、誰が見るともわからない雑誌で水着にするという行為に、制作者は大人としての罪悪感を覚えないのか。節度のある番組作りを望む。
  • タレントの誕生日パーティーでケーキが爆発するドッキリがあったが、主役ではない人がケーキを顔面にあびて喧嘩になり、それをクイズにしてみんなで笑い合うという悪質な内容があった。その人はコンタクトレンズをしていたが、目の中で割れたら大変なことになる。また、別のタレントが喧嘩を始めて非常に汚い言葉でののしっていたが、子どもが真似をしたらどうするのか。
  • 子ども番組だが、子役に合コンのようなことをさせて互いの悪口を言わせたり、大人が失敗したところを子どもにバカにさせる場面があったり、マラソンでズルをしてタクシーに乗りゴールしたり、寝転んでダラダラと食べ物を食べたり、教育上あまり良い内容ではない。問題があるコーナーはやめてもらいたい。

【性的表現に関する意見】

  • 小さな子ども向けのアニメ番組でありながら、ラ・テ欄に「ドM」などと信じがたい言葉が使用されていた。子どもに意味を尋ねられたが教えられなかった。当日の放送のサブタイトルは新聞のラ・テ欄と異なっていて、話題作りのためだったのかと不快感を覚えた。
  • 小学生の子役が先生に扮した芸人に質問をするコーナーで、子役に「オススメのデートスポットは?」という質問をさせて、先生役の芸人が「国道沿いのラブホテル」と答えていた。また、「熟女を確実に落とす方法は?」という質問もさせていた。子役にこのような性的な質問をさせることは不適切で、配慮が欠けている。
  • ドラマの番組宣伝に卑猥な言葉が出てきた。とても信じられない。息子に言葉の意味を聞かれ、怒りを感じている。何を考えてこのような宣伝を流しているのか理解できない。何とか対処していただきたい。
  • 以前からこの放送局のわいせつな番組に疑問を持っていた。ラブホテルやAVのCMを流すなど、明らかに青少年に対して害でしかない。今年に入ってこうした番組がなくなり安心していたが、また新たに曜日と時間帯を変えて放送されるようになった。非常に腹立たしく思っている。

【暴力・殺人シーンに関する意見】

  • 最近、性的表現や残酷な殺人シーンがあるアニメが実に多い。一部はゲームソフトにもなっており、子どもでも容易に手に入れられる。視聴率が取れるからといって、安易にこのようなアニメを誰でも見られる地上波で放送しないでほしい。
  • 「子どもに見せたい番組、見せたくない番組」の調査が発表されているが、子どもに何の影響があるのか分からない。「子どもに見せたくない場面」として暴力シーンなどが挙げられるが、見ると必ず暴力行為に走るのか。血を見せたり、殴られることなどは良いことではないが、本物っぽさを見せるのは時には必要だ。映像という疑似体験で学ぶことは多いと思う。

【いじめに関する意見】

  • 子どもがジャニーズファンなので一緒に見る機会があるが、見終わって後味の悪さが残る。司会者に対し進行を断ち切るようなコメントを言ったり、その人の性格を悪く言ったり、一緒に番組を盛り上げる気持ちが感じられず、大勢でいじめをしているのではないか。遅い時間帯の番組だが、ジャニーズの出演者がいると子どもも見ている。いじめを推奨する番組は要らない。

【喫煙に関する意見】

  • ドラマでの高校生の喫煙シーンはやめてほしい。なぜこんなシーンが許容されているのか不思議だ。喫煙をしたことのない子どもが主人公と自分を重ねて「喫煙はかっこいい」と思い込みかねない。不良高校生がいろいろな体験を経て成長していくシナリオ自体は良いが、不良のイメージに基づく”たばこ”という小道具に頼らない番組制作をしてほしい。

【言葉に関する意見】

  • 芸人と子どもがゲームで対決するコーナーで、芸人が「やべー」「やばい」という言葉を使うが、うちの子どもも真似をして「やべー」「やばい」と言う。放送局に「その部分を削除してほしい」と電話したが、毎週その言葉が放送されている。小さい子どもが多く見るので、言葉には注意してほしい。
  • タレントが「てめえ」「この野郎」「殺してやるぞ」などと暴言を吐いていた。いくら悪態をつくキャラクターといっても、これらの暴言・悪態の数々は度が過ぎる。4歳になる息子が真似して困る。BPOから放送局に指導してほしい。

【動物に関する意見】

  • タレントがふざけながら外来蟻と日本蟻を対決させる放送があった。蟻といえども生き物を粗末に扱うべきではない。もし生物学的に検証する必要があるなら、もっと厳粛な環境で実施すべきだ。「蟻程度の生命なら笑いながら見てもいい」と誤解する子どもを育ててしまったら大変危険だ。このような誤解は、人を大切にすること、動物を愛する心を持つことを妨げると思う。

【BPOへの意見】

  • 最近のBPOはバラエティー番組に対する批判が多すぎる。BPOのHPのおすすめ番組を見ても、学習的な内容ばかりでがっかりした。バラエティー番組は、笑えて、人生を楽しくするものだと思う。バラエティー番組の批判ばかり載せることは止めてほしい。

【犯罪の助長に関する意見】

  • 万引きの特集が放送された。この種の特集でいつも気になることは、万引きの罪について全く触れないことだ。青少年が鞄に品物を入れる瞬間の映像に重点を置き過ぎ、万引きが犯罪であるという印象を受けなかった。万引きすれば罪に問われることを明確に放送してほしい。

【危険行為に関する意見】

  • タレントらが路上を歩いている途中、団地敷地内で野球を始めた。ボールもバットも玩具ではあるが打てばそれなりに飛ぶし、当たれば危険でもある。打ったボールが団地の向かいの工事現場に行き来するトラックに当たる場面もあった。こうした大人の振る舞いを子どもが真似ると大きな事故にもつながりかねない。

【CMに関する意見】

  • 最近、このまま温暖化すると「近い将来、砂漠化する」「水中通勤しなければならなくなる」「ロボットに乗って買い物に行くことになる」などの荒唐無稽なCMが頻繁に流れているが、このような科学的根拠が薄い内容の放送を一体誰に向けて何のために行うのかわからない。特に幼い世代に悪影響があるので、内容を修正してほしい。
  • 4人程の女性が、胸とお尻がぎりぎり見えない程度でほとんどヌードになって、「ブラがいらない服」などと宣伝していた。夜でも子どもは起きているし、視聴者に迫ってくるような様子は、あまりに過激ではないかと疑問に感じた。
  • パチンコのCMが多過ぎる。青少年に悪影響だ。テレビ局も営業的に困難だろうから「放送するな」とは言わないが、放送するなら「18歳未満は法律で禁止されている」などと画面に表示し、注意を促す配慮が必要だ。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「番組が子どもに悪影響を与えるか」で意見が分かれている。「番組作りが萎縮しないか」という意見もある。しかし、子どもに対する影響云々ではなく、人を馬鹿にしたり、下品なことを言う番組や出演者が本当に必要なのか。ぜひこのような場ではないところで一度議論してほしい。
  • 「下品だから子どもに見せたくない」「自分が不快だから見せるな」といったクレームに近い意見がある。「下品」や「不快」なら、見ないという方法がある。子どもにも同様の手法を使えばいいし、不快と感じる放送について子どもと話し合うことも必要なはず。見たい人もいるのに一方的な私情に流されるのは良くない。また、視聴者も自分の感情に任せた意見は慎むべきだ。

2010年4月に視聴者から寄せられた意見

2010年4月に視聴者から寄せられた意見

春の編成替えの特番について、「出演者も内容も似たり寄ったりで、ウンザリする」という意見が多かった。また、練習中にくも膜下出血で倒れたプロ野球巨人軍コーチについて、誤って「急死」のテロップを出してしまったことなどへの批判が数多く寄せられた。

2010年4月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は2,154件で、3月と比較し59件減少した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール68%、電話28%、FAX2%、手紙ほか2%。
男女別は男性60%、女性37%、不明3%で、世代別では30代32%、40代24%、20代22%、50代10%、60歳以上8%、10代4% の順となっている。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。4月の通知数は1,194件(42局)であった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、47件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

4月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 2件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

4月の視聴者意見は、春の編成替えで各局が放送する長時間の特番について、「出演者も内容も似たり寄ったりで、ウンザリする」という意見が多かった。また、先月に引き続き、女子フィギュアスケートに関する意見が多いのが特徴的であった。特にトリノで開かれた世界選手権大会の表彰式後のインタビュー映像で、不適切な編集がおこなわれていたことへの抗議の意見や、練習中にくも膜下出血で倒れたプロ野球巨人軍コーチについて、誤って「急死」のテロップを出してしまったことなどへの批判が数多く寄せられた。さらに東京都青少年健全育成条例の改正、いわゆる「アニメ規制」をめぐる討論番組での猪瀬副知事の発言に事実誤認があり、漫画家の作品や人権を貶めているとの抗議の意見が多くあった。
報道関連意見は238件、そのうち報道姿勢を指摘した「不適切な報道」が143件、「報道のあり方」を論じた意見は82件であった。政治関連では、普天間基地移設問題や、「立ち上がれ日本」など新党関連、ゆとり教育問題などに意見が多かった。落選中の前議員を妻の現議員とともに番組に出演させ選挙区を明示したテロップを出した上、司会者が激励したとして、不謹慎さを指摘する意見もあった。
バラエティー番組への意見は3月より減って125件であった。情報バラエティー番組で「薬の説明を断ると90円得する」「献血するとタダで検査ができる」などと表現したことに対し、医療従事者などから批判意見が相次いだ。
番組出演者に関する意見は「不適切な発言」検索で44件、不適格な出演者検索で113件であった。
ラジオに関する意見は78件、CMに関する意見は62件であった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は129件で、前月を10件ほど上回った。
今月はバラエティー、ドラマ、アニメ、ラジオ番組など幅広い番組に対し、低俗・モラルに反するとの意見が26件に上った。次いで、バラエティー番組で小学生の女児がダンスを披露したコーナーに対し、性的に過激だとする批判意見が4件寄せられたのを含め、複数の番組について性的表現の過剰さ・不適切さを指摘する批判意見が24件寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 「お薬手帳」を理解しないまま番組を作っていたことが伺える。「薬の説明書を毎回もらっていたら90円の損」という内容で、薬の説明書と「お薬手帳」を間違えて放送していた。
    「お薬手帳」によって、同じ薬を別の病院でもらっていることが判ったり災害時に今まで飲んでいた薬履歴が判るなどのメリットがあるのに、「断わらなければ損をする」という事実誤認を誘導している内容に怒りを覚える。
  • 宇宙飛行士の山崎直子さんについて、「ママさん」と強調する報道が目立つ。一人の宇宙飛行士としてよりも、「ママ」を強調することは、「結婚した女は家に入ることが当たり前で、それ以上のことをしているからすごい」というのが、いまだにマスコミの考え方なのだろう。「ママ」であるかないかなど関係ない。一人の宇宙飛行士としての能力を評価するべきだ。頑張っている女性に対して失礼だ。
  • 読売巨人軍の木村拓也コーチが練習中に倒れたという報道で、”意識不明”であったにもかかわらず、”急死”というテロップを出していた。そうなった場合に備えて、いち早く報道するためにテロップを用意していたのでしょうか?それではあまりにも不謹慎です。人を思う気持ちが少しでもあれば、このような準備はしなかったはずです。謝罪して済む話ではありません。
  • 「東京都青少年健全育成条例改正案」については、著名な漫画家や出版社等、多くの関係者が反対を表明している。だが、テレビではそのことをほとんど報道していない。「都の条例」にならって全国の他の自治体が同様の条例を制定することも十分に考えられる。このままでは漫画文化そのものを差別するような事態になりかねない。「表現の自由」を守るために、メディアがもっとこの問題を取り上げるべきだ。
  • 高等学校で講師をしているものです。確かに学力が下がったのは、「ゆとり教育」が一因だというのはわかりますが、なぜ「ゆとり教育」を導入したのかという点が抜けています。「ゆとり教育」は自ら考え自ら学び、主体的に行動できる人間を生み出すことを目指したものだったはずです。
  • 政治や事件などの報道に対して、一方的な内容が多く公平性に欠けるのではないかと思う。コメンテーターが何人かいても、常に片方に意見が偏っている。事実かどうかわからない内容までが報道され、視聴者に一方的に意見を押し付けている印象が強い。中立性を保った放送ができないのであればワイドショー的な番組はやらない方が良いのではないか。
  • 目上の人に対する言葉が敬語になっていない。特に民放のアナウンサーの質が落ちているような気がする。イントネーションや敬語の使い方を新人研修で指導しないのだろうか。せめてアナウンサー、キャスターはきちんとした日本語を話すようにしないと、言葉がどんどんおかしくなっていく。現に街角インタビューなどで受け答えをする人たちの言葉が、おかしな敬語を使う芸人と同じになっている。
  • メーカーなどは「不良品に関する告知」をホームページに掲載している。例えば、トヨタ、パナソニック、日清食品などはトップページに置き、消費者に広く知らせている。放送局もこのような姿勢が必要なのではないだろうか。事実と違う内容を放送した場合や不誠実な放送があった場合は、番組内で訂正やお詫びをするのはもちろんのことだが、一瞬にして過ぎてしまう放送だけで終わらせるのではなく、責任ある企業としてホームページ内のわかりやすい場所に訂正専用のページを設置し、そこで一定期間の告知をするべきだ。

【番組全般・その他】

  • どこのチャンネルでも、ここ数週間「特番」ばかりだ。出演者も内容も似たりよったりの番組にはもうウンザリだ。芸人を集めて騒げば良いというものではない。とにかくつまらない。このままではテレビ離れがもっと進んでしまう。原点に帰って、テレビにしかできない、内容ある番組を作ってほしい。
  • テレビが楽しみで、親から「見ていい」と言われてワクワクした時代は、もう昔なのですね。今は見せる側と見る側のどちらに主体があるのか。食事の時間もわきまえず、遠慮のない残酷な映像や、人気があるだけの芸人が新人芸人の人格までも痛めつける番組ばかり。見たくなければ見るなと言うのか。テレビ離れは、パソコンが普及したという理由だけでは決してない。それはテレビ側の言い訳だ。「面白い」感覚が、視聴者と制作者と違うようになっているのだ。笑いの根本が分かっていない。
  • 「サスペンスドラマ」や「刑事ドラマ」が多い。その上、この春から新たに刑事ドラマが始まる。現実で殺人事件が増加しているのに、ドラマは殺人の隠蔽方法まで教えている。「殺人」がなければ成立しないような「サスペンスドラマ」や「刑事ドラマ」は放送するべきではない。もっと心温まるドラマを放送して欲しい。ドラマもバラエティーも後々まで心に残る番組を作って欲しい。
  • テレビの情報番組でリポーターやスタジオ出演者らがモノを食べるシーンがよく出てくる。彼らが「おいしい」などと満面の笑みを浮かべて舌鼓を打っているのを見て、我々視聴者はテレビの前でよだれを垂らしているだけである。出演者の飲食シーンを排除することはできないのか?
  • 各局とも、テロップが非常に多い。速報が入った時に、もともとあるテロップと速報が重なって見づらいので改善してほしい。速報用のスペースを常に空けておくと良いのではないか。また、出演者がカンニングペーパーを見ながら話していることが丸わかりでみっともない。あんなことをするくらいなら、手元に持った原稿に時々目を落として話したほうが良いと思う。
  • 「血液検査を兼ねて献血をするとタダで各種の検査ができるので得である」と言っていた。とんでもない話だ。献血は検査目当てにするものではない。健康な人間が、不足している血液を補うために「協力する」のだ。もっとテレビの影響力が大きいことを考えて番組を作るべきだ。「損か得か」という安易な発想だけで番組を作ることは危険である。
  • タイトルはさまざまだが「全国警察24時」というような、警察や警察官に密着した番組がある。この中には「暴走族」を追いかけるシーンが必ずある。暴走族が逃走して、カーチェイスの末に逮捕されるというものだ。しかし、カーチェイスだけ見せても何もならない。逆に「××県警はゆるい」などと、弱点が露呈するよう場合もある。今のままの放送は暴走行為の歯止めにはならない。
  • 最近、占いを肯定的に取り扱う番組が増えているように思う。オウム真理教の事件後、オカルトに対する反省から心霊や占いなどを扱うことを避けていたはずだが、なし崩し的に占い礼賛傾向が強まっていて、若年者の「占い信仰」が目に付くようになった。占いを肯定的に扱う危険性や、検証を行わない無責任な言いっ放しを放置しておいて良いのか。
  • 最近のテレビ番組は、自局のドラマ、映画やバラエティー番組などの「宣伝」が非常に多い。宣伝するなとは言わないが、同じ俳優やタレントばかりを見せられる視聴者の身にもなってほしい。出演する俳優たちも芝居に集中したいだろうし、以前よりバラエティー出演などの仕事が増えて、いくら視聴率のためとはいえ、大変だろうと同情してしまう。
  • 画面の隅に小窓のような別画面をよく見かける。事件報道などを真剣に見たい時でも、小窓に男女のキャスターらが映ることで気が散って映像に集中できない。視聴者の中には、小窓のキャスターの表情に引き込まれて行くうちに、彼らの思いに同調してしまう者もいるのではないだろうか。少なくとも報道・情報系のコーナーでは「小窓」表示はやめるべきだ。

【ラジオ】

  • 「メッセージやリクエストをどんどんお寄せください!」と盛んに呼びかけている割には、紹介される投稿の数が少ないように思う。呼びかけに応じて投稿しているのだから、できる限りの時間を割いてたくさん読み上げるべきだ。
  • とんでもなく卑猥な放送をしているので驚いた。アダルトのコーナーでは、女性のあえぎ声を流すなどしており、明らかに放送番組の限界を超えている。昔と違い、今は子どもも自室で自由に夜更かしをする時代である。子どもがそのような番組を見つけ、毎週聞くようになったらどうするのか?
  • パーソナリティーのアシスタントやリポーターへの過度のパワハラ言動が目立ちます。仕事をしながら聴いていますが、哀しい気持ちになります。番組にもメールを送ったのですが改善が見られません。
  • 番組中にかかる音楽が”今風”なものばかりだ。国民歌謡もぜひ放送するべきだ。確実に増えている高齢者が楽しめるような曲をどんどん放送して欲しい。

【CM】

  • 番組からCMへ切り替わった際の音量を統一して欲しい。番組内の音量が、突然大きな音になることがあるので驚いてしまいます。寝付いた子どもが起きてしまったりして困ります。
  • 健康食品や健康器具等のCMで「あくまでも個人の感想です」と但し書きをしているが、良い意見だけ一方的に放送して何が個人の感想だ。「個人の意見です」と表記すれば何でも放送できるような体制はおかしい。

【BPOへの意見】

  • TBSに対し、郵便物開封の問題についてBPOの意見が出たことをニュースで知りました。納得がいきません。TBS側はいつものように「以後は注意します」とコメントしました。すべての局に言えることですが、報道における捏造や非常識な取材、偏った報道が多すぎると思います。その度にBPOから見解が出され、局は「反省する」という声明を出しますが、数年前から全く変わっていないように感じます。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • クイズ番組は本来クイズに正解することを目指して番組が進行するが、この番組は問題を間違えたタレントをからかって笑っている。タレントはそれで笑いがとれて満足かもしれないが、たとえば子どもが学校で出された問題に正解できなかった友達をからかうようにならないか。少なくとも、司会者は人をバカにし過ぎだ。この番組ほど子どもに悪影響を与える番組はない。
  • 中学生の大麻所持のニュースが報道された。最近は麻薬などと青少年の関わりが増えているらしい。これは、昨年の芸能人の薬物騒動の時に薬物の怖さをきちんと伝えなかったことが原因の一つとも言えるのではないか。制作者の方には、テレビの影響力が大きいことを再認識してほしい。
  • 学園をテーマにしたドラマは、不良が更正したり美化されるような内容が多いと感じている。不良を美化することにより、見ている子どもたちは「かっこいい」と受けとり、行動や服装を真似て風紀が乱れてしまう。同じ学園物でも不良を主役にするのではなく、スポーツなどをテーマにしてもいいのではないか。もっとさわやかな、子どもの心の成長になるような番組を放送して欲しい。
  • 毎日のように競艇場から中継している。そこで子どもにレースの着順を予想させ、正解すると商品をプレゼントしている。競艇場に子どもを連れてくる親も親だが、ギャンブルを教える放送局はおかしいのではないか。子どもに着順を予想させることもそうだが、この時間は多くの子どもがラジオを聴いている。このような放送はすぐにでも止めてほしい。

【性的表現に関する意見】

  • 小学生の女の子のグループが出ていたが、音楽に合わせてビキニスタイルになるまで、洋服を一枚ずつ脱ぎながら踊る様子はストリッパーのようだった。大人のいやらしい視線にさらされている自覚がない子どもたちに、このようなダンスをさせる親も親だ。それを公共の放送で披露させる放送局の倫理観も疑われる。もっと放送内容を精査するべきだ。
  • 近頃のアニメは性的な表現や言葉が多い。不特定多数の人が見るということは、当然ながら子どもも見ている。バラエティーでも下品な表現があるが、アニメもひどくなっている。もちろん良いアニメもあるが、通常の番組と同様に厳しく管理と監視をすべきだ。子どもたちや良いアニメを望む人たちのためにも考慮してほしい。
  • 深夜帯の番組は性表現をもう少し開放させるべきではないか。「青少年に悪影響を与える」という意見があるが、録画させないようにし、家庭や学校で教育すればいいのではないか。過剰な規制は番組作りの萎縮を招きかねない。昔はもっと性表現が含まれるテレビ番組が多かったが、その結果青少年に悪影響があったのかと問いたい。

【いじめに関する意見】

  • お笑い芸人がゲームの結果賞品を獲得したが、後半のコーナーで別の芸人がその芸人から賞品を無理矢理奪い取ってしまった。嫌がる人から力ずくで物を取ってしまう行為は笑えるものではない。子どもも見ているのに悪影響だ。イジメや恐喝につながるので、このような行為が横行しないようにしてほしい。
  • 司会者の絶妙なトークや芸人とのやりとりが好きで毎週見ている。唯一不愉快な点が、ひな壇芸人に対するいじめ的な発言である。この日の放送でも、タレントに対し「お前はしゃべるな」といった発言があり、いじめに近いものを感じた。「いじる」と「いじめ」の区別が付かない子どもにとっては、よくないいじり方であると思う。

【危険行為に関する意見】

  • 出演者が底なし沼に沈むゲームがある。発砲スチロールで作られているので出演者には問題ないと思うが、以前から砂場で小学生らが窒息死する事故が発生している。子どもは顔を出していれば平気だと思っているが、胸部圧迫で呼吸が出来ずに死んだ例もある。真似をしないようにというレベルで済む問題ではないと思う。
  • 夕方の子ども向けの番組で、バンドが激しく頭を振ってパンク風の歌を歌うシーンがあった。歌詞は子どもらしい内容の替え歌で問題ないが、頭を振る行為を子どもが真似ることがあってはいけないと思う。「揺さぶられ症候群」など、頭を振る行為は脳にダメージを与えることがあり危険だ。パンクバンドは子ども番組には相応しくないので出演を止めさせてほしい。

【暴力・殺人シーンに関する意見】

  • 暴力的な描写が非常に多く驚いた。具体的には、主人公らの適性を見極めるためのテストとして、残酷な拷問を課すシーンが4~5分にわたって描かれていた。そのリアルさは大人の私でさえ気分が悪くなったほどだ。このようなドラマは遅い時間に放送されるべきだ。比較的早い時間帯で放送しては子どもの目に触れてしまい、教育上非常に問題があると思う。
  • 民放各局が放送しているアニメは過激に戦うシーンが多い。血を流して殺し合っても「生き返る」「死なない」など、再生できてしまうものが多い。これでは子どもたちの死や暴力に対する意識が鈍感になってしまう。深夜に放送されているアニメはもっと過激だ。アニメに何らかの規制をかけるべきだ。

【推奨番組に関する意見】

  • 若者が主人公のドキュメンタリー番組。とてもいい番組だったが終了してしまい残念だ。「最近の若者は」などとよく言うが、この番組に出てくる若者たちは何事にも一所懸命で、見知らぬ土地でがんばっている姿がすがすがしかった。子どもたちに色々な職業を知って貰ういい機会でもあったと思う。またこのような素晴らしい番組を見たい。

【食べ物に関する意見】

  • 食べ尽くしや大食い系の番組は不快だ。無理をして食べることに腹が立つ。子どもの教育に良くないことは明白だ。暴力や罰ゲームよりもひどい。そんなにたくさん食べないと生きていけないのか?

【要望・提言】

  • 子ども番組に関して保護者からの意見が多いようだが、子どもと大人の好みは根本から異なる。アニメ等に興味のない大人の視聴者の意見を鵜呑みにせず、本当に子どもに対して害があるのか、本当に是正せねばならないものなのか、吟味することを切に願う。ユーモアやコメディーは些細なことなら笑って許せる広い心を育む一要素になり得る。BPOは、そうした要素も視野に入れた上で指導を行うべきだ。

【CMに関する意見】

  • 最近、パチンコや消費者金融のCMをやたらと見る。少なくとも子どもの見ている時間帯に流すのはやめてもらいたい。パチンコに魅力を感じたり、お金は簡単に借りられるものだと思ってしまうのではないか。
  • 1日に何度も見る携帯ゲームのCMだが、このCMを見ていた子どもが「店の物もこんな簡単に盗めたら良いのに」と、犯罪に興味を持ったようなことを言った。このゲームは「他人から物を盗む」という内容であり、子どもに大変な悪影響を及ぼすのではないか。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「子どもに低俗番組を見るなとは言えない」「低俗番組は子どもに悪影響なので早く終了させろ」といった親の監督放棄に近い意見や、一般的に子どもが視聴できない平日の深夜帯の番組に対する苦情が目立つが、BPOは放送倫理に関する議論を求める機関であり、各々の個人的な私情をぶちまける場所ではない。視聴者ももう少し考えて意見するべきではないか。

2010年3月に視聴者から寄せられた意見

2010年3月に視聴者から寄せられた意見

チリ地震による津波警報の地図表記の問題や、バンクーバー五輪に続くフィギュアスケート世界選手権への意見が多く寄せられた。浅田真央選手と韓国キムヨナ選手の取り上げ方が公平でないとの意見が多数寄せられた。五輪で健闘した日本選手をランキングし、酷評した発言に対する批判意見も多かった。

チリ地震による津波警報の地図表記の問題や、バンクーバー五輪に続くフィギュアスケート世界選手権への意見が多く寄せられた。

2010年 3月に電話FAX郵便EメールでBPOに寄せられた意見は2,213件で、2月と比較して462件増加した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール70%,電話26%,FAX2%,手紙ほか2%。性別は男性59%,女性38%,不明3%で、世代は30歳代33%,40歳代24%,20歳代23%,60歳以上8%,50歳代8%,10歳代4% の順となっている。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。3月の通知数は1,299件(43局)であった。
またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、47件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

3月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 4件
    (個人又は直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

3月の視聴者意見は、報道関連意見が前月とほぼ同数の165件。報道姿勢を指摘した「不適切な報道」が77件、より広く「報道のあり方」を論じた意見は81件であった。
前月に引き続き、チリ地震による津波警報の地図表記の問題や、バンクーバー五輪に続くフィギュアスケート世界選手権への意見が多く寄せられたのが特徴的である。浅田真央選手と韓国キムヨナ選手の取り上げ方が公平でないとの意見が多数寄せられた。五輪で健闘した日本選手をランキングし、酷評した発言に対する批判意見も多かった。世界選手権の放送でも、録画映像音声に不適切な編集がされたと指摘する意見があった。
パラリンピックについては「もっと、取り上げるべきだ」との意見が多く寄せられた。
東京都青少年健全育成条例の改正案、いわゆる「アニメ規制」についても、猪瀬副知事の番組上での発言をめぐり、多くの批判意見があった。
政治関連では、政府民主党関連で42件、自民党で10件該当した。個別には「子ども手当」「外国人地方参政権」「普天間基地移設」「内閣支持率の低下」など幅広く意見が寄せられた。特に「朝鮮学校の無償化」問題で、大学教授の発言をテロップに誤記した件で多くの批判意見があった。
3月のバラエティー番組への意見は前月より8件増の186件であった。BPOの「バラエティー番組に関する意見」に呼応した番組などに対し、賛否両論が寄せられた。また、引きこもりの青年の立ち直りを追ったドキュメントで、アニメを意図的に貶めたとする意見も多かった。 
ドラマ関連の意見は11件、「韓国ドラマが多すぎる」との指摘がされたほか、若者向けのドラマで暴力シーンがひどいなどの意見が寄せられた。
番組出演者に関する意見は「不適切な発言」検索で71件、「不適格な出演者」検索では95件あった。ラジオに関する意見は63件あったが、その内「下品な表現」を批判する意見が12件あった。CMに関する意見は41件あった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は116件で、前月とほぼ同数だった。
今月はバラエティー番組や放送全般に対し、低俗・モラルに反するとの意見が41件に上った。次いで、バラエティー番組を中心に一部のラジオ番組、アニメ番組に対し、「性的表現が過激で問題がある」「子どもも見ている時間帯にふさわしくない」などの批判が17件寄せられた。

意見抜粋

【取材・報道のあり方】

  • 各局の津波報道ですが、ある局は大津波警報が赤で津波警報がオレンジまたはピンク、別の局ではそれらが逆といったふうに一貫性が見られません。こうした報道の際、多くの視聴者は度々チャンネルを変えて事態を見守ると思われるので、統一基準があると良いと思います。
  • チリ地震による津波警報が終日出されていた。各局の画面に表示されている日本地図を見ていて気付いたのだが、ある放送局の表示していた地図だけは「対馬」が含まれていなかった。「国全体で災害に対処しよう」という時に、「対馬」の島民だけ除外するのはおかしいと思った。
  • 愛子様の不登校について、わざわざ繰り返し報道することはないと思う。報道されることが愛子様にとってプレッシャーになっていることがわからないのだろうか。報道する側にとっては面白ければいいのだろうか。「知る権利」や「表現の自由」を掲げて報道していれば良いというものではない。
  • 最近の犯罪報道に一言いいたい。それは闇金融問題、コインパーキングの乗り逃げ問題、万引きなどで、大抵は当事者間の和解で終わりとしていることです。これは犯罪意識の希薄化、金さえ出せば、反省しているふりさえすればよいという考えを招きかねません。
  • 何故、どのテレビ局も「子ども手当」の欠陥について取り上げないのでしょうか。外国人の親が日本にいれば日本に来たこともない子供にも支給され、逆に親が外国にいる日本人の子供には「子ども手当」が出ないという問題などがあります。逆差別とも言えるこうした問題について、放送局には報道する義務があります。
  • 和歌山県太地町のイルカ漁を批判的に描いた米映画「ザコーヴ」について、各局で「イルカは鯨と同じように日本の伝統食なのだから、外国にとやかく言われたくない」という主旨の報道をしていた。しかし、スーパーでイルカが商品として並んでいるのを、私は見たことがない。イルカは「日本の伝統食」とは言えないと思う。イルカを日本人が好んで食べているかのような報道はやめてほしい。外国からの偏見を正当化するような報道は誤解を生む。
  • パラリンピックの競技の様子をもっと放送してほしい。体に障害を持つ人達の頑張っている姿をもっとみんなに見せるべきだと思う。オリンピックと比較して、余りにも差がありすぎる。もっと盛り上げて欲しい。
  • 福岡市の能古島の海岸で遺体が見つかった事件のニュースをアナウンサーが読み上げる際、BGMで悲劇的なクラシックの音楽がかかった。まるでドラマのような演出で、一瞬間違いかと思ったのだがクラシック音楽はそのまま流れ続けた。事件はドラマでも映画でもない事実である。被害者の家族が見たらどう思うか。報道する側はもっと配慮するべきだ。
  • ワイドショーで政治に関する話題を取り上げる事が多いが、事実だけを報道すればいいのに、解説者が意見を述べる。その意見は偏りが多く、みな反小沢民主党批判だ。政権政党である民主党をチェックするのは報道機関として当然だが、一人の解説者の意見だけで、反対意見のない一方的なものだ。他の出演者はその解説者の発言を鵜呑みにするしかない。これで公正中立の報道と言えるのか。反対意見の人も出演させ、判断材料を与えてこそ、公正中立な報道機関と言える。
  • 外国人参政権法案についてのニュースが、ほとんど報じられていない。法案が可決された時の影響力は、郵政民営化などとは比較にならないほど大きいはずなのに、ほとんどのテレビ局で取り上げないことは、意図的であると思わざるを得ない。非常に大事な問題なのだから、もっと扱って欲しい。
  • 政治に関する報道のあり方に疑問を感じます。政党や議員の不祥事が起こった場合、その事実を視聴者に伝えることは放送局として当たり前です。しかし、世論調査や特定の政党に対する聞き取り調査を繰り返し行い、それがあたかも事実や国民の総意であるかのように報道しています。事実というには余りにも不確かな場合が見受けられます。政治をワイドショーのネタのように扱い、スキャンダルを煽るばかりで、本来の公正な放送から逸脱していると言わざるを得ません。

【番組全般その他】

  • また「大食いネタ」の番組を放送していた。おいしい食べ物をおいしそうに食べるならまだしも、無理矢理口に突っ込んでいる姿は見ているだけで不愉快になる。食べたいけれど食べられない食材を「これでもか!」とばかりに口にねじ込む。こんな番組は、見ている側に何も良い効果を与えない。見ていた小学生の子供が「地球上には食べたくても食べられない人がたくさんいるのに、こんなもったいないことをして馬鹿なテレビ局だ」と憤慨していた。
  • 「この冬頭にきた日本人」というランキングで、オリンピックで入賞した選手たちの名前が羅列されていました。いくらアンケートとはいえ恣意的なものを感じます。しかし、それよりも浅田真央選手への「トリプルアクセルは誰でも跳べる」「あとはお遊戯」とのゲストの発言が許せません。オリンピックに向けて努力し、結果を出してきた選手に対する言葉として、あんまりではないでしょうか。スポーツに対して言及するなら、多少なりとも知識を持っている人か、見識のある人にしてほしい。
  • 自分の信じた道をひたすら進むために、日本を遠く離れて海外で活躍する無名の日本人を取り上げる番組です。私が今回見たのは、「子どもの頃からの昆虫好きが高じ、中学卒業と同時に南半球の各地を訪ねて昆虫の研究に励む男性」の半生だった。海外収録による映像も美しかったが、何よりこの男性の生き方に強く感銘を受けた。最近のテレビは芸人らが騒ぐバラエティー番組が多くうんざりしていたが、こうした良質な番組があることは頼もしい。
  • 過去に覚醒剤や大麻など薬物で逮捕された芸能人やミュージシャンが、普通にテレビに出て何事も無かったかのように歌ったり、偉そうにコメントしたりする人もいる。これでは、子供たちが「覚醒剤に手を出しても大した問題ではない」と勘違いしてしまう。普通の社会では、逮捕されれば今までの生活には簡単に戻れない。「芸能活動をやめろ」とまでは言わないが、影響力が大きいテレビの出演はやめるべきだ。またテレビ局もそういった人を出演させないで欲しい。
  • 最近のテレビは、番組の種類に関係なく字幕を多用しているが、見ていて煩わしいと思うこともしばしばだ。ニュースやドラマのセリフならともかく、お笑い芸人の下らないリアクションまで文字にして伝える必要があるのだろうか
  • 私は聴覚障害者です。今の放送は「ニュース」も「バラエティー」も「ドラマ」も、番組が終わったかどうかがよくわかりません。「製作著作」のテロップが出ればまだ理解できますが、そのテロップも少数です。聴覚障害者は文字が頼りです。番組の終わりには、必ず「終わり」や「END」の文字を入れて下さい。
  • 芸人司会者の発言は”悪口の見本”となっている。後で悪口を言った相手をフォローすることもあるが、視聴者はそんなに話上手ではない。視聴者は悪口しか真似をすることができないと思うので、彼の発言は大人子供問わず非常に悪影響である。非常に不愉快なのでテレビに出さないでほしい。
  • 昼間に韓国ドラマを2時間も見せられてはたまったものではない。ここは日本だ、日本人のための放送をするべきだ。私の母は70代だが、韓国ドラマばかりでがっかりしている。日本の俳優で制作するより、韓国ドラマを買って放送する方が安上がりかもしれないが、内容も薄っぺらで見るに堪えない。視聴者をバカにするのはいい加減にして欲しい。
  • 海外のストリーミングと地上波の放送を比較しましたが、浅田選手の演技前に音声を絞っているように思います。他にもスロー再生のカット、観客のスタンディングオベーションの様子を放送しないなど、不自然に編集しているように感じます。自国の選手なのに、悪意を持って放送するのはおかしいのではないですか。
  • 毎年放送しているフィギュアスケートの世界選手権ですが、東京と地方の格差が著しくひどいです。東京なら女子シングル以外の各種競技と「エキシビション」を放送してくれるのに、地方は女子シングルしか放送してくれません。せっかく男女ともに優勝者を出した大会で、そんな放送の仕方はないでしょう。
  • 月間勝者は1,000万円、GP優勝者に1億円という賞金は高すぎる。普通の人間が100万円稼ぐことでも大変なことだ。まして1億円ともなると別世界の金額である。それをたった3分間のコントで与えてしまうのは価値観が狂っている。スポンサーは携帯利用の収益をそんなことに使うのなら、社会に還元して欲しい。コントの内容が賞金に値するものならまだしも、学芸会のような寸劇コントばかりだ。観客のわざとらしい笑い声や、歓声が入っていて耳障りだった。
  • 「警察」の宣伝を目的とするような番組はおかしい。似たような番組が多く放送されているが、この種の番組は犯罪について考えさせるというより、「警察は頑張っている」「国のために悪を裁いている」といった自己中心的なものでしかない。そもそも国家機関がドキュメント番組の対象になっていることがおかしい。
  • 芸人らが、かなり危険な体験をしているが、そのうち死亡事故が起きるのではないかと心配している。外国版「田舎に泊まろう」的なコーナーは、一見、危なくないように見えるが、いきなり銃撃される恐れも全くないとは言えない。出演者の安全をもう少し考えて欲しい。
  • ワイドショーが「世界フィギュアスケート選手権大会」で、金メダルをとった浅田選手や高橋選手より、韓国のキムヨナ選手を大きく取り上げていることに意見したい。内容もキムヨナ選手の得点が不当に高かった疑惑を避けるためか、転倒シーンは放送されていない。なぜそこまで韓国人選手に気を使うのか。韓国のことになるとテレビ局は消極的になる。
  • 最近アナログテレビの上下に黒帯が入るらしい。ずいぶん失礼なことだ。こんなテレビを見るために買ったのではない。デジタルへの強制にも腹が立つが、少なくともデジタル移行までは嫌がらせをするべきではない。全く弱者いじめの横暴だ。人に優しい世の中に逆行している。
  • プロ野球では、今季から球審のカウントコールを国際基準に合わせ「ボール→ストライク」の順に表記する「BSO表記」の導入が決まったと聞いている。しかし、まだ各局の表記方法が徹底されていない。例えばA局では既に導入されているが、B局では従来通りストライクからカウントされている。視聴者が混乱しないためにも、各放送局は足並みを揃えて欲しい。
  • グルメ番組やバラエティー番組で、出演者が室内で帽子をかぶったまま食事するシーンが目立つが、やめさせるべきではないか。こんなことを許していたら、子どもたちが自宅やレストランで帽子をかぶったまま食事をすることに指導が出来なくなるだろう。
  • バラエティー番組で、卑猥な言葉や汚い言葉を連発したり、悪ふざけしたりする番組が多すぎます。タレントや芸人の方々の発する言葉の考えのなさ、品のなさに呆れてしまいます。時間帯は夜7時以降に多い気がします。この時間は子どもたちも起きていて、食事中だったりする時間ですから、よく考えて頂きたい。

【ラジオ】

  • ラジオ番組内での食べ物のCMが不快です。司会者と他の人が、美味しさを表現する為でしょうが、食べ物を口に含んだまま話をします。しかも大げさに。子供の頃からこれらは注意されている事です。こういう演出は止めて欲しい。
  • 視聴者からの手紙の、聞くに堪えない下品な話が一時間以上続いた。いくら視聴者からの手紙とはいえ、朝に放送出来る内容とは思えない。放送する側として朝からこんな下品で下劣な放送をすることは社会人としての常識を疑う。
  • 最近は高校野球のせいで、番組が放送されないことが多い。高校野球で放送内容の変更がある場合は、もっと早くに知らせてほしい。番組を楽しみにしているので、放送がないとがっかりしてしまう。

【CM】

  • 最近番組内のCMが、とても多いと感じる。ドラマは佳境に入った後半、数分でCMが入り、再開したらまたCMの繰り返しだ。これではとてもドラマに入り込めない。バラエティー番組も同様だが、CM前に「このあと××登場」と告知してCMを放送し、CMがあけたら実は来週の予告だった。今のCMの入れ方は、完全にテレビ局とスポンサーの都合で、視聴者の事を考えていない。
  • なぜアルコール飲料のCMに10代のファンが多いアイドルを使うのか。「お酒は二十歳になってから」と表示をしても説得力がない。アルコール飲料のCMは、もう少し年配の俳優やタレントを起用してほしい。子供のファンも多いので、アイドルを使うことはやめて欲しい。
  • CMになると音量が上がるような気がする。あまりに騒がしいのでチャンネルを替える。売りたいという気持ちは分からないでもないが、耳に心地よいものではない。番組と同じ音量が良い。

【BPOへの意見】

  • 「放送局のバラエティー番組の在り方などを考えるシンポジウムが開催され、番組制作担当者や視聴者からさまざまな意見が相次いだ」という記事を読んだ。シンポジウムは、BPOが2009年11月に公表したバラエティー番組に対する「意見」を受けて民放連が開催したとのことだが、このような企画が開催されるということは、大変素晴らしいと思う。
  • BPOではホームページ上に意見を公開しているのだから、BPOからのコメントもあっていいと思う。視聴者は専門的な、特に放送に関しての知識を持っているとは限らないので、BPOからの反論や意見などがほしい。このままでいい番組ができるとは思えない。また、BPOはどのような放送にしていきたいのか、どのような番組が良いのか具体的に分からない。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 容姿の醜い女性を見せ物にして視聴者に美容整形を推奨する内容で、極めて不快だ。子どもが見る時間帯の番組でもあり、悪影響を及ぼす。こうした番組に影響され、若者が親から貰った顔を簡単に作り変える風潮が蔓延してしまうのではないか。美容クリニックとのタイアップでもあり、拝金主義が透けて見える。番組を使って宣伝をするべきでない。
  • 子ども番組だが、教育上よくないと思う。「良い大人になるための方法を教えてくれる番組」と解説しているが、そんな要素はどこにもない。芸人がふざけているだけにしか見えない。この番組がやっていることは、日頃学校の先生がしている生活指導などを無駄にしている。
  • 女の子が変身して戦い、敵に対してお尻を向けて攻撃していた。ラジオやバラエティー番組は下品だというが、子どものアニメも下品すぎる。戦いが終わって妖精が身震いして黄色いものを出すことも、日曜の朝にやることなのか疑問に思った。
  • 過去に薬物で逮捕された芸能人やミュージシャンが、何事もなかったように出演している。これでは子どもたちが「薬物に手を出しても大したことはない」と勘違いしてしまう。芸能活動をやめろとまでは言わないが、影響力が大きいテレビに出るのはやめるべきだ。またテレビ局もそういった人を扱わないで欲しい。

【性的表現に関する意見】

  • 男性芸人が、女子高生に罵倒させたり尻を蹴らせたりしていた。また、芸人達が組んだ騎馬戦に女子高生を跨らせ、太ももを触ったりスカートの中を覗くような破廉恥な行為があった。これは公開セクハラだ。番組スタッフに強い怒りと不快感を覚える。放送局は彼女に謝罪すべきだ。
  • 子ども向けアニメでありながら、卑猥な言葉が頻繁に使われており視聴するに堪えない。何故こうした内容を手直しせずにそのまま放送するのか、全く理解できない。放送局の担当者はたがが緩んでいるのではないか。
  • 深夜帯の番組とはいえ、出演者のスカートから下着が見えており、あえて股間を広げたり胸も強調した衣装を着ている。そのほとんどがAV女優であり、パソコンなどで出演者を検索すれば裸体ばかりが目に付く。番組内容もくだらないもので見るに堪えない。いまや高画質で録画できる機器が普及しており、青少年に対して無防備すぎる。このような番組を流すくらいなら、朝まで放送を休ませておくべきだ。
  • AV女優が出ており驚いた。AV女優とて職業であることは否定しないが、誰もが聴取するラジオ番組に出演させるなら、せめて時間帯をもう少し考慮すべきだ。あるいは、番組の冒頭で何らかの注意を入れることはできないのか。お酒のCMで「飲酒は二十歳から」と表示するのと同様、不可能ではないと思う。

【いじめに関する意見】

  • 会社内のパワーハラスメントの実態がよく分かるドラマだが、あまりにもいじめのシーンが多く、これから社会に出る新入社員の不安を増大させるのではないかと危惧している。また、このドラマに出演している俳優は、以前特撮番組に出演していたので、このドラマを見た子どもが俳優に失望する恐れがあると感じた。いじめを取り上げる番組を制作するのであれば、キャストはよく吟味するべきである。
  • この番組は出演者にランクを付けるコーナーばかりだ。毎週同じタレントが、同じ様に「服の色が変だ」などとバカにされている。司会の女性芸人はいじめっ子のボスのような立場にあり、いつも同じタレントを集中攻撃している。小中学生に絶大な人気を誇るタレントが出ており、子どもの視聴者も多いと思う。もう少し内容を考えていただきたい。

【食べ物に関する意見】

  • 店のメニューを時間内に食べ尽くすという内容だったが、食べ物を何だと思っているのか。食べたくないのに無理やり食べ、とても不快に感じた。「程よい量をゆっくりおいしく食べる」と子どもに教えるべきなのに、ゴールデンタイムにこのような放送をするとはどうなのか。食べ物を無駄にしているとしか思えなかった。

【残虐シーンに関する意見】

  • 男性の首にまかれた爆弾が爆発する映像とその遺体までが放送された。私ももちろんショックを受けたが、一緒に見ていた子どもが受けた衝撃は計り知れない。大人である私も、この晩は一睡もできなかったほどだ。この番組は、内容がだんだんと過激になっている。子どもも見る時間帯なので、もう少し内容を考えてほしい。

【編成に関する意見】

  • 特番が多い改編期だが、最近では3~4時間の番組が目立つ。春休み中の児童が見ると、就寝時間のアンバランスや生活リズムの乱れを誘発させてしまう。少なくとも、22時過ぎまでひっぱるような番組構成は控えてもらいたい。

【CMに関する意見】

  • なぜアルコール飲料のCMに10代のファンが多いアイドルを使うのか。「お酒は二十歳になってから」と表示をしても説得力がない。アルコール飲料のCMは、もう少し年配の俳優やタレントを起用してほしい。子どものファンも多いので、アイドルを使うことはやめて欲しい。
  • 最近のパチンコは、アニメのヒット作品をモチーフにした台が出ているらしく、パチンコなのにアニメのCMかと勘違いしてしまう内容が非常に多い。何も知らない子ども達は、ゲームの延長のようにパチンコに興味を持ち始めている。こうした紛らわしいパチンコのCMは、放送の自粛を促すか子ども達の目に触れないよう時間帯を考慮するべきだ。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 視聴者意見を読むと、番組の一部に関する意見であることが多い。納得できる意見もあるが、神経質になり過ぎているところもある。実際これらの意見をすべて聞き入れて番組を制作すると、どんどんつまらなくなる。また、「いじめを助長する」という意見が多いが本当にそうだろうか。テレビが悪影響を及ぼすというよりも、家庭内で指導やしつけなどを行うべきだと思う。何でもかんでもテレビのせいにすることはおかしい。
  • パチンコCMについて「教育上良くないから自粛すべき」「規制できないのか」という意見があった。しかしパチンコの広告はテレビに限ったことではないし、子どもに悪影響を与えるのは何もパチンコばかりではない。パチンコ依存症などいつの時代でも起こっている。逆に、「パチンコのCMをやめれば全て解決するのか?」と問いたい。
  • 「子どもに見せたくないなら見せなければいい」「親が子どもに注意をしろ」という意見がたびたびあるが、親が子どもを四六時中監視しているわけにはいかないし、同級生に人気のある番組を「見るな」とは言えない。人によって価値観は違うので難しいが、やはり子どもに悪影響のある番組がもっと少なくなれば良いと思う。

2010年2月に視聴者から寄せられた意見

2010年2月に視聴者から寄せられた意見

小沢氏の不起訴処分を受けて、「検察からのリーク情報」が間違っていたことへの責任を問う意見や、それでもなお「限りなく黒に近いグレーだ」と報道を続けることへの批判意見が多くあった。また、故・中川元財務相の遺族が作製したカレンダーに関する記事を紹介した際の不適切な発言に対する批判意見などがあった。

民主党関連意見が128件あったが、そのうちの125件が民主党・小沢幹事長関連の意見であった。小沢氏の不起訴処分を受けて、「検察からのリーク情報」が間違っていたことへの責任を問う意見や、それでもなお「限りなく黒に近いグレーだ」と報道を続けることへの批判意見が多くあった。

2010年2月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,751件で、1月と比較して4件増加した。 意見のアクセス方法の割合は、Eメール69%、電話26%、FAX3%、手紙ほか2%。 男女別は男性74%、女性23%、不明3%で、世代別では30歳代27%、40歳代21%、20歳代21%、60歳以上18%、50歳代9%、10歳代4%の順となっている。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は962件(49局)であった。 またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、53件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

2月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 審理・斡旋に関する苦情・相談・・・・・・・ 3件
    (個人または直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

2月の視聴者意見は、報道関連意見が先月より減少した。意見分類のキーワードで、具体的な報道姿勢を指摘した「不適切な報道」が前月比で35件減の72件、より広く「報道のあり方」を論じた意見は、前月比27件減の83件であった。政治については民主党関連意見が128件あったが、そのうちの125件が民主党・小沢幹事長関連の意見であった。小沢氏の不起訴処分を受けて、「検察からのリーク情報」が間違っていたことへの責任を問う意見や、それでもなお「限りなく黒に近いグレーだ」と報道を続けることへの批判意見が多くあった。
また、故・中川元財務相の遺族が作製したカレンダーに関する記事を紹介した際の不適切な発言に対する批判意見が89件、日本相撲協会の理事長選挙や横綱朝青龍の引退など、相撲関連の意見が44件あった。外国人地方参政権に関する意見は、今月は11件寄せられた。
南米チリで発生した地震による津波警報が発令され、長時間テレビ画面に表示されたが、「番組視聴の邪魔になる」「地図が不適切だ」など、276件の意見が寄せられた。報道関連で「偏向」というキーワード検索で54件、「公平」で35件該当した。
バンクーバー冬季オリンピックに関する意見は93件。スノーボード選手の服装に関する報道への意見が33件、フィギュアスケートに関する意見が26件あったが、「この後すぐ」といいながら放送まで長時間待たせることへの批判意見も多く寄せられた。
今月のバラエティー番組への意見は、前月比204件減の178件、ドラマ関連の意見は10件減の43件であった。昨年BPO(放送倫理検証委員会)が出した「バラエティー番組への意見書」をテーマに取り上げた番組への意見が63件、番組で紹介したコントがオリンピック選手を中傷しているという批判意見が16件、この他、罰ゲームで大量の水を飲ませることへの危険性を指摘した意見も寄せられた。
ドラマでは、コンサートライブの「殺せ!」コールのシーン、少年同士が拳銃で打ち合うシーン、職場での過酷ないじめシーンなどが不適切であると指摘する意見が多かった。キーワード検索の「人権」で40件。「いじめ」で33件該当した。番組出演者に関する意見は「不適切な発言」検索で前月比86件増の152件、「不適格な出演者」検索は、ほぼ同数の93件であった。ラジオに関する意見は44件あったが、その内「下品な表現」を批判する意見が12件あった。放送局の視聴者・聴取者への応対に関する意見は、今月は36件。CMに関する意見は32件であった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は115件で、前月より約10件増加した。今月はバラエティー番組を中心に、危険行為に関する意見が21件、低俗・モラルに反するとの意見が19件に上った。また、複数のドラマ番組の銃撃、殴り合い、リンチなどの暴力的なシーンに対し、「あまりに残虐」「目を背けたくなる」などの批判があわせて10件以上寄せられた。

意見抜粋

【取材・報道のあり方】

  • 沖縄の基地移設問題についてだが、各局では基地問題で最も大切なことである国の安全保障について議論しないまま、移設先のことばかりを報道している。物事の本質というものをきちんと伝えてほしい。
  • マスコミは民主党の小沢幹事長が「説明責任を果たしていない」と責めるが、小沢幹事長の記者会見をまともに放送しているのか。記者会見はテレビ局に都合のいいコメントだけを編集し、わずかしか放送されない。これでは小沢幹事長の真意が国民に伝わらないと思う。今後、政治家の記者会見は、生放送か編集なしのノーカットで放送して欲しい。
  • 民主党の小沢幹事長を政治資金規正法違反で「黒」と決め付けた各局のニュースショーは、不起訴になった今、どのように責任を取るつもりなのか。起訴と言っていたコメンテーターや元東京地検特捜部長達は、謝罪するわけでもなく、いまだに「黒」だと主張している。マスコミは検察からのリーク情報の言いなりではなく、独自取材で真実を報道して欲しい。
  • 不正を働いている接骨院に、客を装ったテレビ局の人間が隠しカメラを持ち込んで取材していた。「手が痛い。ケガではないのだが」と話すテレビ局のスタッフに対し、院長は「ケガではなくても、転んだことにして保険を使おう」と提案していた。この院長はこの後に詐欺罪で逮捕されているが、この「おとり捜査」のような取材方法は放送倫理上問題はないのか。
  • 「故・中川元財務相のカレンダー相次ぐ注文の不思議」という記事の紹介で、遺族が選んだ生前のスナップ写真が収められていることを伝えていた。その際、アナウンサーとコメンテーターが「多分、変な写真は入ってないんでしょうね。あの泥酔記者会見の写真はね」「入ってないんですか?」「遺族は選ばないんじゃないかな」などと発言していた。これは中川氏の遺族とカレンダー購入者の気持ちを踏みにじる言葉だ。常識も良識もない、あまりの暴言が許せない。
  • 外国人地方参政権付与問題の紹介の仕方について「在日韓国人をはじめとする」と前置きしている場合が多いが、正確に「160ヵ国以上の永住者と特別永住者に関する」と前置きしてもらいたい。選挙権付与は在日韓国人だけのものではない。視聴者に誤解を与えるような報道はしてはならない。
  • 77歳のタクシードライバーがブレーキとアクセルを踏み間違えて店舗に突入し、客ら4人に軽症を負わせた事故の報道だが、名前を出し映像付であそこまで報道する必要があるのだろうか。高齢者による運転ミスであり、故意に事故を起したのではないことは明らかである。それにも拘らず、逮捕されたとして名前や顔を詳細に放送するのは行き過ぎではないか。あの事故の報道でドライバーの実名と顔を知りたい視聴者はどれほどいるだろうか。このような事件に関しては、加害者の人権も考慮した報道をしても良いのではないか。
  • 「元俳優の被告が、覚せい剤事件で保護責任者遺棄致死罪で起訴された」というニュースを取り上げていた。コメンテーターが「被告が保護責任者遺棄致死罪であることは決まりだ。あとは裁判員裁判でどの程度情状酌量してもらえるかだ」という発言をした。被告は無実を主張していくということだが、これから始まる裁判に影響を与えかねないようなテレビでの発言は、慎むべきだと思う。
  • 最近の報道番組は、バラエティー番組なのかと思うぐらい、芸能ニュースなど、どうでもよい事ばかりを放送している。「報道しない自由」などという言い方をするが、それはおかしい。またコメンテーターと言われる人たちは本当に必要なのか。もし必要なら、報道内容に即した専門家に出演してもらうべきだ。素人のコメントをそのまま報道番組で流すなんて、世論をミスリードするためだとしか思えない。
  • 最近の報道番組でカメラのフラッシュが多く、そのまぶしさで光感受性発作のような症状が起きる可能性がある。アニメでは規制されているのに、なぜ報道番組では規制されないのか。
  • 認知症の方が保護されたというニュースを放送していたが、多額の現金を持っていたということは放送する必要がなかったと思う。何かと物騒な世の中だから、「どこの誰それが大金を持って徘徊していた」と噂になると、その方が犯罪に巻き込まれる危険性がある。単に認知症の方が保護されたということのみを伝えればよい。要らない情報まで伝える必要はない。

【番組全般・その他】

  • 鳩山首相が国会で「朝三暮四の意味を知っているか」と尋ねられ、「よく知っています」と 前置きした上で、間違って「朝令暮改」の意味を説明してしまった件について、番組キャスターとアナウンサーが「私も『朝三暮四』の意味は知りませんでした」とそれぞれ言っていた。いくらなんでも、キー局のアナウンサー試験に合格した人間が知らないはずはないと思う。もし本当に知らないとしたら大問題だ。もっと勉強してほしい。
  • 通常なら漢字の読みや人名・地理・歴史のことなどを答える問題ばかりのクイズ番組だが、今日は違った。「与党幹事長の政治資金管理団体の虚偽記載の金額は□億円」で答えは「4」だとか、「鳩山政権の1月の支持率は□2%」で答えは「4」などという問題を、なぜ入れる必要があったのか。非常に偏向した番組だと感じた。
  • 最近の番組は、ADやディレクターやプロデューサーが出演しすぎです。内輪のおふざけを放送しても、決して面白くありません。視聴者はどんどん減少していきます。
  • この番組では毎回テーマに沿った料理が紹介される。この日は「牡蛎(カキ)を使ったレシピを紹介する」と予告でも番組中にも散々言っていた。番組では出来上がったさまざまな牡蛎料理を映しており、私は「今か、今か」と、作り方の紹介が始まるのをテレビの前で待っていたのだが、最後の最後に「この作り方は携帯サイトでご確認ください」とだけ言って番組は終わってしまった。何と人をバカにしていることか。それだけでも不愉快なのに、そのレシピを携帯電話で見るためにはテレビ局との有料契約が必要とのことだ。こんなふざけたことが許されるのだろうか。
  • 深夜の人気番組をゴールデン枠に移動したら、面白くなくなると思います。これまでも、深夜からゴールデンに移動して打ち切りになってしまった番組はいくつもあります。深夜は深夜、ゴールデンはゴールデン、移ったらダメなんです。この番組には消えて欲しくありません。ゴールデンに行って視聴率が下がったら、また深夜に戻してください。
  • 各テレビ局では携帯サイトのコンテンツを充実させ、パソコンサイトからでは、番組参加、抽選申し込み、番組情報の入手などが検索できないケースが増えています。PCインターネットは低額固定制ですが、携帯iモードは通信料がとても高いのです。視聴者に金銭的な負担をかけないようお願いしたい。
  • 「病院だけがお産じゃない」という番組で、病院でのお産を批判し、自由でアットホームな雰囲気のお産を強調していた。出産後、母親がビールで乾杯している場面が流れたが、どんなに大丈夫そうに見えても、何が起こるか分からないのがお産です。飲酒場面を当たり前のように放送することがどんなに危険なことか、番組関係者は理解しているのでしょうか。
  • 番組のテーマは「たった1日で、あっという間に血圧が下がる」というものであった。しかし、実際には「1週間ほど入院して20万円の手術を受ければ血圧が下がる」という説明が欠けていた。これは病気で苦しむ人の神経を逆なでし、視聴者をだますものだ。
  • 話をしている本人は「出られない」ときちんとした日本語を使っているのに、テロップでは「出れない」と、ら抜き表現になっていた。仮に本人が、ら抜き言葉を使ってもテロップではきちんとした日本語の表示をすることが本当なのに、これでは逆ではないか。
  • 日本相撲協会の理事選挙で、大方の予想を覆した結果が出た。マスコミの関心は「当選を決めた票は、一体誰の投票によるものか?」という点に絞られ、各局のワイドショーではその話で持ちきりである。リポーターが相撲協会の役員にマイクを突きつけ「あなたは誰に投票しましたか?」などと質問したり、「誰が誰に投票したかを示すチャート表」をスタジオに用意して勝手に推測するなど、犯人探し同然のことを放送していた。今回の理事選挙は、無記名で自由意思に基づいて投票するという新方式だった。せっかく相撲協会が改革したのに、マスコミが犯人探しまがいのことをやっていては何もならない。
  • 相撲協会の理事選挙の模様を伝える際、各人が投票する手元を大きくズームアップして写していた。もう少しで投票用紙に書かれた氏名まで読めそうな迫り方だった。いくらテレビカメラの入場が許されたとはいえ、理事選挙でそこまでするのは自粛すべきだ。
  • この番組では、お便りが採用された人に大人のおもちゃをプレゼントしている。しかも、その現物をテレビで堂々と映している。深夜番組といえども、許されることではないと思う。
  • お笑い芸人がゲスト出演し、「嫌いな芸能人」「消えてしまえばいい番組」「やりにくい司会者」などのきわどい質問に答えた。ところが、彼の答えが全て音声処理され、放送では聞こえないようになっていた。これでは楽しいのはスタジオにいる出演者とスタッフだけで、視聴者の私は全く答えがわからず面白くなかった。
  • キー局のバラエティー番組で、BPOからのバラエティー番組への意見書を題材にしていたが、何か意味を取り違えているのではないか?笑いに対して真剣に取り組むという姿勢は否定しないが、制作スタッフの会議やネタのテストという名目で、危険を伴う内容を、さも問題がないように表現することはおかしいと思う。制作サイドは万全の態勢で取り組んでいるから安全性は保たれているのだろうが、テレビ画面の限られた空間と時間だけでは、視聴者には危険な行為でも安全で問題ないと受け取られる可能性があることをもっと考慮すべきだと感じた。いじめや児童虐待などで悩んでいる方たちの目にはどう映っただろうか。また、加害者側にいる判断力が乏しい人たちには、どんな影響を与えただろうか。バラエティー番組だから、たまにはハメを外すこともあると思うが、真しに受け止めるべきことを逆手に取ったような番組作りには疑問を感じた。お笑いファンとして残念でならない。
  • これぞ「プロ芸人」であり「バラエティーの在り方」だと思います。「教育上良くない」とか、「いじめを助長する」などのバラエティーに対する批判意見は、子どもをコントロール出来ない親や教師の言い訳に過ぎません。昔はドリフターズ・さんま・たけし・タモリなどがどんどん新しいことにチャレンジし、芸を磨いてきました。今はそうした芸人は少なく、素人同然のタレントばかりです。その中にあって、この番組出演者らは「出ている以上、叩かれても痛い思いをしても、笑って貰えるなら何でもします」という姿勢を見せていました。それこそがバラエティータレントの本質だと思います。
  • 各局が画面に日本地図を表示してチリ地震の津波警報を伝えているが、日本地図から長崎県の対馬を削除している局があった。対馬より小さい南西諸島・隠岐・小笠原諸島・五島列島等は表示されているので、作為的なものを感じた。
  • チリ地震による津波情報で、津波が来る地域を色分けで示すのはよいが、わざわざ点滅させなくても良かったのではないか。とても苦痛に感じた。災害情報が大切なことは分かるが、視聴者が不快にならない方法を考えて欲しい。
  • 大津波警報、津波警報、津波注意報の3種類が発表されたが、日本地図のまわりの色分けが各局で違うので見にくかった。警報なのだから、全局が同じ色に決めるべきだと思う。

【オリンピック】

  • スノーボード選手の服装について、連日放送しています。オリンピック選手としての心構え、服装、態度は私も厳格であるべきだと思います。乱れがあれば厳格に指導、注意も必要でしょう。しかし、それを連日放送する必要があるのでしょうか。スノボー全体の理解もまったくせずに、ただ一方的に批判する放送は、陰湿ないじめになっています。
  • 北京オリンピックほどではないが、テレビが浮かれているのに嫌気が差す。NHKなどは正午のニュースをずらしてまでオリンピック中継をしているが、高校野球のように教育テレビを使えばいい。民放も通販番組ばかりのBSで中継して、電波を有効活用すればいい。
  • フィギュアスケート中継では、選手の演技中は極力、解説者やアナウンサーは黙っていて欲しい。視聴者に伝えるべきは選手の演技であって、解説者やアナウンサーのしゃべりではない。しゃべりたければ、演技終了後リプレイを流すときに存分にしゃべればいい。
  • 競技終了後、まだ選手の息が上がっているのに、マイクを突きつけて、今後の進路などを無理矢理聞いている場面を見かけます。結果に納得がいかず、気持ちの整理がつかないところに追い討ちをかけるようで気の毒で仕方がありません。もう少し選手の気持ちに配慮した取材ができないものでしょうか。
  • 日本のオリンピック選手の育成費が、事業仕分けで27億円に減少した。こんな金額でバンクーバーでは世界の強豪と渡り合ってあっているのだ。メダルがどうのこうのとコメントする以前に、仕分けで削られた選手育成費の少なさや、選手の地元企業や地元民のきめ細かい応援をもっと報道すべきだ。

【ラジオ】

  • この日の放送は、性に関する話題の特集となっていた。まず、番組冒頭でパーソナリティーが、「この放送を聞いている子どもは、今から他局の放送を聞くようにしてほしい」と断わり、その直後からあらゆる性談義・性情報が満載された、とんでもない内容が放送された。昼間の時間帯に放送できる限度を明らかに超えている。このような放送はやめてほしい。
  • 緊急の交通情報が入った。ゲストとの楽しいトーク中だったので頭の切り替えが出来なかったのか、キャスターが、人様が亡くなられた人身事故の情報をゲラゲラ笑いながら読み上げました。第三者の私が人間として極めて激しい憤りを覚えたのですから、亡くなられた方のご家族や関係者の方々は、なお一層辛かったと思います。すぐに局に電話で苦情を申し入れ、「番組中にキャスター本人から詫びの一言でも入れていただきたい」と伝えました。オペレーターは「約束はできませんが、ご意見として伝えておきます」とのことでしたが、番組中には詫びの一言もなく、通常どおりの”ゲラゲラトーク”が続行しました。放送倫理違反に対する通報を、一般の意見・感想と一緒にされてはたまりません。

【CM】

  • CMでは、その映画の鑑賞料は子供一人500円とのことだった。子供だけで見せようと劇場に行ったところ、保護者同伴で500円とのことだった。子供だけの場合は、一人1000円になるという。CMに「保護者同伴」の文字が出ていたのかも知れないが、私の印象には残っていない。条件付ならハッキリと明記してほしい。
  • 喫煙マナーを守っていない人への注意CMを放送するべきだ。まだまだ歩きタバコやポイ捨て行為が多い。特に火のついたままのポイ捨てはこの時期、火事になったりする。火が消えているからといって道路に捨てている人もいるが、これを片づける人の身になって考えて欲しい。
  • 薬のCMだが、「おしっこ」という言葉を連呼していて非常に不愉快だ。CMは食事中でもいつでも構わず入ってしまうので、避けようがない。せめて放送する時間を考えてほしい。

【BPOへの意見】

  • BSデジタル放送では年々テレビショッピングが多くなっている。このままではショップチャンネルになりかねず、テレビ離れがさらに進むだろう。BPOはショップチャンネル化に歯止めを掛けるよう、テレビショッピングのあり方についての「見解」を出して欲しい。
  • このバラエティー番組は、BPO公認なのか?「BPOに寄せられた視聴者意見の検証」という大義名分を立てて、度の過ぎる悪ふざけを堂々と放送していた。この番組の趣旨をBPOに寄せられる意見は無意味で馬鹿げていると受け取って良いのだろうか。このような状況を容認するのであれば、BPOなど存在する意味すらないのではないか。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • ドラマ仕立てになっていて、小学校6年生の男の子が女の子に告白するシーンがあった。「好きです」と言ったまでは良かったが、その後に「キスして」と言って目を閉じていた。私は小学校3年生の娘と見ていたが、テレビで放送するにはふさわしくない内容だと思った。以前放送局にこの番組の対象年齢を聞いたところ、対象は小学生の子どもとの答えをもらったが、この内容は小学生に見せるには不適切だと思う。
  • タレントが「アナウンサーに記憶がなくなるまで酒を飲ませて潰す」と言ったが、一昔前ならともかく、アルコール・ハラスメントの概念も認識されるようになっている昨今、無理矢理酔い潰すことを笑いの対象にするのはいかがなものかと思う。この時間帯は子どもが家で見ている可能性もあり、子どもが「酒を飲ませることは悪くない」と無意識のうちに感じることがあるかもしれない。命にも関わる危険な行為を煽ることは、マスコミとしてあるまじき行為である。
  • 評論家がオリンピックに出場したスポーツ選手の衣装のことを「ベビー服」等と発言した。子どもや若者も見ているであろう時間帯に、日本の代表として頑張ってきた選手を褒めるどころかけなしていた。テレビは皆が見る物だ。頑張っている人の夢を壊すような発言を嬉々としてするコメンテーターと、その発言を止められない番組制作者に抗議したい。

【危険行為に関する意見】

  • ゲームのようなコーナーで、罰として多量の水を飲んでいた。多量の水を飲むことは水中毒になる恐れがあり危険である。視聴者、特に知識のない小中学生の行動に悪影響を与えないか。番組中に「危険です」等のテロップがあってもよかったのではないか。

【暴力・殺人シーンに関する意見】

  • 子どもに拳銃を持たせて射ち合いをさせるなど、目を背けたくなるシーンがあった。さらに、自動小銃が仕掛けられ、1人で遊ぶ幼児に向けて照準を合わせていた。このようなドラマがこの時間のテレビで放送されていることに疑問を感じる。
  • 人気グループが出演する学園ドラマだが、凶器を使っての暴行シーンのオンパレード、血のりの量も半端でなく見るに堪えない。テレビドラマにおける暴力シーンはこの番組に限らず多数存在しているが、それらは暴力を肯定するためのものではなくむしろ否定するために必要不可欠なものだ。しかし、この番組は何の意味も持たない暴力シーンを垂れ流している。打ち切りにしてほしいほどの悪辣な番組だと思う。
  • 殺しのシーンがとてもグロテスクだ。手から金属の爪を出して人のお腹を刺したり、血がたくさん出たりと、この時間帯のアニメとしてはふさわしくない。低年齢の子どもが見ない時間帯に放送するか、もしくは放送をやめるかどちらかにしてほしい。子どもにとっては、とても衝撃的なアニメだと思う。

【いじめに関する意見】

  • 子どもと一緒に見ていたが、転校生に対するいじめのようなシーンを見て、子どもが真似をしそうで嫌だった。日曜日の朝に放送するアニメは、もっと明るくて可愛い話がいい。
  • 芸人が「ハゲ」をネタにしている。人間として常識を疑う。外見への差別は、病気で髪が無い幼い子どもに対する「いじめ」につながることがわからないのだろうか。分別のつかない子ども達はすぐに真似をする。
  • 新人が会社でいじめられるという内容のドラマ。この番組に限ったことではないが、子どもが見ている時間に、学校で真似できるような内容の番組を放送することは教育的に良くない。放送を中止して欲しい。
  • 他局の番組のパロディー形式で構成されていたが、視聴者の意見を無視し、神経を逆なでするような内容だった。芸人の両手を縛って熱湯につき落としたり、コンクリート攻めにしたりと、見るに堪えない。いじめにつながるというよりは、いじめの方法のヒントを与えるようなもので、番組で主張されている「いじめられている子どもたちに元気になってほしい」というようなメッセージにはとても思えない。人が不幸な目に遭っていることを笑いの種にするのではなく、もっと他の方法を考えていただきたい。

【性的表現に関する意見】

  • お笑い芸人やAV女優が女性器の俗称をそのまま表現したり、アダルトビデオの宣伝がフリートークの体裁をとっていたりと、信じられない内容だ。さらに番組タイトルもアダルトを想起させるものであり、真っ当な番組とは思えない。ラジオは公共の放送であり全年齢層のリスナーが聞いている。即時、番組の終了を求める。
  • 番組内で歌われているオリジナル曲のタイトルが、一見普通の言葉を並べていながら、少し考えるとひわいに聴こえるような歌詞となっている。いくら深夜番組とはいえ、青少年の健全な育成に悪影響ではないか。

【言葉に関する意見】

  • 番組内のコンサートシーンで「殺せ!殺せ!皆殺し」とコールするシーンがあった。この時間帯でこのシナリオには怒りを覚える。小学生が見ている時間帯によくこんなストーリーを考えると思う。放送局には倫理観がないのか。

【要望・提言】

  • 報道は事件を伝えるだけではなく、実際どのような罰を受けて、そのためにどのくらい正常な生活が困難になるかまで伝えて欲しい。罪を犯すことでのリスクの怖さを十二分に教えることで、抑止にもつなげて欲しい。罪を犯した人の立ち直りを爽やかにドキュメント番組にすることは、「犯罪をしても大丈夫」という子どもを増やしてしまう。

【非科学的な内容に関する意見】

  • 複数の話題にわたって血液型に関する偏見を助長しかねない内容が放送されていた。特に、学者の間でも支持が得られていない独自の説を唱える専門家を登場させ、あたかも既に実証済みの事実であるかのように放送していた。BPOが出した「血液型を扱う番組への意見」に照らし合わせて問題のある内容だった。

【推奨番組に関する意見】

  • この番組でBPOの存在を知った。お笑いに対する思いや番組作りなど、とても感動した。あるコーナーについて、当初と比べ子どもたちへの対応が厳しくなっていると感じていたが、昨日の番組を見て、芸人の思いや、テレビに出演するにはプロとしての自覚が子どもにも必要なことなど、とても素晴らしいと思った。これからも萎縮しない面白いテレビ番組を期待している。

【CMに関する意見】

  • テレビを見ているとパチンコのCMが増えたと感じる。最近ではアニメを使ったパチンコのCMが目につく。面白そうな映像に「これ何の商品?」と思っているとパチンコだったりする。それも昼間にも放送しているので、自然と子どもの目にも入っていることだろう。パチンコはれっきとしたギャンブルであり子どもへの悪影響が心配だ。教育上よくないのでCMを自粛すべきだ。
  • パチンコ店及びパチンコ台メーカーのCMが、朝から晩まで流れていることが不快だ。青少年に悪影響だと思わないのか。昔はパチンコのCMは深夜番組の間ぐらいにしか流れていなかったと思うが、今は朝のニュース番組の間にも流れている。最近はアニメの台が多く、子どもも目を輝かせてしまう程だ。パチンコCMは規制できないのか?
  • 「盗めそうな人からお宝を盗め」というゲームのCMが流れていた。すきを見て普通の人から物を盗ることを良しとするゲームが存在すること自体が問題だと思うが、それよりも子どもが見る時間帯にCMで流れることも問題だ。CMは放送するまでに何人ものチェックを受けるのかと思っていた。社会的倫理を逸脱したものが放送されることは問題である。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「深夜番組は性的に低俗」「深夜番組にはグロテスクな内容が多く子どもに不適切」という意見が多いが、そういった番組は日付が変わるような深夜の放送だ。こういった問題は視聴者に落ち度があると思う。子どもをそのような時間まで起こしておくことも良くないし、部屋にテレビがあるというが、テレビなど買い与えなければいい。仕事の都合上深夜まで帰れない人もいると思うので、深夜番組に対する集中的な攻撃はやめていただきたい。
  • 「最近AV女優が出演することが多くなっている。子どもにとって不適切であり、時間帯を考えて欲しい」という意見があった。AV女優も同じ女性であり、職業で差別すべきではない。番組が子どもにとって不適切だと思うのなら、親が見せなければ良いだけのことではないか。

2010年1月に視聴者から寄せられた意見

2010年1月に視聴者から寄せられた意見

小沢幹事長の政治資金規正法違反疑惑報道に関して、情報源を「関係者によると」と表現することへの意見、検察しか知りえない「リーク情報」を放送することの是非を問う意見などがあった。このほか、「外国人参政権」に関する報道をもっとすべきという意見などがあった。

小沢幹事長の政治資金規正法違反疑惑報道に関する意見が178件あった。

2010年1月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,747件で、12月と比較して272件増加した。 意見のアクセス方法の割合は、Eメール66%、電話29%、FAX3%、手紙ほか2%。 男女別は男性73%、女性24%、不明3%で、世代別では30歳代34%、40歳代24%、20歳代16%、50歳代12%、60歳以上11%、10歳代3%の順となっている。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。1月の通知数は924件(39局)であった。 またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、54件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

1月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 0件
    (個人または直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

1月の視聴者意見の傾向として、まず、前月比で報道関連意見が増加したことが挙げられる。民主党関連意見が202件、自民党関連意見が41件あったが、そのうち、小沢幹事長の政治資金規正法違反疑惑報道に関する意見が178件あった。情報源を「関係者によると」と表現することへの意見が27件、検察しか知りえない「リーク情報」を放送することの是非を問う意見が24件寄せられた。「偏向」というキーワード検索で60件、「公平」で49件該当した。 このほか、「外国人参政権」に関する報道をもっとすべきという意見が29件、偽造紙幣を使った詐欺事件の取材方法が不適切だと指摘する意見が25件、芸能関係で、母親の葬儀に参列した元アイドルの報道で「茶髪で通夜に…」とテロップ表示したことへの批判意見が23件あった。意見分類のキーワードで、具体的な報道姿勢を指摘した「不適切な報道」が107件、より広い「報道のあり方」が110件あった。 また、今月はバラエティー番組やドラマへの意見も増加した。バラエティー番組への意見は前月比166件増の382件、ドラマ関連の意見は22件増の53件あった。バラエティーでは、事前の番宣と当日の放送の中で出演を告知した人が出演しなかったことへの批判意見が234件と集中した。ドラマでは新番組への意見が多く、内容が犯罪・テロリズムを美化している、主人公の行政書士の活動が法律違反である、職場でのいじめが陰湿過ぎるなどという意見が多く寄せられた。 スポーツ関連意見は42件あったが、そのうち27件が、格闘技で相手の腕を折り、試合後に中指を立てて相手を侮辱したシーンを放送したことへの批判意見であった。キーワード検索の「人権」で30件、「いじめ」で27件該当した。番組出演者に関する意見は「不適切な発言」検索で66件、「不適格な出演者」検索で97件と、いずれも前月より減少した。ラジオに関する意見は55件あったが、その半数は「下ネタ」「卑猥な表現」を批判するものであった。放送局の視聴者・聴取者への応対に関する意見は、今月は37件。CMに関する意見は38件であった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は103件で、前月より約10件減少した。 今月は「低俗、モラルに反する」との意見が25件、性的表現に関する意見が17件に上った。前者については、年末の格闘技番組で、勝者が敗者の腕を折ったり侮辱するなどした場面を放送したことに対し、6件の批判的意見が寄せられた。後者については、特定番組への集中はみられないが、複数のラジオ番組に対し、性的な表現が不適切であるとする意見が目立っている。

意見抜粋

【取材・報道のあり方】

  • 民主党小沢幹事長の政治資金問題について連日報道されているが、「疑惑」というばかりで問題の本質が分からない。小沢氏の行為はどのように法に抵触するのか。収賄が想定されるのか、政治資金規正法違反に該当するのかなど、どの行為がどのように該当するのか冷静に報道すべきである。本質を説明せずに「疑惑」だけを煽るのは、メディアの自殺行為ではないか。
  • 各局で、民主党の小沢幹事長の資金管理団体が購入した土地をめぐる疑惑について報道している。このニュースについて、よく「関係者の話から…」と前置きしているが、この「関係者」というのは一体誰なのか。視聴者には全く分からない。テレビで放送するのであれば、責任の所在をもっと明確にして報道するべきである。
  • 民放の報道で、「ある検事によると」「ある検察幹部によると」という表現が使われている。「ある」ほどいい加減な表現はない。「ある」人たちの発言が事実でなかった場合、その責任はだれが取るのだろう。
  • 政権交代がささやかれるようになった頃、テレビの報道が全般的に民主党寄りになったと思っていた。しかし、民主党・小沢幹事長の土地取引をめぐる疑惑が報道されるようになった途端、今度は「小沢批判・民主党批判」に一斉に変わり始めたように感じる。我々国民は、知らず知らずのうちにテレビによる情報操作を受けているようで非常に怖い。何が真実なのか、正しい報道をしてほしい。
  • 今朝の民放のニュースショーは「民主党・小沢幹事長問題」に多くの時間を割いていた。しかし、小沢問題も大事かも知れないが、「バグダッドの連続爆弾テロ」「足利事件の元検事証人尋問」「押尾容疑者の起訴」など、取り上げるべき問題は山積している。もっと視聴者の知りたいニュースを放送すべきだ。
  • 外国人参政権法案についてのニュースが、ほとんど報じられていない。法案が可決された時の影響力は、郵政民営化などとは比較にならないほど大きいはずなのに、ほとんどのテレビ局で取り上げていないのは、意図的であると思わざるを得ない。非常に大事な問題なのだから、もっと事件を扱って欲しい。
  • 小沢幹事長の捜査に対する番組の姿勢や、番組内のジャーナリストの発言が納得できない。あるジャーナリストは「不可解だというだけで捜査している。不可解罪なんてものはない」と発言した。だが、不可解だから捜査して真相を調べるのだろう。疑惑を放置しろとでも言うのか?また「国権の最高機関が、検察の気まぐれで影響を受けていいのか」と発言していたが、何を根拠に「検察の気まぐれ」だと決め付けているのか?検察より、こういうジャーナリストの姿勢の方がよっぽど不可解で問題だ。
  • テレビのニュースで、ある性犯罪の被害者が「裁判員裁判で、一般人である裁判員に自分自身のことや経験を知られるくらいなら、訴えを取り下げるほうがマシだ」と発言したことを伝えていた。それももっともだと思う。被害者が心配するように、性犯罪報道においては個人情報の保全に特別な配慮が必要なのだから、メディアはこの種の事件や裁判の報道をもっと慎重に扱うべきだ。裁判員制度を日本社会に健全に根付かせるためにも、報道する側の高い人権意識が求められると思う。
  • JAL再建についての報道があったが、その内容は、支援機構とJALの再建についての会議の模様を再現ドラマ風に報道し、それぞれの発言内容があたかも真実のごとくに放送されていた。テレビ局がどのように取材したか知らないが、報道番組としては不適切だと思う。
  • 鳩山首相が私邸に戻ったというニュースの際に、庭にいる首相の様子を植え込みの隙間から撮影していた。また、菅財務相が公邸に入るところを、高所の塀と建物の隙間から撮影して、スクープであるかのように放送していた。いくら公人である首相や大臣といえども、盗撮まがいのことをするのは疑問だ。

【番組全般・その他】

  • 放送前も放送中も再三に渡って「出演する」とあおっておきながら、「時間が足りなくなったので来週に」ということで結局出演しなかった。生番組ならともかく録画番組なのだから、最初から出ないことは分かっていたはずだ。人をだますにも程がある。視聴率を取るためなら何をやってもいいのか。法律番組が詐欺を働いてもいいのか。大切な時間と楽しみにしていた気持ちを返してほしい。
  • 番組の中で「まもなく登場」と言い続けながら延々と引っ張り、結局「次週持ち越し」というのは、確信犯的な視聴率稼ぎ以外の何ものでもない。この行為に怒りを覚えた。視聴率目当ての視聴者を馬鹿にした番宣は後を絶たないが、今回の場合は卑劣を通り越して犯罪と言うべきだ。これが許されると、また同じ事が起こるのではないかと、番組が信じられなくなる。
  • 番組で、「年末派遣村の施設に入りたい」というホームレスのおばあちゃんを取り上げていた。彼女は周りの人に聞きながら、寒い中、施設へと歩いて行く。やっと施設にたどり着くが「直接施設に来ても入れない」と断られ、またトボトボと戻っていく。そんな内容だった。ひどいと思った。テレビ局は最低だと思った。マスコミの人間なら、ハローワークで予約をしなければ施設に入所できないことは百も承知のはずではないか。なぜ一言、それを教えてあげないのか。人が困っているのを助けてあげないのか。人のことより番組作りの方が大事なのか。見ていて、不快感と絶望感が残った。
  • 正月に2時間半のスペシャルドラマが放送された。年末から番組宣伝が流れていたので家族で楽しみにして見た。ところが、ドラマの導入部分は新作の内容だったが、すぐに回想シーンになり、後は延々と、以前放送されたシリーズの「総集編」が放送された。これは、あまりにずるい。あまりにひどい。視聴者をだますものだ。お正月に2時間半のスペシャルを放送すると言い、事前の番宣では新作のシーンだけを放送すれば、誰だって本当のスペシャル番組が放送されると期待する。「総集編」などとは一言も言っていない。こういうことが許されるのだろうか。
  • 成人式の報道で問題行動がある度にモザイク処理をして放送しているが、モザイク処理はいらないのではないか。モザイクなしの形で放送する事が常識になれば、問題行動も減ると思う。公的行事を妨害している行為であり、ほかの参加者の邪魔をしている行為なので、プライバシーの侵害には当たらない。ありのままの姿を放送するべきだと思う。
  • 事件報道のBGM使用については幾度も指摘・批判がなされてきたが、放送局はなぜこうした批判を無視し続けるのか。先日も、外国人窃盗団による貴金属店強盗の容疑者を撮影した防犯カメラ映像が報道されたが、その際に「ルパン三世」のテーマ曲をBGMに使用した局があった。無定見さにあきれる。
  • このドラマは新人の行政書士の活躍を描くものだが、司法書士と行政書士を混同しているのか?法律業務は一部司法書士にも認められるものもあるが、原則として弁護士が行う。行政書士ができるのは、行政書士法に定める業務だけである。そもそも彼らには「法律相談権」がない。紛争性のあるものは、その業務対象に入らないからである。弁護士法、または司法書士法違反に該当する恐れのあるものは、テレビ番組として放送すべきではない。
  • 鍵屋さんの奮闘ぶりを放送していたが、鍵が厳重なため、玄関脇の窓の桟をはずして窓から業者が入って中から開けるというケースを紹介していた。しかし、ボカシを入れるわけでもなく、「桟をはずす光景」「どうやってはずすか」をそのまま放送していた。これではまるで泥棒に侵入の方法を教えているようなものだ。番組制作者の神経を疑う。
  • 大手自動車会社がアメリカで大規模なリコールをしたとのニュースで、最後に「今後、業績悪化に繋がることが懸念されます」とコメントしていた。このコメントはニュースに必要なのか?余計な先入観を視聴者に与えてはならないと思う。
  • 「新たな取り組み~性の介護~タブー視せず始めた人」で、身障者の性の問題を扱っていた。オランダやアメリカの例をあげ、いかにも性の介護が世界的潮流だと誤解を与えるような表現がされ、「日本でもこのような取り組みの検討が必要」という取り上げ方をしていた。しかし、子どもも見ている時間帯に、いかにも身障者相手なら売春行為が認められるかのような誤解を与えかねない番組を放送するのはおかしい。また、看護や介護の職場で働いている人でセクハラに悩まされている人は多いのに、このような性欲処理の問題を安易に取り扱い放送することは、セクハラを助長することにもなる。特に訪問介護などでは女性一人で訪問することもあり、危険を増幅させることを認識すべきだ。
  • テレビは「医者」や「弁護士」などの職業的ブランドイメージを過大に作り上げ、視聴者に誤った認識を植えつけていないだろうか。バラエティー番組に出てくるタレント弁護士や健康番組の医者など、実力以上にもてはやしていないか。
  • つい先日のことだが、孫と一緒にテレビでバラエティー番組を見ていたら、若い女性が「私、床上手よ!」と発言した。孫が「おじいちゃん、床上手ってなあに?なあに?教えてよ!」というので困った。確か夜の7時台か8時台の番組だったと思う。まだ子どもが起きている時間のテレビで、この発言はおかしいと思う。
  • 番組について意見を伝えようと地元の放送局に電話したら、「その番組は東京の局が制作しているので、うちは関係ないです」と言われました。放送しておきながら、「制作していないから関係ない」というのはおかしい。放送している以上は「意見を聞く耳」を持つべきだと思います。
  • 元アイドルの母親の葬儀のニュースで、「茶髪で最愛の母の通夜に…」というテロップが流れた。葬儀での茶髪が問題なら、人の生き死にを報道するニュース番組に出るアナウンサーが茶髪やピアスをしていることは不謹慎だと思う。
  • 出演中のアナウンサーへ一言。毎晩、氷点下まで冷え込む冬の日に、半袖姿でテレビ出演をするのは見ていて寒いです。自分達はスタジオ内で暖房をガンガンつけているのでしょうが、こちらは寒い部屋で見ているのですから、もう少し常識ある長袖とかの格好で出演するべきだと思います。番組内で「地球温暖化」とか偉そうに言っていますが、真冬に半袖姿で出る人に言われても、説得力がありません。
  • 阪神大震災から15年が過ぎ各局で震災をテーマにしたドラマが放送されていた。阪神大震災を風化させない努力は必要だが、ドラマはしょせん娯楽である。阪神大震災について話題にするのならば、ドキュメンタリーにしてほしい。
  • BS放送の特に深夜の時間帯に、テレビショッピング番組が多すぎる。しかも、必ずといって良いほど「ただ今電話が集中していますのでお急ぎ下さい」とテロップが出て、有り得ないほどの数の申し込み件数が表示される。深夜にあんな件数の申し込みがあるはずがない。こんな放送を許してはいけないと思う。
  • 「ヴィーナス値切り隊!ありえな~い爆安価格!」と題して、ペットショップで子犬を100円に値切って販売するという企画を放送していた。犬は生き物なのに、こんな扱いは許せない。簡単に手に入れられる「モノ」感覚で犬を飼う人は、気に入らなければ簡単にその犬を捨てるだろう。こんな放送をされると胸が痛む。100円に値切られた犬は今日から販売されるようだ。
  • 最近、人の寿命を扱った番組がよく放送される。長寿の秘訣などを紹介するのは構わないが、DNAを検査するなどして出演者の残り寿命を試算して笑いの種にするのは不謹慎極まりない。
  • 上海万博に向け、上海市民のマナー向上が話題になっていた。その中で「地下鉄の乗車は順番を守る」という項目があり、それを聞いたキャスターが「これは大阪人に言いたい」と発言した。確かに大阪にも順番を守らない人はいるが、それは大阪人に限った事ではない。これは大阪人に対する偏見だ。
  • ドラマなどで、番組の最後に衣装や音楽・ロケ先などのエンドロールが流れるが、スピードが速過ぎる。書いてある文字も小さくてとても読めない。あれでは「とりあえず流しておけば良い」と言わんばかりである。何か工夫をして読みやすくしてほしい。
  • 東京キー局が制作している番組全般について言いたい。はっきり言って全国放送に堪える内容ではない。東京のラーメン店やスイーツ店の情報を全国放送して、日本国民の大半が喜ぶとでも思っているのだろうか。やめてほしい。

【スポーツ】

  • この格闘技番組には「嫌悪感」しか覚えなかった。平気で腕の骨を折るシーンを放送したり、その後にその腕を折った選手が相手を侮辱して中指を立てるシーンを放送した。しかし、それについてアナウンサーや解説者で直ぐに苦言を呈する人がいなかった。視聴者に対して釈明もせずにそのまま放送した放送局の倫理感を疑う。

【ラジオ】

  • ラジオショッピングで局のアナウンサーが聴取者に営業するのはいかがなものかと思います。いつもは報道を伝えるアナウンサーが、「これは最高」「お勧め」「お買い得」等と連呼することに違和感を覚えます。テレビでは通販会社が宣伝していることが多いが、ラジオも通販会社を使ったらどうか。
  • 「番組中、アナウンサーは何回『オッパイ』と言ったでしょうか?6回言っていました。では、『セックス』は何回言うでしょうか」という番宣スポットが放送された。私が聞いたのは午前6時頃でしたが、早朝に放送する番宣の内容として「オッパイ」や「セックス」は不適切だと思います。悪乗りもいい加減にして下さい。
  • 出演のAV女優たちの卑猥な表現がストレートで過激だ。もう少しオブラートに包んだ表現はできないのか。深夜放送といっても限度があると思う。

【CM】

  • パチンコ業者のCMはやめて頂きたい。報道番組で「パチンコ依存病の怖さ、人格が変わり生活破綻」という放送をした局が、相変わらずパチンコ業者のCMを放送している。テレビ局のモラルはどうなったのか。収益さえ確保できれば、パチンコ依存症者のことなんか関係ないのか。
  • 番組を見ていると、いきなりCMになる。高齢者は判断力が鈍くなっているので、番組の続きだと思って見ている場合があり、番組とCMを混同してしまう。CMには誰でもが分かるように何か特定のマークなどを入れてほしい。

【BPOへの意見】

  • でも気軽に見られ、意見が投稿できるようにして欲しい。
  • BPOの活動はどのように行われているのだろうか。私達一般視聴者には、具体的な活動の状況がよく分からない。できれば、ホームページ上に審議の結果を文面で掲載するだけでなく、実際の審議の様子を動画でアップして、もっと身近に活動の様子が見えるようにして頂きたい。
  • BPOの電話受付時間は午前10時から正午、午後1時から5時となっているが、もっと広く意見を聞くために受付時間を拡大しても良いのではないか。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • 試合を見て非常に気分が悪くなった。故意に対戦相手の腕を折り、試合終了後、相手選手を侮辱し挑発するような行為をした。これらは放送するべきではないし、青少年に対しても悪影響がある。倫理的にも問題がある。いくら格闘技といっても、相手の腕を故意に折るということはあってはならない。今後は選手にはスポーツマンシップにのっとって戦ってほしいし、そういった姿を放送してほしい。
  • この番組だけではないが、最近AV女優がゴールデンタイムに出演することが多くなっている気がする。低年齢の子どもにとって不適切であり、時間帯を考えて欲しい。アダルト業界との垣根がなくなってきていて、決していいことではないと思う。社会全体のモラル低下につながるのではないだろうか。
  • タレントが泥酔した姿が放送されていたが、あまりにも品がなく見ていて不愉快な気持ちになった。子どもも見る時間帯なので注意してもらいたい。
  • 夕方の子ども対象の番組で、恋愛をモチーフにしたコーナーや性的な問題を歌にするなど不謹慎である。人と人の純粋な恋愛を子どもに見せるものではない。お笑いタレントが出演していることもあって、発言が不謹慎すぎる。暴力的な発言や挑発するような発言もある。

【性的表現に関する意見】

  • パーソナリティーの下ネタや卑猥な発言が多過ぎる。リスナーとの電話では、エッチな話や面白い話だと周囲のスタッフに「太鼓をたたけ」と叫びながらはしゃぐ。この時間帯は子ども達がラジオを聞きながら勉強しているが、これでは気が散ってしまう。
  • タレントの入浴シーンを流したが、これではただのエロ画像にしか見えない。この後のコーナーでは子どもタレントも出演していることから、深夜帯の”アダルト特化番組”ではなさそうだ。このような節度のない放送を許していては、どこまでエスカレートしてしまうのか心配だ。笑いが込められたものならまだしも、ただのエロ放送に対しては何らかの規制をすべきではないか。
  • 素人の芸を紹介するコーナーで、4人組の女性のうちの1人がタレントの頭部をスカートの中に入れて踊るシーンがあった。この破廉恥な行為を進行役のタレントは大爆笑で傍観しており、スタッフの大きな笑い声も背後に流れていた。番組スタッフの倫理観を疑いたくなる。こんな番組は成人でも目を覆いたくなるが、まして児童には見せられない。

【報道に関する意見】

  • 成人式での新成人の迷惑行為などを放送するのはやめてほしい。毎年のように放送されては、これをおもしろがって模倣する人間も出てくる。そもそもテレビ局がこういう問題をネタにニュース番組を放送するのはどうかと思う。

【いじめに関する意見】

  • このドラマでは職場内での新人への集団いじめがテーマになっているが、あまりにもいじめの程度が陰湿すぎる。仕事よりもいじめをする方がやりがいがあるかのように見えて仕方がない。さらに、現在就職活動をしている若者達に、社会に出て仕事をすることへの恐怖心をあおり、「会社に勤めれば多少のいじめを受けるのは当たり前なのだ」という誤った認識を持たせかねない構成になっている。
  • 子どもと一緒に昔から見ていたが、最近は配慮のない演出が多く残念だ。この日のドッキリ企画は、前半の部分がイジメにしか見えず、種明かしをしても後味の悪さだけが残った。その他にも、せっかく子どもたちが頑張っているのに、企画が練られていないために視聴者がいたたまれない気持ちになる場面が多いように感じる。

【暴力・殺人シーンに関する意見】

  • 夕食時に子どもと見ていたドラマが、あまりにもひどいのですぐにチャンネルを変えた。口の中に拳銃を突っ込んだり、ひどく殴りつけたり、小さな子どもが見る時間に放送するべき内容ではない。子どもはショックを受けて泣き出してしまった。暴力的な内容で断じて許せない。

【マナーに関する意見】

  • タレントが美術館内でフリスクを食べたら注意されたというエピソードを、許せない話として語っていた。笑える話が多い番組だが、これはまったく笑えなかった。美術館には美術館のルールがあり、それを守るのは大人のマナーである。子どもが真似をしたらと思うと悲しくなる。編集の時点でカットすべきではなかったのか。

【犯罪の助長に関する意見】

  • 子どもが父親の誘拐を企てて、成功するという内容だった。昼間の時間帯にこのような映画を放送するテレビ局の神経を疑う。青少年への影響など何も考えていない。主人公は違法金融業者で、誘拐をする犯罪者を英雄視する内容であり、放送基準を明らかに逸脱している。もっとテレビ文化を大事にすべきではないか。

【推奨番組に関する意見】

  • ジャグリングの試験に落ちた小学生の男の子が、努力をしてサーカス部に復帰するというコーナーを放送していた。悪ふざけばかりのバラエティー番組が多い中、子どもたちに努力の大切さを教える良い放送だったと思う。出演しているのは一般の子ではなく劇団の子らしいのだが、子役らしくない気取らない態度に感銘を受けた。

【喫煙に関する意見】

  • アイドルが主演しているため小中学生が多く見ていると思われるが、やたらにタバコを吸っている場面が多い。役作りなのだろうが、そんな演出をしなくてもイメージは作れるはずだ。

【CMに関する意見】

  • 男性精力剤のCMが白昼のラジオで放送されているが、表現がそのものズバリで品がない。そのようなCMは深夜以外に流すべきではない。先ほども中学生の孫と一緒にいる時に流れたので本当に困惑した。
  • 朝から晩までパチンコホールとパチンコ台のCMが放送されている。朝9時45分頃には開店に合わせてたくさん放送され、その後は深夜までパチンコCMのオンパレードだ。ホールは「出します・取らせます」と誇大広告で、パチンコ台は人気キャラクターを使ったものも多い。これでは子どもに興味を持つなと言う方が難しい。テレビ局も広告収入減少で大変なのはわかるが、モラルとプライドを忘れては困る。
  • なぜアルコール飲料のCMに10代のファンが多いアイドルを使うのか。「お酒は二十歳になってから」と表示をしても説得力がない。アルコール飲料のCMは、もう少し年配の俳優やタレントを起用してほしい。
  • 何年も前からラブホテルのCMを流している。時間帯も16時頃からと早いため、青少年の活動している時間帯と重なる。放送局には何度もメールで意見をしたが何の返事もない。内容も、カップルが「ホテルへ行こうよ」などと会話をする、直接的で低俗なものだ。この土地に住んでいる者として大変恥ずかしい。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 「いじめにつながる」とする意見が多いが、テレビで良くない場面があったらそれを子どもに対して否定すればいいことだ。自分がおもしろくないと思う番組もおもしろいと思って見ている人がいる。多種多様な番組があってしかるべきではないか。それを取捨選択するのは自由だし、多数が見なければ淘汰される。何でもかんでも文句を言う人のせいでどれだけテレビがつまらなくなっているか、もう一度考えるべきだろう。
  • テレビでの多少のグロテスク表現やお色気表現をどこまでも批判し「子どもの教育に悪い」と言っているが、ひとつのテレビ番組に子どもがそこまで影響を受けるなら親や学校は必要ない。BPOもそうだ。すぐに規制し余計に子どもの世界を閉塞的にしているのではないか。もう少し視聴者もBPOもゆっくり番組も見守ったらどうか。
  • 「格闘技は暴力だ」という意見があったが、格闘技はスポーツだ。ボクシングなどはオリンピック種目にもなっており、習い事としている子どもも多くいる。彼らにとってテレビに出ている選手はあこがれであり、いつか同じリングに立とうと頑張っている子の夢を暴力行為などと言わないでほしい。

2009年12月に視聴者から寄せられた意見

2009年12月に視聴者から寄せられた意見

偽造紙幣を使った詐欺事件の取材方法が不適切だと指摘する意見、天皇と中国副主席との会見関連報道への意見、朝鮮学校が隣接する公園を「不正使用」していることへの抗議活動を伝えた報道への批判意見などがあった。また今月は年末特番を含めバラエティー番組への意見が多かった。

報道関連意見としては、偽造紙幣を使った詐欺事件の取材方法が不適切だと指摘する意見が45件、天皇と中国副主席との会見関連報道への意見が31件、朝鮮学校が隣接する公園を「不正使用」していることへの抗議活動を伝えた報道への批判意見が29件、ほかに、不法入国者に関するキャスターの不適切発言や、富士山で遭難した元F1レーサーに対するインタビューの不適切さを指摘する意見などがあった。

2009年12月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,475件で、11月と比較して367件減少した。 。意見のアクセス方法の割合は、Eメール65%、電話31%、FAX2%、手紙ほか2%。 男女別は男性67%、女性30%、不明3%で、世代別では30歳代32%、40歳代26%、20歳代19%、50歳代10%、60歳以上10%、10歳代3%の順となっている。

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。12月の通知数は777件(35局)であった。
またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、44件を会員社に送信している。

意見概要

人権等に関する苦情

12月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 3件
    (個人または直接の関係人からの要請)

番組全般にわたる意見

12月には大きな事件・事故が少なかったため、先月と比べ、事件報道のあり方への意見が大幅に減少した。報道関連意見としては、偽造紙幣を使った詐欺事件の取材方法が不適切だと指摘する意見が45件、天皇と中国副主席との会見関連報道への意見が31件、朝鮮学校が隣接する公園を「不正使用」していることへの抗議活動を伝えた報道への批判意見が29件、ほかに、不法入国者に関するキャスターの不適切発言や、富士山で遭難した元F1レーサーに対するインタビューの不適切さを指摘する意見などがあった。
また、政治関連では、親族からの政治資金の贈与に関する報道で総理を擁護し過ぎるという意見など、鳩山総理関連意見が78件あったが、情報番組のコメンテーターが、総理の秘書の罰金と万引きの罰金を比較して総理を擁護したことにも、多くの意見が寄せられた。「偏向」というキーワード検索で70件、「公平」で57件該当した。意見分類のキーワードで、具体的な報道姿勢を指摘した「不適切な報道」が114件、より広く「報道のあり方」を論じた意見が68件あった。
今月は年末特番を含めバラエティー番組への意見が多く、前月比52件増の216件の意見が寄せられた。マイケル・ジャクソン特集への批判意見が41件、タレントの離婚発表の際、「夫の不倫を容認すべき」という司会者の発言に対する批判意見が32件あったほか、傷害事件で逮捕された芸人を編集でカットせずにそのまま放送したこと、漫才グランプリの敗者復活戦番組のタイトルと放送内容が違うこと、罰ゲームの「熱湯風呂」が危険であること、巨大リップクリームを作る実験で大量の材料を無駄に廃棄したこと、などを批判する意見が寄せられた。他に、ドラマへの意見が30件、スポーツについて29件の意見があった。キーワード検索の「人権」で43件、「いじめ」で55件該当した。番組出演者に関する意見は「不適切な発言」検索で84件と先月より減少したが、「不適格な出演者」検索では119件と増加している。放送局の視聴者・聴取者への応対の関する意見は、今月は29件。ラジオ番組への意見は37件。CMに関する意見は49件であった。

青少年に関する意見

放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は116件で、前月より約50件減少した。
今月は「低俗、モラルに反する」との意見が48件に上った。批判対象となった番組は分散しているが、子ども向け特撮番組の最終回および映画予告について、同番組プロデューサーのインタビューが雑誌掲載されたことを受け、改めて批判的な意見が6件寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 政権交代以前と以降で、報道のされ方が大きく違うことに不信感があります。政策の中身がころころ変わるのを、麻生前政権では「ブレている」と報道していたのに、鳩山政権では「柔軟」だと報道するなど、言葉のイメージで操作しているとしか思えません。今の報道のあり方は世論を偏った方向に誘導しようとしているように受け取れます。日本のために正しく報道がなされることを望んでいます。
  • 「知る権利」や「報道の自由」以前に考えていただきたい。なぜ「強姦殺人」や「強姦致傷」などの言葉が放送されなければいけないのか非常に疑問だ。殺人や致傷という結果に至る過程での「性的暴行」を伝える際は、その被害を受けた女性の心の痛みを考えるべきだ。マスコミがもう一度「レイプ」することは慎むべきだ。
  • 番組のキャスターが民主党幹事長の発言をヤクザ言葉のような「声色」を使って脚色して表現している。批判するにしても、個人の感情でおとしめるのはよくないと思う。
  • 不法入国者が捕まったニュースの際に、キャスターが「不法入国者であっても、勤労者とそうでないものは分けるべきだ。労働力が不足しているわけだし」と伝えた。しかし、不法入国という明確な犯罪が、勤労者だから許されるというのはおかしい。
  • 女子大生殺害事件の報道で、被害者のカラオケの歌声を流していた。なぜ、こんなものまで放送されてしまうのか。おそらく「他局はどこも流していない。流すなら今だ!」という安易な気持ちで放送したのだろう。マスコミの人権侵害は、もはや留まるところを知らない。
  • 鳩山総理の献金問題に絡んで、コメンテーターが「万引きの最高罰金は50万円。だから秘書の罰金30万円はたいしたことではない」と発言した。彼は「総理の脱税は万引きよりも罪が軽い」と断言したわけです。このような非常識な発言は許されない。
  • 元F1レーサーら3名が富士山で遭難し、2名が死亡したニュースを取り上げていた。二人の同僚が目の前で死に、憔悴しきっている人に対する「今振り返ってこの富士登山はいかがでしたか?」という記者団の場を弁えない質問に怒りを覚えた。このようなインタビューを聞く度に思うが、どうして記者団は相手への配慮のない質問ができるのか?

【番組全般・その他】

  • 本格的医療ドラマとPRしているが、医療現場の描き方に疑問がある。全体的に医師の立場が正当化され、医療過誤による犠牲者が訴訟を起こすことが、あたかも悪のように扱われるなど、患者への視点が欠けている。こうした問題は、軽々しくドラマで単純化して描かないでほしい。
  • バラエティー番組で「巨大リップクリームを作る」という企画だったが、熱したミネラルオイル・パラフィン・カンフル・メントールなど多量の原料を無駄にし、地面にばら撒く映像が放送された。リップクリームは薬事法でいう医薬部外品であり、このようなものを大量に廃棄することは土壌汚染にもなる。倫理上も許されない行為である。
  • タレントの離婚話を伝えていた。浮気した夫が一番悪いにもかかわらず、妻である彼女を責め立て、まるで「浮気は公認すべき」という驚きの内容だった。婚姻関係においては、どんな理由があるにせよ不貞行為は裁判で慰謝料を請求されることにもなる。それなのに彼女を笑いものにしていた。見ていて悪質なイジメ番組にしか感じられなかった。法律のプロである弁護士達までもが「夫の浮気くらい我慢しなくちゃ」「浮気しなくちゃいけない状況になった旦那がかわいそうだ」などと発言をしたことに強い憤りを感じた。
  • 特集で偽造紙幣による詐欺を取り上げていたが、番組スタッフがおとり捜査まがいの取材を行ったあげく、詐欺師に国外逃亡されてしまった。犯罪者を発見したら警察に通報するのが一般市民の義務であり、取材と言えども、番組が勝手に捜査を行うなど常識に反している。警察と連携して犯罪の撲滅にあたるのが放送としてのモラルかと思う。結局は、視聴率欲しさに警察に言わず、犯人に逃げられたというのが事実だろう。放送局の社会的モラルの欠如がこの結果を招いたことを自覚して欲しい。
  • アメリカのプロゴルファーの自動車事故について、不倫が原因なのか単なる事故なのか、出演者同士で話が盛り上がっていた。流れとしては「限りなく黒に近い」ということで話が落ち着いたが、その際、女性ゲストが「黒人だけにクロ」と発言していた。これは明らかに人種差別だ。その後、アナウンサーが「先ほど不適切な発言がありました」と番組内で謝罪したが、彼女は「あら、私かしら?ハハハ」と全く反省する様子もなく笑っていた。このような人間は、テレビの出演者として相応しくない。
  • お笑いコンテストの優勝コンビの「やりたいだけコント/せつ子」というコントを放送していた。それは野坂昭如原作・宮崎駿監督のアニメ「火垂るの墓」に登場する節子のセリフをパロディー化したものだった。「火垂るの墓」は戦争中の悲惨極まりない体験を基にした小説でありアニメである。その中に出てくる薄幸の少女の悲しいセリフを茶化して笑いのネタにするなんてとんでもない。そのようなコントに賞を与える企業も、それを放送する放送局も許せない。
  • 「幻の大魚アカメ・四万十川に群れる姿を初撮影」ということで、四国の四万十川の地図を出し、具体的に魚の生態を追っていた。しかし、今後、魚の乱獲や生態系の破壊など、計り知れない影響があると思う。制作者はいかにも「調査です」といった感じで取材を行っていたが、本来「幻」としてそっとしておいた方がよいものを、地図入りでテレビで映していた。なんとも身勝手な取材だ。もっと有意義な取材をおこなうべきである。
  • 連続ドラマですが、最終回に話が終わりませんでした。原作の漫画が終わっていないので仕方ないという意見もあるとは思いますが、ドラマはドラマで終わってほしかったと思います。最近よくドラマの続編が映画になることがありますが、この番組についても、続編をテレビではなく映画で製作するつもりにしか思えません。推理小説の犯人のトリックを「なぁ~んだ」と思って読み終えることはありますが、「犯人を捕まえる事ができませんでした」という小説は読んだ記憶がありません。このドラマは、まさにそのような終わり方なのです。
  • 「女子駅伝」の放送で、レース後に各区間をトップタイムで走った選手を紹介していました。その際、解説者がある選手の名を挙げて「糖尿病である」とコメントしていました。個人の病気について放送で流して良いものかと疑問に思い局に問い合わせたところ、「選手本人及び保護者の事前の同意は確認していない」とのことでした。これは個人情報の扱い方として問題があるのではないでしょうか?
  • イギリスの女性歌手が年末の番組に出演するために来日したが、その際の報道の仕方が失礼だった。「その外見とは裏腹な声」という紹介は、あまりにひどいと思う。容姿と歌声には何の関係もない。また、飛行場に着いたばかりの彼女に「日本はどうですか?」と質問していたが、着いたばかりで何をどう答えろというつもりなのだろう。少しは考えて質問してはどうなのか。さらには「何か歌って下さい!」と要求した報道陣までいて、呆れ果ててしまった。
  • バラエティー番組に、警察に逮捕されたお笑いコンビの容疑者が出演していた。報道によれば「出演部分のカットなどの編集は時間的に難しい」ということで、逮捕前に収録されたことを示すテロップだけを表示していた。だが、それならば放送を取りやめるべきではないか。この容疑者は傷害事件を起こし、被害男性は二ヵ月の重傷とのことだ。軽微な犯罪ではない。ケガをした被害者が苦しむ中、編集が間に合わないというテレビ局側の都合だけで容疑者の笑いが放送されたとすれば不愉快だ。
  • 執行猶予中の元アイドルが覚せい剤で再犯し逮捕されたニュースを見た。これについてコメンテーターが倫理観を問うコメントをしていた。しかし、薬物の怖さは、本人がどう思っていようと中毒症状により薬物を欲するところにある。どうしても私たち素人は、またやらかした程度に思ってしまうが、専門家などの話を聞くと、そんな簡単なことではない。再犯において倫理感だけを問題にするのは、「クスリなんて止めようと思えばいつでも止められる」という浅はかな考えで薬物に手を出す人となんら変わらない。単なる倫理の問題ではない。やめたくてもやめられない薬の怖さをきちんと取り上げるべきだ。

【ラジオ】

  • 川柳のコーナーで、「目も潤み心ワクワク未亡人」という川柳が紹介された。これは、夫を亡くしたばかりの未亡人が、胸躍らせている様子をうたったもので、夫の死を喜んでいる不謹慎な川柳だ。熟年の男はかわいそうなもので、40年以上も家族のために働き続け、やっと定年を迎えたと思ったら「濡れ落ち葉」と呼ばれ、挙句の果ては妻に死を待ち望まれている。こんな不謹慎な川柳は放送すべきでない。
  • 昨日妻が番組を聞いて激怒していました。番組中に女性アナウンサーが「脇の下の体温と女性の大切な部分の体温を測って、その差を報告して欲しい」と、リスナーに呼びかけたそうです。私は医者ですが、あんな所に体温計を入れたら、傷をつけたり病気になってしまいます。女性アナウンサーなのにそんな事も判らないのかと見識を疑います。

【CM】

  • バイクの買取専門店のCMに、「匿名・匿住所でも買い取る」とある。これでは「盗難車でも買い取る」と言っているようなもので、車の窃盗を助長する可能性がある。CMとして不適切である。
  • 教師が教壇から「突然ですが、明日からお休みします」と、生徒に発表する新発売のゲームのCMがある。そのゲームが面白いと言いたいのは分かるが、不謹慎なCMと言わざるを得ない。

【BPOへの意見】

  • ラジオの昼間の番組で、内容が非常にいやらしいものがある。しかし、驚いたことに、この番組の合間にBPOのCMが流れている。BPOが放送倫理を考える機構であるのならば、もっとCMを入れるタイミングを考えるべきだ。
  • 青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • 先般BPOに苦情が寄せられた子ども向け特撮番組について、番組プロデューサーのインタビューを読んだが、反省がうわべだけであることがわかる。テレビの最終回では本編の後に映画の予告があったが、そこで終わらせずに映画館でないと続きが見られないのは、放送法にも抵触していると思う。
    • あるタレントの離婚に対し、司会者が浮気を肯定する発言をし、他の出演者も同様の意見と感じさせる内容だった。まだ小中学生が見ている時間だ。公共の電波で青少年にこのようなメッセージが届くことは、女性蔑視を助長し、円満な家庭を営む上で障害となるものであり、社会の規範を大きく乱す。
    • 道徳問題をクイズにしていたが、考え方がおかしい。万引きを正当化したり、相手を思いやっていれば何をしても良いような言い方だった。選択肢もおかしく、子どもが見ると混乱すると思った。
    • ある番組で、マンションの一室で、炭火で鶏肉を焼いていた。こんなことをしたら火災報知器が作動するだろう。近所にも非常に迷惑だ。私の子どもは毎週この番組を楽しみにしているが、子どもに「こんなことをしてもいいのだ」と認識されては困る。お笑いだったら何をしてもいいのだろうか。

    【いじめに関する意見】

    • 以前はこの番組を孫と楽しく見ていたが、最近は出演者による馬鹿騒ぎが目に余るようになったため見せていない。例えば、出演者同士が頭を叩いたり、相手をののしり馬鹿にするなどの行為が非常に多い。これを子どもがまねるといじめに繋がってしまう。そのことがとても心配だ。
    • 一人の芸人を集団で物を使って叩いていた。この手の笑いは以前から指摘されているにも拘らず、いまだに続いているようだ。いじめっ子が弱い者いじめをしている状況と変わらない。結局、放送局はBPOのバラエティーに関する意見など気にしていないようだ。

    【性的表現に関する意見】

    • 性行為に関する話題が露骨に扱われており非常に問題だ。男女一人ずつが出演していたが、男性はアナウンサーだった。アナウンサーの職にある者がそうした話題を面白おかしく語るのは、不適切であり品位を欠く。女性は元AV女優らしいが、子どもが聞いてもおかしくない時間帯にそのような人物を出演させること自体が問題だ。
    • 水着姿の女子大生に”花道”を歩かせ、カメラが股間ぎりぎりまで映している。これではストリップ同様である。深夜の番組であっても、子どものモラルを下げることになる。このような放送倫理に反する下品な放送は止めて欲しい。

    【言葉に関する意見】

    • レギュラー出演している若い女性タレントの、目上の人に対するタメ口や料理人に対する言葉遣いがひどい。テレビを見ている子ども達にどう映るだろうか。日本語の乱れが話題になるこのご時世に、目上の人に対する気持ちのなさは不愉快でしかない。

    【危険行為に関する意見】

    • 今は一人っ子が多く兄弟げんかをしないので、子ども達は暴力の加減を知らない。そこに持ってきて格闘技やボクシングなど、暴力を公認する番組が多い。彼らはプロとして訓練されているからスポーツになるが、小学生では大怪我か死亡事故にもなりかねない。格闘技は暴力を賛美し、子どもの暴力を助長していると思う。

    【残虐シーンに関する意見】

    • 超能力を持った少女が母親を殺し、またその母親を生き返らせては殺すということを何度も繰り返していた。深夜アニメと言えども内容が過激で残虐過ぎる。それ以外でも惨殺シーンの連続だった。このアニメには愛など全く感じられず、「気に入らない者は消してしまえばいい」という短絡的発想を子ども達に植え込んでしまう。一日も早く放送を打ち切るべきだ。

    【偏見に関する意見】

    • 放送で「一人っ子はわがままだ」「一人っ子は人となじめない」などと、一人っ子に対して偏見を持った発言をする人がいる。先日はタレントが「一人っ子はわがままだから」と、あるテレビ番組で発言していた。一人っ子というだけで欠陥があるような印象を受けた。「一人っ子=わがまま」と決め付けないでほしい。

    【マナーに関する意見】

    • 目上の人と話す時や室内では帽子は脱ぐべきだ。タレントの帽子を被ったままの態度は腹立たしい。個性やスタイルと言われるかもしれないが、室内で目上の人と話をするのに帽子を被ったままでの姿勢は見るにたえない。目立つことしか考えない者の作る番組が、日本の若者を害していると感じている。

    【CMに関する意見】

    • ここ数年、パチンコCM、特にメーカーのCMが目に余る。パチンコ依存症が社会問題となっており、消費者金融に手を出し、パチンコが原因で自殺する人間がどれほどいるか理解しているのだろうか。家庭内トラブルによる子どもへの影響も計り知れないものがある。一般の人に迷惑がかかっていることを忘れないでほしい。本当に禁止してもらいたい。
    • ギャンブルとアルコールのCMが多い。また、個人ローンと名づけられた消費者金融のCMがやたらと放送されている。孫に見せたい番組でも、CMがこんな有様ではもう見せられない。テレビ局にはスポンサーを選んで欲しい。

    【視聴者意見への反論・同意】

    • 「タレントの乱暴で下品な言葉遣いが非常に不愉快で、孫が真似しないかハラハラした」という視聴者意見があったが、何故その場で注意しないのか。この意見に限らず、パチンコCMやバラエティー番組に対し「子どもが興味を持ちかねない」「悪影響が不安」という意見があまりにも多い。それだけ今の子どもは刺激の多い中で生きているのであり、何でも避けて隠してばかりでは子どものためにならない。むしろあるがままに見せて、その場で言って聞かせることこそ大人の役割だ。
    • 視聴者意見で、何でもかんでも「子どもに悪影響を与える」という理由の番組批判が非常に多い。だが、そうした批判が子どもの世界をかえって狭めていることに気付くべきだ。お笑い番組についても昔は作るほうも見るほうも大らかだった。今は何でも「悪影響がある」などと排除する傾向が強い。批判するだけではなく、その番組の良いところを見つけ、テレビ番組を温かく見守ることも重要ではないか。
    • 「はしの持ち方など、しつけは家庭で教えるべき」という視聴者意見はもっともだが、苦労して教えてもタレントが間違ったはしの持ち方をしていると説得力がなくなる。大御所のタレントには言いにくいかもしれないが、若手のタレントや事務所の関係者にはぜひ注意してほしい。

    2009年11月に視聴者から寄せられた意見

    2009年11月に視聴者から寄せられた意見

    死体遺棄事件で逃亡中の容疑者の整形後の顔写真を各局が独自に作成して放送した件や、逮捕後に移送する際の新幹線車内からの中継、東京駅での混乱、深夜のヘリからの追跡中継、護送車にむらがる過熱取材、そして容疑者の両親の顔出しインタビューなど、この事件関連で多くの意見があった。

    11月の視聴者意見では、事件報道のあり方についての意見が多く寄せられた。死体遺棄事件で逃亡中の容疑者の整形後の顔写真を各局が独自に作成して放送した件や、逮捕後に移送する際の新幹線車内からの中継、東京駅での混乱、深夜のヘリからの追跡中継、護送車にむらがる過熱取材、そして容疑者の両親の顔出しインタビューなど、この事件関連で144件の意見があった。

    政治関連では、情報番組のコメンテーターによる国会での総理の行状に対する「我々も支持率を下げないように辛抱して支えているのに」発言への批判意見が145件あったほか、自民党政権時と民主党に政権交代後の報道に違いがあり過ぎるという意見が多く見られた。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    11月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 15件
      (個人または直接の関係人からの要請)

    番組全般にわたる意見

    11月の視聴者意見では、事件報道のあり方についての意見が多く寄せられた。死体遺棄事件で逃亡中の容疑者の整形後の顔写真を各局が独自に作成して放送した件や、逮捕後に移送する際の新幹線車内からの中継、東京駅での混乱、深夜のヘリからの追跡中継、護送車にむらがる過熱取材、そして容疑者の両親の顔出しインタビューなど、この事件関連で144件の意見があった。また、女子大生のいわゆるバラバラ殺人事件の報道で、発見された身体の部位を詳細に伝える報道への批判意見が18件あった。
    意見分類のキーワードで、具体的な報道姿勢を指摘した「不適切な報道」が181件、より広く「報道のあり方」を論じた意見が118件あった。また、政治関連では、情報番組のコメンテーターによる国会での総理の行状に対する「我々も支持率を下げないように辛抱して支えているのに」発言への批判意見が145件あったほか、自民党政権時と民主党に政権交代後の報道に違いがあり過ぎるという意見が多く見られた。「公平」というキーワード検索で62件、「偏向」で42件該当した。今月はスポーツ番組に関する意見も多く、57件あった。プロ野球・ゴルフ・フィギュアスケート・ボクシングなどで、「一方に片寄った中継が多い」「解説者のコメントが不適切である」「スポーツにアイドルやお笑いの要素を持ち込むな」「優勝した選手ではなく、話題の選手ばかりを取り上げるのはおかしい」といった意見が多く寄せられた。
    バラエティー番組への意見は164件で、先月より増加している。そのうち、人気アイドルグループのメンバーの一人を幽霊扱いし、塩を振りかけて除霊する企画が典型的な「いじめ」だと指摘する意見が56件あった。ドラマへの意見は先月とほぼ同じ26件であった。キーワード検索の「人権」で78件、「いじめ」で103件と増加している。キャスターなど出演者の発言への意見は今月も多く、「不適切な発言」検索で161件、不適格な出演者」で96件該当した。放送局の視聴者・聴取者対応に関する意見は、今月は38件。ラジオに関する意見は40件。CMに関する意見は45件あった。BPOの委員会決定に対する意見として、放送人権委員会の「割り箸事案」について11件、放送倫理検証委員会の「バラエティー番組意見」について43件がそれぞれ寄せられた。

    青少年に関する意見

    放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は前月より約40件増加した。
    今月はいじめに関する意見が50件近く寄せられた。そのほとんどは、バラエティー番組で1人のタレントを「霊」扱いし、塩を投げつけるなどした企画に対する批判で、30件という異例に多い意見数だった。
    この他、未成年に性的なサービスを行わせている密着エステ店を批判的に取り上げた報道番組に対し、「子どもも見ている時間帯に相応しくない」といった意見が6件寄せられた。

    意見抜粋

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • 「英国人講師死体遺棄事件」で指名手配中の容疑者が整形手術をしたということで、番組独自に検証した整形後の写真を公開していた。警察から「間もなく本人と思われる写真を正式に公開する」と発表があったにもかかわらず、なぜ番組で独自に作成する必要があるのだろうか。しかも、その”想像写真”を示した上で、「この顔を見たら情報提供を」と言っていた。これでは警察の捜査を混乱させるばかりか、真剣に犯人の逮捕を望む被害者遺族の感情を踏みにじる行為である。もし、多くの視聴者が誤解し、誤った顔を記憶してしまったらどう責任を取るのだろうか。
    • 死体遺棄事件で逮捕された容疑者護送のニュースを見たが、その報道は異常だ。すさまじい数の報道関係者、そしてその人たちによる無秩序な行為、自分たちを審判者だとでも思っているかのような「顔を見せろ、そこをどけ」といった怒号、どれもこれも本当に異様だった。特ダネのためなら被害者はどうなってもよい、周辺の迷惑など関係ないといった、マスコミの思い上がりを実感した。マスコミは情報を伝えるのが仕事であって、裁きをすることが仕事ではないはずだ。
    • 昨日、死体遺棄事件の容疑者が逮捕され、深夜に新幹線で大阪から東京に移送された。私は東京駅のすぐ近くに住んでいるのだが、夜中の12時過ぎにヘリコプターの爆音で起こされてしまった。音の大きさからすると、かなりの低空飛行をしていたと思う。私は睡眠障害で医師から睡眠誘導剤を処方してもらっているのだが、やっと眠りにつけたと思った時に起こされてしまった。深夜12時過ぎのヘリコプターによる取材・中継は禁止にすべきと思う。世の中には、私のように病気と闘い、必死で睡眠をとっている人がたくさんいることを知って欲しい。
    • 死体遺棄事件の容疑者逮捕の報道で容疑者のご両親の会見が放送されたが、たとえ両親の許諾を得ていても、その映像を放送することは人権侵害だと思う。これまでも犯罪者の両親が放送されると、必ずバッシングを受けてきたはずだ。親として自責の念に駆られて会見を開かれたものと思われるが、メディアは配慮を欠いていると思う。
    • 死体遺棄事件の容疑者の両親のインタビューが顔を出して放送されていたが、どうしてモザイク処理をしなかったのか。今朝の新聞では写真無しで両親のインタビューを伝えているが、それで充分に伝わるではないか。「映像がないとニュースにならない」と考えているのはテレビ局の大きな間違いだ。今朝の放送からはモザイク処理された映像が放送されている。「両親が許可したから顔出しする。両親が断ったからモザイク処理をする」では、放送局の報道に当たっての主体性はどこにあるというのか。
    • 死体遺棄事件の容疑者逮捕のニュースで、昨日は両親のインタビューが顔を出して放送されていたが、今日はモザイク処理がされていた。同じインタビュー内容なのにどうして違うのか。視聴者にはモザイクの基準が分からない。視聴者にも分かるように、説明のテロップを流すなど工夫してほしい。
    • 死体遺棄事件の容疑者逮捕のニュースで、インタビューしていたアナウンサーが両親に向かって「あなたの息子は許せない」と言っていた。正義感から視聴者の声を代弁しているつもりかもしれないが、両親に個人的感情をぶつけることに、どれほどの意味があると言うのか。
    • 死体遺棄事件の取材の仕方を見て思った。「各社、カメラマンは一人にする」「ヘリによる空からの撮影は一切しない」「狭い道に中継車を停めない」「複数のマスコミが同じ人を囲んでインタビューしない」「容疑者移送の公共の乗り物には同乗しない」等の取材の基準を作るべきだ。
    • 死体遺棄事件の容疑者逮捕に触れ、「容疑者が勤務していた建設会社が取引先から契約を解除された」という記事を紹介する際に、アナウンサーが建設会社を擁護する発言をしていた。しかし、基本的に考えれば雇用する際には身元をはっきりさせるのは当たり前であって、企業としての義務であるはずだ。それを建設会社が怠り、結果的に容疑者の逃亡を助ける形になったのは明白である。このような企業倫理が低い企業があるので、時効まで逃げのびようとする犯罪者が減らないのだと思う。今回、建設会社との契約を解除した企業の判断は正しいはずだ。
    • 私は整形外科の医師です。ニュースで死体遺棄事件の容疑者が逃走中に何度も”整形手術”を受けたようだ」と報道しています。しかし、この”整形手術”という表現は整形外科医が行う「治療のための手術」を指すのであって、形成外科医が行う「美容目的の手術」を表すものではありません。従って、今回の場合は「美容整形手術」と呼ぶのが正しいのです。今後の報道番組においては正しい呼び方を使って頂きたい。
    • 女子大生殺人事件の報道で、被害者の生前の顔やプロフィールを詳しく報道する一方で、連日「今日はどこそこで遺体の一部が発見されました」と、まるで散乱した落し物を発見したかのような即物的な報道をし続けている。被害者の尊厳や名誉といったものは全く感じられない。これでは被害者があまりにも哀れでならない。
    • 女子大生殺人事件で、遺体への常軌を逸した扱いの報道が朝から晩まで行われています。マスコミには遺族への配慮というものがないのですか。犯罪も常軌を逸していますが、報道も異様です。自分の子供の事件でも、こんなむごい放送ができますか。
    • 韓国の射撃場での火災事故のニュースで、重症を負った方のインタビューを放送していたが、肺を損傷している患者にインタビュー取材するなんて正気の沙汰とは思えない。「医師の許可を得ている」というテロップが出ていたが、許可があるとかないとかの問題ではないだろう。
    • 釜山射撃場火災での日本人死亡事故で、批判対象が射撃場の防災施設の不備ではなく、日本人観光客が国内では許されていない「射撃に興じる姿」になっていた。韓国だけでなく諸外国の射撃場が日本人向けの観光施設になっている事実を紹介し、その行為を女性コメンテーターが「旅の恥はかき捨て」と非難していた。しかし、これは今回の犠牲者を冒とくすることにならないか。ご家族がこの番組を見たらどういう気持になるか、番組のスタッフは考えなかったのか。
    • 行政刷新会議の事業仕分け作業のとりまとめ役である民主党の議員が出演していたが、コメンテーターが「命を狙われないように気をつけて下さい」と発言したのには驚いた。確かに仕分け作業によって予算を削減された団体も多く、その議員を快く思っていない人がいるかも知れないが、「命を狙われる」とはあまりに常軌を逸した発言である。
    • 注目される判決の報道で、裁判所から走り出て来た報道記者がカメラに向かい「たった今、判決が出ました!」と叫びながら第一報を伝えることが多い。その際、記者は決まって「ハァ、ハァ」と息を切らしており、しかも甲高く上ずった声のために肝心の判決内容がよく聞き取れない。事実を正確に伝えるという報道記者の役目を果たしていないと思う。
    • 結婚詐欺の疑いで逮捕・起訴されたいわゆる「詐欺女」に関して、各放送局は実名の公表を避け、匿名で報道しています。その一方で夕刊紙や週刊誌は実名を報じています。各放送局はなぜ実名を報じないのか、説明する責任があると思います。
    • 各地で連続不審死事件が発生し、大きく報道されている。いずれの事件でも、亡くなった男性に共通して”睡眠導入剤”を盛られた形跡があり、そのことがワイドショー等の興味本位の伝え方に拍車をかけているようだ。だが、医薬品である”睡眠導入剤”についてこのように犯罪との関連性を強調して伝えると、”睡眠導入剤”そのもののイメージが非常に悪くなってしまう。私のように医師から処方されてこの薬を常用している者としてはとても気になる。不眠症やうつ病の治療のためにこの薬を使っている人は非常に多い。その人達のためにも、”睡眠導入剤”について伝える際は、誤解を招かないよう慎重な扱い方をして欲しい。

    【番組全般・その他】

    • 新聞の朝刊を紹介するコーナーで、「本会議中ですが・・・」という、鳩山総理が国会の本会議中に審議そっちのけで扇子に揮毫する一幕があったという記事を紹介した。その際、コメンテーターが「われわれも支持率を下げないように辛抱して支えてやっているのに、この人は何をやっているんだ」と発言した。この発言はいくらコメンテーターの発言だといっても不適切だと思う。というよりも、このような人物をコメンテーターとして出演させていることが不適切だと思う。
    • 「代理母」について、コメンテーターが「自分の子供がほしいというのは誰もが思う当たり前のこと」と言っていたが、そういう決め付けはやめていただきたい。日本では今でも「結婚している夫婦には子供がいて当たり前だ」というような風潮がある。価値観は人それぞれだ。そういうことを言われると、子供がいないことをとがめられているみたいで心が痛む。
    • 沖縄で、また子供の暴行による死亡事件が発生した。ニュースでは相変わらず「いじめ」という言葉で報道されているが、どこがいじめなのか。恐喝、脅迫、暴行、強盗、殺人ではないか。もういい加減に改めるべきだと思う。「いじめ」という言葉では、あまりにも軽く感じる。当事者も世間も、もっと重く受け止めるべきだ。
    • 普段の放送では「エコ」や「低CO2排出」を声高に放送しているにもかかわらず、クリスマスシーズンになると「どこそこの一般家庭のイルミネーションがスゴイ」という放送が目立ってくる。商店などが客寄せのために電飾で飾るのはある程度仕方がないとしても、一般家庭の電飾をここまで取り上げる必要があるのか。「太陽光や風力発電で作った電気でやっているからエコだ」という論点のすり替えをしている放送もあるが、そもそも電飾などともさない方がよっぽどエコだろう。
    • スペシャル番組で女優の薬物使用について放送していたが、出演者の「お前使ってんだろう」「使ってません」という不適切な会話があった。芸能人の薬物使用が問題視される中、非常に軽率な発言だ。この発言をするタレントにも問題はあるが、この部分をカットせずに放送するテレビ局にも問題がある。
    • ドラマの中で主人公が10円硬貨を手にするシーンがありましたが、硬貨の製造年が「平成二十二年」になっていました。ちょっと考えてCGかなと思いましたが、CGなら何をしてもいいのでしょうか。CGで何でも偽装できるテレビが、信用できなくなります。CGで加工されたものがドラマでなく報道として放送されても、全く気が付かないと思います。
    • 歌舞伎俳優とフリーアナウンサーの婚約について、夕方のニュース番組や彼女がキャスターを務める夜のニュースで時間をかけて報道していた。一私人の結婚について、公共の電波を使って大々的に報道することは不適切ではないか。ニュース番組がますますバラエティーのように低俗になっていく気がする。
    • 建築リフォーム番組を見ていると、どの現場においても安全対策を全くしていない点が気になる。建築現場において2m以上の高所作業の際は安全帯などの墜落防止対策を講じることが義務付けられているのに、テレビの番組では現場の職人は誰一人として安全帯等を使用していない。ぜひ、今一度現場内の安全管理を見直し、法令を順守した状態での撮影・放送をお願いしたい。
    • 鳩山総理の7200万円の申告漏れがあった件で、コメンテーターの女性弁護士が「そんなささいなことを追及しないで、もっと大きなことを問題にしてほしい」とコメントした。法の順守を説くべき弁護士という立場で、7200万円もの申告漏れを「ささいなこと」と発言することは極めて不適切だ。報道の公平性・倫理性を著しく欠いていると思う。
    • 放送で敷地などの広さや大きさを伝えるときに、「東京ドーム**個分」という表現がよく使われている。しかし、地方に住む私は東京ドームに行ったこともなければ直接見たこともない。放送で聞くたびに、なぜ東京ドームなのかと疑問を感じる。
    • 民放の利益優先主義が目に余る。ドラマで着用した商品を自局で販売する番組を作っているが、番組そのものがCM扱いにならないのはおかしい。また、自局が製作に関わっている映画の出演者を情報番組やバラエティー番組に出演させて映画の宣伝をさせているが、これもCMにあたるはずだ。
    • ニュース番組で、視聴者提供による火災現場の映像が流れることに抵抗がある。放送局はそのような映像を借用して放送するよりも、現場付近に居合わせた方に、撮影よりも緊急車両の誘導やできる限りの救助活動を行うように促してほしい。
    • 犯罪が起き被害者が亡くなった場合、テレビでは一斉に実名、年齢、職業などと共に写真や、最近では個人的なブログなどが放送されるようになりました。果たしてどういう権利でメディアはこれらを放送しているのでしょうか。家族の許可なのでしょうか。私はこれが許せません。自分が亡くなっても絶対にブログなどをさらして欲しくはありません。被害者をさらしものにするのがマスメディアなのでしょうか。
    • バレーボールの中継で、毎回バレーボールに関係のない芸人が出てくることが許せません。最近はバレーに限らずほとんどのスポーツ中継がバラエティー化しており、大変失望しています。視聴者はスポーツが見たいのです。芸人を見たいのではありません。そこを理解していないテレビ局が多すぎます。
    • 最近のゴルフ番組は「石川遼選手」ばかりで疑問に思う。最年少で記録を作り話題性があるのは分かるが、視聴者全てが彼だけを見たくて番組を見ているわけではない。中継でも上位の戦いを見たいのに、石川選手中心だったりする。結果を伝えるスポーツ番組も石川選手の結果が中心で、ひどい時には優勝者が字幕スーパーのみの時もある。スポーツは競技なのだから、成績の良い選手中心の放送を切望します。
    • 自転車事故に関する報道で子供と自転車がぶつかった映像を流し「自転車は危険」と放送していた。しかし、遊歩道と紹介されていたその河川敷はたしかサイクリングロードで、自転車が優先なのではないか。放送された映像でも子供が突然飛び出していると思われる。もちろん自転車側も注意と自制が必要だが、一方的に悪いような報道ではなく、歩行者側にも注意喚起するような公平な報道を望む。
    • 今朝、覚せい剤使用の元アイドルの判決があったが、「この判決をどう思いますか?」とコメントを求められた弁護士が、「芸能人なのだから、一般人よりも重い刑にした方が良いのでは」と発言した。職業によって量刑に差をつけろと言うのか。それでは彼女があまりにもかわいそうだ。
    • リタイアした高齢者のインタビューで、よく「**歳・無職」という表現を使っています。今まで社会を支えてきた高齢者の方に、ただの「無職」という肩書きの字幕表示をするのは少し違うのではないかと思います。たとえば「元会社員」とか「元自営業」などという配慮があってもよいのではないでしょうか。
    • 「野菜でホームランは打てるのか?」ということで、大根やニンジンをバットがわりにしてバッティングセンターでボールを打つという放送をしていました。このような食べ物を粗末にする事をやって良いのかと、非常に不愉快でした。番組の最後に「使用した野菜はスタッフで美味しく食べました」とテロップが出ていましたが、生産者の方はこのようなことを納得するのでしょうか。
    • 番組への意見を述べるためにテレビ局の視聴者センターに何度か電話しているが、毎回、本当に対応が悪い。推奨意見でさえ「はいはい、分かりました」と冷たくあしらわれる。番組への苦情の時などは最初からケンカ腰で、「意見を聞く」という態度は全く感じられない。視聴者センターというのは、視聴者からの意見を聞き関係各部署に伝えるところではないのか。それとも、視聴者からの意見など必要ないのか。
    • ダム建設計画を取り上げていた。川の上流でリポーターが指を第二関節くらいまで川に入れて水位を示し「こんなに水位の低い川の水を貯めようとしているんですよー」と言っているVTRを流し、スタジオでは「ええっ、こんなに小さい川なの」という反応をしていた。VTRの右上には「上流で撮影しています」と表示が出ていたが、上流なんてどの川だって細くて浅いものだろう。そこをわざわざ選んで放送するところに、意図的なものを感じた。
    • アメリカに赴任して現地のテレビを見て衝撃を受けた。ニュースはキャリアのある実力派がアンカーマンを務め、ドラマでもキャリアのある渋い役者が主役を担う見応えのあるものばかりだ。バラエティーは基本的に視聴者参加型で、歌番組は歌唱力のあるアーティストばかりだった。タバコを吸うシーンすら規制される厳しい条件下で、質の高い番組が作れることに驚いた。一方、日本のテレビにはがっかりするばかりだ。入社間もない女子アナが見た目がキレイというだけで番組を持ち、ニュースでは突っ込んだ政治の議論もない。演技のキャリアもないアイドルと芸人による学芸会のようなドラマ。あげくタレントが視聴者そっちのけでゲームをして遊ぶだけのバラエティーに、見た目重視のアイドルによる歌番組。一度アメリカの番組を見てしまうと、日本の番組は質が低いように見えてしまう。なぜこんなに違いが出るものなのか。
    • 各局とも「ボジョレーヌーボー」について宣伝しすぎではないか。酒についてあそこまで「楽しみだ」「早く飲みたい」と騒ぎ立てるのは、ちょっといきすぎだと感じる。
    • 埼玉県草加市の煎餅会社の工場を、お笑いタレントがリポートしていた。その際、彼女は手に持った食べかけの煎餅で、機械から出てくる出来立ての煎餅を触っていた。こうした不潔な行為は清潔第一の食べ物工場ではご法度のはずだ。
    • アイドルタレントが「ペットOK」でもない飲食店で愛犬を遊ばせながら食事をしていたという視聴者からの目撃情報が寄せられた。本人は全く反省した様子はなく当たり前のことのように話していたが、このようなルール・マナー無視の行動が放送されると、視聴者がまねをする。他の出演者には、彼女を厳しく注意する姿勢が欲しかった。

    【ラジオ】

    • 「粗悪なマスクが市場に出回っているという統計結果を厚労省が発表した」というニュースを紹介した後、ラジオショッピングでマスクの販売をしていました。ニュースを自社の通販番組の販売促進に利用する局の姿勢に疑問を感じます。

    【CM】

    • パチンコ店のCMで、盛んに「大福8コ」というせりふを強調したCMが放送されていた。その時は意味が分からなかったのだが、その店では11月8日に出玉を良くしていたそうだ。どうやらお客さんには暗黙の了解がなされているようだった。以前には「3コ」というせりふを強調したものもあり、そのときは11月3日を表したものだったようだ。しかし、一部の人しか理解できない暗号のようなCMが許されるのだろうか?
    • サラ金のCMはおかしくないか。「ご返済は計画的に」などと言うが、それは絶対ありえない。計画的にお金を使う人が、サラ金から借りるだろうか。

    【BPOへの意見】

    • 不思議に思うのは、どうして重大な放送倫理違反をおかす番組についているスポンサーが降りないのだろうか。世間では企業に対して厳格なコンプライアンスを求めており、各企業も厳しい対応をとっている。その企業が、倫理違反を繰り返す番組・放送局をどうして応援するのだろうか。BPOにお願いしたい。番組が放送倫理違反を繰り返したら、番組に対する「勧告」だけでなく、提供スポンサーに対する「番組提供辞退勧告」を出してもらいたい。
    • 誤報や虚偽についてBPOは是正に貢献していると思うが、メディアの質の低下を是正するまでには至っていない。社会に多大な影響を与える放送に、矜持を持たせてほしい。視聴者の意見を読むと、以前から同じことが叫ばれているにもかかわらず、放送には全く反映されていない。今一度、メディアのプロ意識の大改革が必要なのではないか。

    青少年に関する意見

    【いじめに関する意見】

    • 生きている人間を大勢で霊のように扱い、全員でその一人に向かってお清めの塩を投げる場面があった。バラエティーの何もかもがいじめを誘発すると言いたいわけではないが、かなり不愉快な思いをし、見ていて気持ち悪くなった。一人に大勢が集中して物を投げたり、いるのにいないふりをするなど、いじめによる自殺が深刻になってきている世相に合っていないと思える。公共の電波を使ってこんな低俗な笑いを押しつけるのは止めて欲しい。
    • 本番中に座っていたタレントを霊に見立て、出演者全員とゲストの僧侶までもが寄ってたかって塩を投げつけ「成仏!」と言っていた。子どもに人気のあるアイドルグループが出ており子ども達もたくさん見ているはず。体が弱く、すぐ座ってしまう子どももいる。その子が同じ目に遭わないとは言い切れない。生きている人間に「成仏」なんて「死ね」と同じだ。楽しいはずの番組でなぜそのような企画が行われてしまったのか。
    • レギュラーのタレントが誕生日のお祝いと称して、いじめとしか思えない行為をされていた。本人は嫌がっているのに、わさび団子を食べさせられる、鼻をフックで思い切り引っ張られる、マイナス50度の冷蔵庫の中に裸で入れられるなどの非常識な行為だ。子どもたちにいじめを推進させるようなもので、絶対にやめさせてほしい。

    【低俗、モラルに反する】

    • この番組は”教養番組””青少年に見せたい番組”として高く評価されているが、この日の放送は「居酒屋」という、未成年には不適切なテーマだった。その内容も「一軒の店で飲むこと」と「何軒かではしご酒をすること」を比較するなど、未成年以外の視聴者にも悪影響を与えかねないものだった。青少年に見せたい教養番組でありながら、なぜこのようなテーマを扱ったのか。
    • 最近のアニメ、特に深夜枠に放送しているものの内容がひどい。血まみれ、呪術、ホラー、オカルト系の内容があまりに多すぎる。深夜とはいえ録画視聴が当たり前の昨今、子どもが平気でそのような内容の番組を録画し視聴している。いくら見るなと注意しても、放送自体が垂れ流しで制限しきれない。まさに倫理観が求められる。早急に見直しをお願いしたい。
    • 司会者が「老人が食べ物を口からこぼすまね」をした。そのまねの仕方が、人をバカにしているようで不快だった。中学生の孫と見ていたが、孫は司会者の思いやりのない表現にショックを受けた。私は親の介護をし、次は自分が介護される番だと思っている。介護する方もされる方も支え合っているのに、あまりにもバカにしたまね方だった。子どもも一緒に見ている時間なので、人間としてのモラルやルールは守るべきだ。
    • あるタレントがマリファナ柄の服を着て出演していた。以前にも同様の服を着ていた。一見迷彩柄に見えるが間違いない。大麻や覚せい剤汚染が問題になっている今、芸能人が着るとおしゃれなファッションとして若者がまねをする。放送局には何度も苦情を言っているが改善されない。
    • パチンコのスロットを思わせる表現がある。画面下にスロットの絵合わせが表示されるもので、パチンコを宣伝するいやらしい演出にへきえきする。青少年への影響、パチンコ依存者への誘発なども考えられる。何より、画面下のスロットに気持ちが向かい、肝心のトークに集中できない。また、CMを提供するパチンコメーカーを間接的に宣伝しているようにしか見えない。
    • お笑い芸人中心のつまらない番組はいつまで続けるのか。テレビ局は世の中の意見を公正かつ迅速に発信できる唯一の存在だと思う。それがいつスイッチを付けても、お笑い番組ばかり放送している。子どもがいじめや暴力に走るのも無理がないのかもしれない。平気で弱い者を作り出し、それを大勢の芸人で笑い合う。何が楽しいのか。昔のテレビに出演している人々は憧れの存在だった。自分達の立場を理解しなければ自然とテレビ業界は自滅するだろう。

    【性的表現に関する意見】

    • (未成年に性的サービスを行わせている)密着エステ店の特集を放送していた。日曜の夕食時、家族で食事をしながら見るにはとても刺激的な内容だった。子どもも見ている時間帯に放送するにはふさわしくないと思うし、女性として気分が悪くなる内容だった。内容によって放送時間帯にもっと配慮が必要かと思う。
    • 深夜のバラエティーで子どもが視聴しにくい時間帯とはいえ、出演者は学生メインであり、大学名を公表した上での番組としてはあまりにも不謹慎だ。「水着ファッションショー」と銘打ってのストリップまがいのコーナーは見るに堪えない。男性がかぶりつきで女子学生の水着姿を下からのぞき大騒ぎするなど、放送局のすることか。女子学生を性の対象としてしか扱わないような番組は害悪である。深夜であろうと放送には一定のモラルが必要と考える。
    • 番組は学生をメインターゲットとして放送している。小学生のリスナーも番組内で確認されており、実際の視聴者電話コーナーにも出演しているが、その番組内で頻繁に性を意味する用語が飛び交っている。性に興味を持つ年齢層に性行為をあおる内容が放送されることが多々あり、健全な放送といえるのか疑問だ。

    【差別・偏見に関する意見】

    • 「大阪うまいもんの歌」について、有名で楽しい歌だと思うが、大阪についてステレオタイプ過ぎるのではないか。大阪=たこ焼き=お好み焼きということを子どもに刷り込ませてしまう。そうでなくても、テレビではステレオタイプな「大阪」が繰り返されている状況では、さらに強めるだけでしかないと感じる。子どもが既存の固定観念、先入観にとらわれない自由な発想、考えを持てるようにしていただきたい。

    【非科学的な事柄に関する意見】

    • 「テレビゲームで脳を活性化させ天才になる」という実験をしていた。協力したのは小学校低学年の男児だった。実験は「戦国武将の戦いをテーマにしたゲームをプレイし、直後に漢字の読み書き問題を解く」というもので、男児が10問中9問を正解したのを受け、ゲームが天才を生むことが証明されたとしていた。だが、出題されたのはゲームに出た武将の名前に由来する漢字ばかりである。しかもたった一人の実験では、その結果は何の意味もない。全く下らない内容で、最後まで真剣に見て損をした。

    【言葉に関する意見】

    • 情報番組やワイドショーの司会者やアナウンサーが、美味しい物を食べた時に「ヤバイ」と表現しているのが気になる。本来「ヤバイ」とは危険な時に使われる言葉なのに、美味しいものを食べてなぜ「ヤバイ」と表現するのだろうか。料理人が聞いたら非常に不快に感じるはずだ。子どもの話し方の模範となるべきアナウンサーらまでが「ヤバイ」と表現すると子ども達は「美味しい」の正しい表現が「ヤバイ」と誤解してしまう。

    【残虐シーンに関する意見】

    • 眼球をえぐり取る場面があった。私の子どもも「最近このアニメはグロテスクだ」と言っている。子どものクラスでもこの番組で放送されたことをまねした子がいて、友達にけがをさせたと聞いた。極力子どもにこの番組を見せないようにはしているが、この番組のキャラクターグッズが多数売られていることもあって、子どもが興味を持って番組を見てしまうことがある。残虐な表現は控えてほしい。
    • 子どもと一緒に見ていたが、人殺しや流血、首のない死体など、残虐なシーンが多く驚いた。子ども向けのアニメ番組でこのようなシーンを放送することは、犯罪を誘発することにもなるし、何より子どもたちに悪影響を与える。もっと子どもに配慮した番組作りをしていただきたい。

    【視聴者意見への反論】

    • 「民放で放送されているアニメはどれも卑猥で性表現が過激だ。テレビで放送するアニメとして相応しくない」という意見があるが、民放の深夜アニメの中には、心温まるものや感動的なものもある。意見を出した人は、一部の作品の一部分だけ見て意見を送っているとしか思えない。もっと多くの種類の番組を見てほしい。
    • BPOの9月分の青少年に関する意見で、「パチンコCMは『18歳未満禁止』と画面に大きく表示すべき」「死ね・殺すぞという言葉を安易に使わないでほしい」「芸能人の間違ったはしの持ち方を正すべき」という意見があったが、子どものしつけまでテレビがいちいち手取り足取りしなければならないことなのか。これらは本来親が子どもに教えるべきことではないのか。子どものしつけや教育に関することまでテレビに責任を負わせようとする最近の傾向は問題だ。

    【CMに関する意見】

    • パチンコのCMが多過ぎる。これは子どもの成長過程に著しい障害を与え、パチンコ依存症の人にとっては、生活が破綻する引き金ともなる。あえて今、パチンコの危険性を訴えるCMがあってもいいと思う。
    • 最近、債務整理関係の弁護士事務所のCMが多いが、当然借りた方にも責任はあり、簡単に債務整理ができるような表現はやめてほしい。将来クレジットなどを利用するかもしれない子どもたちにも、「借金をしても債務整理すればOK」と受け取られては困る。CMの内容自体に問題はないと思うが、せめて深夜帯などに限定し、ゴールデンタイムに放送するのはやめてほしい。
    • ゲームのCMで、小学校の先生がゲームのために「先生は明日からお休みします」と児童たちに宣言するシーンがある。これは教育に対して有害である。あえてCMの舞台を小学校の教室にしたことには、脱ゲームの教育方針にあらがって児童ユーザーを獲得したいという思惑を感じる。児童たちに先生の思いを勘違いさせる恣意的な捏造である。

    2009年10月に視聴者から寄せられた意見

    2009年10月に視聴者から寄せられた意見

    報道では護衛艦「くらま」の衝突事故、オリンピックの東京招致失敗、八ッ場ダム、インフルエンザ等に関する報道への意見が多くあった。中川前財務相急死に関する報道への意見も多くあった。特に生番組で死去のニュース速報が入った際のアナウンサーの不適切な発言を指摘する意見があった。

    護衛艦「くらま」の衝突事故、オリンピックの東京招致失敗、八ッ場ダム、インフルエンザ等に関する報道への意見が多くあった。その中で報道番組・情報番組・ワイドショーなどでの中川前財務相急死に関する報道への意見が79件と多くあった。

    10月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,535件で、9月と比較して156件増加した。

    【視聴者意見のアクセス内訳】

    方法: Eメール61%, 電話36%, FAX2%, 手紙ほか1%
    性別: 男性68%, 女性29%, 不明3%
    世代: 30歳代33%,40歳代23%,20歳代19%,60歳以上12%,50歳代10%,10歳代3%

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は696件(37局)であった。
    またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、42件を会員社に送信している。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    10月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 5件
      (個人または直接の関係人からの要請)

    番組全般にわたる意見

    10月の視聴者意見の傾向として、政治報道への意見が減り、バラエティー番組に対する意見が増加したことが挙げられる。鳩山新政権がスタートし、各番組での報道のあり様に変化が見られたことによると思われるが、キーワード検索で「民主党」で87件、「自民党」で35件と、先月に比べほぼ半減している。また具体的な報道姿勢を指摘した「不適切な報道」が79件、より広く「報道のあり方」を論じた意見が83件と、これも大幅に減少している。報道では護衛艦「くらま」の衝突事故、オリンピックの東京招致失敗、八ッ場ダム、インフルエンザ等に関する報道への意見が多くあった。その中で報道番組・情報番組・ワイドショーなどでの中川前財務相急死に関する報道への意見が79件と多くあった。特に生番組で死去のニュース速報が入った際のアナウンサーの不適切な発言を指摘する意見が43件あった。また、フィギュアスケートの浅田選手の取り上げ方に対する批判意見も28件と多かった。芸能人の薬物汚染についての意見は、今月は46件と減少した。番組に対して公平・公正を求める意見は先月と変わらず、「偏向」のキーワードで42件、「公平」で47件あった。一方、バラエティー番組への意見が144件、ドラマへの意見が27件と急増している。グラビアアイドルのブログへのアクセスが目標数に達しないと芸能界を引退させるという企画への批判が43件、大物司会者の言動を諌める意見が37件、大物芸人が若手芸人の家に泊まる企画への批判が21件あった。キーワード検索の「人権」で56件、「いじめ」で62件と増加している。キャスター・コメンテーターの発言への意見も多く、「不適切な発言」検索で87件、「不適格な出演者」検索で126件該当した。放送局の視聴者・聴取者対応に関する意見は、今月は39件。ラジオに関する意見は31件。CMに関する意見は34件あった。

    青少年に関する意見

    放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は、前月より約30件増加した。
    今月も「低俗・モラル」に反するとの批判が半数近くを占めた。特に、バラエティー番組で、タレントがお笑い芸人などの自宅に無理やり泊まりに行くという企画に対し、「他人の物を破損するなど、犯罪行為ではないか」「度を越した振る舞いは横暴なだけだ」など、2回の放送に対し、14件の批判的な意見が件寄せられた。

    意見抜粋

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • このところ連日、期末・期首特番が放送され、夜のニュース番組の開始時間が日替わりのように変わっている。事件・事故や政治的な出来事による特番での時間変更なら許せるが、くだらないバラエティーの長時間特番でニュース番組の放送時間が変わることが許せない。
    • 「若者サギ集団」の事務所を突き止め、向かいのビルから事務所内の様子を”盗撮”した映像が放送されていた。しかし、私には「取材」というより「捜査」のように見えた。テレビ局に警察のような「捜査」をする権利はあるのか。この取材方法には問題があると思う。
    • 八ッ場ダムのことを連日報道しているが、どの局も「”国全体のことを考える前原大臣”対”自分達の損得しか視野にない地元住民”」という単純な構図で描いている。私は「報道のイメージ」と「実際」のギャップに疑問を持ち、群馬県庁に尋ねてみた。すると、テレビで盛んに報道されるようになってから、「県民がゴネるので、民主党の前原大臣らが苦慮している。全く自分勝手でとんでもない県民だ」という苦情が全国から届くようになり、対応に苦慮しているという。八ッ場ダムのように、複雑な要素の絡み合った問題を報じる際には、一方に偏ることなくあらゆる角度からこれを捉え、客観的な判断材料を視聴者に提供するよう慎重な報道をしてほしい。
    • 台風報道の扱いに関して、ガイドラインを作って欲しい。わざわざ、荒れた海の近くでリポートする危険性は以前から指摘されているが、それとは逆に「実際は大して危険でもないのに、さも危険なように演出するな」ということを言いたい。九州や四国の人間からすれば、風速40m/sクラスの台風は、毎年やってくる「季節の風物詩」に過ぎず、いちいち暴風だの大型だのと大騒ぎしていません。それを、在京キー局は、さも大災害であるかのように過剰演出して全国ネットで放送するので、見ていてウンザリします。そもそも、日本は毎年台風が来るのだから、最初から台風に備えて建物から生活スタイルまで予め配慮しておくことを啓蒙するのがマスコミの役割です。台風が来たときだけ危機感を煽って報道するのはおかしいと思います。
    • 生放送中に「元財務大臣死亡」のニュース速報が流れ、各出演者が速報に注目する中、アナウンサーが「速報は注目しないでください」と言い、そのまま番組を進行した。財務大臣まで務めた政治家の急逝という重大なニュースをないがしろにし、たかが一芸人の離婚話を優先するという姿勢は厳しく追及されるべきだ。
    • 足利事件の冤罪に関する報道で、取り調べの録音テープを声優に読ませてドラマ風に仕立てたり、キャスターが裁判長を感情まかせに追及したりしていた。足利事件の冤罪を許せないと思っている私でも演出過剰だと感じた。中立性も公正さも欠き、まったく「報道」になっていなかった。
    • ひき逃げ事件のニュースで、事件の内容を読み終わったあとに、「亡くなった方は、昨日が誕生日でした」と付け加えていました。これはニュースとして適切なのでしょうか。亡くなった方に対する同情と、加害者に対する感情の悪化を視聴者に促すことを意図しているようにみえます。また、亡くなられた方の個人情報を勝手に公表したことにもなります。ニュースとして伝えることが必要な事柄であるならまだしも、まったく伝える必要のないことを放送で言うことに疑問を感じます。
    • 報道番組なのに、自局で製作した映画の宣伝を、さも話題になっているようにニュースとして報道していた。映画の宣伝なら宣伝として放送するのはいいと思うが、報道番組でこのような紛らわしいことをしないでほしい。報道番組は公平・公正・中立であるべきだと思う。
    • 教師が子供の胸倉をつかんで注意したことにより子供が自殺した件で、教師に賠償命令が下った。こんな判決が出るようでは、教師が子供に注意すらできないではないか。マスコミは、「こんな判決でいいのか」と疑問を投げかける報道をすべきだ。近頃のマスコミには、全体的に「これでいいのか」という姿勢が足りない。
    • テレビのニュースで、特定の事件について事件そのものとは関連のないタイトルをつけることがある。今日は特に酷く、「五輪決定のリオで銃撃戦」というタイトルがついていた。しかし、「五輪決定」と「銃撃戦」は全く関係がなく、この2件をつなげるべきではない。また「五輪の開催に不安を与える」というようなコメントは視聴者が判断すべき事柄である。主観的な報道はすべきでない。
    • 自民党総裁選の開票時の映像で、「麻生太郎」と書いてある票を映し、同時に開票している女性の声で「この人のせいで負けたのにねぇ」と言うカットを挿入していた。限られた放送時間の中で、敢えてこのような編集をすること自体、悪意があると思われる。
    • 都知事の掛け声もむなしく、東京はオリンピック開催地には選ばれなかった。その遠因として挙げられているのが、「五輪開催に対する都民の支持率の低さ」である。ほぼ半分の都民が五輪開催に反対していたという。しかし、そのことをはっきりと伝えていた放送局はない。どこの局も都民の「五輪反対」の声を無視し、「東京にオリンピックを!」と連呼し、自分達だけで盛り上がっていた。そのくせ、東京が落選すると、「招致活動に使った莫大な額の税金が無駄になった」などと都政を批判している。なぜ、もっと早い段階で招致活動費用の問題を含め、五輪開催を疑問視する声を伝えなかったのか?
    • 「外国人参政権」について、出場者が賛成と反対に分かれて意見を出し合うという内容だった。しかし、出場者のほぼ全員が外国人の留学生であったことから、一人の留学生を除き他の全員が「外国人参政権付与に賛成」を表明した。そのため、終始「一人の反対者を、その他全ての賛成者がやり込める」という構図になってしまい「YES/NO」に分かれて意見を闘わせる「ディベート」の体裁を全く成していなかった。もっと緻密な計画を立てた上で番組を制作してほしい。
    • 元アイドルの初公判を、朝から民放各局が取り上げている。画面で見ていて「各局、いったい何人の記者が公判の傍聴席に入っているのか」と疑問を感じるほど記者の出入りが激しい。まず始まって2~3分ですぐに記者が飛び出して来て被告の洋服について報告したかと思うと、今度は名前と職業をどのように言ったか等々、慌しいことこの上ない。重大な殺人事件でもあるまいし、たかが一タレントの覚せい剤問題である。各局こぞって、こんなに詳細に中継する必要などないと思う。

    【番組全般・その他】

    • 昨日、国会で鳩山総理による所信表明演説が行われた。政権交代後、初めての演説であるので興味をもっていた。ところが、国会からの中継をしたのは一局だけであった。その時間、他の各局が何を放送していたかというと元アイドルの初公判である。それも裁判所の前から長時間にわたって中継で放送していた。これはおかしくないか。確かに「元アイドルの初公判」も話題にはなっているが、国会での総理の所信表明演説と比べて、どちらが国民にとって重要な案件であるかを考えたとき、その答えは一つだと思う。もう少し考えてほしい。
    • 「新型インフルエンザの『特効薬』と称する薬を服用して、自殺志願者が急死する」というストーリーのドラマが放送された。しかし、世界的大流行になっているインフルエンザを、オカルトドラマのネタにするのは不謹慎極まりないと思う。いくらドラマだからといっても、放送して良いストーリーと悪いストーリーがあるということを、制作者はしっかりと理解すべきだ。
    • ラジオ放送を聞いていると、「詳しい情報は番組のホームページでご覧ください」ということがよくある。だが、私の家にはパソコンがないので、そうした情報を得ることが出来ない。先日の放送でも「地震に対する備え」という話題を提供していたが、通り一遍のことを伝えた後、「詳しくは番組のホームページでご覧ください」と締めくくっていた。誰にとっても大切な「災害に対する備え」に関して、パソコンの有る・無しによる「情報格差」があってはいけないのではないか?何でもパソコンに頼るようでは、「ラジオ」は自らの役割を放棄しているとも受け取れる。 いろいろなことにランキングをつけて紹介する番組で、壮絶な闘病生活の末に亡くなられた方を紹介していました。当然この件もランキングされていました。しかし、闘病の結果亡くなられた方に順位をつける資格が誰にあるのですか。1位で紹介された方よりも、2位で紹介された方が劣っていたとでも言うのですか。遺族の方はランキングを付けられることを承知していたのでしょうか。人の死に方にランキングをつけるなんて、とても残酷なことだと思います。このような放送が許されるものなのでしょうか?
    • テレビで映画「おくりびと」を見ました。アカデミー賞を受賞した作品とのことで、想像通りの内容に涙して拝見しました。しかし、とても良い作品だとは思いましたが、この日に放送しなくても良いのではと思いました。今日は「敬老の日」です。家族で「おばあちゃん、いつまでも長生きしてね」と、お祝いした夜にこの映画です。もう少し日程を考えてほしかった。
    • 芸能人への罰ゲームとして、生きたサソリを使ったものがあった。使われたサソリは「ダイオウサソリ」という種類で、国内のペットショップでも売られている。当然サソリは毒を持っており、このサソリも例外ではない。番組内のテロップに「このサソリは毒の無いサソリです」と表示されていたが、これは間違いで、正しくは「毒性の弱いサソリ」である。弱いとはいえ刺されたら当然痛みを伴うし、体質や体調によっては危険である。「芸人達はそれを知りません」と、リアクションを面白がる趣旨のテロップが流れたのにはあきれた。もし、この番組を見た人がこのサソリを毒の無いサソリと認識し、他人にけしかけたらどうするつもりなのか?
    • よく「草食系男子」や「肉食系男子」などという言葉を聞くが、そもそも言葉の使い方として間違っている。そのような言葉の使い方で人間を分類するのはやめていただいきたい。
    • 人を豚になぞらえるという新コーナーが非常に不愉快だった。落語家が豚の格好をさせられていた。豚の鼻を付け、首にひものついた首輪のようなのを付けられて引き回されていた。本人も嫌がっていたが、一瞬、イラク戦争のアメリカ兵による捕虜の虐待写真を思い出してぞっとした。人権を無視した格好をさせ、まわりの人達が笑うという構図はとても理解できない。いくらバラエティー番組といっても、この様なことが平気でできるという神経が怖いと思った。
    • 「グラビアアイドルのブログが3ヵ月で2000万アクセス達成できなければ芸能界を強制引退させる」という内容の番組を見て、大変悲しい気持ちになった。番組と連動している彼女のブログには司会者が「豚肉そろそろ出荷されそうです」というタイトルをつけ、彼女もブログが注目されるように必死になっていた。掲載されている写真も、ひとつ間違えば人権蹂躙とも捉えられるものだ。制作者の悪趣味さに吐き気がする。公共の電波を使い、このような倫理観の欠落した番組を制作・放送するのは恥ずべきことだ。
    • コメンテーターがマイケル・ジャクソンの「This is it」という曲について、ポール・アンカとの著作権問題を取り上げ、落ちとして『「シロ」「クロ」つかず』とボードに書いて揶揄した。この番組は情報番組であるが、報道番組の側面もある。そういう番組でこのような「黒人差別」することは、人間として恥ずかしい。視聴者に失礼だ。
    • 先日自殺した音楽プロデューサーの追悼番組のような内容だった。その中で、パーソナリティーが故人のことを「生き方が格好良かった」と繰り返し賞賛していた。音楽業界で成功したことを指しているのだろうが、事故死や病死ならばともかく、自殺した者を指して「生き方が格好良かった」とは誉め方として不適切だ。「人生を全うすること」こそ「格好良い生き方」の最低条件ではないかと思う。
    • 医療ドラマで「口唇口蓋裂」を扱うシーンがあった。妊娠中のお母さんに胎児に疾患があることを伝えるために、手術前の写真や模型をアップで映していた。そして「奇形」という表現を使っていた。私は「口唇口蓋裂」の子供を持つ母だが、その場面には少なからずショックを受けた。もし、子供があの場面を見たならどう思うだろうか。決して見せたくはない。再放送が予定されているようなので、心配で胸の鼓動が止まらない。日本では500人に1人の割合で患者がいて、みな手術のことや精神面などで苦労しているのに、そのような人たちへの配慮がないと思った。
    • ラジオで「ファックスやEメールでお便りを募集します」と言うが、”お便り”が読み上げられることなんかほとんどない。採用しないのなら初めから募集しないで欲しい。 スポーツ選手を紹介するのに「イケメン」「美人」などという形容は必要ないと思う。純粋に結果で評価してほしい。他の多くの番組にも言えることだが、最近、人の容姿に関する言葉が多すぎる。「イケメンだと褒めているから良い」という問題ではない。近年、学校などでは容姿に対するいじめが多いと聞く。テレビ局もぜひ考慮願いたい。
    • 栃木県日光市の「霧降の滝」を訪れていたタレントが、滝つぼに下りる途中で、自生している”しいたけ”を摘み取っていた。「テレビ番組の中で自然界に自生している植物を摘み取る行為などとんでもない」と思い、放送局に抗議の電話をした。「環境省の了解は取ったのか」「この行為に関する局としての見解を教えてほしい」と聞いたところ、「了解を取ったかどうかは不明」「局の見解は答えられない」との回答だった。視聴者の疑問にきちんと答えられないのは、番組を制作した放送局として非常に無責任だと思う。 司会者が女性タレントに対して失礼なことを言い、それを番組のウリにしているのは分かるが、今日は「ち×こでビンタしたろか」と言い、それを笑っていた。編集された番組なのに、平気でそれを放送するということに恐ろしさすら感じる。この司会者は以前から問題行動が指摘されているが、番組を見ていると「今更、反省など必要ない」という気持ちすら感じる。番組としての自主的な取り組みを求めたい。こんな笑いはいらない。
    • ラジオの番組でベテラン女性歌手が酒席でのエピソードを話していた。彼女が同席した男性タレントに「裸になれ。チンチン見せろ」と言って追いかけ回したという話だったが、女性から男性へのセクハラである。男性が酒の席で女性に「オッパイ見せろ、性器を見せろ」などと言えば間違いなく問題になる。それを面白いエピソードとして番組で話すデリカシーのなさにあきれる。
    • ドラマの中で出演者が身につけていた洋服やアクセサリーを番組のホームページで紹介し、視聴者がすぐに買うことができるという番組が始まると新聞に出ていた。この記事は本当なのでしょうか。もし事実とすれば、放送局が公共の電波を使用して商品を販売するなど言語道断です。 お笑いコンビによる「お昼ごはん」というコントが放送された。内容は「コンビの片方が体に”低周波治療器”を装着し、体中にブルブルと震えを生じさせた状態でファストフード店に行く。そして昼食を注文するのだが、震えのせいで思うようにいかず大変な目に遭う」というものだった。しかし、何かの病気が原因で体に震えのある人は少なくない。今回のコントは”医療”そのものや、”震え”に悩む患者を愚弄するものだ。このような不適切な内容を放送した局に反省を求めたい。
    • ニュースやワイドショーでBGMを流すのは良いが、肝心のナレーションが聞こえなくなることが多い。最近ではボーカルが入っている曲を使用することが多いが、番組制作者は聞きづらいことを判っているのだろうか。
    • ワイドショーは亡くなった女優さんの老後の姿を放送するな。あんな哀れな姿は見たくないし、明らかにプライバシーの侵害だ。
    • ゴルフの試合中に選手が打ったボールをギャラリーの女性が拾って持ち帰ろうとしたアクシデントがあった。そのリポートの際、アナウンサーが「おばちゃんがボールを拾おうとしました」と、「おばちゃん」「おばちゃん」と連呼していた。これは局のベテランアナウンサーが女性を指すのに適切な言葉なのか。少なくとも私は聞いていて不愉快だった。普通に「女性」と呼べばいいと思った。
    • ドラマの中で学校の修学旅行で夜に教職員が飲酒しているシーンが放送された。昨今、そのようなことが行われて校長が処分されたり、PTAから指摘された教職員が学校を去ったなどの報道がされている。せっかく教育に真剣に取り組む良い先生や学校のドラマなのに残念だ。また、子供達に「先生達はやっぱりあんなことをしているんだ」と思われてしまう。なぜ、その配慮が出来なかったのか不思議だ。
    • 高校野球のエースピッチャーの日常生活を紹介する映像が流れた。彼は高校1年から3年の現在に至るまで日課として「学校のトイレ掃除」を自主的に行っているそうで、番組では彼が便器を清掃している姿を何度も何度もしつこく放送していた。しかし、いかに”善行”であっても、ここまで繰り返されると何だか嫌味に見えてきて、せっかくの彼の清々しいイメージが損なわれてしまう。「報道にやり過ぎは禁物」ということを、肝に銘じてほしい。
    • 長野県の町を歌手が訪ねた中で、撮影を嫌がるおばあさんを執拗に撮り続けていた。嫌がるのを面白がっているとしか思えない。無理矢理撮影し、それを放送してしまうのは人権侵害だ。画面に「おばあさんごめんなさい」とテロップを入れていたが、それで済む問題ではないと思う。
    • 「女性納棺師」の特集の中で、顔にはモザイク処理がされてはいたものの、死者の身体を放送していた。死体を放送することは、放送倫理上は問題ないのでしょうか?納棺師の仕事とはいえ、死体を見せられる視聴者としては疑問を感じました。
    • 局のエコプログラムを紹介する告知で、マイバッグを使わずにビニール袋をもらう人を「悪人」と表現していた。マイバッグを利用するのは良いことだと思うが、ビニール袋をそのまま捨てずにゴミ袋などとして再利用している私の様な人間まで「悪」とされているようで腹が立ちます。再利用している時点で、エコだと思います。
    • 番組表や番組予告の放送時間表示に「25:00」など、有り得ない時刻表現が目立つ。一日には「24:00」以上ないのだから、常識的にも変な表現である。時刻の把握がしづらい。例えば「火曜日25:59~」などと示されても「水曜日1:59~」と読み替えなければならず面倒である。私個人としては、このような表現は止めてもらいたいと思うのだが、一般的に違和感を覚える人はいないのだろうか。

    【CM】

    • 携帯電話のゲームCMで、コンビニの店員に扮する芸人が、肉まんのコンセントを抜いて自分の携帯電話を充電するという内容が放送されている。もし、店長の許可なく勝手に店内のコンセントを使用して充電していたのであれば「窃盗罪」に該当すると思うし、売り物を保温する機材を稼働停止にしていれば、業務妨害になると思う。若い店員が真似をするのではないかと心配だ。犯罪を促すようなCMは放送しないでほしい。
    • 最近、宗教団体の布教アニメ映画のCMをよく見る。教祖が仏陀の生まれ変わりであるという非科学的な映画のCMをなぜ平気で放送できるのか。特定の宗教の布教活動にテレビが加担しても良いのか。

    【BPOへの意見】

    • 朝の情報番組での偏向報道問題でBPOが改善の「勧告」をしたと報じられているが、BPOは勧告後の局の「改善」の検証をしているのか?視聴者から見ると、「勧告」にどの程度の効果があるのか疑問だ。「勧告」を出すことで視聴者のガス抜きをしたつもりなら大間違いだ。
    • 最近、BPOから報道番組に対する「勧告」が多いが、「報道の自由」の観点からすべきでないと思う。相対する双方の意見を対等に報道するように「指導」するに留めるべきだと思う。
    • テレビでBPOの告知スポットを度々見かけるが、視聴者意見の受付電話番号の表示時間が短く、覚え切れないうちに消えてしまう。視聴者のために、15秒間のスポットの間はずっと画面に出してもらいたい。

    青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • タレント二人が行った「他人の髪を無断で切る」「運転免許証やクレジットカードなど、他人の持ち物を故意に破損させる」「凶暴な蛇を他人にけしかけ、噛ませて怪我をさせる」などという行動は、事前に出演者の同意があったとしても明らかな犯罪行為ではないか。気分が悪くなるばかりか、小さな子どもも見ている番組の中でこのようなことを平然と放送している放送局の倫理観に甚だ疑問を感じる。
    • 電話をしている芸人の髪を不意にバリカンで刈ったり、芸人宅に強引に宿泊した上に12万円の寿司を奢らせたり、無茶苦茶だ。挙句にタンスの引き出しを勝手に開け、コレクション品を持ち出して落書きしたり、寝室に業務用の炭火焼器具を勝手に持ち込んで焼き肉をしたりとやり放題だった。さらに、蛇を居間に放したり、奥様と一緒に布団に寝たり、トイレの壁にペンキで落書きをしたり・・・これはいたずらにしてもあまりにも度を越していて不愉快だ。「いじめ」の助長にも繋がる。このような番組は一刻も早く打ち切ってほしい。
    • 司会者のタレントが女性タレントに対し「クルクルパー」と暴言を吐いたり、出演しているのに「黙れ」「来るな」と命じたりしていた。女性タレントが泣き出してしまうと、司会者は「頭がおかしいだろ」と周囲に同意を求めていたが、まるで公開いじめを見させられているようで、不快極まりなかった。また、司会者は女性タレントの口に無理やりキャベツを押し込んでいたが、バラエティー番組といえど、明らかにやり過ぎであり、”楽しい番組”というよりは”いじめ”のように映った。また、別のタレントに対して「×××でビンタしてやろうか」と言った。伏字の部分は、男性性器である。公共の放送でこのような発言を流して良いのか?放送倫理上、問題ではないのか。司会者の酷い態度は見ていて不快である。
    • 少し前、ある有名女優の逮捕で、連日同じ内容の情報を時間が許す限り放送していた。マスコミはどんな問題を私たちの生活に落としていったか分かるか。小学1年生の息子が砂糖を見るだけで「覚せい剤」と口にするようになった。なにも知らない子どもが、テレビを通じて覚せい剤という存在を知り興味を持つこと、これこそが本当に怖い。私たちの日常に及ぼす影響をもっと敏感にとらえて放送してほしい。
    • 「女性っぽい男性を男らしい男性に変身させる」という企画があった。暴走族の特攻服をイメージさせるような、いわゆる「不良っぽい」「ガラの悪い」服装をしている人々を紹介し、女性っぽい男性をこれらの服装に変身させていた。だが、こんな「不良」を持ち上げるような放送をすべきではない。小学生や中学生がこの番組を見たら、このファッションを通して「不良」に憧れるかも知れないと思った。
    • タイトルに「衝撃映像」などと付けた番組が多く、障害を持った人を見世物のように扱っている。ネット上の動画サイトに対抗するかのように、テレビ番組がどんどんエスカレートしている。個人が自由にアップし見ることができる動画サイトは、「見る見ない」を自分で判断できるが、番組は一方的に流れてくる。特に番組宣伝は、食事中も子どもが見ている時間も見境なしに放送される。特別な障害を持った人を見世物のように扱うのは人権的に問題があるし、子どもが見たら映像が目に焼きついてパニック障害の原因になるかもしれない。

    【性的表現について】

    • 民放で深夜に放送されているアニメは、どれも卑猥で性表現が過激である。実写では不可能な性描写やセリフを平気で放送している。深夜だから子どもが見ていないとは限らない。テレビで放送するアニメとして相応しくない。
    • 最近は青年、学生など自室にテレビがあるのが当たり前になり、深夜番組を見ている子も多い。深夜番組は少なからずアダルト関連を含む番組が多く、露出の多いタレント、アダルトを連想させる発言など、視聴者からすれば青少年に悪影響を及ぼしかねない番組が多いのが事実だ。「深夜だから子どもは見ていないだろう」という考えの甘さが伺える。深夜番組について考えるべきだ。

    【いじめに関する意見】

    • 司会者のタレントの、相手に対する接し方を見ていると「いじめ」のような感じを受け腹ただしくなった。あの接し方は、子どもが学校でいじめをしているようで、テレビを見ている子どもが真似をするのではないかと思う。

    【表現・演出に関する意見】

    • バラエティー番組で、いかにも自然の森のような所でニホンシカの赤ちゃんや真っ白な子うさぎを見つけていたが、自然界の動物が人間に簡単に近づくわけがない。これはヤラセではないのか。見ている子どもが、自然界の動物も簡単に飼育できると勘違いするだろう。きちんと「出演している動物は飼育されているものです」等の断りを入れるべきだ。

    【危険行為に関する意見】

    • ゴムパッチンを放送するのはやめたほうがいい。子どもが悪ふざけで真似をした場合、失明などの大怪我をする危険がある。他のコーナーは科学や文化に興味が持てるように扱っているので、この番組自体は大変良いと思っているだけに残念だ。
    • 芸人が浜辺でかまどを作り中華鍋に油を入れて加熱し、2mほど離れた場所から食材を投げ入れていた。食材が鍋に入るとしぶきが上がり、かまどの火が油に引火し、辺り一面が火の海となった。小学5年生の子どもが「面白いなあ」と言ったので「そんなことするなよ」と忠告はしたが、例えばキャンプ等で親の目から離れた時に試したりしたら大変なことになるだろう。子どもが真似をしたくなるような内容は放送するべきではない。

    【殺人シーンに関する意見】

    • 午後8時からサスペンスドラマを放送するのは視聴者への配慮に欠けていると思う。午後8時から9時台は食事をしている人も多く、食事中に人が殺される場面を見ると気分が悪くなる人もいる。また、子どもがまだ起きている時間なので、子どもが殺人の場面を見てしまう危険性もあり、教育上にもよくないし怖い思いをさせることにもなる。

    【言葉に関する意見】

    • タレントの乱暴で下品な言葉遣いが非常に不愉快だった。先輩タレントに対しても横柄でタメ口をきき、私は小学校6年生の孫と見ていたが、孫が口調を真似しないかハラハラした。こんな無礼なタレントがテレビに出ていると、子どもに悪影響を与えることになる。

    【視聴者意見への反論・同意】

    • 幼い少女が殺人を犯すアニメが放送され、それを「自粛すべきだ」という意見があった。そもそも深夜に放送されるアニメ番組というのは青少年を対象としていない。故に「自粛すべきだ」とする意見は横暴ではないか。
    • 薬物関連の報道が「しつこい」という意見があるが、そうは思わない。「たった一度の薬物で、全てを失うことになる」ということを報道することは大事だ。薬物が手に入りやすい時代だからこそ、これらの話題を連日取り上げ、しつこくやることで、薬物の恐ろしさを教えることになる。夏休みにワイドショーでやったことは決して間違っていないと思う。

    【CMに関する意見】

    • 最近、パチンコのCMが非常に多い。大人の娯楽としてパチンコが存在するのは構わないが、テレビで宣伝することには反対だ。そうしたCMは画像が美しく凝っている上に、流れるメロディーも覚えやすく、子どもたちが無意識のうちに口ずさむほどである。それらのCMでパチンコに対する抵抗感を子どものうちからなくし、将来のパチンコ愛好家予備軍を育てる作戦なのかとさえ思ってしまう。

    【マナーに関する意見】

    • 芸能人が食べ物を食べる時の行儀が悪く、見ていて不愉快だ。大口で食べ物を頬張る程度であればともかく、開いた口の中の咀嚼しかけの食べ物をアップで映すのは公共の電波に乗せる内容として不適切だと思う。この番組は、食事の時間帯の放送であり、また子どももよく見る。食事中の視聴者が食欲をなくしたり、子どもが良くない食べ方を真似してしまうのではないかと思う。テレビでは、マナーのある食べ方をしてほしい。

    2009年9月に視聴者から寄せられた意見

    2009年9月に視聴者から寄せられた意見

    先月と同様に、衆議院選挙関連報道についての意見と覚せい剤使用で逮捕された芸能人に関する意見が多かった。政治関連意見の内容は、選挙開票速報番組への意見から、民主党の政策の取り上げ方が自民党政権時代と違うことへの意見などがあった。

    衆議院選挙関連報道についての意見と覚せい剤使用で逮捕された芸能人に関する意見が多かった。政治関連意見の内容は、選挙開票速報番組への意見から、民主党の政策の取り上げ方が自民党政権時代と違うことへの意見、政権交代した途端に民主党への批判報道が始まったことへの意見、そして「八ッ場ダム」関連報道への意見と幅広いものがあったが、キーワード検索では「選挙」で83件、「民主党」で142件、「自民党」で62件が該当した。

    9月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,379件で、8月と比較して755件減少した。

    【視聴者意見のアクセス内訳】

    方法: Eメール58%,電話37%,FAX3%,手紙ほか2%
    性別: 男性71%,女性25%,不明4%
    世代: 30歳代30%,40歳代25%,20歳代15%,50歳代13%,60歳以上13%,10歳代4%

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。9月の通知数は574件(46局)であった。
    またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、51件を会員社に送信している。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    9月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 0件
      (個人または直接の関係人からの要請)

    番組全般にわたる意見

    9月の視聴者意見は先月と同様に、衆議院選挙関連報道についての意見と覚せい剤使用で逮捕された芸能人に関する意見が多かった。政治関連意見の内容は、選挙開票速報番組への意見から、民主党の政策の取り上げ方が自民党政権時代と違うことへの意見、政権交代した途端に民主党への批判報道が始まったことへの意見、そして「八ッ場ダム」関連報道への意見と幅広いものがあったが、キーワード検索では「選挙」で83件、「民主党」で142件、「自民党」で62件が該当した。また、「偏向」というキーワードで45件、「公平」では47件該当した。一方、芸能人の薬物関連報道への意見は今月は128件あったが、ワイドショーでの過剰報道への意見、保釈されたタレントをバイク・ヘリコプターで追跡取材することへの意見が多く、「人権」というキーワード検索で43件該当した。また、芸能界復帰を応援するような放送を諌める意見、覚せい剤事件をネタにしたバラエティー番組への意見、保釈されたタレントの謝罪会見を特別番組として編成したことの是非を問う意見も多く寄せられた。具体的な報道姿勢を指摘した「不適切な報道」が、今月は110件。より広く「報道のあり方」を論じた意見が133件あった。キャスター・コメンテーターの発言への批判も多く、「不適切な発言」検索で55件、「不適格な出演者」検索で48件該当した。この他に、チャリティー番組のあり方についての意見があった。今月は久しぶりにバラエティー番組への意見が多かったが、内容がいじめであるという番組批判、あれでは芸ではなくただのケンカではないかという出演者批判の意見が多く寄せられた。放送局の視聴者・聴取者対応に関する意見は、今月は37件。ラジオに関する意見は41件。CMに関する意見は40件あった。

    青少年に関する意見

    放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は、前月より約70件減少した。今月は「低俗・モラル」に反するとの批判が多く、先月に引き続き、芸能人の麻薬・覚せい剤関連の放送に対して多数の意見が寄せられた。また、バラエティー番組で、不人気タレントを決める投票を選挙の開票速報形式で放送した企画に対し、批判的な意見が11件寄せられた。

    意見抜粋

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • 総選挙投票終了後、番組が始まるや否や「民主300議席以上」という字幕が出た。しかも、候補者名を表示し、いつもの「当確」ではなく「当選」という表示をしたのにはあきれた。これが報道番組のやることだろうか?放送局は何のため、誰のために当確競争をしているのだろう。案の定2社では当確ミスを犯した。総務省から事前に慎重な開票報道の要請があったが、各放送局は「報道の自由」を盾に反発の姿勢を取っていた。これまでも選挙報道では多くの問題を起こしているのに、反省はないようだ。 衆議院選から1週間もたつのに、どこのテレビ局も「誰々は初当選」とか「誰々が落選した」などと騒ぎ過ぎだ。中には、落選した前議員が選挙戦の最中に土下座している映像をいまだに流している局もある。しかし、それよりも我々の日常生活にはるかに大切なのは「新しい人達による新しい政治の内容」である。国民はその変化を冷静に見て行く心の準備ができているのに、テレビ報道はお祭り騒ぎからまだ覚めず、気持ちの切り替えができていないようだ。報道する側がそのような浮ついた気持ちでは困る。
    • 今回初当選した女性新人議員を取り上げ、彼女が選挙後に地元の家々をまわり、挨拶しているところが放送された。しかし、これは選挙後に各戸をまわることを禁止した「公職選挙法178条」に違反するのではないか?その行為を制止するどころか、放送で紹介するなどもってのほかだ。
    • 今回の選挙前の報道では、「最高裁裁判官の国民審査」に関してほとんど取り上げられなかった。「政権選択」に焦点が絞られたのはしかたがないとしても、「国民審査」についての若い人たちの関心を高めるためにも、「国民審査」の意義や「裁判官らの人物や経歴の紹介」など、せめて必要最小限の情報だけでも取り扱ってほしかった。
    • 当選した議員本人が出演していたが、彼女を紹介する際、画面に「元キャバ嬢」という文字が出た。他の当選議員については、そのようなことはしていなかったと思う。テレビは職業によって人を区別するのか?私の妻は「元キャバ嬢」である。妻はその番組を見てすっかり気落ちしている。今後、差別的に前職を紹介するのは止めてほしい。
    • 刑事事件報道の際に「被告」という表現がされていますが、刑事事件の場合は「被告人」が正しい表現です。「被告」と表現するのは、あくまで民事事件です。数年前までは、ニュースでは確かに「被告人」という表現をしていたと思います。なぜ最近「被告」という表現に変わってしまったのか、なぜ放送で間違った言葉を使うのか理解できません。
    • テレビ画面の右下に「津波情報」がずっと出ている。しかも日本列島の地図上に黄色い縁取りがされ途絶えることなく点滅を繰り返しているために、見ていて頭がフラフラして気持ちが悪くなってしまった。局の視聴者センターに電話を入れたが、「重要な情報で、画面に表示する決まりがあるので仕方ありません」とだけ言われた。緊急情報ゆえの表示の必要性は理解できるが、もっと表示の仕方を工夫してほしい。
    • 首都高での事故のニュースで、事故直後の様子を撮影した視聴者提供の映像が放送されました。明らかに、トラックの運転中に携帯電話で現場を撮影したものでした。このような映像を放送するのは、いかがなものでしょうか。
    • 八ッ場ダム中止に関する報道ですが、ダム建設推進派の議員や住民の感情的な発言ばかりが報道されています。ダム建設反対派の意見が報道されず、特定の地権者や政党に偏向していると感じます。しかも「ダムの75%が完成している」と報道していましたが、この数字は「予算の75%が既に使用済」という予算消費率であって、工事進捗率は10%程度に過ぎません。「予算消化率」を「工事進捗率」と偽って報道するのは、虚偽報道に当たるのではないでしょうか。

    【番組全般・その他】

    • 覚せい剤で逮捕されていたタレントが保釈されたが、謝罪会見後に病院に向かう様子をバイクで追いかけたり、ヘリコプターで中継していた。事故をおこして一般人や一般車両を巻き込んだらどうするつもりなのだろうか。また、入院先の病院前には今日も多くの報道陣がいるようだが、病院に通院する人の気持ちを考えないのだろうか。できるだけ他人の目に触れたくないと思いながら病院に行く人もいる。少しは「人権」ということを考えて報道するべきと思う。
    • タレントの保釈を伝える番組で「まもなくシャバへ」という字幕が出ました。覚せい剤に関わる事件であり、容疑者が芸能人なのでセンセーショナルに扱いたかったのかも知れませんが、この言葉遣いはどう考えても不適切です。放送人としての資質を疑います。
    • 毎日、夕方の韓流ドラマを楽しみに見ているのに、昨日は鳩山新政権誕生のために放送がなく、今日も覚せい剤タレントの保釈の中継で放送がない。政治に関することなら許せるが、たかがタレントが保釈されるくらいで特別番組が編成され、番組が変更されるのは納得できない。
    • バラエティー番組の王座決定戦の副賞として、覚せい剤事件で逮捕されたタレントが使用していた海辺の別荘の写真がモザイクつきで放送された。冗談だとしてもあまりに不謹慎ではないかと思った。視聴率のためなら、こんなことまでするのか。
    • チャリティー番組でありながら、深夜に「熱湯風呂」を放送していた。番組の趣旨にそぐわない内容なので、放送すべきではなかったと思う。この「熱湯風呂」に関しては、今年の春、東京で、ある母親がテレビで見た「熱湯風呂」を面白半分に真似て幼い我が子にやけどさせるという事件があった。この母親が悪いのは明らかだが、「視聴者の中にはとんでもなく非常識な者もいる」ということを常に忘れず、注意を徹底すべきだ。
    • 地震・津波などの緊急速報情報は、例えCM中でもテロップを流すべきだと思う。1秒の重要性というものを、もっと理解していただきたい。
    • その日は放送100回記念のお祝いを兼ねて都内のビアガーデンからの放送だったが、番組ディレクターに対し「罰ゲーム」として何度も一気飲みを強要し、周りも囃し立てていた。社会問題となっている「一気飲み」を放送番組が率先して行い、その模様を放送するとはどういうことなのか?
    • 「ドクターヘリ」について取り上げていたが、途中で開腹手術のシーンがあり、画面いっぱいに内臓が映った。医師が内臓をぐっとつかんで持ち上げ、その下に詰めたバスタオルに血液を吸わせる様子が、映像がぼかされることなく放送され、非常に衝撃的だった。もう少し視聴者に配慮してほしい。いくらドキュメンタリーとはいえ、こちらは「ドクターヘリ」について見たかったのであって、内臓を見たかったのではない。
    • 最近のテレビの報道番組や情報番組は、漢字の読み間違いや人名と写真の取り違えなど「間違い」が多すぎる。それらを訂正する際も「先ほど不適切な表現がありました」等と実に簡単に済ませているが、訂正役が女性アナウンサーに回って来ることが多いように思う。「女性が謝る方がソフトな印象を与えるから」という安易な理由なのだろう。
    • テレビのテロップに「障害者」という言葉が出てきます。しかし、「障害者」という言葉は「障がい者」と改めるべきだと思います。地方自治体でも「障がい者」と統一されているところが多く見受けられます。もっと敏感になったらどうでしょうか。
    • 地上波のテレビだが、朝からずっとテレビショッピングの番組や通販のCMが多くて、見る番組がない。今日は「コラーゲン」の紹介が延々と続き、終わったと思ったら「スチームモップ」の紹介が始まった。以前はこんなに多くはなかったが、最近特に多くなった。これではCS放送の「ショップチャンネル」と同じではないか。
    • 観光客が熊に襲われる映像が放送されていた。人が襲われている時に助けようとしないで撮影している人も倫理を問われるが、それを入手して放送する局の方もどうかと思う。
    • 元女子マラソンの選手がペーパードライバーで、慣れない運転をするという企画があった。しかし、他局のドキュメンタリー番組では、彼女が障害のある自分の子供を施設に車で送り迎えしている様子が放送されていた。「やらせ」ではないのか。
    • ペットの飼育放棄について放送していた。司会者が「最後の方にショッキングな場面がある」と前置きしていたが、それは、捨てられた犬が一ヵ所に集められ、ガス室で何十匹もが一度に処分されるシーンだった。中には有毒ガスが噴射されてもすぐに死なず、苦しそうにする犬もいた。その苦しそうな表情でその特集が終わったが、見終わった後に、そこまで放送する必要性を感じなかった。ガス室のボタンを押す指のアップがあったので、視聴者はそれで理解できたはずだ。この特集は安易に飼ったペットをポイ捨てする人への警鐘かも知れないが、あまりに残酷だった。放送倫理上問題があると思う。
    • 河川敷で石を積んで直火バーベキューをしている者に注意していたが、明らかな違法行為を放送の中で注意するだけで終わらせているのはいかがなものか。明らかに犯罪行為や違法行為であるなら、警察への通報や、取材ビデオに基づく告発がなされてしかるべきだと思う。放送で注意していたとしても、それで終わってしまうのであれば、犯罪行為を助長しているのと変わらないのではないか?
    • 女性お笑い芸人が、「一回30分バンドを巻いただけでウェストが6センチ痩せた」と放送で紹介していた。「これならば私にもできるかも知れない」と思い、番組で紹介していた「巻くだけダイエット」という本も購入し、試してみたが全く痩せない。何度巻いても痩せない。まるで詐欺にでもあったような気持ちになった。本当に彼女は6センチもウェストが減ったのだろうか?番組で紹介するならば、一人だけの実験ではなく、もっと多くの実験参加者が必要だと思う。こんな番組を信じて、本まで買って実行した自分自身が情けなくなる。本当に悔しい。
    • シルバーウィーク中のヘリコプター騒音が酷い。中央高速道路のインターそばに住んでいるが、連休の初日は深夜の12時過ぎまで騒音に悩まされた。「渋滞」するの分かっているのだから、一々、ヘリからの映像を入れなくても良いのではないか。テレビ局は周辺住民のことを考えて欲しい。
    • テレビ局の視聴者センターの対応が横柄で、視聴者の意見を聞く姿勢が全く感じられない。まず暗いトーンで電話に出て、相づちを打たない。話し始めて3分も経たないのに「充分聞いたので、それ以上長くなるなら手紙にして下さい」と言う。多くを望んでいるわけではない。せめて、突っぱねることなく、謙虚な姿勢で対応してほしい。
    • 制作費の削減によって、長寿番組の終了や出演者の降板などが目立ちます。仕方ないかも知れませんが、制作費のコスト削減を番組の質に反映させ過ぎだと思います。質が落ちれば視聴者は見ません。それこそ制作費のムダです。

    【CM】

    • 発がん性物質が入っていたとして料理用オイルが販売停止されたが、そのニュースが民放で確認できない。「スポンサー」であるかどうかではなく、「情報」として放送すべきだ。
    • サプリメントのCMで、「血糖値が気になる方へ、今ならお試し1000円」と言っていたので早速電話をした。しかし、オペレーターに「お試しだけでは効果が実感できませんので、ひと月5000円分をお勧めします」と言われた。CMで言っていることと違うではないか。
    • 携帯電話の無料ゲームのCMが放送されている。娘がこのサイトにアクセスしてゲームをしているのだが、一ヵ月分の電話代が3万円もかかった。確かにゲームをすることは無料らしいが、それに伴う「パケット代」はお金がかかるとのことだ。CMでは「無料」ということを大きく放送し、「パケット代が別途かかる」ということは小さくしか放送していない。これ以上被害者を増やさないためにも、きちんとしたCMを放送していただきたい。

    【BPOへの意見】

    • BPOは、各放送局に対して放送法を順守しているかをきちんとチェックし、指導して下さい。法令順守については、人権侵害以上に厳密に精査し指導するべきです。
    • 過去に寄せられた視聴者からの意見を読んでみると、政治に関する偏向報道への苦情がかなり多いことが分かります。しかし、一向に改善されないのはなぜなのでしょう。意見を寄せても放送局に取り合ってもらえないのであれば、BPOが視聴者からの意見を聞くことの意味がないのではないでしょうか。BPOの存在意義さえ分からなくなってしまいます。

    青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • ワイドショーで、覚せい剤で逮捕されたタレントのことを放送する際、使用方法の”あぶり”を説明していた。こんなものを放送したら若者が真似したくなる。また、覚せい剤の陽性反応は何日経てば「尿」から検出されないかも解説していた。私は覚せい剤中毒でダメになった人間を何人も見ている。若者の興味をかき立てるような放送はしないで欲しい。
    • 覚せい剤で逮捕されたタレント関連の報道がしつこすぎる。弁護士が「追い回すのはやめてほしい」と言っているにも拘らず、マスコミはタレントが入院する病院まで追いかけていた。これでは、「してはいけないこと」を子どもに教えようにも教えられないではないか。また、どこの病院に入院しているかについてもマスコミが追いかけたせいでわかってしまった。これは個人情報保護の観点から非常に問題だ。
    • 覚せい剤関連事件のことを放送しすぎている。有名人が罪を犯すと、事件とは関係のない私生活のことをしつこく放送するが、番組で取り上げるのなら「**が事件を起こしました」とタレント本人について伝え、残りは麻薬や覚せい剤の怖さなどを放送し、危機感を伝えてほしいと思う。今の放送は、ただ青少年に興味を与えているだけと感じる。
    • タレントがたくさん出てゲームやクイズで遊ぶという内容のバラエティー番組が多数あるが、何のために放送されているのか理解し難い。もちろんそれが彼らの仕事であることは理解しているし、特に民放は無料なのだから低俗な内容であっても仕方ない気もする。しかし、視聴者不在の放送内容であることが多いため、あきれ果てる。タレントが遊んでギャラをもらっている様子を子どもが見たら、まじめに働こうと思わなくなるのではと心配になる。

    【いじめについて】

    • 「2人の芸人のうち、どちらがより不人気か?」を決める投票の結果が放送されていた。47対0で片方の芸人が勝つという結果だったが、以前どこかの学校であった「葬式ごっこ」を思い出すようないじめそのものだった。出演者もスタッフも司会者も面白がっていたが、そのうちの誰一人として放送前に止める者がいなかったのかと思うと情けなくなった。こうした番組を放送した放送局の姿勢にあきれた。
    • あまりの内容のひどさにがく然とした。陰湿な「公開いじめ」を延々と1時間も放送していた。芸人の親まで呼んで「不人気投票」をして人をおとしめ、それを皆で笑うという神経が理解できない。未成年が好んでみる時間帯の番組で、現代の中高生を悩ませ、自殺に追い込んでいる「いじめ」のお手本をやってみせているようで、不愉快きわまりなかった。

    【性的表現について】

    • バラエティー番組で男性の出演者が女性の体の匂いを嗅いだり、肩に触るなどのセクハラまがいの行為をしていた。しかも、その触られた女性は未成年である。このようなシーンを放送され不快になった。触った人は司会に注意されたにもかかわらず、司会者を挑発するかのようなポーズをとっていた。女性を馬鹿にしてるとしか思えないシーンに強い憤りを感じた。放送局には細心の注意を払ってほしい。
    • 長寿トーク番組だが、毎週この時間帯に子どもが見るようになってしまいとても困っている。義理の父母も同居している中で、子どもから番組の生々しい、きわどい内容について質問され、気まずい雰囲気になってしまう。どうして日曜日のこの時間帯にこんなにきわどい内容を放送し続けることができるのだろうか?
    • ゲストアイドルに「占いだ」と言って胸を見せるように強要するなど、内容が実に性的で不愉快だ。朝や夕方は子ども向けの良い番組が多いが、深夜になるとこの局は極端にアダルト的で稚拙な番組を放送している。女性のセクシュアリティーを安易に売り物にしているなど最悪だ。深夜だからといって何を放送してもよいと思わないでほしい。実に遺憾であり、がっかりしている。

    【言葉について】

    • 各局のバラエティーについてだが、「死ね」「殺すぞ」などの発言をやめてほしい。番組を見ている子どもだけでなく青年もその「罪深さ」を理解せずこの言葉を口にし、隣人の心を傷つけている。タレント自ら律することはもちろんだが、テレビ局もこれらの発言があった場合は放送することを絶対にやめるべきだ。

    【人権について】

    • 覚せい剤で逮捕されたタレントの家族の写真をモザイク処理をせずにそのまま映していたが、子どもには関係ないではないか。報道機関が最低限持っていなければいけない基本的な良心がないとしか言えない。これは完全な犯罪だ。タレントが犯したのは覚せい剤取締り法違反に過ぎず、殺人を犯した訳でもないのに、報道が過剰である。

    【動物について】

    • 捨てられた犬の特集を放送していた。ガス室に入れられた犬がもがき苦しみ死んで行く姿を映していたが、一緒に見ていた子どもが大変ショックを受けた。子どもでなくともあの映像はショックだ。この映像を見ても「犬を捨てる人は捨てる、捨てない人は捨てない」と思った。はたしてこの番組は警鐘になったのだろうか。それよりなにより、放送倫理として問題があると思った。

    【非科学的な事柄について】

    • この番組は根拠のないスピリチュアル番組で、毎回出演者が「あなたの前世は」と言い、誰かの生まれ変わりのように表現している。こんな風に言われると、「人間は死んでも生まれ変われる」と受け取る子どもがいる。私は僧侶だが、これは子どもの「死生観」に関わる重要なことで無視できない。放送局にも何度も電話しているが、いまだに放送は続いている。

    【マナーについて】

    • 食事をする場面の放送に関して、ドラマや映画などで演出上必要な場合を除き、正しい箸の持ち方をしていない場面を公共の放送で流すのはいかがなものかと思う。箸の持ち方は正しい方法を教育するべきだ。社会的に影響力のあるテレビで芸能人が間違った箸の使い方をしていると、それを見た子ども、大人までもがそれで良いと思ってしまう。お箸の国の日本の正しい文化継承の意味も含め、是非、間違った箸の持ち方は自主規制をしていただきたいと思う。

    【CMについて】

    • パチンコのCMで、若者に人気のタレントを起用したものがよくある。若者をターゲットとしてパチンコ人口を増やそうとの狙いなのだろうが、これでは18歳未満の若者にも興味を持たせてしまいかねない。パチンコのCMに人気タレントを使うなとは言わないが、「18歳未満は入場できません」という注意を画面に大きく表示すべきだと思う。
    • 携帯電話向けゲームのCMで、「このゲームは無料です」とあるが、長時間やると当然莫大な通信料がかかる。CMとして説明が不足している。子どもたちがタダだと勘違いして被害を受けている。何とか規制して欲しい。

    2009年8月に視聴者から寄せられた意見

    2009年8月に視聴者から寄せられた意見

    衆議院選挙関連報道についての意見と、芸能人の覚せい剤など薬物使用での逮捕報道に関する意見があった。タレントの薬物使用での逮捕報道については、「元アイドル歌手の報道がやりすぎである」「薬物使用を煽っているようだ」という意見が多かった。

    衆議院選挙関連報道について、「選挙」というキーワード検索では227件が該当したが、自民党と民主党、あるいはその他の政党によって扱いが違いすぎるという指摘が多かった。「偏向」というキーワードで75件、「公平」では109件該当したが、公職選挙法違反になるのではという指摘も22件あった。

    8月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は2,134件で、7月と比較し297件増加した。

    【視聴者意見のアクセス内訳】

    方法: Eメール63%,電話33%,FAX2%,手紙ほか2%
    性別: 男性74%,女性22%,不明4%
    世代: 30歳代32%,40歳代23%,20歳代20%,50歳代11%,60歳以上11%,10歳代3%

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。8月の通知数は1,076件(53局)であった。
    この他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、52件を会員社に送信している。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    8月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 11件
      (個人または直接の関係人からの要請)

    番組全般にわたる意見

    8月の視聴者意見については、衆議院選挙関連報道についての意見と、芸能人の覚せい剤など薬物使用での逮捕報道に関する意見で二分した感がある。「選挙」というキーワード検索では227件が該当したが、自民党と民主党、あるいはその他の政党によって扱いが違いすぎるという指摘が多かった。「偏向」というキーワードで75件、「公平」では109件該当したが、公職選挙法違反になるのではという指摘も22件あった。また、選挙の開票速報に関する意見も多く、開票率0%での「当確」速報への意見が多くあった。
    一方、タレントの薬物使用での逮捕報道については317件の意見が寄せられたが、「元アイドル歌手の報道がやりすぎである」「薬物使用を煽っているようだ」という意見が多かった。
    また、歌手の子どもの写真を映像処理せずに放送した件についても30件の苦情意見が寄せられたが、今月は「人権」というキーワードには70件が該当した。
    この他の報道では「裁判員裁判」についての意見が39件あり、特に裁判終了後の記者会見について意見が集中した。また、地上波テレビが党首討論をノーカット放送しなかったことや、インフルエンザ報道への意見も多く寄せられた。具体的な報道姿勢の是非を指摘した「不適切な報道」が114件。より広く「報道のあり方」を論じた意見が214件と、先月よりも増加している。キャスター・コメンテーターの発言への批判意見は相変わ
    らず多く、「不適切な発言」検索で79件。「不適格な出演者」検索で89件該当した。
    「明成皇后殺害事件」報道に関する意見が169件。チャリティーマラソンのゴールシーンへの意見が53件。チャリティー番組のあり方を問う意見が45件あった。この他、バラエティー番組での「いじめ」に関する意見や、番組宣伝と本編の内容が違うという苦情意見も多く寄せられた。
    BPO関連では、「虚偽証言放送決定」「保育園行政代執行決定」についての意見が22件。その勧告を受けた番組の検証番組について26件の意見があった。放送局の視聴者・聴取者対応に関する意見は、今月は44件。ラジオに関する意見は57件。CMについての意見は47件と、いずれも先月より増加している。

    青少年に関する意見

    放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は161件で、前月より約40件増加した。
    今月は「低俗・モラル」に反するとの批判意見が突出して多く、芸能人の麻薬・覚せい剤問題関連や大型特番に対して集中的に寄せられた。また、バラエティー番組や情報番組の中で、逮捕されたタレントの家族の写真や名前が放送された件に対し、批判的な意見が27件寄せられた。

    意見抜粋

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • 昨夜、民放局で「ニュース速報」が入りましたが、その内容に対して憤りを感じました。俳優が合成麻薬使用で逮捕というニュースでしたが、このような一芸能人が逮捕された事件を「速報」で伝える必要性はあるのでしょうか。本来は大きな自然災害や大事故、政局の大きな節目など、重要度が高く国民全体が早く知るべきニュースが速報されるべきであって、芸能人の麻薬使用での逮捕なんて、はっきり言ってどうでもいいニュースです。
    • 裁判員裁判について、詳しく放送しすぎである。裁判員の年齢、性別、服装や表情などは制度とは全く関係ない。裁判で扱う事件についても、詳細に説明する必要はない。放送が裁判に影響を与える懸念もある。視聴者が裁判に参加しているわけではないのだから、通常の裁判よりも詳しく報道する必要はない。「なぜ、裁判で被告に質問しなかったのか」など、裁判員にプレッシャーを与えるような報道は慎むべきである。制度を「盛り上げよう」とか言いながら、逆に制度の趣旨をねじ曲げるような報道は慎んだほうが良い。
    • 「裁判員裁判」後の記者会見の様子が放送されていた。裁判員が顔出しで出ていたが、「重要な個人のプライバシーは侵害しない」はずの裁判員制度において、個人を特定できてしまうこの記者会見は矛盾していると思う。また、それを放送する放送局も放送局だ。
    • 衆院選関連のテレビ報道がたけなわだが、どこの局も「自民党対民主党の対決」という見方にとらわれ過ぎていると思う。せっかくの機会なのだから、他の政党をはじめ無所属の候補者にもぜひ光を当て、彼らの主張を広く紹介してほしい。
    • 「マニフェスト」という言葉遣いが気になる。わざわざ横文字にする必要があるのか疑問に思う。「政権公約」や「政策公約」などの日本語で表示すればいいのではないか?
    • 「上司にしたくない人」のアンケート結果として、麻生太郎が第1位だったとの放送がありました。公選法に抵触するかどうかは別として、選挙期間中に公共の電波を使用して一候補者のイメージダウンを図ろうとするのは非常識であり問題ではないでしょうか。「言論の自由」「報道の自由」があるのは理解していますが、何を放送してもよいわけではありません。悪意を感じます。
    • 衆議院選挙で民主党の支持率が尻上がりにアップしていることを取り上げ、司会者が「国民はろくにマニフェストも読んでいないのに、流れに乗っかっているだけ。全体の流れに身を任せるのは危険だ」と発言し、他の出演者らもうなずいていた。しかし、国民は彼が言うほど不勉強ではない。一人一人がこれまで以上に関心を持ち、「政治」を自分に直結することとして捉えている。マニフェストも良く読んでいる。国民を愚弄するのもいい加減にして欲しい。
    • 通信社が行った「全国電話世論調査」の結果を基に、テレビ各局の選挙報道では一斉に各政党の予想獲得議席数を報じ始めました。特定の政党に極端に偏った数字が出ると、有権者の揺り戻し効果が起こるのは過去の例からも明らかですが、そもそも視聴者の心理に多大な影響を与えるテレビが、有権者の投票行動に影響を与える「獲得議席予想」を連日報道してよいのでしょうか。少なくとも選挙期間中は、有権者の投票行動に影響を与える獲得議席数の予想は自粛すべきです。まだ投票もしていないのに獲得議席の数字が出るのは、有権者として非常に違和感を覚えますし、メディアの傲慢さを感じます。
    • 先日起きた駿河湾地震で東名高速道路の一部が崩落した。崩落した現場の映像を撮るために、多くの取材陣からカメラアングルが良いと思われる実家の敷地を使わせてほしいという申し入れがあった。実家の茶畑に新芽が出始めた時期だったので新芽が傷つくのではないかという心配も多少はあったが、取材の重要性を考え快く許可した。結局、5日間各局の取材は続いた。しかし、取材が終わった時に「ご迷惑をおかけしました。ありがとうございました」と言って帰ったのは1社だけだった。他のメディアは知らないうちにいなくなっていた。取材陣が去ってから取材場所を見ると、タバコの吸殻やごみなどが落ちていたり、茶畑は踏み潰され新芽は傷ついていた。許可を出したのだから仕方がないのだが、放送局は放送ではもっともらしいことを言っているのだから、それを取材するスタッフにもモラルの向上やマナーの教育をするべきだと思う。
    • 選挙特番の中で、「当選」として開票速報を発表している。しかし、出口調査等、精度の高い調査をしているのは理解できるが、開票速報では「当選」ではなく、あくまで「当選確実」が正しい報道のあり方だと思う。当選・落選は選挙管理委員会が公表するものであり、放送局が決めるものではない。
    • 最近、女性アナウンサーの言葉の乱れが非常に気になる。例えば、「借入金」を「シャクニュウキン」と読んでいたのには驚いた。さらに、都道府県の知事や市町村長を「首長(くびちょう)」と呼ぶことが増えたが、放送でこんな日本語は有り得ないと思う。放送ではもっときれいな日本語を使ってほしい。
    • ニュース番組で犯人や被害者の現在の写真が入手できない場合、手っ取り早く、学校の卒業アルバムなどの写真が多用されています。中学や高校時代の写真まで使われることがあります。しかし、社会人になれば、数年でもかなり容姿も変わります。それなのに、10年以上も前の写真まで平然と使われているので、写真の人物が被害者なのか加害者なのか混乱してしまいます。「3年以上経過した卒業アルバム写真は使用禁止」などの規定を設けるべきです。

    【番組全般、その他】

    • 都市型水害の映像を放送し、「半地下の家に水が溜まったら、ドアは開くのか」という実験をスタジオで行っていました。我が家がそういう構造のため、真剣に見ていました。ところが実験を担当した芸人が、ドア以外のところを開けようと何度もボケて、一向にドアを開けようとしませんでした。これには、真剣に見ていた私は本当に腹が立ちました。人命がかかっていることを検証することを、この芸人は一体どう考えているのでしょうか。最後には一応ドアを開けようとしましたが、そういう経緯があるので、本当にドアが開かないのか、それとも演出なのか、いまいち信用できないまま、モヤモヤした気持ちで見終わりました。こういう人命に関わるテーマをお笑いのネタと同じ感覚で番組を制作しているなら、こんなニュース番組はいりません。
    • 公園などに若者がたむろするのをやめさせるために「若い人にしか聞き取れない周波数の不快音」を流す試みが始まっているが、スタジオ内で実際にその 「音」を流し、出演者が聞こえるかどうかを試していた。すると、「音」が聞こえた者は「若いということが証明された」と大はしゃぎしていた。中には中年の出演者で「音」を聞き取れた者もいて、「若い証拠だ!」などと大いに盛り上がっていた。これではまるで「不快音」を利用して「若さの証明」をもらっているようなものだ。「若者を寄せ付けない」どころか、かえって番組を真似て「不快音」を試しに公園に行くことが若者の間で流行るのではないか?番組が率先して、それをそそのかしているように思えた。
    • 東京や広島の街中で、通りかかった若い女性に芸能人らの写真を見せて「抱かれるなら誰が良いか?」という質問をしていた。周りを多くの人達が行き交うようなところで、そうした破廉恥な質問をする神経が常識では理解できない。あまりに低俗である。
    • 民放局では広島平和記念式典を中継していない上に、言及すらしない。何か重要なニュースがあるならまだしも、芸能人のどうでもよい話題を流していた。出演者に至っては黙とうもしない。オバマ大統領の演説等で核廃絶の気運が高まっている中、この様な番組編成はいかがなものか。民放全局が、少なくとも黙とうする1分間を含めた前後合わせて5分程度の時間は中継を入れて、番組出演者を含めて全員で黙とうする程度のことはやっても良いのではなかろうか。
    • 男女コンビのお笑い芸人が出演し、その女性の「ダイエット企画」ということで、富士山に登っていた。所持品は500ミリリットルのペットボトル2本とタオル2本。女性の服装は豚の着ぐるみで、男性はスーツにネクタイだった。富士山は標高3000メートル以上もある高山なのに、あまりに山登りをバカにしているのではないか。登っている途中に、女性が「着ぐるみが暑い」と言って頭の部分を脱ぎ捨てていたが、当たり前だ。あんな格好では、登山する際に重要な「体温調節」が出来ないではないか。あんな放送をするから、山をナメてかかって登山し、その結果として遭難する者が出たりするのだ。
    • “女性”タレントが丸坊主をかけてダイエットをする企画があった。その番組宣伝の映像は、タレントが体重計に乗り、目標体重を切れず悲鳴を上げる様子と、その後に悲鳴と共にバリカンで頭を剃る映像のアップでした。ここまででも十分に「ダイエット失敗!」「彼女は番組で丸坊主に違いない!」という期待を持たせました。さらに、放送当日の昼の生番組に、わざわざ本人がカツラをつけて登場して「絶対とらないで!」などと演技して、丸坊主の「期待」を「確信」にかえさせました。しかし、夜の番組ではダイエット成功でした。番宣で丸刈りにしていた映像は番組のADのものでした。これも番組宣伝で視聴者をだますためのものだと思います。これは完全に「詐欺」です。視聴者を馬鹿にした放送はやめてもらいたい。
    • 狭い水槽に天敵同士であるタコとウツボとエビを入れて、プロレスのような解説を入れながら格闘技のショー扱いで紹介していた。とても残酷なシーンが、およそ5分間放送されていた。その後に、これとは別に「タコとカニの格闘」と題して格闘シーンを紹介していた。本来の自然の様子をとらえたシーンであったり、または闘牛のような伝統文化ならば納得出来るが、動物達の扱いがあまりにも安易すぎる。
    • BPOの勧告を受け局が謝罪したようだが、ちょっと待ってほしい。謝罪すれば許されるのか?捏造というのは、他の業界なら食品偽装であったり、政界なら虚偽献金のようなものだ。一般企業や政界は不祥事が起きればマスコミに徹底的に追及され、場合によっては倒産や辞任まで追い込まれる。ところがテレビ業界は「すみません。今後の番組作りに生かします」の一言で許されてしまう。どう見てもおかしいだろう。
    • 芸能人の薬物使用がなくなりませんが、タレントを使うテレビ局は何も対策を施さなくてよいのでしょうか。薬物撲滅に対し、テレビ局は貢献できないのでしょうか。オリンピックなどの競技大会では尿検査は当たり前になりました。野球、相撲も同様です。テレビ局でタレントを使う時に、尿検査を義務付け、拒否するタレントは出演不可能とするくらいの強い対応が必要ではないでしょうか。
    • 兵庫県に台風が直撃し、多大な被害に遭った。家の中の物は全て水浸しでだめになり、流されたゴミなどが堆積し、未だに片付けが終わらない。その中で、町のローカルテレビが繰り返し町中の家を訪れてインタビューし、被害状況、援助の状況を放送して町民に伝えている。地方のテレビ番組の作りは、低予算でやれることも限られており、構成も見栄えが劣るかも知れない。しかし、「こういう事実を淡々と映し続けて、どう考えるかは視聴者にまかせる」という番組があるべきではないか?ただ、現場のカメラに映し出される生の映像を送り続け、現場の様子を多くの人に知ってもらう。それこそがテレビの役目であり、今後、メディアとして残っていくために必要な役割ではないかと思う。
    • 司会者が客席に向かって「台風来ましたね!」と言うと、客席の人々が明るい声で「そうですね!」と返していた。台風被害で困っている人がたくさんいるというのに、こんな明るい調子で台風について放送されることに違和感を覚える。
    • 私は、現在、薬物中毒の患者に接する仕事をしている。女性タレントの覚せい剤関連報道について、司会者の興味本位な質問と、それにバカ正直に何でも答える元厚労省麻薬取締り担当官のやりとりに腹が立った。入手経路・薬物消失日数・具体的な「あぶり」「吸引」の方法を丁寧に繰り返し教えて何になるのか。夏休みに青少年が興味本位で使うことにつながらないか。浅はかすぎる。本来報道すべきは、薬物の怖さではないか。
    • テレビを見ていると、番組の最後に出演者や作者、撮影協力などを表示したテロップが非常に早い速度で、それも、通常では読むことができないくらいの速度で横方向に流れているのが見受けられます。この様なテロップを見ると、乗り物酔いのような状態になってしまうことがあります。通常では読めないような速度で流すことは、いかがなものでしょうか?何らかの基準を設けるべきだと考えます。
    • 「『スポーツ選手が流す涙』など、男性の涙は是か非か?」というコーナーで、野生動物を例に挙げて説明していた。動物園の飼育員の方が「飢えた野生ライオンが数日振りに獲物を捕った時、うれしさのあまり涙を流すことがある」と話していた。その際、背景には「雄ライオン」が餌の周りを歓喜のあまり歩き回る映像が流された。テーマが「男の涙」だったのでイメージで雄ライオンの画像を選んだのであろう。しかし、「ライオンはメスしか捕食をしない」というのは常識である。つまり飼育員の話はもともと「男の涙」とは無関係だったわけで、野生ライオンの生態を「男の涙」の例として使ったこと自体が無理だったと言える。しかし、テレビ局の社員が無知なのか、「雄ライオン」の映像を背景に使ってしまったのだ。このような間違ったことを放送されては困る。
    • テレビの画面には「間もなく登場!」だとか「このあとすぐ!」という文字がずっと出ている。競技の開始を待っていたが、結局、競技が始まったのは数時間後だった。「間もなく」や「このあとすぐ」で数時間も引っ張るのはどうかと思う。また「今夜決戦!」と銘打って、実際は朝の4時過ぎであった。これも「今夜」とは言えないと思う。このような表現には、ある程度の制限をつけてもよいのではないかと思う。
    • 各局が日曜日の早朝などに自局の検証番組を放送しているが、内容が物足りない。真剣に検証する姿勢がないのではないかと思う。また、視聴者から寄せられた意見に対して、テレビ局はもっと耳を傾け、真摯に受け止めるべきだ。
    • 日韓の歴史問題に関する検証として、今から114年前に韓国でおきた皇后暗殺事件について取り上げられていた。その内容は、事件関係者の謝罪と事件内容の検証だったが、事実関係の検証が一切なされていない上、歴史的裏付けも日本の専門家の意見はなく、韓国の専門家の意見だけが取り上げられていた。証言者はただ一人だけ、しかも残された証拠も後に本人が作ったもので、それが過去に確かに実在したかどうかの証明もない。そんな内容の番組だった。これは虚偽報道に当たるのではないだろうか。
    • 国の特別天然記念物の「オオサンショウウオ」を追いかけ回し、網で捕獲していた。「特別の許可を得ています」というテロップを入れて放送していたが、この放送は、どんな意図があるのだろうか?お笑い芸人やスタッフが川に踏み込み、興味本位でこのような暴挙を行うとはどういうことなのか。この番組を見た子どもや心ない人達が「オオサンショウウオ」を捕獲したり、いたずらをしに行くことを誘発するとしか思えない。天然記念物である生物をこんなふうに扱ってもよいという許可とは、いったい誰が出したものなのかを知りたい。社会の公器ともいえるテレビとは、こんなにも見識がないのか?
    • タレントの好き嫌いを当てるクイズで、答えが「こうや豆腐」だった。しかし、嫌いになった時の理由の表現が不適切だと思う。こうや豆腐を「しぼったぞうきん」とコメントし、出演者が指先でつまんで絞ってみせた。過去には「汗取りのスポンジ」という表現だったこともある。私は、「こうや豆腐」のメーカーの社員だが、食品を素手でつかみ、「汗取りのスポンジ」だとか「絞ったぞうきん」などと表現するのはひどすぎないか?これは、こうや豆腐のような加工品にとっては非常にネガティブな表現であり、影響も大きく、何よりも作り手を侮辱しているものであると思う。
    • テレビでチャリティー募金の場面が何度も映った。著名なタレントさんが一生懸命ボランティアとして握手をしたりして、視聴者の募金に感謝している場面だ。それを見て募金をしようと思い、娘と会場に行ったのだが、大行列ができていて3時間待ちだった。それでも「列に並んで募金をすれば有名タレントさんに会える」と信じて並んで募金を行った。ところが、テレビに映っていない場面では募金場所にはスタッフしかおらず、テレビに映っていた有名タレントは、ただの”客寄せ”であることに気づかされた。尊い募金という活動が絡んでいる以上、テレビ画面に映る場面と実際とが全然違うというのは「やらせ」以外の何ものでもないと思う。「募金に来られても、タレントさんに会えるとは限りません」とテレビ画面に断りを入れるとか、そうでなければ、テレビと同じようにタレントを常に立たせておくべきではないかと思う。
    • 毎年「チャリティーマラソン」を放送しているが、今年は126kmという距離だった。毎年距離が伸びているが、これは長過ぎる。こんな距離をたった一日で走り切れば、関節を痛めてしまうのは明らかだ。視聴者の感動を煽りたい気持ちは分かるが、やり過ぎだと思う。
    • 高校野球の中継で、勝ったチームのことばかりが放送され、負けたチームのことに関しては一切放送がありませんでした。しかし、勝ち負けに関係なく、出場校全てに取り上げられる権利があると思います。勝ったチームには次があります。せめて、負けたチームの想いを、私たちに伝えるような番組づくりをして下さい。
    • ゲストの女性が番組冒頭で「今日はバイクで来ました。この番組終了後にツーリングに出かけます」と言っていた。ところが、彼女はお土産として「お酒」を持ってきていて、番組中に出演者全員で飲んでいた。だが、彼女は冒頭で「番組終了後、ツーリングに行く」と言っていたではないか?スタジオでお酒を飲んだら”飲酒運転”になるのではないかと思い、局に電話をしたところ「お酒の酔いがさめてから行けば問題ない」という答えがあった。しかし、酔いがさめるさめないではなく、番組内で「ツーリングに行く」と言いながら酒を飲むことがおかしいのではないか?
    • 「芸能界の薬物汚染」を取り上げている最中、「現場のマンションに出入りする有名人」をピー音処理で暴露していました。しかし、放送上はピー音で消していても、スタジオにいる出演者や観客に聞こえているのは如何かと思います。これは放送倫理に抵触するのではないですか。
    • 先輩芸人が若手芸人の自宅へ”いきなり”押し掛けて行き、好き勝手なことをして泊らせてもらうという企画だ。しかし、そのやり方が強要・脅迫のようであり、一種のパワハラである。若手芸人に自宅へ連れて行かせる交渉の際は、バリカンを持って「髪の毛を刈らせるか家に連れていくか、どちらかにしろ」と強要し、嫌がっているのに本当に毛を刈ったりする。自宅に行っても飲み食いし放題であり、勝手に高額な商品を注文したりと、傍若無人の振る舞いをしている。事前に納得の上なのか分からないが、そうであっても行き過ぎた内容だと思う。
    • 富山県の立山から生中継していたが、タレントの服装が気になった。さすがに登山靴は履いていたが、上は薄着のカーディガンのようなものだった。先月、北海道大雪山系で多数の死者を出す遭難事故があったばかりである。いくら夏山でケーブルカーで行ける場所とはいえ、不用意な服装ではないか。軽装登山の危険性をもっと教えるべき時に、不適切だと思う。
    • 美容整形の特集だった。興味を持って見ていたのだが、ベストワンに選ばれた「顔の皮膚のたるみをリフトアップする方法」に疑問を感じた。「頭蓋骨に3ミリ程のチタンのボルトを固定し、頭皮に糸を通して引っ掛ける」というものだった。脳外科のスペシャリストが「安全で確実」と紹介していたが、交通事故に遭ったりして、緊急にMRI(核磁気共鳴画像法)を撮る必要が生じた時に困るのではないだろうか。番組ではそうした説明が一切なかったが、不親切だと思う。
    • 私は「発達障害」を患っている者です。「発達障害」という病気はなかなか周囲に理解されず、就職などに際して不当な差別を受けています。以前、殺人事件の報道の際に当事者が「発達障害者」であったと伝えられました。しかし、事件と障害との因果関係が証明されていないのにそのように報道されたため、我々にとって以前にも増して辛い状況になりました。皆、自分が発達障害者であることをひた隠すようになったのです。この状態を打ち破るためには、「『発達障害』とはどういう病気なのか」ということを放送で取り上げて頂き、世間の皆様に知って頂くのが一番だと思います。ぜひ各局で特集を組んで我々の病気について正しい認識を広めて下さい。
    • 「通販番組」ですが、内容が信用できないものが多いです。たとえばダイエットサプリで「飲むだけで10日で8キロやせた」とか「1ヵ月で13キロやせた人もいる」という商品を販売しています。また、「1週間に1度塗るだけで体臭を100%抑えるクリーム」や「紫外線による水虫治療器」などなどです。「個人差はありますが」と言えば、なんでもOKなのでしょうか。
    • 感動のドキュメンタリー番組だと思い最後まで見たら「健康飲料」の通信販売の番組だった。これでは感動の苦労話も嘘に見えてくる。私は、最後に落とし穴に落とされたような不愉快な気持ちになった。通販番組なら、最初から通販と分かるように画面に表示すべきだ。

    【CM】

    • 政党のCMに疑問を感じている。30秒以上の長編CMがゴールデン・プライムの提供枠にまで進出している。テレビは本来政党の批判をするべき立場であるはずだ。そのテレビが逆に政党からお金をもらってCMを放送していては、その批判の説得力が欠けてしまう。政治的に中立・公平でなければならないテレビという観点からも疑問に思う。
    • 最近「時報を兼ねた政党のCM」が1時間ごとに放送されるので、聞いていてとても不快である。党の代表の肉声で「**党は皆様のために尽くします~云々。**党が10時ちょうどをお知らせします」という具合だ。一般人の生活のリズムの目安となる「時報」は、局のアナウンサーが知らせるべきであり、特定の政党がお知らせするなどもってのほかだ。
    • 生命保険のCMだが、大変心が痛む。ガンを克服した人の体験談を感動的に伝えようとしているが、世間には志半ばで克服できなかった家族もいる。その家族はこのCMが流れる度に、苦しみに苦しみ抜いた本人を思い出す。そして「なぜ、克服できたのが、私たちの家族ではなかったのだろう」と思ってしまう。テレビCMを見て、なんとも言えない気分になる。ここ数年、重病克服を感動的に扱うものが増えているが、いかがなものかと思う。「ドラマで描けるようなキレイなことだけではない」というのは、実際に体験した人間にしか分からない。そのようなことを、CMで軽く扱わないでいただきたい。

    【BPOへの意見】

    • BPO放送倫理検証委員会が出した勧告には、「本件放送を放送した系列ネットワークと同等の規模において全国放送すべきである」とあるが、放送時間については一切触れられていない。検証番組を本編の通常放送時刻に放送するよう、BPOから勧告していただきたい。
    • 最近、「僕、ラジオです。青少年に良くない番組、放送してないですよね…」という呼びかけ広告を聞く。その最後に「BPO」と言うのだが、この「BPO」だけでは、何のことだか全く分からない。せめて、日本語で「放送倫理・番組向上機構」と言うことはできないだろうか?

    青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • 元麻薬捜査の専門家を招いて、覚せい剤や麻薬について映像やボードを使って、種類・使い方・入手方法・値段など、普通の人はおよそ知らなくてもいいようなことを細かく解説していた。覚せい剤については危険性を伝えるだけで十分なのに、やりすぎではないか。まして、今は夏休みなので若い人もこの番組を見ていると思う。テレビが若者に与える影響を考えるべきだ。
    • 逮捕されたタレントのことを放送しすぎている。有名人が犯罪を起こすと、事件とは関係のない私生活のことをしつこく放送するが、今日の放送は本人を破滅に追い込むような内容だった。番組で取り上げるのなら「**が事件を起こしました」とタレント本人について伝え、残り半分は麻薬や覚せい剤の怖さなどを放送し、危機感を伝えてほしいと思う。今の放送は、ただ青少年に興味を与えているだけと感じる。
    • 芸能人の覚せい剤事件ばかり、いつまで放送を続けるのか。夏休みの今の時期、子どもたちもテレビを見る機会が多くなっている。「麻薬」の話題ばかり放送しないでほしい。もういい加減にしてほしい。
    • 放送時間内に、マラソンでランナーがゴールすることができなかった。テロップには「この後の番組で放送する」旨の告知があった。しかし、待てど暮らせど一向に放送されない。放送しないならば、そんなテロップを出さないで欲しい。子どもが信じて待っているのに可哀想だ。
    • 24時間マラソンを放送していたが、21時までの放送時間内にゴールできなかった。そのため「次の番組でゴールのライブ映像を流す」と言っていたが、結局1時間くらい後に、21時12分にゴールした時の録画映像を2分ほど流しただけだった。これは、視聴者の期待感を煽って次の番組の視聴率を稼いでいたことになる。今回走ったランナーには子どもたちのファンも多い。小さな心についたガッカリ感を思うと、いたたまれなくなってしまう。
    • 子ども向けの特撮番組で、最終回であるにもかかわらず物語の途中で終わり、結末は12月公開の劇場映画版に続くとのことだった。謎だったことは謎のままで終わってしまった。少なくとも一般視聴者が思い浮かべる「最終回」とは、かけ離れていたと言わざるを得ない。基本的には子ども番組なのに、番組自体が「嘘」をついたことになるのではないか。

    【人権について】

    • 覚せい剤で逮捕されたタレントの話題で、一家の家族写真が公開されたが、小学生の長男の顔がモザイクなしで映された。これは、未成年者に対する重大な人権侵害だと思う。

    【性的表現について】

    • 生放送の番組で、声変わりもしていないような年頃の少年が100人近く上半身裸になって、シャワーに濡れながらテレビに出ていた。児童ポルノ法があれだけ騒がれているのに何を考えているのか。前半は普通に歌っていたのに、後半、突然小学生や中学生の男子が上半身裸になって歌い踊って、本当に不愉快だった。
    • 番組(アニメ)自体は面白いと思うが、この時間帯は小学生の子どもも見る時間なので、親としては下ネタなどが多いと困る。そういう時は途中で切ってしまうが、「ラブホテル」とか「マスターベーション」という言葉を同じように言ってみたりするので、どう対応していいか困ってしまう。この時間帯に放送するのであれば、少し配慮願いたい。

    【言葉について】

    • テレビでは「刺青」のかわりに「タトゥー」という英語を多用している。この言い方は、刺青という言葉と比較して、非常に軽く感じられる。そのため、若年層の人はかっこいい、ファッションの一部などと軽く考えるのではないか。その軽さの延長線上に、大麻・麻薬・覚せい剤などがあるのではないか。マスコミはその影響力の大きさを十分考慮し、表現に注意してもらいたい。
    • 最近、各局で万引きについて報道されているが、どうやら、万引きをする青少年には「ゲーム感覚」で万引きをする傾向があるようだ。となると、「万引き」という言葉ではいまいち罪の重さが伝わらないと思う。だから報道では「窃盗」とか「盗み」という言葉を使うようにした方がいい。「物を盗む行為はよくないことだ」と、青少年にしっかり伝わるようにすべきだ。

    【非科学的な事柄について】

    • 血液型がA型とB型の一般人にリレー方式でインタビューをし、交互に相手側の気に入らない点を言い合うという内容で、互いの血液型に悪印象を与え合う酷いものであった。生放送ゆえの時間不足からか、スタジオの司会者や出演者からもほとんどフォローがなく、結果的にただ世間の偏見を強めたいがために企画されたかのような有様であった。BPOから「血液型別の偏見を助長する内容の放送は自重するように」という要望が出されていたはずだが、それをどう解釈したらあの内容になるのか非常に疑問だ。

    【危険行為について】

    • 出演者とスタッフに対するクイズ企画だったが、クイズが不正解だった場合、一部のスタッフに対して「酒の一気飲み」を科していた。決して強制的ではなかったようだが、この番組は主に若年層を対象にしているだけに気になった。飲酒についての知識の乏しい若年層に対して一気飲みという行為を肯定し、しかも、罰ゲームとして助長するものである。社会の公器としての放送番組にとって不適切な演出であると考える。

    【要望・提言】

    • ゲストコメンテーターが一連の芸能人の麻薬騒動について、「今、夏休みで子どもたちがテレビを見る機会も増えているのに、連日の報道の仕方には問題がある。マスコミはゴシップ的に取り上げるのではなく、『麻薬の恐ろしさ』を伝え、今後いかにして『麻薬から子どもたちを守るか』といった『対策』を放送していくべきだ」と発言していた。まさしくその通りだ。テレビで言い辛いであろうことをよくぞ言ったと思う。この番組だけではないが、マスコミ自らが今回の騒動の放送姿勢についてきちんと反省をするべきだ。

    【視聴者意見への反論・同意】

    • 6月に視聴者から寄せられた意見で、「子どもが見ている時間帯にパチンコのCMが多すぎる。パチンコ以外でも、競馬、宝くじもギャンブルである。ギャンブルを推奨するようなCMは放送すべきでない」とあるが、偏見だ。競馬はパチンコとは違う。競馬は乗馬と同じく人と動物が協力し合うスポーツでもある。馬に携わったことのない人の偏った価値観でものが言われている。

    【CMについて】

    • パチンコのCMは一切禁止するべきだ。パチンコは賭博であり、未成年者ができないよう規制されている。テレビCMが禁止されても、問題がないのではないか。

    2009年7月に視聴者から寄せられた意見

    2009年7月に視聴者から寄せられた意見

    民主党鳩山代表の「故人献金疑惑」問題、東国原知事と橋下知事との地方分権問題、麻生総理のイタリアサミット出席、選挙に向けての各政党のマニフェスト等に関する報道に多くの意見が寄せられた。そのほか、金正日総書記の後継者・ミサイルの再発射など北朝鮮問題に関する意見があった。

    ニュース・報道番組・情報系番組での政治報道についての意見が多かった。先月に引き続き、民主党鳩山代表の「故人献金疑惑」問題、東国原知事と橋下知事との地方分権問題、麻生総理のイタリアサミット出席、選挙に向けての各政党のマニフェスト等に関する報道に多くの意見が寄せられた。

    7月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,837件で、6月と比較し156件増加した。

    方法:Eメール66%,電話30%,FAX2%,手紙ほか2%
    性別:男性72%,女性25%,不明3%
    世代:30歳33%,40歳代23%,20歳代21%,50歳代10%,60歳以上10%,10歳代3%
    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。7月通知数は800件(42局)であった。
    またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、43件を会員社に送信している。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    7月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 1件
      (個人または直接の関係人からの要請)

    番組全般にわたる意見

    【意見の傾向】

    7月の視聴者意見については、東京都議会議員選挙、衆議院の解散など政治的な動きが多かったこともあり、今月もニュース・報道番組・情報系番組での政治報道についての意見が多かった。先月に引き続き、民主党鳩山代表の「故人献金疑惑」問題、東国原知事と橋下知事との地方分権問題、麻生総理のイタリアサミット出席、選挙に向けての各政党のマニフェスト等に関する報道に多くの意見が寄せられた。今月も与野党の取り扱いに偏りがあるとの指摘が多く、キーワード検索の「偏向」で106件、「公平」で123件と、いずれも先月よりも該当数が増えている。放送局や番組を特定しての意見で、具体的に報道姿勢の是非を指摘した「不適切な報道」が108件であったのに比べて、より広く「報道のあり方」を論じた意見が207件と、これも多くなっている。キャスター・コメンテーターの発言への批判意見は今月も多く、「不適切な発言」検索で92件該当した。また、番組出演者の適格性を問う意見も多く、「不適格な出演者」検索で93件該当した。意見内容では、殺人事件の容疑者を移送する機内での取材方法についての批判意見が45件寄せられた他、金正日総書記の後継者・ミサイルの再発射など北朝鮮問題に関する意見、マイケル・ジャクソンの死去関連で、皮膚の色の変化についての報道に対する批判意見、「ツリーマン」と呼ばれる皮膚疾患の患者の映像についての批判意見などがあった。このところバラエティー番組に対する意見が少なかったが、今月は大物司会者の司会進行に関する批判など、意見数の増加が見られた。BPO関連では、「二重行政の現場」報道についての放送倫理検証委員会委員長の「談話」に対する意見が125件。「虚偽証言放送」に関する「勧告」への意見が15件あった。放送局の視聴者応対に関する意見は、今月は35件、パチンコの規制などCMについての意見は37件、また、ラジオに関する意見が今月は37件あった。

    青少年に関する意見

    放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は前月より微増した。
    今月は、「性的表現」に対する批判意見が比較的多く寄せられた。また、複数番組で司会者を務める特定タレントの発言や振る舞いに対し、「非常識だ」「いじめではないか」などの批判が目立った。

    意見抜粋

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • 詐欺集団の実態をつかむために詐欺疑惑の若者達に密着し、隠し撮りしていた。その一部始終が顔も映した状態で放送された。放送局が一般人を見張り、隠し撮りする行為は人権や倫理上問題があると思う。仮に放送しなかったとしても、一般人を隠し撮りした行為に問題はないのか。放送局に犯罪捜査をする権限はないはずだ。このような人権を無視した隠し撮りは止めるべきだと思う。
    • 民主党・鳩山代表の政治資金問題について、このニュース番組では「事実でない献金」と表現していた。新聞報道では「虚偽献金」と表現されているし、一般人である私から見ても政治資金規正法に明らかに違反していると思える。それなのにこの表現でいいのか。
    • 麻生総理のサミットの記者会見の、日本人記者のレベルの低さに絶望した。質問された総理も、傍から見ていた外国の記者も愕然としたと思う。この世界不況の大事な時に開かれたサミットで、イタリアまで同行して、何故、都議選や衆議院の解散について聞くのか。他に質問すべきことはないのか。日本の恥であり、見ている我々が恥ずかしい。
    • 東京都議会議員選挙を「政権選択の衆議院選挙にも影響を与える」「前哨戦」等と述べていたが、「政権選択」という言葉は、前回の参議院議員選挙の際の民主党のスローガンであり、「政権選択=民主党」との関連色が強い。こうした民主党色の強い言葉を都議会議員選挙の投票時間中に放送することは、民主党への応援とも疑われる。今後は「政権選択」のように民主党を連想させる言葉は避けるようにしていただきたい。
    • 各テレビ局が世論調査で内閣支持率等を報道しているが、調査の方法やサンプル数等の説明が不十分だ。インターネットなどの世論調査の結果とかけ離れていたりする。なにか意図的な操作が行われているのではないか。調査の詳細を番組で説明するべきだ。
    • テレビ局が各政党に対して、議員の番組出演中のフリップ使用を禁止すると通告したという。しかし、先日の報道番組ではフリップを使用していたので、とても分かりやすかった。それなのに、何故、フリップ使用を禁止するのか?フリップがあれば、初めから各人の言いたいことが要約されているため、視聴者の理解度が高まるではないか。
    • テレビの番組で「固有名詞」「人の名前」「統計的数値」等に、言い間違いが非常に多いのが目につく。その都度、番組後半での「お詫びします」の一言で終わっているが、マスコミは「報道の自由」という虚名に支えられ、「間違っても謝れば済む」とでも思っているのか?報道というのは、事実を事実として報道すればそれでよく、虚飾や誤用があってはならないと考える。そろそろ、しかるべき責任の取り方を国民に示すべきである。

    【番組全般、その他】

    • 離活(離婚活動)について放送していた。配偶者より有利にことを進め、有利に離婚する方法について、詳細なノウハウを再現ドラマ仕立てで紹介していた。しかし、ハイテク機器で配偶者を盗撮して離婚の慰謝料を多くせしめようとする具体的戦略などを放送するのはいかがなものか。離婚を助長させ、政府の少子化対策の根底を崩す極めて道徳に外れた番組である。
    • 「人と動物とが共に生活をする」という感動的なテーマの企画をやっていたが、動物の動き一つ一つに執拗なまでに「効果音」を付けていて非常に耳障りでした。この番組に限らず、最近のテレビ番組は無駄に効果音を付けすぎです。
    • 深夜の集団暴走の放送で、高速で車をスピンさせる無法車両と見学者を映していた。しかし、車のナンバーや違反者の顔にモザイクをかけるのはなぜか。人権保護のつもりだろうが、それならば、放送しない方が真似をする人間を呼び込まないだけましである。放送の目的が注意喚起なのか娯楽なのか意味不明だ。
    • バラエティー番組や情報番組を見ていると、画面にワイプで小さな画面をつくり、そこにゲストや司会者の顔が出ていることが多い。最近はただでさえテレビの画面がテロップの文字でいっぱいなのに、更に、タレントの顔を映されては邪魔になるだけだ。見たいVTRの部分が欠けてしまう事もよくある。
    • 「天才児を育てる脳科学おばあちゃん」を取り上げていました。幼児の能力の伸ばし方を説明する際に、「風船ガムを舌を使って膨らますことの出来ないことは、他のことも不器用なんだよ。無限の可能性が一つなくなった。そういう子供はいらんな」と発言していました。もしもこの発言を発達障害を持つ子供の親が聞いたら、わが子の存在を否定されたと思い、深く傷つくでしょう。「器用に動作の出来ない子=必要のない子」といった非道徳的な風潮が世の中に広がり、「いじめ」などを助長することになるのではと危惧しております。
    • 「裁判の傍聴が趣味」という芸人の、法廷であった実話を紙芝居風に面白おかしく話すというネタを見た。個人を特定していないとはいえ、実際にあった話を、恐らく許可なくお笑い番組のネタにするのはいかがなものか。そもそも作り話という可能性もある。「痴漢の裁判の傍聴」というネタをやっていたが、裁判関係者や傍聴人がこの番組を見ていたら、気づくのではないかという内容だった。
    • 亡くなったマイケル・ジャクソンを特集した番組は、あまりに酷かった。コメンテーターの一方的で根拠のない話は嘘ばかりであり、著しく故人に対する誤解を招いていた。アナウンサーが平気で「肌を脱色して・・」などと言っていたが、黒人が白人になれるなんて、そんな医療技術はない。そんな技術があれば、美容クリニックが大々的に宣伝して、今頃は、誰でも知っている事になっているはずである。本当に、腹の底から怒りが込み上げてきた。
    • この番組は朝の番組なのに、毎年、定期的に女性下着の特集をしている。春の下着・夏の下着・秋の下着・クリスマス勝負下着などやっているが、中身はたいして変わらないのだから何回も放送しなくていい。VTRには下着姿の女性が登場しているが、朝から流す映像ではない。マネキンに着せればいい。下着特集と言いながら、お色気で視聴率獲りの為としか思えない。
    • 自社製作の映画の宣伝をしているが、これは放送法に抵触していないか。同じ映画で、かたや放送局製作の映画は宣伝費がかからなくて、かたや一般の映画は宣伝費をかけないと放送されないということは、明らかに公平ではない。
    • 画面の右上に「アナログ」という表示が常時出ていて目障りだ。特に腹立たしいのは、番組本編の時に表示されている「アナログ」の文字が、CMに切り替わるとちゃんと消えることである。なぜ本編にだけそのような表示をして、CMには入れないのだ?視聴者を蔑ろにし、スポンサーを優先しているからだろう。
    • 最近どの番組を見ても、「詳しい情報は番組HPで紹介していますので是非そちらをご覧下さい」というお知らせが入ることが多い。しかし、私のようにインターネットを使えない視聴者には「詳しい情報」を得ることが出来ない。テレビ局が率先して「情報格差」を生むようなことをしており、不公平も甚だしい。番組に関連した情報は、全て、誰にでも見られるように、テレビの画面で流すべきだ。
    • 各局の天気予報を見ていると、そのテレビ局によって「晴れ」「曇り」「雨」といったマークがまちまちで、非常に分かりにくい。是非、放送局全局でマークを統一して、視聴者が見やすくなるようにして頂きたい。
    • 司会者が故意に一人の出演者に回答させないようにしていた。人気司会者の絶対的立場からのイジメやパワハラを強く感じ、非常に不愉快でした。バラエティー番組のお笑いとしての演出なのでしょうが、子供社会に限らず、大人の社会でも横行しているイジメやパワハラの加害者は、このような「冗談」の延長でしているのではないでしょうか。人気番組の司会者や制作担当者は、テレビの番組に影響力のあることを自覚していただきたいものです。
    • 痴漢冤罪をテーマとした内容が放送されたが、あまりにも不快だった。検証するという内容だったが、実際に女性のマネキンのお尻を撫で回したり、どういう角度で男女が接近していたか等のリアルな映像が放送された。しかし、検証だとしても見ていて気分の良いものではなかった。主人は興味もあったようだが、女性の私は過去に何度も痴漢行為を受けたことがあるので、見ていてそれを思い出した。夕食はまずくなるし、とにかく不快そのものだった。
    • 対決もののゲームをする内容で、その中で「ヘルメットをどれだけ運べるか」というものがあった。その際、ゲストの2人組のお笑い芸人の一方が、もう一人の首に「連結された大量のヘルメット」を首にかけ、ゲームを進めていた。運んでいた芸人も苦しそうであったが、周りの共演者たちが誰も止めることなくそれを面白そうに笑っていたのを見て、バラエティー番組のモラルの低さを改めて感じた。
    • 「チャリティー番組」であるのに、スポンサーのCMが放送されるのはなぜなのか?CMが流れるということは、各企業からスポンサー料がテレビ局に入っているということですか?視聴者からの募金が慈善事業に使われるのは当然としても、番組を放送することによってテレビ局が収入を得るのであれば、「チャリティー」とは言えないのではないか?
    • 出演者が着ていたTシャツに「cocaine」と書かれていた。しかもアップでその文字を放送していた。「薬物」の使用を勧めているようであり、公共の風紀を乱すものと思われる。
    • 「富士山5合目の駐車場で落石があり、死者が出た」というニュースの際、駐車場に止まっていた他の車のナンバープレートがすべて丸見えの状態で放送されていた。もし自分の車が映っていたらと考えると、ぎょっとした。今の時代、どこでどのような情報が自分の身に危険を招くか分からないが、大切な個人情報を垂れ流しにされるのは、とてつもなく怖いし不愉快である。テレビ局は、基本的なプライバシー保護くらいはしっかり守ってもらいたい。
    • かつては地上波でも「ルマン24時間耐久レース」や「ツールドフランス」などを放送していたのに、最近は皆CSのスポーツ専門チャンネルでの放送ばかりだ。こういう番組を地上波で放送しなくなったのも、テレビ離れの原因の一つではないか?地上波は、深夜にどうでもいい芸人を寄せ集めて視聴率稼ぎの生放送番組を垂れ流しする状況でいいのか?一部の放送局の経費削減の矛先や解釈がはっきり言って違うような気がする。もう少し視聴者の立場に応えた番組を作ってほしい。
    • 出演者の横文字の多用が気になる。特に最近よく使われるのが「リスペクト」という言葉です。かっこいいと思って使っているのかも知れないが、日本語に言い換えられるものは、ぜひ日本語を使ってもらいたい。年長者や子供には理解できない。
    • 大雪山系トムラウシ山の遭難事故について、一方的に旅行社を悪者にした報道ばかりされている。確かに、天候や参加者の体調が悪くなったことに気づかなかったガイドにも責任はある。しかし、山は天候が変わりやすく、しかも北海道の山なのだから、登山の案内には「厚着をするように」と書いてあったはずだ。観光気分で、山に登ることを安易に考えたツアー客にも問題があると思う。
    • 「千葉女性殺害事件」で、容疑者の移送される飛行機内の映像が放送された。服を頭からかぶりうつむく容疑者を写す報道陣に向かい「カメラの撮影はおやめください」というキャビンアテンダントの声が聞こえた。状況から察するに、他の乗客も乗っている機内で、客室乗務員の静止も聞かずにマスコミが撮影をしていたのだろう。しかし、容疑者の顔も声も撮れず、周りに迷惑をかけているだけのその場面を放送する必要がどこにあったのだろうか?
    • 大学の准教授が大麻の使用で逮捕されたニュースの中で、この容疑者の供述として「気持ちよかったから使った」という言葉が放送された。しかし、これでは、テレビで大麻を宣伝していることになるではないか。本来なら大麻使用の撲滅を啓蒙すべきテレビが、まったく反対のことをしている。「気持ちよかったから使った」という言葉を聞いて、ためしにやってみたくなる人も出てくるのではないか。容疑者の供述だからといって、伝えなくてもいい情報を流す必要はない。
    • 最近、陸上競技にしろ水泳にしろ、スポーツ選手に変なキャッチコピーやあだ名をつけて放送することが多いが、まるでその選手が冒涜されているかのように感じられ、非常に不愉快である。だいいち、真面目にスポーツに取り組んでいる選手に対しても失礼である。日本陸連が放送局に対して、選手に変なキャッチコピーをつけることを止めるよう呼びかけたそうだが、まさにそのとおりだと思う。
    • 民放各局のCMの音量について言いたい。番組本編との音の大きさが違いすぎるので、CMのたびに小さくしなければならない。最新の液晶テレビには「ドルビー・ボリューム」という音量調節機能があって、CMに入ると自動的に音量が小さくなるようだ。しかし、テレビがこの機能を搭載するということは、放送局側に問題があるからだと思う。なんとかならないだろうか?
    • BPOから勧告を受けた局で検証番組が深夜0時50分から放送されるが、この時間では、ほとんどの視聴者は寝ているので見られない。検証番組はゴールデンタイムに放送するようにしていただきたい。

    【CM】

    • 最近の民放を見ているとCMが多すぎる。番組を1分放送しただけで、すぐまたCMになったりもする。CMの許容量は放送時間に対してCMの割合が18%以下と聞いているが、本当に守られているのか。
    • 女性の生理用品のCMを止めていただきたい。今の日本には”羞恥心”という気持はないのか?私の時代には、生理用品を買いに行く事すら非常に恥ずかしいことだった。今はCMまで堂々と行っているが、止めてほしい。
    • 公共広告のリサイクルのCMは、子ども目線で作られていて、大変わかりやすい。空き缶が新幹線の車両になったり、ペットボトルが乗務員の制服になるといった内容であり、夢がある。こういった夢のあるCMが今の世の中には必要ではないかと感じる。
    • 殺虫剤のCMが問題です。女性が陰部の膨らみを誇示し腰を左右に揺すって見せる場面、これは男にとっては楽しみなCMかも知れませんが、殺虫剤と女性の陰部の膨らみと何の関係があるのでしょうか。女性は衣服を着ていますが、明らかに陰部の膨らみを見せるための場面です。その視線を意識していると、殺虫剤が出てくるという設定です。これは明らかに女性を蔑視するCMであり、問題視すべきです。

    【BPOへの意見】

    • BPOは「報道の自由」「表現の自由」を語る前に、テレビ番組が放送法を厳守しているかどうかをしっかり監視するべきではないか。総務省からの指摘に異論を唱えるのは、おかしな話だと思う。あまりにも酷い偏向報道、印象操作、捏造まがいの報道など、近年は目に余るものが多すぎる。あなた方BPOは、テレビ局を擁護する側の人たちなのか?放送法を厳守することを要望する。
    • BPOが虚偽証言放送に対して「勧告」を出したことを高く評価する。しかし、テレビ局はBPOから「勧告」を受ける前に、番組審議会で審議し、自主的に「検証番組」を放送すべきだったと思う。

    青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • ヤクザが主人公で、それを格好良く見せるドラマは問題がある。単純な人間が憧れたり真似をしたらどうする。劇中には刺青を美化するような表現もあり不愉快だ。昨今のドラマや映画には不良やヤクザが主人公のものが多く、それをもてはやす風潮があり、この傾向は問題だ。
    • 「小学生のための情報を伝える教育バラエティー番組」ということで、番組としては全般的には面白いのだが、「星座占い」のコーナーで「〇〇座の人は、恋愛運が良いので好きな人に『告白』した方が良いでしょう」と言ったり、出演者の小学4年~6年の女の子に「この中で好きな男の子に『告白』したことがある人?」と手をあげさせる場面もあった。小学生対象の番組なのに、あえて「告白」を取り上げる必要があるとは思えない。
    • 番組出演者であるお笑いタレントの誕生日をお祝いする目的で”どっきりの仕掛け”が行われた。お笑いタレントが「一日お父さん」となる設定で、ある日一日、タレントの子どもとなる男の子は、実はお父さんを病気で亡くし、母一人子一人という生い立ちを持つ子で、心に寂しい面を持ちつつ、このタレントと次第に本当の親子のようになり、笑顔を取り戻すという感動的な話だった。ところが、番組の最後で、実はこの子のお父さんは亡くなっておらず元気だという種明かしがあった。本当にお父さんを病気で亡くした子どもたちも全国にはたくさんいるのに、あまりにも人の気持ちを考えないこの番組は最低だ。
    • 一般人が登場する場面で、お笑い芸人がその人の風貌など「見かけ」を茶化し、会場の笑いを取るという場面がしばしば見受けられる。一般人をネタにして笑いをとるのは少しも愉快に思えないし、それを見ている子ども達の心に、人に対する思いやりを失わせるようなことも危惧される。

    【性表現について】

    • 司会のタレントが9歳の天才卓球少女と対決するコーナーがあった。その際、タレントはズボンのチャックを下ろして、そこからピンポン球を取り出すなど、卑猥な行為や言葉を連発していた。バラエティー番組であったとしても、9歳の子どもを前にして大人のする言動ではない。厳しく指導して欲しい。
    • 女性2人と男性1人の芸人が、「性」や「性交渉」を連想させるコントをしていた。そのコントにみんなが爆笑したり、性交渉について比喩したことをバラす発言を連発したりしていた。子どもが見る時間帯にやめて欲しい。
    • いくら新婚さんとはいえ、白昼堂々と、露骨に生々しく自分たちの夜の生活ぶりを語るのは問題ではないか。子どもたちの見ている時間帯だ。日本には「恥の文化」というものがあり、節度というものがあるはずだろう。
    • スポーツを通した、男女の健全かつ清々しい番組かと思ったら、やけにキスシーンや男女の交わりを想像させるようなベッドシーンが多く、不快と怒りを感じた。女性から男性にいやらしいくらいモーションを掛けるシーンがあったが、いかがなものか。「表現の自由」とは言っても、これだけ人気アイドルが出演している番組となると、小さな子どもから思春期の子ども、または皆で見る家庭もある。この番組の意図するところは何なのか?ゴールデンタイムでもあり、番組構成を考えてもらいたい。

    【暴力・殺人シーンについて】

    • 平日の午後の時間帯は夜に放送された番組の再放送が多いが、ドラマの殺人シーンや首つりのシーンなどが放送される。また、ニュースでも何か事件が起きるとその詳細を報道しすぎる。まるで「人の殺し方」や「自殺の仕方」を放送しているようだ。共働きが多い時代でもあり、子ども達が家で一人で留守番をするという家庭も少なくないだろう。もっと子ども達に与える影響を考えていただきたい。
    • 幼い少女が殺人を犯すアニメだが、内容があまりに残酷過ぎて見るに堪えない。実際に残酷な殺人事件が起きている今の時代に、テレビで放送するアニメとして相応しい内容だとはとても思えない。テレビ局は何故、このようなアニメを放送するのだろうか。深夜の時間帯とはいえ、青少年が見る可能性も高い。テレビ局は放送を自粛するべきだと思う。

    【いじめについて】

    • 番組の中で「お前の家のテレビは、地上デジタル放送になっていないからいけないんだ」「地上デジタル放送にすれば済む話だ」と、メロディをつけて歌っていた。確かに2011年には地上デジタル放送に変わるのだから「地デジ推進」は必要なのだろうが、子どもが対象と思われる番組でここまでする必要があるのだろうか。この内容は、見方を変えれば、地デジ用のテレビを買えない家庭の子どもへのいじめとも取れる。今一度、放送内容が相応しいものかどうかを考えてほしい。

    【視聴者意見への反論・同意】

    • 5月分の青少年に関する意見として掲載された意見に、お酒・パチンコ・サラ金・クレジットカードのCMは「子どもに有害だから深夜のみに限定すべき」「遅い時間にずらしていただきたい」という意見があった。パチンコやサラ金のCMには、かねてから同様の意見が多い。しかし、深夜に追いやればその悪影響が回避できて、問題が起こらなくなるのか。CMを放送したからといって、パチンコ依存症・アルコール中毒・多重債務などの問題が特別増えるとは思えないし、CMを規制したからといって被害がなくなるとも思えない。仮に問題が発生しても、それはCMのせいではなく使う人の問題だ。子どもの目から遠ざけて切り捨てても、根本的な解決にはならないと思う。

    【番宣について】

    • 皮膚が変形する難病の方の特集があった。番組宣伝でその方の映像があり、6歳と3歳の子どもが怯えてしまった。番組を見て欲しいがための宣伝なので過激な映像を使いたいことは分かるが、見る見ないを選択できない番組宣伝であまり過激な映像を使わないで欲しい。何より難病の方の容姿が見世物のように扱われていて心が痛い。

    【差別・偏見について】

    • 番組出演者が「関西人の嫌いな所」を予想して答えていく「関西人の嫌いな所ランキング」というコーナーがあった。明らかに差別的であり、これを見て楽しむというのは教育上もよくないことだと思った。このコーナーで何が得られるのか?そのメリットが感じられない。差別的な内容は、関西人に限らず特定の方々を不愉快にさせる。教育的にも悪影響があると思うので、改善した方がいい。

    【マナーについて】

    • 食事シーンが下品だ。出演者が口に物を入れたまま口を開けて喋っていた。口の中の食べ物が見えていて不快だ。しかも、レストランなどの公共の場所での話だ。最低限の食事マナーすら知らない人が演出しているのだろうか?これを当たり前にしてしまうと、青少年に悪影響を与えると思う。

    【言葉について】

    • 最近、テレビに吉本興業のお笑い芸人がよく出演しているが、その言葉遣いの悪さには辟易する。また、「おバカタレント」と呼ばれるタレントたちの礼儀の無さにも呆れ果てるばかりである。テレビの影響力は大きい。テレビは小さい子どもも見るのだから、番組内容や出演者について、もっと考えるべきだと思う。放送における「自由という名のやりたい放題」が、日本の国をダメにする元凶であると思う。

    【CMについて】

    • 最近、パチンコ機種のCMやパチンコ店のCMをよく目にする。アニメのキャラクターやアニメソングを使ったCMは、子どもがギャンブルであるパチンコに早くから興味を持ってしまうので教育上よくない。いかがわしい業種のCMは公共の電波で流して欲しくない。

    2009年6月に視聴者から寄せられた意見

    2009年6月に視聴者から寄せられた意見

    日本郵政の社長人事での大臣辞任から、麻生総理・鳩山代表による「党首討論」、東国原知事の国政への転身問題、民主党鳩山代表の「故人献金疑惑」問題、そして、総理の解散時期の決断と発言のブレなど、政局の動きにつれて、それぞれの報道に関する意見が多数寄せられた。

    今月もニュース・報道番組・情報系番組での政治報道についての意見が多かった。日本郵政の社長人事での大臣辞任から、麻生総理・鳩山代表による「党首討論」、東国原知事の国政への転身問題、民主党鳩山代表の「故人献金疑惑」問題、そして、総理の解散時期の決断と発言のブレなど、政局の動きにつれて、それぞれの報道に関する意見が多数寄せられた。

    6月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,681件で、5月と比較し256件減少した。

    方法:Eメール65%,電話30%,FAX3%,手紙ほか2%
    性別:男性70%,女性26%,不明4%
    世代:30歳代36%,40歳代21%,20歳代20%,50歳代11%,60歳以上10%,10歳代2%
    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。6月通知数は745件(31局)であった。
    またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、32件を全加盟局・局に送信している。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    6月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 1件
      (個人または直接の関係人からの要請)

    番組全般にわたる意見

    【意見の傾向】

    6月の視聴者意見については、今月もニュース・報道番組・情報系番組での政治報道についての意見が多かった。日本郵政の社長人事での大臣辞任から、麻生総理・鳩山代表による「党首討論」、東国原知事の国政への転身問題、民主党鳩山代表の「故人献金疑惑」問題、そして、総理の解散時期の決断と発言のブレなど、政局の動きにつれて、それぞれの報道に関する意見が多数寄せられた。特に与野党の取り扱いに偏りがあるとの指摘が多く、キーワード検索の「偏向」で83件、「公平」で77件が該当した。また、同じ報道に関する意見で、今月は放送局や番組を特定しての意見よりも報道全般への意見が多く見られた。そして、報道の是非を具体的に批判した「不適切な報道」が90件あったのに比べ、広く「報道のあり方」を論評した意見は174件あった。キャスター・コメンテーターの発言に対する批判意見は今月も多く、「不適切な発言」のキーワード検索では88件が該当した。
    また、報道番組・バラエティー番組も含めて出演者の言動に対する厳しい意見も相変わらず多く、「不適格な出演者」には106件が該当した。意見内容では、今月も、近代日本の歴史に焦点を当てたシリーズ企画関連意見が72件あった。
    バラエティー番組に関する意見は今月も少なかったが、ドラマについては、アイドルが主役の番組で、殺人シーンがリアルで残虐過ぎるという意見が16件あり、また、自社製作の映画の宣伝をするために、主役たちが朝から晩まで番組にゲスト出演することに対する批判意見が14件あった。また、『今夜もハッスル』が突然放送打ち切りになったことに関して、BPOの対応についての意見も含め、24件の意見が寄せられた。放送局の視聴者応対に関する意見は今月も多く46件、パチンコ・消費者金融の規制など、CMについての意見は82件、また、ラジオに関する意見が今月は20件あった。

    青少年に関する意見

    放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は前月より約10件増加した。
    サンテレビ制作番組『今夜もハッスル』の終了については、24件の意見が寄せられた。また、ドラマ番組について、凄惨なシーンや設定が青少年に悪影響を与えるという批判的意見が、例月に比べて多く寄せられた。

    意見抜粋

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • つい数日前まで、各局は「新型インフルエンザ」について過熱報道をしていたのに、感染者数の増加が少し落ち着いた途端に全く話題にしなくなった。まだ感染の危険性がなくなったわけではないのに早々にこの話題から手を引くとは、いかにも目先の新しいものを追いかけるマスコミらしい。マスコミはそれで良いかも知れないが、国民は依然としてインフルエンザ情報を求めているのだ。
    • 大阪市で娘さんが母親やその内縁の夫らに遺棄された事件で、母親と内縁の夫がまだ「犯人である」と断定できていない段階で、この二人に無遠慮にマイクを突きつけインタビューをしていた。母親はヒステリックに「やめてくださいって言ってるでしょう!!」と答えていた。報道は”結果オーライ”ではいけない。”推定無罪”の段階で、このようなインタビューの映像を使って報道してしまうのは危険だと思う。報道によって視聴者に先入観や偏見を与えてはいけない。
    • マンション火災の目撃者としてテレビのインタビューを受けた。男性リポーターに顔は出さないようお願いし、リポーターもカメラマンにそのことを伝えたと記憶している。ところが、その日の夕方のニュースで、私の顔が放送されてしまった。その後、人に合うたびに、「見たよ」「顔がバッチリ映っていたね」「写して欲しいって言ったんじゃないの」と言われ、その度に、「顔は写さないと約束したのに」と弁解しなければならなくなった。そこで、テレビ局に「顔は出さないと約束したのに、放送されて迷惑している」と苦情の電話をすると、「顔を出さないで欲しいとは理解しなかった。真実味があるので顔を出して放送した」と言われた。顔を出して放送するのなら、事前に私の承諾をとるべきだ。
    • 栃木県足利市で4歳の女の子が殺害された「足利事件」で逮捕され服役していた方が、逮捕から17年半ぶりに釈放された件が報道されている。しかし、被害者の4歳の女の子やその家族について気遣う報道が一切ない。一言「亡くなった女の子のご冥福をお祈りします」という言葉があってもよいのではないか。これでは”被害者不在”の報道である。
    • 「児童ポルノ単純所持規制」について、中立性に欠けた放送があった。「単純所持規制」における危険性や、諸外国で起きている問題などは、全く報道されなかった。一方的に「規制すべき」という主張ばかりが取り沙汰されており、これでは「世論の誘導」と受け取らざるを得ない。諸外国では、親が子の入浴中の写真を所持していただけで逮捕されたり、ジャーナリストが情報を集めていた際に、その資料を単純に所持していただけで逮捕されたりしている。それなのに、この法律の危険な側面を伝えないのは明らかに問題がある。
    • 全盲の日本人青年が国際ピアノコンクールで優勝したことを伝える際、「彼の音楽性のどの部分が評価されたのか」という最も大切なことを脇にやり、「全盲」であることばかりを強調していたのが実に残念だった。この青年は「自分では”全盲”を意識したことはなく、ピアノを演奏する上で不利だと感じたこともない」と言い切っている。正に”実力”が認められたわけであり、本人もその点が一番うれしいのだと思う。メディアはそうした「演奏家としての喜び」を伝えるべきなのにそれをせず、勝手に「ハンデを克服しての快挙」などと陳腐な美談に仕立てて視聴者の感動を誘おうとしていた。「何でも”涙”に結び付けなければ、視聴者は喜ばない」という思い込みによる報道のスタイルは、実にレベルが低く、視聴者を馬鹿にしていると思う。
    • 政府の追加経済対策である補正予算の中の「国立メディア芸術総合センターの創設」に触れていた。司会者とコメンテーターは、このメディアセンターを「税金の無駄使い」として批判していたが、根拠もないのに「無駄だ」と発言するのはおかしいと思う。また、今回の経済対策は「国立メディア芸術総合センター」に限ったことではない。「中小企業支援」や「雇用対策」「インフラ整備」「エネルギー開発」等々、実際は多岐に亘る内容なのだが、これらについてはほとんど報じていない。これでは「国立メディア芸術総合センター」をネタに、野党と一緒になって政府を批判しているとしか思えない。
    • 東京の放送局は、行政における税金の無駄の象徴として、東京以外の地域の道路や公共施設、いわゆる”箱物”についてよく取り上げている。事実を伝えてはいるのだろうが、どうして東京以外の地域のことばかりが取り上げられ、東京のことが全くといっていいほど報道されないのか疑問を持つ。東京でも、他の地域同様に無駄なものがたくさん建設されているではないか。他の地域では許されなくても、首都である東京ならば何でも許されるのだろうか。行政の仕事に無駄や誤りがないかをチェックするのは報道機関としてもちろん大事だが、東京でも他の地域と同様に行政の無駄や誤りがあることを厳しくただすべきだ。
    • 金正日総書記の後継者問題やミサイル問題など、「北朝鮮」をワイドショー的に話題にする番組が多過ぎる。北朝鮮で核実験が本当に行われたのかどうかだって誰も見たわけではないはずで、核実験の規模の大きさなど、はなはだ疑問である。テレビの情報番組などが「将軍様の元料理人」なる人物を出演させて興味本位で騒ぐのは、見ていて滑稽ですらある。
    • 鳩山民主党代表の政治団体への献金についてだが、「亡くなった人からの個人献金があった」という事実があるにもかかわらず、テレビでは一切の報道がない。次期首相となる可能性がある政治家の政治資金について不明瞭な記載があることが判明し、場合によっては迂回献金の可能性もあるというのに、それを報道しないのは民主党擁護のための偏向報道であり、不偏不党の原則を破るものである。
    • 元教え子に裸の写真を送るように強要した小学校教諭が逮捕された事件を伝えていたが、逮捕された途端に、それまでにこっそりと隠し撮りをしていたと思われる容疑者の映像を流すのはおかしいと思う。事前に警察から情報が流されていたのだろうか?子どもに挨拶する様子や、任意同行を求められた瞬間の映像などもあり、ずっと狙っていたように思われてとても怖くなった。逮捕される以前は一般人なのに、こんなふうに日常生活を隠し撮りすることに問題はないのだろうか?
    • 「足利事件」について、当時の報道のあり方が正しかったのか、誤りは全くなかったのか、きちんと真実を伝えることにのみ徹していたか、それとも、ただ単に警察や検察の情報を鵜呑みにして、犯人と結びつけるようなことが行われていなかったのか等々を検証した番組はないように思う。だが、それでよいのだろうか。今回の件は、それらを反省すべき良い機会と思っている。
    • 障害者郵便の不正利用に関する報道で、どこのテレビ局も「国会議員が関わっていた」と報道しているが、その国会議員の名前を報道しないのはどういうことか。その国会議員が野党だからなのか。もし与党の議員ならば連日のように報道するくせに、この差は一体何なのか。

    【番組全般、その他】

    • テレビ局のアナウンサーらによる劇が上演され、その録画を深夜に放送していた。普段ニュースを読む姿でお馴染みのアナウンサー達が、「黒タイツ」や「ヘソ出しルック」等のあられもない姿で役を演じていた。このようなものを放送する意義があるのだろうか?かえって局アナの評価を落とすだけだと思う。
    • チビッ子の地図をたよりに、芸能人がお家に訪ねていくというコーナーがある。しかし、テレビで一般の子どもの家までの道順をあんなに克明に言ってしまって良いのかと心配になった。個人情報の大切さが叫ばれる現代において問題だと思うし、「犯罪」に結びつく可能性も捨て切れないと思う。もっと深く考えてから番組を作ってほしいと切に願う。
    • 「全裸になって公園で騒ぎ、逮捕されたアイドルタレントが復帰する」と各局のワイドショーで騒いでいる。でも、復帰は早過ぎると思う。どんな罪であるにせよ罪を犯したのだから、もっと自分の罪を考える時間を与えるべきだ。地デジのCMの復帰はまだのようだが、せめて総務省関連のCMくらいよく検討してから決めて頂きたい。
    • 焼肉店の韓国人シェフが「床に肉を叩きつけて美味しくする」として、土足で歩く地面に牛肉を叩きつけているシーンが放送されたが、衛生的に問題があるのではないか?事実なら保健所に連絡して、事件として放送するべきである。仮に番組側の演出であるならば、言語道断だ。
    • 番組の中で「アスパラガス&塩尻産赤ワイン」のプレゼントがありましたが、未成年者の応募を禁止する表示やコメントがありませんでした。飲酒の低年齢化が問題になっている今、プレゼントが赤ワインなのですから、未成年者の応募規制を明確にするべきだと思います。
    • 関西の放送局の番組は、出演者がみな関西弁で放送している。関西地方だけ放送されているなら、どんなに汚い関西弁を使ってもいいと思っているのだろうか。全国ネットの番組の司会者で、怒ると急に汚い関西弁になる人がいるが、放送は正しい日本語で伝えるべきだと思う。放送というのは、井戸端会議をしているのとは訳が違う。関西の番組といえども、標準語で放送するべきである。
    • 公共の電波を使って、一日中、異常と言える量の自局製作の映画の宣伝をする行為は問題ではないのか。自局の儲けのためだけに、ここまで公共の電波を使用することは到底許されることではない。国民の共有の財産である電波を完全に私物化している。
    • プロ野球中継を見ていると「負け越し」の数を「借金」と表現している。しかし、野球の負けのことを「借金」と表現するのは正しい日本語とは言えない。視聴者の中には借金に苦しんでいる人も見ているだろうし、「借金」と繰り返し言われては野球中継が楽しめないだろう。ちゃんと「負け越し」と表現すべきだ。
    • ホタルイカの扱い方が非常に不愉快だった。「ホタルイカの光で勉強できるか」という内容で、生きているホタルイカを机の上に放置したり乱暴に扱うなどしていたが、生きているもの、食べるものに対しての尊敬の気持ちが足りないのではないか。まったく「食べ物」としての扱いではなかったが、協力してもらった漁師さん達への配慮もなかった。バラエティー番組として全く笑うことができない、残酷な内容だった。テレビ局にも抗議の電話を入れたが、対応した方は「実験ですので」と開き直りとも取れる応対だった。専門家や科学的な根拠に基づいた実験でないことは明白なのに、よくそのような言い訳ができるものだとあきれてしまう。
    • スポーツニュースのコーナーで、司会者が「イケメンプロゴルファー」という発言をした。しかし、スポーツの報道に「イケメン」や「美人」という形容詞は必要ないと思う。番組によっては、優勝した選手よりも2位以下の「イケメン」あるいは「美人」選手を優先して扱うことがある。バラエティー番組ではないのだから、純粋に技術の高さを報道すればよいのではないか?
    • 女性のゲストが「スーパーなどで会計の前にコーラ等を飲んで、飲みかけをレジに持って行って会計する」と発言し、司会者も「母親がやっていたので、自分もたまに飲んでから会計を通したりもする」と発言していた。外国では良くあることらしい。しかし、日本では販売店の事前了解がなければ、れっきとした犯罪である。事後に料金を支払えば良いというものではない。この番組は生放送ではないのだから、この発言部分は犯罪行為を助長する恐れがあるとして編集でカットすべきであったと考える。
    • 報道機関は、政府の宣伝の片棒を担ぐかのように「エコの電気製品に買い替えるとポイントがつく」「エコカーに買い替えると税金が安くなる」などと、毎日「エコ」と叫んでいる。しかし、素人の素朴な疑問として、これらはどうも眉唾のようにも思われる。現在使っているテレビはまだ使えるのに、買い替えると古いテレビは処分することになる。自動車を買い替えると、現在使っている自動車はまだ使えるのに廃車にすることになる。エコカーやエコ家電といっても、それを生産するのにたくさんのエネルギーや石油資源を使ったりする。「電気自動車はCO2を排出しない」とは言っても、充電用の電気を発電するのに大変な化石燃料をつかうだろう。そのように考えてみると、マスコミが「エコ」と叫んでいるのは、大企業の営利活動の支援、政府の景気対策の支援でしかないのではないかという気がしてならないのだが、それを解明するような報道がなされていないのではないか。
    • 「ペーパードライバー対決」という企画で、ペーパードライバーの女性タレントが車を運転していた。無謀な急発進・急停車・停止線を越えるなど危ない場面が何度もあったが、中でも一番危なかったのが自転車の通行人を轢きそうになった場面だった。一般公道で、このような企画の撮影をするべきではないと思う。
    • 女優の豪華な結婚式について、大々的に取り上げていた。「超有名シェフ数人による最高級料理の数々」「出されたワインの銘柄」「引き出物」「ご祝儀の相場」等々、賞賛と驚嘆を交えて30分近くにわたり延々と解説していたが、「いつ次の話題に切り替わるのか?」と待ちながら見ていた私はうんざりした。不景気で日々の生活にも事欠く人達が多い世の中を尻目に芸能人が超豪華な式を挙げるのは構わないが、それを大騒ぎして伝えるテレビの無神経さには腹が立って仕方がない。伝えるなら簡潔に新郎新婦の様子を紹介して、「おめでとう」と祝福する程度で十分だと思う。
    • 番組の最後の方で「この後、〇〇!」と字幕で表示されて、CMになった。そして、CMが終わると、その出演者が「次週のゲスト」として紹介された。この番組はいつもそうだが、来週のことなのに「この後〇〇登場!」と煽るのである。実際は次回の登場であっても「この後」と書かれたら、見る側は今からそのゲストが出てくると勘違いする。このように勘違いさせる字幕を出すのは止めて欲しい。普通に「来週〇〇登場!」でいいのではとないか思う。

    【CM】

    • 出勤前の夫に妻が鞄をぶつけ、そこに電気保安協会の人が仲裁に入って「漏電遮断器」の設置を呼びかけるCMがあります。恐らく、夫婦の「ピリピリ」した雰囲気と電気の「ピリピリ」をかけたものだと思いますが、鞄をぶつけられている夫の姿が哀れで、見るに忍びないのです。このような夫婦の形をCMで放送されると、子どもが父親を尊敬しなくなりはしないかと心配になりますし、鞄をぶつける行為も真似をしそうで心配です。
    • 炭酸飲料のCMで「高校生しか飲んじゃだめ」という台詞がありますが、何を理由にそんなことを言うのでしょうか。不愉快極まりないです。
    • 番組を見ていると、大変すばらしい「ハンバーグ屋さん」が感動的に紹介されている。ところが終盤になると、いきなり家族や出演者全員が「健康飲料」を飲んでいる話になり、そのままスポンサーの健康飲料のコマーシャルになるという番組である。局とスポンサーに電話をすると、「放送法上も問題がないから放送している」との回答があった。しかし、明らかに「スポンサーによる放送時間の丸抱え買取り」であり、コマーシャル基準に抵触しているのではないかと思われる。
    • 私の子どもは片耳が聞こえず、テレビ番組を通常より少し大きな音量で視聴するのが常となっている。そのとき大変困るのが、番組本編からCMに切り替わると突然音量が大きくなることです。子どもと一緒に見ていると、両耳が健常な私でも驚くことが多々ある。番組中の音量とCMの音量について調査していただき、CMの音量についてガイドラインを定めていただければありがたい。以前、画面の点滅で視聴する子どもに異変が生じたことがあったかと思うが、音についても同様な子どもがいることに配慮していただければ幸いです。

    【BPOへの意見】

    • BPOは、12時から13時の間も電話の受付をしてほしい。確認をとりながら伝えたいこともあるので、メールやFAXではなくて電話で話したい。普通の会社員の場合は12時から13時までがお昼休憩になることが多く、それ以外の時間はBPOに電話できない。また、夕方は5時で電話受付が終わるが、もっと延ばせないだろうか。できれば土曜日も日曜日も電話を受け付けてほしい。

    青少年に関する意見

    【『今夜もハッスル』番組終了について】

    • ゴールデンタイムやプライムタイムに「お色気番組」を放送することは問題だとは思うが、深夜にやることは別に問題がないと思う。深夜は子どもは大抵寝ているので、リアルタイムで視聴することは困難だ。
    • 「子どもが見たらどうするのか」とのことだが、それは親が責任を持って子どもを監視していればいいだけのことであり、番組を打ち切るほどのことではない。
    • BPOの放送局に対する事実上の権限が大きくなり過ぎているのではないかと強く懸念する。たとえこの番組の内容が見るにたえないものであり、放送打ち切りが当然であったとしても、BPOが建前として放送局に対する強制力を持たないと言いながら、事実上、強制力を持ってしまっている事実は大きな問題だ。

    【暴力的・衝撃的表現について】

    • 「返り血を浴びる殺人シーン」が予想以上にリアル過ぎだ。あそこまでリアルに殺人の仕方を映像化する必要があったのだろうか。出演者がヒーロー的な存在の役者であり、見ていた子どもも多かったと思う。我が家の場合、この日の放送を見た息子は恐怖のあまり、その夜「怖い」を連発して泣きじゃくってしまった。番組制作者の方には、子どもの心の傷になるような番組は放送しないで頂くよう配慮をお願いしたい。
    • 子どもが子どもを殺害するところからストーリーが始まったが、社会に与える影響を考慮するとそのような題材をドラマにすること自体、問題があると思う。「親子や家族の愛を描く」という目的なら、他に相応しい題材がいくらでもあると思う。
    • 暴力や殺人など過激なシーンが多く、ハラハラドキドキを通り越して恐怖感を覚える。この番組は人気アイドルを主役にしていることから、小中学生もたくさん見ていると思われる。だが、番組制作者は「子ども達に悪い影響はないか」などを考えて作っているのだろうか。いい加減に殺人や暴力の垂れ流しはやめてもらいたい。
    • 原作の展開上、猟奇的なキャラクターや過激な描写があった。アニメでは若干の変更がされていたが、見るにたえないところがある。青少年にあまり影響しないように、放送を深夜枠に変更してほしい。また18時から19時の枠には、過激なアニメに対しての規制を設けて欲しい。
    • 「衝撃映像」と題して交通事故や火災、強盗事件の映像などを何回も放送していた。人が車にひかれる瞬間をスローで繰り返したり、倒れている被害者の方の映像も多く、とても不快に感じた。20代の自分でも見るにたえない映像があったが、放送時間帯を考えれば子どもも見ていると思われるので、精神的なショックを受ける可能性はとても大きいと思う。

    【言葉に対する意見】

    • 出演していた女性タレントの言葉遣いが非常に乱暴で汚かった。例えば「すごい」という言葉が若者の間で頻繁に使われているが、ただでさえ下品なこの言葉を更に汚く「スゲェ!」と発音し、放送中にそれを何度も繰り返していた。彼女の話し方には日本語の美しさなど微塵も感じられない。
    • お笑い芸人が別の出演者に「殺すぞ、こら」と言っていた。子どもも見る時間帯の放送で、そのような発言をそのまま放送するのは不愉快である。しかも、発言そのままの字幕まで付いていた。番組を作る側の配慮がなさすぎる。

    【性表現について】

    • 司会者が素人の夫婦から性生活も含め赤裸々な話を引き出す番組について、「放送するな」とは言わないが、このような内容の番組を子どものいる時間に放送するのは無理がある。時間を深夜に移行するべきだと思う。
    • (アニメ番組で)女の子をくどいてラブホテルに誘うというもので、夕方の小学生が見る時間帯に放送する内容ではなかった。深夜に放送するならまだしも、登場人物が面白おかしく話す内容は、大人の性的なきわどいギャグだった。小学生の見る時間帯に、性的な内容の放送をするのは止めてほしい。

    【その他の意見】

    • 東京・池袋駅前の飛び降り自殺の報道を見たが、飛び降りる瞬間をテレビで映す必要があるのだろうか?あまりに過激すぎて、もし子どもが見ていたら恐怖感にも見舞われる恐れのある映像だ。飛び降りた人にも配慮をすべきだと思う。

    【CMに関する意見】

    • 最近パチンコのCMが非常に多い。特に昔のアニメを題材にしたパチンコのCMは、子どもがゲームと勘違いしてしまう。子を持つ親として、このようなCMはやめてほしい。
    • 子どもが見ている時間帯に「パチンコ」のCMが多すぎる。パチンコ以外でも、「競馬」「宝くじ」も「ギャンブル」である。「ギャンブル」を推奨するようなCMは放送すべきでない。

    2009年5月に視聴者から寄せられた意見

    2009年5月に視聴者から寄せられた意見

    「小沢代表辞任」と「民主党代表選挙」についての意見、麻生総理・鳩山代表による「党首討論」報道への意見、「補正予算」を巡る与野党の攻防とETC割引・エコポイントなど景気対策についての意見が多かった。「新型インフルエンザ」関連報道については、「過剰報道ではないか」と冷静な報道を求める意見が多数見られた。

    ニュース・報道番組・情報系番組での政治報道についての意見が多かった。政治報道としては「小沢代表辞任」と「民主党代表選挙」についての意見、麻生総理・鳩山代表による「党首討論」報道への意見、「補正予算」を巡る与野党の攻防とETC割引・エコポイントなど景気対策についての意見が多かった。

    5月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は1,937件で、4月と比較し3,104件減少した。

    方法:Eメール72%,電話25%,FAX2%,手紙ほか1%
    性別:男性74%,女性23%,不明3%
    世代:30歳代36%,40歳代23%,20歳代16%,50歳代14%,60歳以上9%,10歳代2%
    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。5月通知数は1,095件(36局)であった。
    またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、29件を全加盟局・局に送信している。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    5月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 2件
      (個人または直接の関係人からの要請)

    番組全般にわたる意見

    【意見の傾向】

    5月の視聴者意見については、先月に引き続き、ニュース・報道番組・情報系番組での政治報道についての意見が多かった。政治報道としては「小沢代表辞任」と「民主党代表選挙」についての意見、麻生総理・鳩山代表による「党首討論」報道への意見、「補正予算」を巡る与野党の攻防とETC割引・エコポイントなど景気対策についての意見が多かった。自民党・民主党に関する報道に公平・公正を求める意見も多く、キーワード検索で「偏向」で91件、「公平」で87件が該当した。キャスター・コメンテーターの発言に対する批判意見は今月も多く、「不適切な発言」のキーワード検索では88件該当した。また、報道番組だけでなく、情報番組・バラエティー番組も含めて出演者の言動に対する厳しい意見も多く、「不適格な出演者」のキーワード検索では149件が該当した。意見内容では、先月に引き続き、近代日本の歴史に焦点を当てたシリーズ企画関連意見が276件あった。「新型インフルエンザ」関連報道についての意見は145件あり、「過剰報道ではないか」と冷静な報道を求める意見が多数見られた。この他、北朝鮮のミサイル・核実験関連報道への意見、「中央大学教授殺害事件」関連で容疑者の履歴書を映したことへの意見、裁判員制度開始に当たって現行の報道姿勢をただす意見が多かった。この他、逮捕されたアイドルタレントに関する報道が過剰すぎたのではないかと報道姿勢をいさめる意見と、テレビ復帰の時期尚早を指摘する意見、歩道を走る自転車の速度計測の不適さを指摘する意見などがあった。ドラマ、バラエティー番組に関する意見は今月も少なかったが、いじめを助長すると指摘する意見、ヤラセではないかと指摘する意見は若干だが増加している。放送局の視聴者応対に関する意見は49件、パチンコ規制などCMについての意見は75件、また、ラジオに関する意見は今月は41件あった。

    青少年に関する意見

    放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は前月より約20件減少した。
    ジャンル別では相変わらずバラエティー番組に対する批判が最も多いが、前月に比べると16件減少している。これに対し、報道番組に対する意見が14件と前月の約3倍に増大した。また3番組に対し、5件以上の意見が寄せられた。

    意見抜粋

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • ドイツを訪問した麻生首相がベルリン市内の大学でスピーチを行った際に、「チェコ」という国名を間違えて「チェコスロヴァキア」と言ったことを執拗に取り上げていた。報道番組は自国の首相の言葉の揚げ足取りをするために存在するのではない。本来放送すべきことは、「首相のスピーチがどういう内容であったか」と「欧州と日本の関係が今後どういう風に築かれていくのか」の2点だ。
    • 番組で、夏場所の二日前に横綱が親睦ゴルフをしたことを批判していたが、イラスト付きでこと細かく説明していたことに呆れた。単にスポーツ新聞の内容を紹介しているだけなのに、わざわざ文章に合わせたイラストを付けたりして長々と伝えることはないと思う。「『夏場所直前にライバル力士と一緒にゴルフするのは緊張感がない』と批判の声がある」という短い説明で済む内容ではないか。テレビでは何かにつけて「横綱の品格に問題がある」などと批判することが多いが、テレビの方がよほど品格に欠けていると思う。
    • 「新型インフルエンザ」の報道は騒ぎ過ぎではないか。弱毒性であり、強毒性への変異の可能性もないと判明したのに、相変わらず連日大げさに”扇動”している。単に「熱がある」だけとか「ただの季節性インフルエンザ」というだけで、「感染の疑いが・・・」などと、いちいち報道すべきではない。新型インフルエンザへの感染が確認された段階で報道すれば良い。厚生労働大臣が国民に「冷静に」と呼びかけたが、マスコミに対してこそ「冷静な報道」をするように命令すべきではないか。パニックになっているのは国民ではなく、マスコミと厚生労働大臣だけだろう。
    • 「新型インフルエンザ」についての報道で、”感染の疑いがあったが、結果としては感染していなかった”という患者に対して、テロップで「シロ」という表現をしていた。「感染していなかった」という意味でこの言葉を使っていることは分かるが、「シロ」という表現は犯罪の容疑者に対して使う類の言葉ではないのか。患者に対して使うには問題がある言葉だと思う。
    • 最近のテレビ番組はすべてがバラエティー化しており、ニュースと娯楽的な情報をないまぜにしている。深刻な事件を音楽や効果音を流して「演出」しながら報道したり、政治や経済の情報をバラエティーのように面白おかしく説明しようとしたり、芸能情報を大事件のように大きく扱ったりしている。特に、客観的事実と出演者の「解釈」が加えられた情報とが同列に扱われているので、とても混乱する。
    • 最近各局のワイドショーで「コメンテーター」と称する人が「裁判員制度」について、色々と物知り顔で話しているが、彼らはその道の専門家でも何でもないので、聞いていて少しも説得力がない。テレビで「裁判員制度」について議論するならば、それぞれの局の報道記者や専門家が出演して説明するべきである。中途半端な知識での所謂”知ったかぶり”はたくさんだ。
    • 裁判員制度のニュースで、裁判員に選ばれた男性にインタビューする映像と音声が放送された。男性の顔は映っていないものの、体格や服装から誰か判ってしまいそうな映像だった。声も処理等なしにそのまま放送していたが、大丈夫なのだろうか?法律では裁判員の情報は非公開だったと思う。この番組では制度開始前から「裁判員に選ばれた人は意見を聞かせてください」というテロップを流して募集していたが、どれだけ個人情報の保護が確保されているのか心配になった。
    • 「大学教授殺害事件」の容疑者逮捕のニュースをかなり時間を割いて報じていたが、裁判員制度が始まり一般人が裁判に参加するようになったというのに、テレビでの扇情的な事件報道が変わっていないことを心配している。容疑者の子どものころからの写真を何枚も映したり、周辺の取材で得た情報を詳細に紹介して性格を分析したりしている。コメンテーターやアナウンサーが犯行動機等についての推測・見解をコメントしていたが、容疑者のプライバシーを必要以上に侵害しているように思えたし、人格・性格と犯行に至った事情との関連性について、視聴者に先入観を持たせるような報じ方をしているように感じた。こういったテレビ報道を見た人たちが裁判員として参加するのだから、もっと慎重になって客観的な報道をするようにしてもらいたい。
    • 「大学教授殺害事件」の容疑者が逮捕された件で、この容疑者が転職を何度も繰り返していたことが強調され、転職回数が多いことと犯罪とが関係あるかのように報じていた。しかし、一般には転職回数と犯罪との間には何の因果関係もなく、実証すらされていないはずである。凶悪事件が起こるたびに容疑者の転職回数をうんぬんすることで、社会における偏見を助長することになる。
    • 「裁判員制度」に対するマスコミの報道に疑問を持っている。裁判員になると、裁判の間は身柄を拘束され、精神的にも大きな負担となる。その後も一生守秘義務でしばられるなど、苦役そのものである。それを、勤労・納税・教育に加えて、新たな国民の義務として法律だけで規定できるようなものではないはずだ。私は憲法違反だと思う。また、被告・原告の権利・人権を確保できるかも大きな疑問だ。制度の内容も含め、世の中に反対意見は沢山ある。ところがマスコミは反対とは決して言わない。世論調査で否定的な結果が得られても、「国民に理解されるようにしなければいけない」というだけだ。定額給付金ごときにあれだけ一生懸命に反対だと騒いだくせに、裁判員制度についてはすべてのマスコミが賛成しているなんておかしくないか?
    • 最近のテレビ番組には、モザイク処理が多すぎる。昔はこんなことはなかったと思う。街角インタビューで、後ろを通る通行人にまでモザイクをかけているが、通行人にモザイク処理をするくらいなら、人通りのないところでインタビューをするべきだ。また、背後の自動販売機にも必ずモザイク処理がされているが、そのまま映してもいいのではないか。

    【番組全般、その他】

    • 深夜放送のパーソナリティーが「体罰訴訟」の最高裁の判決を受け、敗訴した生徒の母親に対して不適切な発言をしていた。この裁判は、「男性教師が小学生の男児の胸元をつかんで壁に押しつけて叱った行為が体罰にあたるかどうか」が争われたもので、最高裁判決は「教育的指導の範囲であり、体罰にはあたらない」と原告の訴えを退けた。これに対してパーソナリティーが「こんなことで訴えるのはモンスター・ペアレンツだ」と言い、母親に対して「くそババア」「ざまあ見ろ」と発言した。これは、訴えた子供が体罰を受けた後に夜中に泣き叫んだり、食欲が低下したなどの後遺症に苦しんでいたことを知っての発言だろうか。
    • 泥酔して逮捕されたアイドルタレントが起訴猶予処分となった報道で、キャスターが「誰にも迷惑をかけていない」「一般人なら注意を受け終わり」等と警察批判を繰り広げていた。そもそも警察が現場に駆け付けたのは、酔っ払いが騒いでいるとの通報があったからであり、通報者を始めとする近隣住民に不安や恐怖感を与え、安眠を妨害している点で十分に迷惑をかけている。「他の人もやっているのだから今回も見逃すベきだ」と言わんばかりの発言には、甚だ疑問を感じざるを得ない。法に抵触するような行いをすれば、立場や時期等関係無く処罰されるのは当然の事である。きちんと公務を遂行している警察を一方的に非難し、犯罪を擁護する様な発言をするのはやめて頂きたい。
    • 民放のBSや地上波の深夜の通販番組の多さには呆れる。BS局は放送全体の半分ぐらい通販番組を放送しているが、通販専門局とどこが違うのかという感じだ。民放の地上波番組が下劣で空疎でくだらないからBSで他の選択肢がほしいのに、これでは存在意義がないに等しい。「通販番組を全廃しろ」とはいわないが、比率を減らして昔の番組の再放送や映画・音楽・演劇・海外ドキュメンタリーなどを放送してほしい。
    • いわゆる「熱湯風呂コマーシャル」が放送された。知っているとは思うが、熱湯風呂に耐えられた秒数だけ主演ドラマの番宣が出来るというものだ。しかしながら数日前に、19歳の母親が2歳の娘を熱湯風呂に入れてやけどを負わせたという事件が起きたばかりだ。その母親は「テレビでやっているのを見て面白そうだと思った」と、テレビの影響であることを供述したという。そういう事件が起きた直後なのに、こうした放送をするその神経が理解できない。
    • 秋葉原で髪の毛をピンクに染めたオタクに「今の日本についてどう思うか?」というインタビューをしていたが、「平和ボケしすぎ」「首相の愛読書が漫画では情けない」等、真面目な回答だった。ところが、その後スタジオで「ピンクの頭でどっちがボケてんだ」と言った出演者がいた。意見を求めておいて、意見に突っ込まず外見に突っ込むというのは非常に失礼だと感じた。
    • ドキュメンタリー番組でよく「スーパードクター」と言われる名医を取り上げているが、外科医を紹介する時に、手術中の患部や臓器を映すことがある。例えば脳外科の手術風景で脳の内部をアップで映していたが、あまりに刺激が強すぎて目を覆いたくなった。老人や子供も見ているのだから、リアルな映像を見せるのではなく、CGや絵を使って説明してほしい。
    • 最近、音楽番組で身体にタトゥーを入れたミュージシャンを良く見かける。せめて隠すか、見えないように映す配慮をして欲しい。局に抗議をしたら、「時代遅れ」と言われた。
    • 「乳がん検診を実際に受けてみる」という企画で、発言が不適切だと感じた。「自己触診によってしこりがあったら『アウト』」と男性漫才師が表現したり、「女性は乳がんがあるから大変。男でよかった」という差別的発言もあった。現に命を落とす方がいるのだから、乳がんについて取り扱う際に「笑い」が必要なのかと疑問に思った。
    • テレビでよく「番組宛にEメール・FAXでお便り下さい」と呼びかけているが、視覚障害者の私にとってはEメールもFAXもどちらも使いにくい。電話で意見を伝えることの出来る「ボイス・メッセージ」を番組ごとに導入してほしい。
    • 「いやな大人ベスト10」という企画を放送していたが、1位が「貯金していない大人」だった。私は障害者で医療費もたくさんかかるので、やっとの思いで生活している。貯金をしたくても、するだけの余裕がない。スタジオでは女性アナウンサーがこの結果をバカにしたように笑っていたが、貯金したくても出来ない人がいることも考えてほしい。
    • 最近のバラエティー番組についてだが、たいして面白くもないのに、スタッフらしき人の不自然な笑い声が入るのがとても耳障りだ。番組の制作者は面白さを増しているとでも思っているのだろうが、見ている方はイライラする。番組がそんなに面白くないのに笑っている声を聞くと、嘘をつかれているようだ。
    • 番組予告や宣伝スポットで流れていた映像が本放送では使われないということが最近よくある。視聴者としては予告や宣伝で見た映像に興味を抱いて番組を見ようと思ったのだから、その部分が本放送で放送されないというのはおかしい。番組としては問題になることではないのかも知れないが、視聴者としては嘘をつかれたような気がして気分が悪かった。
    • 「エコポイント」に関する特集で、家電量販店と地域家電店とを比較した報道をしていたが、そのやり方に抗議したい。家電量販店の方は安価で消費者に還元提供出来るよう、既に準備万端整っていると伝えた。一方、それに対する地域家電店については、販売店店員の談話で「地域の店は高価格なので量販店には太刀打ちできず諦めている」「準備不足なので慌てている」という印象を与えていた。更にその後で、念押しの如く男性アナウンサーが「街の電気屋は厳しい」とコメントしていたが、これにも意図的なものを感じた。地域のお店の中には価格だけでなく各種対抗策を打ちだし、事前から情報収集をして準備し、制度に疑問を持つ顧客には説明をするなどしている店もある。今日の報道が何を根拠にしているのか理解できない。
    • 「食への取り組み」をする3人の人物を紹介するドキュメンタリーだったが、視聴して大変感心した。「地産地消」を実践する県産野菜を移動販売している男性、実家の養豚業を継ぎ、NPO法人を立ち上げ、生産者の顔が見える畜産や農家を次世代に繋ぐ活動を行っている青年、そした、小学校等で大豆を植える活動をする料理研究家の女性を取り上げ、彼らの食への取り組みを紹介していた。食料自給率の低い日本にとって、大切な農業の未来を考える一助になる良い番組だったと思う。
    • 最近のワイドショーや情報番組で「草食系男子」「肉食系男子」という言葉を耳にします。一体何を基準に分類しているのでしょうか。人をこのように分類するということは、いずれ差別につながって行く可能性があります。人を「草食」や「肉食」で分類するような表現は、放送で使わないで欲しい。
    • 自転車通勤を取り上げ、歩道を走っている自転車の速度を測る実験をしていた。最初の1台が時速40キロで、計測した全部で9台の自転車の平均速度は34キロだった。しかし、一般的な自転車、通称「ママチャリ」は34キロの速度は出せない。時速35~40kmというと、実業団かレーサーのやや遅めの平均速度だ。レース用の自転車でその速度なのだから、今回のようなことはまず絶対にあり得ない。自転車を故意に危険なものと判断させるために誇張したのか、さもなければ測定器械の故障である。
    • 料理は衛生第一に作る事が基本の基本である。だから、料理人は両手の肘から指先までは何も装着しないで調理をすることが当たり前だと思う。素人といえども、料理人が指輪、腕時計、リストバンド類など装着したまま作っているのを見るとぞっとする。調理前にいくら手を洗っていても、指輪と手の間には細菌がうようよしていて、食中毒の一因になる。最近、芸能人が大きな指輪をしたまま料理をしているのを見たが、このようなシーンはカットすべきだと思う。
    • 番組紹介に「様々な業界で活躍する人々。元気な姿に隠れた波乱の人生を通して、健康のありがたみを知る」といった内容が書かれていた。しかし、実際の放送を見ると、これが健康飲料のコマーシャルであることが分かった。これは教養・ドキュメンタリー番組と見せかけた通販番組に他ならず、視聴者を騙すようなものだ。通販番組なら通販番組であると、はじめから表示すべきである。

    【CM】

    • サラ金やクレジットカードのCMが多すぎる。これらのCMをなくすのが無理なら、せめて放送時間を深夜11時以降に限定すべきだ。
    • 家庭用デジタル回線のCMで、「映画を見るのに、ビデオをレンタルしてはもったいない」という内容のものが放送されている。レンタルビデオショップを営む私は、それを聞くたびに不愉快な思いがする。もう少し、レンタルビデオ業者に対する配慮があってもいいのではないか。

    【BPOへの意見】

    • 毎月、BPOのHPの「視聴者からの意見」を見ているが、BPOは視聴者からの意見を当該局へ伝えているのだろうか?HPに載せた分だけが伝えられているのだろうか?是非、全部の意見を伝えてほしい。

    青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • 夕方6時ごろからのニュースで、18歳以上しか購入してはいけないゲームに関することを取り上げていた。「レイプレイ」という、女性を脅してレイプするという内容のゲームであったが、ゲームの名称を隠すこともせず、また、ゲームのパッケージにモザイク処理をすることもせずに報道していた。子供が目にする可能性のある時間帯にこのような内容を取り上げるのは、私が子どもの頃にはなかったと思う。テレビ局の報道や番組が低俗なものばかりになれば、それだけ視聴者が減ると思う。
    • 12歳から20歳の女性グループに、リンボーダンスと称して、バーではなくて男性スタッフの下をくぐらせるということをしていた。メンバーの女の子は胸を突き出して、棒に見立てた男性スタッフの下をのけぞるように通過する。そのリンボー役の男性スタッフの下半身あたりに何度も女の子たちの胸が当たっていたが、それが狙いなのだろう。あまりのセクハラとその下品さに閉口した。
    • 5月5日「こどもの日」の18時台のスポーツコーナーだと思ったが、「ビーチバレーの女子ペアが決勝へ進出」がタイトルだった。ところが、カメラアングルが女子選手の股間やお尻、胸元ばかりを映していて、夕飯時、しかも「こどもの日」で子供が見ているのにとても不愉快だった。選手や関連者を侮辱したカメラワークは止めてもらいたい。
    • 最近、子どもの教育上よくない番組が多い。出演者が下ネタを口にしたり、食事時の番組で排泄物に関する発言をしたりする。下ネタや排泄物については発言を控えてほしい。

    【いじめの助長について】

    • お笑い番組で、相手に飛び蹴りをする場面があるが、見ていて笑えない。娘が学校で男子生徒から飛び蹴りをされることがあるという。家でテレビを見ていて飛び蹴りの場面が映ると、娘が「私は同じやり方で蹴られた!」と言うので、私は飛び蹴りの場面を見るたびにとてもつらくなる。たとえ我が家でこのような番組を子どもに見せなくとも、よその子が見ていればいじめを受けるのだ。子どもがテレビを見る時間には、このような場面を放送しないでほしい。
    • 女性タレントが同性タレントに対し、何度も抗議しているにも拘らず、股間を触る行為や、傷口にスプレーを吹き付けるなどのいじめ行為をしつこく繰り返していた。更に気になるのは、他の出演者がこれを止めることなく一緒に笑っていることだ。このような行為は、いわゆる子どもの陰湿な「いじめ」によく似ている。特定の一人に対して違法行為をしつこく繰り返し、周囲の人間はだれも止めないでずっと笑っている。そのことが、さらに「いじめ行為」をエスカレートさせる。このような番組を制作し放送する感覚を、まったく理解できない。
    • BPOの青少年委員会が「出演者の心身に加えられる暴力に関する見解」を出しているが、今でもそれに反するような体罰を加えている。ある番組で「出演者の足の裏に電流を流す」という体罰をしていたが、このような行為が毎週のように行われている。罰則規定を設けて、放送局を厳しく指導すべきだ。

    【性表現について】

    • 夜7時の子どもの見る時間帯に「SEXの回数」など、見るに堪えない内容を放送していた。何を考えているのか!深夜番組であればともかく、放送時間を考えてほしい。
    • 土曜の深夜、とんでもなく卑猥な内容を含む番組を放送しているので驚いた。アダルトDVDを紹介するコーナーでは、際どい映像と女性の喘ぎ声を流すなどしており、明らかに放送番組の倫理の限界を超えている。昔と違い、今は子供も自室にテレビを持つ時代である。夜更かしをしている子供がそのような番組を見つけ、毎週見るようになったらどうするのか?

    【言葉に対する意見】

    • 最近、民放の番組で「草食系」「肉食系」というように、「〇〇系」「□□系」という言葉をよく耳にする。しかし、これらの乱れた言葉遣いは、子どもや若者に悪影響を及ぼす恐れがある。「理系」「文系」や「太陽系」などの正しい使い方の「〇〇系」は問題ないが、例えば「こっち系」「きれい系」といった乱れた言葉遣いは直ちに止めていただきたい。子どもの学力低下と若者のマナーや規範意識の低さに繋がる。

    【危険行為について】

    • ドラマで主人公がレーザーポインターの光を視聴者の方に向けるような行動があった。レーザー光を目に当てると障害を起こす危険があるが、若者に人気のある俳優がレーザーポインターをそのように使うと、真似をする人が多く出てくるのではないかと思う。ドラマのホームページにも、レーザーポインターをユーザーに向けるような写真が載っている。このような演出は公共の安全のためにも不適切だと思う。

    【非科学的事項に関する意見】

    • 小学生の娘2人と一緒に見ていたが、動物と話をすることができるという女性が出演していた。娘達は女性の行動をそのまま信じ、「彼女は動物の気持が分かるんだ」と受け取っていた。学校でもその話題が出たらしい。このように科学的に実証できないことを、判断能力が完全ではない子どもたちが見るような番組で放送するべきではないと思う。今回は”動物と話せる女性”だが、これは「前世が分かる」等と語る「スピリチュアル」を売りにしているタレントと何ら変わらないのではないか?
    • 血液型を扱う番組は他にもあるが、この番組の制作者は2004年のBPOの勧告を「もう気にしなくて良い」と考えているのではないか。血液型性格関連説の信奉者は「縛りが解けた」と歓迎しているようだ。血液型のような生まれながらのものによって、差別につながりかねない、あるいは差別そのものを表現するのはよくない。放送局の基準以前に、社会的な常識に照らしても問題があるはずだ。悪質な血液型番組がはびこらないよう、注意喚起を強く求める。

    【「たばこ」の喫煙シーンについて】

    • テレビ番組から喫煙シーンを極力排除してもらえないだろうか。人気ドラマでは、脳卒中でベッドに寝ている人の隣で喫煙をするシーンがあった。また、人気アニメなどでは、親が子供の前で喫煙している状況が平気で放送されている。子供は自分が見た内容に影響されやすい。

    【その他の意見】

    • 母親が2歳の女児に熱湯をかけ火傷させた事件があった。この母親は「テレビで見た熱湯に入るお笑い芸人の様子を思い出し、長女を熱湯に入れることを計画した」と供述している。私も熱湯風呂の芸を100パーセント面白いとは思わないが、このような事件があると、世間はすぐにテレビのせいにする。どうか熱湯芸人を責めないで、テレビ各局も自粛や禁止にしないでほしい。芸人のせいではなく、見る人間のモラルの問題なのだから。
    • 「子どもが真似をするから大食いの番組をやめるべきだ」「バラエティー番組はいじめを助長する」という話をよく聞くが、そのような発言をする人は何か勘違いをしていないだろうか。そのような番組を見ていても、子どもに「こういうものを真似してはいけない」としつけることは出来るし、また子どもをしつけることが親の務めではないか。親がしつけもせず、なんでもテレビのせいにするのはおかしい。”臭いものにフタをする”ことだけが子どもの教育ではないと思う。”そういった番組がなくなればいじめが減る”という話にも、根拠はまったくない。

    【CMに関する意見】

    • 日曜の朝で子供もテレビを見る時間帯に、毎回のようにパチンコや酒のCMが入る。子どもたちへの配慮はないのだろうか。酒やパチンコ等の子どもに有害なコマーシャルは、放送時間をゴールデンタイム以降に限定すべきではないか。パチンコのCMは間違いなく有害な情報だ。ただちに是正するよう各局に求めてもらいたい。

    2009年4月に視聴者から寄せられた意見

    2009年4月に視聴者から寄せられた意見

    「追加経済対策」「G20会議」など麻生総理関連の意見と、「献金疑惑」など民主党小沢代表関連の意見が多かった。報道に関するキャスター・コメンテーターの発言に対する批判意見も多く寄せられた。北朝鮮のミサイル発射、不法滞在のフィリピン人家族についての意見も引き続き多かった。

    ニュース・報道番組、情報系番組での政治報道についての意見が多かった。政治報道としては「追加経済対策」「G20会議」など麻生総理関連の意見と、「献金疑惑」など民主党小沢代表関連の意見が多かった。

    4月に電話・FAX・郵便・EメールでBPOに寄せられた意見は5,041件で、3月と比較し2,161件増加した。

    【視聴者意見のアクセス内訳】

    方法:Eメール86%,電話12%,FAX1%,手紙ほか1%
    性別:男性74%,女性25%,不明1%
    世代:30歳代38%,40歳代23%,20歳代19%,50歳代11%,60歳以上8%,10歳代1%

    2008年度までは、BPOに寄せられた視聴者意見を「人権」「青少年」「放送全般」「BPO」「その他」に意見分類して表示していましたが、意見のアクセス方法として「メール」によるものが大半を占めるようになり、一つの意見の中に「番組及び放送への批判・批評」「青少年へ与える影響」「それに対するBPOへの提案・苦情」などの要素が含まれるものが多くなったことから、今年度からは意見分類することをやめ、「意見総数」のみを報告することとした。
    またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、17件を全加盟局・局に送信している。

    視聴者の意見のうち番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。4月通知数は3,945件(46局)であった。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    4月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 4件
      (個人または直接の関係人からの要請)
    • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 71件
      (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

    番組全般にわたる意見

    【意見の傾向】

    4月の視聴者意見の大きな傾向として、まず、アクセス方法としてメールによる意見投稿が全体の86%と増加したこと、そして内容として先月に引き続き、ニュース・報道番組、情報系番組での政治報道についての意見が多かったことが挙げられる。政治報道としては「追加経済対策」「G20会議」など麻生総理関連の意見と、「献金疑惑」など民主党小沢代表関連の意見が多かった。報道に関するキャスター・コメンテーターの発言に対する批判意見が多く寄せられ、キーワード検索で「不適切な発言」で142件、「不適格な出演者」で255件が該当した。
    北朝鮮のミサイル発射、不法滞在のフィリピン人家族についての意見も引き続き多かったが、近代日本の歴史に焦点を当てたシリーズ企画関連意見、道路清掃の二重行政報道関連意見、新型インフルエンザ報道関連意見も多かった。また、アイドルタレントの公然猥褻での逮捕報道が過剰ではないかという意見も多かった。番組が偏向している、公平・公正でないという意見、不適切な内容や発言などに対する説明・謝罪の方法を問う意見も多く寄せられ、キーワードの「偏向」で1,373件、「公平」で703件、「謝罪」で786件該当した。バラエティー番組、ドラマに関する意見は少なく、特に期首特別番組・新番組への意見は少なかった。一方、放送局の視聴者応対に関する意見、パチンコのCMを規制すべきという意見は先月より増加した。

    青少年に関する意見

    放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は129件で、前月より20件以上増加した。
    パチンコCMへの苦情も相変わらず多いが、今月はうさぎを特集した教養・教育系番組に、動物を虐待していて子どもへの悪影響が心配だという意見が20件近く寄せられたのが目立った。

    意見抜粋

    番組全般

    • 芸能人が自分の経営する店を宣伝しているが、最近は目に余るものがある。あるタレントの牧場などは、全国ネットのゴールデンタイムの番組で1時間まるまる宣伝していた。地方の菓子屋でも地元の放送局に宣伝費を払ってCMを流しているのに、芸能人というだけで公共の電波を使って自分の店を宣伝していいのだろうか?電波は公共のものであって芸能人のものではない
    • BPOから勧告を受けた番組の検証放送をすると聞いた。しかし、放送した番組は全国放送なのに、検証番組は東京ローカルの番組である。私は大阪に住んでいて毎日のようにその報道番組を見ているが、これでは検証番組は見られないではないか。検証番組も全国ネットの番組として放送すべきと思う。また、番組の放送時間だが、早朝ではなく、普通の生活を送っている人が見られる時間に放送してほしい。
    • 盗聴の実態の特集をやっていた。私も調査をしたことがあるが、番組内容はやらせではないかと思った。普通、盗聴器は部屋の会話がかき消されないために、大きな音の出るテレビやエアコンの近くには付けない。また、家庭内に仕掛けられている盗聴器は家族や友人が付けていることがほとんどなので、いきなり訪ねて「仕掛けられているから調べさせて」とは言わない。人間関係を壊すようなものだ。あくまでも依頼があってから行くのが普通だ。本当にこんな調査をしていたら大問題だ。「盗聴を仕掛ける行為は取り締まれない」と番組では言っていたが、他人が仕掛けるのであれば「不法侵入」であり「器物破損」になる。またこの発見業者も便乗盗聴して、依頼もないのに仕事で使用したとなれば電波法に触れる。許されるのは傍受だけだ。
    • わいせつな無修正DVDを製作・販売した人物が逮捕されたニュースで、ぼかしが入れられながらも女性が股を開いている姿が流された。家族で見ているテレビでこういった映像を流すことの影響を考えていただきたい。番組を作っている人間は、見ている者の状況への想像力がないのだろうか。報道内容を聞けばわかるのだから、いちいちわいせつの映像を流すのではなく、それ以外の、例えば犯人を連行する場面やその建物など、普通の映像を流せばよい。
    • 不倫問題でバッシングを受けたタレントの話題になった時、芸能リポーターが「テレビ業界・芸能界に倫理観を求めるな!」という発言をしていた。それに対して番組内の出演者も賛同して「不倫など大した問題ではない」「法律を犯した訳じゃないんだからいいだろう」などと言っていた。法律に触れる云々は別にしても「テレビに倫理観を求めるな」という発言は問題ではないのか。看過できない発言だ。
    • 女性研究者が専門分野の研究で優れた成果を挙げ、テレビのワイドショーでそのことが取り上げられた。その際、どこの局の番組も「”美人研究員”が優れた研究を成し遂げた」と、必ず”美人”という言葉を使っていた。これは女性の研究員であることを特別視し、差別していることに他ならない。なぜ、男性と同じように、業績だけを取り上げてもらえないのだろうか。
    • 「東京マラソン」で倒れたタレントに関連して、番組内でAEDの使用法を説明していた。しかし、私はそれよりもそのタレントが倒れた原因を放送するべきではないかと思った。「日頃どんな練習をするべきか」とか、「どんな体調でマラソンに参加すると危険なのか」を放送するべきと思う。
    • 高速道路料金が1000円の話題を取り上げた際に、コメンテーターが「ETCを取り付けた普通車だけが割引の対象で、車に乗らない人やトラックは除外されている」と、大変憤慨していた。そもそも、高速料金が1000円になることについてはいろいろな意見があると思うが、支持している人のほうが多いと思う。なぜかどの番組でも高速道路料金1000円についての「支持・不支持のアンケート」をしていないのを疑問に感じる。「定額給付金」の時には散々アンケートをしていたように記憶している。
    • 「税金を滞納している市民の定額給付金を差し押さえた」ことについて、コメンテーターが「抗議する市民の気持ちもわかるが、景気回復のためにものだから使わせてあげるべき」という趣旨の発言をした。しかし、納税は義務であり義務を果たさないままに権利のみを追及するのは倫理に反すると思う。このような無責任な発言を堂々と公の電波にのせるのは、教育上も大変悪影響を与えると思う。
    • 工業技術等の世界標準化という内容の中で、解説者が「韓国と共同で世界標準化を進めて欧米に対抗」という趣旨の発言をしていたので驚いた。「安全基準テスト等の日本の情報の蓄積」などを紹介していたが、それらは民間企業や研究機関など現場の努力や、良心的なものづくりの姿勢から作られてきた貴重な財産だ。コストも時間も相当にかかっているものであり、外国と共有するなら、相応の対価が必要なはずだが、そういったことは聞かれなかった。韓国は中国と並んで知的財産権の侵害が多いといわれる国であり、むしろ警戒する必要があるはずなのに、このような不用意な発言を放送するのは問題なのではないか。
    • 「可能性がある」という日本語が、テレビで相変わらず間違って使われている。本来、「可能性がある」というのは「何かが将来的にできるであろう」という時に使う言葉である。それなのに、事件や事故など、過去に起こったことを伝える時にまで「この事故は、**が原因の可能性がある」などと使われている。テレビだけではなく、農水省のBSE(狂牛病)の公式文書にも「原因は飼料の肉骨粉の可能性がある」とあるし、防衛省が出している白書にも「他国に侵略される可能性がある」という文言が出てくる。やはり、正しい日本語として「疑いがある」「危険性がある」という言葉を使うべきである。この言葉遣いで最も気になるのがプロ野球の解説である。「打たれる可能性がある」はまだしも、「ピッチャーは肩に疲労を感じている可能性がありますね」などと言われると愕然とする
    • 先日、ラジオショッピングでカニを紹介していた。パーソナリティーが「こんなに一杯入ってこの値段は安いですね」と言っていたのでその言葉を信用して購入した。しかし、届いた商品は非常にお粗末な物だった。局に電話をして商品の粗悪さを伝え「局で誰か商品を確認したのか?」と聞くと、最初は「食べました」と言っていたが、話が進むうちに「実は、食べていないし見てもいない」と言われた。商品を見てもいないのに、いかにも素晴らしい物のような無責任な放送をすることが許せない。
    • 街中で”鬼ごっこ”まがいのことをしている番組がある。遊園地など閉鎖された敷地内で行っていることもあるが、多くは街中でロケを行っている。役所が許可を出しているのなら問題はないと思うが、一般通行人にとっては危険であり迷惑な話だ。早朝のロケのようだったが、番組中に何回も、鬼役の人に追いかけられた出演者が通行人のすぐ横を全力疾走で通り抜ける場面が放送された。また、見通しの悪い曲がり角も速度を緩めずに走り抜けているので、歩行者と衝突する可能性も大きい。この番組は一般歩行者や通行車両の安全に対する配慮を欠いている。今まで事故が起きなかったのが不思議である。ぜひとも、一般通行人や通行車両に迷惑をかけないように改善していただきたい。
    • 「ケニアで井戸を掘り、飲み水を提供する」という企画があったが、問題点があると思った。番組で「川から汲まれている水が汚れている」と言っていたが、その根拠となる水質検査のデータの開示がなかった。水が濁っているのは確認できたが、上下水道工学では、濁りと水の汚染は関係ない。また、掘った井戸から出た水が透明であるからといって、その水がきれいな水であるというわけではない。水が透明でも、細菌・有害金属・砒素・硝酸などを調べなければ飲み水にできない。これは常識である。番組では水質に関する正しい知識を現地住民に周知させていない。善意だけでは人助けにはならない。技術的な裏づけがなければ犯罪行為につながることを放送局は知るべきではないか。
    • 北朝鮮のミサイルに関連し「国際社会で騒いでいるのは日本だけ」等と言い、G20で国連安保理決議への協力を各国に要請した日本政府の対応を批判していた。ミサイルが領土の上空を通過する日本と、そうでない国々の対応や反応は異なって当然です。それを「日本だけが騒ぐ」と報道することは不適切だと思う。 また、日本政府が国連安保理決議への各国の協力を要請することが、どうして批判されることなのだろうか。北朝鮮のミサイル発射には「北朝鮮による中東・アフリカ諸国への武器セールスのデモンストレーション」という側面も兼ねていると聞く。今後、北朝鮮のミサイルが中東・アフリカ諸国の手に渡り、紛争やテロを拡大する恐れもある。そうなれば北朝鮮のミサイルは、東アジアのみならず世界中の安全保障に影響を与えることになる。そのような近い将来の危険性を無視して、ミサイル問題を矮小化して報道するのはおかしい。
    • 北朝鮮のミサイル発射の前日の収録だったようだが、ミサイルが通過するとされる地方の保育園を男性リポーターが取材していた。その際、リポーターがある子どもにマイクを向け、「ミサイルが落ちて来るんだよ。どうする?」と問いかけた。その子どもは特に過敏な反応を見せなかったが、小さな子どもをいたずらに不安にさせるような質問をするなどもってのほかだ。リポーターの常識を疑う。
    • 近代日本の歴史シリーズで、「なぜ、日本が開国以来急激に国内国外を近代化しようとしたのか」の目的や経緯の説明が少なく、バランスが悪かった。また、台湾が統治される前の状態が説明されていないので、一方的に日本人が悪いように感じられた。たとえば教育についてだって、それまでの就学率が分からなければ判断できないではないか。
    • 台湾の皇民化政策についてのドキュメンタリーだったが、統治時代における日本の教育を受けた台湾人の方々がインタビューを受けていた。内容は、みな揃って日本の統治時代を悪くいうものであった。確かにそのような感情をお持ちの方々もいるのだろうが、果たしてすべての方々が統治時代を悪く思っているのだろうかと疑問を抱いた。私は仕事や旅行で何度も台湾を訪れているが、高齢の台湾人の方で「日本の統治時代が一番良かった。この国が一番よかったときは統治時代だ」とか「今でも私は自分のことを台湾人ではなく日本人だと思っている」と言う方々を知っている。一方的に日本の統治時代を悪と決め付けるのではなく、賛否を含めたインタビューを放送するべきである。
    • 近代日本の歴史を扱うシリーズだが、大変よい番組だと思った。日本が近代化する過程でどのような振る舞いをしなければならなかったのか、そして、その時アジアの諸国にどのような対応をしなければならなかったのかが分かり、大変興味深かった。限られた時間でうまくテーマに沿って制作されていたと思う。 難点を言わせて頂けるならば、なぜ「民族自決主義」が主張されるようになったのか、その背景の説明があればよかったのにと思った。第2話以降も期待している。
    • 地図のないギニアで命懸けの測量を行い完成させた執念の男を紹介する番組で、「JMR」という装置を紹介していた。放送では「アメリカ軍が第二次大戦中に使っていた衛星を利用した、所謂GPSの先駆けとも言える・・・」と言っていたが、第二次大戦中に衛星などあるはずがない。これでは、国民が間違った情報を受けてしまった事になる。テレビ局は自らの影響力について危機感を持ってほしい。
    • 番組のエンディングに出演者の氏名が画面に流れるが、ある時期からクレジットの流れ方が速くなった。最近ではあまりに速くて文字をない。どこの局でも同じなのだが、これはどうしてなのだろうか。俳優の氏名を知りたいと思っても、分からないまま終わってしまうことも多く、とても残念だ。是非改善してほしい。
    • 放送前日から番組の宣伝で「山口百恵と釣り対決」と、盛んに放送していた。あの往年の歌手である山口百恵が何十年ぶりかでテレビに出るのかと思い、DVDまでセットして放送を見た。すると出演者は、山口百恵と同姓同名ではあるが、全くの別人であった。同姓同名なのだから間違いではないが、視聴者を騙すような放送はやめていただきたい。
    • 番組キャスターが、結核についてのコメントで「大変な病気ではない」と発言していたが、本当の恐ろしさが分かっていないようだ。結核という病気は、いつ、誰からともなくうつされる可能性があり、一度発病したら長期隔離の闘病生活となる。今の不景気な状況だと職を失いかねない。確かに死亡率は低い病気だが、再発時には病原体の薬剤への耐性力などが強くなるなど、厄介な病気だという事を報道は社会に知らせる必要がある。
    • 中国の「四川大地震」の時は、義援金の募集や日本政府の援助についての報道が何度も行われていた。しかし、今回の「イタリア地震」については義援金の募集などの報道が一切ない。どうしてマスコミはイタリアの地震被害に対して義援金募集をしたり、政府援助についての報道をしないのだろうか。「四川大地震」の時とのこの差はいったいなんだろう。
    • 韓国にまで買いに出かける人が多いほど人気のある韓国の化粧品だが、先日から韓国では原材料にアスベストを含むタルクが使われていた商品の回収命令が出て大騒ぎになっている。しかし、購買者に対しての周知が全くされていない。テレビでも全く報じられていない。「円高で韓国旅行が安い」「一番人気の商品だ」とテレビでは散々勧めていたのだから、この化粧品の危険性を知らせる報道がされないのはおかしいと思う。テレビ各局は消費者に注意を促す必要があるのではないか。
    • 身体に障害のある女子生徒の両親が「娘を普通の中学校に通えるようにして」と訴えている問題を放送していたが、「学校側は努力をして、この生徒を受け入れるべき」という姿勢で一貫していた。しかし、この女子生徒を受け入れるためには学校施設の大幅な改修が必要で、しかも常に介助が必要である。保護者会での意見も両親に有利な意見しか放送していないが、反対の意見も放送しなければ著しく不公正だ。このような万一の場合の責任問題にも発展するデリケートな問題を、放送局の一方的な意見に基づいて放送するのは問題があると思う。「この女子生徒が一般の中学校に通えないのは差別である」という主張のようだが、「障害者向けの学校は一般中学校に劣る」と暗に言っているのと同じではないか?この生徒の安全、教職員の負担、自治体の財政負担を考えれば、設備の整った養護学校に通うのが一番幸せだと思う。
    • 麻生総理が「弥栄」を「いやさかえ」、「三種の神器」を「さんしゅのしんき」と読み間違えたと報道しているところが多々あったが、これは間違いではない。なぜマスコミは報道する前に神社関係者などに読み方を尋ねたりせずに麻生総理を貶めようとするのか。
    • 太陽の黒点現象の影響で地球の気候変動が起きることは、科学者の間では常識と言っても過言ではない。ところが、今回の番組では「地震との相関関係がある」という報道がされた。しかし、地震は地球の内部エネルギーに由来するものだ。番組で紹介したのはどの学者の見解なのか?どこかの文献にあったのか?その学者の名前は?文献名は?その反論意見はあるのか?放送局に聞いてみたい。そもそもこの番組では、それぞれの道の専門家であろうコメンテーターによって「・・・と言う人がいる」などという無責任な発言が頻繁に使われている。科学的な内容のコメントには、客観的に共有し得る情報を欠かしてはならないと考える。
    • ブラジル奥地の原始部族の奇習を紹介していた。その部族内では、生まれたばかりの赤ん坊を「人間」として生かすか、「森の精霊」にするために殺すかを母親の一存で決める。後者の場合は、バナナの葉にくるんだ嬰児をシロアリの巣穴に放り込み、巣ごと焼き殺すことにより「『森の精霊』として永遠の命を与えられる」とされる。番組では生きた赤ん坊を焼き殺す場面を全て映し出していた。原始部族にとっては「聖なる儀式」であることは理解できる。しかし、文明国である日本から現地に行ったスタッフは、そのような恐ろしい行為を撮影することに何のためらいも嫌悪感も持たなかったのだろうか?しかも、全体に「聖なる」「現代の奇跡」「神秘」等の美辞麗句をちりばめ、「殺人」を肯定的に捉えていた。番組を見て強い憤りを感じた。
    • 不法滞在していたフィリピン人一家の長女を顔出しで放送するのは、彼女の人権を侵害していると思う。もし本人が認めても、局として配慮すべきと思う。フィリピンのテレビのニュースでは、彼女の顔にモザイクをかけていた。日本人の場合なら、このように顔出しのインタビュー映像を放送するだろうか。
    • 「超一流を育てる教育」を扱った番組で、「子供と接する時は後ろから接する」と発言していた。その理由は、「向かい合わせの状態で右手で食事を与えると、子供が左手を使うようになることが多いから」とのことだった。この内容からすると、「左利きの人間はダメ。番組内で定義された『超一流』にはなれない」と受け取れるが、これは左利きの人間に対する差別ではないか?最新の脳科学を取り上げている番組内容だからこそ、左手を使うとダメな理由について、きちんとした裏付けを取るべきではなかったか。
    • 番組冒頭、局の女性アナウンサーが喪服を着て「今日、未明、歌手のKさんがお亡くなりになりました。今夜は、予定されていた番組内容を急遽変更して追悼番組をお送りしていきます」と告げた。ビックリしました。 家族も皆テレビに釘付けでした。しばらくしてパロディだと分かりましたが、 視聴率を取るためなら何でもありなのでしょうか? 放送でこのようなことをしてもよいのでしょうか?
    • 各局の報道番組で、2016年に開催されるオリンピックの立候補都市視察のためにIOCの評価委員が来日したことを伝えていた。しかし、このオリンピック招致活動に関する報道については、どの局の報道も偏っていたように思われる。番組に出て来るのはオリンピックの華やかな部分が強調された賛成意見ばかりで、反対意見がまったく出てこない。これはおかしい。開催資金や会場問題等、賛否両論があるはずであり、その両方を伝えることで初めて正しい報道と言えると思う。
    • 地上デジタル放送のイメージキャラクターとして各局のテレビ番組に出演しているタレントが公園で全裸になって騒ぎ、公然わいせつ容疑で逮捕された。そのことが今朝の各局のワイドショーで盛んに伝えられているが、どうせ、それもここ数日限りのことだろう。過去の例に倣い、テレビ局はほとぼりが冷め次第、再び彼をテレビ番組に迎えるのだろう。しかし、そのようなやり方では視聴者は納得しない。一度犯罪を犯した芸能人に対して、マスコミはもっと厳しい態度で臨むべきではないか。
    • 国会中継中に、アイドルタレントが公園で全裸になり騒いで逮捕されたという「ニュース速報」のテロップが流れた。しかし、話題性があるからといって、この程度のことで「ニュース速報」を流すのはおかしい。地震や事故の速報なら緊急性があるが、タレントの逮捕など緊急でもなんでもない。局に聞くと「国民の関心が高く、話題性があるので速報という形で放送しました」と言っていたが、その判断は間違っていると思う。
    • 民放連が基準を変更して、通販番組を「広告」ではなく「生活情報番組」と規定した。現在、この手の番組は非常に多いが、通販番組は視聴者が本当に見たい番組ではないと思う。制作費のかからない通販番組を安易に放送することは、視聴者をバカにする行為だと思う。
    • 日常生活での競争活動を「戦争」と表現することがあるがおかしいと思う。最近気になったのは「値下げ戦争」という表現だ。どうして「値下げ競争」ではいけないのか。以前、コンビニの「弁当戦争」という報道もあったが、「秘密兵器」や「武器」と表現することもやめてほしい。平和時の日常活動を戦争になぞるのは止めてほしい。
    • 日本と朝鮮半島との歴史を考察する番組を見た。学術番組としてやっているはずの番組だが、学術として放送するには問題があるように思える内容だった。既に見つかっている中国の資料や日本産の勾玉などの物的証拠を無視して結論を出しており、白虎・青龍・玄武・朱雀のこと等、中国が起源の文化さえも「朝鮮半島由来」としていた。学術番組であるからにはその情報に誤りがあるのは問題だが、この番組にはその誤りの箇所があまりに多すぎた。
    • 「豚インフルエンザでメキシコで死者」の報道で風評被害を受けている。各局が一斉に「豚から人へ感染し、死者が出た」と大々的に報道している。しかし、「豚肉を食べただけでは感染しない」ことについては数秒しか報道していない。街頭インタビューでは「やっぱり食べるのが怖いですよね」と発言している人ばかりを放送し、風評被害を煽っている。私は食肉加工卸業を営んでいるが、扱っているメキシコ産豚肉について、すでにオーダーキャンセルが相次いでいる。テレビでは「豚肉は食べても安全だ」ということを時間をかけてしっかり報道してほしい。このままでは、風評被害はもっとひどくなるだろう。
    • グラビアアイドルが「暖房を消し忘れ、つけっぱなしにしたまま海外ロケに行ったのだが、その分の電気料金を払わないと電力会社に30分にわたりクレームの電話をした」と得意満面に話していた。これを見て大変不快な思いをした。他の出演者が「これは放送できないだろう」とコメントしていたが、まさに、この内容は放送すべきではなかったと思う。バラエティー番組だからといって、不適切な内容の発言を安易に放送する姿勢に憤りを感じる。
    • 統合失調症の若者達がフットサルに挑む様を取り上げていたが、その病気の症状として「幻聴・幻覚」があることが強調され、まるで「幻聴・幻覚」のある人はみな「統合失調症」であるかのような誤解を招く内容になっていた。現在、日本で問題になっているのは、深刻な犯罪被害を受け、その後遺症としての「幻聴・幻覚」と闘っている人がたくさん存在するということだ。必死に「幻聴・幻覚」と闘っている、つまりは自分が被害を受けた犯罪と闘っている方々が多くいる現実をきちんと認識し、統合失調症との線引きをした上で報道すべきだ。
    • 「うさぎの科学的検証」として、「うさぎは鳴くか」「うさぎは散歩するか」など、うさぎの特性を無視し、動物愛護精神に反した科学的根拠のない「実験」をしていた。うさぎに対して著しい恐怖と不安を与え、うさぎを飼っている人、うさぎが大好きな人に対して著しい怒りを与えた。うさぎは非常に臆病で、警戒心が強い動物である。「動物の愛護及び管理に関する法律」では、基本原則として「動物が命あるものであることに鑑み、何人も動物をみだりに殺し傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない」とある。これからすると、今回放送された番組はこの法律に違反しているし、放送の倫理規範からも著しく逸脱していると思う。
    • 番組の中で医師が「ヒアルロンサンは、注射は効くが口から摂取しても何の効用もない」と言っていた。自分は以前、テレビのCMを見て”ヒアルロンサン”を購入して現在も飲んでいる。この放送を見てがっかりしたが、事実を知って良かったと思った。放送局はCMについて、こうした医師の専門的な意見も聞いて実際の効用を確認してから放送するべきである。
    • アイドルタレントが出演している、洗濯用液体洗剤のCMの中で「私、汚れてました」という台詞がある。自分は以前、性的被害を受けた事があるので、このCMを見るのが非常に辛い。そういう経験もないアイドルが軽々しく「私、よごれてました」と発言することが到底理解できない。放送で流す回数を減らしてもらえないか。

    青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • このバラエティー番組は、なんと小学生に、いわゆる「合コン」をさせるという内容だ。「小学生が恋愛体験」「女子小学生がオトコを落とすテクニック」等をテレビで取り上げている。こんな番組は終わらせた方がいい。
    • 最近はテレビの番組の質が、低レベルになっている。「見せパン」などという言葉を頻繁に使っている情報系番組で、内容もばかばかしくてとても最後まで見ていられない。私は女子高の教頭をしているが、生徒から「テレビだってあんな番組を放送しているのだから、私たちが短いスカートであぐらをかいてもいいでしょう」と言われた。テレビ局はもっと、若者の規範になるような番組を作らなければならない。
    • バラエティー番組で、タレントの頭に買い物用のビニール袋をかぶせ、首の所でぎっちりと結び、その状態のまま数回呼吸するシーンが映された。タレントはその後、解こうとして果たせず、結局ビニール袋を破って顔を出したが、これは死にもつながる危険行為なのに注意のテロップすら入らなかった。テレビは字も読めない幼い子供も見ているので、ふざけて真似をして悲惨な事故が起きかねないと思った。あんなシーンは放送すべきではない。
    • 冒頭から歌手の追悼番組として始まり、非常に悪質な内容だった。後で知ったが、僅かにテレビ欄やインターネット等で番組については紹介していたようだが、知らずに見た人は驚いたと思う。混乱を防ぐ為にも、事前に宣伝をしておくべきだったのではないか。しかしたとえ宣伝をしていても「死」をネタにしたのは問題である。「死」は笑いごとではない。こんな企画を笑いだと思っているのなら、それを理解してくれる身内だけでやればよい。公共の電波を使った番組は誰の目にも触れるものである。時間帯的に中学生ぐらいなら充分に起きている時間であり、見ている可能性もある。見れば子ども達も真似することになる。

    【CMに関する意見】

    • 携帯電話のゲームサイトのコマーシャルを、子供のよく見る時間帯に放送しないでほしい。私の地元秋田では、放送局のキャラクターが保育園を訪ねるような番組の中にもこのようなCMが流れたりする。携帯電話のゲームサイトは「無料」といいながら「有料」であったりと、様々なトラブルの原因になっている。消費者金融のコマーシャルのように、子供たちが見ない時間帯にだけ放送するように規制してほしい。
    • パチンコ機器メーカーのCMが今年の4月から規制され、キー局ではパチンコ台のテレビCMが自粛されているようだ。しかし、その枠を縫う様に、ローカル局では地元パチンコ店のCMが増加している。たとえば、私の地元では、4月から朝の情報番組の時間帯にパチンコ店のオープンCMを時間帯を変えながら毎日放送している。「射幸心を煽る表現はしない」「児童・青少年への配慮」など微塵もない。全国の放送局が足並みをそろえて自主規制を今一度守り健全なCM体制が行えるよう、BPOでも善処してもらいたい。

    【動物虐待に関する意見】

    • うさぎを飼っている者として、今回の教養系番組はとてもひどい内容だった。「うさぎがペットとして最適か」どうかの内容にしては、あまりにもひどかった。ライオンと対面させたり、首輪式のリードで引っ張ったり、ラジコンで追いかけまわしたり、オスとメスを一緒にしたらどうなるかと実験したり、マラソン選手に追いかけられたり、こんなことをすると、うさぎというのは恐怖を感じて自らを死に追いやるのだ。それを知っていての番組なのか。それとも、そういう大事な部分を言わないでの放送なのか、見ていてとても怒りを感じた。「鳴かないから飼いやすい」といって安易な気持ちで飼う人が増え、不幸なうさぎたちを増やすことにもなりそうだ。ああいう内容では動物虐待に見えてしまう。

    【非科学的事項に関する意見】

    • このバラエティー番組では度々血液型に関する内容を取り扱っているが、その際、血液型ごとの偏見を助長しかねないアンケートが毎回挿入されている。科学の領分を回避して「話題」の形をとれば問題ないと解釈しているのかも知れないが、「科学的根拠に基づかない」という情報が一切伏せられたまま当然のことのように繰り返し話題に取り上げられていれば、視聴者の偏見が助長される可能性が高まることは十分に考えられる。これは自分で情報の精査を行うことが難しい青少年において、より顕著になるのではと危惧している。BPOから血液型を扱う番組への要望が出されて以来、番組内での「工夫」は多く見受けられる。しかし、要望はあくまで偏見の助長を避けるために出されたものであり、「批判を免れるためのガイドライン」ではないはずだ。番組制作者はマスメディアの影響の大きさを自覚してもらいたい。

    【いじめや虐待を助長する】

    • 子供向けバラエティー番組でありながら、芸人達が逆立ちを競い、最後には「一番へたな人はビンタ」となって、着ぐるみを着たキャラクターがビンタをする。良くも悪くも子供はすぐに真似をするが、そういうことを考慮した放送内容なのか?ビンタは暴力行為である。また、「一番へたな人にはおしおきをする」というのは、いじめを助長することになるのではないか。子供向け番組としては、不適切な内容だと思う。

    【暴力・殺人シーンに関する意見】

    • 昨日のことだが、近所の7歳の子供が、このアニメを見ている8歳の女児から「殴る蹴るの暴力を受けた」といって泣いて帰ってきた。聞くとリーダー格のその子がアニメの真似をしながら毎日いじめに来ているそうだ。ビックリした。このアニメは敵を殴ったり蹴ったりする。最後は必殺技を敵に使い、死ぬまで続ける。子供達に暴力的な発想が生まれるアニメの放送中止を望む。

    2009年3月に視聴者から寄せられた意見

    2009年3月に視聴者から寄せられた意見

    「小沢献金疑惑」報道に関する意見、WBC決勝に向けての応援FAX報道に関する意見、総理の講演会報道に関する意見、番組キャスターによる中川前大臣批判報道に対する意見などがあった。

    3月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのホームページ経由でBPOへ寄せられた意見は2,880件で、2月と比較し1,628件増加した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール80%、電話18%、ファクシミリ1%、郵送ほか1%。男女別は男性73%、女性25%、不明2%。世代別では30歳代38%、40歳代21%、20歳代19%、50歳代8%、60歳以上6%、10歳代3%となっている。

    2009年3月に視聴者から寄せられた意見 2,880件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2009年3月件数 年度累計
    人権等に関する意見 5 件 79 件
    放送と青少年に関する意見 104 件 [ 意見内容 ] 1,498 件
    放送番組全般にわたる意見 1,751 件 [ 意見内容 ] 8,765 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 86 件 736 件
    その他(放送関連以外) 934 件 4,845 件
    意見件数 計 2,880 件 15,923 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。3月通知数は1,715件(40局)であった。またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、23件を全加盟社・局に送信している。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    3月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 5件
      (個人又は直接の関係人からの要請)
    • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 149件
      (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

    番組全般にわたる意見

    【情報ワイド・バラエティー番組】関連3,673件 前月比2,355件の増加
    意見の傾向  “指摘事項”  (件数)

    • “不適切な内容、不適格な出演者”(2,216件)
    • “低俗・下品な番組”(807件)
    • “倫理観欠如、局の責任”など(650件)

    【報道・情報番組】関連2,857件 前月比1,694件の増加

    • “取材・報道のあり方・批判”(1,810件)
    • “報道の公平・公正性と内容批判”(765件)
    • “放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など(282件)

    *【情報ワイド・バラエティー番組】と【報道・情報番組】 の意見合計数が意見総数を超えているが、これは1件の意見に複数の指摘項目が含まれているためである。

    3月の視聴者意見の大きな傾向だが、まず、アクセス方法としてメールによる意見投稿が非常に増えたこと、そして内容としてニュース・報道番組、情報系番組での政治報道についての意見が多かったことが挙げられる。主だったところでは、「小沢献金疑惑」報道に関する意見、WBC決勝に向けての応援FAX報道に関する意見、総理の講演会報道に関する意見、番組キャスターによる中川前大臣批判報道に対する意見などである。特に、与野党の報道について「公平・公正」でない、「偏向している」という意見が多数あった。また、不法滞在のフィリピン人家族報道についての意見も多かった。スポーツではWBCの報道についての意見があったが、バラエティー番組への意見は少なく、お笑い番組やドラマへの意見も少なかった。内容としては、どこの局も同じ出演者、同じ企画の番組が多過ぎる。独自性を出すべきという意見が多かった。なお、放送局の応対・対応に関する意見・苦情は、先月よりだいぶ少なくなった。

    青少年に関する意見

    放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は104件で今年になってからの意見数はほとんど変わらない。
    今月も低俗・モラルは多いが、CMに関する意見が30件と増えた。その半数がパチンコCMに対する苦情だった。

    BPOに関する意見

    BPOへの意見51件、問合せ35件となっている。「意見・問合せ」以外にBPOについて触れた意見は371件であった。

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • 最近の情報番組やニュース番組を見ていると、誤解を招く発言があった場合や、間違った情報を放送した場合に、謝罪をするのがアナウンサーということが多いようです。言い間違えたりしたのがアナウンサーの場合であれば当たり前ですが、その間違った情報を選んだのが番組の責任者という場合には、その責任者に謝らせるべきだと思います。番組を子供と一緒に見ていて、「アナウンサーが間違った訳ではないのに、どうして謝っているのか?」と聞かれ、すぐには答えられませんでした。間違った情報を放送してしまった場合には、アナウンサーだけではなく、番組責任者を始め、係わったスタッフが出演して謝罪すべきです。そうする方が、視聴者が見ても「ちゃんと謝罪している」と思えますし、誠意を感じることが出来ると思います。
    • 民主党の「小沢献金疑惑」について同党の鳩山幹事長や山岡国対委員長が記者の質問に答えて「これは国策捜査だ」「政権政党の陰謀だ」などと発言していたが、その発言の根拠や裏づけを質す記者は、テレビのニュースを見ている限りではいなかった。しかし、この点は、国民としては大いに知りたいところであり、それを引き出せなかった各社の記者たちのお粗末な取材に失望した。記者には、国民を納得させる、つまり国民が知りたいと思っていることを的確に伝える、そういう取材を望んでいる。
    • 最近のテレビの報道番組の内容、特に政治に関する報道の内容に非常に不満がある。麻生政権と自民党について、視聴者に偏った認識を与えるような報道が多い。また、民主党に極めて有利な報道を流しているような気がする。麻生政権のこれまでの景気対策の議論や、成立した政策に関する報道が少ない。一方、民主党のまるで的外れな審議内容の一部を切り取って放送したり、今回の「小沢献金疑惑」については国民の様子を伺うような報道をしている。事件性が大きいにも拘らず、小沢代表の責任についてはほとんど言及しない番組が多い。「第7艦隊」「拉致は金で」などの様々な問題発言についてもほとんど報道されない。報道機関としての公平性をもっと認識していただきたい。
    • 第2次補正予算が可決成立し「定額給付金」の支給が決まったが、各局の報道番組は”給付金支給”を喜ぶ一般の人達にインタビューして使い道を尋ねる等、まるでお祭り騒ぎのような伝え方をしている。しかし「定額給付金」が所得税の対象になるか否かはまだ決まっておらず、その点が気がかりな人も少なくない。もしも「定額給付金」が課税対象になると、年間所得が課税対象額に満たない範囲で限度ギリギリ一杯に働いている人の場合、所得全体が非課税のラインを超えてしまい却って損をすることがあるからだ。ところが、その点を伝える報道番組は今のところないようだ。各テレビ局は浮かれて騒ぐ場合ではない。「課税対象になるかどうか」についてどのような議論がなされているのかを、きちんと報道すべきだ。
    • ニュース報道で悲惨なひき逃げ事件が頻繁に伝えられているが、事件を伝える報道姿勢に問題があると思う。司会者・アナウンサーがいるにも拘らず、わざわざナレーターが抑揚を付けて事件を伝える。同時にBGMまで付けて放送している。このような報道手法により、本当は悲惨なひき逃げ事件が、何か「軽い犯罪」であるかのような印象に変わってしまう。これがひき逃げ事件が続発する原因の一つになっているのではないかと思っている。ひき逃げ事件の報道は、声や音楽で加工などせず、事実だけを伝えるべきである。
    • 不法滞在のフィリピン人カルデロン一家を擁護する報道が続いている。最高裁で判決が出たにも拘らず、それを否定するかのような報道姿勢に疑問を感じる。また、最近になってカルデロン・のり子さんが卒業した小学校が「滞在許可」を求めて署名運動をしたとの報道があったので、私はその小学校に電話をして事実を確認した。すると、その小学校の校長は「そのようなことは強要していないし、署名にも協力していない」と言っていた。署名運動は局や弁護団、民間の団体が行っているようだ。なぜ法を犯して滞在している人物に対してそこまで擁護する報道をするのか理解できない。法律を曲げるような報道はどうかと思う。また、カルデロン・のり子さんが同級生と一緒に映っている映像がテレビで放送され、同級生の女の子の名前まで表示されていたが、治安の良くない社会で、個人の名前や映像を出すことはその少女を危険に晒すことになるのではないかと不安を感じた。
    • テレビ報道では決まって金賢姫さんの事を「元死刑囚」と言って放送するが、これは少し気の毒ではないだろうか。元韓国の大統領・金大中氏も死刑判決を受けた人だ。この金大中氏に対してメディアは「元死刑囚」という呼び方をしただろうか。これでは完全なる差別であり、金賢姫さんに対しての人権侵害に当たると思う。言い換えれば、刑務所から出てきた人に対して「元犯罪者」と呼んでいるのと同じ事だと思う。メディアが差別や人権侵害を犯すなど、とんでもない事だ。
    • 「”振り込め詐欺”犯の実態に迫る」という企画で、番組スタッフの一人が「犯行に使う携帯電話を購入するアルバイト」の応募者を装い、詐欺グループに潜り込んで取材していた。しかし、その模様を伝える映像で、犯行グループのメンバーの顔には全てモザイクが掛かっていた。何故そうまでして犯罪者の人権を守るのか?私には全く理解できない。これとは逆に、数年前の奈良の「騒音おばさん」事件では、彼女は極く限られた範囲の人達に迷惑を掛けただけなのに、モザイク無しの映像を流された結果、全国に顔を知られるところとなった。「振り込め詐欺」の方が「騒音」よりも遥かに重大な犯罪である。それを扱うテレビ局として、モザイク無しで放送する位の覚悟が無くては困る。いくら体を張った潜入取材を敢行しようと、放送する時にモザイクで一部を隠すのでは意味がない。
    • 複数の民放局のニュース・情報番組で、新聞記事をただ読んで伝えるだけのコーナーがあります。この1~2年でずいぶん増えたと思います。この新聞記事の内容について、テレビ側で詳細を調査したり検証を加えたというなら分かりますが、「他メディアの発信した情報をただ読んで伝えるだけ」というのはどうかと思います。例えば、欧米ではテレビと新聞で相互に監視・批判をし合う関係があり、偏った報道を抑制し、個々に特性を持ったメディアとしての存在意義を視聴者・読者に提示しています。しかし、日本のようにテレビも新聞も内容が同じでは、独自性やメディア間の正常な競合関係も保てないと思います。予算の問題等があるのかも知れませんが、テレビ独自の取材や調査による放送を希望します。
    • 麻生首相の「株屋」発言に対する報道についてだが、首相の発言の一部分だけを切り取って報道するのはいい加減止めて頂きたい。この発言は証券会社社長の発言に対する賛同の発言であり、また一般庶民の証券会社に対する印象を代弁したものだということが、議事録を見れば誰でも分かる。このように、発言を意図的に編集する行為は情報に対する信頼性を低下させ、マスコミ自身に対する信用をも低下させることを自覚すべきだ。また「株屋」なる単語が証券会社を見下した旨の報道もされているが、「株屋」は一般社会でも使われる言語であり、なぜ「株屋」が差別用語になるのか全く理解できない。マスコミの中では「株屋」は差別用語に定義されているのかも知れないが、それはマスコミの中だけである。そのような内輪だけでの規制を一般社会に持ち込んでもらいたくない。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 過去の大事件・大事故の報道映像が見られると思っていたが、番組では事件・事故の被害者に対して無遠慮にテレビカメラやマイクを向ける無神経な映像や、警察や消防が救助作業をしている真横で、現場の中にまでアナウンサーやリポーターが入っていく姿が放送された。中でも、航空機事故の生存者である少女の顔をモザイクなしでそのまま放送するテレビ局の報道姿勢に呆れ返った。現在は大人になっている彼女にとって、この事件は思い出したくないものだろう。写真が晒されることによって、今の彼女の生活に支障が出る可能性もある。また、この事故で亡くなった方の遺族が見ているかも知れないのに、番組では事故の悲惨さを語るどころか自分たちがスクープをとった経緯の自慢話に終始していた。時には笑顔や半笑いで当時の思い出を話す彼らの姿を見て、不快感を覚えた。
    • あるお笑い芸人が、上半身はセーラー服姿、下半身はショーツ形の女性用生理用品一枚のみを身につけた姿でカメラの前で踊っていた。嫌悪感で吐きそうになった。女性視聴者に対する無差別なセクハラではないか。この芸人も問題だが、このような映像を平気で放送するテレビ局の番組制作者の倫理観を問いたい。
    • たまたまこのラジオ番組を聞いたところ、パーソナリティーの男性らが卑猥な話を展開していた。内容は男性器や女性器に関する興味本位のいやらしいトークだった。何と低次元で下品な放送局なのか?このようなものを放送して平気でいられる社長の顔が見てみたい。
    • 「知的障害のある子供達への性教育に介入したとして、都と都議に賠償命令の判決」というニュースの中で、「胸におっぱい、お腹におへそ、おへその下にワギナだよ」という歌が流れ、これに合わせて裸の人形が映しだされた。こんな露骨なものを放送してもいいのか。テレビなら何をやっても許されるというのか。
    • 家電量販店でかくれんぼをするという企画。見つかった芸人は「牢屋」という部屋に入れられる。1人見つかるごとに水・お湯・色のついた水・タランチュラ・砂・墨汁などをかけられる。一種の罰ゲームなのだがあまりにもひどい内容だった。とくに、水浸しの状態で頭から砂や墨汁をかけるというのは見ていて痛々しかった。バラエティーなら何でもありなのか?ふざけた番組作りをするのもいい加減にしたらどうか。民放各局は放送局が果たすべき役割を何と考えているのか。
    • 新聞の記事を紹介するコーナーで、麻生総理を貶めるような記事を紹介していた。その内容は「麻生総理が『みかじめ』という言葉を使用したが、これは暴力団が地域の飲食店などで用心棒代として受け取る金のことである。このような暴力団言葉を一国の総理が平気で発言するのは問題である」というものであった。コメンテーターが「日本という国自体が暴力団まがいの組織と思われかねない。言葉をもっと大事にするという意味で、まわりも進言してあげて欲しい」と発言した。しかし、「みかじめ」という言葉を辞書で調べると「管理監督すること、後見をすること」とあり、決して暴力団用語ではない。氏が本来の意味を知っていながらこのような発言をしたのであれば、麻生総理を貶める悪質な印象操作の意図を感じる。もし、知らなかったのであれば「言葉をもっと大事にする」などといって欲しくない。最近の報道は麻生総理の言葉尻をとらえて叩く悪質なものばかりのように感じるが、品位のある放送を心がけて欲しいものだ。
    • 東京マラソンの生中継にタレントの男性が心肺停止で倒れた。しかし、番組では彼の安否を心配するコメントが何処にも無く”能天気”な放送をしていた。実況を担当したアナウンサーや放送局のモラルを疑います。出演メンバーもバカ騒ぎをするだけで、番組の品位を疑いました。
    • 3月9日、正確に言うと3月10日未明の放送だったが、民放ラジオの深夜番組のパーソナリティーが「今日は東京大空襲の記念日です」と言った。「空襲」という悲惨極まりない出来事に対して「記念日」という晴れがましい響きを持つ言葉は相応しくないと思う。私は「記念日」と聞いた時、反射的に違和感を覚えた。もし、東京大空襲で家族を失った人達が聞いていたなら、その人達の耳にはどのように響いただろうか?

    【番組全般、その他】

    • 歴史解説番組であるが、学校で教わった日本史や世 界史をより深く理解できる内容であり、歴史の紹介と共に現代との共通点や相違点なども紹介しているので、毎回楽しみにしている。「源氏物語」を取り上げた時も、その美しい映像や美しい文章の紹介などにとても驚いたが、昨日の「世界恐慌」もとても分かりやすくて、楽しく見ることができた。乱暴な政治批判などは全くなく、「日本には当時何があって、どのようにして世界恐慌を乗り切ったのか」を時系列で、しかも世界情勢と対比しながら放送していたのでより理解が深まった。最後のメッセージも私たちを元気づけるようなものだったので、「頑張ろう!」と素直に思えた。過去の歴史を学ぶことにより、将来「どう防ぐか」「どう乗り切るか」を学ぶことが出来た。とても考えさせられる番組だった。
    • 私は脊髄小脳変成症という病気のためサングラスを手放すことができず、今では体の一部となっている。晴れの日よりも曇天の日のほうが瞳孔が開いてまぶしいので、日が落ちてからの外出時にもサングラスを手放せない。そこでお願いだが、ラジオで「サングラスをかけている人は怖い人」と言わんばかりの放送をすることがあるが、サングラスをかけている人すべてを一括りにするのは止めて欲しい。また身体障害者をニート扱いする発言も目立つが、身体障害者が一般の会社に勤めるということは、放送局の人たちが考えているよりはるかに困難なことなのである。私には一般会社で働けるような能力はもうない。ラジオを聴きながらずっと我慢をしていたが、「メールが打てる力が残っているうちに」と思い連絡をした。今では外部の人とのコミュニケーション手段はメールかFAX、筆談だけだが、こういう人間の意見も聞いて欲しい。
    • 私は3ヵ月前に白内障で目が見えなくなった。そのため、テレビでは音声だけで情報を聞いている。先ごろ、アメリカではオバマ氏が大統領に就任し大々的に報道されていた。放送ではオバマ氏の肉声が流れたが、私は英語が分からないので主人に和訳した字幕を読んでもらっていた。しかし主人は字幕のスピードが早すぎて読みきれず、結局、私はオバマ氏の発言内容がよく分からなかった。アメリカと日本の関係は大事なことなので、正しい情報を知りたいと思っていた。できる事ならば、外国人の発言は翻訳したものを字幕で流すだけでなく、アナウンサーが読み上げる形も取って欲しいと思う。
    • 「ジェンダー」に関する話題になると決まって元・大学教授の女性が大声を張り上げて女性の権利拡大を訴える。しかし、彼女のように人の意見には耳を貸さずに自己主張ばかりを繰り返すことが、「女性の人権」に対する一般の人たちの意識を高めるとは思えない。態度にも品性が感じられないし、居並ぶ男性陣の主張を打ち砕こうとばかり考えてわめいているが、そのことが「女性」に対する評価を下げ、世の中の女性達に不利益をもたらしていると感じている。
    • 最近は、お笑い芸人出演のバラエティー番組やクイズ番組が多く、どの局を見ても全く同じと言っても過言ではない。このようなテレビが「面白い」と言えるのだろうか?まるで、番組制作をお笑い芸人の会社に丸投げしているかのように感じる。私の親の年代である60~70代の人たちも、私の後輩である40代~30代の人たちも、皆が同様に「あまりテレビを見なくなった」と言っている。「お笑い・バラエティー番組」だけでなく、海外のテレビ映画・洋画・邦画を放送したり、歌番組や報道番組にしても、各局が独自性のある番組を企画していただきたい。このままだとテレビの衰退は目前に来ているように感じる。本当に最近のテレビは面白くない。特にお笑い芸人の出演するバラエティー番組は見ないようにしている。
    • 定額給付金の支給が始まった青森県のある村の様子が紹介された。記者の質問に対し、お年寄りが「給付金を頂けて本当にありがたい。まず仏壇に供える」と笑顔で答えていた。コメンテーターが「税金で賄われているのに”ありがたい”とはおかしい。単純に喜ぶようなことではない」と厳しく批判すると、キャスターも「ホント、そうですよねえ」と同調していた。しかし、お年寄りが給付金を受け取って、素直に喜びを表すことのどこがいけないのか?地方在住の高齢者を見下し、さも「無知で単純」と馬鹿にするようなコメンテーターやキャスターの態度が非常に不快だった。視聴者センターに電話をしたが「担当者に伝える」と答えるのみだった。再び電話をところ、「応対業務の責任者」と称する男性が出て一方的にまくし立てた上、こちらの話を聞こうともせずに電話を切った。このように視聴者をあからさまに軽視した態度に怒りが収まらない。
    • 「大都会の精神科救急24時」で精神科治療のための「電気ショック療法」を紹介していたが、このような内容の番組は放送時間帯を考慮するべきである。重度の精神障害者である男性の頭に院長が装置を付けて電気ショック療法をしていたが、見ていて気分が悪くなり食事も喉を通らなくなった。このような療法があることを番組で初めて知ったが、放送後に「電気ショックによる治療法は、痙攣などの副作用を伴うこともある」ことを友人から教えられて驚いた。一般家庭の夕食時間に、このような内容をドキュメンタリーとして放送するテレビ局の神経が理解できない。
    • ペット用として人気があり、愛くるしい姿でテレビCMなどにも登場したウーパールーパーを「食用」として紹介していた。現在、ウーパールーパーは絶滅危惧種としてワシントン条約でメキシコからの輸出が禁止されている。日本のペットショップなどで販売されているウーパールーパーはこの条約締結以前に輸入された固体を国内で繁殖させたもので、販売するのは違法ではない。番組では女性キャスターが食用としてウーパールーパーを販売している富山市の会社を訪ね、まず、から揚げを試食し「これアナゴ?」「淡白で塩がきいていておいしい!」とコメントしていた。その後、持ち帰ったウーパールーパーを東京・新宿のメキシコ料理店に持ち込み「トマト煮込みタコス」として調理してもらい美味しそうに食べていた。しかし、ペット用に飼育されたウーパールーパーを殺して食べるなんてあり得ない話だ。もし、この取材がなければ、殺されて食べられてしまったウーパールーパーは現在もどこかで愛嬌を振りまいているはずだ。人間の傲慢さを象徴した報道であった。
    • ローマ・エジプトなどの古代文明や近代中国のミステリーを中心とした歴史特別シリーズを放送していた。しかし、その内容は1~2カ月前に同じテレビ系列で放送された別の番組の内容とほぼ同じものだった。私がその時興味深く見ていた古代遺跡の場面等が、そのまますべて今回の番組に使われていた。制作費の節約の為なのか知らないが、「再放送」と断るならともかく、今回のような「番組の使い回し」をするのは視聴者を馬鹿にしていると思う。視聴した局に電話をして「なぜ”再放送”と断らないのか?」と尋ねたところ、「”内容の構成”が違うので”再放送”には当たらない」と言われた。姑息な手法をとるのは止めた方がよい。
    • 早朝のワイドショーで政府の景気対策の話があったのですが、「子育て応援特別手当」の周知が立ち遅れていることや、これに不公平感を抱いている人がいることなど、なぜかマイナス面ばかりを強調しているのが気になりました。この手当金のことを知らない人が多い理由は、この番組も含め、テレビの報道番組が「定額給付金」だけを大きく取り上げ、他の景気対策のことは全くと言っていいほど報道しなかったことが原因なのではないでしょうか?自分達の怠慢を棚に上げているように感じました。また、「第2子の出生日によっては手当て支給の対象から外れる家庭がある」ということで不満に思う方の意見が紹介されていましたが、もらえなくて不満な人の意見だけが放送され、受給した人の意見がなかったのが変に思いました。テレビでは「定額給付金」と「高速道路料金」だけを勝手に”景気対策の目玉”と言っていますが、他にも「住宅減税」や「妊婦検診の無料化」のような庶民の生活に密着したものがいろいろあるのですから、ちゃんと報道してもらいたいと思います。自治体の広報や政府のHPを探して読まないと何も分からないので、イライラしています。
    • 女子アナウンサーから「先週の放送での不適切な発言に対するお詫び」がありましたが、これでは「何が不適切発言」だったのかが視聴者には分かりません。これ自体が全く”不適切な発言”です。おそらく、評論家がある人を確固とした証拠もないのに罪人であるかのような発言をした件だと思いますが、これではその人の名誉も回復されませんし、発言した本人が責任をとることにもなりません。一般社会では本人なり上司なりが謝罪するのが当たり前です。この番組はコメンテーターが自由に発言するスタイルなので、コメンテーター本人が謝罪するのが妥当だと思います。
    • お笑いタレントたちが政治を茶化したり、笑いの種にしたり、軽蔑したりする番組が数多いが、これらの番組が国民の政治不信を助長し、同時に政治家や日本の政治そのものを堕落させているのだと思う。政治問題を扱う番組は、専門家や有識者を招いて真面目な姿勢でオーソドックスな作り方をするべきだ。
    • 高速道路料金値下げに関する話題で、割引対象がETCだけであることについて、出演者の経済評論家が「国土交通省のETC担当者の陰謀である」「民主党が政権を取ると高速道路は無料にすると言っているのでETCは要らなくなる」と発言していた。しかしながら民主党の2007年のマニフェストによると「高速道路は一部大都市を除いて無料とします」と明記されており、民主党のマニュフェストが実現された場合でもすべての高速道路が無料化されるわけではなく、ETCが不要になるわけではないと思います。民主党の政策を誤った形で報道することは有権者への誤解を招く行為であり、また具体的な根拠を示すことなく「陰謀」という軽率な発言をするのは厳に慎むべきです。
    • キャスターが「小学五年生の女の子から『明日WBCの決勝で日本が勝ったら、マウンドに日本と韓国の旗を両方立てて下さい』というFAXが来た」と発言しました。しかし、野球のマウンドといえども旗を立てる行為は開催国に対して大変失礼にあたります。また、マウンドは野球選手にとってもファンにとっても神聖な場所なのです。安易な賛同に違和感を覚えました。
    • 最近、情報系バラエティー番組やクイズ番組などで、観客の笑い声や驚きを表現する声を効果音のように挿入することが多い。あまりにもわざとらしく不必要だと思うが、これはテレビ局による「視聴者の思考の誘導」ではないか?大体、スタジオに観客を入れてもいないのにこのような声を挿入しているのは、はっきり言って捏造行為だと思う。

    【CM】

    • WBC「日本対韓国戦」の放送中で、パチンコ企業の機器のCMが放送された。テレビという媒体が社会の公器である以上、テレビで「パチンコ」という賭博を推奨するCMを放送するのはいかがなものかと思う。放送法に「公安及び善良な風俗を害しないこと」とある以上、パチンコCMが放送法に抵触しているのは明らかである。
    • 日本国内では毎年3万人を超える自殺者が出ているが、借金などの経済的な問題を苦にした自殺が全体の3割以上であると聞く。そのような世相にも拘らず、テレビでは毎日膨大な量の消費者金融のCMを流し、借金をそそのかすようなメッセージを発信し続けている。自殺に追い込まれた人の中には、テレビで見たサラ金のCMがきっかけとなって借金地獄に落ちた人がいるかも知れない。人生を棒に振る発端となりかねない消費者金融のCMを、今すぐテレビから締め出すべきだと思う。
    • 私は沖縄県で形成外科の医院を経営しているが、同業者のテレビCMが各放送局で頻繁に流れている。しかし、病院・医院のCMで禁止されている「病院名の連呼」が堂々と行なわれており、極めて問題だと思う。テレビ局は自社で流すCMにもっと責任を持ってほしい。

    【BPOへの意見】

    • 「虚偽証言報道」が放送されたことは、国民のテレビ報道に対する信頼を失墜させた。一般企業が不祥事を起こした場合には、テレビでは記者会見で経営者が深々と頭を下げて謝罪する様子を放送しているが、今回の当該局の社長辞任記者会見については民放ではほとんど報道されなかった。しかし、この問題では、BPOが特別調査チームを作って審理すると報じられている。期待している。
    • BPOには広く視聴者の意見が集まるようですが、BPOは視聴者から訴えがあってから動くのですか、それとも独自にテレビ番組を監視しているのですか。昨今は偏向報道が多いようですが、放送法に罰則規定がないために各局がやりたい放題の放送をしているように思えます。BPOも大変だと思いますが、断固とした対応をとっていただきたいと思います。
    • 今のメディアの惨状を、BPOはどのように責任を取るつもりなのか?今回、「虚偽証言報道」でやっと動くようだが、放送界をよく見ていただきたい。すべての局が「ルール無用」とばかりに好き勝手に放送している。「公平性」などという基本すら微塵も感じられない。そう考えると、BPOは役に立っていないと思う。必要ないとも思う。放送局の立場からではなく、もっと視聴者の立場に立って「失墜したメディアの信頼をどうしたら回復出来るか」について真剣に考えようとする組織を我々は望んでいる。

    青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • 子ども向けアニメのようだが、「キャバクラ」や「SM」の描写等、限りなく下品で卑猥な内容を含んでいる。そのため、とても子ども達には見せられない。
    • バラエティー番組。昨年、小学生の男の子が給食のパンを喉に詰まらせて亡くなるという痛ましい事故があった。そのお子さんはテレビ番組の真似をして早食いを試みたという。そのような事故を教訓に、テレビ番組から「大食い」「早食い」の企画は姿を消したと思っていた。ところが、大食い番組を堂々と3時間にも亘って放送したことを知り、私は呆れてしまった。この放送を最後とし、今後は一切このような企画を放送しないよう、BPOがテレビ局に厳しく指導すべきだ。
    • バラエティー番組。先日も放送直後にテレビ局に苦情のメールを送ったが、本日また繰り返して放送されたのでBPOにメールをした。番組の中でオートバイによる暴走行為を助長する様な内容が放送された。「オートバイの爆音でメロディーを奏でる」という内容。20年以上前から暴走族がやっていた行為のやり方を、なぜテレビでわざわざ教える必要があるのだろうか?また21時台で子ども達が見ている時間帯(深夜でもだが)の放送としては著しく悪質な内容だ。視聴者からの苦情を無視して放送を繰り返すテレビ局の倫理観を疑う。
    • 東京ローカルの情報番組。子どもが丁度見る時間に放送している番組としては、トークが退廃的でエッチな内容が多すぎる。まるで場末のスナックで交わされるような会話が繰り広げられる。特に、水曜日の内容が酷い。大人でも聞くに堪えない内容である。なにも「清く正しく」とまでは言わないが、夕方に放送しているのだから、どうにかしてほしい。

    【報道・情報系番組に関する意見】

    • 情報番組。「中学校で男子生徒が女性教師に対し『先生を流産させる会』と称して悪質ないたずらをしていた」というニュースの中で、コラムニストが「『流産させる会』というネーミングでなければ、どこの学校でも多少ある」などと発言していたが、あまりに非常識な暴言ではないだろうか。嫌いな教師に対する多少のいたずらであればどこの学校でもある事かもしれないが、妊婦と胎児の命に係わるほどの嫌がらせが、「どこでも行われている」などと断じるのは乱暴すぎる。こういった悪質な行為については、大人がきちんと叱らなければ歪んだ感性のまま成長してしまうこともあるのだから、容認するような発言を公共の場でしてはならないだろう。(同様意見5件)

    【CMに関する意見】

    • テレビでパチンコのCMを見た子供が「パチンコをやりたい」と言い出した。CMにしろ番組にしろ、子供に悪影響を及ぼす放送をしていることについて放送局はどう責任を取るのか。また、今後はどのように対応していくつもりなのか。
    • 最近、サラ金とパチンコメーカーのCMが非常に多く放送されることが気になっている。朝から晩まで、それこそ子供を含む家族の団欒の時にテレビからそれらのCMが流れることに非常に不快感を覚える。ニュースや報道番組などでは、今、盛んに政治家を叩く内容を放送しているが、その番組の合間にパチンコやサラ金のCMが流れるのはいかがなものかと思う。生活保護費をパチンコに充てて借金を作り、サラ金に走り自己破産をするような人もいるのだ。テレビは優良企業の不祥事や政治家のことはこれでもかというほど叩くのに、パチンコ関連の出来事を批判する番組は無いに等しい。テレビ局も経営が厳しいのかもしれないが、せめてニュース関連の番組にパチンコメーカーとサラ金企業をスポンサーとするのは止めていただきたい。今のパチンコのCMは「これは悪い事だ」という印象を抱かせない内容が多いので、子ども達がパチンコ本来の事情を知らずに興味を持つのではないかと危惧している。

    【言葉遣いについて】

    • 若手のタレント、特にジャニーズ系のタレントは爽やかなルックスと人柄の良さで人気があり、私も好意的に見ています。ただ、出演する番組の種類を問わず、彼らの言葉遣いが粗雑なことが多く、そのことが残念です。例えば「マジかよ!?」とか「**するんじゃねぇよ!」と言った類です。せっかくの好感度キャラが台無しです。彼らに憧れる子ども達が彼らの言葉遣いを知らず知らず真似てしまうことが一番心配です。是非、この点を本人達に分かって貰いたいです。

    【表現・演出に関する意見】

    • 刑事ドラマとして楽しんで見ているが、最終回SPのラストの部分が不快だった。障害者は健常者の重荷で、そこから抜け出すためにはあのような方法しか無いかのごとく表現されたのが悲しい。あの部分はドラマのストーリー上必要だったのだろうか。どうしてもそうは思えない。世間に自閉症の人間が扱いにくく、周りの肉親の負担がとても重いという印象のみをクローズアップされてしまったように思う。とても後味の悪いものだった。我が家にも健常児の姉と自閉症児の弟がいる。実際同じ家庭環境にある視聴者のことなど、少数派のことは考えて頂けないのかもしれないが、とても子ども達に見せることの出来る内容ではなかった。エンタメとしておもしろおかしく扱って欲しいことではない。テレビがもたらす影響をよく考えた上での放送を希望する。

    2009年2月に視聴者から寄せられた意見

    2009年2月に視聴者から寄せられた意見

    中川前大臣のG7後の記者会見報道を中心に、麻生首相関連報道などで、内容が特定の政治家を過度に非難しているとして「恣意的な報道だ」などと意見があった。更に、報道番組や情報ワイド番組では「G7会議の内容を十分に伝えていない」として、同行取材陣に対する厳しい指摘があった。

    2009年2月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのホームページ経由でBPOへ寄せられた意見は1,252件で、1月と比較し22件増加した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール61%、電話33%、ファクシミリ4%、郵送ほか2%。男女別は男性65%、女性31%、不明4%で、世代別では30歳代32%、40歳代20%、20歳代19%、50歳代8%、60歳以上8%、10歳代2% の順となっている。

    2009年2月に視聴者から寄せられた意見 1,252件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2009年2月件数 年度累計
    人権等に関する意見 14 件 74 件
    放送と青少年に関する意見 106 件 [ 意見内容 ] 1,394 件
    放送番組全般にわたる意見 714 件 [ 意見内容 ] 7,014 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 54 件 650 件
    その他(放送関連以外) 364 件 3,911 件
    意見件数 計 1,252 件 13,043 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。2月通知数は526件(46局)であった。
    またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し28件を全加盟社・局に送信している。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    2月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 14件
      (個人又は直接の関係人からの要請)
    • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 37件
      (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

    番組全般にわたる意見

    【情報ワイド・バラエティー番組】関連1,318件(全体の105%) 前月比305件の減少
      意見の傾向 “指摘事項”(件数、全体の比率)

    • “不適切な内容、不適格な出演者”(743件:59%)
    • “低俗・下品な番組” (379件:30%)
    • “倫理観欠如、局の責任”など(196件:16%)

    【報道・情報番組】関連1,163件(全体の93%) 前月比407件の増加

    • “取材・報道のあり方・批判”(785件:63%)
    • “報道の公平・公正性と内容批判”(209件:17%)
    • “放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など(169件:13%)

    *【情報ワイド・バラエティー番組】と【報道・情報番組】の意見合計数が意見総数を超えているが、これは1件の意見に複数の指摘項目が含まれているためである。

    2月は報道番組・情報ワイド番組での政治関連報道への批判が前月の168件から304件に、また、出演者(キャスター・コメンテーター・解説者)の発言に対する批判が前月の86件から120件に増加している。これは中川前大臣のG7後の記者会見報道を中心に147件、麻生首相関連報道(首相発言の編集のあり方や支持率低下報道等139件)について指摘したもので、内容が特定の政治家を過度に非難しているとして「恣意的な報道だ」「政治的公平性が保たれていないのではないか」などと批判している。更に、報道番組や情報ワイド番組では「G7会議の内容を十分に伝えていない」として、同行取材陣に対する厳しい指摘や、「今やインターネットでの情報確認を優先している」などの意見も増えている。
    番組全般では「どこの局も同じようなクイズ番組やバラエティー番組の乱立とお笑い芸人の氾濫で見たい番組が少ない」との意見をはじめ、「捏造・やらせ・情報操作ではないか」「放送界のモラルが低下している」などの指摘が多い。また、生活情報番組について「テーマと番組内容」「出演者の適格性を問う」などの不満も散見された。なお、放送局の応対・対応に関する苦情は213件で前月より微増した。

    青少年に関する意見

    2月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは106件と先月より3件増えた。
    今月は、意見が集中した番組がなく、幅広い分野に意見が寄せられた。

    BPOに関する意見

    54件のうちBPOへの意見23件、問合せ31件となっている。「意見・問合せ」以外にBPOについてふれた意見は211件であった。

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • 名古屋で起きた闇サイト殺人事件の被害者の母親が各局の報道番組に出演し、被害者である娘さんの写真や思い出の品を見せながら「犯人に極刑を」と訴えているのを目にする。被害者家族の気持ちも分からなくはないが、裁判委員制度が始まることを考えると、このような報道の仕方をすることで視聴者に被害者寄りの感情が生まれ、公平な判断が出来なくなるのではと心配になる。光市の事件でも、やはり被害者家族のメディアへの露出が問題視されたではないか?テレビはあれから何も変わっていないと感じた
    • 麻生内閣への偏向報道がエスカレートするばかりだ。椿事件の再来といっても過言ではないと思う。今やインターネットでの1次ソースの確認が容易になったので、それを見た上でテレビの報道番組を視聴すると、殆どの報道番組で明らかに悪意のある編集が公然とされているのが分かる。今の報道番組は「報道の自由」を盾に「政治的に公平である」という放送法を完全に無視している。このままでは、テレビは確実に信用されなくなっていくだろう。国民とテレビの双方のためにも、BPOから各局に偏向報道をやめるよう早急に助言すべきと考える。
    • 報道番組などで「人権」という言葉をよく聞く。「被害者の人権」「子供の人権」等いろいろあると思うが、政治家に人権は無いのだろうか。勿論、汚職に手を染めたり国益に反したりと、政治家としてあってはならないことをした人がいるのは事実だと思うが、きちんと仕事をしている政治家に対してまで悪口を言うのはなぜなのか。安倍元総理へのバッシングは異常だったが、彼が病気で倒れたことの一因に「マスコミのバッシングがあった」と今でも言われるほどだ。病に倒れて辞任せざるを得なくなった時ですら、マスコミは「無責任だ」「馬鹿だ」と罵り、ひどいコメンテーターになると「死ねばよかった」などとまで言っていた。これは明らかに人権侵害ではないか。そして今、麻生総理に対してのバッシングは安倍元総理の時と同じようになってきている。どんな仕事をしているかを正しく報道しないで、発言の一部を切り取ってマスコミの思うように解釈し「何もしないで迷走する総理」の烙印を押している。面白ければ名誉毀損に及んでもいいのか。政治家に人権はないのだろうか?
    • 早朝からの情報ワイドで、テレビ局の解説副委員長でもあるコメンテーターが「最近の円安の原因は中川前大臣の例の会見が、海外の人に『日本は大丈夫なのか?』という不安を抱かせてしまったせいだ」と発言をしていた。しかし、最近の円安傾向の原因は日本のGDPが日本や世界が予想していたよりも悪かったのが原因で、中川会見が原因という、そんなバカなことはない。この発言もだが、最近のテレビの報道を見ていると現政権の揚げ足取りばかりでうんざりする。しかも、このような嘘に近い情報をテレビで流すのは大変問題があると思う。テレビで嘘を言っても、何の責任も取らなくていいのか。G7会議の内容を知ろうとしても、テレビでは中川氏の会見のことしか伝えていない。これは異常ではないか。やっと海外の報道でG7での日本の役割は結構好評だったことを知り得た。なぜ日本の報道で知ることができず、海外から情報を得なければならないのか。これで報道と呼べるのか?昨日も大手新聞の脱税の件があったが、テレビで扱われたのはほんの少しだった。同業者の過ちは小さく扱うくせに、政治家のどうでもいいことや、業者の食品偽装などの不正については鬼の首でも取ったかのように大騒ぎする。自身の不正にはより一層の厳しさを持たなければ、マスコミは信用されない。マスコミのこういった態度が改善されないが、BPOは機能しているのか?
    • 中川大臣が辞任に至るまでの各局の一連の報道の中に、G7後の問題の記者会見に出ていたはずの日本人同行記者の報道・リポートがなかった。これが不思議だ。だから、問題の核心となる大臣の飲酒疑惑の真相も分からないままだ。記者達は何のために同行しているのか。現地でちゃんと取材をしているのか。配られるプレスリリースに頼っているだけではないのか・・・そんな疑問が湧いてくる。
    • G7での中川前財務大臣の”もうろう会見”を批判していた。それだけではなく、番組リポーターが何とイギリスに飛び、記者会見の際の中川氏の酩酊写真数枚を貼り付けたボードを市民らに見せ、「この状態をどう思うか?」と街頭インタビューをしていた。しかし、このようなインタビューが本当に必要なのか?日本国民の誰もが中川氏の失態を怒っているが、だからと言って何も外国まで出かけて行ってわざわざ国民の恥を晒すことは無かろう。「報道の自由」の名のもとに、国と国民を貶めるような放送がされたことに憤りを覚える。
    • テレビでは麻生総理の「支持率下げ止まらず」と言われているが、一体どのように調査がされているのだろうか?調査の前提となるはずの母集団の選び方、及びその内訳も不明、設問も不明、調査の実施日・時間帯も不明と、どのように調査されたのか分からないまま、結果のみが発表されている。調査結果に信憑性を持たせたいのであれば、これらを明らかにしてはどうか。それが出来ないのであれば、調査結果には信憑性がないと前置きした上で発表するべきだ。捏造番組が糾弾されて久しいが、番組を作っているのは素人ではなく、それを職業としているプロなのだから、こうした調査結果もその過程が明らかにされなければ捏造同然であることを弁えるべきだ。
    • 中川前大臣の失態報道で「バチカン博物館で柵を乗り越え、警報機を鳴らした」という報道をしていた。スタジオでは大型テレビに美術品を映し、柵をこしらえるなど再現していた。その後、美術の専門家にその行動をどう思うかを聞き、またバチカン博物館に電話をしてその時の状況を確認していた。しかし、バチカン博物館の担当者は「警報が鳴ったから向かっただけで、柵を越えた現場を見たわけではない」とし、スタジオでの再現内容の真実味が疑われる内容だった。その後、新聞社の4億円の所得隠しを報道したが、新聞社のビルを映しながら内容を読むだけだった。この報道の差は何なのだろうか。政治家の不祥事もマスコミの不祥事も決して許されるべきことではなく、双方とも視聴者の関心は高いと思う。それなのに、片方は「煽り報道」で、片方は「擁護報道」のように感じる。反論できない者、弱い者のみを叩くのがマスコミの報道なのだろうか。マスコミのモラルハザードは誰が報道するのだろうか。
    • 夜の報道番組で「遅発性統合失調症」が取り上げられた際、統合失調症を発病した母親と、その母親を入院させようとする娘、それを手伝う業者の方が出ていました。しかし、この特集を見て「報道の危うさ」を感じました。病気の恐ろしさを煽る一方で、通常考えられる一般の相談機関を一切紹介せず、間接的に一業者の宣伝となっているのではないかと思われる点です。VTRに出ていた精神保健事務所は、相談するためには相談料金が3時間で10万5千円、移送業務は基本報酬が315万円です(業者のホームページに掲載)。通常、精神疾患が疑われる場合は行政の保健所が相談窓口となります。保健所の相談は無料なので、それと比べても安易に紹介してよいものかどうか疑問です。藁をも掴むような気持ちの人に医療機関・行政機関の紹介もせず、一業者だけを紹介するのは公平性に欠けるものと思われます。同じような病気の患者を抱えている家族が番組を見て、通常の相談窓口や解決方法を知らずに多額のお金を払って苦しむことになるのではと心配です。
    • 韓国人被爆者の方々の被爆者手帳交付のニュースで、「強制連行で広島へ連れて来られて被曝された方々が」との発言がございましたが、広島市内で働いていらっしゃった方々の多くは「出稼ぎ」においでになっていたものと存じます。若い方は詳しくご存じない方が多いと思いますが、あたかも全ての方々が「強制連行」でおいでになったかのような発言をするのはいかがなものかと思われます。放送日は失念いたしましたが、夕方のニュースでした。いくら地方局とはいえ、あまりにひどい発言と思い、意見させていただきました。
    • 今月13日に中国人の女性が中国人の男性との間に出来た子供について日本人男性の認知届を偽装し、それを斡旋したブローカー共々有印私文書偽造で逮捕されるという事件が起きた。この問題は、国籍法改正案が国会で審議されている頃から反対派の間では懸念されていた問題である。国籍法改正推進派が否定してきた問題がまさに現実となり、反対派の意見の正しさが証明されたことになる。今回は未然に防ぐ事が出来たが、この事件が氷山の一角なのは想像に難くない。法改正反対派が指摘してきたとおりの問題が起きても報道しない報道機関に対して不審の念を募らせている。
    • ドバイ政府観光商務局の者だが、この番組で「マネー経済終焉」というテーマで成長著しかったドバイが厳しい局面を迎えていることが放送され、キャスターが「崩壊の危機ですね」とコメントした。取材を担当した記者が紹介した映像とコメントは「崩壊」を強調した内容ではなかったが、このキャスターのコメントの影響でドバイへの旅行のキャンセルが相次ぎ、関連の旅行代理店が損害を受けている。また、2月1日に同系列の新聞が「ドバイ熱 冷めた」という記事を掲載したので、この影響も心配している。これは報道被害に当たるのではないか。
    • 疑似通貨や健康寝具販売会社の元会長逮捕への取材方法について疑問を感じた。逮捕前の元会長の自宅と思われるプライベートな状況で取材をしている映像が流れている。他局でもこのような映像を見た記憶があるが、詐欺事件の当事者として逮捕の可能性が高い人物とこのような親密な接触をすることは、スクープ性の高い情報を得るためかも知れないが、逆に取材側と取材対象者との関係に不健全なものを感じる。映像取材のために、両者の間に金銭の授受や捜査情報の提供など、何らかの利益供与があったことを疑われても仕方がない。このような行為は慎むべきではないか。この局とは別に、千葉・東金女児死体遺棄事件でも、後に逮捕されることになる人物と取材者が一緒にカラオケに行くなどして情報を得ていた事例があったと記憶している。しかもどちらの場合も女性が担当者として取材に当たっているのもうさん臭い感じがする。このような手法が一般化していくと、報道されている内容そのものへの信頼感が薄れていくと考えるのは私だけだろうか。
    • 不妊治療で受精卵を取り違えた事件の記者会見を放送していたが、記者会見での記者の質問姿勢が極めて横柄だったので、見ていて不愉快だった。記者というのは皆そうなのか。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 緊急浄霊と謳い心霊現象を取り上げる内容だったが、霊能者がタレントに対して「視力が低下しているのは霊の仕業」と称して除霊行為を行っていた。「怪談話」くらいなら娯楽番組の範疇として楽しめるが、病気や身体の異常について実体の解明されていない”霊”を持ち出して「除霊をすれば病気が治る」と放送することは、テレビとして許されないことだと思う。世の中には、現代医学では完治の難しい病気などに苦しむ人々がおり、そこにつけ込んで高い金品を要求する悪徳霊感商法も存在している。実際、過去にそういう行為を行って逮捕された宗教団体もあったが、この番組がやったことは、カルト宗教や霊感商法が跋扈する土壌を作っているだけだ。本来のマスメディアの役割は、こういった正義の皮を被って人々を騙すような悪人を断罪し注意を喚起する番組を作ることではないのか。これでは、テレビ局自体がそれらの悪の尖兵に成り下がっているだけではないか。反省と謝罪を要求し、繰り返されないことを切に願う。
    • 「世界の怪奇現象」として自称「超能力者」が出演し、行方不明になっている女児を探すという愚かな企画を放送していた。女児のご両親も藁にもすがる思いで、また事件を風化させたくない一心で出演したのだろう。そもそもそんな超能力などあり得ないし虚言でそれをもとにテレビ局がスポンサーからお金を集めて商売をしているのは、先に別件の女児行方不明事件で少女のご両親から大金を巻き上げて逮捕された詐欺師と「子供を心配する親心に付け込んだ」という点で全く同じであり卑劣である。「オカルト」という、ありもしないことを事実のように放送するべきではない。テレビ業界は「オウム真理教事件」からなんの反省もしていない。テレビ業界は自浄作用なんて期待できない業界だと強く感じた。
    • アイドルに芸人が集団で襲いかかったり、女性に飛び掛って無理やり押し倒し、キスしようとしたり、逃げようとする腕を鷲づかみにしてひっぱったりするという暴行まがいの行為があった。悪ふざけにしてもひどすぎる。性犯罪を想起させるほど悪質で度を越えたものだった。
    • 「すべらない話」として、タレントが口にするのもおぞましいような発言をしていた。正月に放送された特番が面白かったので、今回も同様の内容だと思い見ていた。高校生の息子も録画しながら一緒に見ていたのだが、ゲストが「性行為をした時に女性の体を触ったら、お尻に”ニラ”が付いていたのでそれを食べた」と面白げに話していた。一緒に見ていた息子もさすがに「テレビで放送する話か!」と怒って録画を消してしまった。最近のこのテレビ局は、番組内の表現が余りに過激なのではないか。テレビ局はHPで「日本民間放送連盟の放送基準を厳守する」と表明しているが、この番組の内容は「表現上の配慮」に抵触していると思う。
    • 開局記念ドラマを見たが、全編が暴力・裏切り・殺人に覆い尽くされており、余りの恐ろしさと気持ち悪さに見終わった夜は一睡もできず、「生きて行くのが怖い」とさえ思った。気持ち悪さを我慢して前・後編とも見たのは、「恐ろしい事件が続いた後で、やがて謎が解け、全てがうまく行きハッピーエンドにつながるのだろう」と期待していたからだ。しかし実際にはハッピーエンドとは程遠く、謎は謎のまま残るなど、見た者を不安にさせる後味の悪い終わり方だった。テレビ局に電話で意見を言ったが「伝えます」と言うだけだった。また、「愉しんで見た視聴者もいるのです」とも言われて呆れた。あのようなドラマを愉しんで見る人がいるとしたらその方が問題だ。
    • 最近また血液型を取り上げる番組が増えているように感じる。すでに日本人の中には「A型は几帳面で神経質」「B型は気分屋で適当」といったような共通の認識を持っているのではないか。これはマスコミやテレビ番組によって多くの人がマインドコントロールされた結果だと思う。最近結婚相談所に行った際に「AB型とB型の人はやめたほうがいいですよ~」と言われた。私はその時、「この国では、血液型による差別というものが確立されつつある」と感じた。今、報道の仕方や決めつけによる番組のあり方を考え直さなかったら、これから生まれてくる子ども達が差別の中で生きていくことになるということをテレビ局の人に言っておきたい。
    • 日本史を扱う番組で水戸黄門を取り上げていた。前半は史実に則っていたが、後半は「松尾芭蕉の弟子の河合曽良が水戸黄門だった」とする説を紹介していた。河合曽良のどんな文献を当たってもそんな記述は一切なく、明らかに捏造である。
    • 「スクープ激撮」と称して、電車内で女性を囲んで痴漢をする集団を取材していた。駅のホームで集合し、目をつけた女性を電車内で取り囲む痴漢集団の様子を撮影したあと、女性と一緒に電車を降り、いきなり女性に「今、触られましたか?」と聞く無神経さに驚いた。しかも一度ではない。なぜ2度目の時、電車に乗り込む前に警察に連絡しなかったのか。電車を降りた後、男性を追いかけながら警察に電話をかけていたが、その男性は本気で逃げているようには見えなかった。ひょっとして「やらせ」ではないかと疑いたくなる内容だった。
    • 芸人が御飯を食べるだけの番組は、CSなどの有料番組で見たい人限定で放送してもらいたい。「自腹云々」と言っているが、高級料理店のCM代わりになっている現状を見ても、実際には無料で食べているのではないかと推測されても仕方がない。芸人が料理を食べることで店を宣伝し人気取りをしているような番組は、テレビの質を悪化させることになる。このような番組は公共の放送に値するものなのだろうか。
    • 「視聴者から寄せられたアイディアを基に今まで誰もしなかったことを実験する」というコーナーがある。テレビ欄によると、この日の企画は「ニューハーフのオッパイを絞ると母乳が出るか?出た母乳を濃縮し、バター状に加工したものをトーストに塗って食べることは可能か?」という愚劣きわまる内容だった。以前にも「採取した小鼻の脂でステーキを焼くことは可能か?」という呆れた実験があった。それにしても世の中には何と低次元なことを思いつく者がいることか。又、そんなくだらないことを番組で実験してみようという放送局があるとは余りに情けない。
    • 現場中継の際に、現場のリポーターが中川秀直議員の氏名を「なかがわ・しゅうちょく」と読んでいた。現場中継なので、キャスターも番組制作者も間違いなく聞いていた筈だ。それにも拘らず番組では訂正も謝罪もなく、キャスターはその後に平然と政府批判を始めた。普段あれだけ政府批判を強烈に行い、総理の漢字の読み間違いに関しても散々批判をしておきながら、自分たちのミスに関しては何もしないというのは言語道断である。私は自民党支持でも何でもないが、この放送には憤りを感じ呆れた。この番組にニュースなど扱う資格はない。
    • 「AM」「PM」という時刻表記を、「午前」「午後」のように数字の前に表記している番組が見られる。「AM9時」という具合だ。しかし、正しくは「9AM」のように数字の後に書くべきものだ。世間一般では誤表記が多いが、テレビぐらいは正しい表記をお願いします。

    【番組全般、その他】

    • 故大宅壮一氏は「一億総白痴化」の名言を残したが、今のテレビ界はまさに大宅氏の予言どおり、堕落の極致である。タレントたちが騒ぐだけのくだらないトーク番組。スポーツに全く関係のないタレントを登場させ、選手や競技を冒涜するスポーツ番組のバラエティー化。番組の全てに創意工夫が全くなく、発想が貧困である。質の悪い番組ばかりだ。いくらテレビが地上波デジタルになっても、テレビ局がこういう質の悪い番組を放送していては何の意味もない。
    • 私は医療に従事する者です。「精神科救急24時」を扱った番組で大阪のある精神科医の治療の様子を紹介していたが、その医師の行っていた「電気ショック療法」は、今時どの精神科医も行わないような時代錯誤もはなはだしい治療法である。又、入院患者がベッドに拘束された状態に置かれるのは、まともな病院なら通常あり得ないことで、この点でも旧態依然としたこの病院の実態が分かる。今や画期的な新薬がどんどん開発され、精神科医の扱う病気の治療法は日進月歩の時代である。それなのに、このような時代遅れで人権無視の治療を行う医師を、あたかも職務への責任感に燃える熱血医師であるかのように紹介するとはとんでもないことだ。事が事だけに、そのような杜撰なやり方ではなく、しっかりと責任を持って制作・放送してもらわなければ困る。
    • 司会のアナウンサーが「最近、近視を治すレーシック手術を受け視力が2.0に回復した」と発表し、「効果に感激した」などと手放しで手術を褒めていた。司会者の発言ともなると視聴者への影響力は非常に大きい。レーシック手術は誰に対しても施術可能というわけではなく、その上良心的な医師に当たるかどうかも難しい。健康保険が利かないため、中には週刊誌で叩かれるような営利第一主義の病院もあるようだ。その辺の事情も詳しく伝えメリットとデメリットの両方を視聴者に説明すべきだった。
    • 開局記念番組で銀杏を1,000個拾ってきて、すりつぶして団子にして”おでん”にして食べるという内容があった。しかし、銀杏には毒性があり、国内では過去に約80人の患者が学会で報告され、うち約30人が死亡している。殆どは3歳以下の乳幼児だ。食べた銀杏は数粒から数十粒と個人差が大きいようだ。視聴者が真似をして、たとえ10個でも、それを使った団子を子供が食べたら死に至る可能性があると思ってすぐにテレビ局に自分が医師である旨を添えて電話で伝えた。電話の男性は早急に対処すると返答したが、「第二部」でも全くコメントもされず字幕による告知も無かった。 しかも、番組の公式サイトでは”おでん”のレシピまで紹介されており、一日経った今日になっても何の注意書きもされていない。命に関わることなら迅速に訂正やお詫びをする社会的責任があると思う。
    • 日曜日の討論番組で司会が「麻生総理の施政方針演説が理解できない」と言っていたが、それを理解して伝えるのがジャーナリストの役目ではないか。私は総理の施政方針演説を自分で探して読んでみたが、特別難しい事柄は書いてなかった。素人にも理解できることが分からないのなら、氏は報道番組に出て高説を垂れる前に、もっと勉強してくるべきである。また、番組内で解散の時期についてしつこく中川秀直氏に聞いていたが、いま解散総選挙を行えば、最低一ヶ月間は政治的空白が生まれるというのが分からないのだろうか。それにしても、「”支持率=民意”として、それに従って解散するべき」という論調はどうにかしてほしい。その意味も考えずに「解散」と喚くだけなら「黙っていろ」と言いたい。更に雇用問題を取り上げたコーナーで「正社員の平均生涯賃金が高い」と言っていたが、馬鹿じゃないかと思った。その数値はあくまでも平均値であり、昨今のニュースでも「一般のサラリーマン家庭は厳しい家計の中でやりくりをしている」と報じられているではないか。仮にも司会者なのだから、思いつきで喋らないでいただきたい。
    • この番組は、これまで900万円という巨額の寄付を視聴者から集めておきながら、寄付先の団体から受取りを断られた。そもそも「インドに学校を建てる」という企画だったのに、インドのどこに、どんな規模の学校を、いつ建てるかも公表しないまま番組は最終回になった。これは限りなく詐欺行為に近い。番組では「インドに学校を建てる」と勝手に宣言したわけだが、そもそも女性の肌の露出に抵抗を感じるインドの人たちに「セミヌードの図柄のTシャツを売って資金調達して建設した学校」は本当に受け入れてもらえるのだろうか。今後もインド政府がその寄付金を受け入れるかどうかも分からないのに、お金だけは集めてしまった。しかも「売り上げの”一部”を寄付する」と説明されており、売上の利益全部を寄付するわけではないことを示唆している。一体いくらのお金が実際に寄付されたのかも分からない。分からないことばかりで、番組を最終回にしてしまっていいのだろうか。これでは「やり逃げ」に見える。
    • テレビでは、今頃になって「派遣」について騒いでいるが、去年の秋葉原での通り魔事件の時点で「派遣」について触れることは出来たのだ。それなのに、「犯人はオタクだ」ということでオタクをバッシングしただけだった。また、夜の報道番組などで、家賃を滞納した入居者を”正義”とし、退去を迫る大家を「人情が足りない」などと言っていた。このような、一般社会で通用しないことを言って恥ずかしくないのか。更にマスコミは麻生総理と閣僚による漢字の読み間違いを「情けない」と報道しているが、本当にこの報道が意味のあることだと思っているのか?別の局のアナウンサーが漢字を読み間違えた後に麻生総理の漢字の読み間違いを笑っていたときはさすがに呆れてしまった。
    • 指紋を偽造して韓国から日本に入国しようとした女が逮捕されたというニュースを伝えていたが、「指紋偽造」の手口を具体的に分かり易く説明していたのには大変驚いた。全く言語道断である。この局は同様の犯罪を誘発させるつもりなのか。
    • 野菜や果物の残留農薬に対し驚異的な洗浄力を持つという薬品を紹介していた。その洗浄力を証明する際に”真水で洗い流したミニトマト”と”、薬品の水溶液に1時間浸したミニトマト”を比較し、「前者の農薬残留量が洗浄前の83%であるのに、後者の残留量は洗浄前の30%である」と大威張りで言っていたが、全く違う洗浄方法では残留量を比較しても意味がない。「双方とも洗い流す」か、或いは「双方とも1時間浸す」でなければ科学的に信頼できる実験とは言えないと思う。
    • 日曜午前の番組で「マンションの老朽化」をテーマに一級建築士がマンションの劣化診断や耐震診断の大切さについて説明し、例として「60戸程度のマンションの場合、劣化診断は数万円、耐震診断は200万円位で出来る」と言った。又、番組では業者を選定する際の参考としてマンション管理の財団法人の利用を勧めていた。私の住むマンションも古くなり診断が必要なため、居住者の1人として早速この管理センターのHPから知った2~3の業者に問い合わせてみた。しかしいずれの業者も建築士の言った金額より桁違いに高い料金を設定していた。そこで出演者本人に連絡を取ってみたが、「テレビであなたが言った金額は実際の値段とはあまりにかけ離れている」と私が切り出すと、氏は「意味が分からない」と言うなり電話を切ってしまった。自分の言ったことなのに知らぬ振りをするようないい加減な人物を起用した番組の責任を問うべく放送局に電話をした。しかし「番組担当者に伝えます」と言うだけで何の解決にもならなかった。
    • 番組では出演者がデンマークを旅していたが、旅費が少ないという理由で街角のゴミ箱を漁り、空き缶やペットボトルをスーパーにあるリサイクル機に投入し小銭を稼いでいた。それを見た地元の人は渋い顔をしていた。また、デンマークではレンタル自転車をレンタル元に戻すと20クローネ(約300円)が返却されるが、出演者全員で放置されている乗り捨て自転車を町中で探し回っていた。中には誰かが乗っているレンタル途中の自転車もあったのではないか?盗難ではないにしても、借りた側にすれば自分で返したら戻ってくる20クローネを盗まれたようなものだろう。明らかに倫理感が欠如しており、我が国の恥を輸出しながら番組を作っているようなものだ。このような番組には厳重な注意と指導が必要だと考える。
    • 対馬に関する話題の放送で、誤情報を真実であるかのように放送していました。まず司会が「対馬のゴミ拾いを日本の学生はやっておらず、やっている韓国の学生は素晴らしい」という趣旨の発言をしていましたが、実際には、多くの日本の学生がボランティアとしてやっており、実態と違っています。次に、出演者のタレントが、違法なまき餌を推奨する発言をしていましたが、現地の漁民にとっては生活にかかわる問題なので大変不適切な発言だと思います。さらに「韓国人お断り」という看板を出している店について看板を出すのをやめるように放送していましたが、韓国人のみを入店禁止にする店は世界中にたくさんあります。それは、店主が言っていたように、彼らが飲食物の持ち込みをしたり、代金の踏倒しをしたり、大騒ぎをするなどして店の雰囲気が悪くなり、韓国人以外の客の来場が見込めなくなるためです。このような事情があるにも拘らず、大変困っている店主さん個人を全国ネットの番組で批判していました。このようなことは、店主さんにとって大変お気の毒だと思いました。
    • 最近、北海道で酪農を営んでいるタレントが頻繁にバラエティー番組に出演しているが、本人も番組中、自社で発売している商品の宣伝発言を繰り返しており、彼が経営している牧場が番組のスポンサーでもないのに、どうしてそこまで牧場の宣伝をするのか。これでは一社独占のパブリシティの様にしか思えない。ロケ企画の出演のようにしているだけに不愉快である。このような、番組の名を借りた宣伝行為の濫用は、規制なり警告なりすべきだと思う。

    【CM】

    • ラジオでの火災報知器のCMで「法律により、あなたのお住まいにも火災警報器の設置が義務付けられました」という内容は嘘だ。義務付けられているのは一部の地域であってすべての地域ではない。「義務付けられた」という言葉で商品を買わせようとするのは悪質な訪問販売と同じだ。以前にも同じ内容のCMが流れた時に、局に直接メールで指摘したのだが一向に改まらない。

    【BPOへの意見】

    • BPOの視聴者からの意見を読んでいると、視聴者が最近の民放の問題点を重要視しているのが明確になっているのが分かる。しかし、それが全く番組制作に反映されていない。むしろ、民放の「暴走」は過激になっているようだ。これは、「BPOが機能していない」ことを意味しているのではないか。メディアには自浄能力が欠けている。なぜなら、メディアを批判するメディアがないからだ。我々はBPOに期待している。BPOが提言のための番組を持つなどして、メディアの中でもっと問題を提起していただきたい。それが不可能であるのならば、タウンミーティングなどを主催して取り上げて下さい。これ程最低のテレビ番組を社会に垂れ流しているのは、世界中で日本だけだ。BPOの権限をもっと高めていただきたい。
    • バラエティー番組の質の悪さや言葉遣いの悪さについて意見を送ろうとしたが、12月だけで1300件以上も苦情が送られてきていることに驚き、「BPOへの要望」に変えた。12月は特別番組が多いとしても、番組全般への苦情や怒りがいつもの月より300件も増えるのは尋常ではない。報道・情報の融合型番組と、芸人の出演するバラエティー番組に対する苦情が特に多いと感じたが、表現・言論の自由を錦の御旗にせず、これらの番組の苦情を減らすように各局に警告するべきだ。今のテレビは、古株のお笑い芸人や、にわか芸人をあまりにも使いすぎる。トラブルが起きるのは当然である。テレビ局の信用問題にも関わると思う。また、ワイドショー化した報道番組の乱立も深刻である。朝から晩まで、あまりにもニュース番組を乱立させすぎている。緊急に民放同士で話し合うべきだ。BPOの強い指導を願う。

    青少年関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • バラエティー番組。芸能人10数人が政策を議論し、投票の結果可決されたら議案として認めるという番組で、街頭インタビューをしていた。ある弱いキャラを演出している某芸人を子どもに見せて、「この人からゲンコツを食らったらどうする?」という質問をしたところ、「仕返しをする」という答えが返ってきていた。それを見て、子供たちが「弱そうな人間はいじめてもよい」と勘違いするのではないかと心配になった。体罰がどうのこうの議論する前に、「テレビのバラエティー番組の影響が、子どもたちの心の中に偏見を生んでいる」ということを自覚してほしい。
    • バラエティー番組。番組のオープニングで、大型の業務用冷凍庫にタレント2人を閉じ込めていた。この番組を子ども達が見て真似をしたらと考えると非常に恐ろしい。例えバラエティーであっても、死に直結するようなことは放送するべきではない。
    • バラエティー番組。子ども達の間に流れる怪しい噂を紹介するコーナーで肉親の不幸話等をとりざたす内容があったが、いくら子ども達の噂だろうが、ゴールデンタイムに放送する番組としては不謹慎だ。”小さな話”であっても、大きく影響する。それまでの「動物たちの楽しいビデオ」は最高だったが、このコーナーは子どもには見せられない。
    • バラエティー番組。バレンタインデーということで、人を”チョコフォンデュ”にする場面があった。頭から溶かしたチョコを流される様は見るに堪えない光景だったが、出演者は皆、手を叩いて喜んでいたので大変不快な思いをした。さらに、テロップの字幕では【ハッピーな気分でお楽しみください】と表示されるなど、行き過ぎも甚だしい。最近のテレビの番組の中にはとても勉強になるものもあるが、中身のないものを楽しむだけのものも増えている。これも時の流れと寛容に見ていることが多いが、この番組だけは、いかんともしがたい。青少年に対する悪影響は甚大なものではないか。番組制作には良識を持って取り組んでいただきたいものだ。

    【報道・情報に関する意見】

    • 夕方のニュースのトップ扱いで、「単独入手」と銘打って、どこかの学校の教諭と教え子の会話のテープが流れた。その内容は、未成年者に聞かせるには忍びないものであった。このニュースを報道するのに、この生テープの放送が必要だったのか?いくらなんでも酷すぎると思う。何でも報道することが「ニュース」であり「正義」ではないはずだ。最近のニュースの質の悪さ、偏向ぶり、バラエティー化には辟易していたが、まさかこの時間帯にこの様なテープの音声を流すとは、放送倫理も地に落ちたものだと思った。
    • 夕方のニュースで「10代の妊娠」というテーマの特集を放送していた。「首都圏の小学生や中学生の間では”妊娠”が決して珍しいことではない」と言わんばかりの内容だったが、果たして本当にローティーンの妊娠は珍しくないのだろうか?番組を一緒に見ていた14歳の娘に尋ねたところ、「自分の学校ではそのようなことは全くない。番組に出た少女達はまるで別世界の人達のように思える」とのことだった。その年頃の殆どの子どもが娘と同じ感覚だと思う。番組は「ごく稀なケース」をあたかも「よくあるケース」であるかのように取り上げ、「子ども達の性はここまで進んでいる!」と必要以上に騒いでいるのではないか?又、子ども達の目に触れる時間帯にこのような内容を放送することで、一般の小・中学生らを刺激し、性的行動を煽る結果にもなりかねない。放送するならば、23時以降の報道番組で放送すべきだった。

    【編成に関する意見】

    • 米国テレビドラマの再放送を何気なく見ていたら、手足がバラバラになっていたり、頭を割られたグロテスクな死体が出てきたので子どもがびっくりして泣き出した。私もショックで寒気がして、心臓の動悸がなかなか治まらなかった。子どもも見ている夕方の時間帯にこんなシーンが出てくる映画を放送するなんてどうかしている。局の良識を疑う。
    • 小学4年生の息子が見ていたこの番組を、途中から私も初めて見ました。しかし子ども向けのアニメでありながら、大人のアニメ顔負けの過激な描写が多いのに驚きました。昨日私が見た部分だけでも「キャラクターの一人である子どもが”大人のオモチャ”ショップで手に入れた”バイブレーター”をリレーのバトンに見立て手に持って走り回るうち、石につまづいて転倒。その弾みで、近くにいた男性のお尻に”バイブレーター”が刺さって振動を起こす」だとか「SMプレイ用と思しき”鎖付きの革の首輪”をつけた大人の男性を、別の男性が鎖の部分を手に持って引っ張り歩かせる」というような場面がありました。子ども達に悪影響を与えること必至の内容なので、教育上も問題があると思います。深夜ならばともかく、夕方の時間帯には放送すべきではないと思います。
    • 刑事ドラマの番組宣伝についてだが、筋書きの上で緊迫感を追求するための演出は一向にかまわないと思う。しかし番組制作者は、登場人物が腹を銃弾で撃ち抜かれる映像を子どもから年配者までが起きている時間帯に繰り返し流し続けるのが、番組に興味がない者にとっては不快なものだということに気がつかないのか。殺人事件での出血シーンや死体などを前面に押し出して視聴者の気を引こうと考える安易な手法が、果ては「サスペンス」と呼ばれるドラマ全体の品質を落としているような気がしてならない。深夜など放送時間帯を限った上であれば多少過激な映像を使った番組宣伝も問題ないと思うが、昼間の食事時にあんな映像を何度も見たくないのである。

    【いじめや虐待を助長する】

    • バラエティー番組。先日放送されたこの番組には大変な憤りを感じた。人間のもって生れた顔や形、体形を、あそこまで誹謗したり罵らなくてもいいのではないか。そう思うと同時に、この番組を見た子ども達に対する悪影響を考えた。この日の番組では、ある芸人の顎の形を取り上げ、その顔の特徴を笑いのネタにしていた。それも、いわば「つるし上げて笑いをとる」といった内容で、まさに「いじめ」を笑いのネタにしているようだった。それもかなりの時間をさいて行われ、「テレビ界最強のブサイク芸人初登場」と、番組のメインになっていた。いくら芸人とはいえ、その言われている姿や表情は決して楽しく見えるものではなく、必死に堪えている様を見るのは非常に辛かった。この番組を子ども達が見て、また一つのいじめのきっかけをつくりあげなければいいがと思えてならなかった。お笑いバラエティー番組であっても、ネタ作りには細心の注意と配慮をお願いしたい。

    【表現・演出に関する意見】

    • 動物を主体として扱っているバラエティー番組があるが、動物の行動描写に擬音=効果音を用いて視聴者の感覚を操作しているものがある。例えば小動物が歩いている映像に足音のごとき擬音を入れたり、食事のシーンでは餌を食べる時に擬音を入れていることがある。そのような映像を見ると、その行為の幼稚さに見ている方が恥ずかしくなる。しかし、これが擬音であることを認識出来ない低年齢層の児童も見ているのだから、教育的にも好ましくない大きな問題を含んでいると思う。実態を調査・検証し、早急な改善対策を望む。

    【推奨番組】

    • カンボジアを舞台にしたドキュメンタリー番組を見た。学校へ通えないカンボジアの子ども達に、芸能人達が科学者の米村でんじろうと一緒に科学の実験や音楽等いろいろな事を教えていた。くだらないバラエティー番組よりも、こういう番組をもっと放送すべきだ。

    2009年1月に視聴者から寄せられた意見

    2009年1月に視聴者から寄せられた意見

    番組用にプログを自作した番組とテレビ局への批判が集中した。次いで、漢字の読み違いに焦点をあてた麻生バッシングや政党批判に終始する報道姿勢へ批判があった。「報道の役割を問う」とする政治報道の脆弱性を指摘した意見もあった。

    1月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのホームページ経由でBPOへ寄せられた意見は1,230件で、12月と比較し113件減少した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール65%、電話29%、ファクシミリ3%、郵送ほか2%。 男女別は男性75%、女性21%、不明4%で、世代別では30歳代27%、20歳代22%、40歳代21%、60歳以上9%、50歳代8%、10歳代3% の順となっている。

    2009年1月に視聴者から寄せられた意見 1,230件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2009年 1月件数 年度累計
    人権等に関する意見 9 件 60 件
    放送と青少年に関する意見 103 件 [ 意見内容 ] 1,288 件
    放送番組全般にわたる意見 692 件 [ 意見内容 ] 6,300 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 63 件 596 件
    その他(放送関連以外) 363 件 3,547 件
    意見件数 計 1,230 件 11,791 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。1月通知数は579件(50局)であった。
    またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し41件を全加盟社・局に送信している。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    1月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 9件
      (個人又は直接の関係人からの要請)
    • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 28件
      (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

    番組全般にわたる意見

    【情報ワイド・バラエティー番組】関連 1,623件(全体の132%)前月比239件の減少

    • “不適切な内容、不適格な出演者”(929件:76%)
    • “低俗・下品な番組”(497件:40%)
    • “倫理観欠如、局の責任”など(197件:16%)

    【報道・情報番組】関連 756件(全体の61%)前月比362件の減少

    • “取材・報道のあり方・批判” (432件:35%)
    • “放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など (176件:14%)
    • “報道の公平・公正性と内容批判”(148:12%)

    ※【情報ワイド・バラエティー番組】【報道・情報番組】の意見合計数が意見総数を超えているが、これは1件の意見に複数の指摘項目が含まれているためである。

    1月は「捏造・やらせではないか」との指摘(130件)のうち、94件が番組用にプログを自作した番組とテレビ局への批判が集中した。次いで、漢字の読み違いに焦点をあてた麻生バッシングや政党批判に終始する報道姿勢への批判(62件)と、政策や国会審議等政治関連報道について「報道の役割を問う」とする政治報道の脆弱性を指摘した意見(58件)、情報番組を中心にキャスター・コメンテーターの「印象・情報操作に繋がるかのような無責任な発言」等についての抗議や批判が多い。更に”出演者の発言”や”番組のあり方”に関しては、雇用危機(関連意見77件)に直面している状況下で、派遣村報道をはじめ解雇された社員への不当な論評を加える情報番組等を批判する意見が多数寄せられた。あわせて経済・金融危機下での”大食い・高額食材を使った番組”や”不適切なバラエティー・お笑い番組”を制作する放送界の放送倫理や現状認識について厳しく批判している。また、「県民性」や「血液型」および「バラエティー番組(いじめ・暴力)」、パチンコ・携帯電話等のCMに対する批判が続いている。なお、放送局の応対・対応に関する苦情は208件で前月より34件減少した。

    青少年に関する意見

    1月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは103件と先月より23件減った。
    低俗、モラルに反するという意見は37件と多く、顔にビニールを被せたり、手錠を掛けて熱湯に突き落としたバラエティー番組への意見が5件と目立った。
    また今月は、ホラー映画のCMに対し「時間帯などを考えるべきだ」という意見が8件あった。

    BPOに関する意見

    BPOへの意見30件、問合せ33件となっている。
    「意見・問合せ」以外にBPOについてふれた意見は200件であった。

    BPOに関する意見

    BPOへの意見30件、問合せ33件となっている。
    「意見・問合せ」以外にBPOについてふれた意見は200件であった。

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • 女性の遺体が発見された事件で、被害者の女性について不適切な表現で伝えていた。事件について他局のニュースでは「男女の交際のもつれか」程度の表現であったが、この番組では、近隣に住む男性のインタビューで「いろんな男の人が部屋に出入りしていた」「ギャル男系・ストリート系などいろんな奴だった」と語った内容を放送していた。また、画面の右上には常時「自宅に”いろいろな男性”・21歳女性殺害」と表示していた。この番組はニュース報道番組である。何故、被害者家族の心情に配慮しないのか。このような報道姿勢は、被害者家族に対して二重の苦しみを与えることになるとの認識を持つべきである。
    • あることでインタビューを受けたが、番組では発言内容とは全く反対のことをアフレコと字幕で入れられ、放送された。捏造である。ディレクターもそれを認めている。今後、放送による被害を受ける可能性があるので、番組責任者に抗議をして謝罪と訂正を求めたい。
    • ハローワークの紹介で介護センターで研修を受けている夫を22日、地元の新聞社とテレビ局が取材に来た。その際夫は、名前と顔を出さないという条件で取材を受けたが、ある新聞とあるテレビ局は夫との約束を無視し、名前と顔を明らかにして報道した。介護関係への就職をまだ決めたわけではない夫は、この放送が、今後、他業種などへの就職活動に影響を及ぼすのではないかと心配している。約束を破ったテレビ局には謝罪をしてもらいたい。そして、今後この映像を放送する時は顔と名前を出さないと確約してほしい。
    • 私の知人が住んでいる家の近くで事件があり、その知人はインタビュー取材を受けたという。知人が買い物から帰ってきた時にいきなり一人の男性の取材を受けたのだが、マイクもカメラもなかったので以前にも受けたことのある新聞社の取材だと思っていた。放送を見た友人から連絡があり、初めてテレビ局の取材だったことを知ったが、テレビで放送するなどとは知らされていなかったので驚いている。おそらく小型カメラで撮られたのだと思うが、テレビ取材に際しては本人に放送局名・取材者氏名・役職名・番組名・放送予定日時などを伝える規定はないのか。知人は人権侵害とまでは言っていないが、非常に不愉快な思いをしたと怒っている。
    • 大阪府茨木市で起きた、首に携帯電話の充電用コードが巻きついて1歳の男児が窒息死した事件の報道で、警察は「事故死」と見ているのに何故「自宅映像」が必要なのか全く理解できない。「事故」であるのだから原因は携帯電話のコードの問題であり、自宅映像が必要である理由はない。むやみに個人のプライバシーを報道すべきではない。これは「事件」であったとしても同様だが、「事故」なのだからましてやである。
    • 各局で放送されている国政に関するテレビ討論は、「全て行政が悪い」という結論ありきの番組が多いが、もっと本質を話し合う討論番組は出来ないのか。また、街頭インタビューの世論調査の結果を放送する時には、実施した日時や場所、総数、インタビューに応じた男女の比率や年齢等も明確に伝えるべきである。同時に今年5月から始まる裁判員制度に考慮し、ニュース報道では現在のような事件をセンセーショナルに伝える報道姿勢は改めるべきである。特にワイドショーでは殺人罪、傷害致死罪、強盗致死傷罪、身代金目的誘拐罪等に該当するような事件はセンセーショナルに取上げるべきではない。
    • 政治家バッシングは今に始まったことではないが、最近その傾向が特に強いように思う。政策について具体的な根拠を示して批判するならまだしも、ネットの掲示板に書いてある批判コメントの抜粋や、テレビ局に送られてきたというFAXをただ読むだけという方法が多く信憑性に欠ける。そんなもの、本当に一般人が書いたものなのだろうか?ネットの記事を抜粋するならば、URLやサイト名などのソースを明確に表示すべきだ。そうでなければ捏造と捉えられても仕方がないと思う。批判の内容も「馬鹿」や「クソ」等と下品な表現ばかりで見ていて非常に不愉快になる。また、現政権の批判をした後で某野党の幹部の発言を逐一報道する事にも疑問を感じる。現政権については作為的な発言の抜粋をしたり意図的な編集をして報道した後に罵詈雑言で批判するのに対し、野党の発言に関しては特に編集することもなく、ありのまま放送するのは何故だろうか?野党とマスコミの癒着を勘繰ってしまう。毎月、報道のあり方について数多くの意見がBPOに寄せられているが、これらの意見を見てBPOがきちんと機能してくれることを期待する。
    • 国会で民主党議員が麻生総理に漢字テストのような質問をしたことが放送されていたが、さすがにこれについては民主党に非難が集中したようだ。しかし、彼の質問の全体を調べてみると政教分離の問題について問い質した箇所があったが、テレビでは漢字の話ばかりが取り上げられ、政党の問題は全く触れられなかった。ニュースとして取り上げられないのは一体なぜなのか?しかも、テレビ局の足並みがそろっていることが不思議だ。これは記者クラブ制度が問題なのか、いずれにしても異常な事だと感じている。また、コメンテーターの意見が偏り、資質を疑われる人物が出演しているのもおかしい。政治的な知識の乏しいと思われるタレントが個人的な感想を述べるだけの報道番組は、視聴者に対するただの印象操作でしかない。報道キャスターは、平等に事実のみ報じるべきではないか。
    • 昼前のニュース番組で「株価下落は政府のせい」という荒唐無稽な野党の主張を紹介し、視聴者に対する印象操作を行っていた。株価下落の原因は金融危機であるのは言うまでもない。その直後のニュースで株価の下落を伝えたが、1月30日の下落に関してもアメリカの株価が大幅に下がったのが原因だ。【麻生首相が辞任するのが一番の景気対策】とテロップを出しただけではなく、【一番】を黄色の文字で強調をしていた。ニュースでは、こういった悪質な印象操作をやるべきではない。
    • 政治に関する各局の偏向報道がひど過ぎる。同様の意見が他からも届いているだろうが、麻生内閣に対する報道には悪意を感じる。「不偏不党」「公正・公平・中立」「事実を伝える」・・・これが報道ではないのか。政府案と野党案を両方とも正確に報道する。これは当り前のことだ。例えば、各局は「2兆円の定額給付金」だけしか報道していないが、これではまるで政府の景気対策は定額給付金だけで、他には何もないように思ってしまう。私の知り合いが「定額給付金は雇用対策に回すべきだ」と言うのを聞いて私は驚いた。政府案では雇用対策として数兆円もの金が使われるのに、彼女はその事実を知らないのだ。国民をミスリードするのが報道なのか。過去の椿事件を忘れたのか。最近は政治関連のニュースが始まると「どうせ、また総理バッシングか」と思ってチャンネルを変えることも多い。このような事が続くのならテレビはいらない。インターネットで十分である。
    • 先月31日からNPO法人が千代田区内で開いた「年越し派遣村」に関する早朝ワイド番組の報道で、司会者は「派遣契約を切られた者が権利だけを主張している。仕事はあるのだから取り敢えず仕事をしたらどうなのか」等と、あたかも悪いのは失業者であるかの様な発言をしていた。しかし、これは現時点での有効求人倍率が0.76であるという事実を無視した暴言であり、同法人の活動への誤解を流布するものだ。深刻な雇用・人権問題となった「派遣切り」は12月31日に集中していたにも拘らず、相談窓口のハローワークは休業中で、退寮者が帰る家もなく野宿を強いられる状況だったからこそこの時期に緊急の食事・住居支援活動が行われたのだ。司会者の個人的感想がどうであれ、「放送ジャーナリズムの社会的責務に抵触する放送」だという他はなく、虚偽の疑いがある番組が放送されたことにより、視聴者に著しい誤解を与えたといえる。
    • 消費税に関する報道で、「消費税は赤字であっても納めなければならない」という発言があった。これは消費税の仕組みを理解していない放送であると言わざるを得ない報道である。本来であれば、一般消費者が納税者であるべきところを、売上高に応じて納税しているかのように構成されたVTRが放送されたが、著しく事実誤認をしており、且つ、脱税を誘発しかねないものであった。また、これについてテレビ局に問い合わせをしたところ、大変横柄な言葉遣いで応対された。番組に対する「意見」を言ったのに、まるで「クレーム」をつけたかのような対応であった。
    • 今朝、消費税増税に関する与党案についてのニュースを放送していた。今回、二段階方式の記述になった事で総理が「またブレた」ということを印象付けたかったのか、これは編集による印象操作ではないか。そういうことは止めてほしい。元々総理は前から「消費税アップは景気が回復したら」と前提条件をつけていた筈だ。それなのに、総理の発言の前提部分はカットし「消費税は3年後を目処に~」という過去の映像を放送した後に、記者が「後退した(ぶれた)のでは?」と質問し、総理が「全然そんなことはない。認識が違う」と答えるやり取りを流していた。その後、コメンテーターがいつも通り政府批判のコメントをしていたが、これではテレビしか見ていない人は誤解すると思う。本来報道は事実を放送すべきもので、国民をある方向に誘導したり、ましてや自分達の意見を押し付けたりするものではない筈だ。多くの人に影響を与えるのだから、一部を切り取って事実を捻じ曲げるような事はせず、関連の発言に関して放送するのであれば発言の趣旨全部を流すべきだ。最近の報道はレベルの低下が著しい。しかも、寄ってたかって集団いじめのような放送をしており、子どもにも悪影響を与えている。改善を望む。
    • 坂本総務政務官が「本当にまじめに働こうとしているのか・・」等の発言でバッシングを受けたが、彼を追及しているマスコミに疑問を持った。派遣村にいる人たちがデモ行進していたが、横断幕に「憲法9条」など、雇用の問題とは関係のない文字の書かれた旗があり、なにか別の政治的意図を感じた。最近は情報番組や報道番組も信用できないため、テレビを冷ややかに見ている。
    • タクシー強盗事件に関する放送がされていた。コメンテーターが「一連のタクシー強盗は模倣犯の可能性が高い」と論評しながら、タクシー強盗防止用のアクリルガラスなどの防止対策について、その対策普及率をランキング形式で表示していた。最下位の都道府県は京都府と徳島県であった。同じ放送局の別のニュース番組で、犯人の「テレビで見て真似をした」という自供を放送していたが、その事実がありながらこの番組で普及率をランキング形式で公表するというのは注意不足ではないか。普段からテレビに対しては懐疑心を抱きながら見ているが、いくら何でもこの報道だけはおかしいと感じた。こう思うのも私が京都市内でタクシー運転手をしているからだ。番組関係者は、ぜひこの意見を参考にしてもらいたい。
    • 今年も各局のニュース・ワイドショーで沖縄の成人式での迷惑行為が放送された。しかし、東京のキー局がわざわざ取材スタッフを沖縄に出してまで取材しなければならないことかと思う。東京のキー局ならば、地元の東京や関東近郊で暴れている成人式を探し出して取材すればいいのではないか。沖縄県の当該市の市長がマスコミに対して「成人式報道の自粛」の要請までしていた。マスコミによる沖縄での成人式報道によって沖縄の県民性が誤解され、まるで沖縄人が傍若無人の暴徒であるかのように思われてしまっている。「暴れる成人式」は沖縄でも少数派だ。整然とした沖縄の成人式が大多数なのだから、暴れることのない成人式を紹介するべきだ。東京キー局の放送には沖縄と言う地域を貶めようという悪意すら感じる。地域をステレオタイプに捉えて取材・放送するのをやめてほしい。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 手錠をかけて動けなくなった芸人を4人で抱え上げて熱湯に突き落とす。女を足蹴にする。スタッフの一人を上半身裸でパンツ一丁の姿にして真冬の戸外に出す。無口な女優を端に追い詰めて言葉攻めにする。一人の芸人に頭からビニール袋をかぶせ、隙間からスプレーを噴射して息ができないようにし、さらにビニールの袋をひっぱり窒息状態にした。これはかなり酷く「いじめを助長する」といったレベルではない。「悪意の塊」としか言えないものが、ゴールデンタイムに全国に放送されている。また、こんな劣悪なことが行われている最中に、回りにいる出演者やスタッフが手を叩いて喜んでいる。酷すぎる!
    • 昨今、バラエティー番組や笑えないお笑い番組に下着姿で出演する芸人がいる。民放はそのような人間をどのような考えで出演させているのか?裸同然の下着姿で演技をしたり、トーク番組に出演し全国に放送することに何の意味があるのか?民放各局のトップは自局の番組を見ていないのか。放送局の経営者は何とも思わないのか不思議でならない。このままでは放送倫理を守ることを理由に政府の介入を招く事にならないのか?
    • 麻生総理がオバマ米大統領の就任演説について「世界で第1・第2の経済大国が一緒に手を組んでやっていけることが改めて確信できた」と、経済危機克服に向けてオバマ新政権と緊密に連携する考えを強調した。これに対して、関西のラジオ局の司会者は、「おっさん」「頭の中が蜂の巣」「支持率が低い状態でそんな事を言っている立場ではないだろう」等と、非礼極まりない不適切な発言をしていた。表現の自由は日本国憲法で保障されているが、メディア、特にテレビ・ラジオには世論を誘導するほどの力があることを自覚すべきである。局に意見を伝えたが「放送上問題はないと思っている」と回答があった。公共の電波で放送しているという認識が見られなかった。
    • 麻生総理を擁護するつもりはないが、一国の総理大臣に対して非礼な発言があった。この番組で水曜日のコメンテーターを務めている女性作家が、「オバマは格好いいけど、うちのは口の曲がったあの人だからネ、情けない」と麻生総理を誹謗中傷するコメントをした。この番組はニュース報道番組でありバラエティー番組ではない。さすがに番組の後半でアンカーマンが「不適切な発言がありました」と謝罪したが、何故、このような倫理感のない人を出演させているのか。テレビは出版物とは違い公共の電波を使って放送していることをこの作家に認識させるべきである。
    • 司会者の1人である女性アナが、彼女に出題された「麻生さんは自民党の総裁、小沢さんは民主党の代表、それでは志位さんは共産党の・・・なに?」というクイズの問題に「番長」と答えた。呆れちゃったよ。彼女は毎回、自分に出されるクイズにトンチンカンな回答をして笑いをとっているようだが、情報番組にこんな非常識でバカなアナウンサーは出すべきではない。政治・経済・社会のニュースなども取り上げる情報ワイドショーはバラエティー番組とは違うんだ。彼女のような”おバカ・キャラ”は必要ないんだ。
    • 番組制作者は何か不祥事などがあるとバカの一つ覚えのように「反省している」「視聴者から頂いた批判は真摯に受け止める」というコメントを繰り返しているが、その信憑性はかなり薄い。「謝っておけば視聴者は忘れてくれるだろう」という安易な考えによる上辺だけのコメントに聞こえる。女性アイドルタレントが独裁者ヒトラーを偉人扱いした件でも、番組サイドは「謝罪した」としているが、そういった不祥事があった後にも拘らず、今度は次回予告で「淀君の父は実は織田信長だった」などという無茶苦茶な説を平然と放送していた。この局は、全国でも視聴可能な地域は限られているが、視聴率さえ取れれば視聴者を騙したり嘘をつくことさえも許されるのか。
    • 1月11日に世界遺産である京都市の神社内で行われた時代劇ドラマの撮影の様子を見た。ところが、スタッフと俳優が待ち時間の間、堂々と喫煙していた。この神社は境内全域が禁煙になっている。タバコに限らず、一切の火気厳禁である。境内のいたる所に立て札があり、スタッフ・出演者らが口にするのであろうポットと紙コップなどが置かれたテーブルは、その立札の下に用意されていた。禁煙であることが分からない筈はない。そもそも、世界遺産内での喫煙が許される筈がないことくらい、常識で分かることだと思う。もし火を出したらどう責任を取るのだろう。当たり前のようにタバコを吸う俳優とスタッフの姿を見て、そのモラルのなさに驚いた。「テレビのロケ」と称すれば何をしてもよいと思っているのだろうか?京都市民として怒りを感じた。京都市民がとてつもない歳月に亘って守り続けてき京都の歴史・文化・景観について考えることもせず、社寺境内でロケの最中に喫煙する放送局のスタッフのモラルと責任を問いたい。
    • ふと見た番組で、公園で「大食い競争」のロケをやっていた。その番組にはホームレスの方が映っているカットがあった。それを見た瞬間、私は社会の不平等さの縮図を見たようで悲しくなった。何も、ホームレスの方にわざわざ見せつけるような場所でロケーションなどすることはないのにと思った。私はたまたまテレビに映った映像を見て心が痛んだだけだが、ロケが行われている公園でずっと撮影を見ていたホームレスの方の気持ちは「うらやましい」で済むほど簡単なものではなかったと思う。大食いの文化を全て否定する気はないが、大食いをしている方にとってそれほどの食べ物が必要かといえば必要ではない訳だし、そもそも生きる為の食べ物なら無理して詰め込むものではない。その余分な食べ物を、その日の食事にも困っている方にうまく分けてあげられればいいのにと思った。テレビは色々な方に思いやりのあるメディアであってほしいと願っている。
    • 番組の放送時間に合わせて、「視聴率調査」と称して、家々を回って「その家ではテレビで何の番組を見ているのか」を調査するというものがある。案の定、最後はこの番組を見るように勧めるものだ。自分は大阪に引っ越してきて2~3年になるが、今までに番組の視聴を強要するような番組は見たことがなかった。それが、大阪の風土と言われたらおしまいだが・・・しかし、週末の夜12時近くに自宅に来られるのは迷惑だ。
    • 法律を扱う番組の司会者が女性ゲストに対して、「夜空の下でAVばっかり見る」や「もし遊びに来たら差し出したクロワッサンは汚いから食べない方がいい。俺のクロワッサンを触ったから」など、下ネタを連発していた。ゴールデンタイムの放送であるのに、非常に下品な発言であり、セクハラ行為でもある。この行為は法律違反である。番組の看板を背負っている司会がセクハラ発言をするようでは、番組そのものを改めないといけないと思う。
    • 毎日昼前から放送の情報ワイドで時事ネタを担当している男性の言葉遣いが非常に悪い。例えば「○○じゃね~だろ!!」というべらんめえ口調での発言はやくざのように暴力的で、見ていて非常に不快感を覚える。今の世の中の状況を考えて、これ以上、人の心がすさむような言葉遣いはしないで頂きたい。
    • 女性アナウンサーの「鼻をかんだら鼻血が出た」という発言に、男性タレントが「おまえはどこからも生理があるんだなあ」と返した。男の言葉を受けて女性アナウンサーは「セクハラで訴えますよ!スタジオから出て行ってください」と反論したが、聞いていて非常に不快に感じた。このような内容は公の電波で放送する内容ではない。
    • 年配者を「くそじじい」や「くそばばあ」等と呼ぶラジオの出演者の言葉遣いは非常に聞き苦しい。このような呼び方はもちろん、出演も止めさせるべきだ。
    • 男性タレントが年末の歌番組の中で、実兄が経営する玉子焼き店の宣伝をしていたが、そのようなことを放送したのは公共放送として極めて不適切だったと思う。具体的には、兄の等身大の写真パネルをステージ上で披露し商売をPRしたり、楽屋で出場歌手らに兄の店の玉子焼きを振舞う様子が録画で紹介された。このように極めて私的でしかも特定のお店の宣伝になることを、なぜ公共放送が放送したのか全く理解できない。
    • 「応援ゲスト」と称してお笑い芸人やオネエ系・ニューハーフタレント等を出演させたことに怒りを感じた。もはや年末の歌番組は公共放送としてふさわしくない低俗番組に成り下がった。民放のクイズ番組から出たおバカタレントや「羊水が腐る」と発言した歌手共々、このような連中を出演させた理由について局の見解を強く求める。

    【番組全般、その他】

    • 「桂離宮 知られざる月の館」を心行くまで堪能した。美しい映像とナレーションは、まるで別荘に招かれているかのような素晴らしい時間を与えてくれた。建築・庭園の赴き、美しさに心が安らぐ思いがした。職人さんの技が美しく精緻でレベルが高いことに驚き、日本文化を誇りに思えた番組だった。今後もこのような日本人の心に響く番組を制作・放送していただくことを期待している。
    • 教育番組で同性愛者を取り巻く偏見や好奇の目に満ちた厳しい現実をありのままに伝えており「同性愛者に対する一般人の意識のあり方」を問う好番組だった。私自身何かと辛いことの多い同性愛者の一人だが、視聴して「ここまで現実を直視した番組がついに放送されるようになった」と、感慨深かった。私は以前からNHKに対し、このような内容を取上げてくれるよう要望を伝えて来たが、今回の放送は期待を裏切らないもので、制作・放送して下さったことに感謝している。
    • 今回のキー局のブログ捏造という不祥事は視聴者のテレビへの信頼を一段と低下させたと思います。景気後退による在宅でのテレビ視聴が増える中、各局の視聴者獲得争奪戦のさもしい手段が露呈したものと捉えています。テレビはかつてのような信頼感を持って視聴できるものではなくなりました。誇大な表現や捏造等、視聴率至上主義による商業性が一段と強まり、公益性が殆ど感じられません。テレビがネットや視聴者を馬鹿にした放送を改めない限り、歪んだメディアリテラシーが蔓延し、メディアと視聴者の相互不信は日を追って激しくなる事と思います。
    • 各局に設置されている「番組審議会」についてだが、委員へは自局の好評番組が提示されるためか、委員からは番組に対して肯定的な意見が示されることが多いようだ。しかし、肯定的な意見を改めて示さなくても、それは視聴者自身がすでに感じ取っていることと思われる。むしろ、批判的な意見が多く出てこそ、これからの番組向上のための有意義な議論が出来ると思う。「番組審議会」では、より一層の番組向上を目指して、指導・要望などの意見が多く出ることを期待している。
    • 年末年始のテレビを見て「テレビもとうとう、ここまで堕ちたか」という感を持ちました。NHKの番組の民放化、民放各局の長時間痴呆的番組の連続、ニュース番組の軽視等など目に余るものがありました。もう「見なければいいじゃないか」では済まされない問題だと思います。NHKおよび民放各局には「発想の転換」を強く望みます。
    • 正月特番の給食タイムというコーナーの中で、一個9万円もするというアワビが出され出演者達が食べていたが、派遣切りなどで職を失い、住む家もなく、食べる物を買うお金も無く苦しんでいる人たちが大勢いるのに、こんな高価な物をタレント達がバカ騒ぎをしながら無駄食いするとはどういうつもりだ。こんな番組を作るテレビ局の常識の無さに呆れた。そんなに金があるのなら、困っている人たちに寄付すべきではないか。
    • 早朝ワイド番組の新聞記事の紹介で派遣切りを取り上げた際、派遣切りに遭った失業者を批判していた。司会者が、自分の考えを視聴者に押し付けて批判していいのか?「ハローワークの人と話したが求人はいっぱいある」と発言していたが、求人票が多くとも採用人数は1人~2人が普通で、複数の求人はまれである。派遣切りでの失業でなく、会社が倒産して失業した人、在職中(正社員・派遣・契約・パート・アルバイト)だが転職したい人等も応募するため、採用人数も少ないので応募者全員が採用されるわけでない。この男はそういうことを認識して発言しているのか?
    • 番組で「年越し派遣村」の若者数人が元アナウンサーの司会者にインタビューされる映像が放送されていた。「年越し派遣村」に集まってきた人達の大部分は工場などで働いていて「派遣切り」にあい、失業したために寮を追い出された人が大部分で、その年齢層も若年層から中高年まで多岐に亘っている。ところが、この番組に出演していたのは若者ばかりだった。しかも「家出してきた」とか「もともと野宿生活をしていた」「家族関係に問題があって家に帰れない」等、個人的に特別な事情を抱えた人ばかり。これでは、一般的な「年越し派遣村」の住民とはかなりかけ離れている。放送を見る限り、彼らの容姿も受け答えも明らかに不自然で、「仕込み」の疑いが濃厚だ。彼らを「派遣村」の一般的な住民であるかのように報道し批判するのは、悪質な印象操作であると思う。そもそも「派遣切り」は明らかに労働問題・社会問題で、それを一部の失業者個人の「心の問題」にすり替えて批判するというのは完全な間違いだ。また番組内で居酒屋チェーンの社長が彼らを批判していたが、このチェーン店は残業代不払い等、違法労働行為が度々問題にされている会社だ。このような人物にコメントを求めるのは非常識ではないか。
    • 1月22日の早朝のワイド番組で「生活保護・母子加算廃止反対」の内容で事実と違うものがあったように思う。生活保護受給の母子3人の世帯が月の生活費が13万円で、その内家賃が約3万円、残りで生活し食事にも困窮している。それにも拘らず、母子加算を廃止することはけしからんとの内容だった。私もそれはけしからんと同調し見ていたが、3人世帯で10万円未満の生活費?との疑問を持ち調べてみた。すると3人世帯では家賃を除いた生活保護費は約15万になり、母子加算が8千円、それ以外に障害加算がついて少なくとも18万円にはなっているのではないかと推測できる。さらに生活保護法を読むと、収入があればそれを控除するとの決まりがあった。番組に出ていた母子世帯は生活保護以外に収入があり、それを控除された後の生活保護費が13万円なのではないか。今回の報道は視聴者を騙したもので、嘘で、大げさで、紛らわしいものではないかと思う。調査の上、間違った表現であれば即刻訂正をしていただくよう放送局へ指導してください。
    • 長野県の山村で熊の狩猟を趣味にしている男性を紹介した。人里におりて農作物を荒らすわけでもない熊の生息域である山深くに猟友会のメンバーと立ち入り、熊を追い詰めて深手を負わせた挙句に、仕留められずにそのまま何の手だても取らずにいる様子や、狩猟の失敗を嘆く様子を面白おかしく取上げていた。2004年から2006年にかけて大量捕殺が続いたため、熊の生息数が激減していると新聞でも読んだ。また、自然林が育つ過程で熊が大きな役割を持っているということを知っている人も多い。水の保全・森林育成とも不可分であるにも拘らず、著しく事前調査を怠っていたという印象を持った。熊の狩猟については自治体によっても取り組み方にばらつきがある中、狩猟がレジャーとして簡単なものと認識され、視聴者が安易な認識を持つことをテレビ番組が助長するのは危険だと思う。
    • 電話によるテレビ局各社の世論調査を数回受けた経験があるが、NHK以外の調査は非常に回答しずらい。テープに録音した女性の声で質問があり、賛成か反対かを電話番号を押して答える方法だが、民放の調査は女性の声が小さく、話すスピードも速すぎる。また、調査に対する説明も足りない。日常的に携帯でメールを使っている世代の人達は答えられると思うが、我々のような高齢者には無理な調査方法である。その結果、60歳以上の有効回収率が低くなっていることは当然のことである。調査方法を再考するべきである。
    • 20人の医師が疑問を解決するというコーナーで「うつ病」を笑いものにする瞬間があった。「うつ病」は不景気で職を失う人達が多い中で増大している。これは社会問題としても取り上げられており、「うつ病」はお笑いで取り上げるような病気ではない。番組を見て非常に不愉快に思った。番組の最後に「この人達は病気がなくなってしまうと困ってしまう人達ですから」と漫才コンビの一人が言っていた。病気がなくなって困る人などこの世の中には誰一人としていない。この言葉を受けて黙っていた20人の医師は本当の医師なのか。本当に医師ならばそうは思わないのではないか。番組制作者は何を考えてこの番組を制作したのか。腹立たしい限りである。
    • この日の早朝のワイド番組は非常に不快だ。放送の中で中川財務大臣が漢字を読み間違えたことをネタにして笑い飛ばしていた。その他にも「常用漢字に新しい字が追加された」ことを伝える際に、あからさまに「麻生さん聞いてますか?」などと馬鹿にしたことを言っている。子どもが見る時間帯である。漢字が読めなかったことを取り上げて馬鹿にすることが、いじめの助長につながることを全く考慮していないようだ。だいたい、この司会者自身が「乱高下」を「らんこうか」と読んだり、「汚名挽回」などという言葉を使っても全く訂正もしない人物である。この番組は洋菓子メーカーの不祥事の捏造など、過去にも問題が多い番組だ。どういうつもりでこのような放送をしているのかを説明するように言ってほしい。
    • 年末の民放のクイズ番組の途中でNHKの年末の歌番組をモニターで映し出し、スタジオの番組出演者たちが話題のユニットの番組出演を楽しんでいた。いったい、放送番組に関するモラルはどこへ行ったのだろうか?この歌番組には民放局名を書いたTシャツを着た同局の女子アナも出ていた。クイズ番組出演者にも戸惑っている人が見受けられたし、番組進行の芸人の片割れはその状況を戻そうとしていたが、相棒が聞き入れなかった。放送中に「放送事故」と連発していたが、それが日本のテレビ放送のモラルなのか?大晦日ならば、何を放送しても良いのか?スポンサーの広告費が削減されている現在、テレビ局も大変だと思う。しかし、「視聴率さえ取れれば何でもよい」でいいのだろうか?これは、両局で事前に打ち合わせされていたことなのだろうか?楽しければ何でも良いのだろうか?これが、メディアと言えるのか?民放の番組でNHKの番組を見て何の意味があるのか?こんな放送を見たい視聴者がいると思っているのか?番組制作者のセンスを疑うが、番組として放送法には触れないのだろうか?なんとも情けない放送だった。
    • 民放の特別企画で安田講堂事件を特集していた。番組は最初から最後まで国家権力や警察権力の非道さを槍玉に挙げ学生運動を擁護した内容で偏ったものだった。講堂占拠という犯罪行為を徹頭徹尾擁護しており、私は見ていて気分が悪くなってしまった。現在の若者が、こうした学生運動賛美の番組をどう受け止めるのかを考えると恐ろしくなった。「犯罪行為は許せない」ということを強調したうえで番組全体を構成するのが放送局のするべきことではないのか。
    • 番組の中でマレーシアのマングローブ林観光を紹介し、日本からの観光客にマングローブの種を持ち帰ってもらっている旨の紹介があった。しかし、海外からの植物の持込については植物防疫法があり持込には正しい手続きを踏む必要があるが、これについてはきちんとした説明がされておらず、法律違反を助長しかねない放送になっていた。番組を見て、番組で紹介された活動に賛同したいと思った視聴者の思いを無駄にしないように、番組制作にあたっては関係法令に留意し、視聴者に正しい情報が伝わるようにしてほしい。
    • 土曜の夜の番組中の質問に携帯サイトから答えると、抽選で一人に100万円をプレゼントするという企画があり、番組中に当選者の発表をしていた。しかし、これではアクセスが集中するのは明らかである。前回の発表の時にも同様のことがあって番組HPでお詫びしていたが、また同じ事をやったのだから上辺だけのポーズとしか受け取れない。一時間近くも携帯のiモードサイトに接続のままにしておくことで、クイズ参加者の通信料の負担は相当なものになる。番組制作サイドはこの通信料をキャリアからの広告費としているのではないか?クイズに参加したことで、詐欺にあったように感じた。
    • 民放のいずれの局も通販番組が多過ぎる。常にどこかのチャンネルで日用品を売っているが、内容は代わり映えがせず電波の無駄使いに過ぎない。各局は盛んに「地デジ化」を宣伝しているが、それに伴い国民にもある程度の負担が強いられる。地デジ移行に伴って放送内容そのものが良くなるのならまだ許せるが、相変わらず通販番組ばかりの編成ということであれば、せっかくの地デジ化も国民の利益にならず何ら喜ばしくない。
    • 毎日仕事でFMを聞いている。例えば火曜日の午前3時からの番組なのに「月曜日午前3時」と言っている。どの曜日でも同じように、深夜零時を過ぎているのに曜日の表示を変えないのだ。仕事が報道関係なだけに、曜日感覚が違ったりするので違和感を覚える。試験日を気にしている受験生も聴取していると思う。零時を過ぎたら、正しい曜日表示をするべきではないか?
    • 乏しい年金の中から年間2万円を上回る受信料を払っているのに、最近は高齢者向けの番組が少なくなっている。何で民放と同じような芸能番組や若者向け番組ばかりになってしまったのか。視聴者センターにも抗議したが一向に聞き入れてくれなかった。
    • テレビでは、大相撲の初場所前には朝青龍を散々叩いておきながら、優勝した途端、手のひらを返すように褒め称えている。このポリシーの無さ、無節操、見識の無さには呆れた。勝てば官軍で、それまで非難されていた品格や品性の欠如、礼儀を欠く非常識な行動などは許されるということなのか。
    • 私は小さい時から勉強が大嫌いで、小学生の時に早くも落ちこぼれてしまいました。大人になった今、怠けたことを後悔し、勉強の必要性を感じています。しかし現在放送されている「高校講座」は私には難しすぎてとても付いて行けません。出来れば中学程度の内容の講座も放送してもらえないかと希望します。

    【CM】

    • 事件の裏にパチンコありと言えるほどパチンコの影響力が大きくなっているのに、どうしてパチンコのCMがテレビで野放しになっているのか。先日、千葉で起きた「幼児3人火災事故死」も、23歳の母親がパチンコに熱中して家を留守にしている間に起きたという。台湾と韓国ではパチンコCMは禁止されている。ところが、民主党の小沢代表が昨年2月に韓国の李大統領を表敬訪問した際に、大統領からは「日本におけるパチンコの規制により在日同胞らが苦境に陥っているため関心を持ってほしい」と伝えたそうだ。在日韓国人たちの関わっているパチンコ業界の商売がしやすくなるように頼まれたわけだが、自国では規制しながら日本には規制緩和を要請するという大変虫のいい話だ。私は韓国のマスコミを通じて知ったのだが、こうしたことは日本のマスコミでは全く報道されていない。キー局の番組では、女性タレントや女性歌手がパチンコを宣伝していた。犯罪防止という点からも是非パチンコのCM規制に取り組んでほしい。

    【BPOへの意見】

    • BPOのHPに掲載されている視聴者からの意見を毎月読んでいる。これほどまでに番組内容や編成についての批判が殺到している中で、実際のテレビ番組の内容に変化が見られないのは何故なのか?最近は逆に低俗番組が増え、まともな報道番組が減少の一途を辿っているように思う。BPOは各局の共同出資によってできた自浄組織だそうだが、これ以上番組の低俗化が進むのであれば完全な第三者機関に任せたほうがよろしいのではないか?BPOが今のままなら結局は各局の問題点を改善できず、各局は視聴率至上主義を突き進むのではないか。

    青少年関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • バラエティー番組。人気お笑い芸人2人が電車に乗って出掛けて行って、大阪近辺のあちらこちらをブラブラするという番組でした。いつもは毎月、最終金曜日の深夜に放送されているのですが、元旦の昼間に放送された特番の内容があまりにもひどかったので御報告致します。番組は、お笑い芸人がチキンを買い、その後なんとラブホテルに入ってサンタとトナカイの格好をしてチキンを食べるという内容でした。ラブホテルに入る所、部屋を選ぶ所、エレベーターに乗る所も放送されていました。勿論、部屋に入る所、お風呂などホテルの部屋の内部をウロウロする所も全部放送されていました。私の家では親戚一同が集まっていて、勿論、子ども達も見ていたのですが、このような内容の番組が元旦のこのような時間帯に放送されて良いものなのでしょうか?私は深夜のこの番組は大好きでしたが、元旦の放送を見てがっかりしてしまい、もう見る気を無くしてしまいました。
    • バラエティー番組。私は中学校で社会科の教師をしています。この番組は子ども達にも分かりやすく政治や社会問題を取上げてくれるので、私の学校でも見ている生徒は多いようです。しかし、番組の中で意見が対立すると、少数派は多数派から徹底的に叩かれます。これは数の力でねじ伏せようとしているようで民主主義的とは思えません。そして、そのような「少数派叩き」が子ども達にも影響しているようです。生徒間で意見の違う者がいると、周りから「異端者」扱いされて攻撃の的になってしまいます。私は度々そういう現場に居合わせたので、生徒たちに「何故対立する意見には耳を貸さないのか?」と尋ねました。すると返ってきた答えは「だってテレビでもやってるよ」ということでした。考え方の多様さを尊びお互いを尊重できる社会であるために、身近なテレビ番組では模範を示してほしいものです。
    • ドラマ番組。うどんを床に捨てて踏んだシーンがあった。あんなひどいシーンを見たら、うどん屋さんはどう思うだろうか。教育上もよくない。バラエティー番組ですらあんなことは今時していない。もしあれが作り物ならテロップを入れるべきだし、そもそも作り物には見えなかった。仮に作り物だとしても、許される行為ではない。まさか「スタッフが後でおいしく頂きました」なんてことは無いだろうし、そんなうわべの言い訳は許されない。番組スポンサーにも抗議の連絡をするつもりだ。ニ度とあんなシーンをテレビで放送しないでほしい。
    • バラエティー番組。番組のコントの中でトランプの手品をしていた。その際、メインのお笑いタレントがトランプに女性器を表すマークをつけていた。相方が「こんなマークはつけないように!」と言って笑っていたが、放送でやるようなことではない。この局の場合、この番組に限らず他の番組でもタレントがことさらに卑猥な言葉や表現を使うのが目につく。子ども達も、正月休みの習慣が抜けずに遅くまで起きているこの時期である。影響が心配だ。
    • いくらバラエティー番組とはいえ、お笑いタレントの顔にビニール袋を被せたり、手錠を掛けて熱湯の中に突き落とすのはやり過ぎだ。下手をすれば大事故にも繋がる。面白くもないし、ただ不快なだけだ。子どもも多く見ている番組なので、内容を真似をして取り返しのつかない事件が起こる可能性もある。テレビが視聴者に与える影響をもっと真剣に考えるべきである。

    【報道・情報に関する意見】

    • 「家出サイト」について特集をしていたが、記者が「家出サイト」の書き込みにある売春斡旋業者へメールで「どんなことをやるのか」と質問したり、面接を受けたりしていた。また、「家出サイト」への書き込みをした15歳の少女を呼び、「どうやって書き込みをして、家に泊めてもらうのか」と聞いていたが、このような内容は、青少年への影響を考えて放送してもらいたい。

    【非科学的な事項に関する意見】

    • 血液型別の女性の結婚をテーマに放送予定のドラマは、「A型→安定志向、B型→好奇心旺盛、O型→おおらか、AB型→マイペースである」といった安易なキャラクター設定をし、ドラマを通して血液型の特徴をテロップで表示するなどするようだ。これは、根拠のない統計を基に、誤った知識や偏見を視聴者に植えつける危険性がある。特に、まだ正確な判断力を持たない未成年者に誤った知識を与え、偏見や差別を抱かせる温床になり得ると考えられるので強く憂慮している。元来、生まれつきのものである血液型で性格や行動の傾向を特定することは重大な差別行為に当たると考える。番組の放送中止を強く希望する。

    【CMに関する意見】

    • 最近、夕方から19時台にかけて、パチンコやパチンコ店のコマーシャルが多く放送され、私の小学校4年生の子どもが興味を持って見ている。「近所のパチンコ屋に行けば、コマーシャルに出ているような歌手のゲーム機で遊べてお金が当たる」という安易な考えを同級生から聞いたようで、実際に行こうとしていた。この時間帯のパチンコCMは子どもに対して悪い影響を与える。パチンコは特にギャンブル性が高いと思われるので、コマーシャルの時間帯を遅くしてほしい。
    • 深夜1時を回ったあたりから東海地区でキャバクラのCMが頻繁に入るが、下品で不快だ。特に週末などは子ども達も夜更かしをするので、こうした映像が子どもの目に触れてしまう。時間帯に関係なく、風俗関係のCMはテレビから排除すべきだと思う。局に意見を伝えているが、今のところ改善されていない。

    【編成に関する意見】

    • アニメ番組。娘が見ている隣で見ていたが、心理描写ともいえるシーンで子どもには少々過激と思われる内容が目立った。人間が建物の屋上から転落するシーンがあったが、人形を使うことで表現を緩和しているようだが、それでも夕方の番組にしてはショッキングなシーンだと思った。数カ月前にもこの番組では子どもを虐待する描写や人間の体が切断されるシーンが放送された。この番組では流血シーンなどがあまりにも多い。この番組は深夜にも別枠で放送していると聞いたが、夕方枠と深夜枠で表現を変えるなどの規制をすることは出来なかったのか?夕方6時台の時間は子ども達もアニメを見る事が多いと思われるが、この番組は子ども達への配慮が行き届いていないようだ。

    【いじめや虐待を助長する】

    • •本妻と妾の激しい対立を面白おかしく描いた、いわゆる「ドロドロ路線」の帯ドラマである。毎回、女性同士の派手な衝突があるが、大人同士の喧嘩を描いている限りは別に構わない。しかし、予告として、主人公達の娘である小学生の少女2人が同級生の貧しい少女を奴隷として扱う場面が放送された。2人は共謀して同級生を自宅に連れ込み、奴隷としての忠誠心を確かめるために何と自分の足の指を舐めさせるのだ。短時間の予告ではあったが、あまりに酷い場面に大変なショックを受けた。この場面を予告の盛り込む必要性は全くないし、だいいち、ドラマの中で子役にこのような行為を演じさせるのは行き過ぎだ。

    【食べ物に関する意見】

    • バラエティー番組。昨年秋の番組放送後に、早食いを真似した千葉の小学生が、食べた物を喉に詰まらせて死亡するという事故が起きていたので、この番組の中で「お詫び」とか「注意の呼びかけ」をするだろうと思って見ていたら、そうしたものは入らなかった。当番組は少年の早食い死にはなんら影響を与えず、全く関係はないと開き直るかのような局の傲慢、不遜な態度に驚いた。この種の番組の悪影響(真似る人が多く危険、など)がこれまでいろいろと指摘されていたのにである。”テレビ人間”の良識の無さには呆れた。

    2008年12月に視聴者から寄せられた意見

    2008年12月に視聴者から寄せられた意見

    フィギュアスケートの中継放送や優勝した浅田真央選手への不当な評価や不適切な解説に意見が寄せられた。この他にも「国籍法の改正」に関した報道の少なさを指摘した意見や、世界的な経済危機に直面する中で政局中心の政治状況に対する政党批判、ならびに放送の果たす役割への不満が多かった。

    2008年12月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,343件で、11月と比較し342件増加した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール70%、電話26%、ファクシミリ3%、郵送ほか1%。性別は男性66%、女性30%、不明4%で、世代別では30歳代31%、20歳代25%、40歳代21%、60歳代8%、50歳代6%、10歳代2% の順となっている。

    2008年12月に視聴者から寄せられた意見 1,343件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2008年12月件数 年度累計
    人権等に関する意見 2 件 51 件
    放送と青少年に関する意見 126 件 [ 意見内容 ] 1,185 件
    放送番組全般にわたる意見 810 件 [ 意見内容 ] 5,608 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 41 件 533 件
    その他(放送関連以外) 364 件 3,184 件
    意見件数 計 1,343 件 10,561 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。12月通知数は663件(36局)であった。
    またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し33件を全加盟社・局に送信している

    意見概要

    人権等に関する苦情

    12月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 2件
      (個人又は直接の関係人からの要請)
    • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 60件
      (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

    番組全般にわたる意見

    【情報ワイド・バラエティー番組】関連 1,862件(全体の139%) 前月比339件の増加

    • “不適切な内容、不適格な出演者”(1,193件:89%)
    • “低俗・下品な番組”(512件:38%)
    • “倫理観欠如、局の責任”など(157件:12%)

    【報道・情報番組】関連1,118件 (全体の83%)前月比222件の増加

    • “取材・報道のあり方・批判”(684件:51%)
    • “放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など(219件:16%)
    • “報道の公平・公正性と内容批判”(215:16%)

    *【情報ワイド・バラエティー番組】と【報道・情報番組】の意見合計数が意見総数を超えているが、これは1件の意見に複数の指摘項目が含まれているためである。

    12月は情報・ワイド番組を中心に「不適切な番組、不適切な内容」との批判や「報道のあり方」についての意見が前月から大幅に増加した。
    これは、フィギュアスケートの中継放送や優勝した浅田真央選手への不当な評価や不適切な解説に対する抗議など(161件)をはじめ、11月から続く麻生批判報道、とりわけワイド番組におけるキャスター・コメンテーターの一方的な論評を批判する意見(96件)、「雇用・リストラ問題」に関する報道のあり方(90件)、「ラジオ番組のパーソナリティーの不適切な発言」への批判(76件)などが寄せられているためで、「報道のあり方」や「放送局の姿勢」を厳しく問うている。この他にも「国籍法の改正」に関した報道の少なさを指摘した意見や、世界的な経済危機に直面する中で政局中心の政治状況に対する政党批判、ならびに放送の果たす役割への不満が多い。
    なお、放送局の応対・対応に関する苦情は242件で前月より101件の増加となっている。

    青少年に関する意見

    12月にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送と青少年に関するものは126件と先月の約2倍となった。
    今月は、フィギュアスケートのグランプリファイナルで優勝した浅田真央選手を誹謗するかのような放送があったという批判意見が33件と目立ったほか、低俗、モラルに反するという意見も32件と多かった。

    BPOに関する意見

    BPOへの意見14件、問合せ20件となっている。「意見・問合せ」以外にBPOについてふれた意見は175件であった。

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • 「病院たらい回しで新生児が1週間後に死亡」というニュースを取り上げていたがこの報道に疑問を持っている。まず母子手帳をもって通院していれば、ハイリスク妊娠の可能性がある場合はその旨が記入され助産婦もチェックするので、「新生児を自宅で出産する」ということは考えられない。また、通院している病院があれば、出産の際はその病院に入院できるので、突然入院先を探すことはあり得ない。「たらい回し」という差別的な表現を使って、初めから医療側を誹謗・中傷する姿勢で取材し報道するのではなく、親の方も親としての責任を果たしているのかという面もシッカリ取材したうえで報道して欲しい。ひとたび、医療側がすべて悪いというように報道されてしまうと、医療側はなかなか言い返すことができない。常々、医療関係の報道は横暴だと感じている。こんな報道がまかり通ってしまうと、医療現場の労働環境はますます悪くなってしまうと思う。
    • 東京キー局の夕方のニュース番組で来年の裁判員制度開始に向け、裁判員候補者名簿への記載通知を受け取った人に取材しその映像を放送していました。その人は漁師さんですが、偶然、同じ漁船に乗っている二人の漁師さんのところに通知が届いたのだそうです。「二人一緒に裁判員になると、その期間は操業停止にせざるを得ないので大変だ」と話していました。画面では、確か、その漁師さんの顔にはボカシがかかっていましたが地元の人なら直ぐにその人が誰であるかが特定できると感じました。裁判員法では、放送・出版・インターネットなどで自分が裁判員候補者であることを不特定多数の人に対して公表することを禁じています。この番組のように「顔は隠していても、その他の条件から本人が特定できる」という場合も、この法律に抵触するのではないでしょうか。もし、これが裁判員法違反になるのなら、罰せられるのはこのテレビ局ではなくて取材を受けた漁師さんです。ということは、テレビ局が法律違反を仕向けたことになります。この局がどうやってこの漁師さんを捜し当てたのかは不明ですが、テレビ局が裁判員候補者を探し回るのもおかしな話です。法の遵守を考えたなら、「名前を出さなければいい」「顔を隠せばいい」というものではないと思います。
    • 国籍法の改正について、報道の仕方に強い疑問を持っている。国籍法改正については、国民に知らせず反対派を抑えて強行採決しようとする動きがある。DNA鑑定を用いないで子供を認知してしまうことによって将来発生するであろう問題への危惧が広がっており、反発を覚える国民が多い。それにも拘らず、深夜からのニュース番組ではそういった問題点には一切触れず、「日本国籍を取れない可哀想な子供」の姿を延々と映すだけの感情論で番組は作られていたが、同情を誘うことで視聴者を賛成意見へと誘導したいようにしか見えなかった。正直言って、昨今の、こういった一方通行かつ恣意的な報道姿勢に強い不快感を覚える。賛成・反対双方の意見をしっかりと伝えるのがメディアとして正しい姿勢ではないか?こういった報道姿勢が国民のメディアに対する不信を加速させると思うととても残念で悲しい。
    • 事件を紹介する昼前からのワイド番組のコーナーで、千葉・東金女児死体遺棄事件を取り上げていた。その際「全裸で発見」という表現をしていたが、「衣服をつけていなかった」で十分ではないかと思う。「全裸」という言葉からは「性的」な印象を受けるので、遺族にとっては一層悲しみを増すのではないか。また、人によっては必要以上の興味を抱く言葉ではないかとも思う。日本語には多くの表現方法があるのだから、言葉ひとつにも気遣いをしていただきたい。
    • 麻生総理がハローワークを視察した際の映像で、番組内で使用されたビデオの編集の仕方に疑問を感じた。ハローワークへ仕事を探しにきた若者と総理が話をする場面なのだが、実際の会話では総理が若者に「どんな職を探しているのか」と聞き、若者が「六本木や青山みたいなオシャレなところで働きたい」と答えた。それに対して総理が「何かありませんかねでは仕事は見つからない。目的意識がないと雇う方もその気にならないよ」と発言している。しかし、この番組では若者の声は一切入れず、総理のその言葉の部分だけを使用していた。番組のコメンテーター達は「今は仕事を選んで働ける状況じゃないでしょ」と総理を批判していたが、そもそも、その若者の「オシャレなところで働きたい」という言葉が入っていたらそんな批判にはならなかった筈である。若者のその言葉は、間違いなく「働き先を選んでいる」「現実を分かっていない」発言だ。最近、テレビでは麻生総理の失言を多く取り上げているが、ニュースは事実を歪曲させることなく伝える事が前提の筈だ。東京の放送局のこのニュース番組は不必要に総理批判を生ませるような編集をしていないかどうかを報道現場は慎重に考えるべきだと思う。
    • 麻生総理の失言に関する過剰な報道が続いているが、これらの発言が本来の文脈や意味を大きく逸脱した形で用いられ、明らかな印象操作が行われていて非常に不快だ。「何もしない人の医療費を何故私が払う」という発言も、経済財政諮問会議の議事録を読めば、その直後の「だからこそ真面目に努力して健康を保っている人への保険料の見返り」などの提案に関する発言に繋げないと意味が通らないものだった。不摂生や不注意で病気になったり怪我をした人に何もペナルティーを課すことなく、普段から気をつけていたのに病気になったり怪我をしてしまった人と全く同じ給付を行うという現行の保険システムに対する至極真っ当な批判意見なのに、各マスコミは、さも総理が「不摂生で不健康になった人間の保険料を私が払うのはおかしい」という趣旨で発言したように視聴者に思わせる報道だった。「医師は一般常識に欠ける人が云々」の報道も、元々は医師会側から出た「医者の人数を減らしてくれ」という要請を受けて行ったことで、現状のような医師不足になっているのは医師自体の責任でもあるとするものだ。マスコミのこのような事実を捻じ曲げた偏向報道に対し、BPOから厳重注意して欲しいと思う。
    • 現在、私の住む自治体では1日12時間「人権電話相談」を開設しているが、これが地元民放の番組で紹介された。この相談室は「秘密厳守」を標榜しているが、テレビでは相談者の声が入り、また、電話受けの担当者が書いているメモが映った映像が紹介されていた。これではとても「秘密厳守」どころではないし、逆に「人権侵害」になってしまう。誰だって率直な相談ができなくなる。テレビ局に電話をしたら「問題ありません」という返答だったが、相談したいと思っている人の立場になれば不安になる。もっと気を遣った報道をしてほしい。
    • ある大手ショッピングセンターの屋外受水槽から男性の死体が発見された事件の報道は隠蔽報道ではないか。地元紙の11月28日付の記事では「ショッピングセンター○○店で男性が飛び降り自殺を図り水槽の中に落ちた可能性が高い。また、この男性は11月1日から行方不明になり、家族が探していた」と報じている。同センターには10店舗を超える飲食店があり、その受水槽から飲料水の供給を受けて営業している。地元の人たちの精神的な苦痛は計り知れないだろう。これくらい大きな事件にも拘らず、殆どの放送局が大手スーパーに対する配慮からか店の名称を伝えていない。何時から「情報はネットから得る時代」になってしまったのか。
    • 夜のニュース番組のキャスターの発言は問題ではないかと思う。「政治不信のせいで不況が・・・」という発言を番組内でしていたが、現在の不況の元凶が何であるかは周知の事実であり、決して「政治不信」などでないことは明らかである。そこまでして政府不信を煽るのは問題ではないか。彼はどんなことでも大げさに煽った発言をする。そもそも過去に「椿事件」を起こした局だから、この局の報道を信用するつもりはないが、彼らにはその自覚もなく、まだ堂々と印象操作を続けているようだ。彼らにとって、放送法や放送倫理基本綱領というものは形だけなのか。こういう報道が一向に減らないことは非常に問題ではないかと思う。
    • 政府見解と異なる論文を公表し更迭された田母神前航空幕僚長が、参院外交防衛委員会で参考人として招致されたが、田母神氏の論文や発言が法的にみて何処に抵触しているのかを報道をすべきである。田母神氏は委員会で持論を繰り返し、懲戒処分の審理を経ずに解任された不当性を訴えたと報じられている。集団的自衛権の行使を憲法違反とする「村山談話」や政府見解と異なる主張を論文で発表したことが問題視されているが、自衛隊幹部が政治的な判断を口にすることが憲法の何条の違反になるというのか。私の不明かも知れないが、これまで聞いたこともない。分かりやすく解説して欲しい。
    • 民放のニュースや報道番組で、大学生の内定取り消しについて報道している。しかし、取り上げているのは大学卒業の人の就職問題ばかりで、中学卒業、高校卒業での就職に関することは報道していない。NHKではこの問題を取り上げていたが、なぜか民放は取り上げていない。中卒・高卒の就職は大卒以上に大変なのに、なぜ取り上げないのか?
    • 今年度に約70億円と見込んでいた大手自動車メーカーの工場がある自治体が、法人市民税収入の大半を失う見通しを発表したことに触れ、そのため「道路は穴が開いても放置、河川は氾濫するかもしれない」「小中学校の耐震化工事が出来なくなり、市内の小中学生は心配」とコメントした。実際にはこの自治体の小中学校の耐震化工事の進行状況は98.4%で全国でもトップクラスである。また「道路や河川などの公共施設の維持管理に関す予算は適切に管理する」と市のHPで発表している。これらは、市に対して事前にきちんと取材をすれば判明することである。取材の手を抜き、より扇動的に報道しようとした結果として起こったと思われる。この局はこれまでも同じように事前に取材をすれば判明することを取材せず、その結果、間違いを放送するということを繰り返している。
    • 世の中を騒然とさせるような凶悪犯罪が頻繁に起きているが、それらの手口についてテレビで詳細に伝えすぎていないだろうか?知り合いの警察関係者に聞いた話だが、容疑者を取り調べていると「同様の犯罪をテレビで見て、自分でも出来そうな手口だと思った」という供述が非常に多いという。犯罪報道が別の犯罪を呼ぶようなことはあってはならないことだ。事実を伝えることは大切だが「詳しければ詳しいほど良い」というものでもない。是非、節度をわきまえた報道をしてほしい。
    • ラジオで聴く「緊急地震速報」の中で、聴取者のおかれた状態や状況に応じて注意を呼びかけるのだが、その表現が「自動車を運転していた時は…」「電車に乗っていた時は…」「学校にいた時は…」などと過去形で放送する。しかしこの日本語の使い方は誤りで、「…いる時は…」と現在形で表現するのが正しい。この不適切な表現を改めるようNHKをはじめ関係各所に何回も申し入れているのだが一向に改まらない。
    • ニュース番組でも最近、画面の人物が話す言葉をテロップに記してスーパーするようになったが、その際、話し手の感情やしゃべりのニュアンスに応じてハートマークや怒りマークが書かれていたり、文字に色がついたり、きらきら光ったりすることがよくある。娯楽番組やワイドショーならまだしも、ニュースにこんな小細工は必要ない。不適切だと思う。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 未成年のアイドル歌手が「ヒトラーおじさんはやさしいおじさん」などとヒトラーを礼賛したそうだ。この番組の制作者は何を考えて番組を制作しているのだろうか。軽い冗談のつもりだったのだろうか。独裁者ヒトラーは、自身の人種差別意識からユダヤ人数百万人を虐殺し、その野心から周辺国を侵攻して数千万人を殺し、欧州・アフリカの数億人を抑圧した罪深い戦犯だ。「優しい」だの「癒し」だのとは冗談でも許されない。中学・高校で社会科の勉強はしなかったのだろうか。同時に、下請けの作った番組をチェックもせずに放送したテレビ局の無責任・無神経にも呆れる。お馬鹿タレントなどの様に、無知・無教養を競い合い自慢する奇妙なテレビ界の風潮が根底にあるのだろうが、こんなことはやめてほしい。視聴率獲得のために無知で非常識な番組を垂れ流すのなら、テレビは社会の害であり敵でしかないことになる。テレビ界の凋落もここまで来たかという感じだ。
    • 関西のラジオの女性声優DJが、飲み終えたジュースのコップを座席下の床に放置するという電車内における自身のマナー違反を指摘して来た男性と口論になり、「オッサンを社会的に抹殺すれば良かった」 「くそじじい」などの暴言を交えながら口汚く「犯罪者(前後の文脈から痴漢冤罪であることが容易に想像できる)に仕立て上げたかった」という趣旨の発言を行った。翌週13日の放送で1分間ほどの”謝罪”を行ったが、その際の状況説明が先週の発言とは著しく整合性を欠いたものだった。コップを置いた状況も違っていたし、口論ではなく男性から一方的に罵られたかのように釈明するなど”言い訳三昧”であったが、不満そうな態度と相まって”謝罪”とは言いがたいものであった。公共の電波で「痴漢冤罪の重大さ」を無視した発言をし、自身の非を認めず一般人に罪をなすりつけようとするのは許せない。この番組ではDJによる悪口が常態化しているが、今回も自身の社会的影響力を考えていない社会性を欠いた不快な発言内容だった。
    • 最近、派遣社員や期間工といった非正規従業員の解雇が相次いでいますが、この番組の司会者やコメンテーターは「他にも仕事があるのに、この仕事を好きで選んだのだからその人にも責任がある」というコメントをしています。この発言を聞くと寒気がします。私も非正規従業員ですが、テレビがこのような発言で世論を煽ることは、非正規従業員に対する差別意識を植え付けているだけだと思います。こういった放送は、例えば、いじめ事件で被害者が自殺したときに、「いじめられていた生徒にも問題がある」と他人事のようなコメントをする学校や教育委員会などと同じようなものです。
    • お笑いタレントで今や映画監督の番組で徹底的に芸人いじめを繰り返していた。芸人を熱湯に放り込んだり、斬首シーンの最中にくすぐったり、サメを使ってドッキリさせたりしていたが「テレビなら何をやってもいいのか!」と叫びたくなるような内容で、モラルも倫理観も全くなかった。BPOとしてバラエティー番組における芸人いじめの問題をしっかり議論してもらいたい。
    • 「血液型性格判断」の正当性を前提としたトーク番組で特定の血液型人間に対する差別を助長する内容だった。「血液型性格判断」自体に科学的根拠が皆無であり、バラエティーとはいえあまりに配慮に欠けるものだった。これが仮に「人種別性格判断」というものだったら、放送できただろうか?現実問題として、人間をたった4つの血液型を基準にして分類してしまうこと自体がナンセンスだが、日本のマスコミが放送しているせいで、世界中で日本だけそれを信じる人が増大している。バラエティー番組の内容として血液型占いを扱うなとは言わないが、「科学的根拠は皆無であると伝える」「特定の血液型を差別的に扱わない」というのが大前提で、この番組の内容には非常に問題があったと思う。
    • 東京の放送局の火曜日夜の番組で、デパートの地下食品売り場の試食品をその場で食べずに大量に店外に持ち出していた。その持ち出し方はまるで万引きのようで、一人の芸人が店員を引きつけ別の「壁役」の芸人が立ち塞がるようにしてその間に大量の試食品を隠すなど計画的な方法を用いていました。これでは万引きと窃盗とどこが違うのか私には分かりません。この番組は未成年者も多く見ていると思いますが、明らかに万引きを助長しており問題があります。数日前からインターネットで「この番組の放送以降、バラエティーの質が下がった」と批判されていましたがその矢先の出来事です。昨今、テレビのバラエティー番組でモラルの問題が軽く見られ、行きすぎた内容が増加していると思います。この局および番組制作者と現場のデパートに行った芸人は放送で謝罪をするべきだと思います。
    • 関西の番組の最後に「今日の記念日」というコーナーがある。前もってコーナーに応募し採用された視聴者が電話で「放送当日が自分にとって何の記念日か」を披露し、最後にルーレットで5千円か1万円を当てるというものだ。ところがその「記念日」の内容が「離婚」「再婚」「不倫」といった男女関係にまつわる内容ばかりで朝の番組にそぐわない。毎朝、下品でくだらない話を聞かされうんざりしている。特に今朝はひどいもので、「12月15日は私の”ダブル不倫”の記念日」と女性の視聴者が生電話で堂々と自慢し賞金をゲットしていた。出演者を前もって選ぶのだから、男女間の話題にばかり片寄らないよう配慮できるはずなのに、実際にはほぼ毎日そうした話題ばかりだ。意識的にそのようなネタばかりを選んでいるのだろうか?あるいは視聴者が「その種の話題以外は取上げられない」と思い込んだ結果、応募の内容そのものが片寄ったのか?とにかくこんな話題に喜んでいるのは電話出演者本人と司会の男だけだ。出勤・登校前の視聴者にとっては不快この上ないコーナーだ。健全な内容に改めて欲しい。
    • 「タイの少年がヘビ使いになるまでのドキュメンタリー」を放送した際の映像の出し方に疑問をもった。最初に司会者が「少年の夢」というタイトルだけを紹介してビデオ映像が始まるという流れだったが、映像の冒頭で何の前触れもなくハ虫類が牙を向くシーンが流れた。テレビを見ていた私と母は驚きと恐怖と気持ち悪さで「ギャーッ」と叫び声をあげてチャンネルを変えた。特に私は「ハ虫類恐怖症」といえるほどこの種の動物が苦手で、この種の動物の写真・映像・画像・アニメーションを見ると動悸が激しくなり気分が悪くなるので、これらを見るのを避けて生活している。そのため放送の後はショックで夕飯を途中にして横になっていた。テレビは一方的に茶の間に流されるメディアだ。このように何の告知もなくハ虫類の映像を放送するのは暴力だと感じるが、これは私だけの意見だろうか?「刺激的な映像や音量で人を驚かしたりすることで実害が出ることもある」ということを、放送局ならびに制作会社の方々に理解してもらいたい。
    • 地方の民放のDJが最近の「若者しゃべり」をしているので聞き苦しい。おまけに漢字の読み間違いが多く驚いている。たとえば「温泉郷」を「おんせんごう」と読んだり、「景勝地」を「けいかつち」と読み、地名の「祖谷」を正しくは「イヤ」と読むところを「ソヤ」と読んだりしている。このような間違いが3分以内に立て続けに起こるのだから、このDJの発言内容にも不信感を持たずにいられない。
    • 世界の怪奇現象を追跡するという触れ込みの番組は、未解決事件を超能力者が解決するというものだったが、よく調べるとこの(自称)超能力者は過去に事件を解決したことがない人物であった。そんな者を登場させておきながら「超能力で事件を解決してきた」と紹介するのは、視聴者を騙す虚偽行為ではないか。非科学的なオカルトを科学的に検証するような番組ならともかく、霊感商法やカルト宗教を助長させるような番組は制作すべきではない。テレビ界のオウム真理教事件での反省はどこへいってしまったのか。それ以前に、実際に起きた事件を娯楽番組に利用することは、事件解決の為に少しでも手掛かりを知りたいと思い今も苦しんでいる家族の心を踏みにじる行為である。人道上も問題である。
    • 卓球の福原愛選手とテニスの錦織圭選手の交際について取り上げていましたが、二人ともタレントではなくスポーツ選手です。更に言えば、道徳的に問題のある行為をしたわけでもなければ、犯罪を起こしたわけでもありません。それをギャーギャーと騒いで二人を追い回し、あげくに福原選手に謝罪させるというのはどういうことなのでしょうか?それがマスコミの仕事なのでしょうか?
    • 「漫才日本一」を決める番組である漫才コンビが優勝した。しかし、その芸風がいただけない。持ち時間の中でいかに沢山の笑いをとるかというのが勝負だが、ボケとツッコミの連続の中で、ツッコミの度にボケ役の頭を叩くのだ。とにかく、突っ込んでは叩く、突っ込んでは叩くの繰り返しである。こんな芸が「漫才日本一」とは聞いて呆れる。昔から上方には「ど突き漫才」という芸風があるが、この「NON?STYLE」の芸とは全く違う。「いじめ」が「かわいがり」などと言い換えられて陰湿な形で横行しているが、このような漫才が市民権を得ることで、相手を叩くことが「何でもないこと」となるのを心配している。
    • 「どちらの男に抱かれたいか?」というアンケートを放送していたが、そのインタビューに「誰々に抱かれたい」「誰々と不倫したい」と平然と応える女性を見て誠に情けなかった。もしも、私の妻が出ていたならばぶん殴った上で即離婚するようなことなので本当に唖然とした。今の日本人もここまで落ちたかと愕然としたと同時に、このような番組を放送するt関西のテレビ局の姿勢に怒りを覚えた。日本を駄目にするような番組を堂々と流している放送局が多々目に付くが、マスコミが日本を駄目にしていると言っても過言ではない。放送局は、事あるごとに「言論の自由」などと言っているが、結局、それは自分に都合の良いことばかりを言っているのだ。BPOはこのような番組を止めさせるくらいの権限を持ってほしい。
    • たまたま見ていたバラエティー番組の総集編で、司会の男性アイドルがゲストのタレントに向かって「死ね!早く」という発言をし、そのコメントを字幕でも放送していた。”総集編”なのだから編集することも出来た筈だ。もう少し配慮をして欲しかった。
    • 東京キー局のプロデューサーが番組に遅刻したとの理由だけで、罰としてその芸人に無理やり1000万円の借金をさせ、その芸人が使ってしまうとすぐに返済を迫り、その芸人がギャンブルで返済をしようとして逆に借金が増えるという、バラエティーでも何でもない内容を放送していた。このテレビ局の倫理委員会は何をしているのか?番組の企画意図が分からない。番組制作者の行為は脅迫罪で逮捕されるべきものではないか?
    • 視聴者の質問に答える番組の3時間スペシャル版のコーナーの一つに仏門に入った女性作家が出演し、「不倫」を賛美し奨励するような発言を力をこめて繰り返していた。しかし、「不倫」は相手の家庭を破壊したり自分の親を嘆かせるなど、周りを不幸にする人の道に反する行為だ。それなのに彼女は「命懸けの不倫は純愛と同じ」「本当に好きならどんどん不倫をしなさい」等とけしかけ、その上「私は何度も不倫をしているけれど、相手と奥さんの離婚が成立した途端、何故か熱が冷めてこっちから別れちゃうの」と、笑いこけながら不倫自慢を展開していた。芸能人ならばともかく彼女のように影響力のある人には、このような内容の発言は許されないと思う。そもそも彼女は仏に仕える身である。あちこちで説法会を開き「欲望を制御し、他人の幸福に手を貸すゆとりを持て」等と仏の教えを説いている人が、テレビ番組では一転して「人を不幸にしてでも自分の欲望には忠実に生きなさい」と力説している。この矛盾を一体どう説明する気か?このコーナーは彼女の一人舞台のようなものであったが、見ていた私は不快で仕方がなかった。このような番組を放送しないで頂きたい。
    • 今どき、食材自慢の番組は要りません。芸能人に飯を食わせて、金を渡して・・・ただそれだけの番組です。何の意味もありません。高級食材の番組を作るくらいなら、報道番組で派遣社員問題などを取り上げるべきです。

    【番組全般、その他】

    • 「こんな福祉番組が見たい・・・」という教育番組はとてもよい番組で推奨する。この番組は「障害者=前向き・明るい」という描き方でいいのかを考える内容だったが、メディアリテラシーに通じる内容でもあり、テレビでの表現方法を考えさせる内容でもあった。NHKのみならず民放も含め放送業界全体がステレオタイプな描き方や偏向的な放送表現で放送することについて考えるきっかけになればと思っている。放送は特定のものの見方だけをするのではなく、もっと多様性を重視して欲しい。
    • 夕刊紙からの内容を紹介するコーナーで、自民党機関誌に掲載された麻生総理夫人のインタビューを紹介していたが、司会者及びコメンテーターの発言が下品すぎる。もともと最近のテレビ番組では麻生総理の漢字の読み間違いなどに対する失礼な発言が多い。ある別の番組では総理のことを「ばーか」などと言っていたが、自民党の機関誌まで取り上げての失礼な発言には品位を疑う。そもそも総理夫人は公人ではないのではないか?子供も見ている時間帯なのに、公共の電波を使ってあからさまに人を侮辱するような発言は控えていただきたい。これではまるで集団イジメを助長しているかの印象を受ける。子供が国や政治に対して誇りを持てなくなるような内容を積極的に発信する放送局は本当に視聴者のために番組づくりをしているのか疑問に思う。
    • 各局の番組で振り込め詐欺への注意を喚起する内容が毎日のように放送されているが、その際紹介されるのは全てと言って良いほど被害例ばかりだ。詐欺による被害をうまく避けた例も併せて紹介するほうが良いと思う。
    • 韓国・ソウルで開催されたフィギュアスケート・グランプリファイナルで優勝した浅田真央選手に対し番組出演者から「おめでとう」の一言もなく、「実力はキム・ヨナの方が上なのに、キムが回転で失敗して負けた」という主旨のコメントをしていた。また、「キム・ヨナは韓国で10本のCM契約をしているが、浅田は7本だ」とも伝えていたが、16日に放送された別のテレビ局のワイド番組では「浅田は現在10本のCM契約をしている」と放送していた。同日夕方放送されたテレビの「スーパーニュース」では、元フィギュアスケート選手が「キム・ヨナは風邪を引いていたから負けた」とコメントしていたが、彼女ならば、健康管理は自分自身の責任であり、一般人よりも厳しい自己管理が必要なことを知らない筈がない。このテレビは”キム・ヨナ万歳””韓国万歳”と、偏向した放送を繰り返している。この放送を見た職場の友人達も「ここって確か日本だよネ」と言って驚いていた。BPOに電話をしたのは、中学生の娘を持つ親として、この番組の偏向ぶりを伝えずにはいられなかったからだ。
    • フィギュアスケートに関する放送で、元選手の解説による浅田選手とキム選手の点数比較には明らかな虚偽の内容があった。「浅田は1ミス、キムは2ミスにも拘らず点差は2.2点。ノーミス同士であったならキムが勝っていた」との内容だったが、浅田の転倒の箇所はトリプルフリップの単独ジャンプではなくトリプルフリップ?トリプルループのコンビネーションジャンプの予定であり、あの転倒による失点は10.68であった。キム選手の2つのミスによる失点が10.46であるから、実際の得点差2.2に失点の差を加えてもノーミス同士であれば2.42で浅田が上回ることになり、元選手の発言は虚偽になる。元選手は現在コーチ業をしており、採点システムを熟知していなければおかしい立場にある。おかしなことだ。また司会者や局アナウンサーなどによる「表現力はキムが上」との発言も「捏造発言」と言える。過去のスコアで検証すれば捏造発言であることは一目瞭然だ。自国の優勝者を称えない、非常に気分を害する放送だった。
    • 15日に放送されたフィギュアスケートの浅田選手批判の番組内容に対する謝罪と訂正を見たが、司会の男の言った「よく知らなかったので」というのは捏造放送の言い訳になるのだろうか?訂正の対象となる放送は、意図的に事実を歪めている様に感じた。何らかの圧力があったのではないかとさえ思っている。一説によれば、一流アスリートをマネージする某社と契約した浅田選手を大手広告代理店がつぶそうとしていると聞いた。もし本当なら広告代理店が、視聴者・放送局・スポンサー企業の三者すべてに害を与えている事になる。本当に恐ろしいことだ。もちろん噂を鵜呑みにするのは愚かな事だが、圧力があったのかどうかの事実は調べるべきではないか。私のような一般人の耳にすら、この様な噂が入ってくる時代なのだから。
    • 公共放送のスポーツ中継のよいところは、フィギュアの採点方法、各選手のプログラムの見せどころ、前回の試合で失敗した部分などをきっちり勉強した上で、アナウンスのプロとしての仕事をすることだ。3回転なら基礎点が何点でそこからダウングレードされると何点になってしまうのかなど、回転不足判定についても詳しく説明していた。民放のアナウンサーは、この重要なポイントをほとんど理解せずにしゃべっているとしか思えない。解説者がきちんと説明しても、アナウンサーはたいてい流してしまう。NHKのアナウンサーだけは3回転と2回転でどれだけ基礎点が変わってしまうか、そこからGOEで減点されると点が殆どなくなってしまうことをきちんと話していた。民放は、芸能人でもない選手に変なキャッチコピーをつけて盛り上げる暇があったら、もっと内容のあることを放送しなさい。大技をやるかやらないかで煽るよりも、回転不足の判定の怖さや大技のリスクを詳しく説明すべきだ。実況するアナウンサーも「ジャンプだけじゃない、あんなコトもこんなコトもできちゃう真央ちゃん」なんていう”ポエム”を考える時間があったら、フィギュア中継でプロのアナウンサーが視聴者に伝えるべきことは何なのかを、NHKの同職の人を見て勉強してほしい。
    • 年末恒例の歌番組の馬鹿騒ぎはいい加減に止める頃ではないでしょうか。戦後の娯楽の少ない頃ならまだしも、今ではうるさいだけです。特に、司会者の興奮しのぼせた発言には、毎年耳を覆いたくなる。似たような番組は民放にもあるのだから、受信料から高額な予算を使ってくだらない番組を作るのは止めにしてほしい。私は歌番組自体は決して嫌いではないが、歌手の人たちが、この番組に選ばれるかどうかで価値判断されるのが可哀想で仕方ない。番組に批判的な意見の人も少なくないのだから、来年以降も継続するかどうか、一度アンケートでもとってみたらどうだろうか。
    • テレビで「言論の自由」を言うのはいいが、「言論の責任」についても考えてほしい。どの番組を見ても、タレントや芸人達が自由気ままに毒舌を吐き意見を言っている。「これは、あくまでも個人的な意見です」というならば、公共の電波で個人的意見をさも世論のように放送するのは卑怯ではないかと思う。事実を放送するのは大事だが、その先の解説や展開説明に、あまりにも無責任な発言が多過ぎると思う。どのようなタレント・芸人・コメンテーター・司会者を使うかは自由だが、物事を解説したり考え方を伝えることに関しては、きちんと自局の人間が責任を持って発言するのがスジではないか。今のやり方は、社会の現状をただやみくもに混乱の渦に巻き込んでいるだけだと思う。現在は政治・経済・生活・医療など全てが混乱の中にある。本来なら世界中の貧困問題や環境問題に日本が貢献すべきこの時期に、視聴率獲得のためか、このような放送を続けているのはあまりにも教養が無さすぎるのではないかと思う。最近、テレビそのものの魅力が無くなってきているのではないかと感じている。今のままではアニメなど、子供番組だけしか生き残れない気がする。
    • 近年、民放各局の番組編成の構成は著しくバラエティーに偏っている。どのチャンネルを選んでも低俗なバラエティーしか放送されない時間帯が一日の大半を占め、ニュース番組が流されるのは深夜の22時を回ってからである。しかも、その時間帯に放送されるどの局のニュース番組も、「事実の報道」に割かれる時間は全体の2割弱しかなく、殆どがキャスターの「私見を発表する場」と化している。しかも、その「私見」がさも正しいかのように情報操作が行われているのが現状である。更には、政治家の発言の一部のみを切り出して「問題発言」を作り上げたり、出来事の一側面のみを映し出すなどした捏造まがいの報道も見受けられる。仮にも「報道機関」を自称するのであれば、「実際にあった出来事」を「様々な側面」から映し出し、私見を交えずに「報道」することに専念するべきではないか。
    • 地デジの完全移行までに、あと3年を切ったことは告知スポットなどで広く知られるようになった。しかし、地デジを見るためには何をどう用意したら良いのかという情報、特に肝心の受像機に関する情報が十分ではないように思う。視聴者が2011年までに備えるべきことを具体的に分かりやすく説明する番組を放送してほしい。
    • 私は家電品販売の自営業をしている。番組の中で「激安家電の買い方」を取り上げていた。昨今、私共の様な零細店が売り上げ不振で閉店に追い込まれているが、それに追い討ちをかける様な量販店優遇の内容だった。お願いがあるのだが、視聴者に「一般の街の商店(電器店)も、一生懸命に地域の皆さんの為に頑張っています」ということを、番組の終わりでもいいので伝えて欲しい。まもなく地上デジタルに移行するが、この様に街の電器屋さんの不況が続くと、アンテナ工事やテレビの設置にも悪い影響が出ると思う。量販店優遇ばかりの放送を是非見直してください。お願いします。

    【CM】

    • 公共広告機構(AC)のCMを見て心を動かされ、お年寄りへの配慮の大切さに改めて気付いた。CMでは、おぼつかない足取りながらもマイペースで何とか歩くおじいさんが画面に向かってにっこりと微笑み、「(歩みが遅くて若い人には迷惑をかけるけれど)勘弁してくださいね」と語りかける。このように穏やかな口調と笑顔で言われると、こちらも「ああ、そうなんだ。のんびりペースのお年寄だって懸命に歩いておられるんだ。もっといたわってあげなければ」という気持ちになる。CMを見てほのぼのと心が温まった。
    • 民放のテレビショッピングなど通販番組の量の多さと内容に問題がある。深夜は勿論のこと、日中にも通販番組を放送している放送局がある。しかも、その放送時間が長いのである。これらの通販番組は本来、CMとして捉えるべきであるが、その場合にはCMの総量規制に違反しているとのことになってしまう。また、第三者の通販業者が放送枠を買い取って番組を提供する場合はまだ理解できるが、放送局が100%出資して通販を目的とした子会社を作り、その子会社が堂々と自社の電波を利用して販売行為を行っているのは問題だと思う。そもそも放送局が公共の電波を私的に使用して、このような販売行為をやっていいのか?公共の電波利用に対する対価に関しても、使用する帯域の割合に比較して、放送局は他の携帯電話業者などに比べても微々たる電波使用料しか払っていない。特権の上に胡坐をかいて身勝手なことを行っているとしか思えない。このように放送倫理にも大きく違反している民放各局には、他産業の商品偽装を指摘したり報道したりする資格はない。
    • パチンコの業界団体が時間規制などを打ち出したと聞いたが、この種の規制はパチンコ業界がするのではなく民放連なりBPOなりの放送局サイドが決めるべきではないのか。広告主の業界団体による自主規制だと、景気動向などに左右されて、規制の内容がその時々で変化してしまうことがあるのではないか。
    • テレビ放送で、本編からCMに移った途端に大音量になるのは何故なのか?その都度ボリュームを下げることで対応しているが、数分おきに入るCMの度に慌ててリモコン操作をするのは煩わしい。これでは番組に適した音量で視聴していても、アパート等ではCMの騒音が隣近所への迷惑になり、特に深夜の場合はトラブルの元にもなりかねない。早急の改善を求めたい。

    【BPOへの意見】

    • 「BPOがバラエティー番組を問題視している」という新聞の報道を見た。確かにBPOの姿勢には同意できる。しかし、バラエティー番組での出演者の行為は目につきやすく気ずきやすいが、もっと問題なのは地方についての表現である。とりわけ、大阪や関西についての描き方に問題があるように思う。その表現は偏見ばかりで差別的ですらある。「大阪人はケチ・せっかち・ガメツイ」「大阪人はお笑い芸人のようだ」などなど、こういう表現はバラエティー番組以外のニュース・情報番組・ワイドショーなどでもなされている。民放だけでなく、NHKまでもがニュースで「せっかちなのは大阪人気質だから」などと非科学的な発言をしている。バラエティー番組におけるセクハラやイジメについてだけでなく、こういった大阪への偏見・差別など、地方の「県人気質」の表現について、BPOとしての見解を出していただきたい。もうその段階まできていると思う。
    • 家族や友人にBPOの話をしても誰も存在を知りません。テレビでもっと宣伝するべきではないでしょうか。このままでは報道被害にあっても泣き寝入りする人ばかりになります。もっと力を発揮してください。

    青少年関する意見

    【報道・情報系番組に関する意見】

    • 不平不満も言い訳もせず、ひたむきに練習をし、韓国でのグンラプリファイナルで史上初の2回のトリプルアクセルを決め見事優勝した浅田真央選手に対して酷い放送があった。「おめでとう」の祝辞の言葉もなく、ゲストの恩田元選手は実際の予想点数よりはるかに下の点数を言い「浅田選手がキム選手より下だ」というようなコメントをした。しかし、今年の世界選手権や今シーズンのグランプリシリーズの得点を合わせると、一番高い演技構成点をもらっているのは浅田選手だ。この番組を見ていて、怒りと不快感を強く感じた。事実を伝えるべきテレビ局がこのような捏造報道をしてもいいのか?15日のニュース番組でも同局の報道は酷かった。ひた向きに頑張る10代の女性アスリートへの偏向報道は、彼女に憧れて頑張っている青少年にとって大変な悪影響を及ぼすに違いない。
    • フィギュアスケート・グランプリファイナルで優勝した浅田真央選手について、韓国のキム・ヨナ選手と比較し、嘘のデータで浅田選手を貶めていた。衣装や化粧についても「浅田は子供っぽい」と批判していたが、ノーメイクの浅田と本番用のメイクをしたキムを並べて比較したフリップを使用していた。また、本来、競技とは関係のないCMの本数で優劣をつけていた。18日の番組内で再び浅田選手のことを取り上げていたが、何のためなのか分からない。謝罪したつもりかもしれないが、謝罪にはなっていなかった。司会が「フィギュアのことは知らない」等と言っていたが、いつも、よく知りもしないことをさも知っているかのような顔で放送しているではないか。「知らない」と言いながら公共の電波で放送するとは、視聴者を愚弄しているのか。プロとして恥ずかしくないのか?上っ面だけの謝罪ではなく、誠心誠意、心から謝るべきだ。そもそも人として「優勝おめでとう」と言えないのがおかしい。局は、一体どういう意図で放送したのかきちんと説明する義務がある。一人の才能ある若者を潰したいのか。局の報道姿勢そのものがおかしいと思う。
    • 数日前に起きた「夫による妻殺害事件」を、事件現場となった民家の前から伝えていた。この夫婦には子どもが二人いるそうで子どもの自転車や物干し竿に掛かったままの子どもの衣服などが映し出されていたが、このような物をわざわざ映す意味があるのか?両親が加害者・被害者となった事件においては、残された子ども達の将来が大変心配される。周りの大人たちが見守って何とか健全に育ってくれると良いと思う。報道する側も例外ではない。子どもの将来に配慮する責任があることを自覚し、哀れみを誘うような映像を安易に使うことは避けるべきだった。

    【低俗、モラルに反する】

    • あるバラエティー番組に出演している芸人は、見た目にも気持悪い格好をして変質者やストーカーの話をしているが、とても”芸””ネタ”といえるものではない。モラルを欠いた内容であり、子ども達が見る番組に出演させるべき人物ではないと思う。
    • バラエティーの罰ゲームで、女性歌手がプロレスのブレーンバスターをかけられ粉の中に落ちていた。プロレスラーのように身体を鍛えていない人にブレーンバスターをかけるのは非常に危険な行為だと思う。”笑い”として放送されていたが、子どもが冗談で真似をしたら大変なことになる。危険な行為を”笑い”として放送するのはどうかと思った。
    • 「タレント1日密着」という内容がバラエティーで放送されていたが、タレントには内緒で楽屋にカメラを仕掛け、カメラの存在を知らない彼は全裸となり下半身をデジカメで撮影された。その映像を番組出演者全員で見るなどしていたが、これは人権問題に当たると思われるほど卑猥な内容であり、家族と見ていてとても不愉快な思いをした。この番組は深夜番組ではない。ゴールデン帯の番組で人を羽交い絞めにして局部を撮影するなどは子どもの教育にも大変影響があると思う。
    • バラエティー番組。視聴するのに年齢制限のないテレビで放送する番組としては不適切すぎます。女性の身体をあたかも物のように粗暴に扱うシーンなどがあり、夜の10時からとはいえ、冬休みでまだ子どもも視聴しているであろう時間帯に放送するのはいかがかと思いました。「面白さ」だけで番組が構成されていて、その他には全く配慮がなく、見ていて不愉快な思いがしました。ニ度とこのような番組は制作・放送してほしくないです。

    【非科学的な事項に関する意見】

    • 「血液型がB型の男性」を、その他の血液型の女性達が徹底的に叩く内容だった。女性達は様々なエピソードをまじえてB型男性がいかにダメであるかを披露し、スタジオ中で大笑いしていた。しかし、バラエティー番組であることを差し引いても、ここまで来ると「差別」以外の何物でもない。かつてBPOの青少年委員会は、血液型による性格判断を放送番組で扱うことに批判的な姿勢を示し、各局に「要望」を出している。今回の番組で、その「要望」が全然生かされていないことがはっきりした。

    【CM・番組宣伝に関する意見】

    • 先ほど「パチンコ台のテレビCMを自粛する」ということを報道で知ったが、放送時間の規制が「夜は9時迄」というのは甘すぎる自粛ではないかと感じた。最近の未成年者はもう少し遅くまでテレビを見ていると思った方がいいと思う。自粛するなら「午後11時」あたりまでにするのが適当ではないか。また未成年者に限らず、パチンコというギャンブルのCMを四六時中垂れ流す民放各局の現状に辟易している視聴者も多いのではないか?民放の更なる自粛を望む。
    • テレビでの映画放映と映画のCM放送について意見がある。まず、映画放映についてだが、洋画劇場などの番組でホラー映画が放映されていることがある。私はホラー映画が苦手なので、ふとチャンネルを回した時にそういう番組を見ると非常に不快なショックを受ける。ホラー映画はショッキングな映像や音が出る時があるが、それを一瞬見てしまうだけで苦手な人には大変不快なものになるので、テレビでは放映しないでいただきたい。見たい人は映画館やDVDで見ればいいことで、テレビ放映の必要はないと思う。またR15等、成人映画に指定された劇場映画のCMの放送も禁止すべきだと思う。具体的には「SAW5」のCMを、先日、偶然に見てしまい大変不快だった。映画のCMは特にショッキングな映像や音を中心に編集して作られているので影響が大きい。テレビに目を背けても音は聞こえるのだ。映画自体がR15指定なら、15歳以下の子供も見る可能性のあるテレビでCMを流すのは不合理だと思う。

    【編成に関する意見】

    • 東京で深夜に放送されているドラマを、北海道では、最近14時台に堂々と再放送している。過激なベッドシーンが盛り込まれた成人向けのドラマを子ども達もいる時間帯に放送するとは、いくら何でも非常識すぎる。我が家には中学生の子どもがいるが、定期テストなどで下校が早い時、私がいればさりげなくチャンネルを変えるようにしているが、それも限度がある。冬休みが始まるのでますます子どもだけで過ごす機会も増えるが、こうした番組から子ども達を完全に隔離することは難しい。「大人の娯楽」としてのこの種のドラマの存在は認めるが、放送時間を深夜に限るなど、最低限のルールは守るべきだ。
    • 年末で子供がテレビを見る時間が多くなるが、午後の3時台に殺人シーンなどが頻繁に出てくる推理ドラマを再放送すべきではない。それに適した放送時間を考えてほしい。

    【差別や偏見を助長する】

    • バラエティー番組。この番組は大阪人を徹底的に嘲笑の的にしており、実際の姿を正しく伝えていない。大阪から関東地方に転校した子どもが「大阪人なら面白いことを言って笑わせろ!」と言われるという。いじめの材料にさえなりかねない内容のこの番組を、即刻止めて欲しい。

    【犯罪を助長する】

    • バラエティー番組。出演者の誕生日をタダで祝おうという趣向で、デパート地下の食料品売り場に行って売り場の店員にわからないようにこっそり試食品をくすねた。どうも売り場の人たちもあらかじめ知っていたようだが、これは明らかに万引きという犯罪行為だ。これを子どもが見たら真似したくなる。冗談ででもやるべきではない。

    【言葉に関する意見】

    • 料理番組内でのゲストの発言が余りにも酷すぎて子供に与える影響を考えると心配だ。なぜか美味しい事を「バカじゃないの?」「うっめぇ?」「すんっげー」等と言い、日本語を崩して使うのにも余りにも下品。ゲストの多くが若い女性だけに残念だ。バラエティーでは、汚い言葉を使うのが流行っているのかもしれないが、子どもへの影響を考えてください。
    • お笑い芸人が、「殺すぞ」「年越せねー身体にすっぞ」と真面目な顔ですごんでいて、見ていて怖くて震えた。ニュースでは、「タクシー運転手が乗客に『殺すぞ』と言われ、警察官が駆けつけて来るまで暴力をふるわれ続けた」という放送があったばかりだ。不況の世の中で殺伐としているが、自分の発した言葉に自らが煽られるように人を平気で傷つける青少年や大人が多くなっている。それだけに、メディアはメディアの持つ力と責任を自覚して番組制作をしていただきたい。家族揃って家でクリスマスを楽しむ中、テレビからの「殺すゾ」「年越せねー身体にすっぞ」はあんまりだ!!

    【その他】

    • この時期、クリスマスがテーマの特集やドラマが多く放送されるが、その中で「サンタクロースをいつまで信じていたか」というインタビューやセリフをよく耳にする。同時に、親が子どもの枕元にプレゼントを置くシーンなどもよく見かける。そのうちに気がつくことだとは思っているが、まだサンタさんがいると信じている子ども達の夢をテレビ等で崩して欲しくない。子どもの友達のママ達も同じように思っているようだ。以前に子どもと一緒に見られるようなほのぼのとしたドラマにもそのようなシーンがあり、あわてて子どもに話しかけて気を逸らせたりしたことがある。この時期の番組は、放送する時間帯やドラマの設定を少し見直して作って頂きたいと思う。

    2008年11月に視聴者から寄せられた意見

    2008年11月に視聴者から寄せられた意見

    麻生首相に関連した話題を取り上げた際、多くの番組で首相の読み間違いに焦点を当てて、あたかも人格攻撃をするかのような「麻生叩き」に終始した各出演者の不適切な発言に意見が集中した。この他にも、元厚生次官ら殺傷事件の報道について、コメンテーターなどの憶測による不適切な発言や、取材のあり方への批判意見が多かった。

    2008年11月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのホームページ経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,001件で、10月と比較し88件減少した。意見のアクセス方法の内訳はEメール62%、電話34%、ファクシミリ3%、郵送ほか1%。男女別は男71%、女25%、不明4%で世代別では30歳代27%、20歳代22%、40歳代18%、60歳以上11%、50歳代8%、10歳代2%の順となっている。

    2008年11月に視聴者から寄せられた意見 1,001件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2008年11月件数 年度累計
    人権等に関する意見 5 件 49 件
    放送と青少年に関する意見 64 件 [ 意見内容 ] 1,059 件
    放送番組全般にわたる意見 602 件 [ 意見内容 ] 4,798 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 43 件 492 件
    その他(放送関連以外) 287 件 2,820 件
    意見件数 計 1,001 件 9,218 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。11月通知数は429件(36局)であった。
    またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し37件を全加盟社・局に送信している。。

    意見概要

    人権等に関する苦情

    11月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 5件
      (個人又は直接の関係人からの要請)
    • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 61件
      (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

    番組全般にわたる意見

    【情報ワイド・バラエティー番組】関連 1,523件(全体の152%)前月比331件の増加

    • “不適切な内容、発言・表現”など (864件:86%)
    • “不適格な出演者”(95件:9%)
    • “低俗・下品な番組” (350件:35%)
    • “倫理観欠如、局の責任”など (170件:17%)

    【報道・情報番組】関連 896件(全体の90%)前月比251件の増加

    • “取材・報道のあり方・批判” (604件:60%)
    • “放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など (165件:16%)
    • “報道の公平・公正性と内容批判” (127件:13%)

    ※【情報ワイド・バラエティー番組】【報道・情報番組】 の意見合計数が意見総数を超えているが、これは1件の 意見に複数の指摘項目が含まれているためである。

    11月は情報・ワイド番組を中心に「不適切な番組、不適切な内容」との批判や「報道のあり方」についての意見が前月から大幅に増加した。これは、麻生首相に関連した話題を取り上げた際、多くの番組で首相の読み間違いに焦点を当てて、あたかも人格攻撃をするかのような”麻生叩き”に終始した各出演者の不適切な発言を批判したもので、「報道や番組のあり方」や「番組のあり方」をはじめ「出演者の品格」「放送局の姿勢」などについて厳しく指摘している(84件)。この他にも、”元厚生次官ら殺傷事件”報道についてコメンテーターなどの憶測による不適切な発言や、取材のあり方への批判意見が多い(32件)。
    また、「国民の知る権利」や「放送局の役割」として、田母神前航空幕僚長の論文や発言について放送での検証を期待する意見なども寄せられた(22件)。
    一方、国籍法一部改正案審議に関して報道の不足を指摘した意見も多い(34件)が、ネット上でのBPOへの投稿呼びかけに呼応したものが目立った。

    青少年に関する意見

    11月にBPOに寄せられた意見のうち、放送と青少年に関するものは64件と先月の約3分の2に減った。
    個別番組に対する意見でも、2件以上意見のあった番組は2番組だった。
    テーマ別ではパチンコCMに対する意見が7件と目立った。

    BPOに関する意見

    BPOへの意見23件、問合せ20件となっている。
    「意見・問合せ」以外にBPOについてふれた意見は135件であった。

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • 各局のワイドショーや情報番組では、何かテーマを決めて一つの事象を叩くような放送をしている。つい先週までは各局で公務員叩きを放送していたのに、元厚生次官ら殺傷事件が起きると、今度は一斉に「テロではないか?」と憶測での報道をする。そして、元警察関係者という人がコメンテーターとして出演し、事件の概要が明らかになっていない時点で、世間を不安に陥れるような憶測発言をして世論を扇動する。今はテレビから情報を得る人が多いと思うが、各局で同様の内容で報道することで、本当はまだ憶測なのにそれが事実だと捉える人も少なくないだろう。メディアは人に与える影響を考えて、発言にはもっと気を付けるべきではない。
    • 「元厚生次官ら連続殺傷事件」で、民放各局のコメンテーターが不適切な発言を繰り返している。特にワイドショーでは2人の元次官が「基礎年金制度設立」の立役者だったことが強調され「年金問題で国民を苦しめている」「厚生省の役人が悪い」とコメントしている。確かに基礎年金番号に統合されていない”宙に浮いた”年金記録が5000万件以上に上がることが昨年発覚したが「年金テロ」だと断言するのは時期尚早である。コメンテーターはニュースの解説者であり、自論を展開する立場の人間ではないことを自覚するべきである。
    • 民放の朝の番組の新聞コーナーで、某新聞の「元厚生次官ら連続殺傷事件で、インターネット上の百科事典に犯行予告ととられる書き込みがあった」という記事を紹介していたが、これは、新聞社の記者がネット上の時刻表示が「協定世界時」で表示されているのに日本時間だと思い込み、「書き込みが事件前にされた」と勘違いして誤って書かれた記事のことである。しかし、各局の番組ではそれを疑うこともなく鵜呑みにして、さも書き込んだ人が犯人であるかのように報道していた。そもそも取材記者が何十人もいるテレビ局なのに、新聞の記事を鵜呑みにして報道する「新聞コーナー」は必要なのか。
    • 日曜日午前の報道番組で「元厚生次官ら連続殺傷事件」の容疑者について扱っていましたが、司会者とコメンテーターとのやり取りの中で、「現在、ニート・フリーターの問題が大問題になっているが、彼もその一人だ」といった発言がありました。私は現在33歳ですが、手の変形を伴う障害があるためアルバイトの仕事をしていてもいつ契約解除をされるかと不安な状況で働いています。その私からしますと、この発言はただ単に殺人事件とニート・フリーターの問題を短絡的に結び付けているだけという印象が強く、聞いていて憤らずにはいられませんでした。また、容疑者の動機も確定的ではない段階であるのに、この犯行をネット社会に結びつけるコメントをしていた部分がありましたが、両氏はどれだけの取材をした上で発言しているのかと分かりかねるものを感じました。評論家・ジャーナリストとしての品格に疑いを持ちました。
    • 昨日、元厚生次官の妻が刺されるという事件が起きたが、取材のあり方に疑問を持つ。私は東京・中野区に隣接する練馬区に住んでいるが、昨夜は21時から23時過ぎまで、今朝は6時から10時現在、上空を2~3機のヘリコプターが入れ替わり立ち代り飛んでいる。テレビで報道するのはほんの数十秒の映像なのに、こんな取材方法こそ「エネルギーの無駄」ではないのか?災害事故ではなく事件なのだから、長時間ヘリを飛ばすなどして取材をする必要があるのか?近隣の住民にとっては、ある種の報道被害にも当たるのではないか?もう少し周囲への影響を考えた取材をするべきだ。
    • 政治に関する報道で、政府与党の上っ面をただ叩くだけの報道しかしていないように感じる。麻生総理の漢字の読み間違えなどは、大きく報道するようなことだろうか?国会での質疑や法案の内容に一切触れないのはどうしてか?記者のぶら下がり取材では、もう少し実のある質問や掘り下げた内容の質問を期待する。最近では「田母神論文問題」を取り上げているが、彼の人格否定をするより、論文内容の是非の方がはるかに気になる。何事も、悪い面ばかり報道するのは、いたずらに不安しか生み出さない。良い点や改善点もしっかりと報道してもらいたい。「定額給付金」についても、肝心な要点も放送しないうちに、さも「国民は怒っている」といったコメントをするのはやめてほしい。また、人によって見方は様々なのだから、一様な意見ばかりのキャスターやコメンテーターで出演者を構成するのは控えていただきたい。両論の意見がなければ、視聴者は自分で判断ができなくなる。私は現在、テレビ報道を見ながらネットで詳細情報を探し検証しているが何でこんなことをしなければならないのかと思う。テレビ離れが進むと言われているが、テレビ局は「自分が撒いた種」という自覚を持ってほしい。
    • マスメディアとして公正・中立が守られていない報道が目に余る。安倍元首相の時も酷かったが、麻生首相に対して人格攻撃をするかのような放送内容が多すぎる。現在では、インターネットで首相会見や討論をノーカットで見ることが出来るが、テレビ報道で流れる会見は意図的に編集され、それに沿ってコメンテーターが意見を述べ、見ている視聴者に一定方向の感情を植え付けるものが多い。明らかに「公正・中立」が守られていない。首相の動向を報道するにあたっては、仕事と個人の生活は明確に区別し線引きして報道すべきである。小学生低学年の子供までもが「日本の総理は仕事もしないで夜飲み歩いている」と言う。学校では政党の事など教えない。子ども達はテレビを見てそのように感じているのだ。政治家の本来の仕事内容が子ども達にもわかるように報道するのも放送の努めではないか?
    • 民放のほとんど全てのニュース番組について言えることだが、あまりに印象操作的な報道が多すぎる。特に麻生総理に関する報道が群を抜いている。最初から総理を叩くことを前提に悪意的に映像を準備し、さらにテロップを準備し、全く吹き替える必要などないのに総理の発言をナレーションに吹き替えるなどしている。映像が終わってスタジオに戻ると、司会者の罵詈雑言が待っている。更にはコメンテーターや政治についてはほとんど何も知らないであろう芸能人らが一斉に悪口大会を繰り広げる。この、あまりの薄気味の悪さと品のなさに、テレビを消してしまうことも多々ある。ニュースというものは、起こった出来事の映像をなるべく多く見せて、その事実に沿った解説をするものではないだろうか。司会者や局の考えを視聴者に押し付けるものではない。
    • 最近の報道系番組の麻生総理に対するバッシングがひどすぎる。政策についてなら批判や意見は当然だが、最近はただのバッシングや言いがかり、一部分の発言を切り抜いての見当違いの批判ばかりが目に付く。もはや批判にすらなっていない。司会者とコメンテーターらが、ただのいじめや誹謗・中傷を嬉々としながらやっているような番組すらある。それでいて一番大切なはずの政策や法案の中身にはほとんど触れず、触れたとしても、一部分や一方向からの見解しか伝えない。マスコミは偏向報道で世論を操作しているとしか思えない。放送法に違反していないかBPOで徹底的に調査していただきたい。
    • 麻生首相が3年後に消費税を引き上げる意向を表明したことについて「3年後に消費税を上げる」と伝えていたが、コメンテーターは「『2年後とか3年後ではなく、景気の状況に応じて対応する』と仰れば良かった」とコメントしていた。しかし、首相は9日に行われた水戸市の街頭演説で「向う3年間くらい景気対策をやらない限り、今の不景気を抜け出すことが出来ない。景気対策をまずやって、そこそこ景気をよくして、介護・福祉・医療に使わせてもらうため、ぜひ消費税を上げさせて下さい」と、景気回復後の消費税の増税に理解を求めていた。麻生首相を特段支持するつもりはないが、このコメンテーターの発言は視聴者を偏った方向に誘導する恐れがあると思う。報道機関は事実を伝えるべきである。
    • 「広がる大麻汚染」として、大麻取締法違反(栽培)の現行犯で大学生が逮捕されたニュースを伝えていたが、栽培の様子を余りにも詳細に伝えすぎていた。男子学生は東京豊島区のマンションの自室で大麻草4本を栽培していたが、ダンボール箱の中に発泡スチロールを敷き、その上に鉢を乗せ温風器などを設置してていたのが映っていた。また、種はネットを通じて10粒を1万1500円で購入した事などを伝えていたが、硫化水素による自殺や無差別殺人事件からも推測されるように、このような報道の伝え方をすると必ず真似をする人間が出てくることは確かである。「報道の自由」を否定するつもりはないが、情報をここまで詳細に伝える必要が何処にあるのかと疑問に思う。
    • ニュース番組では、連日、麻生総理を批判しているが、国籍改正法案や外国人参政権など、日本を揺るがす本当に大きな法案は全く報道されていない。11月14~18日までの間、新聞でしか情報がなかったのはどうしてか。テレビは国民の知る権利を無視しているのではないか。また、ニュース番組の報道の仕方にも偏向があると感じている。28日に自民・民主の党首討論があったが、内容はとてもテレビで言われている「小沢勝利」のようなものではなかった。それなのに、何の根拠もなく「小沢勝利」と言われているのは、国民を欺いている行為と受け取れる。全てのニュース番組の倫理観を今一度問い直したい。
    • 「国籍法改正法案」と「二重国籍取得の容認」については11月18日に衆院本会議で可決し参院に送られているが、この重要法案については一部のメディアが報じただけでテレビでは報道されていない。現行国籍法で出生後の認知のための要件となっている「父母の婚姻」は最高裁で6月4日に違憲とされたために、政府は改正法案を閣議決定したが、改正法案に反対の議連の会合では代表が「男性が証拠もなく認知すると日本国籍が取得できる。歯止めのない法律だ」と、偽装認知による国籍売買など闇ビジネスを誘発する懸念を指摘し、DNA鑑定の義務化や偽装認知の罰則強化を求める意見が相次いだ。しかし、何故かテレビでは報道されていない。この「国籍法改正法案」はネット検索でも中国国内からのアクセスが最も多いことも承知するべきである。
    • 夕方の番組で大阪府知事と高校生のやりとりを報道した際に、男女2人のキャスターが「憲法第89条と私学助成」について偏向した発言をした。女性キャスターは憲法第89条の条文を示し、その中にある「公の支配に属さない」という文言を指して、「これは私学を指しているのですね」と発言し、男性は「そうだ、公立以外の学校を指している」と応じ、「私学助成は憲法違反だ」と断定した。これは政府見解と異なる偏向した内容だといえる。この問題は昭和54年3月の参議院予算委員会での内閣法制局長官見解で国の見解が確立し、最近では平成16年3月に当時の文部科学大臣が同様の発言をし、平成18年に成立した教育基本法でも第8条「私立学校」に盛り込まれている。それ故、番組での両キャスターの「『公の支配に属しない』というのは私学のことを指している」という発言は、「現在のスタンダードというべき政府見解とは異なる一方的な見解を、その解釈だけが事実であるかのように強調した偏向したものである」と言わざるを得ない。報道機関としての公正を確保する意味からも、その誤りを認めて謝罪し、政府見解の紹介も含め正しいものに訂正するよう強く要請します。
    • 東京のテレビ局の朝のワイドショーで兵庫県知事が近畿ブロック知事会議で「関東大震災が起きればチャンスだ」と発言したと伝えていた。私は両親が関東大震災で甚大な被害を被ったので、この発言を聞いて憤りを覚え直接県庁に苦情を伝えたところ、担当者から「会議では、地方分権や近畿地方の経済について発言し、政治機能が東京に一極集中している問題や金融、マスコミの機能も東京に集中している現状に触れ、企業を関西に呼び戻す必要性や、防災の首都機能を関西が引き受ける準備をしていかなければならないという主旨であった」と説明され納得することが出来た。知事は「言葉遣いが適切でなかったとしたら反省しなければならない」と釈明しているが、テレビ報道は知事の発言の一部をエキセントリックに伝えただけで、発言全体の主旨を伝えていないことが判明した。事実を伝えることこそが報道の使命ではないのか。
    • 神奈川の県立高校で2004、05、07年度に行われた入学試験で、総合的な成績順位は合格圏内に入っていたのに、願書受け付け時の服装・態度などが悪く入学後の生徒指導が困難と判断した受験者22人を不合格にしていたと発表したというニュースを見た。もちろん、校長の独断で行ったことはよくないが、受験には受験に相応しい格好というものがある。不合格になった生徒は、この基準を満たしていなかったのだ。私は、この校長の判断を支持するが、私が怒っていることは、校長の判断を”悪”だと捕らえて、視聴者をその方向に誘導していると思われる報道についてだ。今回の事は校長の判断に反対の声もあるが、賛成の声もあるのは確かだ。いつもニュースを見て思うことだが、日本の報道機関は中立に物事を見ない。必ず己が正義だと思う方向に報道する。これは危険な行為だ。間違った事柄を正義だと発信・報道されれば、それが”正義”として受けとられかねない。今回の報道は正しい報道なのだろうか?
    • 最近の重大事件の報道で、非常に辛い状況にありながら容疑者の親がインタビューに応じ、質問に答えたり謝罪したりする様子が放送されることが多い。事件直後のことで心の整理もできておらず、顔は見えないが恐らく憔悴しきった姿の親御さんたちがやっとの思いで言葉を振り絞っている姿を見ると、自分までがやるせない気持でいっぱいになる。多くは成人した子どもが起こした事件で親には責任はないのに、もしかすると「道義的責任を感じないのか」という言葉を突きつけられインタビューに応じざるを得ないのだろうか?とにかく見ていて辛い。これを報道する必要はあるのだろうか。
    • 民放各局のワイドショーが揃って音楽プロデューサーで容疑者の奥さんの父親の一周忌の法要を中継していたが、詐欺事件とは直接関係のない奥さんに、わざわざ追い討ちをかけるようなことを何でするのか。法要の場で奥さんにインタビューしたって答えるわけがない。各局とも、揃いも揃って何でこんな非常識なことをするのか。芸能関係のニュース取材でも

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • アメリカの大統領候補オバマ氏にアポなしで会いに行き、警備員に何度も止められている様子が放送されていたが、あまりにも馬鹿げている。日本の恥を晒すような事はして欲しくない。オバマ氏にアポなしで会いに行けばどういう事態になるかくらいは予測ができるはずだ。厳戒態勢の中、何度も銃を向けられるなど危険極まりなかった。出演した芸人は仕事だから徹底してやるだろうが、状況を判断してスタッフはそれを現場で止めるべきだ。オバマ氏を含め、先方のスタッフに対して無礼すぎる。この様な危険で馬鹿げた企画そのものに、何故事前にストップがかからないのか?芸人に何かあったら放送局は責任を取れるのか?このテレビ局のせいで警備に不備が出て、もしオバマ氏を危険に晒すような事があれば国際問題になる。そこまでして視聴率をとりたいのか。東京のこの局はどうしようもない放送局だ。
    • 日本の大学に留学しているスリランカ人だが、今年の5月に関西の局のこの番組が放送されたことで、私の国に対するイメージが大きく損なわれた。私はスタジオでの番組収録に参加したのだが、その際、スリランカを誹謗中傷した取材に驚いた。タレントがリポーターとして取材していたが、街中の一般的なホテルに泊まり、「臭い!汚い!」「前の宿泊者が使ったタオルや石鹸がそのまま使われている」「イギリスの植民地だったのにスリランカ語しか話せない」とリポートしていた。しかし、大半の国民は英語が話せるのだ。スタジオでの番組収録の際、制作協力会社のプロデューサーに「国の現実と余りにかけ離れているので放送しないで欲しい」と伝えた。彼は「スリランカを馬鹿にするつもりはない」「収録が10分位オーバーしているのでこの部分はカットする」と約束してくれたが、実際にはそのまま放送された。番組内容を不審に思い、先日一時帰国した際に取材されたホテルを尋ねてみた。すると、このホテルは街中でも格安のホテルであった。しかも、取材は1時間位で終わり、リポーターをはじめ番組スタッフは同じ街の高級ホテルに宿泊していたことが判明した。今の番組内で謝罪するか、再度スリランカを取材して正しい現状を伝えることを要望する。番組は現在タイトルを変更して放送されているが、前の番組と同様の企画なので、他の国の人達がスリランカと同じ報道被害を受けないためにBPOに連絡した。
    • 男性DJの、一緒にラジオに出演している女性への「局部に毛が生えているか?」という質問は、たとえ冗談にしても度が過ぎている。これが会社ならセクハラで訴えられるだろう。
    • 各局のクイズ番組だが、いつまでこんな無意味で無価値で無能な番組を垂れ流すのだろうか?また、これに出演するタレントについてだが、解答からボケ発言まで打ち合わせ通りに進行していくヤラセ番組に出演してギャラをもらうことなのか?タレントの本業はこんなことではないのではないか?視聴者もいい加減に目を覚ましてもらいたい。こんな時間の浪費はない!
    • 朝8時からのワイドショーに出演のジャーナリストの発言は最低だった。仮にもジャーナリストと呼ばれる人が、自国の麻生首相に対して「馬鹿」発言はないと思う。氏は「『馬鹿』ではなく『バー、か』と言った」とミエミエの弁明をするかも知れないが、普通に聞いていればどう考えても「ばーか」と言っているしか聞こえない。しかもその後にスタジオで下品な笑いが起き、見ていて本当に不愉快だった。しかも「外出を控えた」という記事に対して「行く所はBarだったに違いない」との憶測を、さも事実のように印象操作している点も悪質だ。こんなものは批判ではなく、ただの大多数による一方的ないじめだ。本当に批判されるべき理由があって批判されるのであれば納得出来るが、ただ自分の感情にまかせ安直に発言して他人を中傷するのは、仮にも報道を預かる人物・番組として不適切である。「ただ批判し中傷すればいい」という形に走りがちな昨今のテレビ報道全般については本当に辟易としている。低年齢層の子供へも悪影響を与えるのではないか。事実に基づいた情報を感情を交えず客観的に放送する番組作りをお願いしたい。
    • 東京の某大学を紹介する公共放送の番組で、司会で漫才コンビの一人が激動の平成の20年を振り返り「地下鉄サリン事件や9.11は面白かった。ネタにした」などと発言していた。しかし、実際に被害に遭われた方やご遺族、関係者の方に対し配慮することもなく、公共放送が発信する番組で放送されたことに強い憤りと不快感を覚えた。話の前後関係からすれば、「この変化多様な時代を楽しめ」と学生たちに語りたかったのかも知れないが、それを考慮したとしても不快感はぬぐえない。この放送は録画であり、番組担当者もこの発言を確認していたはずだと考えるが、凶悪犯罪を「面白い」という言葉で片づけてしまうことは、劇場型犯罪の防止に役立つどころかそれを助長するような印象を受け、極めて深刻な発言であったと思う。公共放送局ならびにこの芸人は、被害に遭われた方やご遺族、関係者の方々に対してお詫びの意を表明し、今後、放送での発言について、その重さを感じるよう願って止まない。
    • 東京キー局の夜の番組で女性タレントを1週間で10キロ太らせる企画らしいが、それでなくても太っているこのタレントをさらに太らせることは、体への悪影響が明らかに予想され問題だと思う。しかも、この番組をゴールデンタイムに放送するとは非常識にもほどがある。この局には常識がないとしか思えない。テレビ局としては、「タレントの体調が悪くなったらその人を捨てて、次のタレントを採用すればよい」くらいに思っているのではないか。仕事が欲しいタレントの足元を見た、非常に汚いやり方である。このような、体への悪影響を度外視した人体実験的な番組は即刻廃止すべきである。タレント事務所と契約し、了解をもらっているからよいというものではない。今のままでは、終いにはタレントを使った新薬開発の実験台企画までテレビ番組に登場するのではないかと心配だ。
    • 司会の女性歌手が未成年の頃の喫煙や現在の麻雀賭博を番組内で告白した。それが問題があると判断され、その後、お詫びのようなコメントをアナウンサーが述べていたが、本人が「時効という事で・・・」と反省していない態度をしたばかりか「さっそくどなたかが文句言ってきたの?」と逆切れをしていた。自分の犯罪を告白し反省もせず、筋違いな態度で怒っている様を見せ付けられた。あまりに反社会的な態度に怒りを覚えた。テレビに出る人間はモラルを持って欲しい。
    • 東京の放送局の夜のスポーツ番組で不適切な発言があった。準レギュラー男が「アナルパールを・・・」と発言し、他の出演者も同様の言葉を発していた。文字の表示もあったが、モザイクがかけられていた。他の出演者から「やめろよ!」と言われていたが、謝罪はしなかった。深夜の番組と言えども、一部の人が使う「性具」などについて話題にすべきではない。本人たちは番組を盛り上げようと発言したのだと思うが、編集でカットすべきだったと思う。
    • 家族でラジオの深夜放送を聴いていたら、下ネタばかりの過激な内容だったのでお母さんが怒り出した。「番組の打ち切りをBPOにお願いしろ」と言うので電話した。よろしくお願いします。
    • 放送で日本語の使い方が乱れているのではないか。天気予報で「夜早く」と言っていた。「朝早く」とは言うが、「夜早く」という言い方はしないのではないか。また漢字検定をテーマにした番組で「給料日に貸借を清算した」と言っていたが、この使い方にも大変違和感を覚えた。給料日に清算するのは「貸借」ではなくて「借金」だろう。シッカリした日本語を使って欲しい。

    【番組全般、その他】

    • 最近、いろいろな番組で、特に政治家や官僚に対する行き過ぎた発言や誹謗・中傷ともとれる発言が多いと感じている。「表現の自由」があるのかも知れないが、それなら発言の責任も取るべきではないのか?一般企業は、不祥事を起こすと営業停止や廃業という厳しい処分が下される事が多々あるのに、放送局は不祥事を起こしても営業停止ということがない。ちょっと謝罪して終わりだ。これはおかしい。総務省もBPOも、放送局に対しもっと厳しい処分が出来るような制度を作ってほしい。
    • 各テレビ局のニュースはもとよりモーニングショーなどで取り上げる話題が、元厚生次官ら殺傷事件に重点を置き過ぎている。特に民放は視聴率をとるためなのだろうが、取り上げ方が興味本位で視点が低すぎるとしか言いようがない。私は農業関係の中小企業を経営しているが、この不況で、業績は大変厳しい。テレビ報道では、直近の「補正予算問題」や「定額給付金問題」などの経済問題について、重点的に放送時間を取って貰いたい。放送は国民を置き去りにせず、我々の味方になって貰いたい。
    • 麻生総理の漢字の読み間違いの話を、面白おかしくあげつらうようにニュースにしていて不快だった。漢字の読み間違いなど、人間なら誰しもあるのではないか?公共の電波で人の間違いを面白おかしく報道してよいのか?非常に不快だ。国会開催中で重要な法案の話などもあるはずなのに、これらには全く触れていない。これで「ニュース番組」とは聞いて呆れる。子供にも「どうしていつもテレビの人は悪口ばかり言ってるの?『人の悪口はいけません』だよね」と言われた。
    • 東京キー局の夜の番組で定額給付金についてのアンケートを行っていた。「給付金の支給はやめるべきか」というアンケートの結果で、「やってほしい」という24%の意見について、「弱者の意見は・・・」という発言があった。自分も「やってほしい」という意見を送ったが、「やって欲しい」という意見を持つ人たちのことを”弱者”というのはどういうことなのか。決して弱者だけが給付金を欲しいと言っているわけではない。給付賛成者を「弱者」として切り捨てたこのテレビのアナウンサーの見識を疑う。
    • 今年6月30日頃、東京キー局の早朝からの番組で当社に関連して誤った情報を放送した。内容は「7月に酒造会社が商品の値上げを行う」というものだった。当社は昨年の7月に値上げを行っており、今年はそのような予定は全くなかった。テレビ局には抗議をし、翌日の番組中で間違いであったことの訂正とお詫びをして頂いた。しかし、テレビ局が誤った情報を流した原因は、いずれも初歩的なものだった。インターネットで7月1日に値上される商品の情報を検索した際に、酒類関係の業界紙に掲載された、去年(平成19年)の情報の日付を確認せずに放送したとのことだった。放送された件については、当社に対してはテレビ局からは取材も内容の確認も一切なく、ネットで調べた業界紙の内容をそのままニュースソースとして使用していたのだ。日頃テレビでニュースを見ているが、放送局が自ら取材もせず、このように安易な形で入手した情報を放送しているということに驚いた。また、報道人としての誇りはないのかと腹立たしくもなった。私たちが通常目にしているニュースにも、同じような不確実なものがあるのだと思う。
    • 難聴手術の”天才”としてクリニックの医師が紹介された。この番組を見た難聴の母はその医師の手術に期待してクリニックを訪ねた。診断の結果、「高齢のため手術は無理だから治療と補聴器で難聴解消をしよう」ということになった。ところがその直後から、片耳40万円もする高額補聴器の購入を迫る複数の業者からの電話や訪問が相次いだ。そのしつこさに警察を呼ぶ騒ぎになり、母は精神的にも参ってしまった。調べてみると、この医師は業者から補聴器売却代金の1割をリベートとして受取っているという噂があった。つまりこの医師は、患者を集めて金儲けをするためにテレビを利用していたのである。また、患者の個人情報を補聴器業者に漏らすという不法行為も働いているのである。母にとっては、これは明らかな報道被害である。モラルに反したこんな医師を「スーパードクター」として紹介した放送局の見識を疑う。
    • 昼過ぎの番組で高齢運転者の問題を扱った企画で疑問に思うことがあった。「もみじマーク」は日本独特の交通事情を踏まえ高齢者を守ろうというのが目的であり、タクシードライバーの件など改善の余地はあるとはいえ、真っ向から「反対」の声を上げているのが気になった。「海外ではこんな法律は無い」と言っていたが、日本と海外とでは明らかに事情が違う。確かにこのマークが目印となり高齢者相手の詐欺商法の標的となっているのも事実だが、本当に撲滅すべきはこういう悪徳業者であり、そこをもっと追究してほしかった。私も仕事上で詐欺まがいの営業行為を受けることがあるが、徹底して調査をし、警察や各省庁へ通報したり、ブログなどで注意喚起をするようにしている。一般人の私でもここまで出来るのに、いざとなると逃げ腰になり根本的な問題から目をそらすのは情けなくないか?番組として反対の声をあげるなら、「海外」にこだわらず徹底的に「日本」という国にこだわって反対する意見を聞きたい。
    • 雪の季節になると、その影響で受信電波の減衰が発生し、衛星放送が見られなくなることがよくある。衛星放送でしか放送されていない番組も少なくないので、地方に住んでいると衛星放送に依存することも多くなる。そのため、降雨・降雪による受信電波減衰を少しでも無くすために、何らかの対策をとっていただきたい。せめて電波の減衰で見られなかった番組を再放送するなどをしていただけると嬉しい。
    • 11月3日、芸術祭参加番組として地球温暖化問題に視点を置きアフリカの貧困国でトウモロコシの配給を受けながら生活している孤児を紹介していました。耕したばかりの10坪もない畑を前に、「毎日畑を耕しているが植える作物の種が買えない」と嘆いていた。畑をクワとスコップで耕している二人の少年を紹介していたが、19歳の少年はクワを頭の後ろまで振りかぶって使い、もう一人の10歳くらいの少年はスコップの背中で畑を叩いていた。二人ともクワとスコップの使い方を知らないのだ。とても毎日畑を耕している人がるやることではない。申し訳ないが、このようなテーマの番組で少しでも「やらせ」と思われるものがあるのは我慢できない。
    • この番組は歴史上で意見の分かれる学説を「新説」と称し、あたかもそれが真実の如く放送している。学会などで「通説」とされているものは、多くの文献や証拠から有識者の合理的な判断のもとに「通説」となっているにも拘らず、断定的な表現で「新説」だと言って、歴史上の人物を「○○は存在しなかった」とか歴史上の出来事を「○○はなかった」等と決め付けて放送している。番組の最後で「信じるか信じないかは個人で判断してください」と言っているが、歴史の知識の乏しい視聴者はこれを真実だと信じ込んでしまう可能性が高いと思う。さらに、出演者に「新説を信じるか信じないか」を聞き、「信じる」と返答すると、歴史的な出来事が書かれた巻物からその出来事が消されるという演出描写があるが、この表現方法も不適切だと思う。学校で習う歴史を完全に覆すような新説を取扱う場合には、肯定する意見だけでなく、否定する意見や、なぜ教科書ではこれまでそう判断されていたかなどをきちんと放送してもらいたい。通説を肯定する意見も少なからず放送されているが、最近は新説に偏った意見ばかりを取り上げている感じがしている。公正な番組作りを心がけてほしい。

    【CM】

    • 飲酒運転で人を轢いた上、そのまま数キロ引きずって死なせるという、とんでもなく悪質な事件が続発している。飲酒運転絡みのこうした事件や事故のニュースを見聞きする度に、テレビ・ラジオでは何故「酒」のコマーシャルを止めないのかと疑問に思う。タバコに関しては喫煙を肯定するCMは現在放送されていないが、ビールや日本酒等の酒類にも同様の規制を適用できないものか?
    • 朝から流れる派手なパチンコのCMによって一日中不快な気分になり、特に家族が居る時には家の中が重い空気になる。パチンコ依存症で苦しんでいる方が沢山いる中で、このギャンブルのCMに何の意味が有るのかを問いたい。不況の中、スポンサーを付けるのは大変かも知れないが、各局ともCMの影響を深刻に考えてもらいたい。特に子ども達に「パチンコは楽しい物」という印象を与えるCMはやめていただきたい。パチンコ依存症は病気だ。その病気の治癒の邪魔をするCMは害悪だ。
    • 11月19日放送の関西の放送局の番組の中で見た包丁研ぎ器のCMについて苦情を言いたい。その内容は―まず包丁で果物を切ろうとするが切れない。そこで、これを使えば簡単に切れるようになると言ってその包丁を研ぎ器で2、3回こすり同じ果物を切ると、今度はスパッと切れ、同製品の効果を証明して見せたのである。ところがよく見ていたら、最初と2回目では包丁の切り方が違っていたのである。最初は包丁を上から押さえていたのに2度目は包丁を前後に動かして切っていたのだ。どんな包丁でも上から押さえたのでは物が切れず、前後に動かせば切れるのだ。このように切り方を変えて見せるなんて詐欺みたいなものじゃないか。
    • 夜に女性が仕事を終えて帰ろうとすると、上司が「今日中に完成して欲しい」と言って大量の書類をデスクの上に乱暴に置き、「今からですか?」と嫌がり反論する女性に対し、その上司が「あなたの為だから!」「あなたの為だから!」というものがある。このシーンは、まさに誰が見てもパワーハラスメントの代表例だと思う。特に、最近のFXや外貨取引で主婦を初めとして多くの投資者が膨大な損失に苦慮しているこの時期に、このような人の気持ちを逆なでするような外為のCMを放送するのはいかがなものか。然もパワハラは刑事告発が出来る行為である。それにも拘らず、放送を許可している局の無責任さに激しい憤りを感じる。如何に不景気でスポンサーが減少しているからといって、パワハラを推奨するようなCMは即刻中止すべきだ。

    【BPOへの意見】

    • BPOは番組での地方の描き方、地方への偏見、ステレオタイプな紹介の仕方についてもっと考えるべきだ。特に大阪や大阪中年女性に対して「何を言ってもよい」「笑いになるならどんなことを言ってもよい」という風潮がまかり通っていることについてだ。これら大阪芸人の発言の中には人権侵害と思える発言も多いので、大阪人・関西人の視聴者にとっては不快でしかないのだ。大阪の中年女性だけが「大阪のおばちゃんが…」と、先入観や偏見でしかないことを言われているが、女性差別も甚だしい。民放のみならずNHKですら同様の状況で絶望的になる。BPOはもっと敏感になっていただきたい。

    青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • ドラマ番組。教師・学園もののドラマ番組だが、言葉遣いは悪いし、色恋沙汰を派手に扱うし、暴力場面が多いうえに、学校はそこらじゅうが落書きだらけといった内容である。小学生の孫が喜んで見ているのだが、いつもハラハラしている。せめて「神聖な学校」で落書きするのだけはやめて欲しい。
    • 最近のバラエティー番組は青少年に与える悪影響について全く配慮がなされていない。放送日時は記憶していないが、メイン司会者が若手芸人の家に泊まりに行き、部屋の中でダーツをして壁に穴を開け、その家の奥さんに苦情を言われていた。これが演出であったとしても、ただ本人が偶然にやってしまったことであっても、このような行為は刑法261条で定められた「器物損壊罪」に相当すると思う。たとえバラエティー番組でも許される行為ではない。放送局がそういうことを知らないはずがないと思う。
    • BS放送。この番組は、毎回、ネットに出回っている訳のわからない事を、さも楽しい話題であるかのように紹介している。しかも、その内容が児童に興味を抱かせる内容だったりするし、オープニングも児童向け漫画のキャラっぽくしたりしている。MCを担当している女性声優も性的興奮を促すようなセリフを言い、時には訳のわからない擬音語を使っている。現代は異常者による犯罪で多くの子供が犠牲になっている時代であり、ネットでも犯罪めいた事を楽しむ輩が多い時代であるのに、公共放送でこの様な番組を放送しても良いのだろうか?まったく理解出来ない!!即刻、番組内容を大幅に改めるべきだと思う!
    • ラジオ番組。芸人がパーソナリティーをつとめるラジオ番組だが、ゲストとのトークにしろその日のテーマに応募して紹介される聴取者からのメールの内容にしろ、とにかく性的な話が多く、その描写や表現が露骨で過激で生々しくて聴くに堪えない。実に不快だ。友人の何人かにも聞いてみたが、皆同感だと言っている。聴取者への募集テーマは、例えば「私がしたエロい体験」などというものだが、この番組は10代・20代の若者も聴いていると思う。青少年への悪影響を考えて、番組内容の行き過ぎを戒めてもらいたい。
    • 最近の漫才は頭をポカポカ叩くなど身体的な苦痛を伴う芸が多すぎる。これらを日常的に見て育った子どもたちが何かのきっかけでそうした行為に走り、いじめの加害者・被害者になってしまうのも当然の結果だ。テレビは社会や子どもに与える影響の大きさを常に自覚した上で番組作りをして欲しい。特に暴力を肯定するようなものはたとえお笑いのネタであっても即刻排除すべきだ。

    【CM・番組宣伝に関する意見】

    • パチンコ台や消費者金融業のコマーシャルは禁止すべきだ。賭博罪の可能性のあるパチンコ産業のコマーシャルを堂々と昼間から流すのは教育上問題である。
    • BPOにはパチンコやサラ金のCMの自粛・中止を求める意見が多く寄せられている。しかし、パチンコやサラ金の会社だって立派に株式上場し、経済活動している大手企業なのだから、当然CMを流してもよいのではないか。さすがにヤミ金や風俗のCMを流す訳には行かないが、パチンコやサラ金各社も普通の会社と同じように利益を追求する企業であり、今の日本が自由主義社会である以上、どんな業界・企業であれ、CMを放送する自由と権利があるはずだ。パチンコやサラ金が子供に良くないというのなら、親が子供にその問題点を教えてあげれば良いではないか。子供に良くないのは、むしろ親としての責任と義務を棚上げし、テレビのCMに全ての責任をなすりつけようとする大人たちではないのか。
    • 今夜放送するスリラー映画の番組宣伝スポットを見て、子どもが怖がっていた。宣伝スポットだから一瞬のことだが、それでも子どもには強いインパクトがある。こうした内容のスポットは、放送時間に配慮して放送して欲しい。

    【いじめや虐待を助長する】

    • お笑い番組の罰ゲーム等の場面で、沢山の芸人が一人の芸人に罰を与えていじめていることがある。色々なやり方で芸人をいじめて笑っているが、テレビを見ている子供や精神的に未熟な人がそれを見て「芸」だと思う人は少ないと思う。それを見た子ども達は「それが当たり前だ」と思い、真似をして学校などで「いじめ」が起きているのだと思う。芸人たちは、そういうことをしてお金をもらっているプロであり、仕事としてそういういじめ役をやっているのだが、子供たちにはそんなことは理解できない。一刻も早く、日本のお笑い番組・バラエティー番組のこういう風潮をなくしていかないといけない。
    • いじめについて討論してほしいです。最近のテレビは作る人の感覚が麻痺してきておかしくなってきている。中学生や高校生をスタジオに呼んで、テレビの内容で何が嫌かを言ってもらったり、どう変えて行けばいいか意見を言ってもらうことが必要ではないか。

    【編成に関する意見】

    • 相変わらずタイトルに「殺人」と付く番組や、新聞のラ・テ欄にも「連続殺人」や「完全犯罪」と掲載する番組が非常に多いと感じている。放送時間もちょうど子ども達が学校から帰ってくる時間帯に放送される番組だ。誰でもが気軽に見ることが出来るテレビで、このような内容のドラマを放送するのはいい加減やめていただきたい。もっと健全な番組制作をするべきだ。もしくは、どうしても放送したいのなら、せめて常識の範囲で子ども達が見ない時間帯にするべきではないのか?

    【報道・情報に関する意見】

    • 無差別殺人事件の報道で、犯人が供述した犯行に至った動機について放送しているが、このような報道に刺激され同じような事件が起きていると感じている。「秋葉原通り魔殺人事件」に続き、八王子駅ビルで書店の従業員が刺殺された事件で逮捕された犯人は「無差別に殺そうと思った」と供述したと報道されていた。また、男性がJR岡山駅でホームに突き落とされ電車にはねられて死亡した事件では、容疑者の18歳の少年は「誰でもよかった」と供述している。最近では千葉県で歩行中の男性を軽トラックで轢いた19歳の少年が「誰でもいいから、人を轢いて殺したかった」と供述していると伝えられている。これら、一連の殺人事件の報道では、「無差別」「誰でもよかった」などの表現が頻繁に使われているが、こうした報道に感化された若者が類似の犯行に及ぶ危険性が考えられる。配慮した報道を行うべきである。
    • 報道番組。特集で「児童ポルノ問題」を取り上げ、単純所持に対する罰則を主張していたが、単純所持規制には遡及処罰や冤罪、プライバシーや著作物規制に繋がるなど多くの問題を孕んでいる。番組ではそれらの問題には全く触れず、単純所持規制を安易に主張していた。弊害の大きい単純所持規制を主張するのは筋が通らず、飛躍し過ぎだ。また番組では、欧米で単純所持規制により多くの弊害を招いている事には触れず、日本で取り締まられる児童ポルノのほとんどの被写体が低年齢児であるかの様に取上げていたが、実際は中高生の売春映像がほとんどだ。同系列の別番組では弁護士が改正案に対し懐疑的意見を述べると、その後スタジオのコメンテーターたちがそれに同調する構成になっていた。この様に双方の意見を取り上げる事が報道では重要だ。

    【表現・演出に関する意見】

    • いつの頃からか、いわゆる”ピー音”が必要以上に頻繁に使用されるようになったと思う。隠す程のものでもないことに”ピー音”を入れることにより、不必要な興味を抱かせることもある。以前は心おきなく笑えた番組が、今では過剰な”ピー音”使用のせいでなんだか楽しくないということもある。おそらく”敏感な視聴者”の苦情を避けるために放送局が自ら「表現の自由」に規制をかけているのだと思うが、そんな番組は楽しめない。なぜバラエティー番組をバラエティーとして楽しめない人が増えたのだろうか?少しでも悪影響があると感じた番組を子供にまったく見せない場合、冗談も知らない子供に育つのではないかと恐ろしく感じる。
    • バラエティー番組などの放送規制が叫ばれているが、向ける矛先が違うと思う。放送規制云々よりも、まず番組制作の手法自体を見直すべきではないかと思っている。昨今のバラエティー番組では、番組冒頭でこれから始まる番組内容を先にダイジェストで紹介しているものが多い。視聴率の為には仕方ないのだろうが、それによって視聴者はある程度番組内容を把握してしまうので、たとえ面白い番組だったとしてもつまらなく感じてしまう。この手法では感受性や創造性が養われない。人間、初見が一番感動するのだと思う。何が起こるか分からないから面白いのだと思う。番組の内容も勿論大事だが、それよりもまずこういった番組作りの手法を改善することの方が重要だと思う。

    2008年10月に視聴者から寄せられた意見

    2008年10月に視聴者から寄せられた意見

    国際的な金融・経済問題と政局に関する報道が多かった。また、情報番組やワイドショーに対して「節度のない麻生首相批判や中傷」との指摘が寄せられた。バラエティーやお笑い番組、ワイドショーに向けた意見と同様に、キャスター・コメンテーターの一方的な発言に対する批判も多かった。

    2008年10月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,089件で、9月と比較し165件増加した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール54%、電話41%、ファクシミリ3%、郵送ほか2%。
    男女別は男性72%、女性24%、不明4%で、世代別では30歳代25%、40歳代19%、20歳代16%、60歳以上15%、50歳代10%、10歳代3% の順となっている。

    2008年10月に視聴者から寄せられた意見 1,089件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2008年10月件数 年度累計
    人権等に関する意見 9 件 44 件
    放送と青少年に関する意見 102 件 [ 意見内容 ] 995 件
    放送番組全般にわたる意見 583 件 [ 意見内容 ] 4,196 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 34 件 449 件
    その他(放送関連以外) 361 件 2,533 件
    意見件数 計 1,089 件 8,217 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。10月通知数は475件(39局)であった。またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し36件を全加盟社・局に送信している。
    (訂正:前号の「放送全般意見の送付数●」は47に訂正します)

    意見概要

    人権等に関する苦情

    10月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 9件
      (個人又は直接の関係人からの要請)
    • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 121件
      (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

    番組全般にわたる意見

    【情報ワイド・バラエティー番組】1,192件(全体の109%) 前月比99件の増加

    • “不適切な内容、不適格な出演者”(702件:64%)
    • “低俗・下品な番組”(369件:34%)
    • “倫理観欠如、局の責任”など(121件:11%)

    【報道・情報番組】関連645件(全体の59%) 前月比1件の増加

    • “取材・報道のあり方・批判” (409件:38%)
    • “放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など(144件:13%)
    • “報道の公平・公正性と内容批判”(92件:8%)

    *【情報ワイド・バラエティー番組】の意見合計数が意見総数を超えているが、これは1件の意見に複数の指摘項目が含まれているためである。

    10月はマスコミ全体では国際的な金融・経済問題と政局に関する報道が多かったものの、BPOに寄せられた意見では金融・経済問題が20件、政治・政局関連意見が59件となっている。これとは別に、主として情報番組やワイドショーに対して「節度のない麻生首相批判や中傷」との指摘が30件余寄せられた。バラエティーやお笑い番組、ワイドショーに向けた意見と同様に、政治・経済に関した情報番組に対しても「不適切な表現や発言」「放送のあり方を問う」との指摘を中心に、キャスター・コメンテーターの一方的な発言に対する批判が多い。
    このほか、10月の意見では、とりわけバラエティー・お笑い番組やワイドショーの出演者の「聞くに堪えない言葉」や「不愉快な内容」「芸人の番組内のいじめ」についての批判・抗議が前月比で100件の増となっており、「不適格な出演者とともに番組の質の低下が目立つ最近の傾向」が、視聴者の放送(テレビ)離れを招くとする指摘が増えている。

    青少年に関する意見

    10月にBPOに寄せられた意見のうち、放送と青少年に関するものは102件と先月より30件近く増えたが、今年度の月平均の60%程度に留まっている。
    ジャンル別では10月に始まったドラマに対する意見は目立つが、今月もバラエティー系番組に対する批判が多く報道系番組に対する意見は少ない。

    BPOに関する意見

    34件の意見・問い合せのうち、BPOへの意見15件、問合せ19件であった。「意見・問合せ」以外にBPOについてふれた意見は77件寄せられた。

    番組全般

    【取材・報道のあり方】

    • 東京で「妊婦が救急搬送を断られたあげく死亡した」というニュースを朝から晩まで流しているが、相変わらずうわべだけのニュースばかりで根本問題にまで掘り下げたニュースはない。この原因は今の医師免許制度にあると思う。今の医師免許制度では、医師免許さえあれば免許取得後の診療科目は医師の希望で何にでもなれるという。こんな制度では産婦人科や小児科など勤務条件が過酷な診療科目の医師は増えないのは当然だ。そういった問題点を解決する方策を政府は何もしていないのではないか。その辺りの問題について取材・報道する局は一つもなく、相変わらずうわべのニュースばかりをかしましくがなり立てている。例えば「医師免許取得後の診療科目を産科や小児科に限った医学教育制度」を確立したりする方法もあるだろう。そのような根本的な問題に踏み込まない政治の現状を取材・報道することこそ本当のジャーナリズムではなかろうか。
    • 蒟蒻ゼリーで17人が死んだそうだが、それに対しメーカーに責任があるかのような報道と野田大臣の行政指導があった。しかし、このような事があっていいのか。今までに餅で死んだ人は数知れないと思うが、餅の業界に対してはそのような報道も大臣の行政指導もなかったと思う。こういう偏った報道を規制するのが行政の立場ではないのか。それを業者を呼びつけて指導すればおしまいという姿勢に呆れるばかりだ。おかげで業者は製造中止という非常に厳しい判断を下さなければならなかったのだろう。おそらく社員やパートの人にも影響が出るだろう。国はそういう人々を救う用意があるのか?仮にも大臣という立場の人が世論に媚びて、体裁だけ整えるような仕事をしては困る。私は蒟蒻ゼリーの愛用者でも何でもないが、どうか報道の倫理として、メーカーだけに責任があり親や保護者には責任がないような報道の仕方を改めてほしい。報道しっぱなしで、当該企業に対して何も責任を感じないマスコミは許せない。
    • 夜の報道番組でのキャスターのニュースの扱いが公正・公平を欠き偏向しているように思う。政治家の動静についても、ある一面だけを取り上げて「良い・悪い」を決め付け、真面目な政治ネタは抜いてしまう。私は九州でローカルニュースを扱うプロダクションで働いているが、ローカルニュースはそれなりにオーソドックスな形で扱っており、キー局のようにワイドショー的な扱いはしていない。政治家のプライベートな面ばかりほじくるのは放送倫理上も問題があるのではないか。少なくとも私達はローカルニュースを報道倫理を守りながら扱っているが、この番組を見ていると、自分のやっている仕事にまで誇りが持てなくなる。
    • 10月上旬のビジネス情報サイトの「麻生首相に解散の気配なし。解散日程を勝手に捏造したマスコミの困惑」と題した記事を読んで感心した。麻生総理は一度も解散すると言っていないのにマスコミは勝手に解散だと叫び、今度は先送りだと吠えている。根拠のない憶測報道は控えてほしい。
    • 新聞のテレビ欄で関西の放送局の情報番組の予告を見た段階での意見。10月中旬、全国で初めて愛知県豊橋市に設置された防犯カメラ付きの飲料自動販売機が、何者かにカメラ部分を壊され、自販機本体に「監視社会」と落書きされる事件が起きテレビでも報道された。今朝の番組欄には「自販機にまでカメラ!監視社会の是非を徹底討論」とあるが、これを読むと自販機に防犯カメラを設置すること自体に問題があるかのような印象を受ける。自販機損壊はれっきとした犯罪行為であるのに、討論の流れによっては犯罪を正当化することになりかねない。この場合、せめて「監視社会」という今回の落書きと同一の四文字をテレビ欄の見出しに使うことは避け、例えば「プライバシーと防犯のはざま」等ほかの言い方で表すべきだったと思う。何故なら、「自分の行為がマスコミを動かした」などと犯人を思い上がらせ、犯行をエスカレートさせてはならないからだ。
    • 大阪府は第二京阪道路の用地買収に応じなかったとして某市の保育園の畑を強制収用した。早朝のワイド番組でこの問題を取り上げていたが、一方的に地権者・保育園の立場にたって大阪府側を責めており、内容が偏っていた。しかし、大阪府はもともと4月に明け渡してもらうはずのところを、保育園の要望に沿って今まで待っていたのだ。土地の収用を2週間遅らせると将来6~7億円の損失が出るという。司会者はそういったことには触れずに、まるで市民をマインドコントロールするかのように大阪府の強制収用を非難した。このため大阪府には非難の電話が殺到しているという。番組ではせめて双方の言い分を事実に基づいて紹介し、後の判断は視聴者に任せるべきだ。
    • 週刊誌の八百長疑惑記事の問題で、日本相撲協会と前理事長が発行元の出版社を訴えて係争中であるが、21日の夕方の東京キー局のニュースで平成3年9月に国技館で開かれた日本相撲協会の緊急会合を元幕内の力士が録音していたテープを放送していた。民放の2局は共にキャスターが「独自にテープを入手しました」とコメントしていた。しかし、放送された録音テープの内容は当時監察委員長の理事が「簡単に金で手に入れるということは、稽古も何もしなくていいことになる」「関連した者は相当な処罰をする」と発言したもので、全く同じ内容だった。はたして、裁判で証拠として提出される予定の録音テープを放送することが許されているのか疑問である。このような報道は視聴者を誘導する偏向報道に当たるのではないか。
    • 事件の報道で、容疑者のことを「○○子容疑者」のように苗字ではなく名前のみで表すことがよくあるが違和感を覚える。日本人はよほど親しい間柄でない限り苗字で呼び合うのが普通であり、逆に下の名前で呼ぶのは親しみを表すか子どもに対する時である。家族間の事件の場合、加害者と被害者の苗字が同じであるため分かり易くするために下の名前を使うのかも知れないが、まるで親しみを込めて容疑者を呼んでいるような印象で馴染めない。そこで、同じ苗字による混同がありそうな場合はフルネームで、そのほかの場合は苗字で容疑者名を表すように統一してはどうか?

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • ロス疑惑の元社長の自殺問題を取り上げて、新しく始まった関西の局の番組の司会が「パフォーマンスでTシャツで首を絞める真似をしたら、間違って本当に首に締まってしまった」と笑いものにしていた。ゲスト出演者だけでなくスタジオ内のスタッフの笑い声もあったので、余計笑いものにしている雰囲気が露骨に漂った。テレビを見ていて、私は非常に不快に感じた。三浦元社長の残された家族がこの番組を見たら人権侵害で訴えるのではないか。それにしても、民放の番組は悪くなる一方だ。
    • 関西の大手芸能事務所の芸人が面白いというのが理解出来ない。彼らは面白いのではなく、ただふざけているだけ、声が大きいだけだ。反社会的な言動も多いと思う。私と同じ事を思っている人に今までたくさん会った。実際には「嫌い!」と思っている人の方が多いのではないか。最近、テレビが面白くないという話題が目立つが、この事務所所属の芸人にも関係あると思う。東京キー局の土曜日のニュース番組で、事務所所属の芸歴が長いタレントが局のアナウンサーに対して「俺に逆らったらどうなるか分かっているのか。今後はお前の名前を呼び捨てにする」と発言していた。
    • 土曜深夜の”芸人をめざす”番組の早期打ち切りを望む。前回の放送は、地上波では考えられないような低俗な演出のオンパレードだった。ボカシこそ入っているものの、何の理由もなく若手芸人を校庭のような屋外で全裸にし、性器を露出させ尻をカメラ=視聴者に向けさせて撮るなどしていた。あまりの嫌悪感に目をそむけたが、「見たくなければ見なければいい」という問題ではない。屋外でのロケだとすれば法にも触れると思うが、それほどひどい内容だ。報道に当たっては放送の中立性や公平性をいう放送局が、一方ではCS等の専門チャンネルでもやらないようなAVまがいの企画を平然と放送していることは信じ難い。この他にも、出演した若手芸人全員を上半身裸のブリーフ1枚の姿にして熱湯を浴びせることで笑いをとろうとしたり、若手芸人の立場が弱いのにつけこんだ制作者の性的横暴ぶりが際立っている。番組の作り手がゲイか女かは分からないが、自分の欲求を満たすためだけの番組を公共の電波でタレ流すのはやめていただきたい。18才未満視聴禁止のゲイ向AVやH系の有料でチャンネルでやってくれと言いたい。
    • 毒舌の女性歌手が、若手芸人宅を突撃訪問した。この歌手たちはやりたい放題だった。若手芸人にも最低限のプライバシーはある筈だ。この歌手と行動を共にしていた男性芸人が若手芸人の車のドアミラーを押し曲げたり、窓を閉め切った部屋の中でサンマや肉を焼き、近所の人が気付けば火災と見間違うほどの煙を部屋に充満させるなどしていた。出演者の歌手・芸人共に芸暦40年の人間である。若手芸人が断れないことを見越した上での行為だろうが、テレビで放送する内容ではない。出演者も制作者も共に倫理感が欠落している。
    • 東京のテレビ局の木曜夜7時からの放送で、「予言者」と称するペテン師を無責任に取り上げる態度には憤りを覚える。「9月13日に岡崎市でマグニチュード9の大地震が発生する」という予言が大ハズレだったにも拘らず、これは「予言ではなく警告だ」と言い逃れをさせた上に、怪しげな「大学教授」を利用して外れた予言を無理やり辻褄合わせしていた。挙句に「5つの警告」と称して、恐怖を煽るような「予言」を垂れ流す無反省さと厚顔無恥ぶりには心底呆れ返った。このような番組を制作したスタッフとテレビ局の関係者は猛省すべきだ。
    • 東京キー局の金曜夜の番組の宣伝で「ゼッテェ、殺してやろう!」という言葉を繰り返し放送している。現在の社会背景を考えればあまりに粗雑でガサツな言い方で、番組制作者はメディアやタレントが視聴者に与える影響力を過小評価している。たかが流行語程度のもので、番宣広告のコピーであったとしても、「刺激的で記憶に残ればいい」というのは安易すぎる。一考をお願いしたい。
    • 札幌に住んでいるが、地元のラジオで深夜に東京キー局からネットで放送されるラジオ番組を聴いている。深夜の番組はお笑いタレントのコンビをパーソナリティーに起用していることが多いが、「テメーこの野郎」「誰に物を言っていると思っているのか」など野卑な言葉を投げあいながら喧嘩することも多い。大変殺伐として聞くに堪えない内容で、とても「番組」といえる代物ではない。BPOでも一度聴取してみてはどうか。とてもじゃないが、このまま野放しにしておいてよいレベルの問題ではない。
    • 東京キー局の午前中のワイドショーでホストクラブのホスト2人の売り上げ対決を美談のように放送していた。内容といえば19歳のOLにどんどん注文させて13万円を払わせたり、若いキャバクラ嬢に何十万円も使わせたりするものだった。しかし、未成年の客に断れないような状況で注文させるのは悪質な行為であるし、300円のコーラが5千円、どう見ても千円もしない料理が8千円、更には何万円もするシャンパン等、まさに”ぼったくり”だ。それを何の批判もせずに面白おかしく放送するのはおかしい。出演者は皆、笑いながら見ていたが、よく笑えるものだと思って寒々しい気持ちになった。それにしても、この商売の仕方は法にも触れる行為なのではないかと思った。
    • 民放各社のニュース番組で北京五輪のフェンシングで銀メダルを獲得した選手が、大手菓子メーカーに入社することになったことが報じられています。このニュースの中で各社とも「ニート剣士」という言葉を使っていますが、同選手は「ニート」ではありません。 正確には「選手は『フリーター』という形で選手としてトレーニングをして北京五輪に出場し、銀メダルを獲得しました。そして今月の21日に大手菓子メーカーより採用決定をもらう運びとなりました」と、報道すべきだと思います。ニュースでは「フリーター」と「ニート」という言葉を間違って使っていますが、これは「フリーター」「ニート」への誤解を招き、今後その人たちが就職活動をする上で会社側の偏見を招くことにもなります。ニートは「無就業引きこもり」を指し、「フリーター」は「日雇い労働者並びに非正規雇用下で働いている人たち」を指します。今後は誤解を招かないように、正確な報道をお願いします。
    • AV界ではカリスマ男優と呼ばれるらしい者が出演し、「女性の悦ばせ方」と称してダッチワイフを使い、わいせつな実技指導を行った。しかもだんだんエスカレートし、「嫌がる女性を従わせるには」などリアルに性犯罪を指南するような内容も紹介され、見ていて不快でならなかった。来月にはこの特集の第2弾が放送されるとのこと。ますます猥褻さ・暴力性を強めることだろう。いくら深夜とは言え、このような公序良俗に反するものをテレビで流すのは許されないと思う。
    • この番組は東京キー局の制作だが、関西のテレビ局で水曜日に視聴している。関西では深夜の26時30分から放送されているが、この番組は毎回あまりにも過激な内容が多すぎる。22日の放送では「カレー味のウンコを食いたいか。それともウンコ味のカレーを食いたいか」と問いかけていた。また街頭では、出演者の女性が描いた「リス」と「栗」の絵を見せて、これをなんと読むかとインタビューしていた。正解は「クリトリス」だったが、このような女性の性器の一部の名称を答えさせようとする猥褻な問いかけを街頭でインタビューをしてよいと思っているのか。放送時間帯の如何に拘らず、このような過激な内容の番組を公共の電波で放送するべきではない。テレビが常時録画できる時代になり、リアルタイムの放送時間の配慮は意味をなさなくなっている。「深夜の放送だから」というのは言い訳にならないことを考えるべきだ。
    • “女はソレを我慢できない女優たちがメンズキャバクラ体験!”では、真昼間からホストクラブの特集をしていた。メンズキャバクラという所らしいが、水商売を昼間から放送することに制作者の常識のなさを感じる。深夜ではなく昼間の時間帯であり、また子ども達が見る可能性もある土曜日の昼間に放送することが非常識である。視聴者層の主婦にホストクラブに行くことを勧めるかのような内容の番組を制作すること自体に局の常識のなさを感じる。ホストクラブにはまり、借金を作り、家庭を破壊する主婦が多い中、「ホストクラブは素晴らしい。容易に楽しめる」と錯覚させるようなテレビ番組を放送することは日本のモラルの崩壊を招くと思う。
    • 東京のキー局が制作する「お笑い」は、人に暴力を振るったり、暴言を吐いたり、嫌がることを強要して人を傷つけることで見せ物にして、バカにし、蔑んで嘲笑う。とても真っ当な人間のすることじゃないし、正気の沙汰とは思えない。セクハラやパワハラとなんら変わらない弱い者イジメだ!近年、陰湿なイジメが横行し凶悪犯罪が激増し社会が歪んでいるのもマスコミが元凶である。マスコミは日本を崩壊させる気なのか?
    • 「笑えないけどスゴイ芸」で、公道ではないものの、暴走族に扮した芸人が改造バイクの排気音で音楽を演奏するというのをやっていた。2台のバイクが並走してギヤを操作しエンジンの回転数を上げ下げし、排気音の高低をつけて童謡のチューリップと鉄腕アトムのメロディーを”演奏”したもの。こういうものをテレビで放送すると、今度は公道で真似をする奴が必ず出てくると思う。そうなったとしたら誰が迷惑をこうむるのか、番組制作者はよく考えてもらいたい。
    • 落語家と離婚した女性タレントによる別れた夫に対する一連の攻撃が毎日のように報道されているが、長時間を割いて取り上げるほどのネタではあるまい。どう見ても彼女は自己愛の塊のような幼児性の強いキャラクターであり、注目を集めるために金屏風の前であのような会見を行った。それを連日伝えた放送局は彼女の自己宣伝に加担させられたと言う訳だ。「言うだけ言ったから後はもう聞かないで欲しい」という極めて自己中心的な要求をマスコミに対して出したことでもメディアが彼女にまんまと利用されたことが証明される。あの程度のネタは芸能ニュースのコーナーで皮肉の一つも交えてあっさりと伝えれば充分だ。そういう取り上げ方の巧い海外のニュースを参考にして欲しい。
    • 今年もまたプロ野球の「優勝記念ビールかけ」を放送しているが、毎年毎年、馬鹿みたいに同じ事をしているのを見せられる視聴者は不快だ。毎年批判の声が寄せられているのに、一向に止めようとしない。もうプロ野球中継は一切見ない事にしようと思う。いや、中心選手に何人も去られた可哀想な広島カープが優勝するのなら見る気になるかもしれない・・・。

    【番組全般、その他】

    • 私と妻、そして妻の母の3人で昼食を取っていた時に、東京のラジオ局の朝から昼過ぎにかけての番組で、かつて作詞家として活躍した出演者によって60歳位の女性からの投稿葉書が読まれた。内容は「23歳で両親と死別したことを友人に話すと『よかったね。あなたは幸せだ』と言われ驚いた。後日、同じ友人と話した時に『私はこれから親を看なければ(介護)ならないから』と言われ納得した。私はこの年で親を看なくてもいいから幸せだと実感した」というものだった。そのとき妻の母は「長生きしてごめんね」と涙を流しながら泣いていた。友達同士など内輪でこのような話をする事は悪いとは言わないが、誰がどういう立場で聞いているか分からない公共の電波でこのような投稿を読み上げることは控えるべきではないか?実際に介護をしている人、されている人、介護をしていなくても長生きをしている親を持つ人たちがどんな思いをするか考えていただきたい。今日は非常に悲しい思いをした。
    • パンを喉に詰まらせて死んだ小学生の報道と、蒟蒻ゼリーで死亡事故があった時の報道の仕方が違うのはなぜか。ある局で、食べ物を喉に詰まらせての死亡事故の原因<ワースト3>を放送していた。1位は餅、2位はパン、そして3位が米だったが、蒟蒻ゼリーの時にはそういう比較は放送されず、ただ製造会社の責任を追及するような報道の仕方であったと思う。私は、蒟蒻ゼリーの事故原因はゼリーの形ではなく、あくまで食べた方の自覚の問題だと思ったので、総務省とBPOにその意見を送った。そうしたら、パンを喉に詰まらせて小学生が亡くなるという事故が起きてしまった。私が言いたいのは、「問題は食品の業者にあるのではなく、食べる消費者の方に問題があるのだ」ということを政府や放送局がきちんと国民に告げるべきだ、ということである。今年だけで食べ物を喉に詰まらせて亡くなった人は600人以上にのぼるそうだが、蒟蒻ゼリーによる死者は、野田消費者行政担当大臣が苦言を呈した時点で通算で17人だったと思う。この事実を見る限り、政府と報道がしていることは、製造会社に対するいじめ以外の何ものでもないと思いますがいかがでしょうか。
    • 介護業界の人手不足と介護者となった家族がケアサービスの不足から退職せざるを得ないことを東京のテレビ局が取り上げていたが、気になる点が2点あった。介護退職者が介護サービスを利用する場面の構成で、番組では(1)夫が講習を受ける。(2)事前準備として介護サービスを利用する。(3)ケアマネが訪問して、利用料金が支給限度額を超えているので多額の自己負担分が出ることを説明をする。という流れだったが、一般的に(2)と(3)の流れは逆である。商品の価格である利用者負担分を利用後の説明にして、ケアマネが利用の開始をすることはきわめて異例だし、説明不足の度合によっては不適切として事業所自体が監査対象にすら成りかねない。また、番組が介護サービスの主たるものであるかの様に報じた「施設サービス」に比べて、いたずらに高額であるかのような誤解すら与えかねない。介護サービスの利用者は人数比では圧倒的に「在宅サービス」の利用者の方が多い。先にも記したが、介護職員の人材不足の現場や場面説明として施設だけが取材されていたが、国策が在宅重視の方向で進められている現状とも、また、地域で支えるという普遍化の考え方とも異なっている。
    • 都内に建設が予定されている「ペットの火葬場」を巡って、建設に反対する住民の言い分を取り上げていた。住民らは反対理由として火葬の際の臭気を挙げていたが、コメンテーターや他の出演者がそれに同調し、住民の言い分に理解を示していた。しかし、動物の死骸の処理法等を細かく定めた「化製場法」により、動物の焼却炉の建設には相当厳しい基準が設けられている。区が建設を許可した施設は当然この基準を満たしたものであり、ダイオキシンや臭気の拡散は有り得ない。これについては念のため区にも問い合わせて確認した。そうなると住民が反対する本当の理由は「居住地のイメージを損なうものは嫌だ」ということではないか?出演者らはその点を突かずに住民の反対コールに安易に同調するばかりだった。事実を正確に分析した上で客観的な意見を示せないようでは、コメンテーターとして勉強不足であり失格なのではないか。又、このような話題を報道番組で放送するテレビ局にも疑問を感ずる。
    • 歴史検証番組を毎週、欠かさず見ている。”臭いものに蓋”をする傾向のある日本だが、「被差別部落でひどい差別を受けた人々が立ち上がった」ことや、「明治時代は知的障害のある子供はずっと隔離していてもよいと言われていた」という事実を取り上げ、名家出身の才女だった近代女子教育者の石井筆子さんに知的障害のある子供が生れ、それをきっかけに知的障害のある子供達への療育に心血を注いだ生涯を送ったことを紹介していた。今でこそエリートとして持ち上げられることの多い医師という職業だが、緒方洪庵など創始者の多くは自分自身や身内などが大病で苦しんだという事実も紹介された。これまで、存在も知らなかった昔の人々のことを分かり易い解説で取り上げている。最後の締めの解説は、創作作品とは違いハッピーエンドで終わるものが少なく、涙さえこぼれるときもある。日本人は歴史をあまり教えないと言われているが、これはいい番組だと私は思う。
    • 「テロ対策特別措置法」について「国益のためにさっさと通すべき」とコメントしていたが、国益との意味が理解出来なかった。アメリカ同時多発テロ事件を受けて制定された法だが、イラク戦争への流用疑惑が未だに明らかにされていない問題や、給油燃料の調達先が総合商社等の2社が独占受注している問題など、不透明な問題が山積している。また、前防衛事務次官の収賄容疑事件で判明したように、不透明性が”汚職”の「温床」になっていることは明らかである。第二次大戦で「国家のため」「国益のため」と国家権力で経済統制を行い、軍人のみならず、民間人にも多数の犠牲者が出た歴史を忘れてはならない。公共放送で「国益のため」とのコメントは相応しくない表現である。
    • 生活保護の受給者の方がワーキングプアと呼ばれる人々よりも経済的に恵まれていると報道されているが、事実であれば納税者として放置できない。各市町村は生活保護を受けるに至った困窮の原因については不問にすることが多いとも報道されている。しかし、生活保護は皆の税金で成り立つ制度なのだから、誰もが納得できる万全の仕組みを整えるためにテレビの特集番組などで徹底的にその実態を明らかにしてほしい。これまでの同制度に関する情報は、何か事件が起きた際にそれに絡んで細切れに報道されるのみで、全体像が分かる報道はなかった。私の住む市では暴力団関係者が生活保護制度を悪用して何億円もの金を市から騙し取る事件があった。騙される役所が愚かなのだが、市民としても、皆がもっと知識を持ち、目を光らせるべきだったと反省もしている。市町村によって支給額に違いがあるなどの難しい点もあると思うが、総合的に生活保護制度の仕組みを学べる番組を期待している。
    • 東京キー局のゴールデンタイムの番組で、年金暮らしの老夫婦が「公園で放し飼いになっている猫の為に」といって、猫の餌を主人公が勤務するスーパーで万引きするシーンがあった。主人公は理由を聞いて同情し、スーパーの店長と共に猫の餌を買って持たせて帰らせた。しかし、これはおかしいのではないか?これでは店側が万引きを容認しているように見える。猫を公園で放し飼いにするのは糞の害などで問題になっているし、万引きそのものが犯罪である。それにも拘らず、自らの年金を削って猫に餌を与えていたことだけを美談にしている。更に万引きした理由として「猫が病気になり、病院に連れて行ったので金が無くなった」と説明していた。病気の猫を放置出来なかったのはわかるが、それが万引きをすること、そして公園で放し飼いをすることを容認する理由にはならない。ドラマの中でこのような描写をするのは如何なものか?
    • 11月4日放送予定の「~失敗者のタメになる話~」に、社会問題にもなっているストーカー事件で逮捕された芸人を出演させるという。テレビ局として「話題になれば良い」「視聴率さえ取れれば良い」という姿勢が見えて不快だ。ストーカーを問題提起する内容にすべきで、このような者を出演させて、犯罪行為を「失敗者のタメになる話」として美化するべきではない。女性差別・ストーカー行為の正当化に繋がる。わざわざテレビに出演させてストーカーを正当化すべきではない。
    • 今、どこの局でも”朝バナナダイエット”を取り上げ、「バナナは美容、健康、ダイエット全ての面で優れている」というようなニュアンスで放送しているが、バナナにはカリウムが多く含まれているので、体調によっては食べてはいけない人もいる。現に私は医者からバナナを食べる事を禁止されている。それなのにバナナのいいところばかりを謳っているのは非常に危険だと思う。どんなものでも100%健康にいいものなどない。テレビが与える影響を考えて放送していただきたい。
    • テレビのニュースには、キー局から送られてくる全国ニュースと地元局のニュースがある。しかし、どの報道にも情報を発信した放送局の責任があるのだから、ニュースの画面の隅に情報発信局が明確になるように表示してほしい。共同通信やタス通信など、ニュース配信会社からのニュースを放送する場合は情報提供会社名を明示するのだから、多チャンネル化している現在、テレビ報道に当たっては情報の発信会社をしっかりと明示し、責任ある報道をしてほしい。そうでないと、放送局へ電話しても「その件についてはキー局へ電話して下さい」など、たらいまわし状態になる。無責任です。
    • 最近、地上デジタル放送への移行についての告知が増えているが、その告知内容に深みがない。現在、全国の都道府県庁所在地近郊で地上デジタル放送が既に行われているが、アナログ放送は2011年7月24日までに終了すると告知されている。一方、北京オリンピックで50%を超えると予測されていた一般家庭でのデジタル対応テレビの普及率は、この9月現在で47%と伸び悩んでいる。また、現在でも地上デジタル対応テレビや変換チューナーの値段が高く、学生や低所得者層、特に年金受給者はとても買えない状況にある。この普及率を上げる為には、デジタル放送がどうしたら見られるのか、それに要する費用はいくらなのかを詳しく告知する必要がある。たとえば地上デジタル対応テレビやチューナーの購入方法と値段、UHFアンテナの取り付け方と購入方法と値段、又はケーブルテレビに加入する方法とその料金等についての詳細な情報が必要だが、現在の告知では触れられていない。また、「現在のアナログテレビは使用できなくなる」などと称して、高齢者を対象にした詐欺セールス事件が全国で多発している事も紹介すべきである。なお、地上デジタル対応テレビやチューナーの購入には助成金を出すべきであると考えている。
    • 日曜日の討論番組で、金融危機と景気悪化の状況下で大企業がその犠牲を雇用者と中小企業に押し付ける動きが紹介された。しかしキャスターは「大企業がつぶれたらいいと思っている」と言い、その発言をさえぎった。自らの主観的な判断で異なる論点の発言を中断させるやり方は、キャスターとして適格だろうか?それでは番組を「キャスターの主観に偏らせる結果」に向かわせることとなる。番組全体から見た出席者の偏り、異なる論点を明らかにするレベルから、局およびスポンサーのキャスターに対する要求の強さが分かるが、キャスターもジャーナリストとしての見識を身につけるべきではないか?改善していかないと、放送法にいちじるしく違反する結果となる。
    • 私は朝と夜に短時間しかテレビを見る時間がないが、貴重な朝の時間帯はまともに視聴するに値しない番組ばかりでうんざりしている。民放のいずれの番組も芸能ネタの垂れ流しが殆どで、低俗この上なく何の役にも立たない。NHKも最近は「食の安全」絡みの報道ばかりでくどい。仕方なくNHK-BSで海外ニュースを見るのだが、日本にいるのにまともな日本のニュース番組が見られないというのも奇妙な話だ。深夜ならともかく、せめて朝くらいは芸能ゴシップをやめてきちんとした報道番組を放送して欲しい。但し新聞やスポーツ紙の記事をそのまま流すのはご免だ。また、番組のコメンテーター陣にはタレントではなく専門家を揃えて欲しい。
    • タレントが田舎を訪れ、一晩泊めてくれる家を捜し歩く過程でその町のいろいろな家が紹介されるが、これは泥棒に対して「この町のこの豪邸には金がありそうだ」「あの家は留守がちだ」「この家には年寄りしか住んでいない」「あそこは台所からなら侵入できる」・・・等々、押し入る家についての情報を提供しているようなものではないか。泥棒被害防止のために演出上の改善を望む。
    • •最近のテレビは「ニュース番組」と「ワイドショー番組」の境目がなくなってきている気がする。せっかく生放送なのに、その特性を無視して、事件や事故など時間の経過で事態が大きく変動する可能性のある項目を後回しにする。そして、スポーツや芸能で話題となっていることでもあれば「トップ項目」としてそちらを優先する。しかし、芸能やスポーツに時間を大きく割くのではなく、生放送の特性を活かしたニュースの質と量を増やすべきではないだろうか。
    • •最近のテレビでは字幕に合わせてアラーム音が入るが、入れすぎではないか?最近では「ニュース速報」や「地震速報」に加え、「緊急地震速報」もテレビで流れるようになった。効果音を入れて番組を盛り上げたいのはわかるが、音だけを聞いていると、どれが緊急情報なのかが分かりにくい。各局で速報音は違うので、似たような効果音は控えたほうがよいのではないか?

    【CM】

    • ある日街角で、お父さんと小学生くらいの娘さんが信号待ちをしていた。すると、娘さんがパチンコ屋さんの看板を見て「あーマリンちゃんだー」と父親に話しかけた。”マリンちゃん”とは、テレビで宣伝しているパチンコのキャラクターだ。しかし、子供が親しみを感じるパチンコのキャラクターとは如何なものか。これが過去に放送されたテレビアニメのキャラクターならまだ問題がないかと思う。最近のパチンコのCMは節操がない。放送時間もさることながら「これがパチンコのCM?」と思うような内容のものばかりで最後まで見ないとパチンコのCMとは分からないものも多い。パチンコのCMは冒頭に業界共通の音を付けるなどして「これはパチンコのCMです」と前置きをして放送するべきではないか?

    【BPOへの意見】

    • BPOのHPでは、BPOによく寄せられる質問と答え、また、寄せられた質問の傾向や分析が掲載されている。これによりBPOの貴重な役割が具体的によくわかった。従来、放送に関する希望や意見は個別に局に宛てても改善されることはないとあきらめていたが、その面からもBPOの存在や活動は大切な意味があるとわかった。また、BPOは放送界の内部機関のようなもので、第3者的な自律性はないのではないかと誤解していたが、そうではないと感じた。以上の点で、BPOのHPは見やすいことと合わせて良いサイトであると思う。今後も健全な放送のための活躍を期待している。
    • 番組やテレビの現状に対する苦情など、BPOのホームページに載っている視聴者意見を読んだら「全く同感だ!」と思うものばかりだった。BPOはこのような意見の一つ一つについてチェックし、各局に改善を求め、その結果を報告させるなどしているのか。ただ視聴者意見を当該局に報告するだけというのであれば、視聴者に対する”ガス抜き”にすぎず、我々がBPOに意見を述べる意味などないのではないか。視聴者意見を番組の質的向上にきめ細かく活かすために、BPOは各局を指導・監督する強い権限を持つべきだ。
    • 10月5日の朝4時頃、私は渋谷駅前で泥酔して路上に寝込んでいるサラリーマンらしき男性を見かけた。盗難の標的になる心配もあり無視できないので、体を揺さぶり「始発電車が来るまで起きて待て」と声かけを試みた。数回揺さぶっていたところ、近くで取材をしていたテレビ局の番組制作会社のスタッフだという二人の男性が私に近づき、「あなた、この人のポケットをまさぐっていましたね?」と言う。彼らは泥酔者を狙った犯罪を取材中とのこと。勿論私は否定したが埒が明かず、ちょうど目が覚めた泥酔者も含め4人で近くの交番に行き、調べて貰ってようやく疑いは晴れた。しかしその後、「取材した映像に自分が映り、演出によって窃盗犯のように扱われるのではないか」と不安になり、もらっていた取材者の電話番号に連絡し質問した。すると彼は「先ほどの映像をテレビの番組で使用する可能性がある。但し番組名や自分の所属する制作会社名は明かせない」と言った。テレビ局に電話をし、「取材者の氏名から制作会社名や担当番組名を調べ、私の映像が不当に扱われないようにして欲しい」と頼んだが、「数多くいる制作スタッフの名前を頼りに番組名を調べるのは無理だ」と断られ、途方に暮れている。いきさつをBPOにも知って貰いたくて電話をした。
    • 9月1日付け視聴者意見の確認と報告。【視聴者意見概要】8月の東海豪雨で運転していた車が交差点内で停止し水没しそうになった。たまたまテレビ局スタッフが取材に来ていたので助けを求めたが、「今仕事中だから助けられない」と断られた。その後一般の人達の協力で車を移動させることができ被災せずにすんだ。また、自分は視聴していなかったが、この模様を取材したテレビ局と東京キー局が放送したため知人から多くの問合せが寄せられた。災害時のニュースということで映されることは仕方がないと思うが、助けを求めたにもかかわらず救助もせずに水没状態で困っている状況を勝手に映し放送するのは納得できない。この局は取材と人命救助をどう考えているのか。【在名局からの問合せ】BPO報告で上記意見を読んだ。これが当社のことかどうか取材現場や視聴者応対セクション等に調査・確認をしたが、当社には該当事項はなかった。今回、念のためにBPOに当社のことなのかを確認した。また、意見が当社を指しているか否かに拘らず、当社としては「災害取材と人命救助」については一概に「こうあるべき」と判断できない難しさがあるものの、様々なケースも想定しながら「どうすべきか」を社内で検討課題としていることを伝えたい。

    青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • ドラマ番組。日本の学校の教育現場でこんなことが起きているのか?暴力を振り回す学生、いじめを受けている場面、そして無力な先生が映し出されていたが、この番組を見ながら笑っている小学生の息子を見たら悲しい気持ちで一杯になった。こんな番組は日本の教育文化に恥をかかせるだけだ。視聴率を上げるために番組を作るのは資本主義の基本かもしれないが、教育問題を安易に扱う番組は決してよい番組とはいえない。日本の教育レベル低下が叫ばれているが、このようなテレビ番組にも関係があることは間違いないだろう。この番組の放送を中止してもらいたい。
    • バラエティー番組。タレントがコントの中で女性の胸を揉んだりお尻を触ったりするシーンがあった。さらに女性の衣服を脱がして下着姿にするなど、子供が見ている時間帯の番組とは思えない演出をしていた。視聴率が獲れれば何をやってもいいのか?このタレントの番組はお色気が多すぎる。いい加減にしてほしい。
    • バラエティー番組。この番組は毎回楽しみにしているが、今回の放送では褌姿のタレントが床にツルツル滑るローションを撒いたバレーボールのゲームに参加していた。ローションに足をとられて滑って転ぶと褌が濡れて身体に密着し、非常に見苦しい姿になっていた。こんな格好を子ども達が見ている時間帯にテレビで放送するべきではない。
    • バラエティー番組。一糸まとわぬ女性のマネキン人形に干しぶどうを付け、それを左右に5体ずつ並べ、どのくらいの時間で全ての干しぶどうをなめられるか競争する企画を放送していた。この番組は、私の住んでいる地域では局の都合上深夜に放送されるが、殆どの地域では青少年も起きている午後11時台に放送されていると聞く。いくらマネキン相手だとはいえ、午後11時台の番組でこんな卑猥な内容を放送して良いのだろうか。番組では以前にもこういう企画を流していたと紹介していたが、もう少し青少年への影響を考えて欲しい。
    • ラジオ番組。放送内容が下ネタばかりで下品で低俗。昼間は低年齢層のリスナーも聴いていると思うので、下品な番組はやめて欲しい。
    • 民放は関西系のお笑い芸人の下ネタを連日放送しているが、番組基準はどうなっているのか。民放連放送基準の第3章「児童および青少年への配慮」第18項には「時間帯に応じ、児童及び青少年の視聴に十分、配慮する」と定め、更に第4章「家庭と社会」25項では「社会の秩序、良い風俗・習慣を乱すような言動は肯定的に取り扱わない」と定めているが、各局は、現在放送されているお笑い芸人主体の番組が基準を満たしていると判断しているのか。

    【暴力・殺人シーンについて】

    • ドラマ番組。初回の放送を見ただけの感想だが大変怒りを覚えた。子ども達の健全な心を育むためにふさわしくない言葉やシーンがあまりにも多い。命をゲームのように軽く扱い、殺人の場面や人が血を流す場面が何度もあった。銃で撃たれた瞬間自体は映っていないが、そのシーンは十分に予測できるし、却って想像をかきたてられる。「テロ」「殺す」「殺したい」「残虐」「誰も死ななかったのは残念だ」など、日々、生徒達に命の大切さを教えている小学校教員の私には聞くに堪えない言葉が無造作に使われていた。このドラマを多くの子ども達が見ているかと思うと大変悲しい。なぜ、小学生等が見る時間帯にこのような番組を放送するのか?次世代を担う子ども達を育てる責任ある大人のすることではない。「見なければよい」という意見もあるだろうが、テレビはスイッチを入れると自動的に手軽に目に入るメディアで、個人の意思に拘らず偶然目にする場合もある。その良さもあるがマイナス面もある。それを考えるのが放送に携わる人たちの義務ではないか?テロから人々を救う正義のヒーローが”ハッカー”とは呆れる。”天才高校生”で人気のある俳優が演じている。子ども達が憧れないわけがない。しかし、ハッカーは不正行為だ。それを正当化するストーリーを堂々と放送するとは何事か!放送時間を遅くするか、放送を中止していただきたい。子ども達が見る時間帯には、温かい心、正しい心を育むような番組を放送していただきたい。
    • サスペンスドラマですが、非常に残酷な殺害シーンがリアルに描かれていて不愉快な気分になりました。喉をナイフで掻き切り大量の血が天井にまで飛び散っていましたが、動脈が切れる様子までリアルでした。夕食を食べながら家族で見ていたのですが、それを見てひとりが嘔吐してしまいました。その後もずっと自分の手で首のあたりを抑えていましたが、心に傷でも残ったらどうしようと心配しています。映画なら確実にR-15に指定されているレベルです。それをゴールデンタイムに放送することが許せません。放送するなら深夜にしてもらいたいと思います。番組制作者は作品を作るのに夢中で、視聴者側のことを全く考えていないのだと思います。
    • アニメ番組。17時から30分間放送しているが、内容がグロテスクな上、かなり問題があると考えられる。冒頭に注意のテロップを出しているが、共働きの場合は、この時間帯は大抵留守になっているのでこのテロップには意味が無いと思う。番組内容がどう考えても子供に悪影響を与えるような内容なので、夕方の時間帯に放送するのは止めたほうがいいと思う。他局が行っているように深夜放送にすべきではないか?

    【性表現について】

    • バラエティー番組。最近、男児の入浴現場や男児が全裸でいる状態を放送している番組が多い。この番組では小学三年生程度の男の子を男性タレントの入浴に付き添わせ、でん部などを含み全裸の状態を背後から30~40秒ほど放送していた。さらに男の子の股間部分には動物の象のマークを付けモザイクとしていたが、男児の性器を象で表現していることは一層わいせつ性がありセクハラ的で不快だった。この番組は立派な児童ポルノに相当すると思う。小中学生の男の子の場合だけ、入浴現場に侵入して全裸を撮影する番組が一向に減らない。本人たちも本当は嫌なのに撮られているケースも数多くあるはずだ。今回もこのシーンの画像流出があった。女の子の入浴シーンはほぼ厳禁化されているのに、男の子は裸やプライベートの現場を撮影される現状には憤りと懸念を感じる。
    • バラエティー番組。男の子が全裸で泥遊びをしている場面があった。幼稚園児くらいの小さい子だったが、局部位にはモザイクがかかっていた。その後、風呂の場面で3人の小学生男子が撮られていたが、モザイクをかけるということは、ここはいかにも”いやらしい部分です”とアピールしているようなものだ。モザイクをかける以前に、裸の男の子の入浴シーンを放送してはいけないのだと思う。更にこの番組は3週間ほど前にも小学5年生の男の子の入浴シーンをモザイクつきで流していたが、頻度も高すぎる。男の子の裸を映すのは児童ポルノだ!モザイクをかけなければいけない範囲まで映すことは異常だと思う。いい加減にしてもらいたい。ちなみに、インターネットのテレビの実況掲示板や少年を話題にする掲示板に、そのシーンのキャプチャー画像(動画)を毎回アップしている人がいるという事実が恐ろしい。

    【言葉に関する意見】

    • バラエティー番組。「芸能界で女装して一番キレイな男は誰だ!?」で男性のお笑い芸人が女装していたが、審査員たちから「キモイ!」「ヤバイ!」との発言が連発された。実は審査員を務めていたのは美容専門学校の生徒達である。テレビ番組の影響で言葉の乱れが激しいと言われているが、この年代の女性たちだけではなく、小学校の低学年の子ども達までもが日常生活でこのような表現を使っている現状を、放送関係者はどのように考えているのか。
    • どうして他人のことを「アホ」「バカ」呼ばわりするような芸能人ばかりを登場させるのか。我々大人はこのような輩の出る番組についてはチャンネルを替えたり番組を見なければそれで済むが、問題は子どもだ。近所の子どもたちはテレビを真似て、大人をつかまえて「アホ・バカ」呼ばわりしている。最近の親は子どもに甘いので、こういうことに対して全く注意しない。これはこれで問題だが、放送局も子供への影響力の大きさを自覚してほしい。

    【食べ物に関する意見】

    • バラエティー番組。先日、船橋市の小学6年生の男子生徒が給食のパンを喉に詰まらせて死亡するという事故があった。早食いを他の人と競うという発想が起こった背景に、テレビで放送されている大食い・早食い番組の「他の人と競う」という発想が重なって見える。「人と競いながら食べる」という主旨の番組が、長々と続いて放送されているのが原因と思えてならない。この局の編成は大食い・早食い番組に煽りすぎだと思う。以前にも中学生が似たような事件で亡くなったと思う。この番組を断固放送しないようにしていただきたい。
    • グルメ番組に限らず各地の名産を紹介する番組が多い。その中で、出演者が食べながら紹介するシーンがあるが、総じて食事のマナーが悪い。例えば帽子をかぶったまま食事をする。他にも箸の持ち方が間違っていたり基本的なマナーを守れない人が多い。このような映像は子ども達に間違った知識を与えかねない。きちんとしたマナーを守った番組を制作していただきたい。

    【いじめや虐待を助長する】

    • バラエティー番組。芸人を格付けしたり、芸人を偽のメールで騙して遊んでいるが、若手芸人に対する「いじめ」である。また「ブラックメール」の企画では、グラビアアイドルになりすましてメールを送って男性芸人を騙し、二人のデート現場を別室からモニターで監視して笑いをとったりしている。また、番組のロケだと嘘をついて芸人をホテルに宿泊させ、睡眠中の部屋に忍び込んで、寝起きの驚いたスッピン顔を映したりもしている。このような芸人を起用し、人権を無視した内容の番組を公共の電波で放送することに、テレビ局は責任の大きさを自覚するべきである。

    【CM・番組宣伝に関する意見】

    • 以前は消費者金融のCMが多く放送され批判を浴びたが、最近はパチンコ台のCMが目立つ。パチンコは一種のギャンブルであり、韓国では2006年にパチンコそのものが法律で禁止されている。パチンコ店の経営者は、風営法第18条に風俗営業者として「満18歳未満の者について営業所に立ち入らない旨を入り口に表示」するよう義務付けられている。しかし、幼児から年寄りまで年齢に関係なく見られるテレビではアニメ画面を使用したパチンコ台のCMや、劇場アニメで話題を呼んだ作品のパチスロのCM等が子ども達が見ているゴールデンタイムに放送されている。民放の経営がCMで成り立っていることは理解出来るが、BPOの放送と青少年に関する委員会が「パチンコCMの現状と課題」について審議したが、各民放にはどのように伝わっているのか甚だ疑問である。

    【推奨意見】

    • アニメ番組。この番組は実話を元にした子育てアニメで、1歳~5歳の3人の姉妹を中心に、ある家族の何気ない日常を描いた作品である。基本的にお笑いが多く、時には見ている側に「どうだろう」と思わせる場面もあるが、子ども達の何気ない成長に感動する両親や親戚との親密な付き合い、子ども同士の交流、そして漫画家でありながら子育てをする母親など、育児放棄などの事件が多い昨今、この番組から学ぶ所は多いと思う。家族で安心して見られる番組だが、放送エリアが狭い事と視聴が難しい時間帯に放送されているのが残念だ。

    【放送局に対する意見】

    • 放送局は「省エネ」や「エコ」と叫びながらも自社では深夜までくだらない番組を放送している。果たしてテレビは深夜まで放送する必要があるのか。子供も含め、普通に生活している人たちの生活時間に合わせて放送すればよいのではないか。夜遅くなったら寝る。テレビは放送を終了する。これが健全ではないか?

    【編成に関する意見】

    • ドラマ番組。再放送を午後2時頃から夕方5時頃まで、2回分放送していた。本放送は22時からだったので中学生の子供に番組を見せないようにすることも出来たが、このような時間帯に放送されると、親も働いている時間なのでどうしようもない。特に今日放送された内容は、DVをはじめ自殺のシーンなどもあった。世の中には発達障害や心の病になっている子ども達も多くいる。そのような子ども達は非常に感化されやすく、ドラマをドラマとして見ることが出来ないことが多い。放送局は視聴率ばかりを考えて番組を制作しているように感じる。

    【委員会に対する意見】

    • 青少年委員会では「中学生モニター制度」を取り入れているが、何故モニターの対象が「中学生」だけなのか?青少年委員会の「青少年」という言葉がさしている範囲は中学生だけではないのだから、もっと幅広い世代を対象にしなければ意味がないのではないか。小学生から高校生、大学生までと範囲を拡大したほうが良いと思う。あらゆる世代から多様な観点において、幅広い意見が得られるし、委員会にとってもプラスになると思う。ぜひともご検討のほどよろしくお願いしたい。

    2008年9月に視聴者から寄せられた意見

    2008年9月に視聴者から寄せられた意見

    福田首相(当時)辞任発表以降、自民党総裁選や組閣に向けた一連の報道で「公平・公正・中立」に係わる意見が多く寄せられた。また汚染米(事故米)関連する意見などが寄せられた。

    2008年9月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は924件で、8月と比較し33件増加した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール54%、電話39%、ファクシミリ3%、郵送ほか4%。 男女別は男性69%、女性24%、不明6%で、世代別では30歳代25%、40歳代19%、20歳代18%、60歳代10%、50歳代9%、10歳代2%の順となっている。

    2008年9月に視聴者から寄せられた意見 924件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2008年9月件数 年度累計
    人権等に関する意見 4 件 35 件
    放送と青少年に関する意見 74 件 [ 意見内容 ] 893 件
    放送番組全般にわたる意見 530 件 [ 意見内容 ] 3,613 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 41 件 415 件
    その他(放送関連以外) 275 件 2,172 件
    意見件数 計 924 件 7,128 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。9月通知数は379件(39放送局)であった。
    またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し47件を全加盟社・局に送信している

    意見概要

    人権等に関する苦情

    9月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 4件
      (個人又は直接の関係人からの要請)
    • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 83件
      (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

    番組全般にわたる意見

    【情報ワイド・バラエティー番組】関連1,093件(全体の118%)前月比180件の増加
    意見の傾向 “指摘事項”(件数、全体の比率)

    “不適切な内容、不適格な出演者”(683件:74%)
    “低俗・下品な番組” (279件:30%)
    “倫理観欠如、局の責任”など(131件:14%)

    【報道・情報番組】関連644件(全体の70%)前月比263件の増加

    “取材・報道のあり方・批判”(416件:45%))
    “放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など(128件:14%)
    “報道の公平・公正性と内容批判”(100件:11%)

    *【情報ワイド・バラエティー番組】の意見合計数が意見総数を超えているが、これは1件の意見に複数の指摘項目が含まれているためである。

    9月は1日の福田首相(当時)辞任発表以降、自民党総裁選や組閣に向けた一連の報道で「公平・公正・中立」に係わる意見が多く寄せられ、前月の38件から2.6倍の100件に急増。「取材・報道のあり方」についても前月比1.7倍の416件、「不適切な表現・不適格な出演者」に関する批判は1.3倍の683件と増加した。従来、出演者批判の多くはバラエティー番組の司会者・出演者に集中していたが、9月は総裁選・組閣関連での情報ワイドショーや、一部の報道番組へのキャスター・司会者・コメンテーター批判が増えて196件を数えた。この他には大相撲大麻問題に関する意見[ドーピング検査の最終結果を待たずに大麻吸引疑惑力士をクロと報じたことへの批判や冤罪危惧]22件、汚染米(事故米)関連意見[農水省の検査姿勢への批判や問題の本質を追及する報道への期待]14件、中山農水相(当時)発言関連[中山発言に関する報道のあり方]12件、パラリンピックの中継への要望7件などとなっている。
    【放送局の電話応対や局の姿勢】に関する苦情・抗議129件(前月比12件の減少)
    【CM関係】「不適切な表現・内容」などの指摘 61件(前月比12件の増加)

    青少年に関する意見

    9月にBPOに寄せられた意見のうち、放送と青少年に関するものは74件と、今年度5ヶ月間の月平均164件に比べ半数以下に減った。
    今月もバラエティー系番組に対する批判は26件と相変わらず多かったが、ドラマや報道・情報系番組に関する意見が減っている。

    BPOに関する意見

    41件の意見・問い合せのうち、BPOへの意見12件、問い合せ29件であった。

    番組全般

    【特記事項(政治報道関連)】

    • 福田総理辞職をとり上げた報道・情報番組全てに対しての意見。予想通りの放送のされ方だった。ついこの間まで「辞めろ」という発言をしていた人達が「辞める」と言ったとたんに「無責任だ」と言い出すとは、どっちが無責任なのかと感じる。無党派層を取り込もうとする報道の仕方はやめてもらいたい。
    • 自民党の総裁選報道でメディアは20人の推薦人を確保していない”立候補表明者”を、推薦人を確保した”立候補表明者”と同等に扱い報道しているが、そうすべきではない。推薦人未確保の”立候補表明者”は、推薦人確保が無理なのを承知の上で、国民や選挙民に向けた売名目的の立候補も否定できない。
    • 自民党の総裁選に関して、各局とも自民党の宣伝の片棒を担いでいる様で、他党の状況を殆ど報道しないのは著しく不公平ではないか。私は特に支持する政党はないが、その白紙の気持ちで見ても、特に衆議院の解散総選挙が近い情勢の中で、自民党の様子ばかりをこのように宣伝するのはいかがなものかと思う。国民は自民党の政策は勿論であるが、他党の主義主張もじっくり知りたいと思っている。このように自民党オンリーの報道では国民の知る権利さえ無視されているのではないかと感じる。
    • 昨今の自民党総裁選挙報道を見ていると、メディア全体が「自民党の政権維持」を求めているのが感じられる。それぞれが違う政策、違う主義主張をもっている5人の候補者が、同じバスの上から投票権を持っていない一般国民に演説しているのはまさに茶番だが、それを無批判に長時間報道しているテレビ局に呆れている。忘れては困るが、今はまだ福田政権なのだ。農水省は汚染米について、外務省は北朝鮮の金主席の動向を、防衛省は国籍不明の潜水艦の問題を、経済・財務の各省はアメリカの証券会社の破産の影響を、そして厚生労働省は医療・年金問題をと、取り組むべき問題が山積している。勿論メディアもそれらを一番に報道すべきである。しかしメディアは福田政権の停滞を追及せず、総裁選挙を一番に報道している。メディアが日本を歪めているといっても過言ではない。
    • 最近、マスコミは衆議院解散総選挙について躍起になって報道しているが、そのことで国民生活が良くなると思っているのだろうか。よく考えていただきたい。3年前の郵政解散の際、マスコミが「小泉劇場」と称して当時の小泉首相や小泉チルドレンと呼ばれる候補者を連日のように報道番組だけでなくワイドショーで取り上げた結果、投票率は向上し政権与党が大勝した。その後、与党は数の力でさまざまな法案を通したが、その結果、国民生活は悪くなったのではないか。後期高齢者医療制度についても、その選挙の結果で決まったのではないか。これは3年前のマスコミでの取り上げ方に原因があるのではないかと思う。今回も「○○劇場」などと称して選挙戦を報道すると思うが、マスコミは公平・中立な立場で選挙戦を報道すべきである。
    • 25日(木)夕方の民放の情報番組で、解説員が「今度の総選挙は政権選択選挙だから民主党に投票すべきだ」と発言。放送法の「公正」の規定や本来メディアは中立性が求められる点からいえば、この発言は放送法違反ではないか。同局の視聴者センターに抗議をしたら窓口の担当者は謝っていた。BPOとしてこの問題を調査し然るべき処置をすべきではないか。
    • 関西の放送局のアナウンサーで毎日午後に放送するワイド番組の司会者の政治的偏向ぶりは目に余る。すでに公職選挙法違反で起訴されて然るべきだ。いくら自民党が嫌いとはいえ、一国の総理大臣の身体的特徴を揶揄し、市民から集めた罵倒の言葉を紹介しながら嘲笑するなど、市民に情報を提供する報道としてあるまじき行いだ。一体、何の目的があってこのような中傷や偏向報道を繰り返しているのかは分からないが、公共の電波を使う報道機関が、公人の総理大臣に対する人権侵害とも受け取れる行為は即刻やめるべきだ。BPOからも注意してください。
    • 某キー局の水曜日の朝のワイドショーで内閣の支持率に関しての報道があった。「インターネットで無作為に選んだ結果、1000件と多くの回答が得られた」という発言があったが、電話なら無作為に放送局側から選ぶ事は出来るがインターネットで無作為に選ぶ事は不可能だ。「何人中何人が答えた結果、回答率は○○%」と言うのなら正確な数字として見ることが出来るが、調査法に疑問を感じる。このような根拠のない数字を”世論調査”と公表するのは公平さに欠け、公正ではない。局に電話をして番組担当者と話し「インターネットで無作為に何人を選んだのか?」等の細かい質問をすると「番組で報道した以外は答えられない」と言われた。世論誘導をするような報道は止めるべきだ。

    【取材・報道のあり方】

    • 先日の東海豪雨でのことだが、水のあふれた交差点の真ん中で車が動かなくなり、たまたま名古屋のテレビ局の取材スタッフが近くにいたので助けを求めたが、「今仕事中だから助けられない」と断わられた。その後、まわりにいた一般の方の協力で車を移動することができ被害に遭わずに済んだ。翌日、多くの知人からメールや電話で「大丈夫?」という問合せがあったので、何のことかと尋ねると「テレビのニュースで水害の状況が放送されていたから心配で電話をした」と言われた。私は見ていなかったのでニュースの内容を聞くと、8月29日の東京キー局の夜の報道番組で、車が水没し途方にくれている私が映ったとのことだった。災害のニュースなので映されることは仕方がないと思うが、助けを求めたにも拘わらず救助もせずに、困っている状況を勝手に映し放送するのはどう考えても納得が出来ない。無事だったからいいが、もし水没して死んでいたら人道上問題になるのではないか?このような場合、どのように局と話したらいいのか教えて欲しい。
    • 多くの民放のニュース番組やワイドショーでの問題だが、千葉5歳女児死体遺棄事件について、全裸という遺体の状況や、次女なのに母親と二人暮らしという続柄を報じる必要があるのかと思った。「遺体は何も身に着けていませんでした」や「遺体は○○市○○町の○○ちゃんと判明しました。○○ちゃんは母親と二人暮らしで…」と報じれば良いのではないのだろうか。センセーショナルや興味本位に走らずに、死者の人権と私的領域に配慮した報道を望む。
    • この日は自民党総裁選の公示日で、候補者5人が出演していた。興味があったので視聴したが、あまりの内容のひどさにあきれた。画面の右上には常に【もう逃げませんか】の文字。そして紹介された視聴者からのメールは全て自民党への批判と「総裁選挙なんて興味が無い」「くだらない」といった内容ばかりだった。そのメールに対する候補者の反論は一切なく、キャスターとの質疑応答、討論で終わった。確かに批判的な意見もあっただろうが、激励のメールもあったはずだ。最近は、とりわけ新総裁の麻生氏に対するネガティブキャンペーンが目に余る。偏向報道が甚だしく、何としてでも政権交代をさせようと世論の誘導を図っているとしか思えない。この放送局は報道機関としてふさわしくない。
    • 政治的なニュースの時の夜の報道番組キャスターのコメントはある特定の政党の主張をそのまま代弁しているように聞こえる。公共の電波を通して放送されているのだから、偏ったコメントは止めていただきたい。見ていて不愉快だし不特定多数の視聴者へ誤解を与えかねないコメントが多すぎる。公共の電波をこのキャスターが私物化していると思う。人権侵害がなければ、人に不快な思いをさせる報道をしていいのか?私には言論の自由を振りかざした、大きな影響力を持つ放送によるいじめが行われているようにしか見えない。彼が批判する政府と政治家を支持する庶民もいる。その人たちの心は傷つけてもいいのか?このような報道番組が野放しにされているのがとても悔しい。
    • 実名報道について。「地下鉄駅員が不正乗車の女子高生を駅の休憩室に連れ込み、ベッドに押し倒したということで警察に逮捕された。容疑者は身に覚えが無いと言っている」という報道があった。駅員の実名も報道された。逮捕されたとはいえ、容疑者本人が認めていない状態で実名報道するのはいかがなものか。駅員は容疑を否認しているし、駅員が声をかけたのは女子高生が子供料金の切符で改札を通過したためだという。報道した時点では、冤罪という可能性も十分に考えられるはずである。一方が被害を訴えただけで逮捕された場合の報道は慎重であるべきだ。この件に限ったことではない。子供や女性は法的にも保護されているし、世間の常識的にも弱い存在、守られなければならない存在として保護する意識が働いているが、残念なことにその守られた立場を利用し、大人や男性を陥れようとする輩は確実に存在する。もはや周知の事実だ。それは重大な犯罪行為であり、安易に実名報道することで、マスコミがその犯罪に加担し、被害を深刻化させるようなことはあってはならない。容疑者本人が認めた場合のみ、実名を報道すればよいのではないか。
    • 私は神奈川県横浜市で24時間年中無休のコンビニを経営しているが、周辺は田んぼ・畑・梨畑・住宅街だ。7時~24時までの営業にし、深夜営業を自粛したいと本部に要請しているが、「契約だから」とまともに交渉に応じてもらえない。そんな中、関西のテレビで「コンビニの80%以上が『24時間営業に肯定的だ』という調査結果が出た」という報道がされたと聞いた。調査対象はどのような地域の店舗なのか?繁華街や歓楽街の店舗だけをピックアップした調査ではないのか?偏った報道で「コンビニ24時間営業は当たり前」との論調を作り出しはしないかと心配だ。コンビニ24時間経営で潤っているのは本部だけだ。多くの加盟店は、家庭崩壊・夫婦すれ違い生活・長時間労働などの問題を抱えながら24時間年中無休の状態を続けているのだ。これは本当に妥当な報道だったのか?BPOによる調査究明を願いたい。
    • 富山県の医薬品の配置販売を行っていますが、私共が取り扱う某製薬会社製造の熊の胆を使った薬に汚染米の混入したでんぷんが使われたという疑いが持たれ、念のため95万錠が回収され、そのことが番組でも報道された。しかし9月22日「その後の調べで汚染米の混じったでんぷんは使われていないことが判明した」との報告がでんぷんの製造業者から製薬会社や各関係者に届き、一同胸を撫で下ろし製品を再び出荷することになった。しかし一度疑わしいと報道された薬の信用を取り戻すには安全性を消費者に知ってもらう以外にない。そこで今朝、東京キー局に電話をして「番組の中での安全性が確認されたと伝えて欲しい」と要望したが、応対者によると「放送するか否かは担当者の判断による」とのことだった。BPOからもこのテレビ局に伝えてほしい。
    • 菓子製造販売の会社だが、9月19日に他社より取り寄せた中国産のあんこを試食した当社の従業員2名が嘔吐や手足のしびれを訴え病院に行った。病院での尿と血液の検査結果が出ていなく何が原因かもわからない時点で、多くのテレビ局や新聞社が押し寄せ「コメントをしてもらわなければ帰らない」と脅すようなことを言われた。周りには多くの住宅があるので迷惑になると思い社長が取材に応じた。保健所の簡易検査でも毒物の検出なし、従業員の検査結果でも毒物は検出されなかった。ところが同19日20時台の全国ニュースで【毒入りか?】という見出しで店名も出され報道された。20時台には「毒物検出なし」という結果も出ていたのに、なぜこのような報道がされたのか?翌日、取引先から納品のストップがかかり、全国から心無いメールや電話も多く寄せられた。19日の報道で店名を出す必要があったのか?保健所と警察の発表を待てなかったのか?”中国産”という言葉に過剰反応していないか?テレビの影響は大きく、今もまだ商品の納品がままならない状態で、今後どうしていけばいいのか困惑している。これはマスコミによる風評被害と言えるのではないか?
    • 各局とも「汚染米(事故米)」について、「関係の業者が汚染米であることを隠して販売していた」や「どこの食品加工業者にわたった」「それがどうなったか」等と報道している。視聴者も、もしそのような米が使われた食品があればそれを買わないし食べないようにしなければならないから、それは当然であろう。しかし、その元凶となったのは農水省の立入検査の甘さにあるのではないか?報道によれば、96回も立ち入り検査をしても、それが分からなかったということである。いったい農水省はどのような仕事をしていたのかと驚く。米の取り扱い業者に農水省からの天下りがいたのか、農水省の立ち入り検査の職員が賄賂を受け取っていたのか、よほどの馴れ合いがなければ96回もの立ち入り検査がいい加減な事になる訳はない。農水省が「今後再発のないような仕組みをこれから考える」と言い、関係業者も「申し訳ありません」と謝る等で済む問題ではない。農水大臣や次官達は他人事のように言っているが、農水省の仕事の仕組みはどうなっているのか、その責任はどうなのかについて、メディアはそこまで掘り下げて取材・報道をするべきだろう。
    • 各局の大相撲大麻問題の報道について。ネット情報を鵜呑みにするわけではないが、今回の精密検査ではカンナビノイド《*大麻に含まれる化学物質の総称》が陽性で、カンナビノイドの成分が検出されただけであって、それだけで大麻を吸ったとは警察でも認定できないのではないか。勿論、これだけでは法的にも逮捕できないと思う。法的に逮捕できないということは、犯罪認定できないということだ。大麻検査と違い、ドーピング検査の場合は、栄養ドリンクは論外のこと風邪薬すら飲めないと認識している。それくらい厳しい決まりのあるドーピング違反で、しかも違反者は解雇するという規定があるのであれば納得いくが、大相撲の場合はそうではないと認識している。本当に大麻を吸っているのであれば現在の処分も納得できるが、本人たちが否認していて吸引の事実を確定できない状態の中で、「カンナビノイド陽性=大麻吸引」と確定報道してよいのか。ドーピング検査での陽性と今回の大麻検査での陽性の違いが認識出来ていたのか。サリン報道のような誤報にならないよう願う。
    • 8月はオリンピック放送一色であったがこの時期にグルジアから分離独立を目指す南オセチヤ自治州紛争が勃発した。地上波テレビはこの紛争を放送したものの、断片的報道でその経過が分かりずらかった。CSのBBC・CNNはオリンピック放送もしたがロシアの次席参謀総長の記者会見なども詳細に放送した。放送は社会に対する貢献を役割とし、知る権利を充足させる義務がある。特に誰でも見られる地上波はバランスのある報道をすべきだ。CSに比べ、地上波テレビの報道レベルが低いと感じた。姿勢を正して貰いたい。
    • ここ数年、ニュースの中に占める殺人事件の件数が多い。社会的にどんな位置づけでニュースを選ぶべきか、もっと考えて欲しいし、事件の追跡がくど過ぎる。そのため模倣と思われる殺人事件が後を絶たない。殺人事件の増加にテレビ報道は手を貸しているといえる。食品の安全に関する報道では、科学的・論理的側面があまりにもお粗末だ。今日のニュースでメラミンとメラミン樹脂を同一物のように扱う報道があったが、エチレンとポリエチレンでは全く物性が違うように、モノマーとポリマー(樹脂)では生理学的性質も化学的性質も異質であることくらいは、大学教育を受けた報道人ならば知っておくべきだ。お粗末過ぎる。
    • 東京キー局の夜の報道番組を筆頭として報道番組全般に言えることだが、何か大きな事件が起こると民放各局は堰を切ったようにコメンテーターと称する著名人や有識者をスタジオに招き、視聴者の不安を煽るような刺激的な話をさせることで視聴率稼ぎに走っている。この現状はメディアのあるべき姿なのか?人々に大きな影響力を持つテレビ放送で、コメンテーター達の同じ切り口の悲観論を朝から晩まで聞かされ続ける視聴者は、不安を抱き悲観的になっていく。その結果として負の循環が加速し、少なからず、それが経済の低迷へと繋がっていくのは当然ではないか。「言論・報道の自由」「情報をどの様に受け止めるかは、受ける側の問題」というのは論理の上では理解できるが、過熱した報道を全ての視聴者が冷静に受け止められる訳ではない。メディアが持つ影響力の大きさを十二分に認識した上で節度ある番組作りを切望する。
    • 事故等で死傷者がでた場合、「死傷者は10名」などと報道するが、いったい何人の方が亡くなって何人が怪我をしているのかわからない。「1名死亡9名が怪我」でも「10名が死傷」で、その逆でも同じだ。重要なことなのでしっかり伝えてもらいたい。
    • 事件報道ではなぜ大企業に勤めていた容疑者だけ会社名を言うのか理解できない。「有名な会社に勤めていても、こんな事件を起こすんだぞ」と言いたいのか。それとも「中小零細企業は名前を出しても分からない」から言わないだけなのか。いずれにしろ、その会社内で起きた事件ならまだしも、まったく関係のないところで起きた殺人・窃盗・痴漢行為などで会社名を出す必要はないと思う。その会社に勤めている真っ当な他の社員に失礼だ。
    • 中山国土交通相が辞任したが、原因となった問題発言について、彼がそのような発言をするに至った経緯を掘り下げて報道して欲しい。例えば中山氏は「日教組は日本のがん」と発言したそうだが、日教組のどのような点を批判したものなのかをもっと具体的に解説して欲しい。解説したからと言ってメディアによる「日教組攻撃」や「中山氏擁護」には当たらないはずだ。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 関西地区のテレビ局で毎日午後3時からのワイド番組司会者のアナウンサーは「新閣僚が落選するのを見たい」「政権交代してぐちゃぐちゃになり政界再編すべきが持論」と発言した。ローカル番組とはいえ、こんな事をテレビで言うなんて信じられない。「選挙が始まったら言えなくなるから」だそうだ。確信犯ではないか。「自民党以外の総理大臣を自分たちの手で選ぼう」と呼びかけ、「民主党が総選挙で勝てば衆参のねじれも解消する」と話していた。自民党と麻生氏のネガティブキャンペーンがひどいのは知っていたが、ここまであからさまに堂々と民主党寄りの偏向報道をするとは本当にあきれる。報道機関として、ふさわしくないと断言できる。世論の誘導を平然と行うこの局にきちんと指導して下さい。
    • 火曜日11時からのワイド番組で麻生総理の所信表明演説を取り上げていたが、所信の内容を取り上げるわけではなく、「何回『私の内閣』と言った」等、くだらないことで総理をけなしていた。それだけでは飽きたらず、コメンテーター全員で麻生総理を馬鹿にし、政治について偏った報道をしていた。一番酷いと感じたのは、最後の方で司会が「犬の世界では何と言うんでしたっけ?こういうのを・・・ああ、弱い犬ほど良く吠えると言いますよね」と総理を馬鹿にする発言をしたことだ。いったい元民放アナウンサーのこの男は何様のつもりなのか?「これから頑張る」という意志を前面に出している総理を小馬鹿にする、日本人とは思えない発言だ。見ている人に大きな影響を与えるテレビでこういった人を馬鹿にする発言や内容は許されるのか?私は今までこういった抗議をしたことはないが、今回は抗議せずにはいられなかった。あまりの酷い番組内容に体が震え、涙まで出てきた。厳正なる処分をして欲しい。この局の偏った放送はこの番組だけではないが、この番組が一番酷い。
    • 麻生総理の所信表明演説について「弱い犬ほどよく吠える」とか「マンガにするのには捕えどころのない顔だ」など、若者の私が呆れるくらいの暴言を吐き笑っていた。番組を見ていて気分が悪くなり、不快感で胸がいっぱいになった。昨日の放送でも中山国土交通大臣の人格を取り上げ、彼の妻や息子のことまでを話題にしていたが、大臣辞任と関係があるのかと疑問に思った。テレビというメディアがすでに衰えているのは周知のことだが、残念ながら鵜呑みにする人はまだまだいるようだ。このような不真面目な作り方の番組は止めていただきたい。
    • 早朝のワイド番組で民主党の山岡国会対策委員長が「秋葉原で人気が出てくると、これはある意味では戦前のドイツ・日本の現象に回帰しており極めて危険で、そうするとこのリーダーは非常に大切なんですよね」と、麻生支持者の若者をナチスに例えていた。別に若者はナチスではないのに、この発言の後もナチスという言葉を多用している。見ていて非常に不快になった。主義主張が異なることは分かるが、仮にも国会議員がテレビで自分の主張と違う有権者をナチス呼ばわりするのはいかがなものか?民主主義を否定するのか?甚だ疑問に感じた番組だった。
    • 日曜夜の番組で「夏休み”家出サイト”にはまる少女と男たちの言い分」という特集があった。そこで「複数の家出少女と性行為をしている」と告白していた男性は明らかに仕込みではないか。顔にモザイクがかかっていたが音声はそのままだった。もし知人が見れば確実に特定されるはず。少女との性行為という、社会から糾弾される行為をしているのにこのようなインタビューを堂々と受けるはずがないし、受け答えも明らかに不自然で用意された台本を読んでいるのが伺えた。このような、視聴者を欺き愚弄する行為を情報番組が堂々と行うことは容認できない。責任追及をBPOにお願いしたい。
    • 闇サイト殺人の深夜の報道を見た。東京キー局は放送の際、殺人を犯すまでの過程について、被告人から直接取材を通して知った内容を具体的な表現で放送していた。これは報道の暴力ではないだろうか?R指定の番組なら見る側の選択も出来るがテレビでは出来ない。一般的なニュース番組であそこまで具体的に表現する事が必要だろうか?しかも被害者は何の罪もない女性である。遺族の方がこの番組を見ているかもしれない。報道番組としてのモラルをもって、報道する内容をもっと吟味して欲しいと思う。センセーショナルにするために必要以上に犯行の詳細を報道するのはいわば表現の暴力で、無抵抗な視聴者を死に至らしめていることになり、殺人を行った被告たちと同じこと考える。
    • 火曜日夜10時の番組では2日から芸人を博士に見立てた「実験コーナー」がスタートしたが、内容は実験というより公開の場での虐待である。司会をしている芸人が他人をいたぶる性格であるのは以前から知られていることなので、今更それを直せと叫ぶのは無駄なことだが、レギュラーメンバーの芸人達をロボトミー化して実験させるという企画は人道上問題がある。番組の終わり頃に企画公募の告知をしているから続行するつもりなのだろうが、続けるのならば本人が自ら体を張って実験するか、もしくはロボトミー化されたメンバーと一緒に体を張って実験するという内容に修正すべきである。かつて漫才コンビで映画監督のタレントはウルトラクイズで、他の芸人が生死をさまようほど体を張っている所を見てあざ笑い非難を受けたが、その後、自らの体を張る企画に挑戦することにより信頼をかち得て、現在の地位を得るに至っている。この男もその芸人を見習うべきだ。
    • 東京キー局の日曜夜の番組のお尻にコマを刺す罰ゲームで、普通のコマだけでなくコマの軸の先を金属ねじにしたドリルゴマをお尻に刺していた。【安全はスタッフが確認しています】というテロップが出ていたが、高速で回っている金属ねじをお尻に刺すのはあきらかに危険であり、テレビで放送するレベルを超えている。さらに出演者全員がそれらを肯定して罰ゲームとして採用するのは論外だ。昨年東京の某局で放送された、大阪の飲食店で尻に歯ブラシを入れた番組を思い出しゾッとした。構成作家の倫理観のなさは勿論だが、そのような常軌を逸した企画でも通してしまう関西の大手プロダクションの芸人に対して、番組スタッフがストップをかけられないのはどうかと思う。
    • 寝ている女性タレントに対するいたずらで、最初はパイを顔にぶつけたが反応がなかったので、次に濡れタオルを顔にかぶせて押さえつけ、目覚めたタレントが苦しがるのを見て出演者やスタッフが笑うというシーンがあった。間違えば人の死にもつながりかねないこんな危険ないたずらで笑いをとろうなんて許せない。倫理的にも問題だ。視聴者センターに抗議をしたら「伝えておきます」のたったひと言。「抗議に対する局の見解を…」と要求するや電話を切られてしまった。この局は視聴者を完全に無視している。
    • 日曜午前中の情報番組のゲストに大相撲の大麻問題を担当する弁護士を呼び力士の大麻吸引について話題にした。出演者全員で袋叩きのようにこの弁護士を批判した。問題点を話し合うのはよいが、弁護士の人間性を批判するのはテレビとして問題ではないか。具体例として「あんたいくらもらっているんだよ。出演料ももらっているんだろ」や「おれはあんたのことを信用しない。嫌いだ」など、ゲストとして呼んでおきながら、説明をしようとする弁護士の話を何度も遮って批判した。代理人が依頼者のために仕事をするのは当然のことだし、それによって報酬を得たりテレビ番組に出て出演料をもらうのも当然のことだ。それを睨みつけながら上記のように批判をするとはどういう番組なんだ。司会者やアナウンサーも人間性の批判を容認し、何のフォローもしなかった。大麻問題に対して批判するのはいいが、出演の弁護士の人間性について誹謗中傷するのはとんでもない番組としか言いようがない。
    • 早朝の情報ワイド番組の新聞記事を読み上げるコーナーで、人材派遣企業の業務停止問題を取り上げていた。それを受けてくだんの司会者が「(同社の)社員に問題がある。短期で働きたいということは若者のわがままなのだから、短期労働を希望しているなら(違法であっても)提示された仕事に文句を言うな。若者は転職が多すぎるし、正社員になるのを嫌がっている」と発言した。しかし、現状は企業が人件費削減のために社員化を減らし、”ワーキングプア”という状況になっているのであって、若者だけを責めるべき問題ではないと思う。もっと全体を見て批判をするべきではないか?以前からこの男の発言に関して局にも苦情を伝えているが、一向に変わる気配はない。
    • 関西のテレビ局の木曜夜のこの番組は本当に悪質です。大阪のコーナーでは一般の大阪の人間でさえ知らないような事柄を、嘘をついてまで「大阪の常識」と言っています。全国向けの放送で歪曲・捏造・誇張の三点セットを延々と繰り返しています。各都道府県の代表もどきの芸能人を集めていますが、何故か大阪だけは大手プロダクションの芸人オンリーで固められます。大阪の人間すべてがこのプロダクションの芸人を好きだとでも思っているのでしょうか?何度か局にもクレームを出したのですが、そうすると翌週はとってつけたかのように大学教授を出し、「大阪は商人の街だから下に見られて笑われるのが文化だ」などと、とても納得できないような言い訳を並べていました。大阪を代表する場所としては新世界・道頓堀に固執し、インタビューを受ける人も日常では殆ど見かけないような人を厳選する念の入れようです。東京でいえば、毎週、山谷とか歌舞伎町周辺でインタビューをする感じです。新世界・道頓堀に大阪の民意が出ているとは思えません。BPOによる放送局への抗議と番組の改善を求めて下さい。
    • ブラジルの預言者の予言という形で、いくつかの日本に関する未来の事象が発言された。彼曰く「夢で未来の事象を見て、それが実現することで予言となっている」そうだ。しかし、科学的根拠のない「夢」を元とした予言で、例えば「9月13日に巨大地震が名古屋地方で発生する」などの不用意な発言で不安を煽った行為は遺憾である。番組では、どの地方で地震があるとは言及していなかったかも知れないが、彼の著書に詳細が記載されていることから、紹介されれば詳細の内容が把握されて不安が煽られることは容易に想像できたはずだ。番組では過去の事例を取り出し、あたかもかなりの高確率で予言が的中しており、9月13日の事も含め全てがほぼ100%で的中するかのように放送された。しかし、著書にある記述等を読むと、実際にはかなりの確率で予言は外れているようだ。少なくとも50%以上の信頼性がなければ「予言」とは言えないのではないか。科学的根拠のない内容は控えるべきである、このような放送は視聴者がパニックになる危険性もはらんでいるのだから、放送倫理上に問題があるのではないか。
    • 毎週金曜場の午前のラジオワイド番組に出演する毒舌タレントは「ジジイ、ババアは早く死ね」とか「なんまんだ、なんまんだ(南無阿弥陀仏)」など年配者が耳にすると大変気に障る言葉をよく使う。年配者を馬鹿にしているので止めさせて貰いたい。
    • 16日火曜日に放送された「世界を喰う」で、最高級料理を全て食べたら1泊80万円のスイートルームの宿泊料金が無料になるという内容を放送していた。貧しくてご飯を食べられない人もいるのに、意味もなく一般の人が食べられない高級料理を食べ続けることに不快を感じた。また、80万円の宿泊費を無料にするというのがとても嘘臭く感じた。きっとテレビ側がお金を払っている「ヤラセ」ではないか?他にも「タイキック10回につき、エッグタルト2個食べて先にダウンした方が負け」という内容もあった。合計60個も食べていたが、いくらおいしそうに食べている映像だからといっても食べ物を粗末にしているとしか言いようがない。更に、野菜炒めや卵焼きを大量に食べ、高いタワーの上で料理を食べきったら・・という内容も放送していたが、明らかに食べ物を粗末に扱う不見識な番組だ。
    • 金曜夜のスペシャル番組でダイエットの特集を放送していたが、「バナナダイエット」を放送したことで、現在、バナナが手に入らない状態だ。朝にバナナを食べ、水を飲んだだけで簡単にダイエットができるはずがない。視聴者を操る放送の仕方に憤りを感じる。ダイエット企画については、以前の関西のテレビ局の納豆ダイエットの捏造など様々な問題がある。ダイエット関連の番組は根絶すべきだ。
    • 9/17に富山の民放局が商業施設から生放送をしていたが、その際、中継車が歩道の上に駐車していた。それも点字ブロックの上にだ。駐車については公安委員会より特別に許可をもらっているのかもしれないが、点字ブロックの上に駐車するというのは正当な行為であるとは思えない。この局は某テレビ系列であり、夏の長時間チャリティー番組にも当然参加しているし、募金活動も行っている。番組で身障者援助を扱っているのに、一方ではこういうことをするのはおかしいのではないか?「自分たち放送局は特権階級である」といううぬぼれでもあるのではなかろうか?
    • アメリカの大手証券会社リーマンブラザーズの破綻について、日曜日午前中のワイド番組で経済評論家と称する女性が、なぜか水着を着た状態でボードを使って破綻までの経緯を解説したが、不謹慎な感じがして大変不愉快だった。リーマンブラザーズは日本にも支社を持ち、多くの社員の方が今後に多大な不安を感じていることだろう。他人の不幸に関わるニュースをそのような形で報道していいものか。ことの重大さを正しく理解しているのであれば、きちんと服を着て出てくるはずだ。スタジオの司会者やコメンテーターも、水着の女性を見てニヤ二ヤするだけで、その見識を疑う。また日曜日の朝は子ども達が視聴する時間帯であるということを考えても、この報道の仕方には問題点がたくさんあるように思えた。
    • 東京キー局のオールスターと称してタレントを集めた放送で、芸人達がバレーボール女子の代表選手とバレーボール対決をした。芸人チームの床だけに滑りやすいローションが塗られていた。はたして芸人チームの床にローションを塗る必要があったのか。前回の放送では同様のローションゲームで骨折者が出たというのに、余計問題を広げようとしている気がしてならなかった。しかも出場した芸人は全員バレーボールの経験がない素人である。結局、やったことはとても試合とは呼べず、単なるおふざけにしかならなかった。
    • 「芸能界超常識王決定戦」と称した番組を見たが、くだらないクイズが多すぎる。芸能人を売る企画ばかりで面白くない。教養とは何なのか、テレビ局にはもう一度考えて欲しい。娯楽にもなっていない番組が多すぎる。
    • 字幕に石原裕次郎が出演した「西部警察」の「西部」が「西武」と誤って記されていたので岐阜の視聴者センターに抗議をし、訂正して謝罪するよう求めた。すると窓口の女性は「私はセイブ警察なんて知らないから本社に電話して!」と真に冷淡な態度。そこで彼女に教えられたた番号に電話すると「そんなことは、こちらで受け付けるべきことじゃない」と怒鳴られるなど、けんもほろろの応対をされた。この局は一体どうなっているんだ。
    • テレビの天気予報はなんとかなりませんか。天気予報が当たらないために迷惑している人はとても多いと思います。特に「週間天気予報」などは放送する度に予報が違っています。加えてゲリラ的な大雨の情報は役に立っていません。予報を見ながら仕事をする人たち、例えば食料品関係の業界、学校行事、レクリエーション関係、観光業界などは、 ゲリラ的な大雨などの天気予報が当たらない、遅れる、伝達されないために迷惑を被り、中には生命の危険さえ感じているのです。テレビ局は、そういった当たらない、コロコロと変わる予報を一日中何回も放送するばかりか、当たらなくても、前の予報と違っても平然としている。中には天気予報のときに小さな子供を集合させて人気取りの様な演出をしている番組もある。こんな天気予報なら、雲の写真と気圧配置の図だけ放送して天気の判断は視聴者に任せた方がまだましだ。気象予報士の制度が出来てから、気象庁と気象予報士、放映するテレビ局など責任の所在があいまいになっている。この精度の低い天気予報、災害防止に役立たない天気予報の元凶を探って、なんとかすることを考えないと天気予報は少しも進歩しないと思う。
    • ものの言い方も知らず、ろくに字も書けない女子アナが何で多いのか。最近のクイズ番組は解答を字で書かせるケースが多いのでそれがよく分かる。無知なタレントは色々いるとしても、女子アナが字を知らないのにはびっくりさせられる。今更教育でもないかもしれないが、字を知らなくてもアナウンサーの就職試験は通ってしまうのですね。

    【番組全般、その他】

    • BPOがホームページ上で出した【光市母子殺害事件の差戻控訴審に関する放送についての意見】に対する東京キー局の回答で、【被害を受けた者が存在するから「犯罪」になったわけで、今回のような場合、極論すれば被害にあった側の立場に依って何が悪いのか?バランスとは何なのか?今回の事件では被害者の側の気持ちに立つのが正しいバランスではないか】という答えがあった。この局では裁判は放送局自らが管轄しているとでも考えているのか?視聴者はありのままの情報を伝えて欲しいと望んでいる。そこに放送局の主観はいらない。「あなたの主観を押し付けないで」と言っていることが分かっていない。殺人事件に違和感を覚えない人はいない。特別な感情が沸き立つのも当然だ。その上で判断するのは裁判所であり、国民が理解した上で、その判決がおかしいなら、憲法79条の国民審査により罷免されれば良い。放送局が世論を形成する動きがおかしいと指摘しているのが分からないのか。どこからも拘束されず、自分のやりたいように報道し、批判されても無反省では放送局は終わりだ。また別のテレビ局は【今回は、33の具体的な番組名を列挙しながら、番組名や番組内容を特定しない】という意見があった。それなら個別の番組の意見を質問に充ててほしい。これでは納得いかない。
    • 9月1日は防災の日であったが、民放のラジオ各局の放送には国民の防災意識を高めるような企画や演出がほとんど見られなかった。「そういったことはNHKに任せておけばよい」とでも思っているのか?いざという時NHKだけではカバーしきれない細かい部分を補うのが地元に密着したローカルラジオ局だと思うが、防災の日ですらこのような状態では実際に災害が起きた時には全く頼りにならないだろう。
    • 私は46歳の視覚障害者。高齢の母親を介護しながら生活をしている。私の障害者年金と母の高齢者年金を合わせても生活はギリギリのレベルだ。独身を貫いているが決して独身主義ということではなく、「視覚障害」「低収入」「高齢者介護」を乗り越えて結婚してくれる人がいないだけ。こういう状況で生活していると、今のテレビに出演している人たちがいかに差別意識を持ち、いかに多くの差別発言をしているかがよく分かる。差別といっても多種多様だが、一番身近な話でも、異性経験のない男性を、それが悪いことかのように茶化して言ったり、「仕事」というのは、社会に出て元気に働くものだと決めつけて、「働かざる者、食うべからず」などと平気で発言する。恐らく健常者で裕福な生活を送っている人は「差別」とも思わないだろうが、テレビからこういう発言が飛び出すと胸に刺さる思いがする。今の世の中、不倫相手と付き合うのはさほど問題にされないのに、付き合っている女性が一人もいないと「何かおかしいんじゃないの?」と言われてしまう。これはおかしくないか。そしてテレビから止めを刺すように同様の事を言われるのが一番辛い。決して劣等感からくる愚痴ではない。テレビ関係者の人たちに言いたい。テレビは色々な環境で、色々な状況の人が見ていることを忘れないでほしい。「年収4千万円以上ない人とは結婚しない!」などと発言する女医のことを笑って見ていられる人ばかりが視聴者ではない。
    • テレビ放送に対する視覚障害者からのお願い。NHKの場合、アナウンサーや出演者はゆっくりしたテンポではっきりと話すので問題ないが、民放の場合はCMを含め全般的に早口なので理解できないことがある。もう少しゆっくりしたテンポで話して欲しい。民放のニュースやワイドショーではナレーションやトークのバックに音楽などの余計な音が流れることが多い。しかも、概して音量が大きい。聴取の障害になるので控えて欲しい。トーク番組の中によく笑い声が入る。それも、作り笑いめいた笑いが多い。あれは非常に不快だ。とにかく笑い声は話を聴く上で邪魔になるから必要ない。
    • 三笠フーズによる「汚染米の食用転売事件」が原因で、焼酎等の加工製品を店頭から回収する騒ぎになっている。それを伝える女性アナウンサーが「米焼酎は要注意ですね」と発言した。「芋焼酎などは安心」という意味で言ったのだが、これは焼酎の製造方法を知らない者の誤解による発言である。全ての種類の焼酎製造は共通して「一次仕込み」ではコメを使用し、「二次仕込み」で種類に応じてサツマイモや麦、あるいは再びコメが使われる。つまり「焼酎」と名の付くものは全てコメが使われており、汚染米による危険性を検証する必要がある。キー局に電話をし視聴者に誤解を与える情報を提供したことを指摘したが、9月9日の放送では訂正の言葉はなかった。健康に直結する食品の安全性に関することなので今からでもきちんと訂正すべきだと思う。
    • 私は素潜り漁師をやっている者です。この番組内で芸能人が「素潜り漁」を体験しています。こういった番組を見て「自分も素潜り漁をやってみたくなった」という方が相当おられるようです。木曜日夜の番組では海中の撮影もしていて、どういう場所に魚介がいるかを公開しています。こういう海関連の番組が増え、密漁が急激に増加しています。最近になり、使用する漁具・漁場・魚介の生息している場所及び海中での魚介の撮影など素潜り漁について過剰なまでに一般に公開しています。この番組が悪いという根拠はありません。しかしながら、この番組内で素潜り漁を取り上げるようになった頃から密漁者が急増しているのです。番組を見て魚介が獲りたくなったという方も少なくは無いでしょう。しかし、我々漁民から言うと、非常に迷惑な番組で放送による被害といえます。この番組は「漁業権の侵害」にあたると思いますがどうでしょうか?
    • 事実と異なる内容の放送に物申したくご連絡いたしました。私は東京キー局の報道特集で紹介された「風船爆弾」の放流に当時従事した元兵士ですが、放流は番組で放送された合成映像の様な威風堂々たるものではありません。合成映像では水素ガスを満々と充填した気球が次々と夕焼けの空に浮上しておりましたが、実際は水素ガス不足と紙製気球の強度不足のため、容量の半分程度のガス量という半球状態で放流しておりました。泥にまみれた紙製の半球が、爆弾を吊り下げて空にそろり浮いていったというのが本当の光景です。それは紙でできた亡霊の様な姿で、同番組の合成映像とはまったく違います。そんな中途半端な浮力の気球に爆弾を吊り下げたため、放流作業の失敗で多くの仲間が負傷者となったり命を落としました。なぜ番組でこうした事実に触れないのか怒りを禁じ得ません。また、風船爆弾は「361発がアメリカに着弾した」と同番組は報道していましたが、私は「270発あまりがアメリカで回収された」としか聞いておりません。なぜあのような恥ずべき過去を、テレビ番組で合成映像によって美化して後世に伝えるのか、私には理解しかねます。
    • 最近のテレビは、早朝やお昼など時間に関係なく悲惨な事件報道の詳細をトップニュースとしてセンセーショナルに放送している。抑止するための報道ならいいが、見ていて犯罪を煽るような内容の報道が非常に多い。私は海外生活も経験し、つい海外のテレビと比較してしまうが日本のテレビの低俗さに呆れる。また、その低俗番組のスポンサーになる企業にも疑問を持つ。昔のテレビは尊敬すべきことや目標となり得ること等、子ども達が夢を抱けるような内容だったと記憶するが、今のテレビはタイトルに「最悪の出来事」のように悪い事や嫌な事を平気で放送している。こんなものを見せられた子ども達はどうして未来を輝かしいものと考えることが出来るのか。将来を悲観して当たり前だ。再三局には抗議しているがNHK以外の民放は全く改善の兆しが見えない。何とか出来ないものかとたまたまBPOの存在を知り電話をした。
    • 血液型による占いや運勢をテレビで放送する根拠が知りたいです。私は今日たまたま血液型選手権を見たのですが、家人によると「ずっと前からやっている」とのこと。最近も血液型の本が話題になっていたのを批判していたのですが、この番組も気になりました。ランドシュタイナーがABOの血液型を発見するまでは、多くの医師が人命救済のために輸血に取り組み、結果として失敗し、殺人の罪にまで問われた血液型の歴史の重みをテレビ局は知らないのでしょうか?どんなことでもバラエティーにすればOKで済ませられる今のテレビにはがっかりしていますし、日本人の教養の低下を憂えてもいます。「世の中には遊びにしてはならにものがある」という謙虚さを失うと、その影響は多くの人に及びます。血液型番組を中止してください。
    • 「親が子供に就かせたい仕事」をテーマとした番組は、仕事の中身を紹介するという意味では番組構成も良いとは思うが、年収を紹介する方法が毎度気に入らない。心の隅には「年収なんか紹介するな!」という気持ちも無いわけではないが、せめて、同じ職業でも年収の幅があるのだから○○○~○○○万円と併記する、とか年収額が手取りなのか税込みなのかを表示して欲しい。最後にお断りで「個人の例です」と出ると思ったがそれでは不足だ。また、これらの金額が番組に出演した人の年収だということが判る人ばかりが見ている訳ではなく、年寄りや子供はそれが標準と思ってしまう。仕事は収入を得るためだけのものと思っている人と、仕事が生活そのものという人とでは、職種や世代によっても考えが異なっていることがある。大人同士であっても、親子で見ていると不快になることがある。自分と同じ職業の年収が紹介された時、年収が違うことを周りから質問されて傷つくこともあるだろう。年収額の強調はしないで欲しい。
    • 在京の民放各局の報道番組で「税金の使い道」を批判するために、無駄な公共工事の数々をよく紹介している。対象は空港であったり道路であったり様々だがその殆どは地方の工事である。それらを見ていると、東京に住み東京の放送局に勤める人達の目線で語られているような気がしてならない。東京の目線で「無駄」と言われても、その地方の人にとっては必要な工事であることも少なくない。逆に地元の人達には「不要だ」とされる工事が、番組では一向に取り上げられない。もっと丁寧に取材し、地方の実情を把握した上で的確な報道をしてほしい。
    • 今年もチャリティーをうたい文句にした長時間番組が放送されましたが、前から疑問に感じていることがあります。それは「無駄遣いが多い」ということです。なぜあれだけたくさんのTシャツを製作しなければならないのでしょうか?出演者の衣装を統一させる意味があるのでしょうか?色・サイズなど、それを全国のスタッフ向けに製作するとなれば、それこそ莫大なお金がかかったと思います。それは募金とは関係なくスポンサーからの広告収入でまかなっているのでしょうが、そんな不必要なことに使うお金があるのなら、そのお金も丸々募金にまわすべきだと思います。番組の趣旨とは大きく矛盾していることに怒りさえ感じます。
    • スポーツ中継が芸能番組化しており、スポーツそのものを純粋に楽しめる内容ではなくなっている。ゴルフ中継では横峯さくら、石川遼らの有名選手はスコアが悪くても追いかける。そのため、そのゲームで好スコアを出している選手の露出が少なくなる。また、オリンピック中継では何でスポーツを何も分かっていない芸能人ばかりをゲストに呼ぶのか。ただ「ワーワー」騒ぐだけで競技の解説は何もない。視聴率稼ぎが狙いなのだろうが、それではスポーツの醍醐味は味わえない。アナウンサーも勉強不足のため、一層しらけてしまう。アナウンサーも折角オリンピック中継に起用されたのだから、シッカリ勉強して視聴者に競技の面白さを伝えて欲しい。放送局もスポーツ中継のアナウンサー教育を徹底して欲しい。
    • 金曜午後7時の番組でタレントが京都の名水を求め、自転車で京都市内を走り回るという内容だった。道路交通法で自転車は基本的に車道を走行することが義務付けられているにも拘らず、番組では歩道ばかりを走っていた。それもかなりのスピードで疾走する場面も少なくなかった。たとえ警察の許可を得た上での歩道走行であったとしても、道義的には大きな疑問が残る。歩道上をフルスピードで自転車走行する映像を見た子ども達が真似をするかも知れない。自転車の違法走行による人身事故の多発が大きな社会問題となり報道番組でしばしば取り上げられるというのに、このように法律上・道義上問題のある内容を「感動の結末」などという賛美の言葉でくるみ肯定的に流さないで欲しい。
    • 昼前のワイド番組の放送を見て思ったのですが、「子供」か「子ども」で、その表現・使い方が曖昧です。どうしても平仮名を使うのなら「こども」「おとな」と書き、漢字を使うなら「子供」「大人」という書き方で統一するべきでしょう。私が思いつく最善策といえば、必ず漢字を使い、読み仮名をつけることです。出来れば「改竄(かいざん)」の「竄(ざん)」の字みたいに、余程難しい漢字でなければ必ず漢字を使っていただきたいです。特に対義語なら、平仮名か漢字かのどちらかに統一した方がよいでしょう。「良い」を「よい」と平仮名で書いて、「悪い」を漢字で書くなどの例も目立っています。「悪い」と漢字で書くのなら「良い」も漢字で書いた方が見栄えも良いでしょう。表現ひとつで視聴者の印象も違ってくるはずです。

    【CM】

    • 公共広告機構のCMは見ていて心地よく、好感が持てる。社会のモラル・マナーの向上や環境改善などに大いに役立っているはずだ。今の世の中、非常識人間ばかりだからどんどん放送してくれ。
    • ビデオ宅配レンタルのCMは、先生と呼ばれる男性がアシスタントの女性の身体に触れようとする度に手を叩かれるという動作を繰り返す。初めて見たときはゾッとし、それからも見る度に不愉快な気分になる。これはセクハラを受けたことのある女性でないと分からないと思う。CMではただのおふざけの様に演出されているが本当に憂鬱になる。早くこのCMが流されない様にしてほしい。

    【BPOへの意見】

    •秋葉原通り魔殺人事件に関する取材現場での報道陣の傍若無人な振る舞いはメディア自身が問題提起しない以上は一般市民に問題として認識されづらい事である。このような野蛮な振る舞いで、市民の心を傷付ける事も多いと噂で聞く。禁煙地域でタバコをふかし、市民に携帯カメラを向けられると怒り出す報道関係者。いつもは自分たちが勝手にカメラを向けているのにである。報道の自由は報道関係者の専売特許とでも思っているような態度である。ではこのようなことは誰によって問題提起されるのか。メディア自身か?いや、彼らは波風を立てないようにと提起はしない。では誰か他の立場の人が提起するか?一般人のそれは声が小さくて届かない、もしくは手酷い反撃をメディアに受けそうだ。そう考えた時、BPOのような倫理是正機関に問題提起してもらい、是正に向けた取り組みを行って頂くしかない。でなければ「報道の自由」の名の下に報道陣の野蛮な行為が許される。報道の自主性を貫くうえからも、BPOの取り組みで報道関係者が現場で紳士的に振る舞い、市民の信頼を得るようにして貰いたい。

    青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • バラエティー番組。Tバック姿の3人のお笑い芸人とお互いに口にくわえたゴムひもの引っ張り合いをした司会者が、途中で口にくわえたゴムを放し相手の顔にパチンと叩きつけるというバカふざけをやっていた。尻を出した芸人の格好もさることながら、この企画の低俗な発想に腹が立った。子どもの教育上、全くよろしくない。こういうことは子どもたちがすぐに真似をし、必ず弱い子がゴムを顔に叩きつけられるんだ。弱い子へのいじめを助長するこんな番組を放送した責任を局はどうとってくれるんだ。
    • バラエティー番組。”新しい罰ゲームを考える”というコーナーは何を考えて放送しているのか?自分で判断できない子ども達はこの番組を見て真似をするのではないか?見ていて心が苦しくなる。もう一度放送内容を考えていただきたい。
    • バラエティー番組。男性お笑い芸人が「パンツ一丁」と言いながらズボンを下ろし、下半身を露出させていました。露出した本人が自らやった訳ではなく別の男性芸人がしでかした事ではあったが、そもそもこのような”放送事故”に相当するような場合はその場面はカットして放送すべきであろうし、お笑い芸人たちも番組の放送時間を考慮してあの様な行為をすべきではなかったのではないでしょうか。家族で見ていましたが、あんな場面を目にして思わず不愉快になりました。もし公共の場であの様な行為をすれば、有無をいわさず「猥せつ物陳列罪」で逮捕されます。いくら有名人だからといって、視聴率を取れるからといって、あの様な場面の放送をこのような時間帯に放送するこを許していいものでしょうか?青少年に与える影響も、明らかにいいものとは思えません。強く抗議します。
    • クイズ番組が異様に多い。それはいいとして、バカな回答をするタレントは必要ない。あきらかに小学生でも分かる問題を平気でわけのわからない答えを言いヘラヘラしている。このような人間達を不特定多数が見るメディアを通して放送していることが信じられない。ただでさえ学力低下といわれている時に”バカ”を助長して一体何になるというのか。

    【CM・番組宣伝に関する意見】

    • 民放の最近のCM挿入の仕方が乱暴で思考を中断させられるのがはなはだしく、子どもへの影響が心配だ。たとえばニュースではタイトルが出てすぐCMが挿入されるが、タイトルの際に映された映像とトップニュースとが全然違っていたりする。またバラエティーなどでCMが挿入されると、前に映された映像を再度登場させて話を繋ぐ手法がとられている。乱暴なCM挿入で子どもの論理的な思考がなくなるのではないか。それが一番心配だ。
    • 消費者金融CMの放送自粛時間以外の時間帯だが、消費者金融CMが放送されるケースがしばしばあり、私にはどうも不満です。未成年に消費者金融CMを見せないよう、消費者金融CMの自粛時間を拡大して頂きたいのです。私はずっと以前から消費者金融CMの終日自粛を望んでおります。BPOの青少年に関する委員会で検討して下さい。
    • テレビでCMが流れる企業や商品は国がお墨付きを与えたかのごとく、公益性や信頼性があるものと思って安心して購入してきた。しかし昨今長年にわたり、実質の賭博場「パチンコ店」のパチンコ台・スロットマシーンを製造するメーカーのCMがかなりの頻度で放送されている。この関連のCMは打ち切るべきである。未来ある子ども達の幸せのためパチンコ・スロットマシーン等のCMや番組はやめてください。
    • •R-15またはR-18指定映画のCMが放送されているのには我慢ならない。殆どはCMの最後に、漫才のオチの如く「R-15」「R-18」のマークを流しており、それを見ると怒りが込み上げてくる。R-15またはR-18指定映画のCMは、たとえ放送時間が深夜でも煙草のCMと同様に全面禁止にすべきである。

    【報道・情報に関する意見】

    • ニュース番組。千葉5歳女児死体遺棄事件の報道で、同じ保育所に通っている子どもにインタビューをしていたが、そういうことをする必要性はあるのか?学齢未満の子どもにインタビューをする神経に疑問を持つ。

    【いじめや虐待を助長する】

    • ニュース系番組の特集。不登校や不良の子どもを更生させる施設でのドキュメンタリーだった。15歳の少女は大声で説教をされ、同年代の女の子から顔にビンタを数発され、煙草をくわえた和尚と父親が少女を殴っていた。少女を更生させるための愛のムチだとしても暴力を肯定した表現である。このような行為は集団暴行に当たるのではないのか。その後、施設の男性が、「(明るくなってきたのは)父親に殴られたのが嬉しかったんだろう」と、暴力・虐待を肯定するコメントをしていた。いくらなんでも祝日の夕方6時半に虐待映像を放送するのは止めて欲しい。「教育なら何をしてもいい」「実の親なら殴ってもいい」というわけではないと思う。暴力で更生したかのような演出には倫理感が欠けていると思った。

    【暴力・殺人シーンについて】

    • ドラマ番組。少年刑務所の内部を描写していたが、収監された少年に対し刑務官が特殊警棒で殴る等の暴行を加えていた。特殊警棒は一般名詞としては「金属製警棒」または「伸縮警棒」であり、金属製であることに変りはない。少年刑務所は少年受刑者を成人受刑者から分離して拘禁し、特別な教育的処遇を行うことを目的とした施設である。つまり更生施設であり、刑務官が暴力を振るうとは想像もつかない。私自身は高校教師で小学高学年の息子と見ていたが、少年達に恐怖感を与えるストーリーに驚いた。たとえ、青少年に犯罪を抑止させるための目的であったとしても行き過ぎた描写である。

    【犯罪を助長する】

    • 千葉県で某芸人のネタ「欧米か!」を真似て車椅子の男性に暴力を振るった中学3年の男子生徒2人が逮捕されたというニュースがあったが、今回の事件のように、善悪の判断をつけられずにテレビのバラエティー番組を真似ていじめや差別行為をする子ども達が存在する以上、もういじめや差別を煽るバラエティー番組を打ち切りにしてください。もちろん、バラエティー番組の中には目標や夢に向かって努力する人たちを応援する企画を取り入れた良心的な番組も存在することは承知しているが、民放局には今回の事件を真剣に考えていただきたい。
    • ラジオ番組。パーソナリティーが、夏休みの楽しい思い出で「室内で花火をして遊んだ」という事を話していた。マンションかアパートの室内という事だった。あとで付け加えるように「真似しないでね」と言っていたが、少し非常識ではないかと思った。若い世代の方が聴いたら真似をしそうだ。

    【動物に関する意見】

    • 情報バラエティー。這い這いする赤ちゃんをコブラと闘わせるインドの映像が放送された。突然のショックと恐怖に、思わず画面から目をそらせてしまった。闘いの結果がどうなったかは判らないが、家族団らんのこの時間帯にこのようなショッキング映像は極めて不適切だ。こんなことは誰にだって分かるはずだ。番組制作者の常識のなさに驚き、呆れた。

    【食べ物に関する意見】

    • バラエティー番組。子どもに人気の番組で大食いを競う企画をしているが、食べ物を粗末にしているので大変不愉快。無理に詰め込むのを競うのは、体に悪く食材も無駄で食べ物を粗末にする子どもが増え、悪影響を与えるだろう。誰も得しない。以前「早食い大食い」が流行し、真似をした中学生が死亡し、番組もブームも終わった。それなのに「エコ、エコ」と言いながら、またまた大食い番組を企画している。世界には食料難で苦しみ餓死する子どもが数えられないほどいるのに、日本はこれでいいのか。食事は必要な量を感謝して美味しく頂けばそれで充分だ。

    【推奨意見】

    • ドラマ番組。近年、大人たちは年齢制限の線引きを厳格化して生徒児童に過剰な性愛禁止を押し付けている。性愛教育が不十分なまま高校卒業と同時に背徳的な男と女の歓楽街に足を踏み込めば狂って当然だ。本来、性意識は肉体と同様に18歳になって突然大人になるものではなく、年齢に沿って少しずつ成長するものだが、それは教育機関では教えない面も多い。テレビドラマは日常の再現の中で、学校では教えてくれないが成長に必要な性教育を教えられる術を持っている。このドラマには、久々にそれを感じた。これからは夜の歓楽街に憧れさせるような番組は禁止して、子どもたち自身の性愛や恋愛に参考になる番組を見せてあげてください。

    【視聴者意見への反論・同意】

    • 今月も青少年に関する意見には「子どもが見ている時間なのに、こんな内容のものを放送するとは何事か」という意見が圧倒的だった。しかしその番組を楽しみに見ている人も多いし、その番組で癒される人もいる。子供に見せたくない、子どもが見たら困ると思うのなら、子どもがいる時間はテレビのコンセントを外すか、いっそ自宅からテレビを無くしてはどうか。今月の「視聴者意見への反論・同意」でも指摘されていたが、番組には制作者の伝えたいメッセージがあるはずだ。その反論者は「子どもに番組の善悪の判断をさせず、ただ自分の好き嫌いだけで乱暴な判断をすることこそ「子どもに悪影響」だと思う」と仰っていたが、その通りだと思う。「子ども、子ども」と意見する人は、実は自分が気に入らないのを「子どもに悪い」という理由で正当化しているのではないか。自分の偏った見方を他人に押し付けるのは止めてほしい。

    2008年8月に視聴者から寄せられた意見

    2008年8月に視聴者から寄せられた意見

    北京五輪が開催されたが、「競技知識のないゲスト・アナウンサーによる放送の質の低下」や「五輪中継への不適格なタレントの起用」についての批判・抗議をはじめ、「メダル、メダルと日本人選手への過度な期待の放送内容」や「日本人選手のタレント扱い」などへ批判が集中した。

    2008年8月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は891件で、7月と比較し239件減少した。意見のアクセス方法の割合は、Eメール56%、電話38%、ファクシミリ2%、郵送ほか4%。 男女別は男性70%、女性25%、不明5%で、世代別では30歳代23%、20歳代と40歳代各19%、50歳代と60歳以上各10%、10歳代5% の順となっている。

    2008年8月に視聴者から寄せられた意見 891件

    BPOに寄せられた意見内訳

    意見分類 2008年8月件数 年度累計
    人権等に関する意見 3 件 31 件
    放送と青少年に関する意見 115 件 [ 意見内容 ] 819 件
    放送番組全般にわたる意見 437 件 [ 意見内容 ] 3,083 件
    BPOに関する意見・問い合わせ 29 件 374 件
    その他(放送関連以外) 307 件 1,897 件
    意見件数 計 891 件 6,204 件

    視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。8月通知数は339件(34放送局)であった。
    またこの他に、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し34件を全加盟社・局に送信している

    意見概要

    人権等に関する苦情

    8月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

    • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 3件
      (個人又は直接の関係人からの要請)
    • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 65件
      (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

    番組全般にわたる意見

    【情報ワイド・バラエティー番組】関連913件(全体の102%)前月比234件の減少
    意見の傾向 “指摘事項”(件数、全体の比率)

    “不適切な内容、不適格な出演者”(522件:59%)
    “低俗・下品な番組” (280件:31%)
    “倫理観欠如、局の責任”など(111件:12%)

    【報道・情報番組】関連381件(全体の43%)前月比189件の減少

    “取材・報道のあり方・批判”(239件:27%)
    “放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など(104件:12%)
    “報道の公平・公正性と内容批判”(38件:4%)

    *【情報ワイド・バラエティー番組】の意見合計数が意見総数を超えているが、これは1件の意見に複数の指摘項目が含まれているためである。

    8月は北京五輪開催にともない、五輪に関した意見が月末までに92件寄せられた。意見の傾向は「放送内容批判」と「五輪放送における出演者批判」が68%に上り、「競技知識のないゲスト・アナウンサーによる放送の質の低下」や「五輪中継への不適格なタレントの起用」についての批判・抗議をはじめ、「メダル、メダルと日本人選手への過度な期待の放送内容」や「日本人選手のタレント扱い」などの指摘が集中した。更に「五輪放送のあり方・編成」に対する苦情・批判は意見全体の17%で、ほとんどがオリンピック放送時間の多さを批判し、「日本は今、様々な問題を抱えているがどこの放送局もオリンピック一色となっている」など放送局の使命や役割に対する指摘の他、同じ競技を複数の局が同時に放送することへの批判や、メダル獲得をした日本人選手の映像の繰返しなど、編成に関するものであった。
    また、「五輪中継による通常番組中止措置」や「五輪中継に関する放送局への意見の際の局の対応」への批判・苦情は全体の15%となっている。
    五輪放送以外では、「産科医無罪判決報道」に関して7件の意見が寄せられた他、夏休み期間中における
    “性を扱った番組”や”番組中の出演者の暴力”などに、「不適切な内容」「不適格な出演者」「青少年への影響」を指摘する意見が目立った。また、ホラー映画などの番組宣伝(CM)に対する批判も寄せられた。
    【放送局の電話応対や局の姿勢】に関する苦情・抗議141件(前月比30件の減少)
    【CM関係】「不適切な表現・内容」などの指摘 49件(前月と同数)

    青少年に関する意見

    8月にBPOに寄せられた意見のうち、放送と青少年に関するものは115件と先月より76件減った。
    今月は「夏休み期間中なのだから放送時間に配慮すべきだ」という意見が17件あり、目だった。
    内容別では先月に引き続き、未成年を主役にした、性をテーマにした複数のドラマに対しての批判が多かった。

    BPOに関する意見

    29件の意見・問い合せのうち、BPOへの意見3件、問い合せ26件であった。

    番組全般

    【特記事項(北京五輪関連)】

    • 今年の北京オリンピック開催中は民放各局の各ニュース番組・ワイドショーともオリンピックがトップ項目になり、オリンピックを扱う割合が大きくなった。しかも、日本がメダルを獲得したり試合に勝利したときは特に放送時間が長くなる。その一方で毎日さまざまな事件が起き、国内外には深刻な問題が山積しているというのに、これらは無視ないし軽視、後回しである。特に8月15日の終戦記念日は、戦争にまつわる問題を考えなければならないのに、どの局も終戦関連のニュースは後回しにして、この日もオリンピック優先だった。はっきり言ってオリンピック期間中は、一般のニュースはないがしろにされてしまうといってよい。たしかにオリンピックは国民の関心も高く一大イベントであるが、テレビのオリンピック一辺倒、オリンピック偏重報道というのもいかがなものか。
    • テレビ放送は連日、北京五輪やプロ野球の放送をしているが、このような状況下では8月15日の「終戦記念日」の特集も放送されないのではないかと危惧している。広島・長崎への非人道的な核爆弾の投下により終戦を迎えたが、戦後、母が大切にしていた着物を食べ物と交換している様子を見て、私も空腹に耐え一生懸命生きてきた。その世代が現在「要介護」の環境にある。政治に対し、耐乏生活を生き抜いた高齢者を思いやる環境の実現を望むような報道や番組はできないものか。
    • どの局も終日北京オリンピックの放送ばかりで飽きるし呆れる。サブプライム問題や景気悪化、グルジア紛争やパキスタン大統領の辞任等、掘り下げてほしいニュースは沢山あるのに「オリンピックで○○が何位」というニュースを金太郎飴のようにだらだら流していて、腹が立つのを通り越して呆れるしかない。しかも民放とNHKが同じものを中継している。民放はアナウンサーやゲストのタレントがやかましく品がない。高い中継料を払っているのだろうが無駄ではないのか。
    • 私の職業は運転手なので仕事中ラジオを聞く機会が多く、お気に入りの番組もいくつかある。しかし今はどこの局も北京五輪一色に染まり、好きな番組が休止することも多くラジオがつまらない。何もここまで五輪だらけにしなくとも良いだろう。テレビと違い映像のないラジオはもともと競技種目によっては不向きな媒体だ。試合の中継はテレビに任せ、ラジオは最新の試合結果のみを随時伝えれば十分だと思う。私自身、オリンピックに関してはラジオで放送していても聞く気にならず、帰宅してからテレビで見ている。
    • 北京オリンピックの報道で、競技中は元五輪代表の解説者が試合を解り易く解説していてよかったが、選手が好成績をとってマイクがスタジオに戻ると、競技とは関係ないタレントや女子アナウンサーたちが甲高い声でバカ騒ぎしていた。この品位のない映像で、折角の選手の活躍も興醒めになってしまった。また、女子アナウンサーの滑舌の悪さや番組の進行の下手さに気分が悪くなりました。また、場の空気が読めないでただうるさく騒ぎ、素人でも言えるようなコメントしかできないタレントは必要ありません。どこの局にも言えることだが、そういった素人感覚しか持ち合わせていないタレントが、有名選手ばかりの名前をバカの一つ覚えのように挙げて必要以上に持ち上げているのを見ると、本当に五輪で選手を応援する気があるのかと疑問に思ってしまう。オリンピックの中継にアナウンサーやタレントの応援なんていりません。競技の放送だけで十分です。
    • 毎度のことだが、お笑い芸人やアイドル、ただ煽るだけの元三流スポーツ選手などを擁して、北京オリンピック中継をバラエティー化するのをやめてほしい。民放のスポーツ中継全体に言えるが、スポーツはスポーツとして放送してほしい。中身のない応援団的なスタンスや、「メダル、メダル」「勝った、負けた」と結果だけに目を向けた民放のキャスターに興ざめし、NHKとBSを中心に見るようになった。民放の中で唯一ある東京キー局のテレビは、元アナウンサーの男性キャスターとトリノ五輪メダリストの女性アスリート、競技のスペシャリストが実にわかりやすく解説し、局アナもうまくまとめ、内容の濃い放送をしていたと思う。無駄を省いたNHKよりも堪能できた。
    • 北京オリンピックの模様を視聴して思うのだが、各局とも日本人選手の活躍を過度に期待し、「メダル、メダル」と試合前に騒ぎ過ぎている。殆どは大した根拠もなく囃し立てているだけなので、実際の試合では各選手とも実力どおりの結果に終わっている。悪いのは「選手」ではなく、当てにならないことを流す「報道」だ。事前の楽観的な予想を空騒ぎに終わらせないために、試合前は極力冷静に報道し、良い結果が見えてきた時に初めて華々しく取り上げてはどうか。
    • レスリング男子グレコローマンスタイル84キロ級の表彰式で、スウェーデンのアラ・アブラハミアン選手が銅メダルを投げつけたとして各局のワイドショーで取り扱っているが、実際は投げつけてはいない。マットにそっと置いただけなのに、どこから日本の報道は「投げつけた」になったのか。テレビでこれを投げつけたと伝えるのは誇大報道・虚偽報道ではないのか。
    • 北京オリンピック報道に違和感を覚える。定時の昼のニュースや19時のニュースを変更してまで伝える価値があるのか?「たかが」と言っては失礼だが、毎日起こる重大なニュースに比べれば、その後のスポーツニュースの枠を拡大して伝える程度で良いのではないだろうか?特に8月は日本にとっても世界にとっても平和を考える大事な月である。オリンピックに興じている間に「見えない」ところで大事な事が起こっているのではないかと危惧する。特にNHKは常に冷静に報道を優先すべき使命がある。
    • 北京オリンピック中継は年々派手さと時間の長さがエスカレートしてるように思う。ニュース番組の大半もオリンピック関係で普通のニュースを圧迫している。新聞も同様だがやりすぎだ。他に流すべきニュースは沢山あるはずで、国民総白痴化したいのかとさえ思う。興味のない人にもマスコミの都合で無理やり押し付けるのは傲慢だ。テレビの競技中継で気になることは、NHKも含めてアナウンサーの絶叫調中継が下品で不快。言葉のプロと思えない。試合が負けていても勝っているかの様な中継は客観性を欠く。解説者も然り。特に女子ソフトの解説者が優勝の後絶叫ばかりしてたが、あれは解説でない。特に民放は競技間のインターバルは軽薄なタレントと女性アナウンサーが内容のないコメントを言って場つなぎではしゃぐだけで内容がない。中国人観客が日本人選手にひどい野次を浴びせても中継で誰も言及しないのは開催国に遠慮しすぎ。選手に不適切な質問をするアナウンサーがいた。善処をお願いする。
    • 男子ハンマー投げの放送において「室伏選手の5投目」が、実際の競技から1~2分遅れて放送されていたにも拘らず、テレビ画面では【LIVE】の文字が入り、全体としてあたかも【LIVE】であるかのような雰囲気で放送していた。意図的に【LIVE】の文字を入れたとすれば悪質であり、放送に対する信頼が損なわれると思う。【LIVE】でないのなら文字を外すべきで、NHKのように【VTR】の文字を入れて明確に区別すべきだと思う。
    • 新聞等のラテ欄に「体操・吊り輪、体操・段違い平行棒」と記載し、内容にもソフトボール等の記述しか書いていないのに、2時間半の放送枠で1時間半も野球放送をしているのはどういう事か?一種の詐称であり、こういう事が許されるのか?ラテ欄の担当者の処罰は少なからず必要であると思われる。
    • 北京オリンピック中継で、雨の為トラックが濡れていたことを、日本テレビのリポーターは「床が濡れている」と言っていたが床って何だ?「競技場のトラック」や「フィールド」と言えないのか?屋外なのに「ゆか」とはどういう表現をしているんだ?あまりにも稚拙で、アイドルと称される若いタレントはバカすぎる。また「ゆか」といった表現に対し誰も訂正しないことで、在京キー局のバカさがわかる。こんな放送で良いのか?
    • 北京五輪の報道で、全ての競技を終えた北島康介選手へのインタビューの際、インタビュアーが「引退の噂が囁かれていますが」と問いかけたところ、北島選手は「競技だけに精神を集中してきて今それが終わったばかり。ほかの事を何も考えていない現時点でいきなり引退するかどうかに言及されるとは心外だ」とやや不快そうに答えていた。怒るのも当たり前だ。今聞くべき事ではないだろう。日本の報道関係者のセンスを疑う。
    • 北京オリンピック・柔道メダリストの塚田選手がゲストで出演していたが、彼女を迎える番組の態度に非常に悪意を感じた。女性キャスターが花束を渡し、その後に大きなバスケットに入った大量の唐揚げを渡した。「塚田選手が唐揚げが大好物だということでご用意しました。本当はここにビールとマヨネーズをかけて食べるそうですが。副賞としてお持ち帰りください」等と、とてもメダリストに対する労いとはとれず、まるで単なる大食いタレントに対するような扱いをしていた。メダリスト・柔道の選手である以前に女性であるという事に対する思いやりや気遣い、帰国したばかりで疲れた日本代表選手に対する感謝等が一切見られず、ただ残念で腹立たしいばかりだ。
    • 男性キャスターが北京オリンピックの選手を”ちゃん”付けや呼び捨てにしていて、いかにも選手個人と親しいといったような発言をし、逆にそれをあざとく売り物にしているのが見苦しい。メダリストやアスリートなどの選手達には社会人としての距離を置き、敬意を払って語ってほしい。あれではマスコミという名のストーカーだ。

    【取材・報道のあり方】

    • 産科医無罪判決に関する報道は遺族側からの目線に偏向した内容ばかりでうんざりした。刑事事件の裁判であり、争点がどういうところであるかを考えると遺族側の感情的な意見は関係ないし、訴訟になった経緯とは全く関係がない。また、裁判において明らかになった部分のうち、検察側の捜査の不正確さを指摘する内容については報道が著しく少ないため、正確に理解することができなかった。私自身は最初にTV番組を見て、他の医療過誤訴訟と異なる(民事ではなく刑事である)ことの重大性などを知ることもできなかった。ネット等で調べてやっと分かった。医療関係者側からの反発が著しく大きい事件であるのだから、何故反発が大きいのかという点や、この事件が産科医減少と関わりがある点もきちんと報道してほしい。出演者の私見として様々なことを述べるのはよいが、事実経過を説明する際には偏った報道はしないでほしい。
    • 福島県の産科医無罪判決報道について。ニュース番組の偏った報道にうんざりだ。この亡くなった方は上のお子様を出産された際「2人目は諦めて下さい」と言われていた。設備の整った病院への転院を勧められていたが、なぜかどうしても事故の起こった病院での出産を希望していた。「もう1人ほしい」という事を医師に告げていた。だから医師は始めは子宮摘出を避けた。前置胎盤と癒着胎盤が一緒に起こるのは稀なこと。こういう事を理解しての報道なのだろうか?報道する側は妊娠を経験した方が少ないだろうから出産のリスクが分からない方が多いと思うが、出産経験のある者からしたら一方的に医師を叩きたいだけの報道にしか思えない。他の医療事故とは全く別だと思う。「産婦人科医不足」を声高に報道するのを見るが、それに拍車をかけているのはこのような偏見報道であり、ただ当事者を叩きたいだけの報道だという事をしっかり認識して下さい。こういう事を踏まえた上で遺族叩きや医師叩きにならない客観的な報道をして頂きたい。
    • 産科医無罪判決に関して、番組の解説員は刑事事件に問われて無罪判決を受けた被告人の責任を論評し、「病院側は遺族側に一切説明をしなかった」「その後も納得のいく説明がなかった」と伝えている。そして「医師側が真摯に理解を求める努力を怠っていては、検察を批判しても理解が得られないのではないのでしょうか」と続けている。この発言の後、解説員は遺族に直接面談していることを番組の中で告白している。この解説員は、被告人である大野病院に取材して「事実を確認した」とは言っていない。これは訴訟という双方の当事者がいるなかで、一方の主張だけを報道し、利害関係の異なるもう一方の当事者の権利や主張を無視した公正を欠く報道であると批判したい。遺族側が理解・納得できなかったから真摯な説明でないと言うなら、理解力の乏しい遺族には真摯な説明などあり得ない。もともと、この事例のように過失責任がないのであれば、それに続く医療行為への非難は全く根拠がない。NHKであればこそ、公正・中立な報道をお願いしたいと思う。
    • 番組制作者サイドは視聴者からの批判に真剣に向き合う意思があるのか。情報、報道番組内での司会者による被害者への人権無視甚だしい暴言(過去にも幾つもある)、生放送中のムダなCM挿入、事件や事故などを伝える際に時々スタジオから聞こえる笑い声。数字さえ取れれば、例え人権を無視した報道であろうが、一向にお構いなしという姿勢が年々あからさまだ。それでいて日頃「被害者の人権を守れ」「報道・表現活動の自由」などと唱えているが、視聴者から見れば完全に矛盾しているではないか。自分たちの都合の良い案件は積極的に受け入れ、対照的に都合の悪い案件は完全無視。BPOのHPの存在も無意味ではないか。
    • 未成年の犯罪報道等で容疑者の卒業写真等をモザイクなどで加工、あるいは幼少期の顔写真をそのまま放送する場面が多々ある。犯行当時の顔を使用しなければ良いという発想
    • 訴訟事件のニュースで、訴えを起こされた側への報道陣の取材の際、「訴状をまだ見ていないのでコメントできない」の一言で片付けられそれきりになることが多い。「では訴状を読み終えるのはいつか?その時に再度取材に来ます」と食い下がり、相手の逃げ道を塞ぐべきだ。そこまで追及して初めて取材と言えるのではないか?
    • 最近、通り魔事件のニュースがある度に、その直後に必ずといっていいほど同様の事件が連鎖して起きるのでとても怖いです。よく、通り魔事件の加害者が「誰でもよかった」という供述をしていると報道されます。「誰でもよかった」だけが犯行の動機であるわけがないのですが、ニュースで「誰でもよかった」ばかりが強調されるので、「誰でもよかった」を理由にすれば人を殺してもよいというメッセージになり、同様の事件を誘発しているような気がします。
    • 「緊急地震速報」に関してですが、普通の「地震速報」と間違わないように、文字を赤くするとか工夫をしてみたらいかがでしょうか?
    • 海運会社が管理するパナマ船籍のケミカルタンカーが海賊に乗っ取られたというニュースを見た。その際にアナウンサーが「被害者に日本人は含まれていない」と発言したが、あの一言は腹立たしい。日本人でなければ被害に遭っても関係ない、そんな風に聞こえた。このあまりにも冷めた表現は他民族蔑視と批判されてもおかしくない。国際化が進み、小学校でさえ「世界は友達」と教えているのに、その流れに逆行するかのような表現だと思う。在日外国人は勿論、旅行で日本を訪れた人がもしこのような報道を知ったら、一体どう思うことか。せめて「日本人は含まれていないが、○○人○人が被害に遭われています」などの表現に変えられないものか。ちなみに私は日本人だ。
    • 私は医療機関に従事する者です。各局のニュースで「医療機関での採血器具の使い回しにより、C型肝炎に感染する恐れがある」と伝えているが、実際には感染の可能性は極めて低く、「器具の使い回しが原因」と実証された感染例は世界で数例しか報告がない。それなのに器具の使い回しでC型肝炎になる可能性が極めて高いかのような報道をしているため、いたずらに不安を煽り、心当たりのある人達をパニックに追い込んでいる。テレビ等のマスコミは医療に関する十分な知識もないまま報道しており、誤解と不必要な不安を撒き散らしている。報道が社会に与え影響を予測してもっと慎重に伝えると共に、冷静に対処するよう被採血者に呼びかけるべきだ。
    • 首都高タンクローリー横転事故のニュースの中で、事故現場の血痕にズームインする映像が放送された。怪我をした運転手の血を殊更に強調する不快なシーンだった。この場合、怪我人の血を画面に出す必要があったのか。血痕の映像がなくても事故現場の様子は十分伝えることができたはずだ。視聴者に不快感を与える映像を流すことは、放送倫理に反することだと思う。ニュース担当者の倫理観を疑う。

    【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

    • 大相撲の現役幕内力士・若ノ鵬が大麻を隠し持っていたとして逮捕、協会から解雇されたが、スポーツ界に限らず芸能界でも大麻所持だけではなく、覚醒剤など薬物使用で検挙された事のある芸能人はかなりいたが服役して「解雇」された芸能人は一人も居らず、むしろ「謹慎期間」を経て現職に復帰している芸能人が多いように見える。薬物使用に限らず、最近も某落語家がストーカー行為で逮捕、先頃、罰金刑の略式命令を受けたが各界での処分が統一されていないのではないかと感じる。
    • タレントグループのリーダーの”大麻吸引疑惑”が週刊誌で報じられ、記事には大麻を吸ってトロンとした目で女性の身体を触っているタレントの写真も載っていた。ところが、このような法に違反する行為をした彼がその後も番組に出ているではないか。これはおかしい。これでは放送局の倫理観が疑われる。放送局は直ちに彼を番組からはずすなど迅速な対応をすべきだ。
    • NHK大阪局の制作する番組のタイトル「あほやねん!」の響きが実に不快。自分のように学歴のない者にとって「あほ」を番組タイトルとし、また番組内でも「あほな話」「ぼくら出演者もあほ」などと「あほ」を連呼されるのはとても嫌なものである。しかも民放ならともかくNHKが堂々とそのようなことをするとはあんまりだ。
    • 番組の次回予告で、制服姿の男女高校生がラブホテルに入り、受付カウンターで「一般人だ」と云って入館するシーンがあった。視聴率を取るためセンセーショナルなカットを取り上げたのであろう。しかし、テレビの影響力は大きいので、一般の高校生たちにこのシーンにあるようなことが世間では日常茶飯事のことであると思わせ、また「高校生ではありませんと嘘を言って入館すればよい」ということを教えていることになる。学校は夏休中でもあるのでこのシーンはカットして貰いたい。私は高等学校の校長をしているが、局に電話をしたら「お伝えします」と言うだけであった。おそらく何も変らないだろう。
    • 在阪民放の火曜日のスペシャル番組を何度も見ているが、内容があまりにも低俗だと思う。出演しているタレントは平仮名が書けなかったり、また他のタレントは問題を解けない事をおもしろく言い訳をしていた。しかも小学1年生の問題を全員正解すれば100万円という条件があった。義務教育での学習内容で全問正解すると賞金がもらえるという考え方は正してほしい。
    • とかく番組内での暴力が批判されているお笑いコンビの片割れのタレントが、番組中に女性芸人の胸をわしづかみにして揉むことが恒例の儀式のようになっているが、同じ女性として非常に不愉快だ。彼女にとってはこの男の事務所の先輩に当たるわけで、一般視聴者にとってもセクシャルハラスメント行為であると同時に、パワーハラスメントも感じられる。このような内容を「面白い」ことにように垂れ流している東京のキー局の姿勢は倫理・道徳に反しており、非常に低俗だと思う。一体どのような考えでこのような行為を許可しているのか。プロデューサーの責任と資質を問いたい。
    • 「そういうキャラクターだから」と言ってしまえばそれまでだが、司会の女性歌手はとにかく他人に関して悪口雑言がすさまじい。自分のことは棚に上げて芸能人・スポーツ選手・政治家とあらゆる方面の有名人の批判ばかりしており、聞いていて不快になる。このような人物に番組を仕切る資格はないと思う。たまには謙虚に己の姿を省みてはどうか?
    • 平日午前中のワイドショーで司会をする関西大手芸能プロダクションのお笑いタレントの某は司会者として相応しくない。番組で女性タレントに対し「うるせえ、ババア!」と暴言を吐いていた。罵られた女性の表情はさすがに一瞬凍りついた。年上の女性に対する思いやりや敬意のかけらすらなかった。このような者に、他者への気配りが求められる司会役が務まるわけがない。
    • 東京キー局の長時間テレビを見たが、レベルの低さにあきれた。ガソリン代、ガス代、電気代の値上げが迫っている中で、このような長時間番組はいかにも資源やエネルギーの無駄遣いだ。庶民はいまや生活防衛に懸命なのだから、放送局も省エネを考えて深夜放送の自粛などに取り組むべきだ。
    • 消防士に扮したお笑い芸人が燃えている小屋の火を消す事を面白おかしく放送していたが、消防団に入団して本当の火災を経験している者としてバラエティー番組であんなことをする意図が理解できない。火災は人命や財産を全て奪いかねない。あの番組を見て火災の恐ろしさや危険性は伝わらなかった。また、誰でも消火活動が出来る様に放送され、しっかり訓練をしている人をバカにしている様に見えた。最近、地震や災害が続く中でこのようなバラエティー番組を放送する放送局の倫理観はどうなっているのか?ただ面白おかしく放送するだけがバラエティー番組なのか?
    • 民放2局のアナウンサーの不倫が週刊誌で報じられ、その都度彼らが担当する番組で謝罪しているが、一般企業の不祥事は通常記者会見などのプレス発表で行われている。放送関係者は個人的な問題を公共の電波で伝えていることをどのように考えているのか。このような状態が繰り返されると民放の情報は信頼出来なくなる。
    • 東京キー局の米大統領の名を冠した番組でセクハラまがいの場面があったので、このようなシーンを放送していいのか疑問に思い局に電話をしたが、応対者は「キー局からの配信なのでわかりません」と全く聞き入れない。例え制作局ではなくても放送した責任はあるのではないか?どんな内容かも確認せずに放送するとは、放送局としての責任を放棄している。問い詰めたところBPOを紹介された。
    • 刑事ドラマの番組宣伝で、包丁で人を刺す場面が放送された。番組の内容まで規制することはないにしても、番宣では殺人などの場面は使わないようにしてほしい。
    • 大手新聞社系列の民放局は公務員や企業の不祥事に対して相当な時間を割いて報道を放送しているが、自社番組の制作を外部委託している社員の不祥事を放送しないのはどういうことなのか。公務員や企業不祥事の隠し事に対して「都合の悪いことに対してなぜ黙るのですか」等とキャスターがインタビューをしたりコメントを発しているが、自社番組制作会社が起こした不祥事に対して何も発言しないのは、都合の悪いことに対して誰も指摘しないようにしているように報道統制をしているとしか思えない。最近、マスコミ業界でも不祥事が出ている。この局だけではないが、どの局もそのことをまったく報道しないのはいかがなものか。これでは報道の公平性を欠くものであり、この局には公務員や企業不祥事を報道する資格はないと思う。
    • 取材の依頼を受けた滋賀県の中華料理店によると、「『当店の天津飯は”紅焼(醤油煮込みの意)”のあんかけなのでいわゆる関東風ですよ』と言った。取材者が『色を確認したい』ということなので、写真を先方に送ったところ『色が濃くて関東との違いがわかりにくい』と言われ、『取材の時だけ色を薄くしてほしい』と言われた」と、ヤラセ・捏造の依頼を受けたとブログで公開している。これはヤラセ・捏造番組以外の何ものでもない。県民性がテーマでありながら、検証を捏造しようとした事実は大きい。未遂とはいえ、このままでは他の取材対象、番組内容にヤラセや捏造がないとは言えなくなる。今までの番組を見ている限りおかしいことが多いが、「大阪人は○○」といった内容は捏造ではないか。決め付けや科学的事実に基づかないことが多過ぎる。他にも「**県民は全員がその習慣を持っている」などのあり得ないものも多い。県民性という、血液型分類よりも不確かで科学的ではないものを扱うことに無理があり、その無理をヤラセや捏造で事実にしようとすることは許されるべきではない。バラエティー番組だからという言い訳は通じない。この番組はヤラセ・捏造番組だ。即刻、打ち切るべきだ。
    • ケータイ小説をドラマ化した東京キー局のホームページのサイトに、「2500万人が涙した真実のラブストーリー」という宣伝文句が載っている。駅に貼られていた番組ポスターにも同じ文句が書かれていた。この”2500万人”の根拠をキー局に訊いたところ、ケータイ小説へのアクセス件数だという。でも、これはおかしい。同じ人間が複数回アクセスしたケースも当然あるはずだから”2500万人”という数字は正しくない。”2500万人”といえば日本人の5人に1人が涙したということで、そんなことはあり得ない。事実無根も甚だしい。つまり、この宣伝文句は視聴者を騙す誇大広告、詐欺広告であり、倫理に反したものなのだ。BPOは当該局にこのことを指摘すべきだ。
    • 12日に放送された番組で、「加賀藩3代目当主利常は嗣子光高の嫁に徳川家の養女大姫を迎えたが、10人もの子どもを生まされたために乳母がこのままでは大姫が危ないと感じ進言した。この事に憎しみを抱いた当主は乳母に1000匹の蛇を入れた桶で拷問を受けさせた。昔はこのような方法で罪人を裁いた」とノンフィクション仕立てで伝えていたが、蛇を思い出すだけで情緒不安定になり、眠れない夜が2~3日も続いた。もう少し映像に配慮するべきではないのか。
    • 某新聞社が英字新聞や英文サイトに不適切な記事(日本を貶めるような変態記事)を掲載し続けたことに対する報道は一部雑誌、番組以外で取り上げられていない。新聞社は紙面、インターネットHPに謝罪・検証を載せたが、これらは英字サイトに対してのみのものであり英字新聞のことには触れていない。しかも英文サイト自体は閉鎖してしまいその記事を読んだ海外の読者がその謝罪・訂正を読むことはもうできなくなっている。ポーズだけで何の効果もない謝罪といえる。この問題を報道番組で一切取り扱わないのは異様なことだ。他業種の不祥事ではどうでもいいようなことにまで批判をして会社がつぶれるまで報道するにも拘らず、同業者の不祥事は不自然なほど報道をさける。このような姿勢は著しく公平性を欠いており放送界への信頼を裏切る行為だ。

    【番組全般、その他】

    • 最近の民放の番組は何でこんなに悪くなったのか。ドラマはマンガ系の原作が多く、似たようなものばかりで大人が楽しめる本格的なものがない。女性が韓国ドラマに流れるのはよくわかる。クイズ番組にしてもやたらタレントが目立ちバラエティーとほとんど違わない。ニュースのワイドショー化が目立ちこれも本格的なものがない。ドキュメンタリー枠はなくなっている。昔の民放はもっと良かった。高齢化社会が進むと民放はますます見られなくなるのではないか。放送界は正念場を迎えているように思う。頑張ってほしいのだが。
    • 米軍による広島・長崎への原爆投下について、これまで知らなかった史実やエピソードが紹介されていた。その中で、広島・長崎に次ぐ第三の原爆投下予定があったことが紹介されていた。福島県郡山市へ長崎と同型の原子爆弾を投下することが計画され、投下に備えた予行訓練が1945年7月20日に行われたが天候不良のため郡山への投下が出来ず、代替地点として東京が選ばれ皇居を目標として投下された。ところがその爆弾は皇居をそれて東京駅周辺の呉服橋のあたりに落下し、結果として死者1名という記録だけが残っているという。投下された爆弾には「パンプキン」という名前が付けられていたが、リハーサル用の模擬爆弾だったのか、それとも爆撃用爆弾だったのか番組では説明がない。「死者1名」という被害についても説明不足だ。予行訓練と言いながら、爆弾投下したB-29のパイロットの「戦争は、俺が終わらせてやる」などという投下前のコメントを紹介している。まるで、本物の原爆が皇居目がけて投下されたかのような表現になっていた。これは番組として如何なものか。記録映画のように見える再現ドラマもいいが、話を面白くするために誇張され、結果として史実から離れ作り話になってしまったのではないか。一つのわざとらしさが2時間の番組の全てを嘘っぽくしてしまった。同じ問題を扱ったNHKの歴史検証番組とは大きな違いだ。
    • 毎日11時前から1時まで放送している番組の今日の話題は、「北京五輪に強力な応援」というふれ込みで、各種競技会や大相撲などでよく見かけるパフォーマンス男を紹介していたが、何のことはない、全国的に顰蹙をかっている老人男性を持ち上げただけではないか。いい歳をした80男の道楽を放送で取り上げたりするから本人を調子に乗せるのだ。この人物は、日頃から民放のスポーツ競技やNHKの大相撲の向う正面で、金色ハットに日の丸の扇、派手な衣装で応援し、その実、単に目立つことをアピールし会場の観客のみならず中継画面の邪魔者として目障りなだけの爺さんだ。それを放送局が話題にするから調子に乗り、あちらこちらに出没するのだ。どこぞの会社の社長か会長の酔狂な行為であって、一昔前なら「いい歳をしたお調子者」と一蹴される存在だ。ネットでは、テレビの犯罪事件報道の影響が云々されているが、このような輩を持ち上げるマスコミの姿勢も非難されるべきだ。民放・NHKともども、世の中の変なものを電波で紹介するという無駄なことは止めるべきだ。もとより、この爺さんにこそ「もっと世の中のためになることをやれよ!」と言うべきだ。また番組には、1年前の石川遼選手への盗聴マイク事件やゴルフ場上空での無断ヘリ中継報道に際し、「責任をとる」と言った司会が相変わらず出演しているが、あの発言は何だったのだ。この民放局は相変わらずのいい加減さだ。
    • 番組内でのテロップについてですが、どうも最近、常用漢字の使用の減少が目立ちます。子供たちの学力低下の緩和のためにも、常用漢字や簡単な漢字は必ず使うべきです。番組では、漢字で「嗜好」と書くべきところが「し好」という中途半端な書き方になっていました。また、「驚愕」も「驚がく」と中途半端になっていました。最低でも、漢字で書いて読み仮名を付けるのが妥当でしょう。工夫次第で、子供たちの学力低下を緩和できる事を分かって頂けるよう望んでおります。
    • 各局の番組審議会の審議は、テレビ局が予め用意したVTRを見て審議するようだが、生温く感じる。そんなことで放送が守れるとは思えない。審議委員による抜き打ち審議を行うべきだ。少なくとも審議委員は、テレビ局の意向や用意されたものとは全く関係なく番組を見て、見た番組の問題点を指摘し問題提起すべきである。抜き打ち審議がないと、放送は守れないと思う。
    • 最近は各局とも通常番組内での新番組の宣伝がやたらに目につく。しかもそのやり方が、朝から夕方までの全生番組にその夜から始まる新番組の出演者が出て宣伝を繰り返すなど、実にしつこくなっている。ここまであざとくやられると、見せられる方はうんざりし、いい加減にしてくれという気分になる。これは公共の電波なんだぞと文句を言いたくなる。番組宣伝もやり過ぎは逆効果になるということをテレビ局は認識すべきだ。
    • 最近のテレビは公平性を欠くものが多くあると感じる。ある程度は黙認するにせよ、最近は不公平を露骨に感じるし、それが悪い方向に進んでいるように思う。例えば東国原知事に対する報道だが、東京の局にも拘らず、宮崎県以外の問題であっても本来ならその対象の都道府県知事がコメントするべき問題をわざわざ東国原知事がコメントしている。また、先日はガソリンや物価の高騰で大変な時期にも拘らず、東国原知事の旭山動物園視察に関するニュースを報じていて、他都道府県知事では考えられない報道が多々ある。まるでスター扱いだ。他の知事と違う扱いは逆差別にもなるのではないか?もっと平等に扱うべきだ。
    • 警察の24時間を追うなどの番組では運転手だけが悪いように放送されているが、実際は信号無視や横断歩道のない場所での横断、駐車している自動車の陰から飛び出すなど危険な行為をする歩行者もいる。自動車の運転手がどんなに気をつけていても歩行者のマナー違反で迷惑している事も取り上げなければ交通事故は減らないと思う。そのことを公平に放送すべきだと思う。
    • 放送局自体が目に見える状態で地球温暖化対策をしていて地球温暖化対策啓発のCMを流すのならわかるが、番組出演者は季節はずれの衣装で登場したり(特にバラエティー)、24時間休むことなく放送をしているのは「温暖化防止対策」と言いながら他人任せにしているとしか思えない。
    • 司会が甲子園大会出場校の野球部員不祥事問題について「連帯責任」の論理を持ち出して、大会出場辞退を主張していた。この番組自体、何回か不祥事を起しているが、自らの連帯責任など一切触れられなかった。自らの責任の取り方は頬かむりしておきながら、他人のことになるともっともらしい論を展開するが、自らを律することができていないのだから話に全く説得力がない。
    • 探偵物の映画を見ていたのですが、映画本編とCMとの音声レベルの差が大きすぎます。従来よりこの放送局では、CMの音声レベルを上げる事により注目を集めるという方法を取ってきていますが、今日は特にひどすぎます。CMのたびにミュートしていました。だいたい映画本編とCMとの音声レベルを変える事自体に反対です!デジタル放送に切り替わり、音声レベルの調整にも基準を設けて、各局がその基準内におさめる事は技術的には容易になっていると思います。この際、音声レベルの明確な基準を設けてみてはいかがでしょうか。
    • 地デジ放送周知CM(草�亟剛出演)への苦情。アナログ放送のときは画面に”アナログ”という文字が表示されると言っているが、古い型のテレビでは表示されない。高齢者に分かるような説明をしていない。何より問題なのは、地デジ対応には受像機など新しい設備が必要で、それを自腹で揃えなければならないということをひと言もいっていない点。公共広告としては不充分、不親切、不徹底で問題が大きい。
    • 映画の宣伝が昼夜問わず放送されている。しかし、この作品はホラーであり、子供はなおさらであるが、大人でも苦手な人はいる。番宣では恐いシーンをそのまま放送しており、まるでいやがらせのようだ。今すぐこの映画の配給元と製作委員会にテレビでの宣伝を中止させて欲しい。またこの映画はR-15の指定を受けているが、R-15及びR-18指定映画のCMは、タバコのCMと同様、終日、放送禁止にして欲しい。
    • 生命保険会社のCMでは「誰でも入れる」と謳っているので早速電話をしたが、自分の病気のことを話すと「あなたは入れません」と言われた。「誰でも入れる」なんて嘘じゃないか!
    • パチンコのCMが昼夜を問わず放送されている。パチンコは以前から指摘されているように「依存症」や若い夫婦による「児童の車内放置」など問題が多い遊戯であり、18才未満の立ち入り規制も殆ど取り締まられていない。また、最近ではネオンサインや、電光掲示板で派手に外装している店が多く、周囲の環境も悪化している。拝金主義の民放といえども、自主規制すべきCMではないのか。
    • 大手自動車メーカーのCMは「エコ替え」と銘打って、「まだ使えるけど燃費のいい車に乗り換える」ことを「エコ」だと言い切っているが、使い捨ての風潮を助長するだけであり、エコロジーとは程遠い内容だ。業界トップがこのような見解をあらゆる時間帯に放送すると、分別のつかない若者に悪影響がないだろうか?

    青少年に関する意見

    【低俗、モラルに反する】

    • ドラマ番組(A)。夕方4時前から「親子のための完全総集編」が放送された。小学校高学年の子供が「お母さん、ひとりエッチってなあに」「経験が少ないって何の経験なの」と聞かれて初めて知った。このドラマの前宣伝を見て、子供には見せないと決めていたが、番組は夜の10時からの放送なので、子供が見ることはないと安心していた。それなのに、夏休みのこの時間に総集編を放送するとは何事ですか。それも「親子のための総集編」とはどういう意味ですか。テレビ局もドラマを放送する時には、放送時間帯と内容を考えていると思っています。このドラマだって夜遅くの放送だから、この内容なのではありませんか。それを「総集編」として小学生でも見られる時間に放送することの良し悪しを考えないのでしょうか。
    • ドラマ番組(A)。新聞のラ・テ欄で「好きなの?ヤリたいの?」と不適切な表現で番組を紹介している。青少年を視聴対象にした番組にも拘らず性にまつわる過激な表現が余りにも多い。ラブホテルの部屋のシーンから始まり「私とやりたいだけなの」等のセリフが随所に出てくる。決して公共の電波で放送する内容ではない。
    • ドラマ番組(B)。映画でも話題になったケータイ小説が原作のドラマだが、ゴールデンの時間帯で”レイプ”と”人口中絶”を推奨するようなドラマを放送して欲しくない。多くの子ども達も見ている。あの内容を流すのならせめて深夜枠にする等の配慮ができるはずだ。映画が放映された時も年齢制限を設定しなかったことが問題になった。あのような内容は子供に間違った性知識を与える。最近は未成年による性犯罪も増えているし、それを助長するような内容は好ましくないと思う。放送を自粛、せめて時間帯を遅くする等の対応をお願いしたい。
    • バラエティー番組。司会のひとりが女性芸人の胸をわしづかみにして揉んでいた。見ていてこれは明らかにセクハラ・パワハラだと感じた。彼女はその手を払う事はしなかったが嫌な表情をしていた。おそらく上下関係があるため、この行為に反発することが出来なかったのではないかと思った。夏休み中であり子供も一緒に見ていて非常に良くないと思った。このようなシーンを放送してもいいのか疑問を感じる。
    • バラエティー番組。中年男性向けということで敢えてそうしているのだろうが、ビキニ姿の若い女性を大勢登場させ、いやらしいトークを繰り広げる内容。22時と言えば夏休みの子ども達にとってまだ宵の口。子どもも見ている時間に放送する内容とは思えない。このような番組は放送しないのが望ましいが、どうしてもというならせめて深夜の時間帯に放送すべきだ。
    • ラジオ番組。毎週放送される午前9時台の企画コーナーは、リスナーから寄せられた”お色気内容”の手紙をパーソナリティーが卑猥な声でお色気ムードたっぷりに読み、相手の女性が下品な笑いで応答するというもので、その内容は時には大人でもドキッとするような嫌らしさである。今は学校の夏休みでもある。これを子供達が聴いたら悪影響を受けることは間違いない。せめて夏休み期間中だけでも、このコーナーを休止してもらいたい。
    • クイズ番組。このスペシャル番組は内容があまりに低俗だと思う。出演しているタレントは平仮名を書けなかったり、また他のタレントは問題を解けない事をおもしろく言い訳をしていた。しかも小学1年生の問題を全員正解すれば100万円という条件があった。義務教育での学習内容で全問正解すると賞金がもらえるという考え方を正してほしい。
    • 情報番組。朝から低俗すぎる内容に怒りを覚えた。大磯ロングビーチからグラビアアイドルの運動会なる企画が生中継された。男性タレントがグラビアアイドルの胸元にカメラを押し付けたり、女性達が胸で解答ボタンを押したり、朝から下劣な番組を放送した局に怒りを感じた。深夜番組ならともかく、朝から放送する内容ではない。今は夏休みで、周りには小中学生も多くいた。また親子連れにはとても気まずそうだった。出演していた女性タレントは本気で怒って「生放送です!まだ朝です!」と言いながら、男性タレントの頭を叩いていた。当然だと思う。

    【CM・番組宣伝に関する意見】

    • パチンコ店のCM。人気アニメの声優2人を起用しているが、アニメ内ではこの2人は未成年、高校生として登場している。CMではアニメキャラクターであることは一切言っていないが、この二人を起用することはアニメキャラクターということを暗に言っているようなものだ。未成年を想起させるキャラクターをパチンコ店のCMに起用することは望ましくない。即刻やめるべきだ。
    • いま各局で放送されている日本のホラー映画のCMに、赤ちゃんが投げ捨てられるシーンが出てくる。極めて不快だ。赤ちゃんの虐待を助長する危険性もあり、テレビで放送するのは不適切な映像だ。放送を中止すべきだ。

    【いじめや虐待を助長する】

    • バラエティー番組。この番組は毎週一人の司会者だけに人権侵害にもなるような嫌がらせをしている。今回もまたこの司会者を便器扱いして、馬鹿にして喜んでいた。番組の出演者全員で一人だけを執拗に貶めるのはただのいじめだ。本当に見ていて不愉快になる。子供がテレビを見て面白がり、それを真似していじめをする子が現実にいる。便器扱いされるいじめを受けた子がどれほど傷つき悲しい思いをするのかも理解できないなんて最低だ。こんな番組を平気で流す放送局が許せない。
    • バラエティー番組。二人組芸人の一人が世のため人のために走りまわるというコーナーで、子供の世話を頼まれたその芸人が、年端のいかない子供をヤクザまがいの人相風体で脅していじめ、泣かせていた。お笑いタレントによるバラエティー番組とはいえ、あんなことをやっていいのか。あれはまさに児童虐待、脅迫だ。
    • バラエティー番組。「○○ランキング」と銘打ったコーナーで、色々なジャンルの上位にランクされるものを紹介しているが、この日は「芸人のブサイクランキング」なるものを発表していた。人の容姿をあげつらい、ワーストの順位をつけるとは酷い。似たような企画は他局の番組にも見られるが、僕の友人はそれを真似たいじめに遭った。テレビがこうした低次元の企画を止めない限り、今後もテレビを真似たいじめや嫌がらせは減らないだろう。

    【報道・情報に関する意見】

    • 桐生第一高校野球部員のわいせつ事件に伴って甲子園大会の出場の是非が問われているが、この事件の報道に同校の選手の様子の映像などを利用するのは不適切ではないか。事件を起こした生徒は少年法で守られ顔も氏名も明かされないが、選手たちはまるで関係者の様に報道され、顔も名前もさらされている。選手たちに事件について発言を求めるなどもってのほかだ。報道側は配慮するべきだ。

    【委員会に対する意見】

    • 青少年委員会の男児の裸についての提言を読みました。初めてBPOを評価したいという気持ちになりましたし、BPOの存在意義、マスコミの自浄能力があるということを痛感しました。男児ポルノは、日本人が思っている以上に深刻です。特に欧米では、男児が誘拐されポルノの被写体にされた後殺害されるという事件が多数起きており、男児ポルノは非常に悪質な性犯罪であると認識されています。マスコミは、その点をもっともっと認識するべきであると思います。

    【性表現について】

    • BS(再放送)。小学生の子供と一緒に見ていたが、クレイアニメで人形がセックスをするシーンがあり慌ててテレビを消した。子供に「何故消したのか」と聞かれたが、低学年の子供には性についての説明はまだ出来ない。この番組は本来は大人向けで夜中に放送されている。昼間に放送するのはいかがなものか。新たな視聴者を増やしたいからなのか。昼間は多世代がテレビを見ている。放送局の都合ではなく、視聴者のことを考えて放送することを願う。

    【放送局に対する意見】

    • ラジオ局。番組ではセックスについての卑猥な言葉が露骨に出てくるので局に注意を喚起した。2週間後の番組の冒頭で、「この番組は18歳未満の聴取者に不適切な表現が使われますので、18歳未満の方は9時28分まで聴取を控えてください」という放送があった。これでは18歳未満の人にかえって興味をそそらせる事になり、大変不快な気持になった。

    【要望・提案】

    • 北京オリンピックで女子ソフトボール日本代表が金メダルを獲得したが、西山麗選手が先天性の心臓病を乗り越えて仲間たちと共に頑張っていく姿に心を打たれた。これは実話だが、病気を乗り越えてスポーツに打ち込むこと、金メダルを目指して頑張ること、あきらめないことの素晴らしさを子ども達に伝えるため、ドラマやアニメにしてもいいのではないか?

    【視聴者意見への反論・同意】

    • 「月曜日から金曜日の早朝に放映されているアニメ番組が子供に悪影響」という意見が掲載されていたが、全く見当違いの意見としか言いようがない。ペット禁止マンションで動物を飼うのはマナー違反だとしても、この番組のテーマは「子猫(動物)を通した家族の暖かいふれ合い」のはずだ。それに「作者の倫理観を疑う」云々は作者に対する誹謗中傷以外の何者でもない。子供に番組の善悪の判断をさせず、ただ自分の好き嫌いだけで乱暴な判断をすることこそ「子供に悪影響」だと思う。